晴れのち曇り、時々パリ

もう、これ以上、黙っていられない! 人が、社会が、日本全体が、壊れかかっている。

小沢一郎と「生活の党」を支持する皆さま方へ訴える。敢えて訴える!

2013-06-24 23:17:54 | 政治と社会
参議院議員選挙まで、残す所僅か一ヶ月と少しとなってしまった。



その参院選の前哨戦とも言い得る「東京都議会選挙」が、終わった。

恐ろしいくらいの、想像通りの結果を持って。。。


「生活の党」は、推薦候補一人を除いて全滅。

「社民党」も全滅。

「みどりの風」も全滅。


都議会から「野党」が消滅してしまった。

覚悟はしていた物の、実際に残酷な結果を突きつけられると、心穏やかには居られない。



「生活の党」に関しての結果は、覚悟していた。

何しろ、候補者が居ない。

資金が無い。

党としての、組織的な支援は無い。

なにしろ「党組織」なるもの自体が、存在していないに等しいのだから。

これで、ボードに赤い薔薇が並ぶ訳が無い。

「社民党」にしても、急坂を転げ落ちるが如き党勢で、議席の確保が為されるとは、到底期待出来なかった。

ましてや「みどりの風」においておや。



そもそも「民主党」が、総ての原因を造りだしたのだ。

たった半年の鳩山政権で、国民の期待は一気に萎んでしまう。

それから先の推移は、眼を覆うばかり。

それら、民主党の失政が菅直人、野田佳彦、岡田克也、前原誠司、仙谷由人ら、一部の反乱分子に因る党の実権の乗っ取りに有った事が、「民主党」という組織全体の看板で捉えられて、すっかり国民の信頼を失ってしまう。

国民の多くは民主党に愛想を尽かし、しかもその原因を「小沢一郎」のせいだと信じ込んでしまう。


かくして、民主党に留まって再構築を願った小沢も離島せざるを得ない流れを作り出されて、弱小政党へと転落するハメとなった。

霞ヶ関シロアリ官僚組織と、それの宣伝機関である既成マスコミの作戦通りであり、更にはその悪事に乗っかって利を得た自民党の見込み通りとなってしまった。


物理的に兵糧攻めに有ってしまった小沢一郎は、城もなく臣も少なく、資金も無い、じり貧状態へと追い込まれ雪隠詰めと相成った。


昨年12月の総選挙での再政権交代で形成された流れは、奔流の如くにあっという間に小沢一郎が築こうとした「リベラル政治」の意識を流し去ってしまう事となる。

米国の威を借る霞ヶ関に操られた安倍晋三は、自分でも良く理解しないままに、日本経済の根本的な行方を変えてしまう事となる。

実に久しぶりに株価は上昇し、それだけで「日本経済」自体が健康を取り戻したと錯覚されてしまうのだ。


後は、向かう所敵無しの勢いで、一気呵成に日本の道筋が極端な極右的歩行にまっしぐらに走り始める。


自民党は完全に勘違いしてしまう。


TPP参加の決定。

憲法改悪への流れ。

それに伴う再軍国主義化。

原発の再稼働。

消費税の増税。

法人税の引き下げ。

国民の情報管理と思想統制。

これでもか、とばかりに「強権政治」を繰り広げ、マスコミもその流れの後押しをする。


巷では「アベノミクス」などと、内容も理かい出来ないスローガンの一人歩きで安倍政権の支持率は一向に下がる気配はない。


予想以上に上手く運んだ、自民党による政権交代の結果、側面援助の役を与えられていた「維新の会」は、あっという間に支持を無くし、野党勢力はほぼ無と帰してしまった。


自民・公明による連立与党は盤石となり、望むと望まざるとに関わらず、補完勢力である維新とみん党の、ほぼオール与党の如き翼賛体制を造り上げて、盤石で望んだ「都議会選挙」では他の結果を期待する事等あり得なかった。



さあ、問題はここからである。

都議選での消耗から立ち直る術も無いまま、参院選は目前。


候補者達は疲れきり、経済的基盤は無く、その支援もままならず、したがって人的パワーも極小な環境で、都知事選で受けた筈のショックから立ち直れぬままに、よたよたと選挙戦へと突入する事となる。

それでも、候補者達は健気に必死で戦っている。

比例候補は、選挙区候補の応援もする。

日本各地を飛び回る。


選挙区候補は、全国は飛び回る必要は無い。

選挙区候補者と比例候補者とでは、必要とされる資金の桁も違う筈だが、選挙区候補には党の資金が出ても、比例区候補者には出ないらしい。


こんな状況で、一体どう言う事が起こるのか。

想像に難くない筈だ。

円滑な選挙戦を戦える筈は無い。


候補者間での軋轢、それをサポートするべき現前議員達は殆ど力が入らず、しかもその彼等の間ですら、軋轢が有ると言う。

小さな所帯のくせに、党中枢での風通しは極めて悪く、候補者の希望も意見も、小沢代表には届かない。

ましてや、支持者である国民の声等、全く届かない。

各候補者へ、手弁当で手伝いに張り付いている、コアな支持者達だけが、かろうじて内情に触れる程度。


そんな状態で、期待が出来るだろうか。


小沢一郎自身は、そのような周辺での軋轢は知る由もなく、しかし選挙の展望だけははっきりと見えている筈だ。

何しろ、現役政治家の中で最も選挙に通じた、唯一と言って良い司令官なのだから。

彼がいみじくも言い続けて来た通り、野党が大同団結しなければ、今の自民公明の与党には勝てない。

そんな事は、素人でも分る事。

そして、都議選では物の見事に敗れ去った。

野党連合が存在しない以上、反自民の国民達に取っての「受け皿」は存在しないのだから。

勝てる訳も無い。


そしてその状況は、参院選にもそのまま当てはまる。

受け皿は、出来そうにない。



幸か不幸か、都議選での野党壊滅で、連合して戦わなければならない事を、多少は理解出来たかもしれない。

しかし、都議選敗北の責任を具体的な形で取れない「海江田」や「福島」や「谷岡」などに、党内を纏め上げる手腕も人望も無かろう。

産経が敢えて流した、小沢が民主党と提携と言う噂も、根も葉も有るのだろうが、具体化出来るかと言えば、はなはだ心もとない。

ましてや、失敗民主党=小沢という感情にとらわれているかなりの国民達に、好感を持って受け入れられるかとなると、これまたはなはだ心もとない限りである。

輿石東は、それでも野党再編に望みを繋いでいるらしい。


唯一の有益な可能性は、菅直人一派(岡田・前原・野田・枝野・安住といった面々)に三くだり半を突きつけ、民主党の大失敗が「彼等の専横独断」の結果であった事、民主党のそれ以外と小沢グループとは、被害者であった事を国民の眼に白日の下に晒してから、再度「官僚主導打破」「アメリカ隷属を止めて等距離外交」「原発廃止」「消費税増税凍結」等を謳えれば、あと一ヶ月強しか残っていなくとも、国民へ浸透することは完全に不可能とは言えないだろう。

