晴れのち曇り、時々パリ

もう、これ以上、黙っていられない! 人が、社会が、日本全体が、壊れかかっている。

新明怪国語辞典「お」<その叭>

2014-10-11 22:02:18 | 新明怪国語辞典
『お』(終)


【折り鶴】
日本独特の民間伝統で、千代紙という色彩溢れる紙片で折って造った鶴。
広く使われた役割は、愛する男達に「見苦しい振る舞いをせずに死んで来い」と女たちが贈った紙製の首枷。
普通、同じ形の物を千個繋いである。
一説には日本国の国鳥「ツル」だと言うが、なぜ千羽なのか定かでは無い。
「これだけ私は努力しました。貴方も努力しなさい」という意思表示とも取れる。

【折り曲げる】
真っすぐな物を、真っすぐではなくす事。
立候補していた頃の姿勢を、議員になってから改める様。
普通、真っ当が真っ当ではなくなる事が多い。
白紙が汚れに染まる「色がつく」と同義。
或は、形に添わない物を、無理矢理その形に合わせる行為。
いずれの場合も、一般的には望ましく無い行動である事が多い。

【折り目】
折り曲げられた物の、曲がり角の筋。
くっきりと引かれていれば、折り目正しいと言われて肯定的に評価される事も有るが、概して折れ曲がっている事とは、曲がっていない状態より悪く評価される。
最近の選挙の候補者は、当選した後に折れ曲がる事を見込んで、あらかじめその為の線を「点線」で引いてある事が多い。
その場合、折り線という。
「公認」やら「推薦」やらの母体の意向に合わせて引かれている。

【織り目】
縦糸と横井ととの結び合わさった時に浮き出る筋。
これも前出と同じで、乱れなく揃っている事が好まれるが、最近は織機はコンピューター制御されているため、乱れていない筋を探す方が難しく、乱れている場合のほうが手仕事で有る事を表して、好まれる事が多い。
縦の筋と横の筋との感覚が密である程、原糸の使用料が多く、仕事が丁寧であると言う意味で、評価される。
議員達は、当選後しばらくすると、すり切れてしまう事が多いようだ。
すり切れるとテカリが出て、薄っぺらい貫禄が放射される事となる。

【織物】
縦糸と横糸とを紡いで、平面に織り上げたもの。
主に、物を包んだり、物に被せたり、被ったり、多用に使用するが、織り出す結果は、糸次第、織手次第で如何様にも変わる。
人を暖かく保護する衣服にも成れば、自由を封じる拘束衣にもなる。
それは、糸を政治家、織物を政治と言い換えても同じである。

【下りる/降りる】
上から下へ物理的に移動する事。
万有引力の法則からして、この重力移動は簡単である。
しかし、その逆の移動は人工的に力を加えてやらないと、自然には起こらない。
この上下は、物理的な事だけではなく、精神的にも社会的にも同じ様に適用される。
一端上に上がれば、二度と下がりたく無いのが人間の煩悩であり、不祥事に際してそれをやれる勇気と精神が有るかどうかで、人の器を計る事が出来る。
権力側に居る政治家にとって、特に不得手な「自ら降りる」事が出来なければ、国家は乱れるばかりとなる。

【折る】
直線を破線に変える事、その行為。
破線でも繋がっていれば線として存在出来るが、離れてしまう事も有る、
その際は、直線としても破線としても役立たず、小さな直線の集まりに過ぎなくなってしまう。
物理的な意味だけではなく、精神的にも同じ事が言える。
人間は、心が折れてしまうとそれ以上頑張れない。

【折れ合う】
直線を直線でない様にしてしまうという不利益な行為を、一方的に相手にだけ押し付けるのではなく、互いに相手が受け入れられる点で成し合うことで、双方共に存続を可能にする行為。
往々にして、そのような柔軟性を持ち合わせない、能力不足の政治家が政を司っていると、国破れ山河は荒れ放題となる。

【お礼参り】
人心の及ばない力に縋って、何らかの望みが叶えられたと信ずる時に、神仏に参拝して感謝を表す事、その行為。
通常社会では、逆説的に使われる。
例えば、自分達の縄張りを犯されたりした時、手勢を送り込んで乱暴狼藉を働く事を言う。
原発廃止を訴えて経産省の前に集う人々のテントを、一国の宰相とその補佐役である国家公安委員長等が共に連座する極右団体に、その又末端組織を動かして叩き潰させる如き行為。

【お歴々】
世界中の嗤いもののごとき、精神を病む人でなしの集う、日本国政府やその与党、及びその広報機関である国営放送、並びに政府の宰相とメシを喰う事に生き甲斐を見いだす瓦版屋などの人名録に連なる人々の事。

【折れ釘】
使い物にならない不良品。
元々は不可欠な存在である筈の中に、時に散見される出来損ないや、使われている最中に破損して、その役を果たせなかったような、細々とした部品の事。
例として、これまでの閣僚名簿を参照されたい。

【おろおろ】
国民の不利益になる事ばかりを繰り返す政府閣僚達が、野党にその悪行を追求されて、返答ぶりにみられる見苦しい様。
例えば、松島法務大臣の「団扇に見えれば団扇とも見えますが、アレはビラです」
小渕経産大臣の「原発の発電経費は福島(事故)以降でも他の物より割安であるが、想定外の廃炉等があれば割高になる」
など、枚挙にいとまが無い。

【愚か】
賢く無い事。
智慧を持たぬ事。
能力の欠除。
それらの症状を持つ人の様子。
政官財学報のトップの有様。
言い換えれば、日本の権力機構のあらゆる平均値。

【卸し】
貨幣価値を有する物品やサーヴィスを一括して集め、それを必要としている人や組織、機会などに転売して利益を上げる商い形態。
例えば、ご主人様である米国に金融財産や国土、そこに根ざす産業や労働者、さらには医療制度や国民皆保険などの固有の社会制度を差し出して、栄達を謀る霞ヶ関の行動。

【おろそか】
当然得られる利益や敬意などを無視して、踏みつける状況。
国家が国民に提供しなければならない、国土と社会の整備と平和の維持、国民の健康と安寧な生活、国民が産み出した富みの再配分、更には国家や国民としての尊厳などを一切与えられず、ひたすら税を絞り取るだけの扱われ方をされている、日本国民の立場。

【汚穢】
糞尿の集まり。
総理官邸や国会議事堂、霞ヶ関や経団連会館などに溢れかえっている。
酷い悪臭を発するが、その中に居ると何も感じない。
それどころか、ひとたびその中に生を受けると、それを喰らいて肥え太り、ますます健啖となって貪り喰うようになる。

【負わせる】
責任を押し付ける事、その行為。
国民を食い物にする酷政ガ行われている政府に有っては、通常は責任と言う概念は存在しないが、切羽詰まった際にそれを行って生き延びる事となる。
そろそろ松島法務大臣が、その任にあたる様な気配である。

【終わり】
安倍晋三がこのまま暴走して到達する、日本の明日。
米国世界戦略の一貫としての地域戦争として日中戦争を引き起こされたり、再度原発が爆発したりすると、たどり着く。
そこまでの急激な要因が無くとも、このまま次の選挙でも自民党政権が続けば、嫌応なく百年のタイムスリップを起こし、終わり無き終末に再び突き進む事は決定的である。

【恩】
民主党七奉行と呼ばれて来た面々が、全く知らないこと。
おかげ。
政権交代を成し遂げてくれたリーダーを、卑小な個人的劣等感に突き動かされて反発し、権力に依る冤罪を、権力側に着いても止めさせず、手足を縛って座敷牢に閉じ込めて、一番やってはならなかった官僚主導に身を任せ、国民の期待した日本の再生を否定してしまった、菅直人、仙石由人、岡田克也、前原誠司、渡部恒三、枝野幸男、野田佳彦等とその郎党たちが感じ取らなかった人間として最も大切な精神的感情。
わが国では、彼等の如き面々を「恩知らず」といい、最も恥ずべき人でなしと言われて来た。

【恩返し】
上述した連中が、死んでも出来ない事。
これが欠けていると、真っ当な世の中にはならない。

【音楽】
音波の振動で人間の精神を震わせる分野、その行い。
物体と肉体とから発する音を編み、精神的安らぎを与える人間の活動。
それを主として行う人々を音楽家という。
一部の世代にしか通じない分野の音を出す人々はミュージシャンと呼ばれて、音楽家としての下位に置かれる。
更に、ヘンテコリンな帽子をアミダに冠って、ヒゲの有る無しに関わらず男性と看做せず、かといって決して女性でもない人達は、アーティストと呼ばれて、色物扱いである。

【温顔】
善き人となりが現れ出ている顔つき。
洗脳されている凡人たちには奥に有るそれが見えず、悪人面だと決めつけられる小沢一郎も居れば、理解力が無い人々は奥の悪相が見えずに安倍晋三が優しいという。

【恩義】
先出『恩』に同じ。
それを感じられるか、感じ取れないかで、人間としての器が見えてしまう。
一般的に言えば、感じる事無く踏みにじって平気な部類の人間が、表面上は出世する傾向に有り、踏みにじられる人は損をする、価値観が逆転した社会に落ちぶれてしまった。

【恩給】
公務員に与えられる法外な不労所得。
一般では年金と言うが、公務員の恩給は不必要に優遇されて居り、この国を誰が支配しているかが如実に表れている。
公僕ではなく権力者である以上、国民を搾取して儲ける制度を彼等自身でしっかり確立している訳だ。

【恩恵】
何らかの利権に由来する利益。
それに享受する行為を、恩恵に「あずかる」と言う。
一般的には、それにあずかる輩は自分達でその権利を独占して、他からの参入を許さない。
そこから、利権構造が産み出され、富の偏りと社会格差が誕生する事になる。
それを絶たないと、公平な社会は決してやって来ない。
それを絶とうとすると、権益側は死にものぐるいで抵抗し、総理大臣予定者に高級官僚が冤罪を仕掛け、マスコミ挙って応援すると言う様な異様な事態となる。

【穏健】
安倍晋三、石破茂、モミイ百田長谷川、山谷松島高市片山、等の言う事よりは少しだけ考え方がまともな様子。
自民党内では少数派で絶滅危惧種となっている。

【恩顧】
眼をかけられる事、その状況。
閣僚たちと党役員および国営放送や国立大学教授、大手マスコミの経営陣と報道責任者、コメンテーター、等にとっての安倍晋三の息。
安倍晋三にとっての統一教会の資金などを言う。
恩義を感じない輩は溢れかえっているが、この種の恩顧には厚く報いる事が慣習となっている。

【恩師】
学力や人格を形成する過程で多いに導いてくれた先達。
安倍晋三にとっての平沢勝栄。
霞ヶ関高級官僚たちにとっての、リチャード・アーミテージ、マイケル・グリーン、ジョセフ・ナイ、カート・キャンベル等。

【温室】
外部の不安要素から成長を守って作物を育てる特殊な空間。
純粋培養的になると、外部に出した途端に独力では生きて行けない事も有る。
東大法学部。
松下政経塾。

【恩赦】
特別な機会や状況で、罪を許される事。
小沢一郎には決して訪れない。

【怨讐】
2009年8月30日に民主党に投票した国民が、菅直人、仙谷岡田前原枝野渡辺野田などに抱く、いつか責任を取らせたいと願う精神的感情。

【恩賞】
安倍自民党が統一教会に与える庇護。
山口那津男が政権に居る事に依って、創価学会に担保している宗教団体免税特権。
米国政府が霞ヶ関官僚に与える本領安堵。
安倍晋三が大手マスコミ責任者に喰わせる高級天ぷらや懐石料理。
大手マスコミ責任者が安倍晋三に与える提灯報道。

【温床】
バクテリア培養の容器の寒天やブドウ糖。
売国官僚の為の霞ヶ関ムラ。
国民遺棄政治の為の自民党。
安倍一族の為の統一教会。
米国支配の為の日米合同委員会。

【恩知らず】
繰り返しになるが、菅直人、仙石由人、岡田克也、前原誠司、枝野幸男、渡部恒三、野田佳彦などなどなど。

【温泉】
本来は火山構造から来る温度の高い地下水。
それを使った入浴とその施設。
施設から歓楽街ヘと発展して行く。
国土地理院の決めた地図マークは、昭和の時代は連れ込み宿の意味を持っていた。
ヨーロッパでは冷たい鉱泉で有る事が多いが、古代ローマの公共遊技場で名高い。
そこでは、アスレティック・クラブがあり、汗を流した後は先ずヌルい風呂に入って体を整え、熱い蒸気の風呂で汗を振り絞り垢をかき取ってもらい、最後に冷水の風呂に入って肌を引き締めた。
入浴後は、大広間で飲めや歌えのどんちゃん騒ぎを楽しむか、個室に閉じこもり美味い飯とうまい酒を運ばせて、ひそひそ次の暗殺の相談でもするか。
つまり、現代日本の「フィットネスクラブ」と「公衆浴場」と「サウナ」と「ビアホール」と「赤坂の高級料亭」と「カラオケボックス」と「ヘルスセンター」とを一緒にした様な施設であった。
いわば社会の全ての要求を満たす場所である。

【御曹司】
大金持ちの跡継ぎ。
世の女性たちがマナジリを決して手に入れたがる玉の輿の対象。
言い換えると、現代社会の1%の閨閥を形づくるDNAを伝える種馬。
更に委変えれば、バカ息子。
本来は、その代になればその家は潰れる筈なのだが、現代日本ではそれで増々富栄えて行く。
どこかで大反動が起きるであろう。

【音痴】
感覚的に音感の定まっていない事、そのような人。
歌が正確に歌えない。
転じて、何かの分野で才能が欠落している様を言う。
その場合は正しくその行為を行う事が出来ない。
たとえば運動音痴。
何をやらせてもへたくそ。
政治音痴。
馬鹿殿様の次元であればコントで笑っていられるが、現代の国家規模、人口、経済環境で政治音痴が政治を行うと、国を滅ぼす。
そのような政治音痴の「自称政治家」に権力を与える様な社会環境を、国民音痴とでも言おうか。

【怨敵】
安倍晋三にとっての朝日新聞。
読売産経にとっての朝日新聞。
国民にとっての皆様のNHK。
国民にとっての民主党七奉行。
民主党七奉行にとっての小沢一郎。
霞ヶ関にとっての小沢一郎。
小沢一郎にとっては、そんな物はない(だからだめなんだよなあ…)

【音頭】
歌舞音曲の囃子詞。
何かのきっかけとなる決まったかけ声。
例えば乾杯の音頭。
談合の音頭。
現在最も顕著なのが亡国の音頭。
増税、原発推進、非核三原則、憲法改悪、武器輸出三原則の廃棄、秘密保護法策定、集団的自衛権行使容認、などの後押しをした財務次官、内閣府補佐官、各省庁の次官とその子分どもの囁き。

【穏当】
それに相応しい、過激過ぎる事のない判断基準。
中庸、妥当、常識的などと同義。
これに欠ける、極端に偏った思想で日本を動かすのが、最近の風潮となってしまった。
良貨は悪貨を駆逐する事を、実際に見せつけられている毎日である。

【女】
染色体が男より一本多い種。
生物界に於いて、種の再生産を行う役割を担っている。
反対語は男。
男は染色体を与えるだけで、その為に女を獲得する為に男同士で競い合う。
従って、男が攻撃的能動的で、女が受動的安定的である事になっている。
他の男より秀でた男は、それだけ女を獲得する事が容易となり、己の遺伝子をより多く残せるのその実力差が群れの中に序列を生む。
その才の無い男には、女が褒美として有効な役割を持ち、往々にしてそれで陥れられたり身を滅ぼしたりする。
以上は、人間界の一般論で有り、現在の日本ではその性向が逆転しつつあるようだが、まだまだ多くの差別や不利な立場に置かれている状況は変わらない。
その状況を指摘されて、改善するフリをした安倍晋三は、オバサンどころか、オジサン以上にオジサンな女を閣僚に据えて、顰蹙をかっている。

【女狂い】
男が陥り易いやまい。
カネと時間とが出来るとかかり易いが、その場合男の甲斐性等と言って、男社会では肯定されて来た面が有る。
カネも暇もないくせにそうなると、家庭を破壊し社会に迷惑をかける事も多々見られる。
最近は薬物も絡んで、せっかくの築き上げた名声をふいにする有名人もいる。
その場合、狂いたくても狂えない大多数の男たちに取っては、日頃の妬みややっかみが感情を増幅し、晒し物にして溜飲を下げる事になる。
その片棒を担ぐのが、大手マスコミのニュースキャスターやら瓦版屋である。
そして、その手の輩たちが訳知り顔で政治の事にもくちばしを突っ込んでは、権力にいい様に利用される事となる。
勿論、利用される側は結構な見返りを期待出来るから、むしろ進んで利用されに行く。
「政治とカネ」等と言うキャッチフレーズは、そうやって産み出され拡散されて行った。

【女心】
移ろい易い事の一表現。
近隣の国を悪し様に罵り、社会的弱者への救済を非難し、これ見よがしに靖国に参拝して、その腐った内面を曝けている自民党政権の女性閣僚や党役員の、驕り昂り且つ極端に偏って情緒も優しさも欠落している心の中も、女心と言うが、決して移ろわないようだ。

【女盛り】
正しく、政府閣僚や党役員に抜擢される位の、自民党女性議員たちの心身ともに爛熟して腐敗して発酵した状態。

【女好き】
男の別称。

【女だてら】
現在の安倍政権の女性閣僚たちと、党役員、および有力議員と称されている
女性たちが日々口にして、行動している事等をみて感じられる有様。
肯定的な意味も有るが、ここでは勿論眉をひそめる見苦しき様の事である。

【女たらし】
すみません。
私が悪うございました(^^)

【女手】
これ一つでは、子供を育てて行く事が出来ない国に成ってしまった。
小泉純一郎と竹中へーぞー以来の悪政がもたらした、戦後自民党政治の最大の成果であり財務省の勝利の勲章である。

【おんぼろ】
旧来の男社会の政治を担って来た、自民党長老議員たちの姿を見よ。

【怨霊】
官僚共の手引きで推進された企業優先政治が捨て去った、原爆被爆者や川崎病、天草病やイタイイタイ病患者たち、更に社会的に打ち捨てられてしまったあらゆる弱者たち、福島第一原発で被爆して今後どんどん酷くなって行く被害者たちなどが醸し出す、戦後自民党官僚政治への負のエネルギーの集合体。
その内日本全国で収容しきれなくなって、大噴火を起こす事となる。
(『お』終わり)
(続く)





コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする