晴れのち曇り、時々パリ

もう、これ以上、黙っていられない! 人が、社会が、日本全体が、壊れかかっている。

ついにアメリカは露骨な援護射撃を始めたゾ / 小泉に次ぐ第二のポチ菅に続投させねば

2010-07-30 00:01:01 | 国際関係
なりふり構わず。

と言うよりも、別に「何の気兼ねもなく」か。

属国の首相は、一も二もなく「言う通りに」動かねばならない。
変に<反抗的>姿勢を見せる人間には、勤まらない。


政権交代で、やや行く先を心配したアメリカだったが、鳩は大事に至る前に撃ち落とした。

小沢だけは阻止せねばならない。
手下の検察やら報道やらで、徹底的に叩かせているので、大丈夫。

そして、菅直人。

ふらふら、足下の定まらない奴め。
しかし、名誉欲をくすぐって、地位を安泰にする鼻薬を嗅がせれば、総て言う通りに動き出す小物よ。

参院選でのドジで、一旦終わったかに思えたが、ここで小沢に出られたら、多少めんどくさい事になる。

小物だが、ここは一つ<てこ入れ>して、続けさせてやらねばならんだろう。



▶「首相がすぐ交代すると信頼構築は難しい」 米国務次官補が異例の発言(産経見出し)


「異例の発言!」


>キャンベル米国務次官補は27日の米下院軍事委員会の公聴会に出席し、2年間で4人の首相が生まれた日本の政治について、「首相や閣僚がすぐに交代すると、政府間に必要な信頼関係の構築が非常に難しくなる」と語った。


普通、外国の政権の首班の事に、言及しますか?


>鳩山政権時代、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾(ぎのわん)市)移設をめぐり、「両国関係の修復に尽力した」キャンベル氏が、日本の内政に関して発言するのは極めて異例だ。

>同氏の発言は、スナイダー議員(民主党)から「2年間で4人の首相が生まれた日本にとって、どういう安全保障上の問題が生じるか」と質問されたのに対して答えたものだ。

>キャンベル氏は「同盟国の内政に、あからさまにコメントしない方がいい」と断ってはいるものの、「政府とは組織の問題だが、個人の問題でもある」とも述べた。一方で、「日米同盟関係だけでなく、経済やその他の重要課題を解決するためにも、日本には政治の継続性に大いに期待している」と強調した。
【産經新聞/2010/07/28 11:00/イザより転載】


何とまあ。
かつての自民党の代表質問の如く、決まっている答えを言わせる質問。


更にだめ押し。


▶海兵隊移転グアム移転先送り 米議員が日本酷評(産経見出し)

>マケオン下院議員(共和党)は27日、米下院軍事委員会の公聴会で、在沖縄米海兵隊のグアム移転に関連し、「中国は軍事的、経済的に急速に増強して日本の不吉な脅威となっているのに、日本は米軍のありがたみが分かっていない」などと不満を表明した。


およよ!

「米軍のありがたみ」と来た!
「戦争中毒のアメリカ(欧州の消化器科医様の表現)」が世界中の人々を殺しまくる為の基地なくせして、<ありがたみ>だと!?


>米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾(ぎのわん)市)移設問題にも触れ「新首相が11月まで移設の先送りを決めたとの新聞記事は読むに堪えない」と日本側の対応を批判した。

>マケオン氏の発言は、グアムにおけるインフラ未整備とそれに伴う海兵隊移転の遅れの一因が日本側にあることを物語っている。海兵隊のグアム移転とセットである普天間移設が進まなければ、グアム移転も宙に浮いてしまうからだ。

>実際、米政府の移転費用要求に関し、米議会は14年までに完了するとした計画の実現性に疑念を持ち、満額回答を出そうとしていない。上院歳出委員会は7月の報告書で、参院選敗北による民主党政権の弱体化を考慮し、移転費の満額予算化について「時期尚早」と指摘している。


総て日本頼みの米経済。


>2014年までに完了するとした在沖縄海兵隊のグアム移転に遅れが生じる見通しとなり、日米の外交・防衛両当局が懸念していた軍再編全体計画への影響が確実となった。中国が遠洋での作戦能力向上を図るなど不透明な軍拡を進める中、移転計画の遅れは日本を取り巻く安全保障環境に暗い影を落としそうだ。
【産經新聞/7月29日7時59分配信】



煽ってくれますねえ、産経さん。

アメリカのポチの、そのまたポチ。
ワンワン、きゃんきゃん、うるさい事。

しかし、これでまた、一般輿論がうるさくなるのだろう。
実に効率のいいバック・アップで有る事よ。


それにしても。
日本に金を恵んでもらわなければ、自国の基地の整備も出来ない『貧乏国アメリカ(同じく欧州の消化器科医様の表現)』の分際で、何をほざくか。

「盗人猛々しい」にも程が有る。

彼らは必死だ。

とにかく、無条件で金を出し、無条件で基地を作る『日本』が、方向転換してくれると困るのだ。


転売不可の国債をたっぷり買わせる。
庶民の貴重な蓄財で有る『郵貯』を、外資(=アメリカ)へ還流させる。
実質駐留経費の75%を負担させる。
アフガンの前線で民間人を殺し、トラウマの残りそうな若い米兵に、好きな様に少女達をレイプさせて、精神的にガス抜きさせる基地の町を、永久に維持させる。

その上更に、「思いやり(!)予算」を増やさせる。


それで始めて、世界帝国アメリカは、欧州や他の地域でのプレゼンスを図れる余裕が持てるのだ。


つべこべ言うな。
菅直人でいけ。
「上意である!」


ってな訳で。。。
代表選にお出ましだそうです。



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『目先の摩擦を恐れる外交姿勢は首相や仙谷氏らの「超リベラル」の本質が露呈』/産経に言われちまった!

2010-07-29 07:18:44 | 政治と社会
『超リベラル』って、一体何の事だ?
一体誰の事だ?


菅直人や仙石由人は、ネオコンだったとばかり、思っていた。

『ネオコン』=新自由主義=弱肉強食主義。
「強きを助け、弱気を挫く」

●『国民の生活が、第一』を止めて、宗主国アメリカに尽くす誓いを新たにした。
●「武器輸出」を何の前触れも無く認めてしまった。
●社会の弱者に一番しわ寄せを与える<消費税>増税をやる気満々。
●その<増税分>で、法人税引き下げの穴埋めを狙う。

これらの、何処が<リベラル>だって?

自民主党は、すでに「異床同夢」の同じ穴の狢と成り果てているでは無いか。

これの何処が<リベラル>だって?


▶どこの国に忠誠誓うのか 菅政権の対外弱腰姿勢(産経見出し)

>菅政権が韓国やロシアに対して弱腰と言わざるを得ない外交姿勢をみせている。

>仙谷氏は28日の会見で、防衛白書の了承先送りについて「東アジアの平和と安定は日韓連携の強化に尽きる。その観点からあらゆる政策課題を判断する」と述べ、8月の日韓併合100年を前に、竹島を「わが国固有の領土」と記述する白書への韓国側の反発への配慮を事実上認めた。


>仙谷氏は会見で竹島問題について「わが国の立場は一貫しており何ら変更はない。解決への方策を不断に検討していく」と述べた。


へっ??

官僚の作文そっくりですよ。
仙石さん!


>対露外交でも低姿勢が目立つ。

>岡田克也外相は27日、「一般論」と断った上で「日本は8月15日に(大戦が)終わったと考えているが9月2日も一つの区切りだ。法的にはそこで戦争状態が終結したとも言え、一つの考えとしてあるだろう」と語った。

>この外相発言に対しては、外務省内にも、昭和20年8月15日以降に北方領土を不法に攻撃し、軍事占領した旧ソ連の侵略行為を正当化するおそれがあるとの懸念が出ている。

対外融和姿勢が妥当性を持つのは相手国の政府や世論が理解し、歩み寄ってくるケースだけ

>北方領土や対日参戦問題でロシアに融和を期待しても、日本が一方的に譲歩するだけのむなしい結果に終わりかねない。
【産經新聞/7月28日23時27分配信】


マスゴミから言われるのはいた仕方ないだろう。

だが、これまで積極的に民主党を支持して来た私も言おう。

どこの国に忠誠誓うのか?


▶普天間移設、先送り認めず…米国防次官補(読売見出し)

>グレグソン米国防次官補は27日午前(日本時間27日深夜)、下院軍事委員会の日本の安全保障問題に関する公聴会で証言し、提出書面で、沖縄県の米軍普天間飛行場移設に関し、「最終的な政治決断を今秋に行うことができるように、米国は専門家協議が予定通り8月末までに終了することを期待する」と表明した。

>米側として先送りは認めない姿勢を示したものだ。

>次官補はまた、在日米軍駐留経費の日本側負担(思いやり予算)について、「これ以上の削減は、地域の友人と潜在的な敵国の双方に対し、日本が防衛へのかかわりを真剣にはとらえていないというサインを送ることになる。日本は防衛費と思いやり予算を増額すべきだ」とした。
【読売新聞/7月28日0時47分配信】



「上意! ご主人様のお達しである。努々疎かにするでない。」


ちなみに。

※『リベラル』

①政治的に穏健な革新を目指す立場をとるさま。
自由主義的。
「・・・な思想」
②因習等にとらわれないさま。
「・・・な校風」

参考:リベラル・アーツ
【大辞泉】


確かに菅直人・仙石由人一派は、因習等に捕われないようだ。

★デフレの中で増税はしない。
★選挙中に消費税増税は持ち出さない。
☆仲間を裏切らない。
☆支持者を裏切らない。
☆恩人を裏切らない。
☆弱いものいじめをしない。

本当だ。
これら総て無視。
全く「因習」に捕われていないなあ~。


そして、まさに自由主義者だ。

★国政を好き勝手に私する。
★平気ででまかせを言う。
★客観的な批判など聞かない。

世の中、自由だあ!
ソ~リダイジンだぞお~!
カンボ~チョ~カンだぞお~!

何でも出来るんだぞお~。


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「2秒でもいいから首相に会いたかった」/ この声を何と聞きますか菅直人さん!

2010-07-27 23:59:00 | 政治と社会
国民から完全に乖離してしまった<首相>など、果たしてこの国に必要なのだろうか。


耳の痛い事。
面倒くさい事。
票にならない事。

ナドには、一切対応しない首相を、皆さん許せますか?


▶菅首相、北方領土元島民の孫らに会わず(読売見出し)

>北方領土の元島民の孫ら中学生7人が27日、領土問題の早期解決を訴えるため、首相官邸を訪れた。

>例年は首相が面会するが、今年は菅首相ではなく、仙谷官房長官が応対した。

>北方領土に関する中学生の表敬訪問は1971年から、93年を除いて毎年行われている。首相の代わりに官房長官らが対応したのは、海部内閣の組閣当日に重なった89年、イラクのクウェート侵攻直後だった90年、安倍首相(当時)が参院選で全国遊説に出ていた2007年の3回だけだ。

>例年は首相が面会するが、今年は菅首相ではなく、仙谷官房長官が応対した。中学生からは「2秒でもいいから首相に会いたかった」「首相に思いを伝えたかった」という声が出た。

内閣府によると、菅首相は「日程上困難だ」として対応しなかった。しかし、中学生の訪問時には執務室にいて、来客はなかった。
【読売新聞/7月27日22時28分配信】


▶「首相に会えなくて残念」 北方領土元居住者3世の少年たち(産経見出し)

>北方領土問題の早期解決を訴えるため、元居住者の3世らの中学生7人が27日、首相官邸を訪問した。だが、政府を代表して対応したのは仙谷由人官房長官で、菅直人首相は姿を見せずじまい。昭和46年から続く訪問事業では、ほぼ毎年、首相が応対していただけに、子供たちは「首相に会いたかった」と肩を落とした。

>訪問事業で首相への面会が実現しなかったのは40年間で5回目。仙谷氏は同日の記者会見で「従来ずっと首相と会っているかどうか、事実確認をしていない」とした。

>ただ過去4回は、組閣直前や国政選挙などが理由。今回の菅首相の場合は、首相官邸の執務室にいながら面会しなかった。

>子供たちは仙谷氏に対し「この問題が解決するよう、私もできることがあれば取り組みたい」(根室市立厚床中3年、武隈未希さん)、「元島民にとっては、島が返ってきて初めて終戦になる」(羅臼町立春松中3年、長川奈生さん)などと訴えた。

>仙谷氏は「(北方領土が)返ってくるよう、政府一丸となって一生懸命やりたい」と子供たちに約束したが、首相はあまり関心がないようだ。
【産經新聞/7月27日23時12分配信】


完全に「終わって」いますね。


政治家として、以前に<人として>最低限の決まり事、と言う物が有ると思う。

間違った事をしたら、認めてちゃんと謝る。
仲間を裏切らない。
礼儀を忘れない。
他人とは、常に誠意を持って接する。

家庭で、親が自らの立ち居い振る舞いで、自然と子供達へ教えて行く事柄である。

ジャングルに生きる野獣では無く、人間であれば、当然身に付けているべき事柄。
時には『道徳』と呼ばれる事も有る。
時には『常識』と呼ばれる事も有る。

その様な精神の素養が、人間をして、文明を築かせ、栄えさせて来たのでは無かったか。


首相就任後の菅直人を見ていると、成熟した文化圏で、普通に育てられた人間では無いのでは無いだろうか、と疑ってしまう事がたびたび有った。


政権獲得の恩人に対する台詞。
「しばらく静かにしていて頂いた方が良い」

参院選惨敗後の台詞。
「私は消費税を上げるとは一言も言っていない」
「責任問題には発展しない」
「辞任するつもりは無い」


次々と繰り返された、一国の総理大臣の口から出た台詞とは思えない、タワゴトの数々。


そして、何だと?


▶領土への愛情持ち続けて=元島民の孫らが表敬―仙谷官房長官(時事見出し)

>仙谷由人官房長官は27日午後、首相官邸で北方領土の元島民の孫ら中学生7人の表敬を受けた。大橋丈一朗君(14)=北海道別海町立別海中3年=らが「北方領土が返ってきたら、祖父と一緒に住んでいた所を見たり、魚釣りをしたりしたい」などと思いを訴えると、仙谷長官は「おじいちゃん、おばあちゃんが住まれた古里に対する愛着や愛情を持ち続けて」と呼び掛けた。

>元島民の孫らの表敬は1971年から93年を除き毎年行われており、過去3回を除いて首相が会っている。今回、首相が応対しなかったことについて、仙谷長官は記者会見で
「北方少年と従来ずっと首相が会っているか事実確認していない。官房長官が会っていることもあるのではないか」
【時事通信/7月27日17時17分配信】


どの面下げて、官房長官がそんな事を言うか!?
まるで<他人事>だ。


この二人が、現在の日本を代表している。


▶首相「一生懸命頑張る」=稲盛氏の激励に(時事見出し)

>菅直人首相は27日夜、都内のホテルで稲盛和夫内閣特別顧問と会食した。同席した福山哲郎官房副長官によると、稲盛氏は「とにかく日本のため、いいことか悪いことかを考えて判断してほしい」と述べ、参院選敗北で求心力低下が目立つ首相を激励。

首相は「一生懸命頑張っていきたい。夢と希望を国民が持てるようやっていきたい」と応じ、政権運営に改めて意欲を示した。


菅直人さん。
貴方は、日本国総理大臣と言う前に、人間として何かが欠けている様に思えます。

貴方とともに、夢や希望を持つ事なんて、到底出来ません。
潔く、自ら身を引いて頂けませんか。
日本の為に。


自分が祖国の未来を託したはずの、自分が支持する政党の代表に、こんな事を言わなければならない悲しみを、貴方は一生理解出来ないのでしょうね。

悲劇です。

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予算概算「政治主導」は見せかけ、「対日戦勝記念日制定でロシアの北方領土占領合法化」には抗議せず。。。

2010-07-26 23:59:50 | 政治と社会
『主権在民』を謳う憲法を頂く、代議制民主主義国家日本国の政府とは、選挙を通じて国民に選ばれた議員による、代議士達の互選に寄る首班指名をへて、選ばれた者達が<国民の代表>として、国政の方針を決定し、それに従って国政の運営にあたる、機関の事では無かっただろうか。

その主目的は、国を守り、国民の生活を守る事では無かっただろうか。

国に取って不利益をもたらす事象に対しては、国民を代表して断固たる措置を取る事、では無かっただろうか。


しかして、対中国、対韓国、対アメリカ、そして対ロシアの我が政府の姿勢が、果たして国民の選んだ代表に寄る、国と国民の財産と安全とを守る姿勢を、貫いているかと言うと、これが実に心もとない事、甚だしい。


何も<自民党政府>や<民主党政府>に限って事では無く、この面での政府の対応、いわゆる<外交>姿勢たるや、独立主権国家として通用するのかどうか、はなはだ疑わしいレベルである。



▶「対日戦勝記念日」制定=北方領土支配を正当化―ロシア(時事見出し)

>ロシア大統領府は25日、メドベージェフ大統領が同日までに、日本が1945年に第2次大戦の降伏文書に調印した9月2日を「第2次大戦終結の日」に制定する法改正案に署名したと発表、改正法が成立した。
 事実上の「対日戦勝記念日」の法制化で、北方領土の実効支配を正当化する狙いがあるとみられる。
【時事通信/7月25日21時34分配信】


このニュースに接したとき、腹立たしいと同時に、日本政府が果たしてどう出るか、その動きが非常に気になった物であった。


「盗人猛々しい」
まさにこの言葉がピッタリのロシアの暴挙である。

正式に「宣戦布告」していないまま、平和条約を一方的に破ってのロシアの対日進攻は、しかもポツダム宣言受諾が決定的になっている時点での攻撃は、如何なる国際法に鑑みても、正当性と主張出来る筋合いの物では無い。

しかるに、ロシア(当時ソヴィエト連邦)は、日本の固有の領土を不法占拠し、そのまま既成事実を固定化したまま、今日まで至っている事は、全日本人の精神と財産とを踏みにじっている。

日本の統一見解である。

そして、今まで政府は何か成果を上げて来たか?

否である。

そして今日、ついにロシアは<ロシア人>本来の領土思想をむき出しに、非合法を彼らなりに合法化しようという、破廉恥な行動に出て来た。


そして、我が国の政府はと言うと。


▶<武正副外相>露の「対日戦勝記念日」抗議せず(毎日見出し)

>武正公一副外相は26日の記者会見で、ロシアで9月2日を事実上の「対日戦勝記念日」に制定する法改正が成立したことについて「(法律には)『対日戦勝』など日本への言及も含まれておらず、ロシアが我が国の立場に一定の配慮を行ったと承知している」と述べ、ロシアに抗議しない考えを示した。その上で「今後の日露関係に直接否定的な影響を与えないことを期待している」と語った。
【毎日新聞/7月26日19時33分配信】


ったく!


白を黒にしてしまおうと努力するのが、外交じゃないのか。
『日本海』を東海と言いつのるのが、外交じゃないのか。
日本開催が有力なのに、後だしじゃんけんで無理矢理日韓共催にさせるのが、外交じゃないのか。
排他的経済水域の直ぐ脇にガス田掘って、平気で盗掘まがいのガス採掘をするのが外交じゃないのか。

100を理想とする事案に、200を吹っかけ、最終的に以下に90か最悪でも85で決めるのが、外交じゃないのか。


最初から、65やら50を要求して、25程の結果に甘んじるのが、日本の外交の姿である。


情けないったら、有りゃしない。


北方四島を、ロシアとの<話し合い>で、唯々諾々と「恐れ入りました」と言ってくれると信じているのか。


勿論、対ロシアだけの事に非ず。


尖閣諸島。
対馬。
東シナ海ガス田。
普天間飛行場。
沖縄の総ての米軍基地。
日米地位協定。
日米航空協定。
シベリアガス田。
国連安保理。





日本政府に、外交能力無し。

そして<外交のみならず、内政においてすら。


▶「形の上で政治主導」=予算編成、財務省主導認める―財務副大臣(時事見出し)

>池田元久財務副大臣は26日の記者会見で、2011年度予算の概算要求基準に関し、各省庁への原案提示が予定していた先週末より遅れた理由について「形の上で政治主導を見せるというか、官邸、党の方もかんでいただいて丁寧にやったということだ」と述べた。菅内閣は予算編成に関し政治主導を強調しているが、実質的には財務省主導で進んでいることを認めた格好で、発言は党内外に波紋を広げそうだ。
【時事通信/7月26日21時3分配信】


▶<菅首相>国家戦略室の機能強化をアピール(毎日見出し)

>菅直人首相は26日、日米密約を調査した北岡伸一東大教授を首相官邸に招き、国家戦略室スタッフとの意見交換会を開いた。戦略室を首相の助言機関と位置づけたことが「格下げ」と批判されたため、外交・安全保障分野にも取り組む姿勢を示すことで「機能強化」をアピール。平岡秀夫国家戦略室長を27~30日の日程で英国に派遣することも決めた。
【毎日新聞/7月26日19時36分配信】


菅直人、慌てふためき、言い訳三昧。

こんな五七五では、風流でもなんでもない。

来る日も来る日も。


政権政党だから、その政党の代表選で決まったから、首相になった。
そして、首相が任命したから、陛下の認証式を経て大臣に就任した。

ただそれだけで。

政府だと勘違いするな!


そして、ひとたび政府を形成する人員となった暁には、後は<何をやっても>良い訳では無い。
そんな<白紙委任状>など、誰も与えた覚えは無い。

政府とは、その執行部とは、おのれに権限を付託してくれた国民と、その国民達が形成する国家とに、その安全を確保し、安寧をもたらし、安らぎを与えて、始めて『政府』なのだ。


自らの心の鏡に映る、おのれの行動を恥じよ。


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自民党政治が生んだ『日本の矛盾』を変えたくて民主党を選んだのに / 自民党と何処が違うんだろう?

2010-07-25 23:08:50 | 政治と社会
「政治とカネ」は、それこそ自民党体質そのものであった。



各議員は、夫々の<得意分野>と称する分野を決めて、各省庁に食い込んで<予算獲得>に狂奔し、おのれの存在価値を高め、利益を追求して来た。

<族議員>と呼ばれる、自民党型政治の典型的システムであった。

そこから、議員を媒体に、官僚と産業界との利益誘導システムが構築され、そのシステムが<集票マシーン>となって、族議員の再選を続け、みんながハッピーであったらしい。

納税者だけが<蚊帳の外>に置かれていた。


かって、ハリウッドが生み出した腐朽の名作SF映画『猿の惑星』を覚えておいでだろうか?

支配階級のチンパンジーが『官僚』
その下で<力仕事>を受け持つゴリラが『政治家』
一般の猿が『産業界』
猿に奴隷として仕えていた人間が『納税者』

と置き換えてみると、全く戦後日本の社会の縮図その物でありました。


そんな矛盾だらけの社会を変えたくて、でも変える事がかなわなかった。
長らくに及んで。

日本人は、<変革>を恐れる民族のようだ。

決まった事を、決まった手順で繰り返していないと、不安になる。
逆に言えば、同じ事を繰り返していると、その<連続性>だけで安心してしまって、多少の不便や困難は、気にならなくなってしまうらしい。

虐げられていようが、目先の安定が有れば、本質を感じ取れない。


そんな日本人が、官僚支配の自民党政治に、<やっとの事で>NOを突きつけたのが、2009年8月30日であった。

日本人の特質からして、文字通り<革命的>な事だった。


それと言うのも、変革という<未知>の世界に踏み込んで行く不安に打ち勝てる、新たな<指標>が示されたからだった。


『国民の生活が、第一』


何と言う<斬新>な指標であったか。


「脱官僚支配」

責任を取らない<官僚>では無く、選挙で国民に信任を与えられる<政治家>が政治を主導する。


こんな、当たり前の事が、実に新鮮に聞こえた物だった。


「アメリカとの対等な関係の構築」

キャリアー官僚は、必ずアメリカに留学する。
アメリカに<太いパイプ>を築いて帰国して、出世の階段を駆け上る。
太いパイプ、と言うのはすなわち、強力にリモート・コントロールされる関係を意味する。
アメリカ国内の、日本での利権を操作しうる立場の人間とつるんで、アメリカに有利な行政を行う。

日本人の血税が、最終的にはアメリカに有利に流れるような、法整備がなされ、予算編成が成される。


そんな、独立国と言えない様な存在から、脱却しよう。
対等なパートナーとなって、お互いに真の強力関係を築こう。


こんな、当たり前の事が、実に魅了的に聞こえたものだった。


だから国民は、民主党を選んだ。

その勇気有る行動のきっかけは、他でもない、小沢の掲げた旗印であったのだ。


そして11ヶ月後の惨状。


▶「族議員」化の懸念=予算編成へ手ぐすね? ―民主政調(時事見出し)

>菅直人首相の指示で復活した民主党の政策調査会。政府の政策決定に党側の意見を反映させるのが目的だが、2011年度の予算編成をめぐり、歳出増へ圧力を掛ける「族議員」の温床となりかねないとの懸念も出ている。政調の動き次第では予算規模が膨れ上がり、首相が足を引っ張られる可能性もある。

>政調は昨年9月の政権交代後、「政策決定の内閣一元化」を理由に小沢一郎幹事長(当時)が廃止したが、党内で「政策決定に関与できない」との不満が渦巻き、首相が復活させた。

>政調が守備範囲から逸脱せず、提言活動に徹し切れるかは不透明だ。11年度予算で各省庁の要求を精査するのは、農林水産、国土交通など政調内に置かれた部門会議。民主党政権発足から間もなく1年。同党議員も官僚や業界団体とのパイプが太くなりつつあり、予算獲得に手ぐすね引く議員も出始めた。


このような<復古主義>は、要らない。


国民が、否定し去った制度に回帰する<理由>が解らない。
国民が選んだ、旧体制のシステムの打破、を再否定する事は、選挙で国民に付託された権力の<違法使用>意外の何物でもない。


そんな方向転換をしたいのであれば、解散総選挙で信を問え!


▶仙谷官房長官が親米路線?(産経見出し)

>参院選の投開票日を間近に控えた7月8日、東京・赤坂にある米大使公邸で行われた米独立記念日(米国では4日にパレードや花火など催しがある)のレセプションに仙谷由人官房長官の姿があった。仙谷氏は星条旗模様のネクタイをしていたジョン・ルース駐日大使の横に立って、米国歌を聞いていた。

>民主党で毎年のように訪米するのは、前原誠司国交相や長島昭久防衛政務官らで、菅直人首相や仙谷氏の姿をみることはなかった。米政府内で「親米派」とはみられていない仙谷氏としては、独立記念日のレセプションに出向くことで「菅直人政権では米国との関係を重視しているとの姿勢を示すねらいがあった。


対米関係は、言われなくとも<重視>せざるを得ない、日本の存在環境全体に取っての、最重要課題である。

何しろ、ヤクザの大親分みたいな理不尽な強大な国家に、総てを牛耳られているのだから。

だからこそ、ヤクザの影響下から脱却して、存在を無視する事の不可能な<世界最強軍事国家>アメリカと、いかに<対等>に付き合って行けるか、が日本の主権の真の独立にとって、最重要な事柄なのだ。

その様な立場を配所から捨て去り、自ら尻尾を振ってすり寄ると言う姿勢は、旧政権自民党政治と、何ら変わる所は無い。


選挙民は、自民党政治からの<脱却>を願った。


その<選挙民>に選ばれた新政権が、何故旧政権と全く同じ轍を踏む必要が有るのか、さっぱり理解出来ない。


民主党現執行部は、何故自分達が<政権>にいるのか、理由が解っているのだろうか。

誰に、何故、政権を託されたのか、考えた事が有るのか。

自分達だけに力で政権を取った、とでも思っているのか。

万一、自らの置かれた<政権与党>と言う立場が、<選挙>で選ばれたが故である事が理解出来るのなら、国民の選んだ方向から(かってに)180度転換するなど、許される事では無い事ぐらい、解らないのか。


君たちは「国家なり」ではない。


神に与えられた<政権>ではない。
国民に、<託された>政権である。

方向転換したいのなら、解散総選挙で信を問え!

あるいは、方向転換では無い、<選ばれた>時の旗印が、一時の嘘であった、とでも言いたいのか。


それならそれで良かろう。

嘘で信を得たのなら、選んだ方としては、選択をやり直さねばならない。


もし、財務省主導の予算編成を行い、族議員を生む如きシステムがやりたいのなら。
超大国の隷属国家でいたいのなら。

選挙のときに、そのような旗を掲げろ。


目下、菅直人と仙石由人がやっている事は、選挙民に対する、恐るべき背信行為である。


菅直人、仙石由人、さらにそれを取り巻く現政権の執行部を形成する者共は、自由民主党に入党せよ。
君たちが向かっている方向は、自民党の政策そのものである。


解散総選挙を行い、自民党から立候補しなさい。


我々国民選んだ『民主党』を乗っ取って、国民の願う方向の逆に向かう政府など、民主党に一票を投じた国民の誰一人として、認めない!



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旧『さきがけ』派と『小沢』派の死闘/菅直人の生き残り戦術は油断出来ない。

2010-07-24 23:59:00 | 政治と社会
結局『民主党』とは、溶解しない二種類の溶剤が<政権奪取>の為にだけ混じりあっていただけの、まやかしの<カクテル>であったのかもしれない。


「国民の生活が第一」という発想は、あくまで『小沢』の発想に過ぎないらしい。

菅直人、及び前原、野田グループに取っては、何の意味も無い事だったのだ。
そうでないと、小沢が排除されたとたんに、ああもたやすく捨て去れる物では無い。


そして、国民に取っての<大誤算>は、鳩山が小沢を排除した事である。



『週間SPA!』なる雑誌の記事に、実に解りやすい解説が有った。

(前段階省略)
>このように各氏各様の鳩山観が飛び交う中で、戦慄すべき権謀術数家の姿を見るのが経済アナリストの森永卓郎氏だ。

 「鳩山氏の凄みとは、結果的には民主党にとって邪魔者だった小沢一郎氏も福島瑞穂氏も亀井静香氏も排除してしまったことでしょう。そして新生民主党の中枢を独占する前原・野田グループが目指すのは日米同盟優先、増税による財政再建、弱肉強食を旨とする新自由主義路線です。つまり、鳩山氏がやったことは、平和と平等主義の小沢マニフェストで政権を奪取し、普天間問題での政治的な自殺をみそぎとして磐石な状態で菅直人氏に小泉構造改革を引き継がせたのです。鳩山由紀夫という政治家は、小泉純一郎以上の役者ですよ」

>国民は今後味わう塗炭の苦しみのなかで、鳩山氏を嘲笑ったことを深く後悔するのだろうか。
【週間SPA/7月22日(木) 18時24分配信】



この指摘は、感覚的に感じ取っていた物の、形として明確に姿を結んでいなかった<像>のピントを、見事に合わせてくれた。

そうだったのだ。

鳩山は、野合『民主党』から、『小沢自由党』という溶剤を分離して、<純粋>なる『さきがけ民主党』に戻したのだ。


スパイス無しで、料理は作れない。

16世紀までのヨーロッパに於いて言われていた言葉が有る。

「胡椒の一グラムは、金の一グラム」

そうなのだ。

肉食人種ヨーロッパ人達に於いて、冷蔵庫も冷凍庫も無かった時代に、食材としての<なま肉>を、最後まで以下に美味なるままで食せるか、は死活問題であったで有ろう。

ましてや、調理した肉に、胡椒が有ると無いとでは、その出来映えには雲泥の開きが出て来る。
胡椒無くしては、肉は<食べてもらえる程>美味に調理出来ない。


そして、『さきがけ』の流れを汲む『<旧>民主党』という、等級の劣る肉は、消費者に支持されなかった。

『新進党=自由党』と言うスパイスが使われて、始めて<美味なる>『民主党』が出来上がったのだった。


ただ、その<旧さきがけ>のメンバーは、国民全員が喜ぶ様な<普遍的B級グルメ料理>になるつもりは、さらさら無かったらしい。

あくまで、アメリカという<帝国主義国家>に寄宿したい、寄生虫エリート達にのみ供されるべき、選ばれた<特選メニュー>のつもりなのだ。


しかし、メニューを決めるのは客である。
大多数の客に選ばれる為には、普遍的に喜ばれそうな調理が必要とされる。

その前に、大多数の客に来店してもらわなければ、始まらない。

『特選エリート料理店』の看板では、大多数の客には来店が期待出来ない。

しからば、皆々様に<口当たりの良い>看板を掲げようではないか。
『国民の料理店』


そしてひとたび(自分達が奨めたい)特選コースが、大多数の客に選ばれたら、あとは<大衆グルメ>の看板は早々に下ろそう。


そう考えると、昨年8月30日以後、鳩山政権が取って来た行動が良く理解出来る。


閣僚の選び方。
その閣僚達の暴走。
首相本人の迷走ぶり。

そして極めつけは、「菅直人の続投支持」発言。


そべて、意味が有ったのだ。



▶菅首相と武村正義元官房長官会談で浮上した「反小沢」さきがけ人脈 小沢一郎「再始動」の裏側で(週間ビジネス見出し)

(前段省略)
>事実、小沢氏は21日、オープンしたばかりの衆院第1議員会館の自室に姿を現し、参院選で当・落選した候補者の挨拶を受けた。そこで参院選敗因の分析をしてみせたうえで、執行部批判を行った。新聞の見出し風に言えば、雲隠れしていた小沢氏が9月の党代表選に向けて「再始動」ということになる。

>一方の菅直人首相は小沢氏に対し面会を繰り返し要請するものの、小沢氏側から無しの飛礫のため神経をとがらせている、と新聞は報じている。果たして、本当だろうか。

>というのも、菅首相が23日午後、都内のホテルニューオータニ内の「なだ万」で武村正義元官房長官と昼食をとりながら会談したからだ。この菅・武村会談の第1報は瞬時、永田町を駆け巡り、「すわ、さきがけの復活か? 」と、小沢周辺に大きな衝撃を与えた。

>まさに小沢氏が新生党代表幹事時代の93年8月、同氏主導で非自民8党会派の細川護煕政権が誕生、55年体制に終止符が打たれた。

>同政権の官房長官に就任したのが新党さきがけを率いていた武村氏である。因みに、鳩山由紀夫前首相は官房副長官として政権入りした。

>が、ここで注目すべきは、短命に終わった羽田孜政権の後に発足した「自・社・さ政権」の村山富市政権時の新党さきがけのラインアップである。

《代表・武村正義、代表幹事・鳩山由紀夫以下、常任幹事に武村、鳩山、菅、園田博之(たちあがれ日本幹事長)、簗瀬進前衆院予算委員長(今参院選で落選)、田中秀征(参院選期間中、みんなの党顧問)、渡海紀三朗(前自民党衆院議員)など12人。》


>菅首相は政調会長、
前原誠司国交相、荒井聡国家戦略担当相と枝野幸男幹事長はそれぞれ政調副会長、
玄葉光一郎公務員制度改革相・政調会長は企画局長、
小沢鋭仁環境相は副院内幹事であった。

菅政権の閣僚が5人、党執行部の2人が旧さきがけの主要メンバーなのだ。
【週間ビジネス/歳川 隆雄/7月24日(土) 7時 5分配信】


そうだった。
これで、モヤモヤしていた、あらゆる要素が明らかになった。


9月11日とか言われている<民主党代表選>には、心してかからなければならない。

『国民の生活が第一』派は、政権奪取の為だけに利用されて、あっさり捨てられてしまう<だし昆布>にだけは、なってはならない。


参院選での戦い方のお粗末さ。
その後の処理の仕方の利己的稚拙さ。

そんな執行部は、代表選で即クビ。

だと、安易に考えていた。


しかし、いくら選挙戦術は幼稚でも、恥を知らない厚顔さでも、責任の取り方は知らなくても、権力の維持にかけては、実に油断ならない<老獪>さ秘めたる『菅から官』では有った。

そして、それを支えて蜜を吸う手管に長けた、旧さきがけ一派の面々であった。


おのおの方、くれぐれもご油断召さるな!

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エール・フランスの機内盗難事件は、起こるべくして起こったのか。。。個人の被害も国の被害も原因は一緒?

2010-07-22 07:05:17 | 国際関係
さる1月5日に、成田発パリ行きAF便で起こった、ビジネスクラス乗客の盗難事件は、発覚した時点で<乗務員>の犯行意外、考えられないと思っていた。


そして、半年後の7月20日、犯人の<客室乗務員>が逮捕された。


第一報は『時事通信』で20日。
一日半遅れて、読売とロイター、及び『J-CASTニュース』が続いた。

読み比べてみると、読売とロイターは、「仏紙『ル・フィガロ』等が報じている」と言う、単なる<後追い記事>で、中身は殆ど『時事』の第一報と変わらない短い物であるが、『J』はやや詳しいフォローであった。


▶エールフランス機内で大胆犯行 睡眠中の乗客を女客室乗務員が…(J-CAST見出し)

>成田発パリ行きのエールフランス機内で、ビジネスクラスの乗客5人の現金が盗まれた問題で、事件から半年がたって、やっと容疑者が逮捕された。逮捕されたのは、何と同社の客室乗務員。現地の報道によると、容疑者は1年以上にわたって、乗客が眠っている間に現金や貴金属を盗んでいたといい、捜査関係者は「大量の現金を持つ日本人は、格好の標的になる」と指摘。「安全をカネで買う」面もあるビジネスクラスでの犯行なだけに波紋が拡がりそうだが、同社は現段階では「ノーコメント」の立場だ。

>事件のきっかけとなったのは、2010年1月4日に、成田からパリに向けて飛び立った便で、日本人を含むビジネスクラスの5人の乗客が、4000ユーロ相当(当時約54万円)の現金が盗まれたと訴えた。

>■現金、クレジットカード、貴金属、高級時計

>この便は、日本時間1月4日深夜に離陸し、パリ時間で1月5日早朝に到着する「深夜便」。就寝中の犯行を狙ったものとみられ、犯人が乗員・乗客の中にいるのは明らかだ。パリのシャルル・ドゴール空港着陸後、警察が乗客全員を「足止め」する形で約30分にわたって機内を調べたが、結局犯人は見つからないままだった。

>だが、7月20日付けのフィガロ紙によると、フランスの警察はその直後の10年1月に捜査を開始。その結果容疑者として逮捕されたのが、エールフランスの47歳の客室乗務員の女だ。7月16日に成田からパリに戻ったところを、空港で身柄を拘束されたという。

>10年に入って、同社のビジネスクラスでは少なくとも142件の盗難被害が報告されており、盗難の発生状況と乗務員のシフト表を付き合わせたところ、容疑者が捜査線上に浮上した。

>容疑者は、26件の犯行を自供しているというが、捜査当局は数十件余罪があるものとみており、追及を進める方針だ。フィガロ紙によると、容疑者は主にパリとアジアを結ぶ路線のビジネスクラスに乗務。09年3月から犯行に及ぶようになり、乗客のポケットや手荷物から、現金、クレジットカード、貴金属、高級時計などを盗んだ疑いが持たれている。盗んだ現金もユーロ、日本円、スイスフランなど、多岐にわたるという。

>■「日本人が、格好の標的になっている」

>また、日本人が主なターゲットにされた可能性もあるようで、捜査関係者は、同紙に対して

「クレジットカードで支払いをせず、大量の円・ユーロの現金を持っている日本人が、格好の標的になっている」

と警告している。

>犯行の動機は「経済上の問題」だとされているが、容疑者が銀行で契約した貸金庫や自宅からは、貴金属、クレジットカード、現金、金額が書き込まれていない小切手、トラベラーズチェックなどが発見されたといい、本当に経済的に困窮していたのかは不明だ。捜査関係者は、

 「銀行口座の残高(の多さ)が、容疑者の日頃のライフスタイルと、申告されている収入額との途方もないギャップを示している」

と嘆息している。

>容疑者は、最高で懲役10年の刑を受ける可能性があるという。

>エールフランス日本支社の広報担当者は

「(パリの)本社から『捜査中なので、エールフランスとしてはコメントできない』旨の連絡があった」

と話しており、現段階では「ノーコメント」との立場だ。
【J-CASTニュース/7月21日19時2分配信】


つい全文をコピーしてしまったが、内容は何ともつまらない窃盗事件である。


しかし、これが<航空機>の機内での事件となると、<ありふれた>事件と言ってはいられない、深刻さがある。

私個人も、外地に住んでいる以上、訪日するには飛行機に乗るしかない訳だ。
たまたま、『マイレージ』をためるのが有利であったが為に、エール・フランスを利用する。
なにかの間違いで、ビジネス・クラスを利用する様になってしまって以後、エコノミー席での12時間は、もう耐えられそうにない。

しかし、あの<限られた>空間で、乗客が他の乗客から盗みを行う、と言う事は極めて考えにくい。

いくらほとんどの乗客が寝てしまっているとは言え、気づかれる可能性が高すぎる。

そして、一度気がつかれたら、逃げ隠れ出来る場所など皆無だ。

まず、<プロ>のスリは、ビジネス・クラスには乗らないだろう。
あまりにも<ハイ・リスク、ロー・リターン>でありすぎる。

かといって、<出来心>での犯行とは、考えにくい。

ところが、乗務員で有れば、お客の近くで<ひざまずいて>ゴソゴソしていても、まず怪しまれる事は無い。

気配に気がつかれたら、ずれた<毛布>の位置を直しているフリをすれば、感謝される事こそ有れど、怪しまれる事は無いだろう。

しかも、全員がほぼ熟睡してしまう<深夜便>で、さらに日本線と来た日には、かなり<常習犯>である事は想像に難くない。


と言う訳で、フランス警察も<バカ>では無かった訳だ。


ここはひとまず、彼らフランス警察の働きに、敬意を表する事にしよう。


ただこの事件は、かなりの問題点を突きつけてくれている事に、気がつかねばならない。

つまり、日本人の行動様式の生温さであります。

★かなりの額の現金を所持している(と思われている)。
★疑う事を知らぬかの如き開けっぴろげな無防備さ。
★表面の笑顔を疑わない。
★被害に会ってからの態度が、あまりにも大人しすぎる。
★被害を信じようとしない人すら居る。
★被害に会った事すら気がつかない事も有るくらいに、自己管理が出来ていない。
★すぐ<泣き寝入り>をしてしまう。


これらの、我が民族の<愛すべき>性質は、一度気がつかれたら、徹底的に<カモ>にされやすい、と言う事を全日本人は深く自覚しなければなりません。


逮捕された犯人は、09年3月から、等と言っているらしいが、もっと前からやっていた筈なのは明らかである。

つまり、それだけ被害に会っても<気がつかない>人達が居るらしい、と言う事だ。
あるいは、気がついても、<しかるべき>処置をとらない人達が結構居る、と言う事だ。


エア・フラでの盗難事件は、2010年だけでも(少なくとも)142件の被害届が有るらしい。

<パリとアジア都市を結ぶ路線>で、と言われているが、恐らく大半が日本路線であるに違いない。

もし、中国人や韓国人が盗難の被害に遭ったとしたら、恐らく<猛烈に>抗議する筈だから。

目に見えている。
彼らは、決して<泣き寝入り>等しない。

徹底的に抗議する筈だ。


この記事中にも、「日本人が、格好の標的になっている」と有るが、単に<現金>を持ち歩いている、からだけが理由では無い筈だ。

同胞の、優しい性格、言い換えれば<優柔不断>な性格が、被害を自ら招いてしまう一因となっている筈なの出す。


それにしても、他の航空会社では起こっていないのだろうか?


しかし、高いお金を払った挙げ句に、「おちおち寝ていられない」ってのも、なんだかなあ。



そして、上に上げた我が同胞の性格に鑑みて、事を<個人の盗難事件>から、国家間のやり取りに置き換えてみると、かなり面白いですよ。


「自民党をぶっ壊す!」
等と言う芝居がかった台詞まわしに<コロッと>騙されて。

せっせと納めた<血税>は、官僚達に浪費され、最終的には<世界国家>に貢がれてしまう。

人の懐に、手を突っ込まれているのに、大多数の同胞は気づいていない。


中国人や韓国人は、そこまで騙されない。
イラク人もアフガン人も、騙されない。

「ニホンジンダケ、ダマサレルアルネ」


自分の事は自分で守ろう。

外国軍基地は、日本を守る為に有るのでは無い。
外国の軍事力で、自国は守れない。

お金だけ貢がされて、笑われていますよ。



皆さん、十二分に気をつけて下さいませ。


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金賢姫に何か期待する事が有るのだろうか? / 被害者を実際に取り返す為には。。。

2010-07-21 05:53:20 | 政治と社会
パリで暮らしていると、JSTVというロンドンの衛星放送会社と契約して、日本語放送をテレビで見る事が出来る。

番組の75%はNHKで、地上波の番組とBSとが半々なのでは無かろうか。
残りの25%程が、民放である。

ニュースは、<定時>はBSニュースで、後はニュース7と9時のニュース。
そして、朝フジの『FNNスピーク』と晩『FNNスーパー・ニュース』で有る。



極めて狭い情報源であるが、今の世はネットが有るので、さほど困らない。


それにしてもまあ、FNNのニュースときたら。

安藤サンがいくら<気取って>報道番組のフリをしてみても、現場からの中継アナウンサーの口調や、VTRのナレーションは、まさに『北朝鮮中央テレビ』の、あの名物女性アナウンサーと同じレベルの<おどろおどろ>しさ振りで、いつも笑ってしまうのです。


そのFNNニュースで、精一杯<てんこ盛り>した大げさ口調も重々しく『金賢姫』の訪日を報じていた。

バッカじゃなかろか。
なんで、あんなに<おどろおどろ>しくする必要が有るんだろ?

事実を淡々と、<歪曲>無しに、伝えるだけで良いのに。
(実はそれが一番不得手なのですね。。。歪曲のてんこ盛りが得意なのダ)

と言う事は、まあ置いておいて。



今更、この女性をこれだけ大騒ぎをして日本に迎えて、何か得る事が有るのだろうか。

確かに彼女は『田口八重子』さんとともに暮らし、『横田めぐみ』さんとも出会っていた様だ。

でも。

北朝鮮を離れて、既に23年。


「あの時彼女と会いました」
「彼女が自殺した筈が有りません」

程度の話が、何程の意味を持つのだろう。


確かに、横田めぐみさんの動静が掴めていない<空白の数年間>の実話が聞けたとしても。

それが、問題の解決に、進展を与えてくれるかどうかと言えば、やはり疑問であろう。


この二人の女性のご家族に取っては、理不尽に奪い去られた愛する家族の一員の帰還を心から願う家族に取っては、確かに<失った家族>と繋がる、唯一の縁であり、生存を信じたい祈りの心の、糧であろう事は、理解出来るのですが。


それでは、彼女との会見に寄って<何かの進展が期待出来る>、と言う物では無いと思えるのです。


金賢姫にとっては、<自責の念>や<贖罪意識>や、自分の人生に対する一種の<カタ>を就けたいが為にも、拉致被害者のご家族に会いたいのであろう。

何となく理解出来る様な気はする物の、両者に取ってある種非常に<ウエット>な、精神的手続きに過ぎない様な気がしてしまう。


むしろ、今この時期に<超法規的>措置で入国させて、秘密めかした行動でマスコミを騒がす作業は、政府の<参院選敗北>の騒ぎから国民の目をそらす、実に有効なタイミングでのイヴェントになった物だ。

勿論、事前に事務的根回しを十分行わなければならない類いの事なので、この見方はうがってはいるのだが。

しかし今回の民主党政権に取っては、有る意味でラッキーなタイミングであった。



しかし、そんな事より、もっとやらなければならない事が有る筈では無いか。



▶金賢姫元死刑囚 田口さん絶対生きている…長男らと面会(毎日見出し)

>初来日した北朝鮮の元工作員、金賢姫(キム・ヒョンヒ)元死刑囚(48)が20日、拉致被害者の田口八重子さん(行方不明時22歳)の長男、飯塚耕一郎さん(33)と兄で拉致被害者家族会代表の飯塚繁雄さん(72)と、長野県軽井沢町の鳩山由紀夫前首相の別荘で面会した。昨年3月に韓国で初めて会って以来の再会。繁雄さんは会見で「金さんは改めて『(田口さんは)絶対生きている。そのうち帰ってくる』と言ってくれた。大事な生き証人として今後も(交流を)つなげていきたい」と述べた。

>耕一郎さんは「初めて会った時より大分穏やかな形で話ができた。今後も話をしながら交流を深めたい」と期待を込めた。
【毎日新聞/7月20日22時8分配信】


誤解を恐れずに敢えて言うならば、「互いに傷口をなめあって慰めあっている」だけでは、何も進展しないのではないか?

勿論、今回の彼女の訪日から、今までに知られていなかった<新情報>が出て来て、それが多いに役立つ事も、有るかもしれない。

しかし、前述した通り、23年間も<北朝鮮>内部と隔絶して来た彼女から、有効な情報が出て来るとは、考えにくいのでは無かろうか。


それより、拉致被害者を奪回する為の、有効な手段を真剣に考えるときである。

被害者家族会の皆さんの高齢化は、疑い余地のない事だ。

ご家族がお元気なうちに、拉致被害者を絶対に取り返さなければならない。


私は、以前から考えている事が有る。


要するに『北朝鮮』のメンツを(とりあえず)潰さなければ何とかなる可能性が有るのでは無いか。

そこで、拉致被害者全員を第三国のどこか、タイでも、シンガポールでも、中国奥地でも良いので、放置してもらうのだ。

勿論、何時、何処で、と言う事は事前に当局同士でつめておく。
絶対に<北>の責任にはしない、と<空手形>を渡しておこう。


ある日、以下の様なニュースが飛び込んで来る事になる。


「カンボジアのジャングルの中に有る村で、見慣れない人達がいるのが発見されました。当局が保護し、あれこれ捜査した結果、どうやらウン十年前<日本から拉致された>と言われていた人達である事が判明しました。当人達は、その間の記憶がほとんど無く、何故自分達がそこにいたのかも解らない、といっています。」


「めでたく、全員が本国に帰還致しました」

と言う訳だ。


もしろん、開放現場までの潜入方法や実際の搬送は、何処やらの<秘密部隊>か何かの協力を、事前に得ておく。

本人達には、とりあえず『北朝鮮』にいた事を、忘れているフリをする様に、説得しておく。

世紀の大ニュース!
21世紀の奇跡!
一体何故、彼らは何処からこつ然と発見されたのか?

北朝鮮当局は、今回発見された人々に、一切心当たりは無い、と発表。

とにかく、家族は被害者を取り返した。
めでたしメデタシ。

「謎は謎として、今後の究明を待たれる」


これで良いのでは?
これなら<北>も飲めるのでは無かろうか?


やり方や、手順はどうでも良い。

とにかく取り返そう。


そうやって、見え見えのミステリーをでっち上げ、被害者を取り返した暁には、その後北朝鮮の行った手口の一切合切を、暴露してやれば良い。

国家観の約束を破ったと、北はかんかんになって怒り狂って日本を恫喝するであろうが、取り返した後なら「そんなのカンケーねえ」だ。


以前、この突拍子も無い理屈を誰かに話したら、「それは森喜朗が一度提案して、被害者家族会が拒否したらしい」と言う話がでてきた。

あくまで伝聞なので、信憑性には問題が有る物の、やはり私が考えつく事ぐらい、政治家なら当然考えておかしくない訳です。

それが、『森喜朗』と言うのが、いかにもいい加減なヤツのいそうな事だけに、妙に納得させられてしまった物でした。


この話がもし、本当の事であったとしたら。


家族会が、「うやむやは許せない」のは、理解できます。
北の責任を、世界に向かって白昼の下に曝さなければ<気が済まない>事は、よく理解出来ます。

しかし、体裁より<じつ>を取る事が先決なのでは無かろうか。


とにかく、取り返さなければ話にならない。

その為には、カッコつけ付けてる余裕は無い。

時間はドンドン過ぎて行くのだ。

どのような形でも良いから、取り返す事を最優先事項として、真剣に取り組まなければならない。


その為になら、米国国債をさらに1兆円買い取っても良い。
それで、アメリカの特殊部隊と、宇宙監視システムを有効活用出来るのであれば、構わないとすら考える。

「日米同盟は深化しなければならない」そうである。

しからば、日本側としても、アメリカに対してそれくらいの要求をする事等、これまでの我々の貢献を考えれば、少しもおかしくないのでは無かろうか。

アフガンやイラクの小村の結婚式に、罪も無い人々にミサイルを撃ち込む代わりに、北朝鮮内部にその監視システムの照準を合わせて、拉致被害者を見つけ出す事の方が、人類の平和への貢献として、遥かに褒められるべきでありましょう。


一度取り返してから、ゆっくりじっくり、<北の野蛮な犯罪>を暴き立てて、国際的に裁きを下してやろうでは有りませんか。


金賢姫は、今日横田めぐみさんのご両親と会うらしい。
何かが出て来るのだろうか。


時間は限られている。



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増々露骨になるアメリカの対日干渉。宗主国はもう我慢が出来ない?/そしてその手下共はどうする?

2010-07-18 07:37:23 | 世界に置ける日本
一昨日流れたニュースで、IMFが日本に対して「消費税率の引き上げを提言」という報道に続いて、今度は「鳩山首相をアメリカが辞めさせる盲動をしていた」という野中広務氏のびっくり発言が飛び出して来た。

外務省の元高官が鳩山総理に小沢を道連れにして辞めなさいと



まあ、「元財務省高官」が<アメリカの意志を受けて>そんなことを言って来たからと言って、鳩山さんが1ヶ月半もの間<悩んだ>と言う事実も、有りそうな、無さそうな。。。


しかし、結果は、その通りになってしまった。


対米距離を見直す事を公言している『小沢』は、一部アメリカ権力者に取って、排除する事は<焦眉の急>である。

『普天間マフィア』と『日本ハンドラー』達の、小沢落としの結果であったのだろう。


これから更に、手を替え品を替え、日本に対する干渉がいや増す如くに、露骨になって来る。


▶IMF、日本に消費税の段階引き上げ要請 11年度から最大15%に(産経見出し)

>国際通貨基金(IMF)は14日、日本経済に関する年次審査報告を公表し、先進国で最悪水準の財政状況の再建に向けて、2011年度から消費税の段階的な引き上げを含む財政健全化の必要性を訴えた。また菅直人政権が発表した財政運営戦略に期待を表明した。

>参院選の民主党大敗で、消費税増税など税制改革の先送り論が高まる中、IMFの提言は今後の財政論議に影響を与えそうだ。

>報告は、09年度の財政赤字が対国内総生産(GDP)比で10.25%、純公的債務は110%に達した日本の財政状況を先進国で最も高い水準と指摘。「信頼に足る財政調整の喫緊性」を強調した。

>そのうえで財政健全化策は11年度から着手すべきと指摘。包括的税制改革として消費税率を11年度から最大15%まで引き上げたケースを例示。GDP比で4~5%分の歳入が増えると試算した。14%から最大22%までの引き上げたケースも例示した。

>また、消費増税に加え、所得税控除の縮減を行う一方で、国内投資を刺激するための法人税の引き下げも行うべきとしている。

>審査報告を受けたIMF理事会の政策提言でも「包括的な税制改革に支えられた段階的な消費税増税や社会保障制度改革に焦点をあてるべきと提言。ただ、実施にはまだ初期段階にある景気回復に配慮すべきとも指摘している。

>一方、日銀の金融政策についてはデフレに対処するための現行の措置を評価。景気の見通しが悪化し、デフレ圧力が強まった際には、追加的な緩和策が必要との見方を示した。
【産經新聞/7月15日11時29分配信】


ここでお笑い草な事は、IMFなる機関が、日本の財務官僚の天下り先の牙城の一つである、と言う事だろう。

正に、菅直人が「消費税増税」を言い出した事自体は、既に財務相当時からの事であったらしく(菅婦人の発言)、首相になった途端の思い上がりで<公言>してしまった訳だが、それが基で参院選に菅敗を喫してしまった。

消費税上げが悲願である<財務官僚達>に取っては、悲願達成を阻まれてしまった。


その直後に出て来た、このIMF年次審査報告に寄る「対日消費税上げ申請」なる物の、実にいかがわしきタイミングは、子供でも解る程ミエミエの幼稚な露骨さである。

各紙が報道している中で、やはり『産経』の見出しが、一番<扇情的>でありました。


そして、極めつけが、以下の報道。


▶日米同盟「深刻な懸念」 米議会の超党派認識(産経見出し)

>米国議会には菅直人首相の普天間基地移設の日米合意どおりの実行への疑問だけでなく、日本の民主党政権との間に総合的な戦略認識にミゾがあり、日米同盟の堅持の基本への深刻な懸念があることが同議会調査局の報告で明らかにされた。

>米国議会調査局が上下両院議員の法案審議資料としてこのほど作成した「日米関係=議会への諸課題」と題する報告は、菅政権発足後の日米関係の現状と展望を米議会一般の超党派の見解として記述している。

>菅政権下での日米安全保障関係についてまず、「菅首相は鳩山由紀夫前首相が米国との間で成立させた普天間基地移設に関する日米合意を順守することを誓約したが、なお移設計画の実行に関しては深刻な懸念が残っている」と述べ、移設が菅首相の約した日米共同声明どおりには履行されない可能性を指摘した。


深刻な<疑念>が残っている!
よくお分かりで。


>また、普天間問題について米側の政府高官が菅首相の誓約どおりに進むという「楽観的な言明」をしているとして、現実には「沖縄住民の多くと民主党政権との間の日米安保関係への見解の相違や民主党自体の内部の多様な意見」などのために、菅首相の方針のようには移設が進まない可能性があることをも強調した。


正に、その通りです。


>菅政権の日米同盟自体に対する態度についても、「菅首相は日米同盟を日本の外交や安保の基軸にすると言明してはいるが、なお(鳩山政権時代に)普天間問題が日米安保関係にすでに与えた損害や(米国と日本の民主党政権との間の)同盟をめぐる総合的な戦略認識のギャップ(ミゾ)に関する懸念が残っている」と述べ、米国議会一般の見解として、日米同盟の長期的な堅持の基本に対してまで懸念が存在することを明らかにした。


普天間問題が与えた<損害>って。。。


>日本の民主党の日米同盟に対する年来の懐疑的な姿勢にも光をあて、「民主党は菅首相の下でも、アジアとのより深い関与や国連への志向がより顕著な外交を通じての対米同盟の『平等化』を唱えている」と述べ、菅政権下でもなお民主党には日米同盟からの離反や同盟の希薄化を求める傾向があることを指摘し、米国としての最悪の事態にも備える対応をにじませた。
【産經新聞/7月16日22時31分配信】


実に、その事の為に、我々国民は昨年<政権交代>を果たしたのです。

いくら<鈍感>なアメリカ人でも、そろそろ気がついても良いのでは無いでしょうか。

世界は、アメリカ人の為にだけ回っているのでは無い、と言う事に。

貴方達が、戦後65年の世界不安を生み出して来た。
貴方達が、地球上の国々の間に、人間達の間に、格差を極端に広げ、悲惨な現状を生み出して来た、と言う事を。

そろそろ、気がついても良い頃だと思いますよ。

アフガンで、イラクで、未だに傷口を広げているあなた方の<思い上がり>を、そろそろ気がつくべき時に有るのでは無いか。


彼らも必死である。


そこへ持って来て、また彼らに取って都合の悪い雑音が聞こえて来る。


▶在沖米海兵隊 広がる不要論 下院の重鎮「冷戦の遺物」(琉球新報見出し)

>バーニー・フランク下院歳出委員長が「米国が世界の警察だという見解は冷戦の遺物であり、時代遅れだ。沖縄に海兵隊がいる必要はない」と公に訴えた。

>2010年度の軍事費6930億ドル(約61兆円)は歳出全体の42%にも上り、経済活動や国民生活を圧迫していると説明。米国が超大国として他国に関与することが、逆に反米感情を生み出している側面も指摘した。

>10日は米公共ラジオ局も取り上げ、フランク氏は「1万5千人の在沖海兵隊が中国に上陸し、何百万もの中国軍と戦うなんて誰も思っていない。彼らは65年前に終わった戦争の遺物だ。沖縄に海兵隊は要らない。超党派で協力し、この議論を提示していきたい」と訴えた。

12日のウォールストリート・ジャーナルは「普天間飛行場の県外・国外移設を望む沖縄に、強力な助っ人が現れた」とし、今後この動きが加速する可能性に触れた。

>ワシントン・ポスト紙は、この報告書を踏まえた記事を掲載し、「米国は世界の警察として、アフガニスタンやイラクだけでも1兆ドルを費やしてきたが、世界の中の役割について再考が必要だ。われわれはそろそろ正直に、そして公に議論すべき時期にきているのではないか」と、海外駐留米軍の役割について国民的議論を呼び掛けた。
 (与那嶺路代ワシントン特派員)
【琉球新報/2010年7月16日】


世の中には、理屈のわかっている人間は、何処にでも必ずいる物だ。

それが、たとえ当のアメリカ人であっても。


不幸にして、『アメリカ合衆国』と言う国は、<世界経済総てを支配下に納めたい資本>の意志に左右される国家である。


さらに不幸な事に、それら『グローバル資本』の活動において、軍需産業は、その中核を成す不可欠な<経済活動>なのであります。

しかるが故に、産学軍共同体は、膨大な予算を使って常に新しい兵器を開発し、その度に<旧型兵器>をお払い箱にしながら、膨大な金額のさらに千倍くらいの価格で<新型>を売りつける。

その為には、常に棚卸しをしなくてはならない。

棚卸し。
世界戦略。

そして、営業。
つまり<戦争>である。

それに依て、膨大な予算の千倍くらいの価格の兵器を、何万個も何十万個も消費する。

そのシステムに寄って、アメリカが衆国は、成り立って来た。


ところが、右肩上がりは、永久には続かない。

軍備縮小。
軍事費縮小。
アメリカ型グローバリゼーションの否定の傾向。
世界各地で、民族主義の台頭に寄る、一方的アメリカ支配の否定の傾向。


「世界経済が冷え込むと戦争が起こる」と言うのが、20世紀前半までの理論であった。

ところが、20世紀末の世界的経済の停滞傾向により、戦争に寄る経済復興すら不可能なって来たほど、緊縮予算に甘んじざるを得ない時代となってしまった。

もはや、倍々ゲームで軍事予算を増やせるのは、中国以外には無くなってしまった。

そして、アメリカを中心とする同盟諸国は、その中国と戦を構える気概も、必要性も、そしてそれを可能とする社会環境も、失ってしまった時代になっているのだ。


その事に、アメリカ人(の一部)が、やっと気がつき始めた、と言う事だろう。


もはや、日本を代表とする、手先に費用を負担させれば良い環境でもなくなって来ている。

韓国しかり。
パキスタンしかり。
アフガニスタンしかり。
イラクしかり。

アメリカ軍は、次々に縮小させられている。
撤退する毎に、アメリカとの<約束>を反古にし始める。

そして、日本においての民主党政権の成立。


アメリカは、その存在の意義と役割とをしっかり検証して、正確に見極めなければならない時代に入って来た。


ただ、そのような動きが、都合の悪い<階層>がまだまだ存在している。

そのような階層の抵抗は、これから増々大きく、強く、激しくなって来るに違いない。


その階層の、いわば<代貸し>の如き存在が、必ず何処の世界にもいる物だ。


ましてや、<属国>ともなると、<代貸し>や<手代>や<丁稚>等が、わんさか暗躍するものだ。


霞ヶ関。
マスコミ。
財界団体。
旧政権下の政治家。


先は、まだまだ長そうだ。


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「小沢は万死に値する」という意味不明のオチャラケ / 静岡県連と言い、例に依って前原も又また復活!

2010-07-16 16:17:24 | 政治と社会
何年で首相が何人変わろうと、世界の誰も笑わない。


ただ、日本の内政の混乱が話題になるだけだる。

「世界に笑われる」
「アメリカに嫌われる」
「アメリカが怒っている」

何の根拠も無い、<自意識過剰>で世論を撹乱するヤツバラが、この国には実に多い。


第一、誰しも、何処の国でも、夫々の事情と言う物が有って当たり前である。

その事に対して、第三者は、「気の毒に思う」ことはあっても、笑ったりはしないのだ。

何か有ると、すぐ「誰それに笑われる」等と吹聴する輩は、混乱している状況に有る他人を<笑うヤツ>に違いない。

自分の貧しい精神を、あたかも普遍的な事柄の如くにすり替えて、お為ごかしを言いつのる輩を、私は「笑わない」けれど「軽蔑」する者であります。


そして、その日本のバカバカしい状況は、日本に有っては<自然人>と、<法人>とを問わないらしい。

マスコミがこぞって、この論調に走る。

いかにも、おのれは「完全無欠」成る人格者ででも有るかの如く。

小沢バッシング。
阿倍、福田、麻生バッシング?
国母バッシング。
琴光喜バッシング。

やっている事は、同じ次元の事である。

そして、その影に透けて見える事は、同じ様に「攻められてしかるべき」人がいても、同じ様なバッシングの対象に成らない事が有る、と言う事実。


さらに、あたかも同じ様な<世論の糾弾>の如くに見せかけても、そこには二種類の状況が有ると言う事実。


一つ目は、対象が<社会>に取ってどうでも良い場合。

つまり、市井の一個人への個人攻撃。

責め立てられる側に取っては、堪った物じゃない。
とんでもない暴力である。

しかしマスコミに取っては、一個人を世間的に葬り去る事などに、何らの感情も持っていない。

不正を暴く。
不道徳をただす。

素晴らしい『錦の御旗』では有る。

で?
その「お墨付き」は、一体誰に貰ったのだ?
何の資格で?


もう一つの、二番目の局面は。


社会的に、何らかの存在の意味が重い人への場合。

これは、巧みに上記のケースと同じ様に見せかけてはいても、何らかの利益を守る為の、体のいい「スケープゴート」である。


そそくさと琴光喜とナントカ親方を首にして、何を守っているのか。

『相撲』等と言う、一種<異形>な世界に棲むものどもに取って、賭博やら、「ゴッツアンです」体質やら、彼らの固有の世界の事だろう。


勿論、賭博は法律違反と言う事に成っている。

だがしかし。

事実関係を解明す(はたして何かの役に立つのか)のも良い。

しかし、そこで終わってしまうな。

当然背後に潜む暴力団やら、怪しい財界人やらを炙り出して外科手術を施す事こそが、重要な事では無いのか。

2千万やらそこらの賭け高で、いかにも正義の味方ヅラして騒ぎ立て、<一番弱い所>を切り落としす。

あの、<異形の世界>では、大した金額でもあるまいに。


正義面ヅラして、よってたかっての<袋だたき>。

さぞ御気分が宜しい事でござんしょうねえ。
うさん臭い事限り無し。


何を隠す?
誰を守っている?


村中さんも同じ犠牲者だ。
佐藤栄作久氏も同じ事。
ウエクサさんも?

誰を守る為に犠牲にしたのだろう?

そして、そのように<告発>する輩は、一体何様なのだろう!?



▶参院選大敗「小沢氏に責任」=静岡県連会長が批判―民主(時事見出し)

▶民主で小沢氏バッシング 牧野氏「万死に値する」、前原氏「政倫審で説明を」(産経見出し)

▶民主・牧野氏が小沢氏に離党勧告 選挙戦略で「万死に値する」と批判(産経見出し)

>民主党静岡県連会長の牧野聖修衆院議員は16日午前、党本部で開かれた参院選の敗因を分析するためのヒアリングに出席し、枝野幸男幹事長らに対し、「選挙責任者としての小沢一郎前幹事長の責任は大きい。万死に値する。離党勧告をしてほしい」と述べ、党執行部に小沢氏に離党を勧告するよう要請した。

>また前原誠司国土交通相は16日、小沢氏の資金管理団体をめぐる政治資金規正法違反事件で、東京第1検察審査会の「不起訴不当」議決について、小沢氏に対し「自ら『(衆院)政治倫理審査会に出て説明しても構わない』と言っていた。しっかりと説明責任を果たしていただくべきだ」と述べた。
【産經新聞/7月16日15時14分配信】

▶前原国交相 「小沢氏は説明を」…政倫理審出席を要求(毎日見出し)


「万死に値する」だと!

こいつらの<醜さ>たるや。
「親の顔が見てみたい」とは、こう言う時の為にある言葉に違いない。


自分が、あたかも「完璧なる人格者」で、且つ「最高の権力を持つに相応しい人物だ」とでも思い込んでいない事には、これらの様な発言は何処をどう振っても出て来る筈が無い。

静岡県連会長。
お里が知れる。

前原誠司。
底の浅さが露呈している。


そして彼らこそが、民主党の、いや日本の将来に取っての『癌』である。

恥を知り、頭を丸め、西方浄土へ旅立って貰いたい。



ところで、有る意味で<渦中の人物>であったこの人の談話が、ひっそりと報道されている。

▶参院選敗北 藤井元財務相「民主は新時代に」(産経見出し)

>今回の参院選は明らかに民主党の敗北だ。9カ月間の鳩山・菅政権への批判だと受け止めなければいけない。ただ、民主党は比例代表では第一党を維持できた。総括と反省は必要だが、政権政党の責任の大きさを感じるべきだ。

>民主党は新しい時代に入ったと思う。歴史は一日一日動いている。人も一日一日変わっていく。これが現実であり、あるべき社会の姿だと思う。9月の党代表選も、首相を選ぶ選挙という意識でないといけない。

>高齢で無理だと断ってきたが、鳩山由紀夫前首相との関係もあって財務相を引き受け、予算編成はやらねばならないと思い、務めてきた。しかし、血圧が上がり、心臓がどうなるか心配なところまできた。昨年のうちに予算編成のメドがついたので、昨年12月23日、当時の平野博文官房長官に「辞めたい」と伝えた。

>この間の小沢一郎前幹事長との確執というのはまったくのうそだ。国家戦略担当相だった菅(直人)さんとは、暫定税率の廃止は今の状況では無理だし、地球温暖化税の導入も1年間は先送りしようというので合意した。一方、党内には暫定税率廃止の声が高まっていた。そこへ小沢さんが党を代表して暫定税率廃止を「やらなくてよい」と。まさに「天の助け」だったのだ。

>小沢さんが政治資金で土地を購入したことが、民主党の「政治とカネ」の原点にあるとは思う。ただ、土地購入の話は小沢さんだけの話ではないはずだ。
【産經新聞/7月15日20時59分配信】


『天の助け』を理解出来ないヤツら。


がん細胞は、2カ所見つかれば、2千カ所くらいに転移していると思っていい。

早期切除が不可欠である。



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仏革命記念日にアフリカ14カ国代表が参加 / 旧宗主国と植民地との関係などを考えてしまった。。。

2010-07-15 02:53:02 | 国際関係
1789年7月14日。


それから221年を経て、今年もフランスは『革命記念日』を迎えた。


最低でも年に5週間の有給休暇が保証されているフランスでは、子供の学校が休みの間に休暇を取る親が、やはり多い。

夏に2週間、クリスマス休暇(年末年始2週間)にも1~2週間、2月に2週間有る<冬休み>に1~2週間、復活祭休暇(春休み2週間)に1~2週間と、年に2~3回に分けて、年5週間を消化する家庭が多い。

勿論、この5週間分の有給には、土日は含まれない。
土日は、最初から休みである。

以前は、日本の人に言わせると、「そんなに遊んでばかり居るから、経済が繁栄しないんだ」ときた物だった。

しかし、フランスはGDPが日本より下回るとは言え、決して経済小国ではないし、産業は日本より遥かに健康である。

しかも、日本はいわゆる<バブル>が崩壊して以来、すっかり自信を無くしてしまっているのに反して、フランスは、財政赤字が大きかろうと、全く動じる風すら無い。

アメリカ一極の世界観に対抗して、唯我独尊を貫いている。

失業率が高い(活動人口の10%を超える)とは言え、老後の心配より、来年のヴァカンスにどこに行くか、の方が当面の問題だ、と言った具合である。

しかも、決して<キリギリス>では無い所が、フランスの面目躍如たる所か。


その年休であるが。

学校は6月末か、7月の第一週で終わるので、それから9月の頭までが、いわゆる『グラン・ヴァカンス』の期間と成る。


職場で互いに融通しあいながらの休暇は、7月前半、後半、8月前半、の時期がやはり一番集中する。

パリジャンは、革命記念日を過ぎると、ほとんどがパリを明け渡して、休暇に出かけてしまう、と言われて来た。

(最近は、込み合う時期を避けて、就学児童のいない人々は特に、オフ・シーズンに休暇を取るケースが増えて来た)



所で、今年の『革命記念日』の軍事パレードは、例年とは趣を異にしていた。

というのも、中央アフリカに有る14カ国の首脳達が招待され、そのうちの13カ国の代表が、パレードに参加したのです。

コンゴ。
マリ。
トーゴ。
ニジェール。
チャド。
ベナン。
ブルキナ・ファソ。
カメルーン。
中央アフリカ。
コート・ディヴォアール。
セネガル。
ガボン。
モーリタニア。

マダガスカル。


上記のアフリカ諸国に共通する点は何か。


いずれも、フランスの旧植民地であります。
そして、これらの殆どの国々が、今年独立50周年を迎えた。

それを記念して、フランスのニコラ・サルコジー大統領は、上記各国の首脳達を<公式招待>したのだ。

前夜祭の13日、エリゼー宮(仏大統領府)で、公式昼餐会がも催され、そして記念日当日、コンコルド広場に設けられた貴賓席に、サルコジーと同席して、パレードを観閲したのであります。


この日は、大統領を囲む<フレンドリー・ディナー>が、14日夜エリゼー宮で催されるが、それには招かず、今回のアフリカ諸国首脳達とは、<ワーキング・ランチ>という形で、13日昼に行われた。

アフリカ仏語圏諸国とフランスとの関係強化、を目的にしたと言う事である。

マダガスカルだけは、<政情不安定>を理由に欠席。



そして14日、記念日当日。

フランスの、最高学府『国立理工科大学校』の、(ナポレオン時代制定の)制服に身を固めた、りりしき(!)明日のフランス各界を支える超エリート達から始まる恒例の分列行進に、上記各国のうちの13カ国の代表が、パレードに参加した。

マリ共和国は、女性だけの部隊のパレードで、ひと際歓声を浴びていた。

ただし、コート・ディヴォアール軍だけは、このパレードには招待されず。

というのも、1993年のフランス人へのテロ事件から始まって、ツィギ次と繰り広げられた、対フランスの衝突事件、極めつけにはクーデター騒ぎの最中の2004年、同国に駐留していたフランス軍基地に、同国空軍が爆撃を敢行し、9名の死者と38名の負傷者を出した過去が、フランス人達、特に旧軍人達には、未だに忘れられておらず、同国に対する怒りを買っているからである。


今回のアフリカ諸国の、『革命記念日』式典への招待は、フランス国内で少なからぬ摩擦を引き起こした。


上述した<コート・ディヴォアール>の事だけで無く。

公正な選挙を経ず、クーデターで政権を握った、モーリタニアとニジェールとの大統領を公式招待する事への反対論。
少年兵を徴発している事への国際的非難を受けている『チャド』。
大統領選挙後の反対派勢力への弾圧で非難されている『ガボン』。
軍部が数々の虐殺事件を繰り返して来たトーゴ。

等の参加がリベラル派のフランス人達から、強く批判されている。


サルコジー曰く。

「今回のこれらのアフリカ諸国の招待は、<今の>彼らの軍部への賞揚では無く、過去においてのこれらの国々の旧兵士達への賞賛が目的である」


つまり、第二次大戦中『ナチ』占領下のフランスに有って、<抵抗>を呼び掛けた『シャルル・ドゴール将軍』の呼び掛けに応じて武器を取った、これらの地域出身兵士達への感謝の気持ちを込めて、と言う訳である。


しかして、日本の『建国記念日』式典に、韓国署脳が参加するかと考えると、日仏の間には大きな隔たりが有ると、言わざるを得ない。


先ず、<建国記念日>事態がいかがわしい。

旧『大日本帝国憲法』においての、『紀元節』である。

日本は、『古事記』に帰された<起源>なんぞを讃えるよりは、8月15日を『国の記念日』にするべきで有ると信ずる。

<愚かな軍部>と<愚かな翼賛政治>と<愚かなマスコミ>とに寄って導かれた、<愚かな日本の消滅>を祝わなくして、何を祝えと言えるのか。


そして、『朝鮮半島』の植民地化。


アフリカ諸国の人々は、フランスを<蛇蝎の如く>に嫌ってはいない。

むしろ、フランスを語る時は、分家の人達が<本家>の事を話題にする様な具合で、非常に<身内意識>溢れた肯定的感覚で、語る事が多い。

末弟に取っての、うんと歳のはなれた長兄、とでも言った雰囲気とでも言えば解って頂けるだろうか。


普遍的に言って、植民地支配と言う事実は、けっして認められる事ではない。


しかし、国家を形成するだけのレベルに無く、<主権国家を形成する国民>と言う意識など芽生えた事も無い、何のインフラも無い土地を、搾取された事は別としても、住民達の間に、それなりの国家を形成する意識を生み出し、主権意識を植え付け、自分達の国家を造り出す際に必要と成る、最低限以上のインフラを残してくれた。

それが、フランスである。

独立後は、経済的自立が困難な状況に有って、多くの移民労働者を受け入れてくれた。
彼らの仕送りが、祖国の家族達の自立を可能にした。

国民レベルでの経済的底上げが、結果として祖国の基盤を底上げしてくれた。

多くの援助、投資、国民の教育を担ってくれた。


と言う側面は、アフリカ各国の人々をして、フランスに<身内意識>を生み出して来た事と成ったのだろう。


日本と韓国とは。

語るに落ちる、酷さである。


多くの設備投資も、インフラの整備も、全く感謝される事もなく、自民党と当時の軍事独裁政権当事者との間での、利権のやり取りに終止して来た結果、と言えるのでは無かろうか。

韓国の一般大衆に取って、恐らく何ももたらさなかったで有ろう、日本のおこなって来た投資は、恨みだけを買い、怨恨だけを残して、彼らの今日の経済的発展をハード及びノウハウの両面から支えて来た事実は、完全に消え去ってしまっている。


ヨーロッパとアフリカ。

植民地化にあたって、双方の文化的、経済的、精神的距離感は、両者の将来の関係に有利な方向へと作用したのだ。


翻って、アジアの隣同士。

植民地化は、あらゆるどの角度の座標軸からみても、不可能な事であったのだ。

歴史は基には戻せない。

事実が有る以上、実際にどれだけ貢献したとしても、拭い去れない深い傷を残してしまった。


双方に取って、不幸な歴史である。


あと二世代くらいたたないと、風化しないのだろう。

全く他国の国民に過ぎない私が、軍事や兵器等に嫌悪感を持っている私が、『革命記念日』のパレードを見る毎に、何となく瞼の奥が潤んで来る様な気がする。

そんな日を、毎年繰り返しながら、特に今年のパレードに触れて、日本の現状に思いを新たにした。

そんな今年の『パリ祭』で有りました。


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巷に蠢く魑魅魍魎/『自民さきがけ』と『自由連合新進党』に再編成?

2010-07-14 05:36:58 | 政治と社会
やはり、既存の『自由民主党』に対する<対抗軸としての『民主党』>では、二大政党制には成り得ない。


何故なら、と敢えて言わなくとも、今回の参院選の経過が雄弁に物語っている。



皆さん。

今回、<誰に>投票するか。
比例は<どの党>に。


悩みませんでしたか?



民主党の<コア>な支持者達は、『小沢信者』と『自民政治の悪弊を絶ちたい一身派』とに分かれるのでは無いだろうか。

勿論、昨年8月30日には、単に「流れに吞まれて」の浮動票の<風>も大きかったのは事実だが。


落ち着いて考えると、戦後65年の抑圧と搾取とに、ついに氾濫を企てた<目覚めた>有権者達は、『民主党』がその可能性を示したから、民主党に投票した訳であった。


誤解を恐れずに言うならば、別に<民主党>でなくとも良かったのでは有るまいか。

例えば、民主党が掲げた<選挙公約>は当然支持された訳であるが、あの時点で『みんなの党』がもし300名の候補者を擁立する力が有ったとしたら、そして、例えば民主党が未だ少数勢力であったなら、民意は『み党』に集まったのでは無いだろうか。

少なくとも、「公務員制度改革」は、受け入れられたのでは無かろうか。


勿論、政策の中身が正しく<理解>出来て、判断出来る有権者は、『み』の言う中身はデタラメである事は、すぐ解る。


「公務員を20%削減する」と簡単に言うが。

法的に首に出来ない公務員を削減するとなると、所詮は民間で引き取るしか<手>は無い訳だ。
その分一般社員が間引きされる事に成る。
しかも、公務員を引き受けると言う事は、平社員では無い訳で、その分コストが嵩む以上、普通の社員の待遇がさらに圧迫される事に成る。

体のいい<天下り>に過ぎない。



そのようなディテールは、今述べるつもりは無い。


ただ、言いたかった事は、昨年の政権交代は、なるべくして成った訳で、たまたまそれが『民主党』だった、に過ぎないと言えるのでは無かろうか?


だって皆さん。


旧社会党<左派>から、<新自由主義者>まで、あたかも「真左から真右まで」の百花繚乱たる『政治思想の盛り合わせ」では無いですか。


こんな<政党>に、確たる<指針>が示せて、目的に向かってまっしぐらに邁進出来るなどとは、到底考えられない。
それ以前に、本来の意味での<政党>の枠組みを形成していないのでは無かろうか?



それでも、国民は支持した。

絶対に<この『民主党』>でなければ成らない、とう訳では無くとも、とにかく民意は民主党に託された。



そこまで、自民党政治=官僚支配のもたらした結果が、我慢の限界を超えてしまっていたからである。

そこに登場した<白馬の騎士>民主党。

そりゃ、雪崩を打って一票入れますわな。



そして、<誰が>引っ張るか、で山車の向かう方角は変わってしまう。

社中の<息が合う>事が、山車が無事奉納先に到達出来る条件であります。


山車の頂上で指揮を執る<代表>は宇宙人だった。
引き手達は、同床異夢。
お囃子は、耳をつんざく大音響で、引き手達の三半規管を狂わせ、見物の衆の感覚を麻痺させた。

交通整理の警官達は、行く手を強権でリードして、予定のコースを大きく湾曲させた。



引き手達も勢子達も、徐々に求心力を失って揺れ動く山車を、夫々が<自分の社(やしろ)>へ向かわせようと、テンデンばらばらに引き綱を八方に引っ張り、<社中の親方>の立てた工程表をことごとく無視し始める。


事ここに至ってしまえば、安全に山車を御する事等出来なくなってしまった。

道中で山車が壊れる恐れがでて来て、慌てた社中連中は、代表を入れ替える。
親方も入れ替える。


とたんに山車は、Uターン。

後ろから付き従っていた<見物集>をなぎ倒しながら、逆方向に大暴走。


かくして、お祭り騒ぎは<阿鼻叫喚>の大事故と相成り果てた。
先頭を走る名誉は仇に奪われ、山車は潰れる寸前と言う有様で、無惨な姿をさらしてひっくり返ってしまったのです。



さあ、そこでだ、お立ち会い!



「真左から真右まで」を、改めるべきなのではなかろうか。



そうでなくとも、山車をUターンさせた<新代表>は、息のかかった<引き手>達と、他の町内の社中と合同して、一番槍を競い合っていた<かたき>と手を結んで、押しも押されもせぬ<大型社中>をもくろみ始めた様だから。


<相仇>の中にも、いろんな異なるハッピを纏った連中が寄せ集まっている。


なるべく<仲間割れ>しないで済みそうな相手を、一人でも多く取っ捕まえて味方に引き入れないと、置いてきぼりを喰っちまった日には、目も当てられない程落ちぶれてしまう。




なんて、『真夏の世の夢』か。
はたまた『テンペスト』か。



離合集散には悲劇は付き物。

誰がマクベスに成り、誰がオイディプス王に成り果てるか。。。




破れかぶれの<ほら噺>はさておくとしても。



『国民の生活が一番』派と

『自分の地位が一番』派とは、

袂を分かつ必要が有る。



絶対に有る。



そして、往々にして『自分の立場が一番』派が、常に先手を取り、巧く立ち回る物である。

数が物を言う民主主義。

バカでもチョ○でも、数のうち。



本気で日本を変えてくれる人達には、遅れをとる事無く、今回ばかりは「気を見るに敏」であって欲しい。


切に望む所です。


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民主党はどのくらい負けたのか? この敗北にどのような総括をするべきか?

2010-07-13 05:47:33 | 政治と社会
「民主大敗」


各マスコミのタイトルが踊る。

確かに、与党民主党は議席数を大幅に減らした。
予想はしていた物の、これほどの負けっぷりに、当日は脱力感に苛まれ、一夜明けたら笑ってしまった。


参院選比例代表の各党得票率は如何の通り。


★民主:31.6%。

過去最高だった2007年の前回選挙(39.5%)を7.9ポイント下回った。
得票数は1845万票余り。03年に自由と合併して以降、計5回の国政選挙で維持してきた2000万票台を大きく割り込んだ。


★自民:24.1%。

前回比4.0ポイント減。
参院に比例代表制が導入された1983年以降最低を記録した。
(選挙区で07年より議席を大幅に増やし、改選第1党となったにもかかわらず)
比例の得票は1407万票余りにとどまった。

比例得票率は05年の衆院選(38.2%)
07年参院選(28.1%)
09年衆院選(26.7%)と続落


★み党:13.6%。

第3党に躍進した。
比例で794万票余りを獲得。
得票率を09年衆院選から9.4ポイント伸ばした


★公明:13.1%

得票率は13.1%。
07年の13.2%とほぼ変動無し。


他方、選挙区での得票率は以下。

★民主39.0%
★自民33.4%

改選数2以上のほとんどの選挙区で2人の候補を擁立した民主が、得票率では自民を上回った。
この事は、小沢全幹事長の2人区2人擁立の作戦は、一応の成果を出したとも言える。
もし、2人擁立をしていなかったら、比例区の当選は11人程度であったmと思われる。

ただ、民主は改選数1の「1人区」で自民に大きく負け越したことが響き、獲得議席数では28と、自民(39)に引き離された。

この事は、現執行部の選挙対策、選挙戦術が正しくなかった事を意味するのでは無いか。



そこで確定議席数を見る。

民主106。
国民新3。
(与党合計109)

自民84。
公明19。
み11。
共産6。
社民4。
た日3。
改革2。
諸派1。

無所属3。
(野党合計133)


ううむ。

菅直人が、直ちに公明に連立を打診しているが、成立すれば与128、対する野114となり、<安定政権>が出来上がる。

当然衆議院でも、333対147となり、めでたく2/3が確保出来る訳だ。


<死に体>菅直人としては、これしか自らの地位を守れる手段は残されていない。
必死で説得するのだろう。

奇しくも、「参議院議長を<野党連合>から出すべきだ」と主張する渡辺某が議長に意欲を示したらしいが、それに公明が反対。
「比較第一党から議長を出す事は、確定した慣習である。民主党から議長を出すべきだ」
と、反対を示した。

ちなみに、自民はこの<野党議長案>を支持。


やはり、もしかしたら?
魚心有れば水心。


それにしても、この種の<交渉事>は、「秘すれば花」である。
(比喩の使い方がやや違う事はお許しあれ)


あらゆる<下交渉>を秘密裏に行い、総てを決定した後に、代表者同士が公式に会い儀式を行って形式を踏んだ後に、正式発表に至る訳だ。


それを、始まる前から<発表>してしまう幼さ。


今回の<参院選>大敗北の例を上げるまでもなく、消費税しかり、選挙前からの連立組み替えの模索しかり、総て「思いついた時点」で口に出してしまう。

これでは(日本で)政治は出来っこ無い。

ましてや、『そーか』に散々敵対発言を繰り返した菅直人が、この手の連立交渉を、成功裏に導く事は難事であろう。


やはり、小沢の様な<幾多の修羅場>をくぐり抜けて来て、交渉術にたけた<剛腕>でなければ、この種の交渉事は難しいだろう。


言い換えると、それを可能ならしめる器を持ちながら、仇や疎かに背中から銃弾を打ち込む様なマネをしてしまっては、貴重な武器を「使いたくても仕えない」状況に、自らを追い込んでしまった訳だから。

と言うよりも、<小沢>カードを仕える状態に有るのならば、今回の参院選での悲惨な結果は、少し違った物になっていた筈である。


やはり、小物だ。
どう考えても、子供だ。

そして、自分が招いた結果の意味が理解出来ていない様で、増々ド壷にはまり込んで行くだけだ。


▶菅首相が解散否定「これからしっかり政権運営」

>首相は「政権発足1か月ちょっとだが、これからしっかりした政権運営をやっていきたいので、国民にはそれを見ていただきたい」と訴えた。
【読売新聞/7月12日22時59分配信】

「参院選が菅直人政権への審判だ」と言う発言はどうなった!?


▶枝野幹事長、続投を表明【産經新聞/7月12日17時36分配信】

▶幹事長続投を表明=「首相指示受け全力挙げる」―民主・枝野氏【時事通信/7月12日17時23分配信】

▶枝野幹事長会見で続投「個人的な思いは個人的な思いだ」【産經新聞/7月12日20時36分配信】

▶枝野幹事長会見 代表選「代表を支えるのが普通だ」【産經新聞/7月12日20時41分配信】

▶幹事長ら続投で「政治は成熟」=小沢グループに反論―官房長官【時事通信/7月12日19時13分配信】



これら、一連の報道でもたらされた情報を、どう読むべきか。


あくまで、もたらされた結果の重要性が理解出来ていない事による、能力不足の露呈?


あるいは、<懲罰人事>?

自ら「9月の代表選までは・・・」と発言している以上、普通であったら<懲罰>で有る筈だが。


な訳ないか。

<懲罰を自らに課す>だけの胆力が、現執行部に有るのなら、はなっからこのような問題は起こらない筈だから。


それにしても。

菅直人/枝野/仙石/野田/玄蕃/安住/その他の各氏は、生き恥をさらさない方が良いと思います。

そして、「我関せず」とばかりに<ダンマリ>を決め込む、前原さん、岡田さん。

あなた方の考えも聞きたいのですが。


今回の総括は、誰しもが一致する所の筈だ。


「消費税増税を言い出したから」ではないゾ。
前回衆院選で、民主党が示した国民との約束を、無造作に捨て去ったからである。

国民は、利口では無くとも、執念深いのだ。

「政権を取ったら、何をやっても通るだろう」という、旧自民党政権時代の感覚に、菅直人と、その執行部が陥ってしまったからである。


その事を、良く理解し、過ちを深く反省し、原点に立ち返って<国民の為の>政治を推進する事を、国民の前にはっきりと示す。


それが為された暁に、始めて国民は『民主党』にもう一度希望を託してみる気持ちになれる、と言う物だ。


そして、やはり菅直人及び前原派7奉行達が、大人になって、小沢派を復帰させて、本当の意味での<挙党一致>体勢を組む。

さすれば、ねじれ国会といえども、(小沢なら)乗り切れるであろう。

いくら<嫌>でも、ねじれ解消の為には、小沢なら『公明党』を引き込む事も出来るであろう。

そのような事態が出来すれば、松下政経塾出身のおりこうサン達が、自らの実力を理解出来た、と言う事を意味する。


無理だな。


それが無理なのであれば、9月の代表選まで<現執行部>を続投させ、連立組み替えやら、なんやら、ボロボロになってもらった上で、小沢派から代表を選出する。

勿論ご本人がでないとダメだが。

その際、悔い改める(フリをする)反小沢派は、取り込んでおいて、手足をもいだ状態にして<一陣笠>にする。

<改悛の情>を示せない輩は、トットと離党してもらう。

民主党を、本来の「国民の生活が一番」を目指す議員だけから成るの政党にスリム・ダウンしよう。


こう成らないと、小沢派が離党せざるを得ない様な状況に追い込まれてしまう恐れも出て来る。

さすれば、せっかく成った<政権交代>が、雲散霧消してしまい、又6年くらいが必要と成ってしまうだろう。


我々は待てても、御大の体力が。。。


コメント (10)
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蛙の面にショ○ベン/菅直人の面に国民の怒り。。。さあこれから君達は一体どの様に自己保身に走る気だ?

2010-07-12 00:00:10 | 政治と社会
情けない。

悔しい。

予想はしていたとは言え、やはりここまではっきりと結果突きつけられると、もはや立ち直れない。。。


「民主党の政治にはっきりと国民の意志が突きつけられました。それはNOでございます」
と中曽根某が叫んでいる。


壊滅寸前であった『自由民主党』に、改選第一党の地位まで与える程の勢いを与えてしまった、この取り返しのつかない結果を、一体どうしてくれるのだ。

菅直人よ!

「国民の審判は重く受け止めている」
「しかし、財政再建等、山積みの諸問題に対処して行く為に全力を尽くしたい」

と<進退>問題を否定した。



あのねえ。

菅直人クン。

貴方には、けじめの付け方や、責任の取り方以前に、<恥>も<外聞>も無いのかいな?


所詮は、与党としての統治能力など皆無であった<学級委員会>政府に、日本と言う国の舵取りなどという重大な事が、出来る訳が無かった。

解ってはいたけれど。

代表選出の時点で、あそこまで露骨な<クーデター>を起こす等とは、誰一人として思っていなかった。


所詮は『旧民主党』等と言う<弱小万年野党>の能力しか無い面々が、『自由党』の実力を排除して、「自分達で何でもやれる」等と思い上がってくれた事が、実に腹立たしい。


日本の将来を返せ!


などど、ヒステリーを起こして騒ぎ立てているだけでは、次にもっと酷い事が起こって来たとき、完全に潰されてしまう。


菅直人は、任期終了での9月の代表選を<首を洗って>待つ筈が無い。
自分自身の責任問題が表面化する前に、事を起こす筈だ。


増々<親小沢>を遠ざけてしまう為の<内閣改造>と党内組織の改造を行うに違いない。


彼にとっての<抵抗勢力>小沢一派を完全に排除した後に、必ずや『自民党(の一部勢力)』と『み党』との連立をやろうとするに違いない。

菅直人首相。
谷垣副首相兼外務相。
渡辺財務相兼郵政問題担当相。

そうなれば、『公明党』もすり寄って来る筈だ。

山口総務相?

岡田が外相を取られてむくれるだろうが、何大丈夫。
権力維持でみんなハッピー。


万々歳だろうな。


そうなれば、小沢さんは民主党を脱退するしかない。

150名程居る筈の<小沢グループ>も、次々と切り崩されて、「寄らば大樹の影」とばかりに離反する輩が排出するに違いない。

そうなると、40~50程の勢力の小沢新党が出来たとして、ここまで民主党を育て上げて政権交代して来た路程を再び繰り返して、がんばれる時間と体力とが、はたして残されているのか。。。


枝野クンの、敗戦を認めようとしないで言い訳に終止している<瀕死の表情>を見ていると、切羽詰まった彼らが何をしでかしてもおかしくないことが、見て取れる。


「たかだか参院選」などとはとても言っていられない。

重大な局面に日本が立たされた事を、実感しなければならない。


旧来の<日本のシステム>を破壊しようとした民主党。
その中の、<小沢>を潰せば、後は何も心配ない。
徹底的に小沢を潰せ。


官僚達の作戦は、まんまと成功している。


まず天皇陛下ありき。
その下に官僚制度が有る。

政治家は、所詮素人。
しかも3年からせいぜい20年程しか居ない。
簡単にマインド・コントロールしてしまえる。
都合に良い様に操れば良い。

政治家と違い、官僚は継続して存在して行く。

アメリカの政治的、軍事的、資金的後ろ盾を持つ<我ら官僚>こそが、日本の為政者であり、エリートである。

従って、我々の安泰を脅かす様な輩は、許さない。
思い知るが良い。


自民以下<社民>と<共産>以外総てが、同じ方向を向いている。


日本を、日本たらしめる<国民の>国家に出来るのは、至難の業なのだ。

心して、再起を期そう。

落ち込んで等いられるか!


しかし、今日ばかりは。

何を書いても。
「ゴマメの歯ぎしり」
「負け惜しみ。。。。。」


それにしても。


▶参院選 菅首相は辞任せず 民主幹部に伝達▶(産経見だし)

>菅直人首相は11日、民主党幹部に対し、参院選で与党が過半数割れする公算が大きくなっている状況を踏まえた上で、辞任はせず引き続き政権運営にあたる意向を伝えた。
【産經新聞/7月11日21時59分配信】

菅直人よ。

辞任するな。

代表選でクビになれ!


コメント (21)
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「オレがオレが」の菅直人。。。汝はオレオレ詐欺の頭目か?/ 対北朝鮮のEUの対処と口先だけの日本政府

2010-07-11 00:01:00 | 政治と社会
EU議会が、拉致被害者即時解放を求める、対北決議案を採択した。


▶拉致被害者の即時解放を=EU議会が対北決議採択(時事通信見出し)

>欧州連合(EU)欧州議会は10日までに、北朝鮮政府に対し、日本人ら拉致被害者の即時解放を求める決議案を採択した。EU市民を含め、拉致された疑いのある人物に関する調査とすべての情報の提供も要求している。


有り難い事です。


「決議案」なんぞ、何の効果も無いであろうが、ここまで踏み込んでアピールしてくれたことに感謝したい。

そもそもEUに取って、北朝鮮の拉致問題は<殆ど>関係のない事である。

漏れ伝わる不確実な情報に寄ると、ヨーロッパ人の拉致被害も居るらしい。

しかし、はっきりとした状況証拠も、それらしい事実も無く、いわば<他人の家の出来事>に過ぎない事だ。


>決議はまた、北朝鮮当局による自国民への人権侵害は深刻かつ広範で、いずれ人道に対する罪として国際的な場で裁かれる可能性があると指摘。公開処刑や拷問、強制労働など非人道的な措置をやめるよう求めた。
【時事通信/7月10日20時57分配信】


▶拉致問題で北朝鮮非難、欧州議会が決議(読売見出し)

>欧州連合(EU)の立法機関「欧州議会」は8日、北朝鮮による外国人拉致問題に関する非難決議を賛成多数で採択した。

>決議文は、北朝鮮に対し、過去に拉致した疑いのある「EU加盟国および第三国の国民」に関する調査と情報開示を要求。「今も北朝鮮国内にいる被害者の即時解放」を求めている。

>EUの中枢機関が拉致問題に関して公式に北朝鮮を非難したのは初めて。拉致被害者にはEU加盟国の国民がいるとされ、国際人権団体が欧州議会に働きかけていた。
【読売新聞/7月9日0時51分配信】



当然この決議案は、北朝鮮に対する(名指しを避けた形での)韓国哨戒艇沈没事件への国連安保理議長声に基づいて出された物であろう。


しかし、国連安保理の決議は、例に依っての<玉虫色>である。


▶国連安保理:韓国艦攻撃を非難へ 北朝鮮名指しせ(毎日見出し)

>声明案は北朝鮮への直接非難は避けたうえで、沈没を「北朝鮮の攻撃」と断定した韓国政府主導の国際調査団の調査結果に「重大な憂慮」を示し、「沈没を招いた攻撃」を非難している。

>北朝鮮を名指しした強い非難を求める日米韓に対し、朝鮮半島の不安定化を懸念する中国が慎重姿勢を崩さず、協議は足踏み。韓国の提起から1カ月以上が経過し、安保理内に「北朝鮮へのメッセージを早く出すべきだ」との機運が強まり、合意にこぎ着けたという。

>北朝鮮を追い詰めたくはない中国に配慮、決議より弱い議長声明とし、「事件に無関係だ」と訴える北朝鮮の主張にも触れてバランスを取っている。
【毎日新聞/7月9日11時23分配信】


北朝鮮に対する、日韓米の強行な姿勢と、それに対する中ロの抵抗による、最終的には意味の無い決着に落ち着く毎回の茶番劇は、イスラエルに対する、中東諸国と欧州との対決姿勢、それに対するアメリカの抵抗による最終的な<実行力不在>との現状に、そっくりである。


要するに、世界の地域間紛争は、超大国の勝手な都合で膠着し、一番の被害者である<地域住民>の苦しみや困難は、解決される事は無い。


この事は、基地問題に揺れる『沖縄』と、沖縄以外の日本全体との都合とに寄る
こう着状態の<永遠化>と、同じ図式である。


とは言え、EUが<拉致問題>に、具体的に突っ込んだ決議を採択した事は、問題の<普遍化>と言う意味に置いて、一歩も二歩も前進したと捉えていいのでは無いだろうか。


それにしても『菅直人』のア○ぶりときたら!


▶G8:首脳宣言に北朝鮮非難 菅首相、「私が最初に発言」(毎日見出し)

>菅直人首相は26日午後(日本時間27日朝)、主要8カ国首脳会議(G8サミット)の首脳宣言を巡り、韓国哨戒艦沈没事件で北朝鮮への非難が盛り込まれたことについて「私が最初に発言を求められ、非難すべきところは非難すべきだと申し上げた」と述べ、自らが主導したとの認識を示した。
【毎日新聞/2010年6月27日 20時13分】


わあ~恥ずかしぃ~。

オレがオレが。

そこまで<強調>しないと、存在感が示せませんか?


そして、彼が何をしているかと言うと。


▶北朝鮮拉致:対策会合 菅首相「政府一体で取り組む」(毎日見出し)

>北朝鮮による拉致問題に対応する政府の拉致問題対策本部第2回会合が18日、首相官邸で開かれた。新政権発足に伴い、新たに本部長となった菅直人首相、中井洽拉致問題担当相、仙谷由人官房長官、岡田克也外相の4閣僚が今後の取り組みについて話し合った。

>菅首相が冒頭で「拉致は主権を侵害する断じて容認できないことだ。一刻も早い拉致被害者の帰国を実現するため、政府一体となってしっかり取り組みたい」と決意を示した。
【毎日新聞/2010年6月18日11時03分】



「決意を示した」


具体的に「何をする」では無いのですね。

<決意を示す>と言う表現は、
「とりあえず今のところ何もするアテは有りません」
と言う意味なのですが、お分かりですよね『首相』!


「鳴くまで待とう総裁選」で首相になって。
なったとたんに。。。

「私が消費税問題を提起します」
「私がG8をリードしました」
「私が普天間に基地を解決(建設)します」
「私が日米同盟を深化させます」
「私が。。。」

まるで『オレオレ詐欺』ですね。
シャレにもならない。



こんな人物が率いる政府に、「信任投票しろ」だって!?


最もうっとうしい一日が始まる。。。


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