晴れのち曇り、時々パリ

もう、これ以上、黙っていられない! 人が、社会が、日本全体が、壊れかかっている。

野田政権は「増税一直線」で日本はいよいよ臨終。小沢は今こそ党を割り、民主党政権に終止符を!

2011-09-28 23:09:23 | 政治と社会
いやはや。


野田民主党は、陸山会事件での小沢の元秘書三名に対する「官僚の、官僚による、官僚の為の」有罪判決の騒ぎの陰で、やりたい放題である。


増税。

確かに、民主党は先の総選挙の為のマニフェストでは、「消費税率引き上げ」は否定していた。
しかし、その他の税の増加に関しては、特に言及していなかった。

それに、大震災も原発大事故も、予想されていなかった。

それはそうかも知れないが。


だからと言って、この現在の日本の経済状況に於いて、増税など狂気の沙汰である。

金がない。
だから、復興税。

生徒会では有るまいし。

「予算の総組み替え」はどうした!?
「特別会計の解体」はどこに言った!?
「公務員改革」は!?

なんにもやらずに、この酷いインフレ下で、増税だと。


財務省には、繰越金のプール分がうなっているそうな。

執行しなかった予算。
配分されなかった予算。
概算請求より少なくて済んだ分の残高。

繰り越し分だけでも、今回の復興増税分の2倍は有ると言うでは無いか。

それに、特別法人の隠し財産。

血税を中抜きし、官僚達自身が肥え太る為の「特別法人」を解散するだけで、どれほどの人件費が浮き、どれだけの血税の中抜きが防げるか。

直接執行する代わりに、複数の『特会』を経る度に二割ずつかすめ取る仕組みの為に、原価に倍なす予算をつける。

全部「ばらして」やり直せば、一体どれほどの資金が溢れ出て来るか。
更に、米国債を売り払ってしまえば、現在までの日本の総ての財政赤字は一気に軽減する。

勿論、それだけの米国債を一気に市場に出せば暴落するだろうが。

だからと言って、米国の言いなりに「帳簿上に記載されているだけ」の数字に、何の意味が有るか。
売り買いしてこその「金融債」でる。
9000億ドル前後の保有高を考えると、只持っているだけと言う構造が実に馬鹿馬鹿しいと、思わないか。

勿論、たまに売却している。
わずか数十億ドル単位の売買で、「決して売れない訳では無い」と言うカムフラージュにすぎない。

実際に、「復興」の原資に出来る位の額を売却される事を恐れている米国は、事有るごとに「メッセージ」を送っている。

財務省に。
総理官邸に。

前原に。


▶<臨時増税法案>規模「11.2兆円」で提出…官房長官(毎日見出し)

>藤村修官房長官は28日の記者会見で、11年度第3次補正予算案とともに次期臨時国会に提出する臨時増税法案について「当初時点では11兆円規模でスタートする」と述べ、増税規模を「11.2兆円」として法案を提出すると表明した。
【毎日新聞/9月28日(水)21時2分配信】


酷いインフレにガンジガラメになっている国で、景気を上向きにするには、「消費」を拡大するしか無い。

その為には、市場への資金供給の拡大こそが必要だろう。
それが、国民の手元に渡る様な政策を取る事によって、購買意欲がわく。

欧米が、常套手段でやっている様に、紙幣を刷れ。
大量に。

市場にばらまけ。
購買意欲が上昇すれば、消費が拡大し、必然的に清算は拡大する。

要は、インフレの側に梃を振らなければならない。
勿論、微妙な舵取りが必要であるが。

これまでのインフレ率を相殺する程度に、インフレ政策を取る事によって、景気は上向きとなる。

素人の私にだって、解る事だ。


「金融緩和」というかけ声だけは聞こえるが。
実際に、資金供給を増やす意思は、日銀には無い。

それを指示する気も、財務省には無い。

何故なら、日銀と言う組織は官僚組織なのだから、経験に無い事はやらないのだ。

いまだかって、ここまで酷いデフレと景気の落ち込みを経験した事が無い日銀首脳にとっては、経験則で「カネは出し渋るもの」だからである。


そのように、景気回復に何も手を打たない中で、「増税」するという狂気の沙汰をやろうとしている。


財務省は、国家予算の配分を握っているから、強大な権力なのだ。

本来、予算配分は、政治家が時の政府の「財務政策」に則って立案し、配分を決めるのが筋である。

その為の議員なのだ。


ところが、予算案の具体的立案が出来る様な、情報も知識も持ち合わせない以上、官僚に任せるしかない。

丸投げで財務官僚に予算案を作らせて、政治家が主導しているつもりで居るらしい。
お笑い草である。

財務官僚にとっては、こんなに有り難い事は無いのだ。
好き勝手のし放題。

自分達に取って、都合の良い様に、正しく「濡れ手で粟」の「血税のつかみ取り」になってしまっている。

見積もりは水増し。
執行は、二重三重の「特会」を迂回させての、抜き取り放題。


ワーキング・プアーが大量出現している今の世に。。。
そこまでして、官僚共に儲けさせてやる必要が、どこに有るか。


それが、小沢一郎の掲げた『マニフェスト』であった。

公務員政度改革。

これは、何も国会議員定数の削減に留まる次元の話では無い。

そして、政治主導。
本物のだ。

どんな失敗をしても、決して責任を取らない官僚が「法案を立案し、予算を決め、執行する」のでは無く、選挙と言う洗礼を受ける事で「責任を取る」立場に有る<政治家>が、決める。

さすれば、特別法人などと言う「税金泥棒システム」は廃止出来る。
表の国家予算と同額にも登る「特別会計」等と言う、官僚による搾取を撤廃出来るのだ。

一体どれほどのお金が取り返せるか、考えても見たまえ。

それが、『予算の総組み替え』であった。


「それが実現化していたら…」と、身震いしたのが、財務省を中心とする「霞ヶ関連合軍」であります。


後は、知っての通りの成り行きでありました。

微罪で捜査する。
冤罪を仕立てて、疑獄を造り上げる。

官僚組織の最高執行機関である「検察」を使って。
官僚組織の便利な道具であるメディアを使って。

官僚仲間の判事を使って。


小沢を殺せ!


残りの民主党議員達なんざ、雑魚。
無知で無能で実行力ゼロ。

なあ~んも心配は無い。
簡単に籠絡出来る。
簡単に操り人形に出来る。

ただ、小沢一人消し去れば、万事昔通りの「官僚天国」だ。

小沢を殺せ!




ここまでは、実に計算通りに事は運んだ様ですな。

『証拠が無いなら「推測」で判断するしか無いでしょう』なんて言って弁護する弁護士や司法界のOBの強力な側面援助を得て。

理論的破綻や、法的矛盾、ましてや「脱法」でしかない司法判断には一切言及せず、ひたすら小沢へのネガキャンのヴォルテージを一気に加速させたメディアを手先に使って。


しかし。

もうそこまでだ。
いい加減にせよ。

国民の僕である筈の役人風情に、これ以上好き勝手に日本を食い荒らされてたまるものか。
何の善政を敷く気配も無く、ひたすら日本を破滅に追いやって恥じない「民主党」にも、これ以上遊ばれてたまるか。


さあ、時は来た。

野田佳彦が、「国民の生活」目線で総理の役割を務める気が有るか見ていた小沢さん。

もはや、ダメでしょ。

これ以上、日本を壊されては堪りません。


お出まし下さい。

国民は、血の涙を流しながら耐えて来ました。
貴殿が、ナントカ救って下さる日が来る事を夢見て。


民主党は、終焉の時を迎えた様です。

最早。
裁判も、メディアのネガキャンも、「糞喰らえ」です。

民主党を壊して下さい。


小澤一郎殿。

壊し屋の出番です。

今後は「立派な神輿」で居る訳にはまいりませんよ。

担がれて「躍り出る」のでは無く。
自ら先頭で指揮を執りつつ突っ走る事が、求められています。

「最強の自走砲」におなり下さい。


そして、一日も早く新党を。

三党合意など、意味の無いものにしなければ、なりません。

貴殿が離党すれば、民主党は崩壊です。

本当の国民の為に政治をする同志と連合して、政権を取って下さい。

マスコミも、官僚も、何も抵抗出来ない様に、政権を取り「関係大臣」に実権を付与して、押さえつけて下さい。

外野が非難しようが無視。

クロスオーナー・シップを禁止する法案を、即可決してマスコミを再編し、売国奴共を黙らせてください。

仙谷前原一味が振り出しに戻した政治主導を、今度こそ確立して、霞ヶ関の暴走を止めさせて下さい。

荒療治を、電光石火にやってしまって下さい。

ひとたび、日本が正常化の途につけば、理解していない国民達も、結果を理解出来るでしょう。


原発事故の始末は待った無しです。
原発は、総て止めましょう。

TPPは、一日も早く「不参加」を表明する必要に迫られています。

ドサクサにまぎれて、「遺伝子組み換え」作物を、許可してしまった!
即、撤回して下さい。

伝統の農業は、破滅します。
国際資本の種苗会社の、奴隷状態にされてしまいます。

そして。
増税は、即凍結して下さい。

一日も早く、財政を立て直し、景気を浮揚させ、財政赤字の削減にもM取り組まなければなりません。

適正力に言わせると、めちゃくちゃな要求に聞こえるでしょうが。
貴殿なら、やれる筈ですよね。


今、野田政権がやっている事は、総て「正反対」の事ばかりです。

日本が、沈む前に、ひび割れを塞がなくてはなりません。

アメリカとも、中国とも、ロシアとも、EUとも、対等に「主権国家」同士の付き合いを始めてください。

日本で、それをやれるのは、貴殿を於いて他に居りません。


さあ、時は来た。
さあ、時が来た。


小澤一郎殿。

貴殿は、今こそ、立つ時です。


コメント (6)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「韓国の東海」感情と、日本の「官僚報道連合の小沢」感情が、気持ち悪い程そっくりだ。

2011-09-27 23:20:30 | 政治と社会
面白い事に気がついた。


▶韓国の「日本海は東海!」無理押しはいつものジコチュウ史観(ポストセヴン見出し)

>まず、韓国は西の方の海を「西海」といい南の方の海を「南海」といっているが、国際的表記になっている「黄海」や「東シナ海」はそのまま受け入れ、何も文句を言っていないのだ。
「黄海」を「西海」に変えろとか、両論併記にしろなどとは要求していない。ひたすら東側の「日本海」だけがケシカランという。つまり「日本」という名称がついているのが気に食わないのだ。同じく沿岸国であるロシアは「日本海」でも気にしないのに。

>韓国での「日本海」憎しの盛り上がりは近年のことである。「独島ナショナリズム」の延長線にある。昔、韓国を支配した日本帝国主義が「独島」を奪ったように、日本は「東海」を奪い「日本海」を押し付けたというのだ。
 
>こうした反日歴史観のマインド・コントロールからくる思い込みが、「独島」をめぐる反日愛国主義を呼び、それが「日本海」にも及んでいるのだ。

>沿岸国で名称が対立した場合、国際的には両論併記というのはありうる。しかし日本としては歴史認識“歪曲”はとうてい受け入れがたい。
【NEWS ポストセヴン/08月31日 16時00分配信】



上記記事の、『韓国』を「霞ヶ関報道連合軍」に、『日本海』を「小沢一郎」に置き換えてみる。

そこに、何らの文章的齟齬がない。


下記も同じ。


▶韓国では「独島」問題となると正論、常識はもはや通用しない(ポストセヴン見出し)

>韓国における対日問題はいつも反日愛国競争になる。強硬論ほどカッコよく世論の支持を得る。そしてマスコミが先頭になって強硬論を煽動する。

>韓国では「反日愛国無罪」といって、反日愛国のためなら何を言っても、何をやってもいいのだ。

>韓国では「独島」となると正論、常識は通用しないのだ。
【NEWS ポストセヴン/9月27日(火)16時5分配信】



実に何とも、面白い。


霞ヶ関とメディアには、「小沢」問題となると、もはや正論や常識は通用しないのだ。
法律までもが、法を無視してしまうのだ。


政治資金の記載が3ヶ月ずれた問題を、修正に応じず、不正と認定して立件された『陸山会』裁判。

その起訴事実を、検察側は「拷問」に等しいやり方で調書を取る事でしか、証明する手だてが無かった。

そして、それらの調書の大部分が、証拠認定を拒否された。

さらには、「西松建設社長」による『贈賄』証言は、社長の兄である「会長」と、社長の「運転手」によって否定されていた。


それにも関わらず、登石郁朗判事は、有罪判決を出した。

しかも、訴因でもなんでもない、『西松建設の裏金の存在、それの「贈収賄」と、それに伴う『天の声』や、小沢氏と建設業界との<ずぶずぶ>の癒着』に言及して、有罪の根拠とした。


要するに、電車内で「大声を出して」迷惑だった。
そう訴えられて、逮捕され他挙げ句。
周りに女性など居なかった事が証明されたにも拘らず、痴漢行為を働いたと認定されて、強姦罪で有罪になったみたいな物だ。


要するに、「日本憎し」で、煽り立てれば人気がでる、韓国の状況と全く同じである。

如何なる手を使おうと、「小沢は真っ黒」というイメージを作れば勝ち。

その為には、法律をゆがめようが、無視しようが、一切構わない。

誰も、何も批判しない。

問題化しない。

ただただ、付和雷同した国民が騒ぎ立てて、いつまでたっても「真実」は知らされない。


▶自・公・た3党、石川衆院議員に対する議員辞職勧告決議案を共同提出する方向で最終調整(FNNタイトル)

>民主党の小沢元代表の元秘書3人に有罪判決が下されたことを受けて、自民・公明・たちあがれ日本の3党は、石川知裕衆議院議員に対する議員辞職勧告決議案を共同で提出する方向で最終調整に入った。

>自民党など野党は、27日午前の衆議院予算委員会理事会で、小沢氏に加えて元秘書で有罪判決を受けた石川知裕衆院議員の証人喚問を要求し、「政治とカネ」をテーマに集中審議を開くことも求めた。

>自民党の谷垣総裁は27日朝の役員会で、「秘書3人が有罪となっても責任を取らなかった政治家を思い出すことができない」と指摘し、この問題で野田政権を徹底的に追及していく考えを示した。
【FNN ニュース/9月27日(火)22時52分配信】


あきれ果てたる態度と言わざるを得ない。

法の番人が、法を踏み越えて「個人的類推」によって有罪判決を出したという、法治国家の根底を否定する出来事にこそ、声を上げるべきである所を、違法行為に乗っかって騒ぎ立てる馬鹿馬鹿しさ。

「明日は我が身」

と言う事に気がつかない。

一介の検察官の恣意的悪意で起訴され、一介の判事の「想像」で有罪宣告される。
たとえ、数十万人の国民に選ばれた国会議員であろうと。


利権に巣食う者共に嫌われたら、それで終わりなのだ。

その事に、自民党議員も、公明党議員も、その他野党議員達が気がつこうともしない。
そこまで、霞ヶ関が怖いのか。


韓国では、日本を辱める言動を取ると、英雄視されるらしい。

日本では、小沢一郎を貶めると、人気が出る。


その逆も正しい。

韓国で、タレントなどがうっかり「日本びいき」な発言をしたら、たちまち袋だたきに逢う。

日本で、小沢擁護の発言でもしよう物なら、たちまち袋だたきにあう。


恐らく、『裁判所判事』も、同じなのでは有るまいか。

検察の「不法行為」によって作成された調書を、証拠申請を却下しては見た物の、その動きを察した「その筋」から圧力でも架かったに違いない。


「解っているでしょうね」

この一言で済んだ筈だ。

「地裁判事」のままで一生を終える自分の姿が、頭の片隅をよぎった事だろう。

出世もしたい。
俸給も増やしたい。
裁判官の位階の上昇に伴って、名誉も、恩給額も、天下り先も、変わって来る…。

司法試験の同期達から、置いてきぼりを喰い、一生冷や飯を喰わされる事になる…。


そんな圧力が、無かったか。
無い訳が無い。

仮にも、司法試験まで受かって判事に任官した者が、裁判のプロセスや仕組みを知らぬ訳が無い。
判事の役割と、成すべき事を、知らぬ筈は無い。


「裁判官は、その良心にのみ基づいて判断する」

登石郁朗判事は、その『良心』を、売り渡させられたのに、違いない。
勿論、売り渡す方が悪である。


そして一番重要な事は、日本の法曹界が、その暴挙に対して、だれ一人として「公式に」異論を唱える者が居ない、と言う事である。

国会議員の中には、弁護士資格を持った者があまた居る。

産経相しかり。
社民党党首しかり。

元来、世界中どこの国でも「警察権力」によって議員の地位が脅かされれば、与野党一丸となって抵抗する物だ。

この一連の「陸山会」事件と「西松建設事件」とにおいては、小沢一郎が告発された時点で、議員達は行動を起こすべきだった事は、今更言ってもおそ過ぎる。


しかし、今回の「想像」と「願望」とで有罪判決を出す様な裁判が行われたならば、国会は一丸となって「立法府」の名誉と地位とを守るべく、立ち上がらなければならない筈なのに。

法曹界の全員も、疑問を唱え、異を唱えなければならぬ筈。


とりわけ議員達には、「明日は我が身」なる実感は無いようだ。

これ幸いと、与党との対決材料にしてしまう。
反小沢の武器にしようとする。


国会議員の皆様方。
そして特に、弁護士上がりの議員センセイ。

正しく行動出来ないあなた方は、国民から見て「馬鹿」に見えます。



コメント (6)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

日本が「形だけでも」掲げていた<法治国家>の看板を下ろした日に、小沢一郎に望む事。

2011-09-26 21:49:43 | 政治と社会
小澤一郎殿。


もはや、日本はまともな国家としての体裁すら、整えていない状態に成り下がってしまいました。

これまで延々と続いて来た「利益誘導」システムの中で利益を享受して来た階層にとって、貴殿が死ぬ程危険な存在である事で、あらゆる常識や道徳や社会規範を踏み破って、法体系まで無視して、貴殿を抹殺するべく、抵抗しています。


本日、2011年9月26日、日本の司法はついに、裁判の決まりを打ち捨てました。

陸山会事件なる「冤罪」事件で、貴殿のかっての秘書三名に対する「有罪判決」に於いて、登石郁朗裁判長は、証拠の無い事実に対して、『推認』して有罪にする、という裁判官としてあるまじき「不法行為」を行いました。

日本法制史上、類を見ない劇的な暴虐でした。

もはや、司法官自らが法治制度を完全否定してしまった以上、我々国民はこのままの日本に安心して自らの生命財産を、預ける訳にはいかなくなりました。

すでに、社会的ルールが変わってしまったのです。

そもそも「裁判」と言う物は、検事と弁護士が「原告」と「被告」との利益を代表して夫々の主張をぶつけ合い、両者に属さない判事が公平な立場で判断をして「無実」か「有罪」かを法に則って決するシステムであったはずでした。

ところが、日本では予てより、「判検交流」なる習慣で、両者の親睦が図られ、共に「司法公務員」である連帯感によって、結果として<弁護士>対<検察・判事連合>との争いと言う構図になっていました。

日本に置ける裁判での「有罪率」99%という、驚異的数字からも、その異常性は指摘されていました。

その前提に立って、『公務員制度改革』を唱える貴殿は、あらゆる分野に於ける公務員達の脅威の象徴となり、『記者クラブ』制度解体をも唱える為、報道が官僚の手先機関として国民洗脳運動を展開し、ありとあらゆる機会を通じて、貴殿の失脚を仕掛け続けて来ました。


それでも貴殿は、「一点のやましい事も無い」「総て裁判で明らかになる」と言い続けてこられました。

果たして、そうなのでしょうか。

その理論は、あくまで「同じルール」で公平な戦いを行える事が、前提となって居る筈です。

そして、そのようなルールは、最早存在しなくなりました。
そんな前提は、既に存在しないのです。


今回の、東京地方裁判所判事「登石郁朗」裁判長は、証拠申請を却下された「検察調書」をのみ採用し、証人の反対証言は取り上げず、「彼等の側」の希望を判決という形で、強引に実現してしまいました。

要するに、前から言われていた事では有りますが、最初から結果は決まっていたのです。

その結果に逢わせて、検察は証拠をそろえる為に違法な取り調べをして捏造し、それが却下されるや、判じ側がただただ結論を出す為にのみ判決を書き上げた。

『推認』して。

つまり、希望的観測を真実であると強弁して。
その「希望」とは、彼等の側の利益に沿う希望であって、正義の施行には何の関係もないのです。

『証拠は無いが、そうに違いないという判決』

こんな判決など、<冒頭陳述>だの<被告人尋問>だの<証人尋問>だの<最終論告>だのと、時間と経費とを費やさなくとも、簡単にで来ることです。

検察官が主張していない事案を、判事が勝手に「推認」て裁判自体の控訴事由を変えてしまうのですから、最早裁判とは言えません。

もはや、裁判をする必要性が、存在しなくなった事になります。

検事が「立件」した時点で、有罪が「期待」されていて、その期待通りの判決を出すのですから。

こうなると、判事など不要なのでは無いでしょうか。
これでは、弁護士も不要なのでは無いでしょうか。

こうなると、必要性どころか、「裁判」自体の存在意義が消滅してしまっています。

検事が立件する時点で、量刑も決めてしまえば済む事です。


◇「検察のストーリー」という言葉は何度も聞いたが、「裁判所のストーリー」という言葉は初めてだ。(森ゆう子議員)

◇学校じゃ、裁判官は、個人の良心だけに従って判決を下す、と習ったけど、どこかの国では、組織防衛で判決やるらしいね。(茂木健一郎)


日本国には、裁判制度は不用となった。
判事も弁護士も必要なくなった。

随分経費が浮く事でしょう。

増税など考えなくとも、復興予算が賄えるのではないかとすら、思ってしまいます。



▶小沢氏、一貫して潔白主張「何一つ、やましいことない」(産経見出し)

>西松建設の違法献金事件をめぐる大久保隆規被告の逮捕に端を発した小沢一郎民主党元代表側への捜査は、約2年半の間に、小沢氏本人が検察審査会の起訴議決を経て強制起訴され、刑事被告人として法廷に立つという展開となった。小沢氏は一貫して潔白を主張し、自身の裁判でも全面的に無罪を訴える方針だ。

>「何一つ、私自身やましいことはありません。これからの裁判において、私が無実であることはおのずと明らかになります」。強制起訴を受け、小沢氏は無罪への固い決意を口にした。小沢氏の裁判の判決は、早ければ来年4月中旬にも言い渡される見通しだ。
【産經新聞/9月26日(月)10時45分配信】



「虎穴に入らずんば、虎児を得ず」と申します。

敢えて「冤罪裁判」に望んで、身の潔白を立てようというお心構えには、敬意を捧げます。

しかし、御身の失脚を執拗に画策する「敵陣営」にとって、その戦略は「飛んで火にいる夏の虫」の結果になるだけと、多いに危惧しうる状況ではないのでしょうか。


もう、良いでしょう。


事ここに至って、国民は気がついています。

問題は、「起訴されている」かどうかでは無い事を。


無理矢理に有罪にしてしまって、貴殿を失脚させたい「敵陣営」に取っては、今回の『陸山会事件』判決は、まさしく「我が意を得たり」で有る事でしょう。

判事も司法公務員です。
彼等の互助意識は、充分に機能しています。

見事なる「連携プレー」振りでありました。



民主党は、国民が何を彼等に託したかを理解出来ずに、素人が権力の面白さを弄んで、日本をめちゃくちゃにしています。

執行部にも居ない、各内にも居ない人物が、「次のマニフェストには消費税10%を掲げる」などと平気で公表する様な政党に、いつまでも希望を持つ事はもう止めましょう。


小澤一郎殿。


時は来ました。
機は熟しました。

このような危険な司法の存在。
このような自己利益のみ追求する官僚組織。
このように、無能で無責任な政府。

もう、良いでしょう。

「待ちの作戦」は、捨て去って下さい。
立ち上がって下さい。

国内で、一応「原発には距離を置く」素振りを示しておきながら、国連総会の場で「原発推進」の決意を全世界に向かって語る「二枚舌首相」など、国に災いをもたらすだけです。

政調会長如きが、総理の様に発言する政府も、もう良いです。

国民の痛みも、苦しみも感じ取れず、国民の血を吐く様な訴えにも耳を貸さず、アメリカの顔色だけを伺って、国民の為の政治をしようとしない政府など、もう良いです。


小澤一郎殿。

貴殿が、今こそ立ち上がらねば、この国は一体どこまで漂流するか解った物では有りません。
貴殿が、今ここで動かねば、この国の国民は、一体誰が守ってくれると言うのでしょうか。


来年4月の判決など、本日の『陸山会事件』の判決と同じ様な物であると、多いに危惧される所です。

先頭に立って、語って下さい。
「自分はこうしたい」と。

先頭に立って、歩き出して下さい。
「自分はこちらの方角に歩みたい」と。

日本を救って下さい。

マスコミの暴走は、語るに尽きます。
司法官僚の暴走は、危険水域を越えています。

国民の大半は、正しい情報に触れる事無く、ただニュースによってのみ善悪を誘導理解させられ、裁判に完全なる信頼を置いています。


このような現状には、もはや一刻の有余も有りません。

巷では、「小沢は前面に出てこない事が欠点」などと言う声が、良く聞かれます。

党の「一兵卒」が露出する事が少ない事も有りますし、実際の貴殿の活動状況が公平に報じられない事も有りましょうが、一般的な国民の感想でもあります。


もはや、待っている時では無くなりました。


立ち上がって下さい。

離党し、新党を立ち上げて下さい。

民主党政権を、崩壊させて下さい。

そして、貴殿の蓄積を多いに活用して、多数派を形成して下さい。


小澤一郎殿。

貴殿が、先頭で日本を引っ張って行かないと、他に最早救われる術が有りません。

貴殿が総理となって、あらゆる日本社会の矛盾に「大ナタ」をふるって下さい。

貴殿に残された時間には、限りが有ります。
それだからこそ、心置きなく「壊し屋小沢」の本領を発揮出来ると言う物です。

官僚主導で、省益のみを優先し、国家予算の相当分をかすめ取っている現状を、是非打破して下さい。
国民に背を向けて、アメリカと仲良くなる事に審決を注ぐ霞ヶ関体質を、叩き潰して下さい。
警察検察判事一体となっての、非民主的司法独裁体制を、叩き潰して下さい。

自分達の利益を守る事にうつつを抜かして、国民を洗脳して恥じないマスコミを、解体して下さい。

日米関係を、正常化して下さい。


貴殿なら、やれる筈です。
貴殿しか、やれないのです。

原発事故も。
震災復興も。
TPP加盟拒否も。
日露間、日中間、日韓間の領土問題も。
沖縄米軍基地問題も。
円高とデフレ問題も。
マスコミの再編も。

特別会計解体を含む、財政改革も。
予算の総組み替えによる、財政正常化も。

なにより、国民の生活を第一に考える政治の実行も。


総てにおいて、現在の民主党政権には、無理です。
彼等には、やる気も有りません。

そして、総てに、現官僚制度が必死の抵抗をします。


小澤一郎殿。


貴殿にしか、やれない事ばかりなのです。
そして、総てが日本に緊急にして必要不可欠な事なのです。

もう、待たなくても良いでしょう。

与党内部の状況も。
野党との関係においても。
官僚達との戦いの状況も。
マスコミの態度も。

総てが、これ以上時を逸する事を許さない所まで、来ています。


さあ、腰を上げて下さい。
心有る国民は、待ち望んでいます。

今こそ、今この時こそ、日本は小澤一郎を求めています。

歪み、壊れかかり、破滅に向かってひた走る、我らが祖国を救う為に、御身を求めます。


立て。
小澤一郎!



<参考文献>
小沢一郎が「起訴相当」となった理由 山口一臣『ダメだめ編集長日記』
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

大岩に抱かれて生きる村『モンサント』を歩く / ポルトガルの小さな村 

2011-09-25 23:10:46 | 旅行とレジャー
今週の【フォトの旅】は、ポルトガルの山間の小さな村、『モンサント』をご紹介しましょう。


お断りしておきますが、いま世界中の市民を敵に回している「殺虫剤」や「遺伝子組み換え作物の種子」で悪名高い吸血企業『モンサント』とは、全く関係有りません。




イベリア半島最西端、ポルトガルは南北400キロ、東西100キロの、細長い国である。

その南北の中程に、スペインから『タホ河』は流れて来る。
ポルトガル国内に入ると、『テージョ河』と、その呼び名を変える。

ポルトガルに入って来ると、ほどなくやや南西によれながら西に下って、リスボンで大西洋に注ぐ。

東のスペイン国境は、山間部である。

その「タホ河」がポルトガルに入って来る辺りの、やや北側の山地の中に、『モンサント』村がある。

山地と言っても、麓は平地でほんの少し山間に入って行くだけの、幹線道路から、それ程遠い訳では無い。
国境の山岳地までは、まだ数十キロを残している。

ほとんどが平らな地方で、カステロ・ブランコ県の中央部である。



その辺りは、走るに連れて左右に岡が連なり、夫々の丘のいただきには、カステロ(城)の廃墟が立っている、非常にエキゾチックな光景の土地である。


村の入り口の駐車場に車を止めて、村へ入る。
最初のうちは、ありふれた家並の通りであるが、やがて通りの外れに、坂が現れる。


     
     モンサント村の通りから丘の登りを望む


     
     大航海時代の建築様式『マヌエル様式』が顕著な装飾の建物


通りの両側は、白塗り壁にドア周りの隅石の典型的な建物が続く。

それが途切れると、いきなり「山村」の趣に変化する。


     



そして、上を目指して登るに連れて、巨大なボール状の岩に挟まれた民家が現れて来る。


     
     丸い巨岩に挟まれて建つ民家



この地は、遠く「先史時代」に起源が有る。
石器時代からのヒトの生活の跡が見つかっているらしい。

大岩の間の、ある種「洞窟」状の場所は、先史時代には良くヒトが居住していた。

フランス南西部『ドルドーニュ』地方も、同じ様な条件で、先史時代の洞窟壁画の残る「窪み」や「洞窟」が、数多く残っている。


その後、「ローマ」によって城塞都市が築かれた。

西ローマ帝国崩壊後、西ゴート族によって廃墟となっていたが、12世紀半ばに国王アルフォンソ・エンリケによって、『テンプル騎士団』の有力メンバーの隊長であった「ガルディム・パイス」に領地として下げ渡され、その彼の手によって城が再建された。


     
     城址の城壁


     
     苔むした大岩が転がる城址の内側



城跡まで登って村を見下ろすと、灰色の花崗岩造りで、オレンジ色の屋根瓦をいただく家並が肩を寄せ合う様に集まって、城下町を形づくっている。


     
     斜面にへばりつく村の家屋


     
     実際に人が住んでいるとは信じかねる光景



そして、そこここに大岩が「転がしてある」ように露出して居り、その岩を壁に利用して家を立ててある。


     
     大岩を支えに建つオレンジ色の瓦屋根の典型的な家屋



     
     現代では、電線は避けられない…



     
     大岩の基礎に立てられた家屋


     
     どこまでが石積みで、どこからが大岩か


    
     
     大岩に挟まれた可愛らしい玄関



     
     家屋の間の、まるではしご段の様な小径



     
     花の鉢を並べて入り口を飾った民家



頂上の標高780メートル強。
石器時代から人が住み着いていたこの地は、敵襲を防ぎやすい地形であった事は、容易に忍ばれる。



麓近くまで居りて来ると、やっと「現代文明」の香りが再び感じられた。


     
     壁面の「街頭」と、建物のバルコニーが、現代を感じさせる


大岩に抱かれた様な「中世」以来何も変わっていない風情の家に、一軒だけ小さなレストランが有った。

大変気分よく、昼食を取る事が出来た。

岩と人間。
無機物と有機物。

非生命体と生命体。

生活は、過酷であろうと思う。
しかし、人間本来の何かを、見つめながら暮らしているであろう村人達は、異邦人の私に笑顔であった。


散策を終えて車に戻って、いつの日か再び訪れたいと、切に思ったものだった。

コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「TPP交渉、参加しない選択はなし…石原幹事長」/親子揃っての『売国奴』!

2011-09-24 22:44:52 | 社会問題
土曜日が巡って来て、週末一口時評の日と、相成りました。



【今週の衝突①】

       
     「お前、でしゃばるなよ!」
     「お前こそ、でしゃばるな!」


【今週の衝突②】

     
     銀河と銀河が…! ちょっ、直角に…!



【週末一口時評】

◆TPP交渉、参加しない選択はなし…石原幹事長(讀賣新聞/9月24日(土)20時14分配信)
◇親子揃って『売国奴』め。


▶パレスチナ国連加盟申請 玄葉外相「4者声明を強く支持する」(産經新聞/9月24日(土)23時57分配信)
▷「イスラエルとパレスチナの直接交渉を求める」声明を強く支持って、意味解ってほざいてるか!

▶「パレスチナの春が来た」国連議場、拍手やまず(産經新聞/09月24日 14時08分配信)
▷是が世界の常識だ。何も理解していない玄蕃に、何を言う資格が有るか!

▶「パレスチナ国家」申請祝う 演説に大歓声(産經新聞/09月24日 13時25分配信)
▷「(イスラエル建国宣言に伴う第1次中東戦争から)63年間、私たちは苦難を受け続けてきた。米国やイスラエルが支援を止めたとしても、状況はこれ以上、悪くなりようがない。代償なしには何も得ることはできない。国家になるため、さらに代償を払えというのなら、喜んで支払う」

▶パレスチナ国連加盟申請、日本は賛否表明せず(讀賣新聞/9月24日(土)21時17分配信)
▷そうやって、イスラエル=アメリカに嫌われ、パレスティナにも嫌われるのだ。

▶<自民党>石原幹事長、「大阪都構想」に「賛成」(毎日新聞/9月24日(土)21時46分配信)
▷この坊ちゃん、口を縫い合わせる必要有りと、診断する。

▶野田首相、米国から帰国(讀賣新聞/9月24日(土)21時14分配信)
▷帰って来るな!

▶<民主党>3次補正予算案「上積み目指す」…前原政調会長(毎日新聞/9月24日(土)20時48分配信)
▷自分がヤクザ企業から貰ってるカネを出せよ。

▶制限開門に漁業者ら反発=諫早干拓めぐる協議―福岡(時事通信/9月24日(土)13時26分配信)
▷コロコロ、くるくる! 馬鹿丸出し。何が正しいのか、何が正しく無いのか。何が利権なのか、何が住民の為なのか。

▶<野田首相>普天間の辺野古移設「沖縄に全力で説明」(毎日新聞/9月24日(土)11時4分配信)
▷何を説明するってのか!? 住民が大反対してるってのに。住民が拒否してるってのに。

▶首相、小沢氏処分見直し否定も側近沈黙 融和人事 効果いつまで(産經新聞/9月24日(土)7時56分配信)
▷新党まで。

▶<樽床幹事長代行>早くも正念場? 会期延長主導できず(毎日新聞/9月23日(金)22時41分配信)
▷その任に有らず。

▶陸自部隊派遣に関心=南スーダンPKO―首相国連演説(時事通信/9月24日(土)2時27分配信)
▷「イケイケどんどん」(自民主党代表)

▶<野田首相>国連演説「日本を再生」 財政健全化など強調(毎日新聞/9月24日(土)2時22分配信)
▷その為には「野田前原枝野安住玄蕃小宮山仙谷岡田菅肛門」極悪十人衆が離党する事です。

▶非関税障壁撤廃を要請=英外相が玄葉氏に(時事通信/9月24日(土)1時15分配信)
▷アルバイトやパートは社会保険非加入とか、労働コストだけでもエラい沢山有りまっせ、経団連サン。

▶コメから規制上限のセシウム=全国初の重点調査へ―福島県二本松市(時事通信/9月23(金)22時18分配信)
▷大丈夫! 実測値に逢わせて、安全基準値を引き上げれば良いんだからね。

▶福島出身と自己紹介の玄葉外相、被災地現状訴え(讀賣新聞/9月23日(金)22時4分配信)
▷学校のプールにガソリン貯めろって喚いた事、言いましたか?

▶松本龍・前復興相が退院、政治活動復帰は未定(讀賣新聞/9月23日(金)20時14分配信)
▷「聞いてないよお~」(龍ちゃん)

▶やるべきことはやった? 菅氏の「負の遺産」(産經新聞/9月23日(金)7時56分配信)
▷いまだに「最後っぺ」の連発中。

▶首相、北の「人権侵害決議」提出表明(産經新聞/9月23日(金)7時55分配信)
▷日本官憲の国民人権侵害は?

▶衆院予算委の質問時間配分、岡田氏の提起不発(讀賣新聞/9月23日(金)0時49分配信)
▷「特別代表」は黙ってなさい。

▶「尖閣付近の活動は中国領なので正当」程駐日中国大使が講演(産經新聞/9月22日(木)23時44分配信)
▷盗人猛々し。

▶沖縄一括交付金創設へ 普天間問題で県側に軟化を促す狙い(産經新聞/9月22日(木)23時31分配信)
▷こっちのアメは苦いぞー。

▶首相、国連会合で「脱原発依存」に言及せず(讀賣新聞/9月22日(木)22時36分配信)
▷「必要な原発は今後も活用する意向を表明」(国際公約)

▶<前田国交相>八ッ場ダム視察へ 「10月の早い時期に」(毎日新聞/9月22日(木)20時45分配信)
▷視察したら「仕事した」事デス。

▶首相官邸、24日の衛星落下で情報連絡室設置(讀賣新聞/9月22日(木)20時9分配信)
▷「空が落ちて来る」とパニクった古代ギリシャの馬鹿と同じ(^^)

▶衆院予算委 民主質問者は岡田、前原、城島の3氏(産經新聞/9月22日(木)18時21分配信)
▷さいてー。

▶南スーダンのPKO「陸自派遣可能と結論出ている」と藤村官房長官(産經新聞/9月22日(木)12時17分配信)
▷憲法解釈の「結論出てる」!!

▶野田首相「トモダチ作戦に感謝」日米首脳会談要旨(産經新聞/9月22日(木)9時20分配信)
▷「僅か630億円の請求にまけて下さってありがとうございました」(臣・野田)

▶浜岡原発「永久停止」を決議へ=静岡県牧之原市議会、26日に(時事通信/9月22日(木)10時39分配信)
▷まとも!!

▶「首相偏っている」福島党首、原発再稼働に反対(讀賣新聞/9月22日(木)9時21分配信)
▷最初から解ってた事でしょ。そんな事すら解らなかったの、瑞穂タン?

▶ぶらさがり取材に「沈黙は金」 語らぬ狡猾な「どじょう」(産經新聞/9月22日(木)7時56分配信)
▷出て来て「今日は」以外に、語る中身なんてないしー。

▶民主・前原政調会長 一問一答 郵政株を復興財源に 原発輸出はしっかり(産經新聞/9月22日(木)7時55分配信)
▷郵政株で国賊。原発輸出で人類に対する逆賊。

▶1号機配管、水素で充満の可能性「突然の爆発はない」(産經新聞/9月24日(土)22時34分配信)
▷「直ちに爆発の恐れはございません」(枝野)

▶<二本松産米>「収穫も出荷もしない」農家、無念さにじませ(毎日新聞/9月24日(土)21時54分配信)
▷さぞかし無念であろう…。東電には、補償以外にも、精神的苦痛への慰謝料も請求すべし。

▶<二本松産米>市長「東電に怒り」 緊急会議で迅速公開表明(毎日新聞/9月24日(土)11時44分配信)
▷東電は整理。株は100%減資。管理職は退職金無しで解雇。役員は私財を提出して賠償に充てるべき。

▶<中国>カレーライス食べよう…北京でイベント(毎日新聞/9月24日(土)19時46分配信)
▷「カレーライスは韓国が起源」って、どっかが言い出しそう(^^)

▶<寄席>上野・本牧亭、幕末からの歴史に幕(毎日新聞/9月24日(土)18時59分配信)
▷本牧よ、お前もか…。



【今週のスヤスヤ①】

     
     「くーっ」
     「ぐうーっ」


【今週のスヤスヤ②】

     
     「すや」「すや」「スヤ」「スヤ」

コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

『パレスティナ国家』の国際承認を切望する。そして「アメリカ」の拒否権の行使を唾棄する。

2011-09-23 22:01:55 | 国際関係
2011年9月23日ニューヨーク。
国連総会に於ける演説が、世界の注目を集めた。


勿論、野田佳彦のそれでは無い。

パレスティナ暫定政府アッバス議長の、パレスティナ承認を訴える演説である。


AP通信の記事の第一行目に曰く。
「マフムッド・アッバスは、ついにルビコン河を渡った」

ロイター通信配信による、フランス3(仏テレビ3チャンネル)のインタヴュー記事で曰く。
「今回の<国家承認申請>は出口の無い<袋小路>のもたらした結果だ」



拙ブログで、「パレスティナ」に対するイスラエルの行っている「非道」の行いを、不定期に糾弾して来た。

日本では殆ど報道されない、パレスティナの人々に加えられている、イスラエル側の悪行は、語るに耐えない物で有る。


確かに、前世紀に行われた「ユダヤ人」に対する「ナチ」の行いは、オゾけをふるわざるを得ない、非道な物であった。

アウシュヴィッツを含む、10カ所の「強制収容所」での行いは、人間の成した事とは到底信じられない物であった。

その事に関して、何も反論は無い。

辛酸をなめたユダヤ人の、時空を超えた哀しみや痛み、苦しみや絶望感などは、体験していない者には、語る資格は無いのでは無かろうかと、思える程である。

あの様な行いを受けた民族としての『ユダヤ人』に対しては、同情の念を通り越して、何と声をかけて良いのかすら、解らない。


しかし、それによって「ユダヤ人」は何をやっても許される、と考えるイスラエル国家の、パレスティナ人に対する行動様式は、到底受け入れる訳にはいかないものである。

人間としての尊厳を奪われた民族が、他の民族の尊厳を奪って良い、などと言った理論は人間世界の何処にも存在しないのだ。


第二次世界大戦まで、恐らく二千年間に渡って、パレスティナにはパレスティナ人が住み着いて来て、平和に暮らしていた。

そして、アラブ社会に於いて「ユダヤ人」達は、イスラムの社会に同化し、イスラムの宮廷の学問的、技術的部分を担って、多いにアラブ社会の発展に貢献していたのである。

共存関係は、平和裏に続いて来た。


この二つの民族が、骨肉の争いを始めたのは、僅か半世紀前からのことに過ぎない。


それも是も、イギリスの「三枚舌」による裏切りの結果、パレスティナ人の土地を強制的に奪って『イスラエル』建国をゴリ押ししてからの事なのだ。


パレスティナ人は、いきなり土地を奪われ、親兄弟を殺され、人間以下の扱いを受けて「難民キャンプ」で絶望的に暮らしながら、三世代目を送り出している。

難民キャンプが故郷で、難民キャンプしか知らない世代のパレスティナ人。
未来の希望も展望も持てず、父母、祖父母の土地を、いつの日か取り返したいという願いダケが、生きて行く糧となって。

ささやかな抵抗をしながら。

そして、その度ごとに、イスラエル側の<10倍返し><50倍返し><100倍返し>の繰り返しであった。

石つぶてにライフルで。
ピストルにバズーカ砲で。
小型ロケットランチャーにジェット攻撃ヘリのミサイルで。

イスラエルは、絶対に引き下がらない。
常に、パレスティナ人を「圧倒的な武力」で叩きのめす事によって、屈服させようという政策しか、取らない。

常に「暴力支配」を目指して来た。


彼等の教典を拡大解釈する「原理主義ユダヤ人」は、「異教徒は殺して構わない」と、教典に書かれていると平然と言う。

3800年前の神話を引き写した「教典」が、現代の地球上の隅々まで有効であると、信じて疑わない。

石器時代の教典で、他の民族を虐殺して恥じない。


イスラエルの建国自体のペテンを、百歩下がって受け入れるとしても、彼等イスラエル人達は勝手に決めた国境線には満足せず、周辺のパレスティナ領土の町や村を平然と「併合」し、住民を追い出し、彼等の家屋を重機で打ち壊し、新たな建築物を次々と立てては、イスラエル人に土地と共に与えて、国土を無制限に拡張して行く行為は、たとえパレスティナ人でなくとも、到底受け入れられる物では無いのだ。

そして、そのイスラエルの無謀さに抵抗しようとする「周辺アラブ諸国」には、如何しても『軍事的に』イスラエルには勝てない。

何故なら、アメリカが背後から無制限に支援しているからである。

軍事顧問を送り込んで。
最新鋭兵器を大量に与えて。
特殊部隊『モサド』の訓練を引き受けて。
軍事衛星のノウハウを与えて。
核兵器製造のノウハウを与えて。

ジョージ・ブッシュが、親子二代に渡って『イラク』を責めたのも、『イラン』を執拗に非難するのも、石油利権その他に混じって、すべて「イスラエル」を守るためなのである。



ところで、人類史上アメリカ合衆国ほど、世界中に悪災を振りまき続けて来た国は、歴史的に存在しないのでは無かろうか。

CIAが手先となって、『対ソ戦略』の一環として、アラブの、アフリカの、中南米の、中東の、アジアの、あらゆる諸国に「分裂」を引き起こさせ、その片方を支援し、体制が逆転した後、推した側が政治力学的に邪魔になると、そのまた反対勢力を支援して、果てがない。

ソ連崩壊後は、敵が「反米思想のイスラム勢力」に代わっただけで、アメリカの世界戦略は、常に変わらず「紛争を引き起こして介入する」戦略で、100年間の間変わる事無く、厭きる事無く、世界中の無辜の市民の上に爆弾を投下し続けている。

そして、今やそのお先棒を担いでいるのは、日本と言う国である。

軍事同盟と言う「美名」の下に、無尽蔵の資金を提供し、先端技術を提供して、アメリカの世界侵略路線の欠かせない手足となって居るのだ。


▶米大統領「彼とは一緒に仕事できる」…真意は?(讀賣見出し)

>「彼とは一緒に仕事ができる(I can do business with him)」

>21日に行われた日米首脳会談の後、オバマ大統領が周辺に、野田首相を「仕事相手」として評価する発言をしていたことがわかった。米側から大統領の発言を伝えられた首相同行筋が22日、明らかにした。

>「彼とは一緒に仕事ができる」という言葉は、1984年、当時のサッチャー英首相が、ソ連の次期共産党書記長として訪英したゴルバチョフ氏(後に大統領)を評した言葉として知られている。
東西冷戦下だったが、サッチャー氏は、ゴルバチョフ氏がそれまでのソ連指導者と違うと見抜き、当時のレーガン米大統領に“推薦”した。ゴルバチョフ氏は実際、米国と対話を進め、冷戦を終結に導いた。

>日本政府筋は、「米側は当然、サッチャー氏と同じ発言だと意識してこちらに伝えてきたのだろう。これまでの民主党首相と違い、今度こそちゃんとやってくれ、という意味だろう」と話した。
【讀賣新聞/9月23日(金)20時50分】


サッチャーとゴルビーに例えて?

何とおめでたい。
まさか、野田佳彦がゴルバチョフだとでも??

大笑い。


文字通り、「ビジネス」が出来ると言ったに過ぎない。
だって、考えても見たまえ。

総理大臣になって、すぐさま、国会の会期すら縮めてまで、ひたすらホワイトハウスに朝貢に出かけて行ったのだ。

ドル防衛の為に。
議会によって予算を大幅に削減される、米軍海外駐留費用の、肩代わりを「喜んで」伝える為に。


自民党政権が倒れ、一時対米政策の変更を恐れた米政府は、民主党が自民党政府以上に「隷属的」にすり寄って来る事で、一安心している。

そして、その自民党も、相変わらずの唐変木ぶり。


▶普天間進まないと日米関係ずたずた…石原幹事長(讀賣見出し)

>自民党の石原幹事長は23日、大阪市であいさつし、沖縄の米軍普天間飛行場移設問題や環太平洋経済連携協定(TPP)をめぐって、米国が日米首脳会談で具体的成果を求めたことについて、「秋までに全くものが進まなければ、日米関係がずたずたになるのは間違いない」と指摘し、両問題解決を先送りしてきた民主党政権の対応を批判した。
【讀賣新聞/9月23日(金)21時50分】


何ともコマッタちゃんですね。

また与党に戻った際に、直ちに「信任」を得んが為に必死である。
過去65年の「忠勤」をどうかお忘れなく…ってなわけで。


オバマは、「辺野古」に関して一言も言及していないにも拘らず。

彼等は、別に普天間でも宜野湾沖でも、グアムでもテニアンでも、どこでも良いのだ。
世界戦略上、縮小段階に入っている米軍の基地が、安く置ける所なら、こだわり等無いのが、本音。

あくまで「日本との関わり」で大きな利益を確保している、一部の『知日派』と呼ばれる不良官僚や、ろくでなし軍人を、錦の御旗と捉えるしか脳が無い日本の盲目官僚と政治家とが、自分から生け贄を差し出したくてたまらないだけの話。


▶パレスチナ、国連加盟を申請…米は拒否権行使へ(讀賣見出し)

>パレスチナ自治政府のアッバス議長は23日午前(日本時間24日未明)、国連への加盟申請書を潘基文(パンギムン)国連事務総長に提出した。

>潘事務総長は近く、申請書を安保理に送り、安保理が加盟決議案を協議・採決する。今後、決議案の扱いをめぐる攻防が予想され、決議案作成までには一定の時間がかかりそうだ。パレスチナは昨年9月、イスラエルの入植凍結解除に反発し、交渉を中断。国連を通じた国家樹立の方針に転換した。

>パレスチナによる国連加盟申請は初めて。加盟勧告権を持つ国連安全保障理事会では米国が拒否権を行使する方針で、申請は却下される見通しだ。申請強行についてイスラエルが反発するのは確実で、和平交渉再開はさらに遠のきそうだ。
【讀賣新聞/9月24日(土)1時4分】


世界平和に、パレスティナ問題の解決は、欠かせない。


そして、その解決を阻んでいるのが、イスラエルの強硬路線を無条件に支持して支援している、アメリカの存在である。

要するに、ここ50年のアメリカは、世界の平和に取って癌以外の何者でも無い存在と言っても良い存在に過ぎないのだ。


▶パレスチナが国連加盟を申請=和平交渉停滞に業煮やす(時事見出し)

>国連加盟を目指すのは、米国がイスラエル寄りの立場を取り続け、交渉の行き詰まりが打開されないことに業を煮やした面が大きい。こうしたパレスチナ側の動きをイスラエルは「一方的」と非難しており、反発するのは必至。停滞したままの中東和平交渉の再開がさらに遠のきそうだ。

>潘事務総長は加盟申請を受け、安保理に付託する。安保理は15カ国中、常任理事国5カ国全てを含む9カ国以上の賛成があれば総会に加盟認可を勧告。総会では加盟193カ国の3分の2(129カ国)以上の賛成で、新規加盟が認められる。
 
>米国の反対で安保理通過は困難な見通し。ただ、常任理事国の特権である拒否権を行使すれば、米国は批判にさらされるため、発動したくないのが本音だ。採決を先延ばしし、その間に和平交渉再開の糸口を見いだすことも検討されているもようで、安保理で結論が出るまで時間を要すると予想される。
【時事通信/9月24日(土)0時49分配信】


口の端で「平和」を謳い、その実やる事はあくまで自分達の「利益」の為。

アメリカの「ダブル・スタンダード」は常に変わらない。

そして、そのアメリカのご都合仕儀に、一切の批判精神を持つ事も無く、唯々諾々と従う「日本外交」も、常に変わらない。


▶国連加盟申請は遺憾=イスラエル(時事見出し)

>イスラエルのネタニヤフ首相のスポークスマンは23日、パレスチナ自治政府のアッバス議長が国連加盟を申請したことについて、「真の和平への唯一の道は、一方的な手段ではなく交渉だ」と述べ、遺憾の意を表明した。
【時事通信/9月24日(土)1時14分配信】


『真の和平への唯一の道は、一方的な手段ではなく交渉だ』

このセリフを、イスラエルが吐く権利など、全く無い。
どこにも無い。

交渉を破棄し、一方的武力行使の手段を取り続けているのは、イスラエルの方である。


大した文明を築いた事も無い、北方ゲルマンの妄想『アーリア人至上主義」の狂気を生み出した、ドイツを責めるべきなのだ。

その「アーリア人優勢種」思想が、如何しても払拭出来ず、社会の見えない部分に、未だに常に流れている『ドイツ社会の風土』を、責めれば良いのだ。

パレスティナ人を虐殺する事など、お門違いも甚だしい。


そういえば、福島第一原発の保安管理は、イスラエル企業が引き受けているのだった…。



コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

日本と言う国は、つくづく「本物」が働きにくい所だ…。

2011-09-22 23:38:36 | 日本人の意識と精神構造
小人(しょうじん)学なり難く、不忠を成す。

小人が、国を滅ぼす。


それにしても、日本と言う国は、小人だらけの国らしい。

小人は小人同士で助け合い、庇い合う。

その中に『ガリバー』が混じると、とたんにぎくしゃくしてしまう。

この際の「ガリバー」は、物理的サイズの事では無い。
中身の大きさと深さ、実力の事である。


そして、「小人相手に本気で抵抗するなんぞ、ガリバーの沽券に関わる」と思っているガリバーも居るのだ。


落合博満中日監督が、今季限りで退団する。


彼は、本物である。
そして、天才は凡人には理解出来ない。

やれ「愛想が悪い」だの。
やれ「マスコミにサービスしない」だの。
やれ「営業サイドの事を構わない」だのと、言われて来た。

三冠王だって、優勝戦線に絡まない「万年Bクラス」のロッテに居たからコソ出来たのだ、などと陰口を利く輩からすら居る始末。

万年Bクラスだろうと、「常勝巨人軍」だろうと関係ない。
そんなことを言う奴は、三冠王になってみろ。


彼に託された使命は、チームを勝利に導く事。

ただし、その使命を託したチームは、潤沢な資金を提供するでも無く、全面的に協力する訳でもない。

せめてオーナーが、落合支持者であった事だけが、救いと言う有様。

そして、是だけの成績をもたらしても、営業面に不満を唱える「無能経営陣」が、足を引っ張り続けた。

それでも、彼は「超一流」のプロフェッショナルである。

自分の使命をわきまえて、それを果たす為に全力を尽くした。
その為、時には自分を捨ててでも。

選手を庇い、選手を鍛えた。



▶落合監督、首位決戦3時間前の電撃退任も「契約書通り」…中日(スポーツ報知見出し)

>中日は22日、落合博満監督(57)の今季限りでの退任を発表した。来季はOBで92年から95年途中まで監督を務めた高木守道氏(70)=野球評論家=が復帰する。04年に監督就任して以来、日本一1度、リーグ優勝3度を達成し、今年殿堂入りを果たしたオレ流監督。シーズン終了までは指揮を執る。

>退任決定後、初の采配となったヤクルト戦に勝利。首位とのゲーム差を3・5に縮めた試合後の会見。足早に退室しようとした落合監督は、退任についての問いかけに苦笑いで振り返ると、いつもと変わらず淡々と答えた。「契約書通り。この世界はそういう世界だ。

>球団最長となる8年間も続いた落合政権。その幕切れは突然だった。21日夜、後任候補の高木氏から監督就任の内諾をもらった白井オーナーが22日早朝、落合監督に契約を更新しないことを直接伝えた。午前中に開かれた球団の役員会で急きょ議題に挙がった「退任」を了承。ナゴヤD内で会見が行われたのは午後3時。首位・ヤクルトとの4連戦のプレーボールを3時間後に控えたタイミングだった。


そうかあ。
高木守道は、落合サンの退任決定の前に、後任を受諾したのだ。。。

なるほど。
これで、この男の器が知れると言う物だ。


>落合監督は就任1年目の04年をはじめ、06、10年と3度のリーグ優勝を達成。07年は2位からクライマックスシリーズを勝ち上がり、日本シリーズで日本ハムを破って53年ぶりの日本一に導いた。監督7年間すべてでAクラス入りと抜群の実績を誇り、今季も2位とリーグ連覇を狙える位置につけている。

>球団内では落合政権の長期化に伴う“弊害”を指摘する声が出ていた。観客動員の低迷など営業面で苦戦していることもあり、3年契約の最終年となった今季、球団、本社を含めて落合監督の去就について改めて検証。


ここいら辺が、『小人の小人たる所以』である。

言い換えれば、馬鹿丸出し。

闘う仕事に従事する者は、勝つ事こそが至上命題である。
その点で、この監督以上の人材が居ようか。

「長期政権の弊害」
・・・


>佐藤球団代表は「成績は輝かしいもの。オーナーもフロントも高く評価しているが、8年間という期間もあり、このへんで一度新しい風を吹き込もうという方針です」と説明した。

>「ドラゴンズの歴史に一時代を築いた。大変良くやってくれた。最高の花道、いい引き際にしてほしい」。契約満了を告げる席で白井オーナーからねぎらわれた落合監督は「あまり心配しないでください」と答え、全日程終了まで全力を尽くすことを誓ったという。なお、本人の意向で退任会見などは行わない予定だ。
【スポーツ報知/9月23日06時00分 配信】


いかにも、『本物』だけしか取らない態度であろう。

「良い引き際」にしろ、と言われて。
「心配しないで下さい」とは、なかなか言えない。


以下に、同紙の他の記事からの転載をしておく。


◆落合博満監督「契約書通り。この世界は、そういう世界」

◆高木守道氏「まさに青天のへきれきで驚いています。落合さんという大監督の後ということもあり、悩みはしたが引き受けました。この年齢でもう一度チャンスをいただけたので、全力で頑張る覚悟です」

◆森野将彦内野手「正式に聞いていないので何も言えない。選手はやるべきことをやるだけ」

◆井端弘和内野手「僕らは勝つしかない。落合監督には長い間、お世話になった」

◆荒木雅博内野手「発表があってもコメントできない。そういう世界に生きています」

◆佐藤良平・中日球団代表「落合監督の残された成績は輝かしい。ことしも優勝を争う位置につけている。判断の一つは一度、新しい風を入れたいということ。(高木氏には)ファンをひきつけて、毎年優勝争いをしてほしい」

◆坂井克彦・中日球団社長「落合監督は非常にいい成績を残し、殿堂入りも果たした。いい状態で一区切りをつけられる。(後任は)いろいろなことを勘案して選んだ」

◆白井文吾・中日オーナー「落合監督はドラゴンズの歴史に一時代を築いた。連続8年というのは、歴代監督で最も長く、成績も抜群。ことしは3年契約の最終年で、野球殿堂入りも果たし、節目と判断した」
【スポーツ報知/9月22日23時00分配信】


各人のポジションと、性格が良く現れている。

選手達は、「オレ流」を良く理解している。
限られた戦力で、限られたチャンスを生かして、勝利を勝ち取る訓練が、良く為されている。

そして、親分の性格を解っている様だ。
余計な事は言わない。

そこへ行くと、球団代表と球団社長の発言は、「勝負に生きる」人間には無い、テライやら権力欲やら、駆け引きやら、言葉の裏の世界で生きて来た不潔感が、にじみ出ている。


▶竜発奮打 ブランコ「みんな寂しそうだった」(スポニチ見出し)

>指揮官の突然の退任発表。

>6回にチーム初安打となる反撃の適時打を放った中日・ブランコは「自分は信じられなかった。試合中もみんな寂しそうだった」と振り返った。それでも、「オレ流」に率いられた大人のチーム。勝負どころで集中力を見せつけ、鮮やかな逆転勝ちで首位・ヤクルトとの4連戦の初戦を制した。

>ブランコが「監督がいい思い出をつくれるように優勝したい」といえば、井端も「僕らは勝つしかない」。球団史上初、悲願のリーグ連覇に向けて、歩みを止めるわけにはいかない。
【スポニチ・アネックス/9月23日 06:00 配信】


外国人は、ストレートだ。

そして、選手達も「戦闘集団」である。



この報に接して、政治の世界と比べてしまうのは、自然の成り行きであった。


小沢一郎を見るが良い。

小人どもに妬まれて、身動き取れぬ仕儀と相成っているでは無いか。
勿論、ガリバーが反撃する気になれば、小人共など「あっという間に」蹴散らしてくれる、はずでは有るものの。

「無能」な経営陣に足を引っ張られることは、全く同じ。
「大きさ」が理解出来ない小人共に、散々に虚仮にされて来た。


野球の世界の監督と、政治の世界の政党人との違いは、政党人は「オレについてこい」が出来ない事である。

選手達に、無我夢中で練習させる、監督。
議員達に、ぞうきんがけをやらせようとしては、反発を喰らった、元代表。

殆どのマスコミの論調が、好意的でない事だけが、共通点と言えば言えるか。



▶<落合監督退任>勝利至上主義に限界 観客減、球団内部不満(毎日見出し)

>優勝争いの行方を占う首位ヤクルトとの4連戦の直前に、中日は落合監督の退任を発表した。04年の就任以来、リーグを3回制し、07年には日本一にもなった。今季もここまで2位と、実績面であえて交代させる理由はない。だが、守り勝つスタイルで好成績を上げながらも、観客動員は減り続け、球団も勝利だけを追求することはできなくなった。


まるで、中日生え抜きの高木守道ならば、観客動員が出来る杜でも言いたげな球団である。

スター不在、補強不在、で如何なる戦績が求め得るか。
そして、観客が増えるとでも思うか。



>落合監督は「勝つことが最大のファンサービス」と公言し、勝利至上主義に徹してきた。07年の日本シリーズでは、八回まで完全試合の快投を演じていた山井に代え、九回から抑えの岩瀬に交代したこともあった。選手のけがも隠すなど、徹底した情報管理を敷き、シーズン終了後恒例のファン感謝デーにも顔を出さない姿勢に対し、営業部門など球団内の不満は積もっていった。


かってナンボ。
ファン・サービスなど、選手達と球団に任せて於けば良い。
営業不振は、営業サイドの無能さの結果である。


>「(落合監督を)高く評価していた。ただ、皆さんの評価は一緒ではなかった」。白井オーナーは苦渋の表情を見せた。
【毎日新聞/9月22日(木)22時24分配信】


まさに、現場を知らぬ馬鹿者どもの、勘違い。

民主党に何と似ている事か。

政治の駆け引き、政権維持の機微、国民と向き合った政治姿勢、これらを何一つ知らない、阿呆集団の手で、功労者が引きづり降ろされる。


▶高橋洋一の民主党ウォッチ窓際公務員に高給保証 野田政権「行政改革」の正体がこれだ(J Cast 見出し)

>公務員制度改革に関連するが、経産省官房付の古賀茂明氏がとうとう辞めるようだ。古賀氏は、私らとともに「民間並みの人事制で労働基本権付与」の公務員制度改革を行ってきており、知識・経験ともに最適な人物である。しかし、野田政権が考えている公務員制度改革は「民間並みにせず公務員は身分保障」なので、古賀氏は不要ということなのだ。
【J Cast ニュース/09月22日17時00分】



日本と言う国は、ほとほと感心する程に「本物を殺す」国である。

偽物が跋扈すれば、本物が潰える。
「悪貨は良貨を駆逐する」


要するに、『偽物』だらけの社会、と言う事だ…。

国が亡びるのは、愚者が権力を握った時である。


コメント (6)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

正義と悪とが逆転した日本/司法は悪の味方を公然と行う事で「近代国家」の礎を捨て去っている。

2011-09-21 23:56:08 | 政治と社会
近代社会とは、個々の<人権>が完全に認められた国民が、<民主主義>の基に、平和で安定した生活を営む事が、国家によって保証されている社会である。


意見を持つ自由。
意見を言う自由。

信条を表現する自由。
信条を発信出来る自由。


そのように、夫々の価値観を尊重される社会が、近代国家である。


そして、善悪は相対的な物であるとは言え、その判断は客観的に為されなければならない。
そして、その判断は一方的な偏った価値観だけに基ずく事が有ってはならない。


近代国家に於いては、主権は国民に有る。

社会の控除良俗に反しない道徳観と、正義に則った公徳心とに裏打ちされて、善悪の相対的判断をするシステムを「司法」という。

司法機関は公務員であり、公務員は国民に仕えるべき存在である。

つまり、正義は国民を守る為に、機能しなければならない。


元々「官僚」と言う物は、独善的になりがちである。
なぜなら、行政の執行機関であり、権力を現場で行使出来る立場で有る以上、自分達が権力であると、勘違いしやすいからだ。

あくまで「国家国民」の為の行政である事が原則である。
しかし、発展途上国や、独裁政権国家では、官僚は即権力そのもので有る事が多い。

そのような社会に有っては、国民の主権は否定され、政治信条は規制され、意見を言う自由は抑圧される。

何故なら、発展途上国の権力者は、国家を治める為の権力を個人の権力と混同し、自己の利益を優先する事ななってしまうため、国民の意志に反する政治を行う事が常であるからだ。

権力がそのように作用する以上、国民に自由を認めておく余裕は無くなってしまう。


かくして、国民は抑圧され、民主主義も産まれてこない。

独裁者を倒すまでは。

そして、独裁者を倒す行為が、別の独裁者を産むだけの結果になってしまっては、いつまでたっても「近代国家」にはなれない。


善悪は、相対的な物であるが、あくまで「国民に背を向けた」善と言う物は、あり得ない。

国民の為に、国民の主権の為に、作用する力が善であり、国家権力はそのような力を行使しなければならない。


勿論、ここで挙げた「独裁者」は、一個人である必要は無い。
組織としての独裁も、あり得るのだ。

一見、「民主主義国家」の衣を身に纏い、外見上「近代国家」の様相を呈しながら、政治と行政とが国民に背を向けた、「政治家と官僚」だけの利益に基づいて作用していれば、それは明らかに「独裁国家」と言えよう。

そして、政治と行政との「暴走」を防ぎ、暴走が為された際にはそれを改める為のシステムが、司法である。


司法制度が完備して、その役割を完全に果たしていれば、そこに「独裁政治」や「非近代国家」は存在し得ないことになる。

三権は分離独立されていなければならない。
真の「民主的近代国家」を標榜するのならば。

ましてや、第三国の利益の為に働く公務員や政治家が、国家の政治と行政とを牛耳っている等に至っては、まさに「主権国家」では無く、単なる「植民地」に過ぎない。



◆山本太郎氏らを佐賀地検に告発しました

『京都党を真面目に考える会ブログ』
(引用開始)
7月11日に反原発団体が佐賀県庁に「突入」(マスコミの表現)した事件がありましたが、ご記憶にございますでしょうか?「突入」した人物の中に俳優の山本太郎氏がいたことで、大きく報道されました。

このニュースを見て、私は大変な怒りを覚えました。少し前に同じようなことをやった在特会が摘発されたのは記憶に新しいところですが、本事件では捜査機関が捜査を着手したという報道もなされていないことから、7月14日に佐賀地検に告発状を郵送しました(7月22日に一部訂正した告発状と証拠も補充して再送しました)。

「告発状を速やかに受理し、同封致しました告発状副本に受理印を押印して、告発人住所地まで遅滞なくご返送頂きたくお願い申し上げます」という添え状を付けたのですが、未だに受理印を押印した副本は私のもとに届いておりませんので、告発状が受理されたかどうか不明です。

佐賀地検から一度電話がありましたが「あなたが告発状を提出されたことに間違いありませんか」「告発状は警察など他の捜査機関にも提出されていませんか」という事実確認のみで、「受理するかどうか検討中」とのことでした(ちなみに告発状は検察のみにしか提出していません)。

佐賀地検から電話があった日から既に約1ヶ月経ちましたが、未だに捜査が開始されたという報道はなされていません。やはり、私は腰が重い検察を動かすためには「地域政党京都党 代表村山祥栄」の名前で告発するのが一番ではないかと思料します。京都市とは一切関係ない事件ですが、わが党の代表に告発への協力を要請したいと思います。

以下、告発状に記載した告発事実の全文です。


反原発団体の構成員・支持者である被告発人は平成23年7月11日、佐賀県庁前で玄海原発2・3号機の再稼働に反対する抗議活動を展開した。
被告発人は原発再開反対の請願書を佐賀県知事に渡すために佐賀県庁に立ち入ろうとしたが、管理権者である佐賀県は「庁舎管理の面から制限せざるを得ない」として県庁の正面玄関を含む多くの出入り口を封鎖する措置をとり、被告発人の県庁立ち入りを明白に拒否した。
こうした県庁の対応に反発した被告発人は県職員と押し問答の末、被告発人は管理権者の意思に反して県庁に侵入した。
県職員はバリケードを築いて被告発人の侵入を必死に防いだ。被告発人の中には警備員を羽交い絞めにする者もいた。
結局、被告発人は知事との面会はかなわず、県民ホールで原子力安全対策課の職員に請願書を手渡し、立ち去ることとなった。
このような被告発人の所為は憲法が保障する表現の自由から著しく逸脱するものであり、法治国家として是認できるものではない。県職員(とくに女性職員)の中には被告発人の本件所為に畏怖したであろうことは想像に難くない。
本件事件が発生してから相当な期間が経過しているが、未だに被告発人を被疑者とする捜査が行われているという報道はなされていない。従って、被告発人のような過激な者を野放しせず、厳重な処罰が行われるよう、速やかに捜査に着手することを求めるため、敢えて告発に踏み切った次第である。

(引用終了)


>被告発人は原発再開反対の請願書を佐賀県知事に渡すために佐賀県庁に立ち入ろうとしたが、管理権者である佐賀県は「庁舎管理の面から制限せざるを得ない」として県庁の正面玄関を含む多くの出入り口を封鎖する措置をとり、被告発人の県庁立ち入りを明白に拒否した。


この時点で、行政サービス機関としての「県庁」は、完全に住民に背を向けている。
つまり、民主主義近代国家の基本を否定した訳だ。


>結局、被告発人は知事との面会はかなわず、県民ホールで原子力安全対策課の職員に請願書を手渡し、立ち去ることとなった。


行政の長であり、本件(佐賀県に於ける原発推進に反対)における、最終的責任者が「住民の意思を否定している」以上、その時点で独裁者に成り下がっている。


>このような被告発人の所為は憲法が保障する表現の自由から著しく逸脱するものであり、法治国家として是認できるものではない。


このように、住民の意見の意見を封殺する行為が、「憲法の保証する表現の自由から著しく逸脱するもの」である。
正しく、佐賀県知事の行動こそが、法治国家として是認出来る物では無い。


この様に、主客逆転し、理論が完全に破綻している『告発状』を、「受理する司法」など、民主主義を否定し去っている以外の、何物でもない。

日本国民の子々孫々の命に関わり、日本の国土の保全に関わる重大な問題に関してこの様な、支離滅裂な「有る一個人」の告発なる行為を、深く考える事も無く、単純に「自分達の側」の利益を守らんとして、受理する司法など、存在しないに等しい物であると、断言する。

このような、政治と官僚とが一体となって、その彼等の「違法なる権力」を打ち破り、実権を国民の側に取り戻す事を訴えた政治家は、でっち上げの無実の罪で潰され様とする、彼等の力の標的になる。

しかし。
確たる信念で行動する人間は、強いのだ。
冤罪によって誣告されている政治家も、決して挫けない。


@yamamototaro0山本太郎俳優
「告発なう?(笑)何があっても覚悟してるよ。それが闘うって事でしょ。僕の事は自分で決着つけるから心配しないで。皆は不条理を押し付けられている人々に引き続き手を差し伸べて下さい。そしていまだ甘い汁を吸い続ける権力への監視も!m(_ _)m」


<政権>と<官僚>と<報道>とが一体となって、第三国の利益を背景に、「国民の為に行動する」人物を、告発したり、冤罪をなすり付けて「刑事被告人」に貶めたりするシステムの『日本国』と言う国が、如何に「発展途上国」で「独裁国」であるかの、明々白々なる証である。


私は、このような「独裁者達」こそを、告発したい。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「私らに何ができるか、私らにはこの民主主義の集会、市民のデモしかないんです」(大江健三郎)

2011-09-19 22:54:02 | 日本人の意識と精神構造
『さよなら原発1000万人アクション』のデモに、6万人が集った。


信じられない思いであった。


日本人は、「声を失った羊の群れ」な成り果ててしまった。
と、思っていた。

『明治公園』

やはり、私には思い入れが有る。

明治公園から日比谷公園へ。
絵画館前から国道246(青山通り)へ。

通りの「歩道橋」上には、公安がカメラを構えて、デモ隊を撮影していた。

圧倒的な数の「機動隊」にサンドイッチにされて、デモをした。
デモ隊が「荒れる」事を期待して、しょっちゅう機動隊が挑発して来た。

いきなりジュラルミンの楯で、ガードレールに押し付けられ、デモ隊は崩れ落ちた。
将棋倒しで圧迫され、呼吸困難になり、死ぬかと思った事も有った。

日比谷にさしかかる頃には、完全に「戦闘状態」となり、催涙ガス弾の水平射撃の洗礼を受けた。

目が爛れるのを防ぐため、皆レモンを持参していた。
ガスを浴びると、レモンを潰して眼をこすった。

確かに「跳ね返って」いたのだろう。

しかし、『権力』と必死で闘っていた。
マッターホルンの北壁の様に、難攻不落で立ち塞がる『国家権力』の、圧倒的な存在感は、腹立たしく、悔しく、勝てる訳は無い事を承知でも、ぶつかって行かざるを得なかった。


そして、世の中は変遷する。

国鉄解体の結果、「鬼の動労」と「鉄の鉄労」が消滅したあたりから、日本では「全国動員デモ」などは、絶えて久しく見られる事も無くなってしまった。

『消費税』導入の時も。
『自衛隊海外派遣』の時も。

以前であれば、内閣がひっくり返る程の問題が起きた時ですら、『デモ』と言う行為が、全く起きなくなってしまった。


皆、口々に「政府」を批判し、政権の暴走に「不満」を述べる。
しかし、だからと言って、何かの意思表示を行うかとなると、残念ながら何も起こらない。


全く、「沈黙の羊の群れ」と化した日本社会は、お上の言いなりに行動し、批判も抵抗も起こさない、権力に対する「奴隷状態」に陥ってしまっていた。


民主党による政権交代は、一つの転換であったと思った。

なにしろ、「変化を嫌う」のが日本人。
矛盾が極限まで達していようが、我慢する。

福島第一原発のあの酷い事故と、その後の、更に輪をかけて酷い対応とにも、怒りを表に出さない。


実は、もううんざりだった。

日本の社会構造に。
日本人の思考に。
日本人の行動様式に。


70年安保に頃は、こんなじゃ無かった。
少なくとも、反対を唱えた。
デモを行った。
10万人集まる事も、珍しく無かった時代であった。

日本人は、すっかり変質してしまった。。。


と、思っていた。


そして、本日。


▶6万人集まり「脱原発」訴え 東京・明治公園(河北見出し)

>福島第1原発事故を受け、原発の新規増設計画の中止などを求める市民集会「さようなら原発5万人集会」が19日、東京・千駄ケ谷の明治公園で開かれた。脱原発を訴える作家大江健三郎さんらが、開催を呼び掛けた。
 
>目標を上回る6万人(主催者発表)が集まり、原発に反対する市民が沿道まであふれかえった。東北からも福島県をはじめ、各県の労働組合関係者らが駆け付けた。

>大江さんらがあいさつをした後、福島県の市民団体「ハイロアクション福島原発40年実行委員会」の武藤類子さん(58)が「国は国民を守らない。原発事故は収束しない。私たちは静かに怒りの炎を燃やす東北の鬼です」と語った。
 
>参加者はその後、会場周辺をデモ行進。新規増設計画の中止のほか、既存原発の計画的廃止、使用済み核燃料再処理工場(青森県六ケ所村)の廃棄などを求めた。
【河北新報/9月20日(火)6時10分配信】


情報は、例に依ってツイッターで入って来た。

参加人数を知って、信じられなかった。
例に依って、始めはメディアは全く報じていなかった。

産経などは、22人の子供達による「お小遣い増やせ」デモを報じていた。


しかし、TWで「リアルタイム」の情報が、限りなく流れ込んでいた。

国民の、始めての「本格的」な怒りの意思表示であった。

出来たじゃないか。
日本人も、意思表示出来たじゃ無いか。


そして、とうとうメディアも無視しきれなくなって、報道し始めた。


▶<さようなら原発集会>参加の市民「日本全体で考えて」(毎日見出し)

>福島県南相馬市を離れ、川崎市に妻と娘、孫の4人で避難している元教師の山崎健一さん(65)は「福島に暮らしている人以外にも、原発問題にもっともっと関心を持ってほしい。原発政策、脱原発を日本全体で考えてほしい」との思いで集会に参加した。南相馬に戻りたいが「1歳の孫を思うと、除染が完全に終わらない限り安心して暮らせないので戻れない」と訴える。

>同県飯舘村から避難し、福島市の借り上げ住宅で暮らす女性(40)もバスで東京に駆け付け、パレードに参加。飯舘村で生まれ育ったが、第1原発のことは「小学生か中学生のころに社会科見学で行ったことがあるが、その後の日常生活で意識することは全然なかった」と振り返る。

>原発事故後、夫と一緒に勤めていた村内の会社を「100%安全と言い切れない場所では働けない」と夫婦そろって退社。「原発に無関心だった自分への戒めの意味もあってデモに参加した。悔しさをぶつける場所はどこにもないが、せめて今日は大声で『原発はもういらない』と叫びたい」と話した。

>同県郡山市から近所の主婦仲間と訪れた女性(72)は「街から子供の姿が消えた。公園や校庭に子供の元気な声が響く街に戻ってほしい」と参加。「国も東電も信じられない。都合の悪い情報をまだ隠しているのではないかと思える。こんなにも大勢の人が集まったのは、不信感の表れだと思う」と話した。

>一方、東京都練馬区のパート、小川美樹さん(40)は「行動しないのが一番悪い」と思い、初めて参加した。実家は静岡県富士市で、浜岡原発は身近な問題。3月11日以降「原発は安全というのはうそだった」と不信感を募らせた。
【毎日新聞/9月20日(火)1時54分配信】


個々の住民の声が、メディアに載った。
当たり前の感情が、全国に報じられた。


2011年9月19日。
「平成の夜明け」として、記念すべき出来事であったと、確信する。

そして、「専門家」と称される連中は、国民のレベルにまで追いついていない。

反省は口にすれども、「原発有りき」の前提でしか物事を考えられない性癖は、依然として続いている。


▶福島第1原発:原子力学会で専門家「過信があった」(毎日見出し)

>東京電力福島第1原発事故後、初めてとなる日本原子力学会の大会が19日、北九州市小倉北区の北九州国際会議場で始まった。

>会長の田中知・東京大教授は「国民に多大な影響と心配をかけ、学会として大変遺憾に思う」とあいさつ。

>二ノ方寿・東京工業大教授は「安全神話が独り歩きして結果的に改善が遅れた。専門家もあれほどの事故は起きないと過信があった」と批判の矛先を自らに向けた。

>参加者から事前に集めた質問に答える場面では、「事故が起こらないと問題が意識できないのか?」との問いに、宮野廣・法政大客員教授が「想像力の乏しさを反省しなければ」。山口彰・大阪大教授も「想像力を働かせなくていい環境があったのでは」などと安全神話に立って原子力を推進してきた自らの姿勢を戒める発言もあった。

>しかし、原発の是非そのものについては意見が出ず、原発の必要性を前提にした議論に終始。

>田中会長は「原子力エネルギーは必要不可欠」。杉山憲一郎・北海道大教授も「放射能のリスクにばかり関心が向いている。(原発がないと)エネルギー資源が制約されるリスクを若者に教育すべきだ」と主張した。

>シンポ後、一般参加した北九州市の女性(62)は「反省の弁が出たことは評価するが、本当に見直すべきは原発推進の姿勢では。事故で不安を募らせている市民感覚とずれていた」と不満を口にした。
【毎日新聞/9月19日22時49分配信】



反省の弁が口をついただけでも、進歩とすべきか。
方向転換の出来ない思考に捕われている「専門家」達を、糾弾すべきか。


そして中には。

@ikedanob 池田信夫
今日のしょぼい反原発デモが昔の学生運動と違うのは、かつては知的エリートが闘士だったから社会的インパクトが(よくも悪くも)あったこと。今は老人と情報弱者の暇つぶしで、何の影響力もない…


良くもまあ、言ってくれた物だ。
「老人と情報弱者の暇つぶし…」


私は、「もの言わぬ日本人」の殻を破った「老人達」に、最大の敬意を捧げる。

そして、今回のデモに、若い人達もかなり参加していたと言う情報に、日本の可能性を見いだす気がした。


佐藤雄平福島県知事。
勝俣恒久東電会長。
原子力安全・保安院院長、審議官。
菅直人。
枝野幸男。
海江田万里。
細野豪志。


今日この日、明治公園に集った6万人の声を、如何に聞く!!


『原発の電気エネルギーなしでは偉大な事業は成し遂げられないと申す人々もいます。それはウソであります。原子力によるエネルギーは必ず荒廃と犠牲を伴います』

『放射性物質で汚染された広大な面積の土地を、どのようにはぎ取るか。すでに内部被ばくしている大きい数の子供たちの健康を、どう管理するか』

『イタリアでは、もう決して人間の命が原発によって脅かされることはない。しかし、私ら日本人はこれから、さらに原発の事故を恐れなければならない』

『私らに何が出来るか。私らにはこの民主主義の集会、市民のデモしかないんです』大江健三郎


『今の日本の政治は一人の命や安全を無視している』山本太郎



自分が参加出来ない事の悔しさも含めて、本日のブログは「中学生日記」風になってしまわざるを得なかった。


コメント (17)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

アール・ヌーヴォーの中心地の一つ『ナンシー』は、ジャポニスムの拠点でもあった。

2011-09-18 23:36:42 | 歴史と文化
今週の【フォトの旅】は、ロレーヌ地方の主邑『ナンシー』に、ご案内しよう。


     
     <世界遺産>スタニスラス広場


フランス東北部。

20世紀前半、製鉄で活況を呈した『ロレーヌ』地方は、パリから東へTGVで1時間半。


古の「西ローマ帝国」を滅ぼしてしまう『ゲルマン民族』の侵入の大混乱の際、『ロートリンゲン族』が定着した土地である。

東に隣接するのが、『エルザス族』が住み着いた『アルザス』。
其処から『ライン』を渡れば、そこはドイツである。

起伏に富み、1000メートル程の山地が、アルザスとを分ける。

秋から春先までは、その『ヴォージュ山地』でしとめられた「鹿」や「猪」の料理が、レストランを飾る事になる。

そのロレーヌ地方の一角、『ドンレミ村』で1431年ころ、『ジャンヌ・ダルク』が生まれた。


中心都市が二つ。

「メッス」
「ナンシー」


18世紀前半、15歳のルイ15世に嫁いだのが、ポーランド王室の姫「マリア・レチシンスカ」である。

23歳で嫁いだ、8歳年上の妃は、ルイ14世の曾孫で5歳で即位したルイ15世が、一日も早く「世継ぎ」を得られるように、選ばれた。

結局彼女は、ルイ15世との間に、1男9女をもうけた。



そのポーランドが、ロシアとプロシアによって、分割占領されてしまう。

『ポーランド分割』により、玉座を追われた「スタニスラス・レチシンスキー」王は、娘婿ルイ15世を頼って、フランスに亡命して来た。

ルイは、義理の父親を一旦、ロワール河畔の城「シャンボール」に仮住まいをしてもらった後、「ロレーヌ大公」が「トスカーナ大公」として移封されたのを機に、『ロレーヌ大公』に押し込んだ。


かって、二重城壁に囲まれていたナンシー旧市街には、大公の宮殿が残っている。


     
     ロレーヌ大公宮殿


     
     城門


ロレーヌの大公となった「スタニスラス・レチシンスキー」は、<わが町>ナンシーを美しく改造した。

かくして造られたのが、世界遺産『スタニスラス広場』である。

中央に「スタニスラス大公」の騎馬像がそびえる、宏大な長方形の広場の四隅は、実に優美な鋳鉄製の細工の<門>や<噴水>などを備える。


     
     スタニスラス広場の鋳鉄製の門


その広場の一角に、市立美術館がある。


時は19世紀半ば。

産業革命と共に、繰り返された革命の為に旧貴族が没落して行くのに代わって、産業資本家が新たな「上流階級」を形成して行く。

それまでの、国王が代わる度に宮殿の内装を作り替え、家具調度を作り替えて、新たな「様式」が生まれ、それが貴族達に反映して『◯◯王様式』なる、時代の文化様式が形づくられるのでは無く、「宮廷文化」とは一線を隠しながら、『富の力』で自由奔放な生活スタイルが生み出され、そこから新たな「世紀末」の美術様式が産まれて来た。

『アール・ヌーヴォー』である。


19世紀末、ヨーロッパ各地で「同時多発的」に、型破りの「過剰装飾気味」のスタイルが生み出されて行った。

「世紀末様式」
「モダーン・スタイル」
「カタルーニア・ルネッサンス」
「アール・ヌーヴォー」


「ウイーン」
「ロンドン」
「バルセローナ」
「ブリュッセル」


呼び名は様々であったが、産業革命に依て産まれて来た「新興階級」の、装飾品からスタートして、家具全般に広がり、建築様式にまで及んだ流れが、共通であった。


ロレーヌと言えば、ルイ14世がヴェルサイユ宮の『鏡の間』の為に、鏡工房を造って以来の、ガラス工芸の伝統が有った。

その中から、ラリック兄弟、ドーム、マージョレル、などの名工が輩出され、ガラス器から始まった、『ナンシー派』の存在を抜きにして、フランス・アール・ヌーヴォーは語れない。


     
     ドームのランプ


ここ、ナンシーの市立美術館の地下特別室に、『ドーム』工房のガラス工芸の展示室が有る。


最初は、エナメル絵付けから始まって、「パット・ド・ヴェール(練りガラス)」を幾層にも重ねながら、独特の雰囲気を醸し出す「ナンシー派ガラス工芸」が確立されて行った。


その間に、「鎖国」を解いた新興国日本からもたらされた、<磁器><漆器><掛け軸><根付け><浮世絵><印籠><刀剣><鍔>等の工芸品から、大きな影響を受けて行く事となる。


絵画に有っては、ダ・ヴィンチ以来の、輪廓線を一切引かず、色のボカシと明暗とで立体感を表現する「スフマトー」理論に対し、浮世絵の「切り取られたような輪廓」が影響する。

「エドガー・マネ」の『ピッコロを吹く少年』が、好例である。

古代ギリシア以来の「黄金分割」比を無視した掛け軸の縦長の構図も、印象派絵画の、低い地平線と付きたつ樹木に、顕著に現れている。


その流れを汲むの中で、工芸で重要なのが『花鳥風月』のモチーフである。
草木の「頭を垂れる曲線」と、鳥や蝶、鯉や蛙、トンボ等が大きく受け入れられた。

それらの、総ての「日本の影響」を、美術用語で『ジャポニスム』と言う。


その表現方法が、最も顕著に現れたのが、ナンシー派の作品であった。


ナンシーの町には、マージョレルやドームの<家具調度品>を部屋ごと展示した、『ナンシー派美術館』がある。
別名「アール・ヌーヴォー美術館」

残念ながら、この美術館は写真撮影が認められていないので、私も写真をお見せする事が出来ないが、絶対に必見である。

とにかく凄い。


そして、市立美術館の「ドーム展示室」を訪れれば、幸せいっぱいになれる事請け合いである。



     
     <蛾>がモチーフの器


この、<蛾>もこちらでは<蝶>の仲間で、日本の様に差別されていない。

フランス語で<蝶>は「パピヨン」であるが、<蛾>は「パピヨン・ド・ニュイ」という。
直訳して「夜の蝶」。。。

この器の、潰したような造形はジャポニスムそのもの。
ヨーロッパに、このような「破壊された」造形は、あり得なかった。


     
     植物文様の鉢

これは<アヤメ>がモチーフであろうか。


     
     トンボ文様の花器


この、水草の上に舞う「イトトンボ」の繊細さは、表現自体は「自由闊達」で、欧写実主義的繊細さとは、全く違う物である。


     


     


     


     


     



これら、耽美的にして優美、かつ自然の中の存在を表した「ナンシー・ガラス」の作品は、私たち日本人の心を癒してくれる。



     
     スタニスラス広場の夜景


上の写真の、左側の建物が「大公の館」で、現在「市庁舎」となって居り、実際に結婚式などに利用されている「大広間」は、一見の価値が有る。

そして、奥の左側の建物が、「市立美術館」である。


パリから、TGVで日帰り可能。
是非訪れられる事を、お勧め致します。

コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「悪魔のビジネス」、原発はいますぐリコールを 武田邦彦教授/悪魔に魂を売り渡した政財官マスコミ。

2011-09-17 22:11:56 | 政治と社会
週末一口時評が、先週は「怒り狂って」いて、一週飛んでしまいました。


何だか、改めてコメントする気にもならない様な、出来事とも言えない様な出来事ばかりが続いています。

今週は、「何をどう」突っ込めるか。。。




【今週の一枚】

     
     ◆普天間移設で閣僚会合(時事通信/9月16日(金)10時56分配信)
     ◇祖国の領土を外国に売り渡す「国辱会合」



【継続する怒り】

     
     ◆「9・17」から9年 全く動かない拉致、家族は「切なすぎて…」
      (産經新聞/9月17日(土)21時11分配信)
     ◇解決しようとしない政財官は「日本人止めろ!」
    


◉「悪魔のビジネス」、原発はいますぐリコールを 武田邦彦教授(オルタナ/9月17日(土)14時33分配信)
◎日本の<政財官報道>総てが悪魔に魂を売り渡してしまっている。


▶首相国連演説、原発安全面など世界貢献強調へ(讀賣新聞/9月18日(日)3時4分配信)
▷日本は首相自ら、世界に向けて詐欺師宣言!

▶<東日本大震災>養殖シーズンへ 「江戸前のり」苦境(毎日新聞/9月18日(日)2時48分配信)
▷汚染瓦礫焼却灰を埋め立てている「東京湾」…。

▶<原発問題>ストレステスト説明会、年度内8回計画(毎日新聞/9月18日(日)2時30分配信)
▷「また、新たなヤラセを仕込みます」(経産省)

▶<アフガン支援>政府、医官派遣見送り 治安悪化で慎重判断(毎日新聞/9月18日(日)2時30分配信)
▷「腰抜け政府ドモめ。武装自衛隊送れば良い事だろうが!」(いしはらしんたろー)

▶<台風12号>被災地に届かぬ救いの手 大雨追い打ち(毎日新聞/9月18日(日)2時40分配信)
▷「小沢が悪い」(仙谷)「民主党が悪い」(国民)

▶<福島原発事故>田村市、3月下旬に住民帰宅…復旧計画策定(毎日新聞/9月18日(日)2時32分配信)
▷福島県といい、田村市といい、何故自治体はここまで住民を犠牲にして「形だけ」調えたがるのか…!?

▶<WHO>放射線健康被害の専門部局を廃止(毎日新聞/9月18日(日)2時30分配信)
▷「IAEA側に活動を制限されて…」日本経産省の差し金ですね、どう見ても。

▶自民、石原幹事長留任で調整…党執行部人事(讀賣新聞/9月18日(日)3時4分配信)
▷『人材の宝庫』自民党(爆笑)

▶<復興財源>前原氏、税外収入など5兆円超確保目指す(毎日新聞/9月17日(土)23時34分配信)
▷誰も前原の意見など聞いていない!

▶<前原政調会長>除染費用の国負担強調…福島、宮城を視察(毎日新聞/9月17日(土)23時3分配信)
▷JALを潰したみたいに『東電』も潰せよ!

▶3次補正で前原氏、福島・宮城県知事と意見交換(讀賣新聞/9月17日(土)21時18分配信)
▷悪人巨頭会談。

▶原発ゼロでは経済停滞…福井4首長が国に訴えへ(讀賣新聞/9月17日(土)21時15分配信)
▷発電余力も、住民の安全も健康も無視。「原発交付金」にしか目がいかない無能首長。

▶津波対策の項目追加=防災基本計画、大幅修正へ―中央防災会議(時事通信/9月17日(土)21時12分配信)
▷どうせ、被害が出たら「想定外」。

▶<原子力災害>防衛省、対処能力強化で無人偵察機など配備へ(毎日新聞/9月17日(土)20時53分配信)
▷ドサクサにまぎれて、これ幸いと。

▶<国家戦略会議>与党政調会長に参加要請へ…古川国家戦略相(毎日新聞/9月17日(土)19時44分配信)
▷古川よ、「政界の紳介」に媚を売るお前は「吉本」所属大臣か!?

▶原発事故「人災だった」=保安院分離、逆行ない―菅前首相(時事通信/9月17日(土)19時41分配信)
▷「人災」じゃ無い。『犯罪』だろ!!

▶森林の放射性物質濃度地図=福島県で20日から調査―林野庁(時事通信/9月17日(土)15時2分配信)
▷「半年経ったし、そろそろ仕事する振りでもするか」(霞ヶ関)

▶「党高政低」鮮明に=目立つ自民との類似点―野田政権(時事通信/9月17日(土)14時55分配信)
▷アレ、だって「野田佳彦」って『隠れ自民党』でしょ!?

▶戦略会議、日銀総裁の参加を=古川経財相(時事通信/9月17日(土)12時39分配信)
▷愚者も枯れ木の賑わい。

▶前原氏、飯館村民に「鉢呂発言」謝罪(産經新聞/9月17日(土)12時26分配信)
▷コラ前原! 人の謝罪する資格がお前に有るか! 自分の事を謝れ!

▶官僚機構活用へ、「各府省連絡会議」が主舞台(讀賣新聞/9月17日(土)9時12分配信)
▷ほうら、本音が…。官僚傀儡(くぐつ)総理。

▶会期延長知らなかった…民主国対幹部3人が辞表(讀賣新聞/9月17日(土)8時36分配信)
▷岡田の暗躍。フランケンは不死身なり。

▶輿石氏、頓挫 強硬路線を一転「会期延長」(産經新聞/9月17日(土)7時55分配信)
▷頓挫って。政府の失態を救ったという評価も有るのですが…。

▶<国会>会期延長 「頭越し」民主国対が反発(毎日新聞/9月17日(土)2時32分配信)
▷だって、「お子チャマ」には任せておけないでしょ。

▶首相と財務省、極秘シナリオ 「消費税外し」異例指示の舞台裏(産經新聞/9月17日(土)7時56分配信)
▷「復興財源の議論で消費税が取り上げられると、やっとまとめた社会保障費の為の消費税増税の計画がご破算になりかねない」(財務省幹部)。

▶“師弟対決”首相に落第点? 江口氏「学んでいない」(産經新聞/9月17日(土)7時56分配信)
▷「学ぶ」って、野豚が!?

▶政経塾の師弟対決 かつての恩師から「落第点」?(産經新聞/9月17日(土)1時18分配信)
▷<?>は要りません。

▶松下政経塾の面接官、再び首相に国会で質問(讀賣新聞/9月16日(金)22時32分配信)
▷腹を切るべきは、この江口克彦かも。

▶西岡議長「参院でも延長議決を」 谷垣総裁呼び出して…(産經新聞/9月17日(土)7時56分配信)
▷野田総理も呼び出すべき。

▶「増税ありき」政府に異論噴出 民主の対立、再び先鋭化(産經新聞/9月17日(土)7時55分配信)
▷「増税派」と「反増税派」とは、そろそろ袂を分かって欲しいのだが…。

▶「普天間」素人閣僚ばかり 日米合意順守も道筋不透明(産經新聞/9月17日(土)7時55分配信)
▷石破なら「玄人」とでも!?

▶<民主党>陳情処理、政調も関与 幹事長室との相乗り型に(毎日新聞/9月17日(土)2時33分配信)
▷仙谷煽動。

▶首相、初の外食…代表質問終えて塩味すき焼き(讀賣新聞/9月16日(金)23時45分配信)
▷まさか「トンすき」じゃ無いよね(笑)

▶<野田首相>官房長官らと米沢牛専門店で会食(毎日新聞/9月16日(金)23時6分配信)
▷おお! こーきゅー(汚染)牛肉。

▶公務員OBの比率増加=独法役員公募(時事通信/9月16日(金)22時58分配信)
▷公募と言う名の天下り。

▶<細野原発事故相>「国際原子力安全研修院」設立方針示す(毎日新聞/9月16日(金)22時51分配信)
▷「また一つ天下り先と、特別会計が増えましたな、ヒソヒソ…」(霞ヶ関)

▶沖縄でも汚染疑い牛肉=流通先、全都道府県に拡大(時事通信/9月16日(金)22時0分配信)
▷「禁止」措置をしない以上、当たり前…。

▶米ぬかの放射能検査を要請=農水省が17都県に(時事通信/9月16日(金)21時49分配信)
▷まだ、やってなかったのね…。

▶<普天間移設>関係閣僚会合を開催 財務相も新たに参加(毎日新聞/9月16日(金)21時42分配信)
▷後で責められる時に、頭数が多い方が…。。。

▶「筋金入りの改革派を抹殺、平成の大獄だ」渡辺代表 経産省の古賀氏退職(産經新聞/9月16日(金)21時0分配信)
▷その通りなんだけど、喜美クンに言われると深刻に聞こえ無くなるから、黙ってろ。

▶日米外相会談は19日 日本のTPP交渉参加など意見交換(産經新聞/9月16日(金)20時46分配信)
▷早くも尻尾が千切れそうな「玄蕃クン」でした。

▶「普天間問題進展目指す」日米防衛首脳が確認(讀賣新聞/ 9月16日(金)19時44分配信)
▷県民が許さない!

▶東日本の雇用、6カ月連続減=電力不足が影響―厚労省(時事通信/9月16日(金)19時15分配信)
▷「電力不足」のせいでは無いだろ。はっきり「震災と原発事故のせい」と書け!

▶円高阻止に「あらゆる措置」=地位協定見直し加速―代表質問で野田首相(時事通信/9月16日(金)17時6分配信)
▷円高阻止とは、ドル(紙くず)を買う事なり。地位協定見直しって、「飲酒運転」に関して。

▶<一川防衛相>米国防長官と普天間の移設で辺野古推進確認(毎日新聞/9月16日(金)13時8分配信)
▷コイツ、ダメだわ。

▶沖縄問題で関係閣僚が初会合 辺野古移設堅持を確認(産經新聞/9月16日(金)11時42分配信)
▷日本政府って、ずっと「自民党政府」だったんか。。。

▶聴取中、数度のトイレ要請断る=パトカー内で女性失禁―三重県警(時事通信/9月18日(日)1時18分配信)
▷「公務員特別暴行罪」と「虐待」の罪で告発すべし!!

▶<パレスチナ>「国連加盟申請」でオバマ政権苦境に(毎日新聞/9月18日(日)2時51分配信)
▷既に「拒否権」発動を公言しているアメリカ。「平和」を騙る資格など無し!

▶<仏電力公社>全原子炉の耐震性など調査「安全性問題なし」(毎日新聞/9月17日(土)19時55分配信)
▷「安全面に問題有り」と言う訳が無い。

▶HV基幹部品、米で生産も=3~4年以内に―トヨタ(時事通信/9月17日(土)17時20分配信)
▷トヨタさん。どうぞアメリカ企業にでも、中国企業にでもなって下さい。

▶路上にロープ、少年2人逮捕=バイク女性が軽傷―愛知県警(時事通信/9月16日(金)12時11分配信)
▷過保護で「痛み」を知らずに育ったガキども…。



【今週のモフモフ】

     
     「親分、てえへんだ、てえへんだ、てえへんだ!」


     
     「たいへんよお~、おやぶんさあん~。」


     
     「オレがオザニャンだ。騒ぐんじゃねい。ぴょん。」

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

やはり、どう考えても日本の経営者は、労働者を備品と同等にしか考えていない。

2011-09-14 22:32:51 | 政治と社会
雇用者と被雇用者との関係は、労働力と金銭との交換、とういう関係である。


門外漢である私が、ここで「経済学的」雇用論を述べるつもりは無い。

ただ、人間として、社会の在り方として、今日の雇用関係を形而下的に考えると、雇用者側の意識を弾劾せざるを得ない。


元来、労働者に支払われるべき「対価」としての『労働報酬』は、それを、もってして「社会人」としての人格を維持するに足る物でなくてはならないと思う。

砕いて言えば、<食って、寝て、着て、生んで、育てて>、人間としての最低限の矜持を保って<生きて行く>事を、可能にしなければならないのでは無かろうか。


しかるに、現代ニッポンの労働市場に於ける「労働力への対価」は、あくまで「雇用者」側のさじ加減に委ねられ、それを持ってして社会人としての「基本的」最低限の「健康」で「文化的」な生き方を可能にする物では無いレベルに、落ち込んでいる。

早い話が。
「◯◯万円やるから働け」
「嫌なら別に構わない。働きたい者は他に沢山居る」

という姿勢であって、その<◯◯万円>が、実際に生活を可能にするに足る額の、僅か数分の一であろうがどうであろうが、一切考慮されない。


企業として、これだけの経費をかけて、これだけの利益を得ると、計算する。
さらに、その利益を少しでも増やす為には、経費は少なければ少ない程、良い結果をもたらすと、判断する。

従って、固定費としての「人件費」は、見込まれる(期待される)利益率を高める為に、逆算して「必要最低限」にしか、計上されない事になってしまっている。


其処には、被雇用者を「人間」としてみる代わりに、あくまで「必要経費」としての「固定費の一部」としか、見なしていない。

つまり、備品や原料と、同じ扱いなのだ。

固定費は、少ないにこした事は無い。


こうした考え方が、「競争原理主義」という一見尤もらしいご託で、その底にある事実を隠蔽してしまっている。


しかし、その発想にも、限度と言う物は有る。


あまりにも「被雇用者」を<モノ>扱いしてしまうと、労働者に求められる「社への忠誠心」や「勤労意欲」が、悪影響を受けてしまう事になりかねない。

職員に、最低限の「やる気」は、保ってやらなければならない。


そこで、労働力の「種別」化が、為される様になった。


要するに、『正規社員』と『それ以外』の二分化である。

この二分化は、種別化であると同時に、差別化であり、差別の固定化である。

かくして、日本人社会に於ける労働者階級の「二極化」が進む。


『普通の社会人』と『極貧に喘ぐ下層階級』である。

そして、その両者の間の差は、広がるばかり。



▶<パート・派遣>年収200万円以下74%…厚労省調査(毎日見出し)

>厚生労働省は14日、パートや契約・派遣社員など期間を定めて働く有期契約労働者に関する調査結果をまとめた。年収200万円以下の人は74.0%に上り、前回調査(09年)の57.3%より16.7ポイント増加。正社員と同じ職務内容の人に限っても200万円以下は60.3%(前回40.7%)と大幅に増えており、雇用環境が一段と厳しくなっている実態が浮き彫りになった。

>調査は7月に企業(郵送調査、岩手、宮城、福島3県を除く)と有期労働者(インターネット調査)を対象に実施。5777事業所と5415人から回答を得た。厚労相の諮問機関、労働政策審議会の分科会で報告した。

>職務の内容別に見ても、正社員と同じ業務・責任を求められる職務で200万円以下の人が60.3%だったほか、正社員より高度な技術を活用する職務で43.5%(同32.1%)▽仕事は別だが、正社員と同水準の職務76.5%(同62.0%)だった。就業形態別では契約社員47.2%(前回38.6%)、派遣社員56.7%(同45.7%)だった。

>個人への調査で有期労働を選んだ理由(三つまで回答)を尋ねたところ、契約社員と期間工(直接雇用)は「正社員としての働き口がなかったから」が最も多く、契約社員で43.6%、期間工で43.1%だった。

>企業調査では、有期労働者を雇っている企業の79.7%が、有期労働者なしでは「事業が成り立たない」と回答。前回(53.8%)より依存度を高めている。理由(二つまで回答)では「人件費コストが増大するから」が最も多く50.7%だった。
【毎日新聞/9月14日(水)20時0分配信】



雇用環境が一段と厳しくなっている…。

何と「他人事」の様な言い草だ。

地球の温暖化や、天変地異の起こる頻度の統計では無い。

人間が、人間を雇う話だ。
つまり、雇う側の単なる「意識」の劣化の問題である。

何故「有期労働」を選んだかの答えが、日本全体の「社会的意識」のれ劣化を、端的に示している。

『正社員としての働き口が無かったから』

その上で、雇用者側の解答。

『(有期)労働者無くしては事業が成り立たない』


何と言う、「身勝手」。
信じられない「利己主義」。

「経済原理」という美名で経営努力と経営哲学の欠如を覆い隠し、人間を搾取して稼ぎを増やそうという、「経営道徳の劣化」を曝している。



「有期労働者無くしては、事業が成り立たない」という言い分には、二面性が潜んでいる。


一つは、非正規社員は既に「必要な社員数」に含まれて居る。
つまり、本来かかせない「労働力」の一部を、勝手に「正規扱い」していないだけ、である。

元来は、「有期」労働者達は、『正規社員』であるべきなのだ。


二つ目は、社員の必要数を「正規の待遇」で雇う事が不可能(で有るか否かは別として)であると言う事実は、経営者の経営者としての能力の欠如を示しているのだ。


挙げ句に果てに、日本国内での経営努力を放棄して、国外へと目を向ける。

勿論、経営上の困難な要素は数多かろう。

想定以上の円高。
国内売上高の減少。
国内人件費の高騰(!?)。
アジアその他の新興国の市場の急成長。




だからと言って、安易に国を捨てて、海外へと出て行く発想が、極限までの経営努力をした後での、苦渋の選択とは、如何しても思えない所に、日本の企業経営者達の「姑息」さを見るのである。

人件費が安く、かつ購買人口の多い外国で「生産」と「販売」が一括して行えれば、それは有利であろう。

企業活動は、慈善事業では無い、と言うのだろう。

それならば、さっさと会社登記を外国に移して、「日本企業」の看板を下ろして欲しい。



▶<パナソニック>調達、物流の両本部 シンガポールに移転へ(毎日見出し)

>パナソニックは14日、調達、物流の両本部を12年4月にもシンガポールに移すと発表した。アジアで安価な部材調達を加速するとともに、円高に対してドルでの調達を増やす。また、世界の取引先企業を1万7000~1万8000社(10年度)から12年度までに約1万社へと約4割減らすなどの調達改革を進め、年約600億円のコスト削減を狙う。日本企業の本社機能の海外移転は異例。取引先企業の削減は、国内の下請け企業に大きな影響を及ぼす可能性が高い。

>部材の購買は利益に直結するため、調達部門は本社機能の重要な位置を占める。専門家は「調達部門を海外に移すのは珍しい。今後、電機以外の業種も含めて追随する動きが出る可能性が高い」(りそな総合研究所の荒木秀之主任研究員)と、企業の“日本脱出”の前触れと指摘する。

>パナソニックは世界に約250カ所ある生産拠点のうち約100カ所が日本以外のアジアに展開。調達部門をシフトすることで、調達から生産までを一貫させ、アジアに比重を移す。シンガポールを選んだのは、インドや東南アジアへの物流が急激に増えると見込まれるため。海外調達の比率は09年度の43%から12年度は60%に高める。アジアからの調達も33%から50%に増やす。
【毎日新聞/9月14日(水)21時41分配信】


『ダイキン』しかり。
『ホンダ』しかり。
『スバル自動車』しかり。

生産拠点を、研究開発組織を、海外に移す企業は後を絶たない。

最早、日本の「空洞化」などと、生易しい表現では追いつかない程になってしまっている。


勝手に、好きな様にすれば良い。


しかし、日本は<根本>から発想を変えなければならない事が、山ほど有ると思うのだ。


とにかく、何を於いても「低価格競争」は、止めるべきである。

この問題は、消費者と企業と、双方での「鶏と卵」の関係に有るのだ。
「一円でも安く売ろう」
「一円でも安い方を買おう」

大した大きさでもない「パイ」を、お互いが食い合い、潰し合う構造は、異常である。

「勝ち組」企業。
「蒔け組」企業。

関係ない。

お互いに、自分の脚を喰って生き延びる「蛸」そのものであり、其処には何ら生産性を見いだせない。


こんな「素人考え」を述べると、経済学の専門家や、企業経営のプロからは、あざ笑われるに違いない。

それでも、敢えて言いたい。

低価格競争には、未来は無い。

企業は、何れ「デッドライン」に達してしまう。

そうなれば、後は「社員を切る」か、「海外に来下出す」か、しか残らない。


消費者は、あまりに「安価」な価格設定には、疑問を持つべきだ。

牛丼一杯200円。
ヨーロッパ旅行、5泊7日全食事観光付きで10万9千円。

例を挙げればきりがないが、「百均」ショップに入って、周りの棚を見回し、ゆっくり考えてみる事だ。

「なぜ、こんな金額で売れるのだろう…」と。

200円の牛丼に、固定費がいくら掛かっているか。
そうなると、原価はいくらか。
利益は。


どこかで、誰かが、しかも「多くの誰かが」泣いている。
どこかで、沢山の矛盾がある。

安いからと飛びつく前に、一度考えるべきである。

「そんな値段で造れる訳が無い」と。
「何故、そんな値段で売れるのだろう」と。


消費者の購買思考の変化を必要とする。

そして、企業は「必要なコスト」は、見積もるべきだ。

そうしないから、叩きに叩かれる「末端」は、納入する為に「何でもする」事になる。

出所不明の材料の使用だけなら、まだましである。

汚染物質の使用。
病死した家畜の肉の使用。
食品として使用を認められていない化学薬品の多用。

あらゆる「安全基準」を無視した生産方法。


そして、挙げ句に『毒餃子』事件などが起こってしまう。


必要な経費はかけて。
必要な手間ひまもかけて。

「身元の正しい」商品を、提供するべきである。

その、「必要な経費」の中には、当然「人件費」も含まれなければならない。

従業員を、差別も区別もせず、同じ雇用条件の下に、まともな労働条件下で雇い、まともな生活維持を可能とする「報酬」を支払って、生産・流通・販売を、するべきである。


長年続く、日本の不況下で、デフレの下で、異常なまでの円高の進行の元で、冷え込んだ購買意欲の日本市場で、企業活動を行い、且つ利益を確保して維持して行く事は、限界に来ているのかもしれない。


だからと言って、従業員を「人間扱いしない」様な条件で働かせて、利益を確保するなど、順序が逆では無いか。


その、自分が雇っている「有期労働者」も、消費者なのだ。

その彼等に、まともに購買力を与えないで働かせれば、必然的にその企業の営業に響いて来ることにも、気がつかなければならない。

こっそり献金をしたり。
企業内留保の「死に金」を貯め込んだり。
経営陣だけ、8桁の年収を確保したり。

その陰で、従業員を差別し、彼等を搾取して居る様な経営者に、法人税の引き下げを訴えたり、海外に拠点を移すと恫喝したり、彼等にそんな資格はどこにも無い。

死ぬ程の努力をし、最終的に如何ともし難くなったら、従業員を整理するのでは無く、役員経営陣が最初に総ての負担を引き受ける。

そう有るべきだ。


年収200万円で、どうやって「一家を構える」事が出来ると言うのか。

『少子高齢化社会』

いくら「女性国会議員」が『少子化対策特命大臣』になっても、効果の程は全くと言って良い程無い。

子供を産み、育てる為の日本社会の環境は、ヨーロッパから見れば「驚く程」遅れている。

男女の雇用の平等から始まって、産前産後の医療制度、産休、育児休暇制度、休暇後の職場復帰、託児保育制度、あらゆる面での制度不在は、目を覆う物が有る。

そして、総ての前に「大前提」として、若者が結婚し、子供を儲け、育てて行ける経済環境の欠如が、あまりにも酷い。


成人年齢に達した男女は、すべからく「労働」に従事する権利が有る。
そして、就労の権利とともに、その就労によって得られる報酬が、生活を営むに足るものである事、を求める権利が有るのでは無かろうか。

経営者が「払いたい」だけの報酬では無く、労働者が「生活を営める」だけの報酬を、支払うことを、前提としなければならないと、思う。

そのように考え、そのように経営する、それが企業経営の基本であると、断言する。


そのような、経営哲学が必要である。
そのような、経営理念を持つ経営者が、必要である。


『ワーキング・プアー』なる言葉が、日常的に語られる社会を、恥とせよ。

コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ローマは永遠に有らず。盛者必滅は世の習い。それでも対米隷属に終始するニッポンは永遠の奴隷。

2011-09-13 22:48:46 | 政治と社会
政治家。
官僚。
財界。

マスコミ。


総てが、アメリカ合衆国の「保護領」としての寵愛を得る為に、汲々としている国。
それが、ニッポン。


▶野田首相所信表明(五)新たな時代の呼び掛けに応える外交・安全保障(産経見出し)

>(日米同盟の深化・発展)

 日米同盟は、わが国の外交・安全保障の基軸であり、アジア太平洋地域のみならず、世界の安定と繁栄のための公共財であることに変わりはありません。

 半世紀を越える長きにわたり深められてきた日米同盟関係は、大震災での「トモダチ作戦」を始め、改めてその意義を確認することができました。首脳同士の信頼関係を早期に構築するとともに、安全保障、経済、文化、人材交流を中心に、さまざまなレベルでの協力を強化し、21世紀にふさわしい同盟関係に深化・発展させていきます。

 普天間飛行場の移設問題については、日米合意を踏まえつつ、普天間飛行場の固定化を回避し沖縄の負担軽減を図るべく、沖縄の皆様に誠実に説明し理解を求めながら、全力で取り組みます。また、沖縄の振興についても、積極的に取り組みます。

【産經新聞/9月13日(火)15時34分配信】


日米同盟は、我が国の外交・安全保障の基軸であり、「アジア太平洋地域のみならず、世界の安定と繁栄の為の公共財である」ことが、変わらない。

というより、それしか考えられない。
そんな風な、政治風土に固化されてしまっている。



アメリカと言う国が、9.11の10周年以後変わり始めた。

「世界の全てが、米国の望む方向で動く、と思い込んでいた」
「世界中が、アメリカを嫌っているらしい」
「今や、アメリカは世界のリーダーではない」

アメリカ人達が、そんな事を考え始めて来たらしい。

自分達の、経済力に自信をなくし始めているらしい。

しかし言い換えると、これから増々「各国に」自分達の我が儘のお遊び代を、負担させる分が増えるぞ、と言う事に他ならない。


▶米共和党候補 懸命のアピール(NHK タイトル)

>支持率でトップに立つペリー・テキサス州知事が、「知事に就任して以来、非常に厳しい経済状況にあっても100万人の雇用を創出した」と述べ、みずからの実績を強調しました。

>2位につけるロムニー前マサチューセッツ州知事は、ティーパーティーが強く反対するオバマ大統領の医療保険改革について、「私が大統領になれば、その初日に、各州に対してこの制度から外れる権利を与える」と宣言しました。

>2人を追うバックマン下院議員も「私は、政府の債務上限引き上げに反対した数少ない1人だ」と述べて、ティーパーティーの支持を集めようと懸命に訴えました。
【NHK ニュース/9月13日 15時43分】


ペリー氏は、オバマ大統領が莫大な経済復興関連の予算を投入しながら、「只の一人も(ゼロ)雇用を増やさなかった」と、激しく非難していた。

確かに、アメリカの雇用問題は深刻な様だ。

そして、リーマン・ショック以来の経済の衰退は、ドルの地滑り的下落傾向と相まって、アメリカ人自身に、かなりの「思考形態の転換」を、呼び起こしている。



▶米貧困者4600万人=過去最多、人口比15%―2010年(時事見出し)

>米国勢調査局は13日、2010年の米国の貧困者が4618万人(前年は4356万9000人)と、統計を初めて公表した1959年以降最多になったと発表した。これで4年連続の増加。金融・経済危機の影響は依然消えておらず、オバマ政権や議会に一段の景気対策を求める声が強まりそうだ。

>国勢調査局によると、全人口に占める貧困者数の割合は15.1%(同14.3%)と、3年連続で上昇した。
 
>今回の調査では、4人家族の場合、年収が2万2314ドル(約172万円)以下の世帯を貧困層と定義。全米の世帯の年収は中央値で4万9445ドル(約381万円)と、前年比2.3%減少した。
【時事通信/9月14日(水)1時29分配信】


アメリカン・ドリームは、過去の夢。

連邦政府は、あらゆる分野で、二桁に迫る予算の削減を実行して来た。
まさに「聖域無き削減」である。

当然、国のレベルで救い上げなければならない、底辺の国民達の医療や福祉、教育などと言った分野が、最も影響を受けやすいのだ。

アメリカでは、健診料が2万5千円んも及ぶとか。



▶大統領の経済運営支持率最低=8割が「米国は誤った道」-世論調査(時事見出し)

>6日発表の米紙ワシントン・ポストとABCテレビの合同世論調査によると、オバマ大統領の経済運営に対する支持率は36%にとどまり、過去最低を更新した。

>米国は「誤った道を歩んでいる」と考える人も大統領就任後最悪の77%を記録、「正しい方向に進んでいる」と感じる人の20%を4倍近く上回った。

>大統領の経済運営への不支持率は62%。大統領がこれまで行った景気対策の成果を尋ねたところ、「経済が好転した」は17%。これに対し、「悪化した」が34%、「効果なし」は47%に上った。
【JIJI.com/09月07日18時40分配信】


通例、大統領選挙の一年くらい前になると、現職への批判の割合が高まる物だが、今回ばかりは少し様子が違うようだ。

アフガンからの撤退が、公約に反して実行されていない事も、大きく影響しているらしい。


このような状況に陥った際の『アメリカ』は、徹底的に<保護主義>的に走る事が、歴史で証明されている。

そうなると、それまで「同盟」関係に有った友国にも、例外無く厳しい影響が及ぶ事になる。
それが、アメリカ合衆国という国家なのだ。

それにも関わらず、一方では「歯止め」が外れたまま、暴走してしまう事もある。


▶加盟申請なら拒否権=パレスチナに警告―米大統領(時事見出し)

>オバマ米大統領は12日、スペイン語圏記者団との会見で、パレスチナによる国連加盟を通じた独立の動きに関し、国連安保理で「非常に強く反対する」と述べ、拒否権を行使する方針を示した。AFP通信が報じた。
 
>大統領は「ニューヨークでの動きはメディアの注目を集めるだろうが、イスラエルとパレスチナが交渉の席に着くまで現場の実態は変わらない」と指摘。直接交渉を通じた和平合意実現を目指すよう改めて訴えた。

>その上で、パレスチナ側が、国連のオブザーバーとしての地位を「機構」から「国家」に格上げすることを国連総会に求める可能性が高いとの見方を示した。一方、イスラエル側にも、報復措置の自制を促した。
【時事通信/9月13日(火)10時12分配信】


中東の不安定様子は、一にかかって「パレスティナ」問題に有る。

イスラエルが「超北風政策」を転換しない限り、決して『平和』は訪れない。
いきなり国土を奪われて、はや三世代目すら「難民キャンプ」で生まれ育って、先祖の土地への執着と、イスラエルの限りない暴力とに、パレスティナ人は「やられっぱなし」で、屈服する事は無い。

イスラエルは、これ以上無い「暴力主義」で、そのパレスティナの弾圧を、止める事は無い。

双方、自分たち同士では、決して収拾する可能性を見いだせない中で、(今まで)世界一の軍事力を有するアメリカが、唯一の「行司役」である筈であった。

そのアメリカが、常に変わらずイスラエルよりで、パレスティナの側に顔を向けようとしないと、問題は深刻になる事は有れ、解決に向かう事など不可能である。


にも拘らず、彼等は「イスラエル」の支援しか考えられない様だ。
アメリカの支持を背景に、イスラエルの強硬路線は貫かれている。

そのアメリカが、その路線を変えようとしない。

国民の意識の中の変化には、未だ気がついていないらしい。


世界中で、人々は声を挙げ続けている。

「アメリカが出しゃばって来るから、紛争が終わら無い」
「アメリカが、自分達の国を破壊している」
「アメリカに言う事は、皆が聞く物だと思っているらしいが、自分達は言いなりにはならない」

そのような現実を、アメリカ国民はやっと気がつき始めた。

しかし、それにも関わらず、アメリカ政府の対外軍事政策に、根本の所での半価は生まれない。


つまりは、アフガンにしろ、中東にしろ、ドラスティックに方針を転換するつもりは、結局の所無い様である。


アメリカ人の思考形態は、結局は変わらないと言う事だ。

ただ、「外国」の事に、アメリカのカネを使うな、という圧力だけが増え続けて行く事になる。


国民の「医療保険」の国営化すら拒む国民性である。
外国人の命の事など、何の重きも置くべき物では無い。


それが、我らがご主人様『アメリカ合衆国』の姿なのだ。


▶日米同盟深化呼びかけ…玄葉外相、ルース大使に(讀賣見出し)

>玄葉外相は12日、外務省で米国のルース駐日大使と会談し、「野田首相も自分も、日米同盟は日本外交の基軸であるとの大方針に揺るぎはない。同盟の深化、発展に向けて大使とも協力していきたい」と述べ、日米の緊密な連携を呼びかけた。

>会談では、沖縄の米軍普天間飛行場移設問題についても話し合われ、ルース氏は日米合意の実現を改めて求めたとみられる。日本の環太平洋経済連携協定(TPP)参加問題や米国産牛肉の輸入規制、国際結婚が破綻した際の子供の扱いを定めたハーグ条約についても意見交換した。
【讀賣新聞/9月12日(月)20時18分配信)



素人大臣が、早速「対米すり寄り」行動を開始した。

我が国は今後増々、困難な状態に有る米国財政の、下支えを散々にやらされる事になるだろう。

600億円以上にも及んだ「請求書」が届いた『トモダチ作戦』の例が、既にその路線が始まっている事を、いみじくも示している。

国債購入も、依然として継続。
円高による、ドルの買い支え。

財務省も経産省も、その辺りは充分に忖度して、様々な政策を打ち出して来るに違いない。

霞ヶ関の言うままにしか動けず、官僚主導を「官僚を使っている」と勘違いしている民主党内閣では、自分達が知らないうちに、血税を多いに吸い取られて行く事になるのだ。


哀れなり、ニッポン。

コメント (5)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

野田総理は、豚との評が有ったが、狸だったのか? 『直ちに、日本社会への影響はございません』

2011-09-12 21:15:34 | 政治と社会
ううむ。


「野田佳彦、お主も悪よのう。イッ、ヒッ、ヒッ、ヒッ。」

と言う声が、経産省内部と経団連から聞こえてくる様な気がする。

東電本店内部からも。
ホワイトハウスからも。


『党内融和』
『ノーサイド』
『挙党一致』

うん、うん。
耳触りの良い事を言うものだ。


しかして。


組閣にあたって。

原発推進も、TPP加盟も、積極派をいきなりおおっぴらにそろえるのは、ちと憚られる。
その前に、先ずその為の手段として、「反対派」を消しておくが肝要。

いくら何でも、「菅直人政権」をそのまま居抜きで組閣するのでは、聞こえが悪い。

しかし、党内は「まともな政治を行う」事を旨とするもの達と、今までの秩序を壊そうとする「小沢一派」とに、分かれてしまった。

まともな政治を目指す同志は、既に菅直人政権でケチをつけてしまっている。
他に居ない以上、彼等に何れは再登板を求める事になるしか他に居ない。

席替え内閣、結構。


それでも、一応のけじめは、つけてみせる振りをする必要も、あるだろう。

ガス抜きも兼ねて、取り敢えず、菅直人と行動を共にした「最低限」の雁首は、取り揃えて刎ねておかずばなるまい。

岡田克也。
枝野幸男。

+仙谷由人。

これだけ、外しておけば。


小沢との融和は、輿石幹事長で形を整えた。
ただ、政策審査会長に、法案立案の権限を持たせ、前原を置けば、幹事長室の力は弱まる。

その背後に、仙谷を「代行」でしっかり付けておく。

その他の小沢派は、山岡を国家公安委員長にして「拉致問題兼務」にしておけば、やがて綻びて辞任の方向へ向かうだろう。

最も大切なのは、<財務><外務><経産>の三ポスト。

何れも「軽量」をあてて、自滅を待とう。
そう遠からぬ次期に、自滅するに違いない。

取り敢えず、財務は「かってな事」をやられては困る。
前任者たる自分が、しっかり轡をとっておいて、その後釜には仙谷か前原を持って来る事にしている。

外務も、精々存在感の無い大臣を置いて於いて、行き詰まったら、前原か岡田。

そして、経産相は迂回作戦だ。

今の所、世論は「反原発」に固まっているようだ。
いくら何でも、いきなり<推進派>を据えるる訳には、行くまい。

ここは一つ、脱原発を実践しそうで、口の軽そうなな奴を、一旦大臣に据えておく。
あとは、そ奴が蛇の尻尾を踏むのを待つだけ。

その時には、即「枝野」で行こう。

ところが、その「当て馬」の鉢呂が、たった三日目でドジを踏むなんて、チョー・ラッキーじゃございませんか。



と言う読みでの布陣であったとしたら、野田サン。
貴殿は、阿波の先輩以上に「狸」ですねえ。


▶<枝野経産相>原発対応、継続性重視(毎日見出し)

>鉢呂吉雄前経済産業相の後任に枝野幸男前官房長官が起用されたのは、13日からの臨時国会を控えた「即戦力」(藤村修官房長官)を野田佳彦首相が求めたためだ。

>野田政権では細野豪志原発事故担当相と松下忠洋副経産相が再任された程度で、枝野氏や海江田万里元経産相、福山哲郎前官房副長官、馬淵澄夫元首相補佐官らは起用されなかった。菅政権関係者には「経験が引き継がれない」との懸念があり、事故の経緯を知る枝野氏の起用につながった。

>ただ、枝野氏の人事に冷ややかな声も多い。枝野氏は野田首相や前原誠司政調会長とともに93年衆院選で日本新党公認で初当選し、野田首相と親しい関係を維持してきた。中堅議員は「民主党にはいくらでも人はいるのに、枝野、野田、前原たちが持ち回りでやっている」との不満を漏らす。
【毎日新聞/9月13日(火)1時19分配信】


「菅直人政権での経験が引き継がれない」との懸念があった。

笑わせてくれる。
一体全体、どんな「引き継ぐ」べき経験が有ると言うのかね。

精々、「隠蔽して来た事実」を今更掘り返さずに、誤摩化し続ける為の引き継ぎしか、見当たらない。

そして、国民をだまくらかす路線に沿っていえば、枝野ほどの適任者は居ないであろう。


鉢呂氏は、エネルギーについて議論する経済産業省の審議会に対して、今まで原発について賛成の人が圧倒的に多かったが、原発を危険と考える人を半数は入れろとつい最近、指示をだしたばかりだった。

7月には、民主党北海道4区総支部代表として、泊原発3号機のプルサーマル発電凍結を求める要望書を北電に提出している。

その為、経産大臣に任命して、野田内閣の評価がやや上がったものだった。

それはそれで良い事にしておいて、その後「やっぱりダメな奴だった」という烙印を押して、おっ放り出す。

そして、待ち構えていた様に「枝野」様のご登場!


いやはや。

シナリオ通りにドンピシャ。
見事としか、言い様が無いでは無いか。


▶<枝野経産相>原発再稼働に前向き 「住民理解得る努力し」(毎日見出し)

>枝野氏は12日夜、経産省で会見し、定期検査で停止中の各原発について「安全性を確認しながら、住民の理解を得る努力をした上で稼働できる原発は再稼働する」との意向を表明。
【毎日新聞/9月12日(月)22時3分配信】


ね。

分りやすい事、この上無し。

「住民の理解求める」
要するに、大量のアメをしゃぶらせて、切り崩すってことであります。



▶稼動すべき原発は再稼働を、原発ゼロは国民的議論必要=枝野経産相(ロイター見出し)

>将来的に原発をゼロにするかどうかについては、「なくても生活や産業が成り立つ場合に原発をどうするかは、国民的な議論が必要だ」と指摘した。

>関税撤廃などを幅広く進める環太平洋連携協定(TPP)への参加について、枝野経産相は「国際交渉の進ちょく状況、国内における様々な施策の状況等を総合的に踏まえて、交渉に参加するかどうかを適切に判断していかないといけない。国内外の状況を的確に判断しなければ見切り発車はできない」と強調した。
【ロイター/9月13日(火)0時38分配信】


「原発ゼロ」には『国民的議論が必要』と言う事は、「絶対に国民的コンセンサスは得られない」と言っているに等しい。

将来的に原発はゼロにする、とは決して言わない。


TPPに関しても、「国内外の状況を的確に判断」と言う事は、いつでも発車出来る、と言う事である。

TPPには「参加しない」とは、決して言わない。


「論議が必要」
「状況を判断」

どちらも、いつでも好きな時に、好きな様に結論が出せると言う事だ。


それにしても。
いみじくも自民党の批判の通り。

「原発対応が出来なかった菅直人政権の要」
でしかない。

それでも、敢えてここで経済産業省のトップに枝野幸男を据えた、野田佳彦の思考過程を推測すると、「お前も悪よのう」に行き着いてしまうのだ。


▶新経産相に枝野前官房長官が内定、成長戦略前進に期待の声(ロイター見出し)

>市場では、枝野氏の起用について、成長戦略の前進が期待できるとの声が出ている。

>野村証券金融経済研究所・チーフエコノミストの木内登英氏は、枝野氏起用について、1)菅政権で原発事故の対応に深く携わってきた、2)記者会見を手堅くこなし、失言などもない、3)民主党内では前原グループに所属し、原発規制行政の再編を担当する同グループの細野豪志原発担当相とも密接に連携できる──などがポイントになったと分析。
そのうえで「財務相、経済財政担当相とともに主要3閣僚が前執行部の中核メンバーで固められたことになる」とし、「枝野・新経済産業相の下で成長戦略も前進することが期待され、今回の人選は経済や金融市場にポジティブ」と評価している。
【ロイター/9月12日(月)13時52分配信】



ふうむ。

野村総研チーフエコノミスト(なんだそりゃ)の評価が面白い。

既得権益層は、このように評価する訳である。
成る程なあ、と言うしかない。

極めつけは、と言うと。



▶「もっと経済の勉強を」=経団連会長、枝野新経産相に注文(時事見出し)

>米倉弘昌経団連会長は12日の記者会見で、鉢呂吉雄前経済産業相の後任に起用が決まった枝野幸男氏について、「もっともっと経済のことを勉強して政策を実行してほしい」と注文した。

>東京電力福島第1原発事故の損害賠償支援をめぐり、官房長官だった枝野氏が公的資金投入に抵抗したことがあり、こうした経緯を念頭に指摘した形だ。

>野田政権の原発政策に関連して、枝野氏に対し「まず国民の信頼回復に最善の努力をすべきだ。首相と同じ路線で政策展開してもらいたい」と強調。「経産省は日本の経済、産業、エネルギー政策を所管するところだ。新たな気持ちで取り組んでほしい」と要請した。
【時事通信/9月12日(月)19時0分配信】


財界総理のご宣託が下された。

「政府とは、経団連ん仕えるべきものである」
「野田総理と同じ路線で」

図らずも、馬脚を表してしまった。

総理は既に、恭順の意を示している。
お前も分っているよな。

平伏して、拝命させて頂きまする。



「野田と枝野が並んでいると、まるで…。」
と、思わずツイートしてしまった。。。


『<直ちに>日本の社会への影響はございません……。』


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

マスコミ独裁暗黒国家『ニッポン』。閣僚を怒鳴りつけるチンピラ記者が支配する国。もはや戦争だ。

2011-09-10 18:23:34 | 政治と社会
我が国は、未曾有の酷い状態に陥ってしまった。


三権分立も無い。
主権在民も無い。

公正な捜査も無い。
公正な裁判も無い。

公正な報道も無い。
公正な世論形成も無い。

正しい国民の価値観の形成も、為されない。
正しい国家の主権も、守られない。

それらの、総ての歪(ゆが)みは、国民には知らされない。
それらの、総ての歪(ひず)みを、国民は知ろうとしない。


ああ、悲惨な国に成り果てたものだ。


鉢呂経産相が、辞任に追い込まれた。
中世の魔女狩りと同じやり方で。


『鉢呂経産相』は、原発に肯定的な姿勢示す「新野田政権」にあって、『脱原発』をかなりはっきり打ち出した。

実は、それまで私は、余りこの人をまともには受け取っていなかった。
冤罪小沢一郎に対しての、彼のスタンスを見ていれば、おおよそ彼の<器>は知れたものだ、と思っていた。

しかし、今回の経産相就任と同時に示した、彼の<脱原発>政策に、見方を改めつつ有った矢先の事である。

新任早々、あそこまではっきり「原発反対」方針を示した鉢呂大臣に、一種さわやかな清涼感を抱いたのに。



それと同時に、あんなにはっきりと「脱原発」を打ち出して、大丈夫なのかと言う危惧も抱いた。
しかし。


そして案の定、今回の「言葉狩り」である。


そもそも、「放射能がうつる」と言う発言自体が、かなり不思議である。

こんな「ヘンテコリン」な発言は、何も無い所からは、絶対に出てこない。
きっと、それに先立つ「それなりの」やり取りが、必ず有った筈だ。


問)「…世の中には<格武装するべき>と言う人が居ますが…」
答)「確かに、一部の人は言うでしょう、<核武装するべき>。しかしそれは人類の未来への逆行でしかないと思います…」

このような会話が為されたとしよう。

それを。

『彼は「核武装するべき」と答えた。』
と書かれたら、答えた人の思想が完全に逆転してしまう。

日本のマスコミの表現は、概して以上の様な流れである事が、非常に多い様に思える。


自分達に必要な部分だけを取り出して、大々的に報じる。
自分達に都合の良い様に、切り刻み、繋ぎ合わせ、作文する。

これで、「報道でござい」とほざいている。
社会の木鐸と、ほざいている。


本日、この件に関して目についたツイートを、私がリツイートしたものを、以下に転載したい。


@mizuhofukushima 福島みずほ
エネルギーについて議論する経済産業省の審議会は、今まで原発について賛成の人が圧倒的に多かったが、鉢呂さんは原発を危険と考える人を半数は入れろとつい最近、指示をだしたばかり。脱原発の大臣が辞任し、後任に原発推進、再稼動推進の大臣が誕生しないよう声をあげよう!

@mikihiyamada yamada
(毎日新聞) 鉢呂氏は今年7月に民主党北海道4区総支部代表として、泊原発3号機のプルサーマル発電凍結を求める要望書を北電に提出している。【 野田内閣:発足 経済産業相に鉢呂氏就任 泊原発対応に注目 /北海道】 こういう鉢呂氏の業績をほとんど報道しなかったマスコミ。多くの国民が鉢呂氏の味方に付くのを恐れたのか。

@foot1994 foot
繰り返すが、福島原発周辺の光景を見て「死の町」と思えない感覚の人間のほうが、経産大臣として不適格だ。そのほうが頭がおかしい

@ilovecat222 猫さん
親が福島に住んでます。被曝しました。しかも最近体調悪いです。「もうここは人が住むのに適した土地じゃないのに、なんで避難させないんだろうね」と悲しそうにいいます。「死の街」という表現は妥当だと思う。むしろ、こういう事実認識をもっと早くもって欲しかった。避難、除染を早くしてほしい。

誤解されている方も多いと思いますが、福島県民や福島県出身の人間はみんな、鉢呂さんに対して怒っている、というのは違う。むしろ支持者の方が多い。放射能汚染は福島だけでない。国全体の問題なんだ。こんな感情論で大臣辞めさせろ!って福島人が思ってるわけないよ。自民党の政争に福島を使うな。

@onodekita onodekita
鉢呂大臣の「死の町」発言は事実だ。事実が、原子力村、モノたちの圧力によってねじ曲げられた。人間の第一感は正しいのだ。思ったことを口に出す。それが第一報だ。そして、常に正しい。これを続けられるかどうかが、この未曾有の災害に対応できるかどうかの試金石だった

@HayakawaYukio 早川由紀夫
死のまちと「言った」ひとと、死のまちに「した」ひとのどっちが悪いか、よく考えておくれ。大臣が視察して、観察した事実をわかりやすくそのまま表現してどこが悪い。この大臣を悪いというなら、死のまちにした人間をさっさと逮捕して取り調べろ。これは、あきらかな犯罪だ

@arths2009 asuma-ken
経産相の報道陣とのやりとりの記事 【鉢呂経産相:8日夜の報道陣とのやりとり】 の中では前後の会話がカットされて文脈が繋がってない。問題視するのなら全てを掲載すべき!いつもの記者クラブメディアの常套手段だが、一番記者が伝えるべきは「除染をしないと始まらない」との発言ではないか?

海外記者が「どうして辞めなければならないかがわからない。懇談した記者だけの記事で書かれているが、もっと詳しく話てほしい」との質問に答えるのを待たずに記者クラブメディアが別の質問をして打ち消した。何らかの後ろめたいものがあるのだろう。

@mugla77 mugla
ネットをしない友人と話をしたら、鉢呂氏が脱原発派であることも、数日前に「原発ゼロ」発言があったことも一般にはほとんど報道されておらず、脱原発派大臣の失脚劇であることに一般の国民は気付いていない、と。マスコミの腐敗とこの国の現状は極めて深刻のようです。

@taknom たくのん
鉢呂大臣の進退を問題にするなら、話題のもととなった新聞記者を国会へ証人喚問して、まず事実を明らかにすべきでしょう

@def_zep_deep よしの
東日本を子供たちを被爆させてまでも原発推進の経産省のなかにあって、鉢呂経産相が就任早々、原発ゼロを訴えたのは奇跡的でさえある。 二度と脱原発を訴える経産相など現れやしない。 原発マフィア達がこぞって「死の町」発言を大げさに取り上げ、鉢呂を潰そうとしている。

@HarryFurumura 古村治彦
大臣の首を飛ばすことに汲々となる大手記者クラブマスコミ。小沢一郎の政治生命を付け狙う大手記者クラブマスコミ。さぞ楽しかろう。気持ちが良いだろう。じゃあ、誰がマスコミの間違いやエラーを糾弾し、間違いを犯した人間を去らせることができるのか。誰にもできない。こんな不公平があってよいのか

@iwakamiyasumi 岩上安身
その記者、社名も氏名も名乗らなずに、乱暴な発言を繰り返したばかりか、会見の最中に、首からぶら下げた記者証をYシャツの中に隠したという。自分が誰か、名乗らないだけでなく、身分証すら隠す卑劣。

野田新内閣、期待薄な顔ぶれの中、鉢呂新経産相が、意外な一面を。「原発の再稼働は、住民の理解を得られるようなルール作りを」。・・会見では、記者クラブ側がさっそく反発。記者クラブに嫌われる大臣ということは、かなりまとも。

@study2007 study2007
鉢呂「どの記者だったかも、どの行為・発言が問題だったかも自分としては明確ではない。でも辞任する」、、つまり科学でも民主主義でも無い「他の何か」の理由で辞めると。

@maruco2271 まるこ
最後は堂々として、「子どもの被曝上限を20ミリから1ミリに戻す為に!」こんな大臣を辞めさせてしまった記者クラブ、ほんとになくなってほしい・・・。

@nakayamamikio 中山幹夫
鉢呂発言は捏造報道だと確信する。本当ならたった一言がこんなに違うはずがない。読売「ほら放射能」、朝日「放射能をつけちゃうぞ」、毎日「放射能をつけたぞ」、日経「放射能をつけてやろうか」、産経「放射能をうつしてやる」、FNN「放射能を分けてやるよ」

一国の大臣辞任を左右する事態でマスコミが捏造報道をすることなど許されない。鉢呂発言でのマスコミ報道に断固抗議し、マスコミ各社に対して訂正記事を要求する。ブログ記「鉢呂発言でのマスコミ報道に抗議する」(このリンクは削除されたか、検閲に遇ったか繋がらなくなっています/時々パリ)

@568568568 ボウハチ
記者「大臣(作業服)着替えてないんですか」⇒大臣「今福島から戻ったばかりだ、そんな暇ないよ」⇒記者「じゃ福島の放射能ついたままですか」⇒大臣やや怒って、一歩近づいて「それがどうした? 放射能つけてやろうか?」

@hivere 壺井須美子
鉢呂氏におきたことは、小沢氏におきたことと、ほとんど相似形だ。官僚マスコミが難癖をつけて辞任を迫った。鉢呂氏は辞任に追い込まれたが、小沢氏は未だに一人で戦っている。政治家が、官僚とマスコミに故なく辞任させられてしまえば、その暴走をとめるものは、いなくなる。民主主義は死ぬのだ。

鉢呂大臣辞任記者会見。今日何が起きたかしっかり記憶しておこう。自分が任命した大臣をこんな不確かな言いがかりから守ることもできず、記者クラブの軍門に下った野田内閣。此れでは当然、国民を守ることなどできない。政治家の完全無力が証明された日。マスコミ官僚の暴走をもう、誰も止められない。

どぎついマッチポンプ@iwakamiyasumi TPP締結と原発再稼働に慎重な姿勢を示した鉢呂氏を、寄ってたかって血祭りにしておきながら「あんたね、辞めるときぐらい理由をちゃんと説明しなさい!」と辞任会見で詰め寄る記者クラブの記者。大臣を「あんた」呼ばわり。それは暴言~



以上、目についたツイートを、無作為順不同で転載させて頂きました。
(ツイッターをやっていらっしゃらない方もおいででしょうから)


そこには、私が感じた事、思った事、すべてこの方々のツイートで、見事に言い表されている。
やはり、心有る人達は、同じ事を感じ、同じ危惧を抱いているのだ。



この『日本』で、権力を持っているのは、誰なのか。

勿論、マスコミでは無い。

しかし、マスコミの影響力を知り尽くした<誰か達>が、そのマスコミの性質を巧く利用して、あたかもマスコミ自体が力を持っているかの様に思い込ませ、その通りに行動させて、利用している。

利用されている、マスコミ自身は、単なる『チンピラ』である。

讀賣が、朝日が、毎日が、産経が、各TVキー局が、如何に自分達を取り繕うおうと、あくまで彼等は「チンピラ」に過ぎない。

若造が、どこへでも「黒塗りの運転手付き」で乗り付ける。
(ただし、最近は本物の方は「黒塗り」では無い事が多いだけ、まだセンスが有るらしい。)

若造のくせに、国民の水準からいえば、相当高額の実入りが有るらしい。

どのような場所であろうと、臆する事無くズカズカと乗り込んで行く。

庶民を鼻先で馬鹿にし、生活感が著しく欠如し、「バッジ(社員証)」の効力を、自分の実力と勘違いしている。

権威を馬鹿にし、そのくせ権威に寄りかかって、自分が権威だと勘違いしている。


以上に述べたこれらの性格を見れば、マスコミなど「その筋」のチンピラと、全く同質であると、断言出来るだろう。


そして、これら社会に悪為すばい菌共が、あたかも正義の代表の如くに振る舞って、自分達が国を動かしている、つもりになっている。

天下国家のマツリゴトに口を挟まないだけ、本物の「その筋のチンピラ」の方が、まだマシと言うものだ。


かっての一部の「ブン屋」のイメージに有った如く、こそこそとタカリでもして糊口をしのいでいれば良いものを、「権力の見張り役」などと思い上がって、日本をめちゃくちゃにしてくれた。


勿論、その背後に潜む「霞ヶ関赤門クラブ」と、更にその背後に控えし「ペンタゴン」と「ウオールストリート」の事は、ここでは述べない。

ただただ、日本国民の物心ともに築き上げた生命財産を、売り渡さんとする「彼等」の走狗となり、先頭で提灯を振りかざしながら、国家百年の大計を歪ませる如き、現在の既成マスコミを、取り敢えずは叩き潰さない事には、日本の再浮上など、望むべきも無い事は、明らかである。


日本は、完全に「独裁国家」に成り果てている。
しかも、チンピラが方で風切って、国民を地獄へと引っ張っている。

自分達の「妄信する」正義とやらに取り憑かれた狂信者団体が、『記者クラブ』である。

日本が、再び日の出を拝む事を可能としたければ、この売国の組織と、その構成員達を、殲滅しなければならない。


日本記者クラブに参加しているマスコミ各社と、その記者ドモは、日本国民に対して「国家テロ」を行っているに等しい。

もはや、戦争である。
何とかしよう。

自分達で出来る事から、何でもやらなければならない。
戦争状態なのだから。



今週は、<週末一口時評>どころでは無い、怒り狂う私が居ました。
お見苦しいブログでした。

拝伏。

コメント (9)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする