おかんのネタ帳

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伝統をつなぐ

2018-02-01 23:49:46 | お仕事メモ
先日、「ふくさ」を主商品として製作販売している地元企業で、
代表取締役の方に、お話をうかがってきました。
代表取締役、と言うてもまだ40代の若さ。
三代目やそうです。

まぁ、いわゆる「ボン」てなもんですが、
なかなか、穏やかで、謙虚で、落ち着いた社長でした。

「ふくさ」って、文字で書くと「袱紗」。
儀礼的な贈答のときに、贈りものの上から掛けるものですね。

貴重品がへぎ(折敷)の上にのせて、そのとき、
中身が峯見えないよう、ほこりよけにもなるよう、
上に風呂敷をかけたことからふくさが生まれたとか。
そもそもは、着物の袂(たもと:袖)を掛けたのに始まるらしいです。

そういうふくさを中心に、和装小物を自社で製作、卸、販売してるそうです。
中国とかで作ってるとこも多いらしいけどね。



板付きふくさ。



挟み込みタイプのふくさ。
実用的なので、人気が高いみたいですね。



滋賀県特産の「麻」をつかったもの。



明るい色はお祝いの時、地味な色がお悔やみ用らしいです。



これは小ぶりで、念珠入れです。
柄がかわいいですね。組紐のヒモもかわいい。



これは、御朱印帳。



これはカードケースです。



そして、地元のバラ生産者が取り組んでいる「和ばら」の花びらで染めた、
「IKUENI」シリーズ。



3色あるようです。
こんなキレイな色に染められるんですね。

販売ができそうということで、先日、発表されました。
地元の伝統の技を、地元の特産品とコラボする、
そうすることで、生まれ育った町を盛り上げたい、
そういう気持ちで取り組んでいるそうです。

ふくさは、脇役ではあるけどね。

ふくさや風呂敷で「包む」文化は、日本特有のものやと思うし、
若い人には、なんやわからへんもんかも知れないけど、
持っていて欲しいもんですね。





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