国家の宰相の候補者が、恐ろしい事になっている…。
最早コメントする事すら、馬鹿馬鹿しいまでの、恐ろしい程の、人材の枯渇。
国民は、このような人間達の気まぐれで、人生の数年間を一喜一憂させられるのだ。
一喜一憂とは言うが、喜びがもたらされる見通しなど、皆無である。
しかも、最長四年間で済めば良いが、売国的法案を次々と可決されてしまったら、子々孫々にまでの影響を覚悟しなければならないのだ。
▶“次の首相”占う自民総裁選!本命石原、追う石破、谷垣(zakzak/見出し)
>自民党総裁選(9月26日投開票)が、国民的注目を集めている。
>自民党は次期衆院選で比較第1党に返り咲く可能性が高く、総裁選は事実上、「次の首相」を選ぶ戦いと位置付けられつつある。
>現時点で、総裁選に出馬する可能性が高いのは、谷垣氏と石破氏、安倍氏、石原伸晃幹事長(55)、林芳正元防衛相(51)、町村信孝元官房長官(67)の6人だ。
>安倍氏はいち早く動いている。所属する町村派のオーナーである森喜朗元首相に出馬の意向を伝え、来週には勉強会「新経済成長戦略勉強会」(仮称)を立ち上げる。発起人にはすでに約60人が集まっている。
>「やり残したことがある。(次のリーダーのテーマは)『強い日本をつくる』ことだ」
>安倍氏の武器は、大阪市の橋下徹市長率いる「大阪維新の会(維新)」とのパイプの太さだ。谷垣氏や森氏、古賀誠元幹事長ら党内長老組が、衆院選後に「自民・民主・公明」の連立を念頭に置くのに対し、安倍氏らは「自民・維新・公明」という対立軸を打ち立てている。
>自民党の石破茂元防衛相(55)は31日、支持議員が来週、出馬要請する方針を決めたことを受け、総裁選に出馬する意向を明らかにした。9月8日の今国会会期末前後に表明するという。
>「要請があれば、受けない選択肢はない」
>石破氏は派閥横断的な勉強会「さわらび会」を主宰している。報道機関の「首相にふさわしい政治家」という調査では、常に上位にくる国民的人気の高さは他候補にとっては脅威だ。
>谷垣氏も動き出した。野田佳彦首相に対する問責決議可決から一夜明けた30日、次期衆院選に向けて、北海道から全国遊説をスタートさせた。同日、総裁選に出馬する意向を党幹部に伝えており、来月上旬に正式表明する見通しという。
>ただ谷垣氏は「今国会中に衆院解散に追い込む」という公約が果たせなければ、世論調査の支持が低いため「選挙の顔にならない」と引きずり下ろされる可能性もある。「谷垣3年間の上前をハネる環境ができている」(中堅議員)のだ。
>林氏が、古賀派の後押しを受けて推薦人(20人)集めを始めたのも、「古賀氏が谷垣氏にいやがらせをしている」(中堅議員)とされ、谷垣氏は出馬見送りもささやかれている。
>この場合には、谷垣氏を幹事長として支えた石原氏が出馬する可能性が高い。派閥横断的な中堅・若手議員約10人と定期的に会合を行っているほか、森氏や古賀氏との関係も良好だ。
>町村氏も、周囲に「絶対に出る」と訴えている。安倍氏も町村派に所属するため、同派は分裂選挙となりそうだ。
>政治評論家の浅川博忠氏は「本命・石原氏、対抗・石破氏、穴・安倍氏」とした。理由として、浅川氏は「谷垣氏は出馬できないだろう。石原氏は橋下氏と会食を重ねる仲なうえ、石原家のブランドもあり、長老のおぼえもめでたい。党員投票で、安倍、石破両氏と互角に戦い、国会議員票で勝る。石破氏は党内の人望が薄く、安倍氏は一度投げ出したので周囲には『一度外相をやってからでも…』という意見も多い」と話した。
>一方、政治ジャーナリストの角谷浩一氏は「本命・石原氏、対抗・谷垣氏、穴・安倍氏」とし、「谷垣氏は民主党を分裂に追い込み、地方選でも連戦連勝だ。ガチンコで戦い党分裂をするくらいなら、消去法的に谷垣氏に収まる可能性もある」と話した。
>残暑よりもアツい権力闘争になりそうだ。
【zaczac/8月31日】
脱力感に苛まれる記事では有るが、実際にヘタすると自民党が「比較第一党」にならないとも限らない事が、日本社会の選挙動向なのだ。
一般の市民は、いまだに新聞TVの誘導のままに思考し、行動する。
「国民の生活が第一。」
このキャッチ・フレーズを踏みにじったのが、いまだに「民主党」を乗っ取った一部の政治家の仕業だと理解していない市民達は、民主党に嫌悪感を抱いて居り、二度と民主党には投票しそうも無い。
しかし、小沢Gの立ち上げた『国民の生活が第一』が、政権交代時の犠牲者で、思想を盗まれ、行動を縛られ、現行民主党執行部の者共に嵌められた事を理解せず、小沢=民主党で反発しているのだ。
だから、ヘタすると…なのである。
国民に示された選択肢は、多く無い。
谷垣或は石破だと、<自民、民主、公明>による大連立+維新。
安倍の再登場または石原だと、<自民、維新、公明>による大連立+民主。
どちらに転んでも、おぞましい事限り無し。
石原伸晃の強みと弱点。
強み ◇大阪維新の会とのパイプ。党長老達の支持。石原ブランド。
弱点 ◆谷垣が出馬すれば、幹事長として出馬する訳に行かず、大義無し。軽い。
石破茂の強みと弱点。
強み ◇世論の高支持。「選挙の顔」として地方や落選組に待望論。
弱点 ◆離党歴。長老に人望無し。議員票が弱い。
谷垣禎一の強みと弱点。
強み ◇3年間自民党を守り与党を追求した。選挙に連勝。消去法で最善。
弱点 ◆世論の支持薄いく「選挙の顔」にならない。三党合意と問責での失態。
安倍晋三の強みと弱点。
強み ◇維新とのパイプ。領土問題の追い風。長老を中心に強い党内基盤。
弱み ◆政権投出の前科。参院選敗北で「選挙の顔」に疑問符。
以上、ZACZACによる解説である。
それにしても、恥ずかしいなあ。
『石原ブランド』だそうです。
「選挙の顔」だそうです。
石破茂も、石原伸晃にしても、アメリカの目線でしか物事を見ていない。
そんな目線で政治をしていれば良かった時代は、もうとっくに終わっている事が、ご本人達がお分りになって居られない。
>「要請があれば、受けない選択肢はない」
担ぐ議員が居るって事です。
>「首相にふさわしい政治家」という調査では、常に上位にくる国民的人気の高さ…。
人気を作り上げる国民の数が存在するって事です。
>「谷垣3年間の上前をハネる環境ができている」(中堅議員)
野党に落ち入って、引き受けての無かった「総理になれない総裁」の座を、敢えて引き受けた谷垣総裁を、「維新ブーム」に選挙戦を不利とみるや、引きずり下ろそうとする。
ある意味で、自民党の功労者と奉っても良い程の人なのに。
結果だけ盗み取って、引きずり下ろそうって、まるで民主党みたいじゃないか。
ご立派、と言うを通り越して、お見事。
「国民のレベルの政治家しか持てない」
この事が、実に良く解る。
>残暑よりもアツい権力闘争になりそうだ。
十分笑わせて頂きました。
問題は、民主党による小沢パージと、橋下徹の造られたブームとに、収斂される。
本来の政権交代は、小沢一郎のパージと共に潰え去り、我々は失われた三年間と言う、実に高価な代償を払わされてしまった。
「小沢とは絶対一緒に居たく無い」という菅直人と、霞ヶ関全体を巻き込んでそれを煽った、仙谷由人のせいである。
その間に、期待を裏切られた国民は、当然不満のはけ口を小沢本人に向けてしまい、そして代替えの希望を「デマゴーグ橋下」に求めたのだ。
彼は、時たま鋭い物の味方をする事が有る。
関西の庶民(?)の出である彼の「舌鋒鋭い」発言は、多いに市井の同意を得易いキャラクターである事は、確かだ。
地方公務員のいい加減さを厳しく糾弾し、大向こうの喝采を浴びた。
後は、嗅覚鋭いマスコミが「利用価値」を見いだして、敵に回す前に味方に取り込んでしまう作戦に出た。
橋下徹本人も、TV芸人であった事から、マスコミの活用法に長けていた。
あとは、一気呵成。
「再稼働が決まるまでは<反原発>で行きますんで宜しく」
舌鋒鋭く原発を批判し、一気に支持層を拡大して行った。
あとは、その時々のターニングポイントごとに豹変し、その(作られた)熱狂的人気が故に、元々の精神的土壌である「ネオコン保守」勢力にとって、避けて通れない存在へとのし上がって来たのだ。
ほんの数ヶ月官の間に。
未だ、政党ですら無い存在を、来るべき総選挙の柱として位置づけるマスコミとの二人三脚は、完全に巧く作動している。
▶“橋下新党”早くも永田町の駆け込み寺に!?(zaczac/見出し)
>橋下徹大阪市長率いる「大阪維新の会」が9月中旬以降の結成を目指している新党が早くも永田町の「駆け込み寺」と化している。大阪維新は9月9日から始まる公開討論会で現職国会議員を選別する考えだが、このままだと勢力争いも勃発しそうな気配で、選別方法の見直しを迫られる可能性も出ている。
【zaczac/8月31日】
横粂勝仁衆院議員。
>横粂氏は民主党を離党した議員4人からなる衆院会派「改革無所属の会」に所属。当初「無所属の会」の全員が新党に参加する方針だったが、同氏周辺によると大阪市特別顧問の中田宏前横浜市長から個別に誘われて討論会に参加することにしたという。
と言う事らしい。
今井雅人衆議院議員。
平山泰朗衆院議員
>「中京維新の会」を結成した大村秀章愛知県知事も、維新から公開討論会への参加要請を受けて、民主党の今井雅人、国民新党の会派に所属する平山泰朗の両衆院議員らに「一緒に出よう」と呼びかけたことが判明。
民主党の松野頼久元官房副長官。
自民党の松浪健太衆院議員。
彼等に橋渡しを依頼する国会議員が続出だそうだ。
その結果。
民主党の小沢鋭仁元環境相や原口一博元総務相、自民党の塩崎恭久元官房長官、国民新党の下地幹郎幹事長が、松野頼久と「国家統治機構研究会」(仮称)を創設する方針で一致した…。
その挙げ句に、次期衆院選の目玉候補として、東国原英夫前宮崎県知事や中田宏前横浜市長らの擁立を検討している、という有様である。
何をか言わんや。
▶維新合流議員、竹中平蔵・堺屋太一氏らが選考(讀賣/見出し)
>地域政党・大阪維新の会(代表・橋下徹大阪市長)は、衆院選公約となる「維新八策」に関する9月の公開討論会の審査員に、維新ブレーンで八策策定でも助言を行っている竹中平蔵元総務相や堺屋太一元経済企画庁長官らを充てる方向で調整に入った。
>公開討論会で維新は、次期衆院選に向けて合流する国会議員を選考。
>討論会には、民主党の松野頼久元官房副長官や自民党の松浪健太衆院議員ら国会議員のほか、維新が衆院選への擁立を検討する東国原英夫・前宮崎県知事らも出席する予定。
【讀賣新聞/8月31日(金)7時50分配信】
あの(!)竹中平蔵である。
選ばれて、「維新公認候補」となる現職国会議員は、最初から『売国奴』という札を首にぶら下げて、街頭演説に立つ事になる。
慶賀の至りである。
そして、その言わんとする所が、文章としてまとまった。
▶ネット選挙解禁、衆院定数半減…維新八策最終版(讀賣/見出し)
>地域政党・大阪維新の会(代表・橋下徹大阪市長)は31日、次期衆院選の公約「維新八策」の最終版をまとめた。
>八策は、八つの政策分野で構成。目指す国家像として、「決定でき、責任を負う民主主義」の確立を目指すとした。衆院の定数を240に半減することを明記。議員歳費や政党交付金の3割削減を掲げ、政治資金規正法の抜本改革では「全ての領収書の公開」も掲げた。公務員制度改革では、地方公務員が自分の勤務自治体の首長選挙に関与することを制限するとした。
【讀賣新聞/9月1日(土)3時3分配信】
「決定でき、責任を負う民主主義」
相変わらず耳障りの良いフレーズである。
言う事とやる事とが、全く違うにも拘らず。
『決定』はするだろう。
橋下徹のやり方である。
それで、責任となると、はなはだ疑わしい。
まして「民主主義」となれば、間然に首を傾げざるを得ない。
何しろ、国会議員半減である。
ただでさえ、官僚が跳梁跋扈し、好き放題に「省益」と「自分の老後」とを計る為に好き放題にのさばっていると言うのに。
彼等が提出する「法案」の原文すら、全部読む時間があるかどうかで、内容の理解など求める事すら無理な状態で「法案審議」をしている議員達。
