老人党リアルグループ「護憲+」ブログ

現憲法の基本理念(国民主権、平和、人権)の視点で「世直し」を志す「護憲+」メンバーのメッセージ

陸自「新」エンブレムの怪

2016-06-25 10:46:44 | 安全・外交
陸自の新エンブレムにある「抜刀した日本刀」に違和感を覚えたのは、防衛省本省(旧陸自・市谷駐屯地)で三島由紀夫が起こしたクーデター未遂~割腹自決事件があったからです。Wikipediaから引用すると、

【三島事件(みしまじけん)】1970年(昭和45年)11月25日に、日本の作家・三島由紀夫が、憲法改正のため自衛隊の決起(クーデター)を呼びかけた後に割腹自殺をした事件である。三島と同じ団体「楯の会」のメンバーも事件に参加したことから、その団体の名前をとって楯の会事件(たてのかいじけん)とも呼ばれる

以上、戦後この事件ほど日本刀が意味を持って使われた事件はないと思います。三島由紀夫の主張は「今の憲法下で自衛隊は否定されている。志ある自衛隊員は立ち上がれ」というものでした。しかも、陸自・東部方面総監が陸自の中枢建屋・総監室でやすやすと拉致され、日本刀で脅されて人質になったわけで、陸自のセキュリティ・危機管理面で最悪の事態に日本刀が使われたのです。

三島由紀夫の主張・行動を否定的にとらえるか、肯定的にとらえるか。その答えが新エンブレムに反映されている・・・と解釈されても仕方ないのでは。

さらに興味深いのは、Wikipediaのこの部分。
【三島由紀夫】(三島の)父・梓は、一高から東京帝国大学法学部を経て、高等文官試験に1番で合格したが、面接官に悪印象を持たれて大蔵省入りを拒絶され、農商務省(公威の誕生後まもなく同省の廃止にともない農林省に異動)に勤務していた。岸信介、我妻栄、三輪寿壮とは一高、帝大の同窓であった。

三島由紀夫の父親と岸信介の関係性は不明ですが、祖父を信奉する安倍首相は自衛隊に対して右傾化した思い入れがあるのでは。それを忖度した陸幕が・・・と邪推したまま、陸自の公式HPにある「新エンブレムの解説」本文を読むと不気味です。

私がイメージする「自衛隊と日本刀」には、日本陸軍の残虐行為や暴力団・右翼思想グループの威嚇行為がついて回ります。陸自の新エンブレムは無神経なのか、確信犯なのか。いずれにせよ、国際的には笑いものではないか、と。

「護憲+BBS」「メンバーの今日の、今週の、今月のひとこと」より
猫家五六助
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陸自「新」エンブレムを撤回しなさい!

2016-06-24 17:02:58 | 安全・外交
このキャンペーンで、初めて知りました。
Change.org: 宛先: 防衛大臣 「陸上自衛隊に新エンブレムの撤回を求めます!」

東京新聞には6/3付けで記事になってるそうですが、東京五輪のエンブレム問題よりもひどい、国の根幹に関わる問題です。すでに陸自の公式HPにも掲載され、その作成経緯が解説されています。

http://www.mod.go.jp/gsdf/about/emblem/ 

政治家も知識人も、誰も不思議に思わないのでしょうか、この「抜刀した日本刀」。陸自がこのエンブレムを掲げ制服につけて海外派兵したとき、海外の人はどう思うのでしょうか。

「昔、カタナで敵を切りまくった日本兵が来た!陸軍軍人の再来か?」

という印象を与えることに考え及ばないのか。軍隊じゃないのでしょう?自衛隊ですよね?

「違憲を承知の安倍首相がやっていることはクーデターだ」と書いてあるサイトがありました。ナチスのように粛々と、目立たないところで「強い国」にしようとする、日本会議に後押しされた安倍政権。陸自の「新」エンブレム問題は、参議院選のこの時期に拡散せねばなりません。

「護憲+BBS」「メンバーの今日の、今週の、今月のひとこと」より
猫家五六助
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「#自民党に質問」を拡散希望!

