機は、ますます熟して来た。
官僚は勿論、与野党財界マスコミ挙って「小沢が障壁」で、あたかも、小沢一郎が「一人でごねて」日本の政治を停滞させて居る、かの如くの言い立てている。
このままでは、小沢の利己主義のせいで、日本の財政が破綻すると、言い募っている。
不毛なる『小沢・野田会談』が行われた。
今回の会見にあたっての、野田佳彦民主党代表の決意表明。
『乾坤一擲』
『不退転の決意』
バッカじゃなかろか。
自分の党の議員に、横綱を受けるかの如き「大見得」を切ってでないと、会えないなんて。
貴乃花じゃあ有るまいし。
民主党結党以来、代表選直前に始めて小沢一郎と直に会って話をした野田佳彦が、今回二度目の会見である。
たったの二度。
宇宙ステーションに滞在中の宇宙飛行士に会いに行く訳でもあるまいに。
そして、「マニフェスト違反」の増税を、「マニフェスト違反」を批判している小沢一郎に対して『説得』するという不条理を、「乾坤一擲」の覚悟で臨んだ。
その結果、僅か1時間半の会見で、「意見の一致」は見られなかった…。
って、当たり前の話である。
再び、バッカじゃなかろか。
民主党内では、「意見が一致する事は困難では無いか」との観測も起こっている、という馬鹿馬鹿しさ。
小沢一郎が、消費税の増税にここまで批判を続けて来た挙げ句に、何らかの条件で「受け入れる」事があり得るとでも考えている民主党員が居たとしたら、大馬鹿である。
自民党の「なあなあ政治」じゃ有るまいし。
その、「自民党なるもの」を否定して、小沢一郎は自民党を出て、紆余曲折の挙げ句に、現民主党で「政権」を勝ち取った、その本質が「民主党議員」自身に理解されていない。
再々、バッカじゃなかろか。
そして、今回の「小沢・野田会談」の意義と受け取られ方とは、各紙のヘッドラインを並べるだけで、たちどころに理解出来る。
各党の立ち位置。
各議員の立ち位置。
財界の立ち位置。
マスコミの立ち位置。
何れも、皆々ババッカじゃなかろか、で有る。
▶野田首相と小沢氏物別れ、後見役の藤井氏「野田はブレない」(カナコロ/5月31日(木)0時30分配信)
▶野田首相、会期内採決の意向=小沢氏、再会談しても譲歩せず―消費増税法案(時事通信/5月30日(水)22時38分配信)
▶野田・小沢会談 「小沢氏主張は世論の反映」共産・穀田国対委員長(産經新聞/5月30日(水)16時16分配信)
▶野田・小沢会談 「首相は党内にエネルギー注ぐひまない」 たちあがれ・園田幹事長(産經新聞/5月30日(水)14時54分配信)
▶野田・小沢会談 自民・石原幹事長「大騒ぎして何もなかった」(産經新聞/5月30日(水)14時24分配信)
▶「野田政権を否定する論理だ」仙谷氏、小沢氏を批判(産經新聞/5月30日(水)13時45分配信)
▶首相の妥協百パーセントない=小沢氏との会談―前原氏(時事通信/5月26日(土)10時41分配信)
▶消費増税「従うのは当然」=前原氏(時事通信/5月24日(木)19時11分配信)
▶増税堅持、首相に助言=民主・藤井氏(時事通信/5月27日(日)13時7分配信)
▶野田・小沢会談「ぜひ合意を」 経団連副会長(産經新聞/5月30日(水)11時51分配信)
▶「小沢氏と決別以外に前に進まない」自民・石破氏、3者会談に忠告(産經新聞/5月28日(月)15時10分配信)
▶<自民党>野田首相に小沢元代表との決別要求…谷垣総裁(毎日新聞/5月27日(日)19時22分配信)
▶自民総裁を批判=小沢氏(時事通信/5月30日(水)22時37分配信)
そして、挙げ句の果てに。
▶野田首相、問責の前田・田中両大臣を交代させる方針固める(FNN ニュース/5月30日(水)17時32分配信)
▶首相、問責2閣僚交代視野…内閣改造で自民対策(讀賣新聞/5月31日(木)3時5分配信)
「乾坤一擲」の覚悟で(たった)1時間半の結果、小沢を説得出来なかった野田佳彦は、<既定路線通り>に「自民党」に抱きつく言い訳が立った事になった。
バッカじゃなかろか。
そして、会談後にNHKテレビのニュース番組に出演した小沢一郎は、大越健介政治部記者に、ある意味で「マヌケ面」を晒させられてしまったのだ。
小沢の意見を聞く、小沢のこれからの行動を聞き出す、という姿勢が全く無い大越健介は、終始一貫「野田」のご用聞きの如き角度でしか、話しかけない。
小沢が繰り返し「自身のよって立つ所」を説明しようとしても、「野田の立場」で受け答えし、「増税有りき」で話を引っぱり、増税反対が日本経済の停滞で、その障壁が「小沢」であるとの角度でしか、話の穂を継がない。
小沢は、「ですから先程から言ってる様に…」と原則論を繰り返すのみ。
爽やかな語り口の大越に対し、小沢の話べただけが印象づけられて終わってしまった。
小沢の言う、「増税前にやらなくちゃいかん事」の具体論は、何一つ出てこない。
まるで「反対の為の反対論」にしか聞こえない。
大越健介、見事なり。
一応、NHK側が用意したフリップ・ボードには、民主党が掲げたマニフェストからの『大筋』三原則をピック・アップしては有った。
一番最初の「地方分権を進めて財政健全化」を計る、という項目も、さしもの小沢も大越に誘導されると、具体的な事は何も感じられない答えにしかならない。
「中央集権を止めて地方分権を進める、ちゅう事は<官僚主導>の撤廃に繋がると言う事でありますが…」
と言う答え以上のものが出てこず、何がどう「財政健全化」に繋がって、どういう効果が有ると考えられるのか、聴取者には全く理解出来ないだろう。
全く、お題目を唱えているかの様な印象で、「増税反対」の正義がどこに有るかが具体的に「小沢自身」の口から伝わってこないと、これまで散々「小沢は悪人」と思い込まされて来た市民には、何の効果もない内容であった。
言葉の端々に、菅直人から野田佳彦に受け継がれて来た「反マニフェスト政権」執行部への、具体的批判がこぼれるのだが、それにフォローが無くそのまま話が「大越健介」の既定路線で勧められてしまう。
『党で決定と言うけれど、議論の途中で強引に打ち切られて、党で決まったと言われても、民主主義を否定するもので…』
『マニフェストだって、党で決まったんですから…』
『マニフェストは、散々議論して出来上がったもので、だから野田総理もあの頃はマニフェストに添った演説をされていたのだし…』
『(乱暴に)議論を打ち切って党が決めたと言う増税に反対するのと、党が(しっかり)話し合って決めたマニフェストを勝手に違反するのと、どちらが…』
それらのポイントを、更に突っ込んで「完結明瞭に」は語れない小沢と、「爽やかな」語り口で、それ以上小沢に語らせない大越では、勝負は有ったも同然である。
『原理原則も大切だが、現実政治では妥協する事も必要では?』
と問いかける風を装って、小沢の頑さを「政治的融通性のなさ」の如くに見せる大越。
『もちろんそうですが、先ず国民との約束を守ると言う事が前提であって』
と同じ答えの堂々巡りに落ち入らされる小沢。
『小沢サン程の政治家になれば、政権のメンバー等ヒヨッ子でしょう』
と持ち上げてみせて、国難に対して独善的に頑な小沢が、日本にとって邪魔な老害的存在、と言うイメージを作りだす。
さすがは悪名高き、NHK 「ニュース・ウォッチ9」だけの事は有った。
ところで。
予てより気になっている事有り。。。
小沢一郎の「口べた」さ。
東北人の素朴さ。
口先だけで中身のない無責任な政治家と違い、誠実さの現れ。
堂々としてブレない。
などと、支持者は持ち上げる。
確かにその通りなのだろう。
だがしかし。
今日の様な「ヴィジュアル」先行の時代に有って、あの喋り方は、やはり損である。
アメリカの大統領選挙の例を持ち出す迄もなく、政治家にとっては「外見」は非常に大切である。
特に、しかるべき政治家達は「テレビ映り」と「喋り方」には、徹底してトレーニングを積む。
専門家が尽きっきりでコーチして。
議員歴40年を越える大物議員としては、今更の感は有るであろう。
しかし、この点は是非にも熟考する必要有り、と思うのだ。
彼の話し方の中で、「うー」という装飾音符が消えれば、怖いもの無しなのでは有るまいか。
政治哲学で、彼の右に出るものはない。
各種分野に於ける知識も、へたな議員など比ぶるべくも無い。
従って、小沢が語る中身は折り紙付きの筈である。
しからば、「話し方」の訓練を積み、発声をトレーニングすれば、鬼に金棒なのでは有るまいかと、密かに信じているのだが。
「小沢はあれで良いのだ!」
「あれが小沢だ!」
と言われてしまえば、それまでである。
しかし、中身の空っぽな、名誉欲と自己愛しかない『政経塾』の連中の演説が、スムーズであるのは確かで、残念な事にその演説に騙される市民は多い。
目下「細野総理を作る会」すら存在しているらしいのだ。
一度、彼等の中身のなさや、精神の邪悪さを見抜けば、あの連中の演説が「非常に不愉快」に聞こえる。
しかし、もし「しかるべき中身」の伴った誰かが「聞き取り易く」「魅力的」な話術で論を発すれば、幾百万の傾聴を得る事たやすいのではなかろうか。
その事を考えると、小沢一郎の喋り方が「残念」でならない。
支持者と違って、嫌っている側からすれば、すぐに聞く気を失ってしまう事だろうと想像している。
そのため、よけい彼への理解が妨げられている、と言う事もあり得ると思うのだ。
小澤一郎殿。
発声訓練と、話し方のトレーニングを、是非にお受けになる事をお勧めしたい。
声と発音と、喋り方は、武器にもなり、マイナスにもなるのです。
こんな、「馬鹿げた事」を提案する側近など、居ないのだろうなあ。
すこぶる残念な事では有る。
官僚は勿論、与野党財界マスコミ挙って「小沢が障壁」で、あたかも、小沢一郎が「一人でごねて」日本の政治を停滞させて居る、かの如くの言い立てている。
このままでは、小沢の利己主義のせいで、日本の財政が破綻すると、言い募っている。
不毛なる『小沢・野田会談』が行われた。
今回の会見にあたっての、野田佳彦民主党代表の決意表明。
『乾坤一擲』
『不退転の決意』
バッカじゃなかろか。
自分の党の議員に、横綱を受けるかの如き「大見得」を切ってでないと、会えないなんて。
貴乃花じゃあ有るまいし。
民主党結党以来、代表選直前に始めて小沢一郎と直に会って話をした野田佳彦が、今回二度目の会見である。
たったの二度。
宇宙ステーションに滞在中の宇宙飛行士に会いに行く訳でもあるまいに。
そして、「マニフェスト違反」の増税を、「マニフェスト違反」を批判している小沢一郎に対して『説得』するという不条理を、「乾坤一擲」の覚悟で臨んだ。
その結果、僅か1時間半の会見で、「意見の一致」は見られなかった…。
って、当たり前の話である。
再び、バッカじゃなかろか。
民主党内では、「意見が一致する事は困難では無いか」との観測も起こっている、という馬鹿馬鹿しさ。
小沢一郎が、消費税の増税にここまで批判を続けて来た挙げ句に、何らかの条件で「受け入れる」事があり得るとでも考えている民主党員が居たとしたら、大馬鹿である。
自民党の「なあなあ政治」じゃ有るまいし。
その、「自民党なるもの」を否定して、小沢一郎は自民党を出て、紆余曲折の挙げ句に、現民主党で「政権」を勝ち取った、その本質が「民主党議員」自身に理解されていない。
再々、バッカじゃなかろか。
そして、今回の「小沢・野田会談」の意義と受け取られ方とは、各紙のヘッドラインを並べるだけで、たちどころに理解出来る。
各党の立ち位置。
各議員の立ち位置。
財界の立ち位置。
マスコミの立ち位置。
何れも、皆々ババッカじゃなかろか、で有る。
▶野田首相と小沢氏物別れ、後見役の藤井氏「野田はブレない」(カナコロ/5月31日(木)0時30分配信)
▶野田首相、会期内採決の意向=小沢氏、再会談しても譲歩せず―消費増税法案(時事通信/5月30日(水)22時38分配信)
▶野田・小沢会談 「小沢氏主張は世論の反映」共産・穀田国対委員長(産經新聞/5月30日(水)16時16分配信)
▶野田・小沢会談 「首相は党内にエネルギー注ぐひまない」 たちあがれ・園田幹事長(産經新聞/5月30日(水)14時54分配信)
▶野田・小沢会談 自民・石原幹事長「大騒ぎして何もなかった」(産經新聞/5月30日(水)14時24分配信)
▶「野田政権を否定する論理だ」仙谷氏、小沢氏を批判(産經新聞/5月30日(水)13時45分配信)
▶首相の妥協百パーセントない=小沢氏との会談―前原氏(時事通信/5月26日(土)10時41分配信)
▶消費増税「従うのは当然」=前原氏(時事通信/5月24日(木)19時11分配信)
▶増税堅持、首相に助言=民主・藤井氏(時事通信/5月27日(日)13時7分配信)
▶野田・小沢会談「ぜひ合意を」 経団連副会長(産經新聞/5月30日(水)11時51分配信)
▶「小沢氏と決別以外に前に進まない」自民・石破氏、3者会談に忠告(産經新聞/5月28日(月)15時10分配信)
▶<自民党>野田首相に小沢元代表との決別要求…谷垣総裁(毎日新聞/5月27日(日)19時22分配信)
▶自民総裁を批判=小沢氏(時事通信/5月30日(水)22時37分配信)
そして、挙げ句の果てに。
▶野田首相、問責の前田・田中両大臣を交代させる方針固める(FNN ニュース/5月30日(水)17時32分配信)
▶首相、問責2閣僚交代視野…内閣改造で自民対策(讀賣新聞/5月31日(木)3時5分配信)
「乾坤一擲」の覚悟で(たった)1時間半の結果、小沢を説得出来なかった野田佳彦は、<既定路線通り>に「自民党」に抱きつく言い訳が立った事になった。
バッカじゃなかろか。
そして、会談後にNHKテレビのニュース番組に出演した小沢一郎は、大越健介政治部記者に、ある意味で「マヌケ面」を晒させられてしまったのだ。
小沢の意見を聞く、小沢のこれからの行動を聞き出す、という姿勢が全く無い大越健介は、終始一貫「野田」のご用聞きの如き角度でしか、話しかけない。
小沢が繰り返し「自身のよって立つ所」を説明しようとしても、「野田の立場」で受け答えし、「増税有りき」で話を引っぱり、増税反対が日本経済の停滞で、その障壁が「小沢」であるとの角度でしか、話の穂を継がない。
小沢は、「ですから先程から言ってる様に…」と原則論を繰り返すのみ。
爽やかな語り口の大越に対し、小沢の話べただけが印象づけられて終わってしまった。
小沢の言う、「増税前にやらなくちゃいかん事」の具体論は、何一つ出てこない。
まるで「反対の為の反対論」にしか聞こえない。
大越健介、見事なり。
一応、NHK側が用意したフリップ・ボードには、民主党が掲げたマニフェストからの『大筋』三原則をピック・アップしては有った。
一番最初の「地方分権を進めて財政健全化」を計る、という項目も、さしもの小沢も大越に誘導されると、具体的な事は何も感じられない答えにしかならない。
「中央集権を止めて地方分権を進める、ちゅう事は<官僚主導>の撤廃に繋がると言う事でありますが…」
と言う答え以上のものが出てこず、何がどう「財政健全化」に繋がって、どういう効果が有ると考えられるのか、聴取者には全く理解出来ないだろう。
全く、お題目を唱えているかの様な印象で、「増税反対」の正義がどこに有るかが具体的に「小沢自身」の口から伝わってこないと、これまで散々「小沢は悪人」と思い込まされて来た市民には、何の効果もない内容であった。
言葉の端々に、菅直人から野田佳彦に受け継がれて来た「反マニフェスト政権」執行部への、具体的批判がこぼれるのだが、それにフォローが無くそのまま話が「大越健介」の既定路線で勧められてしまう。
『党で決定と言うけれど、議論の途中で強引に打ち切られて、党で決まったと言われても、民主主義を否定するもので…』
『マニフェストだって、党で決まったんですから…』
『マニフェストは、散々議論して出来上がったもので、だから野田総理もあの頃はマニフェストに添った演説をされていたのだし…』
『(乱暴に)議論を打ち切って党が決めたと言う増税に反対するのと、党が(しっかり)話し合って決めたマニフェストを勝手に違反するのと、どちらが…』
それらのポイントを、更に突っ込んで「完結明瞭に」は語れない小沢と、「爽やかな」語り口で、それ以上小沢に語らせない大越では、勝負は有ったも同然である。
『原理原則も大切だが、現実政治では妥協する事も必要では?』
と問いかける風を装って、小沢の頑さを「政治的融通性のなさ」の如くに見せる大越。
『もちろんそうですが、先ず国民との約束を守ると言う事が前提であって』
と同じ答えの堂々巡りに落ち入らされる小沢。
『小沢サン程の政治家になれば、政権のメンバー等ヒヨッ子でしょう』
と持ち上げてみせて、国難に対して独善的に頑な小沢が、日本にとって邪魔な老害的存在、と言うイメージを作りだす。
さすがは悪名高き、NHK 「ニュース・ウォッチ9」だけの事は有った。
ところで。
予てより気になっている事有り。。。
小沢一郎の「口べた」さ。
東北人の素朴さ。
口先だけで中身のない無責任な政治家と違い、誠実さの現れ。
堂々としてブレない。
などと、支持者は持ち上げる。
確かにその通りなのだろう。
だがしかし。
今日の様な「ヴィジュアル」先行の時代に有って、あの喋り方は、やはり損である。
アメリカの大統領選挙の例を持ち出す迄もなく、政治家にとっては「外見」は非常に大切である。
特に、しかるべき政治家達は「テレビ映り」と「喋り方」には、徹底してトレーニングを積む。
専門家が尽きっきりでコーチして。
議員歴40年を越える大物議員としては、今更の感は有るであろう。
しかし、この点は是非にも熟考する必要有り、と思うのだ。
彼の話し方の中で、「うー」という装飾音符が消えれば、怖いもの無しなのでは有るまいか。
政治哲学で、彼の右に出るものはない。
各種分野に於ける知識も、へたな議員など比ぶるべくも無い。
従って、小沢が語る中身は折り紙付きの筈である。
しからば、「話し方」の訓練を積み、発声をトレーニングすれば、鬼に金棒なのでは有るまいかと、密かに信じているのだが。
「小沢はあれで良いのだ!」
「あれが小沢だ!」
と言われてしまえば、それまでである。
しかし、中身の空っぽな、名誉欲と自己愛しかない『政経塾』の連中の演説が、スムーズであるのは確かで、残念な事にその演説に騙される市民は多い。
目下「細野総理を作る会」すら存在しているらしいのだ。
一度、彼等の中身のなさや、精神の邪悪さを見抜けば、あの連中の演説が「非常に不愉快」に聞こえる。
しかし、もし「しかるべき中身」の伴った誰かが「聞き取り易く」「魅力的」な話術で論を発すれば、幾百万の傾聴を得る事たやすいのではなかろうか。
その事を考えると、小沢一郎の喋り方が「残念」でならない。
支持者と違って、嫌っている側からすれば、すぐに聞く気を失ってしまう事だろうと想像している。
そのため、よけい彼への理解が妨げられている、と言う事もあり得ると思うのだ。
小澤一郎殿。
発声訓練と、話し方のトレーニングを、是非にお受けになる事をお勧めしたい。
声と発音と、喋り方は、武器にもなり、マイナスにもなるのです。
こんな、「馬鹿げた事」を提案する側近など、居ないのだろうなあ。
すこぶる残念な事では有る。