淳一の「キース・リチャーズになりたいっ!!」

俺好き、映画好き、音楽好き、ゲーム好き。止まったら死ぬ回遊魚・淳一が、酸欠の日々を語りつくす。

「the beginning of winter 2009」

2009年11月29日 | Weblog
 怖い夢で目が覚めた。
 時計を見たら朝の6時30分。
 部屋のカーテンを開けてみたら、まだ朝に成り切っていない冷たい冬の大気が、途方に暮れて漂っていた。
 11月29日、日曜日の夜が明ける。

 とても怖い夢だった。
 別にお化けが出るとか、得体の知れない怪物が襲って来るとか、そんなホラー映画じみた夢ではない。
 何故か、今夜行われるボクシングWBC世界フライ級タイトルマッチ(さいたまスーパーアリーナ)で、チャンピオン内藤大助に挑戦する亀田興毅にそっくりの男が現れ、その男の妻を寝取った男を探しているという夢である。

 何なんだろう? 何故そんな夢を見たのか、よく解らない。
 僕がその男性の妻と激しい恋仲になっていて、嫉妬に狂った夫が僕に狙いを定め、刑事が真犯人をジワジワと追いつめてゆくみたいに、冷徹な視線で言葉の刃を向けてゆくという、とてもリアルで怖い夢だった・・・。

 でも今日は、たっぷりと睡眠を摂ったから現実の自分自身の気分は悪くない。
 それでも、朝から引っ切り無しに仕事絡みの電話が掛って来る。
 全部で何人からの電話を受けただろう。それも午前中だけで。
 仕事が絡まず、ちゃんと休息出来た日ってここ数ヶ月間あっただろうか?

 それにしても、冬が始まったというのに雪が降ってこないってのは一体どうしたことだ?
 今年の冬も暖冬小雪なのかな。
 そうは言っても、この街の空は、今日も憂鬱で暗い色を見せていて、明るい青空は一切見られない。

 お昼。仕事の打ち合わせで市内中心部へと向かった。
 進展なし。
 何箇所か移動し続け、関係者との話し合い。でも、砂漠の熱い砂の中に零した、たった一滴の真水みたいに、そんな協議なんて一虚しく消えてゆく・・・。

 県立図書館に出向き、予約していた本を借りようとわざわざ車で行ったけれど、「休館日」の赤い看板。
 やれやれ。
 市民図書館に今度は引き返し、司馬遼太郎の「坂の上の雲」を3巻までまとめて借りた。
 時代小説って余り読まないけれど、なんたってNHKが3カ年連続で放映する歴史ドラマである、その前に全部読んでおかないとね。

 こんな休日のような、仕事のような日曜日が曖昧のまま過ぎてゆく。
 何処に僕は行こうとしているんだろう?
 何をして、何をしないことを、僕は結局判断したんだろう?

 まるで今年の冬のようだ。
 雪も降らず、ただ曖昧模糊とした日々がだらだら続いている。
 どっちつかずの初冬。どっちつかずの仕事。どっちつかずの自分・・・。
 何もかもが、割り切れなさを残して過ぎるだけだ。

 今夜もドライブしよう。
 また、日曜日の夜の静かな街を車で走ろう。
 少し疲れたら、郊外のひっそりとした珈琲ショップにでも入って、ぼんやりと暗い夜の街を見ていよう。

 今の僕には、それだけが一息つく時間かもしれない。
 また、明日も仕事だしね・・・。
 日本中の働くみなさん、一緒に頑張ろうね!
 
 

 
 
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