MOS-YANの自然観察日誌

身近な自然を探したら…

2017年_石垣島レポート その2(今年、アカショウビンは? part2)

2017年06月30日 | 野鳥

昨日の午後那覇に移動して、今日の15時00分羽田着の便で無事帰京しました。

今朝は那覇のホテルで旅行中としては初めて雨音で目を覚ましましたが、空港に行く時刻には雨も止み、出発時には晴れていました。

カワセミのシンクロダイブで、野鳥撮影のツキは使い果たしたと思ったのですが…。

やっぱり今回もツキがあったようですよ。(^^)

では、前回の続きです。

 

『葉っぱカブリ』でガックリした後、蝶は諦めてトンボポイントに移動しました。

ところが、こちらも3年ぶりに来た池は蓮に覆われ、おまけにその日は草刈りの作業が入っていて、とてもトンボの写真どころでは無い状況です。

池を離れようとした時、突然カワセミの鳴き声…これは声の大きさからしてかなり近い所にいるはずですが、私の突発性難聴の耳では方向が解りません。

カミさんに方向を聞いてゆっくりそちらに歩いてみると…。

『いました!』

ちょっとぎこちない「ピロロロ~」です。 若鳥かな?

6月28日 11時05分 OLYMPUS E-M5 + M.ZD40-150mm F2.8 PRO + MC-14     ISO1000  1/500  F6.3

焦点距離210mm(35mm換算 420mm)(4608×3456pix→4400×3300pixで5%程トリミング…以下同じ)

うまく鳴いているところが撮れました。 撮影距離19.5m

ここから少しずつ近づいて…。

撮影距離 12.8m 何とか飛ぶところを撮りたかったのですが、後ろに飛び出されて…OUT!  露出 同上

でもこれが撮れたおかげで、暑さと疲れが半分程飛んで行ってくれました。(^^;)

これで気分良く、お気に入りのカフェに昼食へ。

お昼のハンバーグプレートです。

見た目より、かなりボリューミーでした。

特にハンバーグは普通の3倍位の厚さがありました。(これが今回体重が増えた原因かも…)

ふくれた腹をもてあましながら、結構満足して帰りのドライブ中、また右から左に赤い姿が…。

ゆっくり急ブレーキを踏んで停車!(なんじゃそりゃ?)

車を出ると逃げられる恐れがあるので、後席左の窓をソッと開けて狙いました。

12時22分 撮影距離7.6m(これが今回一番近かったですね。) ISO1600  1/125  F/4.5

この時も連写1回で終わり。(向こう側に飛ばれて飛びものも…ダメ)

考えて見れば、一日で3回のシャッターチャンスがあったわけですから、ツキがあったと考えても良いかな~など、ニヤニヤしながらホテルに帰りました。

この時点で、夜、to be continued とBLOGにアップしたわけですが…。

実は、これでもまだ終わらなかったんです。

 

その続きです。

29日は13時30分石垣発の飛行機で那覇に移動することになっていました。(JALPAKのツアーなので仕方ないんですよね)

そのため、ホテルに一度戻ってシャワーを浴びた後、レンタカーを返したりしなければならないので、撮影時間は10時迄が精一杯です。

早めに出かけた8時45分に最初の蝶ポイントで、まだ撮れていなかったツマベニチョウの雌を発見!(これは嬉しかった…。)

本来、昆虫狙いの私にとっては、これだけでも来た甲斐があったというものです。(写真は後日)

いつものポイントを一通り見て回った後、昨日アカショウビンを見た所を通ってからホテルに戻ることにしました。

「まさかこの日も」なんて虫の良い話が……って、…「またいた~!」

昨日のポイントより1kmほど南を走っていた時、今度は左から右へ飛んで見える位置にとまっています。

右側なので、右の窓を開け枝カブリの無い位置まで車を動かして連写。

2度目のシャッターを待ってくれずに、「あ~、また逃げちゃった。」

6月29日 9時40分 ISO1250  1/640  f/4.5   撮影距離 8.4m

これは昨日の鳥だったのかな?

と思いながら昨日のポイントについたら、またアカショウビンがいるじゃないですか?

今度は暗すぎたのと、位置が悪かったのでボツにしましたが、これだけチャンスがあって飛びものが撮れなかったとは…。

ちょっと悔しいです。(なに贅沢言ってるんだ…って?)

とまりものについては5年前に撮った絵を超えられなかったからなんです。

今回は全てアカショウビンのとまった場所がかなり暗かった事も、イマイチ満足出来ない理由の一つかもしれません。

とは言え、前回石垣島に来た時は姿を見ただけで終わってしまったので、文句は言えません。

(まあ撮れないのが普通で、今年がちょっと異常だったのでしょう。)

とりあえず、メデタシメデタシ。

 

自宅に帰ってきて直ぐイモムシたちをチェックしたところ、アカボシゴマダラは予想通り2頭とも羽化済み。

ところがジャコウアゲハはまだ1頭も羽化していませんでした。

羽化までもうしばらくの間、ジャコウアゲハとの付き合いが続きそうです。

 

 

 

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2017年_石垣島レポート その1(今年、アカショウビンは?)

2017年06月28日 | 野鳥

昨日から3年ぶりに石垣島での昆虫撮影を始めています。

それにしても暑~い!

出来るだけ待機時は日陰にいるのですが、まだ夏の暑さに体が慣れていないこともあり、1時間もカメラを構えているとTシャツもズボンも水をかけたようになってしまいます。

 

ところで今回はあくまでも蝶やトンボなどの昆虫撮影が主な目的なのです。

さすがに新しい出会いは少なくなりましたが、その昆虫レポートは東京に戻ってから書くとして…。

リュウキュウアカショウビンについては、シャッターチャンスが1回でもあればラッキーくらいに思っていました。

 

初日の昨日、昆虫探しに9時にホテルを出発。

なんと、3分ほど車を走らせたとき、いつものカミさんの叫び声「アカショウビン!」が、さっそく飛び出しました。

「どこ?」と私が聞くまでもなく、車の前10m、高度5mほどの高さを右から左へと横切りました。

意外にゆっくりした飛行だったので、空中でもその姿はよく見えましたよ。

これは、今回はついているかも?と期待がふくらみます…。

でも、昨日はアカショウビンを見たのはその時だけ。

声はすれども姿は見えず…状態でした。

まあ、そううまくはいきませんよね。

 

そして今日。

昨日と同じペースで蝶撮りにいつもの公園へ。

昨日、公園の方に聞いたシジミチョウを狙うため、湿った窪地に降りてトンボなどを撮っていた時でした。

お馴染みの「ピロロロ…」という声とともに頭の上をアカショウビンが横切り、20mほど離れた木にとまりました。

とりあえず連写を1回。

何とかブレていないショットが1枚あったのですが、なんと「ありゃ~。」でした。

10時20分 ISO1250  1/250  F/6.3     OLYMPUS E-M5 + M.ZD40-150mm F/2.8 pro + MC-14

見事な葉カブリじゃないですか~。

この1連写で飛ばれてしまったので、取り直しようもありません。

これじゃアップできないよな~と考えると、(してますけど‥)ガッカリしてどっと疲れが出てきました。

ところが…!

 

今回はショボいノートPC しか持ってきていないので、いつものような画像処理ができません。 

続きは帰ってからゆっくりと書くことにします。

to be continued

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えっ、もう羽化?

2017年06月27日 | 昆虫

昨日の朝のことでした。

前の晩、前蛹になったジャコウアゲハと羽化するはずのアカボシゴマダラの様子を見にベランダへ。

旅行中に少なくともジャコウアゲハとアカボシゴマダラ、1頭ずつは羽化するはず……あれ?

え~っ、アカボシゴマダラが出ちゃってる~。

6月26日 8時00分 OLYMPUS E-M5 + LEICA MACRO ELMARIT 45mm F2.8    ISO640  1/125  F/5.6

蛹になってから8日目の羽化でした。

10日はかかると思っていたのですが…甘かった~。

…となると、3日遅れで蛹になったもう1頭も旅行中に羽化してしまうことが確実になってしまいました。

でもアカボシゴマダラの飼育は比較的易しいので、そのうち羽化だけ再トライしてみます。

 

昨日から予定通り石垣島に来ています。

正直言って、暑~い!です。

割と涼しかった東京から一気に真夏になりました。

今日はとりあえず熱中症に注意しながら蝶探しです。

さて、結果は?

これは!と言える出会いが一つでもあると良いのですが…。

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アカボシゴマダラ、2頭目の蛹化

2017年06月22日 | 昆虫

3日遅れでアカボシゴマダラの2頭目が、昨日の朝、蛹になりました。

とりあえず、石垣島撮影旅行前の室内撮影は一段落です。

最初は3頭の幼虫がいたのですが、孵化直後、私の目の前でハエトリグモにやられてしまいご臨終…ガックリ。(-_-;)

ハエトリグモは害虫を食べてくれるので、いつもは部屋から追い出すだけで殺さないのですが、さすがにこの時ばかりは…。

でも残った2頭目も、孵化後、約一月でここまで大きくなりました。

この子は3日前に蛹化した一頭目に比べると非常に大食いで、蛹化前は一晩でエノキの葉3枚をほぼ完食。

人間で言えば、6畳間ほどの大きさの厚切り食パンを3枚食べたくらいの量じゃないでしょうか。(ギャル曽根を超えるかも?)

体長は約50mm。

わずか3週間前には2mmちょっとしか無かったのに…。

5月28日 孵化したばかりの時は、こんなに小さかったんですよね。

アカボシゴマダラはアゲハなどと比べても成長速度が速いように感じます。(今年が最初の本格的な観察なのでハッキリとは解りませんが。)

…で、一昨日の夕方、予想通り葉の裏にぶら下がって前蛹になりました。

6月20日 18時24分 蛹化スタンバイのスタイルです。  OLYMPUS E-M1 + LEICA MACRO ELMARIT 45mm  F2.8 + FL600R     ISO200  1/125  F8 

次の日の朝、丁度7時に蛹化が始まりました。

例によって連続写真から5カット選んで繋いでみました。

ジャコウアゲハに比べると、緑色が綺麗ですね。

これで蛹の完成です。

今回の観察で、アカボシゴマダラはアゲハ科や他のタテハ科の蝶に比べて観察し易い事が解りました。

その理由は、

1.アカボシゴマダラは食事タイム以外は定位置でジッとしていること。

2.蛹化の場所を探して歩き回らないこと。

つまり、あまり動かないので気を遣わなくて良いからです。

なんとか羽化が7月になってくれると有り難いのですが、成長が早かったので、無理かな…。(^^;)

 

 

 

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やっと『オキクムシ』になりました。

2017年06月20日 | 昆虫

今日は“屋外撮影にはもってこい”のお天気でしたね。

残念ながら今日はジャコウアゲハの蛹化撮影のため出かけられませんでした。

この撮影のため、一昨日はジャコウアゲハと根比べをやってました。(^^;)

気に入った蛹化の場所を求めて歩き回るジャコウの幼虫を、何度も連れ戻しては逃げられ…の繰り返し。

約3時間後、やっと諦めてウマノスズクサの茎にとまってくれたのが19時近くになってから。

一晩経って様子を見たら…。

6月19日 6時40分 前蛹(蛹になる前の状態)です。

前蛹になる前は5cmくらいあった体長が、3cmほどに縮んでいます。

この写真では見にくいですが、首のあたりに“ゆりかご”の糸が見えていますね。(ところでイモムシに首ってあるの?)

ここから蛹化の始まりまで約24時間、つまり今日の朝ということになります。

予定通り5時前に起きて様子を見ると、やはりモゾモゾと小さな動きを繰り返しています。

計算通り!

これで蛹化の写真はイタダキ!です。(^_^)v

後は蛹化までの連続写真なので、まとめて合成してみました。

OLYMPUS E-M1 + LEICA MACRO ELMARIT 45mm F/2.8     ISO200  1/125  F8

12時20分 これで『オキクムシ』の出来上がりです。

何でオキクムシかって?

『オキクムシ』は『お菊虫』と書きます。

実は怪談『番町皿屋敷』(『播州皿屋敷』とも言いますね。)のお菊さんが後ろ手に縛られた姿に似ているから…らしいですよ~。(-_-;)

それにしても、何故こんな名前をつけられちゃったんでしょうね? (^^;)

まあ蝶の場合は、この後、美しく羽化して飛んで行きますのでハッピーエンドということで良しとしましょう。

 

これで蛹化まではジャコウアゲハ、アカボシゴマダラ共に撮ることが出来ました。

ツキがあれば旅行から帰った後に羽化を見られると思うのですが…。(^-^)

 

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