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晴れのち曇り、時々パリ

もう、これ以上、黙っていられない! 人が、社会が、日本全体が、壊れかかっている。

2010年を振り返ってみれば。。。ワースト・ワンの出来事は「第二次菅直人政権」の誕生であった。

2010-12-31 20:25:51 | 政治と社会
2009年は、日本中の国民が「何かが変わる」事を熱烈に期待した、『政権交代』がなされた年だった。

一年前の今頃は、高揚した精神を内に秘めて、勝利の余韻ん浸りながら、晴れやかに「新しい時代の到来」を噛みしめていたものだった。



そして一年が経った。

2010年が過ぎ行こうとしている今この時、感じている事と言えば、『絶望的落胆』でしかない。


2010年12月31日。
近来まれに見る最悪の『酷い年』の暮れである。

『八ッ場ダム』の中止は、中止になった。
『日本航空』は倒産した。
『普天間飛行場』の県外移設は握りつぶされた。
『参院選』で民主党は大敗した。

特に、9月14日。

『小沢氏が206名の裏切りに有って、代表選に破れた』
『<検察審査会>なるオバケにより、小沢が強制起訴される事となった』

ありとあらゆるマス塵が、あくまでも「嘘八百」の記事を垂れ流して、小沢を悪人に仕立てる先駆者となった。

そして。

公務員の特権は、未だに全く廃止されていない。

地方の経済は、破綻している。
県庁所在地の、一番の商業地区ですら、「シャッター街」になり果ててしまった。

年金も、介護も、全く何も改革される気配無く、低所得の退職者や老人は増々困窮の極みに陥っている。

貧富の差は増々拡大し、固定化して、負け組ばかりが続出し、底辺の人々は決して救われる事の無い、冷酷な社会システムに移行したままである。


国際的な立場はと言うと、国内問題と同様、何もかも総てがじり貧状態。

『尖閣諸島』は中国の領土であるという空気が、世界に形成されつつ有る。
『北方領土四島は、実質ロシア領に過ぎない事が、強制的に明らかにされた』
『<日本海>を「東海」と表記する国々が増えている』

アメリカも、中国も、韓国までもが「日本の国際的立場」など存在していなかった様な態度で、国際外交を展開している。

中国のマスコミでは、「日本は3等国に成り果てた」と言う記事が踊っている。

アメリカは、中国との直接対話を深めつつ、日本の出番が増々無くなって行った。
ロシアは、対中関係と対米関係の軸の中に、日本の居場所など考えても居ない。

トヨタはアメリカで、リコール問題が最大級の政治的スケープ・ゴートにされ、結局莫大な制裁金を支払うハメとなった。

世界のマーケットに於いて、かってのソニーの棚にはサムスンとLGとがひしめき、メイド・イン・ジャパンの神話はもろくも崩れ去った。

国内的に、何ら財政や経済の改善も上昇なども見られないにも関わらず、対ドル円レートは80円に迫っている。

インドは「国連安保理」候補として積極的に推され、日本を推す声は聞かない。

日本国は、空前の社会的困難に見舞われてしまった。

国民は、一生で滅多に味わえない程の「挫折感」を、味わった。


全く、思い出すのもいやになる2010年であった。

それもこれも、<「小沢のせい」だとわめき続ける奴ら>のせいである。


政権交代が、政権後退へと成り果てた。


しかし、菅直人政権と影の総理仙谷由人のお陰で、良い事も有ったのだ。

日本人の20%は『警察=検察=裁判所=新聞テレビ=霞ヶ関=アメリカ』という、実際に日本を動かして来た者達の構図を、知る事が出来た。

日本は、日本の国益の為に有るのでは無かった。

それを、知らしめてくれた、一年であった。
それを知らしめてくれたのが、仙谷菅一味であった。

その事に関しては、現民主党政権に感謝しなければならないであろう。



日本人は誰しもが、こう言われ続けて育てられて来たのでは無かっただろうか。

「悪い事をしてはいけない」
「悪い事をすれば警察に捕まる」
「悪い事をした人は、裁判所で罰を受ける」
「新聞に書いてある事は絶対に正しい」
「テレビのニュースで言った事は、全て正しい」

これらは、日本人の、日本人としての根幹を為す、思想的背景である。

である筈であった。。。


だがしかし。

「悪い事をしていなくても捕まる」
「悪くないのに裁判にかけられる」
「裁判所は無実の声を聞こうとしない」
「新聞も雑誌も、正しい事は決して伝えない」

「誰を貶め、追い込むか」
それを決めるのが、国民の知らない所に居る<一部の特殊な世界の人々>で有り、その人々に取っての利害こそが、「悪い事」と「良い事」とを決めてきたのだった。

実は皆が知らされていなかった事に、気がついたのだ。

それもこれも、仙谷菅岡田前原一味の功績が、甚大である。
その事に関して、多いに彼等を讃えよう。


いよいよ、『最悪の年』が過ぎ去ろうとしている。

このままの流れに安住していれば、新しい年が「新たなる最悪の年」にならぬとも限らない。
その気配は、濃厚に漂っている。


しかし!
20%の国民は変わったのだ。

<彼等>の好きにばかりさせておいて、なるものか。


『正義』も『大義』も、それぞれ相対的なものに過ぎない。

仙谷に取って、小沢は悪なのだ。

それならそれで良い。

<日本の明日>という尺度で見た時、そして<日本人の利益>という視点に立って見た時、誰が『悪』で有るのかは、時が判じ、天が断じ、人々が記録するのだから。

お互い、精一杯「己の信ずる所」に則って頑張ろう。

いつか「歴史の一頁」として、今日の日本の騒動が、記されているに違いない。


後2時間半で、最悪の年は終わる。


「我々の正義」が、最終的に勝利する事を信じて、今夜は眠ろう。

一夜明ければ、2011年が始まる。

日本を、本当に変えよう!


今年一年、本当にお世話になりました。
来る年も、どうか変わらぬご高配を賜れます様、お願い申し上げます。

ご愛読に感謝です。

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大連立「みんな自由にたちあがれ民主党」by @SdaMhiko!? 大政翼賛でなしくづしに軍国化が進むぞ。

2010-12-30 22:31:03 | 政治と社会
島田雅彦と言う方のツイッター「@SdaMhiko」で、秀逸な表現をされていました。

>小沢を切って、大連立をした結果、「みんな自由にたちあがれ民主党」というのができました。

もう、これ以上表現のしようがない程、巧みな<ネーミング>です。
座布団10枚に値します。


勿論、今の様な「仙谷菅政権」では、連立なんぞしても何のメリットも無いだろうから、相手が応じてくれる訳もなかろうが。


万に一つも「そのチャンス」が有ったとしたら、直ちに日本は変わる事でありましょう。


一気に増税へ。
対米依存から、対米軍事協力へ。

大企業の更なる優遇に依る「富国強兵」。
大政翼賛に依る、国民の家畜化。

何しろ、「憲法改憲論議」すらしないままに、自民党は「アンポの変質化に依る軍国路線」を言い出した。
我慢しきれずに。


▶自民が安保改定を検討 双務的な日米同盟へ(産経見出し)

>政権復帰後に安保条約改定を米国に提起する方針を固めた。

>「双務的な日米同盟」を目指し、集団的自衛権の行使を前提に日米双方が太平洋地域で共同防衛義務を負う一方、在日米軍基地の提供義務を条約から削除する方向で検討する。


つまり、アメリカを守らなくてはならなくなりたいのだね。

既に日本は、アメリカを十二分に「経済的」に援助している。

絶対売却不可の米国債の残高は、2009年末で7688億ドル、およそ69兆円(当時の換算レートによる)。
2010年には更に増えて、8000億ドルを越えているだろうと、言われている。
(幸いドル安で、円換算値は64兆円と、減って見えるが)

日本の保有する「金地金」も、アメリカに『保管』されている。
(本当に保存してくれているんだろうねえ?)

22年度一般会計が90兆円程である事から言えば、日本は「不可処分米国債」を国家予算の2/3以上も退蔵している事になる。

『思いやり予算』と言う、直接援助交際分も含めて、在日米軍関連予算が4695億円程。
その他「防衛省」以外の経費(基地交付金、提供普通財産借上試算など)が2034億円程存在している。


直接かかる負担だけでこれだけの金額に上る訳で、その他諸々の周辺経費を考えると、日本は栄光ある「アメリカの貢ぐ君」の地位を得る栄誉に浴している訳だ。


石破オタッキー君辺りに取っては、日本人の血を一滴も流さず、日本を守って頂いて居る以上、「応分の負担」は当たり前、なのだろう。
そうだよね?


その挙げ句に、国民には、日米アンポと言う「軍事同盟」が日本を能動的に防衛する、と思い込ませておいて、その実限定的受動的防衛でしかない事が、最近徐々に漏れ伝えられ始めて来た。

有事に置ける米軍の「救援対象」は、一にアメリカ市民、二にグリーンカード所有のヨーロッパ人、三にグリーンカードを所持するヨーロッパ人以外の白人、四にその他の白人。

その後、やっと「その他」が対象となり、『日本国民』は当然「栄えあるその他」に分類されている。


実に見上げた「安全保障条約」ではある。


しかるに、自由民主党は「政権に復帰する」為に、どうしてもご主人様のバックアップを欲しいあまり、とうとう「憲法論議」をさておいて「自主防衛」の方向に舵を切る事を、実に堂々と表明した。

その「白々しさ」たるや良し。


>石破茂政調会長は平成18年12月、党国防部会防衛政策検討小委員会委員長として基本法の私案を策定。この中で集団的自衛権行使の条件を「わが国と密接な関係にある他国に対する急迫不正の武力攻撃が発生した場合」と規定した。

>だが、集団的自衛権を行使できれば、安保条約の共同防衛範囲を、日本の個別的自衛権だけで対応できる「日本国の施政の下における、いずれか一方に対する武力攻撃」(第5条)に限定する必要はなくなる。


つまり、アメリカの防衛の一端をお引き受け致します、と言う事だ。


>このため、自民党は条約対象地域を拡大し、日米双方が同等の防衛義務を負う条約への改定を目指すことにした。
【産經新聞/12月31日(金)1時32分配信】

いや実に何とも、明確である。


軍事力を、その行使を前提に保持し、アメリカにより忠義を尽くしたい。


小沢氏の対米「対等外交」とは、かなりニュアンスが違うなあ。。。


ところで。
今や日本国内は、世を挙げて「小沢切り」に、狂奔している様だ。


現政権の失政は数知れず。

国内経済は破綻の淵にある。
しかるに、来年度予算はと言うと「財務省」の敷いたレールから一歩も出られず、霞ヶ関様ご指定に依る「経団連様御用達」に徹する有様。

霞ヶ関の「財源が無い」との説明に、手も足も出せない。

特別会計も、特別法人もそのまんま。
<東>じゃ有るまいし。


選挙は連戦連敗。
誰も責任を取ろうともしない。

中国には尖閣諸島を好き放題にされ。
ロシアには北方四島を好き放題にされ。
韓国には竹島を好き放題にされている。


アレもこれも、全ては「小沢が居るから」だ。
小沢さえ居なければ。

そうなると、幸い力強い味方が居るではないか。
マスメディアは、依然として「電紙一体」で、国論形成を操り続ける始末。

検察も警察も、可視化からはほど遠い「冤罪作り」に励む体制は不滅で、三権分立はかけ声だけの「絵に描いた餅」に過ぎない。


そうやって、邪魔者を叩き続け、自らの失政を全て「責任転嫁」する事だけに狂奔している。

自分達に「政治哲学」も、「熱い思い」も何も無く、権力に留まり続ける事だけが、存在意義となっている民主党政権に取って、何もかも、小沢が悪い。

さあ、小沢が居なければ、アメリカに嫌われる事も無い。
大連立も、可能だ。

何しろ「武器輸出三原則」を<反古>にしようって算段の政権だもの、連立はきっと巧く行くに違いないサ。


そうなれば、民主党が消滅しようが、自分達の仲間は連立で生き残る。

何も憂う事は無い。
さあ、あと一押しだ。

小沢には最早後が無い。
あと一押しで、失脚する。


そうしたら、戦後築き上げて来た既得権を全て享受しながら、今まで通りに楽しく国民を搾取し続ける事が出来るのだ。


さあ、頑張ろう。


何しろ、倒閣を狙う筈の野党が、一緒になって「小沢切り」の後押しをしてくれる。
その上、アメリカとの奸計を改善するべく、野党の側から骨を折ってくれているなんて。
何とラッキーなんだろうか。

「国民の生活を優先する」なんて、ナンセンスな事を言わされたが為に、この一年半と言うもの、えらく骨を折ってしまった。


『みんな自由にたちあがれ民主党』で、多いに結構。

名前になど拘らない。
小沢さえ居なければ。

仙谷も菅も前原も岡田も枝野も小宮山も玄蕃も石破も石原も進次郎も谷垣も平沼も与謝野も園田も、お友達みい~んなで、政治を玩具にして、国民を喰いものに出来るのだ。

こんな目出たい事が、又と有ろうか。


さあ、時は来た。

小沢に最後の鉄槌を振り下ろそうゾ!


そうすれば。
軍事産業で、経済は上昇確実。
集団的自衛権を認めて、国連軍にも堂々と参加出来る。

かくして、ニッポンは「普通の国」になれるのです!


コメント (6)
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小沢さん、もう「数」は良いでしょう。少数であっても<本物の同士>とだけ、日本の未来を考えて下さい。

2010-12-29 22:06:02 | 政治と社会
民主党の異様さは、最早人心の理解を超えてしまった。


日本の国民の為に「国政」を担当するのでは無く、ただただ「自分に取って邪魔な存在」を消し去りたいだけで、動いている。

国政を預かる責任政党の態度とは、まるっきりかけ離れてしまった。



▶民主泥仕合…執行部、「小沢切り」流れ変わらず(読売見出し)

>民主党の小沢一郎元代表の衆院政治倫理審査会への出席表明について、民主党執行部は「小沢氏の“くせ球”で事実上のゼロ回答だ。今まで言っていることと変わりがない」と反発している。



法制上疑問の多い「政倫審」に「党の同士」を出席を強要する事自体が、既に人としての道を踏み外している。

それでも、敢えて出席を決めたのは、あくまで年明けの通常国会に於いて、野党に依る審議拒否を避ける為であった。

その為に、「野党対策を前提に」と、付け加えた。
もしそれが為されないならば、「予算審議が終了した時点で」と、付け加えた。

こんな「当たり前の事」が、他に考えられるだろうか。

何処までも、国会の正常化と、予算の成立を願っての行為である。


しかるに!


>民主党の小沢一郎元代表の衆院政治倫理審査会への出席表明について、民主党執行部は「小沢氏の“くせ球”で事実上のゼロ回答だ。今まで言っていることと変わりがない」と反発している。

>小沢氏が出席に条件をつけたこともあり、「そもそも政倫審に出席する考えなどない」との不信感が強いからだ。


何処までも「凡夫の逆恨み」である。


>小沢氏は28日夜、側近議員に「条件を付けた覚えはない」と漏らし、首相らの対応に不満を示した。


小沢一郎としては、ここまで言われるとは考えてもみなかったに違いない。
彼の口惜しさは、考えて余り有る。

その挙げ句に。


>菅首相(党代表)や岡田幹事長らは28日、首相官邸で行った協議で、「通常国会前に小沢氏の政倫審出席を議決する」とした27日の党役員会決定に基づき、手続きを進める方針を確認した。協議では小沢氏への批判が相次ぎ、出席者の一人は「『小沢切り』の流れに変わりはない」と明言した。

>首相たちには小沢氏に厳しい姿勢をとり続けることで「政治とカネ」の問題解決に積極的だとアピールする狙いがある。執行部は政倫審への対応とは別に、小沢氏が強制起訴された時点で離党勧告を突きつけることも検討しており、「処分の方が重要な目標だ」との声もある。
【読売新聞/12月29日(水)13時6分配信】



仙谷菅政権の行動ベクトルは、「日本国の明日の為に政を行う」のでは無く、「自分達に邪魔な存在を排除する」と言う一点に集中している。

これで、政権政党と言うのだから、何をか言わんやである。


「小沢切りの流れに変わりはない」
幹部が、しゃあしゃあとこのように放言する。
語るに堕ちた。

何処まで言ったも、<人>に成り下がった輩には、真実は理解出来ない。


小沢一郎さん。

もう、良いでしょう。

育てようとした「党」が、ここまでの体たらく振りをさらけ出した。
その挙げ句に、その「育ての親」を切り捨てようとする。

あらゆる奸計を弄して。


それでも、「国民の生活」を第一に、日本の改革を実現する為に、と我慢していらっしゃった事は、支持者は全員「理解」致して居ります。

もう、事ここに至っては、自分お一人だけが「艱難辛苦」を耐え忍んで、「金権体質の権化」の如くに言いふらされ、「刑事被告人」にまで貶められて居る状況を、我慢している必要は無いのでは無いでしょうか。


恩人を、恩人と敬わない様なやからに、心を込めて尽くす必要は、無いと思われます。


▶<小沢邸新年会>参加人数にヤキモキ…離党圧力かわしたいが(毎日見出し)

>選挙基盤の弱い新人議員の間では、「小沢グループというレッテルを貼られたくない」との空気もあり、刑事被告人ながら、8年間、私邸での新年会に大勢の客が参加した故田中角栄元首相のケースのようにはいかないとみられる。


情けない。。。
誰のお陰で当選できたのか、すっかり忘れてしまって。

総選挙の日付を伸ばしに伸ばされ、経済的にパンクしかかっていたあの時、一体誰が救いの手を差し伸べてくれたのか。

「のど元過ぎれば熱さを忘れる」とは言う物の。
人間には、忘れて良い事と、忘れてはならない事とが有る。

人間、御を仇で返す様な卑劣な事をやってはならない。
国会議員の如き、ある意味で国民の手本ともならねばならない立場に有っては、特に重要なことである。



>菅首相も元日午後に首相公邸で、親しい地元関係者や国会議員らの年始のあいさつを受ける。

>「(小沢氏の新年会と)数を競うつもりはない。地元、後援会を優先してください」と呼びかけた。
【毎日新聞/12月29日(水)21時6分配信】


偉っそお~に。



小沢一郎さん。

ここまで、民主党の「同士」という輩は腐ってしまいました。

もう良いでしょう。

党を割ったら、「官僚の思うつぼ」かも知れません。
「二度と民主党が政権を取る事は無い」ことも、その通りでしょう。

でも、国民は既に諦めました。

民主党の手で「国民の生活」を第一に、改革を進める事は、既に不可能で有る事は、私たちはとっくに理解しています。

これ以上、<政権与党の立場>や、<国会内多数党>など言うロジックには、もう拘らなくとも良いのでは無いでしょうか。


本当に貴殿が成し遂げたい事を、正しく理解している「真の同士」とのみ、行動を共にして下さい。
貴殿が、本当に成し遂げたい事を、正確に継承出来る「真の同士」とだけ、行動を共にして下さい。


冤罪に依る刑事被告人の立場に落とされる。
政権交代を成し遂げたにも拘らず、その意味を理解出来ない「エセ同士」達の惨い仕打ち。


「仲間に責められる事は堪える。。。」
いみじくも、おっしゃいました。

その通りです。

小沢一郎とて、「鉄人」では有りません。
私たち「支持者」たちは、充分理解して居ります。


どうか、余計な事に心身を消耗なさらないで下さい。

もう、良いでしょう。



▶小沢氏出席表明「前提条件分かりにくい」=前原外相(時事見出し)

>前原誠司外相は28日の記者会見で、民主党の小沢一郎元代表が衆院政治倫理審査会に出席表明したことに関し、「出ると表明したのは一歩前進だが、前提条件を付けているのは極めて分かりにくい。堂々と出て、自らの潔白をおっしゃるのが筋ではないかと思う」と述べ、同氏の姿勢に疑念を呈した。
【時事通信/12月28日(火)18時12分配信】


この若造は、人の心の綾など全く感じ取れない、自意識過剰なロボットの様な、冷血で「酷薄」な人間です。

こんな若造に、次の首相を期待する「民主党」と、それを煽り立てる塵マスコミと、それに洗脳されてしまっている75%の国民とに、何かを期待する事はもう止めましょう。


▶民主年越し泥仕合…条件付き政倫審に岡田氏憮然(読売見出し)

>岡田幹事長、枝野幸男幹事長代理らが首相の元に集まった。政倫審への出席条件を列挙した小沢氏の配布文書の内容に、出席者の一人は「返答文書を作って、小沢氏に取りに来させよう」と憤った。

>岡田幹事長は憮然(ぶぜん)とした表情で記者団に語った。

>「いろいろ条件が付いている。出るなら、(無条件で)出ると意思表示してもらいたい」
【読売新聞/12月29日(水)10時50分配信】


ここまで、侮辱されて、尚かつ「民主党の政権を安定させる為に」自らを犠牲にする事に対する意義など、最早何処身も見いだす事は出来ません。

小沢一郎が、政権の中枢から遠ざけられたその日から、日本の改革が「大幅に遅れる」ことは避けられないと、私たちは覚悟しました。

どうか、お願いです。

これ以上、ご自身の「価値を傷つける」様な立場に身を置く様な事は、もう止めてください。


「日本が取らなければならない道筋」を確実に把握し、その為に為さねばならない事を正しく理解し、周囲の妨害に惑わされる事無く、日本の為に働ける『資質と覚悟』とを併せ持った、本物の同士たちだけと、行動なさって下さい。


もし、私たち「市井の有権者」が、図りかねる様な『手』を打つお考えをお持ちでいらっしゃるのでしたら、それはそれで、素晴らしい事です。

事が明らかになり次第、私たち「本当の支持者」は、全力で応援させて頂きます。


もし、そうでないのでしたら、小沢一郎さん。

私たち素人には、もうここが、頃合いだと思われます。


「身内を守る哲学が無い」民主党に、拘るのは止めましょう。

日本の政治に取って「かけがえの無い至宝」を、なす術も無く埋もれさせる事を、私たち支持者は、望んでいません。


小沢一郎さん。

ご決断を!


貴殿にも、私たち国民にも、残されている時間には限りが有ります。


小沢一郎さん、お願いします。

「枯れ木」は数のうちに、なり得ません。
捨て去る時が来ています。


たとえ「少数」になろうとも、構わないでは有りませんか。
『少数精鋭』で事に当たる方が、予想外の抵抗や、妨害や、誹謗中傷などに煩わされる事が無い筈です。


「数」は、もう良いでしょう。

小沢一郎の決断だけを、私たちは待ち望んでいます。



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「前例含めて考える」仙谷が小沢離党に期待感。。。仙谷政治こそが日本史上の悪しき前例

2010-12-26 17:57:32 | Weblog
週末恒例、「一言時評」です。


▶仙谷氏「前例含めて考える」小沢氏離党に期待感(読売新聞/12月26日(日)19時22分配信)
▷味方が味方を売る、人身御供の前例って。。。?

▶大連立の動き再び 渡辺氏「谷垣副総理」で「2年限定」(産經新聞/12月26日(日)21時36分配信)
▷いやはや、出てくる出て来る。権力という蜜にたかる毒虫の如し。
 (下に論評有り)


▶「日本軍の捕虜」と嘘の戦争体験で恩給詐欺(産經新聞/12月26日(日)19時5分配信)
▷やっぱり「英国人にまで嫌われている」オーストラリア人!

▶サウジ王家「老い」との戦い 後継問題が浮上(産經新聞/12月26日(日)18時0分配信)
▷既に高齢の7男15女と、孫ひ孫で数百名。

▶「小沢氏、説明を」民主1回生、地元で逆風(読売新聞/12月26日(日)17時50分配信)
▷洗脳作戦万事順調。

▶仙谷氏ら続投なら 自民、首相問責検討 公明も賛成の意向(産經新聞/12月26日(日)7時57分配信)
▷それでこそ野党!

▶米軍再編交付金16億8000万円停止 名護市民、諦めと不信(産經新聞/12月26日(日)7時56分配信)
▷正体見えたり菅政権「アメと鞭」どころか、「鞭と侮蔑」。

▶民主、展望なき数合わせ ねじれ解消へ次々と秋波(産經新聞/12月26日(日)7時56分配信)
▷「にぃさん、遊んで行っておくんなましぃ~」

▶<愛知県知事選>揺れる自民議員 二者択一迫られ(毎日新聞/12月26日(日)1時51分配信)
▷民主議員も二者択一迫られてます。

▶鳩山さん、「辞めるのやめた」は止めてくれ(産經新聞/12月25日(土)22時30分配信)
▷鳩の糧でしょ!

▶冬休みの宿題 解けるかな…政界「連立」方程式(産經新聞/12月25日(土)22時13分配信)
▷えっ、あの頭で!?

▶小沢氏「首相筆頭に」 再会談、招致進展なし(産經新聞/12月25日(土)15時38分配信)
▷人にそこまで気を使わなくとも。。。

▶首相と小沢氏、言葉交わさず=連合の会談仲介不発(時事通信/12月25日(土)12時29分配信)
▷小鳩同席にも、前首相元幹事長に挨拶すらしなかった。

▶菅首相「一日も早い決断を」小沢氏に呼びかけ(読売新聞/12月25日(土)9時7分配信)
▷「一日も早く首つって下さい」と言うヤツも言うヤツだ。

▶仙谷長官、超党派の消費税論議に期待「消費税トラウマにたたずむな」(産經新聞/12月24日(金)21時18分配信)
▷弱者の痛みを知らぬ<驕り>の本音。

▶<自民党>谷垣総裁と大島副総裁の「着ボイス」配信を開始(毎日新聞/ 12月24日(金)20時8分配信)
▷大島副総裁の着ボイス? 「顔怖い、顔怖い、顔怖い」

▶<連合>会長が消費増税を容認 社会保障など骨格示す条件で(毎日新聞/12月24日(金)19時13分配信)
▷<連合>って、経団連の別名でしたか。労組だと勘違いして居りました。

▶<民主党>岡田克也幹事長 党規約改正などの意向示す(毎日新聞/12月24日(金)19時9分配信)
▷反小沢条項だね。

▶防衛相、外相発言を批判=普天間継続、閣内で温度差(時事通信/12月24日(金)18時28分配信)
▷この人、前原にも小沢にも喧嘩売ってるけど、居場所有るのか心配。<党内第三局>って、ンな馬鹿な。

▶「再就職斡旋なくなり…」定年まで働く国家公務員増加 総務省調査(産經新聞/12月24日(金)15時55分配信)
▷天下りは税金の浪費、飼い殺しも税の無駄遣い。。。

▶検事総長に笠間東京高検検事長=大林氏、証拠改ざんで引責(時事通信/12月24日(金)10時44分配信)
▷処分前に辞任で大阪地検廃止を救う誉れ。ご褒美は9000万円。

▶平沼氏の判断がカギ 「たちあがれ日本」連立入り(産經新聞/12月25日(土)20時37分配信)
▷党内四面楚歌でも「副首相」と言われれば。。。未練たらたら。

▶連立参加に大義ない=みんな代表(時事通信/12月26日(日)18時37分配信)
▷自分が参加しないんじゃ、大義なんて無いさ。

▶詳しい動機、依然なぞ 1年引きこもりの末… 取手バス襲撃(産經新聞/12月26日(日)20時26分配信)
▷一人の社会不適応者の「動機」を解明する事に、何か意味が有るのか、といつも思う。

▶<模擬カジノ>大阪府が開催検討 市民招きPR(毎日新聞/12月26日(日)11時30分配信)
▷そこまでカジノの拘る意味が良く判りません。まさか橋下くんに利権なんぞないだろうし。。。

▶小沢の巧妙な罠!? 菅×たちあがれ連立構想浮上(夕刊フジ/12月25日(土)16時56分配信)
▷悔い改められる程、良心は有りませんです。



◆大連立の動き再び 渡辺氏「谷垣副総理」で「2年限定」(産経見出し)

>民主党がたちあがれ日本に連立入りを打診したことを受け、自民党も加えた「大連立構想」が再浮上している。黒幕は、平成19年の大連立騒ぎと同じく渡辺恒雄・読売新聞グループ本社会長。8日に谷垣禎一自民党総裁と会談した際は「菅直人首相、谷垣副総理」の布陣を提示し、2年間限定の大連立を持ちかけた。渡辺氏はたちあがれ日本の与謝野馨共同代表とも関係が深く、一連の動きは地下水脈でつながっているとの見方は消えない。


永遠に成仏出来ない「自爆霊」ナベツネ。

心根あくまで生臭く、立ち居振る舞いの見苦しき事。
これをもって『老害』と言わずして、他に何の老害があろうか。

あくまで、アメリカに都合の良い日本に止め置く事に、執念を燃やす。
老醜曝しても、ラングレーの方だけを見続ける人生とは、一体何なのだろう。


>消費税率引き上げを含む社会保障・税制の抜本改革、そして憲法改正には大連立しかない。こう信じる渡辺氏は8日午後、自民党本部4階の総裁室で谷垣氏を熱心に口説いたが、谷垣氏の返答はつれなかった。

>渡辺氏「菅首相が解散しなければ、何も物事が進まないまま時間だけが過ぎる。課題を絞って大連立を考えるべきだ」 

>谷垣氏「でも現政権の目指すところがよく分からない。どうも菅首相は信用できない…」
 
>そこで渡辺氏が持ちかけたのが谷垣氏を副総理にする人事構想だ。あくまで税制などの重要課題にテーマを絞り、あらかじめ大連立を「2年限定」にすることも持ちかけたが、谷垣氏は「小沢一郎元代表を切れないような民主党とは組めない」とにべもなかった。


幾ら「大新聞」のオーナーと言えども、一体何の資格が有って「日本の行方」に、こうまで口が挟めると言うのだろうか。

ただ、唖然とするのみ。


>谷垣氏の要請を受け、わざわざ自民党本部まで出向きながら「ゼロ回答」。渡辺氏は顔に泥を塗られた形となったが、渡辺氏はなおあきらめていない。


年寄りと、宗教家とが政治に口を出したら、ろくでもない結果にしかならない事は、歴史が証明している。
そして、その後ろに「権力亡者」の悪人政治家が蠢いていたら、結果は悲惨な物となる。


>渡辺氏に仲介を依頼したのは誰なのか。「菅首相自身ではないか」との見方もあるが、もっとも有力視されるのは、仙谷由人官房長官だ。仙谷氏は渡辺氏と太いパイプを持つことで知られ、16日夜には都内の料亭から両氏が一緒に出てくる姿が目撃されている。

>もし仙谷氏の依頼で渡辺氏が動き、「谷垣首相」を提示したとすれば、「内閣の要」である仙谷氏がすでに「菅外し」による政権延命に走り出したことになる。仙谷氏は財界関係者らにも自民党重鎮らとの仲介を依頼しており、その動きは目が離せない。


悪狸が、古狸にすり寄っている。
日本を喰いものにする為に。


>渡辺氏は11月下旬に与謝野氏と会食した。渡辺氏は仙谷氏から聞いたとみられる首相の今後の政権運営を説明し、憲法改正と消費税率引き上げを実現させるには「小沢氏の存在が障害になっている」と打ち明けたとされる。


正しく。
日本人として、必ずや阻止しなければならない事を、強行したい側の障害が「小沢」である。

そして、今をときめく「連立相手候補」の面々は、いずれもナベツネと思いを同じくする、いわば「売国奴」であり、そして我らが『仙谷由人』は、その輩達と、同じ陣営に居る訳だ。
(分かってはいたがね)


>この頃から民主党執行部の「小沢切り」の動きが加速。大連立構想と連動しているように見える。もともと与謝野氏は「たちあがれ日本を民主、自民両党の接着剤にしたい」との思いがある。民主、たちあがれの両党が連立を組めば、大連立構想はさらに現実味を帯びる公算が大きい。
【産經新聞/12月26日(日)21時36分配信】



いよいよ『政権交代』が<後退>を経て、「再交代」に向かって走り出した。

かくも脆き「政権交代」では有った。
小沢抜きの政権は、自民党政治のシステムと変わらない。

同じシステムで有るならば、素人がやっても、自民党以上に巧く行く筈は無い。


ただ、素人の分だけ、後ろから「操作しやすい」と言う事が言えるのだ。


官邸も、各省大臣室も、官僚のささやきと、官僚の情報操作とで、イチコロであった。

何も改革出来ないどころか、より酷い状態に成り下がっている。

敵はただ一人。
その名は『小沢一郎』。

小沢を抹殺すれば!
末代までの憂い無く140年続いた「官僚政治」が維持される。
65年続いた「アメリカの庇護」も、存続する。
今まで築き挙げた「官僚に全てが還元する」楽園が、存続出来る。

その為に、政治家が働く。
彼等には、それなりの見返りが有るので、充分満足している。
「センセイ」と呼ばれ、特別待遇を受け、当選を重ねる毎に「要職」を歴任し、その度に「ハク」が付き、勲章がもらえて、地元に名前を残す。

それが、政治家の生き甲斐。

それを、巧くくすぐって、誘導してやれば、政治家は必死で動く。

国民の生活?
考えた事も無い。
国民とは、税金を納めていれば良いだけの存在に過ぎない。


そして、アメリカと太いパイプを持っていれば、政策施行に何ら問題なく、外交にも、何ら心配は無い。
全て、官僚様が日本を動かしているのだ。

その手足が、政治家であり、マスコミである。

マスコミは、ナベツネが、全てを仕切っている。
背後のラングレーからの潤沢な資金提供で、何でもやれる。

かくして、税を引き上げるも、核武装、自衛権の承認も、いとたやすい事では有るのだ。

大政翼賛大歓迎。

ウルサイ共産党も、無視出来る存在に過ぎない。
社会党は既にない。

怖い物はただ一つ。
国民の「一致団結」した反対だけ。

昔は、デモもストライキも激しい時期もあった。
機動隊の活躍も有った。

しかし、それは今は昔。
動労は既にない。
国労も既にない。

急進的労働組合は消滅した。
残るは「連合」という「愛好会」のみ。

組織率はゼロに等しい状態で、労働者に何の影響力もない。


時は来た。

いまや、「やりたい放題」は目前に迫った。

国民の洗脳は、80%に達している。


唯一の障壁「小沢一郎」も、風前の灯。

2011年は、日本の第二の開国とも言える、記念すべき年となるであろう。

総理大臣等、誰でも良い。

消費税を上げ、法人税は更に引き下げ、介護保険も改悪し、医療保険も負担率を上げ、年金制度も変えてしまおう。

PTTにも積極加入する。
効率の悪い農業などは、切り捨てられる。
食料品は、全て輸入すれば良い。
アメリカは、対日輸出用に、「遺伝子組み換え」で効率の良い食料を沢山生産してくれる。
輸送中に腐らない様に、ポスト・ハーベストは抜かり無し。

アメリカ債は、言われるままに購入する。
褒められる事請け合い。
大手日本企業は、海外に本社を移させ、株式はユダヤ資本に購入してもらう。
勿論利益は殆ど株主配当。
労働条件の改善や、雇用の促進など、海外に拠点を置けば何も気にする必要なし。


そして、憲法を改正する。

日米軍事同盟を「深化」し、アフガンにも堂々と出兵出来る。
自衛隊を、堂々と海外派兵出来る。

アメリカに言う通りに動けるのだ。

大連立バンザイ!
小沢失脚万歳!!


阿波の悪狸が、ゴミウリの古狸とツルんでいる。。。
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周辺諸国との外交に全く成果を挙げられない<外務省>の存在意義とは、一体何なのだろう?

2010-12-25 23:47:46 | 世界に置ける日本
<日本外交>と呼べる程の物は、日本には存在していない。


アメリカは勿論、イギリスも、フランスも、中国にも韓国にも、「独自の外交路線」という、継続した哲学がはっきりと存在する。

夫々に、軸足を何処に置くかの違いは有るが、本質は「自国の利益」の確保とその核大、「自国の権利の世界に向けての発信」である。


いずれも、強烈な「国家エゴ」に裏付けられて、絶対に引く姿勢は見せない。

結果としては、常に「国家の尊厳」を守りつつ、「国家の利益」は確保しつつ、しかし「国際協調」は、表面的には乱す事無く、共存関係を維持継続している。


しかし、互いに「エゴ」をぶつけあって、何故19世紀までの世界の様な紛争状態にならないのか。

当然、「押されて引いてしまう国」が存在するからであろう。
物事は、全てプラスが有れば、マイナスもある。

早い話が、「勝ち組国家」と「負け組国家」との二極構造の世界になっていて、定着してしまっているからであろう。

単純にみると、「旧来の西欧列強」がやはり「勝ち組」国家を形成し、「第三世界」が負け組のままに置かれてしまっているのだ。

と言う事は、20世紀を通じて、世界の勢力地図に何ら変更は加えられていないまま、21世紀に入ってしまった、と言う事だ。

ただ、19世紀と異なる点は、搾取される事に甘んじて来た「第三世界」に、「列強諸国」に対抗する「牽引車」としての、思想が存在する事である。

これまでの所、「帝国主義的列強」はアメリカに代表されている。
第三世界は、イスラムと言う共通点に於いて、反撃を試みている。

西欧(アメリカ)対アフリカ。
西欧(アメリカ)対中東。
西欧(アメリカ)対東アジア。

ただ、中東は産油国という西欧側に移行している勢力が有る。

非産油国、並びに「石油利権」のおこぼれに預かれない、とりんこされた階層が、反撃に出て来た。

当然、表面的力関係は膨大な差が有る以上、テロやゲリラ活動に頼らざるを得なくなり、世界の安定は期待出来なくなってしまった。


そして、その「旧来的意味」に置ける西欧に加えて、共産主義を捨てた『ロシア』が再び参入し、そして新たに『中国』が登場して来た。

従って、東アジアには、<アメリカ>と<ロシア>と<中国>と、三つ巴の「大国主義勢力」が存在する事になってしまっている。


その、世界を蹂躙せんとする「三大勢力」と、直接利害関係を接して存在するのが、他ならぬ「日本」である。


対アメリカの外交は、無に等しい。
国内に置ける「主権」すら、認められていない程の、隷属関係に近い間柄である。

対中国の外交も、無に等しい。
尖閣諸島周辺の海底油田、海底天然ガス田は、中国が「正々堂々と」開発している。
1970年代の、それら海底資源の存在の発見以前は、領有権等一言も口にしていなかった中国が、露骨に「尖閣諸島」の主権を主張し始めて、日本側の「無視を決め込む」と言う、一見大人の対応でズルズルと領土と資源とを失いかかっている。

対ロシアの外交は、それらに輪をかけて無に等しい。
千島列島四島のロシアに依る強奪は、その「実行支配」が65年に及び、既に取り返す事等、夢物語になりつつ有る。


逆に言えば、解りやすい。


対日外交に於いて、アメリカは何らの問題点も無い。
方針を示すだけで、「霞ヶ関」と「永田町」とが一体となって、言う通りに無償協力をしてくれるからだ。

対日外交に於いて、中国は「都合良く」日本をダシに国内支配権を固めている。
日本は、何ら有効的対抗策を取らないからだ。
何かに付けて日本国内世論が「反中」に向かい始めると、即圧力をかければ、それで全て解決する。
日本大使館か総領事館の一カ所や二カ所、デモ隊に包囲させて投石させれば、それで万事解決だ。
日本は、即頭を下げて来る。

対日外交において、ロシアには全く憂いはない。
強力に主張する。
強引に奪う。
居座る。
これで、万事解決。


こんなに、外交相手として「楽な国」は他に無いであろう。


▶ロシア 北方領土返還拒否の姿勢 実効支配強化なお鮮明に▶(毎日見出し)

>大統領は、「南クリル(北方領土)の全ての島はロシア領であり、日本との協力がクリルを放棄することを意味しない」と強調。「南クリルは我々の土地であり、そこに住む人々が人間的な生活を送れるよう整備しなければならない」と述べ、政府のクリル(千島)諸島社会経済発展計画(07~15年)を推進していく考えを示した。

>大統領は会見で「共同経済プロジェクトほど日露を近づけるものはない」と指摘。ロシアとして北方領土に統一経済地域・自由貿易地域を創設する用意があり、菅直人首相にも伝えたと発言した。

>「統一経済地域・自由貿易地域」の詳細は不明だが、大統領は「特別な小さな環境をつくり、日本人が働きに来たり、歴史的な場所を訪れることができる」と説明した。
【毎日新聞/12月25日(土)22時21分配信】


実に何とも、有り難い思し召しに、涙する。

日本のカネは欲しい。
日本の技術も欲しい。
日本人が来てくれて、開発してくれ。
領土はあくまでロシア領。

見事なまでの、外交術ではありませんか。



▶北方四島「ロシア領」と強調=大使更迭に「残念」―メドベージェフ大統領(時事見出し)

>メドベージェフ大統領は11月にロシア国家元首として初めて北方領土の国後島を訪問したことについて、「われわれは住民が人間的な生活を送れるようクリールを整備しなければならない。私はそれを約束した」と述べ、今後も閣僚を派遣して北方四島の発展に向けた作業を継続する考えを示した。

>大統領は「日本との共同経済プロジェクトに取り組んだり、クリールの歴史的経緯を考慮したりする用意はある。しかし、それは領土を放棄すべきだということを意味しない」と述べ、領土返還は困難との立場を表明。一方で、北方領土に経済特区を設置し、共同開発を進めれば、日ロの立場は接近するとも述べた。


更に、非常に思いやりのある態度もお示し下さった。


>大統領の北方領土訪問の情報を事前に把握できなかったとして、日本政府が河野雅治駐ロシア大使を事実上更迭する方針を固めたことについては「大使の政治的キャリアを中断させることになったのを残念に思う。われわれが意図したことではなかった」と語った。
【時事通信/12月24日(金)20時2分配信】


実に何とも、余裕綽々で有ります。

翻って日本の姿勢はと言えば。


▶駐露大使更迭 私はロシアに詳しくない…首相、怒り爆発▶(毎日見出し)

>メドベージェフ大統領が9月下旬に北方領土を「近く訪問する」と明言、10月下旬に訪問の観測記事が頻繁に流されて以降も、外務省は首相官邸に「訪問はない」と報告し続けた。菅直人首相は、周辺に「本当に行かないのか」と繰り返し確認したが、返ってきたのは「大使館からの情報では『訪問はない』ということです」との答えばかりだった。

>「要するにどういうことだ」。いら立つ首相ら。最後に、河野大使はこう口走ってしまった。「私はあまりロシアに詳しくないので……」。次の瞬間、首相らの怒りが爆発した。
【毎日新聞/12月24日(金)8時47分配信】



ふざけるな。
菅直人君、君の方こそが言うべきだろう。
「私はあまり政治に詳しくないので・・・」

国民の怒りは、既に爆発している。
気がついていないのは、君達だけだ。


▶菅政権、未熟な情報収集?駐露大使更迭へ(読売見出し)

>河野氏自身は10月28日、モスクワでの定例記者会見で、「訪問計画が具体的にあるとは大使として聞いていない」と表向き慎重に話していた。

>だが、在モスクワ大使館の幹部は、大統領の訪問直前、「(露政権幹部の)誰も訪問の可能性を否定しない。大統領が『近く行く』と言うのだから行くのだろう」と語っており、訪問を警戒する情報も東京に送っていたという。

>焦点は、日本政府の情報収集と分析のあり方だ。

>露政権の情報管理は、2000年にプーチン現首相が大統領に就任後、格段に厳しくなったという。日露外交筋は「政情が混乱し、内紛もあった1990年代はクレムリンの内部情報も取れたが、今は各国とも苦労している」と話し、ロシア動向の情報収集が困難になっていると話す。
【読売新聞/12月24日(金)7時40分配信】


実に何とも。。。


この件では、日本の外交に関して2つの問題点を含んでいるのである。

第一番目は、日本外務省の情報収集能力の無さ、である。

この点は、海外ではよく知られた事実である。
極端に言えば、在外公館は、日本企業の在外支店に、情報を依存している事も多い程なのだ。
第二次湾岸戦争開戦前、在仏、在独両大使館は、最後まで「フランス」と「ドイツ」とはブッシュの開戦に反対しない、という情報を送り続けていた。

外交のみならず、霞ヶ関官僚の能力には、大きな限界がある。


第二番目の問題点は、霞ヶ関が「政府に強力していない」という疑いが有る事だ。

そもそも「政権交代」いらい、官僚達が政権に非協力的になった事は、周知の事実である。
国家の命運を左右するかもしれない情報ですら、官僚共は知らせない、事くらい平気でやる。

おぞましい、官僚達。


▶駐露大使更迭へ 大使館幹部「情報は刻々伝えた」(産経見出し)

>在モスクワ日本大使館の幹部は22日夜、「大統領の北方領土訪問に関する情報は刻々と東京の外務省に伝えてきた。それを首相官邸に伝えるのは本省の仕事だ。大使館が『訪問する可能性は当面ない』と報告した事実はない」と語った。
【産經新聞/12月24日(金)7時57分配信】


さもありなん。

在外公館が、乏しい情報をやっとの事で仕入れたとしても、本国で外務省本省がその情報を政府に挙げなければ、政府は仕事にならない。

真相は薮の中では有る物の、今回のケースも、外務省のサボタージュの可能性は、かなり大きいと思って良いだろう。


殆どの政治家は、疑いの余地無く<無能>である。
殆どの官僚は、偏差値は高くとも<理解力>は大きく不足している。

そして、官僚は政治家より「自分達が国を動かしている」と、自負している。

そのような構造の国家で、満足な外交など、到底求める事は出来ない。


対外的に、日本は次々と権利を犯される。

外務官僚は、カネで解決出来ると信じている。
ODAをばらまき、各種援助を約束して、指示を取り付け用途する。

カネで転ぶのは、小物である。
大物は、カネだけ受け取って、自分はより高くかってくれる相手に売りつけるのだ。

日本は、決して「更に高く買い取ってくれる」所ではあり得ない。
何しろ、与えられる物に限りはがある。


韓国のように、がむしゃらに「国家の名誉の為に」「国家の浮揚のために」打って一丸となれる様な国民性では無い。
西欧列強の如く「外交の達人」には永遠になれっこ無いであろう。
中国の様に、圧倒的圧力など、何処にも無い。
ロシアの様に、厚顔でもなければ恥知らずでもない。

変に「恥」を知っている分、交渉は出来ない。



従って、日本外交は、この先ずっと「見下され」て「奪われ」て「虚仮にされ」て、耐え忍んで行かねばならない。

それが、日本の宿命であろう。


しからば、外務省と言う「伏魔殿」の、存在意義とは、一体何なのか。

外務省は仕分けしてしまえ。

国内実務は、内閣府に「外交局」を置けば充分。
在外活動は、物産や商事に委託すれば宜しい。

前原君どうする?
君のポストが無くなっちゃうよ。

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『聖夜』にあたって、人類と世界への平和を念わずには居られない。

2010-12-24 23:55:51 | 歴史と文化
12月24日から、時計が変わる25日にまたがって、世界中の主立ったカトリック教会では、『聖夜のミサ』が行われます。



  

当然、カトリックの総本山『バチカン』のサン・ピエトロ大聖堂では、今まさにその真っ最中。

教皇ベネディクトウス16世が、世界の平和を訴える説教を行っている所です。


「キリスト教」の組織的腐敗やら堕落やらは、この場では場違いなので、「坊主に平和なんぞを聞かされたくない」等とおっしゃらずに、ここは一つ彼等の問いかけに耳を傾ける事にしましょう。


世界には、『五大宗教』と呼ばれる宗教が有ります。

共に、世界規模での信者を獲得して、夫々の信者達の精神的拠り所となり、日常生活の規範となっています。

『ユダヤ教』
『キリスト教』
『イスラム教』
『ヒンドウー教』
『仏教』


この中で、<発祥の地>を大きくはみ出して、遥か世界規模で伝播したものが、三つと言われます。

<ユダヤ教>
<キリスト教>
<イスラム教>

です。


確かに、キリスト教と、イスラム教は、世界中の伝播し、大陸と大洋とを越えて、民族の垣根も越えて定着している事は事実です。


しかし、<ユダヤ教>は、やや異なる見方をせねばなりません。

ユダヤ教は、世界各地で、そこに住む様々な人種に語りかけ、教えを広め、その教えに帰依する事を求めて「信者を獲得した」訳では有りません。

あくまで、『ユダヤ人』としての<証>として、ユダヤ人の間での<絆>として、世界各地に散って行ったユダヤ人達が、自分自身の出自の証明として守り抜いて来た宗教であって、ユダヤ人と結婚したい場合を除くと、他民族に「改宗」を求めたりしないのです。

そのニュアンスはの違いは大きいと言わなければなりません。


つまり、キリスト教は「開かれた」宗教で、ユダヤ教は「閉ざされた」宗教である、と言えるのではないでしょうか。

イスラム教は、微妙にその両者の性格を合わせ持っている様です。


この三つの宗教は、実は<ルーツ>は一つなのです。


シナイ半島という、荒涼たる過酷な大地にあって、限られた『緑有る土地』を、自分達の生活圏を必死で守ろうとした「ユダヤ教」。
その閉鎖性、排他的攻撃性から脱却して、あらゆる人々を救おうと欲した『イエス』が唱えた、「反ユダヤ的」な「汎人類的」宗教がキリスト教です。


しかし、シナイ半島の、殆ど草木も生えない痩せて非生産的な土地は、歴史的世界規模で観た時に、地球の「東西」と「南北」との移動の交差路でありました。

従って、交易も文化の伝播も、戦も全て「彼の地」を避けて通る訳にはいかなかったのです。

その「地政学的」及び「文化人類学的」に世界の四方からの動きの交差する「重要」な土地に対する感覚が、当初「排他的」「攻撃的」宗教を生み、更に「汎世界的」宗教を生んで行ったのでしょう。


イスラム教はと言えば、やや事情が異なります。


ムハンマドの生まれた「メッカ」も、生きた「メディナ」も、不毛で灼熱の砂漠のど真ん中です。
シナイ半島のすぐ隣とは言え、アラビア半島は歴史的に「人や物資や富や情報」の交差する所では無かったのです。

あまりにも過酷なる「灼熱の」太陽を嫌って、人間の交流は「アラビア半島」は避けて通りました。

そのような、過酷な環境に有って、人間が生きて行く上で必要な全てを、手に入れるのが困難な環境に生まれ育った人々は、自分達の生活態度を厳しく管理し、細かく規定しなければ、生き抜いて行く事が出来ない事であったのでしょう。

従って、『イスラム』の教えは、人としての生きて行く「必要最低限」の規律しか無いのです。

ただ、イエスの教えを「砂漠で改良」したムハンマドは、『旧約聖書』の教えは受け継いだ物の、キリスト教団成立後に編まれた『新約聖書』は、受け継がなかった。

しかし、人として生きて行く「最低限の規範」を徹底するだけのシンプルな教えで有る為、『コーラン』と呼ばれる教典は、私たちがおなじみの「文庫本」程のサイズでしか有りません。

その点は、ユダヤ教も似ている物の、「教団」の組織の複雑化とともに、「教典」の宗派的解釈が「ペダンティック」にならざるを得ず、非常に複雑な教典を持つに至りました。


その点では、キリスト教が最も複雑化したのものと言えましょう。


イエス存命中は、先輩が後輩に、自分の先輩から聞いた事を伝える事、が「伝導」であり、その場その場で祈りを捧げるだけであったのに対し、イエスに後を託され、教団を結成する事を指示されたペテロに依って、「ローマ・カトリック」と言う教団が成立し、発展し、組織的完成がなされ、教理の解釈も複雑になって行く度に、全てが「教条的」になって行った事は、ある意味では必然でありました。


組織が確立すると、宗教と言えども、組織の理論で動かざるを得なくなります。

<魂の平和>を行動の基礎にする前に、<組織の存続>が行動原理になってしまう。

そうなると、一般信者と、組織の管理者としての聖職者との間には、乖離も起こって来ます。


と言う訳で、世界宗教の管理が存在意義である『バチカン市国」と言う政治組織と、「ローマ教皇」を頭とする世界宗教の教団と言う宗教組織との、相反する利害が、歴史的に矛盾を生んでしまう事も多かったのでしょう。

イスラム教も、その教理があまりにも単純であったが為に、その教理解釈は各人各様となってしまう危険が有りました。

キリスト教団の様な、聖職者の養成システムは無く、資格の制度も無く、周りに尊敬されていれば、自分が『イマーム(導師)』だ、と主張するだけで、聖職者となる。

当然、コーランの解釈もその「イマーム」毎に、かなりの自由裁量に任される、

そして、キリスト教的な「管理組織」が成立しなかった為に、世界各地での信者達の行動原理が、夫々のローカルな問題に左右されてしまう。

そのような特徴が、『原理主義』を生み、『過激派』を生んでしまったのも、ある意味で「必然」だったのだと念います。


そして、どのような宗教であれ、「原理主義者」達に取っては、「宗教」が最上位に置かれ、その最上位たる宗教の求める(と自分が判断する)ことは、どのような事でアレ「正当化」されてしまう危険性を波乱でいるものです。

しかも、これら三大宗教は、過酷な環境で発生して来た分、キリスト教ですら<非寛容な部分>が存在し、そこから「自分の宗教」以外を認めない、と言う狭量な価値観が生まれて、その価値観が人類の歴史に、マイナスの結果をもたらして来た事も多かった、と言えるのでは無いでしょうか。


そうは言う物の、やはり「宗教者」は、人類の平和を祈念する事、は彼等の存在意義の中心を為す要素だと、思います。

クリスマスのミサ。
新年の年頭のミサ。


まあ、そのような「哲学論争」はさておいて、12月24日と言う、この「有る意味」特別な日に当たって、世界中の全ての人々に「平和を訴える」事は、やはり意義のある事だと念います。

そこには、平和の追求への思いを新たにする、精神の覚悟を感じさせる物が有ります。



ところで、クリスマスの風物詩のお話。

この時期ヨーロッパ各国では、主たる教会と市役所等に「神の御子の降誕」の場面を、人形で作って飾る習慣が有ります。


フランス語では、その飾り付けを『クレッシュ』と言います。
<CRECHE>と綴り、日常において「託児所」の意味にも使われます。


     

パリの大聖堂『ノートル・ダム・ド・パリ』のクレッシュは、今年は「白一色」で、とても印象的です。

     
     ディテール :「神の御子」の誕生を知らせる「ラッパを吹き鳴らす天使」

     
     パリの大聖堂『ノートルダム』クリスマスツリーも置かれています。



次にご紹介するのは、シャルトルの大聖堂『ノートル・ダム・ド・シャルトル』のクレッシュ。

     

     
     ディテール : 近隣の村々から、「キリスト=救世主の誕生を聞きつけて、村人達が集まって来る。

     
     シャルトルの大聖堂も『ノートル・ダム』

ノートル・ダームとは、「私達のご婦人」と言う言葉で、『聖母マリア』の意味にも使います。
「マリア様」に捧げると言う形を採って建造し、マリア様が「守護聖人」としてバックアップする教会を、フランス語圏では「ノートル・ダーム」と呼びます。
アフリカのキリスト教国絵尾始め、ベルギーの一部、スイスの一部、カナダの一部など、フランス語圏には、数多く存在しています。

一番中心となる「大聖堂」は、『ノートル・ダーム』である事が多い様です。



更に、ミラノの大聖堂『ドウオーモ・ディ・ミラーノ』のクレッシュ。

     

     
     ディテール : ヨセフとマリア

     
     ミラノの大聖堂『ドウオーモ・ディ・ミラン』の夜景。



次は、モン・サン・ミッシェルの『聖ミカエル修道院聖堂』のクレッシュ。

     

こじんまりとした、実にかわいらしいクレッシュです。



ところで、ここ2週間ほど、ヨーロッパは大寒波に見舞われています。


島の周りの湾の、半分海、半分砂地に雪が積もって白い姿になっている所に、何と島の天辺の修道院が、影を落としていました。

     


一瞬日が射して、ほんの15秒くらいで消えてしまった、「奇跡」の様な姿でした。

     



最後に、我が家のクレッシュも、お見せしましょう。

ポルトガルを旅していたとき、エヴォラと言う街で見つけて、あまりに可愛らしくて、「どうやって持ち帰るか」なんて事も考えずに購入してしまった、自慢のクレッシュです。


     


ちなみに、私自身はキリスト教徒では有りません。

しかし、人間の生きて行く為の指針として、宗教は必ずしも否定しません。
そして、パリに長らく暮らす身として、キリスト教はかなり「身近な存在」になっている事は、否めません。


日本社会が、全く「無宗教」になり過ぎてしまったが故に、人々の行動規範が無くなっている様に念えてなりません。

冠婚葬祭専門では無い、人としての行動規範となるものは、やはり宗教だろうと思います。


公徳心の欠如。

そこから来る様々な、社会的矛盾。

子供が子供を殺す社会。
権利のみ主張して、義務を顧みない人が多い社会。
金銭でしか優劣を判断出来ない人々が多い社会。
勝ち組と負け組との間に、何ら救済処置が取られない社会。

国民を顧みない政治家。
国民の痛みが理解出来ない政治家。

矛盾だらけの日本社会。

「他人の痛みの解らない人間が溢れている」日本の社会に、危機感を感じているのは、出過ぎた思い上がりでしょうか?

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「陸山会」をそこまで事件化したければ、証人喚問をやれば良い。そして<双方の関係者>を平等に喚問せよ。

2010-12-23 18:23:19 | 政治と社会
小沢氏には、選択肢が少ないそうだ。


岡田クンによると、「小沢氏が国会に出ない事はあり得ない」との事。

▶「小沢氏、国会出ない選択肢はない」民主・岡田氏(産経見出し)

>民主党の岡田克也幹事長は23日夜「通常国会が始まるまでに結論を出さないといけない。小沢さんが国会に出ない選択肢はない」と述べ、衆院政治倫理審査会の出席を改めて促した。

>政倫審出席を拒否している小沢氏の姿勢について「『本当にそうなのか』というところはある」と疑問視したうえで、「党内の議論は一歩一歩進んでいる」と強調した。
【産經新聞/12月23日(木)22時16分配信】


何が何でも「身内を売って」政権浮揚を図りたい。

他に全く手がない程、現政権は「ダメ政権」であると、白状しているに等しい。
更に、「平気で身内も売り飛ばす政権」であると、公言している訳ですね。


更には、民主党の執行部内からも、「証人喚問はどうした?」と言う声が、挙っているそうだ。


▶「役員会で証人喚問の声も出た」民主・岡田氏(産経見出し)

>小沢一郎元代表の国会招致問題について、「選択肢は狭まっている。前回の党役員会でも『証人喚問はどうなのか』という声が出ている」と述べ、小沢一郎氏が衆院政治倫理審査会への出席に応じない場合には、証人喚問も検討する考えを改めて示唆した。
【産經新聞/12月23日(木)23時12分配信】



そこまで『陸山会』の冤罪を「事件化」したいのか。

そして、三権の一つ『司法』での裁判が始まろうとする時に、そこまで<証人喚問>とやらをやりたいのか。


しからば、やりたい様にやれば良い。
『証人喚問』多いに結構。


但し。


『証人』を喚問すると言う事であれば、当然「双方の当事者」を喚問すべし。

方や、一方的に「犯人扱い」されている『小沢一郎』。
方や、犯罪を造り出すべく強制捜査を行って、何処にも「違法な事実」を見つけられず、起訴を諦めた『東京地検特捜部長』並びに『検事総長』。
そして<朝毎読産日経>の『編集主幹』。
さらに<全国ネット5大テレビ局>の『報道部長』。


以上の、『全関係者』を証人として喚問すべし。


そうでは無いか?

<事件>に疑問が有って、関係者を糾すのであれば、前関係者に糾すべきであろう。

それとも、民主自民公明社民みその他の議員達は、『片手落ち』の魔女狩りでもやりたい訳なのか。
正義づらして。


何の為の「証人喚問」であるか。

勿論、事実の解明を求めての事である筈だ。

まさか、「自分達の世界を破壊されて、今後一切<美味しい話>が無くなる<根本原因>である『小沢』という改革者を潰したい為」とは、恥ずかしくて言えないだろう?

正義づらして「政治とカネ」を繰り返すのであれば、それも良いだろう。
それを実証しようでは無いか。

一体、何処に「事件」が有ったのか。

一年半にも及ぶ「特捜部」の必死の見込み捜査にも関わらず、特捜部が造り上げた「証拠」は、全て崩れ去っている。

西松建設の専務による「4億円贈賄証言」は、本人自身が否定してしまっている。
『西松事件』自体の事件性が、無くなってしまった。


その様な事実にも関わらず、その後の(検察側に不利な)展開は一切伏せて、あくまで「最初に描いた小沢潰し」の「事件捏造」にこだわり続けるのであれば、事件を構成する筈の事実が立証出来なかった「当事者」たる『特捜部』の責任者を喚問するのは、至極当然の事である。

反対する根拠を示せるか?

仙谷くん。
菅くん。
岡田くん。
前原くん。
谷垣くん。
石原くん。
石破くん。
山口くん。
瑞穂くん。
渡邊くん。

違うかね?
反論出来るかね?


更には。

ありとあらゆる「捏造報道」をしまくって、世の中に「一方的な世論形成」に励んで来た、新聞テレビのマスコミ達に、事件の全貌を把握する為の責任は無い、とでも言うつもりか?

毎日毎日「政治とカネ」と叫び続けて来た、各紙中心記者諸君、ワイドショーやニュースもどき番組で、「小沢が悪い」とわめき続けて来た「キャスター」及び「コメンテーター」連中こそ、事件とやらが一体何処に存在するのかを「立証出来る筈」の立場である。

当然『証人』として喚問すべきである。


違うか?

勿論、マスコミと検察との『証言』に対しては、小沢本人は言うに及ばず、大久保元秘書、石川議員も、何が起こって、何が起こらず、何を如何にねじ曲げられたかを、逐一説明し、<反証>するにやぶさかでは無い筈だ。


ついで扱いで恐縮であるが、「検察審査会」に、検察の不起訴に対する不服申し立てをした『当事者』、及び『審査員全員』も、当然「証人喚問」されるべきである。

当たり前であろう。

仙谷菅岡田マエハラ谷垣石破石原瑞穂渡邊君。
私の言のどこかに、理論的破綻が有るかね?

異議が有るかね?


証人喚問と言う事は、事件の真実を明らかにする為に、行うべき事柄である。
異論は有るかね?

「事件の全貌」を明らかにするのであれば、当然片方だけを喚問していびり立てても、真実など出て来る訳が無い。

罪を着せられている方のみを、叩いても何も意味は無い。

「罪を着せようとして失敗した方」を問いただすのが、筋と言うものだ。
そうで無ければ、如何なる事実も判明する物では無い。


『証人喚問』多いに結構だ。

派手にやってくれたまえ。

全当事者を喚問し、精々「正義の裁判官」気取りで取り調べ、優越感に浸るが良かろう。

さすれば、これまでの日本に隠されて来た、あらゆる「暗部」が明るみに出される事になる。

検察という組織の不正義。
検察となれ合いの判事の不正義。
マスコミの果たす、亡国的役割。

既得権益層の全ての悪徳。

日本の改革の潰し方。
世界との対等外交と、日本の独自性の確立への反対勢力の存在。


証人喚問、やるが良い。
但し、忘れるでない。

証人喚問を派手にやればやる程、君たちの「企んで来た悪事」が、晴れて国民の前に曝される事になる。

まさに、願ったり叶ったりだ。
多いにやってくれたまえ。


事ここに至っての、仰天ニュース。
日本の実力者は、本当は一体誰なんだろう?


▶小沢氏、中国主席と会談していた…11月横浜で(読売見出し)

>民主党の小沢一郎元代表は23日、インターネットの番組で、11月に横浜市で開かれたアジア太平洋経済協力会議(APEC)の際、中国の胡錦濤国家主席と会談していたことを明らかにした。

>小沢氏は「(胡主席が)『会いたい』というから(会った)。僕は、儀礼的な社交辞令で会うのは嫌いだから『結構だ』と言ったのだが」と経緯を説明したうえで、胡氏には「(中国は)変わらないとだめになる」と、中国政府の統治手法に限界があるとの考えを伝えたという。
【読売新聞/12月23日(木)21時10分配信】


何と言って良いか。。。


尖閣諸島に於ける、中国漁船問題で、図らずも示された「民主党」の対中国政策の『無策』ぶりに、慌てふためいていたのは、10月であったか。

何の見返りも無く「船長を釈放」し、その責任を沖縄地方検事に押し付けて、よれよれであった政府首脳(!)に対しては、『廊下会見』に毛の生えた程度の「首脳会談(?)」しかさせてもらえなかった、正にそのとき、「中国主席は小沢に会いに行っていた」なんて。

話が巧すぎる。
その上、耳の痛い忠告までされていた、なんて。


勝負有った。

仙谷由人、菅直人、岡田克也、前原誠司による『無能カルテット』の<暴走>の時代は終わった。
中国が、それを示した。


そこまで『器』の違う相手には、もはや数を頼んでの「集団いじめ」しか、手は無いのであろうな。

民主党内で1対207。
自民公明みんな社民共産たちあがれを合わせて1対167。
合計1対374。

正に「束になってかかってこい」状態である。

小沢一郎と言う政治家が、いかに大きな存在で有るのかが、如実に現れた出来事では有った。


さあ、「証人喚問」とやらを、やりたければやってみろ。

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前原君、記者たちの「偏見質問」に怒るのであれば、汝の「党の恩人」への偏見を改めよ。

2010-12-21 21:26:56 | 政治と社会
自分は可愛い。

誰だってそうだ。

しかし、だからと言って、他人には偏見で望み、自分には偏見を許さないと怒るのは、筋違いと言うものでは無いか?

自他共に公平に対処出来ないのであれば、公的に口をきいてはならない。

他人に対して、自分に公平に接する事を求めるのであれば、自分も他人に公平に接する事が求められる。


小学生への「道徳」の授業ではあるまいし。

こんな事を、天下の「大臣」閣下に教えなければならんとは、世も末である。



▶「偏見質問やめて」=記者会見で怒りあらわ―前原外相(時事見出し)

>前原誠司外相が21日の記者会見で、米軍普天間飛行場周辺施設の移動をめぐり、「住民にどけと言うのか」との質問に対し、「偏見を持った質問の仕方はやめていただきたい」と怒りをあらわにする一幕があった。
【時事通信/12月21日(火)22時10分配信】


これを恥ずかしいと思えば、まだ脈はある。

しかし、前原君。
君には解らんのだろうねえ。
多分永久に。


ここへ来て、急に発言が減って来た前原クン。

小鳩政権が発足し、普天間問題で政府がダッチ・ロール状態であった時の菅直人と、同じ感じで「静かにしている」様だね。

総理になりたくて「ウズウズ」しているらしいね。

菅直人の政権は、もう持たない。
党内でも、一致した見方だろう。

かくなる上は、来年早々にでも起こりそうな「代表交代」に備えて、失点を抑えておくという、君の魂胆は丸見えである。

あの頃の菅直人と同じだね。


それなのに!

やっぱり、性格は変わらない物だ。

案の定、ドジってしまった。

記者達から「激しい質問を浴びて」しまう様な行動しか取れないのが、前原クン、君の実態なのだよ。

それでも「総理になりたい」って?

菅直人と同じだな。

「総理になる事」が人生の目的。

「総理になったら、何をしたい」では無い。
「総理になる事」
これも、菅直人と同じ。

志低く、高望みは止まらない。
菅直人と同じ。


そして、君は「偏見」を持って人に接した事は無い、とでも言うおつもりか?

今まで、一体何回「政治とカネ」と口にしたのだったか。

改めてハッキリさせておくが。
「誠司とカネ」ならまだしも、そうでは無い。


政権を取れた。
だから「総理の目」も出て来た。

つまり、政権が取れたのは、誰のせいだったかは、覚えていないのだな?

そして、その挙げ句に、その政権交代の恩人に対して、一体どこまで「偏見で」責め立てて来たのだ?


▶政倫審議決やむなし=出席拒否「説明と異なる」―前原外相(時事見出し)

>前原誠司外相は17日午後の記者会見で、民主党の小沢一郎元代表が衆院政治倫理審査会への出席を拒否したことについて「小沢氏自身が従来、国会で説明することはやぶさかではないと言っていた。言っていたことと違う対応を取ろうとしているのであれば、(政倫審での)議決もやむなしだ」と述べた。


引用している発言が、「検察審査会」のインチキ強制起訴以前の事であった点は、忘れたのか、気がつかないのか、わざと言わないのか。

そして、その「政治とカネ」が、一体何を指しているのか。

具体的な事は特捜部で全て存在しなかった事が明らかになったにも関わらず、いかにも「灰色」の如き言い回しを続ける事が、偏見でなくて、一体なんだと言うおつもりか?


>前原氏は「『政治とカネ』に対してしっかりと説明責任を果たすことが民主党の掲げるクリーンな政治の原点なので、ぜひ小沢氏もその責任を果たしてほしい」と強調。小沢氏が拒否の理由として、強制起訴後の裁判が控えていることを挙げていることには「国民にはなかなか理解が得られないのではないか」と語った。
【時事通信/12月17日(金)16時25分配信】


前原君。
君の、政治家として「あるまじき行為」が、民主党をして解党的危機に陥らせた事は、覚えているだろうか。

その後を受け持ったのは、誰であったか、覚えているだろうか。

その、解党的危機の状態で受け持ってから、政権獲得にまで「党勢を拡大した」のが、誰であったか、知らないと言うおつもりか?


知っていて、その功績には触れずに、「偏見」だけで責め立てるの輩を、人は「人」と言う。

もし「知らない」のなら、そんな程度で幹部をやっている事を、人は「馬鹿者」と言う。

そんな「馬鹿」を、いつまでも幹部にしておく政党も、亡びて当たり前である。


君と、君の仲間達が、せっかく「国民の期待を一身に受けて」日本の舵を転換させた「政権交代」と言う事実を、葬り去ろうとしている事は、自覚しているだろうか。

「小沢が居てこそ」の民主党である事は、理解出来ているのだろうか。
「小沢抜き」の民主党は、民主党の崩壊を意味する事を、理解出来ているのだろうか。


前原君。

そこまで「民主党」が仲間をいたぶっていると、党は割れるのだよ。

そうしたら、「総理になりたい」と言う君の野望なんて、意味が無くなるのだよ。

解って、行動しているのかな?


それだけに飽き足らず。

沖縄県民全部を敵に回して、何が嬉しいのだ?

国民の75%の支持を失ってしまった民主党。
支持を失っている理由は、「政治とカネ」などではないのだ。

君達「民主党」が、政権を得る為に国民に約束した「あらゆる約束」を、全て反古にしてしまったからなのだよ。

更に加えて、君が国交相に有って「中国船」を逮捕させ、その後の無能を曝け出した外交上の失敗が、直接国民からの批判の原因となっているのだよ。

「偽メール事件」の時と同じくらいの「無能ぶり」に、国民は怒っているのだよ。


そのくせに、その事実に気がつくでもなく、ただただ「仲間内で」権力闘争に明け暮れるのみ。その醜い実態に、国民皆がうんざりしているからなのだよ。


小沢氏を切り捨ててみよ。


何が起こるか、君には見えないとでもうのか。

一瞬支持率は15%くらいは上がるだろう。

君たちを遠隔操作している「宗主国アメリカ」の手駒である「マスコミ連合軍」が、ご祝儀をくれるからね。

しかし、その後は直ちに急転直下。

菅直人政権と、全く同じ道をたどるだけ。


しかもその間、君たちに「切り捨てられる」小沢氏は、当然離党させられる以上、新党を起ち挙げ、数十名の「民主党議員」が同調している筈だ。

君たちの、唯一の力であった「数」においてすら、優位性を失ってしまうのだよ。

解らないのかなあ、前原クン。


そんな「尾羽打ちか枯らした」民主党と、誰が連立を組んでくれると思うのだ?

当然、国会審議は進まない。
やむなく総選挙となり、現民主党議員の2/3は落選する事は、確実である。

しかも、当選する数の中には、小沢新党に行ってしまう議員の当選者も含まれているのだよ。


民主党を、どうしたいのだね。
日本を、どうするつもりなのだね。

前原クン。


百害有って一理も無い「ガキのいじめ」は、さっさと止めちまいな!
卑怯者め。

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「証人喚問」って、一体<何の証人>なのだろう? / 異常な日本の行方には、一体何が待ち受けているのか?

2010-12-20 23:12:15 | 政治と社会
小沢氏に対して、『政治倫理審査会』への出席を強要していた民主党。

その『党』のやり方が、あまりにも理不尽である以上、本人は当然断る。
彼が断ったとたんに、あれよあれよと言う間に『証人喚問』に、話が飛んでいる。

第一、何の「証人」なのか、さっぱり解らない。

「国会政治倫理審査会」で何かの重大な違反に対する疑問点を正す、と言う事なら、国会議員としては応じなければならないかもしれない。

その「会」の規定が求める『重大な瑕疵』が有る場合には、と言う条件付きであるが。

さらには。

小沢氏が「起訴」される事が、冤罪であるか、『有る勢力』に依る不当なる人権侵害であるか、という問題はこの際横においておく。


しかし、その「審査会」なら、まだいざ知らず。


起訴される人間が、公判開始直前に「何故」「何に対して」、国会から『証人喚問』されなければならないのかが、さっぱり解らない。

被告人席に座らせられる人間は、判事にたいして、あらゆる手段を講じて「自身の潔白」を納得させる為に、備えている。

そして、被告人の「有罪性」を実証しなければならないのは、検事側である。

被告人は、あくまで「告発している」検事側の攻撃を出し尽くさせてから、反撃に出る。
これが「順番」と言う物である。

その直前に、『国会』が、一体何を欲しているのか。

無理矢理起訴された「国会の仲間」に対して、「国会への司法の不法な介入に対して抗議する」どころか、不当な起訴を試みる検察に同調して、仲間を売るために、「弁護手段を取り上げよう」とする行為が、一体何を意味するのか。


▶民主・岡田氏、小沢氏の証人喚問の検討も(NNNタイトル)

>民主党・小沢元代表の政治とカネをめぐる問題で20日、ついに菅首相と小沢氏の直接会談が実現した。

>小沢氏は衆議院政治倫理審査会(政倫審)が招致を議決しても、出席しない考えを示した。

>これを受け、民主党は早速、役員会でこの問題を協議した。岡田幹事長は証人喚問は簡単ではないとしながらも、検討する考えを示した。

>「(小沢氏は)議決があっても出ないという姿勢を示されました。私としては、それではなんらかの党としての、そうした方向に対して物事を決めなければならなくなりますと申し上げ、会談が終わりました」-菅首相はこのように述べ、民主党としてさらなる対応を検討する考えを示した。今後、離党勧告などの処分や強制力のある証人喚問に踏み切るかが焦点。
【NNNニュース/12月20日(月)20時16分配信】



「審査会」への強制招致。

それが不可能であれば。

「証人喚問」。


丸っきり、「何かの疑惑」に対して「事実を追求したい」という行為では無く、単に「当人を貶めたい」だけである事が、見え見えである。


民主党と言う政党は、「身内を庇うと言う習慣が無い」という声を聞いた。
正しく、その通り。

何がしたいのか。

低支持率の現内閣の、支持回復。
ねじれ国会に於ける、野党懐柔。

それと、小沢とが、どう結びつくのかが、皆目分からない。

仙谷内閣(菅直人内閣と言い換えても良いが)への国民の支持の低下は、仙谷由人と菅直人とのせいである。
衆参ねじれ国会も、仙谷と菅とのせいである。

他の、「何物のせい」でもない。

その「自らまいた種」への国民の批判を、単に「根拠の無い」冤罪に依って無理矢理起訴される「党友」の首を差し出して、自らの延命を図ろうとする、非人間的不道徳を、党内大多数も、野党も、及び国民の大多数も、少しも「怪しむ」風が無いこと、がとても怪しい。

こんにち、日本と言う国は一体どうなってしまったのだろう。

正しい事。
間違っている事。
大義の有る事。
大義の無い事。

人心に則った事。
人の心を踏みにじる事。

これらは、ごく普通に育てられた人間ならば、自然に身に付いている筈の「判断力」が作用する事に依って、自ずと見分ける事が出来る物なのだ。

そして正に小沢氏は、それら人間としての要素が欠けている人間達が運営する政権に、踏み台にされるだけならまだしも、公的に人間性を抹殺され様としている。

自らの能力の欠如に依る失政を、安易に隠す為に。
自らの能力の欠如が、さらけ出される事を、安易にカモフラージュする為に。


全く持って、可笑しな現象である。

そのような、明らかに不道徳な振る舞いを、与野党一丸となって進めようとする、この空気は何なのだ。

私は、『55年体制』を肯定する物では無い。

日本の「表面的成長」のかげで生み出された「構造的欠陥」とそれがもたらした「沈滞と衰退」との原因であった、と確信している。

日本が、アメリカと言う世界帝国に、ここまでズブズブの依存関係を強いられて、半ば植民地同然たる立場に貶められている、根本原因は、『55年体制』に有った、と断言する。

しかしそれでも、当時国会内での「各党議員」達の間には、ある種尊重しあう空気が有ったのではなかろうか。


今の日本は、国会も、官庁も、企業も、学校も、人間関係が破綻してしまっている様に見えてならない。

他を尊重しない。
自らが引く「奥ゆかしさ」が無い。
強者と弱者との間に「通いあう何か」が無い。

勝ち組が勝ち。
負け組は負け。

その関係が、固定化して、その間の通いあいも無い。

「勝ち組」とやらは、勝ち続ける事となる。
「負け組」は、負け続ける事が、運命付けられているかの様だ。


社会は、相互に補完しあって、社会を運営する筈であった。
今や、社会は相互に反目しあって、社会が前進出来ないで居る。

何時から、こんな日本になってしまったのだろう。

巷で言われる通り、「小泉竹中路線」のせいなのだろうか。

60年アンポの時も、大いなる矛盾を感じていた。
70年アンポの時は、更なる矛盾を突きつけられた。

日本社会の変質は、ゆっくりじっくり、目に見えざる所で、確実に進行していたのでは無かろうか。

戦後の急速な「経済復興」により、日本人は「茹で上がるまで」気がつかないまま、茹でカエルに成り果ててしまったかの様だ。


日本は『三権分立』と、表面は謳われている。

お互いに、お互いを監視し、補完しあって、社会に不正が育まれる事を防ぐ、筈であった。


しかして、その実態は『霞ヶ関』という伏魔殿に依って仕切られ、立法府と言えども、行政府と言えども、独立していない状態に甘んじている。

そして、国会と言う立法の「最高機関」に、霞ヶ関の力が露骨に揮われ、その怪かしの力の行使に「国会議員」自らが加担して、仲間を売る加勢をする如き風潮は、とてもじゃないが「子供達に見せられる物では無い」ではないか。


話が大げさに走ってしまった。

ひと昔前には「子供の夢」であった、『総理大臣』という憧れの地位にある人間の、レベルの劣化は、目を覆う程である。


▶菅首相 小沢氏との会談決裂 招致問題の越年確実に(毎日見出し)

>菅首相と小沢氏の会談は2人きりで行われ、1時間半に及んだ。

>「政倫審に出てほしい」「議決があっても出ない」の押し問答を10回以上繰り返したという。

>菅首相「小沢さんは『国会が決めればいつでも出る』と言っていた」

>小沢氏「それは(検察審査会による)起訴議決前の話だ」

>自身の発言を否定する小沢氏に対し、菅首相は秘書官を呼び、起訴議決公表3日後の10月7日に、小沢氏が記者団に「国会で決めた決定に私はいつでも従う」と語った記録を示して説得を試みた。

>「証人喚問するしかない」との声も上がっている。

>自民党の大島理森副総裁は「証人喚問に出てもらうよう議論することが菅首相、岡田幹事長の責務だ」と語り、政倫審招致への協力を拒否。

>政府・民主党内で証人喚問論が浮上したのは、自民、公明両党が政倫審の議決に応じない姿勢を強めたことも背景にある。

>公明党の山口那津男代表も「小沢氏が出る状況が整わなければ、政倫審を開く意味は薄れる」と議決に応じない方針に傾いている。
【毎日新聞/12月21日(火)2時30分配信】


いやはや、全く持って情けない。

自民党も、「証人喚問」なんて事を言い出すだけ「清廉潔白」だと、うぬぼれていられるのだろうか。

笑止千万とは、この事である。


この一連の動きを見ていて、既視感に捕われた。

ジョージ・W・ブッシュが、イラクを侵略した時と同じだ。

「お前は悪いヤツだ」
「核兵器を持ってるだろう」
「生物兵器を持ってるだろう」
「大量殺戮兵器を持っている筈だ」
「白状しろ」
「全てをさらけ出せ」
「査察に応じろ」
「お前はとんでもなく悪いヤツだ」
「悪いお前が核兵器を持っていない訳が無い」
「全て白状しろ」
「お前は大嫌いだ」
「後一週間で謝らないと攻め込むぞ」
「後三日だ」
「白状しろ」

『核兵器の開発は行われていない』(査察団調査報告)

「そんな筈は無い」
「サダムは悪者だ」
「国民を虐殺している」
「悪人が核兵器を持っていない筈が無い」

『国連としてはイラク侵略は行わない』(安保理決議)

「構わない」
「多国籍軍で充分だ」

「攻め込むぞ」


あの時と同じ空気を見て居る気がする。

先ず、結論有りき。
恣意的にゆがめられた、「個人的嗜好」に依る結論。

早い話が「好き嫌い」で問題を解決しよう、という幼さ。

それに乗っかり、煽り立てる取り巻き。
直ちに「支持表明」する『跳ねっ返り』も出て来る始末。


ああ~あ。

同じだ。


そして『結果』は、無茶苦茶。
攻め込んだ方も、攻め込まれた方も、支持した方も、人的にも物的にも多くを失い、経済も社会的公徳心も、失墜してしまった。

何年も何年も尾を引く混乱。


当事者で有る『ジョージ・W・ブッシュ』も『小泉純一郎』も、責任等取らぬまま、無責任に引退して「知らんップリ」を決め込んでいる。


小沢氏が、完全無罪を勝ち取る事は、疑いも無い事ではある。


しかし、そこまで到達する為に、どれほどの時間とエネルギーとを、無駄に浪費させられる事か。
その間、日本の舵取りは「多いに蛇行」し、国民の生活は無茶苦茶にされてしまうのだ。

消費税は上がる。
年金は減らされる。
医療負担も介護負担も、大幅に増やされるに決まっている。
思いやり予算は延々と続く。
米軍基地は相変わらず存続。
日米の地位の格差も相変わらず。

経済は停滞の度を深める。
優良企業の株式はアメリカ資本に買い取られる。
あらゆる無駄な「官僚予算」が復活する。
失業率は増大し。
雇用は減るばかり。

中央と地方との格差は広がる一方。
地方の経済の疲弊は進行の速度を速める。
農業は疲弊する。

教育環境も悪化の一途。
マスコミは延々と嘘八百を垂れ流す。


今の民主党政権が続く限り、問題は深刻になる事はあれど、改善される筈は無い。

何故って。

彼等が、あまりにも<無能>だから。
彼等が、あまりにも<悪人>だから。

日本の将来に取っての、『唯一の希望』を、悪人達は寄って集って摘み取ろうと狂奔している。

自分達だけの、地位と名誉との為に。
日本の将来の事など、一顧だにしない為に。


どうする。


どこかに『栗』と『蜂』と『臼』とは居ないのか?
どこかに『猿』と『犬』と『雉』とは居ないのか?


日本が、増々沈んで行く。。。

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ヨーロッパの12月の宵は、『マルシェ・デュ・ノエル(クリスマス・バザール)』を散策して楽しむべし。

2010-12-19 21:19:41 | 四季の風景
最近は、日本でもおなじみになりつつ有る『マルシェ・デュ・ノエル』は、この時期の風物詩です。 (日本では「クリスマス・マーケット」と呼んでいる様ですね)  


シャンゼリゼ大通りのマルシェ・デュ・ノエル 


12月の第2週から始まって、毎日大勢の人々が訪れています。

そもそも、『クリスマス・バザール』の起源は、16世紀1570年に、フランスの「ストラスブール」と、ドイツの「ドレスデン」で始まったらしい。

元々「市」と言う物は、小規模な流通携帯しか無かった当時m地域経済に取って、唯一の広範囲な取引の場であり、「市をたてる」事が、その土地の名物にもなり得る事象であった。

近世までは、市をたてる事は「領主」の専権事項であり、その事が「領主の富」を約束すると同時に、地域経済を限定してしまう元凶であった。

その矛盾に気がついた織田信長が、『楽市楽座』を布告し、市をたてる事を自由化した事に依って、戦国時代日本の経済が発展したのでありました。

そんな、歴史的考察等はさておく事にしましょう。

近年、クリスマス・バザールが「観光振興」の一員と見なされる様になり、ヨーロッパの各都市、特に「発祥国」ドイツとフランスに於いて、広く親しまれる様になりました。

ここパリでも、トロカデロ、サン・ジェルマン・デ・プレ、サン・シュルピス教会前、ラ・デファンスその他かなり沢山開かれています。

その中で、一番の規模を誇るのが、<花の>シャンゼリゼ大通りでの物です。

全長800メートルに渡って、両側にずらりと並ぶ様は、壮観です。

およそ間口4メートルの屋台が、ずらりと並ぶ 


並べられている品物は、この時期に相応しい、クリスマス・デコレーションから始まって、各種ジュエリー、ハンド・クラフト製品、各地の物産、各国の名物、から初まって、各種の食べ物や、飲み物。

親子で、屋台を覗き込み、お土産をねだり、熱々のソーセージにかぶりつき、お父さんはホット・ワインで一息。

     聖画カード
     ウッド・クラフト


そんな中でも、クリスマス・バザール発祥の地の一つ、『ストラスブール』のお店は、アルザスならではの『蜂蜜パン』が、ハートやサンタクロースの形で、大小様々に並んでいます。

     

       
     曲げ物細工の花かご。                やはり何と言ってもサンタ帽子。


そして、やっぱり無くてはならない『マトリューシュカ人形』ですね。

         



それより、何より、そぞろ歩きながら欠かせないが「食べ物」の屋台。

いの一番に探すのが『vin chaud』(ヴァン・ショー/ホット・ワイン)屋さんです。

       
赤ワインに、シナモン、ナツメッグ、八角等の香辛料を入れて、蜂蜜を加えて暖めます。
寒い寒い冬空の下、湯気のたつ『ヴァン・ショー』のコップを、ふーふーして飲みながらそぞろ歩く醍醐味は、この時期ならでは。
元々、風邪に一押しの民間薬でありました。
まあ、「卵酒」のフランス版と言った所でしょうか。


歩いていて、とても面白い屋台を見つけました。

      ブロシェット(串焼き)屋さん。。。では無く。

     これ、全て「チョコレート」!
     素晴らしいセンスに、脱帽でした。



       
     夜店の定番「綿飴」

     
     冬のフランスは「焼き栗」


そして、ブルゴーニュ地方の物産の屋台が有りました。

      
     ブルゴーニュと言えば「エスカルゴ」

     
     それから「食用カエル」


コルシカの名産の店も有ります。

コルス島(コルシカ)は、地中海で3番目に大きな島ですが、南北300キロ、東西150キロ程しか有りません。
海からいきなり高山が起ち上がる「山国」なのです。
山中には、家畜の放し飼いのブタ、野生のイノシシ、その合いの子のイノブタの野生化した物と、家畜化したイノブタ、など多くの山の幸二恵まれて、ドライソーセージの類いが豊富です。

      
     各種ドライソーセージは絶品。

     
     ワインもチーズも豊富です


ユニークなお店発見。
サーモンを、直火で炙りながら食べさせてくれます。

      

     


それに何と、『キャビア』の屋台まで有った。

      

     
     紅茶の<サモワール>の横にはロシア美人。


そして、絶対に外せない、定番にして極めつけが「焼きソーセージ」の屋台でしょう。

     


どうです?
お腹のムシが、グウーグウー鳴いて来たのでは?


     
     ヌガーの店も、一ひねり。

でも、元来クリスマスは「救世主の御子」の生誕を祝うお祭りで有る事を忘れずに、はめを外しては、なりません。

   

本日12月19日のパリは、数日来の寒波で、午前中は雪が舞っていましたが、午後になると回復し、日差しすら見え隠れしていました。

シャンゼリゼのイリュミネーションも、寒空に輝いています。
ぜひ、一度お越し下さい。


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『「沖縄訪問「大きな一歩」=普天間、振興策に全力―菅首相(時事通信)』と言うしか無い哀れ。

2010-12-18 22:52:22 | 政治と社会
久しぶりに、週末一口時評です。


▶沖縄訪問「大きな一歩」=普天間、振興策に全力―菅首相(時事通信/12月18日(土)15時59分配信)
▷彼の立場で、他には言い様が無い。ただただ<哀れ>なり。

▶上空視察の菅首相に「NO! 」=移設反対の辺野古住民ら―沖縄(時事通信/12月18日(土)17時32分配信)
▷「上空から対話が出来るんか」

▶首相ヘリ視察は2分…辺野古の抗議住民あぜん(読売新聞/12月18日(土)22時50分配信)
▷管にしては<永遠>。

▶首相 “おわび行脚”に沖縄県民冷たく(産經新聞/12月18日(土)7時56分配信)
▷一回目すら「途中棄権」だった。。。

▶菅首相 沖縄訪問で住民と対話せず 深まる失望、不信感(毎日新聞/12月18日(土)21時22分配信)
▷失望とは、希望が先に有っての現象なり。

▶ダボス会議出席を検討=来年1月末、成長戦略アピール―菅首相▶(時事通信/12月18日(土)2時33分配信)
▷「国際会議にだけは必ず出る!」「世界中のカメラの前でメモを読む!」

▶仙谷氏続投なら原則審議拒否=公明・山口氏(時事通信/12月18日(土)18時32分配信)
▷当然の事を当然言ってみました。

▶西岡議長が仙谷長官に辞任迫る「問責決議を何と心得るか」(産經新聞/12月15日(水)19時8分配信)
▷この人が黄門様。ニセ物は何処に居る?

▶「民主の友愛が壊れ始めている」鳩山氏引退撤回(読売新聞/12月18日(土)14時17分配信)
▷どす黒い駆け引きだけの『旧さきがけ』のDNA に『友愛』の文字は無い。

▶県内移設「無理と知る日」=首相来県で宜野湾市長(時事通信/12月17日(金)21時51分配信)
▷「オノレの無能を悟る日」は何時?

▶政倫審拒否に理解=亀井氏(時事通信/12月17日(金)21時15分配信)
▷「法律とは別に責任がある」等と言う輩に一撃!

▶首相の「誠意」通じず=出口見えぬ普天間移設(時事通信/12月17日(金)20時45分配信)
▷『誠意』なんて物が有るとでも!?

▶普天間存続避けたい=菅首相(時事通信/12月17日(金)18時37分配信)
▷当たり前だ。だから『辺野古』も許さん!

▶「小沢氏とお会いしたい」=菅首相(時事通信/12月17日(金)18時26分配信)
▷首を洗って出てこい。

▶石破氏トップ、菅氏5位に後退=次期首相にふさわしい人―時事世論調査(時事通信/12月17日(金)17時28分配信)
▷一億総オタク化ニッポン。

▶蓮舫氏の夫が区議選出馬へ “目黒の仕分け人”目指す(時事通信/12月17日(金)11時49分配信)
▷「第二位当選を目指します。。。」

▶東国原知事に早期辞職を要求へ…県議会自民(読売新聞/12月18日(土)12時18分配信)
▷ついでに政界早期退場願います。

▶小沢氏「つくられた世論だけが表に」と報道批判(読売新聞/12月16日(木)9時15分配信)
▷売り上げ至上主義ゴミマスも、さすがに売れなくなって来ているゾ。。。

▶「仮免許」「甘受していただく」言葉の軽さ…抜けない野党気分(産經新聞/12月18日(土)9時43分配信)
▷空き缶にも悪徳弁護士にも、「言葉の重み」なんぞ有る訳無いですから。

▶丹羽大使が対中ODA強化要請 関係改善めざし外務省に(産經新聞/12月19日(日)1時35分配信)
▷「世界の大国」の言葉が舞う中国ネット界(苦笑)。大国はODAを出す方なんだけど。。。

▶菅首相、情報収集を前原外相に指示=韓国警備艇と中国漁船衝突(時事通信/12月18日(土)23時0分配信)
▷お友達同士でなら「指示」が出せるんだい。

▶小沢氏「菅内閣で選挙すべて連戦連敗だ」と批判(読売新聞/12月18日(土)21時14分配信)
▷親方は常に事実を述べるのみ。

▶民主執行部 小沢氏側の委員差し替え検討 政倫審議決狙い(毎日新聞/12月18日(土)21時34分配信)
▷仙谷狂奏曲最終楽章「なんでもあり」。

▶菅首相、小沢氏の出席拒否で「事実とすれば残念」(産經新聞/12月17日(金)19時0分配信)
▷さぞかし残念な事でしょうとも(笑)。

▶<名古屋市長選>石田氏立候補辞退へ 民主県連に意向伝える(毎日新聞/12月18日(土)2時4分配信)
▷河村さんに勝とうと思う民主愛知県連や、いと可笑し。

▶首相に上告を進言=諫早湾干拓訴訟で―高木文科相(時事通信/12月17日(金)12時42分配信)
▷2000人以上の漁民と世界中の自然保護を訴える声を圧殺し、40戸の入植農家を保護します!

▶仙谷氏が小沢氏に招致促す「国会運営、内閣にとっていい」(産經新聞/12月17日(金)12時39分配信)
▷ぼくは内閣なり。

▶<在日米軍経費>増大の可能性…米政府高官会見(毎日新聞/12月17日(金)2時37分配信)
▷お上のお達しである、頭が高い!

▶仙谷官房長官、実績羅列で14分間の大演説(読売新聞/12月16日(木)19時51分配信)
▷『実績!』

▶違法操業の中国漁船 韓国警備船に体当たり 1人死亡(産經新聞/12月18日(土)23時52分配信)
▷ばっ。。。

▶<パキスタン>米、無人機空爆を強化 武装勢力54人死亡(毎日新聞/12月18日(土)18時29分配信)
▷増々進む、戦争のテレビゲーム化「殺せ!殺せ!」

▶売春に「就業チケット」制度、財政赤字削減で 独西部(CNN/12月18日(土)15時21分配信)
▷古代ローマ時代以来連綿と「ライン河の向こうは未開の地」と言い続けて来た意味が分かる様な気が。。。

▶<キルギス>連立政権が発足 中央アジア初の議会制民主主義(毎日新聞/12月18日(土)10時28分配信)
▷東アジアの果てに、議会は有れども民主主義の無い国が有ります。

▶米首都地下鉄で手荷物検査(時事通信/12月18日(土)9時1分配信)
▷「すすきの穂並みを恐れ、雁の羽音に怯える」因果応報。

▶<ウィキリークス>天野IAEA事務局長「米国一辺倒」否定(毎日新聞/12月17日(金)22時37分配信)
▷やっばっ!否定するッキャ無い。

▶パレスチナ、欧州各国に独立国家承認を要請(CNN/12月17日(金)10時33分配信)
▷ヨーロッパよ、この魂の叫びを如何に聞く。



【◇…先週の永田町語録…◇】(産經新聞/12月18日(土)21時50分配信)

◆打ち出す気持ち
★菅直人首相 これからしっかり「菅カラー」を打ち出していこうという、その気持ちです。(「今までは仮免許だった」とした発言の真意について記者団に)
☆「缶から」を打ち出してます。

◆戦いやすい
★水野賢一みんなの党幹事長代理 「ばらまき、増税」で共通する大連立政権ができれば「民間主導の経済成長、小さい政府」のみんなの党が対立軸になる。選挙戦略上は戦いやすい。(民主、自民両党の大連立構想について記者団に)
☆「小さい政党」が邪魔。

◆国民との約束
★菅直人首相 国会が決めれば自分は出て行って説明すると、ある意味で、国民との約束という形でおっしゃっている。そうすることがご本人にとっても、民主党にとっても良いことだ。(小沢一郎民主党元代表の国会招致に関し記者団に)
☆仙谷が「検審会」を利用する前の発言です。

◆仮免でなく無免許
★渡辺喜美みんなの党代表 参院選という試験に物の見事に落第し、仮免許どころか免許そのものがない。無免許運転を今までやってきた。(菅政権について党会合で)
☆206人から買い取った「偽造免許」でしたので。。。

◆頭の中は
★仙谷由人官房長官 首相に聞いてほしい。現時点での菅直人首相の頭の中を推測で話すことはできない。(解散・総選挙をめぐる首相の認識について記者会見で)
☆操り糸が切れかかってて。

◆面目躍如
★福島瑞穂社民党党首 公共事業をチェックして「問題だ」と言うことに菅さんの人気も、いいところもあった。「ミスター諫早」の面目躍如。開門に踏み切ってもらいたい。(諫早開門問題での上告断念について記者会見で)
☆パフォーマンスで「問題だ」と言う事だけがパフォーマンスな物で。

◆雇用と成長
★菅直人首相 雇用と成長だ。いまつくっている予算の中で、きちっと財政健全化の観点も踏まえたい。(決定した平成23年度税制改正大綱について記者団に)
☆「一に雇用、二に雇用、三に雇用」のおまじないが有れば怖い物無し!

◆落ちるところまで
★新党改革の舛添要一代表 いまの政治システムでは、強力なリーダーシップを発揮できる人を育成できるシステムがない。もう少し落ちるところまで落ちないと、新しいリーダーシップは生まれないと思う。(都内で開かれた討論会で)
☆最初から堕ちっぱなしの貴方に言われても??


最後に。


▶それでも「私は現在、一兵卒の身」 小沢氏あいさつ要旨(産経見出し)

>「今、進んでいる(平成23年度)予算編成をみると、われわれが国民に約束してきた、唱えていた地域主権という言葉にふさわしい制度的改革、統治の機構までに踏み込んだ改革がなかなか見えてこない。最近、若い人が三々五々、私のところに来ては、『われわれの夢、理想、目標はどこにいったんだということを地方に帰るとみなさんからいわれる。どうしたらいいんでしょう』と(言う)。私は『それぞれみんな国会議員なんだから、自分自身で判断し、行動しなさい』と厳しく言っている。われわれが昨年訴えた理想を、目標を、その大義の旗をおろしてしまったんでは、なんのための政権交代だったのか。そう国民に批判されても仕方がない」


我々(=1年半前の民主党)が約束した。
一年後の民主党が、約束を反古にしたいのなら、解散して信を問え。

「何の為の政権交代だったのか」

仙谷由人に問う。
菅直人に問う。
前原誠司に問う。
岡田克也に問う。

そして、その他の203名に、強く問う。
「何の為の政権交代だったのか!」


>「私は現在、一兵卒の身なので、予算編成に関わる立場でも、行財政改革に携わる立場でもない。知事選挙そして統一地方選挙は、あと3カ月で始まる。このままで選挙戦を迎えるということになると、非常に全国的に厳しい戦いが予想される。菅内閣が成立して以来、選挙戦、すべて連戦連敗の形になっている。それはまさに国民が『民主党よ、われわれに訴えたことをしっかりやれ』という激励であり、叱咤(しった)であり、批判であるように思う。そのことを真摯(しんし)に受け止め、4月の統一選挙でそれぞれの候補者が国民に向かって、われわれがこうやって今、やっているんだといえるような体制をつくりあげなければならない」
【産經新聞/12月18日(土)20時46分配信】


『民主党よ、われわれに訴えた事を確りやれ』

叱咤である。
批判である。

しかし、『激励』では無い。



小沢一郎殿。

貴殿の<我々>の中から、仙谷菅岡田前原一味を、外して頂きたい。
<彼ら>は<我々>では有りません。

<彼等の我々>は、「内閣のため」に、貴殿を売ろうとしています。

そんな我々は、「国民の生活」など、これっぽちも考えていない事が、この半年でよお~っく解りました。

誰かから貰った「政権」を、ただ自分達だけで維持し、少なくとも任期満了まで、権力の座に居座る事だけが、目的です。

「あなたの問題が来年の通常国会や統一地方選への妨げになっています」
岡田克也のこのセリフを、「我々」民主党に政権後退を委ねた国民は、許しません。

>「4月の統一選挙でそれぞれの候補者が国民に向かって、われわれがこうやって今、やっているんだといえるような体制をつくりあげなければならない」


造り上げて下さい。

「われわれがこうやっているんだ」
と国民が納得していれば、松戸市議選や、茨城県議選の様な結果には、なりません。

選挙区で、各候補者がいくら「支持」を訴えても、その候補者だけの言葉に過ぎないのです。

民主党は、そんな事は考えていません。
少なくとも、「小沢抜き」の現在の民主党は、選挙で有権者に訴えられる様な物は、何にも有りません。

このままでは、述べて居られる通りの、いやそれ以上に酷い結果にしかならないでしょう。


一日も早く、民主党を「われわれ」で取り返して下さい。
一日も早く、民主党を<われわれ>国民に、返して下さい。

新党は年末までに決めなければならない。

その方法を取られないのであれば、一日でも早い『党内クーデター』を望みます。


待っています。

事ここに至っては、最早待っていられる限界は越えている。
しかし、待ちましょう。

山が動く事を。

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そこまでしたいのなら、いっその事「国会両院本会議」の場で、小沢強制裁判の「審理」をやれば良い。

2010-12-14 18:41:56 | 政治と社会
日本と言う国は、『裁判』より『国会』の方が<優位>に来るらしい。


民主党の207人。
自由民主党。
公明党。
みんなの党。
共産党。
社民党。
たちあがれ日本。
新党改革。

五大全国紙。
全国チェーンのテレビ局。

各地方紙。
各地方テレビ局。

78%の日本人。


以上の者共が、「裁判より国会の場」が優先する、と信じている。


「何が何でも、小沢を国会の場に引きずり出して、糾弾してやる!」

『政治とカネ』
『西松建設事件』

上記に掲げた各グループに属する日本人のうち、一体何人が「それらの何処が問題なのか」を、はっきりと説明出来るのだろうか。

『いわゆる<政治とカネ>の問題』

・・・いわゆる・・・
と言う事は、<「単なる風評」で、色眼鏡を通した無責任な「はやり言葉」に過ぎない事>を宣言している事である。

NHK を始め、どのアナウンサーも、どのコメンテーターも、どのキャスターも、「いわゆる政治とカネ」と言う言い方しかしない。

恥ずかしくも「報道」と名乗っておきながら、「無責任な風評の話をします」と、宣言している訳だ。

彼等は、少しも恥ずかしくないんだろうなあ、きっと。

『恥を知る』様な、やわな人間では、日本のマスコミ業界人にはなれないのだそうです。


「起訴されている者は、法廷での不利益を生じる恐れが有る<国会政治倫理審査会>に出席する義務はない」

と言う「大前提となる規定」も、事『小沢問題』に関しては、適用されないらしい。

「検察審査会」が、検察が不起訴にした嫌疑に対する異議申し立てでは無く、元々起訴項目になかった事を挙げて、『不起訴不当』としている事の<違憲性>も、小沢問題に関しては、不問に処されるらしい。

そして、強引に法廷にたたされる人物に対して、審理が始まる以前に「国会で全てを明らかにせよ」と迫る事の、司法制度に対する「国会の優位性の主張」という、法的根拠のない主張の不思議さも、小沢問題に関しては、取り上げられないらしい。

『検察審査会』なる組織の、非常に怪しげな構成ぶり、非常に怪しげな審理実態、の事も、小沢問題では「問題ない」らしい。


要するに、日本は『法治国家』ではない訳だ。

勿論、起訴された事例の99%に有罪判決が出る、という特異な裁判制度が、果たして「司法の独立」を実践しているか、という根本の問題点は、ここでは別にしてもである。

そして、最初に挙げた「小沢を国会の場に引きずり出したい」全員が、<小沢の有罪性>を前提においてしか、事を進めようとしていないのだ。

『東京地方検察局特別捜査部』という、日本最強の「独裁的最強捜査組織」が、その持てる全ての、人的、物的、可能性を傾けて、2年近く「結論有りき」に導く捜査を行った挙げ句に、なんら「不正」も「不審な点」も出てこなかった、という事実も、無視して「招致」を主張する。


つまり、国会は「特捜部」より厳正な捜査機関で、「裁判所」より公正な司法機関である、と主張していることになる。

しかも、完全に「小沢有罪」を前提において。


良いだろう。


それだったら、強制起訴に依る裁判の審理を、国会の場でやれば良い。
どうだ。

そうすれば、一切の疑問も、一点の曇りもなく、小沢の実像の全てが明るみに出せるであろう。

そして、皆の「期待に背いて」一切の不正が見つからなかったとしたら?


君たちどうするの?


「おめでとう御座います」
「小沢さん、貴方は無罪です」

と、ニコニコしながら挨拶しに来るのか!?

「今までの、ありとあらゆる<言いがかり><一方的糾弾><犯人扱い><人間性の否定><一方的有罪宣告>が、全て『誤りでありました』と、謝りにでも来ると言うのか!?


<五大紙とその社長、編集主幹、デスク、政治部記者>と、<全国キー局テレビの社長、報道局長、みのもんた以下全ての「キャスター」「コメンテーター」「ひな壇芸能人」と<全野党議員達>と、<『民主党』の207名>とが、小沢氏の前に進み出て、頭を下げるとでも言うのか。


彼等は、あらゆる事柄に於いて、自己反省や謝罪は、一切、金輪際、しない。

とにかく、「説明しろ」「説明しろ」と喚き立てるだけ。

『恐れ入りました。西松建設から4億円のワイロを受け取りました。見返りに公共事業に便せんを図りました。私財を溜め込みました。私が悪う御座いました。』

という「セリフ」を小沢が吐く事しか、求めていない。


要するに、「実際の背景」も、「真実」も、一切どうでも良いのだ。

早い話が、小沢を失脚させたいだけ。


そうならなかったら、一体どうする?
その後、一体どうしてくれる気だ?


▶<小沢元代表>招致めぐり駆け引き持久戦(毎日見出し)

>菅直人首相は14日、小沢一郎元代表の衆院政治倫理審査会(政倫審)への招致を巡り、岡田克也幹事長に対応を一任した党役員会決定について「党の意思として出席を要請することは大変大きな意味を持っている」と述べ、招致実現に強い意欲を表明した。

>首相や岡田氏は来年の通常国会で野党との協議を実現するにあたっての障害を取り除くため招致を急ぐ意向。一方、小沢氏は岡田氏の会談要請に無言を貫いており、党内の駆け引きは一段と激しくなりそうだ。

>首相は小沢氏について「代表選でも『国会が決めれば出て行って説明する』と国民との約束という形でおっしゃった。そうされることがご本人にも民主党にとっても良い」と説明責任を求める考えを強調した。



これは、『第五検察審査会』の詐欺的「答申」が出る前の発言である。

状況は変わった。

冤罪にしろ、法廷に出るからには「自己を防衛」しなければならない。

その為には、対検察の為の、各種戦術も有ろうと言う物だ。

切り札となるであろう「資料」等も有る筈だ。

法廷の流れを、こちらに有利に進める為の、あらゆる準備と戦術とが有る。

それらを、実際の法廷で「繰り出す」事に依って、効果を発揮するのだ。


そのようなあらゆる要素を、一切伏せたままで、「政倫審」に出た所で、魔女裁判の「異端審問官」になりたがっている、上記の議員達が、納得する筈はなかろう。

今までの、何度も行われた「記者会見」でも説明で、一切なっとくしない輩である。

「何も不正な事は致して居りません」
「取引銀行の出納明細書も全てお出し致して居ります」

資料は全部提出された。
しかし、納得しなかった。

「納得しよう」と言う姿勢はない。


かといって、「政倫審」の場で、切り札を曝して、法廷闘争の場に於ける「検察側」を有利にする様な行動がとれる筈がない。

『国会で決まった事には従う』
この発言をした時点と、その後とでは、状況が完全に変わってしまっているのだ。

その事を、誰も言い出さない。
民主党の「親小沢」派の議員達ですら。

「予算編成や、やる事が山積している時に、党内でもめていていいのか」
と言う様な反論しか、聞かない。

「親小沢」民主党議員達よ。
少しは考えろ。


>岡田氏も視察先の新潟県胎内市で「疑惑を持たれたら国会で説明する、基本はそういうことだ」と指摘した。「政治とカネ」への世論の批判に応えるため安易に引かない決意を強調し、小沢氏との会談を急ぐ考えを示した。帰京後、夕方には首相官邸を訪ね、菅首相と対応を協議した。


常に変わらず、言う事は同じ。
「政治とカネ」の批判に答えるべき。


だから、何が「政治とカネ」なのだ。
<いわゆる>何が問題なのだ。

何が、批判されなければならない如き、不法行為なのだ。


民主党が、<いわゆる「政治とカネ」の疑惑>による批判に応えるには、「国会の場で」説明する事、等では無い。

<民主党として、小沢氏に対する糾弾がいかに不当な物であるか、を具体的に国民に「説明する」事>だ。

他に何が有る。

それにしても。。。


>小沢氏は、都内の飲食店であった小沢氏支持の新人議員グループの秘書らの会合にも出席し「次の選挙で当選することが1回生議員の最大の使命だ」とあいさつした。
【毎日新聞/12月14日(火)22時6分配信】


全く、彼は正しい事しか言わない。
この期に及んでまでも。


悔しいだろうに。

腹の中は、いらだちと、戸惑いと、怒りとが煮えたぎっている筈なのに。

「党勢の維持」と「拡大」の事しか、考えていないかの如くに振る舞う。


この様な、小沢の持つ「太刀打ち出来ない」大きさが、仙谷菅岡田前原一派をして、恐れさせ、苛立たせるのだろうなあ~。。。


全員を納得させ、小沢を復権させるには、「国会内で裁判の審理」を行うしか、最早手は残されていないのではないのか。


そうでなければ。

「衆院政倫審」では満足せず。

次は「証人喚問」。

そして、実際に裁判が何時始まるのかもあやふやな状態で、引き延ばしに引き延ばし、その間たっぷりと「いわゆる政治とカネ」と言い続けるのだ。

そして、後は彼自身が病に倒れるのが先か、CIA の手先が暗殺するのが先か。


そのような解決法しか、あり得ない「出口無し」の堂々巡りに終始するのみ。


国会の場で、特別裁判をやろうぜ。

司法の場より、国会が優位にあると考える以上、それくらいの離れ業は、何でも有るまい。。。

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菅直人首相に敢えて言う。貴殿が沖縄県民に謝った所で、何の価値もない。そろそろ、いい加減にしないか。

2010-12-13 22:53:48 | 政治と社会
既定路線に乗っかっていれば、何事も楽チンである。。。


何も努力せず、困難に立ち向かう事もなく、自分で責任を取る事もない。

日本は、アメリカの言う通りにしてれば、問題ないのだ。
基地は、沖縄に有るのだから、それで良いのだ。
日本駐留の費用を負担しているのだから、日本には良くしてくれるのだ。
中国も、北朝鮮も、アメリカがにらみをきかせてくれているから、それで良いのだ。
政治は、官僚達が全て決めてくれる通りにしていれば、何も問題ないのだ。

後は、小沢の首を差し出せば、当分安泰なのだ。

それで良いのだ。


▶首相「沖縄県民に謝るべき所は謝る」(読売見出し)

>菅首相は13日、首相官邸で記者団に「県民に謝るべき所は謝る。同時に、普天間の危険除去という点では、辺野古への移転で少なくとも今より危険性が少なくなることを説明したい」と強調した。

>首相は13日、仲井真氏との会談で、米軍普天間飛行場を同県名護市辺野古に移設する日米合意に理解を求める考えを記者団に明らかにした。しかし、知事側に県外移設の要求を取り下げる兆候はなく、合意実現の道筋は不透明さを増している。
【読売新聞/12月13日(月)20時42分配信】


菅直人が「謝って」、何かの価値が有るのだろうか!?

何でもかんでも、思いつきで口にする。
そろそろ、良いい加減にした方が良くないか?

「今より危険は少ない」
って。


日本国の首相たる者は。
何事も「複雑を求めず」「変化を求めず」に徹する。

淡々としていれば宜しい。
基地は沖縄だろ。

何を改めて。
今更、変更を試みる程の問題か。

何も、わざわざ『火中の栗』を拾う事はないでは無いか。
『辺野古』移設は、自分が決めた訳じゃ無し。

元々「自民党」の政策だったんだよ。
『辺野古移設』をしたからと言って、自分が責められるいわれ等、毛頭ない。


▶普天間、県外断念を謝罪へ=17日に沖縄訪問―菅首相(時事見出し)

>普天間移設をめぐっては、首相は11月のオバマ米大統領との首脳会談で、日米合意の着実な履行を確認。その後の記者会見で、県知事選後の現地入りに意欲を示していた。
【時事通信/12月13日(月)21時32分配信】


だって、オバマに約束したんだもん。

国民との約束なんか、口から出任せ。
でも、「アメリカとの約束」は、死んでも守らなくっちゃ。

官邸付きの官僚諸君が、そう言ってるんだ。


▶首相の沖縄訪問を発表 仙谷官房長官(産経見出し)

>仙谷由人官房長官は13日の記者会見で、菅直人首相が17、18両日に沖縄県を訪問すると発表した。首相は同県の仲井真弘多(ひろかず)知事と会談し、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾(ぎのわん)市)を名護市辺野古崎地区に移設するとした5月の日米合意に理解を求める。

>仙谷氏は「沖縄には長年、ヤマトンチュー(本土の人)としてしわ寄せを押しつけてきた。沖縄の皆さんには申し訳ないが、日米合意(受け入れ)は七重の膝(ひざ)を八重に折ってでもお願いしたい」と述べた。
【産經新聞/12月13日(月)18時17分配信】


悪徳弁護士がこういうセリフを吐くと、凄いねえ。

理論の飛躍が、実に素晴らしい。

一つ。本土は沖縄にしわ寄せを押し付けて来た。
従って。
二つ。そろそろおかけして来たしわ寄せを取り去りたい。

と言うのが、論理の流れでだと思ったら、何とそうでは無くて。

だから。
二つ。ついでにそのまま我慢していろ。


と来たか。
さすがは、悪徳弁護士。

論点の組立てが、実に強引なまでに都合がいい。
さすがは、小沢氏が合格しなかった「司法試験」の合格者。

お見事、の一言に尽きる。


▶沖縄の米軍基地負担、仙谷長官「甘受して」(読売見出し)

>仙谷官房長官は13日の記者会見で、沖縄県の米軍基地負担について「国民に安心を与える安全保障政策を実施しなければいけない。誠に申し訳ないが、(負担を)甘受していただくというか、お願いをしたい」と述べ、沖縄側に理解を求める考えを示した。

>仙谷長官が「甘受」との言葉を使ったことについて、基地負担軽減を求め続けてきた沖縄県民からすでに反発が出ており、17、18日の菅首相の沖縄訪問に影響が出る可能性もある。
【読売新聞/12月13日(月)23時0分配信】


「お上が決めた事」
「逆らう事等まかりならん」
「甘受せよ」


▶<仙谷官房長官>沖縄の基地負担「甘受」を(毎日見出し)

>仙谷由人官房長官は13日の記者会見で、沖縄県の米軍基地負担について「安全保障政策は中期的に見れば日米同盟深化と日韓連携の強化。沖縄の方々もそういう観点から、誠に申し訳ないが、こういうこと(基地負担)について甘受していただくというか、お願いしたい」と述べ、多くの米軍基地が沖縄に存在することに理解を求めた。

>「甘受」発言に対して、沖縄からは「民意は知事選でも明らか。非常に失礼な話だ」(沖縄県宜野湾市の山内繁雄基地政策部長)などの反発が出ており、菅直人首相の17、18日の沖縄訪問に影響が出そうだ。
【毎日新聞/12月13日(月)21時3分配信】


仙谷菅政権の抱負。
困難は、決して求めない。

従って、<基地>は、いじらない。

敢えて困難な道を求めたりすれば、百害有って一理無し。

何てったって。
「安全保障政策は日米同盟の深化」
『逆らえば、小沢の二の舞』

<アメリカ命>

何処までも、くっついて行く。
どうか、捨てないで。

お金なら、幾らでもお出ししますから。
国民の不平不満など、無視して結構ですから。
中国との駆け引きの材料にされても、構いませんから。

これからは、アフガンだろうが、中東だろうが、自衛隊を派遣しますから。
望まれるだけ、国債もお引き受けしますから。

円を何処まで高くされても、我慢しますから。

何でも、言う通りにしますから。
どうか、見捨てないで!


あの『仙菅』があの顔でこのセリフを言ってたら、壮絶だねえ。
いやはや。


いい加減にしたまえ。

菅直人君。
仙谷由人君。

「誠に申し訳ないが、こういうこと(基地負担)について甘受していただくというか、お願いしたい」
そこまで言うのなら、覚悟したまえ。

本当に、真摯に、沖縄に対して「これ以上の犠牲」を押し付けるのなら。
それ相応の<覚悟>と言う物が要るのだ。


何が何でもアメリカの言う通りにしかしないつもりなら。
基地は絶対に沖縄に押し付ける気なら。

アメリカを取って、沖縄と言う「日本国民」を捨てたいのなら。

沖縄全県に対して、以下の政策を採れ!

1)沖縄県民は「所得税」免除。
2)沖縄全県に「消費税」廃止。
3)沖縄県民に「相続税」免除。
4)沖縄県民は、全ての「医療費」の無料化。
5)沖縄県民は、全ての「教育費」の無料化。
6)沖縄県民は、全ての「老人介護費」の無償化。
6)沖縄全県に「生涯年金」の供与。
7)沖縄全県で「法人税半額」実施。
8)沖縄県民に対しては、米兵に依るあらゆる被害に対する「補償」を完全実施。


これ位の事やってから頼んでみろ!

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『茨城県議選に民主党は6人も当選した!』 茨城県民は何と懐が深い事か。

2010-12-12 21:36:59 | 政治と社会
注目の「茨城県議選」で、民主党候補が6人も(!)当選した。


茨城の選挙民の「心の広さ」に、敬服する。

私自身は、(何の根拠も無いが)2人くらいが関の山か、と半ば期待していたのに。
それが6人とは。

正直驚きました。


▶民主、現有6議席と振るわず…茨城県議選(読売見出し)

>政権交代後、初の都道府県議選として注目を集めた民主党は改選前と同じ6議席にとどまった。

>民主は、19選挙区で公認23人(現職5、新人18)、1選挙区で無所属新人1人を推薦し、過去最多の候補者を擁立したが、当選者は5選挙区の公認6人と低迷。ひたちなか市区と那珂市区で現職が落選し、新人の当選はわずか3人だった。菅内閣の支持率が急落する中、国政選並みに閣僚級の大物議員を続々と投入したが、テコ入れは実らず、地方選でも厳しい結果となった。


そもそも、65議席中「政権与党が」24人の候補者しか立てられなかった時点で、この選挙は『敗北』であった。

それなのに。


>党県連の郡司彰会長は記者会見し、「国政の逆風の中で厳しい結果となり、しっかり受け止めないといけない。現有6議席は良かったという受け止め方ではない」と述べた。
【読売新聞/12月12日(日)23時33分配信】


何を言ってるんだか、「おバカさん」。
当たり前の事を、記者会見なんぞでエラソーに言うでない。


▶<茨城県議選>民主惨敗、現有6議席どまり 菅政権に打撃(毎日見出し)

>民主と自民による一騎打ちとなり、政権交代の評価が争点となった4選挙区では、民主はすべてで自民に大差で惨敗。県議選を政権与党として地域基盤を強める好機ととらえ、岡田克也幹事長ら党幹部を弁士で招き街頭応援に投入したが、党の支持離れは歯止めがかからなかった。
【毎日新聞/12月13日(月)1時0分配信】


いつまでたっても、お分かりになっていらっしゃらない様子。

「党幹部」を応援に投入したりするからこそ、有権者は「離れて行った」のですよ。

何が、行けないのか、が最後まで解らない「民主党執行部」には、言葉もない。

彼等の、「党幹部」の、政治姿勢の全てが、県民の、国民の、意識とかけ離れているのです。

それが解らない以上、小沢氏を参考人招致しようが、証人喚問しようが、国民の支持は、決して得られない。


何故なら、現執行部は「国民の生活が最後」の感覚しかないから。

「国民の生活が、第一」に投票した「有権者」は、『政権後退』してしまった「現民主党政府」を支持する訳がない。

そこの所が、仙谷菅岡田前原枝野玄蕃一味には、如何しても永久に「理解出来ない」。
国政を預かる政治家として、国民の願いを汲み取れない事は、致命的欠陥である。

出来うる事なら、即刻議員辞職して頂きたい位なものである。


そんな「失格者」の彼等が、「国民の生活が第一」を掲げて『政権交代』させたリーダーを、司法的に陥れようとしているのだから、国民の支持など、決して得らる訳がない。


今回の「茨城県議選」の結果は、選挙前から「解りきっていた」のです。


それにも関わらず、「現執行部」は、未だに『正義への逆行』を押し進めようとしている。

その神経が理解出来ない。
その「無神経」が、理解出来ない。


▶岡田氏、政倫審議決へ集約目指す=民主、小沢氏招致で対立(時事見出し)

>民主党は13日午後、党本部で役員会を開き、小沢一郎元代表の国会招致問題について協議する。岡田克也幹事長は衆院政治倫理審査会で議決して招致を実現させる意向で、党の方針として意見集約を目指す。

>小沢氏招致について岡田氏は、放置すれば来年1月召集の通常国会の運営や、来春の統一地方選に悪影響を与えるとして、早期決着を図る方針。首相も岡田氏の考えを了承している。岡田氏は役員会で少なくとも一任を取り付けたい意向で、多数決による決定も視野にあるとみられる。
【時事通信/12月13日(月)4時11分配信】


彼等は、最後まで理解出来ぬまま、破滅への道を転げ落ちて行くのだろうか。

それなりの知能は備えている筈の人達なのであろうに。

哀れな物だ。


▶茨城県議選で惨敗 民主役員会は嵐の予感(産経見出し)

>民主党への逆風が顕著にあらわれた茨城県議選の結果を受け、小沢一郎元代表の国会招致問題が議論となる13日の党役員会は大荒れとなる可能性が強まった。

>与野党は同県議選を来春の統一地方選の前哨戦と位置づけ、幹事長ら党幹部クラスを現地に投入し、国政選挙並みの態勢で臨んだ。民主党も岡田克也幹事長が2度、応援に入った。

>ただ、民主党執行部は選挙戦中から苦戦を見越して「勝敗ラインという考え方は持っていない」(岡田氏)と予防線を張っていた。背景には、小沢氏の国会招致問題を引き金とした党内抗争が激化する中、県議選の結果を「執行部の責任問題につなげさせたくない」(岡田氏周辺)という思惑があった。

>これに対し、小沢氏は7日、「茨城県議選で惨敗したら地方が火を噴く。党内的にも持たない」と言及。10日にも「(県議選の)結果が最大の関心事だ」と強調するなど、県議選の結果を執行部批判にリンクさせる考えを示していた。

>それだけに今回の結果を受け、小沢氏に近い議員が執行部への圧力を強めるのは必至だ。
【産經新聞/12月13日(月)0時19分配信】


哀れな物だ。

政権を取ってわずか1年と4ヶ月にして、既に始まった党勢の衰退。

それを食い止め、党勢の再上昇へ「打って一丸となって」党内を結束するに有らず。

あくまで「自分達の及ばない」大きな存在を、皆で足を引っ張って引きずり下ろす事に、精を出すのみ。
劣等感に突き動かされる、愚かもの集団。

哀れな事だ。


常々言って来た事であるが。

「政治とカネ」という幽霊の如き「お題目」を唱え続ける輩が、小沢氏を「政治倫理審査会」招致やら、「国会証人喚問」やらを唱え続ける事で、一体何を求めているのか。

解りきった事であるが、「何もやっていない事」を「やっていない」と説明する事程、バカバカしい事はない。

「やっていない」事を認めたくない連中は、「やっていません」と言う説明以外に説明出来ない事の説明を、求め続ける。

彼等が求める『説明』とは、ただ一つだけ。

<悪う御座いました。確かにやりました。>

と言う説明のみである。


聞く耳持たぬ。
そのような姿勢しか持たぬ輩達の求めに応じて「招致」に応じても、彼等は決して「満足しない」のは、解りきっている。

だって、彼等の望む説明など、出来よう筈がないのだから。

そうすると、次は「証人喚問」を求めて来る。

かれらは、「裁判所」以上に危険な存在である。

あれこれの証拠を吟味して、善悪を判断するのでは無く、「悪で有る(筈である)」と言う結論が有って、それに沿った展開しか認められないからだ。
(最も、日本の裁判がいかに公正を欠いた物であったか、と言う事はこの際置いておく)


「<裁判の場での事>とは別に、国民にちゃんと説明する義務が有る」

と言う<岡田仙谷菅直人谷垣など>言い草。

その言い草を、広く国民の心理に叩き込む、ゴミマス。


これは、国民への説明の方が、『裁判での決着』に優先する、という発想でしかない訳だ。

何と言う思い上がり。
何と言う勘違い。

それなら、別に裁判をする必要など無くなってしまう事に、気がついていない。

しかも、これまでに何度も記者会見等で詳しく「経過説明」はなされている事実に対して、その事には触れず、ただただ「もっと説明しろ、そうでないと納得出来ない」という理論的破綻。


「犯した事実」を説明する事は、説明する方も、説明を受ける方も、簡単な事だ。

しかし「犯していない事」を、していないと説明しても、説明を求める方は納得しない。

バカバカしい話だ。

そんな事にうつつを抜かしている暇があったら、緊急にやるべき事は山ほどある。

沈みかかっている日本経済を、如何に立て直すか。
沈みかかっている国際関係を、いかに立て直すか。

日本を沈没させかかっている「原因」を、如何に摘出するべきか。

「摘出されそうになった」からこそ、原因を摘出しようとした政治家を葬り去ろうとしている、原因の側の死に物狂いの抵抗。

それに対抗措置を取る事もせず、逆に原因の側に「同調しようとする」民主党執行部。


まあ、精々もめて居なさい。
そうしている間にも、民主党の明日は無くなって行きつつ有るのだ。

古代ローマ帝国の衰亡と滅亡。
中国清朝末期の衰退と滅亡。

フランス革命前夜の、ブルボン王室の無策と革命勃発に依る王制の廃止。

それらの経過と、非常に似ている。

当事者たちは、事態の深刻な様相に全く気がつく事はなかった

有ったのは。

自惚れ。
すべて「他人事」としか受け止められない無責任。
積極的に事態の改善に立ち向かう気のない無気力
恐怖を免れようとするが如き享楽の日々。
それらの経過と、実に良く似ている。

最も、戦後の日本の、一瞬の「線香花火」的繁栄と、その直後に始まった没落ぶりを、「ローマ帝国」やら「清朝帝国」やら、「18世紀フランス王家」と比べる等、おこがましいにも程が有る事は、承知の上。

とにかく、為政者の無用のプライドのみに支えられた、驕り高ぶり、自分勝手な政治と権力行使、無能無策、無気力、責任転嫁、の全てが、上記の場合に酷似している。


これは、もはや滅亡するしか無いのかもしれないな。


民主党がつぶれ去り、自民党の復権も為されず、無責任小政党の飛躍的増大と、それに伴うであろう、新たな「更なる混乱」が、今から見えている。

このまま目を覚まさなければ、日本は「本当に亡びる」ぞ。

アメリカの「カネ蔵」と成り果て、「兵器厰」と成り果て、「軍事前線基地」と成り果てる。
(既になっているが)

もしくは、中国の一地方になってしまわないとも限らない。

何しろ「日本の頭越し」に米中は話し合いを持っているのだ。
双方の政治的、経済的、軍事的都合で、どんな取引の材料にされてしまうか、解った物では無い。

「日本はアメリカが守ってくれる」
「その為には<受益者負担>は相応の物をする必要が有る」
「中国やロシアと対抗出来る為にも、アメリカとの同盟関係をより深化させなければならない」

なんて事しか考えられない様なオツムであれば、本当にそのような事になりかねないのだ。

日本が、独立をまもり、世界の中でソコソコの存在感を保ち、経済や文化等を発展させて行きたいのであれば、目を開かなければならない。

物事の真相を見極め、愚かで自己的な為政者の悪政に異議を唱え、それらに抵抗し、正しい道筋へと向かわせて行かねばならない。

その為には、日本人の一人一人が、覚醒し、考え、判断しなければならない。


取り敢えずは、正しい道へと国民を導いて行ける技量のあるリーダーを、選ばなければならない。

その点において、206名の民主党議員達には、しっかりと責任を取って頂く必要が有る。

そして、彼等に「責任を取らせる」のは、我々国民の一人一人である。
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口から出まかせ菅直人「自衛隊の半島派遣」を言い出した!

2010-12-10 23:59:51 | 政治と社会
『消費税』然り。
『TPP』然り。


この「自称政治家」は、一体何を言い出すのやら。

とうとう、『自衛隊半島派遣』まで、言い出した。


いくら「口から出まかせ」の男だとは言っても、物事には<限度>と言う者が有る。

言って良い事と、悪い事が有る。
いくら何でも、「自衛隊半島派遣」とは。。。

半島有事に、北拉致被害者救出の為に、だそうな。
「<あの>韓国を通過して、北へ進軍するルールは、まだ決まっていないが」
などと言って。

さぞかし「東亜日報」等が大騒ぎする事だろう。



▶半島有事、自衛隊派遣も検討=周辺は否定―拉致被害者救出―菅首相(時事見出し)

「北」の国へ進攻して、彼の地の人々の中から、一体どうやって「拉致被害者」を
見分けると言うのでしょうか?

ましてや、自衛隊が進攻する局面など、戦時で有る筈だろうに。
それとも、密かに「潜入」でもさせるおつもりか。


直人君、一度「精神科」の受診をお勧めする。

貴殿は、後先の考えも無く、いきなり「荒唐無稽」な事を口走る。
ぜひ、診断を受ける事が必要であろう。


先の参院選の最中の「消費税見直し」論。
尖閣問題と千島列島へのロシア大統領の訪問問題で大騒ぎの最中の「PTT参加推進」論。

そして、挙げ句の果てに「自衛隊の半島派遣」とくれば、誰の目にも、正常な神経を持っているとは考えられない。


この発言の持つ深刻さには、3つの局面が有る。

先ず、「自衛隊海外派遣」という、憲法の規定に反する大問題。

続いて、韓国の国民の「対日本観」と言う問題。
そこからもたらされる、「日本の軍隊」への、他に類をみない嫌悪感という大問題。

そして尚かつ、一国の首相が、「何の下準備」も「党内論議」も無いままに、つまり「党内コンセンサス」を形成する事無く、国家の重要な姿勢に関する発言を、軽々しく言い放つ、政治家としての資格と資質とに関わる、大問題。


この拙文をお読み下さっている、全ての方々は、上記3点の問題が「いかに大変な」問題点で有るか、は当然お解り頂ける事と思う。

日本国総理大臣菅直人氏には、解らないらしい。


>菅直人首相は10日夜、朝鮮半島有事の際に北朝鮮による拉致被害者を救出するため、自衛隊派遣の可否を含めて政府内で議論していると説明した。

>北朝鮮による韓国砲撃事件に触れて「一触即発の状況も生まれてきた」と指摘。「(拉致被害者の)救出に直接自衛隊が出て行って、向こうの国(韓国)の中を通って行動できるルールはきちんとは決まっていない。きちっと救出活動にも携われるような、日韓の間における決め事などもしっかりしていきたいと考えながら、今いくつかの議論を進めている」と述べた。

>ただ、自衛隊活用の議論が政府内のどのレベルで行われているかは不明。首相周辺は「検討していない」とし、防衛省幹部も「防衛省内で検討している事実はない」と語った。


ハレホレはれほれ。

我が国の政権、特に首相と官房長官の姿勢は、これまでの数々の「馬○の勇み足」を見せられて来た国民としては、最早「ああ又か」で済ませられない所まで来てしまっている。


▶半島有事に自衛隊派遣も検討…首相、拉致救出で(読売見出し)

>菅首相は10日夜、朝鮮半島有事が起きた場合、北朝鮮による拉致被害者の救出のため、自衛隊派遣の可能性を政府内で検討していることを明らかにした。


だから「誰と誰が」。


>首相は北朝鮮による韓国砲撃に触れ、「南北朝鮮、場合によっては米軍を含め、即発の状況も生まれて今日に至っている」と説明。

>その上で、「韓国との間で、(拉致被害者らの)救出に自衛隊が出ていって、向こうの国を通って行動できるかどうかまでルールは決まっていない。これからあらゆることを想定し、いざという時に救出活動にも携われるよう、日韓の間の決めごともしっかりしていきたいと考え、今いくつかの議論を進めている」と述べた。


「南北朝鮮」と「米軍」とを含めての「一触即発」、という状況分析。

これは、「軍人」の分析姿勢である。

軍隊は、戦う事を前提として構成され、待機している組織である。
彼等は、戦争が起きる事を前提に、状況を分析する。
それが、プロの軍人としての習性である。

その軍部を管理統制するのは、我が国に於いては「文民」である。

文民は「政治家」に代表されて、任務を遂行する。

その、軍隊を管理する「文民を代表する政治家」は、同時に「国民」からの委託を受けて、管理に当たる義務を有している筈である。


その「政治家」のトップで有る総理大臣が、自分の立場をわきまえていない。

その上で、今回の「北に依る砲撃」を、一触即発に近い受け止め方をしている事が、危険なのだ。

このような状況を把握する為には、「地政学的」「外交的」「経済学的」見地など、多くの視点を絡めて判断し、理解しなければならない。


「朝鮮民主主義人民共和国」の現状をみてみよう。

権力の個人的継承とそれがもたらす矛盾。

すなわち、権力者の「神格化」、その一族に依る継承の「普遍化」がもたらす、国民の不満。
半ば恒久的とすら言える程の「農業状況」から来る国民の「飢餓状態」と経済の破綻。


このような状況を抱える、「北」のリーダーは、ほぼ定期的に(国民の不満の目を外に無狩る為に)近隣諸国に、極端に「破滅的」な行動をとる事は、既に既定の事実となっている。

そして、キム・ジョンイルの三男への「権力委譲」が決められ、この権力の継承にとって、何か「打ち上げ花火」的な事実が必要である。

加えて、「北」が認めていない南北海上国境線上の、彼等に取っては庭先である「南」の島々で「韓国軍」の砲撃演習が予定されていた。

その演習は、同盟軍たる「米軍」も、オブザーバーで参加する。

「玄関先」での「敵軍に依る演習」にたいして、「北」は中止を再三申し入れていた。


以上の如き状況とは、北の国内政治問題、経済問題に絡んでの「国内的」そして「対国際社会」へのプロパガンダを引き起こす時に来ていた事は、少し考えれば理解出来る。

そして、実際の国家の土台の力の無い「北」は、数少ない「軍事的可能性」を駆使して、ぎりぎりの駆け引きを「アメリカに向けて」行っているのだ。

「北」に取って、韓国や、ましては日本の存在などは、この時点ではどうでも良いのだ。
中国の支持を背景に、国際的に「北」の孤立化を先導するアメリカに対し、譲歩を迫りたいのだ。

ガキ大将が、気になる女の子に意地悪するのと、大差ない幼き行為ではある。

しかし、同じガキ大将でも、ミサイルを持って、核開発までやっている「追いつめられた」独裁者であるからには、引き起こされる事の重要性は、比較にならない。

しかし、あくまで「局地的」かつ「限定的」な挑発行為に過ぎない。

日本に向かって「人工衛星」を発射して来た時と、同じで事。

それが証拠に、その後「北」からの攻撃は途絶えている。
例のテレビのアナウンサーは、相変わらず勇ましいが。


そのような国際関係の、政治的、経済的、軍事的パワーゲームの最中に、一国の宰相としては「冷静沈着」に、事を把握しなければならない。

「有事」を語る事は、あくまで一方の担当者たる「軍部」のみの発想である。

もちろん、国家のリーダーとして『有事』を想定しておかなければならない事は、言をまたない。

当然の事である。
残念では有るが、それが「人間社会」の実態なのだから。


しかしながら、その事を軽々しく、口にすべきでは無い。
むしろ「秘す」べき事なのだ。

韓国、中国と言う、極めて「微妙な関係」の国々を隣人に持ち、アメリカの世界侵略路線との兼ね合いの中で、軍事バランスの狭間に埋没してしまわない為にも、そして、80年前の道を、再び歩まなくても済む様に、口にしていい事と、いけない事とが有る事を、権力の側に居る者としては、自覚している必要が有るのだ。


国際感覚のなさ。
外交センスのなさ。
政治家としての一本筋の通った姿勢の無さ。

上に立つ者の心構えの無さ。

それらを制御するべき「思考力」の無さ。


そのように考えるとき、菅直人は、ほぼ「白痴」に等しい。


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