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夏の課題その3、回路図

2010年08月14日 03時55分25秒 | 真空管式ラジオの修復

修復中の7球 ST 管ラジオ、配線図が底面にありました。しっかりしていて剥がれ、読めない部分はありません。
よく見ると、この回路図、全ての真空管が逆さまに書いてあります。
( プレートが下、ヒーターが上 )
当時はこのような回路図の書き方が普通だったのでしょうか。


裏を開けた所です、意外にすっきりしています。
見た感じ、パンクしたようなコンデンサーや、焼けた抵抗などもなく、奇麗です。


7本の ST 管を拭いてみました。
惚れ惚れする形、埃にまみれていましたが、拭いてみると奇麗です。
整流管には半波整流の 12F が付いています。
全波整流の回路なので KX-80 のはずですが ..... 修理か何かの時に入れ替えたのでしょう。
マジックアイの 6E5 は、たぶん光らないでしょう。
いずれ正規の部品に変えます。新品の 6E5 は手に入らないかも?
後記;6E5 は新品? NOS 品が見つかり、早速オーダーしました。
KX-80 は見つけるのが大変そう。最後の手段は ... ダイオードで代用としますか。
これら ST 管でラジオが聴けるかと思うと「 ワクワク 」してしまいます。(笑)


16 cm スピーカー、後ろのマグネチック部分に SHARP PM-72 のエンブレムが付いています。
作動するかどうか? TFM-4500 に繋いで FM で JAZZ を聴いてみました。
モソモソ、ボソボソかな?と思ったら、全然違います。
すっきりした低音、奇麗に伸びる高音、素晴らしい!

他の作業として、全体の分解、内部の清掃、アクリルの水洗い、奇麗になりました。
外観はなるべく現状のまま、清掃などで充分でしょう。
塗装を剥がして再塗装まで考えていましたが、内部や裏面に「 検定証明書 」
「 配線図 」「 取り扱い注意書き 」などの紙が貼ってあるので、水洗い、再塗装はしないことにします。

コンデンサー、抵抗類は現代の部品へ交換を予定します。

今日の収穫はスピーカーの音の良さでした。

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6 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (Nurse)
2010-08-14 20:27:13
Vicさん、こんばんは!是非修理完了して、音のアップ楽しみに待っています。
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Re ; Nurseさんへ (Vic)
2010-08-14 20:52:52
Nurseさん、こんばんは。
ご声援、ありがとうございます。

内部を調べれば調べるほど、電気的に大変そうです。
見た目は奇麗な抵抗、コンデンサーですが、やはり経年変化には勝てないようです。
部品も古いですが、一番の問題は、内部配線の絶縁がボロボロです。

何とか使える部分を残そう ... と検討しましたが、危険な匂いがプンプンします。

ほとんどの部品を取り除いて、一から作り替える方が簡単な気がします。
一番の心配は電源トランスです。
使えたとしても、火災でも引き起こしかねないくらい古い感じがします。57年前のラジオですから。

頑張ります。「 夏の課題 」は「 冬 」くらいまでかかりそうです。
冬の暖房の頃には、暖房機として活躍できれればいいのですが。(笑)
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遊んでいますね! (電波竿)
2010-08-15 09:36:50
こんにちは、夏休みの工作は大変そうですね。愛着の湧く機になる事でしょうね、レストア加油(@^^)/~~~

57年前のラジオですか!元気昭和の匂いがするんでしょうか?
燃やさないようにして下さい、真空管と大きなスピーカさぞかしいい音がするんでしょうね。
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Re ; 遊んでいますね! (Vic)
2010-08-15 09:48:22
電波竿さん、こんにちは。
はい、遊んでいます。(笑)
作業が進むに連れて多少の焦りも出て来ましたが、のんびり工作します。

昭和の匂いが凄いです。
この埃っぽい匂い、凄いです。
部品を掃除して行くうちに消えて行くでしょうけど、57 年間の埃は半端ではないですね。

「 燃やさない。」とは、正に言い得て妙、燃える(燃やす)ことは充分考えられます。( 大汗 ''' )

電波竿さんも大陸の生活を満喫されて下さい。
ブログ拝見していますが、パスワードが必要なようでコメントできなくて申し訳ありません。
返信する
真空管ラジオ (HIROKI)
2010-08-15 14:36:13
私も一台ST管のラジオ持っております。でもこれより数年前オークションで売ったST管ラジオの方が感度も音も良かったです。

もっと値段が上がると思ってましたが7,000円くらいで落札。売らなきゃ良かったと後悔してます....(^.^; これはKX-80が不良で中古の球と交換して直りました。
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Re ; 真空管ラジオ (Vic)
2010-08-15 14:49:57
HIROKI さん、こんにちは。
オークションで買われた方は得しましたね。
7,000 円ですか、確かに骨董的な価値としては安い感じがしますね。ST 管式は古いので故障が多いこと、新たに真空管の購入に苦労するからでしょうか?
逆に購入するには、手頃な値段とも言えます。
ST管、今でも新品が安く手に入るのは 6D6 くらいですね。

KX-80 を始め国産の整流管は貴重品、使わないで保存した方がよいと、最近の真空管ラジオ教本に書いてありました。
使わなければ意味が無い気がしますけどね。

KX-80 が見つからない場合は整流管は飾りにして(笑)、ブリッジ整流への改造で使うことも真剣に考えています。
この策も ST 管ラジオとしては寂しいですが。

ST管式ラジオの雰囲気にはまりつつあります。
貴重な情報ありがとうございます。

今、NHK FM でフュージョン特集しています。
懐かしい曲ばかりです。
まだまだ聴きたいですが、これから仕事に出ます。
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