参議院議員選挙まで、残す所僅か一ヶ月と少しとなってしまった。
その参院選の前哨戦とも言い得る「東京都議会選挙」が、終わった。
恐ろしいくらいの、想像通りの結果を持って。。。
「生活の党」は、推薦候補一人を除いて全滅。
「社民党」も全滅。
「みどりの風」も全滅。
都議会から「野党」が消滅してしまった。
覚悟はしていた物の、実際に残酷な結果を突きつけられると、心穏やかには居られない。
「生活の党」に関しての結果は、覚悟していた。
何しろ、候補者が居ない。
資金が無い。
党としての、組織的な支援は無い。
なにしろ「党組織」なるもの自体が、存在していないに等しいのだから。
これで、ボードに赤い薔薇が並ぶ訳が無い。
「社民党」にしても、急坂を転げ落ちるが如き党勢で、議席の確保が為されるとは、到底期待出来なかった。
ましてや「みどりの風」においておや。
そもそも「民主党」が、総ての原因を造りだしたのだ。
たった半年の鳩山政権で、国民の期待は一気に萎んでしまう。
それから先の推移は、眼を覆うばかり。
それら、民主党の失政が菅直人、野田佳彦、岡田克也、前原誠司、仙谷由人ら、一部の反乱分子に因る党の実権の乗っ取りに有った事が、「民主党」という組織全体の看板で捉えられて、すっかり国民の信頼を失ってしまう。
国民の多くは民主党に愛想を尽かし、しかもその原因を「小沢一郎」のせいだと信じ込んでしまう。
かくして、民主党に留まって再構築を願った小沢も離島せざるを得ない流れを作り出されて、弱小政党へと転落するハメとなった。
霞ヶ関シロアリ官僚組織と、それの宣伝機関である既成マスコミの作戦通りであり、更にはその悪事に乗っかって利を得た自民党の見込み通りとなってしまった。
物理的に兵糧攻めに有ってしまった小沢一郎は、城もなく臣も少なく、資金も無い、じり貧状態へと追い込まれ雪隠詰めと相成った。
昨年12月の総選挙での再政権交代で形成された流れは、奔流の如くにあっという間に小沢一郎が築こうとした「リベラル政治」の意識を流し去ってしまう事となる。
米国の威を借る霞ヶ関に操られた安倍晋三は、自分でも良く理解しないままに、日本経済の根本的な行方を変えてしまう事となる。
実に久しぶりに株価は上昇し、それだけで「日本経済」自体が健康を取り戻したと錯覚されてしまうのだ。
後は、向かう所敵無しの勢いで、一気呵成に日本の道筋が極端な極右的歩行にまっしぐらに走り始める。
自民党は完全に勘違いしてしまう。
TPP参加の決定。
憲法改悪への流れ。
それに伴う再軍国主義化。
原発の再稼働。
消費税の増税。
法人税の引き下げ。
国民の情報管理と思想統制。
これでもか、とばかりに「強権政治」を繰り広げ、マスコミもその流れの後押しをする。
巷では「アベノミクス」などと、内容も理かい出来ないスローガンの一人歩きで安倍政権の支持率は一向に下がる気配はない。
予想以上に上手く運んだ、自民党による政権交代の結果、側面援助の役を与えられていた「維新の会」は、あっという間に支持を無くし、野党勢力はほぼ無と帰してしまった。
自民・公明による連立与党は盤石となり、望むと望まざるとに関わらず、補完勢力である維新とみん党の、ほぼオール与党の如き翼賛体制を造り上げて、盤石で望んだ「都議会選挙」では他の結果を期待する事等あり得なかった。
さあ、問題はここからである。
都議選での消耗から立ち直る術も無いまま、参院選は目前。
候補者達は疲れきり、経済的基盤は無く、その支援もままならず、したがって人的パワーも極小な環境で、都知事選で受けた筈のショックから立ち直れぬままに、よたよたと選挙戦へと突入する事となる。
それでも、候補者達は健気に必死で戦っている。
