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原発事故、想定外なら誰も誘致しない。

2011年04月10日 17時34分24秒 | Weblog

 被害額が何兆円、いや何十兆円にもなろうかと言う原発事故。

 当初、絶対安全と確約して住民の賛同を得たのではないか。

 その絶対の中に例外・想定外の事故の場合はその限りにあらず。つまり絶対安全ではないが設置前に述べられていたのか。

 想定外と言う逃げ道は国や自治体、会社などには有利な言葉だ。特に今回の地震、津波は大きすぎた。だから「想定外の震災でして、われわれとしてはいかんせん、どうしょうもありません」ですべて終わりか。

 原発と言う超危険な設置は何重にも確認する必要がある。契約書の最後に「想定外の震災などは自社としては責任は負えません」と一文が抜け落ちていたのではないか。もしこれがあれば原発は白紙になった可能性がある。契約書に「想定外」がなかったことは今後大きな問題になるかも知れない。つまり契約書に記載不備があったのだ。想定外が明記されていれば地元の住民の大多数は反対を表明したと思われる。

 建設が終わり稼動しての長い間に、設備を修正・改築することも可能であった。いやすべきであった。

 (1)地下にある冷却装置を上階に変更する。
 (2)冷却装置のバックアップ電源を二重、三重に増強する。
 (3)アメリカが保有する冷却用水まきヘリコプターを購入する。

 などが考えられた。これらすべてが無視されていた。つまり手抜きのままに今日に至った。

 東電は労働組合が大きく、大変強い。たとえば上記の3点を提案しても完全に拒否される。振り返れば日本の労働組合は組織を潰す方向で推移してきた。私はどちらかと言うと労働組合よりだが、彼らはよき未来に向けてのビジョンも対策も弱い。

 だから労働組合が強いところはすべて衰退した。たとえば日産自動車、NTT、日本航空・・・・町田市、20年ほど前までは住みたいまちのベスト5に入っていた。今は住みたくない街のワースト3に入るようだ。町田市役所の福祉課、健康保険課などにいくと手垢のついたよれよれの番号カードを取り順番を待つ、長年使っているので汚い、しかも消毒など金輪際ない感じだ。どんな人が手にしたかもわからないカードを掴まねばならない。

 さて町田市の一番大きな図書館で以前だが私は閲覧・調べ物に行った。朝一番に入館したのに座る席がない。席を見回すとすべて浪人らしき若者が受験勉強していた。私は係員におかしくないか、われわれ一般人が座る席がないのか話すと、そのご、機関銃のように「できない、やれない、できない・・・・」の言葉が返ってきた。

 先日、65歳の妻が難病で障害者認定3級なので、医師の勧めで65歳前の障害者年金を申請する書類を貰いに町田市役所に行った。応対した職員は何とか拒否しようと懸命に、だめな理由を並べ立てた。要するに申請させたくない姿勢が猛烈に見えた。私は申請書類をもらえなかった。

 上記の2名はどうやら労働組合の幹部級と思われる。労働組合の強い組織は衰退、壊れるが歴史が証明している。町田市は夕張市になる日も近い状態だ。
 
 福島市民は労働組合が日本一強いと思われる東電をそれだけの理由で拒否する判断もあった。今の最悪の事態に陥る前に、もし東電の労働組合が日本の未来を見据える考えが少しでもあれば、ここまでひどい事故にならなかったと推定できる。つまり市民に約束した「絶対安全」に常時、気を配り、手当てができたからだ。

 他に、政府、担当役人、専門家教授の責任・怠慢もある。いずれ検討しょう。