淳一の「キース・リチャーズになりたいっ!!」

俺好き、映画好き、音楽好き、ゲーム好き。止まったら死ぬ回遊魚・淳一が、酸欠の日々を語りつくす。

「ゆっくり世界は息を吹き返す 合言葉はそう、夢を節約しとこうぜ」

2021年02月27日 | Weblog
 休日の朝の「ヨガ」は気持ちいい。
 スタジオの窓から早春の明るい日差しが優しく降り注いで来る。裸足でひんやりとした床を撫でながら思い切り息を吐き出すと、要らない老廃物まで身体の外へと吐き出されるような感覚に襲われる。
 一通りの動作が終わり、女性インストラクターの指示に従って、マットに仰向けになり静かに目を閉じる。
 少しずつ気分が落ち着いてくる。

 「ヨガ」のエクササイズを終えて、お風呂に浸かる。
 久しぶりの青空から照らされる太陽の光が湯船の表面をきらきらと照らして、思わず両手でその部分をそっと掬ってしまった。

 「スポーツジム」を出て時計を見たら、まだ正午だった。2月27日土曜日の穏やかな空だ。これで本当に冬は終わったんだろうか? この街にも正真正銘の春がやって来たんだろうか?

 昼食を摂らずに、家に車を入れて、歩いて「さくら野百貨店」の「北海道物産展」に行く。
 「北海道物産展」、結構、混んでいた。
 「牛ロース弁当」を買って、濃厚なアイスクリームを食べた。

 「牛ロース弁当」を片手で持ちながら、雪が融けだしている歩道を歩いて家まで帰る。
 「青森県庁」横の歩道にはもう雪がない。国道四号線の「消防署」前の信号機で停まって空を見上げた。
 白い雲が青空をゆっくりと横切ってゆく。気温はそれほど高くないはずなのに、眩しい太陽のおかげで雪がどんどん融け始めているのだ。
 この雪を、もう6日間も続いている足利市の山火事現場に持っていけたらいいのに・・・。

 家に帰って、珈琲を飲みながら、「北海道物産展」で買って来たスイーツを食べる。
 村上春樹は一日を23時間と捉えて日々暮らしているらしい。その1時間だけはランニングに充てていて、必ず一日10キロ走るのだとか。
 そして、毎朝4時には起床して午前中までと決めて小説を書き続ける。なんとしても書き続ける。どんなに書けそうにない時でも決められた枚数までは絶対に到達するという。もう少し書けそうだと思っても、午前中でピタリと止める。

 昼食を摂った後は、ランニングや読書や音楽を聴くことに充て、午後は自由に過ごす。古いレコード店をぶらぶらまわることもある。
 夜は早めに寝る。つまり早寝早起きをする。それを毎日毎日、習慣化しているのだ。
 明け方、起きたら、それがたとえどんなに眠くても辛くても、机に座ったら、一切自分で言い訳せずにとにかく小説を書き始めるのだともインタビュー記事で言っていた。なんとしてもやるのだと。絶対に曲げないのだと。立ち向かうのだと。

 日常生活を「習慣化」の中に漬けること。徹底して、やるべきことを優先順位に則って速やかに行ってゆくこと。これがすんなり出来たら、そりゃあ最強だろう。
 心底、憧れる。

 東京都は、都内で新型コロナウイルスの感染者が新たに337人確認されたと発表した。
 1日あたりの感染者が300人を上回るのは2日ぶりのことだ。これからワクチンが普及して「集団免疫」が出来たら、世界はゆっくりと息を引き返す。絶対に息を引き返すはずだ。

 それまで、それまで、やりたいと思っている「夢」は心のうちにそっと秘めて、いっぱいいっぱい貯め込んでおこう。そんなふうに佐野元春も歌ってる。

 もちろん、人生なんて、難儀で億劫で嫌なことで溢れ返っている。
 心に巣食う「ダーク」な生き物も、一生ここから去ってなんてくれないだろう。んなこと、百も承知である。
 でも、今日が残りの人生で一番若い日なんだ。生きていくしかない。無様でも。面倒でも。なんとか。

 身体を鍛えよう。
 本を読もう。
 書き続けよう。
 楽しもう。
 人生は短い。








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