「他社はうまくできなかったが、わが社はさしたる苦労もなしにできたものは何かを問わなければならない。同時に、他社はさしたる苦労なしにできたが、わが社はうまくできなかったものは何かを問わなければならない」
(P.F.ドラッカー著 『経営の哲学』p.55)
「本当に得意な分野は、そんなに楽しくはないかもしれませんが、
疲れるということは絶対にありません。
ですから、わざわざ練習したり、習いに行ったりしようとも思いませんから、
案外自分で得意分野に気づかない可能性もあります。
この基準で自分の「やりたいこと」「本業」を探してみてください。
基準とは、
「やっていて疲れないもの」
もっと言えば、
「楽にできるもの、それは何か?」です。
それは、自分では苦労もなく簡単にできるので、
馬鹿にしてあまり熱心にやらないものだったりします。
あるいは、そんなことは楽にできるのだから、きっと誰でもそうだろうと思って、
まさか自分の才能だとは思っていなかったりします。
でも、あせらないでくださいね。準備に時間がかかるものもありますから。
本当の自分を見つけるまで神様はいろいろと「回り道」を用意してくれています。
(宝彩有菜著『人生が楽しくなるちょっとした考え方』p.136)
この二つの言葉の類似をみると、企業体というのもやはりひとつの生き物なんだなぁと想像します。
涼風