不適切な表現に該当する恐れがある内容を一部非表示にしています

晴れのち曇り、時々パリ

もう、これ以上、黙っていられない! 人が、社会が、日本全体が、壊れかかっている。

表彰状。菅直人殿、野田佳彦殿。貴殿らの、アベ政権による売国政策の完成を可能にした功績を永久に讃え…。

2013-01-31 21:55:04 | 政治と社会
『表彰状』

菅直人殿。
野田佳彦殿。

貴殿らは、2009年以前の65年に及ぶ自民党政権ですら躊躇し、多少の後ろめたさを感じつつ足踏みをしていた、日本国のアメリカ合衆国への上納の完成に対し、はずかしげも無く、一切のためらいすら持たず、一気呵成にその達成への道筋を付けてくれました。

日本国民の、生活とその繁栄への可能性を摘み取り、額に汗して働き詰めに働いて築き上げて来た国家の富を、いとも容易くシロアリ軍団に捧げ尽くし、その事を持ってして大半の国民の稼ぎと蓄えとを宗主国に上納させる事を可能にすべく、増税を強行し、「環太平洋貿易協定」なる宗主国に寄る合法的日本収奪の最終的武器を与えるシステムへの道筋を付けた上で、民主党政権を引き継いだ安倍晋三自民党政権に捧げ渡した。

旧自民党政権時代に僅かに残されていた最終的ためらいを払拭し、憲法改悪によって自衛隊を米国世界征服戦争に派遣して日本の青少年に米兵の命の肩代わりをさせ、米国の軍事費の多くを肩代わりして、経済的貢献、人的貢献の究極の手段を完成させる事によって、日本国の最終的売却を努力無く完成させる露払い役を、財務省を筆頭とする霞ヶ関及び経団連の望む通りに果たされました。

よってその功績をここに讃え、末代に迄讃える為に、日本国の総意を持って、ここにその名を留めて賞します。

平成24年1月31日。

平均的日本国民





安倍晋三は、まさに怖いもの無し。

やりたい放題。



ちょうど一年前の本日、図らずも以下の様なブログ記事を投稿した。


「財政赤字」たかが借金、されど借金。いっそ踏み倒せばいいのでは?
『消費税増税』が、今や既定路線ででも有るかの如き、報道ぶりである。このままでは、社会保障制度が成り立たなくなる、と言う理由で。しかし、安住財務相がうっかり漏らしたホンネで言...





>アメリカは、財政立て直しを迫られている。
大統領選も、財政の行方が当落を決める。
当然これから半年、オバマ陣営は「考えうる限り」の機会をでっち上げて、日本から金を引き出そうとするだろう。
『TPP』など、その最たる道具である。
しかも、菅直人の方から「参加」を決めて連絡したらしい。
振って湧いた様なチャンスを、アメリカが手放す訳は無い。



まさにその通りと、相成った。

屑同然のステルス戦闘機を、開発費込みで引き受ける。

それでも足りなくて、再売却不可の米国債という紙くずを「50兆円」買い増しするのだそうだ。

せめても『FRB債券』が実際の紙として存在するのなら、今迄の分も含めて膨大な紙の束を運んで来て保管すると言う、物理的な「所持」の感覚くらいは持てるかも知れないが、所詮は通信に寄る売買伝達での決裁である。

要するに、売却の権利を持たないどころが、紙切れ一枚存在しない単純な「冥加金」の上納であり、それに対する「領収書」に過ぎない。

馬鹿馬鹿しいにも程が有る。



意気軒昂たる安倍晋三クン。

初心表明演説では、危機と言う語をただひたすら繰り返し、「日本をとれもりょす」かけ声ばかりを連発し、具体的な方策は全く示せない有様である。

しかし、それで株価は上昇し、内閣支持率は組閣直後より更に上昇すると言う国民の前代未聞の拍手喝采を受ける有様である。



▶「危機」14回繰り返す=字数抑え方向性提示―安倍首相・所信表明演説(時事/見出し)

>安倍晋三首相の28日の所信表明演説は、日本が直面する難局を打開するため、危機を繰り返し訴えたのが特徴だ。「日本経済の危機」「復興の危機」「外交・安全保障の危機」「教育の危機」の4点を挙げたのをはじめ、演説中に「危機」の言葉が14回にわたり登場した。

>「最大の危機は日本人が自信を失ったことだ」と指摘。

>戦後、芦田均元首相が将来を憂う若者を「どうなるか問うのでなく、自身の手で運命開拓を」と諭した言葉を引用し、「危機を突破する覚悟を分かち合おう」と国民に呼び掛けた。

>演説は約4700字。6000~1万3000字あった民主党政権の所信表明と比べるとコンパクトだ。2月末にも施政方針演説を行うため、今回は「大きな方向性を示すことに重点を置いた」(周辺)という。
【時事通信/1月28日(月)14時43分配信】



「国民が」自信を喪失したのでは無い。

「国民は」生きる希望を奪われてしまったのだ。

生産拠点を海外に移し、国内では非正規社員の大量採用によって大企業だけが肥え太り、一部の正社員以外の労働者達に取って将来設計等\立て様が無い労働環境を造り上げたのは、自民党政権である。

働いても働いても貧乏から抜け出せない社会なんて、現代に存在して言い訳が無いでは無いか。

その働き口の確保すらままならない社会で、何をどうやって自信を持てと言うのか。



▶<春闘>経営側ベア拒絶 攻防ラインは定昇確保に(毎日新聞/1月29日(火)21時12分配信)

>経営側は「雇用維持が最優先」との姿勢を崩していない。

>連合も賃金体系全体を底上げする統一的なベースアップ(ベア)要求は実質的に断念し、争点は定昇維持や諸手当などに絞られつつある。

>「企業が元気を出して景気が良くなり、経済が成長してはじめて雇用が創出できる」。経団連の米倉弘昌会長は29日、連合の古賀伸明会長との会談後、記者団にこう述べ、連合の「賃上げ先行論」をけん制してみせた。

>ただ、これまでおおむね定昇は維持されてきたものの、非正規雇用の拡大などで、賃金水準は1997年を100とした場合2011年は7・2%減っている(連合試算)。連合が掲げる「賃金復元」への道のりは遠い。

>労組の組織率も12年は過去最低の17・9%と低迷しており、経団連や連合が労使を代表しているかを疑問視する声もある
【毎日新聞/1月29日(火)21時12分配信】



大笑いするしか無い。

連合は「ベア」を早々に諦めた。

賃上げどころか「定期昇給」すら、その維持が争点になってしまった。


連合とは『日本労働組合総連合会』の事だそうな。

労働組合?

会長は古賀伸明という。



米倉弘昌経団連会長の顔を見ると、売国奴に見える。

古賀伸明連合会長の顔を見ると、ポチに見える。


労働組合とは、企業側の都合等一切考慮せず、ひたすら労働者の権利を主張し、その権利を行使して少しでも待遇を改善させる為に、経営者と闘う組織である。

労働者の権利が確立している欧州各国で、名だたる労組の委員長がリュウとした高そうな背広を着ているなど、見た事も聞いた事も無い。

ご主人様にタップリえさを与えられているポチならでは、といった風情である。



労使関係は、上下関係である。

雇う方が、雇われる方より強い。

と、日本では信じられている。

日本が、第三世界並みの後進的社会だからだ。


経営者は、企業活動を行って利益を上げ、株主に還元する。

その為には、設備が必要で、ビジネス・アイテムが必要で、顧客の開拓が必要で、従業員が必要である。

それらの中で、設備以外は従業員が作り出せる。

企業経営に取って、従業員は必要不可欠であり、従業員無くしては利益は得られない。

だから、経営者は従業員を雇うのだ。


従業員は、資本家では無い。

自営業以外は自らの労働を以て、その対価としての収入を確保する。

その為には、企業に職を得る。


この双方は、お互いに相手を必要とし合っている関係である。

従って、ギブ・アンド・テイクの関係である筈だ。


しかし、労働者個人の立場では、組織としての企業に対等に立ち向かうにはあまりに非力である。

そこで「労働組合」が存在するのだ。


忘れもしないが、1975年日本車など輸入車のシェアーに追われていた仏自動車メーカーのシトロエンは、ある工場の閉鎖を決め、それに伴う従業員の解雇を決定した。

それに対抗して、労組は逆に労働環境の悪化を理由に賃上げを求めてぶつかり、ストに突入した。

延々と話し合いが続き、両者ともに妥協せず、工場封鎖が半年にも及んで、会社全体が存続の危機に瀕していた。

結局労組は勝てなかったが、閉鎖工場に勤務していた従業員の配置転換に寄る雇用の確保は、何とか手に入れた。

シトロエンは半年に及んだ工場閉鎖に寄る生産減で、立ち直る迄に何年もの時間を要し、挙げ句にプジョーに吸収合併されてしまった。


さらに同じ年の年末から、郵便局員が待遇改善を訴えてストに突入した。

全仏で郵便局が麻痺し、窓口業務は殆ど行えず、郵便物の集配は4ヶ月間に渡ってほぼストップした。

当時は電子決裁など存在せず、市民の家賃の支払、電気代ガス代の払い込みから、保険金の支払や年金の授受、更には会社の支払や決裁も「小切手」によって行われていた。

その小切手を送る郵便が麻痺していて、社会のあらゆる場面で物事がストップしてしまった。

その間に、国民は郵便局員に対して不平不満の一言も発せづ、ストは労働者の権利と見守っていたものだった。

結局、局員側が完敗し、待遇改善はなされなかったが、その間労組は郵政省相手に闘い続けたので、労組員即ち郵便局員は国に対する批判はしたものの、労組指導者達への批判は全く無かった。



雇用者側と被雇用車側とは、利害は対立する。

その当然の状況に対して、双方戦争状態で立ち向かい、労働争議が終わったら労組員である従業員に、争議に加わらなかった従業員と比較して不利な扱い等は、一切行われない。


つまり、経営者側と労組側は、お互いの存在を当然のものとして認識し、お互いの立場を尊重し合った上で、本気で喧嘩するのである。


翻って連合は…?


企業側の言う「景気の見通しの不透明感」による賃上げへの否定的姿勢を「理解」して、早々に賃上げを諦めてしまうのだ。

神武景気以上と言われた昭和景気の間に有っても。

お陰で企業側は、タップリとした内部留保を可能にして、肥え太って来た。

勿論配当は確保し、その配当金はかなりの部分を占める「外資金融機関」に吸い上げられている訳だ。


家電やその他、幾つかの巨大企業が赤字に悩んでいる。

それは、経営陣の無能さの故であって、なんら従業員に肩代わりさせる如き問題ではない。

経営が破綻しかかっているのなら、経営陣が飛ばされて、再建を図るべき所を、経営陣はそのまま居残り続け、工場の蚊以外移転と従業員カット、給与の圧縮で載り来る事ではない。

経営者の無能を恥じて、自らの臍を噛め。



シロアリ軍団と言われる「官僚達」と、経団連は二人三脚で歩調を合わせ、国民が残業代も支払われずに働かされて産み出した富を、せっせせっせと吸い上げる。


その「大企業」にだけ血税を大盤振る舞いでばらまくのが、旧来の自民党政治の根本であり、それを更に誇張して再開したのが「安倍晋三政権」である。



財政は崖っぷち。
一刻も早く増税しないと、日本はギリシャと同じ運命を辿る。

そういう風に恫喝し、煽り立て、その宣伝にコロリと騙されて、菅直人は「消費税増税」を言い出して財務省を喜ばせ、TPP参加を唐突に言い出してアメリカを喜ばせ、野田佳彦は消費税の増税を「頑に」決めてしまって財務省を欣喜雀躍させた。


財務省の勝鬨は、霞ヶ関全域に轟き渡った事だろう。


更にこの両者は、シロアリ軍団にとって最高のパトロンである「原子力ムラ」を救う為なら、国民の命も国土も平気で見捨てると言う前例を作った。

被曝の実態を隠蔽し。

被爆者の健康状態を黙殺し。

その被曝の実態を全国レベルに拡散し。

その非人間的姿勢を批判する報道は存在しない。


そのような政治風土の中で、再登場した安倍晋三は、文字通り「やりたい放題」である。



▶安倍首相、憲法改正にも言及(JNN/タイトル)

>「私が経済再生にこだわる理由は特定企業のためではもちろんありません。長引くデフレや円高が頑張る人が報われるという社会の信頼の基盤を根底から揺るがしていると考えるからであります」

>「憲法の改正については党派ごと異なる意見があるため、まずは多くの党派が主張する憲法第96条の改正に取り組む」

>憲法改正手続きを定めた96条を緩和することに意欲を示しました。これには野党である維新の議員席からも拍手が上がりました。
【JNNニュース/1月31日(木)1時33分配信】



「頑張る人が報われるという社会の信頼の基盤」

おいおい、アンタが言うか。

頑張っても頑張っても、少しも生活は良くならず、将来の生活設計は成り立たず、働けども働けども抜け出せない貧困という社会的弱者を大量に産み出した、自民党の総裁がそのような事を口にする資格は、毛筋程たりとも無い筈だ。


なにが『アベノミックス』だ。

「大胆な金融政策」
「機動的な財政出動」
「民間投資を喚起する成長戦略」

日本の財政状態は危機的状況等ではない。

一千兆円の「借金」とは、赤字国債の発行残高の事である。

そして、日本の国債は諸外国と違って90%前後が国内で消費されている。

上に掲げた一年前のブログで「銀行が帳簿上で保有するだけ」であっても資産と茶化してみたが、元来それらの国債は国民が購入している訳である。

従って、日本は財政的に少しも「対外債務」に苦しんでいる訳では無い。

国家が国民に借金しているだけである。

国は、国民に感謝をこそすれど、増税を恫喝して強行する等と言う根拠も資格も、何処にも無い。


当然、それらの「国に金を貸している」日本のメガバンクは、海外投資家に取っては、垂涎の的のはず。

破綻しかかれば、公的資金と言う税金で支えてもらえる。

貸し渋りと引きはがしによる、どちらに転んでも損をしない経営哲学。

しかも、公的資金注入後の法人税の免除期間を精一杯利用して、黒字を貯め込んで来た。

郵貯を筆頭に、天文学的な純資産を所有する日本の金融機関は、TPP参加ごは、一体どうなるか火を見るより明らかな事だ。


極端な大型公共事業の連発と言う「財政出動」を繰り返して、大企業だけを丸まる太らせる。

その大企業の大株主たるメガバンクに、タップリと配当という還流がなされる。

その間に株価は上昇する。

金融機関の自己資本は更に増えて行く。


その「マヤカシの株価上昇」を、最も期待しているには一体誰なのかを考えてみれば。

外国人機関投資家に決まってる。

日銀に圧力を掛けて円安に誘導し、株価を上昇させ、頃合いを見計らって利益は殆ど海外に流出するのがオチである。

それをよりスムーズに実行する為には、主立った基幹産業と金融業とを支配下に置く事が一番効率が良い。

その為には、天下の『TPP」様の御登場と相成るのであります。


安倍晋三の登場に、水谷経団連会長はここを先途と参加表明を迫る。

菅直人といい、野田佳彦といい、安倍晋三といい、対米盲従隷属姿勢は一環して変わらない。


挙げ句の果てには、生活補助は切り下げて、海外派兵と来たもんだ。




▶自衛隊法改正案、通常国会提出に意欲…石破氏(読売/見出し)

>自民党の石破幹事長は27日のNHK番組で、自衛隊の在外邦人救出時の要件を緩和する自衛隊法改正について、「今は邦人の輸送しかできず、救出はできない。相手国の主権を十分配慮しながら、憲法の許された範囲でどこまでできるか結論を出さないといけない」と述べ、28日召集の通常国会に同法改正案を提出することに意欲を示した。

>また、アルジェリアでの人質事件で、邦人の安否などの情報収集が困難を極めたことに関し、「どういう形で情報を収集、分析、評価するか、きちんとした体制を確立しなければいけない」と述べた。安倍首相が意欲を示す日本版の国家安全保障会議(NSC)創設の必要性を強調したものだ。NSC関連法案の通常国会提出については、「そこまで行ければベストだが、成立しなければ意味がない。多くの理解を得られるよう謙虚にやる」と語った。
【読売新聞/1月27日(日)19時12分配信】



いあはや。

軍事お宅の石破クン。

今回の様な、外国に於ける襲撃事件で邦人が拘束される事態が起きたとして、「自衛隊救出部隊」を歓迎してくれる国家が、この世のどこかに存在しているとでも思っているのか。

アメリカの特殊部隊の覇権を断ったアルジェリア政府でなくとも、軸区内で起こっている過激事件に、外国軍を受け入れる訳が無い。

そんな事は、もしも相手国の同意無しに実行すればそれこそ主権の侵害であるばかりでなく、同意が得られるとすれば逆に、その国が緊急事態に対処出来ないと世界に向かって白状しているみたいな物だ。

あり得ない。

勿論、軍事の専門家を自認する石破大先生が、そんな事すら分らない訳は無かろう。

要するに、アルジェリアで起こった悲劇を利用して、自衛隊の海外派兵の道を拡げようと言う魂胆が、見え見えである。


そこ迄、安倍晋三自民党は国民を舐め切っているのか。




安倍晋三クンは、やりたい放題。

そんな、ムチャクチャがまかり通るのも、国民の生活を第一に考える勢力が、国政から駆逐されてしまったからである。

それを可能にしたのが、天下の大新聞とテレビという「売国奴連合マスコミ」の存在であった。

そして、それらを動かして来たのが、財務省を筆頭とする霞ヶ関のシロアリ達であった。


その「シロアリ共」に生き肝を抜かれ、安倍晋三にそこ迄のムチャクチャをやらせる事を可能にした、環境を作り出したのが、生ける屍同然の人となった「菅直人」と「野田佳彦」両名である。


これほど「大働き」をした忠臣達が、かって存在したであろうか。

彼等の功績は、「表彰状」を授与するに値し、彼等の名前を記して「未来永劫」に渡ってその名を留めるだけの、価値が有る。


『おめでとう! 感動した!』



コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

今、あえてアルジェリアの美しさを伝えたい/タッシリ・ナジェールの魅惑 その1【日曜フォトの旅】

2013-01-27 23:43:39 | 歴史と文化
哀しみを乗り越えて、今この時だからこそ、アルジェリアが美しいことをお伝えしたい。



地中海に臨む首都アルジェから一路南へ二千キロメートル、約2時間半のフライトで「ジャネット」というアルジェリア最南端の町の一つがある。

直線80キロ(遊牧民で直線を歩いて一中夜、四駆だと走れる所230キロで丸二日間)でリビア再南西端の国境に至り、南下すると270キロでニジェールに至る。



世界遺産『タッシリ・ナジェール』の基点の町である。

普通夕刻にアルジェを出て、300キロ西のトウアレグの都会「タマンラセット」にトランジットする事が多いので、現地着は深夜に近い時刻となる。

明るいうちのフライトが運良く有れば、窓から延々と砂漠のうねりを見ながら飛び続け、かなり現地に近づくと、砂漠と黒い塊とが交互に入り交じる不思議な光景になる。



     



飛行機が高度を下げ始めると、それは岩山である事が分って来る。



     



