おかんのネタ帳

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手工芸は自由な発想から

2005-04-21 21:50:07 | お仕事メモ
前年度、多くの自治体が合併しましたね。県内でもいくつか生まれた中で、昨日、5市町が合併して大きな自治体となった東近江市に行ってきました。
今回は、某情報紙の仕事で、5月にある「アートギャラリー・ヘムスロイド・2005」の取材です。「ヘムスロイド」というのはスウェーデン語で「手工芸」の意味。平成4年に、文化芸術の振興を目的に整備された工房で、旧湖東町の姉妹都市のスウェーデン・レトピック市で手工芸が盛んなことから「ことうヘムスロイド村」と名付けられました。現在、5つの工房で、7人の作家さんが創作活動をしていますが、年に1回、全国から多くの作家さんが集まって、手作りの作品を展示販売するイベントが、この5月にあります。
最近、クラフト市とか、この手のイベントが全国でも多く開催されてますね。ヘムスロイドでは「村まつり」として始まって今年で13回目とか。
私も、ここ3年、毎年ヘムスロイドに出かけています。というのも、友人や知り合いが出展してるからです。今年も、出かける予定ですが、その前に、仕事としてこのイベントを取材することになったのです。東近江市の湖東支所で資料をいただき、ヘムスロイド村の工房で陶器を作るMさんを訪ねました。奥さまと夫婦で創作をしている方です。奥さまはオブジェなど大きな作品を作り、ご主人は、壷や食器を作ってはります。
「学校などの親子フォーラムとかで作陶体験してもらってるんですけど、最近の子どもさんて、土をど~んと置いても、どうしていいかわからへんみたいです。親が、こうしなさいとか、言わないとでけへんねんね。こっちは、自由に何でも作って欲しいって思ってるんやけど」と、Mさん。それでも子どもたちに土をいじらせると、楽しそうに作ってくれるのだとか。「設計図を作ってきて、完成したものを作ろうって思わなくてもいいんですよ。ろくろを回しながら、力あまって歪んでしまうことがありますが、歪んでも歪んだなりに作品はできます。これを作ろうではなくて、これが出来た、っていうのでいいやないですか」・・・Mさんの言葉は説得力があります。既成観念にとらわれがちな自分をちょっぴり反省。そうか、湯飲みもご飯茶碗もコーヒーカップもお皿も、丸くなくてもいいんやし・・へムスロイド村から、旧愛東町の道の駅「愛のマーガレットステーション」に寄り(別の紙面で紹介します)、東近江市役所の観光課にイベントの写真を預かりに寄りました。合併で人事異動のある中、以前から何度もお世話になっているOさんはそのまま観光課にいはりました。ヘムスロイドのイベントの日は、旧八日市市では「大凧まつり」を開催。道の駅の「花フェスタ」もあり、3つを結ぶシャトルバスも運行されます。Oさん曰く、「結婚5年、観光課に4年、GWも忙しいんで、家族サービスできないかも」とか。お疲れ様です。
そうそう、帰りに、以前取材でいった八日市のジュエリーショップへ寄り(ウインドショッピング!)、長女と同じ年という店長のお兄さんを冷やかし、(最近、おかしいで? 私)すっかり夜になってしまったので、そのまま花火会場へ行こうかと思っていたら、いつもはもっと遅いダンナからの「帰る」コール。あぁ、主婦にもどらな~、花火は音だけ味わっときました・・・BGM、どうやったんやろう。
(画像はMさんの工房にある穴窯)

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