おかんのネタ帳

日々の雑感や興味のあることを書いています

懐かしのメロディ

2015-12-10 23:34:28 | 音楽はともだち
お仕事があるということは、ありがたいことです。
でも、〆切りがあるということは、しんどいですよね~
特に、不慣れな仕事は・・・汗

いわゆるテープ起こし、音声データを文字にするという、
しかも、急なお仕事が入って、ほんまに、3日ほど、
過酷に?パソコンにしがみついていました~(汗)

何度かやったことはありますが、今回は、長い。
120分と180分。とりあえず、120分の方は納入したんやけど、
また、これから180分に向かいます・・・ふぅ。

なんせ、専門的な内容なので、そのまま起こす「素起こし」でも、
聞こえてくる言葉が外来語なのか、日本語なのか、
どんな漢字に変換するのか、合ってるのかどうかもわからず・・・
やはり、ある程度の知識がないとできないですよね・・・
不安は残りますが・・汗・・・続きも頑張ります・・

さて、そんなこんなで、ブログアップができてませんが、
先週、以前から予定してたコンサートに行ってきまして。
今回は、誰も誘わず、一人です~~~



だれ、それ~? いやいや、以前、ここでも書いたと思うけど、
東京大衆歌謡楽団の3人ですよ!

大阪でコンサートをやるというので、行ってきました!
昭和生まれ平成育ちの、ナマ高島3兄弟です!



会場は、森ノ宮ピロティホール。
演劇を観に、何度も行ってるホールですけどね。
さすがに、お客さんの年齢層高い~~

満席ではなかったけど、ご夫婦で来てるらしき人が多かったな。
もちろん、私よりも年上の方々・・のようですけどね~

舞台は、シンプルに3人だけ。
楽器は、次男雄次郎さんのアコーディオンと、
三男龍三郎さんのウッドベース、のみ。
それと、”東京大衆歌謡楽団”のペナントがありましたね。

サーカスの唄から、始まって、次々と懐メロが!

いくつか歌えないのもあったけど、多くは歌えます。
思わず手拍子が出たり、ジミに?盛り上がります~
10曲ぐらい、歌わはったかなぁ。

一番盛り上がったのは、東京ラプソディ、かな。

二部構成で、15分の休憩のあとに後半。
後半は、座席に配布されていた歌詞カードで、
会場も一緒に歌いましょうという、なかなかの配慮(笑)

リンゴの唄、二人は若い、青い山脈、丘を超えて、誰か故郷を思わざる、
歌えますがな~ ちょっとキーが高かったけどね。

MCは雄次郎さんが、きっちりとしたしゃべりで、
時々、お兄さんのボーカル孝太郎さんと、龍三郎さんにふります。
兄弟でも、風貌は全然似てないというか、龍三郎さんが、
28歳のわりに老けてて(笑) ネタにされてましたね。

もともとヒップホップとかラップをしてたらしい孝太郎さん。
雄次郎さんと一緒にしてたかどうかしらんけど、
二人は、世界の民俗音楽をテーマにしたバンド活動をしてたとか。
そんな中で、日本の、昭和歌謡に出会ったらしい。

おそらく、ご両親は私らと同世代やと思うし、
昭和歌謡でも、もうちょっと新しい歌で育ったハズ。
だから、両親から得たものではなかったようですね。

孝太郎さん曰く「あらゆる手段を使って」、
昭和歌謡を収集したようです。
終戦前後、昭和30年までの曲が多いんちゃうかなぁ。

欲を言うならば、懐かしい大阪の歌も入れて欲しかったなぁ。
月の法善寺横町はええとしても、道頓堀行進曲とか~

すぐに絡みたがる大阪人のお客さんなので、ツッコミもいろいろ。
雄次郎さんは、ほぼ、にこっとしながら流してましたけど、
大阪のおっちゃんと、言葉のキャッチボールができたらベストやね!

なんと言っても、父親がバイオリンで弾きかたる、
古賀メロディが子守歌やったんで(笑)
懐かしく聴かせてもらいました。
長い間奏まで歌えるくらい知ってるからね~



すぐお隣、大阪城公園の街路樹のイチョウが、
黄金色に輝いてました~

JR森ノ宮の駅がキレイになってて、
ピロティの前には、なんかしら商業施設ができてて、
・・・レストラン? アミューズメント?
ちょっとビックリ~

時間があるときに、また、覗いてみよう~




土倉鉱山跡

2015-12-05 23:09:57 | 日々のつれづれ
昨夜、急にお仕事が入って、今日はてんやわんや・・・
というか、今日は大阪までコンサートに行く予定にしてたし、
お隣との境界にあるフェンスの張り直しも、来て貰ってたりで、
朝からバタバタでした・・・ほんで、ふと、チケットを見たら、
今日ではなく、明日の日付になってますやん~~~ 明日かいな・・・

なので、今日は、結局仕事三昧・・・
それでも明日は出かけるワケで、他の仕事もあるし、
その、急なお仕事をする時間があるんやら・・汗
がんばります~~

さて、先週、木之本まで行ったついでに、
・・・どっちがついでかわかりませんけど、かねてより、
どうしても行ってみたかった、鉱山跡にも行ってきました~



土倉鉱山跡です。
廃墟マニアには有名な廃鉱山らしくて、訪れる人が多いようです。
観光情報にも紹介されていたようで、看板も出てる、なんて、
ブログ等にも書かれてたので、カンタンに見つかると思ってました。



金居原の集落にあった案内板。
確かに303号のバイパスから旧道に入ってすぐ・・・ではあったけど、
ブログ等にあった鉱山跡の看板がなかったこともあり、ちょっと迷いました~
結果的には、カンタンに見つかる場所ではあったのですが・・・

バイパスの橋脚をくぐって薄暗い山の中、少しはいったところ、
急に開けて、明るくなったと思ったら、
湖北のマチュピチュとも呼ばれるコンクリートの遺構がありました。

意外にも?先客があり・・・どうやら、撮影をしに来てるらしい。
男性と女性なんですけどね・・・あちらも、ちょっとビックリしはった?

土倉鉱山は、明治40年(1907年)に銅鉱脈が発見され、
明治43年から銅の採掘が始まったそうです。
当時は、ここよりもっと奥だったそうですが、山間で狭いことから、
後に、現在の位置に坑道を新たに作ったそうです。

昭和30年ごろまで順調に発展し、最盛期には従業員やその家族ら、
1500人もの人でにぎわい、鉄筋コンクリートの社宅や、
学校、病院、マーケットや映画館まであって、
ふもとの町よりも栄えたらしいですよ。

でも、昭和38年に銅鉱石の貿易自由化にともない、
海外から安い鉱石が入り、新たに開発された鉱床が低品質だったり、
採算が合わなくなって、昭和40年に閉山となったそうです。



今も残るこの遺構は、選鉱所跡だとか。
社宅など、住居の遺構もあったようですが、
バイパスができたときに解体撤去されたらしい。
軍艦島みたいやね~



バイクのライダーとか、廃墟マニアの人など、
多くの人が訪れているようやけど、遺構だけにちょっと危険かも。
と、言いながら、すべりそうなところを、登ってみたんやけどね。



だれかが置いた棒状の細い角材が置いてあり、
これを持ちながら登ったんやけど・・・

上から見下ろすと、こんな感じ。



どんな建物が建ってたんでしょうねぇ。
山肌に沿って建てられているので、まだ上に遺構が残っています。



さすがに、上れるところがないので、あきらめました。
無理して、ケガしてもいけないしね。
観光地ではないので、ケガは自己責任ですから。



というか、一人ではやっぱりコワイですよね~



洞窟のような穴もあります。
見かけなかったけど、この遺構には、コウモリが住んでるというウワサ。



ま、コウモリも、珍しい動物ではないけどね。

お天気が良かったし、昼間やし、今の季節やから行けたかも。
夏場は草も生い茂るやろうし、長い生き物とか、いろいろ出そうやん・・・

この奥にも遺構がありそうやけど、この日はここで終了。
あまり長居はしませんでした。

撮影に来てる感じの、あの二人がとても気になり・・・

だって、女性の衣装が・・・

私らが来たので、あわててコートを羽織らはったけど、
フリフリのドレスのようでしたからね・・・

廃墟でグラビア撮影・・・なんかな・・・

気になるわ~

それにしても、滋賀県て、いろんなもんがあるんやねぇ~



江北図書館

2015-12-03 13:37:57 | 湖国日記
この秋、「読書」について記事を書いたんですけど、
県内の読書会の歴史、図書館の歴史を調べていて見つけたのが、
木之本にある、「江北(こほく)図書館」でした。



滋賀で最古の私立図書館。
余呉町出身の弁護士、杉野文彌氏が郷里の青少年に勉学の場をと、
明治35年、私財を投じて、3000冊の蔵書で杉野文庫を設立したのが始まり。

田舎では借り手も少ないと、その後、郡役場のある木之本に移転、
杉野氏が一万円を寄付し、寄贈された図書などもあって、明治39年、
財団法人江北図書館として開館しました。



現在の建物は、昭和50年に伊香農協の建物を移築したもの。
老朽してあちこち雨漏りもしているそうです。
でも、修理する資金がないようで・・・



杉野文庫が誕生した頃は、全国に図書館はわずか67館。
江北図書館が開館した頃は、127館。
明治後期から図書館は増えて、大正期には、県内にも19館の図書館ができ、
その数は、東京と並んで全国5位だったそうです。

しかし、世界恐慌や太平洋戦争で図書館を維持できなくなり、多くは姿を消します。
戦後、県内で残ったのは、公立が県立図書館と、彦根と水口、私立は近江兄弟社と、
この江北図書館の5館だけで、全国でも下から2番目になってしまいました。

こんな中でも、江北図書館は存続してきました。
杉野氏の「郷土の青少年に本を」という気持ちを継いで、
旧伊香郡の市町村など、地域の人々が守ってきたようです。



ここにしかない、和洋書や郡役所の資料、古地図などがあるそうです。
雨漏りしたりするので、貴重なものは滋賀大に預かってもらっているとか。



運営は寄付金など。図書館前の駐車場も貸しているようです。
市町合併で、公的な補助金もなくなり、本当に存続が危ぶまれています。

100年もの長きにわたって、地域の文化啓発に貢献したからと、
サントリー文化財団から、2013年に、地域文化賞をもらったそうです。



公立図書館が充実し、県内各市町に公立図書館がある滋賀県。
公立図書館の県民一人当たりの貸し出し冊数は日本一(平成25年度)です。

私立図書館は全国でも20館程度しか残っていないようで、
多くが大企業や宗教団体を母体とする図書館です。
1地域の人々が守ってきたところは、江北図書館しかないとか。



とはいうものの、スタッフの確保もままならないので、
子どもたちへの読み聞かせなど、おはなし会もなかなか開催できないとか。
ネットの情報を見て、大阪とか県外から訪れる人もいるそうで、

「頑張って、存続させてください」

みなさんに声を掛けられる、スタッフの方がそうおっしゃってました。

時代の荒波の中、100年以上にわたって地域て守られてきた私設図書館。
地域の文化を支えてきた、小さな図書館があることを、ぜひ、知って欲しいですね。