淳一の「キース・リチャーズになりたいっ!!」

俺好き、映画好き、音楽好き、ゲーム好き。止まったら死ぬ回遊魚・淳一が、酸欠の日々を語りつくす。

TBS新ドラマ「ラブシャッフル」。これって本当にあの野島伸司の脚本なの?

2009年01月25日 | Weblog
 前回までのTBS金曜日夜10時ドラマ枠は、東野圭吾原作の推理ドラマ「流星の絆」だった。
 「流星の絆」は面白かった。ここ数年のテレビドラマの中にあって、数本の指に入るほどの傑作だったと思う。
 それも、原作を読んでいても面白かったというくらいだから、さすが脚本家の宮藤官九郎、腕前の違いを視聴者の前にきちんと見せ付けてくれた。

 そして、その次の番組もまた、超有名脚本家である野島伸司の新作品ということになった。期待するなというほうが無理である。早く観たくて心は躍る。

 とにかく、野島伸司、これまで数多くの傑作ドラマを作ってきた。
 「101回目のプロポーズ」、「愛という名のもとに」、「高校教師」、「ひとつ屋根の下」、「人間・失格~たとえばぼくが死んだら」、「プライド」、そして最近では「薔薇のない花屋」。
 どれも素晴らしいドラマである。

 僕が好きなのは、「101回目のプロポーズ」、「愛という名のもとに」、そして「高校教師」。
 この3本は完全にハマってしまった。

 今回の最新作ドラマ「ラブシャッフル」は、男女4組によるラブコメディだ。
 玉木宏、香里奈、松田翔太、DAIGO、小島聖、貫地谷しほり、それから谷原章介と、今旬の若手俳優たちを並べ、テーマ曲に「アース・ウインド&ファイアー」の「FANTASY」を使うあたり、確かにさすがではある。

 玉木宏が一流企業のコネ課長。貫地谷しほりが、社長令嬢でその婚約者。香里奈は、フリーの通訳で父が外交官。DAIGOが、成金だけれど恋愛依存症の草食系男子と、それぞれ個性的なキャラを持つ若者たちによる恋人交換ゲームの顛末が、ドラマの中で描かれてゆく・・・。

 ところが。
 ところが、第1回目を観ただけの感想だけど、会話がまったく弾まないのである。
 ラブコメなので、出演者たちの会話の妙と掛け合いが命。それが上手く噛み合わないのだ。古臭いネタを多用したギャグだし・・・。
 するとドラマはどうなるか?
 白ける。スピード感が失せる。人物たちが活きてこない。笑いが起きない。

 本当に、このドラマ野島伸司が脚本を書いているのだろうかとさえ、疑いたくなった。
 意外と、コメディドラマは苦手なのかもしれない。若者たちの描き方は上手い作家なのだが・・・。
 
 互いに訳ありの男女4組が、恋人同士をシャッフルして新たな恋を仕掛けることで、本当の愛を見つけていこうとする内容だとは思うのだが、コメディの部分が盛り上がらないと、ドラマ自体がどんどん失速してしまうわけで。

 野島伸司、これからが正念場かも。
 確かに、第2話は1話より面白くなってはきたけれど・・・。
 まだまだドラマの先は長い。一発大逆転を期待したい。
 



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