かつては海底であった土地が隆起して岩盤となり、そこから数億年間の時の流れで、岩盤の脆い部分から崩れ、くだけ、朽ちて砂粒となって行った過程が、実物大で理解出来る。



空港は砂漠のまっただ中。

形ばかりの空港ビルの建物を出ると、夜半の人気の無い駐車場から、熱い大気の中に満月が浮かんでいた。

そちらが北東ででもあるのか、メッカの方向に向かってこの日五回目の祈りを捧げる人が居た。



     
     空港の建物の直ぐ外で夜中の礼拝する人




この町は、15年程前迄は四千人程の、定着した遊牧民トウアレグ族が住んでいた。

標高二千メートルのタッシリ高原地帯の麓にへばりついた、この小さな遊牧民の町は、鎖国状態が解かれたいま、タッシリ・ナジェールの観光の基地として、人口は三倍程に膨れ上がろうとしている。

(しかし、カダフィー大佐の失脚以後、この辺りを残党が党売り抜けてニジェールに逃げて行く「通り道」にされてしまったため軍が作戦展開し、この辺りを旅行目的とする外国人へのヴィザの発給の審査が厳しくなって、閑古鳥が啼いている状態で、住民達は悲鳴を挙げている…)



     
     町の俯瞰



     
     町を行くトウアレグ人のご夫人



     
     町の市場の一隅



     
     市場の中の肉屋の看板



     
     市場の菓子屋




町の背後に垂直に切り立つ大岸壁の上部には、まるで月世界の様な荒涼たる不思議な光景が果てしなく広がって居り、そこに紀元前8千年から、1万年間程の長い間に先住民族達の手で描き続けられた、「岩絵」が無数に残されている。

円頭族(ネグロイド族)から長頭族(フルベ族=トウアレグ人の先祖)の間の「牛の時代」と呼ばれる時代、アレクサンダー大王の時代からもたらされたの「馬の時代」、紀元前後からのアラブ人の先祖の「ラクダの時代」。

民族の攻防と、人が頼った家畜の違いに寄る文明の変遷、その間の時代に添っての美術的劣化、が見事に残されている。

世界遺産に登録されている『タッシリ・ナジェール』の岩絵群である。


何ら保護の仕掛けもなく、大気と太陽と夜の冷気とに晒されたまま今日迄伝わって居り、やがて消え失せてしまう可能性の高い、人類史上貴重な文化財である。

(残念ながら、既に消えかかっている、見づらいものが多い)



その「タッシリ高原大地」に登る前に、ジャネットの町の周辺を取り敢えずご紹介しよう。


なんと言っても、その唯一にして最大の魅力は砂漠である。



     
     砂漠の夜明け


非常にきめ細かな美しい三色の砂が、真っ平らに、或は雄大なうねりで、ジャネットの周囲を取り囲む。

特にジャネットから西側、タマンラセットに抜ける砂漠の入り口の部分は『エルグ・アドメール』と言う名の大砂丘帯で、三色の色の砂漠が連なっている。

白い砂漠。

黄金色の砂漠。

赤い砂漠。



     



     



     



     



そんな砂漠の中を、舗装道路が延々と続いている。

北北西に車で走ること2時間で礫漠と砂漠の混じる辺りに、水場が有る



     
     砂漠の水場「オアシス」



その近くに、高さ2メートル、幅10メートル、長さ25メートル程の黒い一枚岩がある。

「ディーデル」という名で呼び習わされている場所の古代岩絵サイトである。


その表面に5~6千年前の岩絵が無数に刻まれている。

タッシリ高地の上の様に「彩色画」ではなく「線刻画」である。



     
     全体に見た岩



靴を脱いで登る決りになっている。

そうすると、足元に無数に彫り込まれた線刻画がいきなり現れる。



     
     牛



     
     駝鳥



     
     子ガゼル



この「子ガゼル」は、アルジェリアの1000ディナール(1200円)紙幣に描かれている。



     
     線刻画のガゼルと紙幣



     
     人間



     
     足跡の線刻画まであった




更には、東へリビアの方向へ四駆で一時間の行程に古代の墳墓もある。


この古代墳墓は、いつ頃の誰を葬ったものか、発掘調査をされていないので全く分っていないが、この辺りの先住民族が大掛かりな墳墓を残さない習慣だった事から、特殊な人物のものであろうと思われている。

ちなみにアルジェリアの中央部の同種の墳墓からは8千年前の女性権力者の遺物が見つかっている。



     
     近くの岩山の上からの俯瞰



     
     実際の地上の墳墓の様子



更に、ジャネットの方向へ引き返すと、町の直ぐ近く「エルグ・アドメール」砂丘地帯の入り口辺りに、ポツンと単独の大岩が突っ立っている。

高さ15メートルも有ろうか。

周囲も20メートル程。

その一面に、人の背丈の高さよりやや高い位置に、見事な線刻画が有る。

俗に「泣く牛」と呼ばれて来た。

数頭の牛の頭だけが、かなり深く太い線で、くっきりと彫り込まれた線刻画である。



     



その内の二頭が、眼に涙を浮かべているのだ。



     
     涙を流す牛



     



     



溜め息が出る程の表現力。

数千年の時を一気に飛び越えて、現代でも傑作と呼ぶに値する美術作品である。



豊富な水に恵まれ、多くの牛を放牧していたタッシリの高地で徐々に気候が変化して水を失って行った。

高地に居たフルベ族(今のトウアレグ人などの先祖)は、やむを得ず高地を下りて、水のある場所を求めて西へと移動して行った。

結局彼等は、大河ニジェール河流域と、巨大湖であったチャド湖沿岸迄たどり着いた。

だから、現在のトウアレグ人達は「遊牧民族」となり、リビア南部から、アルジェリア南部、ニジェールを経てマリやブルキナ・ファソ、ベナン北部、カメルーン北部にまで分布しているのである。


この「泣く牛」は、環境が変わり水が無くなった為に住めなくなって、住み慣れた土地を離れる哀しみを表していると、今日迄信じ続けられて来た。



現代のトウアレグ人達は、過酷な環境で山羊とラクダを飼って移動している人達も居れば、ジャネットと、500キロ西の都会タマンラセットに定着して、商業活動で生計を立てている定着民とに別れている。



     
     砂漠の中で、日々の礼拝をするトウアレグ人の男性



     
     お祈りする別のトウアレグ人



次回は、標高差800メートル以上を登って、タッシリ高地へと「古代岩絵」をご覧に入れる事にしよう。


朝まだ涼しいうちに半日掛けての岩場の登山になる。

今夜はせめて、トウアレグ人の音楽家の砂漠の音楽で、心を落ち着かせよう。


     
     トウアレグ族の天幕の中でのトアレグ・ミュージシャン





コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

小沢新代表「政権奪取」…生活の党結党大会/「隠れるつもりは無いが表に出れば…」【週末一口時評】

2013-01-26 21:11:09 | 政治と社会
色々な物が、少しずつ見えて来た一週間だった。



【今週のマリ】


フランス軍の介入によって、マリ共和国は徐々に国土の北部地区の奪回が進んでいる。

北部の主な住民である『トウアレグ族』の人々は、北進して来る「南部軍」の報復を恐れて、次々と国外へ逃走を始めた。

あちこちで住民同士の小競り合いや、南部共和国軍支持者との騒乱が起こっている。


     
     1月20日ニオノの町で撮影された「骸骨」のマスクの仏軍兵士
 


     
     国境の南「ブルキナ・ファソ」の町ジボーに向かう難民のトラック


     
     無事にブルキナの町ジボーにたどり着いたトウアレグ族難民



     
     逃走中の騒乱に巻き込まれ、殺されて持ち物を奪われた後、路傍に打ち捨てられた。



     
     ジブーの町で、難民キャンプに行くバスを待つ乳飲み子を連れたロキー(18歳)



     
     難民キャンプに落ち着いたロキーは夫を残して逃れて来た





【今週の世界】


◆ロシアでは、同性愛の権利を主張するプロパガンダを禁止する法案に反対する「キス・イン」が、国会議事堂の前で行われた。

     
     


◆パリ・オートクチールの13年春夏ものの新作発表会が繰り広げられている。

シャネルの主任デザイナー「カール・ラガーフェルド」は、仏政府が準備している同性婚の合法化を睨んだと思われるウエディング・ドレスを制作。

     
     シャネルの今年のウエディング・ドレス



     
     ジャン=ポール・ゴルティエのウエディング・ドレスは多民間族養子縁組みがテーマ?



◆1月21日月曜日「バラク・オバマ」は第二期目のアメリカ合衆国大統領就任式を終え、3万人を迎えてのガラ・パーティーが行われた。

     
     この手の映像を追いつめられたイスラム過激派が見たら何を思うか…。



◆ロシアでは、北方艦隊での徴兵期間を終えた「ドミトリ・ボリゾフ」が、シベリアのドヴィノゴルスク近くの湖「レニセイ湖」で、マイナス17度の水で水泳して兵役終了を祝った。

     
     零下7度の湖に飛び込む準備をするドミトリ君。



◆インドでは、路線バスで「シン首相」の仮装で性暴力への意識を高める運動に乗り出した活動家が居る。

     
     シン首相の仮装の活動家



◆南アフリカのソエトで1月19日、アフリカ各国の「アフリカ・カップ」開幕式が行われた。

     
     開幕式でのパフォーマンス



◆1月22日イスラエル総選挙の投票日。

     
     「入植地」とよぶパレスティナ人から強奪した土地の投票所で投票するユダヤ人



◆ベツレヘム近くの難民キャンプでのイスラエル兵発砲で18歳と16歳のパレスティナ人が死亡。
各地で反イスラエルデモが起こり、イスラエル軍と衝突した。

     
     ヨルダン川左岸ヘブロンでイスラエル軍に制圧されたパレスティナ人デモ隊



◆シリアでは反政府「自由シリア」勢力が首都ダマスカス近郊で激しい戦闘を続行。

この「自由シリア」は決してアサド大統領の圧政に立ち上がった市民達ではなく、外国からの謀略である事が徐々に知られ始めている。

     
     ダマスカス郊外ムレハの住宅地で空き家に立てこもって銃撃する「自由シリア」の狙撃兵




【一口時評】


◆正社員と非正規雇用の生涯収入格差は約1億6034万円との試算(NEWSポストセブン/1月19日(土)7時6分配信)

>今の若い非正規雇用者が50歳以降になった時には、生活保護に雪崩れ込む者が続出するだろう。

◇(非正規社員数-正規社員数)x 1億6千万円=その企業の生涯不当利益



◆先進国と比べ少ない日本の年金 生活保護の半額(週刊朝日/1月18日(金)11時40分配信)
◇だから生活保護を半額に!(片山さつき)

◆<生活保護>95%超の世帯で受給減…自公が大筋合意(毎日新聞/1月26日(土)2時30分配信)
◇「庶民の味方コーメートー」って、確か言ってたのは前世紀の事だった。

◆生活保護、850億円削減 安倍政権方針、3年かけて(朝日新聞デジタル/1月25日(金)5時50分配信)
▷水を絵た魚。



◉小沢氏、多難な再出発 生活の党代表に選出 衆参15人、野党共闘見えず(朝日新聞デジタル/1月26日(土)5時30分配信)
◎「表に出ろと多くの方から言われる。隠れるつもりはないが表に出れば中傷にさらされ、迷惑をかけるのでないか。それも承知で代表に命ぜられたのだろう」
◯心中察して余り有る(><)


◎<生活の党>名実ともに「小沢党」…結党大会(毎日新聞/1月26日(土)0時2分配信)
◯紆余曲折の挙げ句。。。


◎小沢新代表「政権奪取」…生活の党結党大会(スポーツ報知/1月26日(土)7時3分配信)
◯あとに続く後継者よ、い出よ!


▶さらば「三宅坂」社民党本部引っ越し 49年の歴史に幕(スポーツ報知/1月27日(日)7時4分配信)
▷代々木と信濃町が消えるのはいつの日ぞ。

▶高見盛劇場27日で終幕 10敗で引退決断へ…初場所14日目(スポーツ報知/1月27日(日)7時3分配信)
▷こちらの引退は悲しい…。

▶思い出を語る福島党首(時事通信/1月26日(土)12時4分配信)
▷もう、回顧録の執筆!?

▶林農水相、熱唱でうっぷん晴らし? イベントでギターも(朝日新聞デジタル/1月26日(土)22時33分配信)
▷アップン晴らしたいのは国民の方だ、バカヤロ!

▶<嘉田知事>選挙特別講座、3月に開講 未来政治塾(毎日新聞/1月26日(土)20時42分配信)
▷選挙のノウハウを教える? 嘉田が!? 冗談は未来だけにしといて。

▶嘉田塾、100人が立候補希望 統一地方選を視野(京都新聞/1月26日(土)22時49分配信)
▷それはそれは、御愁傷様でございます。

▶首相「日中対話が重要」…山口代表の訪中受け(読売新聞/1月26日(土)20時25分配信)
▷取り敢えず憲法改正し、徴兵してから対話しましょう。

▶<自衛隊法>武器使用基準の緩和検討を 小野寺防衛相(毎日新聞/1月26日(土)19時2分配信)
▷ほらね。

▶アフリカ・中南米で駐在官拡充に意欲…防衛相(読売新聞/1月26日(土)17時18分配信)
▷左官クラスの自衛官が大使館に一人二人の駐在が増えて、ナニが出来るの??

▶一兵卒で応援、再逆転の夏だ…野田前首相が気勢(読売新聞/1月26日(土)20時23分配信)
▷うひゃひゃひゃ。座敷牢にでもぶち込んだろか。

▶参院代表質問、社民に特例で5分…各党が了承(読売新聞/1月26日(土)13時24分配信)
▷おままごと。

▶世界経済けん引役に決意=ダボス会議で「アベノミクス」説明―甘利経済再生相(時事通信/1月26日(土)9時50分配信)
▷牽引車? 世界経済の?? 日本が??? 増税して国富をかすめ取る技術の供与!?

▶民主と維新、国会で連携確認(産經新聞/1月26日(土)7時55分配信)
▷腐った耳くそと、爛れた鼻糞の連携…瘴気あふるる野合。

▶参院選協力、民主は蚊帳の外…維・みんな協議へ(読売新聞/1月25日(金)17時36分配信)
▷ね。

▶安倍首相就任から1カ月 一つ一つ「着実に実行」(産經新聞/1月26日(土)7時55分配信)
▷よっ。幇間!

▶習総書記、首脳会談前向き 公明代表と会談(産經新聞/1月26日(土)7時55分配信)
▷何も存在感無いヤツは、掌の上で転がし易いなあ。

▶習総書記、首脳会談前向き 成果焦った公明を翻弄(産經新聞/1月26日(土)7時55分配信)
▷へっへっへ。

▶党大会で手作り石破カレー 党本部に屋台村、親しみPR(朝日新聞デジタル/1月26日(土)0時1分配信)
▷だっ、誰か! 保健所に。

▶学テ問題、橋下市長「文科省が泉佐野市いじめ」(読売新聞/1月25日(金)21時37分配信)
▷橋下市長は高校受験生イジメ。

▶国会議事堂に半旗…人質事件の犠牲者悼み(読売新聞/1月25日(金)21時13分配信)
▷「企業戦士」と、反政府軍ゲリラに撃ち殺されたジャーナリストや、アル・カイーダに首を切られた民間人青年と、命には差があるそうです。合掌。

▶沖縄知事の意向確認=菅官房長官(時事通信/1月25日(金)19時0分配信)
▷儀礼通過の手続きですから。

▶首相「来年も、いやその先も」…長期政権へ意欲(読売新聞/1月25日(金)15時27分配信)
▷ダボス会議でダボハゼがダホラ吹いた。(早口で三回繰り返すこと)

▶安倍首相「次元の違う政策を」=10項目の検討指示―経済再生本部(時事通信/1月25日(金)12時28分配信)
▷おっ、お代官様。気まぐれで人体実験するの止めてくだせーまし。

▶核実験阻止へ関係国と連携=菅官房長官(時事通信/1月25日(金)12時24分配信)
▷核実験は阻止しますが、英米の核兵器用のプルトニウムは作り続けますのでご安心を。

▶核実験、絶対すべきでない=菅官房長官(時事通信/1月24日(木)19時27分配信)
▷原発が有れば充分。

▶公明代表「池田名誉会長の精神継ぐ」 関係強調、異例の言及(産經新聞/1月25日(金)7時55分配信)
▷だから「増税強行」「生活保護切り下げ」「改憲徴兵政党と連立」なのだ。

▶アジア諸国 大国日本が中国の顔色ばかりうかがう姿に違和感(NEWSポストセブン/12月14日 11時37分)
▷大国!? おいおい。

▶このままでは中国は世界一わがままな人間集団になるとの予測(NEWSポストセブン/01月15日 09時20分)
▷その点は間違いなく。

▶高市・野田氏ドタバタ劇 重量税の記述「誤解生む」(産經新聞/1月25日(金)7時55分配信)
▷それなら、間の「量」を取れば誤解されないよ。

▶<自動車重量税>再び道路特定財源に 自民党内からも批判(毎日新聞/1月24日(木)21時56分配信)
▷おかげさまをもちまして、土建政治は続けられます。

▶企業の雇用・投資促進 税制改正大綱決定 減税規模590億円(産經新聞/1月25日(金)7時55分配信)
▷雇用は大幅に増やします。全部非正規です。ウハウハです。

▶石原氏が白内障の手術=日本維新の会(時事通信/1月24日(木)19時28分配信)
▷ついでに複黒症の手術もやってやって。

▶野党、対自公で連携(時事通信/1月24日(木)16時6分配信)
▷この場合、野党の中に「生活の党」は入れてもらってるのでしょうか?

▶橋下市長、島倉千代子さんの曲を「変な音楽」 庁内放送使用中止(産經新聞/1月24日(木)11時43分配信)
▷この男、情緒を司る脳みその欠落につき、文化は一切理解出来ないので、宜しく。

▶安倍首相「規制改革は一丁目一番地」 規制改革会議が初会合(産經新聞/1月24日(木)10時18分配信)
▷彼等が「改革」と口にするときは、国民に取っては常に「地獄の三丁目」ですから。

▶連合 自公に接近 衆院選総括案で「連携強化」指摘(産經新聞/1月24日(木)7時55分配信)
▷お願いです。日本労働組合総連合会から『労働組合』の語句を外して下さい。「日本裏経済団体連合会」のくせに、うそつき!

▶小宮山元厚労相が引退(時事通信/1月23日(水)22時54分配信)
▷慶賀の至り。ニンゲンで居る事からも引退して頂きたい。

▶「大飯も新基準不適合なら運転停止」田中・規制委員長(朝日新聞デジタル/1月23日(水)20時59分配信)
▷当然です。ところで大飯原発は新基準に適合を、既に決めてあります。

▶双葉町長が辞職表明「一生懸命やってきた。今が潮時…」(産經新聞/1月23日(水)19時41分配信)
▷正義の志士は、必ず引きづり降ろされるニッポン。

▶<安倍首相>「われわれもホシュ」巨人の阿部捕手訪問で(毎日新聞/1月23日(水)19時23分配信)
▷ばか。

▶安倍首相「尖閣上空は私たちの空」中国けん制(読売新聞/1月23日(水)19時17分配信)
▷「東京上空はアメリカの空」はそのまんまで良いんだね?

▶自民の新人教育、手取り足取り 115人、生き残りへ「品格」伝授(朝日新聞デジタル/1月23日(水)13時46分配信)
▷ひっ、ひんかく? 「うちゅくしいひんかく」ですね!?

