晴れのち曇り、時々パリ

もう、これ以上、黙っていられない! 人が、社会が、日本全体が、壊れかかっている。

沖縄の基地撤去と日本の自立/<抑止力>と言う言い訳はもはや無意味となった「沖縄はタダだから」

2010-04-14 00:00:55 | 世界に置ける日本
「核なんとかサミット」とやらで、鳩山首相が訪米している。


一体全体<核兵器>なる代物を、米ロはどうしようと言うのだろう。

実戦配備ダケで<双方>合わせると5000発!
(貯蔵分は含まず。。。)


英仏などの100~300発なら、かわいい物である。
誤解(私はこの世から総ての核を追放したい)を恐れずに言えば。

不時の事態に備えて<おカーちゃん>がせっせとためた<へそくり>みたいな物だ。

使い道も無い代わり、心の安心が確保されている。



しかし、広島長崎級の数百倍から数万倍もの破壊力をもった、地球上の総ての生命を永遠に消し去る能力を持つ<核兵器>が、数千発。


もっている側は、いつまでも持ち続けたい。
持ってないヤツには、持たせない。


そしてある日、ヒトラー見たいな人間が出てこないと、誰か言いきれるか?
ネタニヤフだって、アフマネジェネドだって、今にも使いたがっている。

プーチンだって、ロシアの<顔>が潰されようとすれば、きっと使う。
そんな人間だ。


そして、沖縄を始め、横須賀や佐世保には適時核兵器が出入りしているに違いない。
三沢にだって、無いとは言いきれない。



そんな世の中に、生きていたいですか?


そして、そんな<核大国>は、自国の兵器産業の<棚卸し>の為に、5年に1回は戦争を引き起こす。

それが、官産軍学が1体となって国を動かしている<アメリカ>の実態である。


そんな<核大国>に、経済的バック・アップを、延々60有余年続けて来たのが、我が日本なのです。


ただただ<抑止力>と言うヌエの如き<妄言>に縛られて、断ち切れない。

拙ブログで再三書いている、<米軍抑止力>に意味の無さを、例によって『高野論説』が、きわめて明快に展開してくれている。

米海兵隊は「北朝鮮核」の奪取が使命? ── 馬鹿馬鹿しいにもほどがある

●迷走しているのは米国だ
●中国の脅威?

小見出しだけでも、納得出来ると言う物だ。

最後のパラグラフだけ転載する。

>米国が海兵隊の沖縄駐留を単に既得権益として守ろうとしてしがみつき、北の核奪取が「最重要任務」だなどと戯言のようなことまで言い出していることが、実は日米同盟を危うくしているのである。鳩山政権はそこを正面から切り込むべきで、有力な外務・防衛官僚OBでさえこのように言っているのに、鳩山や岡田が安易に「抑止力」というオマジナイに屈しているかの発言を繰り返しているのではどうしようもない。
【THE-JOURNAL/高野論説】


それに対するコメント氏の中身がまた、分かりやすかったので、転載したい。

(転載開始)
「自立する日本」

☆ アメリカは北朝鮮の崩壊での核確保を言うのならば、なぜ北に一番近い韓国から米軍は撤退するのか。なぜ基地の必要性もなくなったのに日本から撤退しないのかという米公聴会の質問に、国防省高官は結局、タダだからと答えている。カルダー駐日大使特別補佐官は「いまのような多額の思いやり支援が受けられなくなった場合、在日米軍はずっと小規模になる」と証言している。今までにアメリカ軍に献金したカネは5兆円余に達する。

☆ そもそも世界中さがしても先進国で自国に60年以上の長期に渡って外国の軍隊の基地や施設が多数あるのは日本だけだ。外国軍が長らく留まるのは、極めて特殊な地域だけである。つまり、属国だ。

☆ ところが、実は属国の日本が、財政破綻しているアメリカの覇権を守っていたのである。日本がアメリカ離れすると大変なのは、日本は軍事力を行使しない平和な国際貢献国家というのが世界の共通認識となっている。その公正な日本が離米すると、世界中から嫌われているアメリカにつかず離れずのEUやASEANにもアメリカばなれの気分を生む。

☆ 日本人は深層心理において、潜在意識下で、「嫌米反米」なのだ。とにかく、厄病神のようなアメリカが日本に現れて以来、150年間、日本はアメリカによって恫喝され続けてきた。ペリーの黒船による屈辱的な日米不平等通商条約の恫喝に始まり、石油禁輸や東京大空襲、原爆二発、沖縄基地での数多の暴虐、全国に80もある基地や施設、政治・経済への圧力、プラザでの円切り上げやトヨタたたき、恫喝につぐ恫喝。敗戦の日に日本人は「いずれ・・・原爆の・・・お返しを」と言いたかったが圧倒的な軍事力の差がその言葉を言わせなかった。その言葉は日本人の「無意識」に深く閉じ込められた。

☆ 日本は今まで貿易で儲けた金を米国債など100兆円ものドルを購入して、暴君アメリカにつかえてきたが、もう日本も財政が苦しく限界点に近づいた。そこへきて普天間だ。ここで無意識下にあった日本人の「嫌米」がフツフツと表面化してきた。

☆対米戦争という極論ではなく、日本自身が「自立」すればよいのである。アメリカの属国から自立することこそ、アメリカの没落となる。なぜなら、日本がアメリカを支えてきたのだから。日本は自立し、離米し、伝統(日本文明)を保守し、EU(イラク戦争に最後まで反対したフランス)や「インド」や中国やロシア・韓国やASEANやアラブイスラム諸国と連携していくことになる。ある

☆ だがアメリカは自国の生命線である日本を手放すことはない。もし日本がもう不必要だからといって安保条約を破棄すればアメリカは報復する。アメリカにとって北朝鮮は日本をけん制する道具であり、北もこのパワーバランスを知りぬいていて核は手放すわけがない。日本をこのワナに縛り付けておいて、日本からむしりとろうというのがアメリカの対日基本政策となっている。

☆ 鳩山はひとこと「普天間の海兵隊はグアムへ移転」と言えば収まる。アメリカがそれを拒否すれば沖縄の基地問題はアメリカのせいにすることが出来る。アメリカを悪者にして、沖縄県民も喜び、決断力もあるとされ、支持率も上がる。

☆ 鳩山の「駐留なき安保論」や小沢の「第七艦隊のみ」や沖縄県民の「地位協定改定」は正論だが、それを主張すればマスコミに反米のレッテルを貼られてしまう。在日米軍の戦略的意味がなくなっているのは明白な事実なのに、アメリカが米軍を日本に駐留していると言う事は何を意味しているのだろうか。それはアメリカが日本の独立を許さず、永久に属国とするということだ。
投稿者: ミスターブラウン | 2010年4月13日 16:36
(転載終了)


この論調に反論出来る<メディア>は有るか?

更に、『永田町異聞』さんのブログも参照されたい。

西山太吉が密約の土壌と言う核抑止力幻想



結局<米上院公聴会>での以下の発言が、総てを言い得ている。

(質)海兵隊が<沖縄>に駐留を続ける意味はなんですか?
(答)「・・・タダだから」(米国防省高官)



いい加減に目を覚まそう!
至極当たり前の事に。

コメント
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