2016-06-24 13:10:16 | 自民党政治
「#自民党に質問」。これぞ、国民の声!素朴な疑問!こういう「あれ、なんか、変だぞ?」という気づきで、重大な欠陥や陰謀が露呈してくるように思います。

東京新聞6/23付「こちら特報部」記事の見出しは「『現状無視』『矛盾露呈』選挙直前、一億総活躍プラン」。小見出しには、
▼賃金引き上げ「焼け石に水」?
▼保育士・介護士増員、甘すぎる想定
▼働き方改革「長時間労働是正」うたうが・・・本当に導入したいのは「残業代ゼロ」?
▼財界と推進「再興戦略」と逆方向

とあります。この本文は、
+++++++++++++++++++++
この参院選では私たちも厳しく問われる。
「アベノミクス」は成果を出しているのに「消費税増税は再延期」というような論理の破綻をどう考えるのか。
「この道を。力強く、前へ」進むと、どこへたどり着くのか。
私たちには考える責任がある。
責任を果たすこと抜きに自由はない。
+++++++++++++++++++++
こう締めくくっています。

「アベノミクス」は国民にとって大失敗です。しかし、財界や富裕層にとっては大成功なのです。大多数の国民が幸せでないのに一部の特権階級だけが潤っているから、日本の景気などよくなるわけがない。

安倍政権は意図的に富裕層を潤わせて支持をとりつけ、一般国民は薄っぺらな言葉でごまかしています。私が「#自民党に質問」に続けるならば、

▼アベノミクスは「トリクルダウン」していないよね?
▼消費税8%の増税分3%は何に使ったの?
▼福島原発の「炉心溶融(メルトダウン)」がバレたのに「アンダーコントロール」は訂正しないの?
▼アベノミクスを継続するのに増税延期の「新しい判断」は説明しないの?

このように書きます。安倍首相の「責任をとる」は口先だけだから、責任とれる人、答えてっ!

「護憲+BBS」「新聞記事などの紹介」より
猫家五六助
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 「#自民党に質問」が熱い

2016-06-23 13:28:42 | 自民党政治
自民党広報(山本一太参議院議員)が、参院選に関する質問募集として「#自民党に質問」のハッシュタグを付けて質問をツイートするよう訴えたところ、辛らつで笑えるツイートが続々寄せられてすごい盛り上がりをみせています。

数ある質問から、本当に!と強く賛同したものや、突っ込みに思わず笑ってしまったものを少しだけご紹介。

・米軍関係費と自衛隊装備などに5兆円を超える予算をつけるのに、待機児童解消のための3000億にも満たない予算が出せない理由を教えてください。

・首相が外遊する度に、税金をばら撒いていますが、いったいそれ、誰が許したんですか?どこでどういうプロセスで決まったんですか?国内で財源のアテがないとして山積みになっている緊急に解決の必要がある問題を差し置いて国外を優先するのはなぜですか?またその財源は?

・株価投資で消えたGPIFの損失金の責任は誰が取るんですか?

・責任とは「責任は私にある」というだけで済ませるものなのですか?

・「アベノミクスは道半ば」だそうですが、何年後、何十年後がゴールなんですか。一応僕も寿命がありますので。

・強行採決した安保法制(戦争法)についてのていねいな説明はまだですか?

・安倍総理は2015年4月29日米国連邦議会において「必要な法案の成立を、この夏までに、必ず実現します。」と演説しましたが、安保法制の国会審議が始まる前のこの約束は「立法府の長」の責任で交わしたのですか?

・国民主権、基本的人権の尊重、平和主義を捨てることは憲法の基本精神の否定ですのでこれは改憲でなくクーデターです。日本会議議員の皆様は堂々とそれを主張していますがどうして選挙で安倍総理は改憲(立憲主義否定)に触れないのですか。ナチスに学んでいるからですか。

・選挙戦では野党共闘の中身も理解せずに、ひたすら「共産主導」とウソを吹聴してまで「反共」をアピールしているのに、自分たちが作った改憲案が旧ソ連、中国などのいわゆる「共産圏」の権威主義的な憲法と酷似しているのは何故ですか?体を張ったギャグなのですか?



まだまだ鋭い質問は続いていますが、極め付きはこれ。

・今回の選挙で自民党が掲げる公約のうち、どれを「約束と異なる新しい判断」で破る予定でしょうか。

今日の午後9時から山本議員がライブ配信アプリPeriscopeを使って回答をするそうですが、本当に答えられるのかな?何だか気の毒な気もしてきます。

今も質問は続いています。よかったら皆さんもピリッと山葵の効いた質問をツイートしてみてはいかがでしょうか。

「護憲+BBS」「新聞記事などの紹介」より
笹井明子
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社会権の形成史2

2016-06-23 10:30:11 | 年金問題
チャップリン母子が救貧院に収容された時と同時代に、イギリスでは後に「貧困の発見」と言われる社会調査が進行していた。チャールズ・ブースとシーボーム・ラウントリーによる二つの社会調査である。

①ブースの貧困研究~ブースの研究は「社会階層」という概念により、一定の「職業と結びついた貧困層」の存在を証明した点に、最大の特徴がある。その職業に就いている労働者の大半が低水準の生活を送っているという職業が存在する、という仮説である。代表的なものとして「港湾労働者」などを「レーバリング・プアー」として見出している。
 
次に彼は「貧困原因」の究明に向かう。21世紀の現在問題になっているワーキング・プアーの存在と貧困原因を、当時においてブースは証明したのである。新救貧法のドグマである「個人の道徳的な堕落」によって貧困に陥っている世帯は、13%以下に過ぎないことが判明した。労働者の貧困の大半は「個人的原因」ではなく雇用問題という「社会的原因」に基づくことを、ブースは証明したのである。

ブースの雇用理論は後にベヴァリッジ、ケインズなどに継承されていく。

②ラウントリーの貧困研究~彼は、労働者が元気に働くためには、その肉体的能率の維持が不可欠であると考え、一人当たり日にエネルギー値3500カロリー、タンパク質125グラムが必要だと考えた。

そして、貧困層を等級別に分類してブースの研究と同じような結論を得た。貧困測定の基準として摂取した食品の内容を明らかにするという方法である。

こうして二つの社会調査の結果からは、新救貧法の言う貧困の原因が個人の道徳的な堕落によるものだという誤ったドグマに終止符を打ったのである。

③二人の社会調査の後にイギリス自由党は(まだ労働者階級が選挙で勝てる状況ではない)「セルフ・ヘルプ」(自助)から「ソーシャル・リフォーム」(社会改良)への政策転換へと舵を切る。この20世紀初頭の「社会改良政策」をもって、イギリスにおける福祉国家の始動と言われている。その特徴として、社会保険制度の創設による所得保障の実現に焦点が置かれた。
 
1911年の国民保険法において失業、疾病、老齢の「三大事故」の中の失業保険と健康保険は社会保険として実現された。残る年金は70歳以上の貧困高齢者を対象にした無拠出制の老齢年金という形で実現した。

④福祉国家の設計図「ベヴァリッジ報告」~第2次世界大戦中の1942年11月、「社会保険と関連サービス」と銘打たれた政府の報告書が発表された。無任所大臣のアーサー・グリーンウッドから勧告書の作成を依頼された委員会の長、ベヴァリッジによる、戦争終結後のイギリス社会を社会保障中心に再建することを提示した報告書である。
 
この報告書は、福祉国家の基本目標をすべての国民が「所得の維持によって窮乏からの自由を獲得すること」に置き、人生の過程で遭遇する失業・疾病・障害・老齢・死亡などのあらゆる社会的事故に対して、国民に「国民最低限」(ナショナル・ミニマム)を遺漏なく保障するべきことを主張したものであった。
 
ウィンストン・チャーチルは即刻反対を表明。しかし、ベヴァリッジ報告が発売されるや否や、ロンドンにある販売所には1・6キロに及ぶ購入希望者の列ができ、最終的な販売部数は63万5000部に達した。ベヴァリッジが全面的に勝利したのである。
 
ベヴァリッジは、社会保険制度で最低限の所得を補償する際に、革命的と言える大胆な原則を掲げた。「均一額の最低生活費の給付」と「均一額の保険料拠出」の原則である。この「フラットレート制」は、わが国では所得の垂直的再分配を考慮しない「高所得者に対する負担軽減・低所得者に対する負担増加」の制度として批判されてきた。
 
しかし、そこには国民最低限の保障に関する彼の確固たる思想が反映されている。なぜならば、彼にとって、保険料負担は受給権の獲得とリンクしていたからである。
 
現在の日本の社会保険の中の年金制度のように高い拠出は高い給付要求に繋がり、結果的に年金の高所得者と低所得者になってしまう。現在問題になっている「下流老人」の増加の問題である。国民年金だけでは40年も支払いをしても6万円強の年金しかもらえないという極端な差別構造である。
 
かくして、日本社会では未だに、戦時中に出された「ベヴァリッジ報告」が永遠に理想であり、社会福祉のバイブルとされる所以がここにある。

(参考文献;『脱貧困の社会保障』唐鎌直義著。上記の文章はこの文献に依拠しました。)

「護憲+コラム」より
名無しの探偵
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「いつまで政治家、気取ってんだよ」

2016-06-21 09:18:29 | 安倍内閣
「いつまで生きているつもりだよ」

さすが、大財閥のバカ息子は言うことが違う。言葉に遠慮がないというか乏しいというか・・・カサブランカと政治家を気取っているだけで、心がない男である。ちなみに、【気取る】とはgoo辞書によれば

 「そのものになった気で、それらしい振る舞いをする。「秀才を―・る」」

という意味です。東京新聞記事から転載します。

++++++++ ここから ++++++++++
「いつまで生きているつもりだよ」
麻生氏、高齢者消費巡り発言

 麻生太郎副総理兼財務相は17日、北海道小樽市で開かれた自民党の集会で「90になって老後が心配とか訳のわからないことを言っている人がテレビに出ていたけど、いつまで生きているつもりだよと思いながら見ていた」と述べた。消費拡大が経済の浮揚につながるとの文脈での発言だが、高齢者の侮辱とも受け取られかねず、論議を呼ぶ可能性がある。

 麻生氏は国内で1,700兆円を超す個人金融資産があるとして「みんながじーっとしているのが、今最大の問題だ」と指摘。「あったらその金は使わなきゃ、何の意味もない。さらにためてどうするんです」と話した後、この発言をした。さらに麻生氏は「私のばあさんは、貯金はせず、金は息子と孫が払うものと思って、使いたい放題使ってました」と話した。
+++++++ ここまで ++++++++

これが日本の政治のナンバー2の認識です、しかも財務相。ウケ狙いのリップサービスでは済まされない。ナチスの真似することは上手いくせに、自分の役割が全くわかっていません。

いつまで政治家、気取ってんだよ!日本、死ねよ!!←※意見には個人差があります

アンタ、お金たっぷり持ってるんだから、漫画ばかり読んでないで大学の経済学部へ行って勉強し直したら?そこで、お金がなくて奨学金借りてがんばっている学生に袋叩きに遭っていなさいっ!

「護憲+BBS」「新聞記事などの紹介」より
猫家五六助
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市民x3野党党首共同街宣6/19@有楽町イトシア

2016-06-20 15:03:54 | 選挙
6月19日午前10時45分から有楽町イトシア前で市民連合と野党党首の共同街宣があるという情報がツイッター等で流れてきたので、行ってみました。

丁度開始時刻に合わせて駅に着くと、イトシア広場は聴衆で満員状態。駅・線路をバックに作られた舞台はブルー地に白で「みんなのための政治を、いま」の文字が書かれた横断幕が張られ、両脇にはブルーと白の風船の飾り。壇上には市民連合の若い人たちが、青地に白やピンク地に白で同じ文言が書かれたフライヤーを掲げて立っていて、明るい雰囲気です。

山口二郎さんの挨拶の後、民進、共産、社民党主が演説をしました。(生活の小沢さんは米沢さんの葬儀参列のため欠席)

演説の内容は、
『岡田氏は九条改憲について「首相の最大の狙いだ。許してはならない」と指摘した上で「平和主義を大事にして歩んでいくのか、海外で武力行使できる国に変えてしまうのか、大きな分岐点だ」と強調した。
 志位氏は「憲法を守るまっとうな政治を取り戻すことは最優先。野党共闘は野合ではない。希望だ」と野党共闘批判に反論した。
 社民党の吉田忠智党首は「憲法を守らない安倍政治の暴走を止める戦いだ」と訴えた。』
(東京新聞「参院選2016」より)
http://www.tokyo-np.co.jp/article/senkyo/kokusei201607/zen/CK2016062002100010.html

市民のバックアップに力を得たかのように、各党首の言葉には本気の決意が現れていて、その都度聴衆から大きな拍手が湧きあがりました。

安倍首相は、「野党共闘・一人区全てに統一候補擁立」の流れに危機感があるのか、「野合」「野合」といって盛んに挑発を繰り返していますが、今のところ野党の側は冷静に対応していて、安倍さんの言動の方が大人気なく見苦しく受け止められるように、私には思えます。

街宣の最後は、奥田愛基さんのコールで、「今度ばかりは野党を応援」「7月10日は参院選挙」「選挙に行こう」と皆で声を合わせました。

野党4党の首脳たちは、参院選の最後まで、自信を持ってぶれることなく今の路線を進んでもらいたい、そのために私たちも具体的な行動で応援を続けようと思った、梅雨の晴れ間の共同街宣でした。

「護憲+BBS」「新聞記事などの紹介」より
笹井明子
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6月23日「サロン・ド・朔」のお知らせ

2016-06-19 21:48:28 | イベント情報
「サロン・ド・朔」6月23日(木)例会を下記のとおり行います。

今回は昭島市のこども食堂「あきしまこどもクッキング」代表の小川真一さんを講師にお招きし、「こども食堂ってなんだろう」のテーマでお話していただきます。

『いま注目されている「こども食堂」。いったいのどのような活動なのでしょうか。こども食堂の活動をご紹介するとともに、こども食堂から見える社会の今を考えていけたらと思います。』(小川さん)

興味のある方は是非ご参加ください。お待ちしています。

参加希望の方は、「護憲」HPに記載のメール宛に、その旨ご連絡ください。折り返し、会場その他、詳細をお知らせします。

■日時:6月23日(木)18:30~21:30
■会場:「フリースペース 朔」
■会費:500円(飲み物、軽食付き)

====
☆「サロン・ド・朔」とは、「護憲+」メンバーを主軸に「SNSリアル版」のような形で運営するフリーな集まり(@東京)で、毎月テーマを決めてそれに相応しい講師をお招きし、勉強会・親睦会を行っています。皆さんの参加を歓迎します。

2015年以降に取り上げたテーマは以下のとおりです。

(2015年)
 1月: 「地域から市民が政治をかえる」
 2月: 「民主党(と長妻議員)の現状」
 3月: 「今、沖縄・辺野古で何が起こっているのか」
 4月: 「皆で考える 日本国憲法」
 5月: 「映画 日本国憲法」DVD視聴
 6月: 「市民に選挙をとりもどすプロジェクト(とりプロ)と2015年衆院選無効請求訴訟」
 7月: 「満州・阿片と731」
 8月: 「解釈改憲を止め立憲主義をとりもどそう」
 9月: 「安全保障という名の戦争動員」
10月: 「野党再編の見通し-これから野党はどうするべきか」
11月: 「中国の人々の暮らしと展望―経済発展とその評価」

(2016年)
 2月: 「参議院選挙の取り組み」
 4月: 「この国を覆う空気」
 5月: 「電波はだれのものか」(フォーラム参加)
====

「護憲+BBS」「イベントの紹介」より
笹井明子
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舛添ついに断頭台に登る

2016-06-16 17:20:07 | 政治
ついに舛添東京知事の処刑が決まった。舛添の憔悴した表情を見ていると、彼こそ本当の睡眠障害ではないか、と思う。

連日連夜、打たれっぱなしのサンドバック状態。『蛙の鳴かぬ日はあっても、舛添の悪口を聞かぬ日はない』状況では、さすがの傲岸無礼を絵にかいたような人間でも精神的に追い込まれないわけがない。『四面楚歌の声を聞く』とは、今の舛添知事のためにある言葉。今、NHKの『真田丸』で北条氏の滅亡が描かれているが、豊臣軍に十重二十重に囲まれ、滅亡の淵に追い込まれた北条氏政を彷彿とさせる。

今回の一連の舛添バッシング。当初は、安倍政治の失態をメディア報道からそらす、という広告のスピンという手法から始まった事はほぼ間違いない。小泉劇場以来、政府の政治的失態を国民の目から隠すため、他の刺激的情報を執拗に流し、国民の関心をそちらに誘導する、という手法が多用されている。

小沢一郎事務所の見解は、「舛添の道徳問題のリークを焚き付けたのは安倍晋三官邸、米国CIAと見るのが政治的常識だと思う。立憲主義破壊を批判し、自民党憲法草案こき下ろし、カジノ不用宣言、オリンピック高額施設批判、朴大統領と米国、晋三頭越し外交。CIA電通メディア総動員で潰した。」— アステローペ・リーフ (@reef100) 2016年6月15日

警察に芸能人の麻薬・覚せい剤使用者の情報を集める部署がある事が清原事件の時報道された。権力に都合の悪い問題が起きるたびに、必ずスポーツ選手・芸能人の不祥事ネタが報道され、国民の関心をミスリードするように仕向ける。これぞ、電通得意の広告の手法。電通が重宝されるのも当然だ。さらに政府官房に警察庁からの出向者がいる、という事を合わせて考えれば、最近のTV報道も頷ける。

しかし、この種のネタが、日本社会や国民の鬱屈した感情に火をつけた場合、どうにも止まらないほどの暴走する場合がある。今回の舛添問題は、その典型で、どう見ても、今回の舛添バッシングは、集団リンチ。暴走する社会の恐ろしさをまざまざと見せつけている、と思う。

フランス革命の時、怒れる民衆たちが、反革命者と目された人々を次々と断頭台に送り込んだ。中でも、「ナントの大虐殺」は有名である。これらを主導したジャコバン党のロベスピエールも最後は自分自身が断頭台の露と消えた。わたしは、今回の舛添問題は、彼が辞職しなければ決着がつかないと予測していたが、結局その通りになった。

では舛添は何を誤ったのか。ここを子細に点検する。政治学者としての舛添の偽物性が明らかであり、彼の学識が、ただの学識でしかなかった、という点が見えてくる。それは何か。

(1)今回の公私混同の金銭疑惑。一つ一つは、大した問題ではない。しかし、小さな問題だからこそ、人々が理解しやすい。都民は、舛添のあまりの『せこさ』にあきれはて、愛想を尽かした。この積み重ねが、彼の知事としての資質、人間としての器を疑わせ、事態をここまで大きくした。舛添の自業自得としか言いようがない。

「神は細部に宿る」という久野収の著作がある。様々な高邁な理念や哲学を語っても、その精神が日常の細部にまで行き渡っていなければ、偽物だというのがその主意。舛添は久野の著作を読んでいたのだろうが、何も学んでいなかったのではないかと思う。

何故学べなかったのか。

彼の度しがたいエリート意識だと思う。昨年ごろから「東大文学」という言葉がよく語られた。要するに、官僚たちが、難しい言葉や言い回しを使い、その真意を分かりにくくして、国民を騙し、誑かす手法と言うほどの意味だろう。その官僚の出身大学は東大が圧倒的に多いので、東大文学と言われた。舛添はその総本山、東大の助教授だった。つまり、都民などは、舌先三寸で誤魔化せる、という無意識のエリート意識が今回の事態を招いたのである。

(2)愚直な理念の無さ⇒現在の舛添は、『そして誰もいなくなった』情況にある。彼が涙を流して、仕事をしたい、と訴えても、都民の心には届かない。何の仕事をするのだ、という反応しか返らない。彼は賢い人間らしいが、その賢さは、物事を手際よく片づけるという賢さでしかない。