▶民主党「共生社会めざす」 綱領原案「中道」消える(朝日新聞デジタル/1月23日(水)2時40分配信)
▷こらっ! 勝手に小沢の理論を「言葉だけ」パクるな!

▶<安倍首相>訪韓見送りへ 大統領就任式招待されず(毎日新聞/1月22日(火)20時53分配信)
▷正体されても生きたくも無いけど。。。

▶手抜き除染「日本人とは思えない」 外国メディアに驚き(朝日新聞デジタル/1月26日(土)10時23分配信)
▷所詮は東アジア人は中国人も韓国人も、そして日本人も同じ行動様式なのです(><)

▶橋下市長、市教委委員長に苦言「謙虚さ足りない」(スポーツ報知/1月26日(土)7時3分配信)
▷えっ? 橋下徹が「謙虚」って言葉識ってた!


◆「つらくて、つらくて、つらくて…」日揮社長会見(朝日新聞デジタル/1月25日(金)22時11分配信)
◇今週もまだ…抜け出せない。。。




【今週の新党モフモフの生活】


     
     集合ぉー! 結党大会だよー。



     
     それい!



     
     おっとっとっと。まってまって。



     
     いよいよ、スッキリね。



     
     山椒は小粒でもピリリと辛いのです。



     
     そーよそーよ。見てなさいよ!




     
     わっせ、わっせ。



     
     わたしモリニャンは、確かにオザニャンを引っ張り出します!



     
     私オザニャンはどれだけ叩かれても平気です。皆さんも耐えてくれますか?





コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

イスラムの反撃は平和国家ニッポンには理解の及ばない所に有り、そのニッポンでは全てがバラエティー…。

2013-01-23 22:40:21 | 日本人の意識と精神構造
ちょうど一年前の今日、以下の様なブログ記事を書いた。


英米を基軸とする「欧米人種」の他民族への謂われなき優越感が、イランに対する圧迫を産み出し、そのような欧米人の謂われなき優越感がもたらす感覚が、今後もイスラムのテロを引き起こすだろうと言う、懸念を綴った。



更なるテロが心配される「イラン制裁」。EUがイラン原油の全面禁輸を決定。
どうも『白人種』は、アジア人やアラブ人等に対して、「力で圧倒すれば言う事を聞かせられる」と、信じ込んでいるのではなかろうか。EU外相会議議長の、「イラン制裁としての原油の禁...




幸い、直接「イラン」絡みのテロは、まだ引き起こされていない様だ。

しかし、ここで指摘した欧米の感覚が、今回アルジェリアで多くの同胞を含む外国人の命を奪ってしまった。



昨日のブログの中で「舌ったらず」で書ききれていないが、私は一般的に見られる「イスラム過激派のテロ」を、心の底から憎んでいる。

胸が破裂しそうな怒りとともに、それらの実行犯を許せない。



しかし、どのような非人間的な行為であっても、その行為には必ず原因と、そこから導かれる結果とを伴っている。


繰り返すが、決してテロを肯定するものでは無い。

その上で、これ迄も時に応じて、敢えて「原因」があっての「結果」であると言う、至極もっともな理屈を展開してきたつもりである。



アルジェリアは、極めて複雑な国である。

複雑怪奇な歴史の背景は避けるが、150年に及ぶフランス支配を経て独立した彼等には、強烈な自尊心と隠れた劣等感との狭間で、困難な国家の近代化に務めている。

90年代の反鎖国状態から抜け出した後も、国内の山賊化した反乱分子(一般的にアルジェリア・ウオッチャーや知識人、マスコミでは「イスラム過激派」と呼んでいるが、イスラムに名を借りた不平分子の追い込まれた残党であり、人食いすらやってのける狂気の山賊集団であり、北部地中海に平行する「アトラス山脈」に数十人単位で隠れ住み、新月の時に山里に下りて村人を惨殺していた)掃討作業に膨大なエネルギーを費やし、国民の猜疑心を沸点まで高めてしまった。

国会に於けるイスラム政党の政権獲得と原理主義的政治の開始、その直後に起こった軍事クーデターと、そこから繰り返されたイスラム勢力との武力衝突を繰り返す90年代に、現地に進出していた日本企業は殆ど引き上げてしまった。



その暗黒の時代に、唯一現地を離れなかった日本企業が『日揮』であったのだ。

この企業のアルジェリアに置ける存在は、現地での信頼を多いに高め、ひいては日本への信頼を多いに高めてくれる貢献をした。


その日揮が、今回の惨事でアルジェリアを引き払うかもしれない所迄、追い込まれているらしい。



暗黒の10年、失われた10年を乗り切って2000年代に入り、なんとか再度国際社会の仲間入りを果たした後も、彼の地への出入国は一仕事であった。

空港での手続きには、気の遠くなる様な時間と忍耐力を必要としたものだった。

そんな、複雑なコンプレックス国家アルジェリア。

その容貌は、空白の10年の間に、インフラは錆び付き、消費物資は底をつき、ゴミ捨て場から拾い集めて来た様なポンコツの超古めかしい車両で排気ガスをまき散らし、道路は汚れ放題と成り果てていた。

都市再開発、インフラ再構築、耐久消費財の一新と、アルジェリアは物資への需要に、「外から来た物資」は何でも飛ぶ様に売れる時代になった。


そこに、素早く入り込んで来たのが、韓国企業であった。

アルジェリアが平穏を取り戻し、国も市民も新しい消費材なら何でも欲しがっている事を日本企業に説明して、進出を促す稟議をしても、日本企業の風土では、即決は絶対出来なかった。

誰も進出を本気で考えようとせず、誰も責任を取りたがらず、例に依って「様子を見て考える」と言っているうちに、家電もICも車も、何もかも韓国製品に席巻されてしまった。


ソニーは欲しい。

でも、それと同じかそれ以上に高性能のサムスンがある。


トヨタは欲しい。

そのトヨタは、そのランドクルーザーの絶大なる信頼に揺らぎは無いものの、新車はは入って来ない。

15年落ち20年落ちのランクルを、修理しながら砂漠で愛用している以外、北部地中海沿岸の都市部では「ヒュンダイ」がしっかりとシェアーを奪ってしまった。


そして、インフラ整備の需要に中国のゼネコンが参入する。

国家プロジェクトの官庁新庁舎建設や、都市部道路の立体交差化、団地の建設、高速道路の建設と、安価な落札価格で中国企業は次々とその存在基盤を確立して行った。

何しろ彼等は、中国国内で犯罪を犯して有罪判決を受け「強制労働」の罪に服す服役者を連れて来て、現場労働にあたらせる。

タダ同然の人件費。

ヨーロッパのゼネコンが、価格で張り合える訳がない。


勿論、現地では「中国製」は安心出来ない事は、解っている。

分ってはいても、やはり安価な落札価格の前に、発注者も膝を屈してしまう。


5年程前、北部都市間高速道路の1/3の区間を、日本企業群が落札に成功した。

大変難しい工事を求められる地形の部分で、幾ら安くても中国ゼネコンに発注する勇気は無かった様だ。

しかし、各工事区間の地方ごとに異なる部族の違いと、その部族間の微妙な関係などをしっかり調整して作業員の徴募を行う必要がある事。

ラマダンの時期の喜捨の必要性とその方法。

工区の地質調査の必要性。

それらを幾ら教えようとしても、その他費用と工期の見積もりの甘さ等を指摘しても、東南アジアや中東各国など「イスラム社会」での工事実績を過信して頭から聞く耳を持たず、結局大失敗を繰り返している。

納期を何年も過ぎて、未だに完成していない。



さほどに、まだまだ特殊性の多く残る難しい国なのです。


そこに、日揮は半世紀に渡って根を張り、地域に順応し、政府からも地域住民からも絶大な信頼を勝ち取っていた日揮が、アルジェリアからの撤退を考える程に、今回の事件は悲惨であった。


洩れ伝わって来る情報を繋ぎ合わせて行くと、何かが多少は見えて来る。

先ず、日揮のアルジェリアに置ける作業の草分け的存在であった、前取締役副社長で、現最高顧問が事件に巻き込まれた。

彼は、開発パートナーである「BP」の幹部社員とのミーティングの為に、現地に出張していた。

その、相手のBPの幹部社員も殺されている。


既に既成メディアも報道し始めている通り、これは「この機会」を狙っての計画に違いないとみて、概ね間違いないであろう。

その為に、現場のアルジェリア人従業員に内通者をリクルートしていた。

日揮のスタッフでは無いらしいが、日揮のスタッフの為に調理を請け負っていた現地会社の人間であるらしい。



振り返ってみると、いわゆる「アラブ・ゲリラ」と呼ばれていた一部武装過激派が、「イスラム・テロ集団」と呼び名が変わって西欧各地で実力行使を始めたのは、イスラエル絡みの事件以外は、アメリカがイラクに侵入した「第一次湾岸戦争」から、激しくなって来たのではなかったか。


彼等は『ジハード(聖戦)』と言う言葉を使う様になった。

この言葉は、元来「十字軍」に抵抗したイスラム軍団の反撃を指した特殊な用語であった様だ。

ジハードに立ち上がったイスラム教徒は、神に召される…。

しかし実際は、コーランには、この表現はない。


その十字軍への抵抗戦、つまり「キリスト教徒によるイスラムの土地への蹂躙」に対する戦いの言葉が、8世紀を経て現代に甦ったのだ。

イスラエルとその擁護者アメリカへの抵抗活動を指して。


さらに、その活動を拡大解釈して、その土地その土地のイスラム教徒がかかえる、西欧からの影響による諸問題に対して起こすゲリラ活動全てを、ジハードと言う言葉で自己弁護する様になって行った。


それらの行為には、コーランの教えに則ったものもあれば、逸脱した行為もある。

自己弁護である以上、イスラム社会の無頼漢が外国人相手に不法行為を働いて、それが武力を伴っていれば、それは彼らに取って「ジハード」なのだ。


これは、お隣の国の『反日愛国』と同じである。

その事に関してもっと翻っていえば、紅衛兵がその気になって働く不法行為を全て『造反有理』と称して正当化していた動きと同根である。


要するに、不平不満を持って乱暴狼藉を働き「ジハード」と呼んで正当化を図る行為は、やはり国際社会としては許しておく訳にはいかない。

それが、アメリカを中心に欧米諸国の言う「テロリストには妥協しない」姿勢と軌を一にする。

実力行使あるのみ。。。



今回の襲撃と外国人拘束事件は、最初から平和的に解決出来得るものではなかった。

もし、単なる身代金が目的であれば、ガス田基地に立てこもっては求める結果は得られない。

外国人を基地から空港迄送るバスを途中で襲撃して、さらって砂漠の中に逃走して国境を越えてしまえば良いのだ。

今回の事件のきっかけのバス襲撃の様に。

そのまま人質を連れて逃げれば良いのだ。

日揮の最高顧問やBPの幹部社員が空港へ向かうバスを襲えば良いのだ。

内通者が居たらしい以上、どの日のバスを襲うえばいいかは、簡単に把握出来るであろう。

しかし彼等は、基地に立てこもった。

当然アルジェリア軍に包囲される事は分り切っている。


その包囲網を、人質を連れて突破する事など、不可能である。


その一方で、彼等は「仏軍のマリからの撤退」「911に関連して逮捕されているアメリカのイスラム過激派二名の釈放」という要求を出した。

「その要求が受け入れられれば、人質は解放する」と。


そんな要求が、受け入れられるとでも考えていたのだろうか。

もしそうだとしたら、随分甘っちょろい過激派である。


要するに、そこそこの交渉の繰り返しの後で、何らかの要求をのませながら、少数の人質だけ連れてマリへ逃げ込むつもりだったのかもしれない。

マリ国内での駆け引きに使う目的で。


それにしても。

日英の首脳を手にかけた事で、実は今回の襲撃事件の目的は達せられたのかもしれないと思う。

実行犯は、逃げられない事は計算に入っていたのだろう。


イスラムでは、イスラムを守る為の「殉教」は神への最高の奉仕であり、即神の世界(楽園=天国)に召されるのだ。

家族も周り中からの尊敬を得られる。

前近代的と言えば、確かに前近代的な感覚である。

しかし、我々日本人にとっての「冠婚葬祭」宗教とは訳が違うのだ。


砂漠という過酷な環境で生き伸びる為の、最低限の教えである「コーラン」の求める事は、平和に人生を全うする事が前提の、我々現代の日本人の宗教感覚とは、全く違うのです。

彼等に取って「イスラムの教え」とは、人間としての矜持を持って、無事に生きて行く知恵であって、生き物を慈しみあらゆる命を平等に尊重する仏教(小乗仏教)とは、全く異質な宗教なのです。


マリや、ニジェールや、リビアや、モーリタニアなど、今日無事に一日を終える事が最大の関心事である様な土地に住む人々に取って、自分達の生存を脅かす「異教徒ども」は、神の名に於いて抹殺しなくてはならぬものだ、と言われてそれに反論出来る様な若者等居ないのだ。


過激なグループを組織し、自ら率いて活動する「リーダー」は、現地の若者達への影響力は、想像を絶するものがある。

「悪の化身欧米の異教徒を殺せ」と命じられれば、自分の命を捨てる事も厭わず実行に尽くす若者等、あの辺りでは掃いて捨てる程、沢山居るに違いない。

なぜなら、自分たちが住む土地が、簡単に桃源郷には変わらない事は理解している。

ここは欧米では無い。

それなら、自分の命を捨てて「悪の化身」を滅ぼす事で、神の慈悲で少しでも近い将来に桃源郷に近づけられるのなら、この身を捨てる事等喜んで。


そんな若者を集め、攻撃対象の中に内通者を作る事くらい、それ程困難な事ではなかろう。

ただ、そのリーダーが真の解放者を目指す神の教えの伝道者であるのか。

はたまた、神の名を騙る事で名声を得て、それなりの富みも得ようとする、エセ伝道者なのか。

実際に作戦実行にあたる若者達が、本当に楽園に召されるのか、じつは神の怒りをかって地獄に追いやられるのかは、良く見極める事が寛容であろう。

彼等の側にたって言えば、であるが。


今回の「聖戦士血命旅団」を率いて居るのは、『マルボロー男爵』等と異名を持つ、タバコ密輸の親分でもあるらしい。

そんな男に取っては、今回の事件は「男を上げる」最高の襲撃であったに違いない。


悔しい限り。


勿論、事の真相は決して解明される事はあるまい。


マスコミが「実名の公表」を迫っている。

馬鹿も休み休み言え、と言う事だ。

既に一部の「派遣社員」のかたのご家族がテレビカメラの前で慟哭されている。

テレビ屋にとって、美味しくて仕方ない映像なのだろう。

見ていて、カメラマンを殴りつけてやりたくなる。


国際関係上に、西欧とイスラムの対立と言う座標の上で、資源の搾取とそれを守りたい現地の怒りと言う構造の上で、様々の要因を含んだ上での「悲惨極まりない」事件の被害者の、その遺族の「無念さ」と「怒り」とを、早速バラエティーにしたてて喜ぶ、テレビ屋ども。



>上智大の田島泰彦教授(メディア法)が、「遺族への配慮は大事だが、(中略)身元が分からなければ、会社や政府の対応に問題がなかったかを検証することもできない。この先もずっと名前を出さないという対応には疑問が残る」と主張している。
【1月23日付産経新聞朝刊】


>報道・人権問題に詳しいとされる田中早苗弁護士が
「日本中が注目している事件であり、親族のほかにも心配している人はいる。政府はよほどの事情がない限り氏名を公表すべきだと思う」
と述べた。
【毎日新聞の同日付夕刊】



ふざけろよ!

ふざけろよ!


>会社や政府の対応に問題がなかったかを検証することもできない。この先もずっと名前を出さないという対応には疑問が残る」

「メディア法」なんて訳の分らない「学問」をひけらかす御用学者と思しき輩が、「象牙の塔」の中で教授と言う肩書きを振りかざしながら、このような事件の「検証」が出来るとでも思っているのか!?

思い上りも甚だしい。



このようなヤツバラ共の手で、面白おかしく「お涙頂戴」バラエティーを報道などとぬかして洪水の如く垂れ流し、犠牲者の魂に泥を塗る様な行為は、断じて、断じて許せない。

せめて、一度くらいは「恥」ってものを知ってみろ。


返す返すも、犠牲者の皆さんの無念を思って、胸が張り裂けそうだ。

合掌。



このような流れの中で、日本とアルジェリアとの貴重な架け橋であった『日揮』が、アルジェリアでの活動を停止して引き上げるという。

悲しい結果を、傍観せざるを得ない現状が、口惜しい。

付け加えるが、私は日揮と言う会社とは、何ら関係を持っていません。




コメント (6)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

アルジェリアの惨事を「イスラム武装勢力のテロ」で括ってしまう感覚に、非常な違和感を覚える。

2013-01-22 22:01:03 | 世界に置ける日本
アルジェリアの天然ガス採掘基地への襲撃事件に、作戦終了の発表の後も、時間の経過と共に、悲惨な結果が明らかになって来る。

驚愕と、いら立ちと、そして、喪失感と虚無感とに苛まれる。



歴史的に遡って、オッサマ・ベン・ラーデンのアメリカ当局との関わりから、「アル・カイーダ」をC.I.Aの隠れ組織として言い募り、9.11も含めてアル・カイーダがらみの事件を全て「ユダヤ系国際金融機関」とアメリカが引き起こしたと、解説する向きも有る。

ユダ金と呼ぶ「世界の支配者」と、それと表裏一体を為すアメリカ政府との、最終的世界支配の巧妙に仕組まれた戦略で、そこに「石油支配権」を巡っての、地元民族権力との死闘が、中東から北アフリカ、更には「マリ」に象徴される西アフリカへと、舞台が移されて来た結果である、と解説すると、読んだ方はそんな気にもなろうと言うものかもしれない。

ありそうな事だと言えば、多いにありそうでは有る。

全くの因果関係は無いとは、言えないのだろう。

あらゆる産業と金融システムとを、がんじがらめに絡め取る搾取システムの頂点に、一握りのユダヤ人が存在している事は、厳然たる事実である。

今回の事件の当の襲撃犯たち自身は、そんな事はつゆ知らないかもしれず、複雑に絡み合って、何段階をも経る利害の達成経過の様々な玉突きゲームの様な伝達経路の最終的頂点には、彼等の意思が作用しているかもしれない。

しかし、その世界支配システムの歯車の回転の一つの動きとして、今回の事件を総括する気にはなれない。



フランス語で、「ミクロ・クリマ」という言葉がある。

直訳すると「微気候」である。

有る特定の地域の、四季折々の平均的気候分布の中にあって、地形の起伏による日照の差や、木立の高さの違い等にまで踏み込んでの植物層の違い、そして小川や池等による湿度の影響、土壌の地質学的構成差、風の通り道や霧の発生し易い窪み、その他様々な要因によるその土地の「平均的気候」に捕われない、極小単位ごとの地形的気候の特質を表す。


