昨今の政府閣僚達の、(例によっての)バラバラな発言を聞かされていると、普天間の代替え地は結局<キャンプ・シュワブ>の内陸地に決まってしまうのだろうか。
亀井さんが言い出した事で、例によっての『国民新党』のかく乱的突出か、と思っていたら。
岡田さんも、北澤さんも、既に半ば最終候補地のごとくに、話をされている。
ただ鳩山首相お一人が、ある意味<ノラリクラリ>と「あらゆる可能性を平等に検討する」などと、記者達を煙に巻いているようだが、考えてみれば5月一杯までに<候補地>を決定、などという事は不可能では無いか、という気がします。
どこに決めるにせよ、<アンダー・ネゴシエーション>と、そこからの方向性を定めて後に、ほぼ既定路線にそっての<ネゴシエーション>とを経なければ、何事も決まらない筈。
もし、国外移設であれば、当然対象地はアメリカ以外あり得ない訳で、だとすれば、既に<ネゴシエーション>もかなり進んでいる段階でなければならない筈。
我々庶民の知らないレベルで、事務官クラスの折衝が行われているとして、5月に噂されている<剛腕幹事長>訪米で一気に発表、というのでなければ、国外移設はあまり<現実味>が無い様な気がするのですね。
ましてや、県外移設ともなると、日本のどの自治体も(大阪府の橋下知事の個人的見解を、唯一の例外として)受け入れを<可>とする意思表示を行っていないのが、現状である。
拙ブログ2009年12月22日付け参照。
「在日米軍の必要性を強調するなら、その負担は全国で分かち合おうと呼び掛けるのが筋/地方紙に注目
理想論だけこだわって(もちろん理想は必要ですが)、実行力の伴わない『社民党』の動きはともかく、総ての<沖縄県民>の皆さんの意思を無視して、強引に<現実路線>という名の<冒険を犯さない>解決方法に走るのは、その路線によって散々苦しめられて来た<自民党政権>にノーを突きつけた、大多数の日本国民に対する<裏切り行為>である、と言わざるを得ない。
鳩山首相以下民主党政権の閣僚諸氏には、腹をくくって、あらゆる抵抗勢力にも負けず、本当に<皆が望む>正しい<沖縄と日本>との姿を取り返せる解決策に向かう勇気を、持って欲しいと切に希望する次第です。
たまには<大手マスコミ>にも、物事の分かっている記事をかく事もある、という例を一つ。
▶石と呼ばれる島=下薗和仁(報道部)(毎日新聞見出し)
>バンクーバー五輪でカーリング人気が高まっている。氷上を滑る石の行方に多くの人がかたずをのんだことだろう。先週、たまたま入った喫茶店でもみんながテレビ中継に夢中になっていた。最近仕入れたらしいルールを解説する方々の話に聞き耳を立てるのも面白い。それぞれ微妙な違いがあるからだ。私は「ガード」と呼ばれるのが、味方の他の石を守るために置く石のことだと物知りな同僚から教わり、奥深さを感じた。
>太平洋の西の端、日本の南にも、そうした石に例えられる島がある。沖縄だ。太平洋戦争末期には、日本本土防衛の時間稼ぎに悲惨な地上戦が展開され、「捨て石」と呼ばれた。日本を攻め、勝利して占領、その後も基地の提供を受ける米国にとっては極東の「要石」とされる。太陽と緑が豊かな島なのに、住んでいる人々には赤い血が流れているのに、さまざまな石呼ばわりされる。それは島にとって迷惑な話に違いない。
>島の最も迷惑な米海兵隊基地を県外、国外に持っていくと公言した政治家に島の多くの人々が期待した。政治家は選挙に勝って首相になったが、約束は果たされていない。かといって明確に破棄されたわけでもない。首相が自ら投じた基地問題の行方に、氷上の石のように注目が集まる。
>先日、ある人が中国からの帰国便で無事帰還したのだが、預けた荷物がどういうわけかニューヨークに到着してしまったという話を聞いた。土産の菓子袋なども開けられてしまって台無しになったという。問題の基地も、何かの間違いで思わぬところに着地しかねないからみんなが気をもんでいる。もちろん、こちらはニューヨークだったら文句はないのだが。
【毎日新聞コラム/発信箱】
それにしてもこの記者氏は、キャンプ・シュワブの珊瑚礁を破壊して、ヘリに不必要は1800メートル滑走路を2本造る、以上の<間違い>がある、と思っているらしい。。。!
米国海兵隊は、ニューヨークに駐屯すべし。
+++++++++++++++++++++
この文の送信後、新たなニュースに接して、加筆します。
▶普天間問題 米、1500メートル滑走路を要求 シュワブ陸上案難航も(産経見出し)
何なのだ一体全体!
本来、普天間移設に伴う<代替え>空港の米側要求は、400メートルだった筈ではなかったか。
自民党内部の利権がらみで、いつの間にやら1200メートルだの、1800メートルだのと膨らんで来た訳だった。
ここへ来ての、火事場泥棒的アメリカ側要求は、それこそ<鳩山政権>とアメリカとの関係を、本当に悪くしてしまう可能性すらせて来る。
>米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾(ぎのわん)市)の移設問題で、米側が海兵隊の垂直離着陸輸送機MV-22オスプレイの配備を前提に1500メートル級の代替滑走路の建設を求めていることが27日、分かった。政府関係者が明らかにした。政府は現行案の名護市辺野古の米軍キャンプ・シュワブ沿岸部ではなく、シュワブ陸上部分に500メートル規模のヘリコプター離着陸帯(ヘリパッド)を建設する案を検討しているが、鳩山由紀夫首相が目指す「5月末までの決着」に向けた米側との交渉は難航しそうだ。
>政府関係者によると、米側はこれまでの日本側との協議で「オスプレイが貨物などを満載した状態で離陸するには、1500~1600メートルの滑走路が必要だ」と伝えてきた。オスプレイは垂直に離着陸できるが、配備を前提にすれば500メートルは短いというわけだ。
ヘリポートの筈が、一体いつの間に「オスプレイ』とやらに取って代わるのだ?
<産経>としては、「・・・米側との交渉は難航しそうだ」と喜んで書くでしょうよ。
>政府では現行案に代わり、海を埋め立てる必要のないシュワブ陸上部への移設を検討。地元住民の騒音など負担軽減を考慮し、500メートル級のヘリパッドを建設するとともに、海兵隊の訓練を県内外の離島などに移転する案を軸に米側と調整に入る考えだった。
この案すら元の木阿弥に等しく、現地の県民の方々の感情を逆撫でするものであるというのに!
>ただ、すでに社民党や沖縄県からは陸上案に反対の声が出ている。政権内にはオスプレイの配備自体にも根強い反対論がある。
当然でしょう。
それなのに。
そこへ持って来ての以下の発言。
>陸上案をめぐっては、国民新党が移設先の一つとして提示、北沢俊美防衛相は「大体同じ方向で進んでいる」と前向きな姿勢を示した。岡田克也外相も27日の三重県四日市市での講演で、沖縄県外、国外への移設について「現実可能な具体案があるかというと非常に難しい」と述べた。
【産經新聞】
もしかして、<出来レース>だったんじゃ無いだろうな!
亀井さんが言い出した事で、例によっての『国民新党』のかく乱的突出か、と思っていたら。
岡田さんも、北澤さんも、既に半ば最終候補地のごとくに、話をされている。
ただ鳩山首相お一人が、ある意味<ノラリクラリ>と「あらゆる可能性を平等に検討する」などと、記者達を煙に巻いているようだが、考えてみれば5月一杯までに<候補地>を決定、などという事は不可能では無いか、という気がします。
どこに決めるにせよ、<アンダー・ネゴシエーション>と、そこからの方向性を定めて後に、ほぼ既定路線にそっての<ネゴシエーション>とを経なければ、何事も決まらない筈。
もし、国外移設であれば、当然対象地はアメリカ以外あり得ない訳で、だとすれば、既に<ネゴシエーション>もかなり進んでいる段階でなければならない筈。
我々庶民の知らないレベルで、事務官クラスの折衝が行われているとして、5月に噂されている<剛腕幹事長>訪米で一気に発表、というのでなければ、国外移設はあまり<現実味>が無い様な気がするのですね。
ましてや、県外移設ともなると、日本のどの自治体も(大阪府の橋下知事の個人的見解を、唯一の例外として)受け入れを<可>とする意思表示を行っていないのが、現状である。
拙ブログ2009年12月22日付け参照。
「在日米軍の必要性を強調するなら、その負担は全国で分かち合おうと呼び掛けるのが筋/地方紙に注目
理想論だけこだわって(もちろん理想は必要ですが)、実行力の伴わない『社民党』の動きはともかく、総ての<沖縄県民>の皆さんの意思を無視して、強引に<現実路線>という名の<冒険を犯さない>解決方法に走るのは、その路線によって散々苦しめられて来た<自民党政権>にノーを突きつけた、大多数の日本国民に対する<裏切り行為>である、と言わざるを得ない。
鳩山首相以下民主党政権の閣僚諸氏には、腹をくくって、あらゆる抵抗勢力にも負けず、本当に<皆が望む>正しい<沖縄と日本>との姿を取り返せる解決策に向かう勇気を、持って欲しいと切に希望する次第です。
たまには<大手マスコミ>にも、物事の分かっている記事をかく事もある、という例を一つ。
▶石と呼ばれる島=下薗和仁(報道部)(毎日新聞見出し)
>バンクーバー五輪でカーリング人気が高まっている。氷上を滑る石の行方に多くの人がかたずをのんだことだろう。先週、たまたま入った喫茶店でもみんながテレビ中継に夢中になっていた。最近仕入れたらしいルールを解説する方々の話に聞き耳を立てるのも面白い。それぞれ微妙な違いがあるからだ。私は「ガード」と呼ばれるのが、味方の他の石を守るために置く石のことだと物知りな同僚から教わり、奥深さを感じた。
>太平洋の西の端、日本の南にも、そうした石に例えられる島がある。沖縄だ。太平洋戦争末期には、日本本土防衛の時間稼ぎに悲惨な地上戦が展開され、「捨て石」と呼ばれた。日本を攻め、勝利して占領、その後も基地の提供を受ける米国にとっては極東の「要石」とされる。太陽と緑が豊かな島なのに、住んでいる人々には赤い血が流れているのに、さまざまな石呼ばわりされる。それは島にとって迷惑な話に違いない。
>島の最も迷惑な米海兵隊基地を県外、国外に持っていくと公言した政治家に島の多くの人々が期待した。政治家は選挙に勝って首相になったが、約束は果たされていない。かといって明確に破棄されたわけでもない。首相が自ら投じた基地問題の行方に、氷上の石のように注目が集まる。
>先日、ある人が中国からの帰国便で無事帰還したのだが、預けた荷物がどういうわけかニューヨークに到着してしまったという話を聞いた。土産の菓子袋なども開けられてしまって台無しになったという。問題の基地も、何かの間違いで思わぬところに着地しかねないからみんなが気をもんでいる。もちろん、こちらはニューヨークだったら文句はないのだが。
【毎日新聞コラム/発信箱】
それにしてもこの記者氏は、キャンプ・シュワブの珊瑚礁を破壊して、ヘリに不必要は1800メートル滑走路を2本造る、以上の<間違い>がある、と思っているらしい。。。!
米国海兵隊は、ニューヨークに駐屯すべし。
+++++++++++++++++++++
この文の送信後、新たなニュースに接して、加筆します。
▶普天間問題 米、1500メートル滑走路を要求 シュワブ陸上案難航も(産経見出し)
何なのだ一体全体!
本来、普天間移設に伴う<代替え>空港の米側要求は、400メートルだった筈ではなかったか。
自民党内部の利権がらみで、いつの間にやら1200メートルだの、1800メートルだのと膨らんで来た訳だった。
ここへ来ての、火事場泥棒的アメリカ側要求は、それこそ<鳩山政権>とアメリカとの関係を、本当に悪くしてしまう可能性すらせて来る。
>米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾(ぎのわん)市)の移設問題で、米側が海兵隊の垂直離着陸輸送機MV-22オスプレイの配備を前提に1500メートル級の代替滑走路の建設を求めていることが27日、分かった。政府関係者が明らかにした。政府は現行案の名護市辺野古の米軍キャンプ・シュワブ沿岸部ではなく、シュワブ陸上部分に500メートル規模のヘリコプター離着陸帯(ヘリパッド)を建設する案を検討しているが、鳩山由紀夫首相が目指す「5月末までの決着」に向けた米側との交渉は難航しそうだ。
>政府関係者によると、米側はこれまでの日本側との協議で「オスプレイが貨物などを満載した状態で離陸するには、1500~1600メートルの滑走路が必要だ」と伝えてきた。オスプレイは垂直に離着陸できるが、配備を前提にすれば500メートルは短いというわけだ。
ヘリポートの筈が、一体いつの間に「オスプレイ』とやらに取って代わるのだ?
<産経>としては、「・・・米側との交渉は難航しそうだ」と喜んで書くでしょうよ。
>政府では現行案に代わり、海を埋め立てる必要のないシュワブ陸上部への移設を検討。地元住民の騒音など負担軽減を考慮し、500メートル級のヘリパッドを建設するとともに、海兵隊の訓練を県内外の離島などに移転する案を軸に米側と調整に入る考えだった。
この案すら元の木阿弥に等しく、現地の県民の方々の感情を逆撫でするものであるというのに!
>ただ、すでに社民党や沖縄県からは陸上案に反対の声が出ている。政権内にはオスプレイの配備自体にも根強い反対論がある。
当然でしょう。
それなのに。
そこへ持って来ての以下の発言。
>陸上案をめぐっては、国民新党が移設先の一つとして提示、北沢俊美防衛相は「大体同じ方向で進んでいる」と前向きな姿勢を示した。岡田克也外相も27日の三重県四日市市での講演で、沖縄県外、国外への移設について「現実可能な具体案があるかというと非常に難しい」と述べた。
【産經新聞】
もしかして、<出来レース>だったんじゃ無いだろうな!