ボイストレーニングの世界にはノーベル賞などの該当はない。
しかし人類の発展に大貢献する発見は現に存在する。
昨日生徒の一人からメールが来た。
『大きな声を出そうとしていないのに、声が自然に大きく、遠くまで通っています。ありがとうございます。先生流石です』
彼女は40才、歯医者さんの夫人で、スタッフを20人以上かかえる、予約の取れない繁盛の歯科医の副社長だ。
昔、歌手を目指していて、ライジングプロの社長から預かっていた。その後、15
年ぐらいブランクがあった。
さて、超忙しい彼女は3ケ月に一回ぐらいしか参加出来ない。
当然、声の調子は落ちる。
3ケ月のブランクを1回のトレーニングでどこまで回復させるかが私の責務だ。
同じく、Vigilannte のボーカルも似たようなものだ。正業があり、名古屋から通うのだ。
彼も2ケ月から3ケ月に一回ぐらいしか参加しない。
トレーナーとしては絶望的状況だ。
最低一ヶ月に2回は必要だ。
三ヶ月で一回で元の調子のよい状態に声を戻す。
いや上回るるというのが今の私の実力だ。
ある意味で、優秀な他の先生でもかなり近くまで行える。
これがノーベル賞に値するわけだ。
但し、パクリが鵜の目鷹の目で狙っている。
だから私は無名に等しい。
恐らく墓場まで持っていくだろう。