特に、ワイン生産の葡萄畑で、この言葉が多用される。


ボルドー地方や、ブルゴーニュ地区、という限定的地区の、同じ品種の葡萄を育てていても、出来上がるワインの畑ごとに微妙に異なる特性の、根拠として語られる。

あの斜面の畑の中で、あの一角だけ微妙に窪んでいて、春先の一時期そこだけ毎朝霧がかかる…。

あの畑の、あそこの部分だけ何時も途切れる事無く風が当たっている…。



このような事は、何も葡萄畑に限った事では無いであろう。

人間社会にも、当てはまる筈だ。

そして、エアコンの完備した広い家に住み、電化製品に囲まれて、車で移動する「アメリカ型生活」を、理想としていた時代はとっくに終わっている事だし。

何しろ、当のアメリカの社会自体が既に崩壊してしまっているのだから。

社会格差は絶望的な迄に広がって、貧困層は膨大な数に上り、医療保険その他市民の人生を支える制度は存在しないも同然の社会に成り果てている。

盲腸の手術費用250万円が払えなくて入院せず、そのまま亡くなる人の数は毎年数十万人単位に登る程だそうだ。

スタートラインが全く違うにも拘らず、競争が「フェアープレイ」であり、その競争に勝ち抜けば、他人より豊かな人間らしい生活が手に入る。

最初から勝てない戦いに勝利出来なかった人々は、「食料キップ」の配給でやっと食いつなぐ有様。

それでも、人々は銃を持ち、自らの家族と生活とは自らが守る、と思い込んでいる人々の群れ。

方や、世界の富を99%飲み込む1%の「支配者」達の周辺にたかって、おこぼれに預かって「豊かな生活」を享受している人々も居る。



どちらの陣営に置かれていようと、それでもアメリカは「腐っても鯛」なのだ。


上下水道完備など夢の世界で、日干し煉瓦の掘建て小屋同然の家に住み、生計を立てる仕事も確保できないその日暮らしで、飲み水の確保は幼い子供が1時間かけて泥水の水場に汲みに行く。

そのような環境に暮らす人々は、地球上の隅々に数えきれない程生存している。

そして、そのような環境に生まれて育っている人々にも、最初の頃は夢も蟻希望も有るはずだ。

幼い時代に、お父さんが大好きなタバコを毎日かってあげたい、と思う様なささやかな夢であっても、それはかけがえの無い夢であり、家族の愛情の発露である。

あるいは、メッシやロナウドの様なフットボール選手になって、皆に拍手喝采されて、フェラーリを買うんだと言う様な夢。

しかし、もの心付く頃になると、そんな物はどこかに消えてしまい、毎日親に言われて僅かなものを売り歩いて小銭を稼いだり、やせこけた畑を耕したり、末の兄弟を背負って水を運んだりで人生は過ぎて行くのだと言う事に、気がつく。


そして、そんな環境でもテレビは有る。

そこに、彼等はふんだんに登場する消費材の洪水に触れるのだ。

ドラマや映画で、外の世界の人間の暮らしに触れるのだ。

カザフスタンの寒村であろうが、アフリカの熱帯雨林のジャングルの奥地の集落であろうが、最近はインターネット・カフェが登場している。

彼等も、パソコンに触れる機会もあり、ネットで世界中の出来事にリアルタイムで触れ、世界中の人々と通信出来るのだ。


アメリカを筆頭とする西欧社会が、如何に病んでいようと、矛盾だらけであろうと、どれほど貧しい人々が大勢居ようと、やはりそれは彼等に取って夢の世界に思えるのだ。

そして。

自分の周りを見回して、何を感じるだろうか。


思春期になると、自我に目覚め、先祖の血脈に目覚め、民族の感情に目覚める。

自分の生きている周囲の社会を管理している「国家」は、腐敗していたり、旧宗主国に無力な傀儡政権だったり。

そして、本来自分達のものである各種資源や産物が、少しも自分達を潤していない事に気がつき始める。

その過程で、当然の様に「搾取する」西欧への嫌悪が生まれて来るのだ。


そして、その様な過酷な環境の地域になればなるほど、住民の心には信仰が血となり肉となって身に付いている。

神を恐れ、神の意思に従う事が、自然の行動様式となっている。

そして生活環境が過酷な程、そこには「イスラム」の教えが浸透して行く。


『コーラン』は、文庫本程の大きさの、多寡だか百ページ程のとてもシンプルな人間としての生きる基本しか書かれていない。

神を恐れよ。

日に5回、神に祈れ。

年長者を敬え。

快楽に溺れて、醜態を晒すな。

持てるものは、持たざるものに施せ。

弱いものを庇護せよ。


それらは、ムハンマドが語った事として記されている。

「酒に溺れるな」

それを、原理主義者達は「飲酒禁止」と解釈し、快楽を望むもの達は「酔っぱらわなければ飲んでも良い」と解釈する。

「弱者をいたわれ」

それを、原理主義者達は「女は庇護されるもので自由意志で生きてはならない」と解釈し、解放主義者達は「女性も男の同じ権利をもつ」と解釈する。

イスラムは、カトリックの様な資格としての聖職者は居ない。

マドラッセ(神学校)で徹底的にコーランとその「解釈法」を学び、自分で「指導者だ」と宣言するに至れば(その学識を周囲が感覚的に認めれば)それが「イマム」や「アヤトラー」という宗教指導者と呼ばれ、尊敬され、人々を導く。


従って、どのような価値観のイマムに教えを受けたかで、夫々のイスラム教徒の姿勢が決まって来る。

中には、西欧文明に対して敵対的攻撃的なイマムも居るのだ。




そして更にこの時代には、石油や天然ガス、その他の資源の確保が全地球的に最優先課題となった。


旧東西対立が消滅した現在、世界の対立軸は「西欧型経済」と「第三世界経済」の対立であり、そこには「資源を保有する国」と「資源を必要とする国」の対立であり、「キリスト教世界」と「イスラム教世界」対立である。

それはそのまま、世界の中での「強者」と「弱者」との対立に重なっている。

そして、弱者に分類されている部分が、泣き寝入りに甘んじる事無く、「第三世界」の「資源を持って奪取されて」いる「イスラム世界」という構図が、西欧世界の前に立ちふさがって来たのだ。

勿論、強大な軍事力や豊富な人材や潤沢な資金の無い、追い込まれた部分が過激に行動する様に追い込まれて行く。


そこに、反欧米のイデオロギーを持ち、旧東側や、新興の中国や、親米ながら石油資源で巨万の利益を独占して来た中東の支配者達の一部が、或はそれこそ本家本元のアメリカまでもが、密かに資金と武器弾薬を与えて活動させる組織を作って行くのだ。

アフガニスタンも。

パキスタンも。

イランも。

ソマリアも。

全部条件も違えば、住民の利害も意識も違う。

マリでも。


そして、彼等の内なる方にも「穏健派」と「過激派」が存在し、大局的に対処しようとする勢力と、局地的に突出したがる勢力とがある。

国境をまたいで多くの国々に分布している部族も居れば、一つの国の中に数多くの違う部族も存在する。

夫々が求める方向は、全て異なっている。

それらの有る部分をロシアが援助して居れば、別の部分はアメリカが、更に又別の部分には中国が。


そのような『ミクロ・クリマ』の錯綜する地域紛争の究極の帰納点は、反米である。



『マリ共和国』

広さは、フランスの約二倍、従って日本の三倍もの宏大な国である。

西から時計回りに、ギニア、モーリタニア、アルジェリア、ニジェール、ブルキナ・ファソ、コート・ジヴォアールに囲まれて居る。

国土南側の1/3弱はサバンナで、雨期もあるし草も木も生える。

首都バマコもその地方にあり、ネグロイド(黒人種)族が住み、国民の大多数を形成し、GDPの殆どを産み出している。

キリスト教である。

北側2/3強の国土は、サハラとサバンナの境界線に伸びる「サヘル」という土地で、うっすらと草木が貧弱に繁る赤土と砂の混成土壌で、やせこけた牛を飼い、極めて実りの少ない農業で生きている。

住む人々は今「トウアレグ族」と呼ばれるリビアからアルジェリアニジェールにまたがって分散する遊牧民である。

当然イスラム教徒。

非常に貧しいが、そこには小規模ながら天然ガス田がある。

更に彼等にとって重要なのは、ウラン鉱山がある事なのだ。



この資源を巡って、南の中央政府と北のトウアレグ人達との綱引きが続き、北は独立を主張し始めていた。

この地のトウアレグ族マリ人達は、食い扶持を求めてリビアに出稼ぎに流れ、カダフィー大佐の軍に編成されていた。

そのマリの地に「カダフィー一族」は財産を隠匿していたのである。

カダフィーが倒れ、残党が武器弾薬を持って、アルジェリア、ニジェールを踏破してマリ逃れて来たのが、昨年の春の事であった。

その地から来たトウアレグ族マリ人も、里帰りして来た。

武器弾薬を手みやげに。


そこで、北の独立運動に具体性が加わり、実質的に北部マリは「イスラム教トウアレグ族」の武力支配下に納まってしまった。


中央政府としては、国土の大半を失う訳にも行かないし、天然資源も失う訳にはいかない。

しかし、整備されていない「マリ共和国軍」の抵抗力は、戦闘訓練を受けているリビア帰りのイスラム勢力に、抵抗出来ない体たらくであった。


当然、頼みはフランスしかない。

旧宗主国フランスは、マリにとって、物質的にも精神的にも援助者なのだから。


これを、フランスの搾取システムの効果、と言う解説も見かける。

そうかも知れない。

実際その通りなのだろう。

しかし現実としてフランスの存在は、実際に彼等の感覚により密着しているのだ。

ガスとウラン鉱脈との利権を失いたくない事も当然の理由であるにせよ、フランスは中央政府に助けを求められて、出て行かない筈は無かった。



そして、いつの世も、何処の世界にも「不満分子」は居る。

日本人は、お上に不満があっても、それをぶつけない。

常に、大樹の陰に寄る事を好み、諦めの美学に堕してきた。


日本人以外の民族は、特に第三世界になるにつれて、不満を抱く国民は直接に権力にぶつかって行く。

組織化されていない不満分子が、やがて徒党を組む様になり、勝手に『アル・カイーダ』を名乗る。

相前後して、資金と手段とを持つ本家のリクルート班にオルグされ、中東のどこかで軍事訓練を受ける連中も出て来る。

そのような連中がリーダーとなって、その地方の「武装勢力」が形成され、その内、自らの活動を誇示する様になって行く…。


そうやって形成されて行った「マグレブ・イスラム・アル・カイーダ」を、個人的金権体質による勝手な行動により追い出されていた、タバコ密輸でならしたベルモフタールなる人物が、『イスラム聖戦士血盟旅団』を名乗っておこなったのが、今回のアルジェリアはイン・ナメナス近くのガス開発基地襲撃事件であった。


実際の手はずは、カナダ人が取り仕切った様だが、この男もカナダ移民のこの辺りの血を引く人物の様である。

金髪のカナダ人も居るらしいが。



彼等は、日本人に特に手荒かった。

解っているだけで8カ国の国籍にまたがる外国人被害者の中で、最も死亡者の多いのが日本人である。

最初のバス襲撃で2名が亡くなった様だ。

その後、基地内の宿舎棟の「日本人宿舎」の部屋へ真っすぐ向かって銃を発砲した、という目撃情報もある。


後は、様々な情報が錯綜しているので、まだここでは触れない。

しかし拘束された中で、欧米人より「敏捷に立ち回れなかった」様でもあるし、巡り合わせも悪かったのかもしれない。

それにしても、日本人は多くの犠牲を払った。


アルジェリアでの日本人の評判は、悪くは無い。

北部高速道路建設を請け負った、日本企業コンソーシアムの中核の「大成建設」と「鹿島コーポレーション」は、現地の労働者の地域事情を無視して、極めて評判が悪い。

しかし、西側2/3の建設を請け負った中国が完成させた部分は、鋪装も乱雑で走行の際の振動や雑音があるのに対して、技術的に難しい山岳地帯の繰り返す東側1/3を作っている日本側の、既に完成させた部分は、走行時の振動も無く鋪装が滑らかで、やはり日本の技術は確かだ、と再認識されている。

近年急速に入り込んで、山ほどの建築や橋梁や道路を作っている中国は、作業員と一緒にその他大勢の中国人が大挙して押し寄せ、ゲットーを作り工作機械を持ち込んで軽工業を起こして、アルジェリアの地場産業を潰してしまったり、立ち居振る舞いの悪さからすこぶる評判が悪い。

今回の事件で、余りに日本人が被害に遭い過ぎている事に、現地のアルジェリア人達も首を傾げている。

もしかしたら、日本人も中国人と同類に見られてしまったのか、という穿った味方すらあった。


しかし。

考えてみると、惨殺されたバック・パッカーや、無惨に銃撃された女性ジャーナリストの事を思い出すに、いまや日本人は以前のような「人畜無害」な良いヤツ、と言うイメージは亡くなっているのではなかろうか。

地域住民には好まれていても、少なくとも欧米侵略に抵抗する武装勢力の間では、日本人のイメージは、我々日本人が想像している様な物とは、乖離してしまっているのかもしれない。

何しろ、「裕福な国」と言うイメージは、未だ衰えていないのだろう。

そして、その裕福な国は、彼等を侵略して搾取使用としている「欧米侵略者」の先導役として、見られているのではあるまいか。

日本人は、欧米人でもないくせに、欧米人に混じって搾取する側に居る。。。


個人としても、国家としても、今ひとつ個性が感じられず、ひ弱で扱い易い。

そして、日本人を犠牲にすれば、欧米へのインパクトは少ないかもしれないが、欧米と立ち向かっている彼等の内側では、大きなインパクトがあるのではなかろうか。

「金はだすけど自分では何も出来ない」

「欧米の番犬」



▶安倍首相、声を荒らげ「攻撃どういうことか」(読売/見出し)

>東南アジア歴訪中の安倍は、バンコク市内のホテルで日英電話首脳会談に臨んだ。現地時間の17日午後4時(日本時間17日午後6時)。アルジェリアで武装勢力による人質事件が発生して丸1日経過していた。

>電話会談でのキャメロンの口調に、予想以上に事態が悪化していると知った安倍は、「私からも人命優先をアルジェリアに求める」と約束した。

>キャメロンの危惧は的中した。会談から数時間後、アルジェリア軍は、関係国への通告なしで武装勢力への攻撃に踏みきった。

>安倍は17日深夜(同18日未明)になって、タイから、アルジェリアのセラル首相に電話した。

>「人命優先を要請していたはずだ。攻撃するとは一体どういうことか。米英の支援を受けたらどうか」

>声を荒らげる安倍に、セラルは聞く耳を持たず、「我々が一番うまく対応できるんだ」と答えた。
【読売新聞/1月23日(水)6時23分配信】



甘いんだよ!


人命尊重は人類の共通の規範であろう。

しかし、武装組織との戦いという修羅場で、修羅場の何たるかを知りもしない日本人が何を叫ぼうと、何の重みも無い。




いまや「日本人」は、西郷さんが連れている忠犬等と違って、もっとずっとマヌケな犬に過ぎないと言う立場に、気がつき始めた人々が居る様だ。

もとより感づかれていた欧米側だけでは無く、欧米に抵抗する側にまで…。


眼を見開いて、世界を正確に見て行動しないと、このままではえらい事になりそうだ。。。


コメント (10)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

とうとう日本迄が「マリの紛争」に巻き込まれてしまった…!【週末一口時評】

2013-01-19 12:12:45 | 世界に置ける日本
【今週の悲劇】


マリ共和国の紛争は、非常に根深い複雑な状況が絡み合っている。

国際社会での、欧米による第三世界の搾取という広い括りで言えば、日本も関係していた。

それが、今週遂に直接関わり合いを持つ事になってしまった。



舞台となったのは、アルジェリア国営石油ガス開発公団ソナトラットと、ノルウェー、イギリスの共同開発ガス田である。


     
     現場の航空写真



現地は、アルジェリア東部リビアとの国境地帯、イン・ナメンスからおよそ40キロ。

サイトの地名は「ティゲントウリーン」という、砂漠のまっただ中。



     
     三番目の拡大図で上部がガス田開発地、下部がゲート、宿泊施設



     
     イン・ナメナスの境界の入り口の地名表示板



     
     ティゲントウーリンの境界入り口の表示板



     
     ガス田の一部



     
     ガス田の一部別景



     
     今回の襲撃グループの首領とされる「アブデルマレック・ドウロークデル」



今回の事件の首謀者、『AQMI(マグレブ・イスラム・アル・カイーダ)』のリーダーで、2007年に同国でおこった自爆テロ事件の首謀者として、今週金曜日に、アルジェの法定で死刑が宣告されていた。


アルジェリア軍二よる、土曜日の最終突入で、最後に閉じ込もっていた11名の襲撃犯は全滅した様だが、彼等が捉えていた最後の外国人捕虜7名(ベルギー人3名、アメリカ人2名、イギリス人1名と日本人1名)は、彼等が全滅する前に報復で殺害されていた模様。

アルジェリア軍は、直ちに基地内に仕掛けられていた爆発物の撤去作業を開始した。


最終突入前の、金曜日夜の時点での結果報告によると、被害は以下の通り。


襲撃犯により拘束されていた人数。

アルジェリア人 573名。
外国人     137名。


その時点で把握されていた死亡者数。

襲撃犯      18名。
捕虜       12名。


現地では、16名から20名程の死者と見ている。

外国のソースによると、最終的に25名ないし27名の外国人が死亡したと見る向きも有る。



その後の続報。

襲撃犯   合計 32名 全員死亡
人質の死者 合計 23名

解放された人質  アルジェリア人 685名
         外国人     107名
  

◆「突入強行予想された」=マリ軍事介入も影響―残る邦人人質の安否懸念・日揮関係者(時事通信/1月20日(日)0時26分配信)

>「軍が突入するのは確実だと思っていた。きょうかあすはこうなると予想していた」と述べ、アルジェリア軍の作戦強行を予期していたことを明らかにした。

>「(イスラム過激派の襲撃で)威信を失墜させられたアルジェリアは早く事件を解決したかったのだろう」と指摘。「アルジェリアは人質となった犠牲者が民主主義のために殉教したと言うはずだ」と述べた。

>隣国マリで行われていたフランスによる軍事介入も事件の行方に大きな影響を与えたと指摘。「人質事件が長期化すれば、マリの軍事作戦はめちゃくちゃになる。フランス政府が事件の早期解決に同意したことは確実だ」と述べ、周辺の国際情勢が軍の早期強行突入という結末を招いたとの見方を示した。



合掌。





【今週の世界】


アルジェリア以外も、世界中がけっして笑顔で過ごせた一週間ではなかった。


《インドネシア》
今年多かったモンスーンに依る水害で、ジャカルタ市では木曜日に1万8千人が浸水で家を失った。

     
     
     17日木曜日のジャカルタ市内



《ケニヤ》  
数多くの汚職や利益誘導に明け暮れた国会の5年の任期が終わる事を「祝って」デモ隊が棺を燃やして抗議と祝賀のデモを行った。


     
     16日水曜日ナイロビ市にてマフォーマンスを行うデモ参加者



《シリア》
15日火曜日、試験中のアレッポの大学で二度の爆発が起こり、80名以上が死亡し、160名以上が重軽傷をおった。


     
     アレッポ大学の爆発現場
     


《パキスタン》
イスラマバードで、反政府デモが連続して行われ数千人がハンストに突入。パキスタン最高裁は首相に逮捕状を発令した。


     
     火曜日、3日目を迎えたイスラマバーでのハンストの様子



《インド》
14日月曜日、12年に一度の「クンブー・メラ」大祭の初日、アラハバードで頭に灰をかぶった聖者達が、55日間続く大祭の開始を告げた。


     
     頭に灰をかぶった聖者達の、大祭開始宣言



《メキシコ》
16日水曜日、メキシコシティーで「自転車推進派」の、メキシコを被う自動車公害と、その人体に与える影響を訴えるデモを行った。


     
     肺や心臓などの病変を描いたボディー・ペインティングを施した参加者達



《スエーデン》
15日火曜日、ストックホルム郊外で22歳のお手伝いさんの女性が、列車を勝手に盗んで走行させ、1キロ程走った所で脱線して民家に突入した。犯人の女性は負傷して病院に運ばれたが、その他にけが人は居なかった。盗まれた列車も人は乗っていなかった。


     
     民家に突入した、盗まれた列車



《フランス》
15日火曜日、フランス北方のアラス市で、チッソ肥料の環境への悪影響を指摘して「極端な」肥料の使用制限を法制化する動きに抵抗した農家の人々が、市の中央広場にトラクターで続々と集結。


     
     アラスの「グラン・プラス」を占拠しに集まりつつある、抵抗農民のトラクター



《中国》
先週末から今週の始めに掛けて、中国北部と東部の大都市を極端な大気汚染が襲った。航空機や車両の運行に支障が出る程で、気管支炎の患者が急造し、マスクが飛ぶ様に売れた。


     
     先も見えない大気汚染の中で気功に励む中国人達



15日火曜日、グアンドング市で食料品店に納める為に、千匹程の猫を運送中のトラックが事故を起こし、運転手が逃亡。餓えと渇きで瀕死の猫達は、その後救出されたらしい。


     
     トラックの荷台に閉じ込められた千匹の「食用」猫



それでも、一人お気楽な国も有る。。。。

《アメリカ》
アリゾナ州に1959年にヴォランティアで作られた、活動的なお年寄りだけを受け入れている町「SUN CITY」では、50年間に渡って盛況を誇っている。


     
     今日も、老年チア・リーダークラブで活動中の町民



方や、カリフォルニアでは、サン・フランシスコで来る2月1日から施行される事になった「町中でのヌーディスムを禁止」する市条例に反対して、多くのヌーディスト達がデモに集った。


     
     市裁判所前でジャーナリストに囲まれるヌーディスト





【一口時評】


◆外国人人質7人死亡 アルジェリア報道、軍の作戦終了(朝日新聞デジタル/1月19日(土)23時18分配信)
◇72時間の悲劇は終わった。 「大国の経済支配と少数民族の宗教的経済的独立の欲求」の対立は、日本に居ては想像で出来ない程、根深い。


◆日米外相会談で米、日本側を破格の待遇 F35も初めて議題に(産經新聞/1月19日(土)16時22分配信)
◇アルジェリア事件と尖閣諸島問題に絡めて、早速喉を撫でられて腹を出すポチ。


♠片山さつき氏 憲法の天賦人権説由来の規定改める必要指摘(NEWS ポストセブン/1月19日(土)7時6分配信)
〓毒婦。


●石原・維新代表「現行憲法は諸悪の根源」(読売新聞/1月19日(土)20時9分配信)
◉でたああー。諸悪の根源に言われたあー。


◆<渡辺みんな代表>首相と会談「日銀総裁候補は竹中氏ら」(毎日新聞/1月19日(土)23時25分配信)
◇うひゃああー!


▶<関西電力>米国産シェールガスの輸入交渉開始(毎日新聞/1月20日(日)2時30分配信)
▷カナダが安価で売ってくれると言ってたのに、またまた市価の9倍かい!?

▶「改革と展望」復活=経済再生の道筋明示―諮問会議(時事通信/1月20日(日)2時33分配信)
▷「諮問会議」と言う名の国民への赤紙送付機関。

▶経済財政諮問会議に東芝&三菱ケミ社長起用で加速する原発推進シフト(Buisiness Journal/1月19日(土)7時57分配信)
▷国民はと殺場へ、国富は自分達の懐とアメリカへ。

▶安倍政権のバラマキ政策が日本経済を救う唯一のシナリオ(ニューズウイーク日本版/1月15日(火)16時9分配信)
▷日本の増すゴミだけではなく、宗主国のプレス迄が応援団♡

▶安倍新政権20兆円緊急経済対策赤字だけが残る懸念ぬぐえず(ダイヤモンド・オンライン/1月15日(火)8時30分配信)
▷おっ、まともな記事も…と思いきや。「社会保障費抑制が必須」だとさ。人共めが。

▶国民負担で延命している東京電力(東洋経済オンライン/1月17日)
▷人食い企業の内情暴露。

▶中国が対北決議容認…安保理、週明けにも採択へ(読売新聞/1月20日(日)3時2分配信)
▷尖閣諸島でアメリカが日本寄りを鮮明にしたもんだから(汗)

▶日本企業の移転加速が拍車 崩れる「世界の工場」の地位=中国(サーチナ/1月19日(土)9時56分配信)
▷「ラインも機材も接収するから平気」だよね。技術はとっくにパクってるし。

▶日本が重要製品を売ってくれない…中国原発業界が困難に直面(サーチナ/1月14日(月)17時35分)
▷まあね。

▶中国の汚染物質、砂じんとともに韓国へ飛来=鉛とヒ素を検出―韓国メディア(Record China/1月19日(土)16時15分配信)
▷やがてすぐにも日本に到着予定です。せめてものお返し、だそうです。

▶<安倍首相>訪中の公明代表に習総書記あての親書託す意向(毎日新聞/1月19日(土)23時32分配信)
▷「関係改善の第一歩にしたい」ってあなた、鳩サン以上の事が出来るとでも!?

▶習近平氏への親書、公明・山口代表に託す…首相(読売新聞/1月19日(土)20時25分配信)
▷「尖閣諸島は係争地ではありません。南京虐殺はありませんでした。仲良くしましょうね」(爆)

▶橋下氏、新人議員に「みなさんの意見なんて世間は聞きたくない」(産經新聞/1月19日(土)21時26分配信)
▷「俺の言う事だけが受けるんだ!」って、大笑い。

▶米欧のメディア反応 支援拒む政府にいらだち アルジェリア邦人拘束(産經新聞/1月20日(日)0時4分配信)
▷いい加減に「邦人拘束」って止めないか。日本人は710名の中の一部だろ!

▶安倍首相、TPP参加表明見送りへ=2月の日米首脳会談(時事通信/1月19日(土)19時10分配信)
▷フェイント? 猫だまし?? それとも単純に「ウソ」???

▶自衛隊の在外邦人救出は「検討課題」…防衛相(読売新聞/1月19日(土)19時9分配信)
▷グッド・タイミング! でもね、普通相手国は受け入れないよ、言っとくけど。

▶一般会計93兆円超=来年度予算、過去最大(時事通信/1月19日(土)18時56分配信)
▷じゃあ、特別会計は300兆円くらい有る訳だ。笑いが止まらんね、官吏ども。

▶<福島県知事>退院、23日から公務復帰(毎日新聞/1月19日(土)18時27分配信)
▷勿論、何やらとの因果関係は全く証明されません。「直ちには影響はございません」ですしね。

▶日米首脳会談実現に全力傾注する安倍首相は、オバマ大統領と何を約束するのか/歳川 隆雄(現代ビジネス/1月19日(土)8時5分配信)
▷「集団的自衛権行使とTPP交渉参加を約束するが、未公表になるはずだ。」だよね。

▶米、中国挑発に「反対」 日米外相会談 来月に首脳会談(産經新聞/1月19日(土)14時51分配信)
▷「せいぜい今の内だけでも腹を撫でておいてやれよ。」だそうです。

▶中国の尖閣接近「反対」 米国務長官、岸田外相に明言(朝日新聞デジタル/1月19日(土)12時43分配信)
▷解ってるよな…TPP。

▶岸田外相「TPP、日米で緊密に連絡」 米閣僚らと会談(朝日新聞/1月19日11時39分)
▷はいはい、そりゃあもう、わかっておりますとも、へこへこ。

▶港湾施設500カ所超で緊急点検=老朽化対策で、岸壁や防波堤―国交省(時事通信/1月19日(土)14時41分配信)
▷わぁーい。保守点検をさぼって来たお陰で、またまた巨大利権だぜーぃ。

▶軽減税率、自民側の先送り発言に公明側が不快感(読売新聞/1月19日(土)12時52分配信)
▷せめて、公明新聞の購読料だけでも約束果たせよ、って。

▶日本人10人を一時軟禁 中国人工員ら、労働条件に反発(朝日新聞/1月20日1時17分)
▷アル・カイダではございませんので、政治信条宗教上の行動ではございません。

▶日本の同盟への取り組みに感謝=米長官(時事通信/1月19日(土)16時10分配信)
▷精一杯貢がせて頂きましたよ。

▶オランダで粉ミルク不足、中国人の買い占めに非難殺到 蘭メディア、「中国に帰ってほしい」(XINHUA.JP/1月18日(金)21時56分配信)
▷13億のイナゴの大群が。。。

▶「なぜ中国は除外!?」興収60億突破の劇場版「ONE PIECE」、アジアで公開へ―中国版ツイッター(Record China/1月19日(土)8時40分配信)
▷そりゃあもう、「中国製海賊版」を輸出されたく無いもん。

▶鳩山元首相は「国賊」=小野寺防衛相(時事通信/1月17日(木)22時37分配信)
▷おうおう、売国奴が「国賊」なんて言葉を使って!?

▶「中日関係改善には鳩山氏のような姿勢が必要」=中国報道(XINHUA.JP/01月18日)
▷良かったねえ、都合の良い人物が現れて!?

▶訪中の鳩山氏 中国では賞賛、日本では「国賊」=中国報道(サーチナ/1月18日(金)23時12分配信)
▷やれやれ。

▶<理科実験失敗>生徒に罰で希釈塩酸飲ます…愛知の中学教諭(毎日新聞/1月19日(土)22時45分配信)
▷狂師。

▶女性警官に服脱ぐよう強要、2警官を逮捕(読売新聞/1月19日(土)19時9分配信)
▷上が上なら、下も下で。

▶草木放置・水側溝に…手抜き除染3件に改善指示(読売新聞/1月19日(土)22時22分配信)
▷へっ。たった3件で幕引きかい。

▶除染業者45%に違反…被ばく線量測定不備など(読売新聞/1月19日(土)15時30分配信)
▷氷山の一角。というか、除染など何の効果も無いのだから、どうでも良いんかな。

▶韓国紙へのサイバー攻撃は北の犯行…韓国警察庁(読売新聞/1月19日(土)21時59分配信)
▷ありゃりゃ、日本のせいにしないんだ!?

▶「反日無罪」乱発の韓国司法 次の焦点は許永中受刑者の早期出所か(産經新聞/1月19日(土)20時57分配信)
▷隣の国の「反日愛国といい、好きにやって下さい。

▶橋下氏、維新の共同代表に…2頭体制で発信へ(読売新聞/1月19日(土)21時48分配信)
▷シャム双生児。

▶前ロシア国防相に迫る司法の手 止まらないスキャンダル暴露(産經新聞/1月19日(土)19時12分配信)
▷どの国も「負け組」がやられますな。

▶<ロシア>野党活動家がオランダで自殺…直前に亡命申請棄却(毎日新聞/1月19日(土)18時48分配信)
▷直接身体的損害を与えず名誉を失墜させるだけ、日本の方が校妙にして陰湿。

▶トヨタ、米の「急加速事故」で遺族と和解(読売新聞/1月19日(土)18時46分配信)
▷集団訴訟と言う名の民間TPP。これが正規のTPPになった日にゃ。

▶チベット族焼身自殺100人に=中国(時事通信/1月19日(土)11時55分配信)
▷内政問題。

▶マツダ、27年からアルファロメオ生産(産經新聞/1月19日(土)10時51分配信)
▷アルファ…。マツダ飛躍のきっかけになれ。

▶B787「1000%の安全確認必要」 運航再開へ米長官(産經新聞/1月19日(土)9時55分配信)
▷わっ。米国運輸長官に「ハシゲ」が乗り移った!?

▶放火殺人「誰でもよかった」と介護福祉士の女(読売新聞/1月19日(土)9時58分配信)
▷「超むかついてえー、誰でも良いから殺してやりたくてえー」こんなヤツは同じ様に火あぶりにすべし。


▶川内、大会新V 旅券忘れても「切り替え」エジプト国際マラソン(スポニチアネックス/1月18日 19時42分)
▷やったね!

▶川内 帰路は主催者用意ビジネス席「必要以上に快適」(スポニチアネックス/1月20日(日)7時2分配信)
▷やったね!!

▶昭和の大ヒーロー大鵬死す 最多V32(デイリースポーツ/1月20日(日)7時0分配信)
▷心技体、備わった名横綱だった。合掌。



◉室井佑月「石原さんは第三極の躍進を邪魔した迷惑な人」と表す(週刊朝日/1月4・11日号)

>安倍さんは、自民党の支持者が国民全体のわずか2割ということを忘れないで。そして、石原さんは第三極の躍進を邪魔した迷惑な人だってことを、誰かが本人に伝えてほしい。

◎この人が、NHKのレギュラーで居られることが、まだNHKに救いが残ってる証か…。





【今週の新党モフモフ】


     
     明日が、見える様な、見えない様な…



     
     うん。明日は、見えるよ。よっく見れば。



    
    え。どれどれ?



     
     だってさあ、チカレタビー。



     
     だあれ、ぶっ飛ばすわよ!? そんな弱音吐いてるヤツ! 



     
     そうだよ。明日はもうすぐ、明日じゃないか。



     
     モリニャンです。オザニャン、寝た振りするの止めて下さい!



     
     わたくしオザニャンは、一兵卒としてムニャムニャ…



     
     なことありません。オザニャンはツメを研いで居りますよ。




     
     にゃにゃにゃ。それでこそオザニャンだにゃあ。




コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

イスラムの地のキリスト教聖地/大聖人アウグスティヌスの眠るアンナバ(アルジェリア)【日曜フォトの旅】

2013-01-13 22:43:15 | 歴史と文化
北アフリカのアラブ諸国を『マグレブ諸国』という。

モロッコ、アルジェリア、チュニジア。

その東のリビアとエジプトは、マグレブという括りには入れない様だ。

歴史的には、フェニキアが植民してローマに支配権が移り、ローマ帝国分裂後は東西ローマに別れて、更に東はビザンティンと名を変え、西はゲルルマン民族のヴァンダル族に破壊され尽くした後、アレクサンドリアの海賊に支配が移る。

その間に起こったイスラムが、ムハンマドの孫娘の系統と、その婿の系統とで正統を争って破れた「スンニ派」が次々とイスラム化して、ベルベル人と呼ばれるアラブと混血した北アフリカ系イスラムの勢力下に入って言って『マグレブ』圏の外郭が出来上がって行った。



ところで、東西ローマに分割し、夫々に「正帝」「副帝」をおく『四分統治』のローマ帝国に有って、西の副帝でった「コンスタンティヌス」が、大変ややこしい権力闘争の末、「西ローマ正帝」となり、東の正帝リキニウスと共同で「全ローマ帝国民に信仰の自由を認める」決定をする。

これが、俗にいう『ミラノの勅令』である。

実際には、東方のニコメディアで発表された「覚え書き」であるが、後の歴史でこの事が、彼をしてキリスト教を公認したローマ皇帝、と呼ばれるに致す。

その後、彼はフランク族やアレマン族などのゲルマン諸族の反乱を何度も鎮圧しながら支配権の勢力を東へと移して行く。

結局、リキニウスも倒した後、他に有力者が居なかった事も有って、全ローマの支配権を確立した。

実質的「東西ローマ」の終焉であり、旧統一ローマ帝国の再現である。

その際、彼は帝国首都をローマから、ギリシア野ビザンティオンに写し、新しいローマを建設した。

キリスト教をローマの国境に下のは更に半世紀の地のテオドシウス帝であるが、東方の優位性を造り上げたコンスタンティヌスが「東方教会」で列聖される所以となった。

337年、ニコメディアにて没。




そのほんの少し後、北アフリカの「ローマ帝国の穀倉」と呼ばれていた領土の町「タガテス」で生まれたのが、後のキリスト教大学者、大聖人となるアウグスティヌスである。

アルジェリアの西の外れ、リビア国境に近いその町は現在「スーク・アハラス」と呼ばれている。

以下に「アウグスティヌス」の生涯の概略を、Wikipediaから転載する。

(転載開始)
アウグスティヌスはキリスト教徒の母モニカ(聖人)と異教徒の父パトリキウスの子として、北アフリカのタガステ(現在、アルジェリアのス-ク・アハラス)に生まれた。若い頃から弁論術の勉強をし、370年から西方第2の都市カルタゴで弁論術を学ぶ。父パトリキウスは371年、死の直前に受洗した。翌372年、同棲中の女性(氏名不詳)との間に私生児である息子アデオダトゥス(Adeodatus、a-deo-datusから「神からの贈り物」の意)(372-388)が生まれる。同棲は15年に及んだといわれる。当時を回想して「私は肉欲に支配され荒れ狂い、まったくその欲望のままになっていた」と『告白』で述べている。
キリスト教に回心する前は、一時期(373年-382年)、善悪二元論のマニ教を信奉していたが、キケロの『ホルテンシウス』を読み哲学に関心をもち、マニ教と距離をおくようになる。その後ネオプラトニズム(新プラトン主義)を知り、ますますマニ教に幻滅を感じた。
当時ローマ帝国の首都であったイタリアのローマに383年に行き、更に384年には、その北に位置する宮廷所在地ミラノで弁論術の教師をするうち、ミラノの司教アンブロジウスおよび母モニカの影響によって、387年に息子アデオダトゥスとともに洗礼を受け、キリスト教徒となった。受洗前の386年、ミラノの自宅で隣家の子どもから「Tolle, lege(とって読め)」という声を聞き、近くにあったパウロ書簡「ローマの信徒への手紙(ローマ人への手紙)」第13章13-14節の「主イエス・キリストを身にまとえ、肉欲をみたすことに心を向けてはならない」を読んで回心したといわれる。
アウグスティヌスは、387年、母モニカがオスティアで没した後、アフリカに帰り、息子や仲間と共に一種の修道院生活を行ったが、この時に彼が定めた規則は「アウグスティヌスの戒則」と言われ、キリスト教修道会規則の一つとなった(聖アウグスチノ修道会はアウグスティヌスの定めた会則を元に修道生活を送っていた修道士たちが13世紀に合同して出来た修道会である)。
391年、北アフリカの都市ヒッポ(当時、カルタゴに次ぐアフリカ第2の都市)の教会の司祭に、更に396年には司教に選出されたため、その時初めて聖職者としての叙階を受けた。
430年、ヨーロッパからジブラルタル海峡を渡って北アフリカに侵入したゲルマン人の一族ヴァンダル人によってヒッポが包囲される中、ローマ帝国の落日とあわせるように古代思想の巨人はこの世を去った。
(転載終了)



その、アウグスティヌス終焉の地「ヒッポ」は、現在アンナバと呼ばれる都会になっている。

生地タガステからきたに100キロ、地中海に面し背後が山となって守られた、要害の地である。



     
     背後の山頂から見下ろすアンナバの町


町の外れの海岸は、柔らかな砂浜である。


     
     アンナバ周辺の浜辺


海岸線の遊歩道から数メートル下の砂浜におりると、漁師が何人かテント掛けでその日の漁の揚がりを売っている。


     
     カジキマグロは、見事な角を残して殆ど売れてしまっていた


     
     眼鏡越しに、真剣に品定めする買い物客の男性も


余り多種に及ぶ訳ではないものの、魚の種類ごとにお行儀良く並べられていた。


     
     鯛の一種


     
     サヨリ? にしては「口先」が短いが…。


     
     これは正体不明のギョロ目君



現在のアンナバの町外れに「ヒッポ遺跡」が有る。

ウイキで述べられているが、4世紀の西ローマ帝国の北海岸で、カルタゴに次ぐ二番目に大きな町であったそうな。


     
     当時の邸宅跡


     



     
     当時の洗礼堂


後世の水盤ではなく、イエス自身がヨルダン川の中に腰迄入って跪いた如くに、当時の洗礼はちょっとした大型の風呂桶の様な感じで、腰迄浸かる様に作られていた。


     
     

この洗礼堂で、時のヒッポの司教アウグスティヌスは多くの「異教徒達」を改宗させたのだろう。




その背景の小高い丘の頂上に、現代のバジリカ聖堂が「聖アウグスティヌス」に捧げられて建立されている。


     


     



草むした小径を辿って、聖堂迄登って行こう。

そうすると、聖堂の正面と反対側、十字架の形の頭の側にたどり着く。

そのまま、正面に回り込んで行くのだ。



     
     バジリカ「聖アウグスティヌス聖堂」正面


さすが、フランス統治下の19世紀の建立だけ有って、リヨンの丘の天辺に建つ「ノートル・ダム・ド・フールヴィエール」や、マルセイユの丘の頂上に聳える「ノートル・ダム・ド・カンウヴィエール」にとても似た感じがする。

流石に土地柄、正面の一部装飾はタイルのモザイク文様である。


     
     身廊から奥の内陣を見晴らす


天井は見事な格子。

北アフリカの伝統建築で、天井は椰子の木で作られるのを、踏襲しているのだ。


     
     身廊の格天井


縦(身廊から内陣へ)と横(翼廊)の交差部、主祭壇の上の天井部分は塔が立ち上がり、クーポラで閉ざさずにそのまま明かり取りで抜けている。

さすがに雨に少ない土地柄ならではと言えるのだろう。


     
     明かり取りの塔


そして、内陣の方を向くと、天井の半ドームの見事なモザイク壁画が素晴らしい。

ただ、ほんの少し下部がくびれて、イスラム風。


     
     四分の一球面の「半ドーム」


そしてその下に、ひと際目を引くのが、大聖人の「聖遺物」である。



     


     
     聖アウグスティヌスの聖遺物匣


近くによってみると。。。


     
     聖人の涅槃像の前面に聖人の遺骨の一部を納めた水晶の聖器が



聖堂の壁面は、聖人の生涯を表したステンドグラスで飾られている。


     


     


     


     


     




再び外の出て、正面を背にする側の参道を下って行く。


     
     聖人の銅像の背後に聖堂


椰子の木が、いかにも地中海世界に居る事を実感させてくれる。


街の中心に至ると、見事な並木のトンネルの遊歩道が有った。


     
     不思議な枝振りの並木のトンネルは心地よい日陰を作っている



     
     所々に置かれた現代アート



     
     別に種類の木の並木


     
     とてつもない大木も




ところで、街の中にも現代的なホテルは有るのだが、背後の山の上迄登って行く事をお勧めする。

下の写真を良く見て頂きたい。

街の中央よりやや左の白いビルの当たりの真上に、微かに白いものがへばりついているのがお解りだろうか。

山頂の峰の一角に小さな集落があって、そこにすこぶる気分のいいホテルが有るのです。


     
     海から見たアンナバは三角形に飛び出した岬になっている



山頂の村のホテル。



     
     通りに面した全景



     
     エントランスを示す矢印



     
     内部のオープン・デッキ風サロン



     
     階段で屋根の上に上がって行ける



屋上からの眺望は、魂を揺すぶられる如き、絶景です。

街と反対側の斜面から見晴らす、山脈の遠望は素晴らしい。

まさに眼福。


冬季なので水が入っていないが、プールも有った。



     
     屋上プール



     
     別の角度からの反対側の海の眺め



     
     バー・ラウンジ



ちなみに部屋は、素朴ですが清潔です。



     
     やはりタイルの装飾


経済封鎖されて鎖国状態になる以前、国営ホテルとして作られて、その後保守点検がなおざりで、相当古びた感じはするけれど、異国情緒タップリのノスタルジー溢れたこのホテル、お勧めです。




「聖アウグスティヌス聖堂」の直下、に小さな考古学博物館が有る。

その前に置かれていた、カルタゴ時代の石碑が素朴で素敵でした。
     

     
     素朴な石碑



フェニキア人の町として誕生し、カルタゴが栄えさせ、アフリカ沿岸あって西ローマ帝国屈指の港町だった『ヒッポーネ』は、ローマ遺跡に重なってキリスト教の大聖人の聖遺物を守る聖地として、ヨーロッパ全土や小アジアや、アフリカ全土のキリスト教徒が、巡礼に訪れる町でした。



     





コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「自民党の財源論、何の意味あった」森・生活の党代表/逆説的なだが、自民党はさすがだ。【週末一口時評】

2013-01-12 17:08:08 | 政治と社会
【今週の発見】


◆広島原爆投下直後の写真のオリジナルが見つかる(ル・モンド/1月9日10時42分配信)


     
     1945年8月6日 原爆投下30分後の広島


>この写真の存在は記録上で知られていたが、今回実際の紙焼きのオリジナルが発見されたと、広島原爆記念館館長が発表した。





【今週の警鐘】


◆世界中で、およそ半分の食料が捨てられている(ル・モンド/1月10日/署名オードリー・ガリック)

>地球上に8億6千万人が飢餓に苦しんで居り、今世紀末には25億人の人口増が見込まれる。


     
     世界中で生産される食料の30~50%は皿に盛られる事無く捨てられている。

▶世界の食料、半分が無駄に=インフラ不備や規格外で―英報告書(時事通信/1月12日(土)9時8分配信)

>特に途上国では非効率な収穫や不十分な輸送インフラ、劣悪な貯蔵環境などが原因となり、生産・流通段階で無駄が発生。一方で先進国を中心に、大きさや見た目が販売上の規格に合わないとの理由から小売り段階で大量の野菜や果物が廃棄されている。 





【今週の社会争議】


◆同性婚は社会戦争を引き起こすか?(ル・モンド/1月7日17時57分配信)


     


※同性婚を認める為の法制化を急ぐフランスでは、賛成派、反対派、カトリック団体、各方面のデモが行われ、賛成反対夫々の立場での発言が各界から為されている。





【今週の知っ徳】


     

出来る限りの自己防衛を!






【一口時評】


◉「自民党の財源論、何の意味あった」森・生活の党代表(朝日新聞デジタル/1月11日(金)23時17分配信)
◎逆説的な言い方だが、自民党はさすがだ。。。皮肉が通じてるのかしらん?


◆警部補ら調書偽造容疑…接待受け情報漏えいも?(読売新聞/1月13日(日)1時36分配信)
◇総理目前だった代議士を罪人にする為に、秘書の調書偽造した特捜は一体どんな接待を受けた事やら!?


◆民主、足の引っ張り合いで負けた…地方で批判(読売新聞/1月12日(土)21時3分配信)
◇笑わせやがる。寄って集って一人の足引っ張ってたのは「引っ張り合い」とは言わない。


▶海江田氏、民主内の「病巣や問題点の検証を」(読売新聞/1月12日(土)19時6分配信)
▷民主党の現存議員は、ほぼ全員が「病巣」か「問題点」です。

▶民主党に未来はあるのか~海江田代表「党再生本部(仮称)」を立ち上げる(三重大学副学長 児玉 克哉 | 寄稿/Yahoo!ニュース/1月12日 20時56分)
▷本部長:岡田克也、副本部長:前原誠司、本部長代理:枝野幸男、本部長代行:安住淳、顧問:菅直人。。。だったら笑っちゃう!?

▶民主、惨敗の総括着手 海江田代表 月末にも地方行脚(産經新聞/1月12日(土)7時55分配信)
▷「敗戦処理投手、海江田万里」

▶「認識甘かった…」橋下市長が自殺遺族に謝罪(テレ朝ANN/1月13日(日)1時13分配信)
▷貴女の人生に対する全ての認識が甘いです。

▶橋下氏唇かみ「生徒は相当追い込まれていた…」(読売新聞/1月12日(土)21時26分配信)
▷君たちの政治ゴッコのお陰で、国民はギリギリ迄追い込まれてるんだけど。

▶「主将続ける」悲壮な決意の生徒に顧問「今後も殴られてもええな」 桜宮高2自殺(産經新聞/1月12日(土)21時44分配信)
▷表面化してないが、この顧問今迄いったい何人殺して来たんだろ。

▶「学校、市に全責任」=体罰と因果関係認める―橋下大阪市長、家族に謝罪・高2自殺(時事通信/1月12日(土)19時22分配信)
▷じゃあ辞職して。

▶米国、EUに代わり中国最大の輸出相手国に―中国メディア(Record Chaina/1月13日(日)1時14分配信)
▷だからこそ、中国をPTTに引き込む様なマネは致しません。

     
     一目瞭然


▶山本担当相、沖縄入り 政権、関係修復へ予算満額方針(朝日新聞デジタル/1月13日(日)0時13分配信)
▷一太が行った。で、何しに?

▶<オスプレイ>嘉手納配備検討に沖縄県民が猛反発(毎日新聞/1月12日(土)22時30分配信)
▷だから「いった」だろ!

▶山本沖縄相が訪沖「振興予算3千億確保に努力」(読売新聞/1月12日(土)20時52分配信)
▷「努力」!

▶板東英二の出演見送り「世界ふしぎ発見!」でテロップ流れる(スポニチアネックス/1月12日(土)22時6分配信)
▷大越健介の出演見送り「NHKニュースWatch9」でテロップ、流れるのはいつの日だ!?

▶「テレビ局爆破する」と110番した疑いで韓国人の男を逮捕 埼玉(産經新聞/1月12日(土)20時24分配信)
▷「韓流」止めたから?

▶<大相撲初場所>白鵬、握手拒否 両横綱早くも火花(毎日新聞/1月12日(土)18時53分配信)
▷大相撲がだんだんプロレス化して来たぞ。

▶「汚職世界最悪は米国」=J・チェンさん、中国を擁護(時事通信/1月12日(土)18時5分配信)
▷巨大な目糞と、巨大な鼻糞。

▶「尖閣」活動家、盗撮で有罪=昨年の抗議船に乗る―香港(時事通信/1月12日(土)17時15分配信)
▷紛らわしいタイトルですが、抗議船に乗っていた活動家が「女子トイレ」盗撮で有罪、と言うお粗末。

▶ウラジオストクは「中国固有の領土」か=始まった極東奪還闘争(フォーサイト/1月13日)
▷「チンギス・ハーンの征服地が中国」vs 「アレクサンドロス大王の政府口がギリシャ」vs 「旗を翻らせた七つの海が領海のスペイン」

▶豊かな未来に米国必要=アフガン大統領が講演(時事通信/1月12日(土)16時29分配信)
▷そう言わされるカルザイは、哀れ。でも敢えて言うカルザイはしたたか。

▶「安倍内閣で完全解決目指す」=古屋担当相、拉致現場視察、家族見舞う―鹿児島など(時事通信/1月12日(土)16時26分配信)
▷「その為には集団的自衛権が是非必要ですので…」と、陰で申して居ります。

▶空気が変った!? 20兆円経済対策に注がれる熱い視線(産經新聞/1月12日(土)15時24分配信)
▷「借金まみれの日本は潰れるぞー」「これ以上の借金は出来ませんから増税は仕方ない」と国民も騒いできました。

▶誰や、不届きな! ミニパトのナンバー盗難 兵庫の交番(産經新聞/1月12日(土)15時7分配信)
▷同僚の警官が売ったんじゃないの?

▶いい訳なし“二世三世”の戦い 東西激突落語会(産經新聞/1月12日(土)14時54分配信)
▷それに比べりゃ、議員の二世三世なんて「サラリーマンはぁ~ 気楽な家業とぉ~ 来たもんだあーー」

▶菅長官、首長と国会議員兼職の法改正「難しい」(産經新聞/1月12日(土)14時52分配信)
▷取り敢えず国会議員の既得権は守らにゃ。

▶“沸き立つ”温泉発電 全国から引き合い続々 神戸製鋼(産經新聞/1月12日(土)14時46分配信)
▷福島第一の冷却水は、経たな源泉よりずっと沸き立ってるんですけど…。

▶787型トラブル、米航空当局が包括的な調査へ(読売新聞/1月12日(土)13時35分配信)
▷経済効率の追求一辺倒で作った「紙ヒコーキ」みたいなもんですから。

▶威信懸け不安除去=米当局「787は特別」(時事通信/1月12日(土)9時58分配信)
▷完成時期を遅らせに遅らせ、無理を重ねて強引に完成させた以上「特別危険」だと思う。

▶被災地支援、育ててくれた日本への恩返し ダニエル・カールさん(産經新聞/1月12日(土)12時43分配信)
▷この人、確か原発の宣伝してた様な…。

▶米、アフガン撤退を加速 13年春に治安主導権を移譲(朝日新聞デジタル/1月12日(土)12時37分配信)
▷「その為にも、一日も早く「集団的自衛権」を合憲にしなければ」(臣・安倍晋三)

▶老人ホームで入浴中の女性死亡、1時間半付き添いなし 業過致死容疑で捜査(産經新聞/1月12日(土)11時34分配信)
▷ワタミは社員も殺すが客も殺す。

▶G原沢代表、松井秀のヤンキースコーチ修業構想(サンケイスポーツ/1月12日(土)10時8分配信)
▷ナベツネは、未だに松井秀喜を支配下選手のつもりで居るらしい。

▶松井氏困惑? G渡辺球団会長の“次期監督”指名 本人不在で進む既定路線化(夕刊フジ/1月12日(土)16時56分配信)
▷だよね。

▶7歳少女をレイプし殺害=インド(時事通信/1月12日(土)8時57分配信)
▷末期的症状のインド。。。

▶インド、21歳女性の半裸死体見つかる 集団レイプか(XINHUA.JP/1月9日(水)13時2分配信)
▷コメント出来ない。。。

▶「アベノミクス」始動、生活の安心・安全に力点(読売新聞/1月12日(土)8時48分配信)
▷安倍飲み屑?

▶日銀総裁は「英語ができる人」 自民・塩崎氏(産經新聞/1月12日(土)2時53分配信)
▷そりゃあもう。バーナンキの下僕ですから。

▶見えた維新内の「しこり」 首相、石原氏より先に橋下と会談で(産經新聞/1月12日(土)2時51分配信)
▷酢と油も卵黄がつなぎとなればマヨネーズになる…って、なんのこっちゃ。

▶小沢氏、新代表就任か…生活が25日に党大会(読売新聞/1月11日(金)19時20分配信)
▷老いた親の脛を相変わらずかじる不祥の子供達。「いや、オザワンを老け込ませない為です!」

▶<国民新党>解党問題について協議も結論は出ず(毎日新聞/1月9日(水)19時37分配信)
▷亀サンの居ない国民新党と掛けて、小沢の居ないマスコミみたいな物、と解く。その心は「何をして喰って行けば良いのかさっぱり分らない」

▶日本に暮らす中国人67万人、外国人の3割で最多―法務省(Record Chaina/1月13日(日)6時10分配信)
▷「通名」を使わないだけ、まだマシかと…。

▶西アフリカ・トーゴの首都で大規模火災、市場が火の海に(AFP=時事/1月12日(土)19時52分配信)
▷ああ言う国の市場は巨大な迷路みたいな物だから。。。

▶スペイン企業、イランに核部品密輸?輸送中摘発(読売新聞/1月12日(土)18時45分配信)
▷核兵器は断固拒否。とは別に、既に山ほど持ってる国が、持ってない国に「開発はいかん」という根拠は何なのだろう。

▶仏が西アフリカのマリに軍事介入、暫定政府を支援(AFP=時事/1月12日(土)18時37分配信)
▷また新たな火種。掘っておくと西アフリカ全域にタリバーンが広がるし。

▶パリでクルド人女性活動家3人殺害、頭部撃たれ(CNN.co.jp/1月11日(金)11時43分配信)
▷またまた、新たな火種が。和平を妨げる為に処刑、って。

▶サウジの国政助言機関に女性を初めて任命、30人 国王勅令(CNN.co.jp/1月12日(土)16時2分配信)
▷国外向けのアピール、国内向けのガス抜き。あの国の支配階級の発想が変わるとは思えない。

▶今がチャンス!美味しくてかわいい日本菓子を買おう=台湾メディア(サーチナ/1月12日(土)12時20分配信)
▷「円安の今こそ日本へ」って、台湾の方角には足を向けては寝られない日本。

▶マナー最悪の中国人観光客にNO!台北市議会が正門通行禁止など新規則―台湾(Record Chaina/1月12日(土)7時20分配信)
▷日本でこれをやれば宣戦布告されますです。

▶中国は100位、日本は9位、世界自由度ランキング―米メディア(Record Chaina/1月12日(土)6時10分配信)
▷いやいや、表面かしてるか見えないかのちがい。その実日本も中国並み。

▶互いに訪れない日中観光客、意地を張っても「漁夫の利」しか生まない―日本華字紙(Record Chaina/1月12日(土)8時40分配信)
▷いや、日本人は意地を張っている訳ではなく、行くのが怖いだけです。

▶日本の緊急経済対策、世界通貨戦争の引き金に―新華国際時評(XINHUA.JP/1月12日(土)7時46分配信)
▷いやいや、買いかぶりでしょ。そんな事になる前にワシントンから司令が来ますから。

▶緊急経済対策 雇用創出60万人 20兆円規模 GDP2%上げ(産經新聞/1月12日(土)7時55分配信)
▷60万人殆どが非正規雇用。

▶もはやレアアースで日本の首を締めることはできず=香港(サーチナ/1月12日(土)10時52分配信)
▷はい、その通りですね。

▶「北朝鮮、安倍政権との対話に意欲」 米国の訪朝副団長(朝日新聞デジタル/1月12日(土)9時55分配信)
▷それって、安倍晋三に変わる前の事じゃないのかなあ。

▶「福島県民の力になりたい」=天野IAEA事務局長、2期目の抱負(時事通信/1月11日(金)20時54分配信)
▷推進と廃炉と、まだまだ稼ぎますから。

▶キルギスタンで中国人労働者と現地住民100人以上が乱闘(サーチナ/1月11日(金)15時36分配信)
▷出て行く先々で。

▶20.2兆円の緊急経済対策を閣議決定、「ばらまきではない」と安倍首相(AFP=時事/1月11日(金)15時31分配信)
▷「その通ぉーり。ガキやマイカー族など雑魚にはばらまきません。これで良いですね米倉さん」アベシ。

▶自工会豊田会長、政府の緊急経済対策「大いに歓迎する」(レスポンス/1月12日(土)8時45分配信)
▷経団連に居て良かったなあー。ってか、経団連に非ずんば日本人に非ず。

▶米議会よりゴキブリのほうがまし、世論調査(AFP BB News/01月10日 17時49分)
▷米国市民は冷静です。


◆自公、軽減税率導入で一致=実施時期、適用品目が焦点に―税制改正(時事通信/1月11日(金)23時14分配信)

◇【低減税率適用範囲の希望】
全ての生鮮食料品とそれらの加工食品アルコール・ノンアルコール飲料ミネラルウオーター果汁その他全てのの飲料、家庭用及びプロ用食器厨房製品食事用機材と調理用器材及び周辺機材部品、医薬品医薬部外品医療機材とその部品および医療費介護費、冠婚葬祭に掛かる全ての費用と器具機材部品、保険の掛け金、書籍文具学用品教育費玩具紙製品とそれらの周辺機材部品、全ての繊維と繊維製品衣類皮革製品と装身具及び材料と部品、全ての家庭用電化製品個人用電子機器とその周辺機器及びその材料と部品、全てのプロ用電気器具電子機器と周辺機材およびその材料と部品、全ての個人用及びプロ用光学機器と周辺機材およびその材料と部品、機械式及び電子式時計とその付属物消耗品及びそれらの材料と部品、全ての交通機関利用料、電気ガス水道料金、住宅建設に要するあらゆる材料建材部品と建設費及び不動産販売費分譲費賃貸費、あらゆる部門のメンテナンス費用とそれに必要とする機材部品材料、電話回線使用量ADSL及び光ファイバーの原材料とその製品とそれらを使ったサービス及びその使用料、飲食宿泊施設利用料金、美術館博物館各種展示会記念館入場料と音楽会スポーツ施設の利用費とそれらの分野の興行などの観戦料入場料、あらゆる健康産業の機材消耗品とその部品および施設利用費、全ての商品の販売費、あらゆる分野職種の人材派遣費…ええっと。
他にも有るかもしれないですが…。
あらゆる関連項目を一覧表にして100万点程。

【低減税率適用外で良いもの】
営業活動をする民間企業の発行する新聞雑誌、及びテレビなどマス・メディアの購読費と販売価格及びそれらの経費。
別途定める一定水準を超える価格で販売される、宝石類ジュエリー皮革製品衣料品の贅沢品に分類されるもの。
別途定める一定金額を超える特殊食材や飲食費。。。

どうだ、これでいちいち計算してみろ!





【今週のモフモフの党】


     
     今度の参院選ではこの無敵の肉球で!



     
     25日の結党大会に向けてスタート準備。



     
     見てなさいよ。やる気満々なんだから。



     
     そうそう、再出発よね。



     
     皆で集まって暖め合って。



     
     モリニャンです。それー、行くわよー!



     
     ところが、私オザニャンは失意のどん底に…と言うのは世を忍ぶ仮の姿。



     
     私はこれからも、皆と一緒に頑張るのです。 任せなさい!





コメント (8)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

日本には、現実を知らずに、何を見て何を聞いて何を考えて居るのか、自分で想像出来ない無惨な人間が居る。

2013-01-10 22:18:34 | 日本人の意識と精神構造
日本と言う国家の実体を理解している国民は、一体どのくらい居るのだろうか。



最近、名無しの権兵衛が、このブログに遊びに来る様になった。

自らの祖国がおかれている実体に対して、真実が見えず、真っ当な判断が出来ずに、祖国を食い物にしている非国民達の仲間に混じって、正しい事をやろうとする「少数」を罵る事で、やっと己の存在を認識出来る可哀想な人種の一人であろうと思われる。


拙ブログのコメント欄の転載をさせて頂く。

Unknown (Unknown)
2013-01-08 23:18:47
 みんな・江田幹事長「日本未来の党の分裂は想定内中の想定内。選挙に勝つためだけの互助会として、実際は小沢一郎さんが作った政党だ。だました方も悪ければ、だまされた方も悪い。何より国民をだましたのがあるまじき行為だ。(未来の党が党名変更した)生活の党は、8億円を超える政党交付金を返上してから、政治活動を続けてほしい」

これは江田さんの声だけじゃないよ、日本国民の声だよ。
(転載終了)



一見民主主義国家の体裁を取りつつ、ほぼ専制君主国家と同じ様に、国民は騙され、奪われ、働かされて、最低限に生かされている。

一見独立主権国家の体裁を取り繕いつつ、ほぼ植民地と同じ状態に置かれて、宗主国に政治経済の方向を命じられ、国民の糧を吸い取られ、富を搾取され、国土の防衛も食料調達も自立出来ない様に、徹底して管理されて生かされている。

世の歴史をひもとけば、植民地下におかれた民族には、必ず自分の属する民族を裏切って、支配者におもねり、国民の犠牲の上に国富を差し出す手引きをして、自分だけ栄達する類いの裏切り者が居るものだ。


日本では、その類いを予てより「売国奴」と呼び習わして来た。

現在、その類いの輩を『シロアリ』と呼ぶらしい。



その「シロアリ」を駆除する事が、日本国民の置かれた不合理でアンフェアな状況を脱する、唯一の方法である。


そして、ご承知の通り「シロアリ退治」を高らかに宣言したが為に総反撃に会い、自滅しかかっている政治家が居る。


シロアリ軍団は不滅である。


何しろ、国を動かす行政システム自体であり、それを可能にする税と司法とを内包し、経済基盤である財界と、国民への宣伝機関である大手メディアとを配下に納めているのだ。

万能にして、無敵である。

その、無敵で万能なシロアリ軍団が、外国の方向に顔を向け、外国の為に富を集めて差し出し、外国の為の制度を祖国に適用するのだから、国民は為す術も無い。

ただただ一生働きその殆どの結果をすい尽くされて、ギリギリで生かされている現状に甘んじるのみ。

他に選択の余地は無く、逆らうどころでは無い。


シロアリたちは、自分達の活動し易い様に法体系を造り上げ、国民をガンジガラメに縛り上げる。

シロアリから見て、自分達の望む体系から逸脱してしまうと、警察と観察と裁判所とが、排除し懲罰して足をもぎ取る。

その為に便利な様に、司法制度は作り上げられている。



その制度を打ち壊し、国民が、自分達の生活とその将来の為に利益を享受出来る様な政治を行う考えを示した政治家は、皆無であった。


共産党の様に、一見国民の利益を訴えている様に見える政党はある。

しかしあの政党は、真に国民の為に行動を起こす訳ではなく、「党そのもの」の存続と勢力拡大、それだけがその存在意義なのだ。

その為の手段として、材料として、ドグマとしての国民の利益を語る。


しかし、いまだかって国民の利益を実際に獲得した「共産党政府」が有ったであろうか。

国民を搾取する権力者を糾弾し、暴力革命で権力を奪取した後、彼等はどうなったか。

自分達が倒した権力者の代わりに、自らをその権力の座に置いただけで、一般国民には、何も利益はもたらされなかった。


政権は握っても、党が国家を体現しても、そこから先は「党の持続」が唯一無二の行動原理となり、その過程で指導部が強大な権力と富とを掌握する。

国民は、いつまでたっても貧しく不自由なままに捨て置かれ、その状態を保つ為に、国民の為に存在する筈だった党が国民に敵対する。


共産党には、反論の余地は無い筈だ。

歴史が、それを証明している。


ましてや「日本共産党」の様に、政権獲得の可能性も希望も無く、その意思も無い様な「泡沫共産党」に至っては、少なくとも党勢の現状維持がその存在意義となり、その為の活動が行動原理となり、それ以外の何も無く、その小さな勢力の中での「権力維持」が指導者達の目的となる。



逆に、実際に「権力」につける立場に近い政治家達は、これ迄続いて来た制度を帰る等と言う事は、頭の片隅にも浮かばないものだ。


小沢一郎を除いて。


当然、シロアリ軍団のみならず、そのシロアリの巣を形成する周辺の諸々、シロアリの巣を作り上げる小枝の一本一本に至るまでが、自分がシロアリになった積もりで、総反撃する。

恥も外聞も無く、平気で犯罪をでっち上げて、警察検察制度の根幹を歪めても、妨害し貶めて破壊する。


でっち上げては見た物の、西松事件と名付けた「事件自体の存在」が見つからず、やむを得ず訴追の中味を公判の途中で勝手に変更してまで「陸山会事件」をでっち上げた。

その挙げ句の果てが、証拠を捏造しようとすら足掻いた末に、何も無かった。

捏造した事件を維持する為にだけ秘書達を起訴し、「推認」で有罪にすると言う、まるで『想像妊娠』で母子手帳をせしめてしまった見たいな詐欺行為。

本当には、開きもしなかったらしい「検察審査会」を利用して強制起訴した挙げ句に、空振りで三振二つで、スリーアウトも待たずにあっさりとコールドゲーム。


それでも、世間にはその事実は知らせない。

なぜなら、その事実が報道されないから。

なぜなら、報道機関もシロアリの巣の一部なのだから。

そしてあいも変わらず、マスコミ主導で「無罪と言えど、限りなく黒に近いグレー」などと、ネガティヴ・キャンペーンを連続して恥も無い有様。

その権威と制度とを否定された裁判官自身が、そのような風潮に反論も批判もしない。

なぜなら、裁判所も判事達もシロアリ軍団の仲間なのだから。

恐るべき国、ニッポン。




そして、シロアリから生き血をすわれながら、自分もシロアリの仲間だと信じて疑っていない名無しの権兵衛クン。


Unknown (Unknown)
2012-12-27 22:14:37
小沢は終わった。
一般市民、一般の日本国民の支持を得る事は出来ない。
政治屋としては残るが政治家としてはもう無理。
今日2012年12月27日は小沢=金に群がるハイエナってイメージが確立した日。
政党を次々に壊しては作る小沢は政党助成金目当てだという事が今日2012年12月27日に周知されました。

Unknown (Unknown)
2012-12-30 16:43:31
森は5流政治家。あんなの支持せんわ。勝手に晒せ。
こんな醜態を晒すなら、誰が合流させたんだよボゲ。
こんなあほたれどもに民主主義が守れるかよ。一部の連中でレジスタンスだの体制がどうたらだの酔っ払ってりゃ幸せだね。そんなに言うなら、人寄せパンダみたいに小沢を前面に出してカネなんか集めるなよな。クズ
(転載終了)



やはり、この子みたいに事の本質が理解出来ずに、宣伝に踊らされて小沢一郎を批判する人々は、まだまだ多く居る。


この子にとっては、日本は今のままがきっと良いのだろう。


国民が実際に納めさせられている税金の、どのくらいの部分が実際に国民の為に使われているのかも知らず。

国民が必死で働いて、大企業にその上前をはねられ、大企業に出資している金融資本だけが肥え太り、その大企業の法人税は免除され、貧乏人程直接被害を被る消費税と言う「間接税」が、直接税収を上回る。

こんな国が、他に有るか?


正規社員を極限まで減らして、被正規社員を不平等な条件で働かせ、労働の対価としての水準の収入は保証されず、企業の経費の一部に経営者が勝手に決め多額で、最初から計上された範囲での給料しか支払わず、働けば働く程貧乏になる国が、他に有るか?

労組が企業の財務を考慮して、労働者の正当な収入の確保を放棄してまで、企業の利益確保に熱心に協力している、こんな国が他に有るか?

外国軍に基地を提供し、治外法権を認め、地元の婦女子が犠牲になり、首都圏上空の航空路や管制権さえ外国に握られ、駐留軍の経費を差し出す、こんな国が他に有るか?

核爆発を起こした原発を、処理も出来ずに放置し、被曝状況を宗主国には知らせても自国民には知らせず、金が掛かり過ぎるという理由で被曝地域の住民の避難もさせず、事故原発所有者の刑事罰も蔑ろにして更なる再稼働を目論み、学者やマスコミ総動員で危険性を忘れさせる工作を続ける、こんな国が他に有るか?

放射能汚染の実体を隠蔽し続け、汚染食品を全国的に流通させ、産地偽装を完全に黙認すし、絆と称して国民に消費を強制し、あまつさえ学校給食に大量使用させて子供達の健康を害することを平気で行い、一般流通業者も加工食品に平気で大量使用する、こんな国が他に有るか?



安倍政権が、景気回復を合い言葉に何兆円規模の予算を次々と乱発するが、その内の何分の一かでも福島県民の為に使おうという姿勢は見えない。

こんな国が他に有るか?


一部大企業の間で巨大な予算を回して、利益を独占しようと試みているが、そのやり方の挙げ句に65年間の自民党政権は破綻した。

それなのに、幾ら民主党が大マヌケだったからと言って、三年半前に否定した筈の、自民党型の利益誘導政治への回帰に抗議もしない国民、こんな国が他に有るか?


それらは、すべて戦後営々と続けられて来た、自民党型の統治制度がもたらした弊害である。


税額を決め、税の徴収先を決め、予算の額を決め、予算の用途を決め、予算の執行を管理する「財務省」が、日本の全てを握っている。

そして、その財務省を筆頭とする霞ヶ関の官僚制度が、<司法><立法><行政>の三権を実質的に掌握している。


その官僚共による『三権』の行使を、側面援助し、国民を誘導して目的を達する手先がマスコミである。

そして、そのマスコミの<捏造>と<嘘>にまみれた報道の犠牲になった小沢一郎を、一方的マスコミ報道を怪しみもせず受け入れ、その笛の音に踊らされて浮かれている馬鹿者の一人が、この名無しの権兵衛クンなのだ。

可哀想だが、能力の限界と言う物は如何ともし難く、やむを得ないのであろう。

小沢一郎の冤罪の全てを解き明かそうと思って書き始めたが、馬鹿馬鹿しくなってしまった。

ただ、冒頭のコメントにだけ、答えてあげよう。


Unknown (Unknown)
2013-01-08 23:18:47
 みんな・江田幹事長「日本未来の党の分裂は想定内中の想定内。選挙に勝つためだけの互助会として、実際は小沢一郎さんが作った政党だ。だました方も悪ければ、だまされた方も悪い。何より国民をだましたのがあるまじき行為だ。(未来の党が党名変更した)生活の党は、8億円を超える政党交付金を返上してから、政治活動を続けてほしい」

これは江田さんの声だけじゃないよ、日本国民の声だよ。





「日本未来の党」は、実際も何も、小沢一郎が作った政党ですよ。

それ迄、そのような政党は無かったのだから。

消費税の増税が対立点からぼかされてしまった時点で、もう一つの緊急事案である「原発ゼロ」を推進する為に、嘉田由紀子を担ぎ出したのです。

それこそ、三顧の礼で。

彼女は、飯田哲也と言う、反原発の国民投票をやる運動によって自己確立を図ろうとしていて、脆くも矛盾を噴出させていた「活動家」と、声をいつにしていた。

「その声」を、小沢は真面目に受け取り過ぎてしまったらしい。

政党を造る、という大変な作業を、その二人がやれた訳でもなく、やる気が有った訳でもない。

ただ、小沢の申し出は「渡りに船」だった訳だ。

労せずして、国政レベルの政党のリーダーになれるのだから。


結党直後の「国民の生活が第一」をわざわざ解党して迄、「嘉田」と「飯田」とを担いだ新党に加えて形を作った。

議員数も51名を数える新党ができたのは、嘉田由紀子の力でも無ければ、ましてや「飯田哲也」の力量などでは無い。

事務所も、資金も、「国民の生活が第一」が提供した。

「選挙に勝つ為」で当然である。

選挙を目前にしていたのだから。

選挙に勝てなければ、消費税は増税され、原発は再稼働される。

それを阻止する為には、選挙に勝たなければならない。

その為に、より「広範囲な支持」を得られそうな政党に衣替えする事は、選択肢として当然である。



名無しの権兵衛クン、ここ迄理解出来るかな?


ただ、この二人の器は、あまりにも矮小すぎた。

当然ながら実際の国政選挙の実体も知らず、従って適切な選挙運動の指揮も執れない。

候補者を見つける事すら出来ず、その候補者の供託金の準備すら出来ず、限られた選挙区以外には応援にすら行かない。

ただ「鉛筆もったら未来の党」と楽しそうにマイクに向かって叫んでいただけ。

ジャパネット・タカタの販売員じゃあるまいし。


更に輪をかけて酷い事に、政党の実体を整え、候補者を擁立し、選挙資金をもたらし、選挙戦の指揮を執る小沢一郎を、マスコミの悪意有る恣意的報道に対して、正しい事実を挙げて反論するどころか、マスコミの側にたって発言を繰り返す始末。

誠心誠意務めようとする家老を、足蹴にする馬鹿殿のごとし。


時間も足りず、組織も間に合わず、資金は払底し、選挙運動の人員すら揃わず、案の定大敗してしまったが、それはある意味では想定内であった。


しかし、その後がよろしく無い。

嘉田由紀子の個人的立場を守るが為に、党を私してしまった。


勿論、人事権は代表に有る。

しかし「共同代表」を勝手に指名する事は、あり得ない。

代表を決めるのは、党員である。

禅譲の発想など、それこそ自民党ではないか。

政党としての実体を整えた「旧生活」の議員達に一言の相談も無く、いきなり外部から来た唯一の議員「阿部知子」に代表の座を提供するなんて、普通で考えれば手続き上の瑕疵以前に、人間関係の上で大問題である。

そこで、阿部知子が固辞していれば事は起こらなかった。

それなのに、外様で比例復活の「お一人様」が、他の同僚議員達にはかるでもなく、のうのうとその申し出を受けてしまうと言う、おまけ付きの馬鹿馬鹿しさ。



名無しの権兵衛クン、ここまで理解出来るだろうか?


そこで、一緒にやって行く事は困難となってしまった事は、自然な流れである。

それでは、嘉田由紀子と阿部知子と飯田哲也が「日本未来の党」に残り、小沢とその仲間達が離党したら、一体どうなったか。

選挙費用の莫大な借金は、全て嘉田由紀子が、言い換えれば「唯一の議員」である共同代表の阿部知子が背負い込む事になった筈なのだよ。

騙す?

誰が誰を?

敢えて言えば、「小沢等いつでも切れる」等と豪語していた飯田哲也あたりの思考が、「ともに闘って行こう」という生活側の意思を「騙して」居た事になる。

政党交付金は、小沢とその仲間達が抜ければ、阿部知子一人の「未来の党」に、一人分支払われる。

しかし、そんな額で借金が返済出来るか。

今後の政党活動を、阿部知子が一人で行って生けるかどうかはさておき、来る参院選に向けて、借金を背負ったままでその体制が取れるか。


ここ迄言われれば、名無しの権兵衛クンならずとも、小学生でも理解出来るだろう。


そこで、未来の党は割らずに党名変更を行い、しかる後に「一緒に闘って行けない」嘉田由紀子とその仲間が離脱したのだ。

借金も背負わずに済んで、阿部知子代表と言う望みもかなえられて、嘉田由紀子は新たな「未来の党」を立ち上げた。

ただそれだけの事。


先ず「未来の当」が存在していて、そこに小沢が乗り込んだ訳ではなく、そのまま乗っ取った訳では全く無い。

阿部知子と嘉田由紀子には、感謝こそされ、恨まれる筋合いも攻められる筋合いもない。

だからこそ、彼女達はその件に関して恨みがましい事を一言も言わないのだ。

言い様が無いのだから。


事ほど左様に、小沢一郎の一挙手一投足は、最初から偏見で見られ、嘘八百の情報が恣意的に流される。


それだけ、誰も彼も小沢一郎が「正しい」事を分っているから。

正しいからこそ、小沢一郎が眩しいから。

小沢には勝てない。

彼の様に、正しい理論を堂々と唱え、それを実戦する為だけに「愚直」なまでに一直線な政治家は、眩しすぎる。

だって、自分にはそこ迄身を挺して日本を正しい姿に変えようと言う、力も意思も無いのが分っているから。


みんなの党の江田幹事長は、政治の世界に身を置いている以上、この「名無しの権兵衛」クンとはちがって、その辺りの背景は知っていながら、敵対する政党を批判する為に批判しているのだ。


しかし、それがシロアリの提灯持ちのマスコミが活字にして、テレビが電波に乗せれば、ほいほい「そのまんま」受け取ってしまう人達が、どうしても多いのが現状である。

名無しの権兵衛クン、みたいに。

それを、個人の知能指数のせいにするのは、可哀想だろう。

あくまで、育って来た環境、与えられた教育の質、そこから得られる教養の種類と程度、そこからもたらされる価値観などの総合的な反応が、この「名無しの権兵衛」クンの様な人種を産み出して来たのだと言えよう。

そして、その結果をもたらした要因は、彼自身のせいではないのだから、責めては酷と言う物だ。


思想信条は自由である。

特に「シロアリ軍団」の望む方向に有ればなおさらの事。


そういう意味で、最近良く遊びに来てくれる「名無しの権兵衛」クンは、小沢一郎が政権を取る事が無い限りは、安泰と入れるのではなかろうか。

シロアリ達のお先棒担いでいる訳だから。

安泰に決まっている。

羨ましいなあ。



と言う事で「unknouwn」さん、今後もお元気でご活躍下さい。





コメント (13)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「手抜き除染」横行 回収した土、川に投棄 / 新年早々…ばらしちゃいました。【週末一口時評】

2013-01-05 12:03:45 | 政治と社会
今年第一発目の一口時評です。



【新年の希望】


◇ファタハ、2007年以来、ガザ地区で始めて「48年祭」を行った。(ル・モンド/1月4日15時06分)


     


     


     


     


>ヨルダン川左岸での短い演説で、アッバス議長は「ごく近い将来、私はガザで諸君と会えるだろう」と伝え、ガザでの集会に大型スクリーンで伝達された。


◆ファタハ、ガザで数万人の大規模集会 ハマス制圧後初

>イスラム組織ハマスが実効支配するパレスチナ自治区ガザで4日、パレスチナ自治政府のアッバス議長率いる穏健派ファタハが創設48周年を祝う大規模集会を開き、数万人が参加した。2007年にハマスがガザを武力制圧して以来、ファタハの大規模集会が開催されるのは初めて。




【新年の朗報】


◎タリバンに頭撃たれた少女が退院、女児教育権求め活動(AFP=時事/1月4日(金)21時7分配信)

◯やはり神様はお見捨てにならなかった。神を冒涜するタリバーンに呪いあれ!





【新年の今更】


◆「手抜き除染」横行 回収した土、川に投棄(朝日新聞デジタル/1月4日(金)5時46分配信)
◇新年早々…ばらしちゃいました

◆手抜き除染、作業員証言 「詰め切れぬ葉は捨てて」指示(朝日新聞デジタル/1月4日(金)11時51分配信)
◇上からの支持ですから。

◆<除染作業員証言>枝葉「その辺に」 洗浄「流しっぱなし」(毎日新聞/1月5日(土)15時4分配信)
◇原発マフィアの尊大さと、日本人の大まかさの、見事な結合例。

◆「何のための除染か」 手抜きに地元首長ら怒り(朝日新聞デジタル/1月4日(金)11時49分配信)
◇あわてて、怒るふりをする。

◆手抜き除染、夏から苦情殺到 環境省、対応おざなり(朝日新聞デジタル/1月5日(土)7時38分配信)
◇隠しきれなくなりまして…ペコッ。

◆福島原発作業員:手足被ばく測定せず…事故後2~3カ月(毎日新聞/01月04日02時30分配信)
◇東電社員は「準公務員」、作業員は「人に非ず」単なる消耗品。

◆福島第1原発事故 線量計に鉛カバー指示 東電下請け、被ばく隠し工作(毎日新聞/2012年07月21日東京夕刊)
◇旧聞だが、些細な一例。





【新年のあ~あ】


◆額賀特使訪韓 怒号の中を移動「心外」 切腹未遂騒動…関係修復に冷や水(産經新聞/1月5日(土)7時55分配信)

>韓国警察当局は額賀氏らの訪韓に合わせ、反日団体が抗議行動を計画していることを事前に把握し、警備態勢を強化。訪韓前日には、金浦空港到着後の混乱を避けるため、駐車場まで一般旅客とは別のVIP専用通路を利用して移動することになっていた。

>ところが4日午前、警察当局に対し、上級官庁から「青瓦台(大統領府)の意向」として、「VIP専用通路は規則上、閣僚級以上でないと利用できない。国会議員は利用不可だ」と、額賀氏らの移動経路を一般通路に変更するよう指示があったという。


◆日本特使の訪韓に抗議、韓国人男性が空港で「切腹」=中国報道(サーチナ/1月5日(土)11時12分配信)
◇ノー・コメント。

◆【韓国BBS】靖国放火犯、韓国が日本への引き渡しを拒否「妥当」(サーチナ/01月04日(金)10時42分)
>「何か痛快だな」
>「今回は、韓国高裁がきちんと仕事をしたな」
>「日本の反発が強いほど、私たちがよくやったという意味」

◆朴次期大統領「韓日、歴史を直視して和解・協力を」(中央日報日本語版/1月5日(土)11時5分配信)
◇日本が全面的に土下座する、って事ですね。

◆額賀特使、靖国放火問題触れず 韓国次期大統領に親書(産經新聞/1月5日(土)7時55分配信)
◇これを彼等は「大人の対応」と表現し、我々は「へたれ」と言う。

◆韓国次期大統領「訪日で調整」 日韓関係修復に意欲(朝日新聞デジタル/1月4日(金)21時39分配信)
◇日本側は熱烈大歓迎でお出迎え。

◆靖国放火問題 袖にされた韓国重視…「強く抗議」首相不快感(産經新聞/1月5日(土)7時55分配信)
◇だから。

◆中国は靖国放火犯を英雄視 「外交の勝利」宣伝利用か(産經新聞/01月05日 01時01分)
◇世の中全て、中国が正しい。




【一口時評】


◆<初競り>大間のマグロ1億5540万円 最高値更新 築地(毎日新聞/1月5日(土)11時12分配信)
◇中国様、お願いです。日本の大切なシキタリにまで、金の力で介入しないで、そっとしておいて下さい…。


▶<創価学会>今年の活動方針決める(毎日新聞/1月5日(土)18時39分配信)
▷「核兵器廃絶展の開催」…脱原発じゃないのね(^^;)

▶東国原氏、次は大阪市長選? 橋下氏が参院選出馬で密約か 知名度ある者を後継者に…(夕刊フジ/1月5日(土)16時56分配信)
▷馬鹿。

▶アジア外交に冷や水、靖国放火犯引き渡し拒否で(夕刊フジ/1月5日(土)16時56分配信)
▷そりゃあだって、中国と日本とドッチを取るかって言われれば、菊間でもない。

▶首相、永田町ジンクスを突破できるか 「ひらがな2文字は短命」「衆院選大勝政党は参院選惨敗」(夕刊フジ/1月5日(土)16時56分配信)
▷サンケイがアベシをけなしてどーすんだい。

▶<橋下大阪市長>今年の抱負は「愛」 職員にも(毎日新聞/1月5日(土)15時17分配信)
▷一番似つかわしくなくね?

▶<安倍首相>外交・安保で3有識者会議設置へ(毎日新聞/1月5日(土)20時7分配信)
▷有識者!!

▶菅長官 未来志向の安倍談話検討 集団的自衛権行使へ整備(産經新聞/1月5日(土)7時55分配信)
▷お願いだ、だっ、誰かこの狂人どもを止めてくれ…!

▶日本の安全保障に欠かせない 衆院選で維持された「核オプション」(産經新聞/1月5日(土)12時16分配信)
▷おっ、お願いだ。狂人達に投票する国民を止めてくれ!

▶補正、10兆円規模の見通し示唆…経済再生相(読売新聞/1月5日(土)22時36分配信)
▷福島避難民は棄て去り、生活保護は削り、大企業のえさ代10兆円。

▶ヒュンダイとキア、米燃費誇張問題で顧客に補償…総額1億ドルの可能性も(レスポンス/2012年11月9日(金)14時34分配信)
▷少しはお灸据えてやる必要有りかと。

▶ヒュンダイとキア、米国燃費誇張で謝罪…「意図的ではなくエラー」(レスポンス/2012年11月5日(月) 16時50分)
▷はいはい。誰も信じません。

▶米国消費者団体がヒュンダイ提訴「認定燃費と実燃費に乖離」(レスポンス/2012年7月10日(火) 12時00分)
▷訴えた方が勝ち。

▶ウォン高進み、輸出産業にダメージ 韓国は「安倍リスク」のせいと強調(J-Castニュース/1月4日(金)12時27分配信)
▷全ての起源は韓国。全ての困難の起源は日本。

▶<介護ロボット>8割が肯定的 「気を使わないから」(毎日新聞/1月5日(土)15時1分配信)
▷日本人社会から「情け」も「やさしさ」も消滅して、とうとう『ロボット』かぁ…。

▶「参院選で議席を減らさないことが最大の仕事」海江田氏(朝日新聞デジタル/1月5日(土)19時30分配信)
▷むふふふ。ばかめ。

▶野党選挙協力は不可欠=民主・海江田氏(時事通信/1月5日(土)9時6分配信)
▷「維新」と「みん」と提携を模索中。

▶志位委員長「衆院選、責任を痛感」(産經新聞/1月5日(土)7時55分配信)
▷「党の議席減」にのみ責任。反原発協力はやらずに、自民を大勝させた事は、考慮の対象外。

▶今年の政界予測 「関ケ原」の参院選が日本の政治を左右する(産經新聞/1月5日(土)10時14分配信)
▷産経に言われたく無い! と思ったら「高橋昌幸」氏だった。産経唯一の良識。産経の免罪符?

▶<共産党>政党の離合集散を批判 志位委員長、旗開きで(毎日新聞/1月4日(金)19時16分配信)
▷共産党の様に、反党分子は徹底的に粛正すれば良いのだ!

▶超電導リニア、夢の500キロ台へ 走行制御は芸術的な領域に(産經新聞/1月5日(土)9時25分配信)
▷電磁波悪影響なんか無い「電車」で、TGVは線路上走行で、時速521kmの記録を持ってるんだけど。

▶地方道の点検・修繕を補助=トンネル事故受け、補正計上―国交省(時事通信/1月5日(土)5時0分配信)
▷ドロナワで、焼け太り。

▶防衛省、予算1千億円上積みへ 中国軍拡念頭に態勢強化(朝日新聞デジタル/1月5日(土)10時0分配信)
▷出来レース? それとも、もっけの幸い?

▶「前政権のやり方検証」=指定廃棄物処分場選定で―井上環境副大臣(時事通信/1月4日(金)21時11分配信)
▷原発導入以来40年の「自民党政権のやり方」を検証してくらはい。

▶取調室で性交、ワイロ7千万円… 韓国検察のすさまじき腐敗ぶり(産經新聞/1月5日(土)17時7分配信)
▷それが何か? 韓国の検察制度は独立後にほんのそれを基本に作られたそうですね。

▶福島党首「安倍内閣と全面対決」(産經新聞/1月5日(土)7時55分配信)
▷40年前にその姿勢を取ってれば…。社会党も消えずに済んだだろうに。

▶森田健作・千葉県知事、再選出馬の意向(読売新聞/1月5日(土)3時32分配信)
▷千葉では何でも有りです。

▶<13年度予算>防衛大綱見直しへ 自衛隊拡充1000億円(毎日新聞/1月4日(金)21時4分配信)
▷イケイケ・ドンドン! 安倍極右内閣では歯止め無し。

▶防衛省、オスプレイ導入検討 13年度予算に調査費要求(朝日新聞デジタル/2012年12月30日(日)21時9分配信)
▷「開発費が予想外に膨らんだ分は、ジャップに負担させようぜ」

▶韓国総領事館に発煙筒=投げた40歳男逮捕―兵庫県警(時事通信/1月5日(土)11時30分配信)
▷日本の場合は捕まります。

▶財務省OB排除せず=日銀総裁人事で―麻生財務相(時事通信/1月4日(金)20時20分配信)
▷そりゃあもう、OBの皆様方、悪い様には…へっへっへ。

▶日銀総裁人事、首相の考えに理解示す人が適任=菅官房長官(ロイター/1月4日(金)18時16分配信)
▷中央銀行への政治介入は御法度…って、何でしたっけ?

▶安倍首相「百の言葉より結果」(時事通信/1月4日(金)18時42分配信)
▷もう「五百くらいの言葉」を聞いてる様な…(苦笑)

▶築地移転を1年延期へ=土壌汚染対策に時間要す―都(時事通信/1月4日(金)17時49分配信)
▷ごまかしても、ごまかしても、ゴマカシきれなかったのだな!?

▶ミャンマーに円借款500億…麻生副総理が表明(読売新聞/1月3日(木)19時6分配信)
▷福島の避難民に、一体どんな支援をするつもりか知らぬが、税金はドンドン外国に大盤振る舞い。

▶大阪府・市で規制改革会議=「おばかルール」変える―橋下市長(時事通信/1月4日(金)14時14分配信)
▷馬鹿なルールを大馬鹿が変える…毒をもって毒を制する(^^;)

▶猪瀬直樹・東京都知事「バカの壁、霞が関の縛り突破」(産經新聞/1月3日(木)15時3分配信)
▷このにも、もう一人の大馬鹿が馬鹿を相手に…(* _ °;)

▶【キャラビズム】テレビは洗脳する最高の道具となりました!(NEWSポストセブン/1月5日(土)16時7分配信)
▷外国人に指摘されてしまいましたよ。

▶今年の春闘、サラリーマンに厳しそうだ 40代以降定期昇給は「見直し」の可能性(J-Castニュース/1月5日(土)13時0分配信)
▷経団連と連合と、挟み撃ちの労働者は、救いが無い。


◉菅原文太 日本には弱者分断し孤立させるシステム存在と指摘(NEWSポストセブン/1月5日(土)16時7分配信)
◎発言感謝。





【新年の新党モフモフ】


     
     早く! また「生活」だよ。



     
     おっとっと。未来の為にも国民の生活だよねえ。



     
     すっかり混乱しちゃったし。気力をふりしぼらなくっちゃ…。



     
     そうよ、そうよ。 また「生活」で立ち上がるのよ!



     
     一体、カダゴンって何だったんだろ…?



     
     応援団もくたばってる場合じゃ無いだろ!!



     
     ほれえー。新たな年を全員で頑張るぞー。



     
     私オザニャンは、失った友の為にもまだ老け込む訳には参りません。



     
     わたし、モリニャンは本気です! ついて来て!



コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

『陽はまた昇る』 勝負の年が始まった。

2013-01-01 14:08:15 | 世界に置ける日本
年が明けた。



どんなに寒い夜でも。

どんなに辛い夜でも。

どんなに寂しい夜でも。

どんなに哀しい夜でも。

夜は、明ける。

必ず、夜は明けて、朝陽は昇る。



日本の社会と国民自体の、生き残りをかけた、新しい年が始まった。


     




昨夜の大晦日は、欧州では観劇で過ごす人々が多い。

ここパリでも、見逃すには忍びないオペラやバレー、舞踏の公演が、各劇場で繰り広げられた。

新年を迎える夜、人間の肉体を全部使って現わす「生への喜び」の表現を堪能して、精神の衣替えを待つのだ。


◇リヨンのオペラ座では、リヨン・オペラ座舞踏団による「シンデレラ」が公演された。

1985年、リヨン・オペラ座バレー団の「マニー・マラン」の振り付けの再演であった。


     




◇パリ新オペラ座「オペラ・バスティーユ」では「ドン・キホーテ」

ルドルフ・ヌレエフの振り付け、ミンクス管弦楽団、リュドミラ・パッリエーロとカール・パケット主演。


     


     




◇パリ「パレ・デ・コングレ劇場」では、アントニオ・ガデス一座に夜「カルメン」のフラメンコ公演。


     




◇「シャンゼリゼ劇場」では、サラ・バラス一座による「ラ・ペーパ」。

二百年祭を迎えた「スペイン憲法」の」精神に触発された舞踏劇。


     


     




◇「パリ市立劇場」では、アクラム・カーンのリサイタル「デッシュ」。

在ロンドンの、バングラデシュ人舞踏家アクラム・カーンは、インド古典劇『カサック』を現代的アレンジで好演。


     


     




◇「パリ・オペラ座(オペラ・ガルニエ)」では、ウイリアム・フォーサイスのバレー三部作「ワウンド・ワーク1」「イン・ザ・ミドル サムホワット・エレヴェイテッド」「パス/パーツ」を一挙に。


     


     




◇「ラ・ヴィレット大ホール」で「ヴンデルカンメル」。

オーストリアのサーカス団シルカ一座によるアクロバット体技。


     


     




◇「ロン・ポワン・デ・シャン・ゼリゼ劇場」は「オーレリアン・ボリーとフィル・ソルタノフによる「プランB」の上演。

演出家オーレリアン・ボリーの2003年作品は彼の代表作品となった。


     


     


人間の肉体は、美しい。

その、肉体の美しさの極限の追求の表現が、バレーである。


官僚達よ!
政治家達よ!
経団連の老害どもよ!

自分達だけの、飽くなき金銭欲を満たす為に、他人の肉体を、地球上の人間達の、この美しき肉体を「放射線」に晒して、良いと思うのか。






観劇が終わると、自宅へ帰って年越しの晩餐も良し、表に繰り出して新年のカウント・ダウンもまた良し。



     
     雨の中で新年を迎えたパリの人々



そして、世界各地で新年を祝った。



     
     ピョン・ヤン



     
     シドニー



     
     香港



     
     北京



     
     ドヴァイ



     
     ベルリン



     
     ロンドン



     
     ニュー・ヨーク



     
     リオ



例外も有った。


インドでは、女子学生への集団暴行事件による全国的「追悼」の雰囲気により、新年を迎える派手なイヴェンとは、一切行われなかった。


     
     ニュー・デリー



騒いでいても。

黙っていても。

泣いていても、笑っていても。

闘っていても、愛し合っていても。

時間はその歩みを止めない。



夜が過ぎ行く先には、夜明けがやって来る。



     
     湖にも。


     
     山の頂きにも。


     
     木立の間からも。


     
     国境も峯にも。


     
     渚にも。


     
     砂漠にも。



そして。

夜明けは、パリにも訪れた。



     



「今年こそ」

人々は、毎年新年になると心に思う。

今年こそ。


思うのは容易い。

思うのは自由だ。


何を思おうが。




新年にかけて、思いを新たに、再び日常が繰り返される。


年頭にあたって思って事が、これから365日かけて実行されるかどうか、「時」のみぞ知る。






皆様、明けまして、お目出度うございます。

今年も、どうかよろしく、お願い申し上げます。




コメント (3)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする