淳一の「キース・リチャーズになりたいっ!!」

俺好き、映画好き、音楽好き、ゲーム好き。止まったら死ぬ回遊魚・淳一が、酸欠の日々を語りつくす。

「青空の行方」

2021年02月28日 | Weblog
 日曜日の2時から始まるスポーツ・ジムの「ターゲット・アブス」は、いつも大人気で、スタジオ内に入場するために必要なチップはあっという間になくなってしまう。なので、「ターゲット・アブス」が始まる1時間前にジムで配る、限りあるチップをゲットしないと参加できないことになる。今日もギリギリ、開始する1時間前にチップをゲット。スタジオが開く30分前には列に並んだ。

 コロナ対策で、ジム内では一切の会話は禁止となっていて、スタジオに入って開始時間まで待っている間もみんな静まり返り、ほとんどが黙々とスマホと睨めっこしている。
 3密を避けるため、入場制限はもちろんのこと、床に等間隔でマークが付けられ、その場所で身体を動かすことになる。もちろん、スタジオの出入り口は開けたままで、45分間のエクササイズの間も定期的に窓を開け放して換気をする。

 スタジオの一番前に陣取り、45分間の「ターゲット・アブス」で思い切り汗を流した。
 お腹を徹底的に鍛えるエクササイズで、終わった瞬間、マスクのせいもあってか、息苦しくなって少し頭がクラクラした。

 外は快晴だ。
 思いっきり、晴れている。
 2月28日日曜日。今日で2月が終わる。長い冬だった。コロナもあって最悪の冬だった。豪雪の冬だった。雪掻きの冬だった。辛くてキツイ冬だった。
 ちょっとした出来事があって、それが膨らんだ風船を鋭い針で突いたから、また数年前と同じような「負の感情」が突然沸き上がり、徹底的に落ち込んでしまった、そんな嫌な冬だった。

 でも、もうそれも終わる。
 春がやって来るんだ、この街に。
 なんという、晴れ渡った青空だろう。

 スポーツ・ジムを出て、車を飛ばす。
 外をランニングしているランナーたちを何人も見かけた。みんな楽しそうだ。
 俺も走ろう、来週か再来週、天気が良かったら、ずっと走っていなかった海沿いを走ろうと思う。ウォークマンで春の季節に似合う音楽を聴きながら・・・。

 家に帰って、珈琲と一緒に、昨日「北海道物産展」で買って来た「じゃがポックリ」をボリボリ頬張った。このお菓子、実に美味い! 癖になる。

 テレビで全米ドラマ「24 TWENTY FOUR」を唐沢寿明主演でリメイクした、テレビ朝日系ドラマ「24 JAPAN」を観る。
 うーん・・・これはちょっと辛い。最初の辺りはそれなりに良かったのだけれど、中盤からは完全に失墜してしまった。唐沢寿明が一生懸命頑張っている分、観ているほうは辛くなる。
 だいたい、日本という環境の中に、特殊なテロリストとの死闘を持ち込むこと自体、違和感がある。でも観た以上、最後までちゃんと見届けますが・・・。

 なんとか「24 JAPAN」を観終え、ニュースを観る。
 東京都では今日、新型コロナウイルスの新たな感染者が329人。下げ止まりである。重症の患者は前の日から1人減って67人となったけれど、まだまだ予断は許さない。

 部屋から日曜日の午後の暮れゆく外を眺めた。
 それでも家々の周りにはまだまだ雪が積もっている。
 眩しい西日が窓から差し込んできた。ああ・・・眩しいなんてそんな言葉、ここ数か月ほとんど浮かんだとこなんてなかったな。

 音楽をパソコンで聴く。
 アメリカのフィラデルフィアのロック・バンド「The War On Drugs」。
 このバンドはいい。透明感があって、ある種の前向きで清々しさもある。ブルース・スプリングスティーンっぽいところもあって、力強さを秘めている。

 「The War On Drugs」の哀愁に満ち溢れたヴォーカルが、夕暮れの静謐な青空の彼方に消えてゆく。

 明日から3月だ。






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