MOS-YANの自然観察日誌

身近な自然を探したら…

ED90mm F3.5 Macro IS PRO で羽化撮影

2023年08月13日 | カメラ関連

2月に発売された“ED90mm F3.5 Macro IS PRO”ですが、今まで使うチャンスが無く、防湿ケースに入ったままでした。

昆虫写真は日中歩きながらの撮影が多くなるので、この暑さのため出かけるのを控えているからです。

しかし、このままでは宝の持ち腐れになってしまいますので、とりあえず室内撮影で使ってみることにしました。

撮影対象は昨年撮ったデータが残っている、アカボシゴマダラの羽化に決めました。

特定外来種に指定されてしまったアカボシゴマダラですが、この時期、比較的幼虫を見つけやすい(それだけたくさんいる、と言うことですが)からでもあります。

 

予定通り一昨日の深夜、順調に羽化してくれたのでテスト撮影としては成功でした。

 

撮影機材:OM-D E-M1 MarkⅢ + ED90mm F3.5 Macro IS PRO + FL-300R

無事に羽化して“昆虫ゼリー”を吸っているアカボシゴマダラです。

7月末にはこんな姿でした。

7月30日 17時50分 体長約4cm やや小さめの終齢幼虫です。

 

これが8月5日の4:00に蛹になり、それから6日後の8月10日、予定通り羽化の兆候が見えました。

2時に目覚ましをかけたのですが、それより早く1時に目が覚めてしまい、一応様子を見てみると…。

これが正解でした。

ISO200  1/125  F/8 蛹が割れたのが 1時15分、目覚ましが鳴るのを待っていたらアウトでした。

まさに羽化の瞬間です。

この時ばかりは、さすがに眠気も感じません。

体液を翅に送り伸ばします。

触角がピンと伸びて、羽化成功!

翅を開いた所をを真上から。

 

これだけではマクロレンズらしくないので、複眼をアップで。

ISO200  1/125  f/11    5184×3888pix → 1000×750pix でトリミング後 640×480pix でリサイズ

このあたりはさすがにマクロレンズですね。

このレンズのテストレポートにもありましたが、絞りをf/11、f/16と絞っても解像度が殆ど落ちないようです。

デジタル対応になってから、f/8 迄絞ると解像感の落ちを感じていたので、これは助かります。

OM SYSTEMのカメラは、フォーカスブラケット、深度合成等の機能がマクロ撮影には有効です。

それでも絞り込んで1枚で撮ることが出来れば、それにこしたことはないでしょう。

 

それから、このマクロレンズは、普通のマクロレンズが1:1なのに対して1:2迄イケる…と言うのが良いですね~。

これで屋外でのトンボの複眼撮影などには強力なツールになりました。

早速、プチ遠征に出かけたくなりましたが、この暑さ…何とかなりませんかね~?


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