晴れのち曇り、時々パリ

もう、これ以上、黙っていられない! 人が、社会が、日本全体が、壊れかかっている。

なぜ小沢なのか。なぜそこまで小沢に期待しなければならないのか。

2010-10-23 20:21:50 | 政治と社会
拙ブログに、以下の様なコメントが寄せられました。


最近、よくコメントをいただいているTN様です。

>う~ん、最近読んでいて思うのですが、何か小沢さんに異常な期待を持ってるんですか、ここの方々は?
ちょっと、度が過ぎて妄信しすぎているような気がしてきました・・・。
小沢さんは神とは違いますよ?
腹黒い打算も持っているし、日本人の子供の未来のために動いているとは、最近では到底思えません・・・。
もしかして小沢さんと関係の深い方ばかりなのですか、このブログの方々は?<



この様なご意見は、価値観を完全には同じくしていない方々には、私達の論調に対して理解出来ない点が有るかもしれ無いと言う事を、代弁して居られると思えます。

しかし、この様なご意見の本質は、非常に大切な「現在までの日本の異常な姿」を認識しているかどうか、という「日本人として行きて行く為の哲学」に関わっていると思います。


従って、通常のコメント欄でのお返事では無く、本文にて答えさせて頂く必要が有る、と考えます。

同志(?)の方々に取っては、ある意味「何を今更」と言う程度の論旨展開しか出来ませんが、ご笑読ください。


【TN様】
再コメントありがとう御座いました。

もちろん「小沢氏は神」では有りません。

ただ、彼の政治哲学ほどに、今までの腐りきった日本を救える理論を持つ政治家が、他に居るのでしょうか。

居るとしたら、どうかお教え下さい。

私の見る限り、熟練した政治家や、真面目な政治家や、自分の立場に真剣に取り組んでいる政治家は、居るでしょう。

自分の政治生命を、日本の為に、日本の国民の為に、全力で注ぎ込んでいる、と信じて活動している政治家も、少なくない事でしょう。

上記の様な政治家達が、自分の姿勢と、国民の感覚とが「乖離している」事や、「実は日本の将来への為にはならない」事に、気がついていない例も多い様に思えますが、それはここでは触れません。


しかし、ここまで「庶民が愚弄されて」いて、日本が「日本人の利益以外の方向」で勝手に動かされている現状、日本の大多数の国民以外の「特殊な人々」の利益に、食い物にされている現状を直視しなければならないのです。

その事を、理解している政治家が、果たしてどれくらい居るのか。

其処ここの行動や発言から推し量るに、殆どの政治家は分かっていないのでは無いか、と思えます。


拙ブログでも、連日指摘している日本の惨状。

「高級官僚」
「司法機関」
「マスコミ

これらの連合軍が、既得権を守る為に、自分達に取って有り難い「今までの安寧なる社会構造」を守り抜く為に、見えない「完璧な」支配システムが確立していた。

上記の「日本の社会構造体」は、互いに利害を補いあい、与えあって、互いの存続を安泰な物にして来た。


戦後65年、ただひたすら「アメリカ」の顔色だけを、伺って来た政府。
結果として、日本を日本人の為では無い存在としてしまった、政治家達。

その方向性を確立し、政策を立案し、実際の運営に当たって、省益に沿っての予算執行と、その間の「中間搾取」、及び自身の立身出世の構造を築き上げて来た官僚制度。

政治家と官僚とは、持ちつ持たれつ。
そして、その政治を安定して行わせる為の、国民の意識管理システム。

国民の意識を管理するマスコミ。

大御所が、戦後『CIA』にサポートされて今日のマスコミ制度を確立した。
新聞各社は、互いに論調を同じくし、国民の洗脳を果たし、それらのオピニオン・リーダー役の記者達は、霞ヶ関の見えざる援助で「評論家」として独立し、地位を不動の物と確立して行く。

それらの新聞社が資本を持つテレビ局が、新聞により形成された「世論」を確固たる物にする為に、連携して情報操作できる番組を垂れ流し続ける。

上記評論家達が、お座敷芸者として、その一翼を担う。

情報操作は、『記者クラブ』で管理され、弱小メディアやフリーランスの「ジャーナリスト」が育たない様な地盤を築き上げて来た。

記者クラブ制度に依り、実力も能力も無い政治家達は、その地位にあぐらを書き続ける事が出来ていた。

記者達は、閉鎖社会により、他の情報伝達手段の存在を不可能な物として、日々何らの努力も無く記事を書き散らし、花形記者と言われる様になって行く。


このような閉鎖サークルによる、完璧な情報管理と、世論形成が、日本の舵を「一部の勢力」の利益の為にのみ、きり続ける可能となっていたのでした。

それらマスコミによる国民誘導の上に、霞ヶ関は自己増殖を続け、自己増殖の養分として、特殊法人や特別会計を生み出し続け、血税の多くを吸い上げて行った。

そして、最終的にこのシステムの頂点に君臨し、彼等をリモート・コントロールしているのは、「アメリカ」の「対日利権集団」である。

政治ロビー。
外交ロビー。
金融ロビー。

そのような輩を育て、育んで来たのが、アメリカの軍事産業であり、アメリカの金融機関であり、アメリカのユダヤ資本である。

世界中で戦争を引き起こし、現地の人々の生活を基盤ごと崩壊させ、自国の兵士達まで精神的に偏重を来たすまで追い込みながらも、ハイテク技術と兵器産業は栄え、金融機関は日本の富を吸い上げ続けて、戦費の調達を可能にして来た。

日本は、アメリカの走狗となり、世界の平和を乱し、日本人自身がそのような世界戦力の下敷きとなって、ごく一部の「既得権益を有する勢力」のみが、肥え太る社会に、甘んじている。


これらに対する的確で有効な「解決案」を提示している政治家が、他にいますか?

居ません。

と言う事は、小沢氏は「文字通り」唯一の「国民の希望」であり、日本を「国民が豊かに暮らせる」普通の国に方向転換する為の、ただ一人の「可能性」なのです。

他に、そのような可能性が有るのなら、お教えください。

他にも「選択肢」が有るのなら、何もここまで小沢氏に追随する必要は無い訳です。
そのような選択肢が「多ければ多い程」日本が救われる可能性は、大きくなるでしょう。

しかし、血税の多くの部分を有効に使わず、自分達のかってな理屈でかすめ取るシステムを網の目の如くに造り上げている「官僚制度」から、国政の決定権と、予算の100%有効利用を取り戻す事が出来る政治勢力が、他に有りますか?

日本の国土のかなりの広大な部分を、基地として独占し、そこでの軍人の家族の生活を「ブルジョア並みに維持」させられ、広大な「米軍管理空域」を設定されて日本のヒコーキが「針の穴を通す様に」しか飛べない現実や、多くの矛盾と不便とを、解決しようと考えた政治家が、居ましたか?



それに対して、小沢は何をしたか。


「アメリカとの対等な外交」
「安保の見直しと、沖縄と日本本土の米軍基地の縮小」
「対中国及び東アジアの安定の為の共同体構想」
「官僚主導体制の打破」
「その為の次官制度の見直し」
「その為の特法や特会の打破」
「その為の、地方行政と地方交付金の見直し」
「司法の可視化」
「その為の検事総長の民間からの登用」
「マスコミ再編の為のクロスオーナー・システムの打破」
「記者クラブの閉鎖」

ディテールは、まだまだ山ほど有るが、以上の様な政治哲学と思想とが、日本国民の為に有用でない物が有るでしょうか?


繰り返しになるが、言い換えると、このような主張をした政治家が、他に居たか?


本来、このような主張は、もっと多くの政治家から同時多発的に唱えられて来て、当然の事だと言えないだろうか。

日本を、日本国民の利益の為に動かすのが、政治家の存在意義で有るのならば、以上の如き発想を、何故持てないのか。


当然そこには、政治家達自身の不勉強、不見識、既存利益集団との癒着、官僚による誘導に気が付かない鈍感さ、等多くの要素が有るであろう。

しかし、それにしても、「国民の生活を第一」に据えて、その実現の為に、具体的で明瞭な主張をする政治家が、他に居ない事が「日本の政治風土」の歪みであり、貧しさであると、断言する。


であるからこそ、小沢はここまで辱められ、貶められ、失脚を狙われている訳です。


逆に言えば、それだけ「付け狙われているからこそ」、ただ一人の『可能性』が小沢であることに、何らかの異議が有るだろうか。


寡聞にして、私が理解出来ていない論点がもし有るのであれば、是非ご教示願いたい。

上記の論点に破綻した部分が有るのであれば、どうかご指摘頂きたい。

そして、それが十分に納得すべき指摘であれば、当然何も異議なく受け入れる準備は有ります。


しかし、現時点で「日本の将来」と「我々の子供達や孫達の将来」を考えて、当たり前の幸せを享受出来る「普通の国ニッポン」を手に入れる為に、今の時点で国民が求めうる最善にして唯一の手段は、「小沢に縋る事」しか、他に選択肢は無い。

有りますか?
他に。


憲法問題や、在日外国人の問題など、多くのディテールでは「小沢の目指そうと言っていた方向」に、不明な点や、疑問な点も、多く有る。


しかし、「小異を捨てて大同につく」事が、必要です。


国民が、60有余年も続いて来た、自分の国ニッポンを享受出来ていない現状を「変革したいと願う事」は、当然の希求であると思います。

その事に気がついている、一部の人々が「唯一の手段」である『小沢一郎』という駒を、大切に考え、次の一手を慎重を期して模索する。

そのために、「敵の手に落ちている」駒を守り、取り返そうと声を上げる事は、国を憂える国民に取って、当たり前の事ではあっても、少しもおかしな事では無いと、声を大に断言致します。


勿論、小沢は神ではない。


しかし、かけがえの無い「日本の希望」であります。

その事に気がついている、このブログに集って下さっている方々は、そう言う意味に置いて、小沢氏に「関係深い」人々なのです。

だからこそ、ここまで「小沢氏に期待する事」は、妄想でもなんでもない。
祖国の命運をかけた、「敵勢力」に対する国民の抵抗なのです。

コメント (48)
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