晴れのち曇り、時々パリ

もう、これ以上、黙っていられない! 人が、社会が、日本全体が、壊れかかっている。

「アメリカン航空」破綻に思う、日本人の短視眼的問題対処の姿勢は原発問題でも変わらない。

2011-11-29 23:29:52 | 日本人の意識と精神構造
アメリカン航空が破綻した。


民間航空会社は、世界的に共通な「財務状態」の悪化に、四苦八苦している。

何しろ「赤字体質」から抜け出せないのだ。

ジャット燃料の高騰は、いくら『燃油サーチャージ』で顧客に転嫁しても、カバー仕切れない。

世界的航空需要で、パイロットは引く手あまた。

人件費の圧縮は、これ以上出来ない所まで来ている。


切り詰められる所は、徹底して切り詰めてしまっているのが現状である。

昨今の機内食のお粗末な事と来たら、情けない程。

未だに乗客は「機内食」にそれなりの期待感を抱いているが、どの航空会社も、年に二度は「改悪」して、質を落としている気がする。

JALの欧州線における「ビジネス・クラス」の機内食が、実費千円であったのは、もう10年くらいも前の事。

エコノミー・クラスに至っては、弁当を持ち込む方がずっとマシ、と言っても過言では無い程の物に過ぎない。


ところが、航空運賃の販売価格はと来たら、値引き値引きの連続で、収益が上がる訳も無く、運行コストの圧縮などで吸収出来る物では無い。


某旅行会社のこの冬のヨーロッパへのツアーの、総経費の中でエアー代(飛行機代)は、往復なんと2万円。

ビジネスクラスで5万円。

驚くしか無い。

買い叩く方も買い叩く方だが、売る方も売る方である。

この会社が使うエアー・ラインは、欧州のメジャーの一つと見なされて入るが、今ひとつ席を埋められないでいる。

だから、過当競争で席が埋まらない以上、ガラガラで飛ばす事を考えたら、僅かでも日銭が入ってくれる方が良い、と言う考えなのだ。

大手旅行会社のツアーで、シーズンに「数万席」をまとめ買いしてくれる以上、薄利多売で席を埋めよう、と言う発想にならざるを得ない。



あらゆる分野において、価格競争が必要以上に激化し、お互いに実を削って矛盾だらけになっている。

常識以上に安価に提供する事は、商品が「モノ」であれ「サービス」であれ、どこかで必ず「泣かされている人々」が存在するのだ。



ただ、本稿で書きたい事は、「安売り過当競争」の弊害についてでは無い。


アメリカン航空の破綻に見る、JALとの兼ね合いでの、日本人の危機対処の感覚についてなのです。


この航空会社は、アメリカの大手航空会社の中でも「最低」の会社である。

何しろ「セコい」事で有名。

どこの航空会社でも、その日の乗客数、手荷物の合計重量と、目的地までの飛行コースの気流速度、天候や、あらゆる要素を基に、キャプテンがフライト前に所用燃料の量を計算して、給油される。

ところが、アメリカン航空は「必要最低限」の量、つまり悪天候や不測の事態の際、代替え空港着陸までのフライト距離分は、積み込まなければならないにも拘らず、アメリカン航空の場合は、最良の気象条件で最短距離で正常にフライト出来るギリギリの量しか、給油しない。

最低限の燃料で飛ぶ事は、パイロットの評価に繋がる。

ところが、成田まで飛んで来る際、向かい風などの計算外の要素で燃料不足になり、札幌に下りる事が、非常に多い事で名高いのだ。

民間商業航空運行既定で、定期便の燃料は、緊急時には「受け入れ側」が提供しなければならない事が決められている。

そして、燃料不足で目的地まで飛べないからと、最寄り空港に緊急着陸を要請されたら、拒否出来る物では無い。

それを当て込んで、ギリギリの燃料で飛んで来るのが、アメリカン航空の「伝説」となってしまっていた。


アメリカのビジネスマンは、JALが「何故に」アメリカン航空などと「提携関係」を結ぶのかを、不思議がっている。

サービスは最低で、アメリカ国内の運行はトラブルが多い。

成田からアメリカへ発つ米国人乗客が、自国内に津着後にアメリカンに乗り継ぐのをいやがる程なのだから、推して知るべし。


その、アメリカン航空が造った『ワン・ワールド』に、JALは加盟して来た。


以前は、日本航空と言えば、それなりに「良家の子女」の如きイメージの会社であった筈。

それが、ヤンキーの仲間に入っているみたいな物であった。



思い返せば、JALの経営が破綻しかかっていた頃。

時の首相麻生太郎は、JALをデルタ航空に売ろうとしていた。

アメリカ最大の航空会社が、JALの救済に名乗り出ていたのは、渡りに船であったのだ。


それが、調印寸前に「政権交代」となって、有能極まりない国交大臣前原誠司が登場する。

人の惹いた路線を踏襲する事など、天下の前原サンとしては、プライドが許す筈も無し。

即刻、それまでのデルタとの交渉を白紙に戻してしまった。

後はご存知の通りの体たらく。


アメリカン航空は、本国での企業イメージのアップの為にも、太平洋線のJALとの提携は、不可欠であった。

そこへ、デルタも参入する。

何しろ、全米最大のシェアーを誇る航空会社であはるが、太平洋線が弱く、更にその以遠権が喉から手が出る程欲しかったデルタは、麻生太郎の時以上に好条件を、日本側に提示した。

大部分の負債の肩代わりと、資本提携による資金注入を、アメリカン以上に好条件を提示した。

全米最大のデルタと組んだ方が、JALとしても、再建が用意であったはずである。


国交省もデルタとの提携を望んで居り、殆ど、デルタとの業務提携に決まりかかっていた、最後の最後で逆転して、アメリカンとの提携維持を打ち出してしまった。


背後には、メインの銀行団の逡巡や、さまざまな要因が有ったであろうが、最大の要因は、JAL自身のシステム変更の煩わしさへの抵抗感であった。


デルタは、『スカイチーム』という国際航空会社提携グループを営んでいる。

グループには、エール・フランスや、KLM、アリタリアを抱え、アエロフロートすら参加している。

ワン・ワールドは、欧州のエアーは英国航空が参加している。

しかし欧州線を考える時、ハブとしては大陸側に無いロンドンでは不便極まりない。


日本では、ヨーロッパと言う概念が今ひとつ理解されていないのだ。

イギリスも「ヨーロッパ」だと誤解している。

英語で<European>とイギリス人自身が言う時、自分達を事を含んでいない事を知らない。

英語でヨーロッパとは、<大陸>の事を指す。

フランスでも、イタリアでも、スペインでもどこでも良いから、現地の人に「イギリスってヨーロッパでしたっけ?」と聞いてご覧なさい。

皆「違うよ」徒答える筈です。

イギリス人達も、大陸側も、共通認識として同じ感覚なのです。

ただ一頃の、アメリカと日本と言う、経済と産業技術の二極に対して、小規模な国々に分かれたままだと対抗出来ない為に、「EU」という壮大な試みを実行して来た中で、置いてきぼりを喰うと怖いので、イギリスもEUには参加した。

しかしながら、単一通貨ユーロの採用には踏み切らず、メートル法も採用せず、国境手続き全廃を定めた『シェンゲン条約』も批准しない。

そんな国の航空会社との提携を重視して、ロンドンにヨーロッパ本社を置く企業が多いが、大陸でのビジネスには不便がともなうのです。

イギリスとだけ付き合うならそれでも良い。

しかし、ヨーロッパ全体をマーケットと捉えようとすれば、中核は大陸に無ければならない。


JALが、破綻を回避し「スカイチーム」の一員となってくれれば、慶賀の至りと喜ぼうとしたにも拘らず、肩すかしを食わされた原因が、この「提携グループ」の変更に伴うシステム変更の煩わしさ、を嫌ったJALの姿勢であった。


総てがこの発想である。

その場が良ければ、それで良しとしたがる。


10年後、25年後、50年後を見据えての生き方は出来ない。

今、良ければ良い。


この発想と行動パターンは、哀しい事に「原発事故」でも、遺憾なく発揮されている。


放射能は見えない。

見えない物には鈍感である。

あの時、福島の県民を全員避難させるなど、膨大な手間ヒマと、天文学的予算を必要として、深刻な責任問題に発展する「抜本的対策」などは、採りたくもなかった。


数値に表れた事だけを、場当たり的に、小出しに、対処してお茶を濁す。

10年後に、25年後に、福島が、日本が、国民の生命が、どうなっているかなどと言った、大局的視点にたっての行動はとれない。

その挙げ句に、日々汚染地域の拡大が判明し、汚染量の深刻化が指摘されて来るに至った。


今からでは、もう遅いのだ。

汚染は広がり、瓦礫を全国的に搬送し、各地で埋め立て、焼却して汚染を全国規模で広めて行く事を、深刻に考えようとしない。

福島県民だけを被害者にして、その他の日本人が救われると言う様な「不平等」な事は出来ない。。。

全国民が責任を取りつつ、全国民が汚染に甘んじて、日本全土で被害を分かち合おう。


そんな、純粋に博愛的発想でやって来た訳では無い。

あくまで、今この時の「手間ひま」を最低限に押さえて、本質は先送りにして怪しまない、役人根性と政治家の資質の結果である。

日本人の典型的なDNAの為せる技なのだろうか。



▶アメリカン航空が経営破綻 業界再編の可能性も(産經新聞/11月30日(水)1時36分配信)

>米航空業界3位のアメリカン航空の親会社AMRが29日、ニューヨーク州の裁判所に米連邦破産法11条(日本の民事再生法に相当)の適用を申請した。事実上の経営破綻で、子会社のアメリカン航空とアメリカン・イーグルも申請。米航空業界は需要低迷や燃料価格の高騰で業績が悪化しており、アメリカン破綻が業界再編の呼び水となる可能性もある。

>アメリカンは日本航空とも提携。AMRは破産法適用期間中もこれまで通りに運航、他社との共同運航やマイレージプログラムの提携も続けるとしている。ただ、同社の破綻は日航再建にも影響を与えそうだ。

>AMRは燃料費高騰のほか、人件費などの高コスト体質が経営を圧迫して業績が悪化。2011年7~9月期決算に1億6200万ドル(約126億円)の最終赤字となるなど4四半期連続で赤字を計上していた。

>10月以降は株価も急落した。AMRは市場の不安を打ち消そうと、老朽化と燃費効率の悪さが指摘される機材の入れ替えや、グループの地域航空会社の売却に着手するなどリストラを進めたが、目に見えた効果は上がらなかった。9月末時点の負債総額は約295億ドル(約2兆3千億円)に上る。このため破産法申請でコストを削減し、経営再建を図る必要があると判断した。
【産經新聞/11月30日(水)1時36分配信】



つい先日の、日本航空の破綻の際の解説記事と、全く同じである。

と言う事は、JALもAA も、結局同じ体質の企業であった、と言う事か。


どうやらJALは、再建しつつ有るらしい。

そこへ持って来ての、提携相手の本家の破綻は、JALへのイメージを下げこそすれ、高める事はあり得まい。

常に、アメリカ市場を優先して考える日本企業の典型で、日本航空もアメリカ路線を優先して来た。

しかし、アメリカ人に採って「<あの>アメリカン航空の提携相手」と見られる事は、やむを得ないのです。


提携相手を変える事による、事務手続きの煩雑さを嫌って、デルタ=スカイチームと組む事を止めて、アメリカン=ワン・ワールドに留まったが為に、またしてもJALは眼前に暗雲を見るハメになってしまったわけである。


長いスパンで物事を判断する事が、総て。

目先の面倒を避けて、将来のより大きな面倒を予測出来ない。


これこそが、福島第一原発の事故がもたらした被害を、日本全域に、将来にわたって押し進めて行く事になった発想と、同じルーツなのでは無いか。


勿論、原発事故に対する処し方に関しては、事は単純な物では無い。

当事者の『東電』が、加害者意識が意識が無いこと。

責任逃れだけを考えている事。

その姿勢を、国がそのままバックアップして、国民を欺いている事。

その背後に、東電に連なる東芝その他、山ほどの関連企業の利害のみを優先して顧みない「大企業のエゴ」が存在し、更にそれを後押しし国民に目隠しをする役目を買って出ている「マスコミ」、その総てを差配している霞ヶ関と、その背後に控えるアメリカの影、という溢れんばかりの「非国民的存在」が、大きな要素なのである。


しかし。

その場を切り抜けられれば、それで良し。

その場の困難を回避したい。

その結果として、将来により大きな問題を残してしまう。

この行動パターンは、きっと不変なのだろう。。。


哀れなり、汝の名は日本人。。。

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

秋の『ワイン市』に行って来ました。年に二回の恒例行事で、秋も深まるパリ。

2011-11-27 18:52:45 | グルメ
フランスは、美味し国。

食材に恵まれ、料理は「世界遺産」に登録されている程で、食文化の奥行きは非常に深い。


毎年2月の『サロン・ダグリキュルテュール(農業展)』は、ありとあらゆる種類の「生きた」牛やら、羊やら、豚やらから始まって、各種加工品が「ポルト・ド・ヴェルサイユ」という南の外れの<国際見本市会場>の広大な敷地に立て込む7棟に、「これでもか」とばかりに農業に関する展示がなされ、初日の大統領の訪問から農業関係者ばかりでなく、お年寄りから子供まで、大挙して押し掛け大盛況を呈する。

ビジネス・フェアーであると同時に、品評会であり、市民のレジャーの場ともなっている。


その、フランスの「豊かな食材」の中でも、ことのほか<質><量>共に、世界中に他に追随を許さないのが、「チーズ」と「ワイン」である。


その『農業展』の一環で『ワイン』の展示館もあり、ソウソウたる銘酒からソコソコの物まで、あらゆる産地のワイナリーのブースが並ぶ。

何れ劣らぬ逸品ぞろいで、業者が多く訪れ試飲しながら買い付けを行っている。

それとは別に、「大手流通ルート」に乗っていない中小のワイナリーが造っている組合『VIGNERONS INDEPENDENTS(独立系ワイン生産者)』の「合同展示販売会」が、年に二度春と秋とに行われるのです。



     
     会場内の光景


ワンフロアーに1500軒ほどのワイナリーが参加して、ブースを構えているのです。

間口2m程の狭いブースでは有りますが、1500軒も集まると、それは壮観です。


     
     入場前のレジスター


入場料は6ユーロ。

同じワイナリーで何回か購入すると、事前に招待券を送ってくれる様になります。

ちなみに私は5乃至6軒から送って来てくれる様になりました。

大混雑のレジスター・カウンターに行って住所氏名を記入した入場券を出し、当日何回も出入り出来るカードと、テイスティング・グラスを貰って、会場内に入ります。

歩き回って、試飲して、購入してという際にグラス片手では邪魔になると思う人の為に、グラスを首からぶら下げる<ヒモ>を、売っていました。


     
     「ハンドフリー・グラス・ホルダー」のカウンター


お目当てのワイナリーのブースを見つける為に、出展者リストが「地域別」に書き出されて居り、フロアーの見取り図が有ります。


     
     ブースの位置を示す見取り図


     
     各ワイナリーのブース番号リスト


勿論、招待券にはそのワイナリーのブース番号が、ちゃんと明記されているので、問題無し。


     
     出展者リストのディテール


私は、入場するや直ちに、気に入りのワイナリーに直行します。

各通路はアルファベットが割り振ってあって、両側に並ぶブースに、位置から80くらいまでの番号がつけられています。


     
     J-22 「シュッド・ウエスト」地区 『シャトー・ド・サール』
     アンリ・ド・バッツ・ド・トランクレオン


この看板が、最初に訪れた、本日の目的地。

アンリ・ド・バッツ・ド・トランクレオンさんがオーナーの「シャトー・ド・サール」。

フランス「南西部」(仏ワインの産地名)の『ビュゼ』地区に有るワイナリー。

ボロドーから、トウールーズに向かう道筋に有る地区の、所謂地酒です。


     
     接客中のアンリさん

一本850円くらいで、コクが有ってすこぶる旨い赤ワインを、取り敢えず12本購入。


大きな通路の交差路の頭上に、各方面の誘導指示ボードがぶら下がっています。


     
     方向指示ボード


品評会場や、プレス・センター、配送請負所、業者の専用スペース、などなど。


次に向かったのが、同じ『シュッド・ウエスト』地方の、「ガイヤック」地区のワイナリー。


     
     『ガイヤック』『ガイヤック・ドウー(貴腐)』
     「ドメーヌ・サルヴィー」
     アンヌ・マール & パトリック・デュレル


世に名高い「城塞都市カルカッソンヌ」から北へ向かったあたり。

赤白ともに造っている地区で、これも極めつけの地酒。


     
     パトリックさんとアンヌ・マールさんご夫妻


ここは、軽めで辛口のフルーティーな白ワインと、作柄の良い年は貴腐ワインも造っています。

私は、この「ドメーヌ(ワイナリー)」の<ペルレ(微発泡)>の白ワインが、大好きなのです。

完全に発酵し終わらない状態で年を越して、そのままボトルに詰めると瓶内で微かに泡が残るので、ほんの少し刺激が有ります。

ポルトガルの「ヴィーニョ・ヴェルデ」みたいな物です。

この作り手の「ペルレ」、これがまあうんと軽くて爽やかで、一切の雑味が無い、がぶがぶ飲めてすこぶる旨い。

一本僅か600円。


     
     グリーンのボトルに入った「ペルレ」


     
     6本入りのカートン


ここでも12本お買い上げ。



次なる標的は。

東フランス、アルプスの麓『サヴォア』地方のワイナリー。


     
     『ドメーヌ・キャレル / ウージェーヌ・エ・フィス』
     『サヴォア』地方
     「サヴォア・ジョンジュー」「ルーセット・ド・サヴォア」
     
     商談中のウージェーヌ・キャレルさん


ここのワインは、アルプスらしからぬ「コクがあって」ボディーがしっかりした、隠れた銘酒です。

通常、スイスやドイツに近づくと、日照時間と土壌のせいで葡萄の果実の糖度があがらず、酸の強いワインになります。

酸っぱい、言い換えると「フルーティー」な白と、軽くコシのない赤。

ところが、一部の「ルーセット・ド・サヴォア」という呼称のワインの中には、全く別ものと思わせる物が有る。

ここの白のうち、『マレステル』という畑もその一つ。

僅か1100円ほどで、5倍以上の値段の下手なシャブリなどより、ずっと味わい深い。

トロリと厚みがあり、バニラ香と蜂蜜香が、樽の木のキャラメル香と相まって、いやはや、素晴らしいのです。


     
     サヴォア地方、「マレステル」の白と「ジョンジュー」の赤


ここでは、白12本と、赤6本も購入してしまいました。



その、宏大な展示会場の片隅に、軽食コーナーが有ります。

取り敢えず、「フォア・グラ」その他のソーセージ類のサンドイッチ・ショップです。


     
     生産者直売「フランス・シュッド・ウエスト」自家製フォアグラ
     「サンドイッチ」の看板が嬉しい


     
     フレッシュ・フォア・グラの瓶詰めと、丸ごと塊のパック



各種ハムとソーセージのサンドイッチ屋さんのコーナーも。


     
     チーズを使って、サンドイッチ製作中


     
     「ドライ・ソーセージ」


     
     作るそばから売れて行くサンドイッチ


     
     美味しそうな「パン・ド・カンパーニュ(田舎パン)」



会場には、既に来年度の春の展示会での「品評会」のポスターが、張られていました。


     
     1212年3月29日30日 の予告
     金賞・銀賞・銅賞のラベルが張られたポスター


そう言えば、例のビュゼの赤も、金賞か銀賞の常連です。

今回は、ワインのお好きな方には、羨ましがらせるだけの「酷な」文章になってしまいました。

せめて「眼福」だけでも、お裾分けです。

どうか、お許しを。



     


貴方も、ちょうどその時期にパリにお出でになるチャンスが有りましたら、一度足をお運びになられては、如何でしょうか。



コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

エジプト デモ隊、新首相を拒否/菅直人の時も、野田佳彦の時も、やるべきだった…。【週末一口時評】

2011-11-26 22:33:58 | 政治と社会
またまた週末がやって来た。

恒例となった、週末一口時評で、お目汚しを賜ります。



【今週のBKD】


     
     魔界に棲む、瘴気あふるる猖獗の主


     
     野党第二党の代表に平身低頭


     
     その真の姿は…


     
     ガキの使い

※ BKD=売国奴



【今週の微笑み】


     
     体調も宜しい様で…




【一口時評】


■エジプト デモ隊、新首相を拒否 エルバラダイ氏を要求(産經新聞/11月26日(土)7時55分配信)
□菅直人の時も、野田佳彦の時も、やるべきだった…。


◆<東電>退職者への年金給付利率、最大4.25%引き下げへ(毎日新聞/11月26日(土)18時3分配信)
◇小数点の位置が一つ左にずれてるんじゃないのか?


