淳一の「キース・リチャーズになりたいっ!!」

俺好き、映画好き、音楽好き、ゲーム好き。止まったら死ぬ回遊魚・淳一が、酸欠の日々を語りつくす。

「さよならゲーム」

2008年02月19日 | Weblog
 物凄く辛い夢を見た。これほどの辛い夢はないというほどの夢だった・・・。
 これで2日間続けて酷い悪夢を見たことになる。心が荒れ放題に荒れているからだろうか。

 目を開けたら、カーテンを閉めていないホテルの窓から白々と夜が明けかけているのが見えた。
 冷蔵庫に入れておいたミネラル・ウオーターを取り出し、何度か飲み込む。喉が渇く。
 遠く、霞んだ朝靄の中に卒塔婆のような新宿超高層ビルが浮かんでいる。鳥が一羽、夜明けの空中をくるりと回って、また視界からふっと消えた。
 また今日も寝不足だ。よく倒れないものだ。いつまで持つのだろう。

 シャワーを浴び、早めにホテルの朝食バイキングを採り、午前中掛かって電車を乗り継ぎ個人的な用事を済ませる。
 最終の場所が蔵前だったので、そのまま隅田川沿いを歩いて浅草の浅草寺まで。
 雷門。仲見世通り。新仲見世通り。それから浅草寺。花やしきの前を見て、浅草六区をぶらぶらと歩く。いいお散歩日和。
 通り沿いのお店屋で、焼き立ての煎餅を食べ、あげまんじゅうを頬張る。

 そうだ。
 学生時代ずっと住んでいた、池袋大山のアパートに行ってみよう。今日はもう何もないし。
 地下鉄を乗り継ぎ、池袋駅まで。そこから、今度は国際興業バスに乗って目的地まで。迷ったら迷ったで別に構わない。そういえば、一年半にも来た事があった。でもその時は夜だったので随分迷ってしまったけれど・・・。
 あれから一年半も経ったのだ。あの当時も心はズタズタだった。何かいつもズタズタだなあ。俺は本当にどうしようもない。

 4年間住んでいた木造モルタルのアパートはそのままの形で残っていた。もうあれから何十年も経ったというのに。勿論、何度か改装はしたのだろうが・・・。
 ただ黙ってその2階の部屋を眺めていた。別の誰かが暮らしている、8畳一間の部屋。余り覗くと変に思われるかも。少し心配になる。でも懐かしかった。あの時の情熱や、夢や、希望は、今はもう完全になくなってしまったけれど・・・。

 俺もそろそろ限界だな。これ以上、考える事は何もない。
 全てに飽きちゃった。


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