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晴れのち曇り、時々パリ

もう、これ以上、黙っていられない! 人が、社会が、日本全体が、壊れかかっている。

「人は、どこから来て、どこに行くのか」2011年は、人類史上に大きな1ページを刻んだ。

2011-12-31 21:34:55 | 歴史と文化
2011年12月31日。

一年が終わろうとしている。



この年は、人類の歴史に新たな一ページを刻んだ。


     
     今年、70億人目の新たな一人の地球人が誕生



この「地球」と言う星が誕生して40億年。

その星の海の中に、アミノ酸が生成され、生命が誕生し、種が芽生えた。

30億年前の事である。


その、数多い種のなかから、生存競争を勝ち残り、進化を続けて来た『人類』という生命。


550万年前、東ローデシアの『大地溝帯』の草原で、始めて二足歩行を始めた『ルーシー』が、子孫を増やしながら北上し、ユーラシア大陸に到達した。


     
     アフリカのサバンナに沈む太陽


その間に、猿人から直立原人『ホモ・エレクトウス』へと進化し、ユーラシアの大地を東西に分かれて広がって行った。

原人から旧人。

そして、現人『ホモ・サピエンス・サピエンス』へと進化を続け、緑の星『地球』の隅々まで分布し、地球全体をその支配下に置いて行った。

『霊長類、ヒト目、ヒト』


人類は、地球上のあらゆる生命系の頂点に君臨する様になった。



その人類が、2011年に70億人に達した。


70億人。

どの一人をとっても、掛け替えの無い命である。

人は、人と人との愛の中から誕生する。

その、愛が生み出した「ヒト」は、総ての先祖達の命の情報を受け継ぎ、同じ種の有機的連携の中で、生活圏を形づくり、文明を築き上げ、境を支配する様になった。


その文明が、人が寄ってたつべき「掛け替えの無い」地球を、滅ぼしかねない勢いで、文明破壊を始めている。


     
     アフリカ『ナイジェリア』の交通ラッシュ


人は、地に満ち満ちて、酸素を浪費し、二酸化炭素をまき散らしている。

水資源を浪費し、河川は汚染され、その汚染は海へと注ぐ。

この「水の惑星」と呼ばれる地球の海洋は汚染されて、海の生態系を狂わせ始めている。


     
     ドイツのバルト海岸の海水浴場トレヴムエンデの人々


     
     中国の有る都市のプールでハシャぐ人々


各地で水源は汚染され、浪費の限りを尽くした結果、枯渇しかかっている所もある。

メコン河の水利問題は、中国に対して「タイ」「カンボジア」「ヴェトナム」「ラオス」との間で深刻な対立を産んでいる。


     
     干上がったメコン河の河床


時には人は、一滴の水を求めて「何時間」も歩かなければならない事も有る。

そのような土地に住む人々にとって、水汲みは幼い少女達の仕事である事も、普通の光景なのだ。


     
     延々と歩いて唯一の井戸に集まるインドの人々



人間は、地に満ちている。

地球と言う掛け替えの無い母船に、あたかも自らの手で船腹に穴を穿ってでも要るかの如き、愚かさを見せながら。

人は棲み続ける。


太古から伝わる「血の記憶」のままに、大地と宇宙との狭間で。


     
     日食の初期の光に影を作るモアイ像



たとえどのような環境になろうとも、人は住み続ける。

生きて行かなければならない、本能に突き動かされて。

生まれ落ち、成長し、子孫を作り、朽ちて行く。

その間に、同じ事の繰り返しを続ける、次の世代が待っている。


     
     ニューデリー郊外のスクールバスならぬスクールバイク


そして、人は家庭を持ち、家族を慈しみ、養う為に、働く。

往々にして、経済原理が人間の生活に優先する社会に向かって行く。


     
     中国の有る都市の職業紹介所のブースに押し掛ける群衆


命を育み、命をつなぎ、命を維持して行く為に、人は一生働き続ける。

そこに、本来人が誰しも持っている筈の、人間の尊厳や命の尊さなどは、無視されてしまう事も多い。

それでも、人は生き続けるしか、他に道は無い。


     
     台湾のある都市で、ラッシュアワーの信号を待つバイクの群れ



「人は、どこから来て、どこへ行くのか…?」

太古より、人が星を見上げながら、問い続けて来た、心の問いである。

そこから、『哲学』が誕生した。


どこから来たか。。。。?

この答えは、人類学的には、既に出ている。


どこへ行くのか。。。?

この問いへの答えは、無い。


70億人もの人間が地に満ちて、二足歩行を始めた最初の直立猿人『ルーシー』より、どれほど幸せになっているのだろうか。


その答えが、もしこれだったら、この先生きて行く意味は無いのでは無いか。


     
     反原発デモで意思表示をしている人


こんな未来なら、要らない。

そんな生き様を強いられる様な世界は、要らない。


     
     福島第一原発3号基爆発


人は、自分達に何をしたいのか。

いま、この世代限りで途絶えてしまっても、構わないのか。

数百億円の協力金が入れば、自治体は住民を全員被爆させても構わないと言うのか。

豪華なコンサートホールを建て、立派なプールを持ち、農道の隅々まで鋪装されて、誰も食べられない農作物しか取れなくても、こっそり売りさばければ、それで良いのか。

自治体が消滅する事を恐れ、首長の地位が無意味になる事を恐れるあまり、住民を避難させる代わりに、汚染地に縛り付けて、汚染された食品を給食で食べさせて、次世代、次々世代の住民達の健康と生命とを犠牲にして、平気で居られるのは何故なのか。


人は、一人一人が、掛け替えの無い存在である。

たとえ、70億分の一と言えども、70億人の中の「他の誰でもない」ただ一人の存在なのである。


日本は、世界に誇れる文化を育んで来た。

西欧列強に、尊敬され尊重された文化を築いて来た。

その文化を、一握りの特別な人々が、葬り尽くそうとしている。


     
     フランスの新聞に掲載された批評イラスト


こんな日本は要らない。

こんな日本にしてしまった人々に、強く言いたい。

日本を返せ!



本年は、これで終了です。
ご愛読下さいました皆様に、心よりのお礼を申し上げます。

新年は、これ以上悪い事は無いと信じたいですが、果たして如何なります事やら。
今後も、ご愛読の程、宜しくお願い申し上げます。

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やっと終わろうとしている、未曾有の『悲惨で激動の年』であった2011年を、振り返ってみた。

2011-12-30 22:28:46 | 世界に置ける日本
私も、結構長い間生きて来た。

しかし今年の様に、悲惨な辛い思いをした年は、無かった様な気がする。

皆様、どなたの思いも、同じであろうと察する次第です。


一体、たった一年間の出来事であったのか、と信じられない程の出来事が続いたものでした。



何を置いても、最も心が張り裂ける様な哀しみと苦しみとを味合わされたのが、福島第一原子力発電所の事故である。

チェルノブイリと、スリーマイルに次ぐ、現代の三度目の原発の「大事故」であった。

しかし、規模としては、前の二度の場合の比ではない。

物理的に、表面上に形が整うくらいに復旧するのにすら、原発の現場を除いても10年は必要で有ろう。

そして、廃炉までに4~50年かかる。


被曝汚染瓦礫を、全国にばらまこうとしている。
全国で焼却しようとしている。

セシウムのみならず、もっと深刻な放射性物質は、濃縮されて飛沫し全国にばらまかれる。

日本の国土の至る所に降り注ぎ、堆積し、土壌汚染を深刻化して行く。

農村部で、作物に吸収され、検査をせずに出荷される作物も多いだろう。

検査で引っかかりそうな作物は、密かに他県へと移送され、加工食品の材料として使用されて行く筈だ。

国民は、否応無くそれらの食品をどこかで摂取し、体内被曝が引き起こされる。


瓦礫の焼却灰は、腐葉土等に混ぜられて「菜園用土」として、全国の家庭へ渡って行き、家庭菜園の作物を汚染し、食されて体内へと入り込んで内部汚染を拡散する。

ばらまかれた灰や、降りそそぐ塵に含まれる放射性物質は、風にあおられ、雨に溶けて地中へと浸透し、地下水脈に紛れ込む。

汚染は、日本の国土の全域へともたらされ、全国民へ影響を及ぼして行く。


住民の健康被害を考えると、数世代~半永久的未来に渡って、解決しない痕跡を残す事は間違いない。


こうなると、対策は既に不可能だと最初から諦めている関係官庁と、対策責任者であり、官庁の監督責任の有る政府は、根本的対策を実施する事無く、表面上の復旧だけを押し進めようとしている。

とにかく、瓦礫を撤去し「除染」と称して水洗いをして、破損している建築物は建て直し、避難住民を帰郷させれば、形は整う。

それで良いのだ。
政府にとっては。



勿論、この「原発事故」の引き金となった『東日本大地震』は、その後襲って来た大津波と合わせて、原発事故に勝るとも劣らないショックを、国中に与えた。

二万人以上もの死者と行方不明者を出しながら、被災者達は人間としての「尊厳」と「矜持」とを失う事無く、哀しみを乗り越えて復旧に向かって、全力を尽くして居られる。

全力で応援しようとしないのは、政府と官庁だけである。



その間、政府民主党は「目を覆う」ばかりの無能さを曝け出し、国家存亡の急にあたっての自覚もなく、ひたすら一部の指導者達が政争に明け暮れて来た。

菅直人と言う、想像を絶する悪宰相が登場した。

それに続いて、その菅直人の上を行く程の最低にして最悪の非国民的宰相、野田佳彦が登場するに及んで、日本国は消滅の淵へと引っ張られている。

国家主権を自ら放棄する『TPP協約』参加に邁進し、返す刀で『消費税増税』を決めてしまった。



アメリカは、相変わらず世界中を引っ掻き回して、あちこちに惨禍を振りまき続けている。

オサマ・ビン=ラーデンを、パキスタン国内に於ける非合法作戦で暗殺した。

その事が直接の引き金では無いにせよ、アラブ社会に根強く存在している「反米感情」は、ウネリとなって北アフリカで「ジャスミン革命」を引き起こす。

ベン・アリが倒れ、ムバラクが倒れた。


その混乱に乗じて、アメリカ主導のNATO国際軍が、カダフィー大佐を殺害した。

とどめを知らぬアメリカは、イスラエルの長年の宿敵、シリアにターゲットを移して、彼の地の国民を煽動している。

更に、最大の憎しみを抱き続けて来た『イラン』を攻撃準備中である。



しかし、むちゃくちゃな世界軍事侵略政策の経済的負担が極限に達し、自分達の足元にも飛び火して、財政赤字は危機的状況に至っている。

市民はついに決起して、オキュパイ・ウオール・ストリートから、全国に「富裕そう支配」への反旗を翻しはじめ、『反格差デモ』が繰り広げられている。

財政危機は、ついに「お手盛りの格付け会社」が、米国債を一ランク引き下げるという、象徴的事態まで出来した。


財政危機はアメリカだけでは無く、欧州全体の信用危機も引き起こしている。


中国は、DGPでついに日本をぬき去り、世界第二位の経済大国となった。

しかし、地盤の無い砂上の楼閣的構造は、あちこちで矛盾が露呈し、大事故や高級官僚の汚職事件が多発して居り、一部では既にバブル崩壊の気配すら漂うい始めている。



その間、世界各地で天変地異が続き、ニュージーランドの大地震、トルコの大地震に続いて、タイの大洪水は日本経済を大きく揺るがしている。


これらの世界同時危機は、各国で政権交代をもたらし、別件ながら「北朝鮮」の金正日も亡くなった。



このような、心休まる暇とて無い一年であったが、唯一ホッとする出来事が、女子サッカー日本チームの「ワールド・カップ」優勝であった。

『なでしこ現象』と呼ばれる程に、日本の各界の隅々まで好影響をもたらし、日本人は「ひととき」心からの笑顔となった。



そんな2011年。


フランスから見た『今年最も評価を下げた10人』というランキングが有ったので、ご紹介しよう。


第一位は、何と言っても『ドミニック・ストロースカーン』で決まり。

     
     D.S.K

次期大統領はほぼ確定であった。

IMF理事長として、アメリカ連邦銀行に保管されている筈の、IMF所有の金塊が「紛失している事」を発見して、やられてしまった。

もともと「女グセ」の良く無い男だったとはいえ、仏大統領選に向けて「社会党候補者」選出の直前に、しかもアメリカ出張最後の日の、チェック・アウト寸前に、中年のアフリカ人掃除夫に「躍りかかる」とは考えられない。



第二位は『ミッシェル・アリヨ=マリー』

     
     フランス保守の女性政治家<No1>だったミッシェル


防衛大臣として、海外派兵等を切り回し、サルコジー内閣で外務大臣であった彼女は、スランス政界に於ける、最も威勢のいい女性政治家であった。

サルコジーの後を継ぐ、保守党の大統領候補に有力な一人であったが、チュニジア政変の最初の頃、チュニスに出向いて「フランス流権力維持方法と氾濫民衆の弾圧方法」を声高に演説し、帰国後チュニジア革命は激しさを増し、ついに民衆の手でベン・アリ倒された。

帰国直後から「左派」や「人道仕儀者」から激しく糾弾された彼女は、中央政界の影響力を急速に失って行った。



第三位は、『セゴレーヌ・ロワイヤル』

     
     セゴレーヌ・ロワイヤル

前回1997年大統領選において、社会党候補として投票日直前までニコラ・サルコジーに勝利が予想されていた彼女は、最後の追い込みの段階で「老獪な」サルコジーに討論会で押されっぱなしになった事も有って、最後に逆転敗北を喫してしまった。

一頃表舞台から身を引いていた彼女は、今年になって「候補者」としての再登板を期待する声が高まり、本人もその気になっていた。

ところが、やはりさまざまな問題が有って、最後には急速に失速し、社会党第一書記フランソワ・オーランドの前に膝を屈して、候補者をおりてしまった。



第四位は『ニコラ・ユーロ』

     
     ニコラ・ユーロ

彼はエコロジスト『環境派」政党の大統領候補の筆頭にいたが、やはり政治闘争に敗れて失墜。



第五位『ミッシェル・レネ』

     


かれは、リヨンの司法警察のNo.2の実力者で、中央政界に睨みを利かせて恐れられていた。

捜査上の違法行為が発覚して逮捕された。

言ってみれば、大阪特捜部の特捜次長が、違法捜査がバレて失脚したみたいな物です。

日本では?



第六位『ベルルスコーニ』

     
     ベルルスコーニ伊元首相

すでに、皆様ご存知の通りの結末でした。



第七位は省略。


第八位に、何と(!)我らが『清水正孝』が堂々のランクイン!!

     


何と、彼はここフランスでも、<評価を失墜した年男>として注目を受けていたのでした。

笑えない話では有ります。



第九位は三人『ベン・アリ』『ムバラク』『カダフィー』

     
     元独裁者「ベン・アリ」「ムバラク」「カダフィー」


ある意味では、真打ち登場杜でも言えましょうか。




こうして見ると、男を下げた(女性も居るので<人としての器>を下げた)人達も、沢山居るものですねえ。

権力の頂点に有る者は、こうして失墜すると情けない事になります。


翻って、我が祖国はと言えば。。。


更迭された(数少ない)高級官僚は、ほとぼりが冷めた頃にはどこか美味しいポストに納まって居る。

政治家は、謝れば済む。

大企業の経営者達は、民衆の怒りも及ばず、社会的制裁も受けない。

唯一の例外が、大王製紙のボンボン会長であるが、アレだって何だか「もっと深刻な」問題から目をそらせる為のスケープゴートに見えて仕方がない。

後は、オリンパスの経営陣。

彼等も辞任したが、刑事訴追されるのかどうか、極めて怪しい限りでありますね。



酷い年が、やっと過ぎ去ろうとしている。

来年に、期待して良いものだろうか…。


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拍手を持って「国民との決別宣言」をした民主党に『民主党終了宣言』を見る。

2011-12-29 21:54:10 | 政治と社会
鳩山由紀夫は、政治家としては馬◯であった。
民主党に政権を委ねた国民は、それでも何とか彼が公約を果たそうとする姿を見ていた。


その三倍も◯鹿な、菅直人が後を継ぎ、日本は悲惨な状況に追い込まれた。
思い出すのもオゾマしい醜い政権運営であった。

誰しもが「菅直人以外であれば誰でも」と思っていた。

ところがどっこい。
それ以上の大◯鹿が居た。

菅直人を上回る「大うつけ」の野田佳彦が総理大臣となり、「政治家としての総決算」と言いいつつ<増税>を強行した。

底の知れない不況下で、限りないデフレのスパイラルの中で。

庶民の経済が、ますます困難になりつつ有る、いまこの時点で『増税』を決めた。



党税制調査会なる会議を、延々「(わずか)数日間」繰り広げて、日本の経済を「沈没させる」如き増税「素案」を決定した。

盛大な拍手をもって。


一体何故「拍手」が起きるのかが、理解出来ない。

以下は、会議中にひと際「大声で」増税推進発言を繰り返し、最後に「盛大な拍手」をした議員達の主立った者共である。

津村啓介(岡山2区/菅・前原グループ/東大法)
吉良州司(大分1区/小沢グループ/東大法)
小野塚勝俊(埼玉8区/立教/日銀職員)
西村智奈美(新潟1区)
三日月大造(滋賀3区/川端・鳩山グループ)
松本大輔(広島3区/政経塾)
林久美子(参院滋賀)




執行部は、勿論此処に含まない。


財務省が、やりくりする努力等せずに、今まで通りに自分達の取り分をしっかり確保しながら、好き勝手な「やりたい放題」に予算を組みたいが為の増税である。

国民の関係ない所で、国民に何ももたらさない無駄遣いの為に、国民に血の出る様な犠牲を強いる『財務官僚』の浅ましい姿勢。

国民から「変革を求めて」政権を付託された与党が、なぜ積極歴にその<浅ましい>官僚達のお先棒を担げるのかも、理解出来ない。



以下に、決定を嬉しそうに報告する一民主党議員のツイートを転載する。

@Tsumura_Keisuke 津村啓介

民主党税調。当初の案を半年後倒しし、消費税を「14年4月に8%、15年10月に10%」まで引き上げることで最終決定しました。国会議員定数削減と国家公務員の給与カットも明記。最後は100人以上の出席者が大団円で了承。民主党にとって、大きな前進を意味する、節目の一日となりました。


>大団円で了承
>民主党にとって、大きな前進を意味する、節目の一日


国家の一大事を、<節穴の目>しか持たないこの手の議員達が、「国民が彼等に何を託したか」を全く理解していないかの、明白な証である。


それにしても、此処まで揉めに揉めた「反対多数」の案件を、第一回開始時期を「半年遅らせる」事で、決着すると言う流れにも、理解がついていかない。

ここで半年遅らせると、どういう意味が有るのか。

何故、半年遅らせたら「決定出来る」のか。


やはり、『税制調査会』とは単なる<通過儀礼>に過ぎず、予定調和の結末であったのだ、と納得するものである。

「慎重に検討する会」は、あくまで慎重に<検討>する会であって、「絶対に反対」する集まりでは無かった。

いくら、付帯条件がどうのこうの言おうと、結果は総てを物語る。

「一応、ちゃんと民主的に党内論議は尽くしましたよ」
「その上で、党内合意がなされました」

しかも、『一体改革』が、片方のみの決定で、他方の担保は何も無い。


お目出度うございます。

私は『民主党終了宣言』と、解釈します。



▶反対派退席「不信任だ」=民主に禍根、分裂含み-消費増税(時事見出し)

>首相は消費増税の実施時期を半年先送りする妥協案を提示し、藤井裕久税調会長への一任を求めたが、山田正彦元農林水産相ら反対派は納得せず、「これ以上議論しても無駄だ」として退席。

>山田氏はこの後、「(このままでは)離党者が出る。法案が提出されるとき、それぞれが考えるのではないか」と語気を強めた。別の反対派議員は「政局だ。野党が内閣不信任決議案を出せば、可決する」と、倒閣の可能性に言及した。

>執行部には、「首相が総会で説明すれば反対派も矛を収めるだろう」(幹部)との期待があったが、「逆算して考えれば、(来年)3月に法案を出すには今決めなければならない」と強気で出た首相の姿勢に、反対派の怒りは増幅。素案の修正を重ねてようやく了承に至ったが、「首相は民主党が壊れることより消費税の方を重視している」(小沢元代表周辺)と深刻なしこりが残った。
【時事通信/12月30日01時12分配信】



やれやれ。


菅直人以来、今や<偽>が頭につく事になった「民主党」の執行部が、国民の感覚が見えていないのは分って居る。

しかし、党内の議員達の感情すら、全く理解していない。

こんな輩が、国政の舵を取っているのだ。

夢も希望も持てない。。。


そして、党内の議員達も「不条理な」執行部の決定に、最後まで抵抗して覆させるだけの行動力は、無い。

残念ながら。


このまま総選挙に至ると、民主党は勿論壊滅する。

しかし、「執行部」を形成する『盗人の首魁』達は、地元有権者の固い支持を持っているらしく、当選するのだろう。

その時に、権力維持の為に「自民」「公明」「み」らと連立を考えている事は、想像に難く無い。

しかも、「閣僚」も維持出来ると踏んでいるとしたら、多いにお笑いぐさである。

そして、政権内弱小政党の悲哀をなめながらも、「与党でござい」と甘い汁に群がろうとでもするのであろう。

おぞましい事限り無し。


当然、来年からは、<新党>ラッシュになる筈だ。

これまでの民主党執行部のやり方に、不満を抱き、反発している議員達も大勢居る。

その後の、選挙へ向けての政界再編は、未だ正確に読む事は難しい。

野田内閣の国会運営の如何で、小沢の動きが幾つかの選択肢に分かれるからだ。


それにしても、不思議な物である。

次の『自民公明政権』の為に、国民の支持を得られない増税を決めておいてやる、その不可思議なる発想。


「今、これまでどの総理も実現出来なかった、困難な増税を決定されれば、後世に名を残す名宰相となりますよ…。」

財務官僚の、野田佳彦の耳元でのささやきが、手に取る様に分る。


「最高権威である野田総理の、全くぶれない姿勢が、結果に繋がった…」(藤井裕久税調会長)

「トリガー条項は、条件では無い」(藤井優久)



不退転の決意を語るときの、野田佳彦の鼻の穴が膨らんでいる様子が、それまでの彼に対する「周りのおだて方」を暗示していて、愉快であった。


その煽てにのって、後世の歴史で「最低の宰相」の汚名を着せられる事になるのだろう。

本当の増税の推進者である、財務次官以下、主計局長その他の「黒幕」たちは、一切名前が世に曝される事無く、一人で黒幕達の罪まで引っ被る「歴史のヒーロー」気取りの恥ずかしさは、ドン・キホーテより始末に悪い。

何しろ「不退転の決意」で望んだ「集大成」なのだから。

それが、タイム・リミットを設定して強行される必要の有る、緊急事案であるのか。

党内を揺るがし、離反者を出し、自ら掲げた「党内融和」は捨て去り、国民との契約である「選挙公約」を完全無視してまでの、最重要緊急課題であった。

彼にとっては。


そして、政権交代で日本を変革する筈であった『民主党』は、此処に終わりを告げる事となる。


▶首相、展望なき「攻め」=党内融和の旗降ろす-消費増税(時事見出し)

>野田佳彦首相は29日夜、民主党の税制調査会、社会保障と税の一体改革調査会の合同総会に初めて出席、消費増税を柱とする一体改革の実現が「政治家としての集大成」と訴え、年内の党内意見集約にこぎ着けた。

>「離党届を出されたことは残念だ。そういう困難があったとしても、今避けては通れないテーマだ」。首相は合同総会でこう語り、社会保障の安定財源と位置付ける消費増税への道筋を付けるには、多少の離党者はやむを得ないとの考えをにじませた。改革実現へこれまでは「不退転の決意」を強調してきたが、この日は「集大成」との言葉を用い、さらに踏み込んだ。
【時事通信/12月30日01時12分配信】



>「社会保障の安定財源と位置付ける消費増税への道筋を付けるには、多少の離党者はやむを得ない」

安定財源の確保など、公約通り特別会計を含む予算の全組み替えをやってから、言ってくれ。


結果として言える事は、やはり「旧民主党」は<万年野党>の存在に過ぎなかった、という、ごく当たり前の結論である。

<政権担当能力>など、微塵も無かった。

かといって、自民党に人材が溢れているか、と言われればこれ又<否>である。

しかし、自民党は65年のノウハウの蓄積が有った。


そして、その『政権担当ノウハウ』の、体現者である小沢一郎が加わったからこそ、民主党は政権が取れた。

この点は、誰も異論は挟めない筈。

その、唯一の「自民党をも凌駕する」人材を、嫉妬に駆られた雑魚共が寄って集って「座敷牢」に閉じ込めた事が、民主党にとって<唯一>にして<最大>の過ちであった。

現実には、「もし」や「たら」や「れば」は存在しない。

しかし、日本と言う国の為に、嘆き哀しむべき「恐るべきミステイク」であった。

小人群れ無して、悪事を成す。


「増税」が政治家としての集大成、と意気込む野田佳彦の存在の哀れな事よ。

菅直人が代表選に選ばれていなければ、野田政権もあり得なかった。


菅直人に投票した奴ら。
責任取って腹を切れ!


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『一体改革』のまやかし。『議員制度改革』の目くらまし。そんな事許すと国民の声は増々届かなくなるゾ。

2011-12-28 22:04:51 | 政治と社会
『社会保障と税の一体改革』とやらを、我らが総理大臣野田佳彦は「固い決意」で遂行しようとしている。



前にも書いたと思うのですが、政府が(政党を問わず)『改革』と言う時、いまだかって<改良>であったためしは無い。

それは、必ずや<改悪>である。


そして、その改悪は、国民を無視して「どこかの一部の」利益の為に為される。

政府が、その裏切り行為を働く源泉は、決まって「官僚達」の陰謀である。


今、日本国内閣総理大臣野田佳彦は『消費税率引き上げ』に躍起となっている。


経済学者でなくとも、<通貨高騰><デフレの進行><株安>の三重苦が続いている今、間接税を引き上げる事の愚かさは、誰でも容易に理解出来る事であるにも関わらず、である。


消費の落ち込み。

当たり前だ。

労働者の所得は上がるどころか、減る一方である。

残業は、最早労働者にとっての収入の付加価値では無くなって、久しい。

「サービス残業」なる馬鹿馬鹿しい言い回しで、企業側は労働力を酷使する。

正規職員をどんどんリストラし、仕入れや機材購入費と同じ「経費」の発想で「派遣社員」を多用する。

各種手当てもカットされ、リストラの後の人員の補充は為されない。

労働時間は増え、収入は減り、疲労は募り、将来への展望は絶たれている。


それで、若者が結婚しないだの、少子化だの、自動車離れだのと、馬鹿な事を言い募る。


労働に対する、適正な対価を払え!


そうすれば、当然若者は「おしゃれ」をし「車」を買い「結婚」も出来て「子供」も作れる。

それが「内需拡大」と言う物である。

内需が拡大すれば、税収は増え、企業も利益を増やし、さらに税収が増える。

企業の業績が上がって行けば、株価も上昇し、サービス業も活発化し、企業収支が安定して来る。

従業員を適正に遇する事で、将来への安心感が高まり、子供も増えよう。

社会全体が、安定を得る事が出来て来る。

それが、更に消費を拡大する。


世の中、金が回らなくて何が「経済」だ。


ところが、経団連を中心とした大企業は、人件費を単なる経費に置き換える事で、保険や年金の負担分を無くし、更なる経費圧縮を求めて生産拠点を海外へと移す事に専念する。

輸出先で生産する方が効率が良い、等と言う言い訳を弄して。

国内の生産業が空洞化し、労働市場が圧迫され、正規職員の地位が増々脅かされて、労働人口は「非正規」へと大きく飛躍して行く。

国内の中小企業は、価格戦争の犠牲となり、「価格破壊」という流行語に踊らされて「自己破壊」が止まらない。

国内での企業税の類いは経る一方で、労働市上の縮小に伴って「所得税」等直接税の税収も減って行く。

非正規社員の保険や年金への非加盟により、保険や年金の基金は減り続ける。。。


財界が、目先の利益を求めて、国と国民との利益を無視すればする程、社会には矛盾が充ち満ち、それが「不条理」な政策を執らせる事になる。

何故なら、財界の動向は行政的指針に寄って、緩やかに規制され、その指針は財界の意向に沿って「官僚」が作るからだ。


その、官僚たるや「おのれ等」が国の主人と思い込み、おのれ等の利益を最優先して国家の現実を顧みない。

安定して「霞ヶ関」が栄える為に、省益を唯一の指標として活動する。

その事で、自らの立身と出世と、天下りの繰り返しに依る豊かな人生とが約束されるのだ。

その霞ヶ関全体の命運を握るのが、『財務省』である事は、皆々知っての通り。

彼等「財務官僚」は、楽して自由に権力ガームを遂行しながら、官僚の利益を増やす為には、何が何でも「望み通りの」予算を編成しなければならない。

現実として「税収」が減っていようと、関係なく彼等は欲しいだけの予算案を組む。

そうすると、総ての省庁の満足行く予算配分が出来なくなって行く以上、税収を確保する必要がぜひとも有るのだ。


従って、財務官僚達の悲願は、『消費税』の増税である。

なぜなら、大企業から「企業所得税」や「法人税」はとりたく無いから。

国民が全員拒否出来ない、国民然んが「自動的に」払わされる形式の<消費税>が、一番とりやすいから。

諸外国の例に比較して、表面上は日本の消費税は低いので、言い訳が立つから。

それが、彼等「財務官僚」の悲願であった事は、歴代自民党政府の混乱を振り返れば、如実に理解出来る。

一体幾つの内閣を潰した事か。

「<社会保障税>としての消費税導入」を謳って、無理矢理導入して以後、消費税収は、大企業の法人税減税の額と、ちょうど相殺されている。


その自民党に、民主党が取って代わった。

『官僚支配の打破』
『政治主導』
『予算の総組み替え』
『地方分権』
『次官制度の廃止』
『日米安保の見直し』

これらは皆、小沢一郎が謳い上げた「長年の政治哲学」に立脚した公約であった。


霞ヶ関が慌てた事は、想像に難く無い。

後は、広く知られている通り。

小沢は罪人にでっち上げて手足を縛り付けた。

後は、素人集団の民主党である。

雑魚を操る事なんて◯のカッパ。


「<消費税の増税>という、自民党政権ですら出来なかった事を成し遂げると、歴史に名を記す名宰相になりますよ」

「何故なら、国の財政がこれだけ足りなくて、国際的に消費税はこれほどにも低すぎる以上、誰かが手をつけなければならないのです」

「それが出来るのが、野田総理、貴方です」

等と言われて喜んで。

『不退転の覚悟』を決めてしまった大馬鹿宰相。


ところが、そのお膝元の党内がなかなか納得しない。

社会保障と組み合わせてしまえば、否やは言得ない筈だ。

と、考えたのですね。


さらに、ダメを推す為にも、口の端に登ってはウヤムヤになって来た「政治制度改革」も加えれば、国民は納得するしか無いだろう。

国会議員が自らを犠牲にして、議員定数を減らし、それによって議員歳費を圧縮する。

誰も不満は言わない筈だ。

さらに。

不公平な「有権者一人当たり」の議員数の是正も行えれば、憲法違反状態も解消出来、国民も満足する。

何かと議論の的となる、参議院の廃止まで話題に出来れば、まさに御の字。

それを消費税率引き上げと「一体」にしてしまえば、総ては巧く行く…。


ちょっと待った!!


そんな事で、日本の議会制民主主義の根底を勝手にいじられてたまる物か。

日本の「国会議員」の数は、決して多すぎない。


此処フランスでの下院『国民議会』は、定数577名である。

全議席「小選挙区制」で、過半数の得票および有権者数の四分の一を越えた得票で選出される。

第一回投票で、条件が満たされた候補者が居なければ、有権者数の八分の一以上得票下候補者間で、第二回投票と言う事になる。


人口が日本の半分の6530万人でありながら、577名。

議員一人当たりの人口比は、およそ11万人である。

人口密度に依る格差もある。

最大と最低では、5倍以上にもなる。

しかし、その点に大きな批判は起こってこない。

フランスは、地方ごとに古の人種構成すら異なる事により、政治や文化が大きく異なっている。

夫々の「地方性」に依る諸問題を代表する議員は、必要であると言う事なのだろう。

早い話、殿街も「おらが街の代議士」は不可欠なのだ。

『自由と平等』とを謳っている国家である以上、代議権を否定してはならない。



イギリスも、人口はフランス寄りやや少ない6150万人の人口に対して、下院議員数は650名。

この国の選挙制度は大変に変わっているのだが、選挙区の割り付けは、その時々の人口移動で変えられる。

しかし、9万5千人の人口に対して、議員一人の割合は、これ又フランスとあまり変わらない。

そして、両国とも「上院」の権限は非常に限定されている。

フランスは、『上院=元老院』と『下院=国民議会』は、まったくの議会であり、所在地も異なっている。

イギリスは、日本と同じ様な「国会内二院」である。

しかし、両国とも、上院の役割は下院に優先する事は無く、精々「諮問機関」程の役割に過ぎない。


しかし、二院制である事が重要なのだ。

一院のみでは、絶対に「独走」するものだ。

ナチ党を見よ。
中国人民大会議を見よ。

一党独裁となる。

フランスも、イギリスも、たとえ上院が否決しても(一部の分野を除いて)優先権は無く、下院の決定で国政が動いて行くとは言うものの、「上院が否決した」事実は重いのであります。

まして、日本の現状の如く、ねじれ状態が起きると、絶対に「一党独裁」にはならない。

理屈上は、「国民が納得出来る」真っ当な法案だけが、国会を通過出来る事になるのだ。

かって、参院は「良識の府」と呼ばれた。

衆院の暴走に歯止めをかけ、国民に不利な法案を「再考させる」きっかけを作る事になる。

この機能は、絶対に無くしてはならない。

しかも、3年ごとに半数の改選で、解散は無い。

この事に寄って、総選挙で国民の信任を受けた筈の与党政府が、国民の期待を裏切った場合、途中で衆参逆転を可能とする事で、独走を阻止出来る役を持つのだ。

その「参議院」を廃止して、一院制を求める等、これ以上に『霞ヶ関』を喜ばす事は無いであろう。

霞ヶ関の官僚達は、省庁を通じて内閣を操作出来る。

内閣は与党で構成されている。

一院制なら、官僚に如何に抵抗で来ると言うのか。


日本の社会の、地方の荒廃は眼を覆う程である。

各県の県庁所在地以外の街は、駅前や目抜き通りが「シャッター街」と化している。

無計画な市町村合併を続けた結果、地方ごとの中心が消滅したため、行政サービスがきめ細かさを失ってしまった。

かっての<町立病院>も<町役場>も<町立図書館>も閉鎖され、中心都市だった市まで出かけて行かなければならなくなった「衛星都市」は数知れない。

このよう名、地方不在の行政も、日本の再生にとって大きな障壁となって居り、総ての予算を握る中央省庁の権限を失いたく無い「霞ヶ関」官僚の思惑通りとなっている。


かくも、日本は「行政の執行官」に過ぎぬはずの「公僕」が実質的に「国の主人」となって、己達の利益を最優先に、国を潰しても構わない厚顔無恥な活動を続けているのだ。

原発の事故処理にしても、全く同じ図式である。

国の富を私し、自分達のみが肥え太る事を前提の政策立案と、それを実行する予算案の作成、そして最終的な予算執行権を、取り返さない限りに本と言う国は絶対に「浮かび上がれ」無い。

その、官僚達の掌の上で、転がされ、踊らされている「政府民主党」が、とうとう『偽民主党』と認定されてしまった事は、欣喜の限りである。

ならば、偽物共の好き勝手な事は、もう止めさせよう。

『社会保障と税制の一体改革』等と言う戯言は、叩き潰さなければならない。

そして、そのドサクサにまぎれて、議員定数の削減等を自慢げにやらせてはならない。

地方の声を、国に繁栄させる道筋を閉ざしてはならない。

議員定数の不平等は、むしろ都市部の定数を増やして是正すれば済む事だ。


日本の国会議員数は、決して多すぎない。

その議員数を「ほんの少し」減らしたからと言って、経費削減等まやかし以外の何物でもない事に、気がつかなければならない。


そして、参議院を無くしてはならない。

それでなくても、日本の報道の「大政翼賛」ぶりと「大本営発表」の姿勢を見れば、日本社会が如何に「暴走」しやすい社会であるか、誰しも異論は無かろう。

ならば。

『良識の府』は、守り抜かねばならない。

良いのです、ねじれて法案が通らなくても。

野党が通さない様な法案は、どうせ国民の為になる法案では無いに決まってる。

この今のねじれ国会でも、偽民主党の政府が野党に「すり寄らなくて」も、ちゃんと通過した法案も数有るのだ。

日本にとって、必要で有用な法案なら、絶対に通る筈である。

その事を「肝に命じて」政策立案に励めば良いだけの話。


いままで、政府が如何に「賛成されない」法案ばかりにこだわっていたかの証です。


『子供手当て』しかり。

ちゃんと「特別会計」を解体し、予算の根拠を示していたなら、国民の為になる法案に、自民党も公明党も、反対出来る筈が無い。

反対されるのは、反対されるだけの理由があるからだ。


「一体改革」等と言う戯言で国民を繰り占める様な方向に向かう前に、『偽民主党』に潰れて頂く事こそが肝要である。



『大地・真民主党』結党を歓迎する。

偽ものから離脱する「勇気有る」本物予備軍の受け皿となって、多いに活躍されたし。

他の9名も、よく考えて行動される事であろう。

間違っても「亀・慎太郎新党」等に合流する事は無いと、固く信じている。


そして、年が明けて、『偽』を追い出すのか、多くが離脱して『真』と合流するのか。

いずれにせよ「国民の生活」の事を第一に考え、その方向を見つめる集団を形づくって、政界再編を成し遂げて欲しいと、切に希望する物であります。



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「頑に、頑に、頑に」国民の利益に反する行動を貫く姿勢の民主党政府は、適応障害の末期症状?

2011-12-27 22:12:51 | 政治と社会
「いつまでも揉め続けて、決めないのは野党のやる事。与党は迅速に決定しなければいけません」

『消費税増税案』に関しての、民主党税制調査会の藤井裕久会長の談である。


そりゃ、正しい事なら周りの雑音等に引きずられず、直ちにやれば良い。

それに第一<正しい事>なら、周りからの大反対や抵抗などが、起こる筈も無い。

国民の反対は当然としても、与党内の議員達が反対の大合唱を繰り広げている「政策案」は、正しい事では無いと、感じ取る筈だと思うのだ。

正常な神経の人間なら。



「民主党は政権維持能力が無い」

小沢一郎のこの台詞が、今さらながら身直に理解出来る。

民主党は、政権など受け継ぐべきでは無かった。



▶<民主税調>消費増税案28日提示 15年度までに10%(毎日見出し)

>消費税率について、政府は13年10月に8%、15年4月に10%まで引き上げる案を軸に検討。民主党税調執行部もこの案を参考にするが、「最初の引き上げは半年ほど遅らせるべきだ」「増税時期を月単位で固めるべきではない」との意見もあり、執行部案が2段階の増税時期をどこまで示すかは流動的だ。

>民主党税調が27日の総会で示した「論点整理」は、消費税の税率が上がると低所得者ほど負担感が重くなる「逆進性」対策として、低所得者に現金を還付する「給付付き税額控除」の実施▽景気が悪化した場合に増税を先送りできる「弾力条項」の導入方針などが盛り込まれた。
【毎日新聞/12月27日(火)21時8分配信】


普通の国民は、国の台所の具体的収支等、分らない。

しかし、上述されている如き、行程表の根拠が果たして存在しているのか、甚だしく疑問に感じる。

「何故」二年後に3%上げる必要が有るのか。

「何故」その二年後に、更に2%なのか。

そして、税調執行部の「一回目の増税時期を半年ずらす」根拠は何なのか。


詳しい数字を提出して、国民の全員が納得出来る様に、説明して頂きたい物だ。


勿論、説明出来るとも思っては居ないが。

とにかく『消費税を上げる事』という、財務省の至上命題を何とか実現する事だけが目的で、一切の状況の理解も、それがもたらすであろう効果も結果も、何も具体的な説得材料などは、存在していない事は明らかである。

「給付付き税額控除」に至っては、意味不明、理解困難な戯言である。

いかにも財務官僚がひねくり出した「妙案」の様に見えるが、経済の実態も把握して居らず、庶民の生活実体も把握していない、頭でっかちのお役人の理論の遊びである事は、最初から見えている。


「具体的に、税率であるとか、時期であるとか、ということも含めて、党の意見集約を年内にまとめるように、指示をいたしました。そのうえで、政府与党の決定は、年内をめどにということであります」

野田総理の弁である。

ただただ、頑に「目的完遂」の事だけに完全に虜になっている。

真面目そうな顔をして、表情の揺るぎも無く、内面の不安も感じさせず、ただ力強く「一点のあやふやさも無く」マイクの前で語っている。


もう、完全にダメだ。

野田佳彦、その任に有らず。

そして、民主党を僭称する現執行部と幹部議員全員が、資格も能力も無い以上、早急に総退陣を迫る必要が大いに有ると、宣言したい。


更に加えて。


▶枝野経産相、一時的な公的管理を選択肢として検討するよう指示(FNNタイトル)

>枝野経済産業相は、東京電力に対して福島第1原発事故対応のため、一時的な公的管理を選択肢として検討するよう指示した。

>原発事故の賠償資金として、東京電力は原子力損害賠償支援機構に対して、およそ6,894億円の追加支援を要請した。
これに対して枝野経産相は、賠償の支払いを迅速に行うため、支払い業務の体制を1万人以上に拡充するよう求めるとともに、財務基盤強化に向け、公的資金による資本注入を含めた、あらゆる選択肢を検討するよう指示した。
【FNNニュース/12月28日(水)1時17分配信】



「廃炉も含めて、事故対策の資金の確保の為に、財務基盤の強化を目指し…」とは細野経産相の談である。

「一時的国有化も視野に入れて…」とも。

つまり、東電を何としても「守り抜く」姿勢を鮮明にしている訳だ。

<財務基盤の強化>
<一時的公的管理>

これから将来にかけて、一体どれほどの「賠償責任」を問われる事か。

更に、天文学的費用を要する廃炉までの行程に、財政的に耐える為の財務基盤の強化。

早い話が、「税金」を注入し、東電の賠償の負担を、上昇する事不可欠の電気料金を支払い続ける事で、被害者側の国民が賄う訳である。

いい加減にせい。


何もかもが、国民不在、国民目線の欠如の、狂気の政権運営としか言いようが無いでは無いか。


そして、極めつけが。


▶普天間基地移設 環境影響評価書、反対派の阻止行動かいくぐり沖縄県庁へ運び込まれる(FNNタイトル)

>沖縄県のアメリカ軍普天間基地の移設問題で、反対派の阻止行動によって27日に配達されなかった環境影響評価書は、28日午前4時、反対派の阻止行動をかいくぐり、沖縄県庁へと運び込まれた。

>反対派の阻止行動が手薄になった早朝、沖縄防衛局の職員らによって、評価書が運び込まれた。

>午前4時8分、沖縄防衛局の職員数人が、評価書の入った段ボールおよそ15箱を県庁へと次々と運び込み、わずか数分で警備室に置いていった。
【FNNニュース/12月28日(水)6時42分配信】


もはや、批判するとか、論評すると言う次元を越えた、世にも凄まじいまでの姑息さ、である。


>評価書の年内提出にこだわった今回のやり方は、県民の反発をいっそう強める事態になるのは確実な情勢。
【同上】

それくらいの事は、子供だって分る。

人間の感情を無視した、ロボットの様な行動様式である。


もう「総てが終わった」と言って良いのでは無いか。

民主党政権なる、壮大な歴史の誤算は。

理性があれば、誰であろうと、そう考える。



▶<民主>離党10人規模…28日届け出 近く新党結成(毎日見出し)

>民主党の内山晃衆院議員(千葉7区、当選3回)は27日、国会内で記者団に対し、28日午前に集団で離党届を提出する意向を明らかにした。

>内山氏によると、離党するのは同党の斎藤恭紀(宮城2区、当選1回)、中後淳(比例南関東、当選1回)の両氏らで、衆院議員10人規模になるという。ほとんどが小沢一郎元代表のグループで、衆院比例単独選出議員の一部も参加。政党要件を満たす5人以上のメンバーを確保し、近く新党を結成する。

>内山氏は記者団に対し「政権公約がすべてほごにされている。外から訴えるしかない」と表明した。斎藤氏も27日、記者団に「公約実現党をつくろうと決起した」と強調。その後、国会内で樽床伸二幹事長代行に会い、離党の意向を伝えた。

>離党には平山泰朗衆院議員(東京13区、当選1回)も同調する動きを見せている。菅政権当時に民主党の会派離脱届を提出した16人の比例単独衆院議員の一部も参加する見通しで、渡辺浩一郎(比例東京、当選2回)、三輪信昭(比例東海、当選1回)、石田三示(比例南関東、当選1回)の各氏らの離党が取りざたされている。28日朝に国会内で会合を開き、最終調整する。

>一連の離党の動きにより、野田佳彦首相の求心力低下は避けられず、大詰めを迎えた消費増税論議にも影響を与えそうだ。民主党の輿石東幹事長は27日の記者会見で「一緒にやっていけないか、働きかけをする必要がある」と述べ、慰留に努める考えを示した。
【毎日新聞/12月28日(水)2時30分配信】


むべなるかな、である。

他に、一体どのような選択肢が有ると言うのか。


以下に、斎藤やすのり議員のツイートによる宣言を転載する。

@saitoyasunori 斎藤 やすのり
(転載開始)
決起し、民主党を離党します。「デフレ脱却なくして増税なし」、「TPP反対」、「脱原発」という思いの仲間を結集して、「国民の生活が第一」の実現に向け邁進する決意を固めました。
(転載終了)


その言や良し!

勇気と決断とに、大きな拍手を送らせて頂くと共に、可能な限りの支持を皆様にお願いするものです。


それにしても、資格と才能の無い者が、最高責任者になってしまうと、国民はかくも不幸を味合わなければならない物か…。


それにも関わらず、当事者達は「何が起こっているのか」が理解出来ていないに違いない。


更に、もう一人の民主党議員「三宅ゆき子氏」のツイートも、付け加えたい。

@miyake_yukiko35 三宅雪子
(転載開始)
マスコミは『離党者が続出し野田政権にとって打撃』と書いているが、輿石さんはともかく野田総理がそう思っているかどうか疑問だ。衆議院では圧倒的多数を握っているのだから。求心力はもともとないので、これ以上なくなりようがない。

昨日は反対派(の声が大きい人)が離党含みで欠席だった。まだ籍はあるのだから最後まで一緒に闘おうという話を先輩議員がした。今日が山場だからだ。しかし、離党を強要してくる人たちに共通しているのは離党に対して大きな誤解をしていることだ。離党する人それぞれ理由が違う。抗議の仕方も違う。

行動していないじゃないかというご批判がある。どうも行動と言うのは離党を指すようだ。離党をした瞬間に会議にも出れなくなり、意見も言えなくなる。多くの仲間を失うことに忸怩たる思いだ。抗議の仕方は人それぞれだ。私は会議に出て最後まで意見を言って闘う。今、私の『行動』とはそういうことだ。

税調の雛壇の方々が気の毒にも思える。多くの人が年内の取りまとめは無理と野田総理に進言した。しかしそんな意見さえ一切総理は聞かないのだ。司会者の『とにかく年内に時期と税率をとりまとめをしろというのが総理の指示だ。我々は組織人(!)だから逆らえない』という言葉には悲壮感が漂っていた。

小泉さん(元首相)もワンマンだったが野田さんはそれをはるかに上回る。何しろどんな多数の意見も聞かないのだから。『民主党は嘘つきだと言われるのは慣れた。しかし、嘘をついても平気な集団と言われるのに耐えられない』と雛壇の方々に言った。私は平気でない。平気なのは一握りの人だけだ。
(転載終了)


出るも地獄。
残るも地獄。

何故なら、出たら出たで「順風満帆」とは言い切れぬからだ。

年内の「新党結成」には至るまい。

なぜなら、民主党が当面「離党届」を受理しない様だからだ。


>民主党の輿石東幹事長は27日の記者会見で「一緒にやっていけないか、働きかけをする必要がある」と述べ、慰留に努める考えを示した。


慰留と言えば聞こえは良いが…。

輿石東の思惑と、野田内閣の思惑とは、違うで有ろうし。

結果として、飛び出さんとする当人達が「ワリを食う」結果となる公算は大きい。

ならば、選挙区基盤の弱い(と言われる)当選回数の少ない若手にとって、政党交付金の支給が、半年ずれ込む事は大きな痛手であろう。

小沢グループの動向が、総ての鍵を握っている。


また、三宅議員の様に、残ったら残ったで、暖簾ならぬ「ドジョウに腕押し」で消耗するばかり。

外に有っては有権者に罵られ、内に有っては「蟷螂の斧」の悔しさを味合わされるハメになる。


いずれにせよ、選挙区を中心に、国民がしっかり支えて行かなければならない事だけは、確かである。



「無能力者が権力を握る」という災難。

己の権力に溺れて、自律神経が失調してしまっているにも関わらず、完全に「適応障害』に陥ってしまったその政権担当者達自身は、その事に全く気がつきもせず、増々「自信満々」にも「意気軒昂」にも見える。

ますます、ムチャをやろうとするに違いない。


そんな、国に災いを成す「病んだ者共」に鉄槌を加える義務が有るのは、彼等に一票を投じてしまった我々「国民」の、一人一人である。


多いに自覚しよう。


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『対米公約』なんだそりゃ? 普天間移設の<辺野古アセスメント>手渡せず郵送、の愚かさ。

2011-12-26 23:13:50 | 日米関係
国民との間に、選挙に際に結ぶ約束を『選挙公約』という。

その「国民との約束」は、何から何まで平気で無視して、外国との間の約束を<必死で>優先しようとする政府が、有るらしい。



最近は、何事もカタカナに置き換える事が横行している。

英語の単語を、政治的、行政的日本語の文脈の中で使用する事は、霞ヶ関の官僚達の間で始まったようだ。

何しろ、一定のポスト、いや地位まで<出世>すれば、「もれなくアメリカ留学がついてます」というのが、霞ヶ関のセールス・ポイント、おっと失礼「売り」である。

そして、その留学する官僚の日本の口座には「通常の給与」が振り込まれ、<留学先>の滞在国の口座には、相手国の水準からしてかなりのハイレベルな、おっと失礼「高水準」の「駐在手当て」が振り込まれる。

3年も「海外赴任」していれば、帰国後家が建つ。

その留学期間たるや、「なんやら研究員」等と訳の分らないタイトルで、おっと「身分」で米国政府系機関の客分として、接待漬けで脳みそが徐々に溶けて行く仕掛けになっている。

その間に接触した相手が、その官僚の生涯のパートナー、おっと「手先」となって遠隔操作の黒子となる。


帰国したら、ポストが、おっと「職制」が上がり、報酬もあがり、省内での影響力も上がり、新しい祖国「アメリカ合衆国」への忠誠心は無限となる。

米国の黒子は、何時しか「ご主人様」となって、その官僚の意識操作(マインド・コントロールと言うらしい)を行って、間接的に日本の政治と行政と、ひいては経済とを支配する。

「ジャパン・ハンドラー」と言うらしい。

言い直して『日本の搾取者』。


背後に、<搾取者>を数多く背負っていれば居る程、霞ヶ関では地位が上がり、影響力が増して行く。

そう言う類いの官僚達は、省内での書類は「ペーパー」と呼び、文章の三分の一程もの単語に、英語まがいのカタカナを散りばめる。

それを聞かされて「意見具申」や「情報報告」等「ブリーフィング」を行われた政治家は、ただただ恐れ入り、その「発言」が神々しく輝いて聞こえるらしい。


かくして、「選挙公約」という概念が、いつの間にやら『マニフェスト』と言い換えられる様になってしまった。


予てより、各政党は「選挙公約」を掲げて選挙に臨み、党勢拡大を試みて来た、筈であった。

万年野党の「反対する演技」で存在して来た如き<八百長政党>も有ったし、今も存在しているが。


しかし原則として、『選挙公約』は、やはり神聖な物であった筈だ。


ましてや、政権与党ともなると、「看板に掲げた政策」は、その与党の『レゾン・デートル』としてのキーポイントであった筈だ。

平たく言えば、存在意義の鍵であった。

しかし、カタカナで言われると、一見かっこ良く聞こえ、且つ「他人事」の様な存在感の無さを纏う事になる。

そこで、『マニフェスト』は政権与党の足枷とはならない、らしい。


少なくとも『現・民主党』政権にとっては、そのような物らしい。

「別に、看板を架け替えたからと言って、何も恥ずる所は無い」と、某大物議員様がおっしゃっていた。


しかし!


『対米公約』となると、違う様だ。

民主も自民も、おしなべて「霞ヶ関」の支配下におかれて居る以上、総て「アメリカ様と約束した事」は、何が何でも守らにゃならぬ。



▶<辺野古アセス>苦しまぎれに「提出」 反発承知(毎日見出し)

>防衛省が26日、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の移設問題で、沖縄県民の反発を承知のうえで環境影響評価(アセスメント)の評価書提出へ動いたのは、米側から追い込まれた末の「当座しのぎ」といえる。米議会が普天間移設とセットの在沖縄米海兵隊のグアム移転予算に切り込んだのを受け、米政府が普天間問題でさらなる進展を求めてくるのは確実。しかし、次の段階となる公有水面埋め立て申請が可能となる見通しの6月には沖縄県議選が控えるなど、政府は難しい判断を迫られそうだ。

>評価書の年内提出は9月、就任間もない野田佳彦首相がオバマ米大統領から普天間問題の「進展」を求められたのを受け、11月の日米首脳会談で表明した「対米公約」だった。日本政府が普天間移設工事の前提となるアセスの評価書を公約通り、年内に沖縄県に提出することになり、米政府担当者は胸をなで下ろしている。
【毎日新聞/12月27日(火)2時31分配信】



いやがる相手に何かを頼み込む時。

たとえそれが「真っ当な事」であったとしても、精一杯相手の感情に配慮し、相手の意思を尊重しながら、なだめたりすかしたり、へりくだったり諭したりしながら、行う物だと、誰しもが思っている。

しかるに。

「真っ当では無い」事を。

しかも、アメリカの植民地と化している日本政府が、沖縄を自分達の植民地扱いして、問答無用で総ての犠牲を押し付け続けてきた。

そんな背景を、一切顧みる事も無く、相手の感情を慮る事も無く、相手の意思を踏みにじりながら、自分達が差し出すべき「貢ぎ物」を、沖縄に支払わせる為に、取り立てる。

その無体なやり方を、これまで66年間続けて来た。

一応の<飴>も用意して。

しかるに、政権交代後に続いた「現・民主党」政権の、沖縄に与えた不信感は、これまでつもりにつもって来た、沖縄県民の感情を更に逆撫でする物であった。

これまで以上に、「表面だけでも」低姿勢に臨むのならばまだしも、担当官が出向いて直接手渡す所の物を、「郵送」で逃げを打つその小賢しさが、何とも見上げた物である。


さすがは「政経塾」出身者で固めた政権だ、と妙に納得してしまった。

何と、『対米公約』なんだそうな。

何だそりゃ。


「いい加減に、アメリカにだけ顔を向けた政治とは、おさらばしようでは無いか」と言う様な発言は、常に為されて来た。

そんな事を外野が言っても、それこそ『蟷螂の斧』である。

霞ヶ関の<お上>が存在する以上、この姿勢は永久に変わらない。


役人と言う「行政執行官」が、政策立案を取り仕切り、予算を配分し、執行し、司法面での側面支配までもを手にする、『官僚三権支配』体制が変わらない限り、未来永劫に変わらない。


さらに、石破某の如き「アメリカ様に護って頂いている以上」日本はあらゆる金銭的物理的支援をするのは当たり前、と言う安全保障感から脱却出来ない限り、何ら変わらない。

日米軍事同盟と言う「奴隷協約」を、奴隷状態に於かれている側が、後生大事に「死守」せんとしている以上、永遠に変わらない。

湯水の如く税金を垂れ流して、貢ぎ続ける事が、無上の喜びである人々が、実権を握っている以上、何も変わらない。


すべてが、同じ問題へと収斂して行くのだ。


政治の実権を、官僚の手から取り返す。

その為には、強力な政治力が必要である。

その為には、国民が「正しい選択」を成さねばならない。


地域的エゴや、慣習等による政治選択を変えて行かねば、何も実現しない。

そして、何が間違っているのか。

何が正しいのか。

正確な状況判断と、分析する能力を養わなければならない。

そして、その為には「支配者様」のご意向を忖度して、国民の判断を誘導する「マスコミ」なる反国民勢力の宣伝工作から、脱却しなければならない。


消費税増税。

TPP協約参加。

年金制度の改悪。

これら総ての「現・民主党」政権の盲目的売国政治に、立ち向かわなければならない。

野田政権を打倒を成さない限り、何も変わらない。

そして、現・民主党の全員の影響力を無くして行かなければならない。


もはや、民主党の立て直しなど、望んでも意味は無い。

鳩山政権以後繰り返されて来た、総選挙後に『民主党』を乗っ取った勢力を追い出すか、或は「民主党を乗っ取った勢力」と袂を分つか。


いずれにせよ、最早『政界再編』しか、残された道はない。



▶「反消費増税」で年内に新党も…松木謙公氏ら(讀賣見出し)

>民主党を除名された無所属の松木謙公衆院議員が、消費税増税に反対する同党衆院議員らとともに、年内にも新党を結成する方向で検討に入ったことが26日分かった。

>松木氏は26日、都内で小沢一郎元代表と会談し、新党結成の意向を伝えた。政権批判を強めている中後淳衆院議員(小沢グループ)、斎藤恭紀衆院議員(鳩山元首相グループ)も同席した。

>松木氏は周辺に「消費税増税や環太平洋経済連携協定(TPP)参加に反対する民主党の同志の受け皿を作る必要がある」と語っている。
【讀賣新聞/12月27日(火)7時19分配信】



これまでの、一連の党内若手議員の離党の動きに対して、「早まるな」と、小沢一郎は言ったとか、言わなかったとか。

それはそれ。


民主党分裂は、時代の要求である。
民意の求める必要性である。

民主党は、こりごりだ。

しかし、かといって「自民党政治」への回帰など、金輪際考えられない。

「み党」なる<新自由主義>政党に、受け皿ズラされては堪らない。

『橋下維新塾』に、果たして正義が期待出来るであろうか。


事ここに至って、松木ケンコウ氏の動きは、極々自然な成り行きとして、時代の求める流れに沿った「正統」な動きである。

支持しなければならない。


そして、小澤一郎殿。

そろそろ、水面下の動きを、表面化しましょうよ!


年が明けると、総てが動き出す…。


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暗い世相の今年のクリスマス。せめては幻想的なイリュミネーションでひと時の憂さを忘れられれば…

2011-12-25 21:57:09 | フランスとヨーロッパの今日の姿
今年最後の【フォトの旅】はシンプルに、「クリスマス」シーズンのイリュミネーションで、一瞬だけでも気分を晴らして頂きたいと、願いました。



一昔前のパリは、目抜き通りも裏通りもそれなりに、それはそれは美しく電飾で飾られたものでした。

ところが、近年は「超一流ブランド」の並ぶ通りであっても、往年の「夢の様な」お金をかけた飾り付けをしなくなってしまいました。

やはり、経済活動が停滞しているのか。

ヨーロ圏の混乱が、影響しているのか。

はたまた、流行(はやり)の『省エネ』が自重させているのか…。
きっと、その全部なのだろう。


しかし街を歩くと、そこはそれ。

其処ここに、工夫を暮らして「大掛かりでは無い」なりに、クリスマスを皆で祝おう、と言う気概も感じられます。

デパート等は、相変わらず「年に一度の書き入れ時」をアピールしている様ですが。




     
     モン・サン・ミッシェルの「クリスマス・イリュミネーション」



     
     とあるお城の一室(1)



     
     とあるお城の一室(2)



     
     パリ、プランタン・デパートは、シャネルが監修



     
     対するギャルリー・ラファイエット・デパートは神戸ルミナリエも
     手がけたイタリア人照明作家の5年連続同じものの使い回し



     
     とあるショッピング・モール(1)



     
     とあるショッピング・モール(2)



     
     とあるショッピング・モール(3)



     
     モンパルナス駅構内(1)



     
     モンパルナス駅構内(2)



     
     とあるブティック



     
     マクドナルド



     
     商店街の裏通り



     
     シャンゼリゼ(1)



     
     シャンゼリゼ(2)


全長1740m。
幅77m。

なだらかな「真っすぐ一直線」の上り坂で、正面に『凱旋門』がライトアップで浮かび上がる。

この通りの「光の並木」は、両側の二列ずつの並木に無数の小さな電球が点灯されて、まさに世界に類を見ない素晴らしい物でした。。。

ところが、一昨年から「省エネ」の流行に逆らえず、発光ダイオード(LED)に変わってしまって、「青白い」光になってしまった。

旧来の「白色電球」の黄色っぽい光の並木の持っていた、暖かみや柔らかさが消えてしまい、ただハイテクっぽいつまらなさに変わって、残念に思っていた物でした。

ちなみに、日本人の照明デザイナーが起用されたらしいですが。


そして、そのハイテクが2年使われた後、今年からもっと酷い事になってしまった。

何と、まるでフラフープの様な「輪っか」が三本、並木に被せられて、色合いが変わる。

これまでの「伝統的上品さ(?)」が、完全に喪失してしまった。
まるで「ディスコ」に変身したかの如きシャンゼリゼ。。。

「クリスマス・ナイト・フィーバー!」って、止めてくれ。



     
     新時代到来?



それでも、商業地区と緑地帯を分ける中央部のロータリーの飾りは、幸い悪く無い。



     
     シャンゼリゼのロータリー(1)



     
     シャンゼリゼのロータリー(2)


ちなみに、このロータリー部分の電飾は、通常ここに有る花壇を管理している、パリ市公園課の職員達の手作りだそうです。



2011年。

おそらく、1945年以来、これ以上辛い一年は、無かったのでは無いだろうか。

今でも、クリスマス等と言う事を口にする事すら、憚られる気がします。


しかし、だからと言って哀しみに打ち拉がれているだけでは、なにももたらされない。

政治の売国奴的携行に、怒り狂っているだけでも、物事は何も変わらない。


やはり、人間の矜持を失う事無く、励まし合い、助け合って支え合って、明日を目指して行くべきなのです。

その「明日」が、一体どういう明日であるのか、はなはだ心もとないとは言う物の、少なくとも「国民の生命と財産」とを護る気のない政府だけは、許してはならないと、改めて固く心に誓うところであります。



来年は、心から「ライトアップされた街」を愛でる精神状態に有るのだろうか。

是非とも、国民の一人一人が、自らがあらゆる可能な事を行って、国民の手で日本を変えて行ける様な、そんな来年になっていて欲しい。


心から、そう願うものです。




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生きて来たなかでも最も辛く悲しい年だった。今年最後の【週末一口時評】

2011-12-24 21:43:07 | 政治と社会
【オザニャンからのご挨拶】


     


「今年は、猫として生きて行くには、とても辛い事が起こり、耐えられない事が続き、虚しく悲しい事が我々を取り巻いています。」

「でも、猫はネコらしく雄々しく、潔く、逞しく、清らかに、生きて行こうでは有りませんか。」

「真実を見極める眼を持ち、マナコをしっかり開いて、生きて行こうではありませんか。」

「来年こそは、きっと新生の年にしましょう。」

「挫けず、めげず、諦めず、耐えて、抵抗して、声を上げ続けて、生きて行きましょう。」

「来年こそは…」




【一口時評】


◆消費税率15%に引き上げを=民主・仙谷氏(時事通信/12月24日(土)17時52分配信)
◇ほざけ!! 狸は人間の世界に口を出すな!


◯八ッ場再開で中島議員離党届、民主内の不満象徴(讀賣新聞/12月24日(土)19時13分配信)
◯男。 政治家以前に「人」として立派。


◇鈴木宗男氏、石川知裕・松木謙公議員支援を表明(讀賣新聞/12月24日(土)22時14分配信)
◇ひと安心…。


▶民主・中島議員 午前11時に記者会見 正式に離党表明へ(産經新聞/12月24日(土)10時12分配信)
▷小沢勉強会でお待ちしてまあーす。

▶「変革へスタート切れた」橋下市長は成果強調(讀賣新聞/12月24日(土)22時3分配信)
▷政治家が「改革」と言う時、住民にとって良く変わる事は先ず無い。要監視。

▶一体改革、週明け詰め協議=素案年内策定に意欲―安住財務相(時事通信/12月22日(木)18時46分配信)
▷一体、何が改革だって?

▶「マニフェスト崩壊予算だ」公明・石井政調会長(讀賣新聞/12月24日(土)20時6分配信)
▷「日本崩壊予算」とも言う。

▶環境省予算5倍に、文科省の原子力関連は減(讀賣新聞/12月24日(土)19時43分配信)
▷わざわざ誇らしく言う事か。

▶自民、TPP論議に及び腰=対立再燃恐れる(時事通信/12月24日(土)15時17分配信)
▷元々推進なんだから、議論にならんわね。

▶仙谷節健在! 小沢氏の「無駄削減」主張は「選挙目当て」(産經新聞/12月24日(土)14時43分配信)
▷誰もが自分と同じ様に腹黒い、と思ってるらしい。

▶野田首相、八ッ場再開は「苦渋の決断だった」(讀賣新聞/12月24日(土)13時41分配信)
▷「いかに自分の傷が軽くて済むか、考えに考えたのですよ、いやはや」(野田ブー)

▶沖縄知事、辺野古移設の環境評価書提出を容認(讀賣新聞/12月24日(土)13時25分配信)
▷出すなら出せば。豚さんの勝手ですよ。

▶<12年度予算案>沖縄振興、異例の増額(毎日新聞/12月24日(土)13時23分配信)
▷飴。飴。飴。飴。飴。鞭は?

▶武器輸出緩和、その方向でいい=一川防衛相(時事通信/12月24日(土)13時22分配信)
▷好きにすれば…。軍需産業は経団連。お里は知れてるシー。

▶<12年度予算案>ばらまき圧力に首相無力(毎日新聞/12月24日(土)13時21分配信)
▷霞ヶ関、無礼講のワンマンショー。「政治主導って何だっけ…」

▶「前原氏に翻弄された」八ッ場継続に国交省幹部(讀賣新聞/12月24日(土)13時21分配信)
▷「これ、次郎冠者、ぶすを持って参れ」「太郎冠者どの、あの甘くて美味しい毒の事でござるな」

▶<12年度予算案>規律なき帳尻合わせ(毎日新聞/12月24日(土)13時20分配信)
▷そりゃ、貴方。政治主導なき無能な総理を前に、官僚共が好き勝手やれば当然…。

▶丸川参院議員が妊娠 出産予定は来年6月「とにかく無事に」(産經新聞/12月24日(土)12時36分配信)
▷「議場で『たわけもの!』と野次ったのは私です」(たまよ)

▶「3年連続は異常」=税収上回る国債発行に―平野復興相(時事通信/12月24日(土)12時23分配信)
▷アンタの内閣じゃ無いんでしたっけ。

▶やはり、空自はF35を選んでしまった(産經新聞/12月24日(土)12時19分配信)
▷だって、他になにか選択肢あり?

▶借金依存、ぎりぎりのやり繰り=12年度予算案で安住財務相(時事通信/12月24日(土)12時1分配信)
▷お飾りのアンタが、官僚の為のいい訳何かしなくても良いんだよ。

▶「大阪市解体」始まる…橋下戦略会議が次々決定(讀賣新聞/12月24日(土)12時0分配信)
▷最初のインパクトだけはやる男だからなあ。最後までちゃんとやる事やれるか、要注視。

▶農業大規模化を推進=TPPにらみ競争力強化―予算案(時事通信/12月24日(土)10時32分配信)
▷またまたあ。競争力強化って?

▶橋下市長、現業職員1万2千人の給与削減へ(讀賣新聞/12月24日(土)10時31分配信)
▷闇夜の晩には、精々お気をつけなはれや。

▶借金漬け、破滅的な生活=12年度予算を家計に例えると(時事通信/12月24日(土)10時3分配信)
▷国の借金は国民が負担してるんだゾ。国民の生活の為の予算が国民からの借金で賄われているのに、家計と一緒くたにするな!

▶「土砂降りに運動会やるな」 首相の消費増税、亀井代表が苦言(産經新聞/12月24日(土)7時55分配信)
▷それって…。放射能の事じゃんか。

▶<使用済み核燃料>青森・三村知事「再利用しないなら発生元に返す」 サイクル見直しけん制--原子力委(毎日新聞/12月23日(金)13時13分配信)
▷そりゃそーだ。

▶八ツ場ダム工事再開 メンツ丸潰れ、前原氏苦難 また「言うだけ番長」進退も(産經新聞/ 12月23日(金)7時55分配信)
▷前原に 有ると思うな 誠意と政治

▶ダボス会議 首相出席へ(産經新聞/12月23日(金)7時55分配信)
▷野田ブーが行けばバボハゼ会議。

▶<内閣府>「宇宙戦略室」を新設(毎日新聞/12月22日(木)19時56分配信)
▷初代室長に鳩山由紀夫。

▶<民主>鳩山氏と小沢氏 消費増税反対で連携確認(毎日新聞/12月22日(木)19時41分配信)
▷連携してナニするんだろ? 素朴な疑問。

▶東電の経営体質はお山の大将…菅前首相が批判(讀賣新聞/12月22日(木)19時32分配信)
▷…と、元裸の王様が言いましたとさ。

▶政界再編「必要」=亀井新党構想は批判―石原都知事(時事通信/12月22日(木)19時4分配信)
▷おやあ。乗り気だった筈の慎太郎サン?

▶「何様なんだ、あの人は」=八ツ場ダム問題で前原氏批判―石原都知事(時事通信/12月22日(木)18時53分配信)
▷どちら様の事でしょうか!?

▶「ドジョウからコイに跳ね上がって」と中曽根氏(讀賣新聞/12月22日(木)18時53分配信)
▷すでに跳ね返ってますけど。

▶「政権にレッドカード突きつけるのは間違いない」みんなの党、渡辺代表(産經新聞/12月22日(木)18時50分配信)
▷「ワタナベ」と名のつく男はほら吹きの系統らしい。

▶名目3%成長目指す=「震災からの復活」へ基本戦略―国家戦略会議(時事通信/12月22日(木)18時31分配信)
▷通信監視が酷くなっているわが国だが、一部で「発言の自由」は残っているらしい。

▶小沢、鳩山両氏が会談 「増税どころの話ではない」(産經新聞/12月22日(木)17時56分配信)
▷鳩山どころの話ではない。

▶安住財務相が陣中見舞い(時事通信/12月22日(木)16時15分配信)
▷ご用聞き。

▶「首相はあまりにも脳天気」自民・高村氏(産經新聞/12月22日(木)15時1分配信)
▷正確には「脳腫瘍」なのでは??

▶被災地仙台にパンダを=日中首脳会談控え、首相に要請(時事通信/12月22日(木)12時38分配信)
▷世の中、やっぱりなんか狂ってる…。

▶パンダ貸与「喜ばしいホットニュース」 藤村官房長官(産經新聞/12月22日(木)12時30分配信)
▷レンタル料年一億円。 大リーグかい。

▶年金財源は交付国債=財務・厚労相が合意(時事通信/12月22日(木)11時28分配信)
▷批判かわしに、又またうろんな事を考え出した財務省。悪知恵偏差値だけは超一流。

▶特別放送 首相は軽視 「金日成死去以来」報告受けつつ演説出発(産經新聞/12月22日(木)7時55分配信)
▷豚の脳みそ。

▶「壊し屋」新たな仕掛け、小沢氏が「新政研」発足106人集結(産經新聞/12月22日(木)7時55分配信)
▷「橋下さんは、私と違って壊しや等と呼ばれませんし(笑)」(小沢一郎)

▶小沢氏が新勉強会立ち上げ、賛同者は党所属議員の3分の1超(産經新聞/12月21日(水)15時12分配信)
▷お待たせ致しました。始まりの始まり。

▶民主、医師会に屈服 「仕分け」無視、診療報酬上げ(産經新聞/12月22日(木)7時55分配信)
▷今まで、護られた仕分けって、有ったんでしたっけ…?

▶与謝野馨・前経済財政担当相 一体改革、民主は不誠実(産經新聞/12月22日(木)7時55分配信)
▷よその大臣だった人が、よその人になって、まだ何か言ってる。

▶<新党>衆院選前の結成 平沼氏が意欲(毎日新聞/12月22日(木)2時50分配信)
▷老いの撹乱? 老いの一徹?

▶新党旗揚げに意欲、たち日の平沼代表(産經新聞/12月21日(水)17時20分配信)
▷あれれれ。『新党』旗揚げしたバッカリじゃ無かったんでしたっけ??

▶首相、歳出削減も「不退転」=民主両院懇、増税方針に批判(時事通信/12月21日(水)16時51分配信)
▷ブタは、足が短いから転びません…??

▶首相またも「不退転の決意」安売り(産經新聞/12月22日(木)0時39分配信)
▷本人自身が「ストップ安」ですから。

▶やらせメール、佐賀知事の給料全額カットを可決(讀賣新聞/12月21日(水)21時52分配信)
▷頚はカットしないの?

▶渡部恒三氏「30人常識ないやつ指図するやつ」(讀賣新聞/12月21日(水)20時49分配信)
▷【診断書】『この肛門の症状、<脱◯>にて緊急手術の要有りと認む。職場復帰不可。』

▶米産牛肉に脊柱のかけら=出荷施設からの輸入停止(時事通信/12月21日(水)19時18分配信)
▷「ですからあ、TPPをはやくしなさあーいと、もうしあげてまあす」(某国務次官補)

▶鳩山邦氏が自民復党願(時事通信/12月21日(水)19時13分配信)
▷ワロタw

▶増税反対で小沢氏と連携も 福島氏(産經新聞/12月21日(水)18時56分配信)
▷司法の暴走に依る冤罪に声を上げず、「推認で有罪」に抗議もしないでですか、瑞穂タン?

▶イノシシの出荷停止一部解除=茨城(時事通信/12月21日(水)18時50分配信)
▷ブタの圧力で、ですか!?

▶金総書記への弔意は個人的見解と釈明 藤村氏、政府としての弔意は否定(産經新聞/12月21日(水)18時19分配信)
▷ああ言えば上祐。こう言えば民主党。

▶沖縄の意気込みに応えたい=官房長官(時事通信/12月21日(水)18時2分配信)
▷えっ!? 米軍基地撤廃ですかあー!

▶亀井-輿石会談 郵政民営化法改正案の早期成立で一致(産經新聞/12月21日(水)17時28分配信)
▷今までの全部の内閣と「一致」してきました。

▶東電に賠償請求へ=埼玉の5市1町(時事通信/12月21日(水)17時24分配信)
▷全世界が賠償請求して来ますよ。

▶国債信認維持に全力=官房長官(時事通信/12月21日(水)17時23分配信)
▷藤村修の「全力」など<屁のツッパ◯>にもならん。

▶「特別放送」報告受け首相演説出発 官房長官も認める(産經新聞/12月21日(水)15時28分配信)
▷「国交の無い国のリーダーの死亡より、国民の皆様方への説明の方が、遥かに大切なのです(キリッ)」(そーりだいじん)

▶<原子力安全庁>予算500億円規模…危機管理体制を強化(毎日新聞/12月20日(火)23時24分配信)
▷天下り官僚の退職金を増額致しました。

▶日米印が初の戦略対話 中国、北朝鮮で意見交換、来年は東京で開催(産經新聞/12月20日(火)23時21分配信)
▷父兄同伴でないと内弁慶なので。。。

▶SMAP「紅白」大トリ 2年連続の大役(デイリースポーツ/12月25日(日)7時39分配信)
▷これで、又視聴率がさがるゾ。

▶【ソ連崩壊20年】前ウクライナ大統領 「ロシアは今も帝政さながら」(産經新聞/12月25日(日)7時55分配信)
▷日本は更にそれ以下。



【今年最後のモフモフ】

大震災や原発事故で、不幸な体験をされて来た方々も多いこの年の瀬に、クリスマス気分は申し訳ないと、思いました。

しかし、人間は希望を忘れては、生きて行けません。

そして、その希望を新たにする為にも、心からのお慰めと、エールを送らせて頂く事は、無駄な事では無いと、考え直しました。



     
     みなさま、一緒に頑張りましょうね。



     
     未来を信じましょうね。



     
     子供達が安心して眠れる明日の為に…。




     
     「オザニャン、カム・バーック!」



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「始まりの始まり」か。それとも「終わりの始まり」か。<民主党>を僭称する政府の断末魔。

2011-12-23 22:33:37 | 政治と社会
消費税増税の骨子が定まったらしい。

八ッ場ダム「建設中止」の中止も決まったらしい。



さあ、これで「政権交代」の原動力であった『政権公約』の総てが、そっくり否定されてしまった。


2009年8月の第45回総選挙の、民主党の「キャッチ・コピー」は。

『国民の生活が第一』


同「マニフェスト」は。

①『税金は、官僚と一部政治家のものではありません。国民の税金を、国民の手に取り戻します。』
国の総予算207兆円を全面組み替え。
税金のムダづかいと天下りを根絶します。
議員の世襲と企業団体献金は禁止し、衆院定数を80削減します

②『子育ての心配をなくし、みんなに教育のチャンスをつくります。』
中学卒業まで、1人当たり年31万2000円の「子ども手当」を支給します。
高校は実質無償化し、大学は奨学金を大幅に拡充します。

③『年金、医療、介護の不安をなくし、誰もが安心して暮らせるようにします。』
「年金通帳」で消えない年金。
年金制度を一元化し、月額7万円の最低保障年金を実現します。
後期高齢者医療制度は廃止し、医師の数を1.5倍にします。

④『地域のことは、地域が決める。活気に満ちた地域社会をつくります。』
「地域主権」を確立し、第一歩として、地方の自主財源を大幅に増やします。
農業の戸別所得補償制度を創設。
高速道路の無料化、郵政事業の抜本見直しで地域を元気にします。

⑤『あなたの町の小さな会社や工場を支え、安心して働き続けられるようにします。』
中小企業の法人税率を11%に引き下げます。
月額10万円の手当つき職業訓練制度により、求職者を支援します。
地球温暖化対策を強力に推進し、新産業を育てます。


ええっと、何か一つでも「実行の糸口」についている条項は有りましたでしょうか?

『国民の生活は無視』


そして、「税金のムダづかいと天下りを根絶します」のうたい文句が。

『コンクリートから人へ』


拍手。
すばらしい。


その「コンクリート=公共事業」の象徴として、<八ッ場ダム>建設取りやめ、が謳われて居りました。



▶<八ッ場ダム>民主・中島議員が離党意向 建設再開批判し(毎日見出し)

>民主党の中島政希衆院議員(比例北関東)が、政府の八ッ場(やんば)ダム(群馬県)建設再開方針を批判し離党する方針を固めたことが23日分かった。中島氏の周辺関係者が明らかにした。近く記者会見して正式表明する見通し。

>中島氏は、党群馬県連会長代行を務めており、八ッ場ダムの建設の是非を巡っては「マニフェストに掲げたことなので、何としても中止すべきだ。建設を再開すれば民主党が信頼を失ってしまう」などと話し、国や党に建設中止を求めていた。
【毎日新聞/12月24日(土)1時7分配信】



先日、小澤一郎氏は「早まるな」と釘を刺した、そうな。


▶<民主党>若手議員数人が年内離党の動き 消費増税に反発(毎日見出し)

>政府・民主党の消費税増税論議が週明けから本格化するのを前に、消費増税に反対する同党の若手衆院議員数人が年内にも離党する動きを見せている。野田佳彦首相は年内をめどに税と社会保障の一体改革の素案をまとめる方針だが、来年にも想定される衆院解散・総選挙へ向け、選挙基盤の弱い若手議員の間に不安が広がっており、党分裂を回避したい党執行部との駆け引きが激化しそうだ。

>離党も辞さない意向を示しているのは衆院当選1~3回の数人。東北地方選出の議員(当選1回)は「次期衆院選に民主党から出ることは絶対ない」と年内にも離党届を提出する構え。東京選出の議員(同)も「このまま民主党にいると消費増税の片棒を担いだことになる」と反発を強める。

>ただ、離党後の展望が開けているわけではなく、消費増税路線を批判する小沢一郎元代表も自身のグループの結束を重視して「早まらない方がいい」と若手を説得している。石原慎太郎東京都知事らの新党構想への合流を検討する議員がいる一方、別の議員は「自らの意思で党を飛び出したい」と語るなど「離党予備軍」も一枚岩ではない。
【毎日新聞/12月18日(日)10時46分配信】



着々と、事は進んで行く。

このまま、座して死を待つ馬鹿は居ない。

何らかの動きが、それも複数の動きが、同時多発的に送って来る事が、「時が熟して来た」事を物語る。

大きなうねりが起きるにあたっては、常に「先駆ける」動きが起こるものなのだ。

その「大きなうねり」は、勿論小沢一郎にかかっている。



▶「壊し屋」新たな仕掛け、小沢氏が「新政研」発足106人集結(産經見出し)

>民主党の小沢一郎元代表は21日、衆参で3つに分かれるグループの合同勉強会「新しい政策研究会」(新政研)を発足させ、自ら会長に就任した。衆院82人、参院24人の計106人が集結し、野党とともに内閣不信任決議案を可決できる「数の力」を見せつけた。来年中の衆院解散を見据えて消費税増税反対を旗印に動くとみられ、「不退転の決意」で増税に臨む野田佳彦首相は厳しい立場に追い込まれる。小沢氏は復権に向けどんな「次の一手」を打つつもりなのか-。

>「われわれが訴えた政策・理念を忘れてしまっては今までの政権の延長線上でしかない! 何のための政権交代か。民主党政権とは何なのか!」

>首相も消費税増税関連法案には悲壮なほどの決意を固めている。衆参で106人という数は民主党では4分の1にすぎず、代表選での勝ち目はない。つまり首相が中央突破を図れば、野党の内閣不信任決議案に同調し、離党-新党結成という選択肢しか残らない。新政研は、小沢氏の主導により政界再編の起爆剤となった自民党経世会と同じ道をたどるのだろうか。
【産經新聞/12月22日(木)7時55分配信】


実際に参加した106名に加えて、33名に参加申し込みが有ったとか。

これが、コアになる。

民主党奪還か。
新党で政界再編か。


■「新しい政策研究会」設立総会の出席者

【衆院】(82人)

小沢一郎、小沢鋭仁、東祥三、川内博史、小林興起、原口一博、山田正彦、黄川田徹、伴野豊、松野頼久、三井辨雄、吉田治、内山晃、奥村展三、神風英男、鈴木克昌、中塚一宏、仲野博子、樋高剛、松宮勲、和田隆志、太田和美、岡島一正、古賀敬章、階猛、辻恵、豊田潤多郎、中川治、橋本清仁、福田昭夫、松崎哲久、横山北斗、若井康彦、渡辺浩一郎、石井章、石田三示、石原洋三郎、石森久嗣、石山敬貴、今井雅人、大谷啓、大西孝典、大山昌宏、岡本英子、奥野総一郎、笠原多見子、金子健一、川口浩、川島智太郎、木内孝胤、木村剛司、菊池長右エ門、京野公子、熊谷貞俊、熊田篤嗣、黒田雄、小林正枝、坂口岳洋、瑞慶覧長敏、菅川洋、空本誠喜、田中美絵子、高橋英行、高松和夫、玉城デニー、中後淳、中野渡詔子、萩原仁、橋本勉、畑浩治、福嶋健一郎、三宅雪子、水野智彦、皆吉稲生、村上史好、柳田和己、山岡達丸、渡辺義彦、松木謙公(無)、石川知裕(無)、浅野貴博(新党大地)、佐藤夕子(無)

【参院】(24人)

尾立源幸、主浜了、森裕子、広野允士、梅村聡、大久保潔重、行田邦子、小見山幸治、佐藤公治、武内則男、田城郁、谷亮子、徳永エリ、友近聡朗、外山斎、中村哲治、西村正美、はたともこ、姫井由美子、平山幸司、藤原良信、室井邦彦、安井美沙子、米長晴信(敬称略)



その傍らで、国民の<生命><財産>の総ての運命を握っている、野田佳彦総理大臣は、何をしているかと言えば。



▶首相、全閣僚集め復興と原発事故の勉強会(讀賣見出し)

>野田首相は23日、首相公邸に全閣僚を集めた勉強会を開いた。

>首相は「足元(の問題)を一つ一つしっかりやっていこう」と語り、東日本大震災からの復興と東京電力福島第一原子力発電所の廃炉や避難住民の早期帰還に向けて全力を挙げる考えを示した。また、閣僚が震災や原発事故対応に関する所管分野の取り組みを説明し、意思統一を図ったという。

>2012年度予算案の編成にメドがついたこともあり、政権が最優先課題と位置付ける震災対応と原発事故の収束に向け、結束を確認する意味合いもあったようだ。
【讀賣新聞/12月23日(金)21時43分配信】


事故から9ヶ月。

自身の総理就任から4ヶ月。

さあ、これから「お勉強」です。

そして言う事にゃ。

「避難住民の早期帰還に向けて全力を挙げる考え」


早期帰還…!
全力…。


人が安全に生命を維持して、平和に暮らして行ける環境に「放射線の高濃度汚染」は相入れない。

そして、原発は依然として核燃料の行方とその状態すら掴めないまま、放射能は飛散し続けている。

『政治的判断』と、『官僚の都合』と、『企業の利益』との為だけに「収束宣言」等出してみた所で、<宣言>が放射能を消し去ってくれる訳では無い。

それを前提として、住民の早期帰還を謳う事は、「国民を殺す」事に他ならない。

「原発事故の収束に向け、結束を確認」する事で、国民を殺すつもりらしい。

一方では「放射能汚染」の蔓延を放置する。

方や「増税」だのなんだので、締め上げる。


国民を、肉体的に痛めつけ、経済的に痛めつけ、結果として「精神的に」痛めつける。

その国民の総理大臣が、である。



▶一体改革「年内」確認=政府・民主(時事見出し)

>野田佳彦首相と民主党執行部は23日の政府・民主三役会議で、消費増税を含む社会保障と税の一体改革素案について、年内をめどに取りまとめを目指す方針を確認した。政府・民主党は、週明けの26日から税制調査会などの会合を連日開き、作業を加速させる。
【時事通信/12月23日(金)21時1分配信】



『一体改革』!?

何故、かくも白々しい嘘まみれの包装紙で包み込む詐欺行為を、平気で見過ごすのだろう。

『社会保障と税』の一体<改革>と言う事は、一言で言えば『改悪』である。

「社会保障を切り詰める」
「税金を上げる」

「これをセットで、強引に実行します」と声高に公言する政権等、国民が許せる筈も無かろう。

非道極まりない政策を、何の疑問も持たずに報じるマスコミと言う、怪しの者共。


国民も、馬鹿では無い。

「増税」には、皆が反対している。

しかし、セットとなる「社会保障」の改悪を、何故誰も問題化しないのか。


年金の基金さえ「財務官僚」の無能な財テク失敗のお陰で、帳簿上存在する金額の三分の一は、消えてしまっている。

その「基金」を取り崩して、復興支援の臨時予算の財源に充てるそうな。

その切り崩す分を、消費税の増税分で補填するつもりだそうな。

「その為にも、消費税は早く引き上げなければ」
だそうな。


大詐欺師どもめ。

消費税増税分の内、実際に年金等社会保障に充てるのは、その内の10%だ、と公言しおった。

それで、何が<社会保障目的税>だ。
平気で誤摩化す図々しさときたら。

呆れて声も出てこない。


更には、ドサクサにまぎれて「米国製欠陥戦闘機」購入は決めるは。

原発技術輸出の為の法的整備は行うは。

そして極めつけが「兵器ビジネス」への参入までも視野に入れる始末。

完全に脳みそのネジが外れている。
完全に「こころ」を欠損している。


▶武器輸出三原則を緩和 27日発表 国際共同開発に参加(産經みだし)

>政府は、武器輸出を事実上全面禁止している武器輸出三原則を緩和する方針を固めた。共産圏や紛争当事国、国連武器禁輸国への輸出を禁止した三原則は維持し、国際共同開発・生産への参加や平和構築・人道目的での装備品供与を例外として認める。

>これらの緩和策は、民主党の提言に沿った内容。前原誠司政調会長が10月、政府に早期検討を要請し、防衛、外務、経済産業各省の副大臣が協議していた。

>武器輸出三原則については、昭和42年に佐藤栄作内閣が(1)共産圏諸国(2)国連決議の武器禁輸国(3)国際紛争の当事国やそのおそれがある国-への輸出禁止を表明。51年には三木武夫内閣がその他の国にも輸出を慎む政府統一見解を示し、事実上の全面禁輸となった。
【産經新聞/12月24日(土)7時55分配信】


「平和構築」と「人道的装備」という名の兵器。

そんな物が有る者か。
兵器は兵器。

人を殺す為の装備に過ぎない。


ブッシュは、テロリストと闘うと言う台詞で、イラクやアフガニスタン、パキスタンで、膨大な人々を殺して来た。

平和目的、人道的行為、と言えば他人を殺す事が許されると、思っている馬鹿者どもに、仲間入りしたがるの民主党政権。

そこまで「経団連」傘下の大企業に、儲け口を与えてやりたいのか。

その見返りは、一体何なのだ。


国民の命に敬意を払わない政府は、世界中で同じ事を繰り広げる。

この世が、いつの間にか地獄に変わってしまった。


民主党政権のお陰で。


あとは、この政権の行く末を、唯見守るのみ。

党内部から、議員達が覚醒して、立ち上がれるか。

そのまま暴走を許して、自爆するか。


民主党が自爆する事等、どうでも良い。

ただ、その過程で「国民の生活を無視」されてはかなわない。


新たな年を迎えるにあたって、新たな政局が始まろうとしている。

<やっとの事で>


いいから、早くやってくれ!


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何から何まで小手先の対処療法になってしまうぞ。「発送電分離」が正しく実現出来るか?

2011-12-21 20:38:26 | 政治と社会
出来る訳が無いと、思う。


結論から言おう。

「送電」の分離会社を、誰に売るのか。
「送電会社」を、誰が買うのか。

その作業が、公正に行われると、信じられるか?


別の利権が発生し、「今までの倍」の利権集団が暗躍するだけの結果で終わってしまうのがオチだろう。

しかも、その「うまみの有る」送電事業を、ユダヤ資本に売られないと、誰が断言出来るか。

なにしろ、作業を担当するのが『経産省』と『財務省』であり、表面上の指揮を執るのが「民主党政権」である事を思えば、結果は火を見るより明か。


橋下徹や石原慎太郎は、「発送電分離を提案」などと簡単に言うが、何かを始める時、何かを変える時、正しい方向に向かう筈が無い事は、断言出来る。


政府や、政治家や、官僚達が「改革」を口にする時、それは必ずや国民にとっては「改悪」であるのだ。



▶橋下市長と石原知事、「発送電分離」株主提案へ(讀賣見出し)

>大阪市の橋下徹市長は21日、東京都の石原慎太郎知事、猪瀬直樹副知事と都庁で会談し、来年6月の関西電力と東京電力の株主総会で、発電部門と送電部門を切り離す「発送電分離」をそろって提案することで合意した。

>各地域の電力会社が独占している供給体制を抜本的に見直し、新規参入を促す狙いがある。また、橋下市長が来年2月の市議会に提案予定の「教育基本条例案」については、石原知事も東京都議会での提案を検討する意向を示した。

>橋下市長によると、発送電分離の株主提案は猪瀬副知事と意見が一致し、石原知事も了承したという。大阪市は関電の筆頭株主で、東京都は東電への出資比率で第3位。それぞれ単独では過半数に届かないが、連携強化で他の株主の賛同を得たいとしている。
【讀賣新聞/12月21日(水)22時51分配信】



理屈は正しい。


ただ、政治と経済とが絡み合った複雑な矛盾を解決する為には、揺るぎない信念と、本物の「不退転の決意」とが、不可欠である。

一分ごとに、一段階ごとに、抵抗と妨害と障壁とが、現れて来る。

何しろ、戦後最大の利権構造の一つを、根本から覆される事になる事業を、官僚達が、財界が、マスコミが、無抵抗で見逃す訳が無い。

背後に控える「もっと大きな」力も、見逃す筈は無い。


それらの、邪悪で強力な逆風を物ともせず、決めた事を実行する為には、巨きな力が必要である。


昨日の、橋下小沢会談の際の、小沢の台詞の如く。


「全体を、根本から、一気に」変えなければ、構造を覆す様な事業は、決して成就しないのだ。

そして、それを成し遂げる為には、本物の実行力が必要なのだ。

これまでの、日本の政治風土を見回しても、そんな事がやれる人材も、機会も、無かった。


唯一、「小泉改悪」がそれに近い物が有った。

しかし、小泉のケースは「目的」が国民の利益に反した物であった。



そもそも「原子力利用」なる物が、人間の触れてはならない領域であったのだと、改めて思う。


@kikko_no_blogさんから頂いた情報を、お読み頂きたい。

「緊急報告」原発の真実を暴露します


>原発は核燃料を入れて一回でも運転すると、放射能だらけになって、止めたままにしておく事も、廃炉、解体する事も出来ない物になってしまうのです。

>先進各国で、閉鎖した原発は数多くあります。廃炉、解体が出来ないので、にんな「閉鎖」なのです。閉鎖とは、発電を止めて、核燃料を取り出しておくことですが、ここからが大変です。

>放射能まみれになってしまった原発は、発電しているときと同じ様に水を入れて動かし続けなければなりません。水の圧力で配管が薄くなったり、部品の具合が悪くなったりしますから、定期点検もしてそう言う所の補修をし、放射能が漏れない様にしなければなりません。放射能が無くなるまで、発電しているときと同じ様に監視し、管理をし続けなければならないのです。

日本の電力会社が、電気を作らない、金儲けにならない閉鎖した原発を本気で監視し続けるか大変疑問です。



フランスは、近年「送発電分離」が為された。

旧来の『フランス電力公社<EDF>』が、多国籍ユダヤ企業『スエズ』を吸収合併して(されて?)民営化し、総合エネルギー会社となって、ガス事業も行える様になった。

『フランス・ガス公社』も、民営化されて、電力供給も行える様になった。

その『EDF-SUEZ』は送電事業を分離したが、別会社とは言え「EDF」の系列会社に留まっている。

しかし、連結決算はやらず、それそれが独自の事業体として、補完関係で競合関係に有る様だ。


このような作業は、一つ間違えると「国家の基幹部分」を、外国資本に売り渡してしまう危険性を孕んでいる。

特に、『EU』となってからは、各国の資本の移動は自由であり、他国の進出は禁止出来ないのだ。


このリスクは、そのまま「郵政民有化」に伴う「郵貯資産」の、アメリカ=ユダヤ資本に依る吸収の危険性として、日本でも同じ事が言われている。

そしてそれを、たやすくアメリカに実行させる為の後押しが、『TPP』なのである。


発送電分離は、電力と言う「必要不可欠」のエネルギー供給を、独占体制で牛耳ってきたこれまでの電力事業体の制度を、根底から蛙第一歩となる。

そして何より、「原発依存体制」からの脱却への、第一歩となし得る事柄なのである。


しかし。

ここに、二つの見逃せない条件が有る。


第一番目は、『東京電力』の整理である。

目下、公的資金の注入が、現実的金額を交えて話題になっているようだ。



▶東電、のしかかる負担 国有化不可避(産經見出し)

>21日に記者会見した東電の相沢善吾副社長は、今後取り組む廃炉作業は“未知の領域”で、膨大なコストを伴う可能性があるとの認識を示した。

>政府が1兆1500億円と試算した1~4号機の当面の廃炉費用についても、相沢副社長は増加するとの認識を示しており、平成23年10~12月期決算で、現在1兆円弱積み立てている廃炉費用をさらに上積みするとした。

>政府は、機構を通じて東電に1・5兆円程度の公的資金を注入する増資案を検討。メガバンクなど金融機関にも、実質国有化による信用担保で約4兆円の債務残高維持を認めさせ、政府保証をつけることで1兆円超の追加支援を取り付ける方向で調整中だ。

>枝野幸男経済産業相は21日午後の記者会見で、廃炉費用は「当然東電が負担すべき性質のもの」としたうえで、公的資本注入にも「あらゆる選択肢を排除しない」と述べており、国有化は時間の問題といえそうだ。
【産經新聞/12月21日(水)21時1分配信】



このプロセスで重要な事は、「東電温存」の姿勢が貫かれている、と言う事だ。

「国有化」と言う言葉は飛び交っている物の、あくまで一時的な国の肩代わりに過ぎない。


もし、まともに公的資金を注入して、賠償と事故処理、廃炉総てをまかなうのであれば、東電は当然「整理」されなければならない。

その為には、『メガバンクなど金融機関にも、実質国有化による信用担保で約4兆円の債務残高維持を認めさせ、政府保証をつけることで1兆円超の追加支援を取り付ける方向で調整中』等と言った、お為ごかしは止める事だ。

無条件に、100%の減資を実行すべし。

JALでそうした様に。

つまり、メガバンクには「債権放棄」させるべきである。

一般株主には気の毒だが、そうしないと「税金で助けて」状況が好転したら「くれてやる」事になってしまう。


勿論、経産省も政府も、東電側も経団連も、銀行団も、それが前提で事を為そうとしている訳である。

それを許す訳にはいかない。

東電には、自己資産を最後の一滴まで絞り出させて、潰すべきである。

これまでの経営陣には、過去に支払った退職金等も、返還させた上で。

それで始めて「国有化」と言えるのだ。

国民は、税金の行方をしっかりと見届ける義務と権利とを有する。



第二点目は、分離した後の「送電会社」の経営母体の選択である。

当然、公開入札をするべきで有ろうが、前述した通り「外資」の参入を防ぎ、日本の国有資産を日本の資本の手に死守する事が、肝要である。


ところが、その「公開入札」など、政府も経産省も財務省も、考える筈が無い。

密室での謀議で、決めてしまうに違いない。

有識者会議やら、訳の解らない諮問団等の傀儡を使って。


そこには、国の生命線である電力輸送と言う事業に対する、重要性など一顧だにしないで、あくまでも「財界」と「霞ヶ関」との利害関係で決められてしまう。

既定路線であろう。

そこに、<TPP> でも絡んだ日には、結局国の産業と国民の生活の総ての根っこを、アメリカに差し出す事で、幕が引かれてしまう事になってしまう。


橋下徹の「分離論」は、恐らく<思い付き>に相違ない。

では、石原慎太郎の分離論は。。。

考えるだけでも、恐ろしい。



東電の解体整理は、正論であり、その実行は不可欠である。

ただし、そこに又一つ「新たな利権」を、生み出させてはならない。

そして、それを外国に下げ渡す様な事が、有ってはならない。


「電気事業」は日本の国民の物であらねばならない。


そして、その「電力事業改革」と、「原発廃止」に向けての動きは、国民にとって「わが国が立ち直れるか否か」を決める程の、重大事である事を肝に命じるべし。

そして、決して失敗の許されない重大事を、確実に実行出来る為に、あらゆる努力を惜しんではならない。



正しい手段で、過たずに、行われなければならない。

橋下徹や石原慎太郎の手に任せる事無く。



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『非連続』を求めた国民に民主党は応えなかった。小沢橋下連合で日本を一気に変える事が出来るか?

2011-12-20 23:07:31 | 政治と社会
橋下徹大阪市長が、風雲児扱いされている。

しかし、私自身はこの人を、完全には信用していない。



「人気者なんだから中央に」
「アンタが大勝ちしたから中央は大混乱してるよ。こう言う時がチャンスなんだよ」

亀井静香は、(うつろな)上から目線ながら、慣れないもごまをする。


市長就任と同時に、VIP扱いと相成った。



▶自公は熱烈秋波、民主は労組に気兼ねして出遅れ(産經見出し)

> 「石原伸晃幹事長に大阪都構想について後押ししてもらい心強い!」
20日、自民党本部で谷垣禎一総裁ら執行部と会談した橋下氏の笑顔がはじけた。

>だが、実情は違った。慎重居士の谷垣氏は、大阪都構想の核心になかなか踏み込まず、見かねた西野陽副幹事長(大阪13区)が大声で背中を押したのだ。

>「他党はこれから検討するそうだが、ウチはすでに取り組んでます! 今日も議論したし、年内に報告します。スピード感を持ってやってますから…」

>谷垣氏も慌てて同調し、ひとまず協調路線を打ち出せた。曖昧模糊(もこ)とした自民党の実情は橋下氏に見透かされたに違いない。

>公明党の山口那津男代表も「しっかり議論していきたい。困ったことがあれば私が弁護します」とリップサービス。大阪都構想を検討する組織の初会合も21日に開く。大阪ダブル選での大勝を受け、自公の大勢は維新の会との協調路線にかじを切ったといえる。

>背景には民主党の支持基盤である労組の意向がある。自治労は大阪都構想に頑強に反対し、日教組も維新の会が大阪府議会に提出した教育基本条例案に激しく反発する。電力総連なども橋下氏の「脱原発」路線へのアレルギーが強い。日教組出身の輿石氏らがにこやかに握手するわけにはいかないのだ。
【産經新聞/12月20日(火)22時44分配信】


満面の笑みを浮かべた、谷垣総裁であったが、相変わらずの反応の<トンチンカン>ぶりを、露呈してしまった。

と言うより、大阪W選挙まで反橋下であった自民党が、風を感じるや「直ちに」手のひらを返す反応を示した、多くの旧世代政治家達の中で、むしろ「信念に忠実」だったのか、という見方は穿ち過ぎだろうか。


民主党は、当然「他人の人気」は気に入らない。



▶前原氏、大阪都構想に協力…橋下市長と会談(讀賣見出し)

>19日に就任した橋下徹・大阪市長は同日午後、民主党の前原政調会長と国会内で会談した。

>前原氏は「大阪府民と市民の民意は『都構想をやってみろ』ということだ。国に関わる問題なので、与党として協力できることは協力したい」と述べ、橋下市長が掲げる大阪都構想など大都市制度を検討する党内のワーキングチームを創設することを明らかにした。党の地域主権調査会内に20日、設置するとしている。

>前原氏は会談後、選挙などでの連携については「純粋な政策論でしか考えていない」と述べるにとどめた。
【讀賣新聞/12月20日(火)6時16分配信】


何事も、自分がご主人のつもりの連中は、「小人、学なり難く…」と言った雰囲気がアリアリと伺えて、面白かった。

当人の橋下サン一人が、既に「上から目線」が完全に板についている。



▶橋下大阪市長が2日目の永田町行脚 「議員の皆さんがどう動いてくださるのか期待」(FNNタイトル)

>政治アナリストの伊藤惇夫氏は「橋下さんがどこと組むかの選択権を持っている。橋下さんがむしろ面接をしてる側です」と話した。

>橋下市長は「有意義な1日でした。国会議員の皆さんがどのように動いてくださるのか、非常に期待しています」と述べた。


正しく、独り舞台。


>自民党の谷垣総裁は「ご就任おめでとうございます」、「大阪都構想というより、大都市問題を含めて、少し議論する必要があるんじゃないか」と述べた。
これに対し、橋下市長は「決して政令市全部を、なくしてほしいと言うつもりではないんです」と述べた。

>また、国民新党の亀井代表は「発信をすれば、いろんな党だってそうだけど、各省だってね、それにね、ぐーっと寄って来るんですよ」と述べた。
「そんな、また」と謙遜する橋下市長に、亀井代表は「いや、本当だよ、今のね。自信喪失にかかってるから、この中央は。そういう意味ではね」と話した。

>一方、みんなの党の渡辺代表は、橋下市長に対し、「扉をこじ開けちゃいましょうか」と語った。
【FNNニュース/12月21日(水)1時33分】


なんとまあ、みっともない程の「尻尾振り」での擦り寄り方か。


しかし、各党とも「橋下構想」を理解して、積極参加を申し出て来ている訳では無い。

ただただ、人気にあやかりたいだけ。

戦いを避けての迎合である。

おそらく、橋下サンのやりたい事の本質を見抜いているのは、この人だけなのでは有るまいか。



▶<橋下大阪市長>小沢元代表「古いもの壊して」 協力姿勢(毎日見出し)

>就任あいさつのために上京中の橋下徹大阪市長は20日午前、国会内で与野党幹部と相次いで会談し、「大阪都構想」への協力を要請した。

>橋下氏は11月の市長選で対立候補の平松邦夫前市長を支援した民主党幹部らとも面会。輿石東幹事長は「地域主権は民主党も言っている」と語った。一方、党大阪府連代表の平野博文国対委員長が都構想について「具体的に説明してもらうことが必要だ。いいものはいい、悪いものは悪い、とはっきりさせた上で議論したい」と注文を付ける場面もあった。

>新党改革の舛添要一代表とも会談。橋下氏が「都構想ぐらいの再配置ができなければ、道州制なんてできない」と指摘すると、舛添氏も「みんなで協力してオールジャパンで国のあり方を変えないといけない」と応じた。

>民主党の小沢一郎元代表は「古いものを壊してもらいたい。(地方自治法改正などの)基本法をまとめたものが必要だろう。協力したい」と述べ、橋下氏が求める法整備に前向きな意向を表明。
【毎日新聞/12月20日(火)11時59分配信】


先ず、小さな事ながら「毎日」は小沢一郎を、まだ<民主党幹部>と見なしているらしい。

それにしても、上述した通り、小沢以外の「民主党幹部」の対応のおかしさは、他の野党のそれとは対極に位置していながら、同じ様に滑稽である。



『古い物を壊す』

小沢のこの発言が、唯一橋下サンにとって「意味の有る」会談だった、部分であろうと思われるのだが。



▶小沢氏、橋下市長に「日本全体を一気に…」と(讀賣見出し)

>小沢氏との会談には、原口一博元総務相が同席した。会談で橋下氏は、「民意は古いしくみを壊すことを選択した。小沢さんの力を借りて、(都構想実現に向けた)法案の整備を後押ししてほしい」と要望した。

>小沢氏は「地方から日本を変えるため、民意は過去との『非連続』を期待したのだろう。民主党も2年前に国民に非連続を期待されたので、原点に戻らなければならない」としたうえで、都構想実現に向け、「(地方自治法改正など)基本法をまとめたものが必要で、自分たちも協力したい。日本全体を一気に変えることも必要だ」と応じたという。
【讀賣新聞/12月20日(火)14時55分配信】



原口一博が同席した意味は、まだ計りかねている。


しかし、両者の間で交わされた会話は、既に本質を解り合っている者同士のそれであった。


>「民意は古いしくみを壊すことを選択した。小沢さんの力を借りて、(都構想実現に向けた)法案の整備を後押ししてほしい」


与党の<幹部>とは言え、何の実権も無い小沢一郎に対しての、この発言。

それに対しての、小沢一郎の返答も、他の面々との会談で出て来た発言とは、全く違っている。


>「地方から日本を変えるため、民意は過去との『非連続』を期待したのだろう。民主党も2年前に国民に非連続を期待されたので、原点に戻らなければならない」

>「(地方自治法改正など)基本法をまとめたものが必要で、自分たちも協力したい。日本全体を一気に変えることも必要だ」


昨日、新橋駅前での「蓮舫」大臣の街宣に対しての「大ブーイング」の意味は、まさにここに有るのだ。

『国民は、過去との<非連続>を民主党に求めた』

そして、見事なまでに裏切られた。

約束は、完膚なきまでに叩き潰されてしまった。
民主党自身の手によって。

約束違反、ここに極まれり、である。

それが「永久に」理解出来ない民主党議員達には、明日は無い。


そして、肝心なのが次の点である。


『基本法をまとめたものが必要』
『日本全体を一気に変えることも必要』


日本全体を変える。

これが、何をさておき、今の日本に一番必要な事である。

これ以上重要な物は無い、と断言して良い。

官僚制度。

官僚と政治との関連性。

官僚と財界との関連性。

官僚と政治と財界とアメリカとの関連性。


これらの要素が複雑怪奇に絡み合った「女郎蜘蛛の巣」が、日本の支配体制である。

そこに、国民の方に向けられた視線は、存在しない。


官僚制度は、財務、司法、建設、厚生、福利、産業、教育、その他日本社会の構成要素の総てを蝕み、浸食し、腐らせている。

その絶望的社会構造を「改める」には、残念ながら、並大抵の努力や実行力では、不可能と言えよう。

そして、それを「実行する必要が有る」事自体が、残念ながら、理解されていない。

政治家にも。
官僚にも。

当然、官僚は「既得権」を失いたく無いから、そんな発想を持つ筈も無い。

政治家は、その官僚達の手のひらの上で踊っているだけの存在なので、そのような発想に至る訳も無い。

よしんば、そんな志を抱いていたとしても、手のひらに乗せている官僚達によって、直ちに籠絡されてしまう。

それでも、そのような事を実行しそうな政治家が、万一現れたら、その政治家は、あらゆる官僚制度の武器を総動員されて、政治家生命を奪われてしまうのだ。

その、障壁の大きな後ろ盾が「財界」である事は言うまでもない。

官僚組織の「甘い蜜」をふんだんに提供する蜂の巣なのだから。

そして、その循環系の要、或はピラミッドの頂点に君臨するのが、我らがご主人アメリカ合衆国なのだ。

そのような、日本の政治風土と社会の流れを、断ち切って<別の制度>構築を求めたのが、2009年8月の「総選挙」であった。

まさしく「非連続」の、別の日本を求めたのであった。


結果は、ご存知の通り。


なぜか。

なぜ「非連続」がもたらされなかったのか。


勿論、大多数の民主党議員達の無能のせいであるが、それは今は触れない。


最大の原因は、「国民の期待」を把握して居なかったから。

国民の望む物を理解していなかったから。

そして、自分達を過信し、官僚達に直ちに籠絡されてしまい、それに気づかなかったから。

そして、もう一つ。

『全体を一気に』

と言う事を、理解していなかったから。


これだけ「魔の巣窟」の様に利権と李技官系とが絡み合った「連続して来た」旧体制を改めるには、<急速>に<一気に>事を決する必要が有る。


八ッ場ダムしかり。
高速道路無料化しかり。
子供手当てしかり。
普天間基地移設しかり。

物事を進めようとすれば、すぐさまあちこちから、抵抗やら障害やらが噴出する。

その度ごとに立ち止まり、手直しを試みる如き対処療法に終止していれば、絶対に前進しない。


『一気に』
『急速に』

各方面からの、反対や抗議やサボタージュや、諸々がわき起こる暇も与えず、一気に「全部一度に」纏めて事を決する。


これでなければ、変革など決して行えないのだ。


その為には、理解力、決断力、実行力、調整力が、一度に求められる。

そして。
橋下徹と言う人物には、決断力と、<当面の>実行力とは、備わっている様に見える。



政界の片隅に巣食う「舛添要一」なる政治家が居る。

彼は、某亡国大学の「国際政治学者」から『電波芸者』に転進し、成功を収めていた。

TVタックルに出演していた頃の彼の分析は、70%程は正しかった。

この数字は、政治に絡む「専門家」のとっては、驚異的な数字であろうと考える。

見所が有ると、思わせる物が有った。

しかし、30%は読みを外していた。

その外す部分が、最も肝心な部分であったので、大成しないだろうと思ってみていた。

さらに転進して政界に入った物の、「見栄っ張り」と「人格の無さ」から、ほどなくマイナーな地位に転落して行った。


橋下徹という人物も、やや似たところが有る。

電波芸者で、才能の片鱗を見せていた。

ただ、舛添某と違って、分析力の正確さは<半々>でしかなかった。

しかし、「見栄っ張り」と言う部分は、舛添のそれとは別のタイプであるが共通している。

そして、舛添と違って「エリート」では無いところが、実行力を裏付けている様に思えるのだ。


ただし彼は、『走り出してから考える』様なところが有る。

走り出した方角が「正しい方角」で有れば、成果は大きいだろう。

しかし、誤った方向に突っ走ってしまう危険性と、裏表である。


「日本の全てを変える」

その為には、<スタート・ダッシュ>は欠かせない。

その点、橋下サンは、合格であろう。

<当面の牽引力>は、備わっている。


しかし、舛添程「ええ格好強い」でなくて良い分だけ、何をやらかすか解らない危険性をはらんでいる。

発想が、一面的だからだ。

熟考する事無く表面だけの判断で、走り出す。

そのような人物には、「真の改革」なんぞ、出来ません。


その彼を、有効に働かせる為には、「理解力」と「調整力」との補完作業が必要である。

その観点から言って、橋下小沢の連携は、最良の結果を産む事になるやも知れぬ、可能性を秘めていると思える。


調整力とは、旧来の「自民党的」なナアナアの行司役ではない。

強烈な、腕力の事だ。

言い換えると、『基本法』である。


正しい分析と状況判断とを以て、当面の牽引車を制御すれば、自ずと好結果を導き出せるであろう。

そこに、極めてな網の深い経験と知識とで、突っ走る牽引役の<方向舵>となり<制動器>となれば、鬼に金棒では有るまいか。

大局的に「目指す方向」が同じであれば…。

突っ走る為の「ルール」と「マニュアル」があれば。


「考えても走れない」らしい小沢一郎にとって、格好の起爆剤が見つかった、と言えるのでは有るまいか。。。


であれば良いが。

「走り出して」から制動を振り切って、勝手に暴走する牽引車では、行き先は地獄に違いない。


悩ましい。


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「お家を滅ぼす三代目」はこれからどう出るか? 北朝鮮の終わりの始まり…。

2011-12-19 23:05:26 | 国際関係
野田佳彦総理大臣が、罵倒される屈辱から救われた。


地盤も、看板も、カバンも無く、唯ひたすら「口先三寸」で政治家になる技術を叩き込まれた『松下政経塾』出身の総理は、自らの「爽やかな語り口」と「外見上の人の良さ」を精一杯振りまいて、四面楚歌の状況からの脱出を試みようとした。

新橋で。


「皆様、民主党でございます。今まで新橋での演説会をやった事は有りませんでした。」
「これまでは<銀座>でした。本日民主党は始めて新橋で皆様方に直接お話しさせて頂く為に、野田総理自らやって参ります。」
「衆議院議員、参議院議員。多くの民主党議員達がまいって居ります。」

と、街宣車の屋根からスピーカーでしゃべり始めた司会の声に被せて、既にヤジが飛び始める。

司会はしょっちゅう中断し、隣の蓮舫は不安げに辺りを何度も見回している。


ヤジは増々大きくなり、シュプレヒコールとなり、怒号となっていった。


その最中に、『金正日北朝鮮総書記の死亡』による「緊急安全対策会議」の招集の為、野田佳彦の不参加が伝えられるや、後はただただ怒号の海と化した新橋駅前であった。


野田首相の「立ち往生」を期待していた私としては、しごく残念な成り行きであったが、民主党議員達は「国民の怒り」を充分見せつけられて、混乱の態であった。

解ったか!

国民は怒っているのだ。

お前達に。
お前達の、恥知らずな裏切りに!


たしかに、マスコミ報道でたった三百人の「怒りのエネルギー」は、確かに街宣車上の民主党議員達に、大きなインパクトを与えたに違いない。


しかし、問題はここからで有る。


新橋駅前に集った群衆達の「不穏な行動」に恐れを成したとしても、それが持つ真の意味が、彼等に理解出来たのか。

国民の「民主党」への怒りの意味を、理解出来たのか。

はなはだ疑問である。


民主党政権の、裏切り。

原発事故処理に見られる、恥知らずな国民無視の行動。
TPP参加へひた走る、売国的行動。
消費税増税を闇雲に目指す、冷血なる姿勢。

八ッ場ダムの建設中止の撤回という裏切り。

政権交代の恩人である「小沢一郎」を、冤罪から護る事無く、仲間内で追放している裏切り。


やる事成す事、総て国民に苦しみと痛みとを押し付け、官僚と財界だけが潤い、自分達に権力を託した国民の生活を叩きのめし、安全を奪い去り、財産を外国に売り払う様な行動。

それらの「民主党政権」の売国的行為が、どれほど国民に怒りを焚き付けているのか。

それが、身にしみて理解出来なければ、彼等の政治家としての、否人間としての将来は無い。

幸か不幸か、野田総理に向けられる筈であった「国民の怒り」を、ひっ被ってしまったのが蓮舫大臣であった事は、天の采配であったのだろう。



野田総理大臣を「恐怖の瞬間」から救い出す結果となった、金正日の死。

その金正日の死亡の報道に際し、特番を打つマスコミのおめでたさ加減も、うんざりであった。

『号外』を出す程の事か。

その特番の最中の、「外務省からのレポート」に、驚愕した。

外務省の第一声。

『総書記の死までは想定していなかった。情報収集に務めている。』


大馬鹿野郎のコンコンチキである。

何の為の「外務省」だ。

この人物の健康状態は、決して順調では無い事くらい、皆が知っている事実であった。

当然、何時死亡してもおかしくない、そんな「要注意人物」の死亡は当然想定して、早くから外交上のシュミレーションをしておく事が、仕事じゃないのか。


日本の運命を総てアメリカに明け渡して、言いなりになる事が外務省の仕事であると思っているのなら、大間違いだ。

看板架け替えろ。

『亡国省』
『海外視察省』

田中康夫氏にとっては、『害・無能省』だそうだ。

長野県知事であった頃の命名だそうである。


そのニュースが流れたときから、あらゆるソースであらゆる情報が垂れ流されている。


「金正雄待望論復活か?」

「権力闘争が起きる可能性も」

「中国軍一部に長男を担ぐ動き」

「韓国への軍事行動を懸念する声も」

「絶対乱れる」

「金総書記の死に一番怯える国は韓国」

「金正雄氏、父の死を受けて平壌入りか」

「韓国軍が非常警戒態勢」

「米 軍事挑発警戒 食糧支援延期も」

「中国 包囲打開の好機」

「中国頼み 「神話」なき3代目」

「中国 金正恩氏への後継体制支える姿勢示す」

「朝鮮半島安定に努力=国連総長」

「朝鮮半島の安定を=イスラエル」

「北朝鮮の転換点にも=英外相」

「台湾が緊急対策チーム」

「後継基盤 軍部掌握カギ」

「露 経済進出へ 南北間でバランス」



まあ、マスコミが大騒ぎする程M対した事にはなるまい。

何故なら、なり様が無いから。

金正恩の権力基盤が不透明である以上、紛争を起こせる可能性は無い。


北朝鮮軍内部には、不満分子は大勢居るであろう。

しかし、彼等が事を起こしたとて、何事の事が出来ようか。

精々北朝鮮内部の内乱がしばらく続き、閉廷されて終わりである。

一応「後継者」を担いでいた方が、何事も勝者となる。

長男を担ぎ出して、権力を掌握出来る程の、力も環境も無いと思える。

ましてや、中国へ侵攻する事等あり得ない。

韓国への侵入も、地政学的に力関係を考慮すれば、何の成果も得られない事位、軍部も新指導部も、理解している筈だ。


万に一つ、南北がこう戦場T来になったとしても、中国とアメリカとが「代理戦争」に突入する様な意味の無い事にはなり様が無い。

中国は、黙っていても北朝鮮の後ろ盾の地位は揺るがない。

アメリカは、これから中国を相手に戦争を熾す様な、政治的背景も、経済的基盤も、軍事的裏付けも無い。


精々、一時的混乱が北の内部で起きて、多少の脱北者が出る零度以上の混乱は、起こる可能性は無いと言えるだろう。


それよりも、これを好機として日本政府は、北との関係を多少なりとも安定化させる努力をすべきである。


韓国の「反日感情」は止めどを知らない。

『従軍慰安婦』の問題は、FTAやら個人的スキャンダルやらで「死に体」になりかかっている『イ・ミョンバク』にとっても、国内の経済状況や何やらで不満の耐えない一般国民にとっても、双方に都合の良い「一時休戦」の機会なのだから。

六カ国協議も中断したまま。

諸々の袋小路から、何とか抜け出す可能性として、金正恩との関係をスタート時点で「友好的」に(比喩である)展開する事に、日本にとって特になる事は有れど、何も損をする事等無いのだから。


日韓条約で、一応の戦後処理は為された事になっている。

しかしながら、韓国国民は未だに日本に対して要求を繰り返す事を止めない。

慰安婦問題だけでなく、竹島の事も然りである。

この際、北朝鮮と「巧く」やって、南北朝鮮国家とけりをつけてしまう事が、今後の日本のとっての不可欠な条件では無いのか。


一気に片をつける。


賠償金を要求するなら、払おう。

今後、未来永劫に一切の「要求」を終わらせる為に。

その上で、東アジアに於ける、日本の立場を安定させる良い機会では無いか。



▶金正日総書記死去:「あの人」に苦しんだ、横田夫妻が拉致解決へ期待と不安(カナコロ見出し)

>父・滋さん(79)は、「政権が代わるときには二つのことが考えられる」と言及。拉致を前政権の問題と割り切って日朝国交正常化に向けかじが切られるとの期待と、政権交代の混乱に問題が置き去りにされ、被害者保護が軽視されないかとの不安だ。

>「政権に緩みができ、統制力が弱まれば、情報も入りやすくなるかもしれない。日本政府はこれをきっかけとし、新政権の考えをよく見極め、国交正常化に結びつけてほしい」と要望した。

>母・早紀江さん(75)は金総書記を「あの人」と呼び、「その指令で全てが動いてきたわけで、今も苦しんでいる方がたくさんいる」と言葉をとがらせた
【神奈川新聞カナコロ/12月20日(火)8時0分配信】



▶めぐみさん母「事態動いて」=拉致家族ら、進展に期待―北朝鮮総書記死去(時事通信/12月19日(月)12時40分配信)

>母早紀江さん(75)は取材に対し、「そうなんですか。何と言っていいか分からない。事態が動くことを願っています」と衝撃を受けた様子で話した。

>田口八重子さん=同(22)=の兄で、家族会の飯塚繁雄代表(73)は「北の体制が混乱して取り付く島がなくなるのか、きちっとした社会になって拉致が動くのか、様子を見るしかない」とした上で、「何かのきっかけになることは確かだ」と声を震わせた。

>家族会の増元照明事務局長(56)は、姉るみ子さん=同(24)=を拉致された。「北朝鮮内部で混乱が起き、拉致被害者が危ないことも考えられる。これを救出するチャンスに変えてほしい」と力を込めた。

>「来るべきものが来た」。支援団体「救う会」の西岡力会長は興奮を隠せない様子で、「安定的に継承されるか不透明。後継者と改革開放勢力が衝突して大混乱になる可能性もある」などと指摘。混乱に備え、全員救出に向けた米韓両国との緊密な連携を政府に求めた。

>特定失踪者問題調査会の荒木和博代表は「現地指導の途中で亡くなったのが本当であれば、暗殺の可能性もある」との見方を示した上で、「しばらく様子を見ないと分からないが、北朝鮮の構造が変わることは間違いない。解決へのチャンスがつかめる可能性がある」と期待した。

>2002年に帰国した拉致被害者の蓮池薫さん(54)は「北朝鮮国内の情勢変化が予想される。政府が慎重に分析、判断して、まずは残されている拉致被害者の安全が保障されるよう最善を尽くしてほしい」とのコメントを発表した。
【時事通信/12月19日(月)12時40分配信】


以上のコメントが、総てを語っている。

その通り、これを機会に、今まで存在していた問題を「一気に解決」する方向で、全力を尽くして欲しい。

こう着状態であった、『拉致問題』の解決にとって、これ以上のタイミングは無いのでは無かろうか。

その為にも、北の若き新指導者と、コンタクトを作る努力を早急に行うべし。

中国やロシアが、余計な後ろ盾になってしまう前に。



金日成は、善かれ悪しかれ、国家の建設者であった。

絶対的唯一無二の独裁者であった。

善きにつけ、悪しきにつけ、力と、行動力に富んでいた。


後を継いだ金正日は、父親の「強権体質」は受け継ぎ、行動力もそれなりに受け継いでいた様だ。

後を継いだときは、すこぶる頼りなげに見えた物だったが、十数年もかけた権力委譲のプロセスのお陰で、父親の遺産を何とか維持して来た。

ただし、国民は疲弊し、社会はほぼ破綻してしまっている。

その「破綻国家」を率いて、マムシの様な、かませ犬の如き、ギリギリの駆け引きを国際的にやるだけの、邪悪ながら力強い行動力は発揮出来た。


そして、三代目の『正恩』は。

その、真の姿は未だ不明である。

しかし、漏れ伝わって来るところでは、行動力と決断力は、父親の折り紙付きだそうだ。

とは言え、三代目の悲しさ。

祖父の資質をそれなりに受け継いでいた父親の、その「薄まった」資質をそれなりに受け継いで、能力はかなり劣化しているに違いない。

当然、温室育ち。

貧乏のどん底の国に有って、裕福に育った若き三代目。

当然、その将来はかなり危うい筈である。

しかし、取り巻きが巧く担ぎ続けるに違いない。

神輿は軽くてちょうどいい。

その割には冷酷な正確で、当てずっぽうなところも有るこの有能とは言えそうも無い三男を、巧く操って行くだけの才覚は「ノーハウ」として持っている筈だ。


あとは、二代目に習って「サーカス外交」を継承するか。

現実路線に切り替わるか。

予断は許さない。

しかし、この「権力の継承」の時期にこそ、日本が割り込める隙もあろうと言うものだ。


そして、その為の戦略を描き、遅滞無く実践して、日本の国益に沿った方向を押し進める事こそが肝要である。

その中に、横田めぐみさんを始めとして、まだ数多く残されている筈の「拉致被害者」を無事に奪還する、恐らく最後のチャンスなのでは無かろうか。


その観点で言って、今の民主党政権である事が、慚愧に堪えない。


巧く行く事も拙い方向へ向かうのが、この素人政権の悲しさ。

それをサポートする筈の「外務省」が、『害・無能省』なのだから、諦めるより無いのだろうか。。。。


つくづく、運の悪さを呪いたくなる、日本の政治風土ではある。


願わくば、北朝鮮の新指導部自らのか覚醒によって、国家としての体制が「常識的な」在り方に変わってくれる事を、唯ひたすら祈るのみ。

これまでの『朝鮮民主主義人民共和国』が、終焉に向かう事を祈ろう。

横田めぐみさんと、大勢の拉致されている同胞の為にも、精一杯祈ろう。


自国政府の無能を、神かけて罵倒しながら…。



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熱い大地アフリカに食文化のルーツを追ってみた。グルメな『カメルーン』が面白い。

2011-12-18 17:26:45 | グルメ
日曜日の【フォトの旅】を、二回連続でお届け出来ませんでした。


三週間ぶりの今回、がらりと趣向を変えて「アフリカの食文化」を、カメルーンからご紹介いたしましょう。


     
     密林の一角にそびえる「バウバオ」の木


アメルーンでは、同じバウバオの木も、繁り方が違って、枝葉が多く実も沢山なるのです。



     
     西アフリカの一角を占めるカメルーン共和国


面積は日本の13倍程(475平方キロ)で、人工は2000万人を切るくらいです。

人口密度が、平方キロ当たり(たった)34人。

280以上の部族からなる「アフリカのライオン」は、南北に渡って非常に文化が異なります。

北部の三分の二の国土は「サバンナ」で、数世紀に渡って続いたイスラムの侵略の影響で、イスラム教圏です。

その最南部が800メートル級の山岳地。

馬で遠征していたイスラムは、馬がその山地を越えられず、イスラム文化の侵入はそこで止まりました。

そこから南の大西洋までは、大航海時代以来西洋人がもたらしたキリスト教の文化圏となり、熱帯雨林の密林地帯も残っています。


10州のうち8州が旧フランス植民地であるため、フランス語でパンも「フランスパン」。

2州は旧イギリス植民地であったため、英語で、パンも「食パン」。

都会は、行政首都『ヤウンデ』と、最大の都市で経済の中心の『ドウアラ』。
どちらもフランス語圏にあります。

残りの町は、三階建て以上の建物が(ほとんど)有りません。。。


経済は、原油と農産物の輸出で成り立っていて、国民一人当たりのGDPは、年間2000ユーロ程。

農産物は、コーヒーと綿花でした。

しかし、中国からの安価な繊維製品の洪水的流入により、原綿の価格が暴落してしまった為に、最近では各地で収穫されずに放置されている綿花畑を、散見する様になりました。


     
     綿花の集積(買い付け業者のところに収穫した綿花が集う)



地域経済は、総てが『市場』を中心に回っています。

どこの町にも村にも、必ず市場があり、食料品から日常雑貨まで「ありとあらゆる物」が取引されています。



早速、その市場で食材を見てみましょう。


     
     市場の一隅


     
     村の市場



彼等の食事は、地方は伝統的な民族料理で、ヤムイモや名称不明の植物を使って、主に「でんぷん」を摂取します。


     
     ヤムイモの一種


それらを、蒸してすり潰し、いろんな「正体不明」の香辛料で作ったソースを絡めるのです。


     
     唐辛子売り(ニンニクも)


     
     香辛料(ディテール)


肉も食べますが、所得が低いのでやはりチキンが中心となり、魚は殆どが干し魚。


     
     魚や


     
     魚や(ナマズ)


ナマズや、草魚、雷魚の様な淡水魚ですが、最近は地方の小さなの隅々まで「冷凍庫」が普及し、大西洋の「キャピテーヌ」という大型の白身の魚が好まれています。


     
     肉や


     
     何やら豆の様な木の実を売る子供


     
     食材の植物のカバーの上には、トカゲも(売り物に有らず)


     
     塩売り(岩塩)


     
     水売りまで出ています


ちなみに、都会以外の地方の市は、週に決まった曜日しか起っていません。


     
     店が出ていないときの「ブース」




さあ、いよいよ調理に取りかかりましょう。


     
     ヤムイモを茹でてすり潰す


     
     サトウキビの様にも見える不思議な植物


     
     不思議な植物(ハーブ)の皮を剥く


     
     それらを「石臼」ですり潰す



     
     石臼


     
     オクラの様にネバネバになった、サトウキビみたいな植物


     
     これも何かの植物のピューレ


     
     ヤギはご馳走です


     
     ローストされたヤギ


     
     何やら煮えてる鍋


     
     すり潰してネバネバの食材を葉っぱでチマキに


     
     サフランの様なハーブを使って作る黄色いソース


     
     既に挽いてパウダー状になったソースの元


     
     名物料理『アシュウム』(ヤムイモのピューレに黄色いソース)


この「アシューム」は、チキンの入った黄色いソースを、お皿の周りのヤムイモのピューレで絡めて食します。



街角のレストラン『メシ屋』では、チキンの腿のローストに付け合わせはバナナのフリッターが、定番。


     
     調理用の特別なバナナ『プランタン・バナナ』


     
     レストランで「プランタン・バナナ」を刻む調理係


     
     揚げられているバナナのフリッター


大西洋で取れる、大型の舌平目のムニエルが、絶品です。

厚みが3センチ以上も有りそうな、目の下60センチなどはザラ。

限られたレストランでしか出て来ません。


     
     本日のヒラメはやや小型でした…


     
     チキンのグリル



街角には、露天の焼き肉屋が、必ず店を出しています。


ドラム缶の輪切りの中に炭を熾して、牛肉の大きな塊を焼くのです。
表面に「塩とクミン・パウダー」を塗り付けて。

お客がくれば、塊を細切れに切って、一掴みを「新聞紙」でくるんでくれて 100円くらい。

クミン・パウダー入りの塩を振って食べます。

『ソーヤ』と言って、ナイジェリア辺りから南部カメルーンにかけての、庶民のファーストフードです。


     
     街角のソーヤ売り


     
     ソーヤ売り


ここでは、ご馳走の『瘤』の部分を焼いていました。


     
     瘤牛の瘤の部分の細切れ


     
     瘤牛



北部の都会『ウンガウンデレ』では、毎週木曜日に「牛市」が起ちます。


     
     周辺から牛市のたつンガウンデレに向かう牛の群れ


     
     牛市に向かう牛の群れ




ところで、カメルーンの人たちは、熱いアフリカの常で「コカコーラ」の類いを良く飲みます。

カメルーン独特の、カーヒー味のコーラという、不思議な物も有ります。



それとは別に、アルコール飲料は、野生の『野麦』で<ビール>を作るのです。


     
     野麦


     
     集めた野麦を脱穀する人々


     
     野麦ビールを売る女性


ビールと呼んでいる物の、当然皆さんが日夜飲んでいらっしゃるビールとは、全く違います。

いわば「どぶろく」。

微かに、舌にぴりっと発泡感が感じられる程度の、3度か4度くらいのアルコール飲料ですが、全国で飲まれています。

都会では、「アムステル」とか「33」とか、フランスの大衆ビールが幅を利かせていて、街角のカフェやメシ屋では、みなその「ヨーロッパ」のビール(現地生産ですが)を飲みますが、都会を一歩出ると未だに「野麦(ミール)のビール」が欠かせません。



その他、伝統的な食べ物に、「ピスタッチオのチマキ」が有ります。

先程の写真の物とは違うのですが、レストラン等でも人気のサイドメニューです。



     
     ピスタッチオのチマキ


北部都市ンガウンデレと首都ヤウンデを結ぶ、唯一の鉄道が走っています。

夜行の寝台列車が毎晩走っているのですが、保線状態が悪いので時々脱線が起こり、その度に7~8時間遅れたりしますが、重要な交通の動脈となっています。


その列車が止まる度に、各駅では「チマキ売り」が群がって来るのです。


     
     停止した列車に急ぐ「チマキ」売り達


     
     車窓越しに、やり取りするチマキ売り


大した味がついている訳でもなく、お世辞にも美味しいとは言えないのですが、彼の国の人達は大好きなのです。

一本1円くらい。

言ってみれば、私たちにとっての「おにぎり」みたいな物なのでしょう。


     
     密林特急



デザートには、是非フルーツを。

パイナップルも、完熟でとても美味しいですが、マンゴーやパパイアもお勧めです。

現地では、レモンをふって食します。


     
     ラグビーボール程も有るパパイア



カメルーン。

なじみの無い国ですね。

2002年サッカーの日韓ワールドカップに、遅れて来たチーム、と言う事で話題になりました。

しかし、子供達の教育は周辺アフリカ諸国にまして、国が熱心に取り組んでいます。

日本がODAで全国に200校以上の小学校を建てた事も有って、現地での日本のイメージは良好です。

見かけ以上に清潔で、お腹を壊す事も有りません。


木彫りの彫刻や、伝統的な布地等、素晴らしい物にも事欠きません。


     
     伝統的な柄の布地



是非、お出かけになってみませんか?



     
     実がたわわになったバウバオの木


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八ッ場ダム建設中止を撤回、予算計上へ/民主党『非小沢化』の完成【週末一口時評】

2011-12-17 19:59:23 | 政治と社会
今週の『週末一口時評』は、突っ込みどころが山積。

どうなる事やら…。



【今週の美食】

     

♥スペイン・バルセロナの街中で、「メーンディッシュ」の女性を皿に横たえて肉食をやめるよう訴える動物愛護団体「アニマナトゥラリス」。この団体はスペインや南米各国を拠点に、動物の権利擁護を求めてパフォーマンスを繰り広げている(AFP=時事通信/2011年12月15日)
♡食べちゃう! 誰も見てないところで(*^_^*)



【今週の極悪人】


     
     前田恒彦

◆「私は社会的に死んだ身で死人に口なし」(前田)
◇冥土の三里塚の提灯持ちめが!


     
     
     戦後最大の疑獄事件の主犯、東京地検特捜部長(当時)佐久間達哉 その他

◆「小沢逮捕に積極的だったのは、佐久間東京地検特捜部長、高検検事長、等三人」(前田)
◇二十一世紀前半の最大の極悪人。コイツらが居なければ、一連の日本の不幸は起きていない可能性が大。八つ裂きにしても足りない。

ついでにコイツも。

     
     大坪弘道大阪地検特捜部長(当時)



     
     戦後最悪の売国首相<野田佳彦>総理大臣

◆「冷温停止に達した」総理が事故収束宣言(ANNニュース/12月17日(土)8時59分配信)
◇「原発事故収束」、福島・海外から批判(JNNニュース/12月17日(土)18時19分配信)




     
     細野豪志原発相+西沢敏夫東電社長

◆事故収束宣言を受けた記者会見の途中、退席する細野豪志原発事故担当相(右奥)と西沢俊夫東京電力社長(左)。
◇報道陣から「最後まできちんと説明してください」との声が上がった。




     
     山下俊一福島県立医科大学副学長

◆福島県の「県民健康管理調査」検討委員会座長を務める山下俊一福島県立医大副学長は「20ミリシーベルトを超えても影響は小さいが、しっかり健康管理しなければならない。情報提供や避難判断はもっと早く行うべきだった。検証が必要だ」と話した。
◇「(山下)氏の発言は、多くの方の避難を躊躇させ、また、福島に住み続けることについて安心感を得させ、家族不和まで生んでいる」



【一口時評】


◉八ッ場ダム建設中止を撤回、予算計上へ(讀賣新聞/12月18日(日)3時3分配信)
◎『非小沢化』の完成。


▶八ツ場ダム建設再開へ 22日にも決定 民主党公約と逆行(産經新聞/12月17日(土)1時27分配信)
▷かくして、最後の裏切りは為された。

▶<前原政調会長>「八ッ場再開」に政治的判断必要(毎日新聞/12月17日(土)23時38分配信)
▷これぞ正しく『誠司判断』。

▶造らないのは無責任…国交相、八ッ場継続に意欲(讀賣新聞/12月17日(土)9時6分配信)
▷おお、見事なるレトリック。政経塾かと思った。

▶八ツ場再開へ 地元、混乱解決に期待「1日も早く生活再建を」(産經新聞/12月17日(土)1時25分配信)
▷混乱が続けば、我慢出来なくなるのがこの国の国民性か。何でも良いから早く…。

▶首相に「黙ってやることやれ」 藤井税調会長(産經新聞/12月17日(土)21時14分配信)
▷やってはならない事だけドンドンやる。

▶増税先送りなら経済悪化=前原氏(時事通信/12月17日(土)21時7分配信)
▷「アメリカ経済を心配してます」(前原)

▶「血にじむ努力に感謝」原発相、作業員ねぎらう(讀賣新聞/12月17日(土)20時38分配信)
▷「血をにじませられた相手に対し、よく耐えて下さって感謝」(国民)

▶韓国大統領、日本に従軍慰安婦問題の解決促す(讀賣新聞/12月17日(土)20時19分配信)
▷政府間協定で解決済みの事を、後からひっくり返そうとするなら、日本は樺太返還すら要求出来るんじゃ無いか?

▶橋下氏に各党すりより、上京に幹部級が続々会談(讀賣新聞/12月18日(日)1時43分配信)
▷極めて分りやすい「節操無し」ども。

▶新党への準備?亀井氏が石原氏と意見交換会へ(讀賣新聞/12月17日(土)19時26分配信)
▷あーあ。亀の年中行事。

▶亀井「新党」もう亀裂?…議員総会で不満噴出(読売新聞/12月14日(水)20時16分配信)
▷あーあ。亀の年中行事。

▶なぜ首相自身が…事故収束宣言を大島氏批判(讀賣新聞/12月17日(土)19時11分配信)
▷何故って。お前が言うか。民主も自民もそろいも揃ってイカレポンチめ。

▶「慰安婦」早期解決求める=民団会合で「日本の永遠の負担」―韓国大統領(時事通信/12月17日(土)18時21分配信)
▷それより、在日に方々で帰化していない人達の「通名」使用は止めよう。特に事件のニュース等で。

▶都構想参加 公明前向き 検討委初会合「党中央と連携」(産經新聞/12月17日(土)14時52分配信)
▷コーメイ党とは世を忍ぶ仮の名。その実体はコーモリ党。

▶普天間合意確認へ=玄葉外相、18日訪米(時事通信/12月17日(土)14時11分配信)
▷『対米通信使』但し、<朝鮮通信使>と違って歓待は期待出来ない。五体倒地で言ってこい!

▶藤井氏、消費税増税の素案「年内にメド」 首相も「必ずやる」(産經新聞/12月17日(土)13時21分配信)
▷あたかも「アルツハイマー患者」と「希代の詐欺師」との会話の如し。

▶支持率下落「気にするな」=藤井氏(時事通信/12月17日(土)12時40分配信)
▷「その為に総理になった、野田クンだからね。他の総理のやれなかった事をやって散りなさい」だってさ。

▶改革案決定 どうなる社会保障(産經新聞/12月17日(土)7時55分配信)
▷如何なる政権下であろうと、日本政府が「改革」を唱えた場合、例外無く『改悪』である。

▶橋下新市長、人件費2割カット検討を指示(讀賣新聞/12月17日(土)12時14分配信)
▷鉄砲玉の如き男なれば、国政の場で同じ事がやれるかも。それなら君を受け入れる。

▶変わらぬ政策丸投げ 首相支持率急落、初の街頭演説でアピールも…(産經新聞/12月17日(土)7時55分配信)
▷政権交代以前のこの男の辻立ちに、誰も立ち止まって聞いてくれなかったと言うが。まして今(爆笑)

▶<日米地位協定>飲酒運転事故の裁判権 運用改善で合意(毎日新聞/12月17日(土)0時49分配信)
▷植民地条項を一つ緩和して大騒ぎ。その間に普天間か、TPPか。何を隠してる!?

▶基地外の飲酒事故、すべて「公務外」…日米政府(讀賣新聞/12月16日(金)20時33分配信)
▷<レイプ>は公務?

▶<独立行政法人>天下り先と随意契約99件 刷新会議発表(毎日新聞/12月17日(土)0時46分配信)
▷たった??

▶<鈴木宗男前議員>仮釈放後初の北海道入り 政治活動に意欲(毎日新聞/12月17日(土)0時38分配信)
▷凱旋。

▶独立行政法人「半減を目指すべき」…岡田氏(讀賣新聞/12月16日(金)23時43分配信)
▷実行する気も、力も無いくせに、目指してれば?

▶小沢氏「冷温停止、本当に大丈夫なのか」(讀賣新聞/12月16日(金)23時1分配信)
▷「さすがの小沢一郎も、野田がここまで馬鹿だとは思ってなかった」の巻。

▶原発事故との戦いは廃炉への段階に…野田首相(讀賣新聞/12月16日(金)18時38分配信)
▷君たち、自分自身を廃炉にしなさい。

▶公明が郵政4社案提示、民主が前向きに 3党幹事長代行会談(産經新聞/12月16日(金)22時44分配信)
▷とにかくアメリカは「郵貯」の資金が欲しくて欲しくて…。

▶TPPの国民向け説明会を全国開催へ(讀賣新聞/12月16日(金)22時42分配信)
▷自分達ですら良く知らない事を、一体どうやって説明する? 経産省のペーパー読むだけだね。

▶「改憲語る資格ない!」自民若手が鳩山氏を面罵(産經新聞/12月16日(金)22時29分配信)
▷<面罵>! 何と言う品のない国会議員達だろう。さすがは自民党。

▶被害者救済、賠償に尽力=枝野経産相(時事通信/12月16日(金)22時9分配信)
▷自分の耳程にも目立とうとする「ほら吹き枝野」め。

▶<普天間移設>環境評価書、週明けにも完成 年内提出の構え(毎日新聞/12月16日(金)21時53分配信)
▷強行突破、全面展開。

▶小沢氏支持3派、統合に向けた勉強会の初会合へ(讀賣新聞/12月16日(金)21時45分配信)
▷「統合に向けた…」かよ。何も期待していません。一回生だけで充分。

▶小沢G新勉強会が21日発足 「反野田」の足場 全議員に参加呼びかけ(産經新聞/12月16日(金)19時12分配信)
▷党内では無く、自民その他の党の議員に呼び掛けた方が、よっぽどマシでは?

▶<消費増税議論>週明けから本格化 民主内、根強い慎重論(毎日新聞/12月16日(金)21時40分配信)
▷そう言えば<TPP>でも「根強い慎重論」とか言ってたなあ。

▶「場合によっては菅元首相も牢屋に」 みんな・渡辺氏(産經新聞/12月16日(金)19時13分配信)
▷この男に言われるのは腹立たしいが、正論。

▶「挑戦したい」 自民・石原氏が重ねて総裁選に意欲(産經新聞/12月16日(金)19時12分配信)
▷「うぇぇえーん、どらえもぉおん。「ソーサイ」になれる道具、だしてよおー」(ノビテル)

▶道州制と首相公選、次期衆院選の争点に…橋下氏(讀賣新聞/12月16日(金)15時16分配信)
▷首相の公選制だけは恐ろしい。かっての参院全国区の一位当選を思い出してみると…。

▶橋下氏「衆院選で首相公選制の道筋を」東国原氏は出馬に意欲(産經新聞/12月15日(木)0時29分配信)
▷ほら、ほら。

▶橋下氏、人工島にカジノ検討…発電所は凍結?(讀賣新聞/12月16日(金)14時37分配信)
▷考え方が「血筋」を訪仏とさせるなあ。

▶「来年は勝負の年」 自民・谷垣総裁が政権奪還決意表明(産經新聞/12月16日(金)14時24分配信)
▷勝ち負けはともかく「勝負」は確かだろうな。

▶沖縄防衛局長に真部氏を再起用 一川防衛相が異例人事を発表(産經新聞/12月16日(金)13時58分配信)
▷前任者の再登板。人材が居ない!策も無い!

▶首相「拉致解決へ国際支援を」=各国大使招き「めぐみ」上映(時事通信/12月16日(金)13時37分配信)
▷ポーズだけで終わると許さんからな!

▶独法への運営費削減を…蓮舫氏、財務相に要請(讀賣新聞/12月16日(金)12時17分配信)
▷およよ、懲りもせず新手のパフォーマンス。

▶イラン制裁、米に懸念伝達=玄葉外相(時事通信/12月16日(金)11時51分配信)
▷へえ、ご主人様に何か言えるの?

▶「人権委」に強力権限 法務省法案概要 メディア規制条項は削除(産經新聞/12月16日(金)7時55分配信)
▷肝心な部分は外すんだ、ふううん。

▶「人権委」に強力権限 定義曖昧、変わらぬ本質(産經新聞/12月16日(金)7時55分配信)
▷<「批判をかわし、とにかく組織を作ろうとの意図が見え隠れし、新たな人権侵害の恐れが依然払拭できない」との指摘>だそうですよ。

▶内閣支持率つるべ落とし 元凶は“迷走”民主執行部(産經新聞/12月16日(金)7時55分配信)
▷見慣れたタイトル(^^;)

▶<米軍再編交付金>名護市に不支給…政府方針(毎日新聞/12月16日(金)2時31分配信)
▷「飴」を配らないのも「鞭」です。

▶野田首相、ブログに「国民の視線に厳しさ増す」(讀賣新聞/12月15日(木)21時36分配信)
▷連日「祭り」。

▶自民・谷垣総裁 政権奪還に向け「不退転の決意」(産經新聞/12月15日(木)14時17分配信)
▷その為には解党しか有りませんね。国民は「民主」も拒否しているが『自民』は、もっと拒否している。

▶社民、衆院選候補の早期擁立 地方に指示へ「わが党が消えないように…」(産經新聞/12月15日(木)13時24分配信)
▷人件擁護を謳いながら、不正裁判に抗議もしない。老兵は唯消え逝くのみ。

▶鳩山元首相、原発国有化論をネイチャーに発表(讀賣新聞/12月15日(木)12時1分配信)
▷「鳥インフルエンザ」から、時々「正気」に返るハト。

▶<玄葉外相>日米中政府間対話の枠組み創設呼びかけ(毎日新聞/12月15日(木)3時16分配信)
▷枠組み造るのが大好き。その後どうするか、の<当て>も<力>も何も無し。

▶<橋下・大阪市長>既成政党が行列 次期衆院選を意識(毎日新聞/12月15日(木)10時32分配信)
▷「行列のできる法律事務所」改め『行列のできる政治事務所』開業。

▶米国車の参入拡大に関心=TPPで経産省幹部に―米実務責任者(時事通信/12月15日(木)1時18分配信)
▷「水を飲みたく無いロバに水を飲ませるのがTPP」だな。

▶新名称は“微修正”「子供のための手当」 民主案了承(産經新聞/12月15日(木)0時19分配信)
▷座布団!? …なんかやれるか!

▶消費税増税の地ならし? 「通常国会で早期成立」野田首相が議員定数削減に意欲 前原氏も(産經新聞/12月14日(水)23時47分配信)
▷取り敢えず「宮城5区」「福島3区」「千葉4区」「三重3区」「京都2区」「徳島1区」を廃止して下されば(*^_^*)

▶F35導入を内定 ステルス性能評価 最終的に2個飛行隊分の40機 防衛省(産經新聞/12月14日(水)23時43分配信)
▷情報公開されて居らず、実用機もほとんど無い戦闘機で、<ステルス性能>をどうやって比較したのだ!?

▶決め手は最新性能…F35、納期などに不安も(讀賣新聞/12月14日(水)1時35分配信)
▷カタログ・スペックで購入して失敗するのが素人。

▶日本、韓国に抗議…慰安婦連想の像の撤去を要求(讀賣新聞/12月14日(水)22時2分配信)
▷アメリカが「日系米人」財産没収を、半世紀後に弁済した様に、一気に片をつけてしまおうよ。永遠に続くぜ。

▶前原氏「1票の格差なくさないと解散できない」(讀賣新聞/12月14日(水)19時35分配信)
▷かくして、野田政権は「任期満了まで」安泰に続くのであった。

▶仙谷氏 問責可決連発は「統帥権干犯」 野党対応を批判(産經新聞/12月14日(水)13時42分配信)
▷又また「悪徳弁護士」の職業用語を新発明。

▶普天間進めばグアム移転予算執行…米上院委員長(讀賣新聞/12月14日(水)10時15分配信)
▷ですから、普天間はグアムに移って頂きたい。

▶民主代表任期、3年を答申…党規約検討委(讀賣新聞/12月13日(火)21時27分配信)
▷どうぞご自由に。もう総理の目は有りませんから。


●小沢氏、首相支えるが「民意得られなかったら考える」 消費増税牽制(産經新聞/12月13日(火)17時38分配信)
◯もう「建前」で話すのは止めましょうよ。



あああああ。
もう、うんざりだ!



【今週のモフモフ】

     
     キライ!



     
     この閉塞感、なんとかしてえー!



     
     安心して眠れる社会にして下さい…。



     
     何だって!? それで良いと思っとるのか!



     
     私がオザニャンです。未来を見据えています。


ほんまに、期待を裏切らんといてや…………お願いですから。


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同胞諸君。いい加減で目を開こう。日本が先進国だ等と言う幻想から、目覚めよう。

2011-12-16 22:10:48 | 日本人の意識と精神構造
いい加減で「日本は先進国」等と思い込む事を止めよう。


そんな考えは、思い込みであり、思い上りである。



ハチャメチャな官僚共の独裁に依る、国税の無駄遣い、行政の私物化、法律の勝手な運用。

大ザルの社会保障と貧困層の切り捨て。

一部大企業のみの富の寡占。
階層に依る機会の不均等。

事実を知らされる機会の無い国民。
権力の宣伝期間に過ぎないマスコミ。

嘘とゴマカシで権力を信じ込む国民気質。



こんな国の、どこが「先進国」な物か。


自分達の生活の安全を、自分達で確保出来ない国民。

自分達の生活の権利の確保を、自分達で確認出来ない国民。

そんな国民達を、思い上がった官僚共と、その官僚共に操られた「木偶人形」政治家どもによる、好き勝手な振る舞い。

そんな、好き勝手な「ハチャメチャ」な政治家官僚共を、平気で生かしておく国民。

そんな政治家と官僚達に群がって、ゼニ勘定にしか生き甲斐に無い企業家達。



一連の『福島第一原発』の事故以来のあらゆる対応を見ていて、当事者達<東電=経団連><産経省=官僚><政府=政治家>と、その周辺で協力を惜しまない<学者達><マスコミ>とが、如何に「国民を無視して」好き勝手な事をやって来たか、未だに好き勝手な事をやってるか、があから様に示されている。

野田佳彦総理大臣は、燃料棒が炉心から溶け出し、格納容器に流れ、その外である大地にもしみ込んでしまっているであろう状態で有るにも拘らず、「通常に核反応停止の状態」で熱の発生が止まっている<冷温停止>と強弁した。

それを持って、「事故収束」を宣言した。


▶首相、原発事故収束を宣言 冷温停止達成、廃炉作業へ(産経見出し)

>東京電力福島第1原発事故で野田佳彦首相は16日、「原子炉は冷温停止状態に達し、事故そのものが収束に至ったと判断できる」と記者会見で述べ、事故収束の工程表「ステップ2」の完了を宣言した。今後は避難住民の帰宅や、廃炉に向けた作業が本格的に始まる。

>「不測の事態が起きても、原発敷地境界の被曝線量が十分低い状態を維持できる」として、「発電所の事故そのものは収束に至った」と結論づけた。
【産經新聞/12月17日(土)7時55分配信】


「発電所の事故そのものは収束に至った」!
『避難住民の帰宅が、本格的に始まる』!

こんな大嘘を、一国の総理大臣が、天下の前で公表する。

人間のまともな神経では、想像もできない。
大馬鹿野郎のコンコンチキである。


勿論その背景には、<東電>の状況説明と、<保安院>その他の機関(=経産省)の描くシナリオとが、そうさせている訳である。


これをもって、以後は世界中の冷静な批判に曝される事となる。



▶経団連会長、「原発賠償は国の責任」 東電国有化論は一蹴(産經新聞/4月11日19時01分配信)


古い記事だが、この米倉弘昌会長の発言が、日本の財界の、社会に対する「姿勢」を
示している。


日本の独自の制度であった、新卒雇用制度の破綻、正規社員の非正規社員化の推進、非正規社員への社会保険の非適用、それらの連鎖に依る『ワーキング・プアー』の増大という雇用制度の変化も、経済界の「社会に対する立ち位置」を、見事に浮き彫りにしている。


小泉純一郎と竹中平蔵による、日本株式会社のアメリカへの売却以来、日本は大きく変化した。

それ以前から、密かに続けられていた「戦勝国アメリカ」に依る「敗戦国日本」の簒奪ぶりが、小泉政権以後は「密やかさ」をかなぐり捨て、これ見よがしに、大手を振って狼藉三昧に及ぶ様になり、それに表立って異議を唱える政治家も、官僚も、学者も、マスコミも存在しなかった。


小沢一郎を除いて。


そして、その小沢に関する「彼等の」露骨な干渉ぶりは、今更この場で触れるまでもない事だ。

そして、西松事件の「検察審裁判」に証人として出廷した、前田元検事の赤裸々な証言を待つまでもなく、『特捜部検事』と言う<エリート官僚>の独善性と、傲慢なる権力を弄ぶ姿勢は、日本と言う社会全体に網の目の様に及んで居る<官僚支配体制>を、改めて白日の下に曝している。


教育現場の崩壊。

これ又、教育委員会なる「官僚の出先機関」による、見事な国民飼育システムの成果と言えるであろう。


医療現場の崩壊。

救急車を呼んでも、受け入れてもらえる病院は無い。
医師の存在の偏り。
看護士その他スタッフの不足。
薬害や多くの医療被害の、社会的原因を形成する官僚主義。
それらの被害者への救済手段の無さが示す、政治の弱者切り捨ての姿勢。
これ又、厚労省と財務省、及び法務省までまたがっての、国政の私化の結果であると言えよう。


『三権分立』という、お笑いぐさ。

<行政>を司る官僚が、<立法>を司る国会を手ごまの如く荷扱い、<司法>を束ねる『最高裁判所』事務総局が決める法務人事が、『三権』を完全に支配下においている。


「労働の義務」
「納税の義務」
「教育を受ける義務」

働き口が見つからない。

富裕層、大企業程、税の支払を逃れ、庶民や低所得層程税に苦しめられる。

国民の取得格差の拡大が、そのまま子弟の教育の機会に大きな差を生み出し、その機会の差が「学歴の差」を造り出し、その行く手に『社会階級の差の拡大と固定化』という現実をもたらして来た。


政府は、民意を完全無視して「増税路線」に突き進む。

社会格差を造り出して来た、農林水産業の停滞と、それを切り捨てる政策であり、国民の食料自給の根幹を否定しかねない<TPP>なる、対米無償寄付行為のシステム化に取り組もうとする。


こんな政府は、誰を代表する政府なのか。

国民か。

それとも、どこか他の国のどこかの機関の利益代表なのか。



これでも、日本は<先進国>と言えますか?

まだ、日本を先進国だと信じますか?



不正行為で権力の座を獲得し。

一度権力の座に納まるや、国民や国家の事は忘れ去り、自分の名誉欲を満たす為に、自分の利益を増やす為に、自分の属する「個人的社会」の利益確保の為にのみ、日夜行動する。

結果として、国民の支持を失い、反権力の動きが高まる為に、秘密警察組織を動員して国民を恐怖政治で縛り付ける。

国民から表立っての抵抗手段を奪い取るや、強権政治に突き進むしか道は残されていない。

弾圧と搾取の連続となり、国民の反感は憎悪となって増幅されて行く。

何らかの手段で政権交代が行われるや、旧政権の主導者は逮捕され、処刑される。

新しく権力の座についた者は、強権政治を打倒した理想は忘れ去り、事故の権力を守り維持する事が、その存在意義となって、新たな強権政治へと突っ走る。



この世のどこかの、開発途上国の事だと、思い込んでは居ませんでしたか?


権力奪取は、表面上は暴力は伴わない。

しかし、それ以後のサイクルは、東アジアの小国『ニッポン』そのものでは無いでしょうか。


いい加減に、自分達の身の程をわきまえよう。


先進国ヅラするのは、恥ずかしい限りなのです。

謙虚に水からの歴史を振り返り、その現実におもいを馳せる時が来ている。


後進国としての自覚を持って、謙虚に、基本の部分から祖国日本を造りかえ、思い違いをしていた「本物の先進国」になれる様に、国民一人一人が自己啓発を行って、各自の出来る限りの努力を行う必要が有るのでは無いでしょうか。


日本は、遅れている。


目先の一時的に過ぎない経済的繁より、子弟の正しい教育を通じて、将来の国家設計に国民全員が意識して参画する、そんな社会こそ「先進国」なのでは無かろうか。

世界に類を見ない動植物相を持つ、楽園の如き自然こそが財産で、その自然を守り抜き、目先の「近代化」を拒否して、長い目で将来を見据えて、子々孫々の繁栄の為に知恵を出して、その『自然』を売り物に経済の繁栄をもたらすべく、バランスをとって前進している『セイシェル共和国』を紹介するテレビ番組を見て、心の底から羨ましく思った次第であった。


米倉弘昌クン。
野田佳彦クン。

霞ヶ関に巣食う官僚ども。

新聞テレビを牛耳っているつもりのナベツネくん。

恥ずかしく無いか?


そんな、イカレポンチのアンポンタンに好き勝手な事をさせるに任せて、そんな社会を築き上げて来て、疑いを抱かなかった「被害者のつもりの貴方」、恥ずかしく無いですか?



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