しかし、そんな夢物語を追いかけても詮無いことだ。

菅直人一派が、のこのこ民主党を出て行く筈が無い。

もともと薄かった海江田の求心力の低下で、彼等にはまた再登場の芽が出て来ているのだし。

潤沢な資金を放り出して、追い出されて行く筈は無い。


さすれば、一体どうすれば宜しかろうか。


現実問題としては、小沢一郎本人が言う通り、勝負は三年後の総選挙まで待つ必要が有る。

しかし、その三年後を可能にする為にも、来る参院選でたとえ一人でも二人でも、議席を確保する事は不可決であろう。


機能する党中央の組織が無い。

資金も無い。


しからば、あとは我々支持者の熱意と、誠意有るサポートと、可能な限りの物理的援助を書かさない事だ。


ツイッターやその他の環境で、都議選前から支持者同士のギクシャクが始まっていた。

勿論、夫々に言い分は有ろう。

候補者同士の確執や軋轢は、そっくりそのまま支持者同士の齟齬と摩擦に変わって行く。

ましてや、「生活保護基本法改正案」への賛成で、かなりの支持者達を起こらせ、呆れさせ、がっかりさせた。


それでも敢えて言おう。


ここで支援を止めてはならない。

ここで、内輪もめしてはならない。

今ここで、敵陣営を利する事となる宣伝合戦等は、厳に慎むべきであろう。


疲労困憊している候補者達に、一番の元気の元となるのは、私たち支持者の変わらぬ「精神的」支援なのだ。

励まそう。

慰めよう。

後押ししよう。

そして、可能な限り支持者を増やすべく、努力しよう。


「そんな事、いまさら言われるまでもない!」

と仰らずに、あえてもう一踏ん張り、がんばろう。

友人知人に声をかけ様。

親戚一同を口説き落とそう。


なぜ「生活の党」でなければならないのか。

なぜ小沢一郎なのか。


『国民の生活が第一』

党名ではなくなったが、小沢とその追随者達の、変わらぬ政治理念で有る筈だ。

そして、周りを見回してみるが良い。

「国民の生活」に言及している政治集団が、他に有るか。


「政治主導」

選挙という国民からの付託も無しに、官僚達が日本を独裁的に支配している。

かれら官僚が、政策のアウトラインを提示し、資料を集め、説明し、法案を書き、成立させる。

ひとたび法律となった政策は、官僚達によって予算が配分され、予算を執行されて、行政的に実行されて行く。

その間に、血税である予算の相当部分が、直接的間接的に中抜きされ、搾取されて、天下り官僚を養う餌となって、消えて行く。

政策的に失敗しても、行政的に失敗しても、官僚達は一切責任は取らない。

次の法案を作っては、また搾取するのみ。


それを廃止し、国民が選んだ政治家によって、政策の決定から実行まで責任を持ってやろう。
官僚は実務的執行者にすぎなくしよう。

それが「政治主導」である。

その官僚支配を脱する事は、地方屁の分権をも意味する。

総て最終的にアメリカに尽くすシステムになっている官僚から、政治家が反案して政策を決めて実行し、対米一辺倒の隷属状態から、対等な真のパートナーの関係を築いて行こう。

対米隷属ではなく、アメリカとも、中国とも、ロシアとも、EUとも
対等な外交関係を築こう。

こらが「共生」である。


そして「国民の生活」を第一に政治を行う事は、必然的に増税はやらない、一般会計と特別会計とを一本化し、予算編成を根本から変えることで、増税しなくとも経済成長は可能である、と言う発想である。

社会保障を切り捨てない。

教育を重視する。

これらは、本来は社民主義の思想であり、それこそが「国民の生活が第一」と言う事なのだ。

社民主義=左翼に非ず。

真性保守で、国民の生活に厚い政治即ち社民主義的政治は可能なのだ。

左翼が嫌いな方々でも、その理屈は御理解いただけると思う。


この様に、国民目線で、国民の生活に寄り添った政治を求めるのが、今のオザワイスムであり、生活の党の目指す道なのだ。

この角度からのアプローチは、他の政党では不可能である。

その事は、噛んで含めて説明すれば、かなりの人々に理解してもらえる筈である。

項目だけを連呼するのではなく。

他党、特に自民党的なる物、及び彼等と並んで翼賛政治を繰り広げようとしている、他の政党の主張と比較対象しながら語れば、自ずと何が正しく、何が国民に有益であるかが、伝わる筈である。


広めよう。

後一月しか残されていないけれど。

諦めずに、伝えて行こう。



そして、くれぐれも「仲違い」しない様に、意識して努力しよう。

今、やらずに、何時やるのだ。


実際には、最短でも後三年は我慢しなくてはならない。

たとえ参院選で全員当選した所で、勢力的にはたかが知れている。

しかも、生活の候補者は、軒並み苦戦を強いられている。

しかし、一人でも二人でも、とにかく議席を取ろう。

そして、その後の「剛腕小沢」の手腕に期待しよう。



小沢一郎は風邪で、本日の記者会見をパスした。

彼は、旧世代の政治家であって、現代にそぐわない所も有る。

しかし、余人を持って代えられない、唯一無二の指揮官である。

その彼に、これ以上の無理をさせてはならないと、心から思う。

同じ「絶滅危惧種」と言っても、朱鷺の様に中国から個体を分けてもらって、人工繁殖出来るものではない。

彼を、後三年は働いてもらう為に、少しでも今後の動きの足しになる様に、参院選で最低限の結果を出そう。


皆様の、日頃の御奮闘は重々承知致して居ります。

その上で、敢えて申し上げたい。


挫ける事なかれ。

仲違いする事なかれ。

やる気を削ぐ様な空気を作る事無く、お互いに貴重な同志としての意識を常に持って、頑張りましょう。

誹謗中傷などもなく、三年後に美酒の杯を傾ける為にも、とにかく後一月と少し、獅子奮迅の頑張りで後押ししよう。


生活の党こそが、日本の最後の砦なのだから。


被曝が続く。

健康被害はこれから増える一方になる筈である。

大企業優遇政策では、中小企業は疲弊し、経済は傾くしか無い。

正規社員すら簡単に解雇する法案を準備する様な政権に、国民の生活が守れる訳が無い。

活断層の上に立てられている原発を、経済と対英米核兵器製造のサポートとして再稼働を謳う様な政権に、国土の安全と平和とが守れる筈が無い。



「生活の党」しか、他に無いのだ。

このまま火を消してしまってはならない。

挫ける事なかれ。

諦める事なかれ。


頑張りましょう。

各自が、自分の出来る事を最大限にやって、勝ち取りましょう。

平和で安全な日本を、子供達や孫達に渡せる様に。


国土も国富も、国民すら売り渡すTPP等と言う売国条約に邁進する様な政権に、鉄槌を与える為に。

今日も。

もうひと頑張り。


元気に、朗らかに。


貴女が、貴方が、頼りです。

日本を救う為に。


頑張ろう!



コメント (5)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

安倍首相「再稼働は安全最優先」/「安全」と書いて『カネとりけん』と読む様になったの?【週末一口時評】

2013-06-22 21:51:28 | 政治と社会
再開第一回が【週末一口時評】となりました。

一昨日帰宅し、昨日4時間かかって写真30数葉、本文1万6千字を書き上げ、あとは『モフモフ』と言う時点で25時50分。

何かのキーに指が触れたとたんに全部が消滅してしまいました。

しかも、バックアップ機能が作動しなかった。




勇気を奮い起こして、思い出しながら復元してみようと。。。





【今週の世界】


◉6月15日中国。中露国境でロシア人二人が、213足の「熊の足」を密輸しようとして逮捕された。(写真 : REUTERS)

     




◉16日サウジアラビア。首都リヤドから370km離れた砂漠地帯アル・ハサで砂嵐の中を走るトラック。(写真 : AFP/Fayez Nureldine )

     




◉16日シリア。アレッポでの大統領近衛連帯の兵士。(写真 : REUTERS/George Ourfalian)

     




◉17日ブラジル。リオ・デ・ジャネイロの立法議会前で警官隊に規制されるデモ隊。(写真 : AFP/Tasso Marcelo)

     




◉18日インド。ニューデリーでヤムナ川氾濫に因る洪水の中、カボチャを運ぶ若者。(写真 : AFP/Manan Vatsyayana )

     




◉18日シンガポール。スマトラ島メダンで警官隊の規制を受けてシュプレヒコールを続けるデモ参加者。(写真 : AFP/Sutanta Aditya)

     




◉18日ベルギー。ブランケンベルジェで開催中の「砂の彫刻展」に登場したファラオ。(写真 : AFP/John Thys)

     




◉19日イギリス。アルトリックハムの駐車場に止められていた子供用フェラーリ。(写真 : REUTERS/Phil Noble)
     




◉19日スイス。ジュネーヴ市が展開中の「家庭ゴミ削減キャンペーン」で登場したゴミのオブジェ。(写真 : AFP/Fabrice Coffrini)
     






【今週のペットが笑う】


     
     テヘペロッ!



     
     ガホガホガホ。



     
     キュキュキュキュ。



     
     ムフフ…。



     
     ニャワアー!



     
     とっとっっとっ、わあーお。



     
     プッフー。



     
     ピコッ。



     
     ふっふっふっ。
     


     
     むにゅ。



     
     フワアーーーッ。



     
     あらよっと。



     
     ひひひーっ。





【今週のスター】


初夏と共に、ハリネズミの季節到来。

林の中から、日差しを求めてハリネズミサン達が、アッチからもコッチからも。

道を横断しようとして、車に踏みつぶされて路肩に潰れてるのも、しょっちゅう(><)



     



     



     



     



     



     



     



     



     



     



     







【一口時評】



◆「もったいない」か「役得」か、余った「給食」を食べていた調理員たちの行為は“悪”か(産經新聞/6月22日(土)18時20分配信)
◇それの何処が悪い! こんな事を議論する精神風土が、日本社会のアホな所。


▶谷口内閣審議官が訪中へ=首相ブレーン、関係打開探る(時事通信/6月23日(日)2時33分配信)
▷傍らで「離島奪回作戦」軍事演習を日米合同で実行中。で、打開? 相手がなんと感じるでしょうねえ。

▶参院選占う首都決戦 都議選23日投開票(朝日新聞デジタル/6月22日(土)21時52分配信)
▷結果は既定路線。そして、そっくりそのまま参院選。

▶「化石」と呼ばれた社民の福島党首、維新の石原氏に反撃(朝日新聞デジタル/6月22日(土)20時42分配信)
▷「毒素」と呼んでおやりなさい。

▶各党首、最後の訴え…「首都決戦」さあ審判(読売新聞/6月22日(土)20時29分配信)
▷都民に受け皿なし。受け皿無くして審判無し。

▶拉致問題相、石川の現場視察 政府認定以外のケースで初(朝日新聞デジタル/6月22日(土)20時9分配信)
▷現場だけは殿大臣も視察するが…?

▶復興予算の返還要請=未執行分1000億円―政府方針(時事通信/6月22日(土)19時55分配信)
▷復興目的以外に使った膨大な予算も返せ!

▶安倍首相「富士山、日本の誇り」=世界遺産(時事通信/6月22日(土)18時30分配信)
▷日本国民「安倍殊勝、日本の大恥」=世界の認識。

▶投票率ヤキモキ都議選、カギは風?雨?若者票?(読売新聞/6月22日(土)18時13分配信)
▷好天なら自民党。悪天候なら組織票で公明党。

▶国会内に吉野家出店へ(時事通信/6月22日(土)14時53分配信)
▷国会内店だけは「国産黒毛和牛」だったりして。

▶都議選応援で安倍首相「ねじれ解消なくして強い日本はない」(産經新聞/6月22日(土)12時48分配信)
▷物理的強弱でしか価値を決められない、東アジア独特の価値観の人間ですね。

▶「水道橋」VS「橋下」で考える…権力者のソーシャルメディア“作法”(産經新聞/6月22日(土)11時58分配信)
▷「産経」で見える…権力者の提灯持ちの国民誘導"作法"。

▶維新・橋下氏「自民に改革はできない」 都議選の応援で(産經新聞/6月22日(土)11時37分配信)
▷国民「橋下に政治は出来ない」 一連の慰安婦発言で。

▶道路の維持管理、地元業者優先へ 国交省が新ルール(朝日新聞デジタル/6月22日(土)11時7分配信)
▷かくして「地元ヤクザ」が次々契約を獲得してるらしい。

▶橋下氏に「政治家全うして欲しい」 松山千春氏がエール(朝日新聞デジタル/6月22日(土)8時51分配信)
▷松山氏に「だまって音楽家全うしてれば良かったのに」 橋下へのエールで晩節を穢した。

▶福島県・原発事故内部被ばく検査 山形避難者の受診開始(河北新報/6月22日(土)6時10分配信)
▷そして「結果」は本人には渡さない。

▶風疹ワクチンで苦悩=接種急増、不足の恐れも―厚労省(時事通信/6月22日(土)6時7分配信)
▷そういえば「チェルノブイリ」の後も風疹が流行った様な…。

▶サンゴ礁保全で国際会議=6カ国参加、温暖化対策を議論―環境省(時事通信/6月22日(土)5時53分配信)
▷如何に米軍に捧げて批判されない様に出来るか、を討議させます(環境省)

▶橋下氏「都議選敗北なら共同代表辞任」 石原氏との関係に亀裂!?(産經新聞/6月20日(木)7時55分配信)
▷言うだけ番長、ここにも居た。

▶橋下氏、候補者に謝罪「戦いが大変厳しくなってしまった」(産經新聞/6月21日(金)7時55分配信)
▷「しゃあねえから謝るか。仲間にだけ^^」

▶都議選 橋下氏の進退発言、維新候補者に波紋「選挙に集中できない…」(産經新聞/6月21日(金)7時55分配信)
▷すぐ終わるからちょっとだけ待っててね。
▶<橋下徹氏>「戦況苦しくした」…維新候補に謝罪メール(毎日新聞/6月21日(金)2時31分配信)
▷仲間の為なら謝ってやるよ。仲間にだけだよ。

▶橋下氏の謝罪メールに、これで一件落着…石原氏(読売新聞/6月21日(金)18時38分配信)
▷仲間オチ。

▶橋下氏、石原氏に謝罪=都議選控え「和解」―慰安婦発言(時事通信/6月21日(金)19時29分配信)
▷仲間同士で許し合ってれば!?

▶維新幹事長・松井氏 都議選で「現状下回れば敗退」(産經新聞/6月20日(木)15時2分配信)
▷はあ? 現状を下回れば敗退って、子供でも分る理屈ですが。

▶「軽々に辞任というのは困るわね」 維新・片山氏(朝日新聞デジタル/6月20日(木)13時2分配信)
▷アッチの片山と言い、コッチの片山と言い(苦笑)

▶<維新の会>橋下・石原氏が結束確認「都議選で引責不要」(毎日新聞/6月22日(土)2時31分配信)
▷ハードルが、どんどん低くなる。

▶<都議選>猪瀬知事の存在感薄く 「推薦人」は2割以下(毎日新聞/6月21日(金)22時4分配信)
▷こびりつく垢みたいなもんですから。

▶猪瀬知事の知名度頼り…都議選候補、親密さPR(読売新聞/6月21日(金)14時34分配信)
▷そんな「垢」の知名度にすら縋る候補者も居る。

▶省庁幹部人事、際立つ官邸主導=「女性登用」「脱民主」(時事通信/6月21日(金)21時26分配信)
▷その官邸の補佐官は高級官僚。

▶国家公務員、「肩たたき」減り幹部高齢化(読売新聞/6月21日(金)19時43分配信)
▷かくして分公務員の人件費は膨らみ続ける。

▶みどりの風、前双葉町長を参院比例選に擁立(読売新聞/6月21日(金)19時0分配信)
▷谷岡サンは深くじっくり観察しないと、騙されるからなあ。。。

▶「合意違反に当たらず」=オスプレイ夜間飛行で米軍回答(時事通信/6月21日(金)17時50分配信)
▷「何でもやり放題でOK」という合意がアリマアース。

▶米海兵隊、着実に移転を=小野寺防衛相(時事通信/6月21日(金)12時38分配信)
▷その為にも辺野古を人身御供に差し出してます。

▶「選択肢の一つ」=実効税率下げ―菅官房長官(時事通信/6月21日(金)11時54分配信)
▷「法人税引き下げ」のバーターです。

▶横文字に難色? 公募で決まった病院名、市議会が否決へ(朝日新聞デジタル/6月21日(金)11時50分配信)
▷英語の国語化を謀る流れに逆行! しかられるぜ。

▶オスプレイ訓練、一部国外に=米側に打診へ―小野寺防衛相(時事通信/6月21日(金)11時20分配信)
▷「経費は必要以上の持ちますので、何とか形だけでも…」(外務省)

▶自民公約「無理する必要ない」…守りの姿勢顕著(読売新聞/6月21日(金)11時1分配信)
▷王者の風格!

▶原発の比率、まず1割に=12~13基再稼働で―茂木経産相(時事通信/6月21日(金)10時22分配信)
▷「一割が二割♪ 二割が四割♪ いーっ歩下がって十歩進む♪」

▶<日米離島防衛・奪還>米サンクレメンテ島で実射訓練(毎日新聞/6月21日(金)10時21分配信)
▷「奪還」作戦ってことは、戦争する訳ですな。九条は既に破棄。

▶原発新基準を閣議決定=再稼働の前提、来月8日施行―政府(時事通信/6月21日(金)10時5分配信)
▷再稼働「が」前提。

▶新基準「狙い通りできた」=規制委の田中委員長(時事通信/6月19日(水)18時6分配信)
▷あくまで「原発温存」の為の基準ですよね。

▶効率的な審査要請=原発新基準決定で―八木電事連会長(時事通信/6月19日(水)17時59分配信)
▷ねっ。規制する側、される側。国と規制委と事業者と「三位一体」。

▶菅官房長官「政府一丸で理解求める」=安全性確認の原発再稼働(時事通信/6月19日(水)17時29分配信)
▷ねっ。

▶「市長の態度、議会を否定」問責決議を可決(読売新聞/6月21日(金)8時59分配信)
▷えっ、北見市? 大阪市の事かと思った(苦笑)

▶21公共事業を中止・休止=12年度政策評価―総務省まとめ(時事通信/6月21日(金)8時53分配信)
▷「氷山の一角だけバラして、体裁取り繕いましたんで、そこんとこ宜しく」(総務相)

▶食料備蓄、より一層推進を=個人、自治体とも不十分―防災白書(時事通信/6月21日(金)8時52分配信)
▷それより原発全廃でしょが!

▶社民「米海兵隊の基地、人殺しのため」 民主・柳田氏が理解(産經新聞/6月21日(金)7時55分配信)
▷そもそも「軍隊」は暴力装置なので、人殺しの為に存在します。「国防軍作って日本をとれもりょす!」(安倍晋三)

▶原発再稼働「今秋にも」=茂木経産相(時事通信/6月20日(木)22時49分配信)
▷ひ・と・で・な・し・!

▶消費増税「延期シナリオない」=景気下支えに全力―甘利経財相(時事通信/6月19日(水)19時2分配信)
▷あくまでも、ひとでなし。

▶脱原発の株主提案に「白票」 牧之原市長、賛成から転換(朝日新聞デジタル/6月20日(木)12時41分配信)
▷かくして、私は早速転びました。

▶<安倍首相>看板政策を「権威づけ」…G8首脳会議(6月20日(木)21時49分配信)
▷ぷっ! オバマが褒めてくれないからサ。

▶増税先送り可能性言及=高市自民政調会長(時事通信/6月20日(木)19時52分配信)
▷更迭必死のオバカが、選挙前に無責任なリップサービス。

▶法人税「大胆に引き下げ」=原発再稼働を推進―自民公約【13参院選】(時事通信/6月20日(木)19時14分配信)
▷傍若無人。向かう所敵無し!

▶上場準備を加速=新学資保険、年内結論に期待―西室日本郵政社長(時事通信/6月20日(木)19時9分配信)
▷TPP後の外資の為に「凍結」ね。

▶飼料高騰の負担に国費=畜産・酪農農家を支援―農水省案(時事通信/6月20日(木)17時43分配信)
▷国費とは「税金」です。結局国民に負担を押し付けます。消費税付きです。

▶オバマ大統領演説「大統領の核軍縮姿勢を支持」菅長官(産經新聞/6月20日(木)12時34分配信)
▷ええー。米大統領の政策を日本が支持しないなんて事が、あり得るの? 小沢一郎以外でさ。

▶<安倍首相>「参院選後3年で改革」 長期政権へ意欲(毎日新聞/6月20日(木)11時23分配信)
▷「安倍政権は持たない」(小沢一郎)

▶習近平主席といつでも会談する用意…講演で首相(読売新聞/6月20日(木)10時22分配信)
▷習近平が「いつでも」合ってくれるとは限りません。

▶ブラジルに原発輸出推進 安倍首相、首脳会談で合意へ(朝日新聞デジタル/6月20日(木)8時46分配信)
▷かって池田勇人はエリゼー宮で「トランジスタ(ラジオ)の商人」と\揶揄された。今後安倍晋三は「死の商人」と世界中から呼び続けられるであろう。

▶創刊80周年に寄せて 森喜朗元首相「産経が日本のマスコミの論調変えた」(産經新聞/6月20日(木)7時55分配信)
▷ぎゃああ。シロアリの提灯持ちの提灯を持つ奴が居た!

▶安倍首相、ロンドン・シティで「アベノミクス」講演(朝日新聞デジタル/6月20日(木)3時45分配信)
▷はず! 事も有ろうに「シティー」で!?

▶消費税率引き上げに意欲=「国の信認確保」―安倍首相(時事通信/6月20日(木)3時37分配信)
▷その代わり、法人税を大幅に引き下げますからダイジョブね。

▶拷問委勧告、政府対応に不満=維新・橋下氏(時事通信/6月19日(水)21時35分配信)
▷橋下クンの慰安婦発言への批判への対応に、世界中が不満なんだけど。

▶<慰安婦発言>橋下氏、撤回しない意向を改めて示す(毎日新聞/6月19日(水)19時25分配信)
▷隣人達が強硬に反発してるから、同胞のよしみで説得してよ。

▶民主と生活、福岡で選挙協力 「改憲勢力」阻止の共通目標(産經新聞/6月19日(水)18時19分配信)
▷その「大同」につく姿勢や良し。

▶出版物に軽減税率適用を…書店商業組合が要望書(読売新聞/6月19日(水)17時50分配信)
▷新聞だけは金輪際許さん!

▶「3千人」合格目標を撤廃=司法試験見直しへ報告―政府検討会議(時事通信/6月19日(水)13時39分配信)
▷ぎゃああ。巨悪の象徴「判事・検事・弁護士」の大量生産…ムウッ。

▶<大阪市>水道事業の民営化目指す 統合協議は中(毎日新聞/6月19日(水)13時18分配信)
▷地下鉄といい水道といい。大阪市民の財産を叩き打って利権化。いずれは外資に。

▶安倍首相が沖縄全戦没者追悼式に出席へ(産經新聞/6月19日(水)13時6分配信)
▷どなたか、靴を投げつけて下さる方は、おられませんか?

▶慰安婦「歴史的事実明らかに」…維新公約最終案(読売新聞/6月19日(水)11時17分配信)
▷自爆自沈煮まっしぐら。

▶国の空港、民間委託可能に=民活空港運営法が成立(時事通信/6月19日(水)10時26分配信)
▷いずれは外資。

▶「暴言の官僚、例外と思ったら大間違い」みんな・江田氏(朝日新聞デジタル/6月19日(水)1時16分配信)
▷そっ。そのとおり。官僚達の国民蔑視は習い性。

▶ツイッターで暴言の復興庁キャリア官僚、なぜ「バカ発見器」に引っかかったのか(産經新聞/6月23日(日)17時41分配信)
▷「バカ発見器」なんて設置しようものなら…うじゃうじゃと(^^)

▶<道農政連>「鉄の結束」農協票がTPPの荒波に…(毎日新聞/6月18日(火)21時49分配信)
▷個別撃破。後は時間の問題。

▶米大統領との写真公開=安倍首相(時事通信/6月18日(火)18時18分配信)
▷はははは。代議士との写真を飾る地方の名士と同じだねえ(^^)

▶維新・橋下氏「首相だって頭にくる」(時事通信/6月18日(火)18時14分配信)
▷こ・く・み・ん・が・ど・れ・だ・け・あ・た・ま・に・き・て・る・か・し・っ・て・ま・す・か・ぁ・?

▶すべて断られ…民主、参院選山口で候補擁立断念(読売新聞/6月18日(火)17時28分配信)
▷ぷっ! 探したんだ! 一応は!! ぷぷぷ…。

▶沖縄で「慰霊の日」 68回目で防衛・外務相が初参加(朝日新聞デジタル/6月23日(日)13時49分配信)
▷始めて…絶句。


◆「米の圧力」に反発=香港行政会議メンバー―通信情報収集(時事通信/6月23日(日)17時21分配信)
◇至極まともな反応です。日本でだけは理解されませんが。



《追加》

▶<東京都議選>自民59人全員当選 第1党奪還 民主惨敗(毎日新聞/6月23日(日)22時28分配信)
▷想定通り。選挙民のレベルの政治家が誕生する。

▶惨敗民主、元首相の地元も逆風 幹事長「厳しい結果」(朝日新聞デジタル/6月23日(日)23時28分配信)
▷想定通り。全滅しなかったのが不思議。

▶共産躍進、護憲・反原発の訴え届く 低投票率も影響か(朝日新聞デジタル/6月24日(月)0時41分配信)
▷想定通り。他に受け皿が無い。

▶維新2議席、橋下氏発言響く 幹部、責任論は否定(朝日新聞デジタル/6月24日(月)0時26分配信)
▷想定外。二人も当選した!!

▶投票率は43.50%=過去2番目の低さ―都議選(時事通信/6月24日(月)0時16分配信)
▷想定通り。棄権は消極的不支持。なんせ受け皿が無い。と同時に消極的支持。所詮その程度なのだ、結局…。

▶参院選へ「橋下氏と結束」=維新・石原氏(時事通信/6月24日(月)0時41分配信)
▷せいぜい結束しなはれ。


合掌。。。。。






【今週の<モフモフの生活>メルマガ】


     
     産まれたばかりの「モフモフの生活」はまだ知る人ぞ知る弱小集団です。



     
     でも活動は機敏にして…おっとっと。



     
     世の中の真実を見抜くマナコは確かなんだじょ。



     
     悪意有るマスコミの連中、見てなさいよ!



     
     我々が一声叫べば!



     
     そーだそーだ。



     
     野田佳彦サンには負けましたが、日本の行く末を見つめて頑張ってます。



     
     私がオザニャンです。参院選は間に合いませんが、団結出来れば三年後には。。。







コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

お知らせ

2013-06-08 23:27:15 | Weblog
読者の皆様、日頃のご愛読に心よりの感謝を申し上げます。

5泊7日の神風旅行で東京から帰って来て、直ぐ仕事で20日間程パリを留守に致して居ります。

旅先で、しかも仕事中と言う事も有り、最近の不定期更新が更に難しい状況に落ち入って居ります。

6月25日くらいには帰パリで切ると思います。

それ以後は、一年前の様にほぼ毎日の更新を目指して努力致しますので、しばらくお許し下さい。

旅先でも、時間的余裕が有る際は、寸評くらいの更新はしたいと思って居ります。

どうか、お見捨て下さいません様に、お願い申し上げる次第です。

状況のご報告をさせて頂きました。

皆様方各位にあらせられても、毎日のご活躍をお祈り申し上げて居ります。

選挙も近い事です!

頑張りましょう。

『晴れのち曇り、時々パリ』拝



コメント (6)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

生活の党が向かうべき方向は、本来の共産党が果たす筈の役割をキッチリ担う事ではなかろうか。

2013-06-03 21:40:23 | 政治と社会
政治とは、その国の国民の総ての階層に等しく満足を与える事は、不可能である。

夫々の政党がよって立つ階層の「利益代表」として、政党が存在する。

そして、政党政治に依る代議制である以上、多数を占める政党が政府を形成し、その政府はその政党の「よって立つ階層」の利益を最大限に実らせる様な政策を実行する。

それが、政党制議会制民主主義の在り方である。



そしてその階層とは、通常相対する二極ならなる事が多く、「右翼と左翼」と表現されたり、「資本家と労働者」と表現されたり、「資本主義と社会主義」と表現されたりして来た。

単純には「保守と革新」という呼び方が、一番多く使われて来たかもしれない。

あるいは「宗教勢力」対「非宗教勢力」であったり、「ある宗教」対「別の宗教」、あるいは「親米勢力」対「民族派勢力」であったりする。



ところで、目下世界中で共通認識として、そのような対立軸を越えた新しい構図としての『階層の対立』が言われている。

「1%と99%」の対立である。


『1%』とは、世界の富みの99%を独占する、1%程の特殊な階層を指す。

『99%』が、富の残り1%をかろうじて分け合う、99%の人々の事だ。


その1%とは、世界中で国家の枠組みを越えて存在する、複合巨大資本を有するユダヤ系資本家である。

この事に関しては、広瀬隆氏の大部『赤い楯』(集英社)に詳しく述べられている。

人間が普通に生きて行く社会の総ての構造が、彼等ユダヤ資本に絡んで居り、彼等を避けて生きて行く事は出来ない世界になっている事が、理解出来る。

その、17世紀フランクフルトのロートシルト家に始まる、世界の経済を完全に包み込むユダヤ資本の意志が、最初は大英帝国を通じて、後にアメリカ合衆国を通じて、あらゆる政治と外交との方向を決定し、人間の生活のあらゆる要素を決定しているのだ。

その決定に関わる階層を『1%』と呼ぶ。


アメリカの『民主党』と『共和党』との対立は、実はこの「1%と99%」との夫々を代表している訳では無い。

どちらの陣営も、所詮は彼等ユダヤ資本の意志に逆らう事は不可能なのだ。

そうしないと、議席が維持出来ないのだから。

あくまで、富の収奪のプロセスの違いによる対立にすぎない。



そして、わが国はと言えば。

その『1%』の執行機関である巨大な国家アメリカ合衆国の意思で、殺生与奪の総てが左右される、米国非公式植民地「日本」では、いまや『1%』の執行機関の為の出先機関に過ぎない「霞ヶ関」に操られて、政治も司法も行政もが動かされている。


それでも、一応形としては「国会」が存在している建前になっている。

そして、多数派を形成出来れば、一定の範囲の中で好きな様にマツリゴトが計られて行くと思わされている。

理論上は、多数派与党になれれば「政府」を組織出来て、その「依って立つ階層」の為の政治が行える筈なのだった。


その、日本国の国会において議会制を維持する為に、政党が有り選挙が行われている。

そして日本の場合の対立構造は、かっては「保守と革新」と呼ばれていた。

実は本物の「資本主義と社会主義」でもない、「対米隷属政党」と「それに反対する社会党」という、コインの裏表の如き存在が形づくる、なれ合いの対立軸であった。

そして、その構図は「社会党」が消滅してしまって以来、存在しない。

あくまで、過半数を握れば与党、という対立軸の無い政治風土と成り果ててしまった。


言い換えると、実質的には「権力を持つ側同士」対「持たざる一般庶民」である。

そして残念な事に、日本に「一般大衆」を代表する政党は存在しない。

一般大衆の為の政治を行う政府は、存在しためしは無かった。



現在の政府与党は、『自由民主党』であり、その補完勢力として『公明党』という政党が有る。

野党はと言えば。

『民主党』
『日本維新の会』
『みんなの党』
『生活の党』
『日本共産党』
『みどりの風』
『社民党』
『新党改革』
『新党日本』

等が有る。


そして、世界の潮流である『1%』の実行機関であるアメリカ合衆国の「庭の者」的存在に成り下がっている「官僚」が、三権の全てを取り仕切り、シロアリの巣の形成に奔走して来た。

その日本の『シロアリ』達の意識は、国民の方には向いていない。

あくまでアメリカの意志を「忖度」して、言われる前からアメリカが望むであろう事共を先回りして、与え続ける貢ぐクンに徹して来ているのである。

その官僚達が、法案を書き、政策の案を出し、大臣達にブリーフィングして、国会の各委員会で説明をする。

官僚の描く道筋に沿って、日本の運命は粛々と導かれて行く。

官僚が国家財政を握り、予算案を作り、審議させ、可決させて予算を成立させる。

官僚達がお手盛りで予算を配分し、中抜きし、官僚が天下って税金をかすめ取る為に作られた行政法人やら特殊法人やらに予算を回し、そこから配下の大企業に予算を配分しながら、自分達の省益をタップリ膨らませる。

膨大な国家予算の、ほんのおこぼれが、やっと国民の直接の用途に使われるだけなのだ。

国民は、雇用の確保にさえ不自由をきたす様な社会で、劣悪な労働環境で稼いだ僅かばかりの収入の中から、税金を納め、その税が国民の為には使われないと言う社会の中に、かろうじて生かされている。

国民は文字通り搾取されて、シロアリの餌となり、吸い尽くされて細々と生きて行くだけである。

それでも、人は生きて行く。

生きて行くのが、人間の定めであり、希望であり、夢であるから。



そう整理すれば、自ずと対立軸は限定されてしまう筈だ。

『シロアリ』対『国民』である。


そして、上記の野党の中に『シロアリ』に対抗して、国民の為に国政を糾そうとする、真っ当な意味での政党が有ろうか?




本日『生活の党』が、来る7月に予定されている「参議院議員選挙」の為の公約の素案を発表した。



▶生活の党 消費増税凍結など公約に(NHK/タイトル)

生活の党は夏の参議院選挙の公約を発表し、消費税率の引き上げを凍結することや、原発の再稼働や新増設を認めず、遅くとも2022年までに原発を廃止することなどを盛り込んでいます。

生活の党は3日、小沢代表が記者会見して、参議院選挙の公約を発表しました。

それによりますと、安倍政権の経済政策について「虚構で格差を広げており、大多数の国民の暮らしを実際に豊かにする『生活が第一』の経済政策に改める」としています。

その具体策として、消費税率の引き上げを凍結する一方で、現在の消費税分をポイントとして消費者に還元する制度の創設を検討するほか、子ども1人当たり中学校卒業まで年間31万2000円の手当を支給するとしています。

また、TPP=環太平洋パートナーシップ協定に反対するとともに、原発の再稼働や新増設を認めず、遅くとも2022年までに原発を廃止し、高速増殖炉を含む核燃料サイクルもすべて取りやめるとしています。

さらに、憲法については、国会が憲法改正を発議する要件を定めた96条や、9条を堅持する一方、国連のPKO=平和維持活動に自衛隊が参加する根拠を規定するとしています。

小沢代表は「われわれが訴えることは、国民の生活をいかにしてよりよいものにしていくかということだ。今後、国民の意見を募ったうえで正式に決定したい」と述べました。

【NHKニュース7/6月3日】



まず、このニュースを配信したのが、NHKと産經新聞(後に日経)だけだった、という事実に注目した。

どちらも、小沢潰しの先駆であるから不思議である。

Yahoo!で「生活の党」「公約」で検索しても、この記事は出て来ない。


その公約素案の基本は以下である。

◇消費税率の引き上げを凍結

◇現在の消費税分をポイントとして消費者に還元する制度の創設

◇子ども1人当たり中学校卒業まで年間31万2000円の手当を支給する

◇TPP=環太平洋パートナーシップ協定に反対

◇原発の再稼働や新増設を認めず、遅くとも2022年までに原発を廃止し、高速増殖炉を含む核燃料サイクルもすべて取りやめる

◇国会が憲法改正を発議する要件を定めた96条や、9条を堅持する

◇国連のPKO=平和維持活動に自衛隊が参加する根拠を規定する


小沢一郎『われわれが訴えることは、国民の生活をいかにしてよりよいものにしていくかということだ。今後、国民の意見を募ったうえで正式に決定したい』



基本的に、目新しい事は無い。

逆に、遺漏も無い。


ただ、やはりインパクトに欠ける事は、否めない気がする。

元来、小沢一郎の発信は常に「教条的」に過ぎる所が有る。

「国民は、馬鹿ではありません。きっとその気になれるでしょう。そうすれば、3年後に再び政権交代は不可能では無い」

確かに、小沢一郎ほど国民を信用している政治家も珍しい。

しかし、はなはだ残念な事に、国民は一を聞いて十を悟るには、ちと及ばない事が多いのだ。


「国家の最高権力である検察が、2年半も捜査して何処にも違法性を見つけられなかった」

と彼は何度も語った。

しかし、国民はそれが「彼の無実」を意味するとは理解出来ず、あくまでも恣意的に流される「政治とカネ」と言う題目に引きずられて、『小沢=悪』との作られたイメージから抜け出せなかった。

同じ事が、総てに言える。


「財源は有ります。政権を取れればどうにでもなります」

この言葉も、民主党を実際に乗っ取って私した菅直人や野田佳彦とその一党すら理解出来ず、特別会計はそのまま官僚の財布として手をつける事も無く、予算の総組み替えもやれず、小沢の意図は潰されてしまった。

国民は、当然財政赤字は深刻だと信じ込まされて、消費税の増税もやむなしと考える「理解有る」層すら出来上がってしまった。

「お天道様が見ている」

これに至っては、全く意味が伝わらない。


今回の『参院選』への公約は、もっと具体的に表す必要が有るのでは無いか。

<消費税を凍結>すると、どうなるのか。

財源不足は起こらないのか。

<子供手当て>は、それに依ってどのような効果が期待出来るのか。

<TPP参加>に何故反対するのか。

この協定の、何処がどう悪いのか。

簡単な表現で、しかも具体的に、説明するべきである。


<原発再稼働反対>で、代替えエネルギーを、どう確保するのか。

彼の言う『ガスタービン・コンバインド・サイクル発電』とは何を意味するのか。

どう言う利点が有るのか。

原発を全廃しても、何故困らないのか。

その原発を何故全廃しなければならないのか。

それに、何故22年までを要するのか。

一番肝心で、生命線となるこの主張を理解されないと、「原発」は選挙の争点にすらならないであろう。


そもそも公約等は「総花的」にならざるを得ない。

それはどの政党とて同じ事。

ならばこそ、組織も資金も無い弱小政党として、そして「悪人小沢」率いる政党として、国民に理解される為には、懇切丁寧な説明は欠かせない。


その上で、「次の政権交代」をどのように準備するのか。

国民の考えを纏め上げる為にやろうとする事、やらなければならない事を、逐一語り尽くすべきではなかろうか。


自民党も、維新も、みんなの党も、結果的には公明党も、『1%』の為に動く「使い走り政党」である。

その事を、広く衆知させる必要が有る。

その為にも説明は欠かせない。


選挙区の候補者は限られる。


しかし、全国区では多くの有権者に『生活の党』と書いてもらう必要が有る。

3年後の衆院選で、再び政権を国民の手に取り返す為には、今回の参院選で限られた数の候補者を、一人でも多く国会の場に送り込まなければならない。

その為にも『生活の党』が、唯一の国民の生活の為の政党である事を、衆知させなければならない。

そして、その位置を確保する為に為すべき事は、何処までも国民の生活の事を前面に打ち出す、つまり「一般大衆の政党」で有る事を、自らが自己形成しなければならない。

国民の1人1人の誰もが、生活に不安を覚える社会の制度が有れば、生活に非常な不利益を被らせられていれば、そこに「生活の党」があり、何でも訴える事が出来て、1人1人の庶民の声を聞いてくれる窓口として、「生活の党」が機能している、そのような存在にならなければならないのではなかろうか。

つまり、元来「共産党」が有るべき立ち位置を、確保する事である。


小沢一郎は、真性保守である。

当然、共産主義とは相容れない。

しかし、今の世界で「共産主義」なる物が信じられているだろうか。

否である。

中国共産党ですら、資本主義の道を驀進している。

ましてや、日本共産党等単なる党の存続を計る事のみが、党の存在意義であり、その為の活動方針を貫いているだけに過ぎない。


真性の保守とは。

日本と言う国家の、『主権と独立』とを確保し、それを維持し、国民の『生命と財産』を保証し発展させ、その生きて行く国土を保全して、世界に独立国家として認められ、長らえる為に尽くす事である筈だ。

どこかの宗主国に尻尾をふって生き延びる事では無い。

アメリカとも、中国とも、EUとも、ロシアとも対等に等距離に共生して行く
外交を行って、国家の発展に努める事である。

それならば、その国家の原動力としての「国民」を大切にして、その生きて行く環境と未来とを保証し、その為に現在を形づくる事である。

国家が『国民』の上に来てはならない。

国民が『国家』の主人である事が、保証されている社会であらねばならぬ。


「自民・公明・維新・みんな」の様に、国民の生活を踏みにじってまで、宗主国の利益の為に、憲法を変え、国防軍を編成し、当然徴兵制を敷いて、宗主国の世界戦略の最前線で、イスラムや中南米の「反米諸国」に戦争しに行く事では無い。

丸っきり、その逆の筈だ。

国民有っての国家であり、国家有っての国民ではないのだ。


そう考えると、政策の中味は『社民主義』の方向に向かわざるを得ず、それが国民政党の依って立つ軸足となるのだ。

何やら、共産党の言い出しそうな事では有りませんか。


官僚制度に反対し、それを改革し、国民が自分達の代表として選んだ国会議員が政治を行い、その政治が決定する事を実行するのが行政の役割であって、官庁はその実行機関であり、官僚はその為の事務方に過ぎない。

選挙と言う国民からの権限の付託もへず、失敗しても責任も取らず、のうのうと税金をかすめ取って、豊かな『1%』のマネをする官僚達から、実権を取り返さなければならない。

だから『生活の党』なのだ。


その方向を主張しているのは、後にも先にも小沢一郎ただ独りである。

だから『生活の党』なのだ。



幸い、党は「われわれが訴えることは、国民の生活をいかにしてよりよいものにしていくかということだ。今後、国民の意見を募ったうえで正式に決定したい」と言った。

その言や良し。


小沢一郎殿。

広野ただし殿。

森ゆう子殿。

お願いです。


公約を、もっと分り易く、かつ具体的にして下さい。


そして、放射能汚染と共に、目下国民の将来に取って一番心配な『雇用の確保』に関する「一文」を入れて下さい。

正規社員を減らし、非正規社員ばかりにして、かつ両者の待遇に大きな差をつけ、ワーキング・プアーを産み出し、シングルマザーが生きて行けない様な構造にしてしまい、子供を産めない社会にしてしまった、自民党政治の実態を白日の下に晒して、その対策を訴えてください。

経営者が人間性を喪失し、国民の格差が増々広がるにも拘らず「増税をせがみ」、残業手当を支給せず人間を機械の様に扱って使い潰す、そんな経済システムに、大きな声で『ノー』を唱えて下さい。


取り敢えずは、『生活の党』のみがまともな野党であり、次に政権を託すべき政党であるのです。

その為に、ありとあらゆる事を総てやり尽くして、選挙に臨みましょう。


選挙公約のより現実的肉付けを、多いに期待するものであります。



コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「永遠に不滅な祖国日本/5泊7日の訪問記」放射能汚染も、経済危機も、米国隷属も、なあーんも関係無し。

2013-06-02 16:32:54 | 世界に置ける日本
いやはや。



5泊の短い滞在で、日本を訪問した。

結果として、体重が1キロ増え、腰の痛みが増し、祖国への安堵感と懐疑心とが残った。



日本に帰る度に感じる事。

それは、日本と言う国の持つ独特の空気感である。


何とも言い用の無い「ヌルッ」とした淀んだ空気の感触。

この場合の「空気」は<70%の窒素+30%のO酸素+希少な気体>で出来ている『大気』の事ではなく、皮膚が感じ取る社会構造との接触感というか、言葉では表現出来ない「感覚的」な物なのです。


短時間の観光旅行で接触するだけならエキゾティックで、半永久的に浸りきるには気持ちよく、浸りきるつもるのない者が客観的に触れるだけなら気持ち悪い、何とも言い用の無い空気の感触なのだ。



フランスを訪れる日本の人々の言う、ステレオタイプの会話が有る。

「パリにはxx年前に来ましたが、変わってませんねえ」
「日本には時々お帰りになりますか?」
「日本は一年経つとどんどん変わるので、大変ですよ」


しかし、私に言わせれば、日本は10年経とう30年経とうが、ちっとも変わらない。

確かに、駅舎は建て変わり、新しい地下鉄が開通し、なかったビルが建ち並び、有った筈のビルが無くなっている。

しかし、それはあくまで表面上の変化に過ぎない。

そこで暮らす人々の、社会観と言うか、精神というか、根本的な処は何も変わらない。

民族的特質である以上、変わる訳がないのが当然である。


しかし、そこに日本の落ち入っている陥穽が有るのでは無いか、と思えたならなかった。



都会は実に繁栄している。

中心街には商店が密集し、商品が溢れかえっている。

どの町のどのデパートにも、欧米の高級ブランドのテナントが必ず有る。

デパートの一階は、世界中の有名コスメ・ブランドが存在し、どのブランドにも精一杯奇麗に化粧したオネーサン達が、お客相手にメイクの実演をやっている。

ジュエリーの売り場も、途方も無い種類のブランドが競い合っている。

衣料品のフロアーと来たら、もはや呆れ返るばかり。

地下の食品街にならぶ「食品」の質と量とは、ヘンゼルとグレーテルの『お菓子の家』の魅力も影が薄くなってしまう程。

そして、どんな食品にも「消費期間」があり、その期間を過ぎると廃棄されてしまうと言う。

その量、重量比で全食品流通量の30%を越えるとか。

レストラン街のフロアーは、有名無名を混ぜてあらゆる食事処が集まり、食事時は外に長蛇の列が出来ていた。

これらは、デパートに限った話ではない。

テナント・ビルやモールは総て同じ。


そして食べ物屋さんの多い事。

タクシーはひっきりなしに走って来る。

殆どが「空車」で。


これらの光景は、40年前と同じである。

ウン年ぶりに帰国しようと、時間の経過に因る違和感は一切感じない。

いきなり「ぬるま湯」にどっぷり漬かった感覚に捕われる。


地下鉄の車内でも、JRの社内でも、若者達のグタッとした雰囲気も、40年前と変わらない。

社内や駅構内にひしめくサラリーマンとOLさん達の雰囲気も、聞こえて来る会話も、総てが40年前と全く同じ。

皆が皆、それなりの背広やキッチリした制服に身を包んで、颯爽と歩き回っている。

ヨーロッパ各国で、一般労働者がこれほど身ぎれいな国は、見た事が無い。


盛り場に群れている若い女性達は、誰もが精一杯おしゃれをして、ある意味で「素人の女性」とは思えない程である。

分り易く言うと、みんな「◯春婦」か「AV嬢」に見えてしまうのだ。

男の子達はと言えば、薄汚いストリート・チルドレンの様な格好で、女の子達は、その見てくれが「しどけない」か「はしたない」。

ヨーロッパ各国で、若い女性達がこれほど「素人っぽく無い」国は、見た事が無い。



要するに、日本と言う国は「消費社会」なのだ。

溢れかえる物資。

それに群がる国民。

価値観が、精神の平和や心の豊かさででは無く、持ち物や外見が大切な、形而下的豊かさが大切なのだろう。

勿論、視覚的第一印象で判断を下す事は表層的に過ぎず、勘違いを生んでしまう事は重々承知の上で、敢えて言っているのです。

人々の全員がそんな物ではない事も、重々承知である。

それでも敢えて言いたいが、日本は特殊な国である。


精一杯に盛りつけた、満鑑飾の中でぬるま湯に浸っている、そんな空気の国である。


なぜ、そんな感じを抱いたか。


つまり、町の何処を見回しても、緊張感が感じられなかったのだ。

町行く誰を見ても、緊張感を抱いているという感じを、見受けられなかったのだ。



福島第一原発の事故の影響など、微塵も感じられなかった。

放射線被害を気にしている住人が多いとも、全く感じられなかった。


食事に誘ってくれた知人曰く。

『何を食べたい?』

「寿司を食べたいけれど止めておく」

『やっぱり肉が良い?』

「いや、汚染が心配で…」

『そっちかよ!』

といった塩梅であった。

こちらで垣間みる東京の街角の光景では、マスクをかけている人が結構いた。


しかし、今回短期間滞在して、新宿や渋谷、永田町や有楽町、銀座何処におっても、マスクを着けている人は一日で片手で足りる程しか見かけなかった。

と言う事は、これまでこちらで新聞の写真やTVで見ていた、結構な割合でマスクをかけていた光景は、単にインフルエンザの流行期と、花粉の飛ぶ時期だけの現象で有ったのか。


東京にしかいなかったので、局地的観察に過ぎないが、首都東京は日本の縮図であるから、判断材料として不適当ではない筈だ。


この事を考えてみると、二通りの判断が出来よう。


一つ目は、私の様に「部外者」の位置にいて、心配だけしてれば良い訳ではなく、実際日本で暮らすしかない日本の人々は、その状況を受け入れるしか無い、という事だろう。

「諦め」共違うが、他に行き場のない以上、その状況で生きて行くしかないという、柔軟性。

或は、開き直り。

または、敢えて毒を飲む決心…。


だとしたら、私等外部の人間が「エラそーな」事を言う資格は無い。



又は、二番目の解釈として、実際の危険を知らされていない、あるいは理解していないからか。

対岸の火事。

「自分には関係ない」


そうだとすれば、あまりに悲し過ぎる。

報道の責任。

教育現場の責任。

これらは、一言で言えば「権力の作為」である。

どっちなのか。

恐らく両方なのだろう。


豊臣秀吉が「刀狩り」を行って、庶民階級(当時は農民)と武士階級との被りを廃止して以来。

そして、徳川家康が完全な「士農工商」という社会構造の支配体制を確立して以来。

庶民は、お上に楯つく事を止めた。

庶民は、お上の言う事を無条件に信じ込む様になった。

そのようにして、『寄らしむべし、知らしむべからず』に慣れ親しんで以来、国民は自らの頭で判断をする事を止めてしまった。

そのまま明治維新での、お上に仕える良き日本人形成の為の「文部省」に依る国民教育の成果が、見事に花開いている。

その事を、正に実感出来た5泊7日の東京滞在であった。



物質的に不足を感じない様に、そこそこに国民に満足感を与えた状況で、国民を管理する。

かくして、日本は巷に者が溢れかえる結果と相成ったのだ。


だがしかし!


その類いの統治制度に、制度疲労が起こっている。

デパートは、全くの販売不振に悩んでいる。

統廃合と吸収合併を繰り返し、店舗数を減らし、撤退し、旗艦店舗だけ大改装する。

確かに商品は溢れかえっていた。

だからと言って、客の数の何倍もの店員がいた。

いっせいに「いらっしゃいませ」を連呼する。

賑わっていたのは、食事どころのフロアーと、地下の食品フロアーだけ。

そして、どんな食品にも「消費期間」があり、その期間を過ぎると廃棄されてしまうと言う。

その量、重量比で全食品流通量の30%を越えるとか。

そして、多くの店員さん達は、メーカー派遣の非正規社員なのだろう。

駅前のタクシーの列が無かった。

一台か、せいぜい二台停っているだけ。

あとは、ひたすら町を流す空車の群れ。


乗ったタクシーの運転士さん声。

「いやー景気悪いです。安倍サンの経済対策が効き目を表すかもしれないのは、もっと先の事でしょう」


かくして、盛り場にはレストランの呼び込み、店の勧誘のチラシ配りが多くいて、商売はかつかつなのでは有るまいか。

それでいても、日本の社会は「のほほん」と「穏やか」で「ヌルッ」としている。


これは正に、水をはった鍋に浸ったまま火にかけられて、だんだん気持ち良くなって微睡んでいる蛙と同じなのでは有るまいか。

そのうちウトウトしている間に煮えくり返って、逃げ出すタイミングも無いまま茹で揚がってしまうのを、待つだけの状況なのでは有るまいか。



成田に到着し、空港ターミナルに足を踏み込んだとたんに感じる、何とも言い用の無い、ゆったりと穏やかで、そのくせ騒々しい猥雑さは、10年前も30年前も、全く同じであった。

30年前も、20年前も、10年前も同じなのは、国民を搾取し米国に忠誠を尽くす永田町と霞ヶ関であり、やたら無意味なハイテンションでドタバタするだけのTVのバラエティーであり、周囲への警戒心の無さであり、表面上に混乱の無い社会である。


しかし違うのは、原発事故も飛び交う放射線も、当時は無かった。

自分の身体の不安に加えて、子供や孫達の生命と生存に関わる重大な危機を抱えて、この不気味な天下太平ぶりは、一体何処から来て居るのだろう。


街中がパニックに落ち入っている訳ではなく、至って平和に秩序だって暮らしている日本の市民に、心からの敬意を抱いた。

まるで、悠久の時を越えて大陸を流れて行く「大河」の用な社会である。


それと同時に、そこまで「危険と共生」出来る能力にも、敬意を捧げざるを得ない。


そして、とっても心配になってしまう。

こんなんで良いのか、と。



大河の水量は膨大で、水流はゆったり。

そして、そのたたえた水はもしかしたら毒水…。



何十年祖国を離れていようと、私は日本人である。

成田に降り立ったとたんに感じる、あの「淀んだような」空気に一瞬にして溶け込められる。

そして、そのヌルさに不安を覚える。

そして、或る種の鈍感さに危機感を思えてしまう。


祖国ニッポンは、一体何処に向かっているのだろう。。。



コメント (8)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする