晴れのち曇り、時々パリ

もう、これ以上、黙っていられない! 人が、社会が、日本全体が、壊れかかっている。

『普天間基地』の<移設>問題に交通整理をしてくれる記事/「ボタンの掛け違えはどこから始まったか?」

2010-04-05 23:59:59 | 政治と社会
単に他の<記事>を全文転載するだけのブログ更新は、原則的にしない事にしています。


しかし、行き先怪しくなりかかってしまっている<普天間移設>の問題が、如何に旧政権自民党と官僚達とが、かってに問題をすり替えて来たのか、が良く判る記事を見つけたので、ぜひ<拡散>したくなって、本日の記事にしたいと思いました。

特に、背景にあまり詳しくない方々に取って、非常に明快に論点を解説してくれていますので、必読です。


記事提供元は『ヴィデオニュース・ドット・コム』です。

普段はやらないけれど、あまり長い記事でもない事も有り、以下に<全文>を一挙転載させて頂きます。


(転載開始)
普天間問題のボタンのかけ違いはここから始まった

>今週のマル激トーク・オン・ディマンドは、マル激スペシャルin沖縄。神保、宮台の両キャスターが沖縄を訪れ、現地のキーパーソンたちと「普天間基地移設問題」をはじめとする沖縄に関わる様々な問題を議論した。
  
>大田昌秀氏は知事時代、米軍用地の強制収容の代理署名を拒否して沖縄の意思を明確に示したことで知られる。彼は普天間返還が決まった瞬間から、政府はその代替基地を提供することを念頭に置いていたのではないかと推測してきた。氏の懸念は的中し、その後普天間返還問題は辺野古への代替施設建設問題へと大きくシフトし、大田氏の知事選落選によって沖縄県が新基地計画を受け入れた結果、今日に至っている。
  
>大田氏は、アメリカ側には沖縄に兵力を置いておく必要性がすでに無くなっているが、日本側がそれを強く望んでいるために、一定の軍事力がまだ沖縄に残っているのではないかと主張する。大田氏に知事時代に遡り、普天間移設問題が辺野古新基地建設問題にすり替わっていった経緯を聞いた。

>普天間返還は、日米関係を悪化させるか

>神保: そもそも普天間移設問題がなぜこのように捻れてしまったのか、その発端の部分を、普天間の返還が決まった当時沖縄県知事だった大田さんにうかがってみたいと思います。普天間は最初橋本総理が普天間返還という言い方をされていたのですよね。それがいつの間にか普天間移設になり、気がついたら辺野古沖だなんてことになっていました。そもそも最初はどういう議論だったのですか。
  
>大田: 一般的に、私が米軍用地の代理署名を拒否したのは、95年9月に「沖縄米兵少女暴行事件」が起きたからだ、と考えられていますが、実際は同年2月にジョセフ・ナイ国防次官補(当時)が発表した「東アジア戦略報告」の内容を見て、「これ以上沖縄に基地を作らせるわけにはいかない」という考えが固まりました。これは通称「ナイ・イニシアティヴ」と呼ばれるものですが、東アジアに約10万の在外米軍を維持するという内容で、沖縄に基地を固定化する方針だということは明らかだったのです。
  
>神保: なるほど。
  
大田: 少女暴行事件が起きた直後にSACO(沖縄に関する特別行動委員会)が立ち上げられましたが、それ以前に私は、2001年までに10の基地の返還を、2010年までにさらに14の基地の返還を、そして2015年までに残りの17の基地の返還を求める「基地返還アクションプログラム(行動計画)」を作成し、日米両政府の正式な政策として取り入れるよう申し入れました。
  
>そんな中で、当時の橋本龍太郎首相と米クリントン大統領の会談に際して、政府関係者から「一番返還してほしい基地はどれか」との問い合わせがあり、私は迷わず「普天間基地です」と答えました。普天間基地の周辺には幼稚園から大学まで16の学校があり、病院や社会福祉施設も多い。そのため、是が非でもと訴えたところ、返還が決定したのです。つまり、2001年までに10カ所の返還だったものが、普天間も含めて11カ所になった。しかしながら、そのうちの7カ所は県内に移設するという。
  
>そこで私は、「到底お受けできない」と申し上げました。日本のマスコミはほとんど触れていないことですが、アメリカの軍事専門家や大学教授による論文の圧倒的多数が、「普天間の代わりに基地を作る必要はない。日本政府が返還を求めるならば応じるべきだ」と書いているのです。また、アメリカの大手新聞がどう論じているかも調べ上げましたが、多くが「2015年には朝鮮半島や台湾海峡の問題も落ち着いている。沖縄の基地は必要なくなるだろう」としていました。
  
>神保: しかしながら、実際にはいつしか「返還」が「移設」にすり替わり、辺野古を最有力候補地とする県内移設案が進んでしまったと。
  
>大田: そうこうしていると、辺野古の沖合に鉄柱を立て、その上に滑走路を作るという計画が出てきました。橋本首相からは「撤去可能な空港だから、一時的に認めてほしい」というお話がありましたが、普天間基地の副司令官の発言を調べていくと、「普天間の代わりではなく、普天間の軍事力を20%強化した基地を作る」という。また、日米両政府が合意した辺野古案では、「建設期間が5~7年、費用は5000億円以内に収まる」とされていましたが、米会計検査院が綿密にチェックしたところ、「建設期間は少なくとも10年、配備予定のオスプレイ(ヘリコプターの特性と固定翼機の性能を持ち合わせるV22型輸送機)は事故が多く、安全運航を確保するまで、さらに2年の試用期間が必要」という、全く違う結果が出ています。そもそも、辺野古は環境保全の観点からも、開発をすべきでない地域に分類されており、大浦湾は住民の生活を支える漁場でもあるため、「絶対に飲むことはできない」と答えました。それ以来、すでに10年以上も現地で座り込み運動が続いています。
  
>宮台: 今回の沖縄取材を通じて、辺野古問題は普天間問題とイコールではなく、もともと別の計画として進められていたことが分かりました。そしてもう一つ、重要なのは大田先生も各メディアでおっしゃっているように、例えば「核抜き・本土並み」という沖縄返還の条件は、アメリカが要求してきたことではなく、「そうでなければアメリカは納得しないはずだ」という日本の思い込みが先行してたものです。おそらく普天間問題にも同じことが言えて、アメリカには基地の不要を示す学説や意見の集約があるのだから、日本政府が真摯に交渉すれば、代替基地なしでも返還される可能性があった。しかし日本側の「ただで返還してもらえるわけがない」という思い込みが邪魔をして、問題がこじれているように感じます。
  
>アメリカの国際戦略上、すでに日本に基地を置く必要性はなく、また日本側の「有事の際にアメリカに守ってもらいたい」という要求に応えることは、有事法制上、公共施設の使用を許可することで、基地がなくても十分に可能です。つまり、実際の戦略的有効性とは関係なしに、日本側が「日本に米軍基地がないと、怖くてたまらない」と考えており、まるで分離不安の幼児のように見える。これは米軍問題というよりも、日本問題である気がします。
  
>大田: ヘンリー・キッシンジャー氏なども、「日本がきちんと要請すれば、代替基地など作らなくても、普天間は返還できる」と言います。政府が沖縄の実情を理解して、それに沿う政策を行えばいいだけなのです。オーストラリアの社会学者、ガバン・マコーマック氏が日本とアメリカの関係を示した『属国』という著書を出していますが、まさにこの本の通りです。
  
>宮台: 日本が「アメリカさん、基地を置き続けてください」とお願いし、アメリカは「基地がなくても守れるから大丈夫だよ」と言う。それにも関わらず、日本は「いやいや、基地がなければ怖くてたまりません」と言うから、アメリカは「そこまで言うなら、普天間に置くけど構わないね?」と。そうした経緯を国民に知らせず、政府高官や自民党政権下の閣僚が、「安全保障上、必要不可欠なものだ」という大嘘をつき続けてきたわけです。これは、アメリカの属国になりたがっているようにしか思えない。

<出演者プロフィール>

大田 昌秀(おおた・まさひで)
政治家/琉球大学名誉教授/社会学者。1925年沖縄県島尻郡生まれ。早稲田大学教育学部英文学科卒業、米シラキューズ大学大学院修了。東京大学新聞研究所を経て、琉球大学教授(メディア社会学専攻)に。報道研究や沖縄戦の歴史研究にも取り組んだ後、90年に沖縄県知事就任。98年までの在職中、米軍基地問題に取り組む。著書に『沖縄戦を生きた子どもたち』、共著に『徹底討論 沖縄の未来』など。
  
宮台 真司(みやだい・しんじ)
首都大学東京教授/社会学者。1959年仙台生まれ。東京大学大学院博士課程修了。東京都立大学助教授、首都大学東京准教授を経て現職。専門は社会システム論。博士論文は『権力の予期理論』。著書に『民主主義が一度もなかった国・日本』、『日本の難点』、『14歳からの社会学』、『制服少女たちの選択』など。
  
神保 哲生(じんぼう・てつお)
ビデオジャーナリスト/ビデオニュース・ドットコム代表。1961年東京生まれ。コロンビア大学ジャーナリズム大学院修士課程修了。AP通信記者を経て93年に独立。99年11月、日本初のニュース専門インターネット放送局『ビデオニュース・ドットコム』を設立。著書に『民主党が約束する99の政策で日本はどう変わるか?』、『ビデオジャーナリズム─カメラを持って世界に飛び出そう』、『ツバル-温暖化に沈む国』、『地雷リポート』など。
【ヴィデオニュース・ドットコム 2010年4月5日】
(転載終了)




拙ブログでも、再三指摘して来た<沖縄駐留米軍>の不必要性の傍証が、具体的に明示されていて、大変有用な記事であると思う。


<旧政府自民党と霞ヶ関官僚達>が、いかに<アメリカ離れ>出来ていなかったか。
<自己政権>の権力保持の為に、いかに都合良く安保を<曲解>してきたか。
国の安全と言う<錦の御旗>をかってに掲げて、利権あさりに奔走し続けていたか。
国民や、まして沖縄県民の事など、いかにまったく考慮していなかったか。

