淳一の「キース・リチャーズになりたいっ!!」

俺好き、映画好き、音楽好き、ゲーム好き。止まったら死ぬ回遊魚・淳一が、酸欠の日々を語りつくす。

「12月の東京へー」その④

2006年12月24日 | Weblog
 今日はクリスマス・イヴ。

 東京の朝は気持ちがいい。
 今日もいい天気だ。青空が広がっている。
 いつか仕事をリタイアしたら、絶対この街に戻ってくるぞ。寒い所なんて厭だもんね。

 ホテルの部屋でのんびりと過ごす。
 朝風呂に入り、髪を洗い、軽めの朝食を採り、新聞に目を通す。
 今日で東京の街ともサヨナラだ。名残惜しい。
 ホテルのチェック・アウトは11時なので、またベッドに潜り込み、また二度寝。ああ、のんびり。

 ホテルのチェック・アウトを済ませ、地下鉄駅を目指す。
 空は青空。風も気持ちがいい。ビル群の間を歩く。人影もまばらだ。日曜の長閑な朝。
 新幹線は午後の3時なので、まだ少し時間がある。
 こういうときは、美術館。これが一番いい。
 
 地下鉄で上野まで。
 地上に出て、上野駅公園口まで歩く。
 西郷さんの銅像の前で缶コーヒーを啜り、「上野の森美術館」で開催されている「ダリ回顧展」。
 何と30分待ちの大行列。仕方がないので最後尾に並ぶ。行列って大嫌いなんだけど、ここまで来たら戻れないし。

 「上野の森美術館」を出て、今度は「東京都美術館」で開催している「大エルミタージュ美術館展」へ向かった。

 途中、不忍池のベンチに腰掛けて、初冬の太陽の淡い光を全身に浴びる。
 何て気持ちがいいんだろう。
 知り合いから携帯に電話が入り、天気を聞くと「曇っていて寒いよ」との返事。
 人は天候で気持ちまでが変わる。

 「大エルミタージュ美術館展」も混んでいた。今日が最終日ということもあるかもしれない。でも30分待ちということはなかったけれど。

 上野動物園の横を通り、ブラブラと上野駅までの道を歩く。
 今日はクリスマス・イヴ。そして日曜日。

 東京駅で新幹線に乗り込んだ。
 青森に着くのは7時過ぎだ。東京、上野、大宮。車窓から午後の日曜日の街を眺める。仙台辺りから夕闇が迫って来た。盛岡の街を過ぎた辺りから少し雪が見え始める。

 車内販売で缶ビールとツマミを買い、飲みながらまた暗い外の景気を眺めた。
 クリスマス・イヴに乾杯。
 もう、去年や一昨年のブログみたいに、「けっ!」なんて言わないよ。
 すべてを素直に受け入れる。もう過去を嫌悪して未来を恐れることにはウンザリだ。そういう思考から心底脱出したい。

 青森の街が見えてきた。
 すっかり陽が暮れている。雪も、想像していたより少ない。
 家までの道を歩いて帰った。
 中心市街地に人影は少ない。今日は、みんな家でゆっくり過ごしてるんだろう。

 心は、とても穏やかだ。


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