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淳一の「キース・リチャーズになりたいっ!!」

俺好き、映画好き、音楽好き、ゲーム好き。止まったら死ぬ回遊魚・淳一が、酸欠の日々を語りつくす。

「俺の敵はだいたい俺です」

2025年03月08日 | Weblog
 3月8日土曜日。曇り時々晴れ。
 14時現在の気温3.3度。積雪87cm。
 歩道にほとんど雪はない。ただ、脇にはまだまだうず高く積まれた固い雪が残っていて、それがこの冬の凄まじさを残している。
 青森はこんなに穏やかなのに、関東地方は大雪となる恐れがあるらしい。
 東京23区も雪が積もる予想で、5cmほどの雪が積もるとテレビのニュースが伝えていた。JR中央線は25本もの運休が出ているのだとか。



 今日はゆっくり8時過ぎに起きて、熱い珈琲を一杯、トーストを2枚バターとピーナッツ・バターを塗って食べ、ヨーグルトとナッツも同時に摂る。
 午前中は、スポーツジムへ。
 「フローリック」(フロー=流れる動き、アイソメトリック=カラダを固める動き、この2つの動きを繰り返すことで身体を引き締める運動)のエクササイズを45分こなし、そのあと3キロだけランニング・マシンで走った。



 ランニング・マシンって、走っていて飽きちゃうのだ。数キロ走ると、そこでもう飽きてしまう。これって、テレビで元サッカー選手だった北澤豪も確か言ってたな。「ランニング・マシンって、ダメなんですよね、飽きちゃうんですよ」って。
 同感です。
 やっぱりランニングは外がいい。それも好きな音楽を聴きながら走るのが最高だ。



 昼過ぎには帰宅。
 熱い珈琲を淹れ、それを飲みながら「Disney+」で昨日の夜配信された韓国ドラマ「埋もれた心」第5話を視聴する。
 やはり復讐劇って面白い。このドラマも復讐劇で、韓国ドラマ特有の二転三転する展開で目が離せない。面白い。
 テレビ朝日の木曜ドラマ、唐沢寿明主演の「プライベート・バンカー」の最終回も観終え(うーん。このドラマはイマイチでした)、パソコンの前に座る。
 雑誌「青函考路」の最新号に出す短編小説に取り掛かる。なんと、前半を書き終え、今日明日で書き上げるつもりだ。
 やればできるじゃないか。
 なんだったんだ? この失われた数10年間は!



 そうなのだ。人間、やろうと思えばやれるのだ。大抵のことは。
 マンガ「宇宙兄弟」のなかで、宇宙飛行士のライバルで親友の真壁ケンジと南波六太が宇宙飛行士の訓練中に言ってたっけ。
 「俺の敵はだいたい俺です」と。
 敵って、一番近いところに待ち構えているんだよね。いつ何時でも。
 名言である、「俺の敵はだいたい俺なのだ」。



 

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「上田と女が吠える夜」

2025年03月07日 | Weblog
 家の一階の窓を覆うように立て掛けてある畳一畳分ほどの板塀4枚を、一枚ずつ外して車庫の奥に仕舞った。冬期間、屋根に降り積もった雪と大きな氷柱が落ちたりすると、窓を直撃する可能性があるのでそれを塞いでいた板塀だった。
 それから、玄関に置いてあるスノーダンプとスコップ、それから積もった雪が固い氷状になった部分を砕くためのツルハシ、それらをすべて倉庫の奥に仕舞い込み、冬の間眠ったままだった自転車を出して来た。
 今日は一日中吹雪いていて、朝は完全なるホワイトアウト状態。でも積もる気配は微塵もない。
 冬はこれで終わったんだ。

  

 昨日の夜は日テレのバラエティー番組「上田と女が吠える夜」を「TVer」で観る。
 この番組は毎週水曜の夜9時から始まるのだけれど、その日は都合があって観ることが出来ず、こうして翌日にあえて「TVer」で観ることに。
 この「上田と女が吠える夜」、現在放送しているTVバラエティー番組の中で一番好きかもしれない。
 とにかく、上田晋也のツッコミが群を抜いているのだ。面白い。
 ひな壇に座っているのは全員女性芸能人。毎週違ったテーマでトークをしてもらい、それを上田が突っ込むという内容で、今週が「何かとミスを連発してしまうポンコツすぎて生きづらい女」だった。
 今週登場した女性芸能人たちのポンコツ・エピソードもまた、すこぶる面白くて、何度も笑ってしまった。



 しかし、そういう自分自身だって他人のことなど笑えない、かなりのポンコツ野郎で、凄まじいまでのミスもたくさん連発してきた。
 うっかりしてズボンのチャックを開けたまま銀座の歩行者天国を歩いていたこともあった。道行くみんなが、特に女性たちがこっちをチラチラ見るのて、「俺ってそんなにカッコいいんだろうか」なんてニヤついてたら、自分のズボンのチャックが大きく開いていたのである。
 これは本当に恥ずかしかった。
 それから、これまた銀座でのことだったけど、雑踏の中、何気なく上を向きながら歩いてたら、突然開きっぱなしだったマンホールの穴に落ちかけ、片足だけ突っ込んだ格好になって、大事な股間をしこたま打ったことがあった。
 混雑していた歩道だったので滅茶苦茶恥ずかしく、パっと落とした足を上げ、素早く起き上がり、そのまま早足でサッと歩きだしたものの、股間に激痛が走り、そのまま横道に入ってしゃがみこみ、暫くの間、動くことさえ出来なかったこともあった。
 先週も、「カクヒログループ スーパー・アリーナ」でヨガをしていた合間、2階のトイレに入ろうとして、そのまま間違って「女性用トイレ」の中に入りそうになったし(危なくウェアを下げそうになっていた)、ジムに行ったら行ったで、ウエアを裏にして着たまま運動して、周りから失笑を買ったこともある。
 ドジで間が抜けていて、ほんと、何かとミスを連発してしまうポンコツすぎて生きづらい男なのである・・・。







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「SUMMER SONIC 2025」と「FUJI ROCK FESTIVAL 2025」の第1弾ラインナップが決定したけど、ここまでだと断然「FUJI ROCK 」に軍配!

2025年03月06日 | Weblog
 光陰矢の如し。
 とにかく一日一日が速い。早過ぎる。あっという間に過ぎてゆく。
 今週も、日曜日の夜「笑点」を観ながら、心の中で「ああ・・・もう月曜日が始まるのかよ・・・」と嘆いていたら、今日は木曜日。そして明日が金曜日。もう週末がやって来る!
 ここまで時間が速く過ぎてゆくと、遣り残したことがあまりにも多過ぎで、ちょっと焦ってしまう。
 あんなに「冬よ過ぎろ、春よ早くやって来い」と毎日降り積もる雪を眺めながら待ち焦がれていたというのに、もう3月である。それも6日まで来てしまった!
 参っちゃうよな・・・。



 そんななか、もう夏フェスの話題が巷を賑わしている。
 すぐには来ないでくれよ、大好きな夏・・・勿体ないってば。
 夏までの時間、まだまだゆっくり一日一日を楽しみたい。
 それがもう、「夏フェス」の話題で盛り上がるとは・・・。
 まずは、8月16、17日に東京と大阪で開催される国内最大級の都市型音楽フェス「SUMMER SONIC 2025」。
 その第1弾と第2弾のアーティストが先日発表された。
 メインのヘッドライナーは、「FALL OUT BOY」、「Official髭男dism」、そして「ザ・プロディジー」ということになるのだろうか。
 「Official髭男dism」は去年のサマソニが急遽ドタキャンとなり、今年は当然にしてアリーナでの出演になるのだろうけど、サマソニで初デビューしたときは確かに衝撃的だった。
 まだそれほど人気が出ていなかった時期で、そのステージを初めて観てぶっ飛んだのだ。これはブレイクすると思っていたら、あれよあれよという間に大人気に。



 そんな「Official髭男dism」をまた観たいとは思うけど、第2弾で発表されたアーティストたち、もう少し大物の出演もあるのかと期待したのに、ちょっとイマイチだった。
 「BABYMETAL」(去年は別のステージに行ったので観られなかった)と「ブロック・パーティ」、「ジョルジャ・スミス」なんかは観てみたいと思うけど・・・。
 まあ、巨大なダンス・フロアとしての会場、かなり熱くはなりそうだ。



 ところが、今回の「FUJI ROCK FESTIVAL 2025」は素晴らしい。
 ラインナップが凄いのだ。
 なかでも日本人参加アーティストが特によくて、再活動した「Suchmos」に「Vaundy」、「坂本慎太郎」、そしてなんと、「山下達郎」と「佐野元春」もフジ・ロックに参戦するというではないか。
 海外勢も、「VAMPIRE WEEKEND」 が最終日のヘッドライナーを務めるという。
 いいなあ。今年の夏は断然「フジロック」だな。
 でも取れないのだ、チケットはゲット出来ても、泊まる宿がどこもフェイド・アウト状態で、ホテルでの宿泊は無理だろう。
 7人部屋などで、知らない者同士が雑魚寝するという民宿は、結構あるんだけれど・・・。




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ボブ・ディランの若き日を描いた、映画「名もなき者 A COMPLETE UNKNOWN」を「イオンシネマ 新青森」で観る。不覚にも、ラストその素晴らしさに泣いてしまった。

2025年03月05日 | Weblog
 ボブ・ディランの日本公演を観たのは、一昨年、2023年4月「ROUGH & ROWDY WAYS”WORLD WIDE TOUR」、東京ガーデンシアターだった。
 一階の、それもディランがまじかに見える席で、ちょうど90分間に及ぶステージを観たのだけれど、なんというか、これまで観てきたどのライブともまったく異質で、終了したあとも呆然としていたことを覚えてる。
 これまでの彼の曲をバラバラに崩し、アメリカン・ルーツ・ミュージックの濃厚な部分を大きくクローズアップさせ、懐かしの名曲だとか過去のヒット曲だとかそういう類いの曲は一切演奏せず、ひたすら歌い込む。ただそれだけ。
 こんなライブ、初めての経験だった。



 一筋も二筋もいかない、いつも聴く側を裏切り続ける我らがボブ・ディラン。そんな彼の自伝的映画が遂に日本公開された。アメリカ本国でも大ヒットしているという。
 映画は「名もなき者  A COMPLETE UNKNOWN」。
 原作が、作家イライジャ・ウォルドによるノンフィクション「Dylan Goes Electric!」(邦訳題「ボブ・ディラン 裏切りの夏」)。原作は読んでいないけれど、この原タイトル、確かに映画の内容と一致している。
 若き日のディランを演じているのが、今最もハリウッドで売れている男優のひとり、「デューン 砂の惑星」のティモシー・シャラメ。
 そして監督が、これまた大好きな監督のひとりであるジェームズ・マンゴールドだ。彼の過去の作品、「ウォーク・ザ・ライン 君につづく道」や「フォードvsフェラーリ」は良かったし、名作西部劇をリメイクした「3時10分、決断のとき」も本当に大好きな映画の一本だ。



 映画「名もなき者  A COMPLETE UNKNOWN」を観て、なんといっても驚愕するのが、映画のなかで歌われる数々のディランの名曲を、役者たちが自らの声で実際に歌っているところだろう。
 特に、ティモシー・シャラメの歌とギター演奏は、そのまま本編でも使われているというし、ピート・シーガー役のエドワード・ノートン(この人の演技もまた素晴らしい!)とジョーン・バエズ役のモニカ・バルバロも、本人による実際の歌と演奏だという。
 凄い。



 物語は、1961年から1965年までのボブ・ディランが濃密に描かれる。
 フォーク・シンガーのウディ・ガスリーに憧れ、田舎町から単身ニューヨークへと降り立った名も無き若者が、恋人となったシルヴィ(有名な初期のディランのアルバム「フリーホイーリン」のジャケットに写っているあの女性)や、女性フォーク歌手のジョーン・バエズらに支えられながら、「フォーク界のプリンス」へと祭り上げられ、そこから起こる、深い苦悩と葛藤が丁寧に映し出されてゆく。



 ラストは、現代音楽史に残る最大の事件ともいわれた、あの「ニューポート・フォーク・フェスティバル」での鬼気迫るステージ。
 ここでディランは、いきなりアンプを持ち込んで大音響でエレキギターを鳴らし、ロックを演奏し始める。
 これに対し、フォーク音楽に染まった観客たちから一斉に大ブーイングが浴びせられ、物が次々にステージへと投げ込まれる異常事態になってしまうのだ。
 それでもディランは怯まず、「ライク・ア・ローリング・ストーン」というあの後世語り継がれるほどの名曲をステージの上で歌い始める。
 ここで、観ているこっちも目頭が熱くなって、不覚にも思わず泣いてしまった・・・。
 ただ、時系列的に、細部等で史実とは合わない箇所も若干あったりする。
 しかしそれはそれで、映画の構成上仕方がないことであり、監督や脚本家も知っていてあえてそうしたのだろうと思う。
 とにかく映画「名もなき者 A COMPLETE UNKNOWN」、ディランが好きな音楽ファンなら絶対必見です!




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藤井風の新曲「真っ白」が最近のお気に入り、車の中、大音響で聴き狂う。そんな3月3日月曜日の夜は、「カクヒログループ スーパーアリーナ」でヨガ三昧。

2025年03月04日 | Weblog
 昨日、3月3日は「ひなまつり」。
 仕事が終わって帰り道、車の中、大音響で藤井風の新曲「真っ白」を何度もリピートして聴きまくる。
 小雪がはらはらと3月の夜風に乗って舞い降りて来た。積もるほどの元気もないようだ。ざまあみろ。
 それにしても藤井風の新曲「真っ白」っていい曲だ。テレビCMの「いろはす」に本人が出演していて、そこにこの「真っ白」が流れているのだけれど、最初に聴いてすぐに好きになった。
 元気が出る。
 週末はこの曲を聴きながら、海沿いを走ろう。
 

 家に着き、直ぐに夕食を済ませ、ヨガマットとタオルとスポーツドリンクとランニングシューズをバッグに詰め込み、すぐさま「カクヒログループ スーパーアリーナ」へ。
 月曜日はここの2階で「ヨガ」教室。「ヴィンヤサ・フロー・ヨガ」45分と「季節のハタヨガ」45分の2セットを続けて予約したのだ。
 アリーナ2階のホールに入ってマットを敷き、準備に入る。でもまだ少し時間があるようなので、メインアリーナ2階観客席の外周に設けられた1周約220mのランニングコースを走ることにした。
 今日は走っているランナー、数人しかいないようだ。
 コースをゆっくり10周ラン。2.2キロだ。 
 終わって、そのまま「ヨガ」へと滑り込む。


 最初の「ヴィンヤサ・フロー・ヨガ」は、次々流れるようなポーズを行い、呼吸と動きとを繋げながら行うヨガで、通常のヨガより運動量が高い。
 他人と比べて柔軟性がなく、身体がメチャクチャ固いので、苦しさに何度も顔をしかめてしまった(でも本当はもっとリラックスして行うものなんだけど)。
 45分間ですでに汗が滲む。
 次のヨガまで15分間の休憩ということで、またまたシューズを履いてランニング・・コースに出た。
 時間がないので4周だけ走って止めた。それでもさっきのランニングと合わせて3キロラン。
 月200キロは走らないと本番が不安なので、とにかく短くてもそれを積み上げてゆくしかほかに手はない。



 「ヴィンヤサ・フロー・ヨガ」の次は「季節のハタヨガ」。これも45分間。
 「ハタヨガ」とは、吐く息と吸う息をコントロールしながら身体を動かし続けるヨガで、これもまたほかのヨガに比べ運動量が多い。
 悪戦苦闘しながらやり遂げる。結構疲れた。
 でも気分は爽快。


 ヨガを2セットやり終え、先生に挨拶してアリーナの駐車場に出た。
 雪が降って来た。早春に舞い落ちる、ひ弱な雪だ。
 それでも、地面は薄っすらと雪化粧。冷たい夜風が吹いている。
 掻いた汗が、淡雪と優しく交わった。
 ひんやりとした感覚が、火照った身体にゆっくりと伝わってゆく。

 気持ちのいい、とても気持ちのいい、そんな心地よい冷たさだ。




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「春の予感 〜I’ve been mellow〜」

2025年03月03日 | Weblog
 それにしても、日曜夜の5時30分から始まる「笑点」(日テレ)、6時「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺〜 」(NHK-BS)、9時「御上先生」(TBS)、そして10時30分「ホットスポット」と続く番組の流れが素晴らしい。日曜日のゴールデン・ベルトと呼んでもいい。そう勝手に名付けただけですが・・・。
 そしてその合間にオンエアされる、8時「世界の果てまでイッテQ」や、「御上先生」と被っちゃうので残りの15分間しか観ることの出来ない「有働TIMES」(テレ朝)、それに続くドラマ「フォレスト」(テレ朝)ー翌日「U-NEXT」で観てますー)もそのベルトの中に入るかもしれない。
 昨日も、「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺〜 」、「御上先生」(TBS)、「ホットスポット」は完璧の出来栄えだった。いいドラマである。こんなケース、あんまりない。



 そんな週末。
 何年も何年も、最後まで書き上げることが出来ず、悶々と苦しみもがいていた、小説の執筆・・・。
 中途半端に書き連ねた残骸たちが、幾つも幾つもパソコンの中で今も眠っている。
 これまで、原稿用紙1枚か2枚までは何とか書けるのだ。ところが、そこから先がまったく進まない。
 書けない。手が動かない。ぴたりとそこで止まってしまう・・・。
 こんな内容の出だしでほんと良いんだろうか?
 稚拙な文章で誰も心が動かないのでは?
 こんな小説、読みたいと思う人間、果たしているんだろうか?
 なんでこうも才能ないんだ?
 そんなことが頭の中をグルグル回り始めると、もう一切次の言葉が浮かばなくなり、そこで書き続けることを断念してしまうのだ。
 その繰り返しの何十年間だった(ただ数年前に、ずーっと書き終えたままほったらかしにしてパソコンに埋めていた100枚の小説を、そのまま地方情報誌に全編掲載してしまったことは一度あったけど・・・)



 ところが・・・。
 ところが、原稿の締切日が迫っていたこの週末、短編小説なら今から頑張って何とか書けるかもしれないとふと思い立ち(書ける根拠なんて何もなかったけど)、ええいと気合を入れて、タイトル、名前と打ち込み、そこから思いついたまま一行目を書いていったら、そのまま原稿用紙にして4枚ほど、すらすらと書けたのである。
 えっ?
 やればやれるだろうが・・・。



 そこから、膨れ上がった風船が突然バーンと弾けたみたいに、すらすらと指が動いて止まらなかった。
 こんな歳になって・・・今更かよ・・・という気持ちもないわけじゃないけれど、このまま突っ走って、初夏に発売される「青函考路」に掲載してもらおうと思ってる。



 これもまた、ナマケモノだけがなせる、姑息な技なのかもしれない。
 ギリギリ崖っぷちまで追い込まれないとなんにも出来ない、そんな愚かな人間なんだろう、たぶん。



 「ひなまつり」前日の休日。
 一気呵成にマス目を埋め終え、そのあと、独り、海に往った。
 冬の間はずっとご無沙汰してたから、数か月ぶりの「青森港」の岸壁だ。
 車から、尾崎亜美の「春の予感 〜I’ve been mellow〜」が流れて来た。
 早春の潮風はいまだ冷たく、波も荒れている。
 遠く、霞んだ津軽半島と下北半島の山々の峰が空と同化するように広がっていた。



 この、永遠なる一瞬・・・。




 
 
 
  

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青森市内の海沿いにあるライブハウス「Quarter」に、新人バンドのシングルリリース記念LIVEを観に行った。

2025年03月02日 | Weblog
 土曜日の夜。
 とても静かな3月初めの夜。濃厚な冬の終わりの静かな夜だ。
 大学4年の女子のゼミ生から、「今度、バンドのLIVEやるんで、来てください」とのメールが先日入り、「卒業論文」も頑張って提出し、その評価が高かったし、就職も決定したということなので、「いいよ。行く!」との返事を出していたのだ。そのLIVEが3月1日の夜だった。


 うちの4年ゼミ、男性と女性がちょうど半々で、「卒論」も全員きちんと完成させ、就職もみんな内定が決まったこともあって、あとは「学位授与式」を待つだけとなっていた。
 中でも、ゼミ生の女性2人はそれぞれ別々のバンドを組んで活動しているということで、そのうちの1人が市内のライブハウスで今回LIVEをするのだという。


 ちょうど20時50分からステージ出ますということだったので、夕食を摂り終え、20時半に家を出た。
 とても静かな土曜日の夜。
 雪もまったく降ることがなく、身体が震えるほどの夜風も吹いては来ない。
 8月の「ねぶた祭」では勇壮に跋扈するねぶたが連なる国道は、時折り数台の車が行き交うだけで、「青森県庁」の窓明かりはすべて消えていた。


 人っ子一人いない淋しい官庁街を抜け、新町通りの信号を渡り、「青森県観光物産館」アスパム近くのライブハウス前へと辿り着いた。
 久しぶりの「Quarter」だ。
 受付にいた男性に入場料を払う。前もって予約を入れてくれたらしく、すんなりと場内へ。


 ちょうどバンドがステージに登場するところだった。
 それにしても奇妙な感じがする。授業ではとても静かな学生が、のっけから拳を掲げて観客を煽っているではないか。それも女性ボーカルとして激しくシャウトしたり、途中からはエレキギターを抱えステージ狭しと動いている。


 演奏している、他のドラムとベースとリードギターも中々巧いプレイをしていて、たぶん、歌詞はゼミ生の女の子が書いているのだろう、聞き取れない箇所が幾つかあったけど、これまた曲と上手にシンクロしていた。
 お客のノリもよく、MCがちょっと難だったけれど、これもまたご愛敬だ。



 ステージでの演奏がすべて終了し、バンドのファースト・シングル発売記念LIVEを行った「Quarter」を後にした。
 いいねー、青春は。
 俺にもあんなエネルギッシュな時代があったんだよなー。
 外に出たら、青森県観光物産館「アスパム」が青い光を放って真っ暗な夜空に浮かび上がっていた。 



 もう春だ・・・。





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韓国新ドラマ「埋もれた心」(Disney+)。こう来たか! 初回からこんなふうに捻りを効かせてくれるドラマ、ちょっと久しぶりかも。期待が膨らみます!

2025年03月01日 | Weblog
 3月1日土曜日。晴れ。
 どんどんどんどん、積もっていた雪が融けてゆく。凄まじいスピードだ。だったら、あの豪雪は一体なんだったんだ?
 家の前の道路はすっかり乾き切っていて、何度もスタックしそうになった雪もすっかり消えている。もちろん、まだまだ脇には頑固な雪の塊がしつこく残ってはいるけれど・・・。
 気分転換に、今日は午前中ジムに行って、「ピラティス」45分、「フローリック」45分、その合間の15分は、ランニングマシンに乗って傾斜をつけて2キロだけ走った。
 とにかく少しでも気持ちを前に持って行かないと・・・。
 ジムを出て家に帰って、突然ハタと気づいた。
 あっ!
 来週5日締切りの雑誌「青函考路」から頼まれていた原稿に、まったく手が付いていなかった!
 今から新たな「論考」なんて準備出来るわけがない。そうだ、「短編小説」を書いてみよう。短い小説なら何とか頑張って書けるかもしれない(ずっと何年間も書いてないというか、書けない状態が続いているけど・・・)。
 締切りというプレッシャーを与えたら、どうしても最後までちゃんと書かざるを得なくなる。そこから助走して、次の跳び箱も飛べるかも・・・。
 いつもの安易な逃げ口上でパソコンの前に座り、最初の1ページ1行目から書き始めてみた。
 今度こそ、いけるかも・・・。



 そんな土曜日だけれど、昨日の夜もまた、むしゃくしゃする心をぐっと堪え、新しく配信された韓国ドラマを観た。まだ第1話と第2話までの配信だ。
 観たドラマは「Disney+」の「埋もれた心」。
 ネット等でもすこぶる評判が高く、壮絶な復讐劇だということなので、観ないわけにはいかないじゃないか。



 このドラマの前振り口上を見たら【生き残るために2兆ウォンの政治裏金資金口座をハッキングした男と、ハッキングされたことを知らずに男を殺し、2兆ウォン失った影の権力ブローカーの危険な駆け引きを描いた本格リベンジ・サスペンス】と謳っていた。
 ドラマ「埋もれた心」の主人公を演じているのは、パク・ヒョンシク。この人、ドラマ「花郎(ファラン)」に出ていたので知っていた。中々のイケメンだ。



 ドラマは冒頭からフルスロットル。展開が速い。
 主人公であるソ・ドンジュという男はトップを目指す野心家ではあるものの、純粋な心も持っていて、同じ大企業に働くヨ・ウンナムという女性 (ホン・ファヨンという女優が演じているけれど初めて見る女優だった)との結婚生活を密かに夢見ていた・・・。
 ところが・・・。
 ここからは、これから観るドラマ・ファンのため「ネタバレ」になるので書けないけれど、初回のラスト、あまりの衝撃に思わず仰け反ってしまった。
 こうきたかぁ!
 このドラマ、面白くなりそうな気配。
 でも、あくまで2話を観ただけの感想ではある。
 まだ先は長い。最初飛ばし過ぎて最後は息切れして終わってしまったドラマなんて、これまで星の数ほど存在する。
 「埋もれた心」(Disney+)、第3話からの展開も大いに期待したい。







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村上春樹の新刊「四月のある晴れた朝に100パーセントの女の子に出会うことについて」を読む。

2025年02月28日 | Weblog
 相変わらず心の騒めきは治まらない。
 昨日も真夜中突然目が覚め、色んな想いが次々と頭の中を駆け巡り、中々眠りに就くことが出来ずに難儀した。
 でも唯一の救いは、今日のようなこの青空と、やがてやって来る春への予感だけだろうか。
 まだ道路脇にはうず高く積まれた頑強な雪山が聳えてはいるものの、今日もまた、雪は凄い勢いで融け出していて、地面を濡らし続けている。



 そんな中、「Amazon」で予約していた書籍が届いた。
 村上春樹の「四月のある晴れた朝に100パーセントの女の子に出会うことについて」である。
 ただこの新刊、村上春樹の初期の短編集「カンガルー日和」に載っていた短編の中の「四月のある晴れた朝に100パーセントの女の子に出会うことについて」と、「鏡」の2編だけを取り上げ、台湾のイラストレーターである高妍(ガオ・イェン)が描く挿絵を挟めた、いわゆる「ピクチャー・ブック」として新たに出版されたものだ。
 なので、短編2作品ということもあって、20分もあれば、「あとがき」も含めすべて読み終えてしまえる。
 それで定価は1870円。
 高妍(ガオ・イェン)が描いた、小説からインスパイアされた何点かのイラストも付いているんだからこの定価は妥当だろうという、そんな読者もいるかもしれない。
 うーん、どうなんだろう・・・。
 改めて読んでみて、確かに「四月のある晴れた朝に100パーセントの女の子に出会うことについて」は、いい短編だと思う。余韻も残る。いつものビターでほろ苦い感じも悪くない。
 残りの一編、ホラー仕立ての「鏡」については、ちょっとイマイチだったけど・・・。



 そして、台湾のイラストレーターである高妍(ガオ・イェン)が描いた絵なんだけど、個人的にいえば、それほど心が動かされない。
 村上春樹の紡ぎあげる言葉たちと、絵から浮かび上がるイメージとが、どうもフィットしない気がして仕方ない。
 どうしても、佐々木マキや安斉水丸のイラストと見比べてしまうのだ。断然、2人のほうが村上作品と合っている。



 こうしてまた、村上春樹に関する書籍が一冊増えてしまった。
 彼に関しては、小説だけじゃなく、エッセイや翻訳もの、それから全集と、これまで出版された書籍類はすべて買って読んできた。たぶん、彼の全作品が網羅されているはずだ。
 この多くなった本類をどうしようか・・・。
 もう一度、改めて読み直すか、それとも全部涙を呑んで処分しちゃうか・・・。
 そこが、ほんと悩ましい・・・。






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「また、眠れない日々が始まった。また、小さなことにくよくよと悩む日々に落ちてゆく。また、心がざわめいて苛々する毎日に、ひたすら疲労感だけが溜まってゆく・・・」

2025年02月27日 | Weblog
 苛々が止まらない。
 何をしても楽しめない、あのいつもの、後ろ向きでどんよりとした負の感情の雲が襲って来る。
 何かに期待したり、何かの恩恵を待つ自分に対して激しく苛立ち、自己嫌悪を感じてうんざりする。
 どうしちゃったんだろう?
 待望の春がやって来るというのに・・・。やっと辛い冬から解放されたというのに・・・。



 この歳になって、一体何を期待したり求めたりするのだろう、そんな自分が自分でもよく分からない。
 あと生きて何年という、最終到達点へ向かっているのに、何処まで生きることに対して貪欲なのかと、心の底から呆れ返る。
 昨日の夜もまた、真夜中に目が覚め、枕元の時計を見たら午前2時だった。
 このまま起きて、真夜中の散歩にでも出かけようかとさえ思ったけれど、それはさすがにないなと諦め、真っ暗な天井を眺めているうちにまた眠りに落ちてしまった。



 いつも言ってる、バカボンのパパになればいい、高田純次やアホの坂田のように生きたらいい(もちろん、素の高田純次や実際の吉本新喜劇の坂田利夫について、本当の性格や生き方なんて知らないけれど) とは思うものの、どうしてもこの頑丈な鎧を外せない、徹底した馬鹿になり切れない、カッコつけたナルシストの自分がいるのである。
 ネットで、「何事にも期待しない生き方」って検索してみたら、出るわ出るわ・・・。
 それらをじっくり読んでゆくと、確かに分かるしその通りなのだが、よくよく考えてみると、大体こんないい歳をした大人が、こんなフレーズを、独り、部屋の中で検索し続けているその行為自体どうなんだよという呆れた話であって・・・。
 そんな自分自身が心底厭になり、益々心がぽきんと折れそうになった。



 なぜ、腹を括れないのだろう?
 なぜ、若かりし頃の自分をいつまでもキープし続けたいなんてそんな馬鹿げたことを願うんだろう?
 ガキのまんまである。
 一切合切が面倒くさい。いつか死んでしまうことに怯えてる。肉体が徐々に衰えることに恐怖を抱き、そしてそうは言いつつ、もういっそのことこの世界から楽になりたいと願ってる。



 色々ぐだぐだと、どうでもいいことを鬱々悩んでいるうち、結局何も成し遂げられずに終わりを迎えるのだ、それを心底理解していてもどうにもならない。
 こういう生き方をしてたら、最後はどん詰まりで朽ち果てるに決まってる。
 自己憐憫も度が過ぎる。
 ああ・・・なーんも考えず、ただひたすら楽しく生きて死にたい・・・。



  
 

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「 Viva! Roxy Music!」

2025年02月26日 | Weblog
 それにしても、アメリカは、というか日本を含めた世界は、これから一体どうなっていくんだろう?
 昨日の夜、テレビ朝日の「報道ステーション」の特集で流れていた「ウクライナ」の現状に触れながら、惨憺たる気持ちに襲われてしまった。
 ロシア軍に連れ去られた1万人近い子どもたち(その数は実質では10倍にも上ると番組では言っていたけど)。そのいたいけな子どもたちは、ロシアに連れ去られ、再教育という名目で過酷な軍事訓練を受けているという報道内容だった。愛する家族と無理やり引き離されることこそ、子どもたちにとって最も最悪な事態だろう。
 そしてこの戦争を終わらせるべくアメリカのトランプ大統領が打ち出した、あまりにもロシア寄りの和解案にも違和感を抱いてしまった。ヨーロッパ諸国とアメリカの軋轢も、ウクライナ問題で大きくなっている。
 それから、トランプ政権下で「政府効率化省」を率いる実業家イーロン・マスク氏。
 彼は連邦政府職員に対して、前週の仕事の成果を報告するようメールを一斉送信し、それに応じなければ辞職と見なすとSNSに投稿したという。
 このイーロン・マスク氏の一連の動きに対して、「米政府効率化省(DOGE)」職員の約3分の1が、抗議して辞職してしまった。 
 こういう理不尽で有り得ないような報道ばかりが最近では目について、とにかくメゲる。暗い気分に襲われる。
 だからといって、「じやあ、お前に何が出来るんだよ」と問われれば、それに対しての明確に返す言葉は見つからない・・・。



 昨日の夜もまた、そんな気が滅入るニュースを次々に目にし、居た堪れなくなって独り殻の中に閉じ籠った。
 逃げたのだ。現実から目を瞑ったのである。
 そういうどうしようもない人間なのだ、この俺は・・・。
 で、イギリスのバンド「ロキシー・ミュージック」の過去の古いアルバムを引っ張り出して聴くことにした。
 外は真っ暗闇の世界。
 融け出した屋根雪が、窓硝子の外枠に零れ落ちる淋しい音だけが聴こえている。


 「ロキシー・ミュージック」は1972年にデビューしたイギリスのロックバンドで、美しい女性たちをアルバム・ジャケットに起用し続け、アートっぽい匂いをプンプンさせながら、耽美的で廃退的なサウンド・エスケープを基底にしたダンサブルだけれど透明感に満ち溢れた音楽を紡ぎ出す。
 高校の美術講師だったという、リーダー核のブライアン・フェリーの才能の賜物だろう。
 最近、彼のベスト・ソロ・アルバムを改めて聴いて、「ロキシー・ミュージック」を改めて聴きたくなり、こうして真夜中、静かなヴォリュームを保って流し続けている。
 沁みるね・・・。



 でもこれって、今ある現実からの、ただの逃げだよね?




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「嗚呼、ついにこの北国の街にも念願の暖かな春がやって来る。じっと耐え忍んだあの長かった3か月間の苦しさから、これでやっと解放されるんだ」

2025年02月25日 | Weblog
 2月25日火曜日。
 快晴である。太陽が輝いている。気温がプラスとなって、少しずつだけれど雪も融け出している。
 13時現在の積雪量が131センチ。気温は5.7度。
 三連休中、積雪が今冬最大となる150センチに達したときにはちょっぴりビビったけれど、もう20センチ近く一気に減っている。



 それにしても凄まじい冬だった。
 経験したことがないような豪雪だった。
 12月に入ってから降り始めた雪は、降り止まずにそのまま年を越し、大寒波が何度も街を襲っては大雪をもたらしていった。
 それじゃなくてもこの街の冬に対して激しい嫌悪感すら抱き、連日の大雪で気が滅入ることこの上なく、毎日何度も「天気予報」を眺めては大きな溜息をついたものだ。


 1月の中後半はそれでも暖気がやって来て雪が融け出し、当時の「長期予報」では、2月3月はこれまでにない暖かさがやって来るとの予想だったので、1月の朝の「朝礼挨拶」で、「2月3月には寒さも緩み、春も近そうです。皆さん頑張りましょう!」なんて鼓舞してたら、この2月もまたかつてないほどの寒気と大雪に見舞われ、先週の「朝礼」では、「全然天気予報違ったじゃないですか!」と言われてしまったのである。
 とほほ・・・。


 でも、そんなことはもうどうだっていい。
 天気予報では、今日から晴れの日が続くようだし、気温も急上昇するというじゃないか。
 もちろん、これからも雪は降るだろうが、それだってあと少しの我慢である。ただ、急激に融け出した雪による雪崩や落雪の危険は伴うだろう。だとしたって、もう少しだ。


 そんなことで、今日はなんだかウキウキ気分。
 車がスタッグして1時間程度の脱出を余儀なくされたことも、真夜中の除雪車が通る音と大きな振動で地震が来たと思い何度も起き上がったことも、数え切れないほどの雪掻きと重労働でヘトヘトに疲弊してしまったことも、今日で全部吹っ飛んだ。忌々しい冬の思い出なんて、もう一切合切忘れてしまおう。
 嗚呼、ついにこの北国の街にも暖かな春がやって来る。
 耐え切れなかったあの3か月間の苦しさから、これでやっと解放される。
 長かった・・・本当に長かった。

 春が来る!




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韓国映画一気見です。「スピード・スクワッド ひき逃げ専門捜査班」、「ノンストップ」、「ヒットマン エージェント:ジュン」、「ガールコップス」、「HUNT」・・・。

2025年02月24日 | Weblog
 やっと長期居座っていた寒波がおさまりそうだ。
 昨日の日曜日「天皇誕生日」も雪が降り止まず、片付けても片付けてもあっという間に雪が積もって止まらなかった。
 結局、青森市内の積雪は150cmまでに。今冬の新記録である。
 そして今日の振替休日。朝から一転穏やかな天気。でも曇ってはいる。
 今日は何処にも出掛けず、昨日の夜から映画三昧。
 すべて封切り時、映画館で見逃していた映画や、そのうち観てみようと思ってずっと気になっていた、そんな映画である。
 今回は「韓国映画」、それもアクションやスパイ系に絞って観ることにした。

 

 まずは「スピード・スクワッド ひき逃げ専門捜査班」。
 大企業の会長を務める若き実業家で元F1レーサーと韓国警察庁長官との収賄事件を捜査していた内部調査課のシヨンという女性捜査官は、圧力によって捜査途中で交通課のひき逃げ専門捜査班に異動させられてしまうのだが・・・。
 ほぼ映画の予備知識せずに観たのだけれど、これがまた中々面白かった。最初、コメディ・タッチのポリス・アクション映画かと思って観ていたら、いやいや、ド派手なカー・チェイスを含め、見応え十分だった。



 続けて、「ノンストップ」。
 タイトルからしてアクション映画っぽく、とにかくあまりシリアスでヘビーなアクション系は観たくなかったので、コメディタッチと聞いて早速観てみることに。
 主役は韓国の人気歌手で女優としても活躍すしているオム・ジョンファという人らしいのだが、まったく知らなかったし、この女優の主演映画を観るのも初めてだった。
 北のテロリストたちにハイジャックされたハワイ行きの旅客機に偶然乗り合わせてしまった、主人公夫婦と一人娘の活躍を描いてゆく。
 この夫婦が、実はどちらも元国家秘密機関のエージェントだったことから、「ダイハード」の如く、ハイジャックたちから乗客を救うというストーリーで、これまた肩の凝らないアクション・コメディ映画だった。
 こういう映画、韓国って本当に巧い。



 3本目に観たのも、アクション・コメディ映画「ヒットマン エージェント:ジュン」。
 この作品、今年の2月に韓国で「2」が劇場公開されたらしく、そのうち日本でも上映されるのではないだろうか。
 「1」は、韓国国家情報院に拾われた孤児が「ジュン」と名付けられ、過酷な特訓の末に対テロ保安局のエースとなるのだが、夢だった漫画家になる夢を諦めきれず、任務中に死を偽装して姿を消すところから始まってゆく。
 それから15年後、憧れの漫画家にはなったものの、まったく売れず、妻の収入でなんとか生活する貧困の日々を送っていた、その矢先・・・。
 後半は、主人公を巻き込んだ犯罪組織と国家情報院との三つ巴戦。
 コメディの要素もあって、この映画もまたストレスなく最後まで観ることが出来る。



 続いてもまたまた、韓国製アクションコメディ映画。
 タイトルに「ガール・コップス」と謳っているように、巨悪に立ち向かう2人の女性警官の活躍を描いてゆく。元アイドルグループ「少女時代」のスヨンも出演していた。
 この作品も「スピード・スクワッド ひき逃げ専門捜査班」、「ノンストップ」、「ヒットマン エージェント:ジュン」と同様、ちょっと予定調和で、ツッコミどころ満載な部分があることは否めない。
 でも、そこはご愛敬。あくまでも楽しさ優先で、気軽に観ることをお勧めする。



 ところが、最後を飾る映画「HUNT」は評判がとても高く、傑作だという韓国映画ファンも多いようだ。
 Netflixのドラマ「イカゲーム」で主人公を演じたイ・ジョンジェが脚本を手がけ、自らもメガホンを取った監督デビュー作である。
 スパイ・アクション映画で、80年代の韓国が舞台。
 韓国旧KCIAに所属している海外班長と国内班長は、重大な韓国機密情報が「北」に漏れたことから、組織内に北のスパイがいることを告げられ、誰がスパイなのか、捜査が開始されるが・・・。
 この「HUNT」だけは、前の4作品とは少し異質なハード・タッチで武骨なスパイ映画に仕上がっている。
 5本も一気に観る時間なんてないだろうとお怒り気味の韓国映画ファンなら、この「HUNT」から観るのがお勧めだ。








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「147cm!!」

2025年02月23日 | Weblog
 147cm。
 降りも降ったり、今冬積雪最高記録だろう。
 隣の弘前市に至っては積雪が160センチに達し、1982年の観測開始以降最深を記録したらしい。こんなに雪が降り積もるなんて、これまであまり記憶にない。
 一昨日も雪掻き。昨日も雪掻き。そして今日もまた雪掻きに追われた。



 昨日は、「カクヒロスーパーアリーナ」で開催された「ヨガ」教室へ。
 ところが「冬のまちなかキャンプ&サウナ」を「青い森セントラルパーク 西広場」で土日の2日間行われているらしく、駐車場が満杯状態とのメールがヨガの先生からあって、仕方なく徒歩で向かうことに。
 3連休の積雪予想を見てみても、青森市に関してはそれほどでもないんじゃないかと高を括っていたら、降るわ降るわ、切れ間がない。
 「青森中央大橋」の歩道部分はまるで獣道のようで、向かいから来る人とすれ違うことが出来ないほどの狭隘となっていて、途中の道路もツルッツル、何度も滑って転びそうになった。
 「ヨガ」が終わり、急ぎ足で自宅へと戻り、そこからスノーダンプを持ち出して、駐車場と家の周りの除雪を行った。
 雪の量が半端ない。



 いくら何でも日曜日になったら少しは止むだろう・・・そう楽観視していたら、それも見事に裏切られる。甘かった。
 朝、起きて玄関をそーっと開けてみたら、目視で40cm程度の雪が積もっているじゃあないか!
 ショック・・・。
 見ると、近所の人たちがせっせと朝から雪片付けをしてる。
 こっちは寝起きのパジャマ姿だったので、恥ずかしいったらありゃしない。でも、これから起きて着替え、雪掻きするのも面倒くさい。というか、もう飽き飽きする。雪なんて一生見たくない。
 不貞腐れ、そのまま暖かい布団に潜り、ジムから帰ったらゆっくり片付けようと、都合のいい解釈で自分に言い聞かせた。



 近所の人たちが懸命に雪掻きしているところを、強引に車庫から車を無理やり出してそのまま逃げるようにジムへと向かった。
 45分間の「シェイプ・ザ・ボクシング」をこなし、また急いで家まで戻る。
 雪は容赦なく降っている。
 少し恐ろしくなってきた。
 でも、やるしかない。雪国に暮らす人間の宿命である。
 しっかし・・・それにしてもこれは地獄だ。苦行以外の何物でもない。



 スマホで「青森市の積雪量」を見てみたら、正午時点でなんと147cm!
 これって今冬一番の積雪量じゃなかったっけ?
 水分を含んだ重い雪で、スコップやスノーダンプで掬っても中々処理できないほど重いのだ。
 それに、もうどこにも捨て場なんてないじゃないか! どこにも!
 なんちゅう、冬やねん!
 勘弁してくれや!






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ズボラで練習嫌い、いつもぶっつけ本番状態でマラソン大会に出場している貴方のための、2か月間でフルマラソンを完走する方法(根拠なんてありません)。

2025年02月22日 | Weblog
 これまで数多くのマラソン大会にエントリーし、そして完走してきた。
 10キロのレース、それから15キロ(今はもうない「黒石こけしマラソン大会」だったっけ)、ハーフマラソンは、「八戸うみねこマラソン」にずーっと毎年出場し続けていて、一度なんかは途中一切給水しないでそのまま走り切ったこともあった。それでもまだ走り足りなくて、あともう一周しようかと本気で考えた。体力が有り余っていたのだ。若い時分は・・・。
 フルマラソン大会にもたくさん出た。最初にエントリーして完走したのは、福島か山形で開催されていたフルマラソン大会だったと思う。
 弘前の「あっぷるマラソン大会」にも何度も出たし、地元の「あおもり桜マラソン大会」は、一度東京でライブがある日と重なって出場しなかった以外はすべて出場して来た。
 それから100キロウルトラマラソン。
 100キロを走り切ったときの感動は今でも忘れられない。
 足の爪が剥げ、血のオシッコが出たこともまた、ウルトラマラソンの忘れられない貴重な思い出だ。


 ところが・・・ところがである。
 人間という動物は少しずつ歳を取る。
 全盛期は1キロ3分後半で走っていたのに、それがキロ4分5分になり、今じゃあ、市内を10数キロランニングしたりすると、キロ6分台なんてこともあったりする。
 それから、気力もなくなってくる。
 億劫で面倒くさくなってしまうのだ、走ること自体が。
 最近では、スポーツジムに行くことだって面倒くさくなったりする自分がいたりするからどうしようもない。
 こうなるともう末期である。



 その末期的状況の一つが、去年の「あおもり桜マラソン大会」と「弘前あっぷるマラソン大会」の2大会フルマラソンに、ドタキャンして行かなかったことだった。
 完全なる練習不足で、途中歩いたとしたら計算上は完走出来たかもしれなかったけれど、それだけはプライドが許さなかった。
 ということで、今年はリベンジを図るべき、まずは「あおもり桜マラソン大会」42.195キロにエントリーした。
 でも、このどうしようもない、根っからの怠け者で練習嫌いで楽して完走だけはしたいという、ランナーの風上にも置けない最低な人間である。
 【ズボラで練習嫌い、いつもぶっつけ本番状態でマラソン大会に出場している貴方のための、2か月間でフルマラソンを完走する方法】なんて、そう簡単にあるわけがない。


 でも今回は逃げるわけにいかない。2度目のドタキャンをしたら、人間としての価値が問われてしまう(それほどの価値なんてないけれど・・・)。
 で、自分とまったく同じような、ぶっつけ本番状態でマラソン大会に出場しようとしている貴方のために、これから2か月間程度でフルマラソンを完走する方法を、何とか無い知恵を絞って、ここに整理してみたいと思う。
 ただし、マラソン初心者はここでは除く。あくまでもそれなりのランニング経験値はあるものの、最近ほとんどランニングはご無沙汰してますという人向けの「フルマラソン」完走法だ。
①時間(スピード)よりも距離をこなす練習にのみ終始する。
②週3回ペースの練習を維持し、月に1度か2度、30キロrunを取り入れる。
➂とにかくスビートは出さない。ゆっくり、ゆっくり、キロ6キロか7キロペースの【スローランニング】に徹する。
 これだけ。
 まあ、ぶっちゃけ、最下位だろうが時間ぎりぎりだろうが、完走すればいいのである。勝ちゃいいのである。ゴールに辿り着いたらそれでいい。
 あるランニング教本に書いてあったけど、一度に必ず10キロ以上走る必要なんかないという。たとえば、朝3キロ、昼休みは仕事場の階段上り下り、そして夜6キロ走るだっていい。細切れ練習でも問題ない。
 あとは本番での「根性」! これしかない。
 半分、斜め読みしてください。

 さあ。走るぞ。






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