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夏の課題その10、電源部、AF と IF 完成?

2010年09月28日 18時31分52秒 | 真空管式ラジオの修復
ハンダ付けを始めた RS-350, 電源部ができたので両波整流管 KX-80 だけを挿して、電源部をチェック、問題無さそう。
次に 6E5 を除いたヒーター配線を済ませて、全ての真空管を挿してヒーターが灯るかチェック。
いい感じの雰囲気で灯りました。

↓ 電源部と電力増幅部


ここで当時の回路図とは違うのですがチョーク・コイルを入れました。
情報によると、この時代の ST 管ラジオは電源ハムが大きいようです。
電源部の電解コンデンサーの容量を大きくしてリップルを減らしたいのですが、
ST 管式の場合、最初の電解コンデンサーの容量を上げ過ぎると整流管が壊れるとのこと。
では整流後の最初のコンデンサーは 10μF くらいに抑えて、その後にチョークコイルを入れることにしました。
↓ 左がオリジナル、      ↓ 右が変更後の回路図。


さて電力増幅部の UZ-42 から部品を付け始め、検波、低周波増幅部、中間周波増幅部まで来ました。

ここまでは、さほど難しいことはないでしょう。
運良く IFT の断線もないです。

問題はこれから RF 部、高1スーパーだけに難しそうです。

ANT Coil には断線修理の形跡があります。
OSC Coil 端子は記号が読めません、どれがどの端子だか?
ここは私の失敗です。
Coil の配線、部品を外す前にどの端子が何の機能か?を確認していませんでした。

先日、高1スーパー用新品コイル、落札直前に居眠りして競り落とせませんでした。
とても安かったのに ...

言い訳は止めて、頑張ってみます。

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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
期待しています (山田成)
2010-09-28 22:08:18
ST管使用受信機のレストアをされていて感心しています。
私は、ここまで古いものは触る自信がありません。GT管使用受信機で四苦八苦しているぐらいですから。
また、真空管だけでもお値段がすごいのを良く知っていますから。
ハムにチョークコイルが有用なことなども良く知っておられます。どこで知識を入手されましたか。
レストアがうまくすみ、受信できることを期待しています。宝物になるでしょう。
最近私もレストアが必要なハリクラのS-38を入手し、ずいぶん参考になります。
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Re ; 期待しています (Vic)
2010-09-29 04:31:39
山田成さん、おはようございます。
チョークコイル入れる知恵、高校生の頃の記憶です。
最近はネットで色々知識が入りますが、本の知識が力になります。
「 内尾 悟 」氏の専門書はレストアに大変助かっています。

ハリクラのS-38 といえば Raymond Loewy がデザインしたラジオでしょうか?
Raymond Loewy 未来的はデザイン、凄いですね。
天才的なデザイナーが手がけた S-38 でしょうか。
Raymond Loewy, デザインの未来的な機関車をイメージします。

私のレストアは中波だけですが、S-38 のような多バンドになると高周波部分、私のよりもかなり大変だと想像します。

激励、ありがとうございます。
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期待しています (山田成)
2010-09-29 20:22:34
そのとおりRaymond Loewy がデザインしたラジオです。
基本的に5球スーパーで無理して短波の上限まで受信できるようにしたものです。
中波と短波の低い周波数が受信できるようになったらいいと考えているくらいで、そんなに大変でもなさそうです。
単なるシングルスーパーなので、高い周波数の受信は諦めています。
マニュアル等入手可能で、それらがないRS-350の方が大変と思います。
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Re ; 期待しています (Vic)
2010-09-29 20:44:46
山田成さん、こんばんは。
以前、シカゴの「 科学産業博物館? 」( 正確な名称は忘れました ) で Raymond Loewy デザインのコーナーがあり、機関車も置いてありました。超未来的なデザインですね。
ちょっとラジオとは話題が離れますが、本当に天才的デザイナーだと思います。
ラジオは性能諸元も大事ですが、デザイン、大切ですね。

RS-350, 回路図 ( 配線図 ) が全てです。( 大汗 .. )
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