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Rollei 35S (2009年06月12日)

2009年06月12日 18時02分58秒 | カメラ・写真
Rollei 35S が我が家にやってきました。
びっくりするほどコンパクトなカメラです。これ以上は小さくできないと言い切りたいくらいです。

昔 Rollei 35 を 2台 ( 1台はモノクロ、1台はカラー用 ) として使っていました。資金難で売ってしまい、寂しい思いをしていました。
今日、昼間に古い BCL ラジオを売っている店に行ったのですが、なぜか帰りのバッグの中には古い Rollei 35S カメラが(笑)。

レンズは定評の Rollei Sonar 40mm/ F2.8 コンパクトなのに明るいです。
以前は Tessar レンズの Rollei 35 しか使ったことがなく「いつかは Sonnar 」と思っていました。
色の表現が Tessar レンズより 1 色多いと言われています。
レンズに赤い字で " Rollei HFT " と誇らしげです。( レンズのコーティング )

Rollei 35 式カメラで撮るには「儀式」があります。
1 沈銅のレンズを引き出して回転固定する。
2 シャッター速度を決定して合わせる。
3 内蔵の露出計を見ながら絞りを合わせる。
4 目視式(笑)距離計で距離 ( ピント ) を合わせる。
5 ここでやっとファインダーで構図を決める。
6 シャッターを押す。
7 フィルムを巻く。
※ 最初にフィルムを巻き上げるのではなく、写真を撮った後にフィルムを巻くのが特徴です。

撮りたい時にすぐに撮れなくて、事前に予測して準備しておいて、タイミングを捉える、なんか Collins 51S-1 の受信に近い感じです。

色々と特徴がありすぎて紙面では書き切れませんが、写りがよい(ハズ)、コンパクトに尽きます。
Rollei 35 は 1967 年に誕生しましたので、このカメラも古いですね。
[ Rollei 35S は 1974年以降の生産。]
当時の庶民の生活から、かけ離れた値段だったようです。
ドイツらしい機械式精密カメラです。

今でも熱狂的な Rollei 35 ファンが精力的に Rollei 愛好会の活動をされているようです。
コメント (7)
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