ちゃんと世界史をもう一度学びたいとは思うのだけれど、これも常套句、時間がない。
それに、日本史すら、まだきちんと全体像を掌握しているとは言えないほど、歴史に対する知識は浅はかだ。
でも、この本「ロックで学ぶ世界史」はなかなか面白かった。
音楽としてのロックという一種これまでとは少し毛色が異なる視点から、世界史を捉え直すというコンセプトで書かれた画期的な歴史書である。
ロックと世界史がどういうふうにシンクロしてゆくのだろう?
この、山崎智之氏による「ロックで学ぶ世界史」を読むまで、そこがよく理解出来なかった。
というか、懐疑的ですらあった。
「ロックで学ぶ世界史」は、100の歴史的事件、大きな歴史的エピソードをピックアップして、その歴史的な事象と、ロックの中で歌われ綴られ主張されてきたこととをドッキングさせるという、これまでにはない画期的なアプローチでロックと歴史を合体させている。
そこがユニークで面白いのである。
イエス・キリスト磔刑、ジャンヌ・ダルク火刑、スペイン異端審問、フランス革命、クリミア戦争、南北戦争、タイタニック号沈没、第一次世界大戦勃発、世界大恐慌発生、スペイン内戦など、世界史の中で重要だった出来事と、それに対してロック・ミュージックは、どのようにそれらの歴史的事実を歌にして、歌詞として落としていったのだろうか?
それがこの本では詳細に述べられている。
それにしても、作者である山崎智之の薀蓄・博識たるや凄まじい。
オタクとか評論家のレベルを遥かに超えている。
宇宙の果てまで飛んでいる。
凄い。
参りました。
いるんだよねえ、上には上が。
ただ、仕方が無いというか当たり前というか、ロック音楽と歴史がコミットする部分といったら、どうしても1950年代からそこは始まってゆくわけで、本では50年代からの記述がその大半を占めてしまう。
そこだけは、しょうがない。
それと、この山崎智之・著「ロックで学ぶ世界史」、ロックに関する知識がないと、本を最後まで読み進めて行くにはかなり辛いかも。
いずれにしても、この歴史的な大事件って、ロックの世界では、こういうふうに解釈して曲として成立させていたのかということが、よく理解できる。
これまでの世界史に関する文献や音楽論を扱う書物とは、些かその趣旨が異なっていることだけは確かだろう。
山崎智之「ロックで学ぶ世界史」、面白かったです。
それに、日本史すら、まだきちんと全体像を掌握しているとは言えないほど、歴史に対する知識は浅はかだ。
でも、この本「ロックで学ぶ世界史」はなかなか面白かった。
音楽としてのロックという一種これまでとは少し毛色が異なる視点から、世界史を捉え直すというコンセプトで書かれた画期的な歴史書である。
ロックと世界史がどういうふうにシンクロしてゆくのだろう?
この、山崎智之氏による「ロックで学ぶ世界史」を読むまで、そこがよく理解出来なかった。
というか、懐疑的ですらあった。
「ロックで学ぶ世界史」は、100の歴史的事件、大きな歴史的エピソードをピックアップして、その歴史的な事象と、ロックの中で歌われ綴られ主張されてきたこととをドッキングさせるという、これまでにはない画期的なアプローチでロックと歴史を合体させている。
そこがユニークで面白いのである。
イエス・キリスト磔刑、ジャンヌ・ダルク火刑、スペイン異端審問、フランス革命、クリミア戦争、南北戦争、タイタニック号沈没、第一次世界大戦勃発、世界大恐慌発生、スペイン内戦など、世界史の中で重要だった出来事と、それに対してロック・ミュージックは、どのようにそれらの歴史的事実を歌にして、歌詞として落としていったのだろうか?
それがこの本では詳細に述べられている。
それにしても、作者である山崎智之の薀蓄・博識たるや凄まじい。
オタクとか評論家のレベルを遥かに超えている。
宇宙の果てまで飛んでいる。
凄い。
参りました。
いるんだよねえ、上には上が。
ただ、仕方が無いというか当たり前というか、ロック音楽と歴史がコミットする部分といったら、どうしても1950年代からそこは始まってゆくわけで、本では50年代からの記述がその大半を占めてしまう。
そこだけは、しょうがない。
それと、この山崎智之・著「ロックで学ぶ世界史」、ロックに関する知識がないと、本を最後まで読み進めて行くにはかなり辛いかも。
いずれにしても、この歴史的な大事件って、ロックの世界では、こういうふうに解釈して曲として成立させていたのかということが、よく理解できる。
これまでの世界史に関する文献や音楽論を扱う書物とは、些かその趣旨が異なっていることだけは確かだろう。
山崎智之「ロックで学ぶ世界史」、面白かったです。