おかんのネタ帳

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甲南の洋館

2013-10-03 23:57:47 | 湖国日記


台風で一部が流された信楽高原鉄道の鉄橋です。
昨日、水口まで行ったので、杣川(そまかわ)にかかる鉄橋を撮りました。
まったく、復興の見通しがたってないらしいです。
このまま、廃線もありえるんかしら・・・今朝の朝日新聞に書かれてたけど。

鉄橋を横目に、杣川に沿って甲南方面へ。
いわゆる東海道の脇街道になる杣街道を走って深川市場へ。
街道に沿って並ぶ旧家に混じって、ひときわおしゃれな建物が!



仁木家の洋館。
隣接する町家風の母屋に続く建物で、後ろには、和風の茶室がああるらしい。
大正12年に、神戸の大工さんが建てたとか。平成9年に登録有形文化財に。

寄棟と切妻を合わせた屋根の形がユニークで、妻飾りのハーフティンバーが印象的。
スペイン瓦の屋根、ドイツ壁、円柱をあしらった玄関、まさしく洋館ですね。
中が見られないのでわからないけど、立て看板によると、
アーチとシャンデリアで装飾された室内らしい。

ハーフティンバーというのは、柱や梁が外壁に露出していて、
日本の木造住宅のような建物のかざりのこと。

杣街道を寺庄駅の方に走っていくと、四角い建物が見えてきました。



大正14年竣工した、滋賀銀行旧甲南支店。
ヴォーリズ建築事務所の施工で、鉄筋コンクリート造。
イオニア式の柱を前にした古典的な様式の建物。



イオニアって?
古代ローマ時代に始まった様式みたいね~。
直線的でシンプルな外壁、中央のアーチ型に縁取られたガラス、
軒先のデザインも、古代ローマから受け継がれてきた建築様式らしい。

2007年にお役ご免になったらしいけど、
何かに使われる予定とかはないんやろうかねぇ。










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