消費税増税ですら、何故やっては行けないのかを、300名程もの議員達が理解していない(官僚の言いなり)状況で、議員数を半減して一体どの様な自体に至るか、考えてもいないのだろう。
『道州制』に移行し、自治の権限を大幅に地方に移譲する為に、国会の役割も少なくて済む、のだそうだ。
地方の自治の拡大に伴い、現行の官僚の多くを、地方公務員にしてしまうから、大丈夫なのだそうだ。
卑近な例であるが、フランスは下院の議員数が577名である。
人口はおよそ6300万人。
道州制はしっかり機能している。
地方自治体(日本で言う市町村)議会 > 群議会(県を幾つかに分割)>県議会 > 地方(州)議会 > 国会 と、総ての単位ごとに議会が有る。
更に欧州議会も有るが。
「議員数が多すぎる」等と言う批判は、金輪際聞こえて来る事は無い。
全国通津浦々、どこの住民も「オラが議員」を選び、頼りにしている。
法案の具体的作成は、専門家集団である官僚が行うが、国会審議で「一字一句」吟味され、審理される。
しかも、各省庁の局長級以上は政権交代で「総取り替え」がなされる。
ここまで徹底していれば、官僚が政府の石に楯ついてサボタージュするなんて事にはならない。
しかし、日本の現状で議員数を半減したら、どうなると言うのだ。
仮に「道州制」なるものが出来たとしても、官僚共は焼け太りになるに決まってる。
国と、道州と、県と、自治体との、三重四重の官僚天国になる事請け合いである。
何しろ『政治主導』を謳ってないのだから。
その「大阪維新」は、自分達が政権の中枢に納まるつもりで居る。
実に恐怖である。
で、誰が総理大臣に?
「私は国政には出ません」と橋下徹は言っているらしい。
2万%無いのだろう。
さもなくば、安倍晋三。。。。
方や、民主党はというと。
野田佳彦の再選は固い雰囲気。
野田佳彦の続投に反対する勢力は有る。
しかし、何が出来ると言うのだろう。
そもそも、民主党内で「改革を進める」なんて欺瞞を言ってる議員達に、この閉塞感を変えられる筈が無いではないか。
川上義博参院議員を中心に党内の中堅・若手の間には、知名度の高さから田中真紀子元外相の擁立論もある。
田中眞紀子?
「民主党のジャンヌ・ダルクだ」と持ち上げる。
桜井充政政調会長代理。
「自分自身の政策は講演先では評判がいい」と自信をのぞかせた。
赤松広隆のグループは、原発ゼロに向けた政策をまとめて赤松氏自身の出馬に向けた下準備。
馬淵澄夫元国土交通相も出馬が取り沙汰されている。
百花繚乱。
芥子粒程の雑草の花ばかりが席乱れる。
この世には、夢も希望も無いのです。
ここでまた三宅ゆき子議員のツイートを転載させて頂く。
@miyake_yukiko35 三宅ゆき子
私と斎藤やすのりさんが岩上さんのインタビューを受けた時に話が出たこと。総選挙で大敗することは民主党幹部もさすがにわかっている。しかし、執行部の面々は選挙にめっぽう強い。郵政選挙でも生き残った幹部は今回も何とか残れるだろうと踏んでいる。見捨てられるのは大阪勢と一回生議員ら。
(8月30日)
永田町を変えなければならない。
真に「国民の生活」の事を考える政権を、是が非でも作らなければならない。
民主党は当然の事として、自民党もこれ又当然の事として、はたまた大阪維新も当然ながら、「国民の生活」の事など考えていない。
自分達が政権を取り、政権与党の国会議員と言う立場を享受したいだけ。
そして、一度政権の座に就けば、たちどころに仮面を捨て去り、改憲だの、再軍備だの、徴兵制だのと言い出す隙を、虎視眈々と狙っている。
そして、総てはアメリカの政商もどきのブローカーの言いなりに動く霞ヶ関の官僚に総て丸投げ。
議員様、大臣閣下と持ち上げられて国を売り飛ばす。
そんな、自公民に政権を与えてなる物か。
「国民の生活」の事を真剣に考えて政治に取り組もうとしているのは、その政治信条をそのまま党名に頂く、『国民の生活が第一』しか無いでは無いか。
おのおの方。
決起の時は来れり、でござるぞ。
最早コメントする事すら、馬鹿馬鹿しいまでの、恐ろしい程の、人材の枯渇。
国民は、このような人間達の気まぐれで、人生の数年間を一喜一憂させられるのだ。
一喜一憂とは言うが、喜びがもたらされる見通しなど、皆無である。
しかも、最長四年間で済めば良いが、売国的法案を次々と可決されてしまったら、子々孫々にまでの影響を覚悟しなければならないのだ。
▶“次の首相”占う自民総裁選!本命石原、追う石破、谷垣(zakzak/見出し)
>自民党総裁選(9月26日投開票)が、国民的注目を集めている。
>自民党は次期衆院選で比較第1党に返り咲く可能性が高く、総裁選は事実上、「次の首相」を選ぶ戦いと位置付けられつつある。
>現時点で、総裁選に出馬する可能性が高いのは、谷垣氏と石破氏、安倍氏、石原伸晃幹事長(55)、林芳正元防衛相(51)、町村信孝元官房長官(67)の6人だ。
>安倍氏はいち早く動いている。所属する町村派のオーナーである森喜朗元首相に出馬の意向を伝え、来週には勉強会「新経済成長戦略勉強会」(仮称)を立ち上げる。発起人にはすでに約60人が集まっている。
>「やり残したことがある。(次のリーダーのテーマは)『強い日本をつくる』ことだ」
>安倍氏の武器は、大阪市の橋下徹市長率いる「大阪維新の会(維新)」とのパイプの太さだ。谷垣氏や森氏、古賀誠元幹事長ら党内長老組が、衆院選後に「自民・民主・公明」の連立を念頭に置くのに対し、安倍氏らは「自民・維新・公明」という対立軸を打ち立てている。
>自民党の石破茂元防衛相(55)は31日、支持議員が来週、出馬要請する方針を決めたことを受け、総裁選に出馬する意向を明らかにした。9月8日の今国会会期末前後に表明するという。
>「要請があれば、受けない選択肢はない」
>石破氏は派閥横断的な勉強会「さわらび会」を主宰している。報道機関の「首相にふさわしい政治家」という調査では、常に上位にくる国民的人気の高さは他候補にとっては脅威だ。
>谷垣氏も動き出した。野田佳彦首相に対する問責決議可決から一夜明けた30日、次期衆院選に向けて、北海道から全国遊説をスタートさせた。同日、総裁選に出馬する意向を党幹部に伝えており、来月上旬に正式表明する見通しという。
>ただ谷垣氏は「今国会中に衆院解散に追い込む」という公約が果たせなければ、世論調査の支持が低いため「選挙の顔にならない」と引きずり下ろされる可能性もある。「谷垣3年間の上前をハネる環境ができている」(中堅議員)のだ。
>林氏が、古賀派の後押しを受けて推薦人(20人)集めを始めたのも、「古賀氏が谷垣氏にいやがらせをしている」(中堅議員)とされ、谷垣氏は出馬見送りもささやかれている。
>この場合には、谷垣氏を幹事長として支えた石原氏が出馬する可能性が高い。派閥横断的な中堅・若手議員約10人と定期的に会合を行っているほか、森氏や古賀氏との関係も良好だ。
>町村氏も、周囲に「絶対に出る」と訴えている。安倍氏も町村派に所属するため、同派は分裂選挙となりそうだ。
>政治評論家の浅川博忠氏は「本命・石原氏、対抗・石破氏、穴・安倍氏」とした。理由として、浅川氏は「谷垣氏は出馬できないだろう。石原氏は橋下氏と会食を重ねる仲なうえ、石原家のブランドもあり、長老のおぼえもめでたい。党員投票で、安倍、石破両氏と互角に戦い、国会議員票で勝る。石破氏は党内の人望が薄く、安倍氏は一度投げ出したので周囲には『一度外相をやってからでも…』という意見も多い」と話した。
>一方、政治ジャーナリストの角谷浩一氏は「本命・石原氏、対抗・谷垣氏、穴・安倍氏」とし、「谷垣氏は民主党を分裂に追い込み、地方選でも連戦連勝だ。ガチンコで戦い党分裂をするくらいなら、消去法的に谷垣氏に収まる可能性もある」と話した。
>残暑よりもアツい権力闘争になりそうだ。
【zaczac/8月31日】
脱力感に苛まれる記事では有るが、実際にヘタすると自民党が「比較第一党」にならないとも限らない事が、日本社会の選挙動向なのだ。
一般の市民は、いまだに新聞TVの誘導のままに思考し、行動する。
「国民の生活が第一。」
このキャッチ・フレーズを踏みにじったのが、いまだに「民主党」を乗っ取った一部の政治家の仕業だと理解していない市民達は、民主党に嫌悪感を抱いて居り、二度と民主党には投票しそうも無い。
しかし、小沢Gの立ち上げた『国民の生活が第一』が、政権交代時の犠牲者で、思想を盗まれ、行動を縛られ、現行民主党執行部の者共に嵌められた事を理解せず、小沢=民主党で反発しているのだ。
だから、ヘタすると…なのである。
国民に示された選択肢は、多く無い。
谷垣或は石破だと、<自民、民主、公明>による大連立+維新。
安倍の再登場または石原だと、<自民、維新、公明>による大連立+民主。
どちらに転んでも、おぞましい事限り無し。
石原伸晃の強みと弱点。
強み ◇大阪維新の会とのパイプ。党長老達の支持。石原ブランド。
弱点 ◆谷垣が出馬すれば、幹事長として出馬する訳に行かず、大義無し。軽い。
石破茂の強みと弱点。
強み ◇世論の高支持。「選挙の顔」として地方や落選組に待望論。
弱点 ◆離党歴。長老に人望無し。議員票が弱い。
谷垣禎一の強みと弱点。
強み ◇3年間自民党を守り与党を追求した。選挙に連勝。消去法で最善。
弱点 ◆世論の支持薄いく「選挙の顔」にならない。三党合意と問責での失態。
安倍晋三の強みと弱点。
強み ◇維新とのパイプ。領土問題の追い風。長老を中心に強い党内基盤。
弱み ◆政権投出の前科。参院選敗北で「選挙の顔」に疑問符。
以上、ZACZACによる解説である。
それにしても、恥ずかしいなあ。
『石原ブランド』だそうです。
「選挙の顔」だそうです。
石破茂も、石原伸晃にしても、アメリカの目線でしか物事を見ていない。
そんな目線で政治をしていれば良かった時代は、もうとっくに終わっている事が、ご本人達がお分りになって居られない。
>「要請があれば、受けない選択肢はない」
担ぐ議員が居るって事です。
>「首相にふさわしい政治家」という調査では、常に上位にくる国民的人気の高さ…。
人気を作り上げる国民の数が存在するって事です。
>「谷垣3年間の上前をハネる環境ができている」(中堅議員)
野党に落ち入って、引き受けての無かった「総理になれない総裁」の座を、敢えて引き受けた谷垣総裁を、「維新ブーム」に選挙戦を不利とみるや、引きずり下ろそうとする。
ある意味で、自民党の功労者と奉っても良い程の人なのに。
結果だけ盗み取って、引きずり下ろそうって、まるで民主党みたいじゃないか。
ご立派、と言うを通り越して、お見事。
「国民のレベルの政治家しか持てない」
この事が、実に良く解る。
>残暑よりもアツい権力闘争になりそうだ。
十分笑わせて頂きました。
問題は、民主党による小沢パージと、橋下徹の造られたブームとに、収斂される。
本来の政権交代は、小沢一郎のパージと共に潰え去り、我々は失われた三年間と言う、実に高価な代償を払わされてしまった。
「小沢とは絶対一緒に居たく無い」という菅直人と、霞ヶ関全体を巻き込んでそれを煽った、仙谷由人のせいである。
その間に、期待を裏切られた国民は、当然不満のはけ口を小沢本人に向けてしまい、そして代替えの希望を「デマゴーグ橋下」に求めたのだ。
彼は、時たま鋭い物の味方をする事が有る。
関西の庶民(?)の出である彼の「舌鋒鋭い」発言は、多いに市井の同意を得易いキャラクターである事は、確かだ。
地方公務員のいい加減さを厳しく糾弾し、大向こうの喝采を浴びた。
後は、嗅覚鋭いマスコミが「利用価値」を見いだして、敵に回す前に味方に取り込んでしまう作戦に出た。
橋下徹本人も、TV芸人であった事から、マスコミの活用法に長けていた。
あとは、一気呵成。
「再稼働が決まるまでは<反原発>で行きますんで宜しく」
舌鋒鋭く原発を批判し、一気に支持層を拡大して行った。
あとは、その時々のターニングポイントごとに豹変し、その(作られた)熱狂的人気が故に、元々の精神的土壌である「ネオコン保守」勢力にとって、避けて通れない存在へとのし上がって来たのだ。
ほんの数ヶ月官の間に。
未だ、政党ですら無い存在を、来るべき総選挙の柱として位置づけるマスコミとの二人三脚は、完全に巧く作動している。
▶“橋下新党”早くも永田町の駆け込み寺に!?(zaczac/見出し)
>橋下徹大阪市長率いる「大阪維新の会」が9月中旬以降の結成を目指している新党が早くも永田町の「駆け込み寺」と化している。大阪維新は9月9日から始まる公開討論会で現職国会議員を選別する考えだが、このままだと勢力争いも勃発しそうな気配で、選別方法の見直しを迫られる可能性も出ている。
【zaczac/8月31日】
横粂勝仁衆院議員。
>横粂氏は民主党を離党した議員4人からなる衆院会派「改革無所属の会」に所属。当初「無所属の会」の全員が新党に参加する方針だったが、同氏周辺によると大阪市特別顧問の中田宏前横浜市長から個別に誘われて討論会に参加することにしたという。
と言う事らしい。
今井雅人衆議院議員。
平山泰朗衆院議員
>「中京維新の会」を結成した大村秀章愛知県知事も、維新から公開討論会への参加要請を受けて、民主党の今井雅人、国民新党の会派に所属する平山泰朗の両衆院議員らに「一緒に出よう」と呼びかけたことが判明。
民主党の松野頼久元官房副長官。
自民党の松浪健太衆院議員。
彼等に橋渡しを依頼する国会議員が続出だそうだ。
その結果。
民主党の小沢鋭仁元環境相や原口一博元総務相、自民党の塩崎恭久元官房長官、国民新党の下地幹郎幹事長が、松野頼久と「国家統治機構研究会」(仮称)を創設する方針で一致した…。
その挙げ句に、次期衆院選の目玉候補として、東国原英夫前宮崎県知事や中田宏前横浜市長らの擁立を検討している、という有様である。
何をか言わんや。
▶維新合流議員、竹中平蔵・堺屋太一氏らが選考(讀賣/見出し)
>地域政党・大阪維新の会(代表・橋下徹大阪市長)は、衆院選公約となる「維新八策」に関する9月の公開討論会の審査員に、維新ブレーンで八策策定でも助言を行っている竹中平蔵元総務相や堺屋太一元経済企画庁長官らを充てる方向で調整に入った。
>公開討論会で維新は、次期衆院選に向けて合流する国会議員を選考。
>討論会には、民主党の松野頼久元官房副長官や自民党の松浪健太衆院議員ら国会議員のほか、維新が衆院選への擁立を検討する東国原英夫・前宮崎県知事らも出席する予定。
【讀賣新聞/8月31日(金)7時50分配信】
あの(!)竹中平蔵である。
選ばれて、「維新公認候補」となる現職国会議員は、最初から『売国奴』という札を首にぶら下げて、街頭演説に立つ事になる。
慶賀の至りである。
そして、その言わんとする所が、文章としてまとまった。
▶ネット選挙解禁、衆院定数半減…維新八策最終版(讀賣/見出し)
>地域政党・大阪維新の会(代表・橋下徹大阪市長)は31日、次期衆院選の公約「維新八策」の最終版をまとめた。
>八策は、八つの政策分野で構成。目指す国家像として、「決定でき、責任を負う民主主義」の確立を目指すとした。衆院の定数を240に半減することを明記。議員歳費や政党交付金の3割削減を掲げ、政治資金規正法の抜本改革では「全ての領収書の公開」も掲げた。公務員制度改革では、地方公務員が自分の勤務自治体の首長選挙に関与することを制限するとした。
【讀賣新聞/9月1日(土)3時3分配信】
「決定でき、責任を負う民主主義」
相変わらず耳障りの良いフレーズである。
言う事とやる事とが、全く違うにも拘らず。
『決定』はするだろう。
橋下徹のやり方である。
それで、責任となると、はなはだ疑わしい。
まして「民主主義」となれば、間然に首を傾げざるを得ない。
何しろ、国会議員半減である。
ただでさえ、官僚が跳梁跋扈し、好き放題に「省益」と「自分の老後」とを計る為に好き放題にのさばっていると言うのに。
彼等が提出する「法案」の原文すら、全部読む時間があるかどうかで、内容の理解など求める事すら無理な状態で「法案審議」をしている議員達。
消費税増税ですら、何故やっては行けないのかを、300名程もの議員達が理解していない(官僚の言いなり)状況で、議員数を半減して一体どの様な自体に至るか、考えてもいないのだろう。
『道州制』に移行し、自治の権限を大幅に地方に移譲する為に、国会の役割も少なくて済む、のだそうだ。
地方の自治の拡大に伴い、現行の官僚の多くを、地方公務員にしてしまうから、大丈夫なのだそうだ。
卑近な例であるが、フランスは下院の議員数が577名である。
人口はおよそ6300万人。
道州制はしっかり機能している。
地方自治体(日本で言う市町村)議会 > 群議会(県を幾つかに分割)>県議会 > 地方(州)議会 > 国会 と、総ての単位ごとに議会が有る。
更に欧州議会も有るが。
「議員数が多すぎる」等と言う批判は、金輪際聞こえて来る事は無い。
全国通津浦々、どこの住民も「オラが議員」を選び、頼りにしている。
法案の具体的作成は、専門家集団である官僚が行うが、国会審議で「一字一句」吟味され、審理される。
しかも、各省庁の局長級以上は政権交代で「総取り替え」がなされる。
ここまで徹底していれば、官僚が政府の石に楯ついてサボタージュするなんて事にはならない。
しかし、日本の現状で議員数を半減したら、どうなると言うのだ。
仮に「道州制」なるものが出来たとしても、官僚共は焼け太りになるに決まってる。
国と、道州と、県と、自治体との、三重四重の官僚天国になる事請け合いである。
何しろ『政治主導』を謳ってないのだから。
その「大阪維新」は、自分達が政権の中枢に納まるつもりで居る。
実に恐怖である。
で、誰が総理大臣に?
「私は国政には出ません」と橋下徹は言っているらしい。
2万%無いのだろう。
さもなくば、安倍晋三。。。。
方や、民主党はというと。
野田佳彦の再選は固い雰囲気。
野田佳彦の続投に反対する勢力は有る。
しかし、何が出来ると言うのだろう。
そもそも、民主党内で「改革を進める」なんて欺瞞を言ってる議員達に、この閉塞感を変えられる筈が無いではないか。
川上義博参院議員を中心に党内の中堅・若手の間には、知名度の高さから田中真紀子元外相の擁立論もある。
田中眞紀子?
「民主党のジャンヌ・ダルクだ」と持ち上げる。
桜井充政政調会長代理。
「自分自身の政策は講演先では評判がいい」と自信をのぞかせた。
赤松広隆のグループは、原発ゼロに向けた政策をまとめて赤松氏自身の出馬に向けた下準備。
馬淵澄夫元国土交通相も出馬が取り沙汰されている。
百花繚乱。
芥子粒程の雑草の花ばかりが席乱れる。
この世には、夢も希望も無いのです。
ここでまた三宅ゆき子議員のツイートを転載させて頂く。
@miyake_yukiko35 三宅ゆき子
私と斎藤やすのりさんが岩上さんのインタビューを受けた時に話が出たこと。総選挙で大敗することは民主党幹部もさすがにわかっている。しかし、執行部の面々は選挙にめっぽう強い。郵政選挙でも生き残った幹部は今回も何とか残れるだろうと踏んでいる。見捨てられるのは大阪勢と一回生議員ら。
(8月30日)
永田町を変えなければならない。
真に「国民の生活」の事を考える政権を、是が非でも作らなければならない。
民主党は当然の事として、自民党もこれ又当然の事として、はたまた大阪維新も当然ながら、「国民の生活」の事など考えていない。
自分達が政権を取り、政権与党の国会議員と言う立場を享受したいだけ。
そして、一度政権の座に就けば、たちどころに仮面を捨て去り、改憲だの、再軍備だの、徴兵制だのと言い出す隙を、虎視眈々と狙っている。
そして、総てはアメリカの政商もどきのブローカーの言いなりに動く霞ヶ関の官僚に総て丸投げ。
議員様、大臣閣下と持ち上げられて国を売り飛ばす。
そんな、自公民に政権を与えてなる物か。
「国民の生活」の事を真剣に考えて政治に取り組もうとしているのは、その政治信条をそのまま党名に頂く、『国民の生活が第一』しか無いでは無いか。
おのおの方。
決起の時は来れり、でござるぞ。