この記事のみをもってしても、総てが明白である。



何度も繰り返すが、今の世で<陸戦隊>である『米海兵隊』の存在理由は、東アジアに置いては、線戦略的に言って、あり得無い。


米軍(海兵隊)の駐留が<抑止力>などでである筈など無い。


日米相互防衛軍事同盟である筈の『日米安全保障条約』において、4万人もの米軍が日本に<駐留>する理由も、価値も、無い。

米軍の大半が日本を去っても、日本の安全保障上何の制約も、無い。



ただ、『日本政府』の側から、<退去要請>するだけで良いのだ。

アメリカには、それに反対する根拠は無い。

なぜなら、日米安保上に、米軍の日本駐留は<戦力的>必要性が無いからであり、それはアメリカ自身が分かっている事だからである。


困るのは、<日本>をしゃぶり尽くして、最後まで甘い汁を吸い続けたい、一部<日本ハンドラー>と称される<知日派アメリカ人>達と、タダで提供されて来た<上げ膳に据え膳>を失いたくない<米軍人>だけである。

その<日本ハンドラー>達は、日本を影から支配して来た<ユダや資本>に代表される組織である。


日本は、もういい加減で<ニート状態>を辞めよう。
(ニートの医学的語彙に関しては、以前ご指摘を頂きましたが、ここではあくまで<通説>の意味で使っています)


日本は、アメリカの庇護が無ければ生きてゆけない<赤児>では無い筈だ。
裕福な両親の元で<自活>しようとしない<すねかじり>は辞めよう。


剛腕小沢の言う通り、駐留無き安保で<戦略的>には十分である。


そして、アメリカの<身勝手な>世界戦略という名の<経済侵略>や<軍事侵略>の前線基地となり続ける事に、NOと言おう。


勇気を持とう。

「出て行って下さい」と言う勇気を。


日本国は、巨大な金額に上る『米国国債』をもっている。
いわば、彼らの<運命>の一部を握っているのです。

彼らに<否や>は無い筈だ。


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<表現の自由>を言えるのは、先ず大人の社会で有る事が前提/ワイセツ漫画規制の動きへの反発

2010-04-04 23:07:37 | 日本人の意識と精神構造
日本では、何でも<極端に>マイナスの部分を庇いたがる風潮が有る様だ。

例えば、未成年の犯罪の場合も、その犯罪の<重大さ>や、社会に対する<衝撃度>さらには、被害者への<苦痛>の大きさ、等への配慮よりも、<未成年>である事だけをもって、犯人の<社会復帰>だの<人権>だのが優先されてしまっているケースが頻繁に見られる。


どうも<順序>が逆では無いか、と思う事が多いのだ。


昨今話題の、コミックやアニメでの<過剰な>わいせつ表現に対する<規制>の動きに対しての、漫画家諸氏の反対表明も、同じ線上に感じるのは、私だけなのだろうか。



▶都条例改正案めぐり大論争 SNSで拡大、都議会にも影響(産經見出し)

>18歳未満にみえるキャラクターを「非実在青少年」と定義し、その性描写がある漫画などの販売や貸し出しを規制する東京都の青少年健全育成条例改正案が、ネット上で論争を巻き起こしている。漫画家や有識者らがブログなどで「表現の萎縮(いしゅく)を招く」と反対意見を表明し、都議会を揺るがす事態に発展。都は「青少年の感性がゆがむような表現が規制対象」と説明している。



先ずもって理解不能な事は、明らかに10代前半と思われる少女を主人公に、極端に卑猥な表現を赤裸々に描き出す必要が、社会の何処に有るのか、と言う事だ。

しかも殆どが(ほんの少しだけ参照してみた限りなのでサンプリングは十分とは言えないが)、いたいけな少女に対する、凄惨なレイプであったり、意味不明な<性的調教>で有ったりする様だ。

この類いの<表現>が、社会に対して存在する意味が、理解出来ない。


「法的規制による表現の萎縮を心配する」

萎縮しないままだと、一体何処まで描いたら気が済むのか。
それらが、社会に必要な要素とでも思っているのか。


>物語の状況設定などから18歳未満と受け止められるキャラクター(非実在青少年)の性描写がある漫画やアニメ、ゲームなどは、現行条例でも「著しく(青少年の)性的感情を刺激」するものなどを「不健全図書」に指定する規制がなされている。


至極真っ当な事だ。



>今回の改正案では、非実在青少年が「みだりに性的対象として描写」され、「(青少年の)性に関する健全な判断能力の形成を阻害」するおそれがあるものについて、青少年への販売・貸し出しを自主規制としている。特に、強姦(ごうかん)など反社会的な行為を肯定的に描写するものは、不健全図書に指定する。


これの何処が、批判されねばならないのだろう。


>これに対し、ネットで反論の火の手が上がった。藤本由香里・明治大准教授は7日、SNS「ミクシィ」の日記で、「18歳未満」や「不健全」は「いくらでも恣意(しい)的に解釈できる」などと批判。これがネット上で転載されて広まり、9日にIT系ニュースサイトで報道されると、ミクシィでは1万件以上の日記が書かれるなど大きな反響を呼んだ。

>その後も、有名漫画家、有識者のブログで反対表明が相次ぎ、15日には都庁で記者会見を開いたうえ、都議会最大会派の民主党などに意見書を提出した。



彼らの「いくらでも恣意的に解釈出来る」という論法は、十分理解出来る。
世の中の、庶民の活動を規制する法律は、その運用次第で庶民を弾圧する武器となる事は、歴史が証明している所である。

しかし、それを言うなら、<盗聴法>も、<通信傍受法>も、<破壊活動防止法>も、あるいは<記者クラブ主催の記者会見>でさえも、同じ事だ。

それらに、声を大にして<反対>が続いているか?



>児童ポルノをめぐっては、教育関係者などからなる都の諮問機関「青少年問題協議会」が1月、「おぞましい子どもに対する性的虐待をリアルに描いた漫画等の流通を容認することにより、児童を性の対象とする風潮が助長されることは否定できない」と答申。



戦後日本の社会の<甘さ>が生み出して来た、一部の<成長し損なっている>若者達に取って、それらが如何に大きな影響を与えているか、反対している漫画家諸氏は、お解りなのだろうか。


ネットの<闇サイト>とやらで同志を募り、誰でも良いから集団で<レイプ>し、挙げ句の果てに殺してしまう。

思春期の少女を誘拐し、18年間も<監禁>して、己の欲望の<奴隷>にする。

英語教師を殺害し、放置する。

帰宅途中の女子学生を拉致し、乱暴した後、切り刻んで<捨てる>。

そのような風潮に対して、遊ぶ金欲しさに男達の求めに応じる娘達も出て来る。


これらは、総てこのような<恐るべき>漫画等の影響が全く無いと、誰が証明出来るか。

そのような物が無ければ、事態はもう少しは穏やかであった、と考える方が自然では無いのか。


>都青少年・治安対策本部青少年課は改正案について「非実在青少年の性を描くのは駄目、それを成人が見るのは駄目とは言っていない」と話している。
【産經新聞】



この類いの<奇書>は昔から有った。

しかしそれらは、あくまで特殊な人間の間でのみ<消費>されて来たのだった。
それらが、人目につく所でおおっぴらに売られる事も無く、ましてや一般の青少年が購入したりする物ではなかった。

そこには、目に見えないが歴然とした<垣根>が存在していた。


いわゆる<ポルノ>と称される物が日本の社会で<解禁>されたのは、ごくごく最近の事である。
ところが、<解禁>されるや、あっという間に<一般人>の間に広まってしまったのだ。

特殊な人種の特殊な趣味ではなくなり、コンビニで子供達が自由に買って自由に読める様になってしまった。

その間に、マスコミは性風俗を頻繁に取り挙げ、おもしろおかしく煽り立て、日本人の美徳であった<慎ましやか>さを奪いさり、日本人の社会的理性を洗脳してしまった。

今や、いくら不況だとはいえ、プロの水商売(あえて風俗等とごまかした言い方はしない)が、女子大生のあこがれの職業の一つになって居るらしい。



日本が、<陰毛>が一本でも映っているだけで摘発されていた頃から、ヨーロッパでは、一切のボカシも何も無い<ポルノ>が、新聞スタンドで普通に売られていた。

しかし、それらを買う購買層は、やはり<特殊>な階層であり、普通の人達は興味も示さなかった。

その間に、日本は<なし崩し>に規制が緩和されてゆき、上記のごとくに相成った訳だが、ヨーロッパでは、今でもまだそれらは<特殊な>階層の物として、何ら変わっていない。


日本だけが、極端に走ってしまっている。


女子高校生が、売春婦まがいの短いスカートで化粧して通学し、男の子達は、その気になればそれらの書物が簡単に手に入る。

そして、家庭での教育が昔の日本のように行き渡らなくなってしまっている以上、問題が起こらない訳が無い。

ヨーロッパには、未だに<垣根>が存在し続けている。

化粧して通学する女子高校生など、低階層の一部の娘達だけである。


それに対し日本では、玄人と素人との垣根すらが無くなってしまった。
女子高校生が、売春していると言う意識すら無いまま、平気で体を売る。

そういった可能性がある社会に有益でない物、に<規制>をかける事は、至極当たり前の事ではないのだろうか。

その<規制>に反対する勢力は、日本の社会の<未成熟さ>を見落としているのでは無いだろうか。



▶橋下発言に抗議メール400件 わいせつ漫画規制(産経見出し)

>18歳未満の登場人物のわいせつ描写がある漫画やアニメの販売などを規制する東京都の青少年健全育成条例改正案を受け、大阪府の橋下徹知事も府内の実態把握に乗り出すことを表明したのに対し、「表現の自由を侵害する」などとする抗議メールが400件近く府に寄せられていることが3日、分かった。府は4月中にも実態調査を始めるが、事前の反響ぶりに「規制すると決まったわけではない」と説明している。


<このような表現>の自由という物に、それを侵害されて社会に悪影響を及ぼすような<何か>が、果たして有るのだろうか。
<そのような表現>の自由を、守らなければならない大義名分を、残念ながら見いだす事が出来ない。


>東京都の青少年健全育成条例改正案について、橋下知事は「表現の自由は絶対ではない。失われる利益が大きいなら規制もある。子供を守るのが大人の責務で、表現の自由だけで議論を封鎖するのはおかしな話だ」と指摘。


それが当然の反応であろう。


>こうした動きに対し、3月末までに届いた抗議メールは約390通に達した。ほとんどが府の規制強化を危惧(きぐ)する内容で、東京都など府外からも寄せられた。



何に対しての<危惧>なのか。

失われるものより、守られる物のほうが、その内容も量も圧倒的に多いのに。


>「規制は将来漫画家になりたい少年の夢を奪う」


このような<規制>によって、「漫画家になりたい少年の夢を奪う」と言う事は、そのような愚劣な作品(作品と呼んでもで良いのかどうかすら定かでは無い)を書きたいと、既に考えていると言う訳だ。

そのような少年達が居るのなら、漫画家になる勉強を始める前に<精神鑑定>を義務づける必要すら有りそうだ。


>「アニメなどで不健全な描写が青少年の健全な育成に悪影響を与えたり犯罪を誘因したりするとの考えがあるが、違うのでは」


違わない。
少なくとも、そのような漫画がこの世に無ければ、あるいは、青少年の手に触れなければ、犯罪の誘因は、かなり減ると思われる。

世の中に、フィクションと現実との区別が付かない<未熟>な人間が多すぎるのを、皆忘れて議論している。


>「漫画など被害者がいない創作物を規制するより児童買春を規制すべき」などの反論もあるという。
【産經新聞】


理論のすり替えである。

この手の漫画が、かなり誘発するはずの可能性を否定出来ない、<児童買春>の対象になる子供達こそが、その手の漫画の<被疑者>である。


以上の如き規制への反論は、日本の社会がもっと大人の社会となって、万民が<空想と現実>との違いをはっきりと識別する能力が得られる様な社会になってから、始めて通用する理論だと思われる。



▶漫画児童ポルノ 子供に見せないのは当然(産経見出し)

>東京都が定例議会に提出した「青少年健全育成条例」の改正案が継続審議となり、6月議会に先送りされた。

>漫画で子供の性行為などを描いた児童ポルノを規制対象と明記する案に対して、漫画家や出版業界などから「創作活動が萎縮(いしゅく)する」などの反対が起きたためだ。

>しかし、対象となるのは教室での少女強姦(ごうかん)や恋愛と称して近親相姦を描くなど、社会規範に著しく反した内容の漫画やゲームソフトだ。18歳未満の小中高校生らに見せないようにするのは当然ではないのか。改正案は妥当である。


少女強姦や近親相姦を、昔のように<一部の愛好家>が隠れて<淫微>に鑑賞するだけであった時代とは、もはや時代と社会の環境が違う事を、前提に話を進める必要が有る。

はっきり言って、こんな社会現象は異常だ。


>改正案への批判には誤解や曲解も目立つ。漫画を新たに規制対象とするかのようなとらえ方があるが、現行条例でも漫画は規制対象だ。

>しかも、最近の指定有害図書の多くは漫画だという。


この由々しき日本の現状に、規制反対派の漫画家諸氏はどう反論するのか。


>「表現の自由」を持ち出した批判は論点をすり替えていないか。改正案は「子供に見せない」という常識的な内容だ。反社会的な行為の助長は許されない。

>大阪府の橋下徹知事も、実態を把握した上で規制を検討する意向を示し、「表現の自由は絶対的ではない。子供たちを守るのが大人の責務」と述べた。東京都とともに工夫して取り組んでほしい。

>インターネットなどを通じた児童ポルノの氾濫(はんらん)に対し、児童ポルノの単純所持を規制する国の法改正も滞っている。子供を性的対象とする目に余る実態を認識し、論議を深めてもらいたい。
【産經新聞/コラム主張】


退廃的な物。
反社会的な物(何が反社会かと言うようなレトリックはここでは不要)。
非生産的な物。
極端に退廃的な物。
不健全に猥褻な物。
子供達に著しい性的紊乱を与える如き物。
子供達に間違った性知識を植え付ける様な物。

そのような物は、文明が生んだ奇形児である。
(差別用語かどうかなど、この際どうでもよろしい)


そのような<奇形児>は、社会の暗闇で<ひっそり>と生きて行けば良いのだ。


そのような<表現>を否定はしない。

しかし、<お天道様>の当たる所に出て来る資格は無い。
そのような物が社会に氾濫すれば、規制されて当然、と心得るべし。


そして、国であれ、地方であれ、役人はすべからく<自信を持って>規制に取り組むべし。

よけいな所では市民社会の秩序を邪魔するくせに、肝心な所で腰が引けるのは、完全に<保身>にはしる<役人根性>丸出しである。



それにしても、反対運動の先頭に立っている漫画家の先生方が、<ちばてつや氏>その他、私の尊敬する大家の方々である事が、複雑な心境にさせられるなあ。

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<与謝野新党>? 笑止千万! / 身勝手な利己チュー鼠が沈む泥船からさっさと逃げ出しただけの話。

2010-04-03 20:01:01 | 政治と社会
「自民党分裂等となどと言う物ではありません。ひとりの与謝野馨が離党したと思って下さい」



▶与謝野氏が離党届提出 谷垣氏「残念だ」(産経見出し)

>谷垣氏は「残念だ」と述べたが、慰留しなかった。
【産經新聞】



▶「主流になれず決心」=与謝野氏の自民離党で-中井防災担当相(時事見出し)

>中井洽防災担当相は3日、自民党の与謝野馨元財務相が離党届を提出したことについて、
「党内では主流になり得なかったというところで決心されたのかな」
【時事通信】


▶亀井氏「永田町ごっこだ」=与謝野氏らを批判(時事見出し)

>国民新党の亀井静香代表(金融・郵政改革担当相)
「政策的に違うから(手を)結ぶことはない」と連携を否定した。
「日本をどうするかでなく、自民党が負けそうだからということで新党をつくったのでは『永田町ごっこ』になる」と与謝野氏らの動きを批判した。
【時事通信】



一体、この男何者なのだろう。

自民党では、<政策通>で通っているらしい。


衆議院議員通算10期
◇商工族
◇「盗聴法成立」の黒幕
◇「郵政民営化」に尽力
◇「通信傍受法」成立に協力
◇阿倍内閣の官房長官就任を<官僚寄りの姿勢>を警戒して、小泉が待ったをかけた
◆第117代文部大臣
◆第63代通商産業大臣
◆第11代財務大臣
◆<金融、経済財政政策、規制改革>担当特命大臣
◆自由民主党<政務調査会>会長
◆第74代内閣官房長官



一言で言えば、戦後65年の自民党悪政の<中核>を担って来た人物であります。

しかも。

★財政再建論者
=経済成長(法人税の減税による国際間競争力の強化)だけでなく消費税増税>による財政再建に言及しており、自民党内屈指の増税論者。
=霞が関埋蔵金の活用論に対しても批判的な立場をとる。


つまり、<官にたっぷり、民からたっぷり>ですね。

庶民感覚から完全に遊離した、聞きかじりの中途半端な理論だけで立ち回る、東大卒の<おりこうさん>に過ぎない。

散々の悪政に携わって来たこの人物が<政策通>というからには、自民党には本当に<人材>が居なかったらしい。

しょせんは、<官僚に丸投げ>の結果の、<官僚の意のまま>の政治であった事が、明白である。
分かっていた事ではあるが。。。



「自民党に投票したくない人が居るのなら、自民党に変わって<反民主>の票の受け皿に。。。」

しかしこの人、<ザ・自民党>みたいな人物では有りませんか!



笑ってしまいます。



▶与謝野新党「自民党さんも大変だな」3日の鳩山首相(朝日見出し)

「自民党さんも大変だなという思いはありますが、これはそれぞれの政治家が政党活動をするというのは、それは一人一人の信念の話でありますから、このわたくしの今の立場からコメントをすることはありません。わたくしとしては、やはりこの国を、そしてこの国の国民の命を守るという立場から、政府として専念をしていきたい」


合掌。

コメント (4)
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前原誠司さま、お願いですから<みんなの党>にでも行って下さい!

2010-04-02 23:59:43 | 政治と社会
拝啓、国土交通大臣前原誠司様。


もう、うんざりです!

貴方は、全く<党人>としての資質を備えていない事が、はっきりしました。

貴方には、ほとほと<愛想>が尽きました。

どうか、お願いですから<自民党>へでも、<みんなの党>へでも、お好きな所へお行き下さい。


はっきり申しまして、貴方は<邪魔>です。


▶衆院議員擁立「大いに疑問」=参院京都の候補者選定で-前原国交相(時事見出し)

>前原誠司国土交通相は2日の閣議後記者会見で、民主党の小沢一郎幹事長が夏の参院選京都選挙区の2人目の候補者として、同党の河上満栄衆院議員(比例近畿ブロック)の擁立を決めたことについて「衆院議員を辞めさせて出すことに大変驚いた。国民の理解が得られるのか大いに疑問を持っている」と述べ、不快感を示した。
 
>前原氏は衆院京都2区選出。参院京都選挙区をめぐっては、府連が現職の福山哲郎外務副大臣に加え、同党衆院議員の女性秘書の擁立を決めたが、小沢氏が難色を示し、党本部主導で差し替えた。
【時事通信】



前原様。
貴方は、自分お一人で「日本の将来を背負っていける」とでも勘違いなさっておいでなのでしょうか?

党人として、党の方針に《不快感を示す》など、政府の要職にある立場として、あまりにも自覚をお持ちでない様です。


どうか、行きたい所へ、お出まし下さい。


▶前原氏、参院選2人擁立に難色 「支持率低下で厳しい」(朝日見出し)

>前原誠司国土交通相は22日、各種世論調査で内閣支持率が下落していることを受け、夏の参院選選挙区で2人区に2人、3人区以上では2人以上の候補者を立てる民主党の方針について「支持率が高い時が前提の2人擁立だ。これだけ支持率が下がって、前提が崩れている。党も基本的に考え方を見直したほうがいいのではないか」と否定的な見方を示した。京都府舞鶴市であった海上保安学校の卒業式の後、記者団に語った。

>前原国交相は「政治とカネの問題で国民からけじめがついていないと見られていて、70%台あった支持率がこれだけ下がっている中で、2人区で2人、3人区で2人というのはなかなか厳しい状況になっていると思う」と述べた。
【朝日新聞】



バカさ加減丸出しとしか、見えません。

『特捜部』の世論誘導捜査に反論するどころか、自党の幹事長を庇おうともしないで。

生方某と、同じレベルです。

ですから、幹事長からこんな事を言われてしまうのですね。



▶「前原君のときは支持率ひとケタ」 小沢氏が当てつけ(朝日見出し)


幹事長の<微笑ましい>お灸に、貴方はきっと何もお感じになっていらっしゃらないのでしょうね。


>「私が代表を前原君から引き継いだときは、10%を切る(政党)支持率。いま下がった、下がったと言うが、まだまだ、自民党より大きく支持を得ている」。小沢一郎・民主党幹事長は2日、夏の参院選に向けた「複数区で複数擁立」の方針に異議を唱えている前原誠司国土交通相をこう批判した。

>小沢氏は06年、偽メール事件で党代表を辞任した前原氏の跡を継いで代表に就任。いったん地に落ちた民主党の支持率を回復させ、昨年衆院選での政権交代に結びつけた。



今まで我慢していらっしゃった幹事長が、やっと<大っぴら>に反論されたと言う事は、多少は期待(?)して来た貴方への可能性に見切りをつけられた、と言う事だと御見受けいたします。



小沢氏は「政府に入った者はその職務を全力で頑張る。それが、国民に対して責任を負うことになる」とクギを刺した。
【朝日新聞】


どうします?



▶参院選情勢で小沢氏「競わなくちゃ」(産経見出し)

>民主党の小沢一郎幹事長は2日午後、党本部で記者会見し、夏の参院選での情勢について、「みんなの党から違う人が出馬すると、浮動票が流れるので大変厳しくなる」との認識を示した。

>その上で小沢氏は「だからこそ競わなくちゃいけない。1人でやるより2人でやったほうが倍、(有権者に)声をかけられる」と述べ、改選2以上の複数区で複数候補を競わせる選挙戦術の重要性を強調した。


前原様。
分かりますか、この意味が?

2人区で、ハナッから野党と1人づつ<棲み分ける>ことを前提にしている様では、55年体制の発想の継承でしか有りません。

明治維新にも例えられる<平成の大改革>をやり遂げるには、自民党の、あるいは他の野党勢力の<息の根を>、完全に止めておかなければならないのですよ。


前原様。
昨年8月30日に、国民がなぜ『民主党』に投票したのか、お解りになっていますか?

ペーパー・テストの結果のみの<おりこうさん>には、『国家百年の計』など、<前例>に無さすぎて理解の範疇に無いのでしょうね。


貴方がたの様な、いわゆる<反党分子>のような輩が、政府の要職に有ると言う事自体を、崇高な使命の達成に邁進しなければならない組織にとって<獅子身中の虫>と言うのです。


目障りであった頃なら、まだ許せました。

でも、もうそろそろ<限界>です。



>(質)--先の連合福井との意見交換の中で、連合の会長から民主党内の結束の乱れを指摘された。幹事長は「政権与党としての構成員たる議員の認識が甘い。国民に迷惑をかけている」と述べた。この発言についてうかがう。今日、前原誠司国土交通相が定数複数の選挙区に複数の候補を擁立する方針について、国民の理解が得られないと述べている。こうした党の戦略に対する批判を指して、自覚が足りないと言ったのか。また、政権与党としての認識が足りないという状況が参院選全体にどのような影響を与えると考えるか

>(答)「あのー、前原君が言ったか誰が言ったか分かりませんけども、党としての、この方針に、今まで立てたことのない複数区は、もうしんどい、ということはあっても、おかしいとか、異論を出すというところはないと思います。

>「私は今回の党の方針、すなわち、2人区に1人しか立てないということになりますと、過半数の獲得目標ちゅうのは1人区の人にすべてかぶせる話になる。」

>「1人区は自民党と本当に血みどろの戦いをして勝ち抜いてこなくちゃならない。」

>「2人区は2人立てて初めて1人区と同じというふうな言い方もできるわけで、そういう意味で私はお互いの、同志が、同じように、いろんな難しい選挙戦を全力で、お互いに助け合って、戦うということは当然のことだと思いますし、基本的にほとんどの人が理解しておられると思います」

>「その理解をしておられないのはほんの1、2だろうと思っておりまして、私はみんなが、過半数獲得という大目標、大義に向かって、全力で頑張ってくれるものと確信しております。それから、えー、与党の、政権与党という認識がまだ徹底していないということについては、俗に諸君も言うように、与党の認識が足りない与党と、野党になっちゃったという認識の足りない野党との、現状ということをよく、おもしろおかしくいいますけれども、うーん、政権与党という、うー、立場というのは、あー、実際の国民の生活を守っていく、そのための政策を行政を通じてやっていくという結果を出していかなければならないという責任を持つわけです」

>「そうしますと、本当に政府に入った者、それはその職務を一生懸命、全力で頑張る、党に残った者は、残った者として、その職責を一生懸命まっとうするように努力する、そういうことが国民に対して責任を負うということになるわけで、その意味で、今、連合福井の例を出したけれども、もうちょっと政権与党としての認識を持って、全員が国民に連帯して、責任を負うという意識になってやってもらいたい、その点を若干懸念してお話なさったんだろうと思います」

>「まあ、事実、ほとんど、政府を経験していない人ですから。政権与党になったのは初めてちゅうのがもう九分九厘なわけですから、その意味で最初から意識の転換ちゅうのは、難しいかもしれませんけれども、国民の期待が大きいだけに早く、基本的な資質を身につけるように自ら研鑽を積んでもらいたいと。政府にいる者も、党に残った者もそうしてもらいたいと私は希望しております」
【産經新聞】



前原様。
幹事長のこの論理、理解出来ませんよね?



前原誠司さん。
はっきり言って、貴方は邪魔です。

一刻も早く、とっとと、好きな所へ出て行って下さい。


それが、日本の為に<貴方がなし得る>唯一の行動です。
恐々謹厳。


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参議院本会議で<代理投票>! / 日本の国会ではこんな事がまかり通っていたのか!?

2010-04-01 20:25:25 | 政治と社会
信じられません。。。

エイプリル・フールかと思った程だった。



国会に置ける本会議の投票を、議場に居ない議員の為に<他の議員>が代理で投票するなんて!


▶自民・若林氏に懲罰動議=青木氏の代理投票-民主(時事見出し)

>民主党は1日、2010年度のNHK予算が承認された3月31日の参院本会議の採決で、議場にいなかった自民党の青木幹雄前参院議員会長の代わりに投票ボタンを押したとして、同党の若林正俊元農水相に対する懲罰動議を参院事務局に提出した。事務局によると「代理投票」を理由とする懲罰動議は前例がない。

>動議は「国会の議決を不正行為によってゆがめた恐ろしい事案で、断じて許せない」としている。 
【時事通信】



大学生の<代返>じゃ有るまいし!


「事務局によると、<代理投票>を理由とする懲罰動議は前例がない」


と、言う事は?

こんな事が、今回始て起こったと言う意味なのか?

到底信じ難い。

今までこういった事が普通に行われ、何事も無く<見過ごされて>来ていた、と言う意味で有ろうと信じざるを得ない。



もし<始めて>の事であったとすれば、国会議員が他の不在議員(議場に居ないと言う事は、<欠席>なのか<中座>なのか)の投票を<勝手に>代理で行う等と言う事が、いかに『憲政』の常道を曲げた行為である事か。


もし、始てでないとしたら、もはや「何をか言わんや」である。


他人名義の小切手を<勝手に>振り出す事と、同じでは無いか。

国会レベルの<詐欺行為>だ。

一応それなりの数の有権者に選出されて来た『参議院議員』として、憲法違反と言っても良い程の不正行為である。

半ば<習慣化>していたとしたら、その政党全体が<法的に>糾弾されてしかるべきであると言えよう。


一体全体、<自民党政権>時代の『国会』とは、何だったのだろう。


いずれにせよ、不在議員も代理(違法)投票した議員も、共に厳罰で臨まれてしかるべきであると断じたい。


憲法を良く読むが良い。

『主権在民』を謳っているはずだ。

その実際の手段としての、選挙による<政治制度>があるのだ。
その代議制度を、完全に否定する行為である。

代理投票された方は<懲罰>で住むかも知れないが、代理投票を<した方>は議員資格を剥奪すべきであると考える。


国会の本会議での投票と言う物は、各選挙で選ばれた<議員>だけの権利であり義務であるはずだ。

欠席なり中座なりしていれば、その議員は、その時点では投票権を<放棄>している事になる。


青木某なる議員を送り出した選挙区民は、双方に対して<訴訟>を起こすべし。


もし、<同じ党>のセンセイなのだから「構わない」等と言うのであれば、その選挙民達は<腐っている>。

もう一度言う。
<大学生>の代返ではないのだ。


選挙民、すなわち国民を<軽く見て入る>と言う事の、赤裸々な<証>である。

即<辞任>しなさい。
そのような人間達に、国民を代表する資格など、無い。


もしこれが、<投票ボタン>を押す投票では無く、登壇して投票する形式であったら、若林某は、投票札を<2枚>もって、議長の前に投票しに行ったのでしょうか。
それとも2周りした?


国会を、何だと思っていらっしゃるのでしょうか。

コメント (2)
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