前回までのTBS金曜日夜10時ドラマ枠は、東野圭吾原作の推理ドラマ「流星の絆」だった。
「流星の絆」は面白かった。ここ数年のテレビドラマの中にあって、数本の指に入るほどの傑作だったと思う。
それも、原作を読んでいても面白かったというくらいだから、さすが脚本家の宮藤官九郎、腕前の違いを視聴者の前にきちんと見せ付けてくれた。
そして、その次の番組もまた、超有名脚本家である野島伸司の新作品ということになった。期待するなというほうが無理である。早く観たくて心は躍る。
とにかく、野島伸司、これまで数多くの傑作ドラマを作ってきた。
「101回目のプロポーズ」、「愛という名のもとに」、「高校教師」、「ひとつ屋根の下」、「人間・失格~たとえばぼくが死んだら」、「プライド」、そして最近では「薔薇のない花屋」。
どれも素晴らしいドラマである。
僕が好きなのは、「101回目のプロポーズ」、「愛という名のもとに」、そして「高校教師」。
この3本は完全にハマってしまった。
今回の最新作ドラマ「ラブシャッフル」は、男女4組によるラブコメディだ。
玉木宏、香里奈、松田翔太、DAIGO、小島聖、貫地谷しほり、それから谷原章介と、今旬の若手俳優たちを並べ、テーマ曲に「アース・ウインド&ファイアー」の「FANTASY」を使うあたり、確かにさすがではある。
玉木宏が一流企業のコネ課長。貫地谷しほりが、社長令嬢でその婚約者。香里奈は、フリーの通訳で父が外交官。DAIGOが、成金だけれど恋愛依存症の草食系男子と、それぞれ個性的なキャラを持つ若者たちによる恋人交換ゲームの顛末が、ドラマの中で描かれてゆく・・・。
ところが。
ところが、第1回目を観ただけの感想だけど、会話がまったく弾まないのである。
ラブコメなので、出演者たちの会話の妙と掛け合いが命。それが上手く噛み合わないのだ。古臭いネタを多用したギャグだし・・・。
するとドラマはどうなるか?
白ける。スピード感が失せる。人物たちが活きてこない。笑いが起きない。
本当に、このドラマ野島伸司が脚本を書いているのだろうかとさえ、疑いたくなった。
意外と、コメディドラマは苦手なのかもしれない。若者たちの描き方は上手い作家なのだが・・・。
互いに訳ありの男女4組が、恋人同士をシャッフルして新たな恋を仕掛けることで、本当の愛を見つけていこうとする内容だとは思うのだが、コメディの部分が盛り上がらないと、ドラマ自体がどんどん失速してしまうわけで。
野島伸司、これからが正念場かも。
確かに、第2話は1話より面白くなってはきたけれど・・・。
まだまだドラマの先は長い。一発大逆転を期待したい。
「流星の絆」は面白かった。ここ数年のテレビドラマの中にあって、数本の指に入るほどの傑作だったと思う。
それも、原作を読んでいても面白かったというくらいだから、さすが脚本家の宮藤官九郎、腕前の違いを視聴者の前にきちんと見せ付けてくれた。
そして、その次の番組もまた、超有名脚本家である野島伸司の新作品ということになった。期待するなというほうが無理である。早く観たくて心は躍る。
とにかく、野島伸司、これまで数多くの傑作ドラマを作ってきた。
「101回目のプロポーズ」、「愛という名のもとに」、「高校教師」、「ひとつ屋根の下」、「人間・失格~たとえばぼくが死んだら」、「プライド」、そして最近では「薔薇のない花屋」。
どれも素晴らしいドラマである。
僕が好きなのは、「101回目のプロポーズ」、「愛という名のもとに」、そして「高校教師」。
この3本は完全にハマってしまった。
今回の最新作ドラマ「ラブシャッフル」は、男女4組によるラブコメディだ。
玉木宏、香里奈、松田翔太、DAIGO、小島聖、貫地谷しほり、それから谷原章介と、今旬の若手俳優たちを並べ、テーマ曲に「アース・ウインド&ファイアー」の「FANTASY」を使うあたり、確かにさすがではある。
玉木宏が一流企業のコネ課長。貫地谷しほりが、社長令嬢でその婚約者。香里奈は、フリーの通訳で父が外交官。DAIGOが、成金だけれど恋愛依存症の草食系男子と、それぞれ個性的なキャラを持つ若者たちによる恋人交換ゲームの顛末が、ドラマの中で描かれてゆく・・・。
ところが。
ところが、第1回目を観ただけの感想だけど、会話がまったく弾まないのである。
ラブコメなので、出演者たちの会話の妙と掛け合いが命。それが上手く噛み合わないのだ。古臭いネタを多用したギャグだし・・・。
するとドラマはどうなるか?
白ける。スピード感が失せる。人物たちが活きてこない。笑いが起きない。
本当に、このドラマ野島伸司が脚本を書いているのだろうかとさえ、疑いたくなった。
意外と、コメディドラマは苦手なのかもしれない。若者たちの描き方は上手い作家なのだが・・・。
互いに訳ありの男女4組が、恋人同士をシャッフルして新たな恋を仕掛けることで、本当の愛を見つけていこうとする内容だとは思うのだが、コメディの部分が盛り上がらないと、ドラマ自体がどんどん失速してしまうわけで。
野島伸司、これからが正念場かも。
確かに、第2話は1話より面白くなってはきたけれど・・・。
まだまだドラマの先は長い。一発大逆転を期待したい。