▶「古くさく卑屈な…」小沢氏、首相の外交を批判(讀賣新聞/11月26日(土)20時30分配信)
▷いよいよ高揚する「打倒民主」の胎動。

▶小沢氏 またもや厳しい政権批判(産經新聞/11月26日(土)21時12分配信)
▷産経も報じる…。

▶<小沢元代表>「来年は選挙があるかも」…解散可能性を示唆(毎日新聞/11月26日(土)19時45分配信)
▷小沢離党による政界再編なら、それしか無い。

▶<亀井氏新党構想>合流の可能性否定…たちあがれ日本代表(毎日新聞/11月26日(土)18時58分配信)
▷アドバルーンは派手な方が効果が高い。それにしても、平沼赳夫なんて要らないもんね。

▶米軍基地内の高校生、沖縄の少年に刺され死亡(讀賣新聞/11月26日(土)18時50分配信)
▷また悲劇の連鎖…。高校生をここまで追い込んだ日米の大人のエゴを取っ払え!

▶日本永住キーンさんに名誉博士号、東洋大が授与(讀賣新聞/11月26日(土)18時26分配信)
▷<正論>を説くキーンさんには、東大は絶対授与しません。

▶平成の歴代首相を「仕分け」 最高評価は誰?(産經新聞/11月26日(土)19時4分配信)
▷塵同士をランク付けして何の意味が? それより蓮舫を仕分けしろ。

▶<松阪市条例案>「外国人に住民投票権」に反対殺到し暗礁に(毎日新聞/11月26日(土)15時0分配信)
▷「外国人に投票権」は、たとえ『住民投票』でも無理が有る。

▶地位協定改定は困難=沖縄負担軽減へ「作業重ねる」―玄葉外相(時事通信/11月26日(土)14時59分配信)
▷やる気も無ければ、やる力も無いヒヨッ子政権。

▶ダブル選、27日投開票=争点は「都」構想―大阪(時事通信/11月26日(土)14時30分配信)
▷結果が見えているだけに脱力感。腹立たしい限り。

▶大阪市長選、石原都知事が橋下氏応援で大阪へ(讀賣新聞/11月26日(土)0時54分配信)
▷この時点でお里が知れる。

▶沖縄知事、地位協定運用改善を評価…外相と会談(讀賣新聞/11月26日(土)11時59分配信)
▷「それとこれとは違いますから、とはっきり言いました」(知事)

▶消費増税明記 一体改革、先送り論 経財相ら「小沢新党」警戒(産經新聞/11月26日(土)7時55分配信)
▷姑息。

▶亀井氏、新党結成に意欲 野党「幽霊話」「助成金ありき」(産經新聞/11月26日(土)7時55分配信)
▷揺さぶれ、揺さぶれ、もっとやれ。ビビらせてれば、枯れ尾花が幽霊に見えて来るゾ。

▶「保守合同もう一度」 都知事、新党参加否定せず(産經新聞/11月26日(土)7時55分配信)
▷トチ爺さん嬉しいねえ。まだ「主人公」の一人になれて(^^)

▶外相、年末ミャンマー訪問へ…一層の民主化促す(讀賣新聞/11月26日(土)7時44分配信)
▷「本当は民主化が必要なのは、日本なのでは有りませんか…」(アウン サン スーチー)

▶女性宮家検討、女系天皇議論とは切り離し…政府(讀賣新聞/11月26日(土)6時37分配信)
▷仕分け対象。

▶作家・佐野眞一氏 渡辺恒雄氏を「チンピラ」「小物」と評す(NEWS ポストセブン/11月26日(土)7時5分配信)
▷勘違いする本人。勘違いさせる周囲。大迷惑を被る日本国民。

▶野田首相「一度やりたかった」…30日党首討論(讀賣新聞/11月26日(土)0時23分配信)
▷野田首相「一度やりたかった」…日本の総理大臣。その程度ダァ。

▶<政府税調>大型案件、大半を保留(毎日新聞/11月26日(土)0時14分配信)
▷安住風情が、何にも出来ないくせに(冷笑)

▶<嘉手納戦闘機訓練>12月から一部をグアムに移転(毎日新聞/11月25日(金)23時56分配信)
▷グアムでもオーストラリアでも良いから、早く出てって下さいな。但し、あっちでは少女のレイプは出来ませんよ。

▶米軍機訓練、12月も一時移転=沖縄負担軽減でグアムへ(時事通信/11月25日(金)19時26分配信)
▷「一時移転」って事は、『宜野湾沖』が決まったら全部辺野古に来るって事ですね。

▶<復興庁法案>支援か権限集約か…民自公が修正協議開始(毎日新聞/11月25日(金)23時33分配信)
▷権限だけ抱え込んで、仕事はしない『霞ヶ関流』。

▶<小宮山厚労相>診療報酬全体の据え置きを容認(毎日新聞/11月25日(金)23時27分配信)
▷そこのけそこのけ、干物女のお通りだ!

▶郵政法案審議めど立たず 与野党協議物別れ(産經新聞/11月25日(金)22時54分配信)
▷日本新党連立離脱のお知らせ。

▶野田首相、ハードスケジュールに弱音?(時事通信/11月25日(金)21時37分配信)
▷豚の悲鳴。

▶「友好は仲良くするだけでは…」日中関係で野田首相(産經新聞/11月25日(金)19時50分配信)
▷「…ではなく、対米隷属する事」(日本国外務省)

▶竹島整備計画で抗議=外務省(時事通信/11月25日(金)18時53分配信)
▷抗議だけえ~♫

▶首相「日本の評価高めよ」=南スーダンPKO隊員激励(時事通信/11月25日(金)18時34分配信)
▷野田くん、君が言うか!? 最高指揮官自らが国を貶めるは、帝国陸軍以来の伝統とでも言うかね?

▶西岡氏の参院葬、首相「厳父のように叱咤激励」(讀賣新聞/11月25日(金)17時56分配信)
▷もはやこやつは百枚舌。豚もおだてりゃ鳥になる~<百舌>。

▶<首相官邸>公式ツイッター開始(毎日新聞/11月25日(金)17時21分配信)
▷「炎上しそうになると、直ちにオート・ブロック機能が介入します」(かんぼーちょーかん)

▶放射線「国が高線量地買い取りも」と野田首相(産經新聞/11月25日(金)17時17分配信)
▷そして、そこにも原発造るって(^^)

▶一体改革大綱「年内」こだわらず…国家戦略相(讀賣新聞/11月25日(金)14時10分配信)
▷『国家戦略』という言葉が何と軽い事。

▶安住財務相、消費増税反対派に「選挙おっかないのか?」(産經新聞/11月25日(金)10時2分配信)
▷えらそぉー。呵々大笑。

▶<TPP>民主対立、緩和せず 首相「国益の視点で」--懇談会(毎日新聞/11月25日(金)9時40分配信)
▷「(米)国益の視点で」やってるんでしょ?

▶食品輸入規制、全面解除を要請=中国副首相と会談―枝野経産相(時事通信/11月26日(土)21時37分配信)
▷三拝九拝、五体倒地で「お願い奉りまする」「ハオ、考えてみましょ」

▶枝野経産相、中国に日本食品輸入緩和拡大求める(讀賣新聞/11月26日(土)21時24分配信)
▷つい一年前までは「中国食品」が毒扱いだった。今や「日本食品」が毒。

▶<もんじゅ>廃炉含め検討…細野原発事故相「来年判断」(毎日新聞/11月26日(土)21時8分配信)
▷一応それも含めて検討は致しますが、結論は既に決まって居りますぞなモナ。

▶細野原発事故担当相、大飯原発を視察 「再稼働の判断材料を得た」(産經新聞/11月26日(土)20時38分配信)
▷結論は決まってるんだから「視察」は無駄。税金返せ!

▶佐藤愛子氏 振り込め詐欺に「騙され、損して人は学習する」(NEWS ポストセブン/11月26日(土)16時5分配信)
▷人生の最終コーナーを曲がってから、老後の生活費総てを奪われて「学習」です。

▶<なまずバス>最後の1台、27日に運行終了…新潟交通(毎日新聞/11月26日(土)19時12分配信)
▷<どじょう政府>には、勝てません。

▶巨人社長はサラリーマンの“鏡”…“盟友”切り捨て保身に奔走中!(夕刊フジ/11月26日(土)16時56分配信)
▷「お父さんみたいになっちゃダメよ」と家庭で妻が子に言い含め。

▶「彼女いない」がマジョリティー 「いい時代になった」「胸張って歩ける」の声(J-Cast ニュース/11月26日(土)17時52分配信)
▷なっさけねええー。

▶ユーロ危機、テロより怖い=日本に期待「3%」―EU世論調査(時事通信/11月26日(土)6時41分配信)
▷ヨーロッパで「日本に期待」? 想定外。

▶年収300万円未満の女性会社員が7割超 派遣を選んだ理由、「正社員の仕事ない」トップ(MONEYzine/11月26日(土)18時0分配信)
▷小泉純一郎、竹中平蔵、汝らを国民は許さない! 前原誠司、これでも同じ道を進みたがるか!

▶「極右テロ」を13年間野放し?外国人連続射殺事件でドイツ社会に衝撃(産經新聞/11月26日(土)22時4分配信)
▷ドイツの事では別に驚かない。。。

▶オリンパス元社長NY入り=FBIに説明へ(時事通信/11月27日(日)0時27分配信)
▷彼がイギリス企業やフランス企業に雇われていたのであれば、ここまでしないだろうなあ、と思った次第。正義感だけでは決して無い彼の行動には、信頼感は抱けない…。

▶リトビネンコ氏毒殺事件から5年 妻、死因審問で事件の真相解明求める(産經新聞/11月26日(土)20時53分配信)
▷プーチン相手に「北方領土に解決を」などと日本国内でプレス・リリースしてみた所で、◯のツッパりにもなりゃしない。

▶ISAFのヘリが検問所誤爆? パキスタン兵28人死亡(産經新聞/11月26日(土)20時5分配信)
▷アメリカ人達は「アメリカ人兵士」の血と、その他の人種の血の色が、違って見える。

▶開いた“パンドラの箱”終わりなき危機 欧州長期低迷確実に(産經新聞/11月26日(土)19時24分配信)
▷臆病メルケルは、今回の危機でも重債務国に財政赤字削減を迫るだけで他の対策を怠り、危機をイタリアやスペインに飛び火させてしまった。

▶「恥ずかしさに泣く韓国民主主義」…世界各紙が“催涙弾国会”を報道(中央日報日本語版/11月24日(木)10時28分配信)
▷政府のやり口は同じ。ならば反対国会議員の「乱暴行為」に、ある意味で羨望を覚える…。

▶<国際赤十字>原発事故被災者救済策策定を決議(毎日新聞/11月26日(土)10時57分配信)
▷会長が日本赤十字社長? 外国の事より集まった義援金の収支報告を公表せよ!




【今週の旅立ち】


◉西本幸雄さん死去 「悲運の名将」シリーズ出場8度で日本一になれず(産經新聞/11月25日(金)23時19分配信)
◎「わしは一つも悲運や不運だと思ったことはない。勝負の世界で運という言葉を使ってはいかんが、8回も優勝できたのは幸運な、幸せな男だった」91歳の大往生。合掌。


◉西岡前議長の参院葬 900人がお別れ(産經新聞/11月25日(金)18時7分配信)
◎死去の約2週間前に面会したという小沢氏は「先生の思いを胸に、国民のため最期のご奉公の決意で今後とも全力で政治に取り組む」と誓った。




【今週のモフモフ】


◆オザニャンの偽物現る!

     
     儂がナベツニャーだ。お前らの神だ。ワシに逆らう奴は死ね!



◇見守る国民達

     
     「見て見て、もうすぐよ!」


◇国民の視線の先には

     
     「ほら、見てごらん。」


◇私がオザニャンだ。

     
     「私の視線の先には、いつも国民の幸せなな眠りが有るのだ」


◇「僕たち、安心して眠れます」

     
     国民の眠り


コメント (6)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

『宣戦布告』をしたいらしい韓国。いつまでたっても『阿吽の呼吸』で解決出来ると信じる日本。

2011-11-25 23:43:00 | 世界に置ける日本
この国の事は、出来る事なら話題にしたく無いのですが…。


日韓関係以外であれば、『宣戦布告』にも等しい蛮行に出て来る韓国は、余程日本を見下しているに違いない。


▶韓国、竹島に観光施設・大型船ふ頭など建設計画(讀賣見出し)

>韓国政府が竹島(韓国名・独島(トクト))に、海中の様子を観察できる観光施設や、5000トン級の船舶が接岸できるふ頭などの建設を計画していることが25日わかった。

>実効支配をアピールし、領有権を主張する日本をけん制する狙いがあるとみられる。

>韓国国土海洋省によると、建設が計画されているのは、長さ210メートルの防波堤機能を兼ねたふ頭と、水中観覧室、波力発電施設など。11月中に基本設計を終える予定で、実施設計を請け負う業者の入札も済ませた。

>25日の韓国紙・東亜日報は、着工は2013年で、4000億ウォン(約260億円)の工費が見込まれていると報じた。「遅くとも17年上半期までに完成させ一般公開する予定」との政府関係者の話も伝えている。
【讀賣新聞/11月25日(金)12時37分配信】



「天下の讀賣」にしてが、この表現。

>実効支配をアピールし、領有権を主張する日本をけん制する狙いがあるとみられる。

「…狙いが有るとみられる」って。

そんな解釈しかしないから、何も出来ないのだ。

彼等は、「牽制の狙い」なんて微塵も考えているものか。

『自分達の領土だ』と信じて疑わないからこその<蛮行>なのだ。



この国の人々のメンタリティーは、実に特殊である。

今更、ここで書き立てる事でもあるまいが。

世に名高いもの。
不動の地位を築いているもの。
自分達が欲しくてたまらないもの。

それら、手の届かない高い枝になっている葡萄の実を、彼等は「酸っぱい」とは考えない。

そのような「高嶺の花」や「憧れの対象」や「必要不可欠なもの」を、彼等は『自分達の物』だと、考える。


キリストも韓国人。
孔子も韓国人。

孫悟空も韓国のサル。

世界四大文明は、漢民族が移り住んで造り上げた。

漢字も韓国起源。

武士も。
日本語も。
柔道も剣道も。
寿司も、天ぷらも。

何もかも総ては、韓国起源。

もちろん天皇家も。
(その点に関しては異論は挟まない…)

i-Phoneが素晴らしいと思えば、即コピー。
i-Padが素晴らしければ、直ちにコピー。

これらは、いくら何でも「韓国起源」とは、言い出せないから…。


古代史から見ると、朝鮮半島は中国人の支配地であった。
『殷』から流れて来た中国人が築いた初代朝鮮王朝以来、朝鮮は常に「中国」に実質的には隷属していたと言っても、過言では無い。

李氏朝鮮王朝ですら、『世継ぎ』はその時々の中国皇帝に認可される必要が有った。


そのような歴史を背景にして、「独立心」が人一倍旺盛である事は、当然とも言えるのだろう。


しかし、中国はあまりにも巨大であったが為に、従属がやむを得ない事実であったとしても、たかが島国の日本風情に「統合」された事は、心底許せないのだ。

日本が、朝鮮半島の社会の近代化に「なにがしか」の貢献をした事など、彼等に取っては全く意味を成さない事なのだ。

ただただ、日本は憎い。


「欲しい物は自分の物」と思い込んでしまう、有る種の劣等感の気質と、「日本憎し」の感情が相乗効果をもたらせば、対日問題に関して歯止めは利かなくなる。


歴史上に定着している『日本海』という呼称は、堪え難いのだ。

彼等に取って、あの海は「東海」でなければならない。

数百億円に相当する国家予算を組んで、アメリカ国内での宣伝活動を繰り広げる。

国会議員や、国連常任理事国に、積極的にロビー活動を繰り広げる。

後出しジャンケンで、サッカーのワールドカップの共同開催に持ち込んだ時以上の、
オリンピックをソウルに誘致した時以上に、<金とサムスンとヒュンデと女と>で、誘惑と恫喝とで、あらゆる関係者を籠絡させてしまうのだろう。


それと同じ事が、『竹島』でも行われている。

世界の流れが、徐々に韓国の主張を聞き始める。
一部で「日本海」と「東海」との併記が、現実になって来ている。

その流れを背景に、着々と「乗っ取り」の事実を積み重ねて行く。

軍を駐屯させる。
国会議員が訪れる。

そしていよいよ、大岸壁を築き、観光施設を造るそうな。


日本は、竹島に関して「国際紛争は存在しない」との立場を取っている。

そんなお為ごかしで、「金持ち喧嘩せづ」などと言った余裕こいている場合では無いのだ。


日本が、日本の「固有の領土」で有ると主張している土地へ、後から根拠の無い「領有権」を主張して、勝手に乗り込んで行き、インフラを整備する。

こんな事は、現地駐在大使館が「抗議する」程度で済む次元では無い筈である。


相手は「自分の物」と主張し、日本を納得させるに足る法的根拠も示せないまま、実行支配を深めて行く事など、戦争行為にも等しい蛮行でなのだから。


話し合いで済む相手では無い事は、誰しもが分っている。

それにも関わらず、「形だけの抗議」を行うだけで、手をこまねいて座視するだけ、と言う事は、日本は領有権を主張する根拠が無い、と思わせるだけである。

一世紀前であれば、完全に宣戦布告にも等しい行為を、黙視するのか。


繰り返すが、話して分る相手では無い。

しからば、国際的に、法的に、決着をつけるしか、残された道はなかろう。


いくら、かっての半強制的「日韓合同」による植民地化、に対する負い目があろうと。

韓国サイドから、賠償請求権を放棄した、と言う事になって居るとは言え。

従軍慰安婦問題という、精査すれば韓国側にもマイナス点が出て来る様な事で、引け目を感じているとは言え。

そのような、経済的、道徳的感情とは関係ない、国家の主権に対する侵害で有る以上、的確な処置を取る事が、絶対不可欠である。


地球構造学的に、もし日本列島が無ければ「太平洋」に過ぎない海が、日本列島によって「内海」化している以上、『日本海』を呼ぶのは至極当然である。

歴史上も、世界中から「日本海」と呼ばれて来た海を、東海などと呼ばせる事は出来ない。


勝手な欲求と怨みとで、世界の地名の変更が出来るのであれば、我々は「太平洋」を『南海』と呼ぶ事にするべきだ。

「日本海」は、それこそ『北海』であり、「東シナ海」は『西海』となってしまう。


そして、『竹島』が韓国領などとは、認められない。

相手が実力行使をして来るのであれば、我が方も「実力行使の権利」を留保する、と声明を出すべきである。


過去に散々、拙ブログで繰り返して来たが、私は非戦論者であります。

従って、実際に武力衝突に至る様な対応をせよ、と言っている訳では無い。

しかし、だからと言って「外務省出先機関」が<抗議>するなどと言う、おママゴトは、認めない。


国際的に、法的決着を計るべきである。

『国際司法裁判所』に提訴すべきである。


今まで、この問題を放置して来たツケが、ここに来て大きな代償を求められているのだ。

『尖閣諸島』も然りである。


『マルヴィナス諸島(英国名フォークランド諸島)』を巡って、サッチャーは毅然とした態度で、実力行使を敢行した。

アルジェンチンも、当然ながら対抗措置を執った。

アメリカのエゴの為に、ついに領有権を確立出来なかったアルジェンチンは、恨み骨髄に達している。

だからと言って、「イングランド対アルジェンチン」のサッカーで、流血騒ぎにはならない。

成熟した国家同士の関係と言う物は、そうしたもので有る筈だ。


日本外交は、対米隷属に余りにも慣れきってしまった挙げ句に、自国の利害を自国で主張する気概を、喪失してしまっている。


国際関係に於いて、「金持ち喧嘩せず」は、通用しない。

日本は金持ちでは無いが、そんな事では無く。

世界の歴史の流れで見れば、「強国」ほど喧嘩するものだ。

<実力行使>出来ない国は、弱小国である。


ハーグに、国際領土紛争を調停する機関である『国際司法裁判所』が有る。


トットと、訴え出るべし。




コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

皆、声を上げよう! 「何もかも『もうたくさんだ』『もううんざりだ』と」

2011-11-23 23:15:36 | 政治と社会
政治も。
経済も。


ありとあらゆる事が、日本で破綻に瀕している。

何もかもが、狂っている如くに見える。

政府も。
霞ヶ関の官僚達も。
経団連の財界人達も、
あらゆるマスコミも。


心の底から叫びたい。

『もうたくさんだ!』
『もううんざりだ!』


一つのツイートを、以下に転載したい。

アメリカ在住のDulles N. MANPYOさん。
@iDulles
≪もうたくさんだ≫の7字が視界にどんどん入ってくれば、それが心に感応して来る。≪もうたくさんだ≫の7文字を書きましょう。それが一人の昂揚に、多くの塊になる。日本ならではのかたちになるはずです。

http://twitpic.com/photos/iDulles


本当に。


一切、自分の頭で考える事が出来ない政治家達。

特に『民主党オリ民グループ政府』がやって居る事は、日本と言う国がいつまで続いているかは不明なれど、末代までの恥である。


誰がどう考えても、日本の国土は放射能に汚染され続けている。

それでも、原発を止めようという閣僚が出てこない。
どこまで言っても、原発温存は前提での話しかかしていない。

あれほど、数えきれない多数の被害を出している『東電』に対し、税金を惜しげも無くつぎ込んで、救済しようとしている。

本来ならば、取り敢えず「業務上過失致死傷」で経営陣を立件すべき所であるのも関わらず。

更に、不特定多数への『未必の故意』で、殺人罪に問うべきであるにも拘らず。

全資産を接収して、被害者救済の一助とすべきであるにも関わらず。


政府も政府なら、経済界も同じ穴の狢でしかない。

スズキの会長以外に、財界人で原発に反対を表明した財界人をみたためしがない。


そして、官僚は当然の如くに国民無視。

経産省の内部からも、環境省の内部からも、原発に懐疑的な声は伝わってこない。


さらには。

全国紙、全国ネットのキー局テレビ、何れも「反原発」など一言も、一文字も表明しない。



TPPなど、誰がどう考えても、日本の社会構造と経済基盤を破壊してしまうだけ、の代物である。

で有るにも拘らず。

政財官報、いずれからも「反対意見」など、出てこない。

いやむしろ、「一刻も早く」参加しろの大合唱のみである。

経団連など、自分だけが儲かれれば、国が亡びても頓着しない雰囲気が、丸見えである。



もう、良いだろう。

そろそろ、いい加減にしようや。


『もううんざりだ』
『もうたくさんだ』


ほんとうに、ほんとうに、もううんざりだ!
心の底から、もうたくさんだ!



