うさぎくん

小鳥の話、読書、カメラ、音楽、まち歩きなどが中心のブログです。

さいきん買ったCD 加古隆、アール・クルー

2013年09月01日 | 音楽

丸善の一角にHMVができたのは昨年秋。当初は小さいし、使うことはあまりないかなあ、と思っていたがさいきんはちょっと立ち寄って、気に入ったものを買うことも多くなった。昔は大型店舗でないと、欲しいものがないと思っていたが、ジャンルによっては大型店では探しにくいこともあり、小型店も悪くないと思う。今、CDを買う人は年配の人が多いのかも知れない。若い人は余り店で見ない気がする。僕も、一時期はダウンロードばかりしていたが、1昨年ぐらいからCDに戻っている。

HMVで買ったのは、アール・クルーだ。流行したのは相当昔、当時はテレビやラジオの番組のBGMとしてよく使われた。

昔録音したラジオ番組で紹介されていたのが、アール・クルーを知ったきっかけだ。ひとつき交代ぐらいで、いろんなジャンルの人たちが、DJをやるという企画の番組があった。その人(女性)はなにかのアーチストだったと思うが、美大に通っていた頃の思い出を語っていた。美大は、楽しかったです・・色々な、くせのある友人達を紹介していた。そして、その頃良く聞いた音楽として、アール・クルーの「キャプテン・カリブ」をかけていた。僕より年配の方だったが、若くて楽しかった頃の様子が伝わってきて、とても印象に残った。
これをきっかけに、ベストアルバムをカセットに入れて、車で良く聞くようになった。
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今回2枚買ったが、僕の気に入っていた曲は大体入っている。ただ、1曲これはという曲が入っていない。カセットを探さないと、曲名がわからないな。
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加古隆のCDは、NHK「映像の世紀」のサウンドトラックである。
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20世紀の様々な風俗、ニュースを記録した映像を、紹介していく番組で、1995年から96年にかけて放映された。たしか隔月ぐらいで10回ぐらいのシリーズで放映されていたと思う。20世紀は、科学技術も発達したが、同時に様々な戦乱が絶えなかった100年でもある。僕もこれを見て、初めて学習した歴史的事実も多い。難民の母親が、避難するような目でこちらをじっと見つめている映像、引き離され、強制収容所に送られる母子を撮影した隠し撮りでは、兵士がいくら追い立てても子供が母親の後を追おうとするという、哀切きわまる映像などが、とても印象に残っている。

加古隆はこの番組のテーマと、挿入音楽を担当していたが、とても番組のムードに似合っていた。今、このCDを聞いていると、ああ、この音楽をバックにバルバロッサ作戦の映像が流れていたな、とか、これはフルシチョフの訪米の場面で使われていた、とか、思い出したりする。
考えて見るともう放送は20年近くも前なのだが、音楽も番組も色あせていない。

コメント (2)
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