よく訪れているブログ、なおきんさんの東京イラスト写真日誌 (6月19日現在閲覧不能)が、いわゆる炎上してしまったらしくて(ただし真相は不明)、昨日夜から見られなくなってしまった。
日本の調理食品や外食が欧州に比べ安いことに触れ、安さの原因は外国より食品添加物をおおく使っているせいでは?というの趣旨の記事があったのだが、掲載後しばらたった昨日あたりから、コメントがたくさん寄せられるようになったようだ。
最初は当り障りのないコメントが多かったが、次第に記事に否定的なコメントが増えてきて、気が付いたら結構な盛り上がりになっていた。ずっと見ていたわけではないからわからないけど、僕が見なくなってからさらに盛り上がったのかもしれない。
実は僕も前にコメントを書いていた。子供のころ親戚が作ったお餅を正月に食べていたが、少し経つとカビがひどくなり、鏡開きの時なんか大変だった、と若い子に言ったら、その子はお餅のカビを見たことがなかった。お店で焼いている食パンはすぐかびるけど、大工場で作るパンはなかなかカビない。今の若い子はカビる食品を(添加物のせいではなく単に)不衛生と思うのかな、というような内容だった。
この僕のコメントにもコメントがついた。個人や商店で焼くパンは、大工場のそれよりもずっと不衛生な環境で作っているのだから、かびやすいのは当たり前でしょ、と。なるほど。
僕などは昔の、すぐかびる食品を普通に見てきたので、今のカビなくなったお餅やパンにどこか不自然さを感じたりするという趣旨で書いたつもりだったが、ちょっとわかりにくかったかもな。でも、メーカーの工場はより衛生的というのはわかる。添加物の違いだけではなく、工場の空気も管理されているのだろう。
僕のコメントのことはおくとして、なおきんさんの記事がなぜ閉店したのか(そもそも炎上だったのかどうか不明だが)はわからない。なおきんさんは絵と文章のとても上手な人だ。シンプルな線で的確に主張したいことが伝わってきて、この人は本当にうまいな、といつも感心している。いろいろ大変かもしれないが、元気に再開してほしい。