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晴れのち曇り、時々パリ

もう、これ以上、黙っていられない! 人が、社会が、日本全体が、壊れかかっている。

「財政赤字」たかが借金、されど借金。いっそ踏み倒せばいいのでは?

2012-01-31 23:25:57 | 政治と社会
『消費税増税』が、今や既定路線ででも有るかの如き、報道ぶりである。

このままでは、社会保障制度が成り立たなくなる、と言う理由で。

しかし、安住財務相がうっかり漏らしたホンネで言えば、「社会保障制度」の為に廻すのは1%。

残りの4%は、単なる財政赤字補填用で有るとか無いとか。

そして、その本質は「財政赤字」の補填にある。



こんな馬鹿な計算をする「学者」先生が居た。



▶国債を全て返済するには消費税63%にする必要ありと専門家(NEWS セブン/見出し)

>財政問題に詳しい東京福祉大学大学院教授の水谷研治さんが警告する。

>「いま日本の国家予算は約80兆円ですが、収入にあたる税金は40兆円しかありません。つまり、半分は借金して賄い子供や孫の世代に回しているんです」

>財務省の発表によると、積み上がった「国債」(=国の借金)は過去最大の924兆3596円に達する。現在の税収の23年分で、国民ひとり当たりに換算すると722万円になる。仮に金利が1%とすると、借金の利息を返すだけでも年間9兆円という莫大な支払いになる。さらに高齢社会の進行で、医療、介護、年金といった社会保障費が年間1兆円ずつ増えていく。

>「これらの借金は増税で返すしか道はありません。所得税や法人税より安定して公平な消費税で納めざるを得ないでしょう。私の試算では、すべての借金を返すには消費税を63%にする必要があります。そこまでいかずとも、いずれ大増税はまぬがれないでしょう」(水谷教授)
【NEWS POST セブン/2011年08月31日 07時00分配信】



これで、学者が務まるのなら、学者になれない人なんて居ないだろう。
君も僕も、みんな揃って「学者先生」だ。


アメリカの年間財政赤字は、四年連続で<1兆ドル>を越えた。

今のレートで言っても70兆円。
感覚的には、100兆円である。

日本の倍以上。

それで、アメリカでの税金は「消費税」入れて、どれだけのものだ?



▶米赤字、4年連続1兆ドル超=失業率13年に9%台ー議会予算局(時事/見出し)

>米議会予算局(CBO)は31日、2012財政年度(11年10月~12年9月)の米国の財政赤字が1兆790億ドルに達すると予想した。

>赤字は4年連続で1兆ドルの大台に乗せる見込みとなった。
【時事通信/2月1日(水)1時26分配信】


アメリカは、世界経済に深く拘っている。

もし、アメリカが破綻したら、世界が破綻する・・・。
と、言われて来た。


しかし、アメリカがナンボのものだ。

かれらは、取り敢えず必要な支払の為に、ドル紙幣を印刷しまくって来た。

結局、どの国もそうなのだ。

通貨に体する信用は下がる。
従って、インフレは進行する。

でも、金がない以上、造る。


かって、フランス財務省でミーティングした際に聞いて、門外漢である私には一瞬意味が分からなかった体験が有る。

「歳入不足にどう対処するかって? お金を造るんだよ」

ほんとに「作る」という言い方をした。

思わず聞き返して、再び帰って来た答え。
「印刷するのですよ」


日本がバブル崩壊で苦しんでいた頃、フランスも小型バブル崩壊が起こっていた。

時の財務政策は「緊縮財政」であった。
その事を説明した後で、上の発言は出たのだった。



日本の財政は、決してそれほど不健全では無い。

多くの方々が、いろいろな機会にその事を述べている。
しかし、メジャーのメディアには出てこない。

特別会計が、一般会計と同じかそれ以上に組まれている。
国会審議を経ずに。

国民の承認を受けずに。

収支報告の義務もなく。

そして、それらは「一般会計と同じ様に」どんぶり勘定で、実際の必要額の算定無く、おおよそで「余裕を持たせて」例年通りに、計上される。

使い道は、国家支出の中抜きの為に作った「特殊法人」の運営費。

つまり、官僚の高給と高額退職金の為に遣われる。

遣い残しが積立金として、ヘソ繰られてきた。
その分が150兆円程とも、240兆円と言われている。

年間予算と比べてみれば、規模は一目瞭然。

繰越金以外も、ばっさり削れば「天文学的」金額が湧き出で来るのだ。



▶国は永遠に続くので国の借金が永遠に続いても問題ないの声(POSTセブン/見出し)

>財政再建とは何か。この肝心な点が実はよく理解されていない。政府は「借金が1000兆円を超える(2012年度末で国債と借入金などを合わせて1085兆円)」などと宣伝しているが、本当のところはどうなのか。東京新聞・中日新聞論説副主幹の長谷川幸洋氏が解説する。

>通常国会が1月24日に始まった。焦点は消費税引き上げだ。野田佳彦政権は「増税分を全額、社会保障に充てる」と従来の説明を修正した。これまでは一部に社会保障以外の分も含まれていたのである。

>カネに色はついていない。借金で賄っていた分が増税で賄えるようになれば、その分の借金が減る。それなら増税の目的は財政再建と説明してもいいはずだ。そう言わず社会保障を持ち出すのは「その方が国民の納得を得やすい」という計算があるからだ。

>財政再建とは何か。この肝心な点が実はよく理解されていない。政府は「借金が1000兆円を超える(2012年度末で国債と借入金などを合わせて1085兆円)」などと宣伝している。

>よくある誤解は「どうやって1000兆円を返済するのか。孫の代まで借金を残すのは申し訳ない」という話だ。ところが、国の借金は全額返す必要がない。かなりの識者でも全額返済が必要と思い込んでいる人がいるが、まったくの誤解である。

>財務省は国の財政を家計になぞらえて「月収40万円の家計の毎月の借金が35万円」などと危機をあおる。だが、国と家計には決定的な違いがある。住宅ローンは完済しなければならないが、国は永遠に続くので、借金が永遠に続いても何も問題はない。

>問題は借金の規模なのだ。国の大きさに比べて借金が年々膨らみ続けていれば、財政は健全といえない。逆に減っていれば、健全と判断する。

>国の大きさに比べた借金は、たとえば「債務残高の国内総生産(GDP)比率」で計る。日本は2011年度末で182%だ。1998年度末は110%だったから、増加傾向にあるのは間違いない。これを横ばいか減少傾向にできれば、財政再建達成である。
【NEWS POSTセブン/2月1日(水)7時6分配信】


しかも肝心な事は、「国の借金」と言われる『国債』は、諸外国の様に外国の金融機関に買って貰っている訳では無い。

その大半を、日本国内で引き受けているのだ。

言い換えれば、「メガバンク」が買っている訳である。


だったら、何の問題も無いでは無いか。

銀行の年度末決算に「貸し越し」で記入して置けば良いだけ。
何の問題も無い。

償還時期になったら?

また書き換えさせるだけ。


何しろ、大手市中銀行は「公的資金」投入で破産を免れて来た。

そして、注入公的資金の返済を優先させる、というかけ声の下に「法人税」を払っていない。

だったら、国債引き受け分くらい、「塩漬け」にしても文句言う筋合いは無いのでは無いか?


経済の専門家は、目を剥いて批判するだろう「素人のへ理屈」である。

しかし、素人の発想の方が「硬直化した専門家」より、時にはずっと有効なことがある。


小沢一郎が、政権交代の旗印にした「国民の生活が第一」の詳細の根本が、『予算の総組み替え』であった。

特別計計も表に出し、一般会計と並んで総て評価をやり直し、「丼勘定」の分を総てはぎ取る。

不要な特会は総て整理する。

そうすれば、消費税の増税などまったく必要ない。


総選挙前、「財源は?」と聞かれる度に、小沢は答えていた。

「お金は出て来る」


その通りなのだろう。

それ以上に具体的に述べると、霞ヶ関に先に手を打たれてしまうが故に、詳細には触れなかった。

ただ「お金は有る」とだけ。

そして、政権交代直前の冤罪の為に代表をおりた小沢は、総理になれず、党務を仕切る事に専念させられてしまった。

そして、政府を仕切ったのが、人が良いだけが取り柄の鳩山由紀夫。

その後を襲ったのが、何の能力も無い菅直人。

岡田克也などは、その小沢の言い方に反発していたものだった。

この二人の総理は、「予算の総組み替え」など何の事やら分らず、直ちに財務官僚に取り込まれてしまう。

後は、財務省提供による「仕分け」ショー。


上記「水谷教授」の様な説明を、財務官僚から繰り返された野田佳彦は、日本の破綻を信じ込み、救世主になると信じ込まされて「増税一直線」とは、相成った。


アメリカは、財政立て直しを迫られている。

大統領選も、財政の行方が当落を決める。

当然これから半年、オバマ陣営は「考えうる限り」の機会をでっち上げて、日本から金を引き出そうとするだろう。

『TPP』など、その最たる道具である。

しかも、菅直人の方から「参加」を決めて連絡したらしい。

振って湧いた様なチャンスを、アメリカが手放す訳は無い。

その為にも、財務相の言いなりの総理大臣でなければならないのだ。
その為にも、小沢が復権してはならないのだ。

財務省に、法務省に、外務省に、防衛省に、そして何より「官邸」に、如何ばかりの圧力がかかっている事やら。

知識も肝っ玉も無い、「塾上がり」の演説上手なだけの総理など、赤児の手をひねるが如し。



次期戦闘機の導入もしかり。

『ユーロファイター』もダミーで候補に挙げておいたが、結論は最初から決まっていた。

『F35』は、石破ならずとも、新しもの好きに取っては、欲しくて欲しくて堪らない玩具なのだ。

何しろ<ステルス>だから!


その代物は、敢えて日本は開発協力の蚊帳の外に置かれていた。

周到なる手だてと言えよう。

<ステルス戦闘機>が欲しくてたまらない日本。

黙っていても、購入希望をする筈だ。

そこで、倍増に倍増を続ける開発費を、日本に肩代わりさせてやろう。

と、考えなかった訳が無い。


1機90億円超。
(本当は140億円)

その後のメンテその他のアフターサービス込みで150億円と、表面上は言っている。

日本は、最終的には40機欲しいのだそうだ。


しめて六~八千億円也。

で、済む訳が無い。



▶F35「高騰」は不可避 米の調達先送り、同盟国に波紋(産經/見出し)

>米国防総省による最新鋭ステルス戦闘機F35の調達を一部先送りするとした決定が、同盟国に波紋を広げている。調達先送りに伴い購入価格の高騰が不可避なためだ。

>豪州のスミス国防相は1月30日の記者会見で、調達計画を見直す考えを示した。豪空軍は調達予定の14機のうち2機の契約を締結、2014年に納入予定だ。15年から3年かけて調達する残る12機については、購入価格が高騰する恐れがあるため見直す方針だ。価格は当初の6500万ドル(約49億円)から「2~3倍になる」(関係者)との見方まである。

>米軍のF35の運用開始は当初予定の17年から19年にずれ込む可能性がある。仮に期限内に納入しても、米軍の運用開始前は米国内条項が適用され、不具合が生じた場合でも部品交換すらできない危険性がある。

>この条項は、対外有償軍事援助(FMS)に関するもの。米政府が価格や納期の決定権を持ち、米国が開発したにもかかわらず、米軍の運用開始前に武器を購入するという国に対しては、部品提供などの支援態勢が整わなくても米政府は免責されると定めている。

>このため、日本が期限内にF35を受け取った場合でも、「未完成品に不具合が生じても米側に過失責任を問えない」(防衛産業関係者)可能性が高い。
【産經新聞/2月1日(水)7時55分配信】


オーストラリア向けは、最初は49億円だった?
2~3倍への高騰は避けられない…?

(そう言えば、初期の頃は確か49億円と満っていた様な…)

と言う事は。
いつの間にか、値上がり分は吸収させられて居たのだ。

日本は、最初から「高騰予定価格」で対応していた訳だ。
ではメンテ経費込みで、結果は2~300億円になる?


ドンドン貢がせてやって下さいませ、ご主人様。
その分、消費税の増税分で日本人は頑張ります。

と、財務省は「野田」に言わせている。



▶印空軍、仏のラファール戦闘機選定 サルコジ大統領「契約には技術移転も含まれる」(産經/見出し)

>インド政府は31日、空軍の旧ソ連製ミグ21の機材更新と戦力増強のため計画している126機の新規多目的戦闘機の購入にあたり、フランス製のラファールを選定することを決めた。

>今後、フランス側との交渉に入り、最終的な価格を決定する。

>フランスのサルコジ大統領は、インド政府の決定を歓迎する声明を出した。また、「契約には技術移転も含まれる」と語った。

>インドは、海外への武器調達依存度を抑え国産化を目指すとともに、調達先の多角化を進めている。特に国産化については、技術獲得のために調達の際には共同開発や技術移転を求めている。このため、ラファールも大半はインド国内で生産される。
【産經新聞/2月1日(水)1時12分配信】


126機。
100億~200億ドル(約7600億~1兆5200億円)。

先に機種を一歩的に決定してから、「価格交渉に入る」という。

当然サルコジーは嬉しかろう。
「安くしときまっせ」と言うに決まってる。

大統領選挙の直前だもの。


実に見事な外交術ではある。

一機当たり八千万円から一億六千万円程。
この幅は、最近の<ルピー>の値下がり傾向の為の様だが。

それにしてもF35の100分の一の値段である。


そんなに『ステルス』が必要なのか。

どんな作戦に必要なのだ?
対中国ステルス機の為に。

馬鹿馬鹿しいと思うのは、私だけだろうか。

中国空軍と、空中戦をしてどうする。

現実的発想とは到底思えない。

職業軍人としての立場では、航空自衛隊(防衛省)は最先端の兵器が欲しいに決まってる。

(軍事)官僚の希望を全部満たしていたら、霞ヶ関の予算要求は「通年度予算」の数倍に膨れ上がるであろう。


最低限必要なものは、払う。
必要でないものには、大ナタを振るう。


これが「政治家」の仕事では無いのか。


「政治生命を賭けて」「不退転の決意で」『消費税を増税する』と言うのは、素人なら誰でも言える。

我々国民は、素人に日本の舵取りを委ねたつもりは無い。

「国家百年の計」を判断する筈の、『政治家』に国政を委ねたのだ。


い・い・か・げ・ん・に・し・ろ・!


ちなみに、一昨年「財政破綻」した、北ヨーロッパの某国は、今もちゃんと存在して居り、国民はそれまで通り普通に暮らしている事を、付記しておきたい。

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水の有る風景 「命の原点、生命の源」【日曜フォトの旅】

2012-01-29 23:52:50 | 心にしみる光景
水の有る星『地球』に棲む人類。

宇宙に、無数に存在する星々の中の、限られた環境が生命を造り出した。

人類は、貴重な生命。
掛け替えの無い『種』


なのだろうか。。。


広大な宇宙には、生命を育くむ可能性を秘めた惑星を持ち得る恒星は、分っている範囲だけでも100億程も有る。

人類は、お互いに殺し合って来た。
今も、世界各地で殺し合っている。

自らの「種」の命を守る事すら出来ない「ホモ・サピエンス・サピエンス」という種は、呪われた生命なのだろうか。。。



しかし、我々はここに居る。

90%の水と、炭素と、幾ばくかの有機物からなる肉体を獲得し、地球上のあらゆる他の生命を遥かに凌駕する容積を誇る頭脳を獲得して、この星に君臨している。

放射能をまき散らしながら。


『私はカモメ』
『地球は青かった』

その、生命の母である「河川」を「海洋」を、我々人類は、汚染している。
水の惑星『地球』を、あらゆる生命の母なる地球を、一生命種に過ぎない「人類」が、勝手に滅ぼして良いのだろうか。



今週のフォトの旅は、あらゆる「水の有る風景」を集めてみよう。



     
     アルプスの氷河。

シャモニーから、蒸気機関車の鉄道で45分、標高1800メートル程に有る『モンタンヴェール』の氷河は、「平地」で訪れる事が出来る最大の氷河だ。

氷河内に長いギャラリーが彫り貫かれ、見学する事が出来る。



高山の頂きに雪が降る。
凍り付いて氷河となる。

数千年の時を経て、数センチずつ下りながら、少しずつ溶けて流れとなって下界へ下る。

アルプスは、水の故郷。
天界より地界へと、水と言う「命の源」を送り届ける。


      
      イタリアとスイスとの国境の小さな湖

イタリアからスイスに抜ける『グラン・サン・ベルナール峠』のつづれ折りの急斜面を登りきると、頂上に小さな湖が有る。

そこをかすめると、スイスに入る。
そこから北にアルプスを下るとレマン湖に至る。


     
     『レマン湖』(スイス)夜景


この湖が、スイスとフランスとの国境である。


     
     フランス側の山頂から「パラグライダー」でレマン湖の上へと飛翔する


レマン湖からフランスに入り、南西行すれば、アヌシーに至る。


     
     アルプスの湖『アヌシー湖』(フランス)

このアヌシー湖は、欧州で最も透明度の高い湖である。
古代ローマの皇帝「アウグストウス」が好んで避暑に滞在した。

     
     アヌシーの町


イタリア側は、コモ湖やガルーダ湖、マッジオーレ湖等の湖が多く点在する。


     
     『コモ湖』(イタリア)


     
     『ヌーシャテル湖』(スイス)


ヌーシャテル湖は、アヌシーに次いでヨーロッパで二番目の透明度を誇る。
湖岸の急斜面の葡萄畑が、美しい。



レマン湖からフランス領に入った『ローヌ河』は、地中海まで南下する。

地中海は、文明の揺りかご。



     
     「ポン・デュ・ガール』ここを二千年前水が流れた

南仏プロザンスの代表的な光景、『ポン・デュ・ガール』は、アウグストウス帝の頃ローマ人が、遥か50キロ先の山のわき水を、ニームの町まで「飲料水」を引いた水道が、『ガール(がルドン)川』を渡る為に架けた橋である。

三層のアーチで川を渡る、最上階の275メートルの中は、水を通す<暗渠>となっていた。

全長50キロメートルが、1000mで40㎝下る勾配で、毎分数百トンの水をニームに供給した。

左右の壁体には、700年程流れた水がもたらした「石灰」が25センチ程も張り付いて、本来の水道暗渠の幅を狭めている。


     
     ニームの分水盤

ニームの町中には、二千年前の分水盤が残っている。
延々50キロを運んで来た「美味しい水」を、各町内に分水する為の給水所である。



     
     エックス・アン・プロヴァンスの温泉源

イタリア半島から進出して来たローマ人達が、最初に「ローマの地方圏(州)」の地位を認めた植民地が「プロヴィンキア(州)」から、なまって名前になった『プロヴァンス』地方であった。

首都は『エックス』

ラテン語で<水>を表す『アクアエ』のなまった言葉で、実は温泉がわく湯治場として栄えたのだった。

町で一番名高い通り「クール・ミラボー」に、当時の温泉の水源の一つからのわき水が「噴水」になっている。

この「苔だらけの」塊からしたたる水は、この通りに同じ様な噴水があと二つあるものと比べて、人肌に温かいのが実感出来る。

セザンヌの世界である。



ヨーロッパは大陸。

大河が悠久の時を刻んで、流れて行く。


     
     セーヌ河上流

セーヌは、フランス中央部やや東に依ったブルゴーニュ地方に源が有る。


     
     「セーヌ水源の碑」 


セーヌ河は他の多くの河川と同じく「女性形」である。

水源地には、「セーヌ源泉」を表す記念碑の女神像画飾られている。
ここから、水が湧き出ている。

この「セーヌ水源地」の周囲100メートル四方の土地は、パリ市の所有で、そこだけ「パリの飛び地」と言う事になっている。

セーヌ河の中の島で誕生し、セーヌの水運で富を得て、セーヌ河と共に時を刻んで来た、セーヌ河生まれのセーヌ河育ちのパリの、矜持とでも言おうか。



     
     ジヴェルニーのモネの家の日本庭園「睡蓮の池」

パリ首都圏、かっての王家の領地「フランシリアン地方」から、ノルマンディー地方に入ってすぐに、セーヌの支流の小さな河『エプト川』が流れて居り、その川の流れを庭に引き込んで塞き止め、日本式庭園を作った「クロード・モネ」の家が有る。

彼は「ノルマン人」であった。



世界中にほぼ共通に言える事は、主立った町は、川沿いに立地している。
夫々の町のシンボルとしての川が有る。


     
     ストラスブールの旧市街


アルザスの主邑「ストラスブール」はライン川沿いに有り、その支流『リール川』が町中を貫き、小さな運河も掘られている。


     
     『ドルドーニュ河』と「エスタン」の町

フランス南西部のドロドーニュ河地方は、太古の時代にネアンデルタール人が住み、クロマニオン人も住んだ。

このエスタン(Estain)の領主だった家柄(d'Estain家)の娘さんを奥さんに貰い受け、自分の姓ジスカールにハイフンで繋いだのが、『ヴァレリー・ジスカール=デスタン』元大統領であった。

学閥は、貴族の末裔と閨閥を作って「政界」に支配権を確立するのは、洋の東西を問わない様だ。



     
     『カオール』の町とロット河

ロット河は、ドルドーニュの支流で、カオールの町は中世に置ける強大な司教の依って立つ町であった。

歴史的なデザインの木造船が、係留されていた。



     
     『ディナン』の町の外郭を流れる『ランス川』

ブルターニュ地方、ノルマンディー国境に近いディナンの町の領主「デュ・ゲクラン」が、百年戦争開始当時『モン・サン・ミッシェル』守備隊長に任命され、イングランドの攻撃から島を守り抜き、フランス国王軍の司令官にまで出世して行った。

広いランス河の河口には堤防の様な物が造られて居り、満ち引きの潮位の差の激しい特徴を利用して『潮汐発電所』として稼働している。

フランスは、「原発」だけでもないのだ。
そう言えば、ピレネーの山中に「太陽熱発電所」(ソーラー・パネルでは無い、巨大な鏡)すら1970年代に造られている。


     
     ピレネー「太陽熱研究所」


     
ブルターニュ半島南側に有る「ポン・タヴェン」の町は、ポール・ゴーギャンが滞在し、彼を慕った若手の画家達が多く訪れ、後期印象派の絵画の拠点の一角になった。


     
     ポン・タヴェンの町と『アヴェン川』

せせらぎに浮かぶ小さな町の、流れに沿った光景は、まさに「一幅の絵」である。


この「ポン・タヴェン」からやや西に行ったあたりの海の原産の<牡蠣>が、丸い殻を持つ『ブロン』と言う種類のカキで、ローマ人達は余りの旨さに独占したくて、先住ケルト族と戦いを起こして征服した、と言う故事がある。

ローマ人の美食追求、恐るべし。



     
     『バイユー』の町の水車小屋


ノルマンディーの町バイユーは、1066年に公爵ギヨームがイングランドの王位を受け継ぎ、7つの王国に分かれていたイングランドを始めて統一して『ノルマン征服王朝』を打ち立てた頃の、ノルマンディー公国の首都であった。

ギヨームが、先のイングランド王「エドワード三世」から後継者に指名され、それに反対したエドワードの義理の弟ハロルドと闘った「ヘイスティングスの闘い」に至る歴史の流れを表した『マティルダ王妃のタピスリー』という、素晴らしい名品が残されている。

必見。



水が「非常に貴重な」環境もある。

例えばサハラ。


     
     ガルダイア郊外の伏流水


アルジェリアのサハラのど真ん中に、地下を流れる伏流水がある。
その流れに沿って、地上にはヤシが茂っている。

この一角に『ガルダイア』の町が有る。
初期イスラム教徒が、後から来た別のイスラムによる征服を逃れて移り住み、先年以上外部との接触を断って来た。

平家の落ち武者の様な、独特の町である。



     
    オアシスの光景1


サハラに貴重な水源は「オアシス」と呼ばれ、井戸に遊牧民達が水を汲みに集まって来る。


     
     オアシスの光景2

砂漠の中の岩場から水が流れ落ちていた。


     
     オアシスの光景3

水の湧く池の周りに、「野生のルッコラ」が群生していた。



     
     『ティミムーン』の町の外に有る分水場

アルジェリアのサハラの町『ティミムーン』の周辺では、貴重な水を夫々の畑に分けて流す為の「分水場」があり、水番が守っている。



     
     チャド湖畔


アフリカ大陸最大の湖であった『チャド湖』は、ここ20年でどんどん干上がって、今や往年の三十分の一の面積も残っていない。
砂漠化の流れは、誰にも止められない。。。

湖岸に、淡水の牡蠣のからが大量に打ち上げられて、堆積していた。



     
     シャリ河の渡し船乗り場

チャド湖に注ぐ『シャリ河』は右岸がチャド、左岸がカメルーン。
この渡し場はチャド。



     
     典型的な丸木舟(ベナン)

奴隷海岸と呼ばれたベナンは、18世紀「ダオメー王朝」が栄え、スペイン人から鉄砲火薬を与えられて他の部族を征服し続けて行った。

その捕虜達をスペイン人に渡して、さらなる武器弾薬を手に入れた。
スペイン人達は、その捕虜を「奴隷」としてアメリカ大陸に大挙して送り届けた。



     
     マラケシュの水売り

モロッコの古都マラケシュの、『ジャマル・エル・フナ広場』の名物の水売り。

羊の皮の水袋で水を売り歩く。
最近は、観光客の写真に映る事でチップを(結構な金額)要求して稼いでいる。



大河は大陸を流れる。

その大河は、時として闘いの防壁となり、商品の流通路ともなった。
遡行する商人の船から税を取り立て、敵の航行を防ぐ為に、河中に城が築かれたりもした。

     
     ライン川の『猫城』



大陸を横切った大河は、やがて海へと注ぎ込む。



     
     『リスボン』と『テージョ河』河口

スペインで『タホ(Tajo)河』と呼ばれる河は、古都トレドの横も流れて、ポルトガルに入って『テージョ(Tejo)河』と発音が変わる。

町の河岸に、「エンリケ航海親王」の『大航海記念碑』と、要塞兼税関であった『ベレムの塔』が並んで、偉容を誇る。



     
     『ポルト』の町と『ドウエーロ河』

上流の急斜面で栽培される葡萄で作る赤ワインが、この『ドウエーロ河』を運ばれて、ポルトの街で熟成され『ポルト酒』となる。

エッフェルが架けた鉄橋と、いまだに使われている「ポルト酒」の原酒のワインの樽を運ぶ木造船の光景が、ポルトの典型的な眺めである。



生命は海で誕生し、陸へ上がって進化したと、言われている。

潮騒は、誰しもの胸を騒がせる。
人は、海に帰りたい「本能」のようなものが有るらしい。



     
     『ドノスティア(サン・セバスティアン)』

北スペイン、バスクの主邑『ドノスティア』(これはバスク語名。標準スペイン語カタルーニャ語名ではサン・セバスティアンとフランス名で呼ぶ)の湾に浮かぶ島。



     
     『ラ・ボール』の海岸

ブルターニュ半島南側、もうブルターニュも果てで「ロワール河口地方」にかかるあたりに、『ラ・ボール』の街は有る。

英仏海峡の『ドーヴィル』、地中海の『カンヌ」『ニース』と並ぶ、有名リゾートである。
ここの海岸線は、大西洋岸各国の中で「最長」の砂浜を誇っている。




     
     『サンタ・テレーザ』の港

地中海のイタリアの島「サルデーニャ島」の北端、『サンタ・テレーザ』の港には、フランスのコルシカ島からのフェリーが着く。




     
     『ボニファーチョ』の港

コルシカ最南端の『ボニファーチョ』は、有数の高級クルーザーの寄港地として名高い。

小さな港に、外洋を楽に横断出来る豪華大型クルーザーが、舫っていた。


     
     コルシカ最南端の海

ここの海は、「水色」で特に美しい。



豪華クルーザーと言えば、モナコの右に出るものは無い。

そのモナコに、海洋学者「クストー船長」が館長として招かれていた『海洋学博物館』が有って、必見である。
そこの「水族館」は、断崖絶壁の上にそびえ建ち、地中海の水を直に汲み上げて使っている。


     
     水族館の蛸

モナコの水族館は、流行の大型水槽等は無い、オーソドックスなものながら、世界中の魚類が集められて居り、その種類の多さは世界に類を見ない程の規模である。



地中海と言えば『コート・ダジュール』


     
     サン・ジャン・カップ・フェラ周辺の海岸線

ニースからモナコまでの海岸は、実に美しい。
小さな、宝石の様なリゾート・タウンが点在する。

もし、かっての王侯の様なヴァカンスが過ごしたければ、最適の場所である。


しかし、海岸線は休暇専用と言う訳では無かった。


     
     コタンタン半島の海岸線

北フランス、ノルマンディーの『コタンタン半島』東側の海岸線は、とぎれとぎれに「断崖絶壁」が続く。

1939年6月6日。

連合軍に依る、決死の「大上陸作戦」の決行された場所であった。
海上に黒く見える「岩礁」みたいなものは、連合軍が使用した「上陸揚舟艇」の残骸である。

「人類の不幸な出来事は、子々孫々に語り伝えるべきである」という哲学で、撤去しないで「保存」してある。



人間は、闘いを止められない生き物なのか。。。。


自分達の住む「唯一の美しい星」地球を、何度も何度も破壊出来る程の核兵器を持っている。

一体何の為に使うつもりなのだろう…。



最後に「おまけ」を。


「命の水」を仏語で言えば「Eau de vie」です。

そのものズバリ「命の水」と言う言葉なのだが、これはコニャックの事をさすのです。


コニャック地方で、様々な伝統的なやり方を尊守し、法的に厳しく定められた歴史的な作り方で造り上げた、ワインから作られる蒸留酒を『コニャック』と呼びます。


或る倉に熟成され、保存されている貴重な古酒。

     
     チョークで誇らしげに書かれている「1899年」というヴィンテージ

樽に入っている間は、まだ熟成が続いている。

完全に熟成した、各種の畑やグレードの原酒をブレンドして、コニャックは作られる。



更に貴重な古酒。

     
     1803年!

これらの古酒はそれ以上樽においておくと酸化劣化するので、ガラスの大型フレスコに入れて密封して保存する。

何か、特別な「記念商品」等を作る際には、原酒の一種としてブレンドされて使われる事が有ります。


今宵は、大宇宙を夢見て生命の未来を考えるも良し。
種の起原を思うも良し。

潔く、酔っぱらって寝てしまうも、又良し。

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原発稼働ゼロでも「夏乗り切れる可能性」=枝野経産相/えっ、そんな事白状して大丈夫か?【週末一口時評】

2012-01-28 18:40:32 | 政治と社会
今週も、世界中で混乱の堪えない日々が続いた。


世界の事もさることながら、日本の国内の惨状は目を覆う程である。

一口では、とても批判出来るものでは無いとは言え…。



【100年前の今日】

     
     1912年1月28日『大和雪原(やまとゆきはら」』命名をする白瀬中尉


★<南極探検>白瀬中尉の大和雪原到達から100年(毎日新聞/1月28日(土)19時53分配信)



【今日ダカールで】

     
     反大統領の民衆の騒乱から一夜明けて警備の国軍



【今日チュニスで】

     
     女性の自由を求めてデモするチュニジアの女性達



【今日ダマスカスで】

     
     反大統領派市民達に囲まれた「転向兵士」達




【一口時評】


★野田、菅、仙谷、岡田、前原、枝野の6人の中で、誰が一番の『反小沢』だと思いますか? /歳川 隆雄(現代ビジネス/1月28日(土)7時5分配信)
☆素敵な記事だなあー。一番と二番がどちらも「新進党解党」で怨み骨髄でって(^^;)


◆信頼回復に全力=民主輿石氏(時事通信/1月28日(土)21時34分配信)
◇むり!


▶消費増税は「必要」63%…読売世論調査(讀賣新聞/1月28日(土)22時8分配信)
▷洗脳率63%

▶<消費増税>「低所得者へ1万円」案、民主党内で浮上(毎日新聞/1月28日(土)21時10分配信)
▷「堤防決壊を手で防ぐ」。根本の間違いを正さず、ひたすら小手先で馬鹿を繰り返す。

▶<震災議事録>岡田副総理、作成指針策定を表明(毎日新聞/1月28日(土)21時47分配信)
▷議事録は一年後から…って、馬鹿じゃん。

▶岡田副総理、国家公務員の新給与体系 年内めどに法案策定(産經新聞/1月28日(土)21時17分配信)
▷「下げる分は<イオン>が補填しますから」(御曹司)

▶日露外相、北方領土「静かな環境で議論」 実質協議は新大統領就任後(産經新聞/1月28日(土)20時32分配信)
▷困難は、永久に「さきおくり」。

▶首相、消費増税を国際公約…TVでダボス会議に(讀賣新聞/1月28日(土)20時7分配信)
▷民主の総理は『外弁慶』

▶みんなの党大会 渡辺代表「アジェンダで政界再編を」(産經新聞/1月28日(土)19時51分配信)
▷「政権公約」と「マニフェスト」と「アジェンダ」と、何処がちがうのかオセーて。

▶橋下市長にたかる「白アリ」?…首相発言に騒然(讀賣新聞/1月27日(金)23時28分配信)
▷もともと民主党は「官僚主導打破」を<シロアリ退治>と言ってた様な?

▶<みんなの党>党大会宣言「野田首相はシロアリ城の親玉」(毎日新聞/1月28日(土)19時33分配信)
▷ああ言えば、当然「こう」言いますよねえ。

▶公明「議事録未作成は法律違反」 岡田氏反論「事後作成あり得る」(産經新聞/1月28日(土)19時19分配信)
▷事後作成!? 「推認」して書くの!?

▶「政治主導」、官僚と溝…議事録作らず(讀賣新聞/1月28日(土)10時56分配信)
▷官僚は保身の為の証拠としてメモってるよ。あとあと祟られるに違いない。

▶森元首相「日露関係深化が大事」 露外相と会談(産經新聞/1月28日(土)19時18分配信)
▷大切だからって、「蜃気楼」が出て来てどーすんだ。

▶地方も身を削る努力を…岡田副総理が注文(讀賣新聞/1月28日(土)18時54分配信)
▷じゃあ、「シャッター街」再生の為にも、イオンを閉店させよう。

▶<前原政調会長>「新党は外交・社会保障の考え方を示して」(毎日新聞/1月28日(土)18時51分配信)
▷<日本浄化委員会>「前原クンは辞世の句を詠んで」

▶4月に政治塾開設=衆院選へ候補者育成―大村愛知知事(時事通信/1月28日(土)18時26分配信)
▷「維新塾」に続いて「減税塾」。松下幸之助もビックリ。

▶谷垣氏、無理して「ごね屋」やってる…仙谷氏(讀賣新聞/1月28日(土)17時59分配信)
▷仙谷氏、生来の「ごね屋」だね…正常な市民

▶新党「イメージだけでは駄目」=政策全般の明示求める―前原氏(時事通信/1月28日(土)17時43分配信)
▷前原「口先だけでは駄目」=まともな発想と正しい行動とを求めるー国民

▶大阪維新の会と連携=「政策同じ」と渡辺代表―みんなが党大会(時事通信/1月28日(土)17時8分配信)
▷橋下徹に聞いてから発言した方が良いのでは?

▶橋下市長「白アリに食われぬよう気をつける」(讀賣新聞/1月28日(土)9時8分配信)
▷ほらね。

▶「石原新党」で政界再編も=森元首相(時事通信/1月28日(土)15時33分配信)
▷石原、亀井、平沼ときて森喜朗じゃあ、「爺捨て山」ですね。

▶石原新党について、みんな・渡辺代表「政策見えてきていない」(産經新聞/1月28日(土)0時1分配信)
▷知ってるくせに。中身は「み」とおんなじじゃんか。

▶日本の立場害さず共同活動=ロ外相(時事通信/1月28日(土)14時4分配信)
▷面妖な。ロシア人のDNAにそんな発想は無い筈なのに。何が望みだ?

▶森元首相、消費税は「一緒になってやって解散を」(産經新聞/1月28日(土)13時33分配信)
▷野合で増税して解散して、「一緒になって」大政翼賛政府作りたいってさ。

▶税率8%で現金給付も=消費増税の低所得者対策―財務相(時事通信/1月28日(土)12時58分配信)
▷いっそ「ミニマム・インカム」にして、後は総て国営でカバーする事にしてしまえば? 

▶福島の18歳以下医療費無料化、県に見送り伝達(讀賣新聞/1月28日(土)12時37分配信)
▷かくして佐藤雄平の陰謀は潰え去り、民主の人の正体は割れた。

▶「若者の負担緩和を」=消費増税、理解求める―安住財務相(時事通信/1月28日(土)11時16分配信)
▷じゃあ、25歳以上は無税ね。

▶石原新党へ綱領「国柄守る」 「東京より国家大事」(産經新聞/1月28日(土)7時55分配信)
▷それで「消費税15%一気上げ」と「核武装」な訳ね。

▶八ッ場ダム、マニフェストと異なりおわび…首相(讀賣新聞/1月28日(土)0時53分配信)
▷「総ては小沢が勝手にやった事で…」ってね。

▶<行政改革>全閣僚参加の「実行本部」設置 31日初会合(毎日新聞/1月28日(土)0時38分配信)
▷公務員の給与少し下げて、議員の数減らせば「行政改革」だって!?

▶自民、郵政法案の対応先送り(産經新聞/1月28日(土)0時27分配信)
▷亀は万年。

▶「石原新党」に不快感=谷垣自民総裁(時事通信/1月27日(金)22時11分配信)
▷「新党きづな」に不快感=岡田民主党副総理。

▶<比例代表連用制>自民・谷垣総裁 導入に否定的な考え示す(毎日新聞/1月27日(金)21時19分配信)
▷公明の抜け駆けは許さないもんね。

▶新「子どものための手当」衆院提出…自公反発(讀賣新聞/1月27日(金)20時40分配信)
▷略して「子供手当て」。でも「縮小版」ですから。

▶F35調達「約束順守を要求」=米国の計画先送り受け―空幕長(時事通信/1月27日(金)19時5分配信)
▷「アナータガータモウ、フウテンマノー、ヤァクソクオ、マアモリナサーイ」

▶<F35調達先送り>日本政府、懸念強める 状況確認へ(毎日新聞/1月27日(金)19時5分配信)
▷「セントーキノウ、カアイハーツニイ、ニッポンワァ、カーンケイ、ナーイノデェス」

▶電気料金値上げ前に資産整理を=石原都知事(時事通信/1月27日(金)18時33分配信)
▷前回東京五輪誘致活動の赤字の埋め合わせに、資産整理を=都民

▶新周波数、携帯4社申請=2月下旬にも決定―総務省(時事通信/1月27日(金)18時17分配信)
▷それより「TV電波」のオークションは?

▶自民・石破氏、国会議員の定数や歳費削減「進めるべき」(産經新聞/1月27日(金)14時42分配信)
▷貴殿に先ず身を引いて頂きたい。目障り。

▶百人一首でチクっ 伊吹氏、自民低迷にも嘆き(産經新聞/1月27日(金)7時55分配信)
▷「忍ぶれど色に出にけり消費税 嘘をつくなと民の問うまで」と批判した…って、単語換えれば自民党政権の総てにも当てはまるね。

▶衆院代表質問 攻防かみ合わず 消費増税「視界ゼロ」(産經新聞/1月27日(金)7時55分配信)
▷群盲議事堂に遊ぶ。

▶消費税増税めぐり「一・一ライン」苦言(産經新聞/1月27日(金)7時55分配信)
▷群聾聞く耳持たぬ。

▶「選挙権年齢引き下げ」18歳成人も検討 経済活性に寄与 契約などリスク(産經新聞/1月27日(金)7時55分配信)
▷精神年齢は??

▶使用済み核燃料は中間貯蔵…馬淵氏勉強会が提言(讀賣新聞/1月26日(木)22時7分配信)
▷中間貯蔵=半永久貯蔵/永久被曝

▶首相、消費税上げ法成立後に「国民判断あおぐ」(讀賣新聞/1月26日(木)21時56分配信)
▷やる前に仰ぐのが常識だが、非常識な奴ら故…。

▶新年金制度、財源示さず=輿石氏発言を修正―前原氏(時事通信/1月26日(木)21時45分配信)
▷森喜朗が口出すと、自民党内がろくな事にならん。前原が口出すと、民主党内がハチャメチャになる。

▶地下倉庫に1300万円分の切手=8万枚、記録なし―愛知県庁(時事通信/1月26日(木)18時40分配信)
▷県警の地下室も調べたら? 地裁の地下室も調べたら?

▶課題やり抜き解散=野田首相、経済・行革にも不退転―代表質問(時事通信/1月26日(木)17時43分配信)
▷「日本を破壊し尽くしてから、辞めてやる」(ノーダ)

▶<原子力規制庁>引っ越し間に合わない可能性 4月発足前に(毎日新聞/1月26日(木)13時8分配信)
▷カンバン書き換えるだけで、なんで引っ越しする訳? 又そこにも利権?

▶鳩山氏「『新しい公共』消え寂しい」 首相施政方針演説に苦言(産經新聞/1月25日(水)20時52分配信)
▷国民「『国民の生活が第一』消え悔しい」2009年8月30日に民主党に投票した全国民が民主党を弾劾。

▶<センター試験>名前変え出直し? トラブル多発組織改革へ(毎日新聞/1月28日(土)11時28分配信)
▷新法人化で、更に「蛆下りポスト」が増えるのね。

▶ストレステスト、批判派委員が会見(時事通信/1月27日(金)18時39分配信)
▷「原子炉メーカーがストレステストを行い、メーカーOBが審査している」それで60年まで延長!!

▶自民&民主議員“尖閣”を洋上視察!大カツオ美味かった(夕刊フジ/1月27日(金)16時56分配信)
▷上陸しろよ! 日本国領土の銘版嵌めた杭打ち込めよ! 刺身喰ってんじゃねーよ。

▶民主女性議員がラウンドガール!リング上でエロ~い姿披露(夕刊フジ/1月27日(金)16時56分配信)
▷どーでもいいけで、ちょっと違う。

▶「暴力活動家」に悩める捕鯨の町 脅迫状、暴行…(産經新聞/1月27日(金)15時6分配信)
▷クジラ如木で「伝統文化」を破壊する大馬鹿者共を、駆除せよ!

▶二宮金次郎は「歩き読み」を助長? 小学校から消えつつあるのか(J-Cast ニュース/ 1月27日(金)12時32分配信)
▷あーあ、アホな感覚が又一つ…。些細な事にこだわって、大きなものを失う。

▶小泉進次郎氏「自民は反対ばっかり」党内失望感(讀賣新聞/1月27日(金)8時1分配信)
▷この仔ネズミも、早く増税したいんだ。

▶<コメ作付け>除染困難時に厳しく制限 JA福島方針(毎日新聞/1月26日(木)21時4分配信)
▷可哀想ですが、作っちゃ駄目でしょ。。。

▶<放射性物質>除染14年3月に完了 環境省が工程表(毎日新聞/1月26日(木)20時31分配信)
▷はあああ? 「積んでは崩し」状態なのに…!?

▶創価学会池田名誉会長「原発に依存しない政策へ」 公明党への影響は?民主党へも?(J-Castニュース/1月26日(木)18時42分配信)
▷ノー・コメント。(機を見るに敏な亡霊だ…)

▶IAEAが大飯原発視察=福井(時事通信/1月26日(木)12時46分配信)
▷世界中の原子力発電と核開発事業社の団体の視察に、何か公平性でも??

▶ドコモ通信障害「通信量増大の見積もり、甘かった」会見で謝罪繰り返す(産經新聞/1月26日(木)12時4分配信)
▷業界最大手は、<トヨタ>も<松下>も<JTB>もかっての<JAL>も、経営感覚は同じ。

▶<広島刑務所脱走>「気の緩みなどが原因」法務省が中間報告(毎日新聞/1月26日(木)11時43分配信)
▷そんな「分りきった事」が中間報告!? ダミダこりゃ。

▶24億円で道頓堀川をプール化!…堺屋太一氏、ぶっ飛びプラン(スポーツ報知/1月26日(木)8時2分配信)
▷重箱の隅をつつく橋下が?

▶あふれる情報、正しく見分けるには(産經新聞/1月26日(木)7時55分配信)
▷決まってるじゃん。大手新聞を読まない事。TVのニュースを見ない事。

▶冬と闘う仮設住民「早く春が来てほしい」(産經新聞/ 1月25日(水)21時10分配信)
▷自国の政府と闘わなければならないと言う不条理。。。

▶<中国気になる話>「中国に感謝」から一転!チャド政府、中国資本の石油精製所に閉鎖命令(Record Chaina/1月28日(土)17時34分配信)
▷中国はアフリカ中を搾取してるからなあ。

▶<オーストラリア>首相の靴片方 ネットで16万3000円(毎日新聞/1月28日(土)12時18分配信)
▷返却しない所がエラい!?

▶中国企業初!温州商人が米銀行買収=目的は米高官とのコネ獲得―仏メディア(Record Chaina/1月28日(土)9時43分配信)
▷あーあ、としか言えない。

▶「ホルムズ海峡封鎖」以外のシナリオ、イラン革命防衛隊が暴走も(ロイター/1月27日(金)10時54分配信)
▷ドッチに転んでも、アメリカの思うつぼ。

▶破裂恐れの豊胸材、仏企業の創業者を過失致死容疑で逮捕(ロイター/1月27日(金)10時5分配信)
▷これを機に、世のご婦人方は「神の領域」に挑む様な暴挙を為さらぬ様に、老婆心ながら…。

▶不景気の欧米を脱出=中国での仕事を希望する外国人が増加(Record Chaina/1月27日(金)9時45分配信)
▷怖いもの知らず。

▶地上戦力10万人削減=米長官(時事通信/1月27日(金)8時58分配信)
▷「思いやり予算」廃止したら、日本からは直ちに出て行くに違いない。

▶日野、国内生産・国内販売・輸出・海外生産がオールプラス…2011年実績(レスポンス/ 1月27日(金)18時47分配信)
▷そんな企業もちゃんと有る。


◆原発稼働ゼロでも「夏乗り切れる可能性」=枝野経産相(ロイター/1月27日(金)11時50分配信)
◇おいおい、そんな事白状しちゃって大丈夫かい!? 原子力マフィアに嵌められるぞ。(枝野が嵌められたら喜ぶけど)



今週はこの辺で。

お待ちかねのモフモフを、どうぞ。



【今週のモフモフ】


     
     「フン、一体改革だって!?」


     
     「ベーーだ。嘘つきは舌抜かれるんだぞー」


     
     「わーい、まってたよー」


     
     「待ててくれたの? オザニャン・ガールよ。頑張るんだから」


     
     「ふむ。わたしがオザニャンです。選挙区に張り付きなさい」


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寄ると触ると『新党』話ばかりが飛び交って、開会直後の国会は最早存在意義が無くなっては居ないか。

2012-01-27 23:46:20 | 政治と社会
民主党の余命は、既に無い。


では、自民党が復活するのか。

2009年夏。
「自民党なるもの」を、国民が<やっと>拒否しての、政権交代であった。

その「交代失敗」を受けて、自民党にまた権力を与える訳にはいかないでは無いか。



それで、「第三極」の存在は<不可欠>なものとなった。

まさか、先の参院選で起こった様な「み党」に流れを作らせる訳にはいかない。
新自由主義の「隠れ自民党」である。



▶「第3の勢力」大躍進 首都圏では民主 11議席 自民 28議席 第3 32議席(ゲンダイ/見出し)

>民主党が昨年末、小選挙区(比例復活含む)の1年生議員106人の選挙情勢を世論調査し、先週から順次データを1年生本人に手渡している。

>実はそのデータをじっくり読み込むと民主・自民双方が震え上がるひとつの兆候が見えてくる。

>データは、民主、自民それぞれの候補者以外に、「その他」「わからない」という項目があり、「その他」の数字が驚くほど高かったのだ。ある選挙区では、民主候補の支持率40%、自民30%に対し、「その他」も30%。つまり有権者は民主でも自民でもない未知の“第3の候補”に期待を寄せていることが数字で裏付けられたのである。

>「有権者が第3勢力を望む傾向は、マスコミの世論調査でもハッキリしています。今月の産経・FNNの調査では、みんなの党は政党支持率が8.6%なのに、比例投票先になると14.7%に跳ね上がっていました」(自民党の地方県連関係者)

>東京(25)、埼玉(15)、千葉(13)、神奈川(18)の1都3県の全71選挙区に第3の候補者が立ったらどうなるのか? 選挙のプロにシミュレーションしてもらったら、仰天結果になった。民主11、自民28に対し第3勢力は32選挙区で勝利の可能性が出てくるというのだ。

>消費増税推進の2大政党は共倒れの運命だ。
【日刊ゲンダイ/2012年1月24日 掲載】



大方の国民の感情は、こんな所だ。

国民としては、選択肢が無いと泣くに泣けない結果となってしまう。

ミスミス、単純に「自民党」に復活を許すのか。
それとも「みんなの党」で、結局自民党なるものに戻るのか。


その、国民のジレンマの感情は、敵にとっても同じジレンマな訳だ。

民主党に留まって、座して落選の憂き目を待つのは、かなわない。
自民党に留まっても、「民主党候補」の堅い選挙区では、復権は叶わない。


選ぶ方も、選ばれる方も、「第三の受け皿」は、必要なのだ。


簡単に、先行きを想像してみれば、さほど難しい事でもなく、おおよその流れは見えている。

先ず、民主党を既に飛び出した部分がある。


『新党きづな』
『新党大地・真民主』

「きづな」は、「小沢別働隊」かと思われた。
しかし、民主党政権に正面きっての対決姿勢は取らないらしい。
真意が良く解らない。

良く解らないと言えば、もっと分らないのが、「真・民主」であろう。
野田政権と連携をとる、とのたまっている。

この連中は、本格的な動きが起こった時に、姿勢が問われる。
しかし、新たな動きの<核>とはなり得ない。

数の内に過ぎないと、思える。


本格的再編のキーと見られるのが、橋下徹の動きだろう。

それを取り込めるか、取り込めないかで、動きの成否はちがったものになるに違いない。


▶<石原都知事>新党構想 大都市3知事会談が焦点に(毎日/見出し)

>昨年末に表面化した、東京都の石原慎太郎知事を党首に想定した新党構想が再び動き始めた。石原氏は27日の記者会見で、新党結成を主導する国民新党の亀井静香代表らとの関係について「いくらでも協力すると合意し、政策について意見のぶつけ合いをした」と述べ、協議を進めていることを明らかにした。次期衆院選をにらみ、知名度の高い「大阪維新の会」代表の橋下徹大阪市長らを巻き込めるかが焦点となる。

>石原氏をトップとする新党構想は、次期衆院選での生き残り戦略を探る亀井氏が仕掛け人。亀井氏はともに自民党旧安倍派に所属した石原氏の説得を続けており、「たちあがれ日本」の平沼赳夫代表にも声をかけている。ただし、亀井氏や平沼氏では「選挙の顔」には難しく、広がりにかける弱みがある。

>このため、亀井氏には「石原新党」の結成により、橋下氏の参加を促したい思惑がある。石原、橋下両氏や愛知県の大村秀章知事ら知名度のある首長を取り込めば、次期衆院選で新党の存在感が高まるのは確実。石原、橋下両氏は大都市制度のあり方について2月にも意見交換する見通しで、3者会談を新党構想にどうつなげるかがポイントになる。

>しかし、橋下氏は亀井氏の姿がちらつく新党構想からは距離を置く。民意の「既成政党離れ」が加速するなか、次期衆院選では全国の小選挙区から独自候補を擁立する方針。

>大村氏も27日、記者団に対し、石原氏らとの新党構想について「まだ直接おうかがいしていない」と述べるにとどめた。
【毎日新聞/1月27日(金)23時26分配信】


石原慎太郎。
亀井静香。
平沼赳夫。

この三人は、全くの「同床異夢」で、単なる打算に依る結合に過ぎない。

石原は、消費税を15%以上に、一気に増税する腹づもり。
亀井は、今の所は増税には反対。

石原は、「総理大臣」になれるのなら、多少の意見の相違はどうでも良い。
しかし、亀井静香の「先走り」を苦々しく思っている。

平沼は、もう一度権力の中枢に返り咲きたい一心で、方法論は何でも構わない。

ただ、亀井とはもう一つソリが合わない。

この連中の「新党」騒ぎは、正しく「橋下維新の会」にたかろうとする<シロアリ>のレベルでしかない。

野田佳彦にしては、始めてまともな事を言ったものだ。


橋下徹は、「勝てる」と見ると一気呵成に出るだろう。

ただ、TVタックルのノリで、大阪市政まではやれても、あの見境の無さで「国政」に手を出されては、はっきり言って叶わない。


いずれにせよ、ブレーンも乏しく、配下の候補者はこれから探すと言う次元の動きである以上、一定のブームは起こせるにしても、「小泉郵政選挙」の様な流れにまではならない。

有能な参謀と、綿密な戦略とが伴わなければ。



▶石原新党へ綱領 亀井氏と溝、維新連携の妨げ(産經/見出し)

>27日午後、都庁で記者会見を開いた石原慎太郎知事は複雑な表情を浮かべながらも新党の綱領作成に着手したことを渋々認めた。

>ただ、3月結党については「亀井静香の流す怪情報にはだまされない方がいいよ。3月は一番忙しいんだから…」と突き放した。

>亀井氏「6月にも解散がある。3月末までに新党を作らないとダメだ!」
 石原氏「そんなのできるわけないだろ!」

>早期の新党結成で衆院解散をめぐる攻防の主導権を握りたい亀井氏。これに対し、石原、平沼両氏は自民、民主両党を巻き込んで70~80人規模の新党を作るため、機が熟すのをじっくり待つ腹づもりなのだ。

>昨秋から新党構想を主導してきたのは亀井氏だ。自らが率いる国民新党のメンバーを路頭に迷わせるわけにはいかない。むしろ国民新党とたちあがれ日本による小所帯でスタートした方が自らの手腕を発揮しやすいと考えており、25日の会合でも「結成当初は小人数でもいいじゃないか」と譲らなかった。

>「石原代表-平沼代表代行」の二枚看板で関東、関西、中京の3大都市圏で旋風を巻き起こしたい石原氏との溝は深まるばかりだ。
【産經新聞/1月28日(土)7時55分配信】



先ず持って疑問なのは、「石原・平沼」で、自民と民主から70~80人も、集まると本気で思っているのだろうか、と言う事。

>「政界再編を論じるのなら手段や政策を考えなければしようがない。不満分子を集めて数をそろえたって政党にならんよ…」(石原慎太郎)
(上記産經)


その通り。

分ってるじゃ無いか。

それで、「政策」を論じたからと言って、70人は無かろう。

自民で分裂の可能性が有れば、「谷垣」で良いか、嫌か、だけである。

反谷垣勢力を集めたとしても、せいぜい「石原伸晃」首相で行くしか有るまい。


どう考えても、いま巷で起こっている「新党騒ぎ」は、鬱陶しいだけの、文字通りの『騒ぎ』に過ぎない。


精々騒ぐが良い。

新党ラッシュで遊んでいて構わない。

『新党霞ヶ関」
『新党植民地支部』
『新党星条旗』


何だって、構わない。


しかし。

冗談は抜きにして。
今年半ばの選挙は、多いに有りそうだ。

その為に、本物の「受け皿」が是非とも望まれる。


その為の<キーマン>は、やはり『小沢一郎』を置いて他には居ないのだ。


もし、彼が「動くならば」70~80人の勢力は形づくれるに違いない。

自民党の、反TPP勢力を引き込めれば、100をこす事も可能かもしれない。

彼が、3年前に戻って「国民に訴えかけられる」選挙をやれれば、何とかなるかもしれない。

その流れになれば、橋下グループとも協力体制を築けるだろう。

本物の、「政界再編」を起こせるかもしれない。

ましてや、野田佳彦で行き詰まって「選挙管理内閣」の様な形で、小沢が仕切れれば、もしかしたら「民主党の再生」が可能かもしれない。

どうも、本人はその線を考えている様だ。

かもしれない。かもしれない。かもしれない。。。。



しかし。


小沢一郎を、是が非にでも「有罪」にし無ければ「後が無い」勢力が、死にものぐるいで立ち塞がっている…。

日本の再生は、国益等を考えない、一握りの司法官僚の手に、委ねられている。



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やってはならない「世界でも例ない試み」の強行を自慢する野田<殺人政権>を弾劾する!

2012-01-26 22:16:53 | 政治と社会
政治は人を救うのが役割。

である筈だと、信じていた。
ところが。


政権強奪民主党は、国民を殺す政権を目指して来た事を、自ら明らかにした。


東電の、「想定外」なるいい加減な利益追求主義に依る「人災」に他ならない『福島第一原発』爆発事故以後、ありとあらゆる機会を奪って、住民に助かるべきチャンスを与えず、助かろうと言う意識を潰し、住民達を「諦めさせる」事に、うつつを抜かして来た。

自分達が直面する「人類史上」に類を見ない大規模放射能汚染にたいして、ただ「責任逃れ」と膨大な予算と技術とを要する「面倒な事の先送り」に終始して来た為に。



▶官のずさんな情報管理が日本をだめにする(ITmedia/見出し)

>それにしても驚いた。3月11日に発生した東日本大震災、そして東京電力福島第一原発の事故。首相官邸は当然危機管理モードに入り、危機管理緊急センターが立ち上がる。そこに続々と各省庁の局長級幹部が集まり、政府の行動が決定されていく。しかし当時の菅直人首相を本部長とする原子力災害対策本部の会議の公式議事録が作成されていなかった。全部で23回開かれたそうだが、その公式記録がないというのである。それだけではない。東電に設置された統合対策本部の公式議事録もないのだそうだ。

>当時の枝野官房長官が「健康にただちに影響ない」と繰り返し会見したのは目に焼き付いているが、これがどういう情報に基づいて発信されたものなのかということは、会議の記録なくして検証することはできない。検証できなければ、もし同じようなことが発生した場合、会議の参加者が共有できる公式の情報がないということになって、今回の議論と同じ議論を繰り返すことにもなりかねない。

>情報と整理と保管は、どのような組織であれ、その組織を運営するには欠かせないものである。ツナミで基礎自治体の資料が流されてはじめて、バックアップがどれほど重要かを行政当局は思い知ったはずだ。そして行政にとって情報を国民や住民と共有することこそが、行政を効率的かつ円滑に動かす基礎であることを再認識したはずだ。

>野田内閣が増税一直線に走るなかで、公権力が正当かつ効率的に運営されていることを自ら立証できなければ、国民は増税に納得しないのである。それは単に、国会議員の数を減らすとか、役人の給料を引き下げるとかいう問題に矮小化させてはならない。
【ITmediaエンタープライズ/1月26日(木)8時25分配信】


この記事の抜粋に、何らコメントする事は無い。

総て、当たり前の事だからだ。

「議事録が残されていない」

恐らく、「事後に責任の所在をアヤフヤにしてしまいたいから」だろうと言われて、何か弁解出来るだろうか。

この直接の責任者は、菅直人と枝野幸男の二人である。

なにか返答有れば、答えてみるが良い。


国は、責任を県と東電とに押し付けたくて。
県は、責任を国と東電とに押し付けたくて。
東電は、責任は無いと言いたくて。

管財民一体となっての隠蔽工作に奔走した。

「福島県」という組織を壊滅させたく無くて、県職員の仕事場を無くしたく無くて、県知事と言う地位を失いたく無くて、県民の県外避難をさせない為に全力を尽くして来た、佐藤雄平県知事。

市町村も同じ。

そして、強制避難指定地区すら、早々に住民の帰還をさせようと謀っている。

地方と国とが一体となって。



▶住民の帰還、実現できる=「世界でも例ない試み」―細野環境相(時事/見出し)

>除染工程表の発表に伴い、細野豪志環境相は26日夕、「除染の目的は避難されている住民の方々に一日も早く帰ってきていただくこと。世界でも例のない試みで、わが国の底力が問われるが、さまざまな壁も必ず乗り越えることができる」と述べ、帰還実現へ決意を示した。環境省内で記者団に語った。

>同相はこの中で、工程表について「当初は年度末ぐらいにということでやってきたが、市町村からの要望があったので、大幅に前倒しして(除染の)基本的な考え方をまずお示しした」と説明。今後市町村と協議しながら、今年度末をめどに特別地域内の除染実施計画を発表する考えを表明した。
【時事通信/1月26日(木)18時37分配信】



『世界に例無い試み』

当たり前だ。

人の住めない所に、人間の命を危険に曝す所に、公権力が住民を住まわせる事など、世界に例がある筈が無い。


チェルノブイリの例をとると、30キロ圏に立ち入り解除したのは、爆発事故から実に25年後の事である。

しかも「見学バス」のみで、勿論住人の帰還では無い。



拙ブログでも、ツイッターでも繰り返して来たが、『除染』と言う行為は<放射能>を消し去る事では無い。

表面の放射能をかき集めて、或は洗い流して、どこか他の場所に移し替える事に過ぎない。


集められた、集まった放射性物質は、一体どうなるのか。

無くならない。
密度をまして、濃度を高めるだけ。

セシウム137の半減期が30年として、30年で半数が消えるが、その残りの半数は後30年経たないと無くならず、残った1/4も、それが半分になるのに更に30年を要する。。。。。

つまり、計算上では100μシーベルトのセシウムが、150年後にやっと3コンマ5のμシーベルトにまで減る事になる。

フクイチでは、いまだに放射性物質の排出は続いている。

完全に封じ込めるには、溶け去って行方知れずの燃料を見つけて回収して封印し、壊れた原子炉を石棺化して、はじめて放出を止める事が出来るのだ。

α線と、β線は比較的防ぎやすいが(アルミフォイルで遮断可能)、γ線は50センチ以上の厚みのコンクリートか、10センチ以上の鉛でないと防げない。
プルトニウム線は、数メートルの水の壁でなければ防げない。

原発の「核燃料棒」の貯蔵が「深いプール」に沈められているのは、温度の上昇に依る核反応の活性化を防ぐ事に加えて、万一に備えての被曝防止の為でもある。

コンクリート鋪装の道路や、比較的凹凸の少ないコンクリートのビルなら、表面に付着している放射性物質は洗い流せるであろう。

安定した表面を持つ土面(一般家庭の庭や校庭など)なら、表土を削って取り去れば、放射性物質は取り除けるであろう。

だが、立ち木のはえた公園、複雑な地形の畑や山河は、一体どうやって『除染』とやらをやるつもりなのだ?

野山の樹々を刈り取って、丸坊主にするのか。
田畑を、あぜ道や小川を、総てローラーで平にならしてしまうのか。

しかし、その後も降り注ぐ筈の放射性物質は、どうする。

勿論、爆発直後の様な多量の線量では無い。
しかし、確実に放射は続いている。

そこへ、住民を「帰還させる」という暴挙を、平然と行う事を公式に発表する神経が、信じられない。


チェルノブイリ事故での、ベラルーシやロシアの住民達の癌の発病率の上昇が、「被曝と関連付けるる証拠は無い」と、いまだに主張する科学者が居る訳だ。

何しろ、病変した内蔵や血液に、「Maid in Chernobuyl」と言う様なラベルは、貼ってないのだから。
どれだけでも「無関係」と強弁する事は可能だろう。


放射能に依る血液への癌『白血病』への影響が現れる事が確認出来るには12年ないし5年程かかると言う。

個体癌(内蔵癌)が確認出来るのは20年以上後、と言う研究結果もあるらしい。

そうなれば、行政当局としては、やりたい放題と言う事になってしまう。

当局に「人の心」が無ければ。。。


>「当初は年度末ぐらいにということでやってきたが、市町村からの要望があったので、大幅に前倒しして(除染の)基本的な考え方をまずお示しした」(細野豪志環境相)


つまり、自治体が「無法極まりない」住民帰還を『要望』している訳である。

人間の心等、カケラも無い。

ツイッター情報によると、「避難住民」に、地方住民税を請求する自治体も有るらしい。
避難期間中の、居住しなかった期間にまで遡って。

要するに、「自治体消滅」を防ぎたい。

市町村長としては、地町村役場としては、自分達の地位と収入とを、「存在意義」を、失いたく無い。

被曝が続こうが、世界に例がなかろうが、住民は少しでも早い時期に帰還させる。

避難先の受け入れ状態が整わない事を良い事に、「生まれ育った町や村」への『望郷』の想いの強いお年寄り等の心情につけ込んで。


そして、そのような地方行政の思惑は、国の思惑と「見事に」一致するのだ。

福島県や、その周辺から逃れて来た避難住民の、生活基盤を造り出す支援の欠如に対して、避難を黙認していたら「これから先一体どうなる事やら」心配であった国としては、自治体の要望と、住民の望郷の念、とはまさに渡りに船であったのだ。


かくして、「除染」とやらの技術すら確立していない中で、東電や東芝傘下の企業に依る「事業独占」は押し進められ、何処やらに利権と利益とが集中し、住民だけが犠牲を強いられる結果となる。

これだけの年月をかけて。



さらに、この悲惨な現状を生み出した『東京電力』に体する政府の温情は、一体何処から来るのだろうか。



▶東電に6900億円追加支援へ=支払い作業の遅延解消で―政府(時事/見出し)

>政府は26日、福島第1原発事故の被害者に対する賠償資金として、東京電力に来月にも約6900億円を追加支援する方向で調整に入った。追加支援の条件とした賠償金の支払いが進み、自主避難者を含めた150万人への賠償にもめどが付いたため、必要な資金を供給する。東電と原子力損害賠償支援機構は来週以降に事業計画を変更し、政府に提出。枝野幸男経済産業相が支援の可否を最終判断する見通しだ。 
【時事通信/1月27日(金)2時33分配信】


東電は、賠償資金の為に資産を提供したのか。
東電幹部は、賠償の為に身を削ったのか。

被害者達に、早急に賠償金を支払ったのか。



▶原発賠償あてにならない…留保や減額で生活再建メド立たず(J-Cast/見出し)

>東京電力福島第一原発事故の賠償手続きが始まってすでに4か月が経つが、避難を余儀なくされた被害者などから「土地や自宅の賠償が保留され、新しい家が買えない」「働くとその分が賠償金から減額される」などの声が強い。賠償の対象となるのはおよそ150万人で、賠償総額は6兆円にのぼると見られているが、これまでに支払われたのは当面の費用としての3300億円だけ。なぜ賠償問題は進展しないのか。

>賠償対象150万人。「和解センター」相談はたった600件。

>国の「原子力損害賠償紛争解決センター」では、第三者の弁護士が被害者の個別事情に応じて賠償額を算定し、和解の仲介を行う。しかし、これまでにセンターに寄せられた相談件数はわずか600件余り。中所氏は「センターが和解案を出すまでに3か月はかかります。これでは余りにも緩慢だ。センター独自の基準を作り、仲介に乗り出すべきでしょう。賠償額の数字だけで評価せず、被害者の思い出や記録をも奪ってしまったことを自覚すべきです」と話す。
【J-Castニュース/1月24日 15時04分配信】


払う分はなるべく遅く、なるべく少なく。
ふんだくる分は、なるべく多く、なるべく条件無く。


▶東電、一時国有化に抵抗 値上げ・原発再稼働に大きな壁(産經/見出し)

>東京電力と原子力損害賠償支援機構は、公的資金による資本増強と追加融資による総額2兆円規模の資金支援の確保に向け、政府や取引先金融機関との交渉を本格化させる。

>公的資金の投入による一時国有化をめぐっても、政府は東電の経営権を握る方針なのに対し、東電は抵抗しており、調整の難航は必至だ。

>東電には今後実施する公的資金の投入とは別に、原発事故の賠償金の支払いのためにも、機構から資金支援が実施されている。いずれも東電が利益の中から返済していくことになっており、赤字が続けば、返済が滞り、国民負担となる。このため、最終的に経産相も家庭向けの値上げを認めるとみられるが、上げ幅や追加リストラをめぐり曲折が予想される。

>一時国有化は10年間を想定しており、政府は普通株を取得し、議決権ベースで3分の2以上を出資。経営権を握り、トップの外部招(しょう)聘(へい)も含めた現経営陣の刷新を視野に入れている。

>東電の抵抗感に配慮し、経営陣の一部を残留させ、社外取締役が過半を占める委員会が経営を監視する「委員会設置会社」への移行も検討しているが、東電内にはなお一時国有化に反発する声がある。
【産經新聞/1月21日 01時30 分配信】



ふ・ざ・け・る・な・!

「一時国有化」もクソも有るものか。

何故「会社整理」しないのだ。

これから、企業として再興出来る要素は、全く無い。

事故処理だけで、一体どのくらいの資金が必要となるか。
加えて、多くの「直接」「間接」被害者への賠償や補償、更には必然となった『廃炉』の費用を考えると、50兆円程の資金が必要との計算すら有る。


▶「東電解体」はすでに始まっている(Foresight/見出し)
「東電解体」はすでに始まっている

>政治的配慮や関係者の思惑などを排除して、信頼できる研究者やアナリストの試算を冷静に積み上げて行けば、これから東電にのしかかる原発事故処理費用は50兆円内外という気の遠くなるような金額になることが浮き彫りになる。

>昨年6月末時点の東電への融資残高をみると、三井住友銀行(9345億円)をはじめ、みずほコーポレート銀行(6768億円)、日本政策投資銀行(4545億円)、三菱東京UFJ銀行(4270億円)、三菱UFJ信託銀行(2235億円)とメガバンクの突出ぶりが目立つ。

>一方、東電は約4兆5000億円の社債発行残高があり、来期(2013年3月期)に約7500億円、14年3月期に約5900億円の償還期限を迎える。資金繰りは「綱渡り」どころではなく、まさに「破綻」が目の前にちらついている状況だ。
【新潮社 By Foresight】



東京電力は、早々に会社整理するべきである。

ザルの中に、唯でさえ不足する税収の中から「ずるずる」と何十兆円もの小遣いをくれてやる事にもなりかねない。


『日本航空』の場合とちがって、東電は関連利権が桁違いなのだ。

その利権の山を崩す事を、経産省は認める事は出来ない。

今後は、財務省と経産省との綱引きとなるであろう。


しかし、霞ヶ関村の利害関係など、我々国民no知ったこっちゃない。


一刻も早く整理し、少しでも多くのお金を、「事故処理」と「被害者救済」とに振り向けなければならない。


人も住めない土地に、住民を強制帰還させて、自治体の機嫌を取っている場合では無い。


東電歴代の経営陣の、刑事告発を成さねばならない。

そして、内閣の責任もウヤムヤにしてはならない。

当事者である菅直人が、「脱原発」など思想の根底にも無かった事を口にして、政治の表舞台に復帰しようと虎視眈々と、機会を窺っているとか。


永田町も、霞ヶ関も、とんでもない奴らばかりが跋扈している。

鉄槌を下さなければならない。



政府とは、目の前の自治体存続を救済して、10年後の住民の命を危険に曝す事が、仕事では無い。

自治体を潰してでも、数十年後の住民の犠牲を、一人でも少なく出来る様に、務める事である。


アホウ共の民主党政権には、所詮は無理な事であった。

早々に、立ち去るが良い!




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更なるテロが心配される「イラン制裁」。EUがイラン原油の全面禁輸を決定。

2012-01-23 23:50:52 | 国際関係
どうも『白人種』は、アジア人やアラブ人等に対して、「力で圧倒すれば言う事を聞かせられる」と、信じ込んでいるのではなかろうか。



EU外相会議議長の、「イラン制裁としての原油の禁輸決定」の発言を聞いていると、その<口調>からして、そのように考えざるを得ない物が有った。

居丈高。
高圧的。

自分達の側の正義感だけを高らかにまき散らしながら、冷酷無比な感情の声音であった。



16世紀『大航海時代』以来、ヨーロッパ人にとって、ヨーロッパ以外の世界は、「早い者勝ち」で植民地にして良い土地に過ぎなかった。

地図に記載されていない島。
海岸線のみで、内陸の様子は不明の大陸。

そのような土地には、とにかく上陸して、そこに暮らす人間達が居ようが居まいが、「ヨーロッパ人が居ない」と見るや、自国の旗をたてて「宣言する」だけで、その土地が<植民地>になったのだ。

黒いニンゲン。
黄色いニンゲン。
赤茶色のニンゲン。

これらは、「ニンゲン」の様な格好に見える、「奇妙な生き物」に過ぎなかった。

<サル>以上<ニンゲン>未満。


「ガラス玉」を与えて、黄金を根こそぎ奪い取る。
「中古のテッポー」を与えて、その部族以外の部族を征服させ、捕虜を奴隷として受け取る。

土地は、勝手に支配する。
その土地の持つ、宏大な草原や河川その他「固有の生産力」共々、奪い尽くした。

抵抗した民族や部族は、強大な武力で叩き潰した。
恭順を示した部族には、強引に「キリスト教」を押し付けて、言語や文化や伝統を消し去っていった。

遊牧の民は強引に定住させ、定住民族は先祖伝来の土地を奪い取り、別の「貧しい土地」に、強制移住させた。



このような歴史の流れに沿って、白人種は19世紀いっぱいまでの長きに亘って、「世界征服」を成し遂げて行ったのだ。

征服されずに済んだのは、彼等と余程巧みに折衝出来る程の「国家組織」を持っていた民族か、余程魅力の無い土地の民族だけと言って、過言では有るまい。


その時代から、彼等の精神には「白人以外の人間」への、<無意識>な優越感が築かれて行って、今日も受け継いでいるに違いない。

そう考えれば、<欧米>による『第三世界』という発想が、理解出来る。


人口数百万人の大都会を、絨緞爆撃する発想。
人口数十万人の都会に、原子爆弾を投下する発想。
貴重な地球資源であるジャングルに、枯れ葉剤を散布して死滅させる発想。
理由も目的も説明せず、現地人に『梅毒ウイルス』を投与して、人体実験する発想。


そのような発想は、今日まで連綿と続いて居る証が、自国内では禁止している「ポスト・ハーヴェスト農薬散布」の農産物や、遺伝子組み換え作物を、第三世界へ「輸入を強要」する事で有り、自国内で厳しく仕様を制限しているタバコを大量に輸出する発想、である。

そのような精神の人種が、第三世界へ武力介入すれば、小娘の女兵士が敵軍の捕虜を裸に剥いて、首輪を付けて犬扱いしながら、その前で写真を撮ったり、敵兵の遺体に「小便」をかける様な事も、起こっても不思議では無い。



▶「米兵放尿事件に怒り」仏兵士射殺のアフガン兵(讀賣/見出し)

>アフガニスタン東部カピサ州で20日、アフガン軍兵士が国際治安支援部隊(ISAF)傘下の仏軍兵士4人を射殺した事件で、兵士が調べに対し、旧支配勢力タリバン兵の遺体に米兵が放尿した事件への怒りから犯行に及んだと供述していることが分かった。
【讀賣新聞/1月23日(月)18時35分配信】


彼等「白人至上」主義的感覚が根底に流れる欧米人種は、「第三世界」の人々を、高圧的に接すれば接する程、反発と嫌悪と怨みとを抱かせる事になる、という理屈が理解出来ない。

自分達が、「人間としての尊厳」を傷つけられたとしたら沸き起こるであろう「反抗心」の事が、意識から欠落している。

「北風」が強ければ強い程、旅人は外套をきつく体に巻き付けるので、脱がせる事が出来ない事が、理解出来ないらしい。



▶イラン産原油 EU、全面禁輸決定 外相理 中央銀資産凍結も(産經/見出し)

>欧州連合(EU)は23日、ブリュッセルで外相理事会を開き、核兵器開発疑惑が強まるイランへの圧力を強めるため、同国産原油の輸入を、既存の契約分も含め、7月1日から完全に禁止することを正式決定した。イラン中央銀行の資産凍結も決めた。イランにとってEUは中国に次ぐ第2の原油輸出先で、EUの禁輸実施はイランに大きな打撃となる。

>米国は昨年末に、イランから原油を輸入する国の金融機関に米国独自の制裁を科す法律を成立させており、EUの決定でイランに対する圧力が一層強まった。ヘイグ英外相は「イランが国連安保理決議を破り続け、交渉を拒んでいることを考えれば、絶対的に正しいことだ」と述べた。

>イランをめぐっては、国際原子力機関(IAEA)が核兵器開発疑惑を指摘する報告書を昨年11月に公表。欧米は「イランの核開発は相当進んでいる」との共通認識のもと、制裁強化への動きを進めていた。
【産經新聞/1月24日(火)7時55分配信】



中央銀行の資産凍結。
石油の供給禁止。

どこかで、見た様な光景である。

あの時、日本はどうしたか。

それを思い出せば、イランの反発は「想像出来る」だろう。


>欧米は「イランの核開発は相当進んでいる」との共通認識のもと、制裁強化への動きを進めていた。


イランが、一体「何故」核開発を続けているのか。

<欧米>は、すっかり忘れてしまっている。

<欧米>が全員でバックアップする『イスラエル』が、周辺中東諸国に対して「北風政策」を取り続けているからでは無かったか。

『核兵器』を所有した上で。



>「イランが国連安保理決議を破り続け、交渉を拒んでいることを考えれば、絶対的に正しいことだ」


国連安保理は、イスラエルの「核兵器保有」への抗議決議案を、これまでに一体何回行ったか。

そして『イスラエル』は、国連の決議を一回でも受け入れた事が有ったか。

国連決議を「無視し続けている」イスラエルに、『制裁措置』を取ったか。



▶全面禁輸 改めて「封鎖」警告 イラン打撃も、なお強硬(産經/見出し)

>欧州連合(EU)が、イラン産原油の輸入禁止を決定した。国庫収入の大半を原油輸出に頼るイランには大きな打撃で、イランの強硬派は原油供給の大動脈であるホルムズ海峡封鎖の可能性に改めて言及した。欧米、イランとも武力衝突は避けたいのが本音だが、国内事情からイランが譲歩する可能性は低く、情勢がさらに緊迫する恐れも出ている。

>イランは、禁輸措置に対しては、ホルムズ海峡を封鎖することで対抗すると警告を繰り返してきている。

>しかし、海峡封鎖で米国などとの軍事衝突を招く事態となれば、軍事力で劣勢のイラン側が痛手を被るのは火を見るよりも明らかだ。

>専門家の間では、度重なる制裁で経済が既に疲弊しているイランが、さらなる経済の悪化につながる海峡封鎖に踏み切るのは難しいとの見方が一般的だ。

>6カ国側代表のアシュトンEU外交安全保障上級代表は同日、「制裁の圧力が結果として交渉につながることを願う」と述べた。

>一方、イランの伝統的友好国であるロシアのラブロフ外相は23日、「一方的な制裁はイラン問題の解決には役立たない」と批判的な見方を示した。同外相は18日の会見では、イランへの軍事攻撃は「(イスラム教)スンニ派とシーア派の対立をあおる。その後の連鎖反応がどこで止まるか分からない」と欧米を牽制(けんせい)していた。
【産經新聞/1月24日(火)7時55分配信】



>欧米、イランとも武力衝突は避けたいのが本音だが、国内事情からイランが譲歩する可能性は低く、情勢がさらに緊迫する恐れも出ている。

欧米は、イランが「譲歩出来ない」事を分っている。

分っていて、北風を強く吹き付ける。


日本が、満州から撤退出来ない事を、アメリカは分っていた事と、同じ様に。


>「制裁の圧力が結果として交渉につながることを願う」


『圧力』は、民族の反発を高める事こそあれ、交渉につながることなど、 あり得ない。

「逃げ道」を残しておいてやらなければ、無条件に「圧力」に屈してしまう事など、あり得ない。

それが「民族の尊厳」なのだ。

戦後の日本の霞ヶ関や永田町は、人類の文明史上の例外である。



今回のEU決議の黒幕は、アメリカである。

アメリカは、イランの原油の輸出を封鎖しても、何ら困らない。

例に依ってただひたすら、「アメリカの原理」で世界を戦争に巻き込もうとしているのだ。

ギリシャやスペインは、イラク原油にかなりの原油供給を頼っている。

その、ギリシャとスペインとは、目下最大の懸案である「EUの経済危機」の最も危ない国である事を考えれば、イラン原油の代替えを求めて、価格の高騰に対処しなければならないと言う、又一つ余計な難題を背負わされてしまった訳だ。

しかし、ギリシャが債務不履行に陥ろうが、スペインが国家破産しようが、アメリカは痛くも痒くもないのだろう。

アメリカは、両国の国債の保有率は極めて低く、「ユーロ圏の崩壊」は弱含みのドルの回復と共に、むしろ歓迎するべき事だと、心の底では考えているのでは無いか。


『欧米』と書いて来たが、対イラン政策の点だけでいえば、正確には『英米』が正しい。


『イギリス』は「ヨーロッパ」に含まれない。

英語で<Europian>とイギリス人が言う時、その中に自分達は不決まれていないのだ。

自分達は、あくまで<British>である。

イギリス人の感覚では、『イギリス』と『大陸ヨーロッパ』なのだから。

ただ、日米二極が<経済>と<技術>のリーダーであった時代に、小さな国々に分かれて居るっままでは、日米二極に対抗出来ない事から「欧州統合」という『壮大な』試みが始まった時、孤立する事を恐れて、イギリスはEU(当時はECC)に参加した。

しかし、依然として<ユーロ>は採用せず、<メートル法>の採用も拒んでいる。

彼等は、依然としてヨーロッパとして、括られたく無いのだ。

今回の、IMF 等が主唱して纏め上げた「EU危機対策案」にも、イギリスだけは断固反対していることでも、彼等の立ち位置は理解出来る。



アメリカの「実家」だと思いたいイギリスは、事有るごとにアメリカのサポート役に徹してきた。

今回の、イラン制裁も、その同じ流れの上に有る。


<7月1日、イラン原油全面禁輸決定>


これで、いよいよ「イラン戦争」に突入か。


しかし、実質的には、イランに戦争する体力は無い。

既に、これまでの経済制裁で、通貨の大暴落と共に、国内経済はほぼ破綻している。

EUも、本音では戦争は避けたいのだ。
戦争どころでは無いのが、現実である。

しかし、だからと言ってここまで「追いつめられた」イランが、膝を屈する訳は無い。

これから、必死の外交的駆け引きが続く筈である。

しかし、その間「尊厳を踏みにじられた」イランの国民は、どうするか。

当然、欧米に対して「憎悪」の感情をたぎらせて行く。


ヨーロッパには、イスラム教徒は大量に生活している。

その彼等は、同じイスラム同士で、精神的な繋がりは無視出来ない物が有る。

しかも、同じイスラム国への欧米の敵対行為、で有る以上、相当の反発は当然抱かれるはずである。

それで、懸念されることは。。。


ヨーロッパ各地での<テロ>の頻発である。


追いつめられたイスラム教徒は、死を恐れない。
殉教徒は天国へ招かれ、家族は「英雄の家族」として、尊敬される。


2012年の前半は、予断を許さない世界情勢となって来た。

テロが頻発すれば、輸出入業や観光業が「多大な」被害を受けるに違いない。
英米の我が儘の為に、迷惑を被るのは常に、英米以外の各国の市民達である。

そして、自爆テロを実行した「犯人」の家族に取っては、殉教も英雄も関係なく、被害者の家族と同じ哀しみに、打ち拉がれる事になるのだ。

愛する家族を失った人々の感情は、政治や宗教や経済的敵対関係等に、関わり無く、国境と人種を越えて、同じである。

その様な、「個人」の次元での悲劇を世界中に生み出させる事に、如何なる感情も抱かず、唯「自分だけの大義」を振りかざして、世界を混乱に巻き込んで来たのが、アメリカと言う国であった。

そんな行動様式は、そろそろ止めてくれないだろうか?


私は、「核兵器」を嫌悪する。
核武装を拒絶する。

戦争自体を否定する。

しかし、イランの行動を避難しない。


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『サン・ジェルマン・デ・プレ』界隈の裏通りの情緒が堪らない。【フォトの旅】

2012-01-22 23:58:46 | フランスとヨーロッパの今日の姿
私は「露地」が好きである。



久しぶりに、左岸を歩いて来た。

サン・ジェルマン・デ・プレ界隈の裏通りは、何時訪れても落ち着けるので、歩きがいが有る。


     
     典型的な露地



サン・ジェルマン大通りの南北、南はセーヌ河から北は「リュクサンブール公園」にかけて、東は『サン・ミッッシェル」から西は「デ・プレ」あたりには、このような露地が数多くある。


そこには、数世紀を経てやや傾いた外壁の古い建物に挟まれて、歩道も最小限の露地が、私たちに数世紀のタイム・スリップを味あわせてくれる。


歩いていて、面白い店を何件も見かけた。


先ず、古い建物のそのままを生かした「美容室」。

     
     木の柱がむき出しの入り口


露地と露地の角の、木の柱と梁とをそのままむき出しにして、「いわゆる」美容室らしく無い所が良い。

     
     別のアングルから


まるで「哲学書」等を商う書店の様な、落ち着いて気品有る顔つきの入り口に、惹かれてしまった。

     
     店内


外からガラス窓越しに取ったので、ぼやけてしまっているが、店内は木の梁の天井が素晴らしい。

18世紀以前の建物は、天井が木の梁で有る事が多く、それが残っているアパルトマンは、それだけで価値が高いのです。

     
     店内の別の部屋

時間が遅かったからか、店内にお客の姿は無かった。



さらに、まるでお伽の世界の様な、不思議なブルーの照明の店が有った。


     
     店内は、水槽の中の様


覗いてみたら、アラブのお菓子の店だった。

     
     店内の様子


アラブのお菓子は、蜂蜜とパウダー・シュガーとナッツと、アーモンド・パウダーが多く使われ、非常に美味しいのです。

以前は頭が痛くなる気がする程、甘いのが特徴だった。

原則として、酒やタバコは禁止されている「イスラム社会」では、<嗜好品>は甘いものだけ。

従って、徹底的に甘かった。

大の男が、むしゃむしゃと平らげるのです。

ただ、最近は世界的風潮なのか、あのアラブのお菓子も、余り甘く無くなって来ていて、寂しい気がする。

「アラブよ、お前もか!」


店内には、お客は一人の女性だけ。

その女性が黒尽くめというのが、いかにもイスラムっぽくて良かった。

なんだか、横っちょに有る壷を撫でたら、「魔女ジニー」が出て来そうな雰囲気。



既に「サン・ジェルマン」界隈では無いが、セーヌを半分だけ渡って『シテ島』に入る。


古い建物は多いパリだが、唯一ここだけ、と言う<ユニーク>な場所が有る。

     
     四軒の建物が、順番に四つの時代で並んでいる


左端の建物は、17世紀の民家、その右は18世紀の民家、更にその右は19世紀、そして一番右端に、20世紀初頭の民家が並んで居るのです。

四軒の建物が、順番に一世紀ずつ「四つの世紀」で並んでいると言うのは、パリ広しと言えどもここだけ。


ついでに、食事をして行く事にして、古くから通っていた「インドネシア料理」の店へ言ってみた。

大好きな『ナシ・ゴレン』を食べに。

<ナシ・ゴレン>とは、インドネシアの各地で夫々違いが有って面白い郷土料理で、そう呼ばれるのは「一種のケチャップ」で炒めたご飯の事。

日本では焼き飯と言う人も居るが、ややちがうのですね。

その上に、半熟の目玉焼きや、海老多牛肉や鶏のサテー(串焼き)など、あらゆるご馳走をてんこ盛りにする、おもてなしの家庭料理なのです。


     
     店内の様子


二年ぶり位にもなろうか。
いつもにこやかに迎えてくれていた老マネージャーが居なかった。


     
     ナシ・ゴレン

出て来た『ナシ・ゴレン』は、以前とは別物。

本来ならお皿に「がばっ」と盛られている筈の、肝心の<ナシ・ゴレン>は、サークルでお行儀よく固められている。

その上に乗せられている筈の、<半熟目玉焼き>と<鶏のサテー>と<海老>と<野菜の酢漬け>は、それぞれ順番に並べてこぎれいに盛りつけられて居り、まるで「フランス料理」の様。


聞いてみたら、老マネージャーは、一年半前にお亡くなりになったとかで、代替わりしていたのだった。

幸い、味は以前と同じか、むしろより美味しくなっていて、嬉しかった。

若いマネージャーは、「時代に合わせて、少し手直ししてみました」と。

そういえば、内装も気がつかないくらいにこぎれいになっていた。

見てくれだけ新しげにして、不味くなる店は多いが、ここは期待を裏切らなかったので、ひと安心。


右岸の盛り場は、観光客だらけで、且つ人心が殺伐としている。

やはり、『左岸』は人種や文化の違いを越えて、理解し合う気風が有り、文化的で落ち着ける。


旅行者は、自由時間に歩くのは『シャン・ゼリゼ』だったり『オペラ』界隈だったり、所謂「盛り場」に偏りがちである様に思える。

しかし、<盛り場>の雰囲気は、国際的にみな似た様な物になって来る。

パリの左岸は、「自分は車は見えない」と思って歩けば『ルイ15世』当時のパリを歩く様な雰囲気を味わえる、タイムスリップした様な情緒の残る古い露地が沢山有って、是非訪れて欲しい所です。


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『保安院に資格はあるか 原発安全評価』(信濃毎日新聞)/地方紙の方が遥かに健全だ。【週末一口時評】

2012-01-21 17:42:25 | 政治と社会
恒例の「一口時評」の土曜日になりました。


最近、わざわざブログに書かなくても、ツイッターで済む様な事ばかりで、だんだん更新が負担になって来てしまいました。

この「土曜日」だけは、ツッコミどころ満載なので、何とかと滞らずに済みそうです。




【今週の曝し首】

      
     方や「大マヌケ」、こなた「スットコドッコイ」、両者合わせて『売国度』



【今週の<どの面下げて>】

     
     東京電力社長西沢敏夫

◆東京電力“アホ会社”ぶりに怒!値上げするなら役員はタダ働きしろ(夕刊フジ/1月20日(金)16時56分配信)
◇「電気料金の妙な決定方法をやめて、ボーナスを原油代に回してからだよ、値上げの話は」(メーカー幹部)。



【今週の<後ろめたい>人々】

     
     国民を被爆させてでもお小遣いが欲しい『有識者』の方々へ市民の抗議



【今週の役人の発想】

     
     高くそびえる石垣(長崎県壱岐市)

◆誇るべき旧跡「アホウ塀」を恥ずかしがる市当局(讀賣新聞/1月20日(金)14時51分配信)
◇官僚が アホウなオツムを 曝け出す。

>価値が見直されるにつれて、市役所内では「文化財なのにアホウではイメージが悪い」との声が強まり、「大きい石を使っている」という意味の「大石塀」に変えることを決定。

>壱岐歴史愛好会の松崎靖男会長(56)は「大石塀では味も素っ気もなく、愛着がわかない」と指摘。「今後も、歴史や住民の思い入れが深いアホウ塀の名称を大切にしていきたい」



【今週の<人間がアホだから>】

     
     猫の「バス」くん

◆『レールヘブン』会津鉄道の駅にたたずむ“ネコ駅長”(夕刊フジ/1月21日(土)16時56分配信)
◇「名誉駅長」の肩書が付いた。任命式では、先輩格にあたる和歌山電鉄貴志駅のたま駅長(現・常務執行役員)から祝電が届いた。


     
     鳥取県警の嘱託警察犬フーガ(2)=写真右とカリン(1)=同左

◆トイプードル課長が誕生(時事通信/1月21日(土)15時49分配信)
>同県の「子ども見守り課長」と「子ども安心課長」に任命された。
◇動物を使って「人気取り」に向かう県警のお偉方。



【今週の曙光】

     
     自らが代表を務める勉強会が始まった

◉小沢氏党、満面の笑み 党大会直後に「増税反対」で結束 首相との対決姿勢むき出しに(産經新聞/1月17日(火)1時23分配信)
◎「われわれはきちっとした理念に基づき、具体的にどういう政策をやるのかという観点で頭を整理しておかないといけない。単に役所の話を毎日聞いて勉強した気になっていると、政権交代の意義が失われる!」



【一口時評】


◆自民執行部に批判相次ぐ=「なぜ支持が上がらないのか」―幹事長会議(時事通信/1月21日(土)19時32分配信)
◇『自民党』だからです。


▶前原政調会長、総崩れ批判に「やり方がせこい」(讀賣新聞/1月21日(土)18時46分配信)
▷「『マニフェストを取り下げろ』と言って、取り下げたら『できなかった』という。やり方がせこい」と批判した。………取り下げたって分ってるんだ(爆笑)

▶亀井代表「橋下氏と連携、共鳴する点たくさん」(讀賣新聞/1月21日(土)18時3分配信)
▷亀サン…(笑)そっとしててくださいナ。

▶解散要求なら選挙改革を=輿石氏(時事通信/1月21日(土)17時51分配信)
▷その手にはこの石。

▶原発めぐり悩む村民…東海村議選、22日投開票(讀賣新聞/1月21日(土)17時40分配信)
▷どうせ「反対派」が勝つとは思いません。自分の所が事故を起こすまでは。それがニッポン…。

▶財務相、住宅取得で税減免=参加者限定、低調な滑り出し―一体改革「全国行脚」開始(時事通信/1月21日(土)19時1分配信)
▷靴が飛んで来ない様に「一般市民」閉め出しで。

▶財界人と意見交換=野田首相(時事通信/1月21日(土)21時15分配信)
▷一般市民の声は聞きません。

▶政党交付金削減、容認の意向…公明幹事長代行(讀賣新聞/1月21日(土)11時37分配信)
▷お布施を強制的に集めるから大丈夫。

▶民主・自民の衆院議員、尖閣諸島海域を視察(讀賣新聞/1月21日(土)11時26分配信)
▷「来た、見た、勝った。」(カエサル)『来た、見た、負けた』(外務省)

▶橋下氏、腹の底では首相狙う?…維新府議が解説(讀賣新聞/1月21日(土)9時11分配信)
▷「機を見るに敏」なだけの軽いツッパりですから。

▶福島党首5選 社民、存亡危機 10議員中4人が再選反対(産經新聞/1月21日(土)7時55分配信)
▷「瑞穂商店」は後継者無しのままで倒産まで…。

▶<社民党首選>三重の28歳市議が出馬の意向示す(毎日新聞/1月19日(木)23時38分配信)
▷あんなちっちゃな組織でも、やっぱり「出る杭は打たれる」か。

▶<消費増税>「全額を社会保障に」使途で政府が統一見解(毎日新聞/1月21日(土)0時24分配信)
▷うそつけぇぇぇぇっーーーーーー!

▶「週明けには眼帯外せそう」ブログで野田首相(讀賣新聞/1月21日(土)0時16分配信)
▷別にどーでもいい。なんなら、もう片方にも付けたら?

▶新しい国造りに挑戦=国政進出に意欲―橋下大阪市長(時事通信/1月20日(金)22時33分配信)
▷一人の変人が「思い込み」で国をめちゃくちゃにする事が、小泉以来の流行らしい。

▶<岡田副総理>「身切る覚悟」トーンダウン 与野党の批判で(毎日新聞/1月20日(金)22時2分配信)
▷岡田の耳は、党内の批判は聞こえず、野党の批判は聞こえる様に調整されている。

▶原発保険料7倍に…1か所、年2億4000万円(讀賣新聞/1月20日(金)22時44分配信)
▷関係ない。経費は総て電気代の計算の元になるんだから。

▶成人年齢引き下げ伴う法律見直し、検討作業加速(讀賣新聞/1月20日(金)22時24分配信)
▷前原誠司の精神年齢を基準にすれば13歳。

▶沖縄軍用地、返還前に整備…政府が特措法改正案(讀賣新聞/1月20日(金)22時11分配信)
▷ただし返還期日は、永遠に未定。

▶渡部氏「解散を簡単に口にするな」…首相に苦言(讀賣新聞/1月20日(金)21時54分配信)
▷「わしの議員在任日数を減らす事など許さん!」(こーもん)

▶<政府>内閣法制局長官の国会答弁を復活へ 官僚答弁へ回帰(毎日新聞/1月20日(金)21時46分配信)
▷読んで反論されるより、本人にしゃべらせた方が楽だよな。

▶田中防衛相、沖縄知事と初会談…普天間は平行線(讀賣新聞/1月20日(金)21時41分配信)
▷ネクタイを後ろから締めつけてるのは、だあーぁれ?

▶消費増税に協力を=自民・石破氏(時事通信/1月20日(金)21時27分配信)
▷解散総選挙の後の連立の形が、透けて見えて来ますねえ。

▶3年で保育所を「総合こども園」に移行 幼稚園は当面存続(産經新聞/1月20日(金)21時5分配信)
▷お得意の「名称変更」と「焼け太り」で、役人ウハウハ。

▶原発停止の費用増反映へ=電気料金制度見直し―有識者会議(時事通信/1月20日(金)21時3分配信)
▷電事連にお小遣い貰ってる「有識者」が会議。日本語では「お手盛り」と言う。

▶アジア太平洋安保で首相「日米が基軸、中国も」(讀賣新聞/1月20日(金)20時42分配信)
▷植民著の代官が言っても、何の意味も無い事。

▶外で文句言うな…前原氏、増税反対派を批判(讀賣新聞/1月20日(金)20時35分配信)
▷「良識派」を<外に>閉め出したのは、誰だあぁーーーっ!?

▶前原氏、増税反対派を批判(時事通信/1月20日(金)18時21分配信)
▷」まえはらが、ひはんすることが、ただしいことです」(主の声)

▶派遣労働者5.8%減=昨年6月時点―厚労省(時事通信/1月20日(金)18時7分配信)
▷その分、正規社員が増えた訳では有りません。労働市場の縮小を派遣が引き受けさせられてるだけ。

▶一体改革に理解を=21日から全国行脚―関係閣僚ら(時事通信/1月20日(金)17時42分配信)
▷「おい、履けなくなった靴出しとけ。卵の腐った奴有ったっけ?」

▶問責は「桜の咲く頃」 自民・溝手参院幹事長(産經新聞/1月20日(金)16時54分配信)
▷それで野田佳彦は「サクラチル」。

▶渡部氏「何を考えているのか」 勉強会開催の小沢氏批判(産經新聞/1月20日(金)16時51分配信)
▷「教えてあげようか? 渡辺クンとそのお友達のお仕置きの方法だよ。ナイショだよ」

▶26日から代表質問=民主が野党に譲歩―通常国会(時事通信/1月20日(金)13時43分配信)
▷譲歩「選挙後の連立相手にすり寄って、少しでも覚えを目出たくしておく事」(新謎解国語辞典)

▶橋下市長就任1か月「相当いろんなことやった」(讀賣新聞/1月20日(金)13時10分配信)
▷「<いろんな事>は伏せ字でお願い致して居ります」(秘書)

▶北朝鮮で拘束の邦人帰国=拉致担当相(時事通信/1月20日(金)12時59分配信)
▷「893は返してやろう。堅気の衆は利用価値があって、おとーさんが攫って来たんだからダメ。」(金正温)

▶「方向転換でなく実際的措置」 法制局長官の答弁復活で官房長官(産經新聞/1月20日(金)12時58分配信)
▷「小沢さんじゃないんだから、官僚が答弁してくれないと、答えられないんです」(本音)

▶平野文科相「大学改革の試金石」=東大、秋入学移行検討で(時事通信/1月20日(金)12時44分配信)
▷小中高の事も、新卒採用の事も、なあーんも考えてない「とーきょーだいがく」。「天井天下唯我独尊」はすでに官僚そのもの。一人で遊んでれば。

▶独立行政法人4割削減、65に再編…閣議決定(讀賣新聞/1月20日(金)11時45分配信)
▷単なる「統合合併」で「焼け太り」。

▶家庭用値上げ、最大10%案=東電国有化へ本格交渉―支援機構(時事通信/1月20日(金)11時44分配信)
▷恥知らず。人。鬼。悪魔。「国有化」と言う言葉のゴマカシでの「救済措置」で一家安泰。

▶社会保障の安定、一体改革の重点…関係閣僚合意(讀賣新聞/1月20日(金)11時43分配信)
▷大笑い! 無能な傀儡(くぐつ)が合意したから、安定するって!?

▶協議すら応じぬ野党、「理解できない」と岡田氏(讀賣新聞/1月20日(金)10時46分配信)
▷決められてる事だけは完璧にこなせる官僚上がり。レール敷居てないことは何も理解出来ない。

▶消費税使途、社会保障「充実に1%、安定4%」(讀賣新聞/1月20日(金)9時52分配信)
▷「もちろん大企業様に還元させて頂きます。社会は充実し、安定致しますです、ハイ。なに、何処に遣ったかなんて、分りゃしません、はい。」(野田佳彦)

▶野党と「きづな」結べる?「小沢別動隊」と警戒(讀賣新聞/1月20日(金)8時40分配信)
▷アホウ共の仲間に入れてもらおうなど、考えるに能わず。信じる道を行け!

▶中京都とは「尾張名古屋共和国」…河村市長(讀賣新聞/1月20日(金)8時8分配信)
▷良いねえ。「北海道共和国」「琉球共和国」「九州共和国」「四国共和国」など作って、日本連邦にすれば良いかも。霞ヶ関の権限大幅減。

▶「安全安心」確認が前提=原発再稼働、日本経済に重要―経産相(時事通信/1月19日(木)22時58分配信)
▷「日本経済に重用」が前提。安心安全「確認」はお手盛り。

▶イラン制裁で日米協議 原油輸入「削減の方向」を伝達(産經新聞/1月19日(木)19時29分配信)
▷80年前に米から日本がやられた事を、米に言われて今度は日本がやろうとしている。

▶アセス評価書に批判続出=有識者審査会が初会合―沖縄(時事通信/1月19日(木)18時49分配信)
▷こちらの評議会の皆さんは、電事連からお小遣い貰ってないからね(^^)

▶「青年の船」参加者を激励=野田首相(時事通信/1月19日(木)18時45分配信)
▷彼に激励なんかされて、参加者も不安になっただろう、可哀想に。

▶細野担当相「廃炉40年」 米で見解 政府方針と食い違い(産經新聞/1月19日(木)15時8分配信)
▷ははは。又またお得意の<外面内面>。そんな事ばかりやっていると、海外では記者会見に誰も来てくれなくなるよ。

▶浸水世帯に最高30万円=義援金の配分決定―宮城県(時事通信/1月19日(木)12時45分配信)
▷『日本共同募金会』と『日本赤十字社』はどうなってる! いまだに「贈られた義援金は全額被災地へ贈られます」といって集めてるぞ。

▶<原発>細野担当相「40年超える稼働 高いハードル」(毎日新聞/1月19日(木)10時50分配信)
▷ハードルがいくら高くても、ひも付き会議で審査はお手盛り。

▶「核」断念求め、イランに書簡…玄葉外相(讀賣新聞/1月18日(水)23時31分配信)
▷イスラエルにも「核廃棄」を求めたら?

▶露大統領、バカ公務員狩り?告発サイト開設へ(讀賣新聞/1月20日(金)19時36分配信)
▷日本でこそ、是非やって頂きたい!

▶格付け会社の透明性向上を=金融取引税は有用―欧州委員(時事通信/1月20日(金)17時15分配信)
▷そーだ、そーだ。両方とも是非!

▶中国で話題「15日間で完成の高層ビル」=湖南省(毎日中国経済/1月20日(金)11時39分配信)
▷30階建てホテルを15日で。絶対泊まりたく無い。近づきたく無い。

▶野田首相の名前出ず オバマ米大統領が挙げた親密な指導者(産經新聞/1月20日(金)11時9分配信)
▷いまさら。

▶米国務次官補「我々は野田首相を応援している」(讀賣新聞/1月20日(金)10時53分配信)
▷そりゃあ、言いなりですから(^^)

▶シー・シェパードまた妨害…酪酸・塗料瓶40本(讀賣新聞/1月21日22時00分配信)
▷こちらからも「酪酸」を打ち込むべき。

◆保安院に資格はあるか 原発安全評価(信濃毎日新聞/01月20日(金)配信)
◇地方紙の方が、遥かに健全。当たり前の感情を持っている。全国紙は紙くず。



このへんで止めておこう。

お待ちかね、オザニャンにご登場願おうか。



【今週のモフモフ】



     
     今の政府は見てられニャイ



     
     豚も枝豆もフランケンも、見たくなあーいニャ。



     
     おやぶーん!



     
     私がオザニャンです。イザ「飛びかからん」のポーズです。


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「精神年齢」に付いて考えてみた。「成人年齢の引き下げ」は日本人の精神構造を改良する好機なのか。

2012-01-20 20:53:39 | 日本人の意識と精神構造
平清盛の「元服」は、何歳の事だったのか。


日本社会では、古来より公家、武家、平民とを問わず、おおよそ十代前半には「大人」として仲間入りを認められる儀式を行っていた様だ。

古くは、冠を被る。
白塗りの化粧にお歯黒まで付けたらしい。

その後、公家以外は冠は略されるようになったらしいが、前髪を落として月代を剃ったようだ。

地方に依っては、褌を締めて、性教育を受ける事もあったとか。


女性の場合は、男より婚期が早かったので、結婚が即元服である事が普通であったと言うが、嫁がずとも18歳くらいで、髷を変えて、化粧を濃くしたりと、それなりの儀式が有った様だ。


この『元服』という概念は、年齢で成人を計る訳では無い。

あくまで、精神的な覚悟を問う、区切りの儀式であった筈だ。



▶成人年齢引き下げ伴う法律見直し、検討作業加速(讀賣/見出し)

>竹歳誠官房副長官は20日の各府省連絡会議で、成人年齢引き下げに関係する法律の見直しについて、各府省の検討状況を2月中旬までに報告するよう指示した。

>検討では、未成年者の飲酒や喫煙を禁止するものなど約200の法律が対象となる。

>2010年に施行された憲法改正手続きを定める国民投票法は、18歳以上に投票権を認めているが、同法付則に盛り込まれた成人年齢の引き下げの検討が進んでいなかった。しかし、野田首相が18日の中野寛成・民主党憲法調査会長との会談で、成人年齢引き下げに必要な法整備について、政府内で検討を進めることを確認していた。

>政府は2月中旬に「年齢条項の見直しに関する検討委員会」(委員長・竹歳副長官)を開き、検討作業を加速させる方針だ。
【讀賣新聞/1月20日(金)22時24分配信】



この記事については、突っ込みどころ満載であるが、あくまで「手続き上」の概念に拘っている。


考えてみよう。

何故、飲酒は二十歳を過ぎてから、なのか?

産まれて20年を経たら、飲酒が許される。

19歳と11ヶ月29日で飲酒した事が発覚したら、違法である。

その、僅かの時間の差に、なんら生物学的な説得力は無い。


単純に、手続きの円滑な施行の為に、単に線を引いたに過ぎない。

しかし、社会の秩序の維持管理をする側に取っては、その「線引き」が大切な役割を持つ事となるのだ。


しかし、その背景には、管理する側とされる側とで、かなりの意識の乖離が伺える。

先ず、旧聞に属するが「管理される」国民の側の反応に関する調査のニュースが有った。



▶18歳を成人とする法改正に反対69%(日刊スポーツ/見出し)

>内閣府は13日、民法の成人年齢に関する世論調査の結果を発表した。親が子どもの住む場所を決めたり財産を管理する「親権」が及ぶ年齢を、現在の20歳未満から18歳未満に引き下げることに反対と答えた人は69・4%に上り、賛成の26・7%を大幅に上回った。

>民法の成人年齢をめぐっては、政府の法制審議会が20歳から18歳に引き下げる法改正の是非を検討しており、年内をめどに一定の方向性を打ち出す方針だ。今回の調査は18、19歳を大人として扱うことへの世論の根強い抵抗感を浮き彫りにした形だ。

>調査は18歳以上が対象で、各年代とも回答は同じ傾向だった。反対の理由(複数回答)は「経済的に親に依存している」58・5%、「判断能力が不十分」57・0%、「自分で責任が取れない」55・3%の順だった。

>親の同意なしにローンを組んだり、アパートを借りるなどの契約ができる年齢を20歳から18歳に引き下げることも78・8%が反対、賛成は19・0%にとどまった。男性18歳、女性16歳で結婚できる「婚姻年齢」を、成人年齢が18歳に引き下げられた場合に変更すべきかについては「現状のままでよい」が60・9%で最多だった。

>調査は7月に全国の5000人を対象に実施。回収率は61・2%だった。
【日刊スポーツ/2008年9月13日21時17分配信】



管理される国民の側からすれば、成人も未成年も、共に揃って「成人年齢引き下げ」に反対らしい。

理由も、極めて単純で現実的ある。

つまり、成人の仲間入りをする事に対して、精神的な心構えとか覚悟と言うう要素は、全く作用しない。

あくまで単純に「物理的」な条件の故に、反対なのである。

自立出来ない。
責任が取れない。
ローンなどもってのほか。


日本社会は、確実にその「精神性」を失っている。


かたや、管理する側からすれば、この引き下げはすこぶる重要な問題点を孕んで居る事が、伺える。



▶民主、改憲論議先送り 国民投票年齢下げ優先(産経/見出し)

>民主党憲法調査会(中野寛成会長)は18日、国会内で役員会を開き、憲法改正の手続きを定めた国民投票法の検討課題となっている投票権年齢の引き下げを優先的に取り組む方針を正式に確認した。

>護憲派を多数抱えながらも憲法問題に前向きな姿勢を見せるための苦肉の策だが、改正論議の実質的な先送りにすぎない。自民党は、サンフランシスコ講和条約発効60周年となる4月28日までに新たな憲法改正案をまとめる方針を固めており、憲法改正に関する民主、自民両党の姿勢の違いが鮮明になった。

>国民投票法は、投票権年齢について本則で「18歳以上」としながらも、付則では、民法の成人年齢が現行の20歳以上から18歳以上に引き下げられるまでは、「20歳以上」と規定している。

>これに関し、同調査会の鈴木寛事務局長は記者団に「明白な立法の不作為状況にあるのはこのテーマだ」と述べ、憲法改正よりも投票権年齢引き下げが重要だとの認識を示した。
【産經新聞/1月19日(木)7時55分配信】



つまり、本質はここに隠されているのだ。

『改憲』

「護憲派を多数抱えながら…」という書き出しで分る通り、改憲とは「第九条」の廃止を意味している。


『国際化』
『グローバリゼーション』
『国際貢献』
『普通の国』

表現は様々なれど、如何様にオブラートにくるまれていようと、本音は「再軍備」と「交戦権」の明文化なのだ。

「再軍備」に関しては、既に成し遂げられている。
突き詰めて言えば、「核武装」の是非であろう。


▶国民投票法の施行(日テレ/タイトル)

>憲法改正の手続きを定めた国民投票法が18日、施行された。07年に制定された法律だが、見切り発車になったという指摘も多いようだ。
【日テレ NEWS 24/2010年5月20日 23時04分配信】


その『国民投票法』は、07年に成立している。

第166国会。

「衆法 164回30号 日本国憲法の改正手続に関する法律案」

議案提出者/保岡 興治 / 自民(衆)以下4名。
提出理由/日本国憲法第九十六条に定める憲法改正について、国民の承認に係る投票に関する手続を定めるとともに、あわせて憲法改正の発議に係る手続の整備を行う必要がある。これが、この法律案を提出する理由である。
審議結果/2007年5月14日 成立

賛成は<自民党><公明党><み党><国民新><た党>
反対葉<民主党><共産党><社民党><新党改革><新党大地><新党改革>

ただし民主党の反対は、基本的な概念への反対では無く、単に民主党提出の対案への否決に有った。

民主党の反対事由。
本法案は、憲法96条に基づき国民投票制度を定めるものとして2006年5月に民主党案と並んで提出された。委員会審議を通じて同年末には両案の修正検討課題などが明らかとなったが、2007年1月、安倍首相が自らの任期中の改憲と法案の早期成立を表明したことから、与党は3月半ば以降短期間のうちに委員長職権を乱発して公聴会・委員会日程を決め、与党修正案提出、強行採決へと至った。民主党は4月10日に修正案を提出したが、わずか3時間の質疑で強行採決により否決された。
 与党は、与党修正案と民主党修正案にほとんど差はないと主張していたが、国民投票の対象、18歳投票権の経過措置、公務員の国民投票運動規制、テレビ等の有料広告放送の禁止期間など両修正案にはなお小さくない相違点がある。与党修正案は、これらについて審議・検討を尽くさずに採決・成立を急ぐために検討条項を置いたにすぎず、その具体的な検討の方向も不明確であることから、到底賛同できるものではないと判断した



どうやら、誰も彼もが(共産党と社民党を除いて)「憲法改正」はやりたいらしい。

その為に、「国民投票」をいつでも実施出来る法的整備が、急がれて居る訳である。


近年の「若者の政治離れ」は、著しいものが有るそうな。

その原因は深く追求する事無く、とにかく被投票権を拡げれば、必要な得票率が得られると、考えているらしい。

18歳から20歳までの人口が230~250万人程に上る。

その彼等に、国民投票の投票権利を与えれば、「国民投票は成立するだろう」と考えているのなら、二重の意味でしっぺ返しを喰う事にもなろう。


たしかに、物事を注視していない若者達に、彼等の正義感に訴えて「適正な軍事力の行使」を可能にする事を訴えれば、もしかすれば有効投票の三分の二の賛成を集める事が出来るかもしれない。

しかしその際、時の政府が現在の様に官僚に支配されているとすれば。

それに加えて、現在の様にマスコミが国民を騙くらかして誘導する事を止めていなければ。

日本は直ちに「アメリカ軍第二列」にされてしまうに違いない。

直ちに。

それも、米軍との共同作戦を遂行する「同等の同盟軍」と言う扱いをされる訳では無く、米軍の先鋒として、単独で最前列に送られてしまうやも知れぬ。

米大統領が、友好国のリーダーの名前を挙げる際、日本の首相名が出てこない現実を見れば、我々の置かれている立場は良く解る。

第一次湾岸戦争終結時の、クエート政府の感謝広告に、日本の名前が入っていなかった事を思い出しても、日本に対する扱いは想像出来様というものだ。

好むと好まざるとに関わらず、日本は米国世界侵略主義の先兵の役をになわされてしまう立場にしか居ないのだ。

これまでの霞ヶ関の習性を見ていれば。
そしてそんな折りに、石破某の様な政治家が、影響力を持っていたとしたら、結果は火を見るより明らかである。


または。


投票権を持つ人数が増え、かつ若者は更に政治離れしていたとしたら。

投票率は大きく下がり、分母が大きくなる分、政府の思惑とは裏腹に、国民と票の案件の成立は不可能となろう。


何と言っても、成人式に『笑点』の様なカラー紋付で出席する様な連中や、ディズニーランドでの成人式に出席して、ミッキーと並んで嬉しそうにピースサインをして写真を撮る様な連中が、「成人」と見なされる事に、私は大きな危惧を覚える。



【民法第4条(成年)】 年齢20歳をもって、成年とする。


<趣旨>

民法上は、20歳になったら成年として扱われます。

人間(=私人)は、20歳になることによって、何の制限も無く、自由に法律行為をおこなうことができます。例えば、一人で契約を結ぶこともできるようになります。

逆にいえば、未成年者は、自由に法律行為ができないように一定の制限が加えられています(これを制限行為能力者といいます(第5条第1項参照)。
例外として、未成年者であっても、結婚した場合は、成年としてみなされます(第753条)。 これは、たとえその後に離婚したとしても同様です。
なお、法制審議会において、本条に規定する成人年齢を18歳に引き下げることの是非が議論され、「民法が定める成年年齢を18歳に引き下げるのが適当である。」との意見が出ました(詳しくは、法務省:民法の成年年齢の引下げについての意見参照。2011年10月10日現在)。
【民法解説.COM】



「何の制限も無く、自由に法律行為が成せる」

この事実を、「黄色やピンクの紋付」の青年達に、如何に理解させるか。


ちなみに、世界の半分以上の国は18歳を成人と定めている。

さらに18歳未満の国は発展途上国に多い。
高等教育が普及しておらず、就業年齢が若いことが一因と言う。

逆に言えば、日本は如何にデフレを叫ぼうが、ワーキングプアーが増えようが、基本的に豊かすぎるのだ。

精神が、闘争心を無くしてしまっているのだ。


これから2月3月にかけて、大学卒業に合わせての海外旅行をする若者が多くなる。

若いうちに、「世界を見ておく」ことは有意義である。

しかし、余りにも「幼い」若者が多すぎる様に見受けられる。

目に、顔つきに、「幼稚なまでの」幼さが見て取れる。

「社会への覚悟」が、現れていない。


同世代の、他のアジアの国々のわかものと比べてみれば、一目瞭然。

良く言えば、育ちが良い。
はっきりいえば、幼稚。


街頭でいきなりマイクを突きつけられて、国会で審議中の「特定の法案」に対する意見を聞かれたとして、それなりに自分の意見を開陳出来る若者が、果たしてどれくらいいるだろうか。

ジャスミン革命も、アラブの春も、中核となって動いたのは若者達であった。

日本の若者に、そのような姿勢や行動力は、残念ながら見いだせない。

目につく範囲に居る若者に限って言えばであるが。。。



18歳で「成人」と認める。

決して不可能な事では無い。

<大人>と<子供>との境目は、年齢では無く、精神の熟成度である。

義務教育が終わって直ぐ働き始めた人が居たとししよう。

18歳になるまでの3年間で経験する社会での体験や、納税の実績、自分が働いて自活していると言う自負心などは、充分彼をして『大人』と見なし得るだけの成熟度を与えている事だろう。

別の所に、高校の途中で引きこもりになったまま、45歳まで自室でパソコンとゲーム機とコミックだけで過ごして来た人間が居るとしよう。

この二人の間の差は、歴然たる物が有るはずだ。


成人であるか否か。

これは決して年齢で決められる事では無い。

とはいえ、先に書いた通り、社会生活の秩序の維持の為に線を引く事は、やむを得ない。

それが、18歳で良いのか。

はたまた20歳で無ければならないのか。

断定する自信は、無い。


しかし、平均的にみて、或は「表層的」に見て、日本人の18歳はあまりにも幼く見える。

その子達の持つ、純粋さや優しさを巧みに操れば、「日本が核武装をする事」に、余り大きな抵抗は無いのでは無かろうか。

戦争体験は、伝えられてこなかった。

戦争とは「ゲーム」の世界と、区別が付きにくい。


だが、人間の命には、人間の住む社会では、『リセット』は出来ない。

成人年齢を規定する事は、社会秩序の上で、避けて通れない。

で有るならば、日本の教育に、もっと変化が欲しい。

「社会人になる」と言う事の持つ、本当の意味を教えて欲しい。


若者達に、「日本国民である事」の意味を教えて欲しい。

別に「右翼的」な事を求めている訳では、決して無い。

「その時」にあたって、<精神的な覚悟>を持たせて欲しい。



精神無き社会は、亡び行くのみ。

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浅学にして「尖閣諸島」に個人の地主さんが居ると言う事に、思いが至らなかった。

2012-01-19 23:26:02 | 社会問題
中国がしつこく領有を主張している『尖閣諸島』に、日本人個人の法的所有者が居た。



当たり前の事だが、住人の居ない無人島で、国の所有物だと思い込んでいた。
汗顔の至り、である。


そんな浅学な私の、目を開かせてくれた記事を見かけた。

やや長いが、全文を転載させて頂きたい。


▶尖閣諸島所有者「政府は島を守る具体策を明確にしていない」(SAPIO 見出し)

尖閣諸島所有者「政府は島を守る具体策を明確にしていない」By livedoor news

一昨年の尖閣諸島における中国漁船衝突事件以降も中国の監視船や漁船は領海侵犯・違法操業を繰り返している。日中の争点ともなっているこの尖閣諸島に所有者がいることをご存じだろうか。尖閣諸島を実際に取材し、その荒波と漁業のし難さを実感した報道写真家の山本皓一氏が、所有者に話を聞いた。以下、山本氏の実感と、所有者へのインタビューだ。
* * *
尖閣諸島を実際に訪れてみて、そこで操業する漁船の安全確保のためにはいくつかの対策が必要だと感じた。たとえば東シナ海低気圧の影響で荒れやすい海域で、急な天候悪化の際に避難できる港を整備すること。さらに無線や携帯電話のアンテナを建設し、漁船間や海保との連絡を確保することなどだ。では、尖閣諸島にそれらの施設を造るにはどうしたらよいのか?
東京に戻った私は、島の所有者に会いに行くことにした。尖閣諸島はもともと福岡出身の実業家・古賀辰四郎が開拓したものだ。その古賀家から1970年代に島を譲渡された埼玉の栗原家が、現在の所有者となっている。同一族の一人で、建築設計事務所を営む栗原弘行氏が取材に応じた。

――先日沖縄の漁師と尖閣沖に調査漁労に行って来ました。そこで感じたのは、日本の漁船が漁をするにはあまりにも危険が大きいということと、中国漁船に対する地元の危機感です。現状を打破するには、魚釣島などに避難港や無線基地を建設するのが有効だと思いますが、そうした構想についてどうお考えですか?

栗原:大いにあり得ることだと思いますよ。実際、昭和54(1979)年に当時の大平正芳内閣が政府の合同調査を行なっています。その際は、設計士である私自身が、尖閣諸島に建設する避難港のキープランを担当したほどです。結局、この計画は大平(正芳)総理が急死されたために頓挫してしまいましたが……。

――実際に栗原さんご自身が計画に関与していらしたとは知りませんでした。現在も、建設には賛成なんですか?

栗原:いや、賛成か否かという以前の問題として、政府の姿勢が定まらないことが問題でしょう。大平総理は確固とした信念と意思を持って事に当たられていたと思いますが、今の政府は、「領土問題は存在しない」と言うだけで、具体的にどうやって島を守っていくのかを明確にしていません。少なくとも、海上警備のための法整備がいまだに整っていないじゃないですか。

――2010年の中国漁船衝突事件も、その隙を突かれて起きたわけですからね。

栗原:法整備が第一で、その上、政府の覚悟や姿勢があやふやなままでは、建設を許可してくれと言われても、お答えのしようがありません。

――政府の覚悟があれば港や無線設備も建設は可能だと。そうして民間の側でも漁業による経済活動を日常的に継続できるようになれば、実効支配の強化に繋がりますよね。

栗原:その通りです。我々は、竹島を武力で無理矢理に実効支配している韓国人とは違う。日本の国土として国益に適った実効支配ができればいいと思います。例えば豊かな水産資源を活用して、国民の食生活を豊かにすることも国益でしょう? 
そもそも明治期に尖閣諸島を開拓した古賀辰四郎氏が魚釣島でカツオ節工場を経営したという事実が、実効支配とはどうあるべきかを教えてくれています。古賀家から島を譲り受けた我々としても、その精神を継承していきたいと思っています。

【SAPIO/2012年2月1・8日号】



『目から鱗』であった。

これほど<明確に>土地登記までされている、地主さんが居る島だったのか。


それで、日本政府は一体何をしているのか。

いや、一体何故「何にもしないで居る」のか。


中国の「漁船監視船」が(日本の、ではない!)昨今、諸島の海域に出没したらしい。

海上保安庁の艦艇からの「退去勧告」にたいして、相手は「我々の仕事をしているだけだ」と返事を返して、退去しようとしなかったらしい。



ところで、「海洋国ニッポン」にとって、『経済的排他水域』は、非常に重要な「領土」的財産である。

にも拘らず、日本の領有する無人島の多くが、名前すら付いていないと言う。

「水域」の明確化の為にも、それら「無名の無人島」に、命名する事を政府が決定した。


遅すぎるとは思う。

しかし「絶対必要」な事だ。

周辺諸国に「不当な」領有権の主張をされない為にも。

一刻も早く、取り組むべし。



▶尖閣周辺、39の無名離島に命名 EEZ基準で官房長官(琉球新報/見出し)

>藤村修官房長官は16日午前の記者会見で、日本の排他的経済水域(EEZ)の基準となる島のうち、沖縄県・尖閣諸島周辺の無名の39の無人島について3月末までに名称を確定させる考えを示した。
 
>藤村氏は「EEZの外縁を根拠づける離島の名称付与に最優先で取り組んできた」と強調。こうした島は99あり、うち49が無名だったが、10の島については昨年5月に命名したと説明した。
 
>内閣官房総合海洋政策本部事務局によると、残る39の島は2010年9月に中国漁船衝突事件が起きた沖縄県・尖閣諸島周辺などに存在する。
【2012年1月16日】



そして、案の定というか、いい加減にしろ、と言うべきか。

中国が、直ちに反応した。



▶日本の尖閣周辺39島の命名に警告、「中国の主権維持の意志を探るな」―中国メディア(レコチャ/見出し)

>2012年1月17日、日本政府が尖閣諸島周辺の無名の39島に名称を付けると発表したことを受け、中国共産党機関紙・人民日報は鐘声(ジョンション)名義の署名記事「中国の領土主権を守る意志を探ることを許さない」で、日本に警告を発した。米華字サイト・多維新聞が伝えた。

>藤村修官房長官は16日の記者会見で、3月末までに無名の39の離島の名称を確定させると発表した。内閣官房総合海洋政策本部事務局によると、39島は2010年9月に中国漁船衝突事件が起きた尖閣諸島付近などにある。

>これを受け、人民日報は「釣魚島とその周辺の島々(尖閣諸島の中国名)は古来、中国固有の領土で、中国は争うことのできない主権を有している。中国の釣魚島の領土主権を守る決意は断固として揺るぎない」と反発。

>また、「中国は一貫して大局を重んじ、矛盾の激化を避け、釣魚島問題により中日関係が傷つくことを避けてきた。日本は中日の戦略的互恵関係を第一に考え、東アジアの平和と安定を第一と考え、独断専行を止め、中国の領土主権を守る意志と決意を探るのを止めるべきだ」と警告した。

>「鐘声」とは人民日報が国際ニュースに関する論評記事を掲載する際のペンネーム。
【Record Chaina/1月17日(火)20時13分配信】



この「反応の早さ」は、敵ながらあっぱれ。

等と、悠長な事は言ってはいられない。



▶<航空自衛隊>中国機へのスクランブル すでに過去最多(毎日/見出し)

>防衛省は19日、航空自衛隊が領空侵犯の恐れがある中国機に対して行った緊急発進(スクランブル)が、昨年4~12月だけで143回に達し、国別公表を始めた02年度以降の対中国の年間最多記録を上回ったと発表した。前年同期の3倍で、最も多かった昨年度は1年間で96回だった。長時間飛行するY8情報収集機が尖閣諸島に近づく回数が増えているといい、日本側の電波情報の収集をしているとみられる。

>同省によると、中国機に対するスクランブルは07~09年度は年間31~43回だったが、昨年度後半から増え、今年度も4~6月27回、7~9月56回、10~12月60回と四半期ごとに増加傾向にある。

>昨年4~12月の外国機に対するスクランブルは前年同期比45回増の335回。ロシア機は175回で前年同期より45回減少しており、国別の割合も中国が43%と、ロシアの52%に迫っている。ロシア機に対しては10年度に264回だった例がある。
【毎日新聞/1月19日(木)19時55分配信】



歴史をひもとけば、国際紛争の最大の原因は「領土問題」である。

そして、歴史のどの一コマを振り返っても、自国の領土と主張する版図を、自ら放棄した例は、恐らくないのでは無かろうか。

奪う事は有っても、捨てる事はない。

それが、<領土>と言う物だ。


個人的には。
もし、ほとんど経済的にも物理的にも利益をもたらさないで、且つ国民の生活上に「不都合」をもたらさない様な<絶海の孤島>などが有ったとして、その領有権を巡って国際的に大問題になりかかっているとしたら、そんな島の一つにこだわる事もない、とも思う。

しかし、事はそのような「カッコつけて」良い事柄とは、ちがうのが『領土』なのである。

上記した、「経済的排他領有権」云々が、水産資源や海底天然資源の豊富な宝庫であり得る事もさることながら。

やはり「民族」の<存在証明>として、文化と歴史と経済との、民族の証としての、最大要素がその国土でなのである。


歴史的に見て、特に『スラブ民族』と『漢民族』とは、その領土に対する粘着的拘りが、他の民族に比べてもことのほか強い事も、歴史が証明している。

日本は、正しくその二つの民族を相手に、領土的対立を抱えているのだ。

生半可な姿勢では、解決など出来ない。

勿論、日本側があっさり引き下がれば、直ちに問題は消滅する。

しかし、そのような事が出来る訳はない以上、性根を据えて、あらゆる手段に訴えなければ成らない。

その根底には、『不退転の信念』を持って居る事が、大前提である。

「不退転の決意」とは、そのように用いる物なのだよ、どこかの総理大臣クン。


1970年代に入り、海底ガス田と油田の存在が確認されるや、ありとあらゆる「ヘ理屈をこねて」領有権を主張して来た中国に対して、闘いを続行しなければ成らない。

「民主党」の主張する理想の如くに、「日中友好の深化と東アジアの安定」を確保する事で、領土問題は自ずと解決する、等と「情緒的」な発想では、国土は護れない。


玉虫色の解決方法など、領土問題には存在しない。


東アジアが、これからの日本にとって「最重要」なパートナーである事は、疑いの余地はない。

アメリカとの関係など、経済的に見ても既に大きく後退しているのだ。

ましてや、文化的背景は「東アジア」抜きにしては、日本の存在はあり得ない事を、再認識すべきである。

太平洋の向こう側と親しくして、太平洋のこちら側の隣人達を疎かにする事など、誰が考えても普通ではない。

たとえ、「あの」韓国だろうと、「あの」中国だろうと、偽りなき『隣人』なのだ。

いやでも、付き合わねば成らない。

国土は引っ越しは出来ない。

しからば、遠くの「帝国主義国」より、近くの「中華思想国」を重用視しなければ成らないのは、当然である。


そのような地政学的条件下に置かれている日本だからこそ、領土問題に関しては「毅然たる」態度で、「決然と」望まなければ成らないのだ。


一日も早く『尖閣諸島』に、漁船の為の避難用港湾施設や、気象庁や海上自衛隊の通信支所を築くべし。


石垣町の町議に「上陸を禁止する」などと、たわけた事を言っている場合では無いのだ。


日本人が開拓し、日本人が生活した、今でもれっきとした地主さんの居る、れっきとした日本の国土の一部である事を、世界に宣言せよ。


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発狂した祖国。革命は起こらない。無血革命は望めない…。

2012-01-18 20:36:35 | 政治と社会
ニッポンは、発狂している。


国民に取っての「重用事項」は、決定までにダラダラ時間だけ過ぎ去り、たとえ法案が通っても、特例やら付帯事項やらで、本来の目的からは大きくそれた、ちがう形の物と成って行く。

国民に取って「悪を成す」事柄だけは、政府がある日突然言い出して、ろくな党内論議も為されないまま、あっという間に数日で法案と決まってしまう。



日本を発狂状態に追い込んだ「政府」は、腐敗を極め、ほぼ発酵状態に有る。



▶大飯原発安全評価、傍聴締め出す形に(JNNタイトル)

>福井県の大飯原発の安全評価に関する専門家会議が反対派の反発で大混乱となりました。結局、一般傍聴者を締め出す形で会議は行われましたが、出席予定だった委員からも、おかしいとの声が上がっています。

 「ぜひ開かれた議論を行っていただけませんか?」
 「傍聴者の締め出しをやめてください。なぜ密室で議論するのか?」

>職員らに押さえられる男性。プラカードには「原子力さようなら」の文字が。18日、原子力安全・保安院が開催した会合は、傍聴を求める人と保安院側が対立。警察が出動するなど大混乱となりました。


>そもそも18日の会合では、大飯原発3・4号機について、安全性は確保できているとした関西電力のストレステストの評価に対し、「妥当だ」との判断を示す予定でした。

>ストレステストの評価結果について保安院が判断を示すのは、これが初めてです。

>傍聴を認めない保安院に対し、反発する反対派の市民ら。結局、会議は別の部屋に移動し、およそ3時間半遅れで始まりました。


>騒ぎはこれだけにとどまりません。

>2人の委員が「傍聴を認めないのはおかしい」として、会合を欠席したのです。

 「とんでもないですよ! 私も委員として責任を負っているんです」(委員の1人)

 「密室の中でやるような議論には参加しません」(芝浦工業大学非常勤講師 後藤政志委員)


「こうした場がこうした形で平穏に開催されない状況にあるのは、私の立場から到底容認することはできません」(枝野幸男経産相)
【JNNニュース/1月18日(水)23時51分配信】



何を如何様にコメントして良いのやら、見当もつかない。

『そもそも18日の会合では、大飯原発3・4号機について、安全性は確保できているとした関西電力のストレステストの評価に対し、「妥当だ」との判断を示す予定でした。』

一体全体、何だこりゃ?

公開の場で、「専門家」(枝野経産大臣談)達が、業者側が行ったテストの評価を決める会議をする筈なのでは無いのか!?

「妥当」だと判断を示す予定…。

結論が先に有って、会議は単なる「手続き上」の決めごとなのか。

要するに、日本と言う社会はあらゆる事柄が、この様にして決まって来たにだ。

それを、公開されるべき対象の「市民」を別室に閉め出して、それに抗議する市民に警官隊を派遣して、会議を平気で非公開にしてしまう。



▶関西電力大飯原発ストレステスト専門家会議 3時間半遅れで開催、「妥当」との審査結果(FNNタイトル)

>枝野経産相は「不快な思いをさせたこと、経産大臣として、心よりおわび申し上げます。本当に申し訳ございません」と述べた。
【FNNニュース/1月19日(木)2時2分配信】


枝野某とかいう「だいじん」は、誰の大臣なのか?

国民の政府の、国民の為に働く大臣ではないらしい。

国民に真実を隠蔽し、国民を騙し、国民を閉め出し、国民を傷つけ、国民を殺して平気な大臣など、世界中の如何なる民族の、如何なる時代の、如何なる文明に於いても、見いだす事は出来まい。

21世紀の、日本国と言う国には、そのような大臣が存在する。

そのような大臣を持つ、その様に国民を平気で圧殺する政府が、存在する。


▶「核」断念求め、イランに書簡…玄葉外相(讀賣見出し)

>玄葉外相は18日の記者会見で、昨年12月、イラン政府に核開発の断念を求める書簡を送ったことを明らかにした。

>玄葉氏は「『(これまでの)イラン側の説明ではとても国際社会の疑念を払拭できない』と伝えた」と説明した。
【読売新聞/1月18日(水)23時31分配信】


この事と、次の事とに、如何なる整合性が存在していると、言うのか?



▶新春直球緩球 東芝・佐々木則夫社長「原発輸出ほぼ計画通り」(SankeiBiz/見出し)

>--ヨルダンやベトナムなど4カ国との原子力協定発効が予定される

 「原子力協定は原発輸出に向けたステップであり、歓迎だ。国内勢はすでに原発2基をベトナムから受注しているが、福島第1原発の事故を受け、より安全なものを総合的に提供していきたい」

 --4カ国以外で期待される国は

 「一番は中国だ。中国では2基を受注、米国でも4基を契約している。1基の計画があるフィンランドは価格、条件が折り合うか次第。子会社の米ウェスチングハウスの新型原子炉『AP1000』は、米国での採用に続き、英国、チェコでも有望だ」

 --平成28年3月期に原発事業で1兆円の目標を掲げる

 「福島第1原発の事故で規制がどう変わるかわからないし、歴史的な円高も響いている。ただ、狙っている市場については、計画に遅れは出ていない」
【SankeiBiz/1月17日 21時12分配信】


イランには、戦争を吹っかけるアメリカの手先と成って、「核開発」を批判する。

方や、「不完全」な日本の核技術を、平気で第三国に売りつける。


▶原発寿命は最大60年 40年制限例外規定 運転延長20年も 政府改正案(中日見出し)

>政府は十七日、原発の運転期間(寿命)を四十年とした上で、例外的に運転延長を認めるのは一回限りで最大二十年とすることを決めた。

>この規定を明記した原子炉等規制法改正案を通常国会に提出する。初めて原発の寿命を明文化するが、老朽化した原発が最大六十年間稼働し続ける余地を残すことにもなる。
【中日新聞/1月18日】


このような、暴力的法案提出が、一体何時どこで論議が成されたのか、全く痕跡がない。

経産相だか首相だかが、勝手に考えついて、いきなり法案化した…?

理解に苦しむ。

当然、前もって準備されていた筈である。

となると、経産省担当官たちが「練り上げた」法案だと言う事に成ろう。

そこには、『東電』を始めとする<電力事業社>達の為の、大きな力が作用している訳だろう。

これで、経産省からは又これまで以上の『蛆下り』が、受け入れられる事に成るのだろう。



日本政府は、何処を見ているのか?

日本政府は、何を求めているのか?



▶イラン原油の“輸入削減” 安住大臣発言が波紋(ANNタイトル)

>安住大臣は12日、アメリカのガイトナー財務長官からの協力要請を受けて、原油の輸入を計画的に減らしていく考えを示しました。

>ただ、どこまで減らせば日本の銀行が制裁を回避できるか不明確なうえ、イランに代わる輸入先の確保も課題になっていて、政府内からも「発言は時期尚早」という声が上がっています。日本政府は来週、アメリカ側と実務者レベルで制裁への対応を具体的に協議する方針です。
【ANNニュース/1月14日(土)11時24分配信】


そこに、国家としての展望も、確立した価値観も、導くべき方向性も、全く存在していないかの如くに、ただひたすら「漂流」を続けている。

恐らく、どこか他の国の顔色をのみ、見つめながら。



▶「『インドは、これからもイランからの原油の輸入を続ける。インドは<国連>が決定する正式な制裁処置にのみ、対応する』と発表」(NHK/BizSpo/1月18日)


確かな国家観を持つ、独立主権国家の判断とは、こういう判断を言う。

政財官一体となっての「漂流」である。



▶日商会頭、イラン原油輸入削減を容認(フジサンケイ見出し)

>日本商工会議所の岡村正会頭は12日の会見で、核開発を続けるイランからの原油輸入量を大幅に削減する政府方針について、「国際世論に従って日本も応分の協力をする努力が必要だ」と語り、輸入削減を容認する姿勢を示した。日本は原油の1割弱をイランから調達しているが、「できるだけ早く代替の輸入先を見つけることだ。順調に態勢が整えばそれほど影響はない」と展望した。
【フジサンケイ・Business I/1月13日(金)8時15分配信】


インドと比べて、何と世界観のない事ゾ。

「国際世論に従って」…ひたすら『アメリカの命令に従って』以外の何物でもない。


▶民主、衆院選挙制度改革案まとめる(JNNタイトル)

>民主党は、比例代表の議席を80減らすなどとした衆議院の選挙制度改革案をまとめました。小選挙区については自民党の案を丸のみしたものとなっていますが、こうした民主党の思惑について、野党からは警戒する声も上がっています。

> 「定数削減この一点張りで、まずは最初の大きな風穴を開けたい」(民主党 樽床伸二幹事長代行)

>民主党は、この案をもとに自民・公明をはじめとする各党との協議に臨む考えです。しかし、民主党が決めた比例を80削減する案をそのまま実現すると、公明党など中規模以下の政党にとって深刻な事態となります。前回の総選挙の得票数を基にJNNが試算したところ、公明党は20議席から10議席に半減、社民党は4議席から議席ゼロと壊滅的な結果となりました。

>「抜本改革も含む考え方、協議のできる方向性をしっかり提示してもらいたい。あまりにも独断が過ぎる」(公明党 山口那津男代表 17日)

>消費税引き上げを含む税と社会保障の一体改革の実現に意欲を燃やす野田総理は、議員定数削減もこの通常国会で成立させたいと意気込みます。

>しかし、衆・参のねじれが続く中、消費税引き上げ法案など重要法案を通すには野党側の協力が必要です。こうしたことから、民主党はいずれ、いまの案を公明党が求める比例代表に「連用制」を取り入れる案に修正し、歩み寄りを見せるのではという見方が与野党の間に根強くあります。
【JNNニュース/1月18日(水)18時48分配信】



「消費税引き上げを含む税と社会保障の一体改革の実現に意欲を燃やす野田総理」(前出JNN)


『社会保障』の改革とやらは、一体何処に行った?

消費税増税の強行決定を、衆院定数削減で<バーター>に出来るとでも、言い兼ねない無知蒙昧な政策決定のプロセス。

国民の声を聞く耳持たぬ「民主党」らしい、定数削減の発想である。


繰り返すが、日本は西欧諸国に比べて、決して国会議員が多い訳では無い。

一票当たりの格差が大きすぎる訳でもない。

議員を減らせば、それだけ官僚への監視が疎かになる。
官僚の暴走を、防げなくなる。

地方の、地域性に関わる諸問題に、中央の目が届きにくくなる。


目下の所まで、鳩山由紀夫、菅直人、野田佳彦と続いた三代の首相の元、民主党政府の目は「国民」には向けられていなかった。

むしろ、官僚に良い様に操られ、大企業の利益にのみ敏感に行動し、さらにアメリカの利益に最大限の神経を払う事にのみ、その存在を行使してきた。


従って、原発に反対の声や、被曝におののく国民の不安や、不況とデフレ二よる生活苦に喘ぐ国民の生活実体などに、関心を示せないのだ。


「定数削減の一点張り」
「消費税増税の一点張り」
「原発再稼働の一点張り」
「TPP参加の一点張り」

「小沢有罪の一点張り」


対話の能力を欠き、対話の手段を欠き、対話の意思を欠き、対話が存在しない『民主党』という不思議な組織。


こんな政権を「側面援助」するマスコミという反国民的宣伝機関が存在し、
その機関を利用して学問的良心のカケラもない「学識経験者」や「御用学者」達に依る、権力挙げての「国民洗脳作戦」を垂れ流して恥じない。

その反国民的宣伝に、やすやすと乗せられ、いとも簡単に洗脳されて気づかない、かなりに数の国民。


大気は放射性物質を孕み、国土は汚染されて、野山も河川も海洋すら生命に敵対する存在に成ってしまった。

その「空気」を呼吸させられ、その「大地」から生み出される作物を食べさせられ、「海洋」がもたらす海の幸を食べさせられ、抵抗も出来ず、逃げ出す事もままならぬ。

そんな社会を、政府が先頭と成って造り出している。

そんな社会に、疑問を持たない人間達が要る。


ニッポンは、発狂している。

政府も。
官僚も。
財界も。
報道も。

一部の国民達まで。

その、発狂した連中が、祖国を朽ち果てさせようとしている。

祖国は、腐り果てようとしている。


それに対して、何も出来ないのだろうか。。。。


日本人の精神に、革命はそぐわないのか。

「無血革命」は、もっと無理なのか。

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新年早々増々酷さを増す世界を見ていて、今年中に起こりそうな事を考えてみたら…。もはや革命しかない?

2012-01-17 23:18:54 | 社会問題
日本の惨状は、筆舌に尽くし難い。


政治は、国民不在状態。
行政は、住民不在状態。
司法は、憲法不在状態。

経済は、経団連の寡占に驀進中。
市民は、被曝が続く中で仲間割れ。



酷いのは、何も日本だけでは無い。

外に目を向けてみると。


ギリシャは、3月にも破産の瀬戸際。
アメリカが、7月にもイランと戦争。

ユーロは、解体の危機に。
円は、歴史的高値を伺う。
人民元は不透明。
ドルは、戦争景気か戦争不況か。


これ以上、考えたくも無い最低の年となりそうな気配が、濃厚である。


そこで、今年いかにも「起こりそうな事」を列挙してみよう。

①消費税増税法案の可決。
②野田政権の頓挫と総選挙。
③小沢有罪。
④自民民主公明維新連立政権の成立で橋下総理誕生。
⑤ギリシャのデフォルトとEU離脱。
⑥フランスの政権交代で極右ル・ペン政権。
⑦オバマ再選。
⑧プーチンの再登場。
⑨原発の再稼働決定。
⑩TPP参加決定。
⑪普天間の辺野古への移設の強制執行。
⑫円の対ドル60円台到達。
⑬日経平均6000円台。
⑭ナデシコの五輪金ならず。
⑮改憲国民投票の法的整備完了。
⑯ツイッターやネットの監視法成立。
⑰東電の黒字拡大。
⑱ポルトガルとスペインの破綻とEU解体。
⑲イラン戦争勃発。
⑳中国のバブル崩壊と共産党独裁の強化。


どうです?

有りそうでしょ?

そう考えると、死にたくなりませんか?

今まさに、世界はこのような方向に向かって、突き進んでいる。


そして、上記の「最悪のシナリオ」を良く眺めてみると、一つのつながりが見えて来るのだ。


つまり、総て「アメリカ」が主役か、重用な脇役か、切り札か、ジョーカーなのだ。


日本で「起こりうる」事柄は、総て「アメリカの意向」で動いている。

何もかもが、直接ワシントンの指示と言う訳では無いだろう。

しかし、ワシントンの意向を受けたロビーイスト、ワシントンの周辺に巣食って、日本をネタに喰っている政治ゴロ達や政商達の、直接間接の干渉とほのめかし。

あるいは、その彼等の手先である霞ヶ関や永田町や大手町の「ポチ」達が、忠義づらして「ご主人様の意向」を<忖度>して、動いて行く。


そこに、「日本国民」の存在は無い。

有るのは唯只「官僚」と「財界」と「政治家」たちの利権と功名心と、それらから派生する「有象無象」の利益のみである。

勿論、本当の利益は、ワシントンの姿勢のお陰を被って得られる「国際金融機関」や「投機家」、及び「多国籍企業」のユダヤ資本である事は、言うまでもない。

「世界の支配者達」を無限大に稼がせる事で、アメリカの政治家達はその地位と名誉を確保する。

そのおこぼれで、日本の官僚達も、財界も、政商と成り果てている「マスコミ」も、ハッピーなつもりになるのだ。


そして、その構造は、何も日本だけの事では無い。

ユーロの危機も、ギリシャの破綻も、上記の国際資本や金融筋が、彼等の都合で「加速」させるのだ。

放っておいても、早かれ遅かれ「破綻」は避けられなかったかもしれない。

しかし、じっくりと気長に治療すれば、回復する可能性も有る病人に、敢えて劇薬を与えて、病状を加速度的に進行させるのが、彼等「アメリカ」の背後に潜む、マネー・パワーなのだ。

プーチンの大統領への復帰も、中国の極右化も、総てはアメリカとの関係性をぬきにしては、成立し得ない事なのである。

現代の世界の構造は、そこまでアメリカに支配されてしまっている。

アメリカの一般国民は、恐らく知らない次元で。


そこで、これら「悪魔の出来事」を現実化しないで済む方法も、有る筈ではなかろうか。

①消費増税法案の可決は、民主党議員の中の「良識派」が徹底抵抗すれば、止められるのでは無いか。

法案審議の前に、野党も巻き込んで、野田佳彦を退陣に追い込めば良いのでは。

民主党を割ってしまえば済む事である。

離党新党でなくとも、クーデターで「内閣不信任案」を可決させても宜しかろう。

両院議員総会で、首脳陣の党員資格停止処分にして、放逐しても良いだろう。


勿論、並大抵のやり方では実現する訳はない。

しかし、それこそ国民の為に死ねる位の覚悟を持った議員も、居る筈だ。

そんな議員達が、有能なブレーンにシナリオを作らせ、秘密裏に根回しを完了させて、一気呵成に事を成し遂げることが、100%不可能だとは、思わない。

そして、そのようなクーデターを起こす事が出来れば。

②は直ちに起こせる。

④は防げる。


その流れで、対官僚運動が力を付けて、政界を再建出来れば、③も避ける事も出来よう。


今の日本で、一番必要な事は。

小沢に仕事をさせること。


ここで言う『小沢』は、抽象的なシンボルである。

彼の唱えた、政治理念を実現する、と言う意味で言っている。
日本が、自ら変わって、国民が主人としての決定権を持てる様な政治風土を持てれば。


勿論、その先頭に小沢本人が立てれば、言う事はない。


この事が成れば、日米関係に修正が加えられる。

さすれば、大げさに言えば、世界の外交バランスを、覆す程の力が作用することになる。


相手がオバマであれ、ルーニーであれ、アメリカの姿勢に牽制する力を日本が持てれば、⑨から⑬までと、⑮ですら防ぐ事も、夢では無くなる。

アメリカの姿勢と彼等の現状を、まともに彼等に自覚させて、アメリカの責任を覚醒させる事が出来れば、彼等の背後に潜む、マネー・パワーも牽制する事が出来る。

<食><医薬><エネルギー>などの分野を包括した普遍的な意味での「経済的」な、そして何より「軍事的」な、他民族を殺して稼ぐやり方に、一定のブレーキをかける事も、あながち不可能とは言い切れまい。


そう成れば、⑤⑧⑨にも、少なからぬ貢献が出来ようと言う物だ。


まあ。

絶対にあり得ない事は承知で行っているのだが。。。


日本の政治家に、そこまでの仕事を期待する事など、確実に無理な事である。


しかし、日本だけの問題では無い事も百も承知の上で、敢えて言いたい。

今年多いに「起こりうる」悲惨な数多くの結果の、かなりの部分を『杞憂』に終わらせる事も、理論的には不可能では無いのだ。


そう、思いたいでは無いか。
日本人の一人として。


そのくらいの「見果てぬ夢」でも抱いていない事には、明日のニュースを見る事すら、辛くなってしまう。


国民が主人と成って、国民の為に、国民が必要としている政治を、求めなければ成らない。

当たり前の事だ。

そして、正義が行われ、不正を糾す、本物の司法を、求めなければ成らない。

当たり前の事だ。

さらに、国民がささやかな幸せな生活を送る事を可能とする、ごくささやかに幸せを求める消費を可能とする、雇用体系と、収入とを保障され、社会環境を整備する事を、求めなければ成らない。

永田町に。
霞ヶ関に。

経団連に。
マスコミに。

当たり前の事だ。
違いますか、皆さん?


そして、⑭は「去年の夢」の再来を、期待したいですよねえ。


連日の、腐りきった民主党の政権運営を見ていて、耄けた様な夢を抱いてしまった…。


▶一体改革、与野党協議へ調整 暴走、岡田氏に党内不満(産經見出し)

>岡田氏は就任2日後の15日のNHK番組で、与野党協議の対象になっている国会議員定数と国家公務員給与の削減に加え、議員歳費と政党交付金の削減を訴えた。与党幹部には寝耳に水の話だった。
【産經新聞/1月18日(水)7時55分配信】


▶首相「暴走のつもりない」…小沢氏らをけん制(讀賣見出し)

>民主党の小沢一郎元代表らが消費税増税に反対していることに関し、「(党内)議論を尽くして意見集約した。党大会に至るまで(私が)暴走しているつもりはない。決まったことについては従う政治文化をつくるべきだ」とけん制した。
【讀賣新聞/1月17日(火)20時47分配信】


いきなり思いついて、いきなり宣言して、それで「党内論議は十分」尽くしたらしい。

民主党政権自体が、とてつもなく反国民政権であった。

しかし、今や『野田佳彦個人政権』に成り果ててしまっている。


民主党内部と、それに呼応して国民の側とが、一気に立ち上がるしか、国民が生き伸びる可能性は、ほとんど残されていない。


もはや、「革命的」転換が必要と成った。


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改造内閣「二枚看板」が始動=首相、一体改革実現に決意/馬鹿が二倍で危機も二倍!【週末一口時評】

2012-01-14 18:05:50 | 世界に置ける日本
【今週の三匹】     


     
     米倉経団連会長   野田総理大臣     山前JR西社長


よーっく見比べると、この三匹の顔つき「似てる」と、思いませんか?
腹黒くなれば成る程、表情が似て来ると言う、怖ーいお話でした。


♠<野田改造内閣>「岡田氏入閣は大きな力に」…経団連会長(毎日新聞/1月13日(金)21時21分配信)
♣「ぞーぜいだー、ぞーぜいだー、たのしーいなーあっ♪」

♠野田首相、財政再建の必要性を強調(JNNニュース/1月14日(土)19時31分配信)
♣「その為には<ぞーぜー>です。財政再建には<増税>しか有りません!不退転の覚悟で成し遂げます、ブヒッ!!」

♠JR福知山線脱線:前社長無罪判決 多くの犠牲出たのに 「なぜ、むなしい」 /兵庫(毎日新聞/1月12日(木)15時41分配信)
♣「勝俣」保護への布石か?



【今週の宇宙】

     
     
宇宙は宏大。人間は芥子粒。

大馬鹿者共の「ホモ・サピエンス・サピエンス」が、地球を破壊してしまっても、『生命』は宇宙に満ちている!


★恒星の大半に惑星=銀河系に1000億個以上―地球型多く存在・国際チーム(時事通信/1月14日(土)17時10分配信)
☆「宇宙には生命は沢山居るんだ。地球は破壊されても構わない。原発が有っても平気だよー。」


【今週の直ぐ近く】

     

大型客船が、陸地のこんな直ぐ近くを航行すれば、座礁しますって。

◆大型客船が転覆、3人死亡=邦人43人は無事―イタリア(時事通信/1月15日(日)1時51分配信)
◇「浮かばれない…」(犠牲者)



【今週の正体見たぞ】

     
     アメリカの核実験の抗議する人々


★<米核実験に抗議>被爆者ら110人が座り込み 広島(毎日新聞/1月10日(火)16時8分配信)
☆『核兵器全廃』の約束で<ノーベル賞>取った人誰ぁあれっ?



【今週の狂言】

     
     「正面から見る価値無し」の射的の的


◆「二枚看板」が始動=野田首相、一体改革実現に決意―改造内閣(時事通信/ 1月14日(土)11時43分配信)
◇大馬鹿が二倍で、国家の危機も二倍。



【今週のため息】

     
     恒例の「ディズニー・ランド」での成人式


◆成人式:新成人、20歳の門出祝う 趣向凝らしたイベントも /千葉(毎日新聞/1月10日(火)11時36分配信)
◇今年も<1245人>が馬鹿と認定。



【今週の醜い人々】

     
     応援団代表「高橋はるみ」


◆現職が無投票再選=地元の原発容認―北海道泊村長選(時事通信/1月10日(火)17時16分配信)
◇それにしても「もの凄い」ポスターだこと!?



【一口時評】


◉「両岸平和発展は正しい道」=馬総統の再選を歓迎―中国(時事通信/1月15日(日)1時17分配信)
◎「両岸平和」=「台湾の独立は認めない」


▶<新宇宙開発ビジョン>「日本人を火星に」古川担当相公表へ(毎日新聞/1月15日(日)2時31分配信)
▷えっ!? 野田クン、あんたが行きなさい。

▶<経産元審議官>携帯に証券会社のHP登録 常にチェックか(毎日新聞/1月15日(日)2時31分配信)
▷核の巣窟「霞ヶ関」の<尻尾切り>

▶内閣支持率37%に下落…岡田氏「評価」52%(讀賣新聞/1月14日(土)23時11分配信)
▷讀賣が調べて37%! 岡田惨敗マシーンは高評価。

▶内閣支持、28%に下落=消費増税反対は53%―時事世論調査(時事通信/1月13日(金)15時8分配信)
▷この10%の差は、一体何(^^)

▶「ぶれない政治家」首相、岡田氏を評価(讀賣新聞/1月13日(金)18時27分配信)
▷「私がルール・ブックだ。党がぶれようが、国がぶれようが、私に関係はない」(フランケン岡田)

▶退任の蓮舫氏「首相を全力で支える」(産經新聞/1月13日(金)10時49分配信)
▷『エリマキトカゲ』の毒に当たらない様に、せいぜい気をつけましょうねえ。

▶借金積み上げればギリシャのように…安住財務相(讀賣新聞/1月13日(金)7時59分配信)
▷「ギリシャのように…公務員が国を喰い尽くす」って。

▶「日本の存亡をかけた政治決戦の年」自民党、24年運動方針最終案が判明(産經新聞/1月12日(木)21時28分配信)
▷「従って、民自公そろっての解党を求める」国民。

▶増税でも消費冷えず=社会保障充実で安心感―安住財務相(時事通信/1月12日(木)19時8分配信)
▷ぎゃぁぁぁあ! こっ、壊れてた『安住』が、とうとう溶け出したー。

▶全職員に株禁止「誓約書」=幹部職員逮捕で―枝野経産相(時事通信/1月12日(木)18時16分配信)
▷第三者名義で取引きすれば、簡単です。

▶<南スーダンPKO>第1陣の陸上自衛隊13人 成田を出発(毎日新聞/1月14日(土)23時3分配信)
▷遥かアフリカ東岸の「坂の上」に雲を夢見て…。

▶細野原発相、核施設の防護策強化図る考え(讀賣新聞/1月14日(土)21時4分配信)
▷核兵器の生産拠点「もんじゅ」は特に厳重に。

▶<細野原発事故相>原子力安全庁 研修機関の一部を福島に(毎日新聞/1月14日(土)20時20分配信)
▷東電本店と官邸は、もう行ってるよね!?

▶<松原拉致問題担当相>横田めぐみさんの父母にあいさつ(毎日新聞/1月14日(土)19時48分配信)
▷一対何人の「大臣」が、挨拶しに行ったのだろうか。<挨拶>が任務の担当大臣。

▶松原拉致問題相就任、家族会が歓迎と横田夫妻(讀賣新聞/1月14日(土)18時46分配信)
▷このご夫妻の忍耐には、頭が下がります。。。

▶玄葉外相が北方領土視察=「早期解決に全力尽くす」(時事通信/1月14日(土)19時37分配信)
▷よっ、「かけごえ屋!」

▶問責受けた馬淵氏、改造内閣に「恐れずやって」(讀賣新聞/1月14日(土)19時5分配信)
▷屁のツッパリ(^^)

▶「仲間に手を突っ込まないで」新党結成の宗男氏に小沢氏がクギ(産經新聞/1月14日(土)18時2分配信)
▷「産經新聞、見た来た様な、嘘を書く」(新いろはカルタ)

▶「対岸の火事ではない」=野田首相、仏国債格下げに危機感(時事通信/1月14日(土)15時14分配信)
▷自分のケツの火すら消せない男が、日本を炎上させようと…。

▶東北6県でおもてなし研修=案内人養成し旅行客回復を―観光庁(時事通信/1月14日(土)14時31分配信)
▷原理原則が違うだろ! おもてなしが不足してるってか? 放射能を勝たずけろ!

▶原発再稼働、自ら説明も=野田首相(時事通信/1月14日(土)13時34分配信)
▷原発再開は既定路線。

▶首相、消費税解散に含み…「暁には色々な判断」(讀賣新聞/1月14日(土)13時24分配信)
▷「自民との<野合>の約束の確認が取れ次第」だよね。

▶野田首相が一体改革に「政治生命賭ける」 解散の可能性も示唆(産經新聞/1月14日(土)13時12分配信)
▷お前の<政治生命>なんぞ賭けて要らん! 祖国を壊すな!!

▶<野田首相>普天間移設問題「強行しない」(毎日新聞/1月14日(土)12時59分配信)
▷「ただ、粛々と進めるだけです」(ノーだ)

▶自民・石原幹事長、一体改革は特別委で議論を(産經新聞/1月14日(土)12時32分配信)
▷おっ、裏約束の実行の動きが徐々に…。

▶野田首相、一体改革実現に向け「突破力のある人選んだ」(産經新聞/1月14日(土)12時3分配信)
▷「ネジは錆を落として締め直し、縫い目はしっかり繕い直し、リニューアルは万全です」(フランケンシュタイン博士研究所)

▶野田改造内閣 「素人の次も素人」 田中防衛相に拒否反応(産經新聞/
1月14日(土)7時55分配信)
▷では伺うが、日本の政界に「軍事のプロ」が居るってか? プロが必要なら、統合幕僚長を大臣にするしか無いだろ。文民統制で充分。

▶野田改造内閣 岡田氏起用 背水の一点勝負(産經新聞/1月14日(土)7時55分配信)
▷「郵政一点張り」から「増税一点張り」へ。大穴狙いのプロのやり口だな。

▶野田改造内閣発足 理系は6人 政経塾3人(産經新聞/1月14日(土)7時55分配信)
▷予備校上がり。

▶イラン原油輸入削減、財務相の個人的見解…首相(讀賣新聞/1月14日(土)1時58分配信)
▷又また始まった「対外発言」と「国内向け発言」の、ダブル・スタンダード。

▶「発言の重みを踏まえよ」 野田改造内閣の基本方針(産經新聞/1月14日(土)1時37分配信)
▷「お前の罪の深さに気づけよ!」国民の全員の思い。

▶<橋下市長>西成区長“兼務”で「直轄区」の構想(毎日新聞/1月13日(金)23時29分配信)
▷何だか「チョオー、やりたい放題」って感じいー。

▶<野田改造内閣>「適材適所程遠い」自公、対決色強める(毎日新聞/1月13日(金)22時0分配信)
▷「適材適所を目指した。そして、誰もいなくなった。。。」

▶内閣改造「平野文科相は鳩山グループではない」 G事務局が見解(産經新聞/1月13日(金)19時45分配信)
▷はははは。

▶イラン核開発「深刻な懸念」=野田首相、米財務長官に表明(時事通信/1月12日(木)14時2分配信)
▷日本の核開発「密かな愉しみ」=霞が関/永田町/経団連

▶反党行為だ…民主、「きづな」9議員除籍処分に(讀賣新聞/1月12日(木)13時21分配信)
▷執行部の方が「反党行為」だろ。

▶<民主党>新党参加の10人 離党届受理せず除籍処分に(毎日新聞/1月12日(木)11時9分配信)
▷勲章!

▶一川防衛相の後任は「実績重視で」…民主党内(讀賣新聞/1月12日(木)10時24分配信)
▷実績って…一体何の!? アメリカの方向に尻尾振った回数とか??

▶岡田前幹事長、入閣は「小説と想像の世界だ」(讀賣新聞/1月11日(水)14時44分配信)
▷フランケン、遂に「小説と想像の世界」の住人となった!

▶<センター試験>ICプレーヤーや問題配布でトラブル相次ぐ(毎日新聞/1月14日(土)21時2分配信)
▷IT超大国ニッポン(^^;)

▶米長永世棋聖、将棋ソフトに敗北=「見落とした」悔しそうに会見―東京(時事通信/1月14日(土)18時13分配信)
▷一秒間に1万8千手も読めるコンピューター相手に、四時間半よく頑張りました。貴方はやはり棋聖です。

▶「見るに耐えない愚行」がまた発覚 タリバン遺体に米兵放尿で大騒動(J-Castニュース/1月13日(金)19時12分配信)
▷未開人。

▶戦闘ヘリ、空から救難信号筒落とす…陸自航空校(讀賣新聞/1月13日(金)13時10分配信)
▷誤爆。

▶<職安法違反>原発に不正派遣 工藤会系組長の妻らを逮捕(毎日新聞/1月13日(金)8時38分配信)
▷氷山の一角の一滴。

▶台湾総統選 「中国の干渉が最大の問題」 公正選挙国際委員会・彭明敏委員長(産經新聞/1月14日(土)7時55分配信)
▷結果にそのまま現れた。

▶イラン核施設幹部暗殺「CIAとモサドが関与」(讀賣新聞/1月13日(金)23時23分配信)
▷それ以外のどんな原因が…。

▶<ミャンマー>政治囚完全釈放 「治安維持」の懸念に決別(毎日新聞/1月13日(金)21時3分配信)
▷しかし、いったい全体ミャンマーのこの急変はな座なのだろう。

▶「赤ワイン健康説」の著名研究者、論文の多数に捏造発覚(CNN.co.jp/1月13日(金)12時42分配信)
▷あぁ~あ。捏造は原発で、もううんざり。

▶【オーストラリア】反捕鯨活動家はヒーロー気取り、豪紙も批判(NNA/1月13日(金)8時31分配信)
▷殺処分にしてやりたい。

▶NYフィルの公演中に携帯の着信音、指揮者が演奏中断(CNN.co.jp/1月13日(金)10時51分配信)
▷「・・・・」

▶日本の「軽」規格廃止を…TPPで米自動車3社(讀賣新聞/1月14日(土)21時38分配信)
▷キタァーーーーーーーーーー!

▶中部電、グランパスのスポンサー撤退へ(讀賣新聞/1月14日(土)19時48分配信)
▷時節柄、やむを得ないかと…。




【今週の快挙】

     
     若きヒロインの笑顔


☆「君が代、心に染みました」金メダルの高梨沙羅(讀賣新聞/1月15日(日)7時29分配信)
☆☆おめでとう!



そしていよいよ。
お待ちかね。

【今週のモフモフ】


     
     ニャイかくかいぞう???


     
     出番は近い、準備万端。


     
     国民は許さない野田。


     
     増税、TPP、年金…ええかげんにさらせ!


     
     出撃!


     
     がんばってニャ


     
     背後でツメを磨く、オザニャンでーす。

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『ホルムズ海峡』は、アメリカの<北風政策>によって、イランの「真珠湾」になろうとしつつある…。

2012-01-13 23:07:17 | 国際関係
アメリカと言う国は、時代を問わず「戦争立国」である。


その背景には、二種類の要因が有ると思われる。

一つは、アメリカと言う国の「社会性」である。
もう一つは、アメリカと言う国の「経済性」だ。



<社会性>と言うのは、国としての感情とでも言えばいいだろうか。
個人に「国民性」と言う物が有る様に、国にも「国家性」とでも言うべき性向が、有る筈だ。


一口で言えば「価値観の押しつけ」が、彼等の行動の基本である事。


良く言われる表現『アメリカン・ウエイ・オブ・ライフ」が、一頃の生活の豊かさに置ける<世界基準>になりかかっていた。

それはそれで良かろう。

しかし、市民生活の価値観だけでなく、国家としての『アメリカン・ウエイ』が、国際基準でないと、彼等は満足しないのだ。


彼等が、誰かに何かが必要と感じたら、本人が必要と感じなくても、強引にそれを迫る。

拒否されたら、そのまま「国際的緊張」を造り出してしまうのだ。

世界中から搾取し強奪した富と、それが造り出した軍事力を背景に。


浦賀沖に現れた『黒船』のやり方を思い出してみるが良い。

先年「ペリー提督」の生誕200年かなにかを「記念」すると言って、わざわざ彼の地に子孫を訪れ、記念品の贈呈かなにかをやっていた。

私の目には、非常に不愉快に映った物だった。

なんで、他人の家に土足で踏み込み、恫喝して国の方針を変えさせた相手を、顕彰なんぞせにゃならんのか。


完全に破綻していた『徳川幕府』という制度が、『清朝』の様に列強に植民地化されずに済んで、彼等のお陰で「開国」へと針路を帰る事が出来た、という事実は、又別の次元の話である。

やり口の事を、言っている。


次に、日本が「国際連盟」脱退に追い込まれて、そのまま太平洋戦争に突き進まざるを得なかった背景も、思い出してみるが良い。

この辺りの事については、先日も拙ブログに書いたが。

わが国の、「軍事官僚」の思い上りや無能ぶり、その彼等のお先棒を担いで国民を破滅へと導いて行った「マスコミ」の悪辣さ、無責任さは、今回の主題では無いので、横に置いておく。


言いたかった事は、アメリカは自分達の望む事をかなえる為には、他人の生命線なんぞ平気で封鎖する、と言う事である。


『サダム・フセインのイラク』が辿らされた道を、思い出してみるが良い。

独裁とは言え、アメリカ自身が造り上げたも同然の政権を、直前まで軍事的にも外交的にも積極支援して来たにも拘らず、一旦「邪魔」だと感じたら、うむを言わさぬやり方で、匕首をのど元に突きつける。

「大量破壊兵器を持っているだろう」
「さあ、さっさと差し出せ」

あとは、どれだけ否定しようが、反論しようが、国際査察団を受け入れようが、聞く耳持たずに「最後の一線」を越えさせる方向に持って行く。

イラクの場合は、アメリカの方から攻め込んで行ったが。


「四億円の賄賂を受け取っただろ!」
「白状しろ!」

何をどう説明しようが聞く耳持たぬ、小沢一郎を責め続ける一味と、同じ様な事か。


とにかく、アメリカの判断、アメリカの都合、アメリカの感じ方、で総てがまとまらないと、気に入らない。

気に入らないと、外交的に責め立てて、それでも希望通りにならないと、後は軍事的に責め立てる。



二番目の<経済性>とは、彼の国の経済構造が、戦争する事で成り立っているからである。

この辺りの下りは、先日書いたばかりだが、同じ事の繰り替えしになってしまった。


要するに、自分の思う通りにならなければ気が済まない「軍事超大国アメリカ」は、イラクから撤退する事で、次の戦争を準備し始めている、と言う事である。

イラクとアフガニスタンへの侵攻で「経済的破綻」状態に居るくせに。

格付け会社等と言う「お為ごかし」の手先を使って、ヨーロッパや日本の経済を追い込む形で、紙くず同然の『ドル』の価値を表面上に維持しながら。



▶米と石油業界が想定する悪夢のシナリオ―イランの海峡封鎖発言受け(WSJ見出し)

米国の政府高官と国際石油業界が想定する悪夢のシナリオがある。それは、制裁を課した西側に反撃したいイランが自暴自棄になって、戦略上重要なホルムズ海峡を封鎖し、原油の輸出を阻止しようとすることだ。



この一行が、アメリカ・メディアの手になる事の典型と、言えるだろう。


つまり、<政治>も<経済>も<報道>も、金太郎飴みたいに、どこから切っても同じ発想しか出て来ない、と言う事だ。

何が『悪夢のシナリオ』だ。

自分達が<原因>を作っているくせに。

相手に取って「逃げ道を残さず責め立てる」やり方を、百年一日の如くに繰り返す。


英米両国の政府高官はイランがホルムズ海峡を封鎖しようとした場合、軍事的行動も辞さないとの姿勢を示している。世界の原油取引量の5分の1は、ホルムズ海峡を通ってペルシャ湾から輸出さ


自分達で原因を作っておいて、「軍事的行動も辞さない」って。


元米海兵隊員で戦争研究所(ワシントン)のアナリスト、ジョナサン・ルー氏は「今は政治的な発言が主で、海の上の現実とは開きがある」と指摘、「イランが脅し文句を実行するとしたら、驚きだ。いいことは一つもない」と話した。


「一つも良い事がない」事が分っていても、そうせざるを得ない様に追い込まれる国民が、一体他にどのように行動すると考えるのか。

「悪う御座いました。仰せの通りに致します」とでも?

そんな発想は、日本の官僚と政治家以外、世界中の民族が、持つ筈が無い。

そして、白々しく分析してみせるのだ。


しかし、防衛アナリストやイラン専門家は、心配するだけの理由があると指摘する。アメリカン・エンタープライズ研究所(AEI)のフレッド・ケイガン氏は、1940年代初頭に米国が日本への石油輸出を禁じた結果、日本が判断を誤って自殺行為に出たことを引き合いに出し、米国が経済的な圧力をかければ、逃げ場がないと感じているイランは捨て身の行動に出かねないと述べた。


分っている奴も居る。

だからと言って、事実がもたらす物事の理屈を受け入れる政治体質は、残念ながらあ、アメリカには無い。


米国の政府高官はイランがホルムズ海峡を封鎖すると警告した意図について、原油市場を混乱させ、原油価格を高騰させるためとの見方を明らかにした。


あの国の政治屋は、そんな風にしか考えられない。

つまり、アメリカ人の発想の原点がそうなのだから。

つまり、外交も内政も、戦争行為すら、彼等に取っては『経済活動』なのだ。

総ては『カネ』である。

新自由主義と呼ばれているらしい。


堪った物では無い。

アメリカ人以外の世界中の市民にとって、悪夢みたいな発想と行動である。


イランがホルムズ海峡を全面的に閉鎖しようとする可能性も否定できない。同海峡を完全に閉鎖する最も確実な方法は、タンカーが通過する航路に機雷を敷設することだ。しかし、専門家によると、イラン海軍の活動が国際社会の監視下に置かれていることを考えると、機雷の敷設は非常に困難だという。
【ウオール・ストリート・ジャーナル/1月8日(日)10時41分配信】



「核武装を許さない」

この発想は、全世界の人類の未来に取って、不可欠の発想である。


しかし、核武装している国が、核武装している国の圧力を常に受けているにも拘らず、核兵器を持っていない国に、その開発と保有を「禁止する権利」は、一体誰に授かったと言うのか?

他国に禁止したいのなら、先ず自分達が先に核兵器を廃棄するべきだろう。

イスラエルを非核化しろ。
私がイランの指導者なら、そう言う。


そして。
窮鼠は、猫を噛む。



▶米軍揚陸艦に嫌がらせ=ホルムズ海峡で―イラン軍(時事見出し)

>米国防総省高官は13日、中東で展開する米海軍の揚陸艦「ニューオーリンズ」(約2万5000トン)がホルムズ海峡通過時にイラン海軍の高速艇から嫌がらせを受けていたことを明らかにした。核開発問題で制裁強化に反発するイランの挑発行為とみている。発砲はなかった。

>高官によると、ニューオーリンズが今月6日にホルムズ海峡を経てペルシャ湾に入った際、3隻のイラン海軍の高速艇が突然、ニューオーリンズから500メートル以内の距離まで猛スピードで急接近した。ニューオーリンズは危険を回避するために警笛を鳴らしたが、高速艇は応答しなかったという。
【時事通信/1月14日(土)8時57分配信】



国際社会の総てにとって、ここまでの示威行為で、納まってくれれば良いが。

アメリカ側が「報復」なんて事になると、事態は「事実」となる。

今までの時点は、まだ「仮想行動」の次元で留まっているが。


しかし。

アメリカと言う国は、他人の痛みの分らない国である。

自分の価値観だけが<基準>で、それに反する如何なる状況も排除する。

しかも、有無を言わさず。
相手に、逃げ場を与えず。

相手が真に追い込まれている事を知りながら、手を緩める事をしない。

まるで「北風で旅人の外套を脱がせられる」と言う価値観を実証してみせる事が、自分達の存在価値ででも有るかの如くに。


『ホルムズ海峡』を、イランの「パール・ハーバー」にしてはならない。



コメント (4)
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「直ちに影響は御座いません」「因果関係は認められない」で、このままずっと行くのか。

2012-01-12 23:22:07 | 政治と社会
『フクイチ』の被害について考えると、居ても立ってもいられない。


福岡で線量測定したら、「茨城より高かった」等と言う声が、あちこちから伝わって来る。


宮城県選出民主党衆議院議員「橋本きよひと」氏の、昨年12月14日のグログの一節を転載する事を、お許し頂きたい。

民主党衆議院議員 橋本きよひと
(転載開始)
「放射線調査を、もっと積極的にやってもらえませんか?」

「放射線調査はやらない方がいい。やっても余計に騒がれるだけだから。」

5月20日に国土交通省の大臣室から出てすぐの廊下で、私のお願いに対して、村井知事が仰られた言葉です。
県民の安心、安全を守る立場の人の言葉とは思えず、愕然としました。

(転載終了)



かと思えば、福祉まで広く市民活動をやって居られる方と、ツイッター上で、論争になった事も有った。

私が「放射能被害を追求する」marcoさんのツイをリツイートした事への反論からはじまった。

趣旨は、以下。

「現地の方が情報が早く深いので、無責任に遠くから煽って欲しく無い」「線量は<自然界>に存在する線量と変わらない所も多い」
「自然界に存在する放射線で健康被害の例はない」


予てより繰り返して来たが、放射線被害に関しては、悲観的すぎる位でないといけないと思っている。


「放射線が原因とは、証明されていない」
「がんの発症率が高くなるとも、証明されていない」

良く言われる意見である。

しかし、言わせて頂くが、その逆の言い方も成立するのだ。

『放射線では、癌の発症率が高くならない、とも証明されていない』


実際に何千~何億ベクレル等と言う線量が計測されている以上、「影響は証明されていない」と言う立場は、決して<正当な立場>とは言えないと思う。

ましてや、政府も自治体も、当然『東電』自身も、正確な情報を全部洗いざらい提供している訳では無い事は、疑う余地もない状況下に置いては、影響を危惧する方が、正しい反応であろう。

そして、人間の本能として「回避行動」を取れる物なら取る、事が是非にも必要な筈だ。


「子供と共に避難したい妻を、夫が許さない」
「子供を連れて避難した妻を、親兄弟が罵る」
「子供をつれて避難中の妻に、帰ってこなければ離婚すると、脅迫する」

「放射線検査をしない食材を、敢えて学校給食に使用する」
「給食を辞退したいと言う子供と親とを、教師と教育委員会とで脅迫する」
「放射線量の高い牛乳を拒否する子供に、逆に欠席の子の分まで飲む事を強制する」

「敢えて校庭で体育を行う」
「体育祭、マラソン大会、各種屋外行事を強行する」


このような風潮は、おかしくないですか。
酷く無いですか。


日本在住の、知り合いの医師と話した。
その返事。
「放射能? それ程気にしてもしょうがないよー。」


日本の友人と話をした。
その返事。
「そんな大げさな。生きている間は、影響ないでしょ。」


私が見ているツイッターの世界の反応とは、全くかけ離れた受け取り方が、社会に広く存在している。

しかも、広範囲な階層に深く存在している。


勿論、実際に「出ている」放射線に、今更どうする事も出来ない。

日本国民全員が、海外移住する事が出来る訳では無い事は、確かである。


しかし、少しでも、僅かでも「危険から遠ざかる」事が出来る可能性が有るのなら、そうすべきでは無いのか。

汚染地に住んでいらっしゃる方々で、一切の親類縁者も友人も、県外に居ない方も多いであろう。

そういう人達にとっては、酷に聞こえるかもしれないが、それでも「可能な範囲で」自己防衛をするのが、当たり前なのでは無いのか。

しかし、個人的に何らのツテも無い人々達に、何らかの形で救いの手を差し伸べるのが、行政では無いのか。

それが、政府の仕事では無いのか。

その為に、産まれてこの方「税金」を払い続けているのでは無いのか。

その恐るべき「犯罪行為」を引き起こした張本人の『東電』に、それなりの責任を取らせるのが、独占公益企業の監督官としての「国」の役目では無いのか。


世の中の動きは、全く逆行している。


▶被爆医師は今も闘う 死ぬほどだるいと訴える全身衰弱「ぶらぶら病」、福島で出ても不思議はない(特集ワイド/毎日見出し)

特集ワイド

>放射性物質が広範囲にまき散らされた東京電力福島第1原発事故。内部被ばくの健康影響が懸念されるなか、広島・長崎の原爆ではどうだったのかにも関心が高まっている。広島で被爆した医師で、「原爆ぶらぶら病」の患者ら6000人以上の被爆者を診察してきた肥田舜太郎さん(95)を訪ねた。【宍戸護】

>「内部被ばくは広島・長崎の時からあったのです」。昨年12月、横浜市港北区のホール。「福島第1原発事故と内部被曝(ひばく)について」と題した講演会で、肥田さんはよく通る声でこう話した。「原爆(ピカドン)が落ちた日には広島・長崎におらず、数日後に家族を捜しに入った人たちが、理解できない形で死んでいった」。普段つえをついて歩く肥田さん。約2時間も机の前に立ち続け、熱弁を振るった。

 肥田さんは1944年に広島陸軍病院に赴任した。陸軍軍医中尉だった45年8月6日、爆心地から約6キロの広島市東区(旧戸坂村)で被爆。その日のうちに爆心地近くまで往復し、その後、周辺で負傷者の救援治療にあたった。やけどを負った人の数があまりに多く注目されなかったが、原爆投下後に市内に入った人たちが奇妙な死に方をするケースも相次いだという。

 ある女性は、夫を捜しに、原爆投下1週間後に広島入りし、焼け野原を1週間捜して夫と再会した。しかし重症者の介護を手伝っているうちに、熱が出て紫斑が体に現れ、髪が抜け落ち、吐血して亡くなった。

肥田さんたちはその経験を通し、「入市被爆」という考え方にたどりついた。「内部被ばくなんて言葉はまだありません。市に入って被爆したので入市被爆と呼びました。どういう理屈で亡くなるのか、全然分かりませんでした」

 入市被爆者には間もなく亡くなった人もいれば、体調不良を抱えながら生き続けた人もいるという。

>肥田さんはその後、組合活動を始め、1950年に東京都杉並区で開院。のちに埼玉県に拠点を移し内科医を務めながら、被爆者らで作る日本原水爆被害者団体協議会(被団協)の原爆被爆者中央相談所理事長も79~09年まで務めた。

 その間「被爆医師」のうわさを聞きつけた被爆者が肥田さんに相談に来た。患者が訪れるのは決まって夜の閉院前。受付では「被爆者」と名乗らず、診察室で患者の雰囲気を察した肥田さんが人払いをするのが常だった。肥田さんの共著「内部被曝の脅威」(ちくま新書、05年出版)でこう書いている。

 <被ばく者は一時、生命保険への加入を拒否された時期があり、結婚、就学、就職などの人生の節目に不当な差別を受けたものは数知れない。これは二世、三世の時代まで引き継がれ……>

 社会の底辺で不本意な人生を歩まざるを得ない被爆者を多く見てきた肥田さんは「入市被爆」の医学的なメカニズムをずっと探し求めた。原爆投下から約30年後、米国人研究者による内部被ばくの論文に偶然出合った。米国の核実験で入市被爆者と同じ症状を示す人々が多数存在することを示す内容に、「目からうろこ」が落ちる思いがしたという。それらの論文を翻訳し、国内外で内部被ばくの危険を訴え続けてきた。

>肥田さんは横浜の講演会で、原爆の直接被爆を免れた人が数年後、座っていられないほどのだるさを訴える「原爆ぶらぶら病」について語り始めた。

 「血も出ていない、頭の毛が抜けるでもない、目に見える被害は何もないのに、死ぬほどだるいと訴える人がたくさん出てきた。診察してもどこも悪くない。サボっているように見られて、患者の家族が『ぶらぶら病』と名付けたのです」

 ぶらぶら病は、被爆前に健康だった人が病気がちになり、体がだるくて根気が続かずに仕事を休みがちになる。医師が検査しても、異常がないと診断され、仲間や家族からは怠け者のレッテルを貼られた人も少なくないという。

 講演会後、肥田さんはこう補足説明してくれた。

 「簡単に言えば全身衰弱状態。本人の訴えしかなくて、今の医学の範疇(はんちゅう)には入ってこないから、医師から見れば、病気じゃなくノイローゼ扱いになってしまう。最近、旧ソ連のチェルノブイリ原発事故(86年)の研究者に聞いたら、『放射線疲れ』という言葉があるというのです。原発事故で放射線にあたった人が、くたびれてかったるいということから、その名がついたそうです。私から言わせれば、福島でこれらと同じ症状が出ても何ら不思議ではない」

>原爆の放射線が人体に及ぼす長期的な調査は1947年にトルーマン米大統領の指示で設置された米国の原爆傷害調査委員会(ABCC)が始め、75年には日米両政府で管理運営する放射線影響研究所(放影研=広島市、長崎市)に移管された。その研究結果は国際放射線防護委員会(ICRP)の放射線影響評価にも反映されている。放影研は現在、福島の住民の健康調査に関わっている。

 主に外部被ばくについて研究しているこの調査は、一部研究者や被爆者団体から「被ばくの影響を低く見積もっている」とも指摘されている。肥田さんは広島・長崎の原爆被爆者の内部被ばくが本格研究されなかった背景についてこう考えている。「戦争中は人を殺しても罪にはならないが、戦争後も原爆の影響で、人がずっと死に続けることを認めれば、非人道的兵器として原爆の存在そのものが危うくなる。各国が内部被ばくを認めたがらない根本はそこにあると思うのです」。「原爆ぶらぶら病」も放射線との因果関係は認められていない。

 原爆症認定集団訴訟の証人として内部被ばくについて述べた肥田さんは、生涯被ばく100ミリシーベルト未満ならば健康影響は不明という研究結果にも疑問を持つ。自分が長年診てきた、生身の被爆者とあまりにもかけ離れているからだ。

 別れ際、肥田さんはポツリと言った。「私は戦争や原爆で偶然生き残った身に使命を感じ、たくさんの被爆者のために、他の人が黙って頭を下げてきた占領軍や日本政府とけんかしてきた。私のどこが悪いんだという開き直りが根底にずっとあるんだよ」

【毎日新聞/特集ワイド/2012年1月12日 東京夕刊】



日本社会の、典型的な縮図を見る思いで、この記事を読んだ。


そう言えば、『原発国民投票』への動きが、ここの所急に現実味を帯びて来た。

私は、「一刻も早く全原発を停止し、廃止したい」という価値観で、生きている。

しかし、今回のこの「国民投票」には、それなりの危惧を覚えるのです。


現在の、広く「日本社会」の次元で考察すれば、国民のかなりの部分が、情報を得る手段が<新聞テレビ>に限られている。

そして、知的レベルの高い層になれば成る程、新聞に対する信頼が篤いのが、実情である。

小沢一郎の裁判を、いまだに「黒いカネ」の事だと思い込んでいる人達が、相当数居る事で、判断出来るであろう。

もし、本当に「国民投票」で原発への対処を問うとすれば、「存続仕方なし」という意見の方が通ってしまいそうな気がしてならない。


この件に関して、ツイッターの世界でも、大きく意見が分かれている様だ。

懐疑派の筆頭は『maruco』さん。
積極派の筆頭は『kikko』さん。

それぞれ、説得力が高い。

曰く。

以下はkikkoさんの意見。

何か具体的な脱原発運動を実践してて、その活動が一定の成果をあげてる人が国民投票を批判するなら理解できるけど、自分じゃ何ひとつ実践してない人、活動してても今までに何の成果もあげてないような人が、よくもまあ他人が原発を止めるために必死になって努力してる活動を批判できるもんだよな。

原発国民投票を批判している人は、いったいどれほどのことを勉強し、どれほどのことを知った上で「現状認識が甘い」などとほざけるのか?それならあなたはいったい何を実践しているのか?自分が実践している「国民投票よりも有効なアクション」を提示した上で相手を批判するのが筋。

「意味がない」「逆効果」と言うのなら各種の署名にしてもパブリックコメントにしてもすべて意味がないし逆効果になる場合もある。それでも立ち止まらずにアクションし続けることが重要なのであって「おとなしくしてれば春には原発が全部止まるのに」などと抜かしてる他力本願なバカは黙って寝てろ。

「わずかでも負ける可能性があればケンカしないで隠れてる。100%勝てるケンカしかしない」ってダセエなあ。こっちが勝てる確率が低いならともかく、現状では75%の勝率なのに、それでも「負けたら大変だからおとなしく隠れてましょう」って、そんなこと言ってるから全国に原発が林立したんだろ?


しかし、こんな事も言ってます。

「国に廃炉を求める署名」がたとえ1億筆集まったところで法的には何の力もないので国は無視して原発推進を続けられますよ。

法的効力のない署名やデモでも、声をあげ続けることは大切です。ただ、それだけではなく、法的効力のある手段も平行してやっていくべきだと思います。



全く、反論の余地無し。



方や、marucoさん。

原発国民投票に沸いている、にわか著名人の方々が「住民投票条例」の仕組みすら全く分かっておらず何の戦略も無い状態であることがよく分かった。外国人や未成年も権利を持たせるという危険性もあるが、なにより条例を通すのに議会の承認がいる。議員の読みで条例を通すかどうかが決まるということ。

もし、議会が推進路線なら、勝てる見込みがあるから条例を通すということになる。住民投票が決まった時点で結果は決まっているようなものなのだ。何度も言うがスェーデンは「段階的脱原発票」は原発温存にカウントされ負けたのだ。そして、いま、日本で住民投票の旗を振るのは「段階的脱原発」論者だ。

逆を返せば、半年も前から原発国民投票運動が周到に準備されていることがどういうことか、考えれば分かることだ。

「学ぶ機会」のために原発を稼動させちゃっても仕方がないと???何が目的なんです? QT @KenjiMizuchi: 国民投票請求は努力の末の敗北が重要。結局、選挙で政治を総入れ替えしなければ不可能だと学ぶ機会となる。

あなたの原発国民投票運動は、実現しないだろうけれど、運動することに意義があるということなのですね。いつか実現する時は脱原発が叶う日であるという根拠が読み取れませんでしたが、私は早々に実現してしまった場合のことをまったく考えないあなたの考えが怖いです。 @bcxxx

請求に失敗して、投票にこぎつけられず、議員がコレじゃダメだと気づき、国政選挙に興味を持ってもらうのが目的!!!???  まわりくどーーーーい・・・。マジですかーーーーー???

目的は「原発温存」じゃなくて「国民投票法」そのものなのではないか・・・?感動的に原子力「発電所」は投票で止まるかもしれない。

自民党の悲願、「憲法改正法」22年にもうひっそり施行されているわけだけれど、このタイミングを待っていたわけだとしたらすごいなぁ。核弾頭の原料はもう原発など稼動させなくても充分にあるしな。徴兵制なんて話もあったね。で、原発国民投票法案を提出したのは自民の分家、みん党。

自然エネファンドと憲法改正派の利害が一致して、原発国民投票運動が投下されたとして、投票で原発が止まる、国民投票は肯定的に受け入れられ、次に憲法改正国民投票。電力自由化で原発は交付金も不要で国が管理。投下した人間はどっちに転んでもいいわけだ、国民が国民投票に焦がれてくれれば。

国民投票でわいてる純粋な人たちはわからないだろうが、これはもんじゅ動かす前段階ってこと。もんじゅってのは核兵器作るためにある。そして「原発」ではない。「国民投票法そのものが狙い」という妄想が当たらないことを祈る|六ヶ所村再処理工場稼動へ bit.ly/wZNogH

目的は再稼動でなく悲願の「憲法改正国民投票制度」への地ならしなんだと妄想してます。これはグレーでは無理がありますから。そのために原発国民投票自体は勝たせてもらえるのかもしれません。もんじゅが原発ではないということで動き出すと思いますが、そうなったら終わりです

「脱」は付いてないよ。そこが大きな問題なのよ。わかってる? QT @KenjiMizuchi: 脱原発国民投票の請求もその『地味にできること』の一つ、推進派は様々な別問題を喚起して、この問題の風化を狙っています。私たちが一番戦うべき相手は、自分の中の日常に戻ろうとする気持ちでは?

署名集めてる段階でまだ何も決まっていないのに、「走り出しちゃったから止められない」ってまるで原発みたいな悪い冗談だな。

だから、六ヶ所も、もんじゅも「原発」じゃないっていうことに気づけよ!

(御両名さま、無断転載ご容赦下さい)


これ又、何の反論も出来ない。


ただ、私の個人的感情を言わせて頂けるならば。

準備不足のままで、急に浮上して来た「国民投票」が実施されて、万が一「原発温存」にでもなってしまったら、取り返しがつかないって事。

マスコミの「世論調査」と同じで、こんな物<設問>次第で、票の行方等、相当な確立で操れるのだ。


昨年来、『脱原発デモ』が全国各地で行われる様になっている。

数百人から千人台の動員力の様だ。

当然マスコミは、報道しない。


この「名も無き市民」の止むに止まれぬ行動が、『市民デモ』と言う形で具体化され、それが徐々に、しかし確実に賛同を呼び参加者を集め、<市民権>を得て全国的な大きなウネリとなって、さすがのマスコミも無視出来ない程の運動に育っていく。

迅速に。

そして、かの「利権一辺倒」で国民の生命も財産も一顧だにしない「霞ヶ関」と「権団連」と「政府」とが、抵抗する事に不安を抱く程の大きな運動に、膨れ上がって行く。

自然と、「原発はやっぱり危ないから止めましょう」と言わざるを得ない程の、社会的エネルギーに育つ。

しかも、短時間で。


そのような流れで、原発を廃止出来る事が、理想であったのです。

無理なのだろうなあ…。


また、国民投票に危惧を表明する側に、「国民に対する上から目線」を感じる、と言う批判も起こっていた。

何を偉そうに、と言う訳である。

確かに、そう言われても仕方が無い面は有るだろう。

しかしながら、「巨大利権」の確保に走る側からすれば、ありとあらゆる方法で「投票」の行方を左右する事は、疑う余地のない事だ。

権力側が持っている「可能性」は、強大である。

素人の一般国民の集合体に、対抗する力も、方法も無い、それほどの抵抗をされる事を、覚悟しておく必要が有る。

署名が集まったから、即「国民投票」が施行されると言う保障は無いものの、もしも実施されるとしたら、それこそ「死にものぐるい」の闘いになる筈である。

その戦いに、怯む事無く、仲間達の周辺の親兄弟友達知り合いたちが切り崩される事を防ぎながら、勝利を獲得する為に、最大限の運動をしなければならない筈である。

「遠くに居て、自分では何も出来ないくせに、偉そうなことを言うな」

そんな声もあった。


しかし、言わざるを得ない。

住民投票は(国民投票なら更に)両刃の剣である。


ここまで、人間を苦しめ、心身ともに被害を与える『原子力利用』など、マッピラだ。

コメント (3)
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