それのも関わらず、野田政権は更に消費税野増税まで、真面目にやる気である。

気が狂っているとしか考えられない。


▶「野田政権誕生は渡辺恒雄氏と財務省の後押し」と政界関係者(ポスト見出し)

>渡辺氏の「夜の人脈」といえば、何といってもホテルオークラの料亭・山里で定期的に行なわれる政治家との会合「山里会」が有名だ。渡辺氏の主催で記者クラブメディアのOBや幹部が集まり、首相をはじめ政権幹部が招待される。渡辺氏の政治とメディアに対する権勢を誇示する場として機能してきた。

>10月21日夜、同所で開かれた会合では、渡辺氏のほか、橋本五郎(読売)、芹川洋一(日経)、岩見隆夫(毎日)、早野透(元朝日)の各氏ら大マスコミの重鎮が顔を揃えるなか、野田首相が姿を見せた。

>民主党政権の首相としては初めて山里会に参加した野田氏は、TPP参加問題で慌ただしい最中にもかかわらず、約3時間も滞在し、渡辺氏らの進言に耳を傾けた。

>「おかげさまです」(野田首相)

>「渡辺氏は菅降ろしが取り沙汰された5月末の時点で、『次は野田君だ』と断言していた。『彼のお父さんは自衛官だし、彼も苦労人だろう。タンゴ(前財務事務次官の丹呉泰健)やカツ(現次官の勝栄二郎氏)も野田は素晴らしいと評価しているし』ともいっていた」(渡辺氏に親しい政界関係者)

>「渡辺氏と財務省は、一体となって野田政権の誕生を後押しした」

>読売新聞は、政権誕生から増税路線、TPPまで一貫して野田氏を支持している。野田政権が国民無視で政治を暴走させる背景には、メディアと官僚の“最高権力者”の結託があったのだ。野田首相の「おかげさまです」の嫌らしい響きはそこからくるものだ。
【週間ポスト2011年12月2日号 via 週間ポストセブン/11月24日(木)7時5分配信】


分っている事とは言え、こんな輩達が日本を好き放題に弄んでいると思うと、情けないやら腹立たしいやら。



▶消費増税に意欲=野田首相(時事見出し)

>野田佳彦首相は22日、国会内で、民主党税制調査会の藤井裕久会長と会談し、社会保障財源の確保に向けた消費税率引き上げをめぐって意見交換した。

>首相は消費増税について「民主党代表選でも言ってきた」と強調、その実現に意欲を改めて示した。

>また、首相は民主党内に増税反対派が多いことを踏まえ、藤井氏に党内取りまとめを要請した。
【時事通信/11月22日(火)11時8分配信】


最近HT議員が、そのツイートで<BKD>と言う表現を使われている。
勿論<売◯奴>の意で有る事は、言うまでもない。

正しく、BKDとしか他に言い様が無い、総理大臣である。

自分が舵取りを任された(一部民主党議員に依てのみ、の話だが)国の宰相が、自分の祖国を壊滅させる様な事を、なぜやりたがるのだろう。

理解出来ない。


勿論、この男に「消費税」が日本経済に占めるベクトルが、分っている訳では無い。

単純に、財務官僚に「耳元でささやき続けられて」、反射的に動いているだけなのは、分っている。

アメリカ由来、ニッポン官僚経由の「精髄反応」しか出来ない日本国政府。


それにしても、総理大臣だ。
国を動かすべき地位に居る。


翻って言えば、自らが使えている筈の国家を沈没させようが、一切関係なく自分達の利益だけで盲動する『官僚』という黴菌どものほうが、もっと理解出来ないのだが。

最高学歴による優越感。

高学歴に至る成長過程での、社会常識の蓄積の欠如。

高学歴獲得の過程で、進学の為の勉強に明け暮れる中で、造り出されるでのであろう、物事を感じ取る感受性の欠落。

公務員一級試験合格による、優越感。

そして、省内での出世競争で磨かれる「ずる賢さ」と「冷酷さ」が生み出す、精神性の喪失。

そして、アメリカ留学によってもたらされる「対米隷属」洗脳。

それらに加えて、立案した政策が失敗であろうと、その結果もたらされた「損失」が如何に大きかろうと、一切責任を取らずに済む制度に護られて、内閣が変わろうが、政権が変わろうが、失われる事の無い地位に居る「緊張感」の喪失などが、総て絡み合った相乗効果の結果が、『ニッポン官僚』という化け物達なのだ。


そんな<黴菌>とも<化け物>とも比肩し得る恥知らずどもが、この国を好き勝手に弄んでいる。


本当に本当に、もううんざりだ。
もうたくさんだ。


そして、その「うんざり」に大きく貢献する、売国マスコミの跳ねっ返りぶりが、我々の「うんざり」を、更に助長してくれるのだ。


▶<民主党>小沢元代表が政権批判強める 消費増税議論に向け(毎日見出し)

>消費増税を争点に衆院解散・総選挙が行われる事態に発展すれば、党内でもとりわけ選挙基盤が弱い新人衆院議員を多く抱える小沢グループは激減し、自身の求心力低下が決定的になるとの危機感が小沢元代表を突き動かしている。

>元代表は、以前から自らに近い地域政党の「減税日本」を率いる河村たかし名古屋市長を通じて大阪維新の会代表の橋下徹氏に秋波を送っており、14日には大村秀章・愛知県知事とも会談した。次期総選挙で消費増税が争点になった場合に備え、新党を含めた選択肢を模索している可能性がある。

>だが、元代表は資金管理団体「陸山会」を巡り政治資金規正法違反で強制起訴され、裁判を抱える。元代表と距離を置く衆院議員は「小沢さんは焦っている。グループの中でも離れ始めている人もいるから、急に発信し出した」と指摘した。《葛西大博》
【毎日新聞/11月23日(水)20時15分配信】



ここへ来て小沢一郎は、野田政権の暴走ぶりと、それがもたらすであろう祖国の崩壊に、真剣に立ち向かう決意示している。

彼の発言は、どれも至極当たり前の事であり、何れも正しい分析である。

にも拘らず、「政財官」の三位一体<BKD>の走狗で有るマスコミは、小沢の動きをやっと報じ始めても、このような悪意に満ちた分析しか示さない。


>橋下徹に「秋波を」送っている。。。

アホラし。

そりゃ、数のうちになるのなら、取り敢えずは組むかもしれませんて。

枯れ木も山の賑わいと申します。

しかしながら、「自主独立」と「国民の生活が第一」を是とする小沢一郎が、おのが権力の独裁的確立をのみ考えている様な輩と、政治哲学が一致する訳も無し。

刺身のツマが精一杯なところで有る。


これが、天下のアカ新聞『産経』となると、更に加えての悪辣ぶりを発揮する。



▶小沢氏が政権批判再開 反消費増税で主導権奪還策(産經見出し)

>消費税率引き上げに向けた動きを加速する野田佳彦首相に対し、民主党の小沢一郎元代表が批判を強めている。

>22日の小沢グループの会合では「消費税増税を強行するなら、(首相の)党運営は厳しくなる」と警告。消費税問題は政権との対立軸になる上、グループの結束に使えると判断したようだ。ただ、「法廷闘争」に追われる小沢氏には、政界での埋没を避けようとする計算も透けてみえる。

>一方で、小沢氏には「法廷闘争」という重い足かせがある。政治資金規正法違反(虚偽記載)罪に問われた自らの公判が、年内だけでも残り7回あり、来年1月には小沢氏本人への尋問が控えている。しかも、党員資格停止中だ。

>消費税をめぐっては、細川護煕(もりひろ)政権で税率7%の「国民福祉税」を主導、自由党党首としては福祉目的化した上での税率引き上げを訴えていた小沢氏。

>「政治は数、数は力」を知り尽くしている男が、消費税という政策課題を利用して、生き残りを図ろうとしているようにもみえる。《山本雄史》
【産經新聞/11月23日(水)7時55分配信】



本当に、どいつもこいつも。

もうたくさんだ。
もううんざりだ。

日本の現状を憂える様な記事は書けないのか。

日本の明日を憂慮する様な記事は書けないのか。

日本人を覚醒させ、一致団結させて、この大変な局面に立ち向かわせるような「世論形成」が、出来ない物か。


もううんざりだ!
もうたくさんだ!


コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

『凱旋門』は、英雄の栄光と落日を見続けて来た、近代以降のパリの歴史の檜舞台。【フォトの旅】

2011-11-20 23:03:47 | 歴史と文化

貴方は、「パリ」と聞いた時、先ず最初に頭に浮かぶ記念物は、何でしょうか?


くれぐれも言いますが、『ルイ・ヴイトン』などと言ってはいけませんよ。

「欲しい物は」とは、聞いて居りません。
「記念物」と聞いて居ります。


世界中の人達が、パリと聞いて先ず頭に浮かぶ記念物の、最大公約数の答えは『エッフェル塔』だそうです。

僅差で、「二番目」に答が多いのが『凱旋門』。



     
     『エトワールの凱旋門』


この二つの、パリを代表する記念物は、僅差ながら「一番と二番」とは、ひっくり返らないのです。


何故なら。

<凱旋門>は、古代ローマ以来、各地に存在する。

しかし、<エッフェル塔>の如き「鉄の建造物」は、人類史上それ以前には無かった。


「史上始めて」

そして、それが「現代文明」を語る上で、欠かせない要素となっているのです。

だから、『エッフェル塔』が、常に一番。



でも、二番は二番でも、パリの二番はダテでは無い。

ところで、パリで「単に」凱旋門と言えば、実は四つあるのです。

1680年代に、アウグスブルク戦争他、二度のドイツ戦役に勝利して帰還する「凱旋国王、ルイ14世陛下を、パリ市にお迎えする為」に、パリ市当局が造営した二つ。

『サン・ドウニの門』
『サン・マルタンの門』

この二つは、その後ルイ14世自身が撤去する事になる城壁にそって、造られた。


その城壁の「空堀」を埋めた跡に造られた通り、俗に『グラン・ブールヴァール』と呼ばれる大道りに、今日も残っている。


残りの二つは、ナポレオンが造った。

時は1805年、ナポレオンの指揮するフランス軍は、ヨーロッパの五大大国連合軍を相手に闘った。

世に言う『オーステルリッツの戦い』である。

ロシア、プロシア、プロシアを除いたドイツ連合、オーストリア、イタリア連合、この五カ国連合軍の兵力を迎えるに、フランス軍は数的にかなり劣っていた。

誰しもがフランスの敗戦を予測し、大激戦の末、ナポレオンは劇的大勝利を手にする。

その、戦勝を記念して、ナポレオンは「パリに凱旋門を二つ造ろう!」と決定した。



     
     リュード作「ラ・マルセイエーズ」


パリの内側から見た正面、つまりシャンゼリゼ大通りに向き合う側の、向かって右脚部のレリーフが、『ラ・マルセイエーズ』と題された、名作のレリーフである。

革命初期、マルセイユの義勇軍がパリを目指した際、皆が口ずさんだ歌を、対オーストリア宣戦布告を聞いたストラスブール駐屯軍の将校「ルージェ・ド・リール」が、一夜で曲を付けた。

フランス国歌である。


     
     同じレリーフを横から見ると…



ちなみに、ナポレオン自身の失脚により、凱旋門の建設は中断され、流刑地で没した後に、工事は再開される。

完成は、ナポレオンが造らせ始めて30年後の事であった。

従って、周囲の装飾が、複数の彫刻家にバラバラに委ねられた為、統一感が失われている。


     

     

     



やはり、リュードほどの才能の有る作家達では無い為、見比べれば、見劣りがするのは否めない。


     

     

     

     



頂上のテラスに出ると、パリの絶景が360°のパノラマで広がる。

眼下は、直径200mの円形の広場で、周囲に12本の大通りが放射状に伸びて行く。

正しく「星のきらめき」で、『エトワール(=星)』広場と呼ばれた。


戦後、「シャルル・ド・ゴール将軍」の栄誉を称えて彼の名が冠されたが、人々はそのまま『シャルル・ド・ゴール・エトワール広場』などとは呼ばずに、未だに『エトワール』と読んでいる。

ちなみに、地下鉄の駅名は『シャルル・ド・ゴール・エトワール』。


凱旋門から、シャンゼリゼ通りを遥か見晴らすと、奥に「ルーブル宮」が立ち塞がる。

その一番奥、ルーブルの中庭に、ナポレオンが同時に造らせた、もう一つの凱旋門がある。

肉眼では良く解らないが、『カルーゼルの凱旋門』である。


     
     シャンゼリゼ大通りを見晴らしてルーブル宮に至る


ルーブル宮は、アルファベットの<A>の字の様な形で建っていて、両足が西側に開いた形となってる。

その中庭から西方向に、視線の届く限り「何も視界を妨げる物が無い」空間が、一直線に遥か伸びている。

世界中、どの国のどの町でも、その町のどこに立とうと必ず何か視界を妨げる物が、存在する。

パリは、街のほぼ中央に、かっての大宮殿『ルーブル』の、中庭から西方向に、視界の届く限り「何も視界を妨げる物が無い」空間が、一直線に遥か伸びている。

このような空間の存在は、行き当たりばったりに町づくりをしていては、存在しない。


その線上に、ナポレオンは凱旋門を二つ建てた。

従って、ルーブルの一番奥に立つと、目の前に『カルーゼルの凱旋門』が建って居り、そのアーチの中に『エトワールの凱旋門』が、スッポリと重なって見える事となる。

普通、都会には存在しない「視界を妨げない」一直線の空間が存在し、かつ凱旋門を二つ建てる歴史的背景が無いと、そのような光景は産まれない。

それがパリ。

その直線を、パリジャン達は「勝利の大通り」と名付けて、パリの街の構造と美観の<軸線>を形づくっている。



     
     シャンゼリゼ通りの反対側に新都心を望む


その反対側、シャンゼリゼと逆の方向に、70年代から造られて来たパリの新都心『ラ・デファンス』が立ち塞がる。


その行き止まりに、凱旋門そっくりの構造物がある。

1989年、革命200周年を祝いつつ、新都心の一期工事完成をも祝う為に、21世紀を迎えるにあたって、新しい未来へのシンボルとして造られた、白大理石の四角いビルである。

『グランド・アルシュ(=大きな箱船)』

日本では、誰とも無く「新凱旋門」などと呼ばれてしまって、命名のニュアンスが消えてしまった。

120メートルの四角く平たいビルを、上下左右に組み合わせた、枡形の建物である。


     
     新都心の「グランド・アルシュ」


シャンゼリゼ通りの外れの「コンコルド広場」から、エトワールの凱旋門を望むと、そのアーチの中に、この新凱旋門『グランド・アルシュ』がスッポリと重なって見える。

空間の存在から言って、4世紀の「パリの市民」の町づくりの価値観の永続性を、見事に示している。



     
     エトワールの凱旋門の天井部


ナポレオンが、この凱旋門をくぐる事が出来たのは、没後19年目。

流刑地『セント・ヘレナ島』から棺となって帰還する事となったナポレオンは、1840年12月15日、パリに帰り着き、「自分の」凱旋門を始めて「無言で」くぐる事が出来た。

それ以後、凱旋門は「フランス国家の栄光の象徴」として、さまざまな儀式式典の舞台となる。



そして、20世紀。

第一次世界大戦で、フランスだけで160万名にも及ぶ戦死者を出した。

その中には、身元の判明しない戦死者が多数に及んだ。

縦横にアーチが交差する、凱旋門の真下に、その中の一人を葬って讃えた。

それ以来、単に「フランスの栄光の象徴」という存在だけでは無くなり、「祖国の為に命を捧げた」総ての人々の、共通の記念碑となる。


     
     無名戦士の墓


つまり、千鳥ヶ淵の『国立戦没者記念碑』に相当するか。

宗教性は全く無いので、日本の「靖国神社」とは全く違う、純粋な追悼の存在となった訳だ。


毎日、18時0分から、何らかの式典が行われている。

「何とかの戦いの記念日」
「どこそこの軍人会の記念日」

エトワール広場全体を埋め尽くす大規模な事も有るが、数十名しか居ない事も有るものの、毎日式典が行われる。

式服に身を固めた軍楽隊が、勢揃いするさまは、圧巻である。



     
     無名戦士を見続ける炎


     
     墓碑銘


「1914年から1918年の戦いに没した、一フランス人兵士ここに眠る」と刻まれている。


階段で50m登れば、上の部分に、無名戦士にまつわる資料の展示と、数々の式典に手向けられた「棕櫚の小枝」が飾られている。


ちなみに、第一次大戦は現代戦争の幕開けを告げる、大規模消耗戦であった。

独仏国境に近い『ロレーヌ地方』のヴェルダンの戦場では、敵味方入り混じって、数えきれない数の戦死者が、累々と横たわっていた。

その中の一人を「無作為に選んで」葬ったのだが、今では、必ずしも「フランス人兵士」とは断定出来ない、と言われている。

さらに、「在仏アルジェリア人部隊」も参戦していた為、イスラム教徒の遺骨である可能性すら、語られている。


そこでこんにちでは、あえてDNA鑑定などせず、「敵味方」を越えて、普遍的に『戦争犠牲者』を祀って、戦争と言う悲惨な記憶を風化させない様にするシンボルである、と言う事となった。



それにしても、周りを車で走る度に、このような物が存在する事自体に、感動する。

そして、実際にエトワールの凱旋門の下に立って、真下から見上げると、その「巨大さ」に圧倒されてしまう。



     


ナポレオン、偉大なり。



コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

小沢氏「抜本改革なしでの消費税増税は反対」/マグマが胎動を始めるか…【週末一口時評】

2011-11-19 20:45:26 | 政治と社会
今週も、相も変わらず<TPP>で。。。

毎日毎日同じ事ばかり書きたく無くて、更新する気力が失せていました。




【今週の一枚】


     
     冬支度



【今週の大馬鹿野郎】


     
     蛙に化けた狸



【今週の啓示】


     
     悪の帝国『アメリカ』



【今週の眼福】


     
     イヴィアンヌ・サルコス

     2011年度『ミス・ワールド』に決まった瞬間。
     1996年生まれの「ヴェネズエラ」代表。




【一口時評】


★小沢氏「抜本改革なしでの消費税増税は反対」(讀賣新聞/11月19日(土)23時0分配信)
☆小沢一郎が、発信し始めた。いよいよマグマが胎動する…。


◆立ち話で日中首脳、日中韓FTAの重要性再確認(讀賣新聞/11月20日(日)0時37分配信)
◇立ち話にしか応じない中国。立ち話しか出来ない日本。菅直人といい、野田佳彦といい。


▶TPP対応「信用なくす」=小沢氏、首相を公然批判(時事通信/11月19日(土)23時50分配信)
▷いよいよ!

▶TPP交渉参加 仙谷氏、首相発言を「テクニック」(産經新聞/11月18日(金)19時20分配信)
▷ド悪人は、小悪人を庇うのだ。

▶民主・仙谷氏、TPP積極的に枠組み作りを(JNN ニュース/11月19日(土)13時10分配信)
▷「代行」風情は黙ってろ!

▶TPP:交渉参加表明 「交渉余地を狭めた」 泉田知事、首相を批判 /新潟(毎日新聞/11月17日(木)12時41分配信)
▷地方の知事の方が、遥かに英邁。

▶「拙速」でなく「遅過ぎ」=TPP、自民幹部を批判―小泉進氏(時事通信/11月17日(木)13時31分配信)
▷小僧ッコが、でかい口をきく。

▶<野田首相>消費増税「年内に結論」…政府案取りまとめ意欲(毎日新聞/11月19日(土)21時2分配信)
▷「バリ島での記者会見」国外でしか重要発言が出来ない、財務省に生き肝ぬかれた「腑抜け豚」。

▶低炭素社会実現を=国際会議の日本開催提案―首相(時事通信/11月19日(土)20時52分配信)
▷「ですから原発を推進致します」って言いたいんだね。

▶野田首相、米のアジア太平洋新戦略を評価(讀賣新聞/11月19日(土)20時46分配信)
▷足軽に褒められる大殿さま。

▶<TPP>首相、コメ例外化明言せず 国民皆保険は「断固守る」(毎日新聞/11月16日(水)8時16分配信)
▷いっそ関税撤廃して、放射能汚染毎をアメリカに売りまくろう。数値規制したら、米政府を訴えよう。天文学的罰金をふんだくって、規制撤廃せせられるぞ。TPP万歳。

▶4G携帯コスト増? 事業者警戒 電波オークション、14年度にも実施(フジサンケイ・ビジネスアイ/11月18日(金)8時15分配信)
▷テレビの電波オークションが先だろ!

▶「常在戦場で備えを」山口公明代表、次期衆院選にらみ地方に指示(産經新聞/11月19日(土)18時5分配信)
▷人海戦術、常在戦場。「北」と同じテクニック。ソーカな人々の常套手段。

▶ローマ法王の「キス写真」、バチカンが法的措置へ(ロイター/11月18日 08時19分配信)
▷ベネトンが以前やった「あらゆる人種の男性器の大量露出」よりはまだ子供騙し。

▶ベネトンの世界VIPキス広告 日本の野田首相は相手がいない(NEWS ポストセブン/11月19日(土)16時6分配信)
▷「オバマのケ◯」 m(_ _)m

▶ローマ法王とイスラム教導師の「キス」広告、批判受け撤回(CNN.co.jp/11月17日15時55分配信)
▷やはり「イタリア企業」、法王庁の威信には逆らえない。

▶20日から政策仕分け=原子力など21項目(時事通信/11月19日(土)14時46分配信)
▷蓮舫センセ、いい加減に税金の無駄遣いは止めましょうや。

▶仕分けなど踏まえ「最終的にわたしが判断」-小宮山厚労相(医療介護CBニュース/11月18日(金)11時59分配信)
▷おお! 野田佳彦の罪作りめ。全員の馬鹿者どもに「錦の御旗」を与えよった。

▶亀井氏「国を滅ぼすことには黙っていない」 首相の増税路線批判(産經新聞/11月19日(土)13時9分配信)
▷ガメラ吠ゆ!

▶「笑顔」で「独裁」払拭 橋下氏がスキンシップ作戦(産經新聞/11月19日(土)12時45分配信)
▷止めて、触らないで! ばい菌がうつる!!

▶八ッ場ダム、国交省が再検証で「継続」方針(讀賣新聞/11月19日(土)8時57分配信)
▷八ッ場ムダを、造りたい側が、造りたい前提で、造る為の「検証」して、造るのだね。

▶外国人参政権、早期成立を「約束」 民団式典 鳩山氏や公明代表(産經新聞/11月19日(土)7時55分配信)
▷「誰か、豆鉄砲持って来い!」

▶蓮舫行政刷新担当大臣が“政策仕分け”で始動(FNN ニュース/11月14日(月)20時4分配信)
▷『れんほー』センセを仕分けしてくれる人は、居ませんか!?

▶食品の輸入規制緩和を要請=日中首脳が短時間会談(時事通信/11月19日(土)1時36分配信)
▷「国際外交」って<立ち話>の事だったのネ(立ち話好きの近所のオバチャン)

▶首相、北朝鮮の非核化促す ASEANプラス3(産經新聞/11月18日(金)22時22分配信)
▷促す事なんて、私でも出来る。「野田に総理を辞職する様に促す」促したぞ!

▶<基地負担軽減>「官僚チーム」が沖縄訪問(毎日新聞/11月18日(金)22時14分配信)
▷「ヘッヘッヘッ。いやあ、ここは一つ、まあ、悪い様にはしませんから、なんとも、ヘッヘッヘッ。魚心有れば水心とも言います通り、何と言いますか、ま、そう言う訳で、頼みましたよ」

▶<福島第1原発>除染チーム次長に西山元審議官任命(毎日新聞/11月18日(金)22時12分配信)
▷その前に、君の「艶福」の除染はすんだのかね?

▶九電は認識が不十分…枝野経産相、改めて批判(讀賣新聞/11月19日(土)23時48分配信)
▷東電の方がもっと悪辣でしょうが。給電は格好のスケープゴート。

▶生ごみが“消える”!? YM菌実証実験で重量わずか6%に(産經新聞/11月19日(土)10時48分配信)
▷科学とは、人類に貢献すべき物である。人類を滅ぼす科学など要らない。

▶ベラルーシから見た福島 甲状腺がんの不安(産經新聞/11月19日(土)8時57分配信)
▷聞く耳持たぬ日本政府。

▶オリンパス損失隠し 「背後にヤクザ」米英紙報道(産經新聞/11月19日(土)7時55分配信)
▷売国政策推進の野田、前原、蓮舫の収支「背後にヤクザ」事情通

▶陛下、被災地ご訪問など疲労蓄積(産經新聞/11月19日(土)7時55分配信)
▷被曝では無いのだろうか…。

▶郵便不正事件:無罪確定村木さんに国が3770万円支払う(毎日新聞/11月2日20時42分配信)
▷西松事件では「国家的損失分」を小沢一郎に変わって国民が請求。数兆円規模。

▶<東アジアサミット>18カ国に拡大し開幕 米露が正式参加(毎日新聞/11月19日(土)13時18分配信)
▷なんでアメリカが「東アジア」なんだ!? どこにでも出て総てを支配したがるダメリカ。

▶「最大債権国・中国への開発援助はおかしい」、米議員らが中国をやり玉に―中国紙(Record China/11月18日(金)5時18分配信)
▷そーだ、そーだ、まったくだあーよ♪

▶携帯使用閣僚は蓮舫氏(時事通信/11月18日(金)11時13分配信)
▷「例に依って<お早う御座います。子供のお弁当は卵焼き>のツイートをしてました」

▶地球上どこでも1時間…米軍の無人極超音速機(讀賣新聞/11月18日(金)23時25分配信)
▷「一人の米兵の犠牲も出す事無く、世界中のどこでも爆撃出来ます」

▶日本製ステルス機「心神」、5年後の初飛行目指す=英誌(サーチナ/11月18日(金)16時32分配信)
▷5年後には「喪失」と改名予定。

▶夫婦そろって「下水油」作り 6年で40トン 中国・安徽省で逮捕(毎日中国経済新聞/11月18日(金)19時7分配信)
▷何でも出来ます。髪の毛から醤油も造ってた事ですし。

▶禁煙に成功したオバマ米大統領、たばこ会社を批判(ロイター/11月18日(金)18時53分配信)
▷自己責任を言うも、自分の事では割るのは他人だ。

▶イランへの武力行使は世界経済に悪影響の可能性=米国防長官(ロイター/11月18日(金)18時12分配信)
▷逆にアメリカ経済には貢献。。。

▶北朝鮮・イラン関係、情報なし=核・ミサイル開発でIAEA(時事通信/11月18日(金)18時7分配信)
▷「攻撃すれば分る」(米国防省)

▶重さ20キロ! 巨大サツマイモ収穫 中国浙江省(毎日中国経済新聞/11月18日(金)16時46分配信)
▷おから入りだったりして??

▶従業員1万人がスト・デモ=警官隊と衝突―中国の靴工場(時事通信/11月18日(金)16時24分配信)
▷全従業員が、警官隊に靴を投げて抵抗。

▶インド北部で脳炎流行 年明けから474人死亡(毎日中国経済新聞/11月18日(金)15時13分配信)
▷日本には「日本脳炎」という法定染病が有ると、インド人もびっくり。

▶超大型貫通爆弾を配備=対北朝鮮・イラン圧力―米国防総省(時事通信/11月18日(金)14時48分配信)
▷「イラク、パキスタンがひと段落。次を早く始めないと!」(戦争経済国家アメリカ)

▶大統領暗殺未遂容疑で訴追 「オバマ大統領は悪魔だ」と発砲の男(産經新聞/11月18日(金)14時20分配信)
▷悪魔の帝国の大統領は悪魔。

▶ナンキンムシ探知犬、米ニューヨーク市が初めて導入(ロイター/11月18日(金)14時3分配信)
▷日本には「ハンベイブンシ探知犬」が、沢山居るんだぞ。『警察』『検察』『裁判所』。。。

▶米軍兵士、酔ってバーに放火 韓国ソウル(毎日中国経済新聞/11月18日(金)12時52分配信)
▷米軍兵士、素面で全国で強姦強盗ひき逃げ… 日本基地の町

▶<ASEAN>野田首相、2兆円規模の支援を表明(毎日新聞/11月18日(金)12時27分配信)
▷外面だけ良い「ダメ男」の典型。

▶<米議会>財政削減策めぐり混乱 協議決裂が現実味(毎日新聞/11月18日(金)11時14分配信)
▷米国内では決して緊縮財政など取りません。苦しむのは常に外国。

▶マーク・ジェイコブスの新作が盗難被害、プレスイベント中止(CNN.co.jp/11月18日(金)11時3分配信)
▷中国? 韓国?

▶全米で一斉に反格差デモ、NYやLAで数百人逮捕(CNN.co.jp/11月18日(金)9時51分配信)
▷なぜ日本では、格差に喘ぐ人々もこのように行動が起こせないのだろうか…。

▶最優秀エコカーに「シビック」=圧縮天然ガス仕様車―米ロス自動車ショー(時事通信/11月18日(金)8時11分配信)
▷TPP参加姿勢に、宗一郎さんは草葉の陰で何とおっしゃってるか。

▶イタリアの新首相が所信表明演説 「ユーロの将来かかっている」(産經新聞/11月18日(金)7時55分配信)
▷さすがにこの人、分っている。

▶コメ「高くても国産」89%…読売新聞世論調査(讀賣新聞/11月19日(土)22時0分配信)
▷そんな事言ってるのは今だけ。弁当、外食産業、加工品、総て安けりゃ良いが蔓延する。

▶経産相、TPP交渉参加3か国の貿易相と会談(讀賣新聞/11月19日(土)20時25分配信)
▷着々と進行中。

▶債務危機の欧州が日本から学ぶべきこと(1)(2)(3)=中国メディア(サーチナ/11月19日(土)18時44分配信)
▷「日本がやってる事をやらない」と言う事。

▶DeNA「減益」で成長にブレーキ 頼みはグローバル化の進展(J-Castニュース/11月19日(土)15時52分配信)
▷「残念ながら、球団を手放す事になりました」(DeNA社長)

▶送発電分離と競争原理訴え 経済同友会、利用者視点で見直し(フジサンケイ・ビジネスアイ/11月19日(土)8時15分配信)
▷これで又一つ「スマートメーター」という利権が産まれた。

▶業界に配慮し自動車取得税の廃止を要求 来年度税制改正で民主党税調(産經新聞/11月18日(金)19時51分配信)
▷すべて「業界に配慮」し、「国民に配慮」は金輪際無い『オリ民政権』


♡ブータン国王夫妻、国会に 復興にエール(朝日新聞/11月18日3時6分配信)
♥毎日、心温まるお言葉が続く。
>「不幸からより強く大きく立ち上がることができる国があるとすれば、日本と日本国民だ」
陛下の前で笠を取った僧侶に駆け寄る様にして、国王自らからその笠を僧侶の頭に被せた行為は、眼に焼き付いて永遠に残るだろう。
本物の人格者。そして本当の「幸福度No.1の国の国王であらせられると実感する。



【今週のモフモフ】


     
     国民が皆で見つめる、その視線の先には…


     
     このいたいけないコニャンの視線が見つめる先には…


     
     「オレがオザニャンだ」
     『この眼の金色のうちは、日本を売り飛ばす様な事はやらせねえ』



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「タイミング」と「数」に言及した小沢一郎は、いよいよ<本当に>動くのか…?

2011-11-16 23:24:22 | 政治と社会
風雲急を告げている。


何しろ、<TPP>参加を明言してしまったのだから。

「参加国との協議に入る」は「参加の協議」とは違う、などと言う落語みたいな言い逃れは、永田町以外では通用しない。

ましてや、世界の外交の舞台では、翻訳の遊びと思われておしまい。


更には、それに先立って<消費税>増税すら、政府内では既定路線の如くに語られている。

国土の放射能汚染は、ますます広がって居ると言うのに。
被災地での復興はおろか、被災者各自の人生に対する展望を、全く与える事すら出来ていないと言うのに。


「代表の任期が2年では短過ぎる」
「代表が総理で居る間は、任期は決めない方が良い」

などと、天国みたいな会話をかわしている『民主党』議員達の感覚は、一体どこで狂ってしまったのだろうか。


この、野田佳彦の先走りは、「党内対策である」という説があるらしい。


▶野田首相が本当に恐れているのは野党でなく与党内からの造反(ポストセブン見出し)

>日本国内で本格的な増税論議が始まっていないのに、外で約束するのは手順が違う。後で批判を浴びるのを承知のうえで、野田がまず国外で消費税引き上げを約束したのはなぜか。

>「対外的にも約束したから先送りできない」という論法は野党や国民向けには使えない。なぜなら「外でそんな約束をしたお前が悪い」という話になって責任追及されるのが関の山だからだ。

>そうではなく、これは民主党の党内向けだ。いずれ与党内では消費税引き上げ法案をめぐって火花が飛び散る。増税反対派をどう説得するか。そのとき「総理が国際公約した話なんですよ。それでも反対するなら総理の面子をつぶすだけでなく倒閣話になる。党を壊すつもりか」という脅し文句に使うつもりなのだ。

>与党議員は野党と違って基本的には総理を支える立場にある。その野田が世界に増税の決意を示した以上、反旗を翻すならもはや政局、党内権力闘争になる可能性が高くなった。 野党がいくら「中で話す前に外で約束するとは何事だ」と拳を振り上げたところで「これは私の方針です」と突っぱねてしまえば、それまでだ。

>本当に怖いのは野党ではなく、与党内からの造反だ。それを抑えこむために、いまのうちに思い切ってルビコン川を渡ってしまった。そんなところではないか。先手必勝の作戦である。

>野田にこういう知恵を授けたのは、もちろん財務省だろう。まず野田を先に動かして、絶対に後戻りできないようにする。引き上げ撤回を言い出せば、直ちに政権崩壊という断崖絶壁に追い込んだ。そのうえで与党内の反対派とはガチンコ対決させる。腰が引けたほうが負けという構図だ。今回の「国際公約」は国内政治の産物でもある。
【NEWS ポストセブン/11月17日(木)7時6分配信】



東京新聞・中日新聞論説副主幹の長谷川幸洋氏の解説である。


『野田首相が本当に恐れているのは野党でなく与党内からの造反』等と言うご託は、わざわざ解説されなくても、当たり前の事だ。

衆院で過半数を押さえている政権与党は、野党が何を言おうが、反対しようが、所詮は「想定内」の政治行動であって、怖くも何ともない。

最後は、それこそ「強行採決」してしまえば、なんだって通ってしまうのだから。

党内基盤が弱い代表に取って、党内からの氾濫が一番怖いに決まっている。


そして、一か八かで勝負に出たつもりなのだろうが、残念ながら「財務省の思惑」は、今回に限っては、スベりそうだ。

なにしろ、やってはいけない売国的行動をとってしまったのだから。

いくら「総理を支える」のが立場だからと言って、国を外国に売り渡す様な重大な過ちを、独断専行で決めててしまったのだ。

いくら「党内基盤弱い」一回生議員であろうと、「選挙区が弱い」盤石な支持基盤を
持たない議員であろうと。

国運を傾ける様な政策を、ウヤムヤにされて引き下がれる訳が無かろう。

そうですよね、山田サン。


「総理の面子」を潰さない様に立ち回るのは、総理が党員から支持されている時に限られるのだ。

党内の議論の過程で、多数のぎ員が反対をしている様な<売国的政策>を、党内の反対を無視して、閣議決定もせず、国会論議も採決もせず、一個人の総理大臣が「国を代表して」約束する事など、支え様が無いでは無いか。

勿論、総理大臣は、大統領制の元での首相でない限り、一国を代表する。

総理大臣が「約束する事」とは、国が約束する事を意味する。


だからこそ、国民の多くが反対し、党の議員達の過半数が反対している事柄を、勝手に約束する事など、許される事では無い筈だ。

『ルビコン河』を渡らせたのが、財務省の入れ知恵で有ったとしたら(多いに有りそうな事であるが)、官僚の分析力の無さを、図らずも露呈してしまったと言う結果に、なる訳だ。


党内の多くは、認めません。


「総理が国際公約した話なんですよ。それでも反対するなら総理の面子をつぶすだけでなく倒閣話になる。党を壊すつもりか」

と言うのなら、答えは決まっている。

「その通り。総理の面子は護ってあげる訳にはまいりません」
「党は、潰します」



▶小沢氏「首相は米国の都合のいいようにされる」(讀賣見出し)

>民主党の小沢一郎元代表は16日夜、都内のレストランで自らに近い同党の若手議員5人と会食した。

>小沢氏は野田首相がTPP交渉参加を表明したことに関連し、「首相は外交交渉の経験も実績もないので、国民生活を守る準備なしに交渉に参加してしまうと、米国の都合のいいようにされてしまう」と述べ、懸念を示した。

>また、党内のTPP慎重派が一時、離党も辞さない構えを見せたことについて、「いまは動くタイミングではない。実際に動くのであれば(離党者で)多数派を作ってからでないと厳しい」と語った。

>さらに、次期衆院選について「年が明ければ、選挙の空気が強くなる。今、衆院選をやったら民主党衆院議員は50人(国会に)戻ってこられるかどうかだ」との見通しも示した。消費税率引き上げにも否定的な考えを示したという。
【讀賣新聞/11月17日(木)7時6分配信】



そりゃそうでしょう。

「首相は外交交渉の経験も実績もないので、国民生活を守る準備なしに交渉に参加してしまうと、米国の都合のいいようにされてしまう」のは、火を見るよりも明かである。


▶野田首相、TPP参加など念頭に「日本は自由貿易推進のイニシアチブを取っていく」(FNN タイトル)

>16日午前、野田首相は「気をつけなければいけないのは、保護主義の台頭です。だからこそ、こういうときこそ、自由貿易を推進するという意味で、日本はイニシアチブを取っていかなければいけないと思います」と述べ、TPPなどの経済連携を強化していく考えを示した。

>さらに、TPP交渉に臨む政府の体制について、「前例にとらわれることなく、外交交渉や情報提供をしっかりとやっていくための強力な体制を整備していきたい」と述べ、省庁横断の対策チームを設置したい考えを示した。
【FNN ニュース/11月16日(水)14時18分配信】



