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淳一の「キース・リチャーズになりたいっ!!」

俺好き、映画好き、音楽好き、ゲーム好き。止まったら死ぬ回遊魚・淳一が、酸欠の日々を語りつくす。

映画「赤い糸」を観た。各映画評論誌は酷評の雨あられだけど、僕は断固支持するぞ。

2008年12月25日 | Weblog
 現在、テレビと同時並列で進行している映画「赤い糸」。
 テレビだけを観てもそれだけで完結しているし、映画だけ観てもそれはそれで別に構わない、でも両方を観ると更に面白さは倍増するという仕立て。
 確かによく考えている。

 早速、映画館へと足を向けた。
 お金を払って館内に入ると、全部カップル!
 思わず尻込みしてしまった。
 その数を数える。

 シネコンの中でもキャパの小さな小屋だったので、人数自体はそれほどでもない。
 高校生と思しきカップルが半分に、中学生と思しきカップルが半分。途中で、女子高生の二人組(だと思う)と、高校生らしき男の子が一人で入って来たから、男独りという最悪のパターンは何とか免れた。

 さすが、メイ原作の大人気ケータイ小説を、「シャカリキ!」の南沢奈央とTV「ハチワンダイバー」の溝端淳平が主演した「赤い糸」、ティーンが主体なのも仕方ない。

 それにしても、各映画雑誌での評価が物凄く悪い。
 最も権威ある(こういう言い方も大嫌いだけど)「キネマ旬報」最新号での評価は、目を覆いたくなるほど酷かった。

 ★が★★★★★だと最高点、★が一つだと最低の映画ということで評価されているのだけれど、5人の映画評論家の皆様による採点が、何と全員★一つ!
 つまり、全員がつまらない映画だと断じている。ここ最近なかったほどの、最低評価なのではないだろうか。
 ここまでなのか、映画「赤い糸」。

 映画は、もちろんラブ・ストーリーで、テレビと同じキャストとスタッフにより同時期に放映され、映画と連動した物語が展開していくというもの。
 監督は「電車男」の村上正典である。

 運命のカップル、芽衣と敦史は、誕生日が同じ1992年2月29日で、幼い頃、芽衣が誕生日ケーキを買ってケーキ屋を出た所で偶然に敦史とぶつかり、それが互いを知るきっかけとなる。
 やがて二人は中学2年になる。幼い頃と敦史には、二人の両親だけが知っている暗い過去があった。そしてそれが、2人を引き裂く切っ掛けになってゆく・・・。

 この映画、確かにベタな映画である。それは認めたい。
 予定調和で、これまでに何万回と語り継がれた恋愛物語のパターンを踏襲してもいる。
 でも、何処となくピュアで、透明感があるのだ、物語自体に。ティーンが抱える現代的な社会問題も何げなく物語に投入しているという点も見逃せないし。

 南沢奈央と溝端淳平の2人も、瑞々しくて好感が持てる。
 俺は、この映画、支持したい。いいじゃん、この清々しさは。

 なんか、自分の高校時代の恋愛を思い出す。
 良かったなあ・・・あの頃。俺も純粋だったんだよね、いやマジで。



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