淳一の「キース・リチャーズになりたいっ!!」

俺好き、映画好き、音楽好き、ゲーム好き。止まったら死ぬ回遊魚・淳一が、酸欠の日々を語りつくす。

「投げやりな東京。2023・冬」Ⅲ。「【40日後の春へ】

2023年01月21日 | Weblog
 土曜日。
 悶々として眠れず、また奇妙で奇天烈な夢を見て起こされる。
 このままじゃ駄目になる。このままじゃなし崩しに急な坂道をゴロゴロと転げ落ちてゆくだけだ。ちゃんとしなきゃ。
 窓を開けてみた。
 今日もまた東京は完璧な青空だ。何処までも澄み切っていて、清々しい。



 「銀座」に出る。
 土曜の朝の銀座はそれでもまだ人影はまばらで、明るい日差しが降り注いでいる。
 午前11時から幕が開く「歌舞伎座」1月公演を観る。「卯春歌舞伎草紙」と「弁天娘女男白浪」の二幕もの。
 市川猿之助、中村勘九郎、そして片岡愛之助・・・。勘九郎と愛之助がとてもよかった。
 圧巻は、なんといっても白波五人男が舞台に登場して、あの有名な名台詞が聞けたこと。
 ちょうど前から8列目の席だったので、迫力満点だった。



 観終わって、そこから急いで「渋谷」へと行く。
 ミニ・シアター系の日本映画を一本観る(後日、書きます)。
 土曜日の夕方の渋谷は凄まじい人で大賑わい。もちろん、人混みを避け、電車でも、皮手袋を着けて吊革には掴まらず、あえて一番高いところにあるポールを掴む。



 今日も幾つかの電話が鳴った。メールもあった。
 雑踏を避け、裏道で電話を取ってやり取りをする。
 疲れる。本当に疲れる。

 もう悩むことには飽きた飽きした。どうでもいい。上を見るのを止めたら楽になるはずだ。他人の芝生は綺麗に見え過ぎる。だらだらでもいい。楽しく可笑しく生きて死にたい。
 すべてを放棄したなら楽になるんだろうか? 



 あっという間に3日間が過ぎてしまった。
 明日はこの街を出なければならない。投げやりな東京。投げやりな人生。投げやりな生活・・・。

 ちゃんとしなきゃな。ちゃんとしなきゃ。
 笑って生きたい。笑って死にたい。うだうだするのにも心底飽き飽きする。

 坊主にすっか。





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