「一緒に消費税を引き上げるために、(法案を)通すために努力しようじゃありませんか」
今年最初の「党首討論会」だそうだ。
▶党首討論:野田首相「党内51対49でも提出」 谷垣・自民総裁「解散後に協力も」 「小沢抜き再編」見極めも(毎日/見出し)
>今通常国会初となった29日の党首討論は、野田佳彦首相と自民党の谷垣禎一総裁が消費増税をめぐる応酬を繰り広げつつ、「民・自」協力の芽を探り合う展開となった。
>首相は「51対49でも(民主)党で決めたら、しっかり野党と協議する。皆さんもぜひそうしていただきたい」と小沢一郎元代表らの反対論を押し切って消費増税法案を年度内に提出する決意を強調し、今国会での成立へ向けた協力を要請。
>与野党協議を拒否した谷垣氏も「(次期衆院選後は)協力する道はいくらでも開ける」と述べ、首相が「小沢切り」に踏み切れるかを見極める構えをみせた。
何が何でも「増税」したい!
その「確個たる姿勢」は、一体どこから出て来るのか?
勝英二郎を通じて、財務省から完全にマインド・コントロールされている事は、知る人ぞ知る、明白なる処ではある。
しかし。
ただ、「役人」の一方的具申だけで、ここまでの「決意」が形づくれるものか、非常に不思議である。
相当の「弱みを握られている」としか、他に合理的な理由付けは見つからない。
『小沢冤罪』を散々見せつけられて、小沢の二の舞にだけはなりたく無い、というトラウマでも形成されてしまったか。
叩けば「ホコリ」は溢れかえる程出て来る身としては、多いに有りそうな事だと思える。
それにしても。。。
>「一緒に消費税を引き上げるために、(法案を)通すために努力しようじゃありませんか」。首相は党首討論で谷垣氏に正面から協力を呼びかけた。その切り口としたのが、野党側の批判する「交付国債」だった。
>政府は12年度予算案に基礎年金財源の一部を計上せず、将来の消費増税で償還する交付国債で賄う方針。自民党はこれを「粉飾的」と批判し、赤字国債を発行する対案を示している。
>首相は「(赤字国債の)償還財源は消費税か」と逆質問。谷垣氏が「その通り」と答えると、首相は「いい答弁をいただいた」と歓迎し、消費増税では共闘できるとの認識を強調した。
見事に構成の行き届いた「シナリオ」を、見事に演じ合っている様に見える、お二人様である。
もともと、消費税の税率アップは「自民党」の根幹をなす政策であった。
で或るからには、野党になったからと言って、「与党の政策には総て反対」と対決姿勢を見せる訳にもいかない。
国民は、みな分っている。
しからば、政党間の事前協議をやるかやらないか、あらかじめ「結論有りき」の国会論議にはしたく無いかどうか、といった「技術論」的反対しか出来ない立場としては、谷垣総裁の身の置き所は苦しい所ではある。
>自民党内には「小沢切り」や、民主党の掲げる「最低保障年金」の撤回などを条件に法案賛成を模索する動きもくすぶる。
結局の所は、それが「落としどころ」。
それしか無い。
と言うよりも、税金の話も、公務員給与の話も、年金の事も、全て「小沢を屠ってから」の後始末に過ぎないのでは無かろうか。
>谷垣氏は最低保障年金について「棚上げなのか、撤回なのか」と迫り、与野党協議の糸口となることを示唆。消費増税法案への対応では「まず党内をきちんとまとめてほしい。小沢さんは倒閣も示唆している。説得できるのか」とけん制し、小沢元代表と決別する覚悟を問う発言とも受け取られた。
>自民幹部は「衆院選後の政界再編では小沢一派のいない民主党の一部と『第2の保守合同』だ」と思惑を語る。
「衣の下に鎧がちらり」
どころか、狙う処がギラギラの見え見え。
要するに、与党議員も野党議員も、日本の明日の為に旧来の「悪しきを切る」事が、許せないのだ。
何の為に「国会議員」などになったのだろう。
哀れな者共ではある。
そんな議員達の存在が、国民は許せない。
>民・自協力のムードを感じ取った社民党の福島瑞穂党首は「谷垣総裁の完敗だ。自民党は消費増税に賛成だから対立軸にならない」と皮肉った。
【毎日新聞/2012年3月1日 東京朝刊】
あ~あ。
かっての「最大野党」の成れの果てが、与野党「二大政党」のやり口を、指をくわえて横目に眺めながら、「皮肉る」事しか出来ない。
これ又、哀れ。
そして、この「茶番劇」には、ちゃんと伏線が有ったらしい。
▶極秘会談:野田首相と谷垣自民総裁 消費増税で協力模索か(毎日/見出し)
>野田佳彦首相と自民党の谷垣禎一総裁が2月25日に東京都内のホテルで極秘に会談していたことが29日、明らかになった。
>両氏は消費増税の必要性では一致しており、野田政権が3月提出を目指す消費増税法案の成立へ向けた協力が可能かを協議したとみられる。
こう「断定」されてしまうご両人。
国民の生活より、財務省の収入が優先。
国家経済の崩壊より、霞ヶ関の蓄財の方が優先。
見事。
>首相は消費増税に反対する民主党の小沢一郎元代表への警戒感を強めており、自民党の求める今国会中の衆院解散・総選挙に応じる代わりに、次期衆院選後は小沢グループを排除して民・自両党が大連立か政界再編で連携する「話し合い解散」も議題になった模様だ。
その「根回し」の結果が、討論中の「谷垣総裁」の上記の発言である。
こんな事、バレちゃダメだろうに。
おかげで実に、分りやすい。
>関係者によると、会談は首相の働きかけで行われた。詳細な会談内容は明らかになっていないが、首相は「このままでは消費増税法案を小沢元代表につぶされる」と強い懸念を示したという。
いくら楽観しても、どれだけ司法官僚の法の暴力を黙認しても、やはり「お天道様は見ている」事が怖いのだ。
「年度内に提出する。51対49の(民主)党内世論でも、手続きを踏んで決めれば、みんなで頑張っていく」
民主主義は<数>である。
51で勝ち。
しかし、自分の国(という認識を持っているかどうか定かでは無いが)の、命運をかける如き「重大案件」を、党内で51対49になる様な「大混乱」を、野党を頼んでやり逃げしようと言うその根性は、そのエネルギーは、どこから湧いて出るのか?
「弱みを握られて」居るだけで、ここまで「不屈」になれるものなのか。
泥鰌は人間の精神とは、違う神秘の力でも持っている生き物なのか。
>党内で小沢元代表らが反対しても、あくまで3月中に消費増税法案を閣議決定し、国会に提出する方針を強調した。
>これに対し谷垣氏は早期の衆院解散・総選挙を改めて要求。「それをきちんとやれば、私たちと方向性が合い、協力する道はいくらでも開ける」と述べ、選挙後は消費増税の実現へ向け協力する考えも示した。
例に依って「見て来た様な」書き方である。
リークによる記事の典型。
この事実がTVで流れた後、両者ともに「否定した」と言うが、噴飯物である。
>会談について首相は29日夜、首相公邸で記者団に「会っていません」と否定。谷垣氏も党本部で記者団に「全くなし」と述べたが、将来的に会談する可能性については「一般論だが、政治家は場合によって、さしで会って話さなければできないことはいろいろある」と含みを残した。
【毎日新聞/3月1日02時35分配信】
要約すれば、小沢一郎に対するメッセージなのだ。
『どれだけ反対しようと、もう自民党とは話はついている。かちめはありませんゼ』
小沢一郎よ、屈服せよ!
巷では、ネットのなかで数多くの情報が流れている。
特別会計やら、年金基金の引き当て金の積み立て分やら、国債償還の引当金の余剰分とか、具体的な数字まであげて「増税不可欠」が、如何にマヤカシであるかが、広まっている。
しかし、それらの「声無き声」の情報は、一般社会の市民達には届かない。
天下御免の大新聞と、NHK とが「増税路線」に沿って国民の意見集約を実行している事実に、太刀打ち出来ない。
政府と、国会と、官僚と、財界と、学界と、報道とが、一丸となって「国民をたぶらかし」て、騙して、国民からの搾取を更に強める為に躍起となる、摩訶不思議な国。
スパイラルに落ち入っている「デフレ」の出口無しの状況下に有って、更に増税する愚かさを、分っている筈の「専門家」である財務省が率先してやらせようと首相を操り、国会議員を操り、報道を通じて国民を操って、無理矢理成し遂げる。
政府と、国会と、官僚と、財界と、学界と、報道とが、全てグルとなって国を傾けて、搾取を継続するシステムは、もはや修正は不可能なのでは有るまいか。
たとえ、小沢一郎が「晴れて無実が明かされ」て、政府を立て直せる立場についたとしても、一人の『剛腕』だけでは、如何ともし難いのでは有るまいか。
財務省の影響力を無くす為に『歳入庁』を設置したとして。
今までの様な、無能な政府の如くに「新たな官僚ポスト」を増やすだけの存在では無く正しく機能したとしても。
更に「事務次官」制度の廃止やら、「官僚の国会答弁」の禁止やら、予算の総組み替えを実施して「省庁お手盛り」予算編成を止め、各予算を必要に応じて必要な額だけを、必要な部分につける事が出来る様になるとしても。
所詮は、今の国会議員達を見ていれば、「改革の精神」など理解する事は能わぬであろうし、各部門の大臣以下政務三役が、早々に官僚の手で籠絡されてしまうのは、眼に見えている。
その間に、報道組織の制度を変え、クロスオーナー・シップを廃止する事にするとしても。
絶対に山ほどの抵抗が、霞ヶ関各所や財界やらから一気に押し寄せ、実現にまで漕ぎ着けられずに、流されてしまうのは眼に見えている。
その間のマスコミは、(小沢)政府の批判宣伝に明け暮れるであろう。
多くの国民達が、彼等の報道をそのまま信じ込んで行く事であろう。
要するに、各所各場に「小沢一郎」が居ない事には、事は進まない、と言う事だ。
実際「小沢幹事長」下で、鳩山総理が何が出来たかを振り返れば、自ずと見通せることである。
日本と言う国家の有り様は、根本からあらゆる枝葉までが、「親米官僚組織」と「強欲経団連」との手で、全て有機的に絡めとられ、絡み合い、解きほぐす事など絶対に不可能な所まで、来てしまっている。
そんな気がしてならない。
それこそ、強大な指導者がいでて、何から何までを「一気呵成に」同時進行で、ぶった切り破壊しつくさないと、日本の病巣は摘出出来ないし、病状は改善出来ないと、思ってしまう。
クーデターによる独裁政治。
それしか、日本を救う手段は無さそうに思えてならない。
そして、人類の歩んで来た歴史をひもとくと、強大な独裁権力を振るえる人物が出て来たら、ほとんどの場合は「正しい方向」とは逆の方向に力を行使するのだ。
毛沢東、お。
チャウセスクも。
ムバラクも、カダフィーも。
登場した時は、英雄であった。
救国のヒーローであった。
そして、国民全員が彼等を讃え、世界中も尊敬のまなざしを送っていた。
その後、彼等の行動が明らかになるに連れて、実は救国の祖でもヒーローでも、なんでも無かった事が、明らかにされる。
実は、単なる強欲の独裁者であった。
国民の多くを、殺したり傷つけたり、苦しめた事が分って来た。
アフリカ諸国には、もっと酷い例が山積している。
しからば、「日本を救う事が出来る」強大なヒーローなど、望むべくもなのだろう。
例えば、ヒーローと言うにはもの凄く小粒ではあるが、橋下徹を見てみるが良い。
多くの国民の支持を集め、拍手喝采されて権力を手にする事が出来そうな、そんな可能性のある。
旧来の政党がおもねり、彼にすり寄って合同すれば。
その間、マスコミ挙げての応援が期待出来れば。
しかし、彼の発想、発言、態度、これまでの実績、何一つ「国を救う」能力も、その思想も哲学も有りはしないでは無いか。
それでも、今のままで総選挙にでもなれば、大連立の野合を実行した彼を総理にする事だって、恥とも思わない「野田」であり「谷垣」でありその他大勢である事は、見えている。
日本は救われない。
それこそ「最後の審判」を迎える為の全社会の崩壊と消滅でも無い事には。
救われる「変革」は、起きる可能性は無い。
座して亡びるのみ。
しからば最後は、騒がず恐れず、日本人としての存在を改めて噛みしめながら。
笑って逝く事にするか。
優雅に酒でも酌み交わしつつ。
亡びて行こうか。
国民の多数が、目覚めるならば、何とでもなるのだが。。。。。
今年最初の「党首討論会」だそうだ。
▶党首討論:野田首相「党内51対49でも提出」 谷垣・自民総裁「解散後に協力も」 「小沢抜き再編」見極めも(毎日/見出し)
>今通常国会初となった29日の党首討論は、野田佳彦首相と自民党の谷垣禎一総裁が消費増税をめぐる応酬を繰り広げつつ、「民・自」協力の芽を探り合う展開となった。
>首相は「51対49でも(民主)党で決めたら、しっかり野党と協議する。皆さんもぜひそうしていただきたい」と小沢一郎元代表らの反対論を押し切って消費増税法案を年度内に提出する決意を強調し、今国会での成立へ向けた協力を要請。
>与野党協議を拒否した谷垣氏も「(次期衆院選後は)協力する道はいくらでも開ける」と述べ、首相が「小沢切り」に踏み切れるかを見極める構えをみせた。
何が何でも「増税」したい!
その「確個たる姿勢」は、一体どこから出て来るのか?
勝英二郎を通じて、財務省から完全にマインド・コントロールされている事は、知る人ぞ知る、明白なる処ではある。
しかし。
ただ、「役人」の一方的具申だけで、ここまでの「決意」が形づくれるものか、非常に不思議である。
相当の「弱みを握られている」としか、他に合理的な理由付けは見つからない。
『小沢冤罪』を散々見せつけられて、小沢の二の舞にだけはなりたく無い、というトラウマでも形成されてしまったか。
叩けば「ホコリ」は溢れかえる程出て来る身としては、多いに有りそうな事だと思える。
それにしても。。。
>「一緒に消費税を引き上げるために、(法案を)通すために努力しようじゃありませんか」。首相は党首討論で谷垣氏に正面から協力を呼びかけた。その切り口としたのが、野党側の批判する「交付国債」だった。
>政府は12年度予算案に基礎年金財源の一部を計上せず、将来の消費増税で償還する交付国債で賄う方針。自民党はこれを「粉飾的」と批判し、赤字国債を発行する対案を示している。
>首相は「(赤字国債の)償還財源は消費税か」と逆質問。谷垣氏が「その通り」と答えると、首相は「いい答弁をいただいた」と歓迎し、消費増税では共闘できるとの認識を強調した。
見事に構成の行き届いた「シナリオ」を、見事に演じ合っている様に見える、お二人様である。
もともと、消費税の税率アップは「自民党」の根幹をなす政策であった。
で或るからには、野党になったからと言って、「与党の政策には総て反対」と対決姿勢を見せる訳にもいかない。
国民は、みな分っている。
しからば、政党間の事前協議をやるかやらないか、あらかじめ「結論有りき」の国会論議にはしたく無いかどうか、といった「技術論」的反対しか出来ない立場としては、谷垣総裁の身の置き所は苦しい所ではある。
>自民党内には「小沢切り」や、民主党の掲げる「最低保障年金」の撤回などを条件に法案賛成を模索する動きもくすぶる。
結局の所は、それが「落としどころ」。
それしか無い。
と言うよりも、税金の話も、公務員給与の話も、年金の事も、全て「小沢を屠ってから」の後始末に過ぎないのでは無かろうか。
>谷垣氏は最低保障年金について「棚上げなのか、撤回なのか」と迫り、与野党協議の糸口となることを示唆。消費増税法案への対応では「まず党内をきちんとまとめてほしい。小沢さんは倒閣も示唆している。説得できるのか」とけん制し、小沢元代表と決別する覚悟を問う発言とも受け取られた。
>自民幹部は「衆院選後の政界再編では小沢一派のいない民主党の一部と『第2の保守合同』だ」と思惑を語る。
「衣の下に鎧がちらり」
どころか、狙う処がギラギラの見え見え。
要するに、与党議員も野党議員も、日本の明日の為に旧来の「悪しきを切る」事が、許せないのだ。
何の為に「国会議員」などになったのだろう。
哀れな者共ではある。
そんな議員達の存在が、国民は許せない。
>民・自協力のムードを感じ取った社民党の福島瑞穂党首は「谷垣総裁の完敗だ。自民党は消費増税に賛成だから対立軸にならない」と皮肉った。
【毎日新聞/2012年3月1日 東京朝刊】
あ~あ。
かっての「最大野党」の成れの果てが、与野党「二大政党」のやり口を、指をくわえて横目に眺めながら、「皮肉る」事しか出来ない。
これ又、哀れ。
そして、この「茶番劇」には、ちゃんと伏線が有ったらしい。
▶極秘会談:野田首相と谷垣自民総裁 消費増税で協力模索か(毎日/見出し)
>野田佳彦首相と自民党の谷垣禎一総裁が2月25日に東京都内のホテルで極秘に会談していたことが29日、明らかになった。
>両氏は消費増税の必要性では一致しており、野田政権が3月提出を目指す消費増税法案の成立へ向けた協力が可能かを協議したとみられる。
こう「断定」されてしまうご両人。
国民の生活より、財務省の収入が優先。
国家経済の崩壊より、霞ヶ関の蓄財の方が優先。
見事。
>首相は消費増税に反対する民主党の小沢一郎元代表への警戒感を強めており、自民党の求める今国会中の衆院解散・総選挙に応じる代わりに、次期衆院選後は小沢グループを排除して民・自両党が大連立か政界再編で連携する「話し合い解散」も議題になった模様だ。
その「根回し」の結果が、討論中の「谷垣総裁」の上記の発言である。
こんな事、バレちゃダメだろうに。
おかげで実に、分りやすい。
>関係者によると、会談は首相の働きかけで行われた。詳細な会談内容は明らかになっていないが、首相は「このままでは消費増税法案を小沢元代表につぶされる」と強い懸念を示したという。
いくら楽観しても、どれだけ司法官僚の法の暴力を黙認しても、やはり「お天道様は見ている」事が怖いのだ。
「年度内に提出する。51対49の(民主)党内世論でも、手続きを踏んで決めれば、みんなで頑張っていく」
民主主義は<数>である。
51で勝ち。
しかし、自分の国(という認識を持っているかどうか定かでは無いが)の、命運をかける如き「重大案件」を、党内で51対49になる様な「大混乱」を、野党を頼んでやり逃げしようと言うその根性は、そのエネルギーは、どこから湧いて出るのか?
「弱みを握られて」居るだけで、ここまで「不屈」になれるものなのか。
泥鰌は人間の精神とは、違う神秘の力でも持っている生き物なのか。
>党内で小沢元代表らが反対しても、あくまで3月中に消費増税法案を閣議決定し、国会に提出する方針を強調した。
>これに対し谷垣氏は早期の衆院解散・総選挙を改めて要求。「それをきちんとやれば、私たちと方向性が合い、協力する道はいくらでも開ける」と述べ、選挙後は消費増税の実現へ向け協力する考えも示した。
例に依って「見て来た様な」書き方である。
リークによる記事の典型。
この事実がTVで流れた後、両者ともに「否定した」と言うが、噴飯物である。
>会談について首相は29日夜、首相公邸で記者団に「会っていません」と否定。谷垣氏も党本部で記者団に「全くなし」と述べたが、将来的に会談する可能性については「一般論だが、政治家は場合によって、さしで会って話さなければできないことはいろいろある」と含みを残した。
【毎日新聞/3月1日02時35分配信】
要約すれば、小沢一郎に対するメッセージなのだ。
『どれだけ反対しようと、もう自民党とは話はついている。かちめはありませんゼ』
小沢一郎よ、屈服せよ!