おいおい。

一体どこの誰が、「日本は自由貿易推進のイニシアチブを取っていく」何て事が出来ると言うのでしょうか。

野田佳彦自信が、そんな事が出来る器だと、考えているのかしらん。

そうだとしたら、自己分析すら出来ない様な人物に、国政の舵取りなど任せられない。

官僚が任せて下さい、とでも吹き込んだに違いない。

「省庁横断の対策チーム」を作る、と言ってる時点で「霞ヶ関に誘導されてます」と語っているも同じ事。


▶TPP交渉参加「調子いいこと言ってると世界の信用失う」亀井氏、首相に苦言(産經見出し)

亀井氏は、首相が示した交渉参加方針について「国際政治での基本的なスタンスと国内のコンセンサスが一致していない」と指摘。その上で「二枚舌を使ったのではないかと議論されることは極めて恥ずかしい」と述べた。
【産經新聞/11月16日(水)17時13分配信】


総理に正論を吐いて苦言を呈する事が出来るのが、連立を組んでいる「小政党」の党首だけ、と言う事が民主党の抱えている病巣を、良く表している。

馬◯総理の周りに、◯鹿側近しか居ない。
それを支える党内の「主流派」と呼ばれる側に、大◯鹿共しかいない。

馬鹿は馬鹿に担がれる。

馬鹿は馬鹿しか担げない。

やれやれ。


▶小沢氏 「今選挙なら50人が戻ってこれるかどうか」(産經見出し)

>民主党の小沢一郎元代表は16日夜、東京・赤坂のレストランで同党所属の衆院当選1回の若手議員5人と会食し、「年が開ければ、翌年(平成25年)が任期満了で選挙の空気が強まる。みんな、地元に張り付いてどぶ板でがんばれ」と語った。

>小沢氏は解散、総選挙が今すぐ行われた場合について「(民主党は)50人が戻ってこれるかどうかだ」とも分析、早期の解散は考えにくいとの見方を示した。


選挙に言及した。

「地元に張り付いて頑張れ」

同じ会合を報じた、上記の讀賣の記事には、こうも有った。

「いまは動くタイミングではない。実際に動くのであれば(離党者で)多数派を作ってからでないと厳しい」


つまり。

タイミングを見計らっている、と言う事だ。
数をそろえる算段も考えている、と言う事だ。


それはそうだ。

いくら裁判中で動きづらいと言った所で、風雲急を告げているのだ。

年明けにも「消費税」論議が始まる。

「増税は、四年間はやらない」と言う政権公約は、今にも反古にされようとしている。

これで動かなかったら、政権を取らせた男として、国民に申し訳が立たないだろう。


これまで「音沙汰」の無かった小沢一郎が、政権に対する発言を始めた。

選挙を口にした。

離党に必要な要素を、口にした。


そうなれば、あとはもう「タイミングを見計らって」立ち上がるだけ。

『政党助成金』の交付対象になる為には、年末までには「政党」として存在していなければならない。

それは、一つのタイミングではある…。

それより、もっといいタイミングが有る。



▶ようやるわ民主党執行部 悪辣な新党潰し(ゲンダイ見出し)

>民主党執行部が「新党潰し」を画策しているという。

>ズバリ、「政党交付金」を凍結する作戦である。

>「TPPでは玉虫色の決着で党の分裂を防ぐことができたが、これから年末にかけ、必ず消費税増税で政局になる。TPPでは離党を思いとどまったが、消費税増税となれば、もう民主党内にとどまってはいられません」(増税反対派の民主党議員)

>民主党内の「TPP反対派」と「増税反対派」は、大部分が重なり合う。小沢支持グループと1年生議員が大半を占めている。

>野田首相は10月のG20に続き、ハワイで開催されたAPECでも、消費税増税の関連法案について、来年の通常国会で成立させたいと表明。通常国会に提出するには、年内に法案を固める必要がある。
しかし、そうなれば党内の猛反発は必至。しかも、「増税反対で離党するのは5人、10人というレベルではない」(事情通)なんて話も伝わってきて、民主党執行部も気が気じゃなくなっている。

>増税論議が本格化する年末が、民主党分裂・新党結成のヤマ場になるのは間違いない。国民新党の亀井代表が反TPP新党を立ち上げるという話もある。そこで、にわかに浮上したのが「政党交付金の凍結法案を通常国会に提出」という荒業だ。

>交付金が凍結されたら新党は干上がってしまう。凍結されるかもしれない、という話が広がるだけで、新党結成の動きを封じ込めることができる。

>民主党は、岡田前幹事長がほとんど使わなかったこともあり、100億円以上の現金があるので、政党交付金を凍結しても耐えられます」(民主党関係者)

>そもそも、この凍結法案は今年9月、民主党の1年生議員有志が「政党交付金を2年間凍結し、復興財源に充てるべきだ」と党に提案したもの。増税の前に、自ら身を切る姿勢を示す必要があると提言したのだ。
 
>その時は無視していたクセに、新党を潰して増税を押し切るために交付金凍結を持ち出すとは、あまりにムシがよすぎないか。
【日刊ゲンダイ/11月16日 掲載】


いやはや、姑息な奴らである事よ。

しかしだ。

万一そのような、誰が見ても理由は「見え見えであからさま」な対策を打ち出したとしたら。


その直後こそが、離党の最高のタイミングでは有りますまいか。


野田、仙谷、前原、岡田、玄蕃、安住、その他の「オリ民出身」の売国奴どもが、真っ青になるに違いない。


そんな光景を、是非見せて欲しいと思いませんか?

皆さん!


山が動く、のが見られるのか。

待ちに待って。

待たされに待たされた挙げ句に。。。


み党の渡辺喜美サンも、国会での質問で言ってましたね。

「民主党は最早、一つの政党とはとうてい思えない。いっその事分裂してはどうですか」


コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「どいつもこいつもナメやがって!」と開き直れる外交は出来ない物か…。

2011-11-14 22:14:26 | 世界に置ける日本
世界のパワーは、<米欧中露>である事は、疑いない。


20世紀後半の一時期、「日米二局」と思われていた時代が有った。

その大いなる幻想に惑わされてい「世界」が有った。


その二大パワーに対抗する為に、ヨーロッパは「統合」せざるを得なかった。

総ての国々が、民族の起源が違い、価値観が違い、伝統風習が違い、歴史の背景が異なるヨーロッパの国々が、「統一経済圏」を造るなど、50年前までは想像も出来ない事だった。

第一歩を踏み出した、独仏の決断は、賞賛に余りある。

まあ、19世紀末までは、ドイツもイタリアもそれぞれ200余りの国々に分かれて、お互いに足を引っ張り合っていた事を考えると、この二国が統一国家になった事も大変な事では有ったのだ。

そう考えれば、『ヨーロッパ』と言う共通の土壌で、小国に留まったまま割拠していても、強大な中央集権国家のフランスやスペイン、ロシアなどに対抗しきれない、「時の流れ」という必要性が有ったのだ。

しからば、欧州域内での、かなり大きかった格差を乗り越えて『拡大EU』に突き進もうとする「哲学」は、現代に於ける必要不可欠は政策なのだろう。


お陰で、高速道路と言うものが存在しなかったポーランドにも、高速道路網が建設され、最貧国で有ったルーマニアやハンガリーですら、旧西欧諸国に並ぶ程の生活水準の社会を手に入れ始めている。


勿論その為に、「先輩諸国」は、拠出金による負担が大きく、各国の国民達の中には、自国の高い失業率や、大きな財政赤字による社会的インフラの荒廃や、保険や年金制度が破綻しかかっている時、なんで遠い旧東欧の後進国の為に、高額の税金を負担しなければならないのか、という不満は募って行く。

それでも、彼等は統合政策を後退させる様な事はしない。

何が何でも、ギリシャは救う。

イタリアも救う。

この決意は、各国指導者達の間では、共通認識となっている。

欧州の中で唯一の<KY国家>ドイツだけが、時に言う事を聞こうとしない事も有るが、概ね「統一しているからこそ」世界の極の一角を占めていられるのだ、という原則は理解している。



さあ、そこで他の極に目を向けてみると。

アメリカと、ロシアと、中国の哲学はと考えてみると、彼等は夫々が「単独で」一つの極を形成している事の自覚が非常に大きい。

彼等は、同じ土俵に他国を入れて、「共に耐えて頑張ろう」等と言う発想は無いのだ。

夫々が、『天上天下唯我独尊』の哲学で、世界にその<覇>を示そうと余念がない。


特に、遅れて来た『中露』の、抜きん出た「自尊心」と「覇権意識」とは、往々にしてその他の国々に、大いなる迷惑を与える事となる。

彼等に取っては、知ったこっちゃ無い、訳であるが。


そして、勿論アメリカは、世界とは「自分達の世界」としての発想しか出来ないので、言うまでもない。


その、三極に「直接」接する我が日本は、しっかりと確立した国家観と世界観とを持って、確たる哲学で接しないと、良い様に貪られてしまう事となる。

分りきった事だ。


それで、最近日本は所謂「舐めれられっぱなし」状態に沈み込んだまま、浮上出来る気配すらない有様である。



▶北方領土、経済協力を優先…首脳会談でロシア(讀賣見出し)

>12日にホノルルで行われた日露首脳会談は、北方領土問題について「静かな環境」のもとで、実質的な議論を進めることで一致するにとどまった。

>ロシアは議論の停滞を尻目に、北方領土の実効支配を固め、日本との経済協力を優先する姿勢を鮮明にしている。

>メドベージェフ大統領は12日、ホノルルでの別の会合で領土問題の解決策を問われ、「政治は経済の後に続くべきものだ」と強調。「我々は共同でこの島々を開発するため、日本の投資家や専門家が来ることに反対していない」と述べた。

>メドベージェフ氏も、次期大統領就任が確実なプーチン首相も、「第2次大戦の結果」として、北方4島の領有を正当化する立場を示している。日本の主張を認めさせる「実質的な議論」を進めるのは容易でない。
【讀賣新聞/11月14日(月)20時26分配信】



「静かな環境で」って…。

早い話が、「ガタガタぬかすな!」って事です。

「我々は共同でこの島々を開発するため、日本の投資家や専門家が来ることに反対していない」

おいおい。

「口は出さずに、金だけ出せ!」って事ですね。


よくもまあ、ここまで相手に高飛車に出られる外交環境を、造り上げてしまった物だ。

宗男氏が居てくれれば、ここまでの事態には、陥らなかったのでは無かろうか。



▶日中首脳会談 戦略的互恵関係の深化確認 ガス田問題は進展せず(産經新聞/11月13日(日)13時0分配信)

>首相は、昨年9月の沖縄・尖閣諸島沖での中国漁船衝突事件を受けて中断している東シナ海のガス田共同開発に関する条約締結交渉について、早期再開を求めた。胡主席は「基本合意を履行する立場に変わりはない。早期再開に向けて意思疎通を図りたい」と述べるにとどめた。首相は海上での不測の事態に備える「危機管理メカニズム」の構築を呼びかけたが、主席は明確な回答を避けたという。
【産經新聞/11月13日(日)13時0分配信】


「両国の戦略的互恵関係を深化させることを確認し」たと言うことは、何もしないって事です。

中国は、戦略的に欠かせない案件については、絶対に譲らない事を明確に理解せよ、と言われているわけです。

尖閣諸島の領有権など、議題に上らせる事ですら無い。
「ガス田は、中国が確実に開発するから静観せよ」



そしてさらに、世界に君臨するアメリカ合衆国はと言えば。


▶<TPP>交渉に早速圧力 国内反発さらに強く(毎日新聞/11月15日(火)1時6分配信)

>野田佳彦首相は13日(日本時間14日)、米ハワイで開かれたアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議で環太平洋パートナーシップ協定(TPP)の交渉参加方針を表明し、閉幕後の会見で「いくつかの国から歓迎の意が表明された」と胸を張った。

>TPPを主導する米国はさっそく日本に市場開放要求を突きつけ、日本国内ではTPP慎重派が首相を手ぐすね引いて待ち構えている。

>米国は「高い貿易自由化基準に合わせられる国にTPPの門戸を開く」と繰り返している。オバマ大統領に同行した米政府高官は「日本は農業やサービスなどでハードルを乗り越えなければならない」と述べた。
【毎日新聞/11月15日(火)1時6分配信】


「日本の本気度についての事前審査」

「(TPPという)高い山を登るのに、ようやく『登山靴を買っていいよ』と言われただけ」

以上は、首相に同行した経産省筋の感想である。

おいおい、お前らが今更そんな事を言うか…。


更には。


▶首相、必死の「ご機嫌うかがい」 つれないオバマ大統領(産経見出し)

>野田佳彦首相にとってオバマ米大統領との2度目の首脳会談はまたもほろ苦い経験となった。

>ホノルル市内のホテルで行われた会談は約55分間。首相はハワイにある大統領お気に入りの菓子店のクッキーを持参した上で、TPPなど米側のかねての要求を次々とのんだ。懸案の普天間問題でも沖縄県名護市辺野古への移設に必要な環境影響評価書の年内提出を約束した。

>首相の“お土産攻勢”に大統領はほおを緩め、「歓迎する」「評価する」を連発したが、ビジネスライクな応対に変わりはなかった。TPPについても「各国が高いレベルの合意に向け準備する必要がある」と言い切った。「日本のゴネ得や先送りは許さない」とクギを刺したに等しい。
【産經新聞/11月14日(月)22時52分配信】



「日本は世界の課題先進国なんです…」

野田佳彦は<日本の状況を自虐的にこう表現した>のだそうだ。


ただ、『総理大臣になってみたい』程度の、はなはだ個人的理由で、首相なんぞになられては堪らない。

外交とは、軍事力を使わない「戦争」なのだ。

こちらから積極的に「相手の希望を総て受け入れる事」を、最初から表明したり。
自国のダメぶりを表現してみたり。


何をやりたくて、国際会議などにノコノコ出かけて行くのだ。

税金の無駄遣い、等と言う以前に「国を滅ぼす」事になる様な態度を取られては、国民は泣くに泣けない。


せめて、韓国でも見習って、しっかりと自主独立の覇気を見せられる勇気を持った政治家や官僚は居ないのか。


▶違法操業の中国漁船への取り締まりを強化、韓国当局が法改正の動き―韓国メディア(レコチャ見出し)

>2011年11月13日、韓国聯合ニュースは、韓国の排他的経済水域(EEZ)で目の細かい網を使い稚魚まで捕り尽くす中国漁船に対する取り締まりを強化するため、当局が法改正を検討していると報じた。米華字サイト・多維新聞が伝えた。

>現行の法律では中国漁船が韓国の領海内で捕った魚については韓国当局がすべて没収できるが、EEZ内であれば罰金を徴収するだけで釈放しなければならない。だが、中国漁船にとっては捕った獲物を売れば罰金以上の儲けがあるため、痛くもかゆくもない。そのため、EEZ内で捕られた魚も没収できるよう求めた改正案が近く韓国司法当局に提出される見通しだ。
【Record Chaina/11月15日(火)5時34分配信】


自国の富を他国に奪われる事は、あらゆる手段で阻止する。

当たり前の事。

政治のイロハである筈だ。


日本国外務省は、世界には四極有る事を理解しない。

総て、世界はアメリカの周りを回っている、と信じている。

欧中露は、日本と同じ様に「アメリカという名の太陽」の周回軌道状を回る惑星の一つと勘違いしている。

既に世界には「四つの太陽」が、輝きを競おうとしている。

日本は、その四連星を回る、単なる一つの惑星に過ぎないのだ。


アメリカは、否応でも巨大なジャイアンである。

しかし、ロシアも中国も、それに勝るとも劣らない、強力な存在になっている。

豚も杓子もアメリカばかりを見ていると、失わずに済んだが筈の物まで、失ってしまう事になるのだ。


現実を「正しく」把握しなければならない。


ヨーロッパは、四極の中ではそれ以外の三極ほど、日本にとって表立っての利害関係には無いと、皆が思っている。

しかし、そのヨーロッパでは、アメリカも他の二極と同じ物に過ぎない。

ヨーロッパ域内で、団結し、共同歩調を取り続ける限り、ギリシャやイタリアの危機も、ヨーロッパ共同体の崩壊を招くほどの重大事には至らないだろう、と思われている。

旧世界は、齢を経ても、新世界より経験も蓄積も上回っているのだから。


中国も、アジア政策、中東政策、アフリカ政策、中南米政策の、同時展開でその「プエゼンス」のウエイトをどんどん高めている。

アフリカでは、最早中国抜きでは経済は回らなくなってしまった。

アメリカより、ロシアより、欧州より、中国が仕切っているウエイトが遥かに勝っているのだ。


ロシアも、旧『ソヴィエト連邦』諸国の連携再編の野望を、隠そうともしなくなった。

夫々の極が、夫々のテリトリーを固めて、世界の他の地域への圧力を強める為に、お互いにしのぎを削っているのだ。


では、日本は。


『環太平洋自由貿易パートナー・シップ』だと。

アメリカは、中国やロシアと同じ様に、周辺諸国を自分の「生命線」として有利に搾取出来る様に振る舞うのみである。

『チャベス大統領』などは、それが見えているから反発の姿勢を崩さない。


欧州の様に、「太平洋周辺域内」の共同発展、などは夢想だにしていないのが、アメリカと言う国である。

世界支配を押し進めていなければ、生存して行けないアメリカと言う国は、回遊を止めると死んでしまうマグロみたいな物である。

その、世界支配を続けるには、邪魔になる障害を取り払って、その他に障害になりそうな諸国を牽制する。

しかも、一番利権が大きそうな国をターゲットにして。

何しろ「産軍学」共同体で経済を支える国体としては、定期的に戦争を繰り返さなければ、兵器の棚卸しも出来ないし、新型兵器の製造開発も滞る事になる。

その、戦争産業を支えるのが、1%の巨大資本家であり、その巨大資本家達は、多国籍企業の隠れ蓑を纏って、世界中のありとあらゆる産業分野を、間接的に支配している。

そして、その支配を円滑に継続して行く為にも、産業上のライバルの存在は許しておけない。

そして、簡単に言う事を聞く「虐められっこ」から、徹底的に搾り取る。

その、「ライバル」にも「虐められっ子」にもされてしまうのが、日本なのだ。



いい加減に、目を覚まそう。

オバマや、クリントンなどは、実は同でも良い。


対日利権集団である、ハンドラーズこそが国敵であり、倒すべき存在なのだ。

別に、闘って倒す必要は無い。

相手にしなければ良いだけ。


今回日本に出張って来て、官邸で野田佳彦に圧力をかけた様な、軍事ブローカー、金融ブローカー、米国産業利権代表の輩に、まともに対応して、あたかも彼等の言動が「アメリカの総意」の如くに奉って、唯々諾々と彼等の意見に従って来たから、今日の惨状が有るのじゃないか。


それに、いい加減に気がつかねばならないのと違うか。

日本で禄を食む官僚であるのなら。
日本の国政を委ねられた政治家であるのなら。


いい加減、「アメリカ政府特使」などと呼ばれる輩と同席せざるを得なくなったら、ちゃぶ台をひっくり返せ。


日本に仕えるのか、アメリカに仕えるのか。

官僚共、及び、対米隷属一辺倒の政治家ども。

おのが立ち位置を、明らかにせよ。



コメント (9)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

新装なったオルセー美術館に「時を忘れて」たゆたう。絵画と言う媚薬に身を任せて。

2011-11-13 20:46:04 | 歴史と文化
二年あまり続いていた『オルセー美術館』の改装工事が終わり、リニューアル・オープンした。


今週の【フォトの旅】は、政治や外交のあくどい現実を離れて、ほんのつかの間だけでも、心の洗濯をして頂きましょう。


     
     セーヌの対岸に見る「オルセー美術館」の全景



時は19世紀。

革命と、王政復古による反動政治が三度繰り返され、更に『プロシア』との戦争とその敗北、その最中の『パリ・コミューン』という、激しい歴史の混乱期であった。

フランスは、19世紀の殆どを通じて混乱の極みをへて、産業革命を通じて社会全体が「現代化」の戸口に立った。

それまでの『学問』としての<芸術>が持っていた、理論優先と「形而上」的使命から、日常性を見つめる「形而下」の表現へと大きく変化し、芸術も現代化が避けられない者となって行く。

その時代の、表現方法の「変化」を集めたのが、『オルセー美術館』である。


産業革命のシンボル、鉄道の駅を再利用して、器ごと「19世紀後半」を表現した美術館として、世界の注目を集めている。


     
     最上階のテラスから(旧)駅構内を俯瞰する


ナポレオンの失脚により、その後のフランスに居場所を失った「ダヴィッド」の後を継いで、フランス美術界を率いた「アングル」が興す『ロマン主義』から、フランス美術、翻ってヨーロッパ美術の在り方が変わって行く。


