老人党リアルグループ「護憲+」ブログ

現憲法の基本理念(国民主権、平和、人権)の視点で「世直し」を志す「護憲+」メンバーのメッセージ

好機到来!

2017-02-28 17:10:31 | 安倍内閣
毛利家の外交を一手に引き受けていた臨済宗の僧侶安国寺恵瓊(https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%AE%89%E5%9B%BD%E5%AF%BA%E6%81%B5%E7%93%8A)は、織田信長を評して、天正元年(1573年)に「信長之代、五年、三年は待たるべく候。明年辺は公家などに成さるべく候かと見及び申候。左候て後、高転びにあおのけに転ばれ候ずると見え申候。藤吉郎さりとてはの者にて候」と書いた。

信長、秀吉の運命を正確に予言した、と非常に評価が高い書簡であり、これが安国寺恵瓊を歴史上の人物にした、と言って過言ではない。昔より日本では、平家物語の驕る平家の話と並んで、この恵瓊の信長評は、権力者の驕り高ぶりを戒める大切なものだった。

権力に酔いしれている人間には分からないが、驕り、高ぶり、増長慢ほど人に嫌われるものはない。まして、権力者のそれは、多くの人々に厭でも影響を及ぼし、迷惑がかかる人間が多数出る。その為、嫌われるだけではなく、多くの恨みを買い、憎悪の対象になる。この人間の心のメカニズムを読めなくなった権力者は、いずれ滅びの道を歩む。

古今東西、権力者の本質は、『孤独』と『恐怖心』と『猜疑心』にある。独裁的権力者ほどこの傾向が強い。北朝鮮の金正恩のように、多くの人間を処刑する人間ほど、『恐怖心』に苛まれ、夜もおちおち眠られないであろう。彼の異常な太り方を見れば、彼の抱え込んでいる『孤独』と『恐怖心』『猜疑心』の深さが見えてくる。

かって、佐藤栄作という総理大臣がいた。岸信介の弟である。栄作が総理大臣だった時、夜遅く部屋でたった一人トランプ占いをしている姿を何度も見た、と彼の妻が証言している。そのあまりの孤独な姿にぞっとした、と証言している。

権力者の『孤独』『恐怖心』『猜疑心』などと書くのは簡単。しかし、その本当のところは、他人には窺いきれないものがあると思う。

『帝王学』というのは、権力者のこのような『孤独』『恐怖心』『猜疑心』をどのようにして、克服するか、という所に力点がある。

人は、簡単に『不動心』などというけれど、人の心などというものは、水と同じで、一分一秒として同じ所に留まる事はない。それこそ、人が乗った体重計の針のように、右に左に微妙に動くのが人の心。その心を無理やりにでも押さえつけて、あらゆる問題に冷静に対処しなければならないのが、権力者である。

わたしは、今年、安倍内閣はそんなに強くない、と書いた。理由は簡単。昨年以降、安倍内閣の『驕り』『高ぶり』『増長』は、目に余っていたからである。

日本では、三権分立は事実上破たんし、行政の長が何でも決定できるという国家の統治構造が出来上がってしまった。事実上の独裁政権といって過言ではない。しかも、この政権の長、安倍晋三と言う男。国会答弁を見れば一目瞭然だが、言い逃れと詭弁以外に何もないと言って過言ではない。

日本の最大の危機は、安倍晋三という総理大臣そのものにある。この政権下では、完全に嘘ではないが、決して真実ではない説明(南スーダンでの戦闘を衝突と言い換えるようなもの)で重大な物事が進み、この国の進んでいる方向への無責任、政策の結果への無責任(アベノミクスの失敗、TPPの失敗など)が進行している。

貧富の格差は世界的に見ても大きなものになり、死語になっていた『エンゲル係数』の増大がニュースになる。特に、社会保障、年金、医療などを通じた生活弱者(高齢者・女性など)に対する冷酷な仕打ちは、血も涙もないといっても過言ではない酷さ。『幼稚園落ちた。日本死ね』の状況も変化はない。サラ金なみの学生奨学金の状況もそれほど変化はない。

このように見てくると、安倍内閣の見せかけの安定感は、『記者クラブ』のアシスト以外何の根拠もない。特に、内閣支持率など、何の根拠もないが、これが見せかけの安定感を創り出している。つまり、安倍内閣の安定感は、ただ一点、メディアスクラム以外に何の根拠もない。

この根拠のない状況を崩すのは、政権の『驕り』『高ぶり』『増長』を印象付ける何らかの問題が出れば必ずできる、と考えていた。そして、この問題が安倍晋三を直撃すれば、彼はそれに耐えきれない、と考えている。

安倍自身を直撃する問題が深刻化すると、彼は、彼自身を襲うであろう、『孤独』と『恐怖心』に耐えきれない、というのが私の想像。

何故なら、権力者を襲う『孤独』『恐怖心』を克服する最大の武器は、権力者の持つ気強い『理念』、自身が培った『知性』以外にない。安倍晋三を見ていればすぐ分かるが、彼にはこれだけは絶対譲れないという『理念』『哲学』はない。「百万人といえども我いかん」という理念はない。まして、「云々」を「でんでん」と読む程度の学力なのだから、『知性』などという高尚なものには縁がない。

と言う事は、批判の嵐にさらされた時、彼には『孤独』と『恐怖心』を克服する力がない、と考えられる。

今回の森友事件。問題は、安倍晋三を直撃している。こんな絶好の条件はない。わたし自身も、朝日新聞・毎日新聞・TBS・TV朝日・TV東京などマスコミ各社に何度も電話し、積極的に報道するように働きかけました。今回の機会を逃したら、安倍内閣打倒は本当に難しくなると思う。ぜひ、皆さんも手分けして、メディア各社に積極的に報道するように働きかけてほしいと思います。

以下に、各メディアの電話番号などを書いておきます。

★★★★★テレビ局★★★★★
■■■日本放送協会(NHK)■■■ 〒150-8001 渋谷区神南2-2-1 NHK放送センター
NHK視聴者コールセンター代表電話0570-066066
コールセンターFAX 03(5453)4000
問い合わせ受け付けフォーム
https://cgi2.nhk.or.jp/css/form/web/mail_program/query.cgi
代表電話 03(3465)1111 
■■■東京放送(TBS)■■■ 〒107-8006 港区赤坂5-3-6
視聴者センター 03-3746-6666
お問い合せ受付時間 10時から19時
問い合わせ受け付けフォーム(インターネット上から出来ます。)
https://cgi.tbs.co.jp/ppshw/contact/0030/enquete.do
■■■日本テレビ放送網■■■ 〒105-7444 港区東新橋1-6-1
視聴者センター部電話 03(6215)4444
受付時間: 午前8:30~午後10:30
報道局FAX 03(3230)1271
問い合わせ受け付けフォーム(インターネット上から出来ます。)
http://www.ntv.co.jp/staff/goiken/form.html
■■■テレビ朝日■■■ 〒106-8001 港区六本木6-9-1
視聴者窓口 (03) 6406-5555 
受付時間:月曜~金曜 8時から「報道ステーション」終了まで
土曜・日曜 10時から18時まで 祝祭日 11時から19時まで
報道局FAX 03(3405)3400
問い合わせ受け付けフォーム(インターネット上から出来ます。)
https://wws.tv-asahi.co.jp/apps/free_present/present.php?cat_id=contact&theme_id=1642
■■■フジテレビジョン■■■ 〒137-8088 港区台場2-4-8
代表電話03(5500)8888  報道局FAX 03(5500)7576
問い合わせ受け付けフォーム(インターネット上から出来ます。)
https://wwws.fujitv.co.jp/safe/red_mpl/response/res_form.cgi?type=resother&flash=1
■■■東京メトロポリタンテレビジョン■■■ 〒135-8070 江東区青海2-38
お電話での受付 0570-00-1400
代表電話03(5500)1414 報道局FAX 03(5500)1500
問い合わせ受け付けフォーム
https://members.mxtv.co.jp/webmaster/index.vm
★★★★★新聞社★★★★★
■■■朝日新聞東京本社■■■ 〒104-8011 中央区築地5-3-2
【東京本社お客様オフィス】
ご意見:03-5540-7615
お問い合わせ:03-5540-7616
(受付:平日9~21時 土曜は18時まで)
問い合わせ受け付けフォーム(インターネット上から出来ます。)
https://se01.asahi.com/reference/form.html
【大阪本社】
06-6201-8016(受付:平日9~21時 土曜は18時まで)
【西部本社】
092-477-6010(受付:平日9~21時 土曜は18時まで)
【名古屋本社】
052-221-0337(受付:平日9~21時 土曜は18時まで)
【北海道支社】
011-222-5044(受付:平日9~21時 土曜は18時まで)
代表電話03(3545)0131  社会部FAX 03(3545)0285
■■■毎日新聞東京本社■■■ 〒100-8051 千代田区一ツ橋1-1-1 
東京本社   03-3212-0321
問い合わせ受け付けフォーム(インターネット上から出来ます。)
https://form.mainichi.co.jp/toiawase/index.html
大阪本社   06-6345-1551
西部本社   093-541-3131
中部本社   052-527-8000
北海道支社  0570-064-988
代表電話03(3212)0321 社会部FAX 03(3212)0635
■■■読売新聞東京本社■■■ 〒100-8055 千代田区大手町1-7-1 
「読者センター」
お問い合わせ 電話:03-3246-2323
ご意見      電話:03-3246-5858
・午前9時から午後10時まで
問い合わせ受け付けフォーム(インターネット上から出来ます。)
https://app.yomiuri.co.jp/form/
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 「読者センター」電話:06-6881-7000
<西部本社>
「読者相談室」電話:092-715-4462
代表電話03(3242)1111 社会部FAX 03(3245)1277
■■■日本経済新聞社■■■ 〒100-8066 千代田区大手町1-9-5 
代表電話03(3270)0251
問い合わせ受け付けフォーム(インターネット上から出来ます。)
https://sch.nikkei.co.jp/nikkeinet/
社会部FAX 03(5255)2633
■■■東京新聞■■■ 〒108-8010 港区港南2-3-13
代表電話03(3471)2211
ご意見・ご要望
outou1@tokyo-np.co.jp
社会部FAX 03(3474)9762
■■■産経新聞東京本社■■■ 〒100-8077 千代田区大手町1-7-2 
代表電話03(3231)7111
問い合わせ受け付けフォーム(インターネット上から出来ます。)
https://feedback.msn.com/default.aspx?productkey=news
社会部FAX 03(3275)8750
■■■共同通信社■■■ 〒105-7201 港区東新橋1-7-1 汐留メディアタワー 
代表電話03(6252)8000
feed-back@kyodonews.jp
社会部FAX 03(6252)8761
■■■時事通信社■■■ 〒104-8178 中央区銀座5-15-8 03(6800)1111 
代表電話 03(6800)1111
問い合わせ受け付けフォーム(インターネット上から出来ます。)
https://www2.jiji.com/f/enq/form.php?pid=etc
 社会部FAX 03(3543)2165

「護憲+BBS」「政権ウォッチング」より
流水
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「総理大臣」肩書を私物化

2017-02-28 09:58:26 | 安倍内閣
この国のトップは、差別主義者が「総理大臣」の肩書をエサに寄付を集めても抗議するだけで、コソッと妻に「名誉校長」の看板を下ろさせて納得するらしい。

この国は、「総理大臣」という権威ある肩書+個人名を無断で私的活動・政治的活動に利用しても罪にならないらしい。

今日(2月27日)の東京新聞・夕刊1面に「森友学園『安倍氏』掲げ寄付金。首相、学園側に抗議」という記事が載った。一連の騒動では、安倍首相自ら「もし、私が(不可解な土地取引に)関わっているならば、首相を辞任する。国会議員もやめる」と答弁した手前、火消しに躍起である。

記事によれば、安倍首相は「(学園側が)私が承諾していないのに~誠に遺憾であり、信頼関係にもかかわる」と説明したそうな。しかし、「遺憾である」=「残念なことだ」という意味だから、腹を立てて抗議したわけではない。ここにウソが透けて見える。個人的解釈では「もう、ダメでしょ?ボクの名前を勝手に使っては。アナタに賛同して信用したんだから、残念な結果にしないでよ。今後は気をつけてね」という程度ではないか、と。

そして、民進党議員から森友学園(幼稚園)の政治的教育について見解を求められると、「教育の詳細については全く承知をしていない」と述べた。しかし、昭恵夫人は名誉校長を受諾した際の保護者への講演では「こちらの教育方針は大変、主人も素晴らしいと思っている。(卒園後)公立小学校の教育を受けると、せっかく芯ができたものが揺らいでしまう」と述べている。

現在、その経緯を安倍首相は「講演直前に就任依頼をされ、(妻が)断ったのに勝手に名誉校長にされた」と答弁しているが、上記がイヤイヤしたスピーチとは到底思えない。ここにもまた、ウソが。

ハフィントンポスト「森友学園、安倍昭恵氏の挨拶文を公式サイトから削除 何が書かれていたのか?」http://www.huffingtonpost.jp/2017/02/23/akie-abe-moritomo_n_14963272.html

J-CASTニュース「森友学園に「感銘を受け」ていた昭恵夫人 安倍首相が明かした「名誉校長」辞任の理由」
http://www.j-cast.com/2017/02/24291579.html?p=all

「自分は無関係」とうそぶく安倍首相とは裏腹に、日本会議・国粋主義・差別主義・戦前教育賛美というキーワードがボロボロ出てくるではないか。安倍首相が自分の好む政治思想の団体に肩入れし、「総理大臣」の肩書を「知っていて」使わせたのは、明らかな私物化である。

どうやら、麻生副総理だけでなく安倍総理もナチスの手口に学んでいるらしい、堂々と。こんな日本は美しくない、「汚い国、日本」と言おう。

「護憲+BBS」「メンバーの今日の、今週の、今月のひとこと」より
猫家五六助
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貧窮問答歌を読み直す

2017-02-27 16:22:08 | 暮らし
「貧窮問答歌」は、言うまでもなく山上憶良による和歌作品である。

http://www.geocities.jp/sybrma/51hinkyuumondouka.html

国語や日本史の教科書でも取り上げられるため、内容をはっきりと思い出せずとも「貧窮問答歌」という名前だけは記憶に残っている人も多いだろう。

「貧窮問答歌」は長歌と反歌である短歌各一首ずつからなり、『万葉集』の巻五に収められている。一般に教材として取り上げられる芸術作品は「真・善・美」に代表される理想的な姿や個人の心情を表現することが多いが、この歌では人々の貧しい暮らしを詠んでいる。

もちろん、この歌に詠まれた出来事が事実なのか否かは現代となっては論証しようもなく、本当か嘘かを証明することは、この歌を鑑賞するにあたっても大きな意味を持たないはずだ。ただ、こうした歌を詠む背景には、困窮する人々の暮らしぶり、心無い役人による厳しい税の取り立てなどがあったことは間違いないだろう。
 
千年以上の時を超え、今も残っている作品テクストと出会えることは実に嬉しい。実際には会うことのできない人の想いを目にすることができること自体は幸せであるが、こうした必死に声を振り絞るような作品を目の前にした時に、これは遠い昔のことなのだと突き放すような気持ちには決してなれず、むしろ共感を覚えてしまうことは非常に悲しい。
 
文明が進歩し、生活は楽になり、ものが溢れていても根本的な部分には何ら変わりがないのではないか。今の日本にも貧困は確かに存在し、その日を生きることがやっとという人もいる。なにより、あらゆる面で人々の生きづらさは決して消え去ったものではない。
 
「貧窮問答歌」は長歌の部分が問答形式になっている。冒頭から「汝が世は渡る」の部分までが問いで、「天地は」から長歌の最後までが答えの部分である。貧者が自分よりもさらに貧しい者に対して暮らしぶりを問うというものが一般的な解釈であったが、近年では役人が貧者を尋ねているという解釈も出てきているようだ。

いずれにしても、読んでいると自分よりも貧しい人の状況を直視するような人は、今日、日本のトップを担う人間たちの中にはいるだろうか、と考えさせられる。
 
自分のしてきたことを子どもたちに称賛してほしいと考え、世界を牛耳る強国に追随しようとして結果的に振り回されてしまっているような人に、この国に今も日々の生活が苦しく必死に生きている人がいるということをまずは理解してほしい。

「貧窮問答歌」の最後の短歌は、現代日本に生きる人たちにとっても自らの気持ちを代弁するものであろう。

世間乎 宇之等夜佐之等 於母倍杼母 飛立可祢都 鳥尓之安良祢婆
(世間(よのなか)を憂しとやさしと思へども飛び立ちかねつ鳥にしあらねば)

「護憲+コラム」より
見習い期間
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「前代未聞」の右傾化

2017-02-25 17:21:09 | 政治
流水さんの書き込み(「絶対権力」の腐敗;アクトン卿)で既に指摘されたように
1、神道教育の学校への国有地の不当な売却
2、豊洲移転問題の石原元都知事の利権がらみ
3、「共謀罪」の法制定への策謀
などなど、ここまでの権力暴走は「前代未聞」です。

まず、マスコミの追及などが極めて弱いと思われるのは国有地の不当対価での売却事件です。

マスコミなどは安倍首相夫妻がらみだと断じていますが、これは見当違いの追及です。安倍夫妻の口利きは最初の段階であったかもしれませんが、財務省や他の関係省庁がらみの不当な売却であり、官僚たちが故意に行った売却事件であり、事は国家機関による一代汚職事件です。

この事件は明治初期の「開拓使官有物払下げ事件」を彷彿させるものであり、この明治の事件は政府内部での批判や明治14年の政変を引き起こした当時の一代汚職事件でした。

このような国家的な規模の事件を、当初において首相夫婦の口利きだけに矮小化した報道もめずらしい。マスコミが完全に政府批判の実質を失っている証拠です。財務省の不当な売却行為という「行政」上の違法を大きく取り上げなければ、報道の意味はゼロです。

流水さんの指摘は重要であり、安倍政権が選挙で連戦連勝したことで、現憲法からの逸脱と暴走はなんでもできると「勘違い」した結果がこれです。

この暴走が止められない状況で後の憲法改正まで突き進むならば、日本の将来は、共謀罪の成立を見るまでもなく「暗黒政治」・治安維持法下の昭和前期へとまっしぐら、というとんでもない時代にさしかかったと言えるでしょう。

「護憲+BBS」「どんぺりを飲みながら」より
名無しの探偵
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絶対的権力は絶対に腐敗する!

2017-02-24 16:33:58 | 社会問題
「権力は腐敗する、絶対的権力は絶対に腐敗する。」
人口に膾炙した、英国の歴史家ジョン=アクトンの言葉。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B8%E3%83%A7%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%82%A2%E3%82%AF%E3%83%88%E3%83%B3

大阪豊中市の国有地払い下げ事件は、戦後の歴史の中でも、飛びぬけて酷い事件である。今や、国家権力を持っている支配層(政治家・官僚・経済界・メデイアなど)は、どんなに恣意的に(勝手に)権力を行使しても、構わない。たとえばれても、大した事はない、とたかをくくっているとしか思えない。その証拠に、国会での財務省理財局長、財務大臣麻生太郎などの木で鼻をくくったような答弁(手続き的に瑕疵はない)を見れば、彼らが如何に国民をなめているかが一目瞭然に分かる。

一言で言えば、彼らは、民主主義国家に生きる政治家や官僚の感性の持ち主ではない。彼らの感性は、『絶対主義国家、独裁国家』に生きている政治家や官僚のそれである。

では、右翼的、ファッショ的、独裁的政治の感性の特徴は何か。ジャーナリスト本澤二郎は、「日本の風景」(2517)で以下のように4点に分けて指摘している。①「大胆不敵」②「権力の乱用」③「拙速」④「証拠を残す」である。

彼の指摘に従って、解釈して見る。

①大胆不敵
金正日の長男・正男の暗殺事件(2月13日・クアラルンプール)⇒白昼堂々空港内での暗殺事件⇒世襲国家の子供たちは、日本の戦国時代さながらの人生を送っているという推測を可能にした。※大変な衝撃を与える。

大阪豊中の国有地払い下げ事件⇒10億円近い土地が、8億円以上減額され、結果的には200万円で手に入るというあいた口がふさがらない大胆不敵な手口。

②権力の乱用
わたしは以前、『権力の行使は抑制的であるべき』という小沢一郎の言葉を紹介した。現在、問題になっている豊中の問題にしろ、豊洲市場移転の問題にしろ、猪瀬が辞任した徳州会事件にしろ、問題の核心は、『権力の乱用』にある。このような事態が何故起きるのか。それは、右派的(独裁的)政治家が長く権力の座を占めているからである。『絶対的権力は絶対に腐敗する』という定理を思い出さねばならない。

何故そうなるのか。独裁体制は、捜査当局などの監視機能が働かない。(甘利事件などを思い出せばすぐ分かる。)だから、権力の乱用は、権力者自身よりもその周辺に広範囲に広がる。(虎の威を借る狐)。大阪事件は、その典型であろう。「開いた口が閉まらない」のである。

これから百条委員会でどれだけ深層を暴けるか知らないが、東京の築地市場移転事件は、誰が考えても石原慎太郎の知事による利権スキャンダルである。

③拙速
安保法案や今回の共謀罪法案などの審議を見れば一目瞭然だが、彼らの手法は拙速で乱暴。豊洲もそうだが、大阪の豊中の事件もあれよあれよと言う間に決着をつけてしまう。⇒主権者を全く恐れない右派の特徴が良く出ている。
 
④証拠を残す
今回の大阪事件が典型だが、山のように証拠を残している。過去のようなまともな捜査官が捜査すれば、簡単に立件できる案件。⇒甘利事件が典型だが、メディアの追及も甘く、捜査機関の追及も甘い。⇒国民の不満は、捜査機関やメディアに向けられる。⇒当然、腐敗の根源である自民党などの政党に不満は向けられる⇒これを切り抜けるために、不正選挙(巷間囁かれているムサシ)・不正世論調査(※これなどは露骨)などを用いる⇒結局、メディアと議会の尻を叩く以外にない。

それこそ、腐るほど証拠を残しているのである。犯罪においても、彼らの『反知性主義』という本質は変わらない。森友学園の教育方法を見れば、一目瞭然だが、幼児期からの『洗脳教育=天皇制イデオロギーの注入』が主たる内容。そこには、近代の教育界や教育学者・教育者たちが悪戦苦闘しながら生み出してきた近代的・現代的教区理論・教育方法などに対する基本的な知識もなければ、畏敬の念もない。

このような『反知性主義者』が教育を語る事のおぞましさ、恐ろしさをよく知らなければならない。この種の教育の行き着いた先が、あの悲惨な太平洋戦争だったという歴史の教訓を学ばなければならない。

◎権力は腐敗する。絶対的権力は、絶対に腐敗する。

「護憲+BBS」「新聞記事などの紹介」より
流水
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世界は少しづつ変える事が出来る:2月23日「サロン・ド・朔」定例会参加して

2017-02-24 15:52:22 | 戦争・平和
2月23日「サロンド.朔」はパレスチナ、レバノンで子どもや女性、障がい者を中心に支援している特定NPO法人「パレスチナ子どものキャンペーン」事務局長をなさっている田中好子さんをお招きしてお話を伺った。

パレスチナ難民キャンプでの負傷した子ども達の映像を見て、その声と言葉を聞いた時、目を覆いたくなった。難民キャンプでは食料の不足が85%に及び、一日一食の子ども達が45%もいるという。7割の子どもが学校に通えず、子ども達の精神疾患も増えているという。

シリア難民は極寒の地域にテントを張って生活しており、その越冬支援も欠かせない問題だという。

田中さん達がなさっている活動を外から見ていると、賽の河原に小石を積み上げる行為にも似て空しくならないか、と最初は思ったが、お話を伺っているうちに決してそうではないと気付かされた。

確かにイスラエルの難民キャンプへの爆撃は今も続いており、沢山の子ども達が負傷し或いは死亡している。そんな中で田中さん達は苦しんでいる子どもの傷を手当てして、一緒にリハビリをして、寝たきりだった子どもが歩けるようになり、機能訓練で、昨日出来なかった事が今日は出来るようになる。文字を読めない、書けない子どもに文字を教え学習支援をする。その作業は子ども達の未来を開く力になる。

戦争という大人が起こした行為で傷ついた子ども、女性、障がい者を支援するのは、並みたいていの意志と覚悟では出来ない事だと思った。でも、田中さんはいい意味で力が抜けているのだ。「世界中の子ども達を助ける事は出来ない。でも今目の前にいる誰かを支援する事は出来る、出来る事をやろうと思った。」という言葉からは、対象との良い意味での距離の取り方を感じた。淡々とした言葉の中に、冷静に現実を見つめ、目の前の苦しんでいる人を支援する強い意志を感じた。

そして「世界は永遠に変わらない等というはずはない」と田中さんは語っておられた。イスラエルは今、石油輸出国になり、貿易も上手く行っていて、ウハウハ状態なのだそうである。(何処かの国の総理大臣みたい。)

しかしこんな状態が永遠に続くはずはなく、何処かで変化が現れる、その時、パレスチナ難民の人達にも何かしらの変化が訪れるかもしれない。そして、戦争の中でも人々の暮らしは続いているのだと。「生まれる場所は選べない」子ども達の今を支援する事が小さな変化となっていく。

田中さんのお話を伺いながら、私は今自分達が直面している事を思った。私もともすれば、今の内閣の横暴さに目を奪われ、もうダメだと思う時もあった。何を言っても声を上げても数の力で押しきられてはダメではないかと、ネガティブに考えた事もあった。

しかし、まだ諦めるのは早い。もし万が一、不吉な事だが、「共謀罪」が法制化されてしまったとしても、「改憲」が成されたとしても、私達はこの国でこの場所で生きて生活していくのだ。その生活の塲であるこの国を少しでも私達主権者にとって暮らしやすい場所にしたい、この国を少しでも平和な場所にしていたいという思いは変わらないのではないか。

テレビのCMではないけれど、「世界は少しづつ変える事が出来る」のだ。今すぐ大きな目に見える変化は無理かもしれないけれど、小さな変化なら起こす事が出来る。その小さな人達の思いが繋がり、重なりあいながら、「テロ防止法とか言って、やっぱりおかしいんじゃない」とか「ヤッパリ、憲法変えたら戦争に巻き込まれるかもしれないよ」という思いを形作って行くことも出来るのではないか。

だから、諦めるのはまだ早い。田中さんのお話を伺って、私はもう一度、今出来る事をやっていこうと思った。

「護憲+BBS」「メンバーの今日の、今週の、今月のひとこと」より
パンドラ
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愛国主義者・差別主義者の「好き嫌い」

2017-02-22 13:18:16 | 安倍内閣
口では愛国心とか道徳教育とか言ってるけど、結局は愛国主義者や差別主義者って、物事を良し悪しではなく「好き嫌い」で自己判断するのです。トランプさんも、某小学院(仮)理事長さんも、安倍晋三さんも。

国家の道徳教育を推進する文科省が不正天下りしているのも許せないけど、小学校が好き嫌いで義務教育を担うのは許せない。イジメの温床にもなるから。

「道徳」心のある安倍晋三さんは某小学院(仮)疑惑に十分に関わっているから、宣言通り「ウソ」つかず「見苦しい言い訳」せずに辞任しますよね?

「護憲+BBS」「メンバーの今日の、今週の、今月のひとこと」より
猫家五六助
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これは「言葉狩り」では?

2017-02-20 09:49:01 | 安倍内閣
3~4日前、とあるメルマガのヘッドライン・まとめサイトに「朝日新聞記者が『おなかいたくなる』と安倍首相を中傷」のような記事が載っていた。具体的な内容は産経新聞の「朝日新聞テヘラン支局長「またおなかが痛くなっちゃうのでは」 安倍晋三首相をツイッターで中傷」
http://www.sankei.com/politics/news/170211/plt1702110042-n1.html

この記事にある。配信日付は「2017.2.11」だが、同様なキーワードでネット検索すると保守派やネトウヨのようなサイトが「拡散希望」と喧伝しているので、その結果だと思われる。

産経新聞を含めた論調は「安倍首相の難病を揶揄して中傷し、全国の難病患者を侮辱するもの」と批判している。日頃はヘイトスピーチうんぬんと問題にしている朝日新聞がおかしいだろう?と書いているサイトもあった。

そして、批判された当該記者は自らのツイッターで、 「病気を揶揄(やゆ)するつもりはなかったんですが、そのように受け取られて当然のひどいツイートでした。お詫(わ)びし、撤回します。申し訳ありませんでした」と釈明している。ただし、ツイートの真意は「本当に、トランプ氏の登場による首相への重圧を心配して~」とも書いている。

私は、この一連の騒ぎに違和感を持った。実は、私も同じ心配をしていたのである。「あのワンマンなトランプさんとマンツーマンで勝負して、腹痛を起こさないのか」と、安倍首相の体調を思い浮かべた。ただし、単純に身を案じたのではなく「そんな状態で大役が果たせるのか」という疑問である。

件の記者は深く考えないツイートで平謝りに転じたのかもしれないが、それこそ新聞記者としてお粗末ではないか。彼は難病「潰瘍性大腸炎」を差別などしていないのだから、「重責を担う立場として適任なのか」という問題提起をすべきだったと思う。

私は難病を患う人が重責を担ったり重職についたりしてはいけない、とは思わない。一国の首相とは健康な人でも相当な体力・精神力を要するはずだから、持病を上手にコントロールして責務を果たしているならば、賞賛したい。

しかし、安倍首相は一度、その持病を原因として辞任している。それも閣僚の相次ぐ不祥事を追及されて内閣を投げ出し、その理由を「実は難病でした」と発表した。大企業の社長でさえ心労で「胃薬が友達です」という話も知っているから、私は不審に思った。

ましてや首相として再登場した際、知識人も政治家もメディアも「大丈夫なのか?」と具体的なツッコミを入れていない。首相と言えば公人であり、二度と投げ出すことは許されない。例えば、「難病は克服したか、克服できるものなのか」「難病と認定した経緯、具体的な症状、検査機関、現在の病状や治療の経緯は」「難病を伴って首相の責務に耐えられるのか」などなど。

それ以降、「安倍首相=腹痛、病気」と言葉や文字にした途端、集中砲火を浴びてしまう。「安倍首相の難病は完治した(克服した)」と発表しているのだから、「安心してください、完治してます」とお笑い芸人風に応えれば済むのに、これでは権力側・保守サイドによる言葉狩りである。何やら「安倍首相を批判してはならぬ」という空気を感じるのは私だけだろうか。

さらに、安倍政権には都合の良い言葉へのすり替えが横行している。「積極的平和主義」に始まり「~したことは一度もない」など平然とウソをつく。ついには稲田防衛相が「憲法に抵触するから『戦闘』と言わない」と開き直り、自衛隊トップは現地の派遣部隊に「戦闘」の表現を避けるような指示を出した。

知らぬうちに戦争に加担する、と猫でもわかる劣悪な安倍政権。改憲など、とんでもない!

「護憲+コラム」より
猫家五六助
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中国、北朝鮮への制裁(年内の石炭輸入停止)を即実行

2017-02-19 14:13:35 | 北朝鮮問題
17日に続き、今日(19日)の朝日デジタルニュースでは下記のニュースが報じられた。

北朝鮮への制裁「徹底的な履行が必要」 中韓外相一致
http://www.asahi.com/articles/ASK2L6TKWK2LUHBI02C.html

中国、北朝鮮石炭の輸入を停止 国連制裁決議を執行
http://www.asahi.com/articles/ASK2L6SVVK2LUHBI02B.html

兵糧攻めゆえ即効性は期待できないが、1年後には北朝鮮の財政が窮状に陥り、核・ミサイル開発にも支障を来たし、窮鼠猫を咬む行動に出るのか、白旗を揚げ核・ミサイルの開発中止のテーブルに付くのか、見物である。

しかしかつて日本を真珠湾攻撃に追い込んだようになっては、またも国連制裁の失敗である。そのような意味での、『リメンバー・パールハーバー』を6カ国協議メンバーには留意して貰いたい。

17日のNHKwebニュースは、「日中外相会談 北朝鮮制裁決議の着実履行で一致」と報じている。

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170217/k10010880981000.html?utm_int=news-international_contents_list-items_025

「護憲+BBS」「新聞記事などの紹介」より
厚顔
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「憲法から9条を削除せよ」と言う井上達夫東大教授

2017-02-19 09:17:03 | 憲法
「憲法から9条を削除せよ。」緊急提言と称してこう叫んでいるのは東大の大学院で教えている法哲学者井上達夫氏である。
http://blogos.com/article/130049/

論旨はかなり長いが、端的に結論を冒頭で述べているので、結論部分から検討する。

それによると、「今年(*)5月、安倍政権は集団的自衛権行使のための自衛隊出動を合憲とみなす閣議決定をおこないました。(中略)6月4日に衆議院憲法審査会で呼ばれた憲法学者3人が安保法制を「憲法違反」とコメント」
(*注:2015年)

「ここでは、変動する国際環境のなかで日本の安全保障をどうするか、それは日本国憲法で謳われた平和主義、戦争放棄の理念とどう整合するか、といった長年論じられてきた問題が再び繰り返されています。」

「しかし、私がみるところ、むしろ憲法9条の存在こそが護憲派・改憲派双方の自己矛盾と欺瞞を生み、本格的な安全保障論議を妨げてきたと思われます。
 さらには立憲民主主義に照らして、そもそも憲法で安全保障政策を定めることは正しいのかという、本質的な問題にほとんど目が向けられてきませんでした。」

「私は20年来の持論として「9条削除論」を唱えてきました。(以下略。)」

以下この「結論」を具体的に論じているが、要するに井上教授が言いたいことは憲法9条を巡る議論で護憲派と改憲派はどちらも欺瞞的であり、政府の「解釈改憲」(当初における専守防衛論は合憲だという解釈と安倍政権の集団的自衛権の行使容認も合憲だという解釈の双方)を後押ししているので許せないという。

そのあげく、憲法9条こそが元凶であると言いだす始末である。つまり、憲法で国の安全保障の問題を規定することがおかしいというのである。憲法で規定してしまうと国民、ということは議会で安全保障に関して議論できなくなるからだという。国の安全保障問題は憲法で定めることではない。したがって憲法9条を削除せよという結論になるらしい。

こういう法哲学の教授に正面から議論しても仕方がないので、私の見解を端的に述べる。

まず、気になるのが「憲法9条を巡る長年の議論が繰り返されている」という判断であるが、太平洋戦争で厖大な戦争被害を出し、ようやくポツダム宣言を受諾して終戦となった経緯などを振り返れば、9条を巡る論議が無駄(井上は税金の無駄使いだなどという)だとは思えないし、現在の安倍政権下で戦場に駆り出されている自衛隊の隊員の生命を思えば、議論は無駄だとは到底言えないはずである。

次に井上氏は護憲派、特に原理主義的護憲派(こう呼ぶのは自衛隊も戦力であり違憲であるという憲法学の通説のこと)は最大の欺瞞であるとして攻撃する。

そしてこの護憲派を産み出した憲法9条こそがすべての元凶であるので「削除」せよと叫ぶのである。

あまりにナンセンスな井上氏の見解なので、まともに議論する気も失せる。しかし、憲法9条で国の安全保障についてきっちりと規定することは民主主義的ではないと断じるが、これは第二次世界大戦と日本が引き起こした太平洋戦争に対する深い反省が憲法制定の背景に存在するという理解が、井上氏には決定的に欠如していることが氏の「9条削除論」の根底にあると言っておこう。

確かに日本国が侵略戦争を引き起こしたことは否定できないが、ヒロシマ・ナガサキへの原爆投下に行きついた戦争被害を想起するなら、憲法9条で戦争放棄を宣言したこと、武力による国際紛争の解決を否定したことなどは必然的だったとも言えるのである。

井上氏は60歳くらいになるのであろうが、戦後70年も経過すると憲法9条の歴史的な意義も忘却されてしまうのであろうか。

「護憲+BBS」「メンバーの今日の、今週の、今月のひとこと」より
名無しの探偵
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