比例候補は、選挙区候補の応援もする。
日本各地を飛び回る。
選挙区候補は、全国は飛び回る必要は無い。
選挙区候補者と比例候補者とでは、必要とされる資金の桁も違う筈だが、選挙区候補には党の資金が出ても、比例区候補者には出ないらしい。
こんな状況で、一体どう言う事が起こるのか。
想像に難くない筈だ。
円滑な選挙戦を戦える筈は無い。
候補者間での軋轢、それをサポートするべき現前議員達は殆ど力が入らず、しかもその彼等の間ですら、軋轢が有ると言う。
小さな所帯のくせに、党中枢での風通しは極めて悪く、候補者の希望も意見も、小沢代表には届かない。
ましてや、支持者である国民の声等、全く届かない。
各候補者へ、手弁当で手伝いに張り付いている、コアな支持者達だけが、かろうじて内情に触れる程度。
そんな状態で、期待が出来るだろうか。
小沢一郎自身は、そのような周辺での軋轢は知る由もなく、しかし選挙の展望だけははっきりと見えている筈だ。
何しろ、現役政治家の中で最も選挙に通じた、唯一と言って良い司令官なのだから。
彼がいみじくも言い続けて来た通り、野党が大同団結しなければ、今の自民公明の与党には勝てない。
そんな事は、素人でも分る事。
そして、都議選では物の見事に敗れ去った。
野党連合が存在しない以上、反自民の国民達に取っての「受け皿」は存在しないのだから。
勝てる訳も無い。
そしてその状況は、参院選にもそのまま当てはまる。
受け皿は、出来そうにない。
幸か不幸か、都議選での野党壊滅で、連合して戦わなければならない事を、多少は理解出来たかもしれない。
しかし、都議選敗北の責任を具体的な形で取れない「海江田」や「福島」や「谷岡」などに、党内を纏め上げる手腕も人望も無かろう。
産経が敢えて流した、小沢が民主党と提携と言う噂も、根も葉も有るのだろうが、具体化出来るかと言えば、はなはだ心もとない。
ましてや、失敗民主党=小沢という感情にとらわれているかなりの国民達に、好感を持って受け入れられるかとなると、これまたはなはだ心もとない限りである。
輿石東は、それでも野党再編に望みを繋いでいるらしい。
唯一の有益な可能性は、菅直人一派(岡田・前原・野田・枝野・安住といった面々)に三くだり半を突きつけ、民主党の大失敗が「彼等の専横独断」の結果であった事、民主党のそれ以外と小沢グループとは、被害者であった事を国民の眼に白日の下に晒してから、再度「官僚主導打破」「アメリカ隷属を止めて等距離外交」「原発廃止」「消費税増税凍結」等を謳えれば、あと一ヶ月強しか残っていなくとも、国民へ浸透することは完全に不可能とは言えないだろう。
しかし、そんな夢物語を追いかけても詮無いことだ。
菅直人一派が、のこのこ民主党を出て行く筈が無い。
もともと薄かった海江田の求心力の低下で、彼等にはまた再登場の芽が出て来ているのだし。
潤沢な資金を放り出して、追い出されて行く筈は無い。
さすれば、一体どうすれば宜しかろうか。
現実問題としては、小沢一郎本人が言う通り、勝負は三年後の総選挙まで待つ必要が有る。
しかし、その三年後を可能にする為にも、来る参院選でたとえ一人でも二人でも、議席を確保する事は不可決であろう。
機能する党中央の組織が無い。
資金も無い。
しからば、あとは我々支持者の熱意と、誠意有るサポートと、可能な限りの物理的援助を書かさない事だ。
ツイッターやその他の環境で、都議選前から支持者同士のギクシャクが始まっていた。
勿論、夫々に言い分は有ろう。
候補者同士の確執や軋轢は、そっくりそのまま支持者同士の齟齬と摩擦に変わって行く。
ましてや、「生活保護基本法改正案」への賛成で、かなりの支持者達を起こらせ、呆れさせ、がっかりさせた。
それでも敢えて言おう。
ここで支援を止めてはならない。
ここで、内輪もめしてはならない。
今ここで、敵陣営を利する事となる宣伝合戦等は、厳に慎むべきであろう。
疲労困憊している候補者達に、一番の元気の元となるのは、私たち支持者の変わらぬ「精神的」支援なのだ。
励まそう。
慰めよう。
後押ししよう。
そして、可能な限り支持者を増やすべく、努力しよう。
「そんな事、いまさら言われるまでもない!」
と仰らずに、あえてもう一踏ん張り、がんばろう。
友人知人に声をかけ様。
親戚一同を口説き落とそう。
なぜ「生活の党」でなければならないのか。
なぜ小沢一郎なのか。
『国民の生活が第一』
党名ではなくなったが、小沢とその追随者達の、変わらぬ政治理念で有る筈だ。
そして、周りを見回してみるが良い。
「国民の生活」に言及している政治集団が、他に有るか。
「政治主導」
選挙という国民からの付託も無しに、官僚達が日本を独裁的に支配している。
かれら官僚が、政策のアウトラインを提示し、資料を集め、説明し、法案を書き、成立させる。
ひとたび法律となった政策は、官僚達によって予算が配分され、予算を執行されて、行政的に実行されて行く。
その間に、血税である予算の相当部分が、直接的間接的に中抜きされ、搾取されて、天下り官僚を養う餌となって、消えて行く。
政策的に失敗しても、行政的に失敗しても、官僚達は一切責任は取らない。
次の法案を作っては、また搾取するのみ。
それを廃止し、国民が選んだ政治家によって、政策の決定から実行まで責任を持ってやろう。
官僚は実務的執行者にすぎなくしよう。
それが「政治主導」である。
その官僚支配を脱する事は、地方屁の分権をも意味する。
総て最終的にアメリカに尽くすシステムになっている官僚から、政治家が反案して政策を決めて実行し、対米一辺倒の隷属状態から、対等な真のパートナーの関係を築いて行こう。
対米隷属ではなく、アメリカとも、中国とも、ロシアとも、EUとも
対等な外交関係を築こう。
こらが「共生」である。
そして「国民の生活」を第一に政治を行う事は、必然的に増税はやらない、一般会計と特別会計とを一本化し、予算編成を根本から変えることで、増税しなくとも経済成長は可能である、と言う発想である。
社会保障を切り捨てない。
教育を重視する。
これらは、本来は社民主義の思想であり、それこそが「国民の生活が第一」と言う事なのだ。
社民主義=左翼に非ず。
真性保守で、国民の生活に厚い政治即ち社民主義的政治は可能なのだ。
左翼が嫌いな方々でも、その理屈は御理解いただけると思う。
この様に、国民目線で、国民の生活に寄り添った政治を求めるのが、今のオザワイスムであり、生活の党の目指す道なのだ。
この角度からのアプローチは、他の政党では不可能である。
その事は、噛んで含めて説明すれば、かなりの人々に理解してもらえる筈である。
項目だけを連呼するのではなく。
他党、特に自民党的なる物、及び彼等と並んで翼賛政治を繰り広げようとしている、他の政党の主張と比較対象しながら語れば、自ずと何が正しく、何が国民に有益であるかが、伝わる筈である。
広めよう。
後一月しか残されていないけれど。
諦めずに、伝えて行こう。
そして、くれぐれも「仲違い」しない様に、意識して努力しよう。
今、やらずに、何時やるのだ。
実際には、最短でも後三年は我慢しなくてはならない。
たとえ参院選で全員当選した所で、勢力的にはたかが知れている。
しかも、生活の候補者は、軒並み苦戦を強いられている。
しかし、一人でも二人でも、とにかく議席を取ろう。
そして、その後の「剛腕小沢」の手腕に期待しよう。
小沢一郎は風邪で、本日の記者会見をパスした。
彼は、旧世代の政治家であって、現代にそぐわない所も有る。
しかし、余人を持って代えられない、唯一無二の指揮官である。
その彼に、これ以上の無理をさせてはならないと、心から思う。
同じ「絶滅危惧種」と言っても、朱鷺の様に中国から個体を分けてもらって、人工繁殖出来るものではない。
彼を、後三年は働いてもらう為に、少しでも今後の動きの足しになる様に、参院選で最低限の結果を出そう。
皆様の、日頃の御奮闘は重々承知致して居ります。
その上で、敢えて申し上げたい。
挫ける事なかれ。
仲違いする事なかれ。
やる気を削ぐ様な空気を作る事無く、お互いに貴重な同志としての意識を常に持って、頑張りましょう。
誹謗中傷などもなく、三年後に美酒の杯を傾ける為にも、とにかく後一月と少し、獅子奮迅の頑張りで後押ししよう。
生活の党こそが、日本の最後の砦なのだから。
被曝が続く。
健康被害はこれから増える一方になる筈である。
大企業優遇政策では、中小企業は疲弊し、経済は傾くしか無い。
正規社員すら簡単に解雇する法案を準備する様な政権に、国民の生活が守れる訳が無い。
活断層の上に立てられている原発を、経済と対英米核兵器製造のサポートとして再稼働を謳う様な政権に、国土の安全と平和とが守れる筈が無い。
「生活の党」しか、他に無いのだ。
このまま火を消してしまってはならない。
挫ける事なかれ。
諦める事なかれ。
頑張りましょう。
各自が、自分の出来る事を最大限にやって、勝ち取りましょう。
平和で安全な日本を、子供達や孫達に渡せる様に。
国土も国富も、国民すら売り渡すTPP等と言う売国条約に邁進する様な政権に、鉄槌を与える為に。
今日も。
もうひと頑張り。
元気に、朗らかに。
貴女が、貴方が、頼りです。
日本を救う為に。
頑張ろう!
その参院選の前哨戦とも言い得る「東京都議会選挙」が、終わった。
恐ろしいくらいの、想像通りの結果を持って。。。
「生活の党」は、推薦候補一人を除いて全滅。
「社民党」も全滅。
「みどりの風」も全滅。
都議会から「野党」が消滅してしまった。
覚悟はしていた物の、実際に残酷な結果を突きつけられると、心穏やかには居られない。
「生活の党」に関しての結果は、覚悟していた。
何しろ、候補者が居ない。
資金が無い。
党としての、組織的な支援は無い。
なにしろ「党組織」なるもの自体が、存在していないに等しいのだから。
これで、ボードに赤い薔薇が並ぶ訳が無い。
「社民党」にしても、急坂を転げ落ちるが如き党勢で、議席の確保が為されるとは、到底期待出来なかった。
ましてや「みどりの風」においておや。
そもそも「民主党」が、総ての原因を造りだしたのだ。
たった半年の鳩山政権で、国民の期待は一気に萎んでしまう。
それから先の推移は、眼を覆うばかり。
それら、民主党の失政が菅直人、野田佳彦、岡田克也、前原誠司、仙谷由人ら、一部の反乱分子に因る党の実権の乗っ取りに有った事が、「民主党」という組織全体の看板で捉えられて、すっかり国民の信頼を失ってしまう。
国民の多くは民主党に愛想を尽かし、しかもその原因を「小沢一郎」のせいだと信じ込んでしまう。
かくして、民主党に留まって再構築を願った小沢も離島せざるを得ない流れを作り出されて、弱小政党へと転落するハメとなった。
霞ヶ関シロアリ官僚組織と、それの宣伝機関である既成マスコミの作戦通りであり、更にはその悪事に乗っかって利を得た自民党の見込み通りとなってしまった。
物理的に兵糧攻めに有ってしまった小沢一郎は、城もなく臣も少なく、資金も無い、じり貧状態へと追い込まれ雪隠詰めと相成った。
昨年12月の総選挙での再政権交代で形成された流れは、奔流の如くにあっという間に小沢一郎が築こうとした「リベラル政治」の意識を流し去ってしまう事となる。
米国の威を借る霞ヶ関に操られた安倍晋三は、自分でも良く理解しないままに、日本経済の根本的な行方を変えてしまう事となる。
実に久しぶりに株価は上昇し、それだけで「日本経済」自体が健康を取り戻したと錯覚されてしまうのだ。
後は、向かう所敵無しの勢いで、一気呵成に日本の道筋が極端な極右的歩行にまっしぐらに走り始める。
自民党は完全に勘違いしてしまう。
TPP参加の決定。
憲法改悪への流れ。
それに伴う再軍国主義化。
原発の再稼働。
消費税の増税。
法人税の引き下げ。
国民の情報管理と思想統制。
これでもか、とばかりに「強権政治」を繰り広げ、マスコミもその流れの後押しをする。
巷では「アベノミクス」などと、内容も理かい出来ないスローガンの一人歩きで安倍政権の支持率は一向に下がる気配はない。
予想以上に上手く運んだ、自民党による政権交代の結果、側面援助の役を与えられていた「維新の会」は、あっという間に支持を無くし、野党勢力はほぼ無と帰してしまった。
自民・公明による連立与党は盤石となり、望むと望まざるとに関わらず、補完勢力である維新とみん党の、ほぼオール与党の如き翼賛体制を造り上げて、盤石で望んだ「都議会選挙」では他の結果を期待する事等あり得なかった。
さあ、問題はここからである。
都議選での消耗から立ち直る術も無いまま、参院選は目前。
候補者達は疲れきり、経済的基盤は無く、その支援もままならず、したがって人的パワーも極小な環境で、都知事選で受けた筈のショックから立ち直れぬままに、よたよたと選挙戦へと突入する事となる。
それでも、候補者達は健気に必死で戦っている。
比例候補は、選挙区候補の応援もする。
日本各地を飛び回る。
選挙区候補は、全国は飛び回る必要は無い。
選挙区候補者と比例候補者とでは、必要とされる資金の桁も違う筈だが、選挙区候補には党の資金が出ても、比例区候補者には出ないらしい。
こんな状況で、一体どう言う事が起こるのか。
想像に難くない筈だ。
円滑な選挙戦を戦える筈は無い。
候補者間での軋轢、それをサポートするべき現前議員達は殆ど力が入らず、しかもその彼等の間ですら、軋轢が有ると言う。
小さな所帯のくせに、党中枢での風通しは極めて悪く、候補者の希望も意見も、小沢代表には届かない。
ましてや、支持者である国民の声等、全く届かない。
各候補者へ、手弁当で手伝いに張り付いている、コアな支持者達だけが、かろうじて内情に触れる程度。
そんな状態で、期待が出来るだろうか。
小沢一郎自身は、そのような周辺での軋轢は知る由もなく、しかし選挙の展望だけははっきりと見えている筈だ。
何しろ、現役政治家の中で最も選挙に通じた、唯一と言って良い司令官なのだから。
彼がいみじくも言い続けて来た通り、野党が大同団結しなければ、今の自民公明の与党には勝てない。
そんな事は、素人でも分る事。
そして、都議選では物の見事に敗れ去った。
野党連合が存在しない以上、反自民の国民達に取っての「受け皿」は存在しないのだから。
勝てる訳も無い。
そしてその状況は、参院選にもそのまま当てはまる。
受け皿は、出来そうにない。
幸か不幸か、都議選での野党壊滅で、連合して戦わなければならない事を、多少は理解出来たかもしれない。
しかし、都議選敗北の責任を具体的な形で取れない「海江田」や「福島」や「谷岡」などに、党内を纏め上げる手腕も人望も無かろう。
産経が敢えて流した、小沢が民主党と提携と言う噂も、根も葉も有るのだろうが、具体化出来るかと言えば、はなはだ心もとない。
ましてや、失敗民主党=小沢という感情にとらわれているかなりの国民達に、好感を持って受け入れられるかとなると、これまたはなはだ心もとない限りである。
輿石東は、それでも野党再編に望みを繋いでいるらしい。
唯一の有益な可能性は、菅直人一派(岡田・前原・野田・枝野・安住といった面々)に三くだり半を突きつけ、民主党の大失敗が「彼等の専横独断」の結果であった事、民主党のそれ以外と小沢グループとは、被害者であった事を国民の眼に白日の下に晒してから、再度「官僚主導打破」「アメリカ隷属を止めて等距離外交」「原発廃止」「消費税増税凍結」等を謳えれば、あと一ヶ月強しか残っていなくとも、国民へ浸透することは完全に不可能とは言えないだろう。
しかし、そんな夢物語を追いかけても詮無いことだ。
菅直人一派が、のこのこ民主党を出て行く筈が無い。
もともと薄かった海江田の求心力の低下で、彼等にはまた再登場の芽が出て来ているのだし。
潤沢な資金を放り出して、追い出されて行く筈は無い。
さすれば、一体どうすれば宜しかろうか。
現実問題としては、小沢一郎本人が言う通り、勝負は三年後の総選挙まで待つ必要が有る。
しかし、その三年後を可能にする為にも、来る参院選でたとえ一人でも二人でも、議席を確保する事は不可決であろう。
機能する党中央の組織が無い。
資金も無い。
しからば、あとは我々支持者の熱意と、誠意有るサポートと、可能な限りの物理的援助を書かさない事だ。
ツイッターやその他の環境で、都議選前から支持者同士のギクシャクが始まっていた。
勿論、夫々に言い分は有ろう。
候補者同士の確執や軋轢は、そっくりそのまま支持者同士の齟齬と摩擦に変わって行く。
ましてや、「生活保護基本法改正案」への賛成で、かなりの支持者達を起こらせ、呆れさせ、がっかりさせた。
それでも敢えて言おう。
ここで支援を止めてはならない。
ここで、内輪もめしてはならない。
今ここで、敵陣営を利する事となる宣伝合戦等は、厳に慎むべきであろう。
疲労困憊している候補者達に、一番の元気の元となるのは、私たち支持者の変わらぬ「精神的」支援なのだ。
励まそう。
慰めよう。
後押ししよう。
そして、可能な限り支持者を増やすべく、努力しよう。
「そんな事、いまさら言われるまでもない!」
と仰らずに、あえてもう一踏ん張り、がんばろう。
友人知人に声をかけ様。
親戚一同を口説き落とそう。
なぜ「生活の党」でなければならないのか。
なぜ小沢一郎なのか。
『国民の生活が第一』
党名ではなくなったが、小沢とその追随者達の、変わらぬ政治理念で有る筈だ。
そして、周りを見回してみるが良い。
「国民の生活」に言及している政治集団が、他に有るか。
「政治主導」
選挙という国民からの付託も無しに、官僚達が日本を独裁的に支配している。
かれら官僚が、政策のアウトラインを提示し、資料を集め、説明し、法案を書き、成立させる。
ひとたび法律となった政策は、官僚達によって予算が配分され、予算を執行されて、行政的に実行されて行く。
その間に、血税である予算の相当部分が、直接的間接的に中抜きされ、搾取されて、天下り官僚を養う餌となって、消えて行く。
政策的に失敗しても、行政的に失敗しても、官僚達は一切責任は取らない。
次の法案を作っては、また搾取するのみ。
それを廃止し、国民が選んだ政治家によって、政策の決定から実行まで責任を持ってやろう。
官僚は実務的執行者にすぎなくしよう。
それが「政治主導」である。
その官僚支配を脱する事は、地方屁の分権をも意味する。
総て最終的にアメリカに尽くすシステムになっている官僚から、政治家が反案して政策を決めて実行し、対米一辺倒の隷属状態から、対等な真のパートナーの関係を築いて行こう。
対米隷属ではなく、アメリカとも、中国とも、ロシアとも、EUとも
対等な外交関係を築こう。
こらが「共生」である。
そして「国民の生活」を第一に政治を行う事は、必然的に増税はやらない、一般会計と特別会計とを一本化し、予算編成を根本から変えることで、増税しなくとも経済成長は可能である、と言う発想である。
社会保障を切り捨てない。
教育を重視する。
これらは、本来は社民主義の思想であり、それこそが「国民の生活が第一」と言う事なのだ。
社民主義=左翼に非ず。
真性保守で、国民の生活に厚い政治即ち社民主義的政治は可能なのだ。
左翼が嫌いな方々でも、その理屈は御理解いただけると思う。
この様に、国民目線で、国民の生活に寄り添った政治を求めるのが、今のオザワイスムであり、生活の党の目指す道なのだ。
この角度からのアプローチは、他の政党では不可能である。
その事は、噛んで含めて説明すれば、かなりの人々に理解してもらえる筈である。
項目だけを連呼するのではなく。
他党、特に自民党的なる物、及び彼等と並んで翼賛政治を繰り広げようとしている、他の政党の主張と比較対象しながら語れば、自ずと何が正しく、何が国民に有益であるかが、伝わる筈である。
広めよう。
後一月しか残されていないけれど。
諦めずに、伝えて行こう。
そして、くれぐれも「仲違い」しない様に、意識して努力しよう。
今、やらずに、何時やるのだ。
実際には、最短でも後三年は我慢しなくてはならない。
たとえ参院選で全員当選した所で、勢力的にはたかが知れている。
しかも、生活の候補者は、軒並み苦戦を強いられている。
しかし、一人でも二人でも、とにかく議席を取ろう。
そして、その後の「剛腕小沢」の手腕に期待しよう。
小沢一郎は風邪で、本日の記者会見をパスした。
彼は、旧世代の政治家であって、現代にそぐわない所も有る。
しかし、余人を持って代えられない、唯一無二の指揮官である。
その彼に、これ以上の無理をさせてはならないと、心から思う。
同じ「絶滅危惧種」と言っても、朱鷺の様に中国から個体を分けてもらって、人工繁殖出来るものではない。
彼を、後三年は働いてもらう為に、少しでも今後の動きの足しになる様に、参院選で最低限の結果を出そう。
皆様の、日頃の御奮闘は重々承知致して居ります。
その上で、敢えて申し上げたい。
挫ける事なかれ。
仲違いする事なかれ。
やる気を削ぐ様な空気を作る事無く、お互いに貴重な同志としての意識を常に持って、頑張りましょう。
誹謗中傷などもなく、三年後に美酒の杯を傾ける為にも、とにかく後一月と少し、獅子奮迅の頑張りで後押ししよう。
生活の党こそが、日本の最後の砦なのだから。
被曝が続く。
健康被害はこれから増える一方になる筈である。
大企業優遇政策では、中小企業は疲弊し、経済は傾くしか無い。
正規社員すら簡単に解雇する法案を準備する様な政権に、国民の生活が守れる訳が無い。
活断層の上に立てられている原発を、経済と対英米核兵器製造のサポートとして再稼働を謳う様な政権に、国土の安全と平和とが守れる筈が無い。
「生活の党」しか、他に無いのだ。
このまま火を消してしまってはならない。
挫ける事なかれ。
諦める事なかれ。
頑張りましょう。
各自が、自分の出来る事を最大限にやって、勝ち取りましょう。
平和で安全な日本を、子供達や孫達に渡せる様に。
国土も国富も、国民すら売り渡すTPP等と言う売国条約に邁進する様な政権に、鉄槌を与える為に。
今日も。
もうひと頑張り。
元気に、朗らかに。
貴女が、貴方が、頼りです。
日本を救う為に。
頑張ろう!