「宇宙戦争」は、全世界同時上映である。
裏を返せば、それだけ各国間で上映にタイムラグが生じると、海賊版がすぐ世界市場に出回ることを意味している。
「バットマン・ビギンズ」のプレミア上映の際も過剰なボディチェックだったし、それだけハリウッド・メジャー各社は、海賊版の普及に神経を尖らせているわけだ。
そして、2005年サマーシーズンの映画界。
「スター・ウォーズ」対「宇宙戦争」の本命興行戦争は、間に割って出た「バットマン・ビギンズ」、CGアニメ「マダガスカル」、ニコール・キッドマンの「奥様は魔女」などの話題作を挟んで、熾烈な興行バトルを展開することになった。
で、その「宇宙戦争」の出来栄えなのだが・・・。
うーん。
確かに、スピルバーグ、前半からヘビーな展開。
異星人が有無を言わせず、突然、非情な侵略を開始するシーンは、圧倒的な迫力である。ダコタ・ファニングが子役という枠を完全に超えちゃっていて、鬼気迫る演技を見せるから、緊張感も倍増する。
巨大ロボットの「トライポット」も存在感があるし、視覚効果を担当するデニス・ミューレンの実にリアルな創りが素晴らしく、迫力が半端じゃない。
トム・クルーズも悪くはない。
ギクシャクしていた親子関係が、映画の展開とともにその絆が深まってゆくさまを、感情の変化とともに丹念に演じ切っている。
勿論、スピルバーグの演出はそれなりに上手く、エイリアンを徹底的に冷血な侵略者として描く。
でもなあ。スピルバーグである。そこは期待する度合いも普通の監督より上がろうというもの。
恐怖感はあるけれど、ラストが消化不良。
えっ? これで終わっちゃうの? っていう感じ。
ロック・コンサートに行ったら、素晴らしい演奏で盛り上がったのに、アンコールもなく突然幕が下りてしまったようなもの。
終わりよければ全てよし。っていうじゃん。
裏を返せば、それだけ各国間で上映にタイムラグが生じると、海賊版がすぐ世界市場に出回ることを意味している。
「バットマン・ビギンズ」のプレミア上映の際も過剰なボディチェックだったし、それだけハリウッド・メジャー各社は、海賊版の普及に神経を尖らせているわけだ。
そして、2005年サマーシーズンの映画界。
「スター・ウォーズ」対「宇宙戦争」の本命興行戦争は、間に割って出た「バットマン・ビギンズ」、CGアニメ「マダガスカル」、ニコール・キッドマンの「奥様は魔女」などの話題作を挟んで、熾烈な興行バトルを展開することになった。
で、その「宇宙戦争」の出来栄えなのだが・・・。
うーん。
確かに、スピルバーグ、前半からヘビーな展開。
異星人が有無を言わせず、突然、非情な侵略を開始するシーンは、圧倒的な迫力である。ダコタ・ファニングが子役という枠を完全に超えちゃっていて、鬼気迫る演技を見せるから、緊張感も倍増する。
巨大ロボットの「トライポット」も存在感があるし、視覚効果を担当するデニス・ミューレンの実にリアルな創りが素晴らしく、迫力が半端じゃない。
トム・クルーズも悪くはない。
ギクシャクしていた親子関係が、映画の展開とともにその絆が深まってゆくさまを、感情の変化とともに丹念に演じ切っている。
勿論、スピルバーグの演出はそれなりに上手く、エイリアンを徹底的に冷血な侵略者として描く。
でもなあ。スピルバーグである。そこは期待する度合いも普通の監督より上がろうというもの。
恐怖感はあるけれど、ラストが消化不良。
えっ? これで終わっちゃうの? っていう感じ。
ロック・コンサートに行ったら、素晴らしい演奏で盛り上がったのに、アンコールもなく突然幕が下りてしまったようなもの。
終わりよければ全てよし。っていうじゃん。