野菜ソムリエPro. AndyのBlog

「奈良・吉野」の玄関口を中心に活動する、吉野郡唯一の野菜ソムリエPro.&果物ソムリエのベジフルライフをつづっています。

わたしたちのレガシー

2021年12月09日 23時23分15秒 | ハタケのソトからの「学び」

大岩農産物直売所の当番を終えて向かったのが、
「大淀町地域遺産シンポジウム2021」。




私は大淀町大岩という里山で3年あまりお世話になっております。

来月から野菜のブーケ「ベジフルフラワー」のワークショップなどを大岩で開講させて頂きますし、
NPO法人「おおいわ結の里」の一員としても、これからも活動していきます。

大岩では、吉野の石舞台という異名を持つ「石上古墳」をはじめ、数多くの遺産があります。

私自身、大岩を含めて大淀町の地域遺産については、
まだまだ勉強不足ですので、理解を深める機会があれば・・・

と思っていたときに、シンポジウムのご案内を頂き、お伺いしました。

大淀町では平成28(2016)年から「おおよど遺産」の取り組みを行われています。

しかも生活者(町民)が推薦し、行政と協働で遺産の保存、活用を目指して取り組んでます。

大淀町を含めて、全国には24の自治体が独自に地域遺産制度を設けておられます。


「遺産」を英語でいうと「Legacy」と「Heritage」の2つの単語があるのですね。
今回初めて知りました。

では、この2つの違いは?

何百年もの歴史があり、価値のある遺産をさす場合は「Heritage」
世界遺産、日本遺産で使われるのはコチラです。

ひと昔前の古いもの(文化財と呼ぶには新しいもの)、親の形見分けなどは「Legacy」を指すそうです。

でも、遺産には歴史がそんなに古くなくても、たった1つしかなくって、
それがなくなってしまうと再生できないモノ、コトも数多く存在しています

更にそうした遺産には、ストーリー、記憶、こだわり、想い、物語、遺産に携わる人々の想いやこだわりなどもあり、
それらの中には、歴史はそんなに古くないけど、大切なものがたくさんあり、次世代に伝えていきたいモノ、コトがたくさんあります。

「わたしたちのレガシー」というサブタイトルには、
そんな想いも込められていることが理解出来ました。

ちょうど7月に私が講師を務めます「おおよどチャレンジ体験農業塾」で、
大岩にお住まいの御年94歳のおじいちゃんから、かんぴょう作りを教わりました。









専用の道具を使っての昔ながらの手作業。

これもレガシーじゃないかと感じています。

シンポジウムでは、おおよど遺産のご紹介、基調講演、そしてパネルディスカッションが
行われました。


地域遺産を次世代に伝えていくためには???


まず、自分の先祖を知る。

そして、身近な遺産を整理する。

お掃除、整備することで、見えてくるものがある。

そして、何のために残したか?考えていくことがその第一歩であることを教わりました。

身近にある遺産が、何のためにあるのか?

そこを突き止めていくと地域遺産を次世代につなぐ答えがある。

参加させて頂き、地域遺産のことについて、大変勉強になりましたし、
私も何らかの形でお役に立ちたいと感じました。
お世話になりました皆様、ありがとうございました。

ところで、「大淀町地域遺産シンポジウム2021」の動画も配信されております。

●おおよど遺産100
https://www.youtube.com/watch?v=ZAUUv0TGLrA

●川村優理氏の基調講演
https://www.youtube.com/watch?v=NsN96efpNOM

●パネルディスカッションになります。
https://www.youtube.com/watch?v=Jncg9fhrPgY

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