「通りゃんせ 通りゃんせ ここはどこの 細通じゃ~
天神さまの 細道じゃ ちょっと通して 下しゃんせ
御用のないもの 通しゃせぬ この子の七つの お祝いに
お札を納めに まいります 行きはよいよい 帰りはこわい
こわいながらも 通りゃんせ 通りゃんせ 」
子どもの頃にこの歌で遊んだ方も多いのではないでしょうか。
そう写真はこの歌の発祥の地と言われている三芳野神社の参道なんです。
まぁ、他にも発祥の地と言われている所はあるようですが。。。
場所は埼玉県川越市。江戸時代「小江戸」と言われて栄えた城下町です。
我が家からはボルティで30分程の距離なので、冬の時期にはプチツーがてら散策を楽しんでいます。
この神社は川越城内にあったため、庶民の参詣は年一度の大祭の時か、七五三の祝いの時だったようです。ここに行くのには南大手門から入って、さらに門を3つくぐる必要があり、めずらしさのあまりキョロキョロしようものなら警備の人に「何をしている」「はやく歩け」と叱声が飛んできたようです。そんな庶民の落ち着かない気分が「行きはよいよい帰りはこわい」と歌われていると伝えられています。
境内はこんな感じで、参道の途中には子どもが遊ぶ遊具もあります。
私は5年ほどこの近くに住んでいたので、子育て中は子供とよく遊びに訪れました。
現在は改修中ですが隣には川越城本丸御殿、その近くには川越博物館、初雁球場などがあります。
川越というと「蔵造り通り」が有名ですが、ちょっと足を延ばせばこんな所もあります。
場所は下記の写真の○印の所です。クリックすると拡大されますよ。
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次回は「蔵造り」を紹介したいと思います。
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ヒトの住んでいる周りには、意外と神社仏閣が多いですよね。
かく言う僕の家の周りにも小さなトコが多くあります。
最近は行きませんが、ちび子を連れてよくいった神社があります。
そこは菅原道真の分家の祠もあり、行くと必ずお参りしますが、最近は行っていません。
年末だし、ご無沙汰してばちが当たる前に行かなきゃなぁ。
とおりゃんせ…の唄は、お化けとか言い伝えの唄だと思っていましたが、違うんですねぇ。←横溝正史の読みすぎ?!
窮状を訴えた唄だとは。
勉強になりました。
でも自分には馴染みが無い場所が多いですので
「小江戸」行ってみたいです。
行きはよいよい帰りは恐い....
そんな意味があったとは?
写真&マメ知識、さん太さんの情報は為になり楽しみです。
けんたさんの言われているとおり川越も神社仏閣が多いですね。
特に本庁管内と言われている昔からの城下町の所は密集しています。この辺りは次回紹介する蔵造り通りがあるところですが江戸時代の建物がまだ現役で見られますよ。
川越は歴史のある城下町なので散策はとても面白いです。
近場に5年も住んでいながらまだまだ知らない事が沢山あります。それに、食べる楽しみも(笑)。
「行きはよいよい帰りは恐い」の「帰りは怖い」は警備の武士の機嫌を損ねて斬られはしないかという恐怖があったということを何かで見た記憶があります。相手は刀を持った武士なのでさぞ怖かったでしょうね。
信号機でもたまに聞きますがなにか悲しい曲ですよね。
話し変わって次回のプチツーの旅もたのしみにしています。
関所を通る時の歌というのもあるみたいですね。
「御用のないもの」というところが江戸時代の古い形の歌では「手形の無い者通しゃせぬ」となっているようです。このことから行きは七つのお祝いの理由でお上のご慈悲で通る事が出来ても帰りは何の理由も無いので関所越えが恐いと解釈されているようです。
川越の他にも小田原市の菅原神社にも発祥の碑があるようです。