     
     「泉」(アングル)

学問的拘泥による「理論優先」と「選民思想」から、芸術の一般化を促す事になった、アングルのもたらす『ロマン主義』が、現代美術とアカデミスムとの橋渡しとなった。


その先に来る物が、生活苦からパリを出て、周辺の村に流れて行った若手が、生活環境を素のままカンバスに捉え始めた動きであったことは、ごく自然な流れであった。

『リアリスム(自然主義)』である。


     
     「晩鐘」(ミレー)


     
     「落ち穂拾い」(ミレー)

     
<土に生きる農夫>や<小作人の日常>など、絵画の属性であった「学問性」「哲学性」から、完全に脱却したリアリスト達は、当然全く画壇からは受け入れられず、絵も全く売れなかった。

貧乏の極みを生きるハメになる。

そこから、芸術の「現代化」が始まる。


しかし、彼等と言えども、当然「美術学校」に通って、アカデミスムの基礎はしっかりと身に付けていた。

以下の、ミレーとアングルの作品を比べてみると、良く解る。


     
     アングル


     
     ミレー


双方とも、18世紀「フーシェ」などの流れをしっかりと受け継いでいる。
ミレーが、初期にはこのような「アカデミスム」作品を描いていた事は、余り知られていない。


その「リアリスト(自然主義者)」の中から、「アンプレッショニスト(印象主義者)」が生まれて来る。


     
     「ココリコ」(クロード・モネ)

     
     「ココリコ」(オーギュスト・ルノワール)


<光>とは、明るいか暗いか。
色彩には関係ない。

と信じて来た。
しかし、自然主義者達が「表で」描く習慣が出来て来ると、描いている対象が時間によって「見え方=色彩」が変化する事、に着目する。

「色彩とは、今この時の光が与える効果である」
「今この時の光を、カンバスに定着させたい」
「何を描いてあるか、では無く、描いている物は<その時の光の効果>を表現する手段」


この変化が、印象派であった。


対象物を、敢えて「逆光の下」に据えたり、「木漏れ日」のあたる環境に見たり、それまでの芸術の持つ、「リアリスム」の追求からすると、全く常識を覆す描き方に挑戦して行った。


     
     「昼食」(クロード・モネ)


タイトルにも関わらず、食事の風景は描かれて居ない。

食事の後の、食べ散らかした食卓が、木漏れ日をまだらに受けて、描かれている。

主人公であったらしき人物像は、一番奥に小枝にかぶさって簡単に描いているだけ。


さらに、光の追求は機械的な作業を繰り返させて行く事となる。


     
     「ルーアンのノートル・ダム大聖堂」(モネ)

     
     「ルーアンのノートル・ダム大聖堂」(モネ)

春夏秋冬、午前午後、好天曇天、あらゆる条件下で、同じ対象を描き続けた結果が、印象主義を造り上げた。

ルーアンの大聖堂を、クロード・モネは、約二年間に64点描いている。

かっては、オルセーには4点が並んでいたが、新装で2点だけになってしまった。



そこから導き出されて来た事は、あくまで「光を色彩で定着させる」事が表現であって、画家個人の個性が失われて行くリスクが有った。


     
     「シスレー」「ピサロ」「モネ」


このサインを、絵の間で入れ替えても、別に「絵」自体には影響が無い…。
これが『印象主義』の罠であった。

この三人の作品を、横一列に並べて同じ額装にした発想は、さすがフランスの美術館の、本領発揮と言うべきだろう。


     
     「ムーラン・ド・ラ・ギャレット」(ルノワール)


ここに集う人々は、産業革命のお陰で「定期的」安定した収入を確保出来る様になった市民達が、上流階級のみに許されていた「娯楽」を獲得し、ダンスホールでの楽しいひと時を過ごしている。

全員が「木漏れ日」の下で、まだらに描かれている。


ルノワールは、人間を描きたかった。

女性の、豊満で輝けんばかりの美しい柔肌を、描きたかった。

その求めるものに、印象主義は相応しく無い事に気がつく。

そして、画風を変えて行く事となった。


     
     「都会のダンス」(オーギュスト・ルノワール)

     
     「田舎のダンス」(ルノワール)


彼が、印象主義的表現を離れての、第一作である。

都会の「ブルジョワジー」の若い男女の、育ちの良さと、経済的環境に恵まれている事がもたらす、自信と精神的高揚を見事に描いている。

田舎の男女はと言えば、センスの悪い柄行きの木綿の服に、庶民の生活ぶりを感じさせ、しかし社会的立場に則って「生活を楽しんでいる」若い衆の、気取りの無い雰囲気が、これまた見事に表されている。


ルノワールは、再び古典に学び直し、最終的には「ルーベンス」に行き着く。

豊満な女性の、豊かな美を存分に表した。


     
     「二人の水浴後の女」(ルノワール)【遺作】


セザンヌも、印象主義者であったが、故郷の地中海地方へ回帰して、プロヴァンスの荒々しい風景、庶民の生活の一コマ、古代の神話の現代解釈などに取り組む為に、作風を変えて行く。

地中海世界の空の、海の、ブルーが『セザンヌ・ブルー』を造り上げた。


     
     『サント・ヴィクトワール山』(ポール・セザンヌ)

生地「エックス・アン・プルヴァンス」からこの山を望む光景が、彼の原風景である。


やや遅れてやって来たゴッホ。

彼は、自らの運命を予見していたかの如くに、時間に追いかけられながら、描きまくった。


     
     「自画像」(フィンセント・ファン・ゴッホ)

     
     「自画像」(ゴッホ)


前者は、プロヴァンス地方アルルに転地療養していた時の自画像で、自ら命を絶つ二年前である。

後者は、最後の三ヶ月を、パリ郊外「オーヴェール・シュー・ワーズ」に過ごした時の1898年の作である。

目が違う。

最後の三ヶ月を過ごした町には、高名な精神科な医師で、若手の画家達のパトロンで、自らも絵筆を執っていた『ガシェ博士』がいて、ゴッホは彼に心を開いていた。


     
     「オーヴェールの教会」(ゴッホ)


そのゴッホが、オランダからパリに出て来て、心酔したのが「ゴーギャン」である。

彼は、アルルに転地療養に赴いた際に、ゴーギャンを口説いて下向させ、しばらく一緒に生活した。

ただ、天才は並び立たない。

意見の対立から、ゴッホは激情に駆られて、ゴーギャンをはさみで刺そうとする。

けんか別れし、ゴーギャンはパリに帰り、ゴッホは耳を切る。
その後、徘徊する様になり、悲劇の下地が出来て行った。

サン・ポール修道院病院に駆け込み、一年間の入院加療のすえ、修道尼達の献身的な看護のかいもあって、彼は精神的にかなり回復した。


     
     「アヴィニヨン郊外を移動するジプシーの集団」(ゴッホ)


生涯自分では食べて行けず、弟に世話になりっぱなしの自分が許せず、悶々としていた彼は、恐らくガシェ博士のお嬢さんに片思いしていた挙げ句に、彼女が婚約したショックが、自らを死へと追いやった直接の引き金では無いかとも、言われている。



ゴーギャンは、「南太平洋航海記」を読んで憧れ、タヒチに向かった。


     
     「タヒチの娘」(ポール・ゴーギャン)

     
     「そして黄金の華、肉体…」(ゴーギャン)



19世紀後半に、『ジャポニスム』という動きが起こる。

鎖国を解いた日本に渡った欧米人達がもたらした、日本の美術品と工芸品が、古代ギリシア起源の、ルネッサンスで再現して以来続いて来た「西欧アカデミスム」手法と、かけ離れた表現手段を見いだして、一部の芸術家達が魅了されてしまった。


     
     「横笛を吹く少年」(エドガー・マネ)


輪廓線を際立たせ、切り取って貼付けた様な表現。

背景の壁面と、少年の立つ床の境界線が不明で、宙に浮いた様な表現。

ともに、版画である浮世絵から見いだした表現方法であった。


     
     「オランピア」(エドガー・マネ)


     
     「草上の昼食」(マネ)     


これらは、イタリア・ルネッサンスの巨匠達の「古代神話」のモチーフの傑作の<本歌取り>であるが、官展で激しく非難を受ける。

生身の「女」を感じさてはならない。
神話の女神、として学問的に描く。

という常識からの反発であった。

そこからマネは、社会的風俗の表現と言う点から、アカデミスムに反逆をして行った。


印象派は、余りの「色彩と光」への拘りから、もっと精神性を求める画家達から反発を受けて、『表現主義』が起こり、その後『後期印象派』へと続いて20世紀を迎えて行く事になる。


     
     「女蛇使いと蛇」(アンリ・(ドウアニエ)・ルソー)

南太平洋の島出身の「税官吏(ドウアニエ)」ルソーは、美術学校に通うう余裕も環境も無く、独学で絵を書き続けた。

言った事も見た事も無い、『インド』を背景に幻想的絵画を書き続けた。



その中に、『神秘主義』があだ花の如くに出現する。


     
     「聖ヨハネの首をを見るダフネ」(ギュスタフ・モロー)


     
     「オルフェウスの首を運ぶトラキアの娘」(モロー)


ギュスタヴ・モローは、パリの美術学校の校長として、1880年代にヨーロッパ絵画の「精神性」の追求に、大きく貢献した。



     
     「希望」(ピュヴィス・ド・シャバンヌ)


シャバンヌの「静謐に満ちた」静けさと、女性の「中性的」美しさは、回り回ってゴーギャンに影響を与え、「ヴィマルティー」と言う傑作を世に送り出す事となる。


     
     「白猫」(ピエール・ボナール)


『ナヴィ派』と言われるグループに属した「ボナール」は、『表現主義』の行く末を大きく発展させた。

『ジャポニスム』からの影響も大きく、ゴッホやマネの様な直裁的では無いが、掛け軸の様な縦長の画布に描いたり、花鳥風月を多く表現している。

この「白猫」という小品は、ジャポニスムの隠れた名作と言われている。



今回のリニューアルで、オルセー美術館は展示スペースが増えた。

そのかわり、以前の様に「系統立てて」時間軸に沿って、発展と相互影響関係を追って鑑賞する事が出来なくなった。

あれこれ、意外な所に、意外な作品を並べて、かなり理解する事が難しい展示方法に変わってしまったのが、残念である。


なお、オルセー美術館は、先年来の改装工事以来「写真撮影」が禁止され、今回のリニューアル・オープン後も、そのまま引き継がれてしまった。


今回のブログに載せた写真は、以前から撮り蓄めていたストックから使用した事を、付け加えておきます。


さあ、今度パリに言ったら、オルセーにもう一回言ってみよう!

コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「日本はTPP基準満たすよう」米通商代表が念押し /「上意!」【週末一口時評】

2011-11-12 22:54:25 | 日米関係
今週の『一口時評』は、気が進まなかった。



【今週の忠誠】

     
     どこかの首相が、星条旗に対して。。。



【今週の<やっちまったナァ>】

       
     これらは、ほんの手始めなり



【今週の犠牲者】

     
  
   
◆ユネスコが年内の新規事業を凍結、米国の拠出停止受け(ロイター/11月11日(金)14時15分配信)
◇文化を持たぬ暴君の犠牲となる、世界の『文化』の殿堂。




【週末一口時評】


◆「日本はTPP基準満たすよう」米通商代表が念押し(ANNニュース/11月13日(日)1時55分配信)
◇「上意!」


▶米国務長官ら、「TPP交渉参加」を歓迎(JNNニュース/11月12日(土)12時41分配信)
▷「大儀であった!」

▶クリントン氏「日本のTPPへの関心大変歓迎」(讀賣新聞/11月11日(金)11時51分配信)
▷ぼうや、良い子ね。その調子よ。

▶TPP交渉参加方針、駆け足で連絡=枝野経産相、各国から歓迎(時事通信/11月12日(土)20時54分配信)
▷「各国は歓迎の意向を示した。」お目出度う、売国奴クン。

▶輸出、対中戦略で効果大=米国、市場開放へ歓迎と圧力―日本のTPP交渉参加方針(時事通信/11月12日(土)0時31分配信)
▷所詮日本は対中国戦略に於ける疑似餌。ついでにしゃぶり尽くすまで。

▶野田首相の表現次第で民主対立再燃も、APEC首脳会議(産經新聞/
11月12日(土)21時34分配信)
▷野田ははっきり参加を表明。山田は「よかった」。

▶「参加表明ではない」と強調=民主・山田氏(時事通信/11月12日(土)20時38分配信)
▷生き恥。もう、やめなよ。みっともないゼ。

▶TPP民主慎重派、本音は離党回避 首相発言、都合よく解釈(産經新聞/11月12日(土)7時55分配信)
▷みえみえのバレバレ。あー恥ずかし。

▶TPP交渉参加 野田首相「民主の慎重論で1日延ばした」(産經新聞/11月11日(金)9時33分配信)
▷みそぎは済ませた。

▶外交音痴が進めるTPPには反対…石原幹事長(讀賣新聞/11月12日(土)19時45分配信)
▷家業のヤク◯には、恩恵無し??

▶関税撤廃の例外確保を=鉢呂氏(時事通信/11月12日(土)13時8分配信)
▷やれるもんなら、おやりなさい。交渉能力が無いから国民は反対している。

▶鉢呂PT座長が「首相会見1日先延ばし」進言 慎重派配慮(産經新聞/11月12日(土)13時36分配信)
▷姑息。

▶<普天間移設>沖縄知事と防衛相会談 議論は平行線のまま(毎日新聞/11月12日(土)12時11分配信)
▷アリバイ作りの「会談」もそろそろ引け時。いよいよ「非常大権」を使うかな。

▶防衛相が沖縄県知事と会談、評価書に理解求める(讀賣新聞/11月12日(土)11時59分配信)
▷無駄な努力は、単なるポーズ。

▶日本に支援要請も=欧州危機で、IMF専務理事(時事通信/11月12日(土)11時59分配信)
▷韓国とのスワップで金をドブに捨てるくらいなら、こう言う所に使うべき。感謝され、日本の地位も上昇するのに。

▶ロシア外相、年内訪日へ調整=安保対話強化で一致(時事通信/11月12日(土)10時35分配信)
▷「北方領土は返さん。シベリア開発の金は出せ!」

▶東北の知事、TPP疑問視 「農山漁村守れるのか」(河北新報/11月12日(土)9時25分配信)
▷放射能被曝で国民の命すら護らないのに、農山漁村なんて護れる訳無いです。

▶TPP交渉参加問題 自民も紛糾、渦巻く不満 生煮え谷垣氏に集中砲火(産經新聞/11月12日(土)7時55分配信)
▷目くそ党 vs 鼻くそ党

▶野田流貫く「低姿勢だが、決意ぶれず」…TPP(讀賣新聞/11月12日(土)7時17分配信)
▷要するに、無能で頑固な馬鹿って事。

▶<TPP>キッシンジャー氏は参加表明を評価(毎日新聞/11月12日(土)0時29分配信)
▷かって「ジャップは黄色いサル」と陰で言い放っていた悪代官の亡霊ふたたび。

▶TPP交渉参加が「前提ではない」=首相の方針表明に―鹿野農水相(時事通信/11月11日(金)22時31分配信)
▷翌日にはハワイで「参加」と明言してましたが…(^^)

▶「参加表明とは言っていない」鹿野農相が強調(讀賣新聞/11月11日(金)21時14分配信)
▷言った。

▶「守るところは守る」首相、交渉参加に決意表明(讀賣新聞/11月11日(金)21時50分配信)
▷一にアメリカ、二に経団連、三四が無くて、五に自分。

▶TPP交渉参加表明、首相「国益のため全力尽くす」(産經新聞/11月11日(金)20時27分配信)
▷どの国の? と、突っ込まざるを得ない非国民総理。

▶TPP交渉参加表明「日本の農業守り抜く」首相会見(産經新聞/11月11日(金)20時22分配信)
▷はあ。誰のどんな能力で?

▶<行政刷新会議>新「仕分け」対象の政策・事業を決定(毎日新聞/11月11日(金)19時48分配信)
▷最初の仕分け対象は「内閣」。

▶偽ブランド、水際で阻止=日中韓税関が共同作戦へ(時事通信/11月11日(金)18時58分配信)
▷北アフリカ諸国や、西アフリカ諸国に行くと、韓国製と中国製の「ルイ・ヴイトン」や「グッチ」、「HONDAのオートバイ」が、山ほど売ってますが。

▶<TPP>情報開示「不十分」と藤村長官 その後修正(毎日新聞/11月11日(金)12時36分配信)
▷うっかり真実を口走って、直ぐ否定すると隠し事は余計ばれまっせ。

▶覆面介入、明言避ける=安住財務相(時事通信/11月11日(金)10時19分配信)
▷「ネズミ男の称号は譲るよ」(舛添)

▶<民主前原グループ>役員体制を刷新 党代表選敗北受け(毎日新聞/11月11日(金)0時39分配信)
▷参院選大敗北も、統一地方選惨敗も、何にもしなかったのにね(^^)

▶「マルチ」山岡氏の衝撃映像 衆院予算委理事が視聴し、ア然…(産經新聞/11月10日(木)22時53分配信)
▷PTTって、太平洋規模のマルチじゃあねえんですかい?

▶「原発事故コスト」の試算了承=最大1.6円上昇―原子力委(時事通信/11月10日(木)12時5分配信)
▷よくもまあ。三桁低く試算するってのも、恥も外聞も無いのね。

▶「尖閣差し上げればいい」と外相=週刊誌が掲載、本人は否定(時事通信/11月9日(水)21時8分配信)
▷玄蕃を差し上げたいが、どなたか貰ってやって下さらぬか? ダメ? だろうなあ…。

▶<水戸黄門>撮影終了 一行の旅に区切り(毎日新聞/11月13日(日)5時0分配信)
▷「助さん、格さん。最後の大仕事じゃ。泥鰌を切り捨てなさい」

▶「なぜ34年も助け出せない」=新情報にも両親淡々―めぐみさん拉致(時事通信/
11月12日(土)15時18分配信)
▷外務省は、国民に知られてはならない弱みを、北に握られてるんじゃなかろうか。

▶<カラス>フランス料理に登場 美味で役立つ?(毎日新聞/11月12日(土)14時34分配信)
▷何を料理使用が、勝手と言えばかってだが。喰わん。

▶オバマ大統領ツイッター「炎上させよう」 TPP参加巡る抗議活動が思わぬ展開(J-Cast ニュース/11月11日(金)19時32分配信)
▷中菊人のレベルに下りるな。

▶シー・シェパード 捕鯨妨害ボート増強 昨年の収入、最高(産經新聞/11月13日(日)7時55分配信)
▷TPP批准を待つ事無く、ボーダー・レスで傍若無人。

▶旗国のオランダ 「違法行為と認定せず」 シー・シェパード船籍認可を継続(産經新聞/11月13日(日)7時55分配信)
▷さすがヴァイキングの末裔。船による他国侵略は伝統と見える。

▶プーチン氏 安保「欧米に譲歩しない」 「双頭体制」の継続強調(産經新聞/11月13日(日)7時55分配信)
▷「アメリカに譲歩しない」と、小沢なら言うか?


嗚呼。。。。



【今週のオザニャン】

     
     泰然自若


コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【判決】被告人「野田佳彦」を永久売国奴に認定する。

2011-11-11 21:10:42 | 日米関係
【主文】


戦後65年、祖国には国を誤った方向に導いた、極悪宰相がいた。

220万人の日本兵を殺し、それに数倍する一般市民の生命財産を抹殺した「太平洋戦争」に、個人的無能さにより、無謀にも祖国を導いたA級戦犯でありながら、敵国アメリカの支援を受けて総理大臣に就任し、日本のアメリカ植民地化を完成させた『岸信介』。

更に岸信介は、60年安保の改定に際し、右翼暴力団を「公設秘書」に登用して動員し、警官隊共々、「ピケ」を張る社会党議員を強制排除し、衆議院本会議で強行採決という、悪しき前例を造った。
一大学生に過ぎなかった樺美智子さんを殺すほどのデモ隊大弾圧を強行し、デモ隊排除に自衛隊の出動を命じるほどの、暴力政権ぶりを発揮した。
「アイゼンハワー大統領」訪日までに採決を完了させるという、「アメリカ」に合わせてのデッド・ライン設定という、悪しき前例を作った。


数百万人の市民の決死の反対表明行動を、機動隊と言う暴力装置を駆使して圧殺し、自国民に対して『騒乱罪』を適用すると言う暴挙にまで進んで、旧敵国アメリカ合衆国に対する「植民地」の立場を恒久化した、『佐藤栄作』。


C.I.A.の隠れエージェントとして、ブラックマネーを駆使し、日本の産業界を「対米追従一辺倒」に再編し、原子力政策をもたらして、将来の電力会社の横暴と社会不安の礎を築き上げ、平和憲法を骨抜きにする軍国化の礎を築いて、<巨悪>と称された『中曽根康弘』。


国家による国民に対する社会的保護を次々と打ち切り、「新自由主義」なる悪政を敷いて、アメリカ資本に日本を解放して国の富を売り払い、一部の富裕層と大多数の貧困層とに社会を分離して、日本の原点である「中産階級」を滅ぼし去る、社会破壊を敢行した『小泉純一郎』。


これらの、極悪なる宰相達は、日本国の選良たる代議士としての立場から「総理大臣」に選出されたにも拘らず、日本の国益を無視し、アメリカと言う外国の利益を優先し、その行動の結果、国民の生存権までもを脅かす社会を造り上げて来た。

しかも、それらの悪行を秘匿し、国民を欺き続け、国民が自らの判断によって、自らの「生存権」を主張し、それを行使する機会を奪い去り、国民の知る所無く、日本のアメリカへの隷属化を押し進め、高め、恒常化して行った。


これらの、悪徳宰相が存在しなかったならば得られた筈の、日本社会の健全なる環境が、回復不可能なまでに失われた事の重大さは、語るに尽くせない程である。


今回、『環太平洋自由貿易協定』なるまやかしの名称で国民を騙す、アメリカ経済救済策たる<PTT協約>の推進に邁進し、上記宰相達が気づき挙げてきた『日本の対米隷属経済」の固定化に全力を尽くした、内閣総理大臣『野田佳彦』は、上記「極悪宰相」に肩を並べる域に達したと、断ずべきである。

彼の「個人的決断」という、議会制間接民主主義を完全に無視した、極めてわたくしの次元に立脚した、独裁的決定と言う暴挙によって、万世一系の「豊芦原瑞穂の国」の、先祖より受け継いだ総ての社会的経済的伝統的システムを外国に売り渡す、売国行為を、一切の逡巡無く決定した。

アメリカと一心同体となって、アメリカの一方的利益のみを保証する「絶対的不平等条約」の締結に向けて、あらゆる情報を覆い隠し、判断材料と批判材料とを隠蔽して、おのが利益の確保のみに狂奔する一部企業家と結託し、日本国民の生命の安寧と財産の保全とを極限的危険に曝してまで、暗黒政治に突き進んだその姿勢は、日本人の「誰一人」として許し難い悪行である。

今後、彼が独断で決定した<PTT協約>参加による、日本社会の破壊は、野田佳彦個人の万死を持っても、償うに余りある最悪の結果を、子々孫々に至るまで与え、影響を及ぼす事となった。


よって、本法廷は、被告とそれに連座する追随者及び擁護者一同に、以下の判決を下し、その責任と連座責任を取らせるに至るべく、決定するに至った。


【主被告】

野田佳彦


【従被告】

仙谷由人
菅直人
枝野幸男
前原誠司
岡田克也
玄葉光一郎
安住淳一
長島昭久  
松原仁 
藤井裕久 
蓮舫
小宮山洋子

櫻井よしこ、猪瀬直樹、山際澄夫、竹中平蔵、古賀茂明、池田信夫、田原総一郎、田中直毅 、田久保忠衛、三宅久之、森本敏、藤原帰一、福田和也、勝間和代、阿比留瑠比、西村ひろゆき、高野孟、田嶋陽子、堀江貴文 、伊藤洋一、太田弘子、田村耕太郎、高橋洋一、松本健一、小山和伸、財部誠一、屋山太郎、田村秀男、伊藤洋一、川本裕子、リチャード・ヴィートー、松原 聡、田中明彦、田勢康弘、葛西敬之、古森義久、大前研一、伊藤元重、浦田秀次郎、真壁昭夫、星 浩、福田慎一、岸 博幸、田久保忠衛、清家 篤、大岩雄次郎、北岡伸一、田中 均、森本 敏、藤原帰一、大谷昭宏、岸井成格、北川正恭、大宅映子、石川幸一、寺島実郎、山下一仁、潮 匡人、白石 隆、岡本行夫、本間正義、渡邊頼純、猪瀬直樹、飯田泰之、谷内正太郎、戸堂康之、山際澄夫、宗像直子

古舘伊知郎、辛坊治郎、岸井成格、安藤優子、小宮悦子、大谷昭宏、藤原帰一

経団連

朝日新聞社
読売新聞社
産經新聞社
毎日新聞社

以上の傘下にある放送局各局。


【判決文】

主被告人、野田佳彦に、『永世売国奴』称号を冠する事を命じる。


従被告人のうち、以下に示す主たる役割を担ったる者三名に、主被告人と同じ称号を冠する事を命ず。

仙谷由人、前原誠司、枝野幸男。


それ以外の連座したる者に、日本人の呼称を剥奪し、日本国土の如何なる場所に置いても、その地の市民の同意無く日本国の大気を呼吸する事を、制限する。

早々に、日本国境の外に退去する事を勧め、帰国を考える事の無きを希望する。


以上、結審する。
2011年11月11日

これをもって、閉廷とする。

『日本国民法廷、大法廷』


コメント (9)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

一日延びた「歴史が動く時」その瞬間を生きるチャンス / 野田佳彦ためらうな、早く!

2011-11-10 21:34:41 | 政治と社会
人生において、そうそう無い「その時歴史が動いた」瞬間に生きる、という僥倖を私は待っていた。


民主党が<瓦解>する瞬間を。



以下は、@sankyuz浜田国雄さんのツイートからの転載です。

国会議員のTPP反対状況
◆国会議員全体722人(欠員1人)反対請願議員は430/721人
◆TPP賛成派の都道府県知事 6/47人
◆TPP賛成の都道府県議会 0/47県(※3県は意見集約なし)。事実上、全県で反対状態。
◆TPP反対・慎重の市区町村議会 1425議会(8割)
(転載終了)


これほど「見事」なまでに、あらゆる国民代表から拒否されている事案も、近年珍しい。

<あの>菅直人の居直りの時期であっても、ここまでは拒否されていなかった様に思う。

つまり通常の日本には、いかに酷い事であっても、その酷さに気がつかない、したがってそれを「支持する」人達が、必ず居るものである。


ましてや、人の意見には「左右」ある。

ところが、事<TPP>となると、全国津々浦々、右も左も真ん中も、老いも若きも、ここまで敬遠され、反発され、拒否されている。


要するに、近来まれに見る「悪辣なる」協約である訳だ。

疑いも無く。


その、国民がこぞって「反対している」日本を売り飛ばすかの如き<亡国的>国際協約(と銘打った対米条約)ですら、賛成する人々が居る。

居るのです。

しかも、積極的に。


その筆頭が『日本経済団体連合会』なる、ヒヒ爺たちの有閑クラブである。

なにしろ、ゼニの亡者達の結社であるからして、国益や国民の財産、まして国民の平和や日本の伝統など、歯牙にも掛けず、ひたすらゼゼコを貯め込んでニタニタしている人達の団体で有るからには、何が何でも参加させるべく、あらゆる手段を使っての圧力三昧。

その手先が、マスコミとか称する、「報道機関」を僭称する宣伝機関である。

彼等は、「けーだんれん」からしこたま出稿してもらって、食っている。

さらには、「かすみがせき」なる魔の巣窟から、一方ならぬ利益のおこぼれをちょうだいしている。

そして、極めつけが<C.I.A>の日本現地エージェントである人物が、戦後米国の資金を拝領して、特別の思し召しで大看板を手にした「瓦版屋」の宣伝文書が、日本最大の発行部数を誇って、せっせと「任務」に励んでいる有様と有って、他に情報入手の手段の無い善男善女たちは、いともたやすく洗脳されてしまう仕組みになっている。


さあ、その官財報ががっちりスクラムを組んでの<三位一体>の力で、対米隷属通商条約を政府に結ばさんとて、日夜悪知恵をねって来たのでありました。


こうして振り返ってみると、(などとわざわざ言わずとも)この協約が如何に日本国家に取っての、「悪魔のささやき」で有るかが分ろうと言う物だ。

米国政府が主導して。
米国議会が相手国の参入を審議許可して。
政府間の「法的障壁」を撤廃し。
相手国の「物的障害」を打ち砕き。
相手国の「歴史的伝統」も「文化的背景」も破壊して。
米国私企業が、相手国の法制度に優越する権利を有し。
米国私企業の利益追求の為に、あらゆるサポート手段を補償する。

農業も。
水産業も。
加工食品販売も。
工業製品の製造販売も。
金融も。
保険事業も。
医療行為も。
薬剤販売も。
著作権も。
労働条件も。
行政サービスも。

行政サービスに置ける言語の選択に於いてすら。

何もかも、米国企業が「気に入らなければ」天文学的罰金を要求され、それを払わされた挙げ句に、要求通りに『改善』しなければならない。

政府に「拒否権」は無い。

こんな協約に、喜んで参加したい『けーだんれん』なる組織の傘下の大企業は、なぜだか勝算が有るらしい。



かって、本田のF1が「連戦連勝」を重ねていた頃。
FIAは、ターボ使用を禁止した。

HONDAにそれ以上、勝たせない為に。

宗一郎は側近に聞いたそうだ。
「HONDAだけそれでは苦戦するなあ。。。」

全チームに適用されるレギュレーション変更だと説明されて曰く。
「何だ、それなら良いじゃ無いか。他のチームも同じ条件になるのなら。」
「ターボを使わなくても、HONDAが早く走れば良いんだろ?」

そこまで、自分の技術や背景に無邪気なまでの自信を持っている経営者が、現代日本に居るだろうか。


『日の丸飛行隊』と賞賛されて、世界のスキー・ジャンプ界の頂点を極めていた頃、スキーの長さ制限を、選手自身の身長の差を考慮に入れず、日本人にだけ不利になる様に規則を変えられてしまった、あの時と同じことだ。


トヨタが、「関税撤廃」によって、アメリカ市場で有利になると考えているのなら、とんだ見込み違いになる筈だ。

住友化学が、遺伝子組み換え作物種苗で、日本を独占出来ると絵に描いた餅を数えているとしたら、恐らく大笑いとなろう。

あっという間に足元をすくわれてしまうであろう事は、火を見るより明らかな事だ。


日本企業が稼ぎ出したと見るや、米国企業が取って代わる為の条件を突きつけて来る、システムの協約なのだから。


要するに<TPP>なんぞ、如何なる分野に有っても、日本に勝機は無い。

輸入手続きの書類が日本語だけに限定されている事は、「非関税障壁である」と、公文書にまで「英語併記」を要求して来て、その内国内の公用語を英語にしろ、と言われてしまう。

それほどの、不平等条約なのだ。


それなのに。


野田佳彦日本国内閣総理大臣は、最初から「参加」を決めて望んで来た。

勿論、私は本人から確かめた訳では無い。

しかし、確かめるまでもない。
彼等の通常のやり口を見ていれば、直ぐ分る事だ。

なぜ、そんな協約に参加したがっているのかは、この際置いておくが。


本日2011年11月10日。

野田総理は「TPP参加」を発表する筈であった。

政府高官のリークにより、前日にはマスコミ各社一字一句たがわぬ「報道」がなされていた。
(犯人は仙谷由◯だったらしい…)


民主党の中の、「国民の生活が第一」派の議員諸氏は、体を張って「反対」を貫き、野党の有志議員達との同時多発的「反対行動」の動きが、極限まで高まっていた。

昨夜までは。


これで、ついに民主党は割れる。
「国民の生活が第一」新党の誕生だ。

2年間以上待たされ、虐げられ、辱められて来た「日本の改革」が、やっと為される時が来た。

「そのとき歴史は動いた」
その瞬間に居る幸せを、やっと噛みしめる事が出来る。

実に久しぶりに、気分は高揚し、心は晴れ渡り、精神は澄み渡っていた。


そう、喜んでいたのに。

総ては、つかの間の「ぬか喜び」に終わってしまった。


なんと!
野田佳彦は、「TPP参加発表」を、一日先送りしてしまった。


一体、何と言う事をしてくれたんだ。

大馬鹿やろうめ。

と、地団駄踏んだ。


クッソオー。

彼は、悩んでいるらしい!?
(本当かね、と疑ってしまうが)


民主党内で、そこまで反対が大勢を占めるまでになるとは、予想していなかった。

今までのやり方で、強引に押し通せばそれで済んでしまうと、タカを括っていたのであろう。

「党内意見は<慎重>が大半。それを踏まえて決定は慎重に」

と言う提言にたいして、野田佳彦が取った態度が「一日延ばせば慎重に考えた事になる」って訳か。

『一日慎重に考えた』
『これで、反対派にも配慮した事になる』


それに、11日に衆院「予算委」での集中審議を控えている。

川内博史議員など、強行反対派を「身内」にすげ替えての姑息極まりない対応で、「参加反対決議」通過だけは免れた。

とは言え、丸一日責め続けられるのはかなわん。

『発表を一日づらして、11日夜にすれば、翌12日にはAPEC に向けて出発して、責め苦から逃れられる』

とでも、考えたと言う程度の浅知恵であろう。



または、性懲りも無く『「消費税引き上げ」と同じ様に、海外で発表してしまえば楽だ』とでも言いたいか。


突然の発表の先送りに、経済界は騒然、だそうだ。
「一日も早く、<自由な貿易>を行える条約に、参加して欲しい」だと。


いやあ、残念至極である。

これで、民主党が割れるのを見る機会が、一日遅れてしまった。


とにかく、ただただ願う事は。

一昨日にも欠いた通り。
野田佳彦が、TPP参加取りやめ、なんて「とんでもない」決定をしない事。


そんな事にでもなった暁には、民主党が割れる日を見る事が出来るのが、「消費税増税決議」まで、待たされてしまう事になりかねないじゃないか。

国民は、もはやそれ程いつまでも待っていられる忍耐力は、持ち合わせていないのですよ。


野田サン。

お願いです。

トットと、参加発表して、民主党を潰して下さいませ。

心よりの、お願いです。


コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

民主党議員各位に告ぐ! 国民は、民主党に「国を潰す権利」など、与えていない。

2011-11-08 21:11:39 | 政治と社会
いよいよ、大詰めを迎えた「PTT」加盟への民主党の意見集約。


▶野田首相がTPP参加表明へ 首相に一任、民主PT提言(朝日見出し)

>民主党の経済連携プロジェクトチーム(PT)は8日の役員会で、環太平洋経済連携協定(TPP)の交渉参加について明確な推進姿勢を掲げず、野田佳彦首相に最終判断を委ねる内容の提言をまとめた。9日の総会で了承される見通しで、首相はこれを受けて交渉参加を表明する方針だ。

>提言は、政府による情報提供を呼びかけるとともに国民的議論の必要性を指摘。党内議論で慎重論が多かったことを明記する一方、首相が参加表明をする判断に「足かせを設けない内容」(PT幹部)という。党幹部は8日夜、「よくまとめてくれた」と語り、9日の総会で了承される見通しを示した。
【朝日新聞/11月9日3時4分配信】



大方の信じる通り、野田佳彦の腹の中は、最初から決まっている。


単なる「党内手続き」のつもりで、経済連携プロジェクトチームを起ち上げる事に同意した筈だった。

ところがふたを開けてみると、反対派の勢力がどんどん強まって行った。

如何してもAPECに「手みやげ」を持って行きたい野田総理としては、これ以上待っている訳にはいかない。


「党内の動きを見て決める」

こう言い続けて来た野田佳彦。

しかし、マスコミ先行による「11月10日決定」の情報を、否定しようとはしなかった。


その中に有って、情勢は増々「反対派優勢」となって行った。

『その時』は、刻一刻と近づいている。


党内の意見の対立は、激化の一途をたどって居り、反対派が多数を占めるに至っている。



▶TPP:交渉参加「慎重な意見が多数」 民主PT提言案(毎日見出し)

>民主党の経済連携プロジェクトチーム(PT)は8日夜、国会内で役員会を開き、環太平洋パートナーシップ協定(TPP)の交渉参加問題に関する政府への提言の原案をまとめた。

>内容は公表されていないが、関係者によると「参加に慎重な意見が多数を占めた。これを踏まえて政府が判断することを提言する」として慎重論に配慮する一方、野田佳彦首相の判断は縛らない表現になったという。

>慎重派の役員は「最後に決めるのは政府なので、首相の判断を縛らないのは当然だ。推進派、慎重派双方がハッピーな玉虫色の内容だ」と語った。
【毎日新聞/11月9日01時06分配信】



相も変わらぬ『玉虫色』にしか持ち込めない、日本の風土である。

危急存亡の淵に立って居ようと、国民生活が破綻しようと、常に「なあなあ」でしか解決出来ない、日本の風土が悲しい。



▶首相の判断制約せず「慎重意見が多数」民主党提言案(産経見出し)

>環太平洋連携協定(TPP)交渉参加の是非を検討する民主党のプロジェクトチーム(鉢呂吉雄座長)は8日、国会内で役員会を開き、提言案をまとめた。交渉参加に慎重な意見が多数を占めたことを盛り込むと同時に、野田佳彦首相の判断を制約する内容にはせず、参加の判断は政府の方針に事実上委ねた。

>9日の同チーム総会で了承を得て、政調役員会にかける方針。首相は10日に交渉参加を表明することにしており、党内調整を急ぐ。
【産經新聞/11月09日 00時37分配信】


<首相は10日に参加を表明することにしており>と、明記されている始末。

やんぬるかな。。。



▶TPP:亀井代表、参加表明見送り要求 野田首相と会談(毎日見出し)

>亀井氏は環太平洋パートナーシップ協定(TPP)について「前のめりに交渉参加というようなことはやらない方がいい」とアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議の際の参加表明を見送るよう要求。

>首相は「民主党で意見集約をやっている」などと述べたほかは黙って亀井氏の話を聞いていたという。

>亀井氏は記者団から首相が交渉参加を決断した場合の対応を問われ「連立を組んでいる立場からTPP問題について首相がとられるべき態度について申し上げた。それに尽きる」と語るにとどめた。
【毎日新聞/11月9日00時40分配信】



結局の所、党内の議論が如何ようであろうと、友党の意見がどう有ろうと、結局「首相に一任」されてしまうのだ。


それなら、我々国民は「声を大にして」言わなければならない。


『国民は、国を傾ける政策を押し進める様な権利を、民主党に与えた覚えは無い』

と、言う事を。

『選挙の洗礼を受けていない総理大臣に、政権公約に無かった重大決定を、単独の判断で下す権利は無い』

と、言う事を。


主権が在民では無い事は、これまでの経過で、嫌と言う程味合わされて来た。

あるときは、検察が主人(あるじ)であり。

又あるときは、裁判官が主人である。

そして又あるときは、総理大臣が独裁的権力を振るう。

そしてその背後には、必ず「官僚」による誘導が有るのだ。


これまで繰り返し叫ばれて来た通り、日本と言う国は「官僚主導」国家であり続ける。

決して「責任を問われる事が無い」官僚達が、彼等の独自の世界観で、日本を支配している。

その彼等の『世界観』とは、エリート官僚が必ず経験する<アメリカ留学>によって、形成され、培われ、育まれる物なのだ。


彼等「官僚達」の優先順位は、大変に分りやすく、不変である。

一に、省益。

それが翻って、自分自身の将来に大きく寄与するからだ。

二番目に、霞ヶ関全体。

つまり官僚制度。
それも、一番目の要素に寄与する事となるからだ。

三番目に、友邦アメリカ合衆国。

それこそが、現在の官僚支配制度の存続を、保障してくれる事だからだ。

四番目以後は無く、そこに彼等が本来「使えている」筈の『日本国民』という存在は、出てこない。


そして、例に依ってマスコミは、こぞって「PTT推進」に向けての大合唱である。


▶野田首相がTPP交渉参加を表明する方針とされる中、推進派と慎重派の攻防がヤマ場(FNN タイトル)

>民主・輿石幹事長は「両論併記になると、『どっちなんだ』ということになる。そういうことは、なるべく避けたいということで、意見集約中」と述べた。

>輿石幹事長は会見で、野田首相の意向に沿ってTPP交渉参加の方向で意見を取りまとめるべきだとの認識を示した。
【FNN ニュース/11月8日(火)20時22分配信】


結局は、野田佳彦に下駄を預けたいのだ。

彼が、最初から「籠絡されて」いる事が、分ってから。
彼が、「自分達の代表」である事が、分っているから。


そのアメリカ自身も、日本がここまで「反対」の声を結集して来るとは思っていなかったようで。

ここに来て、なり振り構わぬ攻勢をかけて来た。


以下は、@heat2009 HEATさんのツイートから転載させて頂きます。

総理のところにハムレCSIS所長らが訪れ。
ハムレの他には、ペリー元国防長官、ブレア前国家情報長官、ジョセフナイ、アーミテージ、シーファー前駐日大使、マイケル・グリーン。
日本側で同席したのは、藤村官房長官、斉藤官房副長官、長島総理補佐官、伊原北米局長ら。
(転載終わり)


実に『オールスター秋の大感謝祭』だ。

金に証せた「巨人の重量打線」で、高校野球チームに立ち向かって来たみたいな物だ。

<あの>野田佳彦が、抵抗出来る筈も無い。

ましてや、日本側の陪席もギンギンの親米子姓達と来ている。


そして、最も肝心な事は。

日本は今も昔も、当然今後も「官僚主導」国家であると言う事だ。


以下は、@TPP_Japan TPP Strategic Japanさんのツイートから転載させて頂きます。

誤解があるのは、TPP交渉参加を野田首相が決断したとしても、実際の交渉に当たるのは政治家ではないということ。交渉分野毎に関係官庁の官僚が当たる。政府主導のように見せているが、国民の知るところでない霞が関の官僚の世界観に国の将来をあずけることに過ぎない。
(転載終わり)


その通り。

だからこそ、小沢一郎は「政治主導」をマニフェストに掲げた。

そして、刑事被告人の立場に置かれている。


霞ヶ関とは、そう言う存在である。

だからこそ、祖国を彼等の好きな様にさせてはならない。


このまま「おめおめとヤラレっぱなし」でいる訳にはいかないのだ。

祖国の危機である。


以下は、@R2D2_PANDA R2D2さんのツイートから、転載させて頂きます。

小沢系の反TPP系の会合に、前原側近の 古川元久大臣、北神けいろう、泉健太、山尾しおりが参加していた。

確認したが、輿石東幹事長も、鈴木克昌筆頭副幹事長もTPPには反対である。前原が暴走しているに過ぎない。

なお、小沢サイドは赤坂に新党の事務所を確保済みのようだ。党名は「新自由党」または「新民主党」の予定。
(転載終わり)


反撃の狼煙は、今まさに揚げられようとしている。
反攻の幕は、今まさに切って落とされようとしている。


こうなれば、野田佳彦には、是非とも「参加表明」して欲しい物だ。

そうする事で、直ちに大量離党。
即座に民主党政権の終了。


それにしても、「口の軽い」奴がいるんだよなあ…。

秘め事は、最後の最後まで秘められていてこそ、効果が有ると言うのに。


「オリ民」とか「政経塾」とか「凌雲会」とか言われているグループによる『現民主党政権』の、驕り昂りぶりは、目に余るものがある。

彼等は、越えてはならない一線を、超えてしまった。

国民として、見過ごす事は、断じて出来ない。



以下に、我らが「憂国の同志」の先頭を切って頑張って居られる、京野きみ子議員のブログから、抜粋させて頂く。

全文は以下。

『ハム's ひとりごと』

>推進派の拠って立つ場所は、特定の産業や特定の業界の利益率の上昇が、あたかも全国民的課題であり、その特定の産業の利益が全国民的利益でもあるかのような、超絶論理な主張であり、もはや理性的判断を超えた、カルト的主張といえる段階に達している。

>その場に突然現れて、ただ、言いっぱなしでその場を去る、そのような推進派の主張や振る舞いに、真摯に議論や異論に向き合おうとする姿勢を感じることは難しい。

>国民がまるで遥か下方にいる一つの塊で、自分はオリンポスの高みにあるゼウスであるかのような錯覚を持っているとしか思えない、エライ発言を聞いていると、途方もない疲労感に襲われる。

>私は、売国とか売国奴とかという表現は、非常に嫌いな表現であるが、今回のこのTPPだけは、それ以外表現のしようがない、と感じる。
(抜粋転載終了)



同じ党の議員から「売国奴」呼ばわりされて、野田佳彦は、仙谷由人は、前原誠司は、何と答える。


我々国民には、黙って見ている事は許されない。

積極的に発信し続けなければならない。


在ドイツのyasueさんが、反PTT民主党議員のメアドをリスティングして下さっています。@yasue chisato#脱原発 #TPP反対

リスト



私も早速57名の議員各位に、「檄文メール」を送信させて頂いた。


Object : TPPへの貴殿の態度が、民主党の運命を変えます。

拝啓。

日々のご活動、ご苦労様です。
懸案のTPP参加問題でメールさし上げます。

国民は、民主党に対して「国の基幹部を外国の自由にさせる」ような事の決定権を、貴殿らには与えていません。

勘違いしないで頂きたい。

「国民の生活が第一」というスローガンに共感し、一票を投じて、貴殿らに政権を付託致しました。

その「国民の生活」を破壊する様な行為は、民主党の看板を下ろしてからにして頂きたい。

万一「民主党政権」として<TPP>参加を決定すれば、その時点で民主党の存在自体が、正当性を失います。

参加阻止で来なかった「反対派」の諸氏は、速やかに離党し、民主党政権を崩壊されたい。

新党を結成し、野田政権に対抗される事を、強く望みます。

参加をごり押しする諸氏は、民主党の名に於いては二度と議席は確保出来ない事を認識されよ。
他党に移籍しても、将来まで「国を売り渡そうとした政治家」の評価がついて回る事を、覚悟されたい。

普天間の解決が見られない中で(当たり前だが)せめてもの手みやげに、米国政府の歓心をかおうとする霞ヶ関官僚に洗脳されている野田総理と、特権階級を自負する「経団連」の利益を代表したい、仙谷氏や前原などは、国民が政権を付託した「民主党」の理念にほど遠い、政権簒奪者であると、国民は見なしている事を、肝に銘じて明日からの活動に精進される事を強く望むものです。

そのような一握りの、非国民的政治家に、このような売国行為の権限など国民は与えていない事を、思い出して頂きたい。

ご理解を期待いたします。

一有権者にして平均的国民/XXXX




ここに来て、唯一の心配は、野田佳彦が「心変わり」する事のみだ。


余りの反対に弱気になって、「参加表明しない」等と言い出されたら。

せっかく募って来た「民主党解体」の気運が、タイミングを逸してしまう事になる。

そうなれば、『消費税率引き上げ』まで、待たされてしまうやも知れぬ。

そんな事にでもなったらと考えると、夜も眠れなくなってしまうでは無いか。



野田佳彦総理に申し上げる。

さっさと「PTT参加」を表明して頂きたい。

それで、総ては決着を見る(筈だ)。


民主党政府に、裏切られ、傷つけられ、ないがしろにされて、辛い日々を送るのは、もう終わりにしよう。


コメント (8)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

河野前衆院議長「西岡氏、まっすぐな人だった」/日本の良心が逝ってしまった。。。【週末一口時評】

2011-11-05 15:00:06 | 政治と社会


【今週の痛恨】



      
日本の良心



数少ない、わが国の『良心』の一人が、旅立った…合掌。



遺言



◆西岡氏が残した“野田政権への遺言”(夕刊フジ/11月5日(土)16時56分配信)
◇『「首相のトップリーダーとしての明快な姿勢がある限り、日本の未来はいかなる局面においても閉ざされることはない」野田佳彦首相はこの“遺言”をどのように受け止めるか。』・・・悲しいが、受け入れる能力は、彼には無い。



【今週のファルス】




賢者の遺言など聞く耳持たぬ者愚か達へのつかの間の脚光



【今週の決起】

     
     愛国の議員達よ、もっともっと前面に出て頑張れ!


     
     あなた方の行動に、国民は続く!



【今週の慈悲】


     
     被災地を訪れたダライ・ラマ14世猊下


★ダライ・ラマ、被災地で法要=「悲しみを再建の力に」―宮城・石巻(時事通信/11月5日(土)12時23分配信)
☆「悲劇が起きてしまったが、悲しみに沈み過ぎずに故郷再建の力に変えてほしい」
 「日本人には強い精神力と協調性がある。町をよみがえらせ、良い教育を与えることで、次なる世代に幸せを引き継ぐことができる」

★ダライ・ラマ14世、石巻で「必ず再興できる」(讀賣新聞/11月5日(土)12時5分配信)
☆「人生を強い決意で正しく生きてほしい。その結果として必ず美しいまちを再興できる」 ダライ・ラマ14世は10月29日に来日。「苦しみを感じ、分かち合いたい」と、かねて被災地入りを希望していた。



【一口時評】


◆河野前衆院議長「西岡氏、まっすぐな人だった」(読売新聞/11月5日(土)21時31分配信)
◇日本の良心が逝ってしまった。。。


▶「まじめで一途」…西岡議長死去に惜しむ声(讀賣新聞/11月5日(土)19時7分配信)
▷極めて正常な感覚が、広く流布していて嬉しい。故人の実力。

▶野田首相「参院議長後任は公正中立な方に」(讀賣新聞/11月5日(土)21時1分配信)
▷「もう小ウルサイ奴はまっぴらだ」(ヒューラー・野田)

▶「優れたリーダーシップ」西岡氏死去で野田首相(讀賣新聞/11月5日(土)12時37分配信)
▷「居なくなられてホッとしました」(リーダーシップより独断首相)

▶<西岡参院議長死去>野田首相「大変残念だ」(毎日新聞/11月5日(土)21時19分配信)
▷また一議席減っちゃうよ。

▶北沢、直嶋氏ら浮上=民主、14日選出目指す―参院議長(時事通信/11月5日(土)18時54分配信)
▷これで完全にOグループが民主党に留まる可能性が無くなったか…。

▶街頭で「断固阻止」訴え TPP慎重派が集会 原口氏「民主ぶっ壊してでも」(産經新聞/11月5日(土)19時13分配信)
▷武士に二言は無いという。原口一博には。

▶谷垣氏は反対、石破氏は賛成…TPP交渉参加(讀賣新聞/11月5日(土)20時40分配信)
▷石破茂はドロドロの奴隷だ。アメリカも良く個々まで仕込んだものだ。それとも自発的超Mか。

▶渡司氏が出馬断念を表明=現職・平松氏を支援―大阪市長選(時事通信/11月5日(土)19時53分配信)
▷共産が党としてこれを全国レベルでやれる党だったら、政権交代は一つ前の総選挙で起きていた。

▶野田首相、G20首脳会議終えフランスから帰国(讀賣新聞/11月5日(土)17時49分配信)
▷なぜ空港で誰も卵を投げつけないんだ!?

▶大阪ダブル選 「うちが魂をほうり込んだら変わる」 公明組織票の行方は?(産經新聞/11月5日(土)16時23分配信)
▷<支持母体の創価学会を中心に、内部からは選挙後を見据え「どこに恩を売るかが重要だ」との声が上がる。>だとさ。

▶増税国際公約「国民を愚弄」=社民党首(時事通信/11月5日(土)13時7分配信)
▷憲法を無視した司法の独走に、異議を唱えない時点で「存在意義」は終わってます。

▶野田首相、ゲイツ氏と会談(時事通信/11月5日(土)11時44分配信)
▷「アメリカ巨大企業大好きです。サイン頂けませんか?」(植民地の首相)

▶野田首相、11日までにTPP交渉参加を表明へ(讀賣新聞/11月5日(土)8時42分配信)
▷神様、なぜよりによって西岡さんと取り違えてしまわれたのですか。。。あんまりです!

▶民主、意見集約は多難 慎重派、野党と連携 先鋭化(産經新聞/11月5日(土)7時55分配信)
▷いよいよ「政界再編」への道が整って行く。

▶消費増税 首相、法案成立後「信問う」(産經新聞/11月5日(土)7時55分配信)
▷えっ!? 決めてから総選挙、って?? お見事!「野田独裁政権」

▶自民・谷垣総裁、消費増税法案提出前の解散を要求(産經新聞/11月4日(金)16時23分配信)
▷野党暮らしで、極めて真っ当な感覚を身につけてきたらしいゾ。

▶野田首相、消費税増税法案成立前の衆院解散を否定(産經新聞/11月4日(金)9時40分配信)
▷「国民の利益に反する事やるのに、その前に解散なんてする訳無いでしょ! 私はそんなマヌケな泥鰌じゃ御座いません」(野田佳彦内閣総理大臣)

▶“真紀子節”炸裂 「TPPに日本が飛び込んだら入水自殺」(産經新聞/11月5日(土)7時55分配信)
▷日本人全体が「フレミング」だから…。

▶がれき処理反対には「黙れ」石原都知事「皆の協力必要」(産經新聞/11月4日(金)21時51分配信)
▷今年の流行語大賞「自殺賞」にノミネート。

▶日独首脳会談、エネルギー分野の協力合意 メルケル氏、欧州債務問題で努力表明(産經新聞/11月4日(金)20時50分配信)
▷『脱原発』の精神で協力を求めるべきですよ、野ダメくん。

▶<創価学会>来年の活動方針と大綱決定(毎日新聞/11月4日(金)19時37分配信)
▷「池田せんせい」のノーベル平和賞購入に向けて!

▶「説明に甘さ」…原発相、情報提供の改善を約束(讀賣新聞/11月4日(金)19時24分配信)
▷「説明がウソ」の良い間違いですよね!? 

▶武器輸出三原則緩和へ 副大臣会合で検討(産經新聞/11月4日(金)18時33分配信)
▷よくもまあ、国民が自民党政治で嫌った事を、次々と。アメリカと言い日本と言い「民主」なんて看板、下ろしちまいな。

▶TPP交渉参加に数カ月=ルールづくり関与困難も―政府(時事通信/11月4日(金)18時15分配信)
▷国際協約の枠組み作りで「米国議会」が決定権を持つと言う、摩訶不思議。

▶前原氏、沖縄訪問取りやめ(産經新聞/11月4日(金)13時36分配信)
▷と好いつつ、こっそり訪沖してました(^^)

▶前原氏、知事と会談 取りやめ一転、密かに来県(琉球新報/11月5日(土)10時20分配信)
▷『名護市には前原氏側から来県前に稲嶺進市長との面談設定の申し出があったが、稲嶺市長は断った。市長周辺は「市長が民主党幹部と内密に会っているという印象を広めようとしてのことなのか」と真意を測りかねて困惑気味だった。』

▶<玄葉外相>解散、消費増税法案成立直後とは認識せず(毎日新聞/11月4日(金)12時56分配信)
▷ほほお~!? 解散は「やりたい事全部ドサクサでやった後で」か。

▶被災県訪問の外国人、今月中旬からビザ手数料免除(産經新聞/11月4日(金)12時23分配信)
▷被災県の県境に塀を築き、道路に国境管理オフィスを造る。。。被災県から出るならビザを要する。ってしないと、入国フリーになりますね。

▶田中真紀子氏が民主を酷評「知恵がない」(産經新聞/11月4日(金)12時18分配信)
▷あらま、言っちゃいましたか。

▶「既定方針」「公約違反ではない」=首相の消費税発言に閣僚(時事通信/11月4日(金)12時16分配信)
▷国民は、「増税」「TPP」「原発推進」「官僚主導」に投票してはいない。『マニフェスト』に投票した。詐欺集団は政権の座から直ちに立ち去れ!

▶国連が陸自PKO活動地域拡大を要請 一川防衛相(産經新聞/11月4日(金)12時6分配信)
▷アメリカの私的機関『国連』に換わる、中立公平な国際組織を作りませんか、世界中の皆様。

▶復興債償還、15年以上に延長も…首相(讀賣新聞/11月4日(金)11時43分配信)
▷ドル買い円売りで、10兆円以上アメリカに寄贈しちまったからねえ。

▶孫文支えた梅屋の銅像、お披露目=長崎県が寄贈、上海の公園に設置(時事通信/11月4日(金)11時38分配信)
▷日本人の善意の友好心は通じません。その内何かの機会にペンキをぶっかけられる。。。

▶<野田首相>消費増税表明…10年代半ばに10% G20で(毎日新聞/11月4日(金)11時13分配信)
▷「言いたかった、言いたかった、言いたかったよおお~♫ 国際舞台でええ♪」

▶東電に公的資金9000億円投入=特別事業計画を認定―政府(時事通信/11月4日(金)10時8分配信)
▷「冬のボーナス平均200万円払うしィ、補償なんてチョーうざい事いう奴らも居るしィー、もっとちょうだい」って、言い出してますね。

▶日本の為替介入を説明=米財務長官と会談―安住財務相(時事通信/11月4日(金)8時26分配信)
▷「すいません、すいません。次はもう少し沢山国際買いますから、今回はちょっとだけキャッシュでした、スイマセン」(安住坊や財務大臣)

▶日米共同演習、空母GWルポ 「同盟の中核」現場で実感(産經新聞/11月4日(金)7時55分配信)
▷たまーにヤク打って、メロメロの状態持続させておけよ。

▶ギリシャ対策で協調確認へ=欧州に支援実行迫る―G20(時事通信/11月4日(金)7時37分配信)
▷「日本から来たちっちゃな首相が我々に何かを<迫った>って? わははは。」(サミット議長国大統領ニコラ・サルコジー)

▶消費増税法、成立前の解散否定=TPP「早急に結論」―野田首相(時事通信/11月4日(金)7時23分配信)
▷民主党政権がずっと続くと思ってるらしい。お馬鹿ちゃん。

▶<公明党>民主に揺さぶり 補正に協力、選挙は自民(毎日新聞/11月4日(金)2時30分配信)
▷「我々の言う事を聞かないと地獄に堕ちます。」(そーか? な人々)

▶「議論は永遠に続かない」 TPPめぐり 前原氏(産經新聞/11月3日(木)22時59分配信)
▷オリ民政権など永遠に続かない。まして前原の影響力なんて(爆)

▶<横田めぐみさん>生年月日と家族の名…平壌に一致する女性(毎日新聞/11月6日(日)2時30分配信)
▷田原さん、ご説明を。

▶<密航者>5人が逃走…助長容疑で中国人船員逮捕 横浜海保(毎日新聞/11月6日(日)0時3分配信)
▷被災県に行きますから(^^)

▶裁判官、「北工作員」を検事ばりに“口撃”「うそつき」「サボり」(産經新聞/11月5日(土)23時8分配信)
▷裁判官が個人的嗜好で被告を貶めるのがトレンドなのです。

▶伊藤博文暗殺の安重根が「準聖人」になるのか 韓国カトリック教会が「福者」に推薦(J-Cast ニュース/11月5日(土)18時42分配信)
▷古代ギリシア人は、民族全体が最高レベルの学者で、最高レベルの芸術家であった。現代の韓国人は、民族全体で…。「きちがい」と、敢えて言わないで我慢した。

▶受け入れ反対には「『黙れ』って言えばいい」 石原都知事のがれき問題発言に賛否両論(J-Cast ニュース/11月5日(土)18時32分配信)
▷前原には『黙れ』と言おう。仙谷にも『黙れ』と言おう。野田にも『黙れ!』と言えば良い。

▶野田政権「国家戦略会議」が危うい 自民党時代の「官僚主導」が復活か(J-Cast ニュース/11月5日(土)17時12分配信)
▷『愚者の船』は「水先案内人」次第で簡単に誘導出来ますから。

▶暴走族と誤解し生卵投げる 兵庫県警が巡査を書類送検(産經新聞/11月4日(金)18時58分配信)
▷投げつける相手を誤った。カンヌから帰国する売国奴総理に投げるべきであった。

▶イスラエル軍、ガザ支援船2隻を海上で阻止 自国港へ回航(CNN.co.jp/11月5日(土)16時42分配信)
▷完全に開き直った盗人国家。

▶プーチン首相 わずか1票の反対票に「反逆者はどこだ」と威嚇(NEWS POST セブン/11月5日(土)16時5分配信)
▷KGB議長時代の感覚は健在。母なるロシアの大地に怖いもの無し。


♥皇后さま、いのちの電話40周年記念式典に出席(讀賣新聞/11月5日(土)17時38分配信)
♡全国形50カ所のセンターで、40年間で76万件の相談を受けた。文字通り「命を救った電話」だったのだ。




【今週のモフモフ + α】


     
     オザニャン、早く!!


     
     僕たちを護って!



《今週の親子》


     
     私たちを護って!


      
     私たちも護って!


     
     私たちも護ってえ!



     
     オレがオザーンだ! まかせろ!


コメント (6)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする