晴れのち曇り、時々パリ

もう、これ以上、黙っていられない! 人が、社会が、日本全体が、壊れかかっている。

誰だってそう思います/「米国に過剰に遠慮」=普天間移設、政府を批判-社民・照屋氏

2010-04-13 05:57:45 | 世界に置ける日本
別に、対米姿勢だけが問題なので無い。

『日本』と言う国家の矜持の問題である。
世界に於ける国家主権の主張の問題である。

たまたま日本が、アメリカと言う国家にがんじがらめにされてしまっている現状が、対米姿勢を問題にさせるだけの事である。


おそらく、アメリカに<精神的ロボトミー>を施されてしまっている日本人が、政治経済文化(特にマスメディア)の分野でにあまりにも多い事が、問題の解決を困難な物にしているのだ。


私は、決して<アメリカが単に大嫌い>なのでは無い。

ジャズもミステリーもSFも、野球だって大好きです。
これらは総て、アメリカが生み出した。

若い頃は、あのアメリカ英語のイントネーションを完璧に身につけようと、努力した物だった。

高校2年の1年間に、50本の映画を見た。
95%はアメリカ映画だった。


しかし、ヨーロッパを知ってしまった。

アメリカが、急速に<輝き>を失ってしまったのでした。


ヨーロッパは、成熟していた。
良くも悪くも、大人だった。

文化の奥行きがとてつもなく深かった。
文化の裾野がとてつもなく広かった。


でも、言いたい事はそんな<上辺の文化論>ではないのです。


ヨーロッパは、細分化されている。
民族の起源が無数に異なり、夫々が国家を作り、その国家の中に地方を形作って、夫々の特殊性を保っている。


目に見えない国境を越えたとたんに、空気も、光も、色彩も、匂いまでもが違って感じられる。

それが当たり前なのだ。

そして、その互いの違いをお互いに分かった上で、戦い合い、侵略し合い、妥協し合い、騙し合い、協力し合って、自らの生存を主張し、あらゆる権謀術数を巡らせて、自分の生存を相手に認めさせ、相手の生存をを認めて来た。

陸続きなのに、決して他国の文化を<無条件に>は真似しない。


それが、文明であり、国家観であり、存在理由であり、歴史であった。


我が祖国ニッポンを顧みるに、思う事は、ヨーロッパとまるっきり正反対の姿勢である。

残念ながら、<哲学>が感じられない。


意味も無く(当人達は大真面目で?)、他国を侵略し、戦力の比較も国際間の根回しもできず、精神論だけで超大国相手に戦争に突入し、最終的には負けてしまって、国土が荒廃の極みに達した。


そして、その後が<日本の特殊性>を示していた。


つまり、<占領軍>に、それこそニコニコしながら<協力>したのだ。


人類の登場以来、古今東西、占領軍に<ニコニコ>しながら全面協力したのは、おそらく日本だけだったのでは無かろうか。


おそらく、日本人は、人類史上<希有>のお人好しな性格をもった人種らしいのだ。


そして、その結果が、120%マインド・コントロールされてしまうに至った。

アメリカは、<全能の神>に等しい。

アメリカの意のままに、動かなければならない。
アメリカの意向が、常に日本の動向を決定して来た。
「アメリカがこう言っている。」
「アメリカが怒っている。」
「アメリカが・・・」



▶「米国に過剰に遠慮」=普天間移設、政府を批判-社民・照屋氏(時事見出し)

>社民党の照屋寛徳国対委員長は12日、国会内で記者会見し、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の移設問題について「政権内部で海外移設を真剣に検討しているようには思えない。米国に過剰に遠慮して、主権国家としてきちんと主張していないのではないか」
と政府の姿勢を批判した。



こういう風に言える人は、普通の日本人にはあまり居ない様に思える。

照屋議員が<ウチナンチュウ>だからこそ、真実が見えており、正しい指摘が出来るのでは無いのだろうか。



>照屋氏は、9~11日に米自治領北マリアナ諸島を視察した結果、「(同諸島の)サイパン、テニアンへの移設実現の可能性を強く確信するに至った」と強調。近く平野博文官房長官に両島への移設を真剣に検討するよう求める考えを示した。

>照屋氏によると、11日に会談した同諸島議会のテノリオ下院議長は「実戦部隊も含めて移駐を歓迎する。経済効果だけでなく、米国への忠誠心を示したい」と表明。デラクルス・テニアン市長も「恒久的な基地建設を希望する」と語った。
【時事通信(2010/04/12-17:59)】



至極真っ当な見方なのですが。

政府内部に、今だ<何も>分かっていらっしゃらない方々がいらっしゃる。



▶「県外への機能移転」検討=北マリアナ諸島は否定的-平野官房長官(時事見出し)

>平野氏は具体的な移転先について言及しなかったが、鹿児島県の徳之島への基地機能移転が念頭にあるとみられる。
 
>また、社民党が主張している米自治領北マリアナ諸島のサイパン、テニアン両島への移設について、平野氏は「現時点では難しいのではないか」と否定的な考えを示した。同諸島議会関係者からは移転を歓迎する声も出ている。


果たして、真剣に検討してみたのだろうか。

この<サイパン・テニアン案>が出て来たとたんから、即<否定的>であった。
何故<ダメ>なのかが、少しも伝わってこない。


>一方、平野氏はこの後の記者会見で、普天間移設に関する日米両政府の実務者協議が当面見送りになったことに関して「(米国側が)拒否したということは全くない」と述べるとともに、「5月末までに決着を図る」と改めて強調。さらに、基地機能の一部移転ではなく、あくまで「(滑走路を含む)全面返還を当然目指す」と語った。
【時事通信(2010/04/12-12:47)】



貴方が言うと、少しも真実味が感じられない。

民主党は、自民党の様にマインド・コントロールされていなかった筈では無かったのか。

何故にそれほど<遠慮>する?

すでに、そこまで官僚に取り込まれてしまったのか。。。


だとしたら、<前途多難>な事ではある。


コメント
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