四面楚歌の仙谷さん。
驕れる平氏の没落は、意外に早いらしい。
晩秋の落日は、つるべ落とし。
▶首相支持グループで内閣改造論相次ぐ(読売見出し)
>民主党で菅首相を支持する議員グループの30日の会合で、菅政権の政権運営を不安視する声や、「人心一新すべきだ」と内閣改造を求める声が相次いだ。
>首相は30日夜、首相官邸で記者団に「(グループの会合で)そういう話があったとは承知していない」と述べた。
【読売新聞/11月30日(火)21時19分配信】
菅直人自身は、「承知していない」らしい。
配下のグループの動向すら見えないの?
それとも、強がり?
そもそも『菅首相を支持する議員グループ』なる物が、自らまいた種を刈り取っているだけの事。
9月14日の時点で、206名の国会議員と、数多くの地方議員達は、自ら自分達の将来の扉を閉ざしたのだ。
一体何を「不安視」する事が有る?
▶仙谷氏の反省「聞いてない」=参院議長(時事見出し)
>西岡武夫参院議長は30日の記者会見で、参院で問責決議が可決された仙谷由人官房長官について、「記者会見で反省されたか。私は(反省の弁を)聞いてないような気がする」と述べ、仙谷氏の姿勢に不満を示した。
>仙谷氏は、衆院で法的拘束力のある自身への不信任決議案が否決されたことを問責決議よりも尊重すべきだとの考えを示唆している。これについても、西岡氏は「参院は別だ。院として決めたわけだから」と、参院の判断を軽視すべきではないと指摘した。
【時事通信/11月30日(火)18時37分配信】
何をか言わんや。
「余の辞書に<反省>などの文字は無い」
閣僚達の愚かさが、その凋落ぶりに輪をかける。
▶<北沢防衛相>武器輸出三原則見直し 「政治が風穴を」(毎日見出し)
>北沢俊美防衛相は30日、防衛省での防衛関連企業との会合で、原則すべての武器輸出を禁じる武器輸出三原則について「米国一国が生産を担う時代でなくなり、今は各国で共同生産している。平和国家の基本理念は大事にしつつも、政治が風穴を開けないといけない」と述べ、要件を緩和し、他国との国際共同開発を容認すべきだとの考えを強調した。
>日本だけの開発・生産では高コスト体質になり、生産・技術基盤も他国に遅れかねないとの危機感がある。会合では企業側からも前向きな意見が多かったという。ただし、政府・民主党内には「平和外交」の観点から見直しに慎重論も残る。
【毎日新聞/11月30日(火)19時37分配信】
この北澤と言う大臣は、鳩山元首相が「普天間の国外移転。最低でも県外。」と模索していた当時から、「辺野古以外にありえない」と言い続けていた。
所詮は戦争屋。
アメリカの旗の元に、日本人の兵士を戦地に送りたくてたまらないのだろう。
アメリカの旗の元に、世界中を侵略する軍事行動に、日本人の血税を注ぎ込みたくて堪らないのだ。
その陰で、日本版「死の商人」を肥え太らせ、アメリカの「死の商人」に土下座したくてたまらなくて、その為に奔走する。
武器輸出を語るという発想は、国家経済と産業システムが、「戦争を前提とする」国体を目指す、と言う事である。
戦争を悪と捉え、戦争の無い世界を構築したい、という哲学と「真っ向から」対立する国家観である。
自民党政権の頃ならいざしらず。
自民党政権を倒して「政権交代を望んだ『国民』」は、このような「自民党すら控えていた」武器輸出に走るような事を目指して、敢えて「戦争肯定」へと舵を切る勇気が、一体何処から出て来るのだろうか。
時局も、国民の願いも、何も見えない。
何ら聞き届ける能力がない。
国民の支持を、完全に無くしている政権だと言うのに。
単純に、『北朝鮮』と『中国』との脅威を言い募って、軍事<同盟>と詭弁を弄する「対米隷属」関係を、堂々と推進したいが為の、小手先の策を講じているのか。
それとも、更に単純に「経団連」の圧力に屈し、「経団連傘下の大企業を優遇する」事によって、日本経済の衰退を救えると勘違いしている「情けない無知の為せる技」なのか。
根本的に「国家を正しく導こう」という哲学が欠如しているが故に、この政権は「断末魔のあがき」を繰り替えしながら、落ちる所まで堕ちて行く。
真紀子議員曰く。
「内閣改造しか無いでしょう」
「改造ないとき?」
「その時は総辞職ですよ」
「それが『民主党の終わりの始まり』です」
真紀子議員でなくとも、そんな事はいわれなくとも解っている。
終わりの始まりでは無く。終わりが迫っている、のだ。
政権自体は、劣化の度合いを増々深めて行く。
▶喉元過ぎれば…政府・与党は責任転嫁体質に逆戻り(産経見出し)
>今国会最大の課題だった平成22年度補正予算が成立して気が大きくなったのか。菅直人首相をはじめ政府・民主党幹部は30日、野党やマスコミに対する挑発的な発言を連発した。仙谷由人官房長官と馬淵澄夫国土交通相が参院で問責決議を可決されたこともどこ吹く風。すっかり責任転嫁体質に逆戻りした。「喉元過ぎれば熱さを忘れ」を繰り返して来年の通常国会を乗り越えられるのだろうか。
>菅「野党は与党の邪魔をするのが国会の常なので少し足踏みを続けている」
>鉢呂「最近は野党の質問があまりにも低俗だ。答弁者は質疑者の低劣さに合わせなければ答えようがない」
>岡田「今の参院の状況はすべて野党に責任がある」
>仙谷「野党は審議しない理由をあまり探さないほうがいいのではないか」
「朝7時から夜11時まで一生懸命やり、政策的にいろんな改革を実行してもマスメディアがプラス評価でお書きいただいていない。ジャーナリズムは野党精神が旺盛なほうが正しいのかもしれないが…」
>前原「どこかの党は審議拒否だと言っているが、審議に出てこなかったらあの人たちは税金泥棒だ」
いやはや。
今週の「ヒット・パレード」と言った所か。
暴言の百花繚乱である。
そりゃ、間抜○な野党も、怒りますよ。
>小池百合子総務会長「国家や国益を考えないで足を引っ張ってきた野党時代の民主党と一緒にしてほしくない」
>逢沢一郎国対委員長「国会の現実を全く知らない言語道断の発言だ」
>みんなの党の渡辺喜美代表は「何でもかんでも野党のせいにして国会を切り抜けようとしている。政権延命のための屁理屈(へりくつ)にすぎない」
>公明党国対幹部「民主党は自分たちの要求ばかりで野党の言い分を聞かない。もう与野党党首会談も幹事長会談も当分開かない方がよいのではないか」
【産經新聞/11月30日(火)21時49分配信】
と、おっしゃいますが。。
何処がどう違うのかねえ。
2009年8月以前の、与野党が逆であった当時の、お互いの発言と同じだと思います。
最終的には、どっちもどっち。
目○そ鼻く○。
これを、「断末魔」と言わずして、一体何と言おうぞ。
更に加えて、気が狂ったかの如きア○さ加減の政権の姿勢を示す動きが、また出て来た。
▶<民主調査会>消費増税を提起 社会保障の財源に(毎日見出し)
>民主党の「税と社会保障の抜本改革調査会」(会長・藤井裕久元財務相)の中間とりまとめ案が30日、明らかになった。年金や医療など高齢者向けの社会保障充実に加え、子育て支援など現役世代への支援拡充のため、財源として消費税を「非常に重要」と強調。政府に対し、消費税を含む税制の抜本改革に一刻も早く着手するよう求めている。参院選後、いったん封印されていた消費税増税論議が再燃しそうだ。
【毎日新聞/12月1日(水)2時35分配信】
消費税を言い出す輩は、必ず「福祉目的」と言う。
「福祉」と言えば、受け入れられる、とでも信じているかの如くに。
そもそも、年金や医療等の『福祉』は、特別目的税を導入しなければ成り立たない、と言う事事態が「国政の失敗」であり、政治の失敗を国民に押し付ける事は、言語道断である筈だ。
「欧州は20%前後である」
と言う事を、よく比較に使っている。
とんでもない。
先ず、企業への「消費税」課税のシステムが、日本の様に曖昧では無いのだ。
輸出還付のシステムも、一切の不公平は存在しない。
輸出の際の消費税還付は、本来払う必要の無い「国内消費ではない輸出」に対する、先払いに対する払い戻しに過ぎず、輸出企業が潤う制度では無い。
しかも、ヨーロッパ各国には、財務省周辺に「ありとあらゆる」特殊法人やらなんやら、三重四重の中抜きがなされる構造など存在せず、挙げ句にそれらの特法に天下る役人が「甘い汁」をすい尽くす様な、無駄は一切無い。
これらの、予算運営上の様々な「無駄」と「盗み取り」等がそのまま存在して、「消費税だけ引き上げる発想」しか出来ない所に、亜流自民たる民主党政権の存在価値の無さを、露呈しているだけなのだ。
事ここに至っては、もはや黙っては居られない。
▶小沢氏、首相交代の可能性に言及(読売見出し)
>「国民は民主党政権に愛想を尽かし始めている。首相を代えるなら、代わった人が党を再建し、勝てる状態で衆院を解散すべきだ。そうしないと民主党政権は1年半で終わる」
>「来年1月の党大会で『菅首相の下では統一地方選を戦えない』との声が起きるのではないか」
【読売新聞/11月30日(火)21時35分配信】
この人が、いよいよ動き出した。
『一兵卒』で引っ込んでいて、民主党の瓦解を座して見ている辛さが、伝わってくる。
挙げ句に果てには、うがった見方もちらほら。
▶民主ベテラン「首相の最後のカードは仙谷追放、小沢副総理」(ポストセブン見出し)
>民主党の代表戦後に挙党態勢を主張した菅グループのベテラン議員は、最近、支持率低下と反比例して菅首相に覇気が戻ってきたと見ている。
およよ。
あの「死んだイワシの目」の何処に覇気なんぞが??
>「総理はひそかに野党が仙谷氏の問責決議案を可決した後に官房長官を交代させるチャンスをうかがっている。政権は大黒柱を失うが、前原誠司・外相は仙谷氏とはっきり距離を置いているし、岡田幹事長はもともと仙谷氏とソリが合わない。2人の副長官も権力を失った仙谷氏にはついていかない。仙谷氏を交代させれば官邸は総理主導で回り始めるだろう」
>その“政権奪回”の成否を握るのが、動き始めた小沢氏だというのだ。代表選では菅首相と小沢氏の議員票は「206対200」で互角だった。小沢支持派が政権批判を強める中、菅首相が党内基盤としてきた反小沢勢力の中心である仙谷氏を切り捨てることは、党内の勢力バランスが一気に逆転することを意味する。
菅グループのベテラン議員って?
まあ、すこぶる当たり前の見方では有る。
このような分析を語る「菅派のベテラン」が居る事が、すこぶる疑わしいものの、本音を言えるのなら、「こう言いたい」のだろう。
「仙谷を切ってでも<菅政権>を長らえたい」
>「現実問題として、ここまで支持率が下がっているのに自民党との大連立や公明党との部分連合がうまくいくとは思えない。政権を保つには小沢排除路線を撤回して、例えば副総理に起用するような思い切った提案で協力を仰ぐしかない。代表選で小沢派切り崩しに動いた総理の若手側近たちは報復を恐れて反対するだろうが、この際、切り捨てるべきは保身に走る“側用人”たちの方だ」(ベテラン議員)
この判断や、良しとしよう。
というか、それしか無い事は、最初から解っていたのです。
我々国民には。
そんな事も解らなかったのは、目先の「椅子取りゲーム」しか目に入らなかった、小物達のみ、と言う事だ。
そんな「小物」が206名。
いや、何ともオゾマしい政党では有るものだ。
>菅首相の最後のカードは、「仙谷追放」と「小沢副総理」という指摘である。
【NEWSポストセヴン/週刊ポスト2010年12月10日号】
まあ、所詮は『週刊ポスト』の記事である。
大した信憑性は無いのかもしれない。
そう言ってしまえば、それで終わりなのだ。
しかし「そうとでも言わなければ、この閉塞感は打破出来ない」という、切羽詰まった心理の現れでは有ろうか。
少なくとも、昨年8月30日に『小沢マニフェスト』に投票した国民で、その後の民主党の裏切りに心を痛めている我々は、そんな事は最初から解っていた事だ。
小沢が首相にならなくとも、先頭に立つ者が「マニフェスト」の意味を汲み取り、一意専心、日本の将来を『国民の生活に立脚した「独立主権国家」の姿』に向けて邁進するのであれば、何も問題等起こらない筈だったのだ。
ここに来て、空き缶首相に、もし仙谷の首を飛ばす勇気が有ったとして、更に小沢副総理なる路線を取る懐の深さが有ったとして、(無かったから今日の惨状を招いたのであるが)、今から小沢副総理と<協力>して、沈みかかった民主党政権を救うべく、働ける物であろうか。
かなり、信じ難い話だ。
やはり、仙谷菅直人前原岡田枝野玄蕃北澤仲井小宮山などを、一掃するしか「日本を救う」方法は、無いと思う。
それこそが、唯一民主党を救う道でもある。
四面楚歌の「仙谷空き缶政権」である。
国民の自然発生的「救国運動」を、更に活性化しよう。
そろそろ『引導を渡す』時が来た。
驕れる平氏の没落は、意外に早いらしい。
晩秋の落日は、つるべ落とし。
▶首相支持グループで内閣改造論相次ぐ(読売見出し)
>民主党で菅首相を支持する議員グループの30日の会合で、菅政権の政権運営を不安視する声や、「人心一新すべきだ」と内閣改造を求める声が相次いだ。
>首相は30日夜、首相官邸で記者団に「(グループの会合で)そういう話があったとは承知していない」と述べた。
【読売新聞/11月30日(火)21時19分配信】
菅直人自身は、「承知していない」らしい。
配下のグループの動向すら見えないの?
それとも、強がり?
そもそも『菅首相を支持する議員グループ』なる物が、自らまいた種を刈り取っているだけの事。
9月14日の時点で、206名の国会議員と、数多くの地方議員達は、自ら自分達の将来の扉を閉ざしたのだ。
一体何を「不安視」する事が有る?
▶仙谷氏の反省「聞いてない」=参院議長(時事見出し)
>西岡武夫参院議長は30日の記者会見で、参院で問責決議が可決された仙谷由人官房長官について、「記者会見で反省されたか。私は(反省の弁を)聞いてないような気がする」と述べ、仙谷氏の姿勢に不満を示した。
>仙谷氏は、衆院で法的拘束力のある自身への不信任決議案が否決されたことを問責決議よりも尊重すべきだとの考えを示唆している。これについても、西岡氏は「参院は別だ。院として決めたわけだから」と、参院の判断を軽視すべきではないと指摘した。
【時事通信/11月30日(火)18時37分配信】
何をか言わんや。
「余の辞書に<反省>などの文字は無い」
閣僚達の愚かさが、その凋落ぶりに輪をかける。
▶<北沢防衛相>武器輸出三原則見直し 「政治が風穴を」(毎日見出し)
>北沢俊美防衛相は30日、防衛省での防衛関連企業との会合で、原則すべての武器輸出を禁じる武器輸出三原則について「米国一国が生産を担う時代でなくなり、今は各国で共同生産している。平和国家の基本理念は大事にしつつも、政治が風穴を開けないといけない」と述べ、要件を緩和し、他国との国際共同開発を容認すべきだとの考えを強調した。
>日本だけの開発・生産では高コスト体質になり、生産・技術基盤も他国に遅れかねないとの危機感がある。会合では企業側からも前向きな意見が多かったという。ただし、政府・民主党内には「平和外交」の観点から見直しに慎重論も残る。
【毎日新聞/11月30日(火)19時37分配信】
この北澤と言う大臣は、鳩山元首相が「普天間の国外移転。最低でも県外。」と模索していた当時から、「辺野古以外にありえない」と言い続けていた。
所詮は戦争屋。
アメリカの旗の元に、日本人の兵士を戦地に送りたくてたまらないのだろう。
アメリカの旗の元に、世界中を侵略する軍事行動に、日本人の血税を注ぎ込みたくて堪らないのだ。
その陰で、日本版「死の商人」を肥え太らせ、アメリカの「死の商人」に土下座したくてたまらなくて、その為に奔走する。
武器輸出を語るという発想は、国家経済と産業システムが、「戦争を前提とする」国体を目指す、と言う事である。
戦争を悪と捉え、戦争の無い世界を構築したい、という哲学と「真っ向から」対立する国家観である。
自民党政権の頃ならいざしらず。
自民党政権を倒して「政権交代を望んだ『国民』」は、このような「自民党すら控えていた」武器輸出に走るような事を目指して、敢えて「戦争肯定」へと舵を切る勇気が、一体何処から出て来るのだろうか。
時局も、国民の願いも、何も見えない。
何ら聞き届ける能力がない。
国民の支持を、完全に無くしている政権だと言うのに。
単純に、『北朝鮮』と『中国』との脅威を言い募って、軍事<同盟>と詭弁を弄する「対米隷属」関係を、堂々と推進したいが為の、小手先の策を講じているのか。
それとも、更に単純に「経団連」の圧力に屈し、「経団連傘下の大企業を優遇する」事によって、日本経済の衰退を救えると勘違いしている「情けない無知の為せる技」なのか。
根本的に「国家を正しく導こう」という哲学が欠如しているが故に、この政権は「断末魔のあがき」を繰り替えしながら、落ちる所まで堕ちて行く。
真紀子議員曰く。
「内閣改造しか無いでしょう」
「改造ないとき?」
「その時は総辞職ですよ」
「それが『民主党の終わりの始まり』です」
真紀子議員でなくとも、そんな事はいわれなくとも解っている。
終わりの始まりでは無く。終わりが迫っている、のだ。
政権自体は、劣化の度合いを増々深めて行く。
▶喉元過ぎれば…政府・与党は責任転嫁体質に逆戻り(産経見出し)
>今国会最大の課題だった平成22年度補正予算が成立して気が大きくなったのか。菅直人首相をはじめ政府・民主党幹部は30日、野党やマスコミに対する挑発的な発言を連発した。仙谷由人官房長官と馬淵澄夫国土交通相が参院で問責決議を可決されたこともどこ吹く風。すっかり責任転嫁体質に逆戻りした。「喉元過ぎれば熱さを忘れ」を繰り返して来年の通常国会を乗り越えられるのだろうか。
>菅「野党は与党の邪魔をするのが国会の常なので少し足踏みを続けている」
>鉢呂「最近は野党の質問があまりにも低俗だ。答弁者は質疑者の低劣さに合わせなければ答えようがない」
>岡田「今の参院の状況はすべて野党に責任がある」
>仙谷「野党は審議しない理由をあまり探さないほうがいいのではないか」
「朝7時から夜11時まで一生懸命やり、政策的にいろんな改革を実行してもマスメディアがプラス評価でお書きいただいていない。ジャーナリズムは野党精神が旺盛なほうが正しいのかもしれないが…」
>前原「どこかの党は審議拒否だと言っているが、審議に出てこなかったらあの人たちは税金泥棒だ」
いやはや。
今週の「ヒット・パレード」と言った所か。
暴言の百花繚乱である。
そりゃ、間抜○な野党も、怒りますよ。
>小池百合子総務会長「国家や国益を考えないで足を引っ張ってきた野党時代の民主党と一緒にしてほしくない」
>逢沢一郎国対委員長「国会の現実を全く知らない言語道断の発言だ」
>みんなの党の渡辺喜美代表は「何でもかんでも野党のせいにして国会を切り抜けようとしている。政権延命のための屁理屈(へりくつ)にすぎない」
>公明党国対幹部「民主党は自分たちの要求ばかりで野党の言い分を聞かない。もう与野党党首会談も幹事長会談も当分開かない方がよいのではないか」
【産經新聞/11月30日(火)21時49分配信】
と、おっしゃいますが。。
何処がどう違うのかねえ。
2009年8月以前の、与野党が逆であった当時の、お互いの発言と同じだと思います。
最終的には、どっちもどっち。
目○そ鼻く○。
これを、「断末魔」と言わずして、一体何と言おうぞ。
更に加えて、気が狂ったかの如きア○さ加減の政権の姿勢を示す動きが、また出て来た。
▶<民主調査会>消費増税を提起 社会保障の財源に(毎日見出し)
>民主党の「税と社会保障の抜本改革調査会」(会長・藤井裕久元財務相)の中間とりまとめ案が30日、明らかになった。年金や医療など高齢者向けの社会保障充実に加え、子育て支援など現役世代への支援拡充のため、財源として消費税を「非常に重要」と強調。政府に対し、消費税を含む税制の抜本改革に一刻も早く着手するよう求めている。参院選後、いったん封印されていた消費税増税論議が再燃しそうだ。
【毎日新聞/12月1日(水)2時35分配信】
消費税を言い出す輩は、必ず「福祉目的」と言う。
「福祉」と言えば、受け入れられる、とでも信じているかの如くに。
そもそも、年金や医療等の『福祉』は、特別目的税を導入しなければ成り立たない、と言う事事態が「国政の失敗」であり、政治の失敗を国民に押し付ける事は、言語道断である筈だ。
「欧州は20%前後である」
と言う事を、よく比較に使っている。
とんでもない。
先ず、企業への「消費税」課税のシステムが、日本の様に曖昧では無いのだ。
輸出還付のシステムも、一切の不公平は存在しない。
輸出の際の消費税還付は、本来払う必要の無い「国内消費ではない輸出」に対する、先払いに対する払い戻しに過ぎず、輸出企業が潤う制度では無い。
しかも、ヨーロッパ各国には、財務省周辺に「ありとあらゆる」特殊法人やらなんやら、三重四重の中抜きがなされる構造など存在せず、挙げ句にそれらの特法に天下る役人が「甘い汁」をすい尽くす様な、無駄は一切無い。
これらの、予算運営上の様々な「無駄」と「盗み取り」等がそのまま存在して、「消費税だけ引き上げる発想」しか出来ない所に、亜流自民たる民主党政権の存在価値の無さを、露呈しているだけなのだ。
事ここに至っては、もはや黙っては居られない。
▶小沢氏、首相交代の可能性に言及(読売見出し)
>「国民は民主党政権に愛想を尽かし始めている。首相を代えるなら、代わった人が党を再建し、勝てる状態で衆院を解散すべきだ。そうしないと民主党政権は1年半で終わる」
>「来年1月の党大会で『菅首相の下では統一地方選を戦えない』との声が起きるのではないか」
【読売新聞/11月30日(火)21時35分配信】
この人が、いよいよ動き出した。
『一兵卒』で引っ込んでいて、民主党の瓦解を座して見ている辛さが、伝わってくる。
挙げ句に果てには、うがった見方もちらほら。
▶民主ベテラン「首相の最後のカードは仙谷追放、小沢副総理」(ポストセブン見出し)
>民主党の代表戦後に挙党態勢を主張した菅グループのベテラン議員は、最近、支持率低下と反比例して菅首相に覇気が戻ってきたと見ている。
およよ。
あの「死んだイワシの目」の何処に覇気なんぞが??
>「総理はひそかに野党が仙谷氏の問責決議案を可決した後に官房長官を交代させるチャンスをうかがっている。政権は大黒柱を失うが、前原誠司・外相は仙谷氏とはっきり距離を置いているし、岡田幹事長はもともと仙谷氏とソリが合わない。2人の副長官も権力を失った仙谷氏にはついていかない。仙谷氏を交代させれば官邸は総理主導で回り始めるだろう」
>その“政権奪回”の成否を握るのが、動き始めた小沢氏だというのだ。代表選では菅首相と小沢氏の議員票は「206対200」で互角だった。小沢支持派が政権批判を強める中、菅首相が党内基盤としてきた反小沢勢力の中心である仙谷氏を切り捨てることは、党内の勢力バランスが一気に逆転することを意味する。
菅グループのベテラン議員って?
まあ、すこぶる当たり前の見方では有る。
このような分析を語る「菅派のベテラン」が居る事が、すこぶる疑わしいものの、本音を言えるのなら、「こう言いたい」のだろう。
「仙谷を切ってでも<菅政権>を長らえたい」
>「現実問題として、ここまで支持率が下がっているのに自民党との大連立や公明党との部分連合がうまくいくとは思えない。政権を保つには小沢排除路線を撤回して、例えば副総理に起用するような思い切った提案で協力を仰ぐしかない。代表選で小沢派切り崩しに動いた総理の若手側近たちは報復を恐れて反対するだろうが、この際、切り捨てるべきは保身に走る“側用人”たちの方だ」(ベテラン議員)
この判断や、良しとしよう。
というか、それしか無い事は、最初から解っていたのです。
我々国民には。
そんな事も解らなかったのは、目先の「椅子取りゲーム」しか目に入らなかった、小物達のみ、と言う事だ。
そんな「小物」が206名。
いや、何ともオゾマしい政党では有るものだ。
>菅首相の最後のカードは、「仙谷追放」と「小沢副総理」という指摘である。
【NEWSポストセヴン/週刊ポスト2010年12月10日号】
まあ、所詮は『週刊ポスト』の記事である。
大した信憑性は無いのかもしれない。
そう言ってしまえば、それで終わりなのだ。
しかし「そうとでも言わなければ、この閉塞感は打破出来ない」という、切羽詰まった心理の現れでは有ろうか。
少なくとも、昨年8月30日に『小沢マニフェスト』に投票した国民で、その後の民主党の裏切りに心を痛めている我々は、そんな事は最初から解っていた事だ。
小沢が首相にならなくとも、先頭に立つ者が「マニフェスト」の意味を汲み取り、一意専心、日本の将来を『国民の生活に立脚した「独立主権国家」の姿』に向けて邁進するのであれば、何も問題等起こらない筈だったのだ。
ここに来て、空き缶首相に、もし仙谷の首を飛ばす勇気が有ったとして、更に小沢副総理なる路線を取る懐の深さが有ったとして、(無かったから今日の惨状を招いたのであるが)、今から小沢副総理と<協力>して、沈みかかった民主党政権を救うべく、働ける物であろうか。
かなり、信じ難い話だ。
やはり、仙谷菅直人前原岡田枝野玄蕃北澤仲井小宮山などを、一掃するしか「日本を救う」方法は、無いと思う。
それこそが、唯一民主党を救う道でもある。
四面楚歌の「仙谷空き缶政権」である。
国民の自然発生的「救国運動」を、更に活性化しよう。
そろそろ『引導を渡す』時が来た。