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晴れのち曇り、時々パリ

もう、これ以上、黙っていられない! 人が、社会が、日本全体が、壊れかかっている。

小沢元代表「民主も自民も動かないのはおかしい」/総て「時既に遅し」でしか動かないニッポン

2011-04-30 23:07:42 | 政治と社会
週末恒例【一口時評】
「今週のヤレヤレ」を、食あたりしない様、心してお読み下されば幸甚です。


▶小沢元代表「民主も自民も動かないのはおかしい」若手と会合(産經新聞/4月30日(土)22時6分配信)
▷チャンスの女神には、「前髪」しかない。慌てて後ろ髪を掴もうとしても、遅い。


▶<鳩山氏>「慎重に行動を」両院議員総会署名集めで小沢氏に(毎日新聞/5月1日(日)0時8分配信)
▷国難より、「自分が作った」党が割れる事を恐れる「菅違い」。失敗作程可愛いって?

▶小佐古氏辞任、波紋続く 首相ら打ち消し躍起も…動揺露呈(産經新聞/4月30日(土)20時26分配信)
▷学者の「抗議の涙」は、空き缶の「死んだ魚の目」より強し。

▶小佐古参与辞任、枝野氏「誤解」と反論(産經新聞/4月30日(土)13時20分配信)
▷「政府は正しい判断をしてくれる物だ、と誤解して居りました」(小佐古)

▶日米外相、早期に2プラス2開催で一致(読売新聞/4月30日(土)12時33分配信)
▷「早く請求書の支払いしなさい」(ヒラリー)

▶<福島第1原発>対応、菅首相「場当たり的でない」(毎日新聞/4月30日(土)11時57分配信)
▷残念ながら、一発も「当たって」居ません。

▶<松本外相>米国務長官と会談 官民協力強化で一致(毎日新聞/4月30日(土)11時17分配信)
▷「お願い。何でも言う通りにしますから、捨てないで。。。」(都合の良い女)

▶“小沢外し”黄門様仲裁 不信任案、民主分裂の危機に現れた(産經新聞/4月30日(土)7時56分配信)
▷「下りおろう、下賎の輩め。この【剛腕印】が、目に入らぬか。失せろ!」

▶普天間代替施設、V字滑走路を採用…政府方針(讀賣新聞/4月30日(土)7時34分配信)
▷ドサクサにまぎれて「既定路線」を突っ走る。

▶被災市町に職員を長期派遣へ=数十人規模検討―宮城県(時事通信/4月30日(土)2時32分配信)
▷閣僚を派遣しろ! 東電役員を派遣しろ! 文科省の官僚達を派遣しろ!

▶<福島第1原発>20ミリシーベルト基準変えず 細野補佐官(毎日新聞/4月30日(土)1時12分配信)
▷固定相場制から「変動相場制」へと移行完了。

▶校庭利用基準、変更せず=年間20ミリシーベルト―細野補佐官(時事通信/4月30日(土)0時46分配信)
▷官邸周辺には、家族に小学生の子供の居る人間は居ませんので、あしからず。

▶現実性ないマニフェストの撤回を首相に進言 与謝野氏、雑誌で明かす(産經新聞/4月29日(金)23時32分配信)
▷「よその大臣」の言う事なら何でも聞く首相。

▶渡部恒三「首相は政治経験浅い!」予算委で<涙>の追及(産經新聞/4月29日(金)21時33分配信)
▷爺になっても『幇間』の技。

▶子ども手当見直し、民主・自民・公明で合意(読売新聞/4月29日(金)21時7分配信)
▷「与党」のマニフェストの変更を、野党と決める『怪』

▶市町村から要望相次ぐ=一時帰宅、日程決まらず―説明会(時事通信/4月29日(金)20時55分配信)
▷20幾つの会議で順次話し合って決めますので、半年程お待ち頂きます(^^)(官邸)

▶<菅首相>電話で入閣要請「思慮欠き反省」(毎日新聞/4月29日(金)20時31分配信)
▷「彼の辞書に<配慮>の文字は無い」(小沢派幹部)

▶<福島第1原発>東電の免責求める 自民・吉野氏(毎日新聞/4月29日(金)19時44分配信)
▷おお! さすがは原発推進自民党。「リ・ケ・ンをコワシチャ良けないよお~♪ アア、とっても止まらないぃ~♫」

▶菅首相、原発事故「国の責任免れぬ」=休日返上で補正審議―衆院予算委(時事通信/4月29日(金)19時3分配信)
▷「国の…?」・・・『首相の』でしょ!?

▶被災者の住宅ローン免除も=金融機関が判断―自見金融相(時事通信/4月29日(金)17時20分配信)
▷リップサービスで終わらせるなよ!!

▶「復興庁」1年以内に結論=基本法案まとまる―東日本大震災(時事通信/4月29日(金)15時3分配信)
▷震災から一年にして『復興庁』を起ち上げる(かも知れない)と。『漫談』は一人でやれ!

▶菅首相「原発賠償、最後まで国が面倒見る」(読売新聞/4月29日(金)11時14分配信)
▷「東京電力の存続、最後まで国が面倒見る」

▶GWの審議は49年ぶり=国会(時事通信/4月29日(金)11時13分配信)
▷非難村にGWが有るか!

▶民主内、合言葉は… 菅首相をサミットに行かせるな!(産經新聞/4月29日(金)7時56分配信)
▷「かけごえ」倒れの民主党。

▶「GWは東北へ」枝野長官が呼びかけ(読売新聞/4月29日(金)9時7分配信)
▷先ずお前さんが(防護服無しで)行きなさい!

▶「主権回復記念日」 谷垣氏が制定意欲(産經新聞/4月29日(金)7時57分配信)
▷えっ! 『日米地位協定』を破棄するの!? 大賛成!! 今度は自民党に入れよっと(^^)

▶首相、マニフェスト「さらに見直し」(産經新聞/4月29日(金)7時56分配信)
▷宿主の体内に入り込んだ『寄生虫』が、宿主の体を喰い破るという恐怖。

▶玄葉氏が週刊誌報道を否定 タンクローリー投入「選挙区に配れと言っていない」(産經新聞/4月29日(金)1時3分配信)
▷言葉は無用。「阿吽の呼吸」だよ。

▶「菅災だ」「官邸去れ」=野党が辛辣批判(時事通信/4月28日(木)21時49分配信)
▷今さら解りきった事ですが、「もっと言ってやってくださいい!」

▶<メーデー>政治色薄く…連合、各党幹部ら呼ばず(毎日新聞/4月28日(木)19時39分配信)
▷『連合』が自体<労組色>は檄薄(経団連の別働隊カナ?)

▶岡田氏、「山岡首相」では公明との連立は無理 総調和の会を揶揄(産經新聞/4月28日(木)18時43分配信)
▷「岡田首相」では政権維持すら無理(笑)

▶第三者機関、5月中旬に=原発事故を検証―首相(時事通信/4月28日(木)18時38分配信)
▷屋上また屋を重ねるのダ。

▶蓮舫担当相「福島を応援したい」=アンテナショップを視察(時事通信/4月28日(木)15時59分配信)
▷「ヤ・メ・テェッ、貴女の芝居はぁ、ヤメテぇえ、にほんの為にィ~♪」

▶民主結党13年 「寄せ木細工」変わらず 政策決定で迷走続く(産經新聞/4月28日(木)7時56分配信)
▷「腐った木片」が複数混入していた事が、慚愧に堪えない。。。

▶震災で雇い止め・解雇が急増=1カ月で49%拡大―非正規労働者(時事通信/4月28日(木)8時33分配信)
▷まず解雇の対象は「非正規」。放射能まみれで作業するのも「非正規」。

▶原発賠償、免責あり得る=報酬半減は「大変厳しい」―東電社長(時事通信/4月28日(木)16時41分配信)
▷総て『想定内』

▶「判断できない」44% 浜岡原発地元も「再稼働の時期ではない」(産經新聞/4月30日(土)23時2分配信)
▷事ここに至ってすら「判断出来ない」44%の『思考停止』者。。。

▶校庭20ミリ・シーベルト規制「妥当」…安全委(読売新聞/4月30日(土)20時49分配信)
▷『安全委』という名の<殺人鬼>集団。

▶<福島第1原発>東電副社長が謝罪 飯舘村民ら補償求める(毎日新聞/4月30日(土)20時32分配信)
▷「フクシマは人災」と発言したこの副社長、いつ更迭されるか。

▶23人中7人で微量ヨウ素=母乳の放射性物質調査―厚労省「乳児に影響なし」(時事通信/4月30日(土)19時9分配信)
▷母乳から放射線が出ること自体が異常。「影響無し」と言う発言する輩は全員『殺人鬼』と見なす事にする。

▶最大240.8ミリシーベルト=内部被ばく測定で判明-特例上限に近づく・東電(時事通信/4月30日(土)11時49分配信)
▷また「非正規労働者」の犠牲。

▶義援金、被災者に届かない…給付は1割未満(読売新聞/4月30日(土)3時4分配信)
▷果たして何割が「消える」事やら。。。

▶台湾 反原発デモ…台北など4カ所で数万人 東電事故受け(毎日新聞/4月30日(土)23時45分配信)
▷これが本来の良識。それに引き換え我が国は。。。

▶日本の対応の遅れ批判=福島原発事故でロシア首相(時事通信/4月30日(土)21時37分配信)
▷さすが「先輩」

▶ケタ違いの数の原発建設計画ある中国の安全性に疑問の声(NEWポストセブン/5月1日(日)7時5分配信)
▷恐怖の「おから原発」

▶シー・シェパードが動きを活発化「日本が捕鯨を始めれば妨害を準備する」(産經新聞/4月29日(金)18時50分配信)
▷『海のアルカイダ』

▶安心か経済か 原発立地自治体の苦悩(産經新聞/5月1日(日)7時56分配信)
▷「経済」は今。「安心」は永遠。

▶空き缶で作ったマシンが走る…Red Bull Racing Can(レスポンス/4月30日(土)18時0分配信)
▷おお! 世の中には「役に立つ」空き缶も有った。

▶韓国5人組「SHU―I」日本デビュー…500人と「運動会」(スポーツ報知/5月1日(日)8時3分配信)
▷もうそろそろ出稼ぎ止めてくれないかなあ。



まあ、今週末も相変わらず、よくやってくれます。


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「何か有った時責任取れるのか?」に背を向けてまで、政治的力学で「原発」を擁護するのか?

2011-04-28 23:52:01 | 政治と社会
橋下大阪府知事と言う人は、頭いいんだか、馬○なんだか、良く判らない。

今まで、テレビのバラエティーに出ていた「橋下弁護士」の時代から、理解不能な所が有った。

言う事の半分は、膝を打ちたくなるような事。
残り半分は「??」な事ばかり。

知事になっても然り。
彼の本質は、全く変わっていない。

普天間の行き先が無ければ関空に、等と言うかと思えば、「カジノ」を導入したい、等と言い出す。

何かに触れて、影響されやすい人なのだろう。


さ、そこで今回言い出した「脱原発」論が、早速『関係自治体の長』達の間に、困惑を生み出しているらしい。


▶「非常に残念な発想」 橋下府知事「脱原発を」 立地市町が反発(讀賣見出し)

>大阪府の橋下徹知事が記者会見で、関西に電力を供給する原発の新設中止などに取り組むとした発言に対し、県内の原発立地市町から28日、反発の声が相次いで上がった。

>敦賀市の河瀬一治市長は「福井県内の原発から、関西で使用する電気の6割弱を送っている。(県内で発電した)電気を使っていて、そういう発想にしかならないのは非常に残念」と話した。美浜町の山口治太郎町長は「報道で見る限り」としながらも、「福島第一原発の事故が起き、一番心配しているのは原発のある自治体。(原発から)一番離れた電力消費地の知事が『何を言うとんのや』という思いだ」と批判した。
【讀賣オンライン/2011年4月29日 】



現実的に「受け入れてしまった」以上、今さらそれを蒸し返しても仕方が無い。

今、やるべき事は。

現存する「原発」をどうするか、では無いか。


これまでの原発の町では、原発との「共存共栄」が、町づくりの基本であった。

実際に、今原発が一斉に亡くなったとしたら、 相当数の地域住民達の生活が破壊されてしまうであろう事、は理解している。

東電によると、原発に携わっている『協力会社』、いわゆる「下請け」会社は、400社程有るらしい。
特に、原発の有る町には、東電の下請けの下請け、から仕事を貰っている会社が数社ずつあり、その種の会社が、更に一部の仕事を他社に廻している、と言う実態だそうだ。

その種の会社の社員氏が憤っていた。

「今まで、東京で使う電気を、うちらに押し付けて居た訳だ」
「危険に曝されていたのは、俺たちなんだ」
「それが、危ないからって、もう要らない、ってのは<おかしいんじゃ無いか>と言いたい」

その怒りは、よく理解出来ます。


しかし、その事を前提として、誤解を恐れず敢えて言うならば。

「彼等も、原発で利益を得るため、受け入れたのだろう」
「現にその原発で、仕事が回っていた訳だ」


冷たく言えば、「ギブ・アンド・テイク」である。

先日のブログに書いたが。
一機の原発建設が決まった段階で、準備金が5~10億円。
調査段階4~5年を経て着工されるや、各種援助金が合わさって、50~100億規模のお金が、自治体に入って来る。


元来原発は、その性格上、人口も少なく、産業とて無いに等しい様な場所を選んで建設される。

そう言う地域の財政状態は、火の車であった事は、想像に難くない。

そう言う自治体を率いる首長氏にとっては、「原発資金」は、喉から手が出る程欲しかったで有ろう事も、想像に難くない。

行ってみれば、「札束で横っ面をひっぱたいて」原発は作られて来た。

敢えて言えば、『原発』は地方経済に取っては、<麻薬>であったと行っても良い。


「(我々が作った)電気を使っておいて、そう言う発想にしかならないのは情けない」

と、言いたいのも良く判る。

だがしかし。


その「言い分」も、ある意味ではズルイのでは無いのか。


受け入れた以上は、「リスクはこちら、利益享受はそちら」と言う構図は、解っていた筈である。

そもそも、原発根戸と言う物は、一度事故が起これば、子々孫々にまで累が及ぶ、途方も無い仕組みなのだ。
いわば「悪魔に魂を売り渡す」に等しい。

美味しい見返りがたっぷり。
最後の審判を待たずして、生きながら天国の幸せを与えられる。
ただし、死ねば「魂を悪魔に」取られるのだ。

最後の審判に、呼ばれる資格が亡くなる。
永遠の天国に行ける可能が、なくなる。

永遠に「宙ぶらりん」で『煉獄』を彷徨い続けるハメとなる。


つまり。

「死後の天国行き」を諦めて、「生きている間に楽をしたい」か。
「辛い現実」を受け入れて、死して「天国に召される」事をまつか。

窮極の選択かもしれない。

生きている時間は短い。
死後は永遠である。

しかも、キリスト教徒に取って、この世は『罰の世界』である。

『アダムとイヴ』が神との約束を守れず、悪魔の誘惑に負けて<禁断の実>を食べたが為に、神の怒りを受けて「天国を追放」されて、罰を受けにおりて来たのが「この世」である。

罰された『アダム』と『イヴ』の子孫が「人間」である以上、人間はそもそも「罰された」存在である。
この世は『罰の世界』であるから、悲惨な事ばかり。
早くこの世の事は、旨く切り抜けて、神のおわす『天国』へ戻りたい。

その為には、<最後の審判>に、望む事が前提である。

その前提を最初から放棄する行為である、「現世の快楽=悪魔の誘惑」に負けてはならない。



そのデンで言えば、「禁断の実」である『助成金』を受け入れた時点で、「悪魔に魂を売ってしまった」事になるのだ。

地域住民の方々には、非常に残酷な言い方では有るが、要はそう言う事なのだ。

勿論。
「リスクを正確に教えてくれなかった」
「絶対に安全だと保証された」
と言う面が有るに違いない。

それは、いわゆる悪魔=電力会社の常套手段である。

良い事しか言わない。

これは、実社会ではごく普通にみられる事だ。
何も特殊な事でもなんでもない。

相手の言い分を良く吟味して、正確に判断しなければならない。

ましてや、<原子力>等と言う「訳の解らん」事柄に関してなのだ。

慎重に慎重を重ねてしかるべきであろう。


『資本主義』は、搾取である。

搾取する側は、あらゆる甘言を弄して、だまくらかす物なのだ。


では、どう対処するべきか。

何しろ、人間の人知を集めても対処が難しい様な事を、簡単にやるな、と言う事に尽きる。


3月11日以後、ツイッター上に有った「呟き」である。

◆私に父は現役時代は技師でした。高齢になったその父が行った言葉「壊れた時直せない様な物は作っちゃいかん」でした。

この一言に、総てが言い表されている。

そうなのですよ。

原発は、人間の精神的、物理的在り方にそぐわない。

純粋科学としての研究は、大いにやれば宜しい。
ただ、実生活の中に持ち込まないで欲しい。


しかし、現実的に「受け入れてしまった」以上、今さらそれを蒸し返しても仕方が無い。

では今、やるべき事は。

現存する「原発」をどうするのか、では無いか。

そこに、自治体を率いる「首長」としての、働きがいが有る筈だろう。

人間の命と、国土の安寧とを脅かす様な物には、『ノー』と言う勇気を持とう。
今からでも遅くない。

現実的に、新規建設は問題外。

現存する物については、近い将来総て廃炉にする。


ただ、原発を『廃炉』にするには20年やそこらの時間が掛かるのです。

その間は、「助成金」を受け取れば良いでは無いか。

20年も有れば、いくら想像力の無い政治家といえども、原発抜きで生きて行く算段ぐらい、立てられるでしょうよ。

違いますか?


目先の「財政」に、日本人の『子孫の生命』を賭けてはならない。

日本は、四方を海に囲まれている。
太陽にも恵まれている。
火山国である。

<風>と<潮力>と<太陽光>と<地熱>とを利用しない手は無かろう。

核エネルギーと、化石エネルギーに頼る生活から転換する、絶好の機会なのです。


▶関西経済同友会の大竹代表幹事「現実的な考え」 橋下大阪府知事の原発建設中止発言に(産経見出し)

>関西経済同友会の大竹伸一代表幹事は28日、大阪市内で行われた会見で、大阪府の橋下徹知事が関西の新規原発建設や稼働期間の延長をやめるべきだと発言したことに触れ、「言い方はセンセーショナルだが、(原発を)やめろと言っているわけではない。代替エネルギーをしっかりやっていくべきだというメッセージだと思う」と述べ、発言に一定の理解を示した。大竹代表幹事は「現実的な発言で一般の方の考え方とはそんなにずれてはいない」と説明した。

>山中諄代表幹事も「知事の判断は間違っていない」と語った。
【産經新聞/4月28日(木)18時31分配信】


以前も、何かのおりに書いたが、『関西経済同友会』と言う組織は、『経団連』と違って、すこぶるまともである。

経団連は、元々「国民の生活「に敵対する組織であった。
それが、奥田会長の時代に「露骨」になり、御手洗会長で徹底的に「醜さを」増した。

そして現会長に至っては、「1000年に一度の大災害に<フクシマ原発>は見事に耐えた」とほめあげた、馬鹿者である。

それに比べて、関西の経済人の、まともな事は、多いに精神的に支えとなってくれる面があって、ありがたい。


今回の『橋下知事』の、<脱原発>姿勢の表明は、受け取る側の解釈に多少の温度差はある物の、概ね住民達の支持を受けている様だ。

残るは、関係自治体の長達と、当事者である電力会社だけである。

電力会社は、当然「金の卵を生む鶏」は失いたくない。
「困惑している」のが、当然であろう。

多いに困惑して居なさい。

彼等は、消し去る事が大変に難しい「猛毒」をまき散らす、「悪魔の工場」を売りつける事が商売なのだから。


対抗するは、住民、国民である。

その「住民を代表する」首長達が、原発経済に拘っていては、孫子に顔向け出来ないのでは無いですか?

ようっく考えて、行動して頂きたい。

>「福島第一原発の事故が起き、一番心配しているのは原発のある自治体。(原発から)一番離れた電力消費地の知事が『何を言うとんのや』という思いだ」

そんな事を行っている事自体が、無理解の象徴です。
「一番心配している」のなら、原発の実態に気がつくべきです。

立場上、即反対するべきでは無いですか?


目を開きなさい。

日本の将来は、貴方達にかかっているのです。

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「鈴木宗男」収監。「ホリエモン」収監。さあ、いよいよ残るは『小沢一郎』だ。

2011-04-27 22:41:12 | 政治と社会
悪逆非道の限りを尽くした、古の独裁帝王は、本人が倒れれば、一応の不幸は終わった。
勿論、同じDNAを受け継いで、コピーされた分だけ質が劣化している「二代目」が、より酷い事をやる、と言う事も有ったが。

基本的には、独りが総てであった。

始皇帝。
玄宗皇帝の晩年。
ネロ。
スターリン。
ヒトラー。
チャウセスク。




小領主レベルの、残虐な君主は、山ほど居た。

しかしそれらは、あくまで、その悪徳君主「個人」の次元での事だった。


しかるに、我が日本の様な国はと言うと。

面白半分の座興で、家来を塔から飛び降りさせる、とか、身重の女性の腹を割く。
あるいは、政敵の生皮をはぐ、と言う様な「異様な」個人としての残虐な為政者は、居ない。

残虐非道は、その人間の「精神」に留まっているのみ、である。

しかし、「組織」としての非道さは、個人の悪代官に比べると、始末が悪い。

複雑怪奇な「官僚制度」の、隅々までに染み渡った、反国民的性質は、傲慢不遜かつ慇懃無礼で、己達が築いた「利権という城壁」の内側の「秘密に花園」には、何人たりとも侵入させない。

各省庁毎の利権。
省庁の垣根を越えた、連帯して守るべき利権。

それらの形成と成長の為には、骨身を削って努力する。
官僚達は、国民の為に働くのでは無い。


そこに、政治家と財界とが、複雑怪奇に絡み合う。

その「政財官」の総ての利益は、まさに『アンタッチャブル』である。

平素は、それらのからくりは「ひっそり」と守り通され、一般に耳目に触れる事は、先ず無い。


各省庁が、夫々の利権を守る為に、各事業毎に「特殊法人」を作り、国家事業はそこが受ける。
その「特法」が、各事業毎に、引き受け事業体を決める。

その、許認可を裁く為の「特法」。
それらを振り分ける為の「特法」。
各事業分野毎に、管理する為の「特法」。

その度に、予算は抜き取られて行く。

それらの事業体が、仕事を受注する為に、彼等は日夜「接待」と「付け届け」と、有形無形の「利益誘導」をしている。

一度、有る事業体が事業を受注するや、下請け、孫請け、そのまた下請け、と仕事を分配して行く。

その各段階に、夫々の利益誘導が為されている。

特殊法人には、各省庁の「次官レース」からこぼれ落ちた官僚達が下って行く。
年収1000~2500万円の報酬で。
任期は2年。
その度に退職金が数千万円支払われる。

そして、彼等は「特法」を渡り歩き、10年でウン十億万長者となって行く。

特法に行かなければ、各事業体候補の企業に天下る。
仕事は「省庁との調整」と言う、単なる顔つなぎで、膨大な役員報酬を得る。

特法の理事や、企業の天下りの地位は、複数掛け持ちが当たり前。


考えてもみよう。

一つの国家事業が、実際に機能開始するまでに、投じられる予算の実際の「何分の一」が有効に使われているのだろうか。

その閉鎖回路に便乗して、各組織の権能を円滑に行える様に立ち回る。
夫々の特法と事業体との関係を、円滑にする為の社会的根回し。
省庁と政治家との協力関係(民間では癒着と言う事が多い)円滑にする下地を造り上げる。

それが、マスコミと呼ばれる機関である。


かくして、ニッポンは「政財官+報道機関」が、複雑に絡み合って、相互互助関係をかたち作って来た。

その「秘密の花園」には、一般国民は、立ち入るどころか、覗きみる事さえ出来ない様に、巧みに覆い隠され、その存在を隠し通して来た。

筈だった。


しかし、国民とて、馬鹿では有りません。
そんな事はとっくに承知。

でもあまあ、事がスムーズに動いてくれて、庶民の生活がソコソコ豊かで平和に保たれていれば、別にそれほど目くじらを立てる程の事でもない。

と、鷹揚に構えて来たのでした。

地方の資産家の娘。
立身出世して役人になった男。
功なり名を成した学者の娘。
バイタリティー溢れて、出世の為なら皆をも踏みつける、行動力で政治家になった男。

そのような狭い世界の縁組みを繰り返して、「閨閥」が形成され、日本の支配階級層が、形成されて来た。

エリートと大衆とは、お互いに干渉しあわないで暮らす社会だった。

そこには自ずと「暗黙のルール」が存在する。


その「ルール」を無視して闖入して来たり、乱入して来る輩には、その全組織を上げて排除へとシステムが動く。

「秘密の花園」を犯す輩は、許されない。


そうなると、先の「歴史を彩った」悪代官とは違って、組織の複合体が立ち塞がる社会では、国民としては、悪徳君主に立ち向かう以上に、困難に遭遇するのだ。

なにしろ、警察も、検事も、裁判官も、往々にして弁護士までもが、グルななのだから。

そして、連日連夜の新聞テレビの援護射撃が降り注ぐ。

純朴なる国民は、与えられる情報をすっかり信じ込んでしまうのだ、
刷り込まれた情報が、自分自身の意見だと思い込んで行く。

かくして、世の中は平和に治まり、官僚に寄生する政治家も、政治家に寄生するマスコミも、マスコミに「広告」を出す事で操る財界も、財界の資金で増殖する官僚も、総てが幸せに暮らして来た。

田中角栄氏が現れるまでは。
佐藤栄佐久氏が現れるまでは。
鈴木宗男氏が現れるまでは。

彼等は、自分達の利権構造を否定し、別のラインを作ろうとした。

依て、懲役に処す。

ホリエモン?

『紳士協定』の固い絆を、スニーカーにノーネクタイの、訳の解らない若い奴が、土足で踏み込んできやがった。

事も有ろうに、自分達が苦心して密かに続けて来た「粉飾決算」による利益を、あざ笑うかの如く開けっぴろげな粉飾で、「巨大な」利益を、コンピューターだけで稼ぎやがって。

事も有ろうに。報道機関を買収しよう等と、トチ狂いやがって。

従って、懲役に処す。


誰独り、上告に際して「言い分」など聞いてもらえなかった。

問答無用。
証拠は簡単に、山ほど用意出来る。

何しろ、警察と検察と判事とは、一つなのだから。
「懇親会」等と名乗った『飲み会』で、いつもつるんで遊んでいるのだから。

霞ヶ関は「治外法権」である。

役人が国家なり。
役人が法律なり。


官僚は、自由にさせておいてくれれば、仕事する。
従って、余計な邪魔立てするでない!

とばかりに、蒼々たる人物までも「お縄に」して、自分達の力を誇示して来た。
これで、逆らう奴等出て来る訳無かろう。。。

こんな支配対背に、どうやっタラ立ち向かえると言うのか。

革命を起こして、一人の君主を倒すのとは訳が違う。
ありとあらゆる方面を、総て握られているのだ。


ただ、そんなシステムに採って、唯一「心底怖い」人が居る。

その人物に、好きな様に働かれたら、先輩達が築き上げてきた、後輩達へと受け伝えて行かなければならない、密のながれる「秘密の花園」が、解体されてしまう。

「政財官」打って一丸となって、倒すべし。

みのもんた。
準備抜かりないな?
星浩、準便万端粗そうなきように。

特捜部長も、検事総長も、応援してるからね。

告発状の罪状がなんで有れ、証明不可能だろうとなんだろうと、関係なく、とにかく「イメージ」をぶち壊せ。
名前を傷つけろ。
徹底的に貶めろ。
名誉を破壊せよ。

結審までに、時間をかける。
高裁、最高裁まで、10年はかけていい。

とにかく、あの無能な「菅直人」を引きずり下ろすのはかまわん。
しかし、その後に、『小沢』が出て来る事だけは、断じて許さん。

霞ヶ関、ひいては<後ろ盾の国>までも累が及ぶ、存亡の危機である。

何をやってもかまわん。
『小沢を潰せ』

田中角栄をお縄にした検事のように。
自分も末代までの語りぐさになるのだ。

死んでも小沢を有罪にしろ!


こんな社会に、一体どうやって「抵抗」すれば良い?

唯一のチャンスは、「民主党議員」達が、物事の是非を理解して、優先順位を理解して、「小沢」を担いで起ち上がる事。

それしか無い。

「<政治とカネ>の問題が片付かないうちは。。。」なんて寝言を言う奴は、顔を洗って出直してこい。
この、悲惨な震災の復興に、それこそ「政財官」をまとめあげて、動かせるのは、「小沢」しか居ないじゃないか。
この事を肝に銘じて行動せよ。

世論等気にするな。
権力を握ったら、マスコミも世論も、なんとでも出来るのだ。

「今」「彼と」立ちあがらなければ、一体いつ起ち上がれるつもりか。

日本を救う気が有るのなら。
国会議員として、日本の為に尽くす気が有るのなら。

今こそ菅直人を排除して。
小沢でまとまって下さい。

ありもしない「政治とカネ」なんて敵の誘導に惑わされている民主党議員が居たら、誰か、教えてやって下さい。

『小異を捨てて大儀に付け』と。
「切り札を使え」と。

頼むよ。。。。



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『与党民主党』自身が、野党に先駆けて<内閣不信任案>を提出しなければならない。

2011-04-26 23:54:45 | 政治と社会
<菅直人下ろし>が活発になって来た様だ。


▶<民主党>「菅降ろし」公然化 自民も攻勢強める<民主党>「菅降ろし」公然化 自民も攻勢強める(毎日見出し)

親小沢が60名集まったそうだ。


>「国民から信頼される党に生まれ変わり、早急に体制を立て直す」として両院議員総会開催を求める署名を集めることで一致した。

>趣意書では、参院選から統一地方選までの一連の選挙に連戦連敗しているとして「菅政権が国民の支持を失っているのは明らか。しかるべき野党との連立ができる体制に民主党を作りかえなければならない」としている。

>自民党は26日午前、全議員・選挙区支部長懇談会を党本部で開催。谷垣禎一総裁は統一地方選と自民が議席を奪取した衆院愛知6区補選について「ほぼ所定の成果を上げることができた」と評価。「菅政権が国難を乗り切れるか多くの有権者が重大な懸念を持った。被災地支援、復旧には全力で協力するが、これからは是々非々で臨む」と述べ、菅政権との対決姿勢を強める考えを示した。石原伸晃幹事長も「菅政権に一日も早く退陣してもらいたいというのが民意だ」と述べた。

>菅首相は26日午前の閣僚懇談会で、統一地方選について「敗北を認めざるを得ないが、震災対策はできる限りのことをしており、主な敗因とは思わない。(全閣僚は)自信を持ってがんばってほしい」と強調した。
【毎日新聞/4月26日(火)11時44分配信】


三者三様と言うが。

たとえ「両院議員総会」で<菅直人解任決議案>を可決出来たとしても、民主党の党議では、代表は辞任する必要はないそうな。

代表選は、代表が任期満了の時か、不在になった時のみ。


それが解っているからか、菅直人の相変わらずの超強気ぶりには、笑ってしまうしかない。

繰り決して述べるが、第一次補正予算が通過する(5月2日だそうだ)と同時に、『内閣不信任案』を提出すべし!

『民主党議員』の手に依って、である。


自民党も出すだろう。

野党は、倒閣画存在意義なのだから。
出さなければ、谷垣総裁は自民党最低の「総裁」と言う汚名を、最後まで背負って行く事になる。

しかし、民主党としては、自民党と「共同提出」等しては行けない。

ましてや、「野党自民党」が提出した「不信任案」に相乗りする事など、断じてしてはならない。

それこそが、「この天下の一大事」の時に、「政争にあめくれる」のかと、マスコミはここぞとばかいに、批判の大論陣を春に決まっている。

7割の国民は、それで増々「小沢離れ」「民主離れ」を加速するに違いない。

悲しい事だが、それが現在の大多数の国民のレベルなのだ。


しかし、「内部から正す」のなら、話は別となろう。

「その任に有らず」と言う様な人物が、この千年に一度の大災害時に、復旧も疎かに、ただただ国民んを不幸のどん底に落とし込む事を、座してみている訳にはいかない。

一日でも早く、無能なリーダーには去ってもらわなければならない。

これは、自明の理と言う物だ。

だからこそ。

悪は内側から正さなければならない。

『民主党議員有志』が主体となって、「内閣不信任案」を提出し、可決に持って行く事、が肝要なのである。

野党が総て追随してくれれば、80名程が「有志」となれば、可決出来る。

それが唯一の、菅直人を引きずり下ろせる手段の様だ。

勿論菅直人としては、『総辞職』する必要は無い。
「衆議院」を解散すれば良いのだ。


しかし、彼に解散出来るかと言うと、状況が許さない。

正しく「千年に一度」の大災害の復旧に全てを掛けなければならない時に、解散などすれば、大変な事になる。

いくら馬○者の菅直人でも、それくらいの事は理解出来る筈だ。

よしんば、解散されても、それはそれで良い。

今の『民主党』は解体する事になる。
菅直人に再選の目はないが、万一再選されても、再び組閣する、人員葉居なくなっている。

それならそれで、又新たな政界再編となるだけだ。
失われた3年の後で。

しかし、解散なんて事にならなければ、新たな首班指名と言う運びになる。

その時こそ、「有志」は『小沢一郎』を担いで欲しい。


民主党の党員資格が停止されていたって、何ら不都合などない。
代表は、誰だってかまわない。
副代表が「代表代行」にあたり、後で時間を作ってゆっくり「代表選」をやれば良いだけ。

或は、菅直人が総辞職しても代表を下りなければ、それはそれで「やらせておけば良い」だけ。
菅直人が新らたに「自分で」首班指名に名乗りを上げようがかまわない。

彼に党HYプスルの等、せいぜい18名。


しかし、『民主党有志』の首班候補は小沢。

彼は立派な「衆議院議員」なのだ。
首相に選ばれて悪い訳は無い。

民主党として「分裂選挙」になろうとかまいはしない。
結果だけが求められているのだ。

有る与党の政党が、自分達の首相候補に「第三者」を担いでも、何処にも違法な事は無いだろう。

唯一の条件は、「衆議院議員」である事、なのだから。

最大得票をン確保出来るだけの「有志」を根回ししておく事。

そうすれば、現在の窮極の困難を切り抜けられる「智慧」と「経験」と「肝っ玉」と「方針」とを併せ持つ、唯一の政治家が、日本を切り盛り出来る事となる。

彼を置いて、他にやれる人物が居るか?

小沢氏なら、自民党の一部とも組める。
旧来の利権まみれの政治に拘りたい世代の自民党議員以外となら、組める。

そして、社民党とも組める。

組んで欲しくはないが、公明党とも組める。

その時点で、『民主党有志』が150人くらいになっていれば、後150を集める事くらい、小沢には出来る。

そうすれば、新たな枠組みで、新たな政府が築けると言う物では無いか。

それ以外に、ここまで切羽詰まったこの国を、救える手段は無かろう。


あとは、「<与党内から>内閣不信任案を出す」と言う、誰しもがあり得ないと信じている事と、党員資格の無い議員を総理候補に担ぐ、と言うあり得ないと皆が信じている事。

この二つの事が、実はやれば何の障害もなく出来るのだ、と気が付いてくれれば良いだけなのだ。

絶対に辞めない「ダメ男」が、亡国の存在である以上、交代するにはそれしか無いのでは無いか。


川内博史さん。

森ゆうこさん。

原口一博さん。
山岡賢次さん。

松木謙公さん。
松野頼久さん。

田中真紀子さん。
鳩山由紀夫さん。


いかがですか?

「コペルニクス式大転換」なんて大げさな物では有りません。

一歩、踏み出すだけで良いのです。


民主党内部で、「反小沢」だの「親小沢」だの「非小沢」だので抗争しているから、マスコミと世間は、あれこれ批判がましく言い募る訳だ。

問題は、民主党内部で争う様な「卑小」な事柄では無いのです。

東日本を潰す訳にはいかない。
日本を滅ぼす訳にはいかない。
規制

『菅直人』対『それ以外の全員』という構図を造り出せば、批判する所は何処にも亡くなってしまうのです。

最後の問題は、未だに「有るのか無いのか」解らない『政治とカネ』と言う呪縛に縛られて「小沢」首班指名を理解出来ない層に、既成事実を先に作ってしまうのです。

一気に『首班指名』に持って行って、一挙に選出してしまえば良いのだ。

そこからゆっくりと、反対意見など「なんぼでも」聞いて上げましょ。


着々と「震災復興」の手を尽くし、その成果が見えてくれば、皆黙らざるを得なくなる。

その間に、「マスコミ対策」をしっかりと行って、「非合法裁判」さっさと終わらせれば、後は何も問題は残っていないのです。


「菅直人の能力に危機感を抱いている」総ての『民主党議員』の皆さん。

起ち上がるのは、今です。

今、決意するか、生涯後悔するかの、分かれ道に居るのですよ。

さあ。

皆さんの覚醒と、ほんの少しの発想の転換に、日本の全てが掛かっています。


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『チェルノブイリ』の陰に、援助から漏れた汚染された町で、今も暮らす4万人の生活があった。

2011-04-25 13:58:32 | 社会問題
『チェルノブイリ』の大事故から、25年。


『フクシマ』に重ねて多いに話題になっているが、その陰に「国家から見捨てられた」町で、今までずっと汚染された生活を続けている、四万人の人々がいる。


4月24/25日付け『ル・モンド』紙<署名記事>よりの翻訳転載。
《転載開始》
『汚染された25年の人生』
 
「ノヴォズィブコフ」は、1986年4月26日に爆発したチェルノブイリ原発から、200キロにある。
その日、雨が「永久に残る」放射能をもたらした。


      
     一切何の規制も無く、汚染された森の茸を、普通に露店で売る近郊の農民

1986年5月1日『プロレタリアの祭典(メーデー)』の行進と、周辺地域の花咲く美しい緑に、雨が振りそそいだ。

こうして、200キロメートル離れた、ウクライナの『チェルノブイリ』原発4号基から吐き出された放射性の猛毒がもたらした、それから四分の一世紀に及ぶ、汚染が始まった。

セシウム137の汚染濃度地図をみると、1986年4月26日当日の天候の状況により、名称は(筆者注:チェルノブイリ)一つであるが、三か国にまたがる事故の記憶を、思い起こす事が出来る。


     
     セシウム137の(平米あたりのキロベクテル)汚染図
     黄色:40から99/薄オレンジ:200~599
     オレンジ:600~1480/赤:1480以上


ソヴィエト連邦崩壊後に確定したこの地方では、風が「チェルノブイリ原発」の有るウクライナ共和国には比較的有利に働き、放射性物質の70%を『ベラルーシ共和国側』にもたらし、残りが『ロシア共和国』へと流された。

さらに、<雨>の気まぐれが、『ノヴォズィブコフ』の町に、最も酷い<汚染>の足跡を残す事となった。

この辺りは、モスクワから最も遠く離れ、「国に見放されている」という流言が、25年来広く信じられている。
当時は、首都モスクワへの汚染を食い止めるため、『ソ連空軍』が出動して「降雨剤」散布作戦を行ったと、信じられている。

「差別感」を抱く住民の心理状態を理解するには、古びて、汚れ放題の「原色」に塗られた建物の並ぶ、荒れ果てた通りを歩いてみるだけで、充分である。

原発事故以来、この町は「呪われ」てしまったのだ。

チェルノブイリ周辺の、ジャーナリストや見物人達が詰めかける「立ち入り禁止区域」の嫌悪感を、しかしこの町は感じさせない。

ただただ総てにおいて、「知らされるのが遅過ぎた」と言う感情しか残されていない。

放射能の雨が降り、有害な水が周辺の森を洗い、通りを流れ、総てを汚染した、何週間も後になって、住民達はやっとその事実を知らされる。

その地方で最も人口の多い町の、4万人が汚染されたという、悪魔の様な記録を打ち立てた後に。


原発周囲の「立ち入り禁止区域」も含めて、現在でも平米あたり1000キロベクレルを越える検査値もでる、『ノヴォディブコフ』は、最も汚染された場所の一つに挙げられる。

ウクライナとベラルーシの他の町や村と同じ様に、『ノヴォズィブコフ』は、住民避難をするべきであったし、出来る筈であった。

手段の欠如の為に、その決定はついに為されなかった。

知らされた後も、多くの住民は残った。
出て行った者達も、多くがその後戻って来た。
他の土地に行っても、職はなく、友も無く、ルーツも無かったから。

そして、「退去地区」に住む事による、多少のメリットも有るのだ。

年金支給年齢(退職年齢)が、女性で45歳、男は50歳と認められている。
子弟の「モスクワ」の大学への優先入学権もある。
立ち去りたい場合は、土地を国家が買い上げる事も約束されている。

しかし他方で、この「汚染された25年」の生活には、マイナスも多い。

一連の病気の罹患率のリストは、決して希望をもたらす物では無い。

事故以前には4例しかなかった「(チフス性)腸癌」が、事故後は毎年平均18例、観察される様になった。
現在、町には患者が250名を数える。

これは、他の地方の平均の4倍以上に当たる。
この癌は、ヨウ素131によって引き起こされる事が解っている。

ヨウ素131は、汚染されて2ヶ月で消滅するにも拘らずにである。
(筆者注:25年経った今でも、ヨウ素131が輩出され続けている、と言う事か?)

その他の病気も多い。
特に「子供達」が病気になる割合は、県内の他の地域の倍である。

これらの数字は、ソ連崩消滅の「保健医療システム」の崩壊の混乱期に、正しく検診されにくかった結果の数字であろうか?
それとも、半減期30年の『セシウム137』の影響による物なのか。

現地の公立病院長によれば。
「ソ連崩壊とロシア政府樹立に際して、町の通りはアスファルト鋪装され、汚染されている森の木をまきに使う事で放射能画放出される事が無い様に、総ての住宅にガスが引かれました。」
「その後、15年以上一切のメンテナンスは行われていません」
「道路の破損率は200%にも昇る程です。車が巻き上げる誇りの両をみれば解ります」

ここ『ノヴォジィブコフ』の住民たちが、それらのホコリを吸い込まないとしても、セシウムの経口摂取が深刻なのだ。

公式には、市場に出る食肉は「検疫機関」による検査が必要で有る事になっている。

特に』ベラルーシ』産の食肉は、クオリティーが高いと評価されて、ロシア国内には多くが輸入されている。

しかし、地域住民達に取って、正規の検査が為されているか否か、問題にはならないのが現実である。
特に、汚染されている「野生の茸」は缶詰めになり、周辺河川で取れる川魚は、全く検査される事なく流通している。
厳しい経済環境の悪化は、購買者にそのような事にこだわる余裕を無くさせ、販売者側も、「生きる糧」を得る為には何でも売る、という事になる。

事故以前と同じように、彼等の周囲の森や畑、小川は、今でも食料を供給し続けている。
ノヴォジィフコフ周辺の集落の人々は、何も隠そうとしたりし無い。

ベルラーシ国境から来て、町を横断する道路には、汚染地域へ立ち入る事への警告等も、一切為されていない。

退避地域内に住む有る住人は、1990年代にカザフスタンから来て、汚染後に住民が立ち去り放置されていた土地に家族で住んで居る。
「茸ですか?採りますよ。瓶詰めにして、食べたり売っています」
「ここでは、何もかも汚染を怖がっていたら住んでいられません」

その隣人は、もう少し注意深かった。
「私は缶詰の養殖マッシュルームしか食べません」
「自分で畑をやってますが、検査官が汚染度は少ないと言ってくれています」
「牛は汚染度の高い野原には出しません」
「そして、除染の為に<緑茶>を飲んでますよ!」
と大笑いしながら語ってくれた。

しかし、そのおおらかな態度は、自分と夫の健康を心配する事の妨げにはならない。。

「この辺りの男達は、心臓疾患を持つ者がとても多いのです」
「ウオッカは何の役にも立ってないわね!」

「安全な場所に移る?」

この女性は、それを望んだ事も有ったと言う。
しかし、家と土地を国が買い上げてくれる事に、懐疑的なのだ。

「ここには『法律』は有りますよ。でもそれを施行するやり方は、役人次第だから」
【ル・モンド/ジェローム・フノグリオ記者】
《翻訳転載終了》


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かって支持した政党の選挙惨敗を祝うという不幸から、一日も早く立ち直る為に、英雄が待望されている。

2011-04-24 23:55:04 | 政治と社会
<祝>菅直人政権の惨敗!


2009年8月30日の高揚感も、今は昔。

戦後史を塗り替え、利権優先の官僚政治からの脱却と、国民生活の犠牲の上に成り立たせた、大企業優先の政治からの脱却を、勝ち取った。

筈だった。

『真夏の夜の夢』


勘違いしていた「政権交代」が、いよいよ終わりに向かう時が来た。
菅直人一味追放へと、心は騒ぐ。


それに向かって、我が心根は一点の曇りも無し。


    
    パリ大聖堂『ノートル・ダム』「北の翼廊のバラ窓」(13世紀初)


平和は天上の世界に有る。
天上の世界は、光に満ち満ちた世界。

心清らかなれば、その身は光に包まれ、総ての雑念は消え去り、魂は浄化する。


そして、そう有る為に、望むるは『英雄』の登場。


かって、フランスは二人の英雄を、世に送り出した。

二人とも、フランスをヨーロッパの頂点に押し上げた。


そのうちの一人は、頂点に留まり続け、最後まで平和に幸せに、君臨し続けた。
4歳半で即位し、77歳半まで、およそ73年という人類史上最長の在位となった。

その間、フランスは、全欧の支配階級に「豪華」の感覚を変え、「宮廷」の在り方を変え、「文化」のお手本となった。
全欧の君主達に、フランスへの憧れを植え付けた。


もう一人は、頂点に立った事が、直後の転落のきっかけとなってしまった。
全欧に「ナショナリスム」を生み出し、全欧の君主達に恨まれた。
37歳にして即位し、在位わずか10年。

しかし、転落した方が全国民に愛され、フランスの栄光の立役者として、愛され続けている。



    
    ミニャール作『ルイ14世』


    
    ジャック・ルイ・ダヴィッド作『ナポレオン1世』


さあ、我らが祖国を立て直す『英雄』は、登場するのか?

登場するとすれば。
どちらのタイプの英雄が出て来るか。。。


17世紀後半に、フランスは文化と国力が頂点に達した。
18世紀には、頂点に達した国力と文化は、爛熟期へと向かった。


    
    『ヴェルサイユ宮』王の大居殿の『豊穣の間』の天井は、
     フランスが<物心共に>豊かである事を、表している。


どん底まで落ち込んだ、祖国ニッポンは、これ以上落ちる所は無い。
唯一の「障害物」を排除すれば、後は、再上昇するのみ。


さあ、何かが始まるか。
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小沢系議員、週明けから「菅降ろし」本格化 / 有言実行有るのみ。オオカミ少年はもう要らない!

2011-04-23 18:08:17 | 政治と社会
又巡って来ました!
【週末一口時評】今週の『やれやれ』デス。


▶小沢系議員、週明けから「菅降ろし」本格化(読売新聞/4月23日(土)19時35分配信)
有言実行有るのみ。


▶「殺風景な男だった」首相、避難者の心つかめず(産經新聞/4月21日(木)21時03分配信)
▷あ~あ。

▶被災住民も「菅降ろし」?(産經新聞/4月23日(土)19時24分配信)
▷当たり前の事を記事にする。だから、大切な事は隠すのね(^^)

▶政争ネタになってはならない…復興院巡り仙谷氏(読売新聞/4月23日(土)21時22分配信)
▷自分のカゲがやや薄くなり始めたから、口を挟んでみました。

▶中国に「漂着ごみ」の処理費用を請求へ、「中国が払わなければ日本にも払わない」―韓国紙(Record China/4月23日(土)9時24分配信)
▷出た!韓流。

▶チェルノブイリ事故から25年 次世代悩ませる「不安」(産經新聞/4月23日(土)7時56分配信)
▷『フクシマ』から25年後には、清水正孝も、勝俣恒久も、西山英彦も、菅直人も、枝野幸男
も、「そしてみんな居なくなった」になってる。

▶「子供の人生返せ」 東電社長に悲痛な声(産經新聞/4月23日(土)7時56分配信)
▷陳謝のみ。猿でも出来る「反省」すら感じられない。

▶【東日本大震災】飯舘村村長「必死につくりあげてきた村…悔しくてならない」(Sankei Express/4月23日(土)00時24分配信)
▷「必死で掴んだ総理の座…こんな事で手放してたまるか」

▶東電社長「対応策に全力を挙げて取り組む」(FNNニュース/4月22日(金)20時35分配信)
▷全力で「ただ冷やす努力」をするだけ。 汚染水はどうする? ましてや修理なんて? 原子炉の撤去? 東電100年の計。

▶国家戦略相「原発14基の新増設ありえない」(読売新聞/4月23日(土)20時34分配信)
▷<「14基」の新設ない>か、<「14基の」新設ない>なのか不明。0か13かの違いだぞ。

▶福島県民同士でも放射能差別 友達になろうとしても逃げられる(NEWS ポストセブン/4月23日(土)16時5分配信)
▷ただ悲しいとしか言い様がない。。。

▶原発賠償、税金で負担も=「異常時」限定で東電支援―政府(時事通信/4月23日(土)19時3分配信)
▷東電と経営陣自身の全資産を拠出する方が先だろ。税の投入はその後だ。

▶<福島第1原発事故>「原発賠償機構」設置へ 東電、負担どこまで(毎日新聞/4月22日(金)8時14分配信)
▷全部絞り出せ!

▶ソフトバンク孫社長 「自然エネルギー財団」設立へ 科学者100人集めて政府に提言(産經新聞/4月20日(水)17時49分配信)
▷『ソフトバンク電力』を熱望する。

▶東電、海外事業売却へ=原発賠償に数千億円規模(時事通信/4月23日(土)2時32分配信)
▷歴代経営陣全員の資産も売却せよ。

▶小沢系ら採決欠席、叫び声あげ…首相に抗議文も(読売新聞/4月23日(土)10時41分配信)
▷何とも「下品」見出しだこと。

▶首相、逆風実感…低姿勢で区域設定に理解求める(読売新聞/4月23日(土)8時6分配信)
▷やっと、感じたって!?

▶7割が「米国は誤った道に」=オバマ氏就任後最悪に―世論調査(時事通信/4月23日(土)9時56分配信)
▷「日本も誤った道に」=菅直人就任後最悪にー調査されない世論

▶「一部の人が独断で…」千円高速廃止で川内議員(読売新聞/4月23日(土)7時38分配信)
▷「一部の人が独断でニッポンを…」火あぶり獄門曝し首でも飽き足らない。

▶首相、続投意欲も… 2次補正「菅抜き」大前提 党内外から強まる逆風(産經新聞/4月23日(土)7時57分配信)
▷誰か言ってやる者は居ないのか?「ロバの耳ですよ!」「裸ん坊ですよ!」「邪魔ですよ!」

▶玄葉氏が復興再生院に前向き(産經新聞/4月22日(金)22時23分配信)
▷懺悔に前向きになれ!

▶玄葉氏、首相退陣論を厳しく批判「信じがたい」(産經新聞/4月15日(金)10時59分配信)
▷信じられない… 茶坊主め。

▶玄葉氏「将来的に『復興庁』あっていい」自民に配慮も(産經新聞/4月22日(金)12時26分配信)
▷将来に?? 復興の時にこそ必要なんじゃ無いの?

▶盗難の長崎の重文 韓国の国宝と「酷似」 外務省が調査依頼へ(産經新聞/4月22日(金)11時40分配信)
▷壱岐の島で盗難に有った「直後」に韓国で「新発見」って?? これぞ韓流。

▶「権力執着の首相に不信高めている」大島副総裁(読売新聞/4月21日(木)20時0分配信)
▷顔が怖い…人に言われたくない。(死んだ鯖の目総理)

▶首相「自ら伝える」にこだわり…警戒区域設定(読売新聞/4月21日(木)21時30分配信)
▷墓穴を掘って、罵声を浴びて来ました(笑)

▶東電社長、6月辞任へ=避難住民に謝罪で区切り―会長は留任も(時事通信/4月24日(日)2時31分配信)
▷逃げるが勝ち。もちろん退職金はもらうんだよね

▶チベット僧300人以上拘束か=2人死亡の情報も―中国四川省(時事通信/4月24日(日)0時54分配信)
▷少しも驚かない。。。

▶AED作動せず 男性死亡 滋賀・彦根(産經新聞/4月22日(金)21時57分配信)
▷同県で今年二件目。アメリカ製。

▶証拠品改ざん、前田元検事控訴せず…実刑確定へ(読売新聞/4月21日(木)21時47分配信)
▷さっさと「尻尾切り」。トカゲの頭は!?

▶東日本大震災 地震保険支払い1859億円 東北は3万件(毎日新聞/4月21日(木)21時48分配信)
▷地震の被災者は(加入していれば)保険が下りるからまだ良い。原発の被災者は。。。

▶避難区域から引っ越せない…業者の拒否相次ぐ(読売新聞/4月24日(日)3時1分配信)
▷最悪。。。

▶<東日本大震災>豊かさ与え、故郷奪った…原発に思い複雑(毎日新聞/4月23日(土)21時17分配信)
▷むごい。代償があまりにも大きすぎる。

▶枝野長官会見(3完)汚染農地「早期に農業ができる状況に戻す」(産經新聞/4月22日(金)12時57分配信)
▷『願望』と「政策」とは違うのですよ。

▶「相手の気持ち考えよう」風評被害を懸念、法務省が緊急メッセージ(産經新聞/4月22日(金)12時41分配信)
▷えっ? 法務省がそんな事言うか? 今までの冤罪被害者に謝罪しろ。全国民に謝罪しろ。

▶震災対応を「反省」=菅首相(時事通信/4月22日(金)11時53分配信)
▷やっと「サル」並みになったって?


▶東日本大震災 被災男性とボランティア女性が婚約 南三陸(毎日新聞/4月23日(土)11時46分配信→http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110423-00000008-maip-soci)
▷まさに一服の清涼剤。おめでとう!



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全力で『エコ発電』システムへの転換を目指すべし。『原発』は日本を滅ぼすだけ。

2011-04-22 22:41:49 | 政治と社会
原子力発電は、もうその役目を終えたのでは無いか。


フランスに有っては、第一次石油危機以後、74年に「全面的脱石油」電力供給システムへの転換計画を発表した。

そもそも、19世紀末にアンリ・ベクテルによる「放射線」の発明と、マリー・キューリーによる『放射能』と言う定義がもたらされて以来、フランスは<原子力研究>のメッカであったのです。

そう言う歴史的背景が有って、世界に先駆けて「使用済み核燃料再処理技術」の確立や、『核兵器』の所有国の一員に連なり、全給電量の78%を「原発」でまかない、『廃炉技術』をも所有するに至るまでの、フランスの「原子力利用」の現在が有る。

1970年の核拡散防止条約で、「核兵器の保有」が認められたあと、食料自給率100%を超えるフランスとしては、国家の独立維持の上での「不透明要素」は、石油の確保であったのです。

アメリカと距離を置いて「自主独立外交」にこだわるフランスとしては、中東情勢の不安定化に伴い、石油輸入率98%に及ぶ状況で、「電力供給」の安定化の為にも、脱石油政策、即ち「原子力発電」への転換は、ある意味では、当然の選択であったのかもしれない。


翻って日本での原発の歴史はと言えば、1950年代半ば、中曽根康弘その他による「原子力開発予算」の国会提出、その直後の「原子力委員会」設置に伴い、『正力松太郎』が初代委員長に就任、と言う経過を辿れば、そこに「有る大きな背景」を想像する事が出来るのでは無かろうか。

『原料ウラン』の確保、『核燃料』精製、『原子炉』技術、『タービン』技術、『制御』技術、その他山ほど有る技術の、大半はアメリカとフランスとが持って居り、当然「親アメリカ」国家ニッポンとしては、ウエスティングハウス、ジェネラル・エレクトリック等の大手から始まって、数多くのパテント取得と、ロイヤリティーの負担に絡んで、日米双方に『政治ロビーイスト』と『民間ロビーイスト』更に、電力会社、ゼネコン、担当官庁、政治家などの、いかほどの利権が派生しているか、考えるだに「そら恐ろしい」物が有る事は、想像に難くない。

そしてそれに加えて、自民党政治と「原子力開発の歴史的背景」を考えれば、恐らくは「核兵器転用技術」の蓄積までもが、慮っていた事も、想像に難くない。


その「背後の存在」に触れる事無く、70年代の石油ショックによる「原油価格の高騰」が、原発推進への強い順風となった事は、間違いない。

その後は、地球温暖化と『CO2』排出規制など、原発推進にこだわる政財官に取っては、殆ど「逆風」は無かった。


問題点としては、唯一、原発建設地の地元民の懐柔だけ。

その点は、国家政策徒して「原発推進」を後押しして来た国としては、万全の「アメ」を用意している。

原発着工以前に「準備段階」の『対策交付金』が数億円規模で地元自治体に支払われ、着工と同時に「交付金」の種類が格段に増え、運転開始と共に「固定資産税」と『核燃料税』も加わって、毎年50億円~100億円前後が、地元に落ちる仕掛けになっている。

原発を作る立地条件の一つが「人口密度の低い」所。
当然、主立った産業も無い筈で、この二桁から三桁の億の収入は、自治体としては断るのにかなりの勇気を要する、「魅力」である事だろう。

学校、病院、体育館、自治体ホール、プール等「土建政策」に、多いに活用されて来た。
地方の特徴と個性、歴史的背景と地政学的特質、伝統等に立脚する「地方活性化」には向かわずに、単純に「無個性」な「箱物政策」に頼る方が、楽である。

特に、人口の都会集中に伴い、地方の過疎化が謳われる時代ともなれば、『原発マネー』抜きでは、恐らく地方行政は成り立たない。

これは、地方政治当事者達の「想像力」の欠如と、そえに伴う政策立案能力の欠如、という現実にもたらされた『麻薬』であったと言っても過言では無かろう。


2010年8月の政権交代は、そのような「原子力政策」の流れを変えるベクトルが見込まれていた筈であった。

仙谷菅直人一味の権力簒奪によって、自民党時代以上に自民党的なるものに、急坂を転がり落ちるが如き早さで、目指す物の方向が変わって来た。


そして、『フクシマ』の大事故である。

被災者の方々には、言葉も無いが、しかしこれを奇禍として「脱原発」を果たす、絶好の機会到来と、言えよう。


▶風力発電の実力は「控えめにみても全体の7割可能」――環境省(オルタナ見出し)

>環境省は4月21日、風力発電(陸上、洋上の合計)は今後、1億4300万kWの導入が見込めるとした試算を発表した。実に、全国の発電設備総出力2億397万KW(2009年度、電気事業連合会調べ)の約70%に達する。

>これまで日本では「風力など自然エネルギーのポテンシャルは低い」という説がなぜか一般的だったが、今回の環境省の試算は、これを根本から覆す数字として注目されそうだ。
この試算は、「2010年度再生可能エネルギー導入ポテンシャル調査」の名称。国内の自然エネルギー資源量と導入可能な設備容量を試算したもので、対象は太陽光、風力、中小水力、地熱の4つだ。

>調査の結果、風力発電の可能性が飛び抜けて高いことが分かった。特に、風力エネルギーが偏在している北海道と東北では、理論上は電力需要を風力だけで十分に賄えるという。

>現在の技術水準で利用できるエネルギー資源のうち、採取や利用に伴うさまざまな制約を考慮して絞り込んだ導入可能な量(「導入ポテンシャル」)は、多い順に、風力発電(陸上・洋上)19億kW、太陽光発電(非住宅系)1億5000万kW、中小水力発電と地熱発電(温泉発電を含む)各1400万KWとなった。

>全量固定価格買い取り制度(FIT)の適用を前提に、事業収支などを加味して計算した「FIT対応シナリオ」は、より現実的な数字になるが、それでも、風力発電(陸上、洋上)は最大1億4300万kWの導入が見込めるという。これは2009年度の全国の発電設備総出力2億397万KWの約70%に達する。

>環境省は、この数字は全量買い取り制度だけを加味した控えめな算出で、技術革新や補助金を駆使すれば、陸と海の合計で15億万kWを見込めるとしている。つまり、風力だけで、日本の全発電設備総出力の7割以上が賄える計算になる。
【オルタナ/4月22日(金)20時58分配信】


この記事には、正直言って驚いた。

さすがは「利権に関係ない」環境庁の、面目躍如と言う所か。



未だに、「風力」発電に対する抵抗感が広く行き渡っている。

多く語られているのが、健康被害と環境破壊。

フランスでの研究によると、以下の如くであります。

『低周波』による悪影響は、民家が風車から1500メートル離れれていれば問題とならない。
『騒音被害』は、と都市部の交通騒音よりかなり低い。
風車から600メートル離れれば、かなり騒音は低減するが、居住者に取っては無視出来ない。
それらは、羽根の直径、幅、厚み、反り、回転数の管理等でかなり防げる。

風車による乱気流は、各風車を、羽根の半径の6倍以上の間隔を取って建設すれば、解決する。

『景観』被害による「不動産価格の低下に関しては、建設を住宅地を避け、住宅の窓の方向の角度を外して建設する。

レーダーとテレビの電波障害は、考慮しなければならない。
雨天の場合の相乗効果は考慮しなければならない。

これらは、『フランス医学アカデミー』の研究論文、及び「仏環境省」と「フランス電力」の指針の乱暴な抜粋ですが、地域住民への「補償」と対策についての基準を作成した物です。


フランスでは、「風力発電」は、いまだに『補助手段』か『プラスアルファ』として捉えられる事が、主流である。

しかし、スペインでは最近「風力発電」の供給量が、その他のシスレムを抜いて、一番多い発電量となった現実は、多いに考慮しなければならないだろう。

さらに、『低周波』や『騒音』に関しては、既に殆ど解決された新しい「形状」と「システム」が発明されていると言う。


▶「段ボール上で寝る気持ち分かるか」怒る避難者(読売見出し)

>「いつ戻れるのか」「社長もここに住んでみろ」。

>同県富岡町と川内村の両役場が置かれ、約2000人が生活する「ビッグパレットふくしま」(郡山市)。清水社長は約2時間にわたり、「ご迷惑をおかけしています」などと床に手をついて謝罪を繰り返した。「段ボールの上に寝る気持ちが分かりますか」と女性が泣きながら詰め寄る場面もあった。

>福島県内の避難所を謝罪のために訪れた東京電力の清水正孝社長は22日、避難者から厳しい言葉を浴びせられた。避難所の訪問は、福島第一原発の事故後、初めて。清水社長は終始うつむき、目を伏せたままだった。
【読売新聞/4月22日(金)20時59分配信】


▶「地元への眼差し」「重い十字架」言葉踊る東電社長(産経見出し)

>東京電力の清水正孝社長が22日、佐藤雄平知事や県議会の佐藤憲保議長を訪ね、事故後初めて謝罪した。「改めて深く心からおわびします」と述べたものの、東電として福島県と今後、どう向き合うかは明確に示さなかった。

>佐藤知事は会談で約10分間、ときに目に涙を浮かべながら、事故が県民に及ぼした被害や影響を静かに語った。清水社長は「補償にしっかりと取り組む」と述べるだけだった。

>地元では、東電にとっては知事への謝罪は「福島第2原発などの再稼働に向けた“工程表”の1つ」(電力関係者)との見方もあった。だが、知事は会談で、思惑を見透かしたかのように「現段階で再稼働はありえない」と断言した。

>一方、佐藤議長も謝罪に訪れた清水社長に、「東電は“原子力村”などといっても本当の技術、事故対策はなかったんじゃないか。議会はあくまで人災として追及していく」と声を荒らげた。しかし、清水社長は「原因は徹底的に検証されるべきだ」と公式見解を繰り返した。

>議長は「家に帰りたい」という避難者の訴えを涙を浮かべて紹介した。だが、清水社長は表情を変えることはなかった。「地元へのまなざしを大事にする」「重い十字架を背負ってやっていく」など、言葉だけが踊っていた。


東電社員は『準公務員』と呼ばれるそうな。

道理で「社長答弁」も霞ヶ関流である訳だ。


そして「東電社員の本音」を幾つか拾てみよう。

◇【フライデー記者原発潜入裏話】東電の幹部曰く「うちはJALとは違う!うちは電気を 作れば必ず売れる!」 http://nico.ms/lv47206243#53:43 #niconama_talk #seiji # genpatsu #jishin #senkyo about 1 hour ago via ニコニコ生放送 ...

◇東京電力の批判をしてますが、今電気を使えてるのは誰のお陰ですか?
よく考えてから批判するように!!!文句あるなら電気使うな!
あなたみたいな陰湿な事をいう人間がいるから日本人の質が問われるんです。
2011年04月15日 17:08 <mixi>


確かに「百歩譲って」、原油価格が高騰し、かつ円が安かった時代は、それなりに原発の存在意義も有ったのかもしれない。
個人的には認めないが。


しかし。
「原発の方が発電コストは安い」と言う神話は、既に崩れている。

そして、ひとたび事故が起これば、その及ぼす影響の甚大さを考えると、原発にこだわる事は、それこそ『利権』に関わる陣営以外には、考えられない事となった。


◆セシウム137は、一時間あたり1430億べクレル。一日あたりは3兆4320億べクレル。セシウムはヨウ素に換算すると40倍なので、一日あたりは137兆2700億べクレル。合計すると、153兆7120奥べクレル。これは4月5日時点での大気中への推定放出率。
@iwakamiyasumi/4月21日


東日本を「人の住めない土地」にしたいですか?

やっぱり『原発』は不用でしょう。

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国民の期待を完全に裏切った民主党に残された「最後の」責任の取り方。

2011-04-21 22:18:36 | 政治と社会
『内閣不信任案』を、民主党自ら提出せよ!


第一次補正予算が成立間近だそうだ。

どうせ、国民の生活が第一の発想にはほど遠い、手前勝手な補正であろう。
成立しようがしまいが、国民には殆ど影響はないのでは無いかとすら、思えてしまう。

しかし、いずれにせよ、手続きは必要である。

自民党も、「第一次補正」までは協力する、と言っている。
さっさと可決すれば良い。


さあ、それからが、日本の明日を決める「大一番」の、『菅直人』政権の「総活劇」が開始されるべきである。


国の内外から、「菅直人」の無能無策ぶりは、語り尽くされている。

唯一の「保護者」アメリカですら、先日のヒラリー・クリントン国務長官が来日の際、菅直人直々に「原発事故の情報開示の不徹底」を避難し、「今後は正しい情報を総て知らせる様に」申し置いてして帰ったとか。

フランスでも、連日の「福島報道」に際して、仏エネルギー担当相がテレビで、「菅直人首相の指導力不在」が招いた<人災>である事を強調していた。

お隣の韓国政府は、「強度放射線汚染水」を海洋投棄した事に対して、菅直人政権に劇しい不満の意を表している。


国内に有っては、本日被災地の「避難村」を訪ずれた「菅直人」首相に対して、避難民から<罵声>が飛んでいた。


▶短時間で帰る予定が… 首相視察でハプニング(産経見出し)

>当初の予定ではあらかじめ選ばれた住民と話し、短時間で帰るはずだった。

>しかし、菅首相があいさつもせずに目の前を素通りしたことに葛尾村から避難している男性(51)が抗議。呼び止められた菅首相は困惑した様子で、その後は1世帯ずつ丁寧に話して回り、同体育館での滞在時間は予定を大幅に超えた約1時間20分に及んだ。

>原発事故から1カ月以上も経過後の初訪問に「もっと早く来てほしかった」「早く事故の収束を」といった不満の声が相次いだ。
【産經新聞/4月21日(木)19時32分配信】


陛下ですら、各被災者の前に「膝を折って」、丁寧に慰問されていたのに、たかが首相の分際で、「挨拶もせず素通り」しようとした。

呼び止めた男性は偉かった。
当たり前の行動であると言える。


要するに、国民のほとんどが、菅直人がこれ以上「首相の座」に留まる事を拒否している。


▶「もう帰るんですか」避難所訪問の首相に憤慨(読売見出し)

>住民数人と話し、立ち去ろうとする菅首相に、被災者の男性が声を掛けた。「もう帰るんですか」。

>数回呼び掛けると、菅首相は出口から反転し、歩み寄ってきた。男性は「早く家に帰らせてほしい」と訴えた。菅首相は「全力を挙げて手立てを尽くしているところです」と話したといい、男性は「気持ちが伝わらなかった。(避難所訪問は)パフォーマンスに過ぎない」と憤慨していた。
【読売新聞/4月21日(木)20時51分配信】


自民党の石原幹事長がいみじくも言った。
「人間として、問題が有る」

民主党の櫻井財務副大臣も、同じ事を言っていた。
「人としてどうか、だ」

そうなのだ。
昨年9月の「代表選」の時から解ってはいた物の、菅直人という人物の「人間性」に対する疑問符は、その後の「独裁的」独りよがり路線で更に明らかとなり、続く大沢否定の姿勢で鮮明となり、今回の大震災の復興作業の不適切な対応を通じて、完全に明白な物となっている。

「人として疑問」に思われる様な輩に、このような大災害の復興の指揮を執らせ続ける訳には、断じていかない。


そして、菅直人自身には、「自ら辞める」と言う選択肢は、一切無い。

しからば、「辞めさせる」しかないだろう。


▶首相「復旧・復興、財政再建までやる」 財源・危機管理 自公と溝(産経見出し)

>18日に行われた参院予算委員会で、菅直人首相は、退陣を求めた片山虎之助氏(たちあがれ日本)に対し「長期政権」への意欲を語った。

>「やらなければいけない責任から逃れるつもりはない。欲張りかもしれないが、復旧・復興と、財政再建の道筋を付けることも含めてやれたら、政治家としての本望だ」

>民主党の小沢一郎元代表が原発事故への不手際を理由に、野党側が提出を検討している内閣不信任決議案への同調を示唆するなど、「退陣論」が強まる中での論戦だったが、首相は最後まで政府の対応を正当化することに終始した。
【産經新聞/4月19日(火)16時42分配信 】


小沢氏は、「倒閣」にGOを出した、と伝えられている。

前原グループも、倒閣に動き始めた。

仙谷は、とうの昔に菅直人を見限っている。

自民党は、直接、間接的に「菅直人以外の首相となら協力出来る」と伝えているらしい。


総ての環境は整った。

後は、スタートの合図が鳴ればいいだけ。

自民党としては、「第一次補正」の成立後に『内閣不信任案』を出す、という意見が出ている。


さあ、そこで「民主党」はどうするつもりなのだろう。

▶小沢系、両院総会を要求=執行部批判相次ぐ(時事見出し)

>山岡賢次副代表は常任幹事会で、統一地方選前半戦での惨敗を受け「総括を両院議員総会でやるべきだ」と述べ、菅直人首相らの責任をただすための両院総会の開催を要求。

>川内博史衆院議員も、政府が東日本大震災の復興対策の財源として増税を検討していることに反発し、「両院総会で議論すべきだ」と求めた。

>党税制改正プロジェクトチームの会合でも、政府がガソリン価格高騰時に揮発油税などを減税する「トリガー条項」の凍結を決めたことに対し、「被災地でガソリンの値段が上がった時にどう言えばいいのか」(吉田治衆院議員)などの批判が出た。

>小沢氏系の中堅・若手による「一新会」も会合を開き、「菅政権ではこの局面は乗り切れない」との認識で一致した。
【時事通信/4月19日(火)19時56分配信】


まさに、風雲急を告げる、と言った空気が満ちているが。。。


『小沢グループ』
『野田グループ』
『前原グループ』
『鳩山グループ』

これらが、「内閣不信任案」の同調すれば、簡単に成立してしまう。

民主党内から80人が賛成すれば、過半数が取れるのだ。


しかし、考えてみよう。

「自民党」が「不信任案」を出すのは、いわば当たり前である。
野党は「倒閣」を目指すのが当然である。
それが野党の「レゾン・デートル」なのだ。


しかし、「民主党=与党」の一部が、「野党提出」の内閣不信任案に同調すると言う事は、単に『政局』と批判されても、仕方が無い側面がある。

いくら「首相が馬鹿」だからといっても、だ。

マスコミにすぐ影響される国民層は、表面的発想で「この大変な時期に」と言い出す人々が必ず居る筈だ。

自民党その他「野党」だけで、不信任案を提出し、可決に持ち込めれば、それはそれで国民は「拍手喝采」する事だろう。

しかし、そこに『小沢グループ』と『鳩山グループ』とが相乗りすれば、一部の反発は目に見えて居る。


しからば、如何にするか。

ここまで「国民の期待」を裏切り続けて来た『民主党』が、国民の理解を得られて、国民に対して「正義を訴える」事が出来る唯一の方法は、野党に先駆けて、自ら「内閣不信任案」を提出する事である。


それが出来て始めて、来るべき「政局」に際し、『民主党良心派』としての存在意義を、国民に認めてもらえるのでは有るまいか。


あとは、自民党内部にも、新旧発想の違いによる「世代間」の相克は存在する以上、向かうべき方向は一つに、自然に収斂されて行く。

菅直人が「震災復興」を犠牲にしてまで「解散総選挙」は行えない、との前提に立てば、ここで一気に『政界再編』が起こりうるであろう。

『官僚政治守旧派』 vs『 政治主導革新派』
『大企業優遇経済派』 vs 『国民の生活優先派』
『アメリカ追随外交派』 vs  『対米独立自主外交派』
『新自由主義自己責任派』 vs 『社会福祉重視弱者救済派』

そして。

『原発推進派』vs 『原発否定派』


この<対立軸>で、日本の政界が再編されれば、本物の『二大政党政治』のシステムに移行出来る筈である。

2009年8月30日の「政権交代」は、あくまで「政党」が代わっただけで、日本の社会に対する『政治哲学』と『社会のシステム』の交代では無かった。

その結果としての、旧さきがけ、旧社民連、旧社会党、旧民主党のもたらした「権力志向」と「内ゲバ」嗜好の政権に、堕落しまった。

「数合わせ」での『現・民主党』結党が、やはり旨く機能しなかった訳である。


かくなる上は、有能な政治家に実質的リーダーシップを託して、権力亡者の無能な輩にはさっさと「退場」願って、新しい政界再編を、是非にも望む所である。


その為には、『倒閣』への道筋を、野党にリーダーシップを取られては、ならない。

「旧自民党政治」の複製の様な政権を作ってはならない。

あくまで、2009年8月の、大多数の国民が期待を寄せた「本物の」民主的政治を新たに確立し、本物の「国民の生活を第一」に考えて政治を行う政権を、造り出さなければならない。

そして、それを可能にするには、民主党内で現在不遇を囲っている、「本物の民主政治」を担う筈であったグループが、主役に返り咲く必要が有る。



『福島第一原発』から半径20キロ圏が、とうとう『計画的避難区域』とやらに設定されてしまった。
『立ち入り禁止』になってしまった。

要するに、放射能大拡散の実態と、原発の制御不能の状況は、政府としては、既に前からは悪されていた訳だろう。

ただ、国民に「本当の事」を知らせる事を、その結果としての国民の怒りを、恐れて「ウソ偽り」で誤摩化して来ただけなのだ。

それが、ついに「隠しきれない」所まで来てしまった、だけの話。


こんな危機的状況を看過し、国民の命を犠牲にし、国土を捨て去るしか無い状況を造り出して来た、菅直人には、1秒たりとも居座って欲しくない。

早く、追放しなければならない。


さすれば、残された『手』はただ一つ。
民主党内部から、率先して『内閣不信任案』を提出すべし!


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広島市の『五輪』誘致断念が無念。<核と平和>とを見つめ直す最高の機会であったのに。

2011-04-20 22:19:33 | 日本人の意識と精神構造
日本人は、歴史上、四度(よたび)『被曝』した。

『広島』で。
『長崎』で。
『ビキニ環礁』沖で。
『福島』で。



20世紀に、人類は原子物理学と言う「神の領域」の秘密を知り、それを「人間の手」で操ろうと言う技術を、手にしたかに見えた。

兵器という領域において。

その技術は、中ば完成されたかに見えた。

ヒロシマと、ナガサキという、人体実験に於いて、



時あたかも『東西冷戦』を迎えて、アメリカに遅れてはならじと、ソヴィエト連邦が必死で後を追った。

その後、イギリスが、フランスが、イスラエルが、中華人民共和国が、そしてインドとパキスタンとが、後に続いた。

北朝鮮までもが、模倣している。


その度に、核実験が行われた。

最初は『大気圏内』で。

それこそ、地上でも、空中でも、水中でも。
まさに当たりかまわず、と言う有様であった。

世界中に批判の渦が巻き起こると、地下へと姿を隠して。
更に『大気圏外』へと隠れて。

当然、被爆する人々が続出する事になった。


◇アメリカの核実験は、以下の場所で繰り返された。
1 ニューメキシコでの核実験
2 マーシャル諸島での核実験
3 ネバダ州での核実験
4 アムチトカ島(アラスカ)での核実験
5 その他

◇ロシアの核実験は、次の所で何度もあった。
1 セミパラチンスク(現カザフスタン)での核実験
2 ノヴァヤゼムリャでの核実験

◇イギリスの核実験は以下で繰り返し。
1 モンテ・ベロ島(オーストラリア)での核実験
2 エミュー(オーストラリア)での核実験
3 マラリンガでの核実験
4 クリスマス島での核実験

◇フランスの核実験も次々と。
1 サハラ砂漠での核実験(イスラエルとの共同実験)
2 フランス領ポリネシア(ムルロワ環礁、他)

◇中華人民共和国の核実験は更に「遮蔽無し」で。
1 ロプノール(新疆ウイグル自治区)(幻の湖、ロプノール湖)

◇インドの核実験場しかり。
1 ポカラン砂漠(ラージャスターン)

◇パキスタンの核実験場もまた。
1 チャガイ山岳地区(北朝鮮の代理核実験)


公式な発表は為されていない事が殆どであるが、これらの核実験場の周辺では、被爆者が続出している。

フランスの例をとっても、ポリネシアの島々や、アルジェリア最南部<サハラ>の主要都市タマンラセット周辺住民から、訴訟が起こされている。

中国西部、ゴビ地方の町では、通常の大気中放射線量が「福島」より高い、とも言われている。


現在の、世界のパワー・バランスは、かくのごとき「大国のエゴ」に依ってもたらされた、多くの核被爆者の犠牲に上に、あぐらをかいている。


その中でも、<犠牲>として飛び抜けているのが、『日本国』なのだ。

ヒロシマで26万人(現在まで)
ナガサキで16万人(当時)
ビキニ環礁の被曝は、『第五福竜丸』の乗組員23名全員
福島・・・

人類史上、これほどの悲惨な体験をした国民は、(現在までの所)他に類を見ない。

しかも「現在進行形」で。

3件は「核兵器」の犠牲。
最後の1件は「原子力発電」の犠牲。

軍事利用も、「平和利用」も、核技術なるものは、結局は人間に不幸をもたらすのだ。


そんな日本だからこそ。
そんな時代に生きるからこそ。

それが解った今だからこそ。

広島市は『平和の祝典オリンピック』を開催して欲しかった。
『核』の黒い側面を、全世界に向けて、発信出来る「最大にして最良の」チャンスであったのに。

人類の未来と、原子力との関わりを「再考」する、絶好の機会であったのに。


▶【五輪招致】広島市が五輪招致中止をJOCに報告

>広島市が招致を検討していた2020年夏季五輪について、今月の市長選で初当選した松井一実市長は20日、東京都内の日本オリンピック委員会(JOC)を訪れ、竹田恒和会長に招致中止の意向を伝えた。

>市は09年秋以降、秋葉忠利前市長の下で核廃絶の平和運動と連動させた五輪開催を検討。だが、松井市長は(1)財政状況が厳しい(2)核廃絶と五輪は切り離すべき-などを理由に、選挙戦で招致反対を掲げていた。

>この日、松井市長は竹田会長との会談で「公約通り、招致を取りやめる方向で進めたい」と伝え、報道陣には「財政状況が厳しい中で、(五輪のための)新たな設備投資は実現の可能性がない」などと説明した。

>竹田会長は「世界平和を目指す広島なら、インパクトのある五輪が計画できると期待していただけに残念」と話した。
【産經新聞/4月20日(水)17時42分配信】


「五輪誘致白紙撤回」選挙公約。

選挙公約。。。


「財政が苦しい」

至極当然の、平凡極まりない、極めて『形而下』なる理由である。
そうなのだろう。

政治家等、所詮は「その程度」の発想しか持てない人間が、なる職業なのだろう。


『平和』を語る。
『核廃絶』を考える。
合わせて、『世界の未来』を考える。

このような行為は、『哲学』である。
極めて「非凡」な、『形而上』的思考形態である。


そう考えると、前市長秋葉忠利氏は、非凡であったのだ。

ヒロシマだから。

語る権利が有る。
発信する資格が有る。

オリンピックだから、意味が有る。

ヒロシマで、この時に、オリンピックを開催する事以上に、意義の有る出来事が考えられるだろうか。

その事を「考えつかない」政治家を市長に選んだ広島に、残念ながら『失望』せざるを得ない。


「財源が無い」

ふん。
『ヒロシマ』で『オリンピック』を開催ともなれば、寄付やドネーションやメセナは、やり様に依ってはどれだけでも集まったで有ろうに。

「核問題とオリンピックは切り離すべき」

ふん。
愚かな、浅薄な考え方。
オリンピックだからこそ、核問題を考える事に意義が有るのでは無いのか。

始めは「世界」が驚いたかもしれない。
「世界」の一部は、拒否反応を示したかもしれない。

しかし、すぐに「世界の大多数」が、理解し、賛同し、応援したに違いない。

ヒロシマは、日本は、多いに面目を施せたに違いない。


戦いが耐えなかった『古代ギリシア』に於いて、4年に一度の『オリンピアード』の間だけは、敵味方無く、矛を収め、戦いを中断した。

この言い伝えこそが、オリンピックの「存在意義」である筈だ。

「より高く、より早く、より強く」は、『平和が為されて』始めて、競うに足る「目標」である。

そこに考えがいたらない「政治」的判断が、残念でならない。


日本は、世界をリードして、思想と政治とに「新たな発想」を打ち立てるべきメッセージを投げかける、「唯一」にして「最高」のチャンスを、ミスミス逸してしまった。


やはり、これが「日本の限界」なのだろう。

この先ずっと「トランジスターのセールスマン」の地位に甘んじるしかないのか。


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『東電』存続どころか、<原発存続>が前提の話し合いを続ける政府に、期待する事は何も無い。

2011-04-19 23:07:51 | 政治と社会
確か、菅直人は「原発の存続も含めて検討対象になる」と言った筈。


そして現実においては、原発の「存続」はおろか、日本のエネルギー政策の一切を考える事無く、ただ「東電救済」路線だけが、粛々と進められている様だ。

勿論、被災者への補償、賠償は急務の事。

その為には、取り敢えず「資金確保」の道筋だけは、付けておかないと。
被災者、被害者の方々に、一応の救済の方針を固めて示す事が急務。
『原発の存続』の事は、それからで遅くない。
物事、順序と言う物が有る。
国民は皆、被害者への救済が一刻も早く開始される事を、待っている。
その「手段」を提示し、実行へのプロセスを造り上げる事は、何をさておき一国の総理としての、急務で有りましょう。
その為には、先ず資金確保ですよ。

なんて事を、官邸に蠢く「補佐官」やら「財務官僚」やら「対策本部要員」やらに、まことしやか身吹き込まれ、「そのとおり!」と叫ばんばかりに張り切っている『菅直人』の姿が、見える様な気がする。


▶原発賠償、国が数兆円規模の公的資金を用意(読売見出し)

>東京電力福島第一原子力発電所の事故の賠償策を巡り、政府と東京電力が新設を検討している「原発賠償機構(仮称)」の詳細が19日、明らかになった。


同じ船に仲良く乗って、助け合い精神あふるる光景が、出現しているのだろう。


>国が賠償原資として数兆円規模の公的資金を用意し、十分な支払い能力を持たせる。東電は、賠償金が巨額になった場合に機構から資金を調達して被災者に支払い、その後の長期間、機構に返済し続ける。国は、東電の返済が滞らないよう、事実上の公的管理下に置いて経営を監視する方針だ。


ふむふむ。
まるで、バブル崩壊時の『ギガ・バンク』救済と、同じ様に見えますなあ。

税金を投入して、一私企業を救う。
その私企業の、「経営責任者」たちは、どの様な『犠牲』をお払いになるおつもりか?

何処からも、何も聞こえてこない。


>関係者によると、財務、経済産業、文部科学の各省と、東電などが賠償策の最終調整に入っている。


既に「最終調整」段階と言う事は、とっくに話し合いが為されていた訳でございます。
各省庁と東電との間で。

勿論、絶対に必要な、一番大切な事でありますとも。

しかし、「東電」側の責任の追求は、何処からも、何も聞こえてこない。


>賠償機構は、今回の原発事故の賠償金をためておく「特別勘定」と、将来の原発事故に備えて電力各社が拠出する「一般勘定」を設ける。

>国が数兆円を用意するのは「特別勘定」で、交付国債を機構に交付し、必要な時に必要な額を現金化できるように準備しておく。
【読売新聞/4月20日(水)3時3分配信】


なる程、やっぱり。

『将来の原発事故』に備えて、ですね。
現に数多くの原発が存在している以上、『将来』の事故に、十分留意する必要が有ります。

しかし、このままずっと、原発が存在し続け、稼働し続ける事が「前提」と言うニュアンスが感じられるのは、私の色眼鏡のせいだろうか?


▶東電、厳しい資金調達「2兆円いずれなくなる」(読売見出し)

>東京電力は17日、今後6~9か月で福島第一原発事故の収束を図る工程表を発表したが、収束までの期間が長引くほど、原子炉を安定させるための設備費用だけでなく、賠償金の支払いなど必要な資金が膨らむ。

>事故が収束しても農業や漁業の風評被害などで賠償額がさらに膨らむ可能性がある。東電は、社債による資金調達が難しくなっており、政府は賠償策の枠組みを早急に決める必要がある。


これは「読売」の意見。


>東電は、地震発生直後に、大手銀行などから約2兆円の緊急融資を受け、当面の資金繰りにめどをつけた。しかし、原発に代わる火力発電所やガスタービン発電の設備費用や、当面の原発の安定化の費用などで「手持ちの2兆円はいずれなくなる」(証券関係者)との見方が出ている。


それで、補償の方はどうなるか。


>福島第一原発の被災者への賠償金の仮払いが始まることで資金繰りはさらに厳しくなりそうだ。当面、1世帯あたり100万円(単身世帯は75万円)の仮払いだけで総額500億円かかる。避難の長期化でさらに複数回の仮払いが必要になる可能性が高まった。


勿論、漁業被害や農業被害、観光被害、その他多くの「産業被害」の補償の事は、ここには全く勘定に入っていない。
避難住民への仮払いも、半年毎に繰り返す必要が有ろう。
何年にも渡って。


>金融界では、「東電は今後1年間で、社債の償還や借入金の返済だけで1兆円強が必要」(大手証券会社)とみられている。東電の格付けは下がっており、新たに社債を発行して資金調達できるかどうか不透明だ。地震直後に2兆円の融資に応じた金融機関も政府保証なしに追加融資に応じることは難しそうだ。
【読売新聞/4月18日(月)9時55分配信】


と言う事は、前述の如く、「政府」に丸抱えで守ってもらう必要が有ると言う事ですね。


▶東電、従業員数千人削減へ…給与カットも(読売見出し)

>東京電力が、数千人規模の人員削減と給与カットを軸とするリストラ策の実施で労働組合と調整に入ったことが19日わかった。

>東電では毎年1000~1500人が退職している。過去数年では1000人程度採用している新規採用も、事務系を中心に数百人減らす。2010年末時点で3万6733人の従業員は数千人減る見込みだ。

>従業員の給与は年間1割程度削減する。人員削減と給与カットで年間約4800億円の人件費を数百億円減らす。福島第一原子力発電所事故に伴う賠償金の支払いに備え、手元資金の確保を急ぐ。
【読売新聞/4月20日(水)3時9分配信】


何処からも、「経営陣」が負担する話は出てこない。

日航も、あれだけのリストラと給与削減をさせられたのだ。
東電においておや、である。

従業員が「給与カット」は当然として、何故『経営陣』への方針は示さないのか。

数多くの「社員研修施設」や「保養所」等の豪華設備が売り払われるであろう事は、信じて疑わない。

しかし、絶対に「忘れてはならない」事は、今回の事故が、これまでの40年間に犯してて来た、『経営陣』による「傲慢経営」と「利益追求体質」がもたらした結果で有る、と言う事である。

GEによる設計段階からの杜撰さ、工事期間中に指摘された問題点への対処の拒否、稼働開始以来次々と指摘されて来た「危険性」や「問題点」、地震と津波に対する「脆弱性」の指摘の無視、等「枚挙にいとまが無い程」の経営陣の判断ミス。

「判断ミス」と言うより、敢えて危険性に耳を貸さなかった。
その事は「犯罪」ですら有ると言ってもよいと信じる。

莫大な投資を無にしたくない。
莫大な利権を失いたくない。
莫大な利益を失いたくない。
先端技術を持っていたい。

10年に一度、100年に一度のリスク等に、いちいち対処していたら、何も作れない。
自分達の「目の黒いうち」に、そのような「大事故」が起こるとは「考えたくない」。

と言う様な「思考のメカニスム」で、事は、なし崩しに「危険への指摘」を無視し去る流れを生み出して来た訳だ。

そして、悲惨な大事故は起こった。
日本の国土と、国民への、子々孫々にまで影響する、大惨事である。

「想定したくない」から「想定しなかったレベル」の津波が起こり、『想定外』の事故とは相成った。

それなのに、「経営責任」は、一切誰も口にしない。


▶東電会長「総会後に辞任」一転「今年の総会ではない」(産経見出し)

>東京電力は17日、勝俣恒久会長が同日の記者会見で福島第1原発の事故に伴う経営責任として「原則株主総会時に責任を取る」と辞任の考えを示したことについて、「今年の総会後ではない」と釈明した。


釈明!!


>勝俣会長は会見で、「経営責任を感じている。退く方向で検討している」と辞任の意志を示した上で、時期について「原則は株主総会の時。厳しい話を対応するため、誰を残すかなどいろいろ考えて判断したい」と述べていた。

>その後、東電の広報担当者が同日夜に「今年の総会後に辞めるという趣旨でない」と報道陣などに釈明に回った。
【産經新聞/4月17日(日)22時44分配信】


よーするに「辞めないよ」って事ですね。

誰も責任を取らない国『ニッポン』健在なり。


私は言いたい。
なんとしてでも、東電の責任に於いて、補償を果たすべし。

既に聞こえている通り、所有するKDDI株1800億円、社有ビル1000億円分の売却は当然。

それどころか。
『東京電力株式会社』を、そっくり売却せよ。

株式の事では無い。

『営業実績』付きでの、物理的「会社」その物を売るのです。

各地に所有する「発電所」と、「変電所」及び「送電施設」は、土地付きで、「莫大な」金額になる筈だ。

それをそっくり売却する。
株主総会に於ける「異論反対」は、国民世論が許さない、と言う風潮を政府が後押しする。
否やを言わせない売却を薦める。

例えば『東北電力』に。

購入資金は、政府が「経産省」や「文科省」「財務省」の特殊法人の「隠し財産」を吐き出させて、ゼロ金利で融資する。

発電も、変電も、送電も、給電も、総て「東北電力」がそのまま引き継げば良い。
別に「東北電力」でなくても良いのだが。
ここは一つ、震災に苦しむ地域の会社に「大きくなって」いただこうではないか。

売り上げ代金は、そっくりそのまま「賠償金」と「保証金」に充てる。
東北電は、長年掛けて国に返済すれば宜しい。


そして、忘れてはならない大原則。

過去40年に渡って「原発推進」に当たって来た『生存中の経営陣』全員に、補償を求める事。

何しろ『風評』によると、現社長は役員報酬2億円、自己財産が13兆円有るそうな。

全財産の90%は吐き出させる。

既に生存していない経営者は、相続人から50%は、吐き出させる。


その為に『特別法』を施行せよ。

おのれ等自身と、利権に群がる政界財界霞ヶ関とに、たっぷり餌を与える為に、積極的に「原発建設」に邁進し、『ウソ八百』の<安全神話>で国民をだまくらかして来た経営陣の「責任」は、甚大である。

一切うやむやにしてはならない。


菅直人くん。
東電本社にのり込んで、3時間怒鳴っただけでは、何も解決しないのだ。

それどころか、東電経営陣には馬鹿にされ、大した情報は与えられず、放射能被害はその後増々酷くなる一方。

被害は総て、国民が背負わされている。

それにも関わらず、「政府」と「東電」とが合同で「責任逃れの解決法」をひねくり出すなんざ、許せる事では無い。


2009年9月始めの産経の社説では無いが、『民主党政府サンの思い通りにはさせませんぜ」という訳だ。


東電経営陣の「ホッかむり」は、国民が許さない。
決して!



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亡国首相の亡国発言。このままでは日本は終わる。

2011-04-18 20:41:01 | 政治と社会
権力亡者が国を滅ぼす。

『最高権力者』には、『最高』の責任が伴う。
そして、その責任を果たせない者が、いつまでもその地位に留まり続ける事は、犯罪である。

それにも関わらず、そんな者が、「最高権力者」の地位にしがみつき、いつまでも「国を危うく」し続けているのが、我が国の現状である。

そんな権力者の下で、日本人は何か出来る事が有るだろうか。
国民うち揃いて、日々日夜、悩み苦しむのみ。


▶「欲張りかもしれないが…」首相、早期退陣を否定(産経見出し)

>菅直人首相は18日午後の参院予算委員会で、今後の政権運営について「欲張りかもしれないが、復興・復旧、財政再建に道筋がつくところまでやれば政治家として本望だ」と述べ、早期退陣を求める声を強く否定した。
【産經新聞/4月18日(月)17時27分配信】


誰か、この<狂人>を何とかしてくれ!

「欲張りかもしれないが・・・」

当たり前だ。
『欲張り』に決まってる。
それ以外に、何が有ると言うのだ。

それで<謙虚>ぶっているつもりなのなのか。

一国を玩具にする。
コム民の生命と財産と、未来とをもてあそぶ。

こんな欲張った贅沢が、許される物か。


▶大震災「責任逃れしない」=早期辞任否定、財政再建にも意欲―菅首相(時事見出し)

>菅直人首相は18日午後の参院予算委員会で、東日本大震災と福島第1原発事故への対応に関し、「やらなければならない責任から逃れるつもりはない」と早期辞任を否定した。その上で「欲張りかもしれないが、財政再建の道筋をつけるところまでやれれば政治家としての本望だ」と政権維持に強い意欲を示した。たちあがれ日本の片山虎之助氏に対する答弁。
【時事通信/4月18日(月)17時14分配信】


どこまで日本を<破壊>すれば、気が済むのだろう。
どこまで無知蒙昧ぶりを曝け出せば、気が済むのだろう。

自分の家族の生活を破壊するだけであるのなら、それも良いだろう。

しかし。

1億2千万人の命と未来がかかっている。
『菅直人』!
お前のその「世紀の自己満足」の無責任さにだ。


▶「初動不十分との指摘当たらない」…首相答弁(読売見出し)

>震災や福島第一原発の事故に対する初動が遅れたとの批判や、首相の指導力に対する疑問が出ているとの指摘には「初動が不十分だという指摘は当たっていない。十分な対応ができていると認識している」と反論した。
【読売新聞/4月18日(月)12時15分配信】


もしも、「『最高責任者』の立場として、自己否定をする訳にはいかない」と言うのであれば、そして「内心の不安」と「忸怩たる思い」とを押し隠して、虚勢を張っているのであれば、それはそれで仕方ないだろう。

権力者は孤独な物だ。
自己否定すれば、己の負けを肯定する事になる以上、それは出来ない。

しかし。

この馬○者ときたら、己の実際の姿も、本当の実力もわきまえず、ただひたすら「己は正しい」と信じ込んでいるらしい。

己を知らず。
恥も知らない。

国家百年の大不作である。
このような国家のリーダーを頂くと言う事は、孫子の代までの、損失である。

国民に取って、『日本人』にとって、これに勝る不幸は無い。


▶「総理は人間として問題がある」 石原幹事長が大連立内幕を暴露(J-Cast 見出し)

>「やっぱり、総理の発言によるところが大きいと思う。『(福島第1原発周辺に)20年間住めない』とか。(発言は後に)否定したが、そういう発言が官邸から聞こえてくる。『東日本が大変なことになる』とか、指揮官が危機を煽るようなことを官邸から発生させたことがいけない。東電に乗り込んで3時間怒るとかね。そういう人間としての資質というものを見たときに、『本当にこのままで大丈夫なのかな』。こんなことを総裁は思って、あそこまで踏み込んだ発言をした。総理に対する警鐘ですよ」

>石原幹事長は、3月19日に菅首相が谷垣総裁に入閣と大連立を持ちかけて断られた時の様子を引き合いに、
「3月19日にね、総理が総裁に電話をされてきた訳ですよ。『あんた、副総理で、防災(担当)やってくれ』と」

>と、やや苦笑いを浮かべた。その上で、谷垣総裁が入閣を断った時に菅首相が激高したことを暴露、「人間としての問題がある」と切り捨てた。

>「そしたら(入閣を断ったら)、『あなたは、私と責任を分かち合わないんですか!』と、急に菅さんが怒り出した。やはり一国のリーダーというものは、『責任はおれがとる。しかし、一緒にやろうよ』とか(言うのが普通だと思う)ね。これまで何の信頼関係もない時に、『おお、あんた、やってくれないのか。それだったら上等じゃないか』みたいなことを電話で言う総理大臣なんて菅さんが初めて。やっぱり、そこの人間としての問題がある、総理は」
【J-Cast ニュース/4月18日(月)18時42分配信】


『野党』自民党の、しかも<『いしはら』かんじちょー>の言い草である以上、割引して聞く必要は有ろう。
しかし、暴露された「内幕」自体は、その通りであったと思われる。


何をか言わんや。

『日本国総理大臣』なる看板も、安っぽくなった物だ。


それにしても、毎日々々これなる人物を「こき下ろす」事を止められない、我が身の不幸を憂う。
これ以上、菅直人なる人物の批判に明け暮れる事から、一日も早く足を洗いたい物だ。

さもなくば、自分の価値が、限りなく下がってしまう気がして、耐えられない。


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パリのオペラ座に、19世紀『世紀末』の躍動したパリの姿を見てみよう。

2011-04-17 22:50:43 | 歴史と文化
『世紀末』と言う言葉は、文化の「爛熟」と「退廃」とを感じさせる。


特に、ヨーロッパの19世紀。

普仏戦争の傷も癒えたフランスは、産業革命の総決算期にあって、来るべき20世紀と言う「未来」への躍動感と、第二帝政の復古調との狭間に有って、未来志向派と守旧派とが、鬩ぎあっていた。

未来志向派のシンボルは『エッフェル塔』。
「鉄が世の中を動かす時代になる」

守旧派のシンボルが「オペラ座」。
「フランスは、国力文化ともにヨーロッパの頂点に有る筈である」


      
      <オペラ座正面全景>


「オペラ座」とは、一般的に<オペラ>と<バレー>とを上演する「オペラ・ハウス」の、日本語での通称である。

近年、森公美子さんや草刈民代さんの、マスコミへの頻繁な登場で、「オペラ」や「バレー」と言うものも、かなり日常的に話題になる様になって来た。

しかし、まだ少し「特殊な」ものというニュアンスも、有る様な気がする。


ヨーロッパでは、オペラやバレーは、都市生活の「重要な要素」の一つでありました。

従って、人口が五万人もあれば、地方都市でも必ず「オペラ・ハウス」が有るのです。
地方都市のオペラ・ハウスは、単に「市立劇場」と言う名前である事が多く、外観は周囲の建物と見分けがつかない様な物である事も多いです。

しかし、ひとたび中に入ると、「現実離れ」した華麗で古典的な、重厚な雰囲気で有る事が、普通です。


そして、ヨーロッパ中に有る「オペラ・ハウス」の中でも、パリのそれは「ぴか一」です。

と言うのは、『ルイ14世』が、1650年代に創設しました。

古代ギリシアの『古典劇』以来、ヨーロッパでは演劇は消滅に瀕していたが、イタリアではルネサンス期いらい、「音楽と舞踏」の上演が、宮廷において行われていた。

17世紀と共に、イギリスやフランスに、『シェイクスピア』や『ラシーヌ』『コルネイユ』と言った偉大な演劇人が登場するに及んで、<演劇>と言う表現方法が「芸術」の仲間入りを果たす事になる。

元来、芸術は『建築』を筆頭に、『絵画』と『彫刻』とが、三大芸術として、人類の文明発症と共に、栄えて行った。

後に、「言語」の確立により13世紀くらいから『文学』が登場し、楽器の普遍化と共に、15世紀になると『音楽』が芸術の仲間入りを果たす。

そして、16世紀末のイタリアで、演劇に「音楽」との要素が加わって、それまで「脇役」に過ぎなかった、<歌>を主役とした、『オペラ』と言う、新しいジャンルが誕生して来た。

現存する最古の「オペラ」作品は、(多分)17世紀に入って間もない頃の物だったと思う。

『ルイ14世』は、ヴェルサイユで文化を昇華させ、特別な夜会にイタリアから招いていた「舞踏団」に代わって、自前で「オペラ」の上演を常打ち出来る様に、パリに「オペラ・ハウス」を造らせる。

オペラと言う芸術の「創世記」に起源を持つ、欧州でも最古のオペラ・ハウスの一つであり、しかも『ルイ14世』程の大人物が作らせた、となると他に及ぶ物が無い、

と言う訳で、パリのオペラ座は、格式の点で「欧州随一」と言っても過言では無いのです。
在ウイーンの皆様には、異論もお有りでしょうが。。。

勿論、バレーの本拠地でもあったヴェネチアの『フェニーチェ座』は、起源はもっと古そうです。


ただ、電気の照明装置など無い時代の事とて、ロウソクや松明を沢山使う劇場は、火災に遭いやすく、パリのオペラ座は、規模拡大や都市計画の為の再建も含めて、12回立て直され、今日の物は13番目の物となる。

1820年代には新オペラ座の建設は決められれおり、オスマン男爵のパリ大改造の一環として正式に建設が決定。

ちなみに、「12番目」のオペラ座は、今日もまだ現役で『オペラ・コミック座』と言う名で、気過激や軽演劇用に使われています。



さて、今日のオペラ座は、立て換える為に1960年「設計コンクール」を公開し、一等に選ばれたのが『シャルル・ガルニエ』の作でした。

彼は、ボルドーで建築の勉強を始めたばかりの、30代初めの学生でした。

完工したのが1975年。

彼は、ボルドーのオペラ座の内装を手伝っただけで、それまで独自の作品は無かったにも拘らず、この「オペラ座」一作で、「世界最高」の建築家の仲間入りを果たします。

モナコ大公の招聘され、モンテ・カルロ市街区建設に当たって、「カジノ」を含むオペラ・ハウスを手がけました。

彼の名前を、パリの市民の心の中に永遠に止める為に、パリのオペラ座は『ガルニエ宮』と呼ばれます。

        
        <リュード作「シャルル・ガルニエ像」(オルセー美術館蔵)>


中央『大階段』は、それ程大きすぎず、少しも威圧的では無く、微妙な曲面が生み出す「高揚感」に、登る時に「いよいよ貴族の世界に立ち入る。。。」という感覚に陥る。

この階段は、『ロダン』をして「ここに現代のアクロポリスが有る」と、言わしめた。

        
        <中央階段>



上に上がると、そこは下手な宮殿顔負けの、見事なギャラリーが、正面のオペラ広場を見下ろす様に広がる。

        
        <幕間に上流階級の紳士淑女が「さんざめいた」大ギャラリー>


        
        <ギャラリーの一角の「ロトンド(丸い小室)の天井『昼の光』>

        
        <『夜の光』>



客席ホールは、ヨーロッパのオペラ・ハウス定番の「緋と金」のめくるめく世界。

        
        <4層の桟敷とその上の天井桟敷>

        
        <平土間席>

        
        <桟敷 10平米程でイスが6脚置かれる>



そして、舞台直ぐ脇の両側の二段目に、皇帝ナポレオン3世と、皇后ウージェニーの『インペリアル・ボックス』が向き合って配置されています。

 
<皇帝ナポレオン三世の桟敷>            <ウージェニー皇后の桟敷>

以前は、舞台を正面に見晴らす位置に有った「インペリアル・ボックス」は、安全確保上の理由で、鑑賞性を犠牲にして舞台脇に作られた。

正面より、銃撃の際に狙いにくいから。

ちなみに、皇帝は桟敷まで「馬車」のまま乗り付けられるよう、配慮された造りになっている。

普仏戦争の際戦場でプロシア軍に捕虜となり、自然に退位せざるを得なくなって、第二帝政は崩壊した。
オペラ座の完工前の事、従って「ナポレオン三世」は、実際にはこのインペリアル・ボックスに着座した事は無かった。



       
       <オペラ座名物『シャガール』の天井画>


客席の天井は、『シャガール』の天井画で被われている。


実は、シャルル・ガルニエが建設した当時は、別の絵が描いてあった。 

        

現在のシャガールの天井画は、1964年に制作されている。
その裏側には、オリジナルの天井画も、残されている。

        

        
        <左隅に、シャガールのサイン>

主立った「オペラ」の作曲家と、作品の主人公に想を得た天井画は、一見の価値が有ります。


さらに、プライベート・ミュージアムも有ります。
往年の名舞台に、実際に使用された「衣装」も、順次展示されている。

        
        <往年の名舞台の舞台装置の原画>

        
        <文献を補完している書庫>



19世紀末、ギュスタヴ・エッフェルによる『エッフェル塔』の大成功により、パリは急速に「近代化」に邁進していた。

そんな「みっともない」パリに耐えられない、反近代化の先鋒となったのが、『シャルル・ガルニエ』でありました。

        
        『ガルニエ宮』のカット・モデル(オルセー美術館蔵)


パリに来たら、オペラ座は必ず訪れるべし。


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『仙台の海岸にARIGATO、読んだ米軍感激』/菅直人政権は、住民に「ありがとう」と言われたか?

2011-04-16 19:38:24 | 政治と社会
今週の『やれやれ』を、お届け。
【週末一口時評】


▶仙台の海岸にARIGATO、読んだ米軍感激(読売新聞/4月16日(土)17時45分配信)
▷菅直人政権が、住民から「ありがとう」と言われた事が、有っただろうか?


▶肉は大丈夫? 専門家は「ほとんど心配ない」 水など配慮で防げる(産經新聞/4月17日(日)0時50分配信)
▷『ほとんど』??

▶「CM自粛」でテレビ各局打撃 「減収額10億円台後半」も(産經新聞/4月16日(土)23時58分配信)
▷天誅! 次は新聞だ!

▶原子炉外付け冷却検討…建屋内の装置稼働進まず(読売新聞/4月16日(土)21時44分配信)
▷「紙おむつ」「新聞紙」に続く『三の舞』。

▶「原発ほぼ制御不能の所まで行った」細野補佐官(読売新聞/4月16日(土)12時8分配信)
▷情報を隠蔽していて、爆発したら「全住民が被爆者」に。それでも「隠したい」菅直人。

▶細野首相補佐官 「放射線量下げる土地改良をやる」(産經新聞/4月16日(土)13時8分配信)
▷何とまあ、非科学的な「口から出まかせ」!

▶<福島第1原発>飯舘、川俣で説明会 福山官房副長官に憤り(毎日新聞/4月16日(土)20時50分配信)
▷罵倒されている様子がNHKニュースに。当然である。腐った卵をぶつけるべし。

▶避難期間示さぬ福山官房副長官、不満の声相次ぐ(読売新聞/4月16日(土)20時14分配信)
▷よしなよ、可哀想に。奴らにそんなの分かる位なら、こんなに後手後手にならないって。

▶<東日本大震災>国会、復興審議不透明 菅首相降ろしの声(毎日新聞/4月16日(土)20時34分配信)
▷与野党呉越同舟での「倒閣運動」、なんとも情けないニッポン。

▶<菅首相>震災発生後初めて官邸入らず 公邸で過ごす(毎日新聞/4月16日(土)20時0分配信)
▷『閉門蟄居申し付ける。追って沙汰を待て!』

▶記者「何が必要?」で被災者「休息必要なのにあなたが邪魔してる」(NEWS ポストセブン/4月16日(土)7時6分配信)
▷亡国マスコミの「人記者共」は少しは己を見直すが良い。恥を知るべし。

▶公明党内で広まるムード、それは「嫌菅」(読売新聞/4月16日(土)17時54分配信)
▷違う! 公明党内ではない、国中あらゆる所で、だ!

▶菅首相、ついに食のパフォーマンス解禁 キュウリ食べる(産經新聞/4月15日(金)23時59分配信)
▷おお! ついでにヘソも噛んでみろ。

▶<米国務長官>日本への全面支援表明 17日来日(毎日新聞/4月15日(金)21時22分配信)
▷忘れた頃に舞い込む請求書が怖い。(ララ物資で懲りた戦後派)

▶「子供が心配」福島ごみ処理支援で川崎市に苦情2千件超(産經新聞/4月14日(木)0時48分配信)
▷日本人は、連帯感も、優しさも、他を思いやる心も、総て失った。。。

▶<福島第1原発>避難苦? 飯舘村102歳男性が自殺(毎日新聞/4月14日(木)1時1分配信)
▷これこそ『人災』! 合掌。

▶公約、見直すべきはしっかり見直す…岡田幹事長(読売新聞/4月16日(土)19時27分配信)
▷とっくに捨ててしまってるじゃん。

▶2次補正、「かなりの国債発行必要」と岡田氏(産經新聞/4月16日(土)19時50分配信)
▷「かんじちょー」は党務(選挙)だけしっかりやってろ! 国政に口出すんじゃ無い。

▶<亀井代表>岡田幹事長に不快感(毎日新聞/4月15日(金)18時42分配信)
▷正解。亀は常に勝つ。

▶小沢氏「震災対応今のままだと取り返しつかぬ」(読売新聞/4月16日(土)16時54分配信)
▷もう手遅れかも、ですよ。早く行動を!

▶民主・小沢氏、不信任案同調を示唆=「今の状況続くなら」(時事通信/4月16日(土)17時9分配信)
▷同調に同調セヨ。

▶谷垣氏、即時退陣要求 首相、時すでに遅し(産經新聞/4月15日(金)7時57分配信)
▷「時すでに遅し」は良いが、要求するなら『不信任案』早くやってくれ。

▶蓮舫氏、自販機悪玉論に反論(産經新聞/4月14日(木)0時22分配信)
▷蓮舫悪玉論に賛成。

▶石原都知事「てにをはの分からない大臣」と蓮舫氏批判(産經新聞/4月15日(金)17時22分配信)
▷心有る市民「人の痛みの分からない都知事」と諦観。

▶東日本大震災 海のがれき撤去進まず 法に不備、できぬ漁(毎日新聞/4月16日(土)22時50分配信)
▷日本は、政治家も、官僚も、法律も「想定外」には対処出来ず。

▶米NSCアジア上級部長、知日派ラッセル氏に(読売新聞/4月16日(土)20時33分配信)
▷『知日派』と言うのが、一番危ない。

▶官邸で話題の戯れ歌「こだまでしょうか? いいえ枝野です」(NEWSポストセブン/4月12日(火)7時5分配信)
▷官邸でって。。。スタッフ間ではやってるの? 

▶日本が世界経済の新たなリスク要因、復興への協力表明=G20(ロイター/4月16日(土)13時50分配信)
▷ついに「世界のリスク」国に認定。

▶東京電力を悩ます「社債」と「廃炉」という課題 原発先進国アメリカに急所を握られて/歳川 隆雄(現代ビジネス/4月16日(土)7時6分配信)
▷使用済み核燃料廃棄物処理技術は無い、廃炉技術は無い、それでも『原発は無くさない』政官財。

▶中部電力、“悲願”の原発推進に高い壁(産經新聞/4月16日(土)12時15分配信)
▷たとえ「悪魔の列」にすら、横並びしないといられない日本人。「名誉有る孤高」の価値観は存在しない。

▶どうする賠償、数兆円 電力料金値上げ/増税/他社分担/東電国有化(産經新聞/4月16日(土)7時57分配信)
▷先ず「歴代自民党政権」と「旧通産省/経産省」の責任者達が補償義務を負うべし。それから東電歴代経営陣、「原発安全神話」の論陣を張った御用学者達の賠償責任。

▶他社負担、料金上げ、国有化…賠償財源に複数案が錯綜(産經新聞/4月16日(土)0時18分配信)
▷一体幾つの「本部」「会議」が有るんだっけ? 座員の年収ン千万円?

▶東電が不動産1000億円売却へ…賠償金に充当(読売新聞/4月15日(金)14時34分配信)
▷会社総資産全部を経営権ともども「東北電力」に売却し、売却金額全額を、被災者に支払え。東北電力には国が「購入資金」をゼロ金利で融資せよ。

▶JA、東電に抗議、万全補償求める 国へは被災農地の買い上げ要請(フジサンケイビジネスアイ/4月15日(金)8時16分配信)
▷当然です。

▶東京ディズニーランド、1か月ぶり営業再開(読売新聞/4月15日(金)8時52分配信)
▷開門を待ちわび、全力疾走のイイ大人。やはり幼児化ニッポンは健在だった。脳内年齢12歳(涙)

▶さい銭泥棒の仕業?重文の金剛力士像が破損(読売新聞/4月17日(日)1時43分配信)
▷罰当たり!

▶東日本大震災 仙台へ物資運び特産品持ち帰る 長崎で販売(毎日新聞/4月16日(土)23時9分配信)
▷これぞ現代の「北前船」。

▶枝野官房長官、17日福島訪問…20キロ圏内も(読売新聞/4月16日(土)19時41分配信)
▷何しに!?



▶不信任案同調「政治家として考える時期」と小沢氏(産經見出し)

>民主党の小沢一郎元代表は16日午後、インターネットサイト「ニコニコ動画」の番組に出演し、東日本大震災や東京電力福島第1原子力発電所事故への菅政権の対応を批判した上で、野党が内閣不信任案を提出した場合に同調する可能性を示唆した。

>小沢氏は番組で、政府の原発対応に関し「誰が責任者か、何をするところかさっぱり分からない。役所に任せっ放しのときよりも訳が分からなくなったのが現状じゃないか」と述べ、会議や組織ばかりを立ち上げようとする菅直人首相の姿勢を批判した。

>その上で、「このままだと大変だと分かっていながら何もしない、傍観しているというのは、後世の歴史の批判に堪えられない。ここは行動しなければならない」と述べ、首相退陣に向けた決意を表明。

>番組参加者から野党提出の内閣不信任案に同調する可能性を問われると、「今のような状況を転換して、思い切った政策をするという決断を菅首相がして、みんなでがんばろうというのならいいが、そうでない場合は政治家としてどうすべきかということを考えなければならない時期だ」と述べた。
【産經新聞/4月17日(日)0時50分配信】


何かが起きるか。。。。
ここで起たなければ、もう終わりだろう。


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『知日派アメリカ人』三名の、日本への<友好的態度>の表明の意味の違いについて考えてしまった。

2011-04-15 23:55:18 | 日米関係
『知日派』と言われている、三名のアメリカ人が、相次いで「日本への同情と敬意の」表明が為された。


先ず『ヘンリー・キッシンジャー』と『デヴィッド・ロックフェラー・ジュニア』の二人である。

日枝フジサンケイ・グループ代表が、この二人と相次いで会見し、夫々の「日本へのメッセージ」を受け取ったらしい。


▶キッシンジャー、ロックフェラー両氏が日本にメッセージ(産経見出し)

>東日本大震災に見舞われた日本に対し、キッシンジャー元米国務長官は14日までに、訪米中の日枝久フジサンケイグループ代表との会談で、「日本人の規律、自己犠牲、団結はすべての米国人に深い感銘を与えた」と述べるとともに、「できるならば今年秋にも日本を訪問し、被災地の皆さんにお会いしたい」と訪日に意欲を示した。

>キッシンジャー氏は「日本で起きた悲劇を震えるような思いで知りました」と述べた上で、「日本人が示した勇気と決意をみて、今回の悲劇から新しい日本が生まれ出るだろうとの希望に満ちた確信を持った」と、日本の復興に太鼓判を押した。

>日枝氏はまた、米ロックフェラー家の一員として慈善活動に取り組むデービッド・ロックフェラー・ジュニア氏とも会談。

>環境問題への取り組みでも知られる同氏は、福島第1原発の事故に言及し、「今回の危機で原発をあきらめるのは簡単だが、たとえて言えばバス事故があったからといってバスそのものを禁止するような反応を取るべきではない。現在、そして将来の原発の安全の向上をこそめざしていかなければならない」と強調した。
【産經新聞/4月15日(金)23時0分配信】


この二人に共通の要素は、ともに『ユダヤ人』である事。

片方は、「政治と軍事」とのアメリカを体現している。
もう片方は、「経済」でアメリカを体現している。

私は『イスラエル人』は忌み嫌っているが、『ユダヤ人』に関しては、常々中立な立場を取りたいと思っている。
必ずしも、精神的に旨く折り合いがつく訳では無いにしても。

そして、二人とも『知日派』と呼ばれる。

しかし、私はこの二人のメッセージから、「心からの親愛の情」は感じ取れない。

特に、キッシンジャーは、強力な「パワー・ゲーム信奉者」である。
「民主主義」より、武力に依ってでも「世界に於けるアメリカ型外交」の方を優先する。

未だに、パリの『凱旋門』からクレベール大通りに入ったすぐに有る、『国際会議センター』で、北ヴェトナムの『レ・ドクト』と「ヴェトナム和平交渉」を続けていたときの、交通規制を覚えている。

「あの」泥沼の戦争を終わらせる、大した人物だと思っていた。

しかし、その後の『チリ』のアジェンデ大統領追抹殺への積極的干渉、その後のピノチェト大統領に依る、「自由」への徹底的弾圧の容認、等を知るにつけ、この男の仮面の内側が見えて来た気がしたものであった。

日本に対しての「友好的」表情は印象的だった。

しかし、直ぐ後での中国に対しての「友好的」表情を見せられて、「真の外交官」である事は実感出来たものの、私の中での信頼感は増々減って行った。


デーヴィッド・ロックフェラーに関しては、言を弄さずともいいであろう。

彼自身が、個人的に「慈善活動」に取り組んでいようと、「環境問題」に取り組んでいようと、彼の率い居る「世界経済を牛耳っている」資本システムを見れば、彼の自分勝手な「自己満足」に過ぎないし、「免罪符」のつもりででも有ろうか、と冷ややかに見てしまう。


「今回の危機で原発をあきらめるのは簡単だが、たとえて言えばバス事故があったからといってバスそのものを禁止するような反応を取るべきではない。現在、そして将来の原発の安全の向上をこそめざしていかなければならない」

バスが事故を起こしても、最大で数十名の犠牲者を出す痛ましさは有るが、その後の「周辺への悪影響」等は、すぐに払拭出来る。

原発が事故を起こせば、数千人、数万人、数十万人、それ以上の被害者を出し、数世代に渡って犠牲者が続き、宏大な土地が不毛となり、最悪の事を言えば「数万年」のスパンで、周辺に影響を及ぼしてしまう。

「バス事故」と「原発事故」とを<同列>に論じる精神自体が、人間の「現実」等与り知らぬ「殿上人」でしかない本質を曝している。

ウラン鉱山の所有会社の株式。
ウラン精製プラント工場の株式。
輸送システム(鉄路、港湾施設、空港、海運、航空産業等)の各企業の株式。
原発製造に関する、重機、電気、原子炉、発電、建設、その他の企業の株式。
それらへの資金を提供する各金融機関の株式。

ソフトもハードも、世界を総てに渡って「所有」していると言っても言い過ぎでは無い「ロックフェラー財閥」の当主としては、原発を止める陣営には、組みする訳が無い。


このような人物達から、「日本への希望」やら「感銘」やらと言われても、ただただ「うさん臭い」だけでしかない。


三人目は『ドナルド・キーン』氏である。


▶日本国籍取得、永住へ=ドナルド・キーンさん(時事見出し)

>日本文学者でコロンビア大学名誉教授のドナルド・キーンさん(88)が夏にも日本国籍を取得し、日本に永住する考えであることが15日、分かった。関係者が明らかにした。キーンさんは東日本大震災の被害に心を痛め、「大好きな日本に住み続けたい」と決意したという。

>キーンさんは古典から現代まで幅広く日本文学を研究し、日本文化の海外への普及に貢献。2008年に文化勲章を受章している。関係者によると、キーンさんは震災後、多くの外国人が日本を離れていることを残念に思っているという。

>キーンさんは東京にも住まいを持ち、長年、日米間を行き来しているが、今月末にコロンビア大で最終講義を迎えることもあり、決断に至った。
【時事通信/4月15日(金)21時48分配信】


この碩学に対して、今さら私等があれこれ書く必要は無いだろう。

やはり、『政治』にも『外交』にも『経済』にも『軍事』にも関係しない、世界的名声の確立している「本物の」知識人からの<エール>は、心底有り難いと思う。

彼の好意が、心に直接届いて来る。

誰がなんと言おうと、キーン氏と安部公房とが「終世の親友」であったと言う一点だけで、私は文句無く、この人を尊敬する。

そんな人物が、仕事上も私的な面でも「日本に打ち込んで」くれていて、今回の震災に心を痛めたが故に「帰化」を決意した。

感動以外の何も無い。

もし、キッシンジャーとロックフェラーのニュースだけであったら、何も感じなかったで有ろうが、『ドナルド・キーン』氏のニュースに触れて、ささくれていた心に、慈雨がしみ込んで行く如き、心境に至った。


今夜は、穏やかな心境で眠る事が出来そうだ。


コメント (8)
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