
結局睡眠時間は6時間も出来なかった。
朝起きて、直ぐに着替えてそのまま東京駅へと向かう。それでも日曜日ということもあってか、電車はガラガラ。
高架を滑るように走る中央線。空が青い。遠くに新宿の高層ビル群が見える。高円寺の環七環状線沿いに建っているマンションの屋上に建て掛けられている「爛漫」の大きな看板が見えてきた。懐かしいマンションだ。青春時代が蘇る。

「サマソニ」の会場には9時過ぎに到着した。
それにしても暑い、というより熱い。汗が滴り落ちてくる。
昨日とおんなじ、スタジアム最上階の一番後方席に陣取る。しばらくして、一発目「ジャニーズ・ウエスト」が登場。凄い人で埋まってる。
一曲も知らない。っていうか、誰が誰なのかも分からない。でも、全速力でステージを動き回っていた。
こちらは別に「ジャニーズ・ウエスト」のファンでもないので、お昼から始まる「マウンテン・ステージ」での「ももいろクローバーZ」に急ぐ。
「ももクロ」は超満員。熱狂的なファンで埋まっていた。
実はそれほど楽曲を知っているわけじゃないので、とにかくその場を楽しもう、そう思ってライブを愉しんだ。

終わって今度は「ビーチ・ステージ」へ。
気持ちいい。暑いけれど東京湾から吹いてくる潮風が気持ちいい。
ステージでは「オリジナル・ラブ」。これがまた良かった。田島貴男もノリノリで、なんと「接吻」まで披露した。
それにしても海辺のライブっていうのもすんごくいい。
次なるステージは「SOL」。韓国「BIGBANG 」のメンバーの一人だ。
これがまたノリノリで良かった。さすが、韓国勢、その前に観た「トレジャー」(これがまた韓国の10人組のダンス・ヴォーカル・グループでかっこいい)もそうだったけれど、キレのあるパフォーマンスで素晴らしかった。

そして今回の個人的な目玉。リアム・ギャラガーである。
大歓声で迎えられたリアム。そう来たかという感じで、のっけから「モーニング・グローリー」!
フルスロットルの大「オアシス」大会だ。
大満足!

ヘッドライナーはケンドリック・ラマーが降臨。
球場が本当に揺れている。全員がヘビーなラップに合わせて踊っている。
ただ、マシンガンのように繰り出される歌詞がよく分からないのと、彼のアルバムも実は2枚しか持っていないので、披露する曲に対してのそれほど思い入れがない。これには困った。
そんなこんなで、2日間にわたったライブは終わった。
スタジアムに花火が上がる。
ああ。
これで今年の夏も終わったかぁ。