自分が都知事になって、これを解決したい、これを実現したい、という切実な思いが伝わってこない。東大文学でも触れたが、大過なく仕事を片付ける能力は優れているが、自分の人生・命をかけても、これをやりたい、という思いが伝わらない。彼に決定的に欠落しているのが、不器用で愚直なばかりの『理念・哲学』である。これがないから、彼の味方が現れないのである。

自民党が舛添を支持したのは別の理由がある。
・・・「東京五輪事業、築地市場の跡地利用、お台場カジノ構想など、政治的な調整が必要なビッグプロジェクトに舛添氏は関与せず、有力者に任せ、都知事は政策と対外的な“顔”としての役割に注力する、という約束が、14年2月、自公の推薦を受けて立候補した時からできていた。

数々の事業を抱える東京都には、政治と行政と業界の調整役が欠かせない。限られた予算で、業者を効率的に配備、ムダな争いを避けて、スケジュール通りに工事を進める必要があるためだ。利権調整は行わないし、行うタマでもない舛添氏は、だから今回のトラブルまで、議会と揉めたことはなかった。

語学が堪能な国際政治学者でもある舛添氏が、「東京の顔」として海外に出かけるのは、都議会自民党のボスたちにとってむしろ歓迎である。ファーストクラスやスイートルーム使用に何の問題もなく、週末の「湯河原行」にも不都合はなかった。 」・・・
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/48921
2016年06月16日(木) 伊藤 博敏「ニュースの深層」 現代ビジネス

一言でいえば、利権を確保したい東京都議会自民党や森をはじめとする東京オリンピックの利権に群がる連中にとって、良い格好をしたい舛添は、都合のよい知事だったという事である。

(3) 舛添は、(自民党連中も)『気』の読み方が出来なかった。
気と言う言葉。日本では様々な意味に使われる。
・・・
1.1 生命・意識・心などの状態や働き。
1.㋐息。呼吸。「―が詰まりそうな部屋」
1.㋑意識。「―を失う」
1.㋒物事に反応する心の働き。「―を静める」
1.㋓精神の傾向。気質。「―が強い」
1.㋔精神の盛り上がり。気勢。「復興の―がみなぎる」
1.㋕気分。気持ち。「―が楽だ」「―が乗らない」
1.㋖あれこれ考える心の動き。心遣い。心配。「どうにも―になる」
1.㋗物事にひきつけられたり、人を恋い慕ったりする気持ち。興味。関心。「彼女に―がある」
1.㋘何かをしようとする、また何かしたいと思う心の動き。つもり。「どうする―だ」「やる―がある」
1.2 天地に生じる自然現象。空気・大気や、水蒸気などの気体。「山の―」
1.3 あたりに漂う雰囲気。心に感じる周囲のようす。「陰鬱 (いんうつ) な―が漂う」
1.4 ある物がもっている特有の香りや風味。「―の抜けたビール」
1.5 昔、中国で1年を24分した一つの、15日間。さらに3分した一つを候といい、気は3候からなる。節気。
・・・goo辞書.・・
http://dictionary.goo.ne.jp/jn/50061/meaning/m0u/

今回の公私混同疑惑。舛添は、人々の心の動きを見誤った。特に、上記の㋖㋗㋘の心の動きを見誤った。金銭疑惑に関して言えば、舛添の金銭疑惑は本当にみみっちい。せいぜい、何万円単位。蓄財として追及された美術品にしてみても、あの程度の価格の美術品で蓄財などできるはずがない。資産として認定される美術品は、価格100万円以上を指すそうだが、舛添の集めた美術品は、せいぜい何十万程度。資産にもならない。

都民が誤解しているのは、伊藤が上記で指摘しているように、舛添は、これ以上の大きな利権あさりはしていないし、そういう利権あさりのようなものには興味・関心がない、と言う事実。考えようによっては、権力を持った政治家としては、きわめて清潔だと言う事である。※(甘利事件やその他の利権がらみの汚職を考えれば、納得できるはずである。)

以前にも何度か書いたが、『庶民は語り、生活するという位相で生活している。権力者は、語り、書き、支配するという位相に上昇する。決して、生活する、という位相に下降しない』。

だから、権力犯罪は、『生活の匂いのしない』犯罪が大半。ところが、舛添の場合、どこをどう切り取っても『生活の匂い』がぷんぷんする犯罪(?)なのである。

東京都民は、この『生活のにおい』に怒った。こんなちまちまして自分たちでもしない『せこい』やり方で、『生活の苦労をにおわせる』ものを誤魔化すような人間に『政治』を任せたつもりはない、と言うわけであろう。分かり過ぎるゆえにその怒りの増幅が半端でなかった。

ところが、甘利事件のような自らの権限を利用した権力犯罪は、怒りはしても心の琴線に訴えるものがない。政治家なんて、そんなもの、碌なやつがいない。と考えて鉾を収める。庶民たちは、政治家と庶民の存在のありようについての上記の認識を、無意識のうちに理解しているのである。

舛添は国際政治学者だそうだが、自らの存在についての認識では、庶民ほども理解していなかった。その意味では、海千山千の日本的政治家ではなかった。だから、彼は、人々の心の動きを読み誤ったのである。同時に、自民党も読み誤った。上記の定義でいえば、『あたりに漂う雰囲気・空気』を読み誤った。

山本七平の『空気の研究』ではないけれど、空気を読んで言いたい事も言わないで、周囲に従うという日本的処世術は、その『たが』が外れた場合、一定方向に暴走する傾向が強くなる。

今回の場合、メディア連中が、舛添の悪口・批判を言い立てても誰にも文句を言われない、と判断したため、それこそ暴風のような舛添批判が荒れ狂った。まさにメディアによる『集団リンチ』だった。これがフランス革命時だったら、舛添は、間違いなく『断頭台の露』と消えただろう。その名誉回復はなされないかもしれないし、なされたとしても気の遠くなるような時間が必要だろう。

民主主義は時間も手間もお金もかかる。何より、国民の賢さと忍耐が必要になる。東京都民の人々は、今回の舛添騒動を冷静に分析して、次回は間違いのない投票をしてもらいたいと心から願います。

「護憲+BBS」「新聞記事などの紹介」より
流水
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参院選にどう臨むか

2016-06-16 17:10:38 | 選挙
珠さんのコラム拝読しました。どれも、興味深く時間があったら観にいきたいな。

珠さんがおっしゃるように、間近に迫った参議院選は、これからの私達がどういう社会を作るのか選びとる選挙ですよね。心して投票者を増やさなくては。でも、私の友人達は皆投票に行くって言っているし、どうしたらいいのかしら。

「護憲+BBS」「コラムの感想」より
パンドラ

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「シチズンフォー」を観ながら、これもオーウェルの全体主義の国家を描いた『1984年』の姿だな…と思っていました。

「テロ防止」「犯罪防止」という言葉には、みんな納得しちゃいそうになるのですが、その言葉を振り回していつの間にか人権侵害がまかり通るんだなって、そしてそれは全体主義国家の市民管理をする手段なんだなって、つくづく思いました。

「帰ってきたヒトラー」の最後も怖いです。ホントに気を付けていないと、というより、物事を考えないと、私たちはせっかく得た「人権」や「自由」を気づかないうちに手放して、管理社会に絡めとられていくんだなって。

参院選は、憲法の改変とつながる選挙であることをハッキリさせ、自公に3分の2を取らせないことを目標にするのかな。まずは自分で「考えて判断」してもらうための、分かりやすいHPなども紹介したいです。

私のお気に入りは、もう何回か紹介しているけれど、これ。ことに3分の1くらい下からの、「ツッコミどころ満載ですが、まずはこれから・・・」以下の、自民党草案と今の日本国憲法の比較対象のところです。

http://www.geocities.jp/le_grand_concierge2/_geo_contents_/JaakuAmerika2/Jiminkenpo2012.htm

「護憲+BBS」「コラムの感想」より

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