巷では、ネットのなかで数多くの情報が流れている。
特別会計やら、年金基金の引き当て金の積み立て分やら、国債償還の引当金の余剰分とか、具体的な数字まであげて「増税不可欠」が、如何にマヤカシであるかが、広まっている。
しかし、それらの「声無き声」の情報は、一般社会の市民達には届かない。
天下御免の大新聞と、NHK とが「増税路線」に沿って国民の意見集約を実行している事実に、太刀打ち出来ない。
政府と、国会と、官僚と、財界と、学界と、報道とが、一丸となって「国民をたぶらかし」て、騙して、国民からの搾取を更に強める為に躍起となる、摩訶不思議な国。
スパイラルに落ち入っている「デフレ」の出口無しの状況下に有って、更に増税する愚かさを、分っている筈の「専門家」である財務省が率先してやらせようと首相を操り、国会議員を操り、報道を通じて国民を操って、無理矢理成し遂げる。
政府と、国会と、官僚と、財界と、学界と、報道とが、全てグルとなって国を傾けて、搾取を継続するシステムは、もはや修正は不可能なのでは有るまいか。
たとえ、小沢一郎が「晴れて無実が明かされ」て、政府を立て直せる立場についたとしても、一人の『剛腕』だけでは、如何ともし難いのでは有るまいか。
財務省の影響力を無くす為に『歳入庁』を設置したとして。
今までの様な、無能な政府の如くに「新たな官僚ポスト」を増やすだけの存在では無く正しく機能したとしても。
更に「事務次官」制度の廃止やら、「官僚の国会答弁」の禁止やら、予算の総組み替えを実施して「省庁お手盛り」予算編成を止め、各予算を必要に応じて必要な額だけを、必要な部分につける事が出来る様になるとしても。
所詮は、今の国会議員達を見ていれば、「改革の精神」など理解する事は能わぬであろうし、各部門の大臣以下政務三役が、早々に官僚の手で籠絡されてしまうのは、眼に見えている。
その間に、報道組織の制度を変え、クロスオーナー・シップを廃止する事にするとしても。
絶対に山ほどの抵抗が、霞ヶ関各所や財界やらから一気に押し寄せ、実現にまで漕ぎ着けられずに、流されてしまうのは眼に見えている。
その間のマスコミは、(小沢)政府の批判宣伝に明け暮れるであろう。
多くの国民達が、彼等の報道をそのまま信じ込んで行く事であろう。
要するに、各所各場に「小沢一郎」が居ない事には、事は進まない、と言う事だ。
実際「小沢幹事長」下で、鳩山総理が何が出来たかを振り返れば、自ずと見通せることである。
日本と言う国家の有り様は、根本からあらゆる枝葉までが、「親米官僚組織」と「強欲経団連」との手で、全て有機的に絡めとられ、絡み合い、解きほぐす事など絶対に不可能な所まで、来てしまっている。
そんな気がしてならない。
それこそ、強大な指導者がいでて、何から何までを「一気呵成に」同時進行で、ぶった切り破壊しつくさないと、日本の病巣は摘出出来ないし、病状は改善出来ないと、思ってしまう。
クーデターによる独裁政治。
それしか、日本を救う手段は無さそうに思えてならない。
そして、人類の歩んで来た歴史をひもとくと、強大な独裁権力を振るえる人物が出て来たら、ほとんどの場合は「正しい方向」とは逆の方向に力を行使するのだ。
毛沢東、お。
チャウセスクも。
ムバラクも、カダフィーも。
登場した時は、英雄であった。
救国のヒーローであった。
そして、国民全員が彼等を讃え、世界中も尊敬のまなざしを送っていた。
その後、彼等の行動が明らかになるに連れて、実は救国の祖でもヒーローでも、なんでも無かった事が、明らかにされる。
実は、単なる強欲の独裁者であった。
国民の多くを、殺したり傷つけたり、苦しめた事が分って来た。
アフリカ諸国には、もっと酷い例が山積している。
しからば、「日本を救う事が出来る」強大なヒーローなど、望むべくもなのだろう。
例えば、ヒーローと言うにはもの凄く小粒ではあるが、橋下徹を見てみるが良い。
多くの国民の支持を集め、拍手喝采されて権力を手にする事が出来そうな、そんな可能性のある。
旧来の政党がおもねり、彼にすり寄って合同すれば。
その間、マスコミ挙げての応援が期待出来れば。
しかし、彼の発想、発言、態度、これまでの実績、何一つ「国を救う」能力も、その思想も哲学も有りはしないでは無いか。
それでも、今のままで総選挙にでもなれば、大連立の野合を実行した彼を総理にする事だって、恥とも思わない「野田」であり「谷垣」でありその他大勢である事は、見えている。
日本は救われない。
それこそ「最後の審判」を迎える為の全社会の崩壊と消滅でも無い事には。
救われる「変革」は、起きる可能性は無い。
座して亡びるのみ。
しからば最後は、騒がず恐れず、日本人としての存在を改めて噛みしめながら。
笑って逝く事にするか。
優雅に酒でも酌み交わしつつ。
亡びて行こうか。
国民の多数が、目覚めるならば、何とでもなるのだが。。。。。