半藤一利 井上亮=編 日経ビジネス人文庫
先日読んだ「ニッポンのいちばん長い日」の作者半藤氏の語りおろし。歴史探偵をなのる半藤氏の半生記でもあり、長年多くの軍関係者、文壇の人たちとのつきあいを通じた様々な人物評、そして歴史的な事象のとらえ方などを、縦横無尽に語っておられる。
有名な近代日本の40年周期説(開国-日露戦争-敗戦-バブル経済と、日本は40年ごとに大きな節目を迎えたという、半藤氏の説)や、司馬遼太郎氏、松本清張氏とのつきあいなどにも言及があり、半藤氏の人と考え方を知るための入門書としても好適かもしれない。
それと同時に、半藤氏がここで触れている事件や人物などを見ながら、近代日本史の中で自分が何を知らないかをチェックする、チェックシートとしての役割もあるかなあ、という気もしている。漱石の文学が同時代の日本批判という視点から書かれていた、というのも、面白いなあ、と思うと同時に、そういや漱石って余りちゃんと読んでないかも知れない、と思ったり。
半藤氏の歴史観というのは、それなりに一貫したものがあるし、語り口もわかりやすいので、悪い意味ではないけど自分の側にしっかりとした知識がないと、ただ氏の説を鵜呑みにするだけになってしまうきらいがある。40年説なんて、僕もすっかり自分のものになってしまっていて、本書を読んであ、そうだ、ここから来てたんだと思い直したくらいだ。まあ、半藤氏に知識で対抗しようとしても一生かけてもどうにもならないとは思うが、自分がどのくらい知らないかを知ることも大事だと思う。
なんとなくスマホのカタログをもらってきて、会社の子とみていた。わりと、2年の期限が過ぎるとすぐに機種変してしまう方なのだが、今のスマホは4月ほど過ぎても、機種変することは考えずにいた。習慣ですぐ新しいのに変えているが、なんだかきりがない気もするし・・。
とはいえ、今はお店に行ってちょっと書類書くだけで、簡単に機種変できるし、ちょっと型落ちの製品だとかなり安いよなあ。
上の写真はスマホ(200SH)で撮影。僕はまだコンデジを持ち歩いているが、そろそろそういうのもマニアックな存在になりかかってますね・・。
戦争は、後々まで色々と難しい尾を引きますね・・。
この状態、いつまで続くんでしょうね。
たしかに第二次世界大戦では日本はひどいことをしました。でもそれを言うならアメリカだって無差別殺人兵器の原爆を日本に二つも落としたのに。
戦勝国の特権なのかな。