参院選が五日後に迫った16日、拙ブログに書いた。
「殺されるか。」
「生き延びるか。」
と。
更に文末には、こう書いた。
日本国に於いて、国政選挙に「国民が殺されるか否か」が掛かった事が、有ったであろうか!?
驕る平家は亡びた。
驕り昂る安倍晋三は、果たして滅ぼせるのか。
我々、国民の1人1人の力の結集に、掛かっている。
と結んだ。
そして、2013年7月1日。
我が祖国の市民達は、座して殺されるのを待つ、愚かな事はしなかった。
驚いた事に。
彼等は「立ち上がった」のだ。
そして、投票所で「殺される為の選択」を行った。
恐るべし。
日本人は、決して<受動的>ではなかった。
実に<能動的>に行動し、自ら『死』を選んだ。
『原発推進』
『TPP参加』
『消費税増税』
『憲法改悪』
「国防軍創設」
「徴兵制導入」
「軍事裁判制度導入」
「人権抑圧」
「個人情報の完全国家管理」
「通信の秘密の否定」
その他数えきれない「反民主的独裁政権構想」を唱える『日本自由民主党』に、国民はフリーハンドを与えた。
「自民」+「維新」+「みんな」+「公明」=162・・・改憲発議を可能とする2/3を越える。
「公明」は、表面では憲法九条を守る姿勢を見せながら、結局は『連立与党』として自民党に歩調を合わせる筈だ。
これに加えて、「民主党」にも前原誠司を筆頭に改憲派がその姿勢を核そうともしない。
そして、国民目線での政治を主張する「生活の党」や「社民」「大地」その他はゼロ。
日本国民は、殺される事に抵抗する代りに、殺す側を権力者に選んだ。
自らの意志で。
詰み。
選挙前は、この惨状を有る程度予測していた私は、それほどのショックは受けなかった。
しかし他方、全力で選挙運動に邁進した生活の党の各候補者と、手弁当で応援に奔走した支持者達の努力を見聞きして来て、或は『大金星』もあり得るか、というほのかな期待も有った事を、白状する。
東京選挙区「丸山珠代」自由民主党、106万票で圧勝。
群馬選挙区「山本一太」自由民主党、58万票で圧勝。
大阪選挙区「東 徹」日本維新の会、105万票で圧勝。
福島選挙区「森まさ子」自由民主党、48万票で圧勝。
「遠藤陽子」生活の党、
岩手選挙区「平野達夫」元民主党、24万票で圧勝。
「関根敏伸」生活の党、9万票で惨敗。
新潟選挙区「塚田一郎」自由民主党、45万6千票で圧勝。
「森ゆう子」生活の党、16万5千票で惨敗。
広島選挙区「溝手 顕正」自由民主党、52万票で圧勝。
「佐藤公治」生活の党、17万7千票で惨敗。
千葉選挙区「石井準一」自由民主党、68万票で圧勝。
「太田かずみ」生活の党、14万8千票で惨敗。
青森選挙区「滝沢求」自由民主党、26万票で圧勝。
「平山幸司」生活の党、7万6千票で惨敗。
大分選挙区「磯崎陽輔」自由民主党、25万票で圧勝。
「後藤慎太郎」生活の党、13万7千票で健闘。
生活の党「全国比例区」もゼロであった。
「山岡賢次」 56372票。
「三宅ゆき子」38766票。
「広野ただし」35554票。
「藤原良信」 34568票。
「東祥三」 33146票。
「はたともこ」21441票。
『政党名票』723987票。
合計 94万3834票…1,8%
これで、「生活の党」は衆議院議員7名と参議院議員2名の、極小政党となってしまった。
この選挙結果を知ったとき、祖国の国民の選択に呆れ、怒り狂う気も起こる事無く、ただただ疲れが増しただけであった。
この事態の意味する所を、「自民」「公明」「みんな」「維新」そして「共産」に投票した人達は、気がついているのだろうか。
岩上安身氏の表現を借りるならば、新たな「戦前の始まり」なのだ。
第一次大戦後の好況から、満州事変へと突き進む「第日本帝国」の針路は、軍部に依る権力掌握と、国民への煽動とで急坂を一気に掛け下り始めた。
平成25年。
2013年の今、安倍晋三は公明党との連立によって、衆参両院に於いて絶対過半数を握った。
そして参院誠意から一夜明けて、すぐさま『集団的自衛権』の行使を巡って、「憲法改悪」の為の有識者会議が開催された。
一気呵成の独裁政権である。
大方の見る所、安倍晋三なる日本国内閣総理大臣は、憲法を読んだ事が無いらしい。
欧米で政治の中枢に関わる様な人物は、それなりの高学歴を有する。
あの「オバカ」のブッシュ・ジュニアですら、大学終了後に一応ロー・スクールに通ったらしい。
欧州では、極端な学歴格差の社会であり、支配階級は金に糸目をかけずに、子供に高度な学校へ入れる為に、頑張らせる。
例えば社会党や共産党の地方議員達は、労働者然とした人物が多いが、党中央の幹部達は最高学府を出た超エリートである。
世界中殆どの国々では、そのような政治家達が、政権を担当する。
日本の金持ち階級は、子供に楽をさせる傾向に有るのでは無いか。
安倍晋三の様に、平凡な私立の小学校から大学までのエスカレーターで、殆ど学問らしい学問は納めているとは到底思えない。
門閥と閨閥とで、将来は補償されているのだから、それで良いのだろう。
しかし、ハッキリ言って社会全般にかなりのレベルでの教養が無いと、国政等担当出来る訳が無い。
高学歴の官僚が、手玉に取ってやりたい補題になるのも、むべなるかなである。
それでも、自民党には「族議員」なる専門家達が居て、それなりに官僚達を抑える力が有った。
かって大平首相は早大卒と言う事で、なかなか総理の椅子までたどり着けなかったと言う。
それ外までは、二世議員、三世議員のオンパレード。
学は無く、教養は無く、プライドだけ高くて世間知らずのおボッチャマお嬢ちゃん達で、権力ごっこに明け暮れる時代となった。
社会の暗黙のルールを知らず、物事に畏れを知らず、単純な思い込みと勘違いとで方向を打ち出し、それを利用する官僚達に良い様にあしらわれて、日本の土台を揺るがす様になって来てしまった。
そんな「オバカ政治家」の独りよがりで、国軍を制定し、徴兵制を敷かれ、\軍法会議で縛り付けて、集団的自衛権を行使使用とし始めた。
その間に、原発はフル稼働となるのだろう。
フクイチの収束には、徴兵された兵隊達が大量に投入されるのだろう。
その内、更なる原発事故が起こらないとも限らない。
その為にも、命令一つで大量に投入出来る「捨てる命」を確保しておく必要が有るのだろう。
その為には、徴兵制が敷かれるまでに兵員確保する為には、徴募に応じる階級を作り上げておく必要が有るのだ。
正規社員を減らし、非正規社員を今以上に増やして生活苦を作り出し、正規社員すら解雇出来る制度を導入して使い捨て、ワーキング・プアーを大量生産する。
方や、生活保護そのた社会的保護の網の目をどんどん狭めて、生きて行けない階層を大量生産して行く。
「軍隊に入れば、衣食住の心配が無く、その上給料まで貰える」という勧誘に応じるしか他に生き延びるチャンスの無い国民を、大量に産み出して。
戦場に送られる事や、事故原発処理に送られる事を拒めば、軍法会議で極刑に処す。
何処と戦争するのかって?
それはアメリカに聞いて下さい。
今は、アフガニスタンから撤兵中。
その後の引き受け手が必要なのです。
パキスタンにもチョッカイを出してます。
これからシリアに、さらにイランにも。
ハイテクを駆使したザーチャル戦争モドキに、ますます移行するだろうが、最前線での地上戦は絶対に起こる。
そのようなケースで「アメリカの若者」の血を流す事は、米国民の大いなる批判を浴びる、頭の痛い問題なのだ。
そこで、「同盟国軍」が役に立つ。
いやなに、本物の同盟軍は直接の利害が無ければ、そうそう簡単には参戦してはくれない。
そこはそれ。
同盟国という名で呼べば尻尾を振って、何でも応じる日本人がうってつけ。
その間国内では、TPP協約が「日本国憲法」より上位に置かれる。
食料自給は完璧に破壊される。
そして、輸入させられる食料は、遺伝子組み換え食品や、それまで日本国内では認可されていなかった農薬をふんだんに使った、毒まみれ食品。
医薬品も、彼等に都合の悪いジェネリックは拒否されて、彼等に都合の良いジェネリックは強制される。
医療保険は国営の皆保険は否定され、外資の民間損保会社の「高額な医療保険」を強制される。
皆保険では無い以上それらは任意であり、保険料を払えない人々は無保険状態に置かれる。
盲腸の手術すら受けられず、死亡するケースが急増ズルであろう。
アメリカ並に。
郵貯や簡保は外資に買い取られ、国民の貴重な預貯金はそっくり海外法人の利潤として日本から送金されて、出て行ってしまう。
極端に言えば、日本語の仕様書すら禁止され、死後が準公用語扱いとなる。
一度食料輸入相手国が不作に落ち入れば、日本への食料輸出等ストップしてしまう。
このような、正しく『内憂外患』を抱えて、その頃日本人はどうするのだろう。
被曝が続く事で、極端に体力や精神力が削がれて、何が起ころうと対抗するどころか、反対の声を上げる力も残されていない、なんて事になってしまっているかもしれないのだ。
それでも、「放射線障害とは断定出来ない」「福島原発のJ事は因果関係は証明されない」という何時もの手で、補償はされず、自費での治療はママならず…。
そうなる事を危惧して、去る16日にブログを書いた。
『座して殺されるのを待つか、立ち上がるか』と。
そして。
結果は、一番恐れた形となった。
では如何にする。
いみじくも小沢は繰り返している。
「今回は野党が結束出来なかった」
「野党がまとまれば、ひっくり返せるのです。それが小選挙区制」
「もう一度、三年後までに新しい民主党を作れば良いんです」
この場合の野党とは、言うまでもなく。
「反原発」
「反TPP」
「反憲法改悪」
「反増税」
そうなると、生活以外には「社民」「大地」「風」「みどり?」しか残されていない。
勿論「民主党」の残存勢力の中の、リベラル派(もし居るのなら)を、勘定に入れなくてはならない。
その為には、民主党は自己批判と大手術が必要となる。
菅直人、野田佳彦、岡田克也、前原誠司、枝野幸男、安住淳一らを「除名」する事と、民主党が何故国民を裏切ったか、その理由を国民に明らかにして再度改心する所から、始まる。
考えてみると、それも無理な話だろう。
そんな事が出来るなら、もっと早くやっていてしかるべし、である。
ならば、弱小勢力の「リベラル勢力」総結集で、新風を巻き起こす必要が有る。
現有勢力は極小でも、各選挙区でしかるべき統一候補者を立てられるだけの、思想的全国展開を必要とする。
では、具体的にどうするか…。
社民党が、解党して新党に結集するとは思えない。
腐っても鯛、だろうから。
みどりの風は、谷岡代表が去って、もしかしたら考えを変えるかもしれないが、それでも簡単に小沢の下に集うとも思えない。
大地も同じ。
そもそも、亀井静香と鈴木宗男とは、小沢一郎と固く結ばれている訳でもなんでもない。
顔を合わせる機会があれば、しかるべき発言をするが、決して小沢と共同歩調を取ろうとはしなかった。
唯一「日本未来」の騒動の時に、亀井が加わっただけであって、それ以外は口先だけの共闘関係の如くに見えて仕方が無い。
とは言え、この二人は小沢を含めて新しい動きを起こすにあたって、かけがえの無い、影響力の有る人材である。
小沢の方は、自分から相手の懐に入り込む事は、何の躊躇も無い。
しからば、小沢一郎、亀井静香、鈴木宗男が協力出来る関係を作り、そこに福島瑞穂ガ参加出来る状況を作り出す必要が有るだろう。
しからば、フランス方式はいかがな者だろうか。
かってフランスは、保守系政党が乱立していた。
その間隙を着いて、分裂状態であった社会党を統合して権力を握ったフランソワ・ミッテランに対抗して、政権奪回を試みた保守政党は、夫々の党は存続させたまま、大統領選のために「保守連合」を形成したのだ。
そのまま、シラク政権以降もその流れが変わらず、サルコジー政権まで『大統領与党への動き』と言う名の合同政党を造り上げたのだ。
その中に入らぬ保守派も、昨年のフランソワ・オーランド政権成立の選挙以前までは、連立関係が崩さなかった。
我々も、その手で良いのではなかろうか。
生活、社民、大地、風、そして沖縄社会大衆党など諸派を糾合して、「統一戦線」形式で連合する。
『国民を守る政権の為の統一運動』と言う様な名称だと、国民にも分り易いのではなかろうか。
小沢一郎は、かつて8党会派による「細川政権」を作って、自民党を下野させた如く、合意出来る政策に限って共同戦線を形成する事に、何の躊躇も無い。
社民党は、今回の参院選で生活と選挙協力する合意に達した筈であったが、結局新潟で森ゆう子を支える事が出来ず、独自候補を擁立してしまった有様である。
なかなか、飛び込んでこれら無いであろう。
しかし、前回の総選挙と今回の参院選の結果を見れば、いつまでも独立路線を貫けるものでもない事ぐらい、理解している筈だ。
その社民党には、亀井静香がパイプが有るらしい。
その亀井静香は「風」の存続が妖しくなっている今、仲間と合同出来る機会は逃さないだろう。
そして小沢は鈴木宗男を口説く事は出来ない筈は無い。
この「三人+福島瑞穂」で本気で協力関係を結ぶ事は、今後の日本の行方を決める上で、必要不可欠では有るまいか。
しかし。
昨今の日本社会には「古い政治」に盲目的批判が起きる風土が有る。
少なくともこの四人組では、若者の支持者を集める事は、かなり困難であると思える。
そこで、誰もが納得出来る『実力有る神輿』を担ぐ事が必要だ。
誰?
勿論「山田太郎」だ。
彼以外に、そんな神輿は居ない。
しかし、党派に与せず若者層を衷心に個人の積み重ねで、国会議員の椅子を射止めた彼としては、なかなか「ウン」とは言うまい。
彼の選挙運動を積極的にサポートした人達と、彼に投票した66万6684人の大半が納得するまい。
しかし、哀しいかな、どれほど実力が有ろうと、まともな発言をしようと、国会に於いて「一人」では、何も出来ない。
委員会の出席もままならない。
質問等も殆ど出来ない。
議案提出も出来ない。
どうしても、5名以上の会派を形成する必要が有る事位、山本太郎自身分っている筈だ。
そして、彼を「勝手に」推薦した生活の党とは、悪い関係では無かった。
三宅雪子と、森ゆう子と、はたともこと、共同街宣を行い夫々良い関係を構築していた様に見受けられた。
パイプは既にある。
社民+生活+山本太郎で五人となるので、参院の会派が組める。
ここは、小沢一郎の出番だろう。
亀井静香も出張って欲しい。
福島瑞穂も、前もって合意して出て来てくれないと困る。
鈴木宗男も。
この4人に口説き落としてもらいたい。
新会派の代表は、あくまで「山本太郎」である。
傀儡の神輿ではなく。
山本のやり易い様に動いてもらう。
山本の考え、山本の行動様式に、制限を加えない。
ただ、国会内の魑魅魍魎と対抗する上で、小沢や亀井の力添えは不可欠である。
原発問題だけではない。
調査に依れば、全国会議員の74%が改憲に賛成らしい。
とんでもない時代になってしまった。
こんなご時世で、こんな国会の中で、現実に向き合い、国民の命と財産の為に働くには、小沢の智慧や経験、亀井の人脈などは、多いに必要かつ有用で有る筈だ。
後3年。
あっという間である。
その間に、憲法も原発も消費税もTPP も、総て通ってしまう事だろう。
その悪影響が最小のうちに、総てひっくり返す必要が有る。
それには、三年後の衆参同時選挙がタイムリミットである。
総選挙は、もっと早いかもしれない。
あの安倍晋三の突っ走り方を見ていると、必ずつま尽くのは、眼に見えている。
景気も上手く行く筈が無い。
アメリカ様が、何時見放すか。
さすれば、後一年で総選挙という芽だってあり得る。
一刻の猶予もない。
「国民の生活が第一」結党からすぐ総選挙に突入して、「未来」への合流等と言う計算違いを犯してしまった小沢一郎が、また準備不足で苦し紛れにヘタを打ってしまわないとも限らない。
反毒性政権としての、健全野党の結集は急務である。
そして、それはやはり小沢一郎以外には、成し遂げられない事だと思える。
国民の多くが、納得して支持出来る『受け皿』造りは、一刻の猶予もない不可欠の問題である。
『国民を守る為の政権獲得への統一行動』
代表、山本太郎。
副代表、福島瑞穂。
副代表兼政策審議会長、小沢一郎。
幹事長、亀井静香。
特別顧問、鈴木宗男。
この旗の下に、全国民を集結させよう。
決断せよ!
「殺されるか。」
「生き延びるか。」
と。
更に文末には、こう書いた。
日本国に於いて、国政選挙に「国民が殺されるか否か」が掛かった事が、有ったであろうか!?
驕る平家は亡びた。
驕り昂る安倍晋三は、果たして滅ぼせるのか。
我々、国民の1人1人の力の結集に、掛かっている。
と結んだ。
そして、2013年7月1日。
我が祖国の市民達は、座して殺されるのを待つ、愚かな事はしなかった。
驚いた事に。
彼等は「立ち上がった」のだ。
そして、投票所で「殺される為の選択」を行った。
恐るべし。
日本人は、決して<受動的>ではなかった。
実に<能動的>に行動し、自ら『死』を選んだ。
『原発推進』
『TPP参加』
『消費税増税』
『憲法改悪』
「国防軍創設」
「徴兵制導入」
「軍事裁判制度導入」
「人権抑圧」
「個人情報の完全国家管理」
「通信の秘密の否定」
その他数えきれない「反民主的独裁政権構想」を唱える『日本自由民主党』に、国民はフリーハンドを与えた。
「自民」+「維新」+「みんな」+「公明」=162・・・改憲発議を可能とする2/3を越える。
「公明」は、表面では憲法九条を守る姿勢を見せながら、結局は『連立与党』として自民党に歩調を合わせる筈だ。
これに加えて、「民主党」にも前原誠司を筆頭に改憲派がその姿勢を核そうともしない。
そして、国民目線での政治を主張する「生活の党」や「社民」「大地」その他はゼロ。
日本国民は、殺される事に抵抗する代りに、殺す側を権力者に選んだ。
自らの意志で。
詰み。
選挙前は、この惨状を有る程度予測していた私は、それほどのショックは受けなかった。
しかし他方、全力で選挙運動に邁進した生活の党の各候補者と、手弁当で応援に奔走した支持者達の努力を見聞きして来て、或は『大金星』もあり得るか、というほのかな期待も有った事を、白状する。
東京選挙区「丸山珠代」自由民主党、106万票で圧勝。
群馬選挙区「山本一太」自由民主党、58万票で圧勝。
大阪選挙区「東 徹」日本維新の会、105万票で圧勝。
福島選挙区「森まさ子」自由民主党、48万票で圧勝。
「遠藤陽子」生活の党、
岩手選挙区「平野達夫」元民主党、24万票で圧勝。
「関根敏伸」生活の党、9万票で惨敗。
新潟選挙区「塚田一郎」自由民主党、45万6千票で圧勝。
「森ゆう子」生活の党、16万5千票で惨敗。
広島選挙区「溝手 顕正」自由民主党、52万票で圧勝。
「佐藤公治」生活の党、17万7千票で惨敗。
千葉選挙区「石井準一」自由民主党、68万票で圧勝。
「太田かずみ」生活の党、14万8千票で惨敗。
青森選挙区「滝沢求」自由民主党、26万票で圧勝。
「平山幸司」生活の党、7万6千票で惨敗。
大分選挙区「磯崎陽輔」自由民主党、25万票で圧勝。
「後藤慎太郎」生活の党、13万7千票で健闘。
生活の党「全国比例区」もゼロであった。
「山岡賢次」 56372票。
「三宅ゆき子」38766票。
「広野ただし」35554票。
「藤原良信」 34568票。
「東祥三」 33146票。
「はたともこ」21441票。
『政党名票』723987票。
合計 94万3834票…1,8%
これで、「生活の党」は衆議院議員7名と参議院議員2名の、極小政党となってしまった。
この選挙結果を知ったとき、祖国の国民の選択に呆れ、怒り狂う気も起こる事無く、ただただ疲れが増しただけであった。
この事態の意味する所を、「自民」「公明」「みんな」「維新」そして「共産」に投票した人達は、気がついているのだろうか。
岩上安身氏の表現を借りるならば、新たな「戦前の始まり」なのだ。
第一次大戦後の好況から、満州事変へと突き進む「第日本帝国」の針路は、軍部に依る権力掌握と、国民への煽動とで急坂を一気に掛け下り始めた。
平成25年。
2013年の今、安倍晋三は公明党との連立によって、衆参両院に於いて絶対過半数を握った。
そして参院誠意から一夜明けて、すぐさま『集団的自衛権』の行使を巡って、「憲法改悪」の為の有識者会議が開催された。
一気呵成の独裁政権である。
大方の見る所、安倍晋三なる日本国内閣総理大臣は、憲法を読んだ事が無いらしい。
欧米で政治の中枢に関わる様な人物は、それなりの高学歴を有する。
あの「オバカ」のブッシュ・ジュニアですら、大学終了後に一応ロー・スクールに通ったらしい。
欧州では、極端な学歴格差の社会であり、支配階級は金に糸目をかけずに、子供に高度な学校へ入れる為に、頑張らせる。
例えば社会党や共産党の地方議員達は、労働者然とした人物が多いが、党中央の幹部達は最高学府を出た超エリートである。
世界中殆どの国々では、そのような政治家達が、政権を担当する。
日本の金持ち階級は、子供に楽をさせる傾向に有るのでは無いか。
安倍晋三の様に、平凡な私立の小学校から大学までのエスカレーターで、殆ど学問らしい学問は納めているとは到底思えない。
門閥と閨閥とで、将来は補償されているのだから、それで良いのだろう。
しかし、ハッキリ言って社会全般にかなりのレベルでの教養が無いと、国政等担当出来る訳が無い。
高学歴の官僚が、手玉に取ってやりたい補題になるのも、むべなるかなである。
それでも、自民党には「族議員」なる専門家達が居て、それなりに官僚達を抑える力が有った。
かって大平首相は早大卒と言う事で、なかなか総理の椅子までたどり着けなかったと言う。
それ外までは、二世議員、三世議員のオンパレード。
学は無く、教養は無く、プライドだけ高くて世間知らずのおボッチャマお嬢ちゃん達で、権力ごっこに明け暮れる時代となった。
社会の暗黙のルールを知らず、物事に畏れを知らず、単純な思い込みと勘違いとで方向を打ち出し、それを利用する官僚達に良い様にあしらわれて、日本の土台を揺るがす様になって来てしまった。
そんな「オバカ政治家」の独りよがりで、国軍を制定し、徴兵制を敷かれ、\軍法会議で縛り付けて、集団的自衛権を行使使用とし始めた。
その間に、原発はフル稼働となるのだろう。
フクイチの収束には、徴兵された兵隊達が大量に投入されるのだろう。
その内、更なる原発事故が起こらないとも限らない。
その為にも、命令一つで大量に投入出来る「捨てる命」を確保しておく必要が有るのだろう。
その為には、徴兵制が敷かれるまでに兵員確保する為には、徴募に応じる階級を作り上げておく必要が有るのだ。
正規社員を減らし、非正規社員を今以上に増やして生活苦を作り出し、正規社員すら解雇出来る制度を導入して使い捨て、ワーキング・プアーを大量生産する。
方や、生活保護そのた社会的保護の網の目をどんどん狭めて、生きて行けない階層を大量生産して行く。
「軍隊に入れば、衣食住の心配が無く、その上給料まで貰える」という勧誘に応じるしか他に生き延びるチャンスの無い国民を、大量に産み出して。
戦場に送られる事や、事故原発処理に送られる事を拒めば、軍法会議で極刑に処す。
何処と戦争するのかって?
それはアメリカに聞いて下さい。
今は、アフガニスタンから撤兵中。
その後の引き受け手が必要なのです。
パキスタンにもチョッカイを出してます。
これからシリアに、さらにイランにも。
ハイテクを駆使したザーチャル戦争モドキに、ますます移行するだろうが、最前線での地上戦は絶対に起こる。
そのようなケースで「アメリカの若者」の血を流す事は、米国民の大いなる批判を浴びる、頭の痛い問題なのだ。
そこで、「同盟国軍」が役に立つ。
いやなに、本物の同盟軍は直接の利害が無ければ、そうそう簡単には参戦してはくれない。
そこはそれ。
同盟国という名で呼べば尻尾を振って、何でも応じる日本人がうってつけ。
その間国内では、TPP協約が「日本国憲法」より上位に置かれる。
食料自給は完璧に破壊される。
そして、輸入させられる食料は、遺伝子組み換え食品や、それまで日本国内では認可されていなかった農薬をふんだんに使った、毒まみれ食品。
医薬品も、彼等に都合の悪いジェネリックは拒否されて、彼等に都合の良いジェネリックは強制される。
医療保険は国営の皆保険は否定され、外資の民間損保会社の「高額な医療保険」を強制される。
皆保険では無い以上それらは任意であり、保険料を払えない人々は無保険状態に置かれる。
盲腸の手術すら受けられず、死亡するケースが急増ズルであろう。
アメリカ並に。
郵貯や簡保は外資に買い取られ、国民の貴重な預貯金はそっくり海外法人の利潤として日本から送金されて、出て行ってしまう。
極端に言えば、日本語の仕様書すら禁止され、死後が準公用語扱いとなる。
一度食料輸入相手国が不作に落ち入れば、日本への食料輸出等ストップしてしまう。
このような、正しく『内憂外患』を抱えて、その頃日本人はどうするのだろう。
被曝が続く事で、極端に体力や精神力が削がれて、何が起ころうと対抗するどころか、反対の声を上げる力も残されていない、なんて事になってしまっているかもしれないのだ。
それでも、「放射線障害とは断定出来ない」「福島原発のJ事は因果関係は証明されない」という何時もの手で、補償はされず、自費での治療はママならず…。
そうなる事を危惧して、去る16日にブログを書いた。
『座して殺されるのを待つか、立ち上がるか』と。
そして。
結果は、一番恐れた形となった。
では如何にする。
いみじくも小沢は繰り返している。
「今回は野党が結束出来なかった」
「野党がまとまれば、ひっくり返せるのです。それが小選挙区制」
「もう一度、三年後までに新しい民主党を作れば良いんです」
この場合の野党とは、言うまでもなく。
「反原発」
「反TPP」
「反憲法改悪」
「反増税」
そうなると、生活以外には「社民」「大地」「風」「みどり?」しか残されていない。
勿論「民主党」の残存勢力の中の、リベラル派(もし居るのなら)を、勘定に入れなくてはならない。
その為には、民主党は自己批判と大手術が必要となる。
菅直人、野田佳彦、岡田克也、前原誠司、枝野幸男、安住淳一らを「除名」する事と、民主党が何故国民を裏切ったか、その理由を国民に明らかにして再度改心する所から、始まる。
考えてみると、それも無理な話だろう。
そんな事が出来るなら、もっと早くやっていてしかるべし、である。
ならば、弱小勢力の「リベラル勢力」総結集で、新風を巻き起こす必要が有る。
現有勢力は極小でも、各選挙区でしかるべき統一候補者を立てられるだけの、思想的全国展開を必要とする。
では、具体的にどうするか…。
社民党が、解党して新党に結集するとは思えない。
腐っても鯛、だろうから。
みどりの風は、谷岡代表が去って、もしかしたら考えを変えるかもしれないが、それでも簡単に小沢の下に集うとも思えない。
大地も同じ。
そもそも、亀井静香と鈴木宗男とは、小沢一郎と固く結ばれている訳でもなんでもない。
顔を合わせる機会があれば、しかるべき発言をするが、決して小沢と共同歩調を取ろうとはしなかった。
唯一「日本未来」の騒動の時に、亀井が加わっただけであって、それ以外は口先だけの共闘関係の如くに見えて仕方が無い。
とは言え、この二人は小沢を含めて新しい動きを起こすにあたって、かけがえの無い、影響力の有る人材である。
小沢の方は、自分から相手の懐に入り込む事は、何の躊躇も無い。
しからば、小沢一郎、亀井静香、鈴木宗男が協力出来る関係を作り、そこに福島瑞穂ガ参加出来る状況を作り出す必要が有るだろう。
しからば、フランス方式はいかがな者だろうか。
かってフランスは、保守系政党が乱立していた。
その間隙を着いて、分裂状態であった社会党を統合して権力を握ったフランソワ・ミッテランに対抗して、政権奪回を試みた保守政党は、夫々の党は存続させたまま、大統領選のために「保守連合」を形成したのだ。
そのまま、シラク政権以降もその流れが変わらず、サルコジー政権まで『大統領与党への動き』と言う名の合同政党を造り上げたのだ。
その中に入らぬ保守派も、昨年のフランソワ・オーランド政権成立の選挙以前までは、連立関係が崩さなかった。
我々も、その手で良いのではなかろうか。
生活、社民、大地、風、そして沖縄社会大衆党など諸派を糾合して、「統一戦線」形式で連合する。
『国民を守る政権の為の統一運動』と言う様な名称だと、国民にも分り易いのではなかろうか。
小沢一郎は、かつて8党会派による「細川政権」を作って、自民党を下野させた如く、合意出来る政策に限って共同戦線を形成する事に、何の躊躇も無い。
社民党は、今回の参院選で生活と選挙協力する合意に達した筈であったが、結局新潟で森ゆう子を支える事が出来ず、独自候補を擁立してしまった有様である。
なかなか、飛び込んでこれら無いであろう。
しかし、前回の総選挙と今回の参院選の結果を見れば、いつまでも独立路線を貫けるものでもない事ぐらい、理解している筈だ。
その社民党には、亀井静香がパイプが有るらしい。
その亀井静香は「風」の存続が妖しくなっている今、仲間と合同出来る機会は逃さないだろう。
そして小沢は鈴木宗男を口説く事は出来ない筈は無い。
この「三人+福島瑞穂」で本気で協力関係を結ぶ事は、今後の日本の行方を決める上で、必要不可欠では有るまいか。
しかし。
昨今の日本社会には「古い政治」に盲目的批判が起きる風土が有る。
少なくともこの四人組では、若者の支持者を集める事は、かなり困難であると思える。
そこで、誰もが納得出来る『実力有る神輿』を担ぐ事が必要だ。
誰?
勿論「山田太郎」だ。
彼以外に、そんな神輿は居ない。
しかし、党派に与せず若者層を衷心に個人の積み重ねで、国会議員の椅子を射止めた彼としては、なかなか「ウン」とは言うまい。
彼の選挙運動を積極的にサポートした人達と、彼に投票した66万6684人の大半が納得するまい。
しかし、哀しいかな、どれほど実力が有ろうと、まともな発言をしようと、国会に於いて「一人」では、何も出来ない。
委員会の出席もままならない。
質問等も殆ど出来ない。
議案提出も出来ない。
どうしても、5名以上の会派を形成する必要が有る事位、山本太郎自身分っている筈だ。
そして、彼を「勝手に」推薦した生活の党とは、悪い関係では無かった。
三宅雪子と、森ゆう子と、はたともこと、共同街宣を行い夫々良い関係を構築していた様に見受けられた。
パイプは既にある。
社民+生活+山本太郎で五人となるので、参院の会派が組める。
ここは、小沢一郎の出番だろう。
亀井静香も出張って欲しい。
福島瑞穂も、前もって合意して出て来てくれないと困る。
鈴木宗男も。
この4人に口説き落としてもらいたい。
新会派の代表は、あくまで「山本太郎」である。
傀儡の神輿ではなく。
山本のやり易い様に動いてもらう。
山本の考え、山本の行動様式に、制限を加えない。
ただ、国会内の魑魅魍魎と対抗する上で、小沢や亀井の力添えは不可欠である。
原発問題だけではない。
調査に依れば、全国会議員の74%が改憲に賛成らしい。
とんでもない時代になってしまった。
こんなご時世で、こんな国会の中で、現実に向き合い、国民の命と財産の為に働くには、小沢の智慧や経験、亀井の人脈などは、多いに必要かつ有用で有る筈だ。
後3年。
あっという間である。
その間に、憲法も原発も消費税もTPP も、総て通ってしまう事だろう。
その悪影響が最小のうちに、総てひっくり返す必要が有る。
それには、三年後の衆参同時選挙がタイムリミットである。
総選挙は、もっと早いかもしれない。
あの安倍晋三の突っ走り方を見ていると、必ずつま尽くのは、眼に見えている。
景気も上手く行く筈が無い。
アメリカ様が、何時見放すか。
さすれば、後一年で総選挙という芽だってあり得る。
一刻の猶予もない。
「国民の生活が第一」結党からすぐ総選挙に突入して、「未来」への合流等と言う計算違いを犯してしまった小沢一郎が、また準備不足で苦し紛れにヘタを打ってしまわないとも限らない。
反毒性政権としての、健全野党の結集は急務である。
そして、それはやはり小沢一郎以外には、成し遂げられない事だと思える。
国民の多くが、納得して支持出来る『受け皿』造りは、一刻の猶予もない不可欠の問題である。
『国民を守る為の政権獲得への統一行動』
代表、山本太郎。
副代表、福島瑞穂。
副代表兼政策審議会長、小沢一郎。
幹事長、亀井静香。
特別顧問、鈴木宗男。
この旗の下に、全国民を集